JP2023032917A - 自重利用型立ち上がり補助具 - Google Patents
自重利用型立ち上がり補助具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023032917A JP2023032917A JP2021139291A JP2021139291A JP2023032917A JP 2023032917 A JP2023032917 A JP 2023032917A JP 2021139291 A JP2021139291 A JP 2021139291A JP 2021139291 A JP2021139291 A JP 2021139291A JP 2023032917 A JP2023032917 A JP 2023032917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- seat
- pair
- locking
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
- A47C3/02—Rocking chairs
- A47C3/025—Rocking chairs with seat, or seat and back-rest unit elastically or pivotally mounted in a rigid base frame
- A47C3/027—Rocking chairs with seat, or seat and back-rest unit elastically or pivotally mounted in a rigid base frame with curved rocking members between seat and base frame
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
- A47C3/20—Chairs or stools with vertically-adjustable seats
- A47C3/26—Chairs or stools with vertically-adjustable seats with vertical, or inclined toothed rack; with peg-and-notch mechanism
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/02—Seat parts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G5/00—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
- A61G5/10—Parts, details or accessories
- A61G5/14—Standing-up or sitting-down aids
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Rehabilitation Tools (AREA)
Abstract
Description
特に、高齢者は、脚力が弱り、椅子に座った状態で、自力で立ち上がるのが困難であるところ、座位状態の高齢者を立位状態に立ち上げる際に用いられる介護具が開発されている。
より詳細には、特許文献1に開示の立ち上がり補助装置は、土台となるベースと、使用者の体を支持する支持部を先端に備え、ベースに回動可能に固定される第一アームと、第一アームの内側に沿ってスライド可能な第二アームと、ベース内部に収納され第一アーム及び第二アームを駆動する駆動装置とを備え、駆動装置はモータとそれと同軸上に設けられたウォームギヤと、ウォームギヤと噛合し水平軸まわりに回転するウォームホイールと、ウォームホイールと同軸上に設けられたピニオンと、ピニオンと噛合するギヤと、ギヤと噛合するシャフトと、シャフトに取付けられた、かさ歯車と遊星歯車機構を構成する太陽歯車とを備えて構成し、かさ歯車の駆動により第一アームを、太陽歯車の駆動により第二アームを駆動する。
以上の構成によれば、第一アームは円の動きを第二アームは直線の動作をそれぞれ担当している。この第一アーム及び第二アームの描く円と直線を組み合わせた円弧の軌跡は、人が立ち上がる自然な動作と一致するため、立ち上がり補助装置を使用することで要介護者にとって自然な動作での立ち上がり補助を行なうことが可能となる。
以上の構成によれば、便座などから起立するときの足裏の浮きや臀部の滑り落ちを軽減して、起立しやすくすることができる。
より詳細には、この手摺補助具は、ベッドからの起き上がりや歩行に不安を覚えた高齢者等に、起立や歩行の障害の程度を日常的に把握できるように、各種のセンサを設けた起立補助型スマート手すり装置であり、この起立補助型スマート手すり装置から得られたデータをもとに、生活自立度( 筋力バランス) を評価する起立動作観察・分析システム、その評価を家族や施設などの関係者に送付する起立動作・分析・支援システムであり、ベッドサイドに置いた起立補助型スマート手すり装置を利用して、高齢者等が起き上がる動作を行ったときに手すりに生ずる力の方向と大きさ、および、床面にかかる荷重の大きさ、分布などを日々継続して取得することにより、立ち上がり動作の変化を観察して、見守りと必要な対処方法の提示に役立てるものである。
起立補助型スマート手すり装置の基本構造は、底板の左右に支柱を取り付け、支柱の上部に手すり部を設けている。支柱の基部は高さが調整できるように調整手段を設けることができる。支柱の上部に水平バーを有する手すり部を装着している。支柱の中間部には水平の中間バーを設けている。手すり部に手すりを把持したときにかかる負荷を計測するセンサを設けているので、手すり部を支柱に対して装着するタイプとしている。
第1のタイプにおいては、駆動装置、たとえば、駆動モーター、駆動機構等を要することから高価であり、重量物であり移動に不便であるとともに、高齢者は完全に体重を預けて、立ち上げられるものであり、高齢者自身の体力を用いるものではなく、このような介護ロボットまがいに頼るほど、高齢者は、日々体力、特に足を弱らせる原因となる。
さらに、椅子に座っている高齢者であれば、腕力があれば、立ち上がりの補助に用いることは可能であるが、たとえば、入浴中に浴槽から立ち上がる場合には、利用困難である
また、高齢者が座位姿勢から完全に立ち上がって足で踏ん張れる姿勢となるまでは、手で自身の体を支える他なく、途中の姿勢状態から座位高さまでストンと臀部を落としてしまるリスクもある。
加えて、高齢者が手摺補助具に掴まって、座位レベルの途中の所望高さまで体を支えながら下降するのも同様に困難である。
以上のように、いずれのタイプも、高齢者の状況に応じて、椅子に座っている場合、正座している場合、浴槽につかっている場合等多方面で、自身の体力を利用することで体力維持を確保しつつ活用可能なように、軽量で持ち運び可能な昇降具になっていない。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、その場で簡便に組み込むことにより、種々の着座状態に適用可能な自重利用型立ち上がり補助具を提供することにある。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、自重を利用して、着座しながら所望の高さレベルに昇りおよび降りが安全に可能である、自重利用型立ち上がり補助具を提供することにある。
利用者が着座する着座部と、着座部を支持する着座部支持部とを有し、
着座部支持部は、それぞれ、一方の側部に、互いに高さ方向に所定間隔を隔てた複数の凸部が設けられた、一対の直立体重受け部と、
一対の直立体重受け部に支持され、上下方向に揺動可能な着座部保持部とを有し、
前記一対の直立体重受け部は、一方の側部同士を、所定間隔を隔てて対向配置され、
前記着座部保持部は、それぞれ、前記一対の直立体重受け部間にかけ渡され、互いに連結され一体に揺動可能な一対の揺動部材であり、一方の揺動部材は、一方の直立体重受け部に支持され、他方の揺動部材は、他方の直立体重受け部に支持され、前記一対の直立体重受け部により二点支持され、
前記着座部保持部は、それぞれ、上端部が弾性手段を介して前記着座部保持部に連結され、下端部が対応する直立体重受け部の前記複数の凸部のいずれかに係止され、着座部保持部を支点として、揺動可能に支持される、一対の係止部材を有し、
前記弾性手段は、前記係止部材の下端部を前記凸部に向かって付勢するように構成され、
前記着座部に着座する利用者が、前記着座部に対する体重のかけ方を前記着座部保持部の延び方向に移動させることにより、前記係止部材の下端が係止する前記凸部を、前記一対の係止部材間で交互に変えることを通じて、前記着座部の昇降を可能とする、構成としている。
それぞれ、上下方向に整列する複数の凸部を側部に有する一対の縦部材であって、一方の複数の凸部と、他方の複数の凸部とを横方向に所定間隔を隔てて対向配置した一対の縦部材と、
利用者が着座する着座部を支持する横部材であって、横部材の中心が該一対の縦部材間に位置するように該一対の縦部材間を跨ぐように横方向に延びる横部材と、
それぞれ、該横部材の中心に関して互いに反対側に配置され、該横部材に対して上下方向に交差するように設けられ、前記横部材を前記縦部材に対して支持する、一対の係止部材と、
該一対の係止部材それぞれを対応する前記縦部材の複数の凹部各々に向かって付勢する弾性手段と、を有し、
該一対の係止部材それぞれは、対応する前記縦部材の複数の凹部各々に対して、利用者の自重を受ける係止位置と、係止解除位置との間で、前記横部材に対する連結点を中心に、揺動可能に設けられる、構成としている。
このように、一方の係止部材の係止位置に基づいて、他方の係止部材の係止位置を、係止解除位置、かくして、上方の凸部の係止位置に移動し、利用者が上体の前後の動きを繰り返すことにより、利用者のリハビリも兼ねつつ、横部材、つまり横部材が支持する着座部は、前部および後部を交互に上方に移動させ、以て着座部を上方に移動させ、利用者の立ち上がりを補助することが可能となる。なお、横部材の傾斜角度に応じて、凸部を一段ずつでなく、複数段上がることが可能であり、横部材の両側での支持を係止解除することにより、元の着座レベルに戻すことが可能である。
さらに、前記凸部は、最引っ込み部から最突出部まで延びる第1係合部と、最引っ込み部から最突出部まで上方に傾斜する第2係合部とを有する鋸刃状をなし、前記係止部材を介して、利用者の自重を受ける第1係合部に対して、その下方の第2係合部まわりの張り出し部が補強部を構成するとともに、第2係合部が前記係止部材の下端の案内面を形成する一方、前最引っ込み部が、前記係止部材に対する係止位置を形成するのがよい。
さらにまた、前記第1係合部は、最引っ込み部から最突出部まで、第2係合部の上方傾斜角度より小さい傾斜角度で、下方に傾斜するのがよい。
加えて、前記凸部は、前記係止部材の前記第2係合部に沿う上方への移動により、引っ込み可能に可動である一方、前記係止部材の前記第1係合部に対する下方への移動により、固定保持されるのがよい。
前記上板部の上部が、前記弾性手段に連結され、前記底板部の下面が、対応する前記凸部への利用者の自重伝達部を構成するとともに、前記底板部の前記上板部の前記下縁から延びる一方の縁部が、対応する前記凸部の前記第2係合部に対する係合部を構成するのがよい。
さらに、前記横部材は、上下面が左右方向に間隔を隔てた対向した一対の板材で構成され、各上下面の対向内面により構成されるスペース内に、前記一対の縦部材および前記係止部材が収容され、二組の一対の板材が、前記上下面に直交する向きに所定間隔を隔てて配置され、前記着座部が、二組の一対の板材間に跨って配置されるのがよい。
さらにまた、前記一対の縦部材それぞれは、前後方向に沿う正面部と、左右方向に沿う側面部とに構成されるL字状横断面の部材であり、前記正面部の側縁同士が、左右方向に所定間隔を隔てて固定配置され、側縁に形成される複数の凸部同士が、左右方向にオフセット配置されるのがよい。
また、前記落下防止治具の側面には、前記落下防止治具が設けられる側と反対側の前記係止部材が対応する前記凸部の引っ込み部に係止され、そこを支点として、前記落下防止治具が設けられる側の前記係止部材が上方の凸部に上がる際、傾斜下方側の前記縦部材の側面に当たりながら、前記横部材の横方向への移動を制限しつつ、前記横部材の傾斜を可能とするように、湾曲部が形成されるのがよい。
さらに、前記横部材の上面には、前記縦部材の外側面との間の間隔を調整可能とすることにより、前記横部材の傾斜角度を調整可能な最大傾斜角度調整部材を設けるのがよい。
加えて、前記一対の係止部材それぞれの前記横部材に対する連結位置は、該横部材の中心に関して対称に配置され、前記連結位置間の間隔は、上下方向に隣接する凸部の前記第1係止部間の間隔および/または利用者による着座部の最大可能傾斜角度および/または前記一対の係止部材間の間隔に応じて、設定されるのがよい。
また、前記一対の係止部材の前記横部材に対する連結位置は、前記第1係合部の傾斜角度との関係において、前記両係止部材の前記底面部の下面が、対応する凸部の前記第1係合部に対して面支持されるように設定されるのがよい。
さらに、前記着座部支持部は、安定保持可能なコの字状横断面のフレーム状スタンドを有し、対向するフレーム部それぞれに、前記一対の直立体重受け部の一つが固定支持されるのがよい。
加えて、前記着座部は、その上面が、臀部が収まり可能な中央部が窪んだ湾曲状であるのがよい。
また、一方の前記縦部材の凸部の前記第1係合部と、他方の前記縦部材の対応する凸部の前記第1係合部とは、高さ方向に隣接する凸部同士の間隔の範囲内で、高さ方向にオフセット配置されているのがよい。
さらに、前記係止部材の前記横部材に対する連結点と前記係止部材の前記底面部との距離は、前記係止部材の前記横部材に対する連結点と前記弾性手段の前記横部材に対する連結点との距離よりも小さく設定され、
前記弾性手段は、1本または複数の輪ゴムであり、前記係止部材と前記着座部保持部との間にワンタッチで交換可能にかけ渡されるのがよい。
さらにまた、高さ方向に隣接する前記凸部の間隔は、0.5センチないし2センチ、前記縦部材の前記側部同士の間隔は、2センチないし5センチであるのがよい。
加えて、前記着座部と、前記着座部支持部と、前記一対の直立体重受け部とは、利用者の体重を支持可能な強度を有する硬質樹脂製であるのがよい。
図1ないし図5に示すように、自重利用型立ち上がり補助具10は、利用者が着座する着座部12と、着座部12を支持する着座部支持部14とから構成され、着座部支持部14は、直立体重受け部20と、着座部保持部22とから概略構成され、利用者が、着座部12に着座して上体を前後に繰り返し傾斜することにより、着座部12を上方に移動して、利用者が前部から立ち上がるのを補助するようにしている。
着座部12は、通常の椅子の着座面と同様であり、矩形状着座面で、クッション性を有する、たとえば、中実のウレタン状であり、その上面が、臀部が収まり可能な中央部が窪んだ湾曲状である。これにより、着座部12に着座状態の利用者が上体を前後に傾斜させる際、着座部12の上面で前後へのずれを引き起こさないようにしている。着座部12の前後方向長さLも、通常の椅子と同様であるのがよい。
着座部支持部14は、一対の横部材200の各上下面46の対向内面により構成されるスペース21内に、直立体重受け部20および係止部材32が収容され、二組の一対の横部材200が、上下面46に直交する向き(左右方向)に所定間隔を隔てて配置され、着座部12が、二組の一対の横部材200間に跨って配置される。
横部材200の傾斜角度は、5°ないし15°に設定されるのが好ましい。5°より小さいと、着座部12を同じ高さ範囲に亘って上げるのに、利用者の上体の前後方向の傾斜運動の繰り返し数が多くなりすぎ、一方、15°より大きいと、このような繰り返し数は低減可能であるが、一回の利用者の傾斜運動がきつくなるからである。
着座部支持部14は、例えば、床面に対して安定保持可能なコの字断面のフレーム状スタンド42を有し、対向するフレーム部44それぞれに、一対の直立体重受け部20の一つが固定支持され、対向配置される。フレーム部44は、たとえば、パイプ状の一体物がよい。
より詳細には、所定間隔Dは、横部材200の必要な傾斜角度を制限する観点から、尻幅20センチを超えないのが好ましい。
縦部材300は、それぞれ、前後方向に沿う正面部68と、左右方向に沿う側面部70とに構成されるL字状横断面の部材であり、一対の縦部材300の上下それぞれの間にスペーサ85をかまして、正面部68の側縁同士が、左右方向に所定間隔を隔てて固定配置され、側縁に形成される複数の凸部18同士が、左右方向にオフセット配置される。
一対の横部材200は、左右側それぞれに設けられ、それぞれ、横部材200の中心Cが一対の縦部材300間に位置するように一対の縦部材300間を跨ぐように横方向に延び、互いに連結され一体に揺動可能であり、一方の横部材200は、一方の縦部材300に支持され、他方の横部材200は、他方の縦部材300に支持され、横方向(前後方向)に移動可能に、一対の縦部材300により二点支持されている。
図6に示すように、凸部18は、最引っ込み部39から最突出部35まで延びる第1係合部34と、最引っ込み部39から最突出部35まで上方に傾斜する第2係合部38とを有する鋸刃状をなし、係止部材32(後に説明)を介して、利用者の自重を受ける第1係合部34に対して、その下方の第2係合部38まわりの張り出し部が補強部を構成するとともに、第2係合部38が係止部材32の下端の案内面を形成する一方、最引っ込み部39が、係止部材32に対する係止位置となる。最突出部35は、尖点となることから、縦部材300が特に金属製の場合は、利用者がけがをしないように、面取り加工するのがよい。
利用者が、自重を利用して着座部保持部22を傾斜させることにより、係止部材32の下端部30が係止されている凸部18から係止解除されるようにしてある。
第1係合部34は、最引っ込み部39から最突出部35まで、第2係合部38の上方傾斜角度Θ4より小さい傾斜角度Θ3で、下方に傾斜する。
たとえば、Θ4は、係止部材32の下端部30が第2係合部38に案内される観点から、45° ないし75°、Θ3は、係止部材32の下端部30が第1係合部34に係合する観点から、5°ないし10°が好ましい。
変形例として、凸部18は、係止部材32の第2係合部38に沿う上方への移動により、引っ込み可能に可動である一方、係止部材32の第1係合部34に対する下方への移動により、固定保持されるのでもよい。
変形例として、図7に示すように、一対の縦部材300間で、対応する複数の凸部18は、高さが互い違いに配置されているが、そろっていてもよく、一方の側の凸部18の間隔hと、他方の側の凸部18の間隔hとが異なっていてもよく、互い違いの高さとの組み合わせでもよい。
これにより、後に説明するように、利用者の状況により、たとえば、高齢者で体力が弱っている場合には、凸部18の間隔hは、1センチで互い違いとして、凸部18を一段ずつ少しずつ上がっていき、たとえば、高齢者で体力がある場合には、凸部18の間隔hは、2センチでそろえて、凸部18を数段飛び前提に、上がっていくのでもよい。
係止部材32は、縦部材300に平行に配置される上板部60と、上板部60の下縁62から縦部材300に交差する向きにスペース21内に向かって延びる底板部64と有する縦断面がL字状をなし、上板部60の上部が、弾性手段に連結され、底板部64の下面が、対応する凸部18への利用者の自重伝達部を構成するとともに、底板部64の上板部60の下縁62から延びる一方の縁部66が、対応する凸部18の第2係合部38に対する係合部を構成する。係止部材32は、利用者の体重を横部材200から縦部材300に伝達することから、金属製または硬質樹脂製が好ましい。
左右それぞれに設けられる縦部材300に対して、内方(着座部12側)と外方とにそれぞれ、係止部材32A、32Bが設けられるところ、係止部材32Aの対応する横部材200に対する連結点43Aと、係止部材32Bの対応する横部材200に対する連結点43Bとは、横部材200の中心Cに関して、距離dを隔てて、対称に配置されており、距離dは、小さいほど好ましい。
より詳細には、落下防止治具40は、係止部材32が係止する凸部18が設けられる縦部材300の側面19と対向する側面19近傍に設けられ、落下防止治具40の側面81には、落下防止治具40が設けられる側と反対側の係止部材32が対応する凸部18の最引っ込み部39に係止され、そこを支点として、落下防止治具40が設けられる側の係止部材32が上方の凸部18に上がる際、側面に当たりながら、横方向への移動を制限しつつ、横部材200の傾斜を可能とするように、湾曲部83が形成される。湾曲部83の形状は、このような観点から定めればよい。
以上のように、左右側それぞれにおいて、落下防止治具40が2基ずつ設けられるところ、着座部12の前部を下方に傾斜させる際、横部材200の後方への横ずれにより、前部側の係止部材32の対応する凸部18の第1係合部34に対する係合が解除されるのを防止するのに、左右側それぞれにおいて、前部側の係止部材32に対して前後方向後方に位置する落下防止治具40が機能して、着座部12の落下を確実に防止し、一方、着座部12の後部を下方に傾斜させる際、横部材200の前方への横ずれにより、後部側の係止部材32の対応する凸部18の第1係合部34に対する係合が解除されるのを防止するのに、左右側それぞれにおいて、後部側の係止部材32に対して前後方向前方に位置する落下防止治具40が機能して、着座部12の落下を確実に防止する、要するに、落下防止治具40が交互に機能する。
連結部25と連結点43との距離l2および下端部30と連結点43との距離l1は、係止部材32の凸部18に対する付勢力にてこの原理を利用する観点、および着座部12の安定支持を考慮して、係止部材32が凸部18の第1係合部34に係止される際、係止部材32の連結点43が係止位置の真上に位置するのが好ましいところ、このための横部材200の横移動距離を短くする観点から、l2をl1より大きく設定するのが好ましい。
この意味で、弾性手段28は、1本または複数の輪ゴムでもよく、係止部材32と着座部保持部22との間にワンタッチで交換可能にかけ渡すのでもよい。複数の輪ゴムであれば、1本切れても、安全である。
下端部30と連結点43との距離l1と第1係合部34の傾斜角度Θ3の調整により、係止部材32が対応する凸部18の第1係合部34に対して支持される際、安定的に面支持可能である。
より詳細には、着座状態および立ち上がり直前状態の静的状態においては、左側の一対の係止部材32により、2点、右側の一対の係止部材32により、2点、計4点で、着座部12が支持され、利用者が着座する着座部12、着座部12を支持する横部材200、および横部材200および縦部材300間を連絡する係止部材32を介して、利用者の体重が、縦部材300の凸部18の第1係合部34に伝達される。
それを前提に、前部側の係止部材32については、横部材200との連結点43を中心に回動自在に連結されているが、係止部材32の下部が最引っ込み部39に押し付けられた状態で、かかる連結点43が前方へ移動することから、前部側の係止部材32は横部材200と一体で動くところ、たとえば、利用者が着座部12上で上体を前方に傾斜させつつ尻部を後方にずらすことにより、横部材200が後方へ横ずれする可能性があるが、落下防止治具40により、側面81の湾曲部83が後部側の縦部材300の側面16に当たりつつ、前部側の係止部材32の第1係合部34に対する後方への係合解除を抑制しつつ、前部側の係止部材32の最引っ込み部39に対する係止位置を支点として、後部側の係止部材32の上方の移動を可能としている。
なお、最大傾斜角度調整部材41により、着座部12、すなわち、横部材200の傾斜角度は最大傾斜角度以内に制限され、たとえば、利用者の上体の前部側、または後部側への1回の傾斜による着座部12の傾斜により、傾斜上方側の凸部18をどれだけ上昇可能かについて、最大傾斜角度調整部材41の縦部材300の外側面との間隔調整により、1段に制限したり、3段まで可能とする等が可能である。この場合、たとえば、3段まで可能とする場合、落下防止治具40により、着座部12の落下を防止しつつ、利用者の上体の前部側、または後部側への1回の傾斜により、1段または2段上昇することは、当然に可能である。
図8は、横部材200の後部が下方に傾斜している場合において、利用者が上体を前側に倒すことにより、横部材200の前部を下方、後部を上方に傾斜させて、着座部12を上げる状況を示す。より詳細には、図8(A)は、後部側の係止部材32の底板部64が対応する凸部18の第1係合部34に支持される一方、前部側の係止部材32の底板部64が、それより上の対応する凸部18の第1係合部34に支持されることにより、横部材200が後部側へ下方へ傾斜している状況を示し、図8(B)は、前部側の係止部材32の底板部64が対応する凸部18の第1係合部34に支持されながら、後部側の係止部材32の底板部64が、対応する凸部18の第2係合部38に当たりながら、上方に案内されている状況を示し、図8(C)は、前部側の係止部材32の底板部64が対応する凸部18の第1係合部34に支持されながら、後部側の係止部材32の底板部64が、1段上の凸部18の最突出部35まで達している状況を示し、図8(D)は、前部側の係止部材32の底板部64が対応する凸部18の第1係合部34に支持され、一方、後部側の係止部材32の底板部64が、1段上の凸部18の第1係合部34に支持され、図8(A)から後部側の係止部材32の底板部64が、1段上がった状況を示す。
まず、図9(A)に示すように、最大傾斜角度調整部材41により、対応する縦部材300の外側面との間隔を調整しておいて、高齢者である利用者が着座する。
次いで、図8(A)に示すように、利用者が着座部12を着座位置から立ち上げようとする際、着座部12における利用者の体重のかけ方を変更する。
より詳細には、着座部12に載置される利用者の尻部の位置を前方にずらすことにより、着座部支持部14が後部が下方に傾く。
それにより、低レベルに位置する後部側の一方の係止部材32の下端部が凸部18の受け面から係止解除される一方、高レベルに位置する前部側の他方の係止部材32の下端部が凸部18の受け面に係止される。
その間、落下防止治具40により、着座部12が落下するのを防止することが可能である。最大傾斜角度調整部材41により、横部材200の傾斜角度が制限されている。
なお、着座部12を元の着座レベルに戻すには、一対の係止具それぞれの対応する直立体重受け部の凸部18に対する係止を解除することにより、着座部12をフリーにして、着座レベルまで落下させ、その位置の凸部18に再度係止させればよい。
以上、図9(B)に示すように、着座レベルから立ち上がりレベルまで昇る間は、横部材200は、前後方向に移動可能としつつ、たとえば、前部側に体重をかけて、着座部12の前部を下方に傾斜させる一方、着座部12の後部を上方に傾斜する際、前部側の一方の係止部材32は連結点が前部側に移動しつつ弾性手段28により下部が対応する凸部18に押し付けられながら、着座部12と一体で回転することで、第1係合部34 を支点に、他方の係止部材32は、第2係合部38に案内されつつ、上方の凸部18の第1係合部34レベルに至る。その間、落下防止治具40により、横部材200が横方向に移動しつつ、移動制限することにより、一方の係止部材32がずれ落ちるのを防止する。なお、最大傾斜角度調整部材41により、着座部12の傾斜角度は、一定限度に制限される。
他方の係止部材32が、上方の凸部18の第1係合部34レベルに至る際、着座部12は、両方の係止部材32により、対応する凸部18の第1係合部34に対して面支持され、利用者の体重が、安定的に支持される。
このように、一方の係止部材32の係止位置に基づいて、他方の係止部材32の係止位置を、係止解除位置、かくして、上方の凸部18の係止位置に移動し、利用者が上体の前後の動きを繰り返すことにより、利用者のリハビリも兼ねつつ、横部材200、つまり横部材200が支持する着座部12は、前部および後部を交互に上方に移動させ、以て着座部12を上方に移動させ、利用者の立ち上がりを補助することが可能となる。なお、横部材200の傾斜角度に応じて、凸部18を一段ずつでなく、複数段上がることが可能であり、横部材200の両側での支持を係止解除することにより、元の着座レベルに戻すことが可能である。
一対の係止部材32がいずれも、着座部12の内方側に配置されていることから、一対の係止部材32が対応する連結点を中心として揺動する際、一対の係止部材32同士が衝突しないように、対向配置される一対の縦部材300間の間隔をその分広くする必要がある。
以上の構成によれば、第1実施形態に比べて、構造の単純化、部品点数の低減が可能であるとともに、軽量化が達成されるので着座補助具の持ち運びに便利であり、さらには、着座部12の左右方向の寸法を短くすることが可能であり、よりコンパクト化が達成できる。
なお、利用者の自重および体の動きを利用して、着座部12の高さを調整する作用については、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の第2実施形態の特徴は、利用者の自重および体の動きを利用して高さ調整可能な自重利用型立ち上がり補助具である点で、第1実施形態と同様であるが、第1実施形態においては、自重利用型立ち上がり補助具自体が、利用者が着座具として利用するものであるが、本実施形態においては、通常の椅子に対して適用可能な立ち上がり補助具である点である。
より詳細には、第1実施形態においては、それ自身が着座具として椅子のように機能するものであることから、一体組立品であるのに対して、本実施形態においては、通常の椅子CHに対して適用可能なように、一体組立品ではなく、パーツごとの分解品セットであり、適用の際、椅子CHに対して組付け可能としている。
立ち上がり補助部材パーツ100A、100Bそれぞれは、E字状のフレーム部をなし、上部水平フレームと中部水平フレームとの間に、第1実施形態と同様な、縦部材300、横部材200および縦部材300と横部材200とを連絡する係止部材32が組付けられ、下部水平フレームが、椅子CHの底面と床面との間に配置されている。
伸縮自在な連結フレームパーツ100Cは、一対の水平フレーム部44および一対の鉛直フレーム部45により矩形フレーム状とされ、一対の水平フレーム部44それぞれが、一対の縦部材300パーツ100A、100Bそれぞれの上部水平フレームおよび下部水平フレーム同士を連結し、たとえば、水平フレーム部44を内管と外管とからなる二重管として、内管の外管に対する内嵌長さを調整可能とするのが好ましい。
これにより、立ち上がり補助部材パーツ100A、100B間の間隔が調整された状態で、その間に、着座部12を設置可能である。
以上、立ち上がり補助部材パーツ100A、100Bが連結フレームパーツ100Cにより組付けられた状態で、立ち上がり補助部材パーツ100A、100Bそれぞれの下部水平フレームにより安定的に保持される。
これにより、椅子CHの座面の左右各側に立ち上がり補助部材部材が安定的に固定配置され、第1実施形態のように、左右の一対の縦部材300により支持された着座部12が高さ調整可能とされる。以上により、予め、長椅子CHに対して、本実施形態の自重利用型立ち上がり補助具を予めセットして、利用者は自重利用型立ち上がり補助具の着座部12に着座し、他の人は、長椅子CHの着座面に着座する態様で、着座者同士でのコミニケーションの支障なく、立ち上がりの際の補助として利用可能である。
なお、利用者の自重および体の動きを利用して、着座部12の高さを調整する作用については、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
たとえば、本実施形態において、一対の直立体重受け部において、スペーサ85をかませて左右方向にオフセット配置させることにより、一対の直立体重受け部の凸部18が設けられる側部を左右方向にずらせて配置するものとして説明したが、それに限定されることなく、一対の直立体重受け部の凸部18が設けられる側部を左右方向にずらさずに、スペーサ85なしに対向配置してもよい。
たとえば、本実施形態において、高さを調整可能な着座具または椅子CHに適用する自重利用型立ち上がり補助具として説明したが、それに限定されることなく、本自重利用型立ち上がり補助具は、単純な構造で軽量であることから、入浴する際、浴槽の底に予め配置し、湯舟につかる際、着座部12に着座し、浴槽から出る際、本自重利用型立ち上がり補助具を利用するのでもよい。
たとえば、本実施形態において、高さを調整可能な着座具または椅子CHに適用して、単独の立ち上がりの補助としての自重利用型立ち上がり補助具として説明したが、それに限定されることなく、従来の手摺具と併用して、本自重利用型立ち上がり補助具を用いて、利用者が上体の前後への傾斜を繰り返すことにより、着座部12のレベルを一定高さに達した段階で、手摺具を用いて、足が踏ん張りやすい状況で手の力も利用して、立ち上がってもよい。
C 横部材200の中心
D 直立体重受け部間の間隔
d 中心Cと連結点43との距離
Θ1 着座部12の傾斜角度
Θ2 着座部12の最終傾斜角度
Θ3 第1係合部34の傾斜角度
Θ4 第2係合部38の傾斜角度
l1 連結部25と連結点43との距離
l2 下端部30と連結点43との距離
R 凸部の範囲
L 着座部の前後方向長さ
CH 椅子
10 自重利用型立ち上がり補助具
12 着座部
14 着座部支持部
16 側部
18 凸部
19 側面
20 直立体重受け部
21 スペース
22 着座部保持部
23 連結部
24 揺動部材
25 連結部
26 上端部
27 細長部材
28 弾性手段
30 下端部
31 L字部
32 係止部材
34 第1係合部
35 最突出縁
38 第2係合部
39 最引っ込み部
40 落下防止治具
41 側面
42 フレーム状スタンド
43 連結点
44 水平フレーム部
45 鉛直フレーム部
46 上下面
47 側面
48 水平面
50 最大傾斜角度調整部材
51 板部材
53 板部材
55 上面
60 上板部
62 下縁
64 底板部
66 一方の縁部
68 正面部
70 側面部
81 側面
83 湾曲部
85 スペーサ
100 パーツ
200 横部材
300 縦部材
Claims (22)
- 利用者が着座する着座部と、着座部を支持する着座部支持部とを有し、
着座部支持部は、それぞれ、一方の側部に、互いに高さ方向に所定間隔を隔てた複数の凸部が設けられた、一対の直立体重受け部と、
一対の直立体重受け部に支持され、上下方向に揺動可能な着座部保持部とを有し、
前記一対の直立体重受け部は、一方の側部同士を、所定間隔を隔てて対向配置され、
前記着座部保持部は、それぞれ、前記一対の直立体重受け部間にかけ渡され、互いに連結され一体に揺動可能な一対の揺動部材であり、一方の揺動部材は、一方の直立体重受け部に支持され、他方の揺動部材は、他方の直立体重受け部に支持され、前記一対の直立体重受け部により二点支持され、
前記着座部保持部は、それぞれ、上端部が弾性手段を介して前記着座部保持部に連結され、下端部が対応する直立体重受け部の前記複数の凸部のいずれかに係止され、着座部保持部を支点として、揺動可能に支持される、一対の係止部材を有し、
前記弾性手段は、前記係止部材の下端部を前記凸部に向かって付勢するように構成され、
前記着座部に着座する利用者が、前記着座部に対する体重のかけ方を前記着座部保持部の延び方向に移動させることにより、前記係止部材の下端が係止する前記凸部を、前記一対の係止部材間で交互に変えることを通じて、前記着座部の昇降を可能とする、自重利用型立ち上がり補助具。 - それぞれ、上下方向に整列する複数の凸部を側部に有する一対の縦部材であって、一方の複数の凸部と、他方の複数の凸部とを横方向に所定間隔を隔てて対向配置した一対の縦部材と、
利用者が着座する着座部を支持する横部材であって、横部材の中心が該一対の縦部材間に位置するように該一対の縦部材間を跨ぐように横方向に延びる横部材と、
それぞれ、該横部材の中心に関して互いに反対側に配置され、該横部材に対して上下方向に交差するように設けられ、前記横部材を前記縦部材に対して支持する、一対の係止部材と、
該一対の係止部材それぞれを対応する前記縦部材の複数の凹部各々に向かって付勢する弾性手段と、を有し、
該一対の係止部材それぞれは、対応する前記縦部材の複数の凹部各々に対して、利用者の自重を受ける係止位置と、係止解除位置との間で、前記横部材に対する連結点を中心に、揺動可能に設けられる、
ことを特徴とする、自重利用型立ち上がり補助具。 - 利用者が、自重を利用して前記着座部保持部を傾斜させることにより、前記係止部材の下端部が係止されている前記凸部から係止解除される、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記凸部は、最引っ込み部から最突出部まで延びる第1係合部と、最引っ込み部から最突出部まで上方に傾斜する第2係合部とを有する鋸刃状をなし、前記係止部材を介して、利用者の自重を受ける第1係合部に対して、その下方の第2係合部まわりの張り出し部が補強部を構成するとともに、第2係合部が前記係止部材の下端の案内面を形成する一方、前最引っ込み部が、前記係止部材に対する係止位置を形成する、請求項2に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記第1係合部は、最引っ込み部から最突出部まで、第2係合部の上方傾斜角度より小さい傾斜角度で、下方に傾斜する、請求項4に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記凸部は、前記係止部材の前記第2係合部に沿う上方への移動により、引っ込み可能に可動である一方、前記係止部材の前記第1係合部に対する下方への移動により、固定保持される、請求項5に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記係止部材は、前記縦部材に平行に配置される上板部と、該上板部の下縁から前記縦部材に交差する向きに延びる底板部と有する縦断面がL字状をなし、
前記上板部の上部が、前記弾性手段に連結され、前記底板部の下面が、対応する前記凸部への利用者の自重伝達部を構成するとともに、前記底板部の前記上板部の前記下縁から延びる一方の縁部が、対応する前記凸部の前記第2係合部に対する係合部を構成する、請求項4に記載の自重利用型立ち上がり補助具。 - 前記横部材は、上下面が左右方向に間隔を隔てた対向した一対の板材で構成され、各上下面の対向内面により構成されるスペース内に、前記一対の縦部材および前記係止部材が収容され、二組の一対の板材が、前記上下面に直交する向きに所定間隔を隔てて配置され、前記着座部が、二組の一対の板材間に跨って配置される、請求項4に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記一対の縦部材それぞれは、前後方向に沿う正面部と、左右方向に沿う側面部とに構成されるL字状横断面の部材であり、前記正面部の側縁同士が、左右方向に所定間隔を隔てて固定配置され、側縁に形成される複数の凸部同士が、左右方向にオフセット配置される、請求項8に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 利用者が自重を利用して前記着座部を傾斜することにより、傾斜下方側の一方の前記係止部材が、傾斜下方側の一方の縦部材の対応する前記凸部の最引っ込み部に係止されつつ、傾斜上方側の他方の前記係止部材が傾斜上方側の他方の縦部材の対応する前記凸部の前記第2係合部に案内されながら上方に移動する際、前記横部材の傾斜下方側への横ずれにより、一方の前記係止部材の係止離脱を防止する、前記着座部の落下防止治具が、前記横部材に設けられる、請求項8に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記落下防止治具の側面には、前記落下防止治具が設けられる側と反対側の前記係止部材が対応する前記凸部の引っ込み部に係止され、そこを支点として、前記落下防止治具が設けられる側の前記係止部材が上方の凸部に上がる際、傾斜下方側の前記縦部材の側面に当たりながら、前記横部材の横方向への移動を制限しつつ、前記横部材の傾斜を可能とするように、湾曲部が形成される、請求項10に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記横部材の上面には、前記縦部材の外側面との間の間隔を調整可能とすることにより、前記横部材の傾斜角度を調整可能な最大傾斜角度調整部材を設ける、請求項8に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記横部材の傾斜角度は、5°ないし15°に設定される、請求項12に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記一対の係止部材それぞれの前記横部材に対する連結位置は、該横部材の中心に関して対称に配置され、前記連結位置間の間隔は、上下方向に隣接する凸部の前記第1係止部間の間隔および/または利用者による着座部の最大可能傾斜角度および/または前記一対の係止部材間の間隔に応じて、設定される、請求項2に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記一対の係止部材の前記横部材に対する連結位置は、前記第1係合部の傾斜角度との関係において、前記両係止部材の前記底面部の下面が、対応する凸部の前記第1係合部に対して面支持されるように設定される、請求項14に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記着座部支持部は、安定保持可能なコの字状横断面のフレーム状スタンドを有し、対向するフレーム部それぞれに、前記一対の直立体重受け部の一つが固定支持される、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記着座部は、前記着座部支持部の上面に着脱自在に設置される、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記着座部は、その上面が、臀部が収まり可能な中央部が窪んだ湾曲状である、請求項17に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 一方の前記縦部材の凸部の前記第1係合部と、他方の前記縦部材の対応する凸部の前記第1係合部とは、高さ方向に隣接する凸部同士の間隔の範囲内で、高さ方向にオフセット配置されている、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記係止部材の前記横部材に対する連結点と前記係止部材の前記底面部との距離は、前記係止部材の前記横部材に対する連結点と前記弾性手段の前記横部材に対する連結点との距離よりも小さく設定され、
前記弾性手段は、1本または複数の輪ゴムであり、前記係止部材と前記着座部保持部との間にワンタッチで交換可能にかけ渡される、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。 - 高さ方向に隣接する前記凸部の間隔は、0.5センチないし2センチ、前記縦部材の前記側部同士の間隔は、2センチないし5センチである、請求項2に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
- 前記着座部と、前記着座部支持部と、前記一対の直立体重受け部とは、利用者の体重を支持可能な強度を有する硬質樹脂製である、請求項1に記載の自重利用型立ち上がり補助具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021139291A JP6984991B1 (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
PCT/JP2022/020128 WO2023026602A1 (ja) | 2021-08-27 | 2022-05-12 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021139291A JP6984991B1 (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6984991B1 JP6984991B1 (ja) | 2021-12-22 |
JP2023032917A true JP2023032917A (ja) | 2023-03-09 |
Family
ID=79193375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021139291A Active JP6984991B1 (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6984991B1 (ja) |
WO (1) | WO2023026602A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6984991B1 (ja) * | 2021-08-27 | 2021-12-22 | 實孝 阿多 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
JP7199588B1 (ja) | 2022-07-01 | 2023-01-05 | 實孝 阿多 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59184541U (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-08 | 高橋 節 | 健康椅子 |
JPS6242451U (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-13 | ||
JP2005058719A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Motonobu Takano | 揺動椅子 |
KR200357738Y1 (ko) * | 2004-05-17 | 2004-07-31 | 주식회사 토치 | 작업용 의자 |
KR200395914Y1 (ko) * | 2005-06-30 | 2005-09-14 | 이도경 | 자세조절이 가능한 의자 |
JP5635573B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2014-12-03 | 飛騨産業株式会社 | 椅子 |
JP6984991B1 (ja) * | 2021-08-27 | 2021-12-22 | 實孝 阿多 | 自重利用型立ち上がり補助具 |
-
2021
- 2021-08-27 JP JP2021139291A patent/JP6984991B1/ja active Active
-
2022
- 2022-05-12 WO PCT/JP2022/020128 patent/WO2023026602A1/ja unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6984991B1 (ja) | 2021-12-22 |
WO2023026602A1 (ja) | 2023-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2023026602A1 (ja) | 自重利用型立ち上がり補助具 | |
JP5563570B2 (ja) | 移乗・移動装置 | |
JP7015849B2 (ja) | 歩行補助用車椅子 | |
US9565947B2 (en) | Standing-up trainer | |
KR101429950B1 (ko) | 기립도우미형 의자보조장치 | |
TW200934556A (en) | Passive exercise apparatus | |
JP2007181639A (ja) | 起立補助椅子 | |
EP2055288B1 (en) | Walking assistance device | |
WO2023089849A1 (ja) | 下降調整部品を具備する自重利用型立ち上がり補助具 | |
KR102423485B1 (ko) | 승강과 이동이 가능한 하지마비 환자용 자동 승강-이동 체어 장치 | |
KR102461127B1 (ko) | 전동휠체어 | |
JP3795057B1 (ja) | 運動補助具機能を備えた椅子 | |
JP7199588B1 (ja) | 自重利用型立ち上がり補助具 | |
JP6504588B1 (ja) | 移乗装置 | |
JP5382508B2 (ja) | 起立補助装置 | |
JP7199589B1 (ja) | 下降調整部品を具備する自重利用型立ち上がり補助具 | |
JP5619842B2 (ja) | 起立補助機能付き椅子 | |
JP7301491B1 (ja) | 自重利用型昇降補助具 | |
WO2024142415A1 (ja) | 自重利用型昇降補助具 | |
KR102050584B1 (ko) | 의자 | |
JP6773317B2 (ja) | 入浴介護装置 | |
JP6579507B2 (ja) | 起立支援装置 | |
JP2021505306A (ja) | 起立補助椅子 | |
JP2003079668A (ja) | 起立補助座椅子 | |
KR102403944B1 (ko) | 전동 이승강 기기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210828 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6984991 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |