JP2023035012A - 空気調和システム - Google Patents

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Yasushi Ukai
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Abstract

【課題】熱交換器において凝縮した水を利用して熱交換器を浄化する運転を行う空気調和システムにおいて、その運転に起因する室内空間の快適性の低下を抑制する。【解決手段】空気調和システムは、室外機と、室内機と、換気装置と、制御部とを備える。換気装置は、室内空気を吸い込んで室外へ排出する排気運転を実行可能である。室内機は、室内熱交換器において凝縮した水を利用して室内熱交換器を浄化する浄化運転を実行可能である。制御部は、浄化運転の終了後に、換気装置に排気運転を実行させる。【選択図】図5

Description

本開示は、空気調和システムに関するものである。
空気調和機では、熱交換器において凝縮した水を利用して、熱交換器を清潔に保つための運転を行うことが提案されている。特許文献1には、熱交換器の表面に付着した凝縮水を加熱してカビを死滅させる運転が開示されている。また、特許文献1の段落0065には、この運転の終了後に、熱交換器を乾燥させるための運転を行うことが開示されている。
特開2018-141597号公報
熱交換器において凝縮した水を利用して熱交換器を浄化する運転を行うと、熱交換器付近の空気が高湿度になる。この高湿度の空気が室内空間に流出して拡散すると、室内の快適性を損なうおそれがある。
本開示の目的は、熱交換器において凝縮した水を利用して熱交換器を浄化する運転に起因する室内空間の快適性の低下を抑制することにある。
本開示の第1の態様は、室外機(10)と、室内空気を冷媒と熱交換させる室内熱交換器(34)を有する室内機(30)と、上記室内機(30)が設置された室内空間を換気する換気装置(20,60)とを備えた空気調和システム(1)であって、上記換気装置(20,60)は、上記室内機(30)の内部の空気、または上記室内機(30)から流出した空気を吸い込んで室外へ排出する排気運転を実行可能であり、上記室内機(30)は、上記室内熱交換器(34)において凝縮した水を利用して上記室内熱交換器(34)を浄化する浄化運転を実行可能であり、上記浄化運転の実行中または終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる制御部(C)を備える。
第1の態様において、制御部(C)は、浄化運転の実行中または終了後に、換気装置(20,60)に排気運転を実行させる。換気装置(20,60)は、浄化運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周囲の空気を、室内機(30)の内部から吸い込み、または室内機(30)から流出した後に吸い込む。換気装置(20,60)は、吸い込んだ高湿度の空気を室外へ排出する。その結果、室内空間の快適性が保たれる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様の空気調和システム(1)において、上記制御部(C)は、上記浄化運転の終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる。
第2の態様において、換気装置(20,60)は、浄化運転が終了した後に排気運転を行い、浄化運転において高湿度になった空気を室外へ排出する。
本開示の第3の態様は、上記第1の態様の空気調和システム(1)において、上記室内機(30)の上記浄化運転は、上記室内熱交換器(34)において空気中の水蒸気を凝縮させる凝縮動作を含み、上記制御部(C)は、上記凝縮動作の終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる。
第3の態様において、換気装置(20,60)は、凝縮動作が終了した後に排気運転を行う。凝縮動作の実行中において、換気装置(20,60)は、排気運転を行わない。そのため、凝縮動作中は、ある程度の水分を含んだ空気が、室外へ排出されずに室内熱交換器(34)の周囲に留まる。その結果、凝縮動作中に室内熱交換器(34)において凝縮水を効率的に生成させることができる。
本開示の第4の態様は、上記第1の態様の空気調和システム(1)において、上記室内機(30)は、上記浄化運転の終了後に上記室内熱交換器(34)を乾燥させる乾燥運転を実行可能であり、上記制御部(C)は、上記乾燥運転の実行中または終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる。
第4の態様において、換気装置(20,60)は、乾燥運転の実行中または終了後に排気運転を行う。乾燥運転中は、室内熱交換器(34)に付着した水が蒸発し、室内熱交換器(34)の周辺の空気が高湿度になる。乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。
本開示の第5の態様は、上記第1~第4のいずれか一つの態様の空気調和システム(1)において、上記室内機(30)は、該室内機(30)の内部に設けられて上記換気装置(20,60)に接続される室内側開口(29)を有し、上記換気装置(20,60)は、上記排気運転において上記室内機(30)の内部の空気を上記室内側開口(29)から吸い込んで室外へ排出する。
第5の態様において、排気運転中の換気装置(20,60)は、室内機(30)の内部の空気を、室内側開口(29)から吸い込んで室外へ排出する。
本開示の第6の態様は、上記第1~第4のいずれか一つの態様の空気調和システム(1)において、上記換気装置(20,60)は、上記室内機(30)の外部に設けられた室内側開口(63)を有し、上記排気運転において上記室内機(30)から流出した空気を上記室内側開口(63)から吸い込んで室外へ排出する。
第6の態様において、排気運転中の換気装置(20,60)は、室内機(30)から流出した空気を、室内側開口(63)から吸い込んで室外へ排出する。
図1は、実施形態1の空気調和システムの構成を示す図である。 図2は、実施形態1の空気調和システムの冷媒回路と空気の流通経路を示す図である。 図3は、実施形態1の空気調和システムが備える空調室内機の概略の断面図である。 図4は、実施形態1の空気調和システムの通信系統を示すブロック図である。 図5は、実施形態1の空気調和システムが行う浄化モードを示すブロック図である。 図6は、実施形態2の空気調和システムが行う浄化モードを示すブロック図である。 図7は、実施形態3の空気調和システムが行う浄化モードを示すブロック図である。 図8は、その他の実施形態の空気調和システムの構成を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
《実施形態1》
実施形態1の空気調和システム(1)について説明する。
(1)空気調和システムの構成の概要
空気調和システム(1)は、対象空間の空気の温度および湿度を調節する。本例の対象空間は、室内空間(I)である。図1に示すように、空気調和システム(1)は、空調室外機(10)と空調室内機(30)とを有する。空調室外機(10)は室外に設置され、空調室内機(30)は室内に設置される。空気調和システム(1)は、1つの空調室内機(30)と1つの空調室外機(10)とを有するペア式である。空気調和システム(1)は、加湿ユニット(20)を有する。空気調和システム(1)は、空気を加湿する機能を有する。空気調和システム(1)は、室内空間(I)を換気する機能をさらに有する。
図1および図2に示すように、空気調和システム(1)は、ホース(2)と、液連絡管(3)と、ガス連絡管(4)とを有する。空調室内機(30)と加湿ユニット(20)とは、ホース(2)を介して互いに接続される。空調室内機(30)と空調室外機(10)とは、液連絡管(3)およびガス連絡管(4)を介して互いに接続される。これにより、冷媒回路(R)が構成される。冷媒回路(R)には、冷媒が充填される。冷媒は、ジフルオロメタンである。ただし、冷媒はジフルオロメタンに限定されない。冷媒回路(R)は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
冷媒回路(R)は、主として、圧縮機(12)と、室外熱交換器(14)と、膨張弁(15)と、四方切換弁(16)と、室内熱交換器(34)とを有する。
冷媒回路(R)は、四方切換弁(16)の切り換えに応じて第1冷凍サイクルと第2冷凍サイクルとを行う。第1冷凍サイクルは、室内熱交換器(34)を蒸発器として機能させ、室外熱交換器(14)を放熱器として機能させる冷凍サイクルである。第2冷凍サイクルは、室外熱交換器(14)を放熱器として機能させ、室内熱交換器(34)を蒸発器として機能させる冷凍サイクルである。
(2)詳細構成
(2-1)空調室外機
図2および図4に示すように、空調室外機(10)は、室外ケーシング(11)と、圧縮機(12)と、室外ファン(13)と、室外熱交換器(14)と、膨張弁(15)と、四方切換弁(16)とを有する。
室外ケーシング(11)は、圧縮機(12)、室外ファン(13)、室外熱交換器(14)、膨張弁(15)および四方切換弁(16)を収容する。室外ケーシング(11)には、室外吸込口(11a)と、室外吹出口(11b)とが形成される。室外吸込口(11a)は、室外ケーシング(11)の後側に形成される。室外吸込口(11a)は、室外の空気を吸い込むための開口である。室外吹出口(11b)は、室外ケーシング(11)の前側に形成される。室外吹出口(11b)は、室外熱交換器(14)を通過した空気を吹き出すための開口である。室外ケーシング(11)の内部には、室外吸込口(11a)から室外吹出口(11b)に亘って室外空気通路(11c)が形成される。
圧縮機(12)は、低圧のガス冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機(12)は、第1モータ(M1)によって駆動される。圧縮機(12)は、インバータ回路から第1モータ(M1)へ電力が供給される可変容量式の圧縮機である。圧縮機(12)は、第1モータ(M1)の運転周波数(回転数)を調整することで、運転容量が変更可能に構成される。
室外ファン(13)は、室外空気通路(11c)に配置される。室外ファン(13)は、第2モータ(M2)の駆動により回転する。室外ファン(13)により搬送される空気は、室外吸込口(11a)から室外ケーシング(11)内に吸い込まれる。この空気は、室外空気通路(11c)を流れて、室外吹出口(11b)から室外ケーシング(11)の外部に吹き出される。室外ファン(13)は、室外熱交換器(14)を通過させるように室外の空気を搬送する。
室外熱交換器(14)は、室外空気通路(11c)において室外ファン(13)の上流側に配置される。本例の室外熱交換器(14)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器である。室外熱交換器(14)は、熱源熱交換器の一例である。室外熱交換器(14)は、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(13)によって搬送される室外空気とを熱交換させる。
膨張弁(15)は、減圧機構の一例である。膨張弁(15)は、冷媒を減圧する。膨張弁(15)は、開度が調節可能な電動式の膨張弁である。減圧機構は、感温式の膨張弁、膨張機、キャピラリーチューブなどであってもよい。膨張弁(15)は、冷媒回路(R)の液ラインに接続されていればよく、空調室内機(30)に設けられてもよい。
四方切換弁(16)は、流路切換機構の一例である。四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と、第2ポート(P2)と、第3ポート(P3)と、第4ポート(P4)を有する。第1ポート(P1)は、圧縮機(12)の吐出部に繋がる。第2ポート(P2)は、圧縮機(12)の吸入部に繋がる。第3ポート(P3)は、室外熱交換器(14)のガス端部に繋がる。第4ポート(P4)は、ガス連絡管(4)に繋がる。
四方切換弁(16)は、第1状態(図2の実線で示す状態)と、第2状態(図2の破線で示す状態)とに切り換えられる。第1状態の四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)とを連通させ、且つ第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とを連通させる。第2状態の四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とを連通させ、且つ第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とを連通させる。
(2-2)加湿ユニット
加湿ユニット(20)は、空気を加湿する機能を有する。また、加湿ユニット(20)は、室内空間(I)を換気する機能を有する。加湿ユニット(20)は、空調室内機(30)が設置された室内空間(I)を換気する換気装置である。
加湿ユニット(20)は、室外に設置される。本例の加湿ユニット(20)は、空調室外機(10)と一体化される。加湿ユニット(20)は、室外空気中の水分を空調室内機(30)に送る。加湿ユニット(20)は、加湿ケーシング(21)と、加湿ロータ(22)と、第1ファン(23)と、切換ダンパ(24)と、ヒータ(25)と、第2ファン(26)とを有する。
加湿ケーシング(21)は、室外ケーシング(11)に一体に取り付けられている。加湿ケーシング(21)は、加湿ロータ(22)、第1ファン(23)、切換ダンパ(24)、ヒータ(25)、および第2ファン(26)を収容する。加湿ケーシング(21)には、加湿吸込口(21a)と、加湿排気口(21b)と、吸排気口(21c)とが形成される。加湿吸込口(21a)および吸排気口(21c)は、加湿ケーシング(21)の後側に形成される。加湿排気口(21b)は、加湿ケーシング(21)の前側に形成される。
加湿吸込口(21a)は、室外の空気を吸い込むための開口である。加湿排気口(21b)は、加湿ロータ(22)に水分を付与した後の空気を排出するための開口である。吸排気口(21c)は、室外の空気を吸い込む、または室内から送られる空気を排出するための開口である。加湿ケーシング(21)の内部には、加湿吸込口(21a)から加湿排気口(21b)まで続く第1通路(27)が形成される。加湿ケーシング(21)の内部には、吸排気口(21c)から接続口(21d)まで続く第2通路(28)が形成される。接続口(21d)には、ホース(2)の一端が接続される。
ホース(2)の他端は、室内側開口(29)に接続される。後述するように、室内側開口(29)は、空調室内機(30)の内部に配置される。室内側開口(29)は、加湿ユニット(20)に接続される。
加湿ロータ(22)は、第1通路(27)と第2通路(28)とに亘って配置される。加湿ロータ(22)は空気中の水分を吸着する吸着部材である。加湿ロータ(22)は、例えば、ハニカム構造を有する円盤状の調湿用ロータである。加湿ロータ(22)は、シリカゲル、ゼオライト、アルミナなどの吸着剤を保持する。吸着剤は、空気中の水分を吸着する性質を有する。吸湿剤は、加熱されることにより、吸着した水分を脱離する性質を有する。
加湿ロータ(22)は、第3モータ(M3)の駆動によって回転する。加湿ロータ(22)は、空気中の水分を吸着する吸湿領域(22A)と、空気中に水分を脱離する放湿領域(22B)とを有する。吸湿領域(22A)は、加湿ロータ(22)のうち第1通路(27)に位置する部分によって構成される。放湿領域(22B)は、加湿ロータ(22)のうち第2通路(28)に位置する部分によって構成される。
第1ファン(23)は、第1通路(27)に配置される。第1ファン(23)は、第4モータ(M4)の駆動によって回転する。第1ファン(23)は、第4モータ(M4)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。第1ファン(23)により搬送される空気は、加湿吸込口(21a)から加湿ケーシング(21)内に吸い込まれる。この空気は、第1通路(27)を流れて、加湿排気口(21b)から加湿ケーシング(21)の外部に排出される。第1ファン(23)は、加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)を通過させるように室外の空気を搬送する。第1通路(27)を流れる室外の空気に含まれる水分は、加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)に吸着される。
切換ダンパ(24)は、第2通路(28)に配置される。切換ダンパ(24)は、第1出入口(24a)と、第2出入口(24b)とを有する。第1出入口(24a)は、吸排気口(21c)と連通する。第2出入口(24b)は、加湿ケーシング(21)におけるホース(2)との接続口(21d)と連通する。切換ダンパ(24)は、第1状態と第2状態とに切り換えられる。第1状態の切換ダンパ(24)は、空気を吸い込む入口を第1出入口(24a)とし、空気を排出する出口を第2出入口(24b)とする。第2状態の切換ダンパ(24)は、空気を吸い込む入口を第2出入口(24b)とし、空気を排出する出口を第1出入口(24a)とする。切換ダンパ(24)の状態は、第5モータ(M5)の駆動によって切り換えられる。
ヒータ(25)は、第2通路(28)において吸排気口(21c)と切換ダンパ(24)との間に配置される。ヒータ(25)は、第2通路(28)を流れる空気を加熱する。ヒータ(25)は、出力を可変に構成される。ヒータ(25)を通過する空気の温度は、ヒータ(25)の出力に応じて変化する。
第2ファン(26)は、切換ダンパ(24)の第1出入口(24a)と第2出入口(24b)との間に配置される。第2ファン(26)は、第6モータ(M6)の駆動によって回転する。第2ファン(26)は、第6モータ(M6)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。第2ファン(26)により搬送される空気の流れは、切換ダンパ(24)の状態に応じて変化する。具体的には、切換ダンパ(24)が第1状態であるときには、図2の実線矢印で示すように、第1出入口(24a)から吸い込まれた空気が第2出入口(24b)に流出する。切換ダンパ(24)が第2状態であるときには、図2の破線矢印で示すように、第2出入口(24b)から吸い込まれた空気が第1出入口(24a)に流出する。
(2-3)空調室内機
図1~図3に示すように、空調室内機(30)は、室内に設置される。空調室内機(30)は、室内空間(I)を形成する部屋の壁(WL)に設置される、壁掛け式である。空調室内機(30)は、室内ケーシング(31)と、室内ファン(32)と、エアフィルタ(33)と、室内熱交換器(34)と、ドレンパン(35)と、風向調節部(36)とを有する。
室内ケーシング(31)は、室内ファン(32)、エアフィルタ(33)、室内熱交換器(34)およびドレンパン(35)を収容する。室内ケーシング(31)には、室内吸込口(31a)と、室内吹出口(31b)とが形成される。室内吸込口(31a)は、室内ケーシング(31)の上側に配置される。室内吸込口(31a)は、室内の空気を吸い込むための開口である。室内吹出口(31b)は、室内ケーシング(31)の下側に配置される。室内吹出口(31b)は、熱交換後の空気または加湿用の空気を吹き出すための開口である。室内ケーシング(31)の内部には、室内吸込口(31a)から室内吹出口(31b)に続く室内空気通路(31c)が設けられている。
室内ファン(32)は、室内空気通路(31c)の略中央部分に配置される。室内ファン(32)は、送風機の一例である。室内ファン(32)は、例えばクロスフローファンである。室内ファン(32)は、第7モータ(M7)の駆動により回転する。室内ファン(32)は、室内の空気を室内空気通路(31c)に取り込んで搬送する。室内ファン(32)により搬送される空気は、室内吸込口(31a)から室内ケーシング(31)内に吸い込まれる。この空気は、室内空気通路(31c)を流れて、室内吹出口(31b)から室内ケーシング(31)の外部に吹き出される。
室内ファン(32)は、室内熱交換器(34)を通過させるように室内の空気を搬送する。室内吹出口(31b)から吹き出された空気は、室内空間に供給される。室内ファン(32)は、第7モータ(M7)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。
エアフィルタ(33)は、室内空気通路(31c)において室内熱交換器(34)の上流側に配置される。エアフィルタ(33)は、室内熱交換器(34)に供給される空気が実質的に全て通過するように室内ケーシング(31)に取り付けられる。エアフィルタ(33)は、室内吸込口(31a)から吸い込まれる空気中の塵埃を捕集する。
室内熱交換器(34)は、室内空気通路(31c)において室内ファン(32)の上流側に配置される。本例の室内熱交換器(34)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器である。室内熱交換器(34)は、利用熱交換器の一例である。室内熱交換器(34)は、その内部の冷媒と、室内ファン(32)によって搬送される室内の空気とを熱交させる。
ドレンパン(35)は、室内熱交換器(34)の前方下側および後方下側に配置される。ドレンパン(35)は、空調室内機(30)の室内ケーシング(31)の内部で発生した結露水を受ける。室内熱交換器(34)のフィンの表面に発生した結露水は、その表面を伝って自重により流下し、ドレンパン(35)で受けられる。
風向調節部(36)は、室内吹出口(31b)から吹き出される空気の風向きを調節する。風向調節部(36)は、フラップ(37)を有する。フラップ(37)は、室内吹出口(31b)の長手方向に沿って延びる長板状に形成される。フラップ(37)は、モータの駆動により回動する。フラップ(37)は、その回動に伴い室内吹出口(31b)を開閉する。
フラップ(37)は、傾斜角度を段階的に変えられるように構成される。本例のフラップ(37)が調節される位置は、6つの位置を含む。これら6つの位置は、閉位置と、5つの開位置とを含む。5つの開位置には、図3に示す略水平吹出位置を含む。閉位置のフラップ(37)は、室内吹出口(31b)を実質的に閉じる。閉位置のフラップ(37)と室内吹出口(31b)との間には、隙間が形成されてもよい。
空調室内機(30)には、室内側開口(29)が設けられる。室内側開口(29)は、室内ケーシング(31)の内部空間におけるエアフィルタ(33)と室内熱交換器(34)の間に設置される。
(2-4)リモートコントローラ
リモートコントローラ(40)は、室内においてユーザが操作可能な位置に配置される。リモートコントローラ(40)は、表示部(41)と入力部(42)とを有する。表示部(41)は、所定の情報を表示する。表示部(41)は、例えば液晶モニタによって構成される。所定の情報は、空気調和システム(1)の運転状態や設定温度などを示す情報である。入力部(42)は、ユーザからの各種設定を行う入力操作を受け付ける。入力部(42)は、例えば物理的な複数のスイッチで構成される。ユーザは、リモートコントローラ(40)の入力部(42)を操作することで、空気調和システム(1)の運転モード、目標温度、目標湿度などを設定できる。
(2-5)センサ
図2に示すように、空気調和システム(1)は、複数のセンサを有する。複数のセンサは、冷媒用のセンサと、空気用のセンサとを含む。冷媒用のセンサは、高圧冷媒の温度や圧力を検出するセンサ、低圧冷媒の温度や圧力を検出するセンサを含む(図示省略)。
空気用のセンサは、外気温度センサ(51)、外気湿度センサ(52)、内気温度センサ(53)、および内気湿度センサ(54)を含む。外気温度センサ(51)は、空調室外機(10)に設けられる。外気温度センサ(51)は、室外空気の温度を検出する。外気湿度センサ(52)は、加湿ユニット(20)に設けられる。外気湿度センサ(52)は、室外空気の湿度を検出する。本例の外気湿度センサ(52)は、室外空気の相対湿度を検出するが、絶対湿度を検出してもよい。内気温度センサ(53)および内気湿度センサ(54)は、空調室内機(30)に設けられる。内気温度センサ(53)は、室内空気の温度を検出する。内気湿度センサ(54)は、室内空気の湿度を検出する。内気湿度センサ(54)は、室内空気の相対湿度を検出するが、絶対湿度を検出してもよい。
(2-6)制御部
空気調和システム(1)は、制御部(C)を有する。制御部(C)は、冷媒回路(R)の動作を制御する制御器である。制御部(C)は、空調室外機(10)、加湿ユニット(20)、および空調室内機(30)の動作を制御する。制御部(C)は、室外制御部(OC)と、室内制御部(IC)とを含む。室外制御部(OC)は空調室外機(10)に設けられる。室内制御部(IC)は空調室内機(30)に設けられる。室内制御部(IC)および室外制御部(OC)のそれぞれは、MCU(Micro Control Unit,マイクロコントローラユニット)、電気回路、電子回路を含む。MCUは、CPU(Central Processing Unit,中央演算処理装置)、メモリ、通信インターフェースを含む。メモリには、CPUが実行するための各種のプログラムが記憶されている。
室外制御部(OC)には、外気温度センサ(51)の検出値、および外気湿度センサ(52)の検出値が入力される。
室外制御部(OC)は、圧縮機(12)、室外ファン(13)、膨張弁(15)および四方切換弁(16)に接続される。室外制御部(OC)は、空調室外機(10)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、圧縮機(12)、室外ファン(13)、膨張弁(15)、および四方切換弁(16)に出力する。室外制御部(OC)は、圧縮機(12)の第1モータ(M1)の運転周波数、室外ファン(13)の第2モータ(M2)の回転数、四方切換弁(16)の状態および膨張弁(15)の開度を制御する。
室外制御部(OC)はさらに、加湿ロータ(22)、第1ファン(23)、切換ダンパ(24)、ヒータ(25)、および第2ファン(26)に接続される。室外制御部(OC)は、加湿ユニット(20)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、加湿ロータ(22)、第1ファン(23)、切換ダンパ(24)、第2ファン(26)、およびヒータ(25)に出力する。室外制御部(OC)は、第1ファン(23)の第4モータ(M4)および第2ファン(26)の第6モータ(M6)の回転数と、加湿ロータ(22)および切換ダンパ(24)の動作と、ヒータ(25)の出力とを制御する。
室内制御部(IC)には、内気温度センサ(53)の検出値、および内気湿度センサ(54)の検出値が入力される。
室内制御部(IC)は、リモートコントローラ(40)と通信可能に接続される。室内制御部(IC)は、室内ファン(32)に接続される。室内制御部(IC)は、空調室内機(30)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、室内ファン(32)に出力する。室内制御部(IC)は、室内ファン(32)の第7モータ(M7)の回転数を制御する。室内制御部(IC)は、室外制御部(OC)と通信可能に接続される。
リモートコントローラ(40)は、室内制御部(IC)と通信可能に接続される。リモートコントローラ(40)は、入力部(42)でのユーザの操作に応じて、空気調和システム(1)の運転を指示する指示信号を室内制御部(IC)に送信する。室内制御部(IC)は、リモートコントローラ(40)からの指示信号を受信すると、その指示信号を室外制御部(OC)に送信する。室内制御部(IC)は、その指示信号に従い、空調室内機(30)の上述した各機器の動作を制御する。室外制御部(OC)が、室内制御部(IC)からの指示信号を受信すると、空調室外機(10)および加湿ユニット(20)の上述した各機器の動作を制御する。
(3)運転動作
空気調和システム(1)が実行する運転モードは、冷房運転、暖房運転、加湿運転、給気運転、および排気運転を含む。制御部(C)は、リモートコントローラ(40)からの指示信号に基づいて、これらの運転を実行させる。
(3-1)冷房運転
冷房運転は、蒸発器とした室内熱交換器(34)により室内の空気を冷却する運転である。冷房運転での設定温度は、冷房運転の開始時または冷房運転中にリモートコントローラ(40)から指示される。冷房運転では、制御部(C)が、圧縮機(12)、室外ファン(13)、および室内ファン(32)を運転させる。制御部(C)は、四方切換弁(16)を第1状態に設定する。制御部(C)は、膨張弁(15)の開度を適宜調節する。冷房運転では、圧縮した冷媒が室外熱交換器(14)で放熱し、室内熱交換器(34)で蒸発する第1冷凍サイクルが行われる。
冷房運転では、内気温度センサ(53)で検出する室内温度が設定温度に収束するように、制御部(C)が室内熱交換器(34)の目標蒸発温度を調節する。制御部(C)は、室内熱交換器(34)の冷媒の蒸発温度が目標蒸発温度に収束するように、圧縮機(12)の回転数を制御する。冷房運転では、室内ファン(32)により搬送された空気が室内熱交換器(34)を通過する際に冷却される。室内熱交換器(34)によって冷却された空気は、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。
(3-2)暖房運転
暖房運転は、放熱器とした室内熱交換器(34)により室内の空気を加熱する運転である。暖房運転での設定温度は、暖房運転の開始時または暖房運転中にリモートコントローラ(40)から指示される。暖房運転では、制御部(C)が、圧縮機(12)、室外ファン(13)、および室内ファン(32)を運転させる。制御部(C)は、四方切換弁(16)を第2状態に設定する。制御部(C)は、膨張弁(15)の開度を適宜調節する。暖房運転では、圧縮機(12)で圧縮した冷媒が室内熱交換器(34)で放熱し、室外熱交換器(14)で蒸発する第2冷凍サイクルが行われる。
暖房運転では、内気温度センサ(53)によって検出される室内温度が設定温度に収束するように、制御部(C)が室内熱交換器(34)の目標凝縮温度を調節する。制御部(C)は、室内熱交換器(34)の冷媒の凝縮温度が目標凝縮温度に収束するように、圧縮機(12)の回転数を制御する。暖房運転では、室内ファン(32)により搬送された空気が室内熱交換器(34)を通過する際に加熱される。室内熱交換器(34)で加熱された空気は、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。
(3-3)加湿運転
加湿運転は、加湿ユニット(20)により室内の空気を加湿する運転である。加湿運転では、図2の実線の矢印で示すように、室外空気がホース(2)を通じて空調室内機(30)へ送られる。加湿運転では、制御部(C)が、ヒータ(25)、加湿ロータ(22)および第1ファン(23)を運転させる。制御部(C)は、第2ファン(26)を運転させる。制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第1状態に設定する。
加湿運転において、第1ファン(23)によって搬送される室外の空気が加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)を通過し、室外の空気に含まれる水分が加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)に吸着される。加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)として水分を吸着した部分は、加湿ロータ(22)の回転により第2通路(28)に移動して、放湿領域(22B)を構成する。加湿ロータ(22)の放湿領域(22B)には、ヒータ(25)で加熱された室外の空気が通過し、加湿ロータ(22)から加熱された空気へと水分の脱離が生じる。加湿運転では、加湿ロータ(22)で水分が付与された高湿度の空気が、ホース(2)を通じて空調室内機(30)に送られ、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。なお、暖房運転と同時に加湿運転を行ってもよい。
(3-4)給気運転
給気運転は、室外の空気を室内に供給する運転である。給気運転では、図2の実線の矢印で示すように、室外空気がホース(2)を通じて空調室内機(30)へ送られる。給気運転では、制御部(C)がヒータ(25)、加湿ロータ(22)、および第1ファン(23)を停止させ、第2ファン(26)を運転させる。制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第1状態に設定する。給気運転において、第2ファン(26)によって搬送される室外の空気は、ホース(2)を流れ、室内側開口(29)から空調室内機(30)の内部空間に流入し、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。なお、冷房運転または暖房運転と同時に給気運転を行ってもよい。
(3-5)排気運転
排気運転は、室内の空気を室外に排出する運転である。排気運転では、図2の破線の矢印で示すように、室内空気がホース(2)を介して加湿ユニット(20)へ送られる。排気運転では、制御部(C)がヒータ(25)、加湿ロータ(22)、および第1ファン(23)を停止させ、第2ファン(26)を運転させる。制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第2状態に設定する。排気運転において、室内空間(I)の室内空気は、室内吸込口(31a)を通って空調室内機(30)の内部空間へ流入し、室内側開口(29)からホース(2)へ流入して加湿ユニット(20)に送られ、第2ファン(26)に吸い込まれて吸排気口(21c)から室外へ排出される。なお、冷房運転または暖房運転と同時に給気運転を行ってもよい。
(4)浄化モード
空気調和システム(1)は、浄化モードを実行する。浄化モードは、室内熱交換器(34)を清潔にするための運転モードである。
図5に示すように、浄化モードでは、浄化運転と、乾燥運転と、排気運転とが順に行われる。制御部(C)は、これらの運転が実行されるように、空気調和システム(1)の構成機器を制御する。
(4-1)浄化運転
浄化運転では、加湿ステップと、結露ステップとが順に行われる。
加湿ステップにおいて、空気調和システム(1)は、加湿運転を行う。上述したように、加湿運転では、加湿ユニット(20)において加湿された空気(室外空気)が、ホース(2)を通じて室内空間(I)へ供給される。その結果、室内空間(I)の湿度が上昇する。なお、加湿ステップでは、室内ファン(32)が作動する。
結露ステップは、室内熱交換器(34)において空気中の水蒸気を凝縮させる凝縮動作である。結露ステップでは、空気調和システム(1)が冷房運転と同じ運転を行い、室内熱交換器(34)が蒸発器として機能する。室内熱交換器(34)では、室内空気が冷媒によって冷却される。その際には、室内空気に含まれる水蒸気が凝縮して室内熱交換器(34)に付着する。
浄化運転において、空気調和システム(1)は、予め加湿ステップを行って室内空間(I)の湿度を高めておき、その後に結露ステップを行う。そのため、結露ステップでは、室内熱交換器(34)の表面において、比較的多量の凝縮水が、比較的短時間のうちに生じる。室内熱交換器(34)の表面において凝縮した水は、重力によって下方へ流れ落ちる。その際、凝縮水は、室内熱交換器(34)に付着した塵埃などと共に下方へ流れ落ちる。その結果、室内熱交換器(34)から塵埃などが除去され、室内熱交換器(34)が清潔な状態になる。
(4-2)乾燥運転
乾燥運転は、浄化運転の終了後に室内熱交換器(34)に残存している水を蒸発させるための運転である。乾燥運転では、室内ファン(32)が作動し、圧縮機(12)が停止する。乾燥運転では、室内空気が室内熱交換器(34)を通過する。室内熱交換器(34)に残存している水は、蒸発して室内空気と共に室内空間(I)へ排出される。
(4-3)排気運転
空気調和システム(1)は、乾燥運転の終了後に、上述した排気運転を行う。浄化モードにおいて実行される排気運転は、乾燥運転によって室内空間へ流出した水分を室外へ排出するために行われる。
排気運転を開始する時点において、空調室内機(30)の付近には、乾燥運転中に空調室内機(30)から吹き出された比較的高湿度の空気が存在する。排気運転において、空調室内機(30)の付近に存在する比較的高湿度の空気は、空調室内機(30)の室内吸込口(31a)と、室内側開口(29)と、ホース(2)とを順に通って加湿ユニット(20)へ流入し、加湿ユニット(20)の吸排気口(21c)から室外へ排出される。
(5)実施形態1の特徴
(5-1)
本実施形態の空気調和システム(1)において、制御部(C)は、浄化運転の終了後に、換気装置である加湿ユニット(20)に排気運転を実行させる。加湿ユニット(20)は、浄化運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周囲の空気を、室内機(30)の内部から吸い込み、室外へ排出する。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
(5-2)
本実施形態の空気調和システム(1)において、換気装置である加湿ユニット(20)は、浄化運転の結露ステップ(凝縮動作)が終了した後に排気運転を行う。結露ステップの実行中において、加湿ユニット(20)は、排気運転を行わない。そのため、結露ステップの実行中は、ある程度の水分を含んだ空気が、室外へ排出されずに室内熱交換器(34)の周囲に留まる。その結果、結露ステップにおける凝縮水の生成量を確保することができ、凝縮水を利用して室内熱交換器(34)を浄化できる。
(5-3)
本実施形態の空気調和システム(1)の浄化モードにおいて、換気装置である加湿ユニット(20)は、乾燥運転の終了後に排気運転を行う。乾燥運転中は、室内熱交換器(34)に付着した水が蒸発し、室内熱交換器(34)の周辺の空気が高湿度になる。乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
(6)実施形態1の変形例
浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、排気運転を、乾燥運転と同時に並行して行ってもよい。また、浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、乾燥運転を省略して排気運転を行ってもよい。
この変形例においても、乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
《実施形態2》
実施形態2の空気調和システム(1)について説明する。
本実施形態の空気調和システム(1)は、実施形態1の空気調和システム(1)において、浄化モードを変更したものである。ここでは、本実施形態の空気調和システム(1)が行う浄化モードについて説明する。
(1)浄化モード
図6に示すように、本実施形態の浄化モードでは、浄化運転と、乾燥運転と、排気運転とが順に行われる。その点は、実施形態1の浄化モードと同じである。本実施形態の浄化モードでは、浄化運転が実施形態1の浄化モードと異なる。本実施形態の浄化モードで行われる乾燥運転および排気運転は、それぞれ実施形態1の浄化モードで行われる乾燥運転および排気運転と同じである。
(1-1)浄化運転
浄化運転では、凍結ステップと、融解ステップとが順に行われる。
凍結ステップは、室内熱交換器(34)に霜を付着させるために行われる。凍結ステップでは、空気調和システム(1)が冷房運転と同じ動作を行い、室内熱交換器(34)が蒸発器として機能する。ただし、凍結ステップでは、室内熱交換器(34)における冷媒の蒸発温度が0℃未満(例えば、-10℃)に設定される。凍結ステップでは、室内空気中の水分が霜になって室内熱交換器(34)に付着する。
ここで、水の三重点の圧力(=0.6kPa)は、大気圧(101.3kPa)よりも低い。空調室内機(30)が設置される室内空間(I)の圧力は、大気圧である。そのため、室内熱交換器(34)を通過する室内空気中の水蒸気は、凝縮して液体になり、その後に凝固して固体(霜)になる。従って、凍結ステップは、室内熱交換器(34)において空気中の水蒸気を凝縮させる凝縮動作である。
融解ステップは、室内熱交換器(34)に付着した霜を融かすために行われる。融解ステップでは、空気調和システム(1)が暖房運転と同じ動作を行い、室内熱交換器(34)が凝縮器として機能する。室内熱交換器(34)に付着した霜は、冷媒によって加熱されて融解し、水(液体)になって下方へ流れ落ちる。
浄化運転において、空気調和システム(1)は、凍結ステップを行って室内熱交換器(34)に比較的多量の霜を付着させ、その後に融解ステップを行う。そのため、融解ステップでは、室内熱交換器(34)に付着した霜が融解することによって、比較的多量の水(液体)が、比較的短時間のうちに生じる。霜の融解によって生じた水(液体)は、重力によって下方へ流れ落ちる。その際、水(液体)は、室内熱交換器(34)に付着した塵埃などと共に下方へ流れ落ちる。その結果、室内熱交換器(34)から塵埃などが除去され、室内熱交換器(34)が清潔な状態になる。
(2)実施形態2の特徴
本実施形態の空気調和システム(1)において、制御部(C)は、浄化運転の終了後に、換気装置である加湿ユニット(20)に排気運転を実行させる。従って、本実施形態の空気調和システム(1)によれば、実施形態1の空気調和システム(1)と同様に、浄化運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周囲の空気を室外に排出することができる。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性を保つことができる。
(3)実施形態2の変形例
(3-1)
浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、排気運転を、乾燥運転と同時に並行して行ってもよい。また、浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、乾燥運転を省略して排気運転を行ってもよい。
この変形例においても、乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
(3-2)
浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、凍結ステップの終了後で且つ融解ステップの終了前(つまり、浄化運転の実行中)に、排気運転を開始してもよい。
この変形例においても、乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
《実施形態3》
実施形態3の空気調和システム(1)について説明する。
本実施形態の空気調和システム(1)は、実施形態1の空気調和システム(1)において、浄化モードを変更したものである。ここでは、本実施形態の空気調和システム(1)が行う浄化モードについて説明する。
(1)浄化モード
図7に示すように、本実施形態の浄化モードでは、浄化運転と、乾燥運転と、排気運転とが順に行われる。その点は、実施形態1の浄化モードと同じである。本実施形態の浄化モードでは、浄化運転が実施形態1の浄化モードと異なる。本実施形態の浄化モードで行われる乾燥運転および排気運転は、それぞれ実施形態1の浄化モードで行われる乾燥運転および排気運転と同じである。
(1-1)浄化運転
浄化運転では、結露ステップと、加熱ステップとが順に行われる。
結露ステップは、室内熱交換器(34)において空気中の水蒸気を凝縮させる凝縮動作である。結露ステップでは、空気調和システム(1)が冷房運転と同じ運転を行い、室内熱交換器(34)が蒸発器として機能する。室内熱交換器(34)では、室内空気が冷媒によって冷却される。その際には、室内空気に含まれる水蒸気が凝縮して室内熱交換器(34)に付着する。
加熱ステップは、室内熱交換器に付着した凝縮水を加熱するために行われる。加熱ステップでは、空気調和システム(1)が暖房運転と同じ動作を行い、室内熱交換器(34)が凝縮器として機能する。室内熱交換器(34)に付着した凝縮水は、冷媒によって加熱される。
浄化運転において、空気調和システム(1)は、結露ステップを行って室内熱交換器(34)に凝縮水を付着させ、その後に加熱ステップを行う。加熱ステップでは、室内熱交換器(34)に付着した凝縮水が、比較的高温(例えば、60℃程度)にまで加熱され、凝縮水中に存在する細菌やカビの胞子などが死滅する。その結果、室内熱交換器(34)が清潔な状態になる。
(2)実施形態3の特徴
本実施形態の空気調和システム(1)において、制御部(C)は、浄化運転の終了後に、換気装置である加湿ユニット(20)に排気運転を実行させる。従って、本実施形態の空気調和システムによれば、実施形態1の空気調和システムと同様に、浄化運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周囲の空気を室外に排出することができる。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性を保つことができる。
(3)実施形態3の変形例
(3-1)
浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、排気運転を、乾燥運転と同時に並行して行ってもよい。また、浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、乾燥運転を省略して排気運転を行ってもよい。
この変形例においても、乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
(3-2)
浄化モードにおいて、空気調和システム(1)は、結露ステップの終了後で且つ加熱ステップの終了前(つまり、浄化運転の実行中)に、排気運転を開始してもよい。
この変形例においても、乾燥運転によって高湿度になった室内熱交換器(34)の周辺の空気は、換気装置(20,60)によって室外へ排出される。その結果、室内空間(I)の湿度の上昇が抑えられ、室内空間(I)の快適性が保たれる。
《その他の実施形態》
実施形態1~3およびぞれぞれの変形例において、空気調和システム(1)は、排気ユニット(60)を更に備えていてもよい。
図8に示すように、排気ユニット(60)は、空調室内機(30)、空調室外機(10)、及び加湿ユニット(20)とは別体に形成される。排気ユニット(60)は、室内空間(I)を形成する部屋の壁(WL)に設置される。排気ユニット(60)は、空調室内機(30)の比較的近くに設置される。排気ユニット(60)と空調室内機(30)の間隔Dは、1.8m以下であるのが望ましい。
なお、排気ユニット(60)の設置場所は、単なる一例である。排気ユニット(60)は、例えば天井に設置されていてもよい。また、本実施形態の空気調和システム(1)では、加湿ユニット(20)とホース(2)とが省略されていてもよい。
排気ユニット(60)は、排気ファン(61)と排気ケーシング(62)とを備える。排気ファン(61)は、排気ケーシング(62)に収容される。排気ケーシング(62)には、換気吸込口(63)が形成される。換気吸込口(63)は、室内空間(I)に開口する。換気吸込口(63)は、空調室外機(10)の外部に設けられた室内側開口である。図示しないが、排気ケーシング(62)には、排気ダクトが接続される。排気ケーシング(62)は、排気ダクトを介して室外空間と連通する。排気ファン(61)が作動すると、室内空気は、換気吸込口(63)へ吸い込まれ、排気ダクトを通って室外空間へ排出される。
本実施形態の空気調和システム(1)の浄化モードでは、加湿ユニット(20)による排気運転に代えて、排気ユニット(60)による排気運転が行われる。この浄化モードの排気運転において、排気ユニット(60)は、乾燥運転において空調室内機(30)から流出した比較的高湿度の空気を、室外空間へ排出する。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。また、明細書および特許請求の範囲の「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、空気調和システムについて有用である。
1 空気調和システム
10 空調室外機(室外機)
20 加湿ユニット(換気装置)
29 室内側開口
30 空調室内機(室内機)
34 室内熱交換器
60 排気ユニット(換気装置)
63 換気吸込口(室内側開口)
C 制御部

Claims (6)

  1. 室外機(10)と、
    室内空気を冷媒と熱交換させる室内熱交換器(34)を有する室内機(30)と、
    上記室内機(30)が設置された室内空間を換気する換気装置(20,60)とを備えた空気調和システム(1)であって、
    上記換気装置(20,60)は、上記室内機(30)の内部の空気、または上記室内機(30)から流出した空気を吸い込んで室外へ排出する排気運転を実行可能であり、
    上記室内機(30)は、上記室内熱交換器(34)において凝縮した水を利用して上記室内熱交換器(34)を浄化する浄化運転を実行可能であり、
    上記浄化運転の実行中または終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる制御部(C)を備える
    空気調和システム。
  2. 請求項1に記載の空気調和システム(1)において、
    上記制御部(C)は、上記浄化運転の終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる
    空気調和システム。
  3. 請求項1に記載の空気調和システム(1)において、
    上記室内機(30)の上記浄化運転は、上記室内熱交換器(34)において空気中の水蒸気を凝縮させる凝縮動作を含み、
    上記制御部(C)は、上記凝縮動作の終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる
    空気調和システム。
  4. 請求項1に記載の空気調和システム(1)において、
    上記室内機(30)は、上記浄化運転の終了後に上記室内熱交換器(34)を乾燥させる乾燥運転を実行可能であり、
    上記制御部(C)は、上記乾燥運転の実行中または終了後に、上記換気装置(20,60)に上記排気運転を実行させる
    空気調和システム。
  5. 請求項1~4のいずれか一つに記載の空気調和システム(1)において、
    上記室内機(30)は、該室内機(30)の内部に設けられて上記換気装置(20,60)に接続される室内側開口(29)を有し、
    上記換気装置(20,60)は、上記排気運転において上記室内機(30)の内部の空気を上記室内側開口(29)から吸い込んで室外へ排出する
    空気調和システム。
  6. 請求項1~4のいずれか一つに記載の空気調和システム(1)において、
    上記換気装置(20,60)は、上記室内機(30)の外部に設けられた室内側開口(63)を有し、上記排気運転において上記室内機(30)から流出した空気を上記室内側開口(63)から吸い込んで室外へ排出する
    空気調和システム。
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