JP2023028719A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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【課題】車両前部のメンテナンス性を向上させることができる鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】自動二輪車1は、燃料タンク7と、燃料タンク7の前方に配置されたヘッドライト13と、ヘッドライト13を覆うフロントカウル65と、燃料タンク7を覆うとともに、フロントカウル65が外側から組み付けられる結合部を有するタンクカバー51と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関するものである。
鞍乗り型車両の前部にはヘッドライトやメータ装置等の電装品が配置されるとともに、ヘッドライトの後方には電装品に接続されるケーブルや支持構造等の部材が配置される。これらの電装品に接続される部材は、ヘッドライトを覆うフロントカウルを含む車体カバーによって覆われる場合がある。例えば、下記特許文献1には、車体前部中央のヘッドライトの周囲を囲うように設けられたフロントカバーを有する鞍乗り型車両が開示されている。この鞍乗り型車両において、フロントカバーは、車体前部の中央上部に設けられるセンタカバーと、車体前部の側方に設けられる左右のシュラウドと、に分割され、センタカバーが左右のシュラウドに外側(上方)から取り付けられる。そして、センタカバーの下方の空間にカップラ等のメンテナンス対象部が配置されているとともに、センタカバーを取り外すことでセンタカバーの下側の空間を上方に開口させてメンテナンス対象部に対するメンテナンスを行うことを可能としている。
特開2004-243993号公報
ところで、車両前部のメンテナンスにおいて、メンテナンス対象部に対して車両側方からアプローチすることが作業性の観点で望ましい場合がある。しかしながら、上記従来のフロントカバーの構成によれば、左右のシュラウドを車体フレームから取り外す際には、先にセンタカバーをシュラウドから取り外す必要がある。このため、車両前部のメンテナンス対象部に対して車両側方からアプローチすることを容易にするという点で、鞍乗り型車両の車体カバーの取付構造には改善の余地がある。
そこで本発明は、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる鞍乗り型車両を提供するものである。
本発明の鞍乗り型車両は、燃料タンク(7)と、前記燃料タンク(7)の前方に配置されたヘッドライト(13)と、前記ヘッドライト(13)を覆うフロントカウル(65)と、前記燃料タンク(7)を覆うとともに、前記フロントカウル(65)が外側から組み付けられる結合部(57)を有するタンクカバー(51)と、を備える。
本発明によれば、タンクカバーを取り外すことなくフロントカウルを取り外すことできる。これにより、ヘッドライトの後方のメンテナンス対象部に対して車両側方からアプローチする際に、タンクカバーを取り外す必要がないので、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる。
上記の鞍乗り型車両において、前輪(2)を支持するステアリング機構(30)と、前記ステアリング機構(30)を支持するヘッドパイプ(21)を有する車体フレーム(20)と、を備え、前記結合部(57)は、車両側面視で前記ヘッドパイプ(21)の中心軸線(C)よりも前方に位置していてもよい。
本発明によれば、ヘッドライトの後方のメンテナンス対象部を覆うフロントカウルの縮小を図ることができる。よって、フロントカウルを小型化して取り外しやすくすることができる。
上記の鞍乗り型車両において、前記結合部(57)は、前記フロントカウル(65)に下方から対向する上面(57a)、および前記フロントカウル(65)に車幅方向内側から対向する側面(57b)を有していてもよい。
本発明によれば、結合部の上面によってフロントカウルの下方への変位を規制し、結合部の側面によってフロントカウルの車幅方向内側への変位を規制できる。これにより、フロントカウルを上下方向および車幅方向で位置決めすることができる。
上記の鞍乗り型車両において、前記結合部(57)は、前記タンクカバー(51)のうち前下がりに突出する端部(55f)に形成されていてもよい。
本発明によれば、フロントカウルはタンクカバーの前方に配置されているので、フロントカウルを前方に移動させてタンクカバーから取り外す際に、フロントカウルが結合部の周辺部に干渉することを抑制できる。したがって、フロントカウルを取り外しやすくすることができる。
上記の鞍乗り型車両において、前記タンクカバー(51)は、前記燃料タンク(7)を上方から覆う上面カバー(53)と、前記上面カバー(53)よりも前方に延出するとともに、前端に前記結合部(57)を有する延出部(55)と、を備えていてもよい。
本発明によれば、フロントカウルが上面カバーよりも前方でタンクカバーに結合されるので、フロントカウルの大部分を側面視で上面カバーよりも前方に配置できる。これにより、フロントカウルを前後方向に小型化して取り外しやすくすることができる。
上記の鞍乗り型車両において、前記フロントカウル(65)および前記タンクカバー(51)を覆うとともに、前記フロントカウル(65)に結合し、結合部分とは別の位置で前記タンクカバー(51)に外側から締結されるサイドカバー(70)をさらに備えていてもよい。
本発明によれば、サイドカバーをフロントカウルに組み付けたまま、フロントカウルとともにサイドカバーを取り外し可能とすることができる。したがって、フロントカウルおよびタンクカバーを覆うサイドカバーを備える構成において、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明によれば、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる。
実施形態の自動二輪車を示す左側面図である。 実施形態の車両前部を示す左側面図である。 図2に示す車両からフロントカウル、サイドカウルおよびアウタパネルを取り外した状態を示す図である。 実施形態の燃料タンクおよびタンクカバーの平面図である。 実施形態の側面カバーおよびフロントカバーを示す斜視図である。 図3に示す車両にフロントカウルを組み付けた状態を示す図である。 図6に示す車両にサイドカウルを組み付けた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の方向は、以下に説明する車両における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
図1は、実施形態の自動二輪車を示す左側面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム20と、前輪2を支持するステアリング機構30と、後輪3を支持するリアサスペンション40と、を備える。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21と、左右一対のメインフレーム22と、左右一対のピボットフレーム23と、単一のダウンフレーム24と、一対のシートレール25と、一対のサポートレール26と、を備える。ヘッドパイプ21は、車体フレーム20の前端に設けられている。ヘッドパイプ21は、円筒状に形成され、中心軸線C(図3参照)が車両の車幅中心上に位置するように配置されている。一対のメインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から左右に分岐して後下方に延びている。一対のピボットフレーム23は、それぞれメインフレーム22の後端部から下方に延びている。ダウンフレーム24は、ヘッドパイプ21の下部から下方かつ後方へ延びている。ダウンフレーム24の下端部には、ハンガーブラケット28が結合している。一対のシートレール25は、メインフレーム22の中途部から後方へ延びている。一対のサポートレール26は、メインフレーム22の後端から後方かつ上方に延び、シートレール25に下方から結合している。
ステアリング機構30は、左右一対のフロントフォーク31と、一対のフロントフォーク31の上部の間に渡って設けられるトップブリッジ32およびボトムブリッジ33と、トップブリッジ32とボトムブリッジ33との間に渡って設けられたステアリングステム34(図3参照)と、を備える。一対のフロントフォーク31は、下端部に前輪2を軸支している。一対のフロントフォーク31には、前輪2を覆うフロントフェンダ4が取り付けられている。トップブリッジ32は、操向ハンドル35を支持している。ステアリングステム34は、車体フレーム20のヘッドパイプ21内に挿通されて、車体フレーム20に支持されている。
リアサスペンション40は、スイングアーム41を備える。スイングアーム41は、車体後部の下方に設けられている。スイングアーム41は、前後に延びている。スイングアーム41の前端部は、左右に分岐した二股状に形成され、一対のピボットフレーム23の上下中間部に上下揺動可能に支持される。スイングアーム41の上下揺動は、図示しないリアクッションによって吸収される。スイングアーム41の後端部は、後輪3を軸支している。後輪3は、エンジン5に対して、車体後部の左方に配設されたチェーン式の伝動機構42を介して連結されている。
図2は、実施形態の車両前部を示す左側面図である。図3は、図2に示す車両からフロントカウル、サイドカウルおよびアウタパネルを取り外した状態を示す図である。
図2および図3に示すように、自動二輪車1は、メータ装置11と、ヘッドライト13と、支持部材15と、をさらに備える。
メータ装置11は、操向ハンドル35の前方に配置されている。メータ装置11は、車両の車幅中心上に配置されている。メータ装置11は、車速メータやタコメータ等の計器類を備える。
ヘッドライト13は、ヘッドパイプ21よりも前方に配置されている。ヘッドライト13は、光源と、光源を囲うとともに前方に開口したハウジング13aと、ハウジング13aの開口を閉塞するとともに光源を前方から覆うレンズ13bと、を備える。レンズ13bの前面は、その下端から上方に向かうに従い後方に延びているとともに、車幅中心から車幅方向の外側に向かうに従い後方に延びるように湾曲している。
支持部材15は、メータ装置11およびヘッドライト13を車体フレーム20に連結する。支持部材15は、ヘッドパイプ21に結合されている。
図1に示すように、自動二輪車1は、原動機であるエンジン5と、燃料タンク7と、シート9と、車両の外郭を形成する車体カバー50と、をさらに備える。
エンジン5は、車体フレーム20に固定的に支持されている。エンジン5は、クランクケース5aと、シリンダ5bと、を備える。クランクケース5aは、エンジン5の下部を構成する。クランクケース5aの前端部は、ハンガーブラケット28に支持されている。クランクケース5aの後端部は、ピボットフレーム23に支持されている。シリンダ5bは、クランクケース5aの前部から前上方に起立している。
燃料タンク7は、エンジン5のシリンダ5bの上方に配置されている。燃料タンク7は、メインフレーム22の上方において、車体フレーム20に支持されている。
シート9は、燃料タンク7の後方に配置されている。シート9は、シートレール25の上方に配置されている。シート9は、一対のシートレール25に支持されている。
車体カバー50は、車体フレーム20等を覆う。車体カバー50は、タンクカバー51と、インナーカウル60(図3参照)と、左右一対のフロントカウル65と、左右一対のサイドカウル70(サイドカバー)と、を備える。これらタンクカバー51、インナーカウル60、フロントカウル65およびサイドカウル70は、互いに別体に設けられている。車体カバー50は、車両の車幅中心に対しておおよそ左右対称に形成されている。
図4は、実施形態の燃料タンクおよびタンクカバーの平面図である。図5は、実施形態のタンクカバーのうち側面カバーおよびフロントカバーを示す斜視図である。
図4および図5に示すように、タンクカバー51は、燃料タンク7を覆う。タンクカバー51は、燃料タンク7の車幅方向外側に配置された左右一対の側面カバー52と、燃料タンク7の上方に配置された上面カバー53と、一対の側面カバー52および上面カバー53の前方に配置されたフロントカバー54と、を備える。側面カバー52は、燃料タンク7の後部を車幅方向の外側から覆っている。側面カバー52は、側面視で燃料タンク7に重なる位置からシート9の下方の位置に向けて後下方に延びている。上面カバー53は、燃料タンク7を上方から覆っている。上面カバー53は、車幅中心上に配置され、一対の側面カバー52の間隔を埋めるように形成されている。
フロントカバー54は、左右一対のステー55(延出部)と、一対のステー55を連結する連結部56と、を備える。これら一対のステー55および連結部56は、樹脂材料により一体的に形成されている。
連結部56は、車両の車幅中心に交差するように延びている。連結部56は、燃料タンク7の上方に配置されている。連結部56は、上面カバー53の前部に上方から重なっている。一対のステー55は、それぞれ前端部55fおよび後端部55rを有するように前後方向に長さを有する。ステー55における前後方向の中途部は、連結部56の車幅方向外側の端部に結合している。ステー55は、側面カバー52および上面カバー53よりも前方に突出するように設けられている。ステー55の前端部55fは、タンクカバー51の前端部であって、前下がりに突出している。ステー55の後端部55rは、上面カバー53に締結されている。
フロントカバー54は、側面カバー52および上面カバー53に対して外側から組み付けられる。換言すると、フロントカバー54は、車両の所定位置に組み付けられた側面カバー52および上面カバー53に対して後から組み付けられる。
フロントカバー54は、フロントカウル65が外側から組み付けられる結合部57を有する。結合部57は、各ステー55の前端部55fに設けられている。結合部57は、車両外方を向く面として、上方を向く上面57a、および車幅方向の外側を向く側面57bを備える。
図3に示すように、インナーカウル60は、ヘッドライト13の外周に沿う主部61と、主部61から前方に突出する突出部62と、を備える。これら主部61および突出部62は、樹脂材料により一体的に形成されている。主部61は、正面視で上方に開放されたU字状に形成されている。主部61は、正面視でヘッドライト13のレンズ13bの外周に沿う。主部61は、ヘッドライト13のハウジング13aに上方を除く3方向から隣接する。突出部62は、主部61の下部から前方かつ下方に突出している。突出部62の前端は、ヘッドライト13よりも前方に位置している。
図6は、図3に示す車両にフロントカウルを組み付けた状態を示す図である。
図3および図6に示すように、フロントカウル65は、ヘッドライト13のハウジング13aをインナーカウル60ごと車幅方向の外側から覆う。フロントカウル65は、側面視でインナーカウル60の全体に重なる。フロントカウル65は、側面視でインナーカウル60に重なる前部66と、前部66から側面視で後下方に延びる後部67と、を備える。後部67は、フロントフォーク31およびヘッドパイプ21よりも車幅方向外側に配置されている。後部67は、側面視でフロントフォーク31、ヘッドパイプ21およびエンジン5のシリンダ5bの上部に重なっている。フロントカウル65は、ヘッドライト13およびメータ装置11の少なくともいずれか一方に接続されるハーネスのうち、ヘッドパイプ21よりも前方に位置する部分に側面視で重なっている。フロントカウル65は、支持部材15に側面視で重なっている。
フロントカウル65は、タンクカバー51のフロントカバー54に外側から組み付けられる。換言すると、フロントカウル65は、車両の所定位置に組み付けられたフロントカバー54に対して後から組み付けられるとともに、フロントカバー54を車両に残してフロントカバー54から取り外すことを可能とされている。フロントカウル65は、タンクカバー51の結合部57に結合される被結合部68を有する。被結合部68は、側面視でフロントカウル65の後上部に設けられている。被結合部68は、結合部57に対して車幅方向外側および上方から重なるように配置されている。被結合部68には、結合部57の上面57aが下方から対向するとともに、結合部57の側面57bが車幅方向の内側から対向する。被結合部68は、車幅方向内側から螺着された締結部材によって結合部57に締結される。
図6に示すように、車体カバー50には、車幅方向外側に開口した貫通孔50aが形成されている。貫通孔50aは、タンクカバー51の側面カバー52およびフロントカバー54と、フロントカウル65と、の間に形成されている。貫通孔50aの内側には、側面視で燃料タンク7の前部が位置している。
図7は、図6に示す車両にサイドカウルを組み付けた状態を示す図である。
図6および図7に示すように、サイドカウル70は、フロントカウル65およびタンクカバー51を覆う。サイドカウル70は、側面視でフロントカウル65およびタンクカバー51の境界を跨ぐように配置され、車体カバー50の貫通孔50aを閉塞している。サイドカウル70は、側面視で車体カバー50の外縁よりも内側に位置するように、フロントカウル65の後部67と、タンクカバー51の側面カバー52およびフロントカバー54に重なっている。
サイドカウル70は、フロントカウル65およびタンクカバー51に外側から組み付けられる。サイドカウル70は、フロントカウル65に組み付けられた状態で、フロントカウル65とともにタンクカバー51に外側から組み付け可能である。サイドカウル70は、フロントカウル65との結合部分とは別の位置で、タンクカバー51に外側から締結される。
図2および図7に示すように、サイドカウル70には、アウタパネル71が外側から組み付けられている。アウタパネル71は、側面視でサイドカウル70の中央に取り付けられている。アウタパネル71は、車幅方向外側から螺着された締結部材によってサイドカウル70に締結されている。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、ヘッドライト13を覆うフロントカウル65が外側から組み付けられる結合部57を有するタンクカバー51を備える。この構成によれば、タンクカバー51を取り外すことなくフロントカウル65を取り外すことできる。これにより、ヘッドライト13の後方のメンテナンス対象部であるハーネスや支持部材15等に対して車両側方からアプローチする際に、タンクカバー51を取り外す必要がないので、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる。
結合部57は、側面視でヘッドパイプ21の中心軸線Cよりも前方に位置する。この構成によれば、ヘッドライト13の後方のメンテナンス対象部を覆うフロントカウル65の縮小を図ることができる。よって、フロントカウル65を小型化して取り外しやすくすることができる。
結合部57は、フロントカウル65に下方から対向する上面57a、およびフロントカウル65に車幅方向内側から対向する側面57bを有する。この構成によれば、上面57aによってフロントカウル65の下方への変位を規制し、側面57bによってフロントカウル65の車幅方向内側への変位を規制できる。これにより、フロントカウル65を上下方向および車幅方向で位置決めすることができる。
結合部57は、タンクカバー51のうち前下がりに突出するステー55の前端部55fに形成されている。この構成によれば、フロントカウル65はタンクカバー51の前方に配置されているので、フロントカウル65を前方に移動させてタンクカバー51から取り外す際に、フロントカウル65が結合部57の周辺部に干渉することを抑制できる。したがって、フロントカウル65を取り外しやすくすることができる。
タンクカバー51は、燃料タンク7を上方から覆う上面カバー53と、上面カバー53よりも前方に延出するとともに前端部55fに結合部57を有するステー55と、を備える。この構成によれば、フロントカウル65が上面カバー53よりも前方でタンクカバー51に結合されるので、フロントカウル65の大部分を側面視で上面カバー53よりも前方に配置できる。これにより、フロントカウル65を前後方向に小型化して取り外しやすくすることができる。
サイドカウル70は、フロントカウル65に結合し、フロントカウル65との結合部分とは別の位置でタンクカバー51に外側から締結される。この構成によれば、サイドカウル70をフロントカウル65に組み付けたまま、フロントカウル65とともにサイドカウル70を取り外し可能とすることができる。したがって、フロントカウル65およびタンクカバー51を覆うサイドカウル70を備える構成において、車両前部のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、本発明は運転者が車体を跨いで乗車する鞍乗り型車両全般に適用することができる。すわなち、本発明は自動二輪車だけでなく自動三輪車、またはバギーやATV(All Terrain Vehicle)等の自動四輪車に適用可能である。また、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、車体カバー50の形状は適宜変更可能であり、タンクカバーにフロントカウルが外側から組み付け可能であればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両) 2…前輪 7…燃料タンク 13…ヘッドライト 20…車体フレーム 21…ヘッドパイプ 30…ステアリング機構 51…タンクカバー 53…上面カバー 55…ステー(延出部) 55f…前端部(端部) 57…結合部 57a…上面 57b…側面 65…フロントカウル 70…サイドカウル(サイドカバー) C…中心軸線

Claims (6)

  1. 燃料タンク(7)と、
    前記燃料タンク(7)の前方に配置されたヘッドライト(13)と、
    前記ヘッドライト(13)を覆うフロントカウル(65)と、
    前記燃料タンク(7)を覆うとともに、前記フロントカウル(65)が外側から組み付けられる結合部(57)を有するタンクカバー(51)と、
    を備える鞍乗り型車両。
  2. 前輪(2)を支持するステアリング機構(30)と、
    前記ステアリング機構(30)を支持するヘッドパイプ(21)を有する車体フレーム(20)と、
    を備え、
    前記結合部(57)は、車両側面視で前記ヘッドパイプ(21)の中心軸線(C)よりも前方に位置する、
    請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記結合部(57)は、前記フロントカウル(65)に下方から対向する上面(57a)、および前記フロントカウル(65)に車幅方向内側から対向する側面(57b)を有する、
    請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記結合部(57)は、前記タンクカバー(51)のうち前下がりに突出する端部(55f)に形成されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記タンクカバー(51)は、
    前記燃料タンク(7)を上方から覆う上面カバー(53)と、
    前記上面カバー(53)よりも前方に延出するとともに、前端に前記結合部(57)を有する延出部(55)と、
    を備える、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記フロントカウル(65)および前記タンクカバー(51)を覆うとともに、前記フロントカウル(65)に結合し、結合部分とは別の位置で前記タンクカバー(51)に外側から締結されるサイドカバー(70)をさらに備える、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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