JP2022172709A - 車載ドライブレコーダシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022172709000001
【課題】サイドミラーに搭載したサイドカメラの光軸が鉛直方向から車両の外向きに傾斜された構成において、サイドミラーが閉位置に位置している場合にも、車両に接近する接近物標を撮像する。
【解決手段】サイドミラーが閉位置に位置している状態で、制御部は、車両に接近する接近物標が、撮像部による撮像範囲内に接近物標が存在しておらず(154が否定)、かつクリアランスソナーによる検出範囲内に接近物標が存在している(156が肯定)場合に、サイドミラーが閉位置に位置している状態では撮像部で撮像できない車両の周辺の撮像画像欠落領域に接近物標が進入すると判断に、サイドミラーを閉位置から開位置へ回動させる(158)。
【選択図】図9

Description

本開示は車載ドライブレコーダシステムに関する。
特許文献1には、車両に搭載されて車両の周辺を撮像するカメラと、カメラが撮像した映像を記憶する記憶部と、車両の周辺の障害物を検出するソナーと、を含む車両周辺映像記録システムが記載されている。この技術では、レーダECUが、ソナーにより、逐次、車両周辺状況を検出して、車両周辺状況に変化があったかどうかを判定し、車両周辺状況に変化があったと判定したことに基づいて記録開始信号を出力する。そして、ブラックボックスコンピュータは、記録開始信号を受信したことに基づいて、カメラに車両の周辺を撮像させ、カメラが撮像した映像を記憶部に記録する。
特開2015-088794号公報
サイドミラーに搭載されているサイドカメラに対しては、サイドカメラによる撮像対象を高さのあるものにまで拡大しようというニーズが高まっている。しかし、このニーズを満たすためには、サイドカメラの光軸を鉛直方向から車両の外向きに傾斜させる必要があり、この場合、サイドミラーが格納(開位置から閉位置へ回動)された際にサイドカメラの撮像範囲が従来よりも狭くなり、撮像範囲の欠落が生ずる。
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、サイドミラーに搭載したサイドカメラの光軸が鉛直方向から車両の外向きに傾斜された構成において、サイドミラーが閉位置に位置している場合にも、車両に接近する接近物標を撮像できる車載ドライブレコーダシステムを得ることが目的である。
第1の態様に係る車載ドライブレコーダシステムは、車両の左右に各々設けられて開位置と閉位置との間で回動可能なサイドミラーに搭載され、前記サイドミラーが開位置に位置している状態で、その光軸が鉛直方向に対して前記車両の外向きに傾斜している左右のサイドカメラと、前記車両の前方を撮像するフロントカメラと、前記車両の後方を撮像するリヤカメラと、を含む撮像部と、探査波を発信すると共に、前記探査波の反射波を含む受信波を受信することで、前記車両の周囲に存在する物体を検出する検出部と、前記撮像部によって撮像された画像を記録する記録部と、前記撮像部の撮像結果および前記検出部の検出結果の少なくとも一方に基づき、前記車両に接近する接近物標が、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態では前記撮像部で撮像できない前記車両の周辺の撮像画像欠落領域に進入すると判断した場合に、前記サイドミラーを前記閉位置から前記開位置へ回動させる制御部と、を含んでいる。
第1の態様では、サイドミラーにサイドカメラが搭載されており、当該サイドカメラは、サイドミラーが開位置に位置している状態で、その光軸が鉛直方向に対して車両の外向きに傾斜している。このため、サイドミラーが閉位置へ回動されている状態では、サイドカメラの撮像範囲が狭くなり、撮像部で撮像できない車両の周辺の撮像画像欠落領域が生じる。これに対して第1の態様では、撮像部の撮像結果および検出部の検出結果の少なくとも一方に基づき、接近物標が撮像画像欠落領域に進入すると判断した場合に、サイドミラーを閉位置から開位置へ回動させる。これにより、接近物標が撮像範囲から外れることが防止され、接近物標の撮像を継続することができる。
従って、第1の態様によれば、サイドミラーに搭載したサイドカメラの光軸が鉛直方向から車両の外向きに傾斜された構成において、サイドミラーが閉位置に位置している場合にも、車両に接近する接近物標を撮像することができる。また、接近物標が撮像画像欠落領域に進入すると判断した場合にサイドミラーを回動させることで、接近物標が出現した場合にサイドミラーを回動させる場合と比較して、サイドミラーを回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しておらず、かつ前記検出部による検出範囲内に前記接近物標が存在している場合に、前記撮像画像欠落領域に前記接近物標が進入すると判断する。
第2の態様によれば、撮像部による撮像範囲内に接近物標が存在していない場合に、撮像画像欠落領域に接近物標が進入するかを判断することを、簡易な処理によって実現することができる。
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しており、かつ前記接近物標が前記撮像範囲内から外れる動きを検知した場合に、前記撮像画像欠落領域に前記接近物標が進入すると判断する。
第3の態様によれば、撮像部による撮像範囲内に接近物標が存在している場合に、当該接近物標が撮像画像欠落領域に進入するかを判断することを、簡易な処理によって実現することができる。
第4の態様は、第3の態様において、前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しており、前記接近物標が前記撮像範囲内から外れる動きを検知していない場合に、前記サイドミラーを前記閉位置に位置している状態のまま維持させる。
第4の態様によれば、サイドミラーを回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
第5の態様は、第1の態様~第4の態様の何れかにおいて、前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しておらず、かつ前記検出部による検出範囲内に前記接近物標が存在していない場合に、前記サイドミラーを前記閉位置に位置している状態のまま維持させる。
第5の態様によれば、サイドミラーを回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
第6の態様は、第1の態様~第5の態様の何れかにおいて、前記制御部は、前記サイドミラーを前記閉位置から前記開位置へ回動させた後、前記接近物標が前記車両から離間して前記撮像部による撮像範囲外へ退出したことを検知した場合に、前記サイドミラーを前記開位置から前記閉位置へ回動させる。
第6の態様によれば、接近物標が撮像部による撮像範囲外へ退出した場合に、サイドミラーを閉位置に復帰させることができる。
第7の態様は、第1の態様~第6の態様の何れかにおいて、前記検出部は、前記撮像画像欠落領域を含む範囲を検出範囲としている。
第7の態様によれば、接近物標が撮像画像欠落領域の方向から車両に接近した場合にも、検出部によって接近物標を検知することができる。
本開示は、サイドミラーに搭載したサイドカメラの光軸が鉛直方向から車両の外向きに傾斜された構成において、サイドミラーが閉位置に位置している場合にも、車両に接近する接近物標を撮像できる、という効果を有する。
実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 周辺監視ECUおよびミラー開閉ECUの機能ブロック図である。 光軸が鉛直方向から傾斜されてサイドカメラが搭載された実施形態のサイドミラーの正面図である。 光軸が鉛直方向から傾斜されてサイドカメラが搭載された実施形態のサイドミラーの側面図である。 サイドミラーが開位置に位置しているときの撮像部の撮像範囲を示すイメージ図である。 サイドミラーが閉位置に位置しているときの撮像部の撮像範囲を示すイメージ図である。 図3,4に示すサイドミラーが開位置に位置しているときにサイドカメラが撮像可能な領域を示すイメージ図である。 図3,4に示すサイドミラーが閉位置に位置しているときにサイドカメラが撮像可能な領域を示すイメージ図である。 ミラー開閉ECUによって実行される駐車中処理を示すフローチャートである。 接近物標がフロントカメラの撮像範囲内で検知される場合を示すイメージ図である。 接近物標のベクトルがフロントカメラの撮像範囲から外れる方向に向いている場合を示すイメージ図である。 撮像画像欠落領域内に存在している接近物標のベクトルが、フロントカメラの撮像範囲内へ向かっている場合を示すイメージ図である。 接近物標の動きの一例を示すイメージ図である。 光軸が鉛直方向に沿うようにサイドカメラに搭載された従来のサイドミラーの正面図である。 光軸が鉛直方向に沿うようにサイドカメラに搭載された従来のサイドミラーの側面図である。 図14、15に示すサイドミラーが開位置に位置しているときにサイドカメラが撮像可能な領域を示すイメージ図である。 図14、15に示すサイドミラーが閉位置に位置しているときにサイドカメラが撮像可能な領域を示すイメージ図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る車載システム10が示されている。車載システム10は、ゲートウェイ12と、それぞれ一端がゲートウェイ12に接続された第1バス14、第2バス16、第3バス18および第4バス20と、を含んでいる。
第1バス14には周辺監視ECU22およびミラー開閉ECU46が各々接続されており、第2バス16には、イベントデータレコーダ(EDR)58を含むエアバッグECU56が接続されている。また、第3バス18にはメータモジュール60が接続されており、第4バス20には、マルチメディアECU62およびデータ通信モジュール68が各々接続されている。
周辺監視ECU22は、CPU(Central Processing Unit)24と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ26と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部28と、を含んでいる。CPU24、メモリ26および記憶部28は内部バス30を介して互いに通信可能に接続されている。周辺監視ECU22の記憶部28は、制御プログラム32が記憶されている。周辺監視ECU22は、制御プログラム32が記憶部28から読み出されてメモリ26に展開され、メモリ26に展開された制御プログラム32がCPU24によって実行されることで、図2に示す第1制御部90として機能する。
周辺監視ECU22は、車両76(図5、6参照)の前端部付近に設けられたフロントカメラ34と、車両の左右のサイドミラー78(図3参照)に各々搭載されたサイドカメラ36,38と、車両の後端部付近に設けられたリヤカメラ40と、が接続されている。フロントカメラ34、サイドカメラ36,38およびリヤカメラ40は本開示における撮像部の一例であり、必要に応じて「撮像部33」と総称する。撮像部33は本開示における撮像部の一例である。
図3および図4に示すように、サイドカメラ36,38は、サイドカメラ36,38による撮像対象を高さのあるものにまで拡大するために、その光軸が鉛直方向から車両76の外向きに傾斜されている。サイドミラー78が開位置に位置しているときには、撮像部33(フロントカメラ34、サイドカメラ36,38およびリヤカメラ40)による撮像範囲は、図5に示すように、車両の鉛直方向に沿った軸周りの全周(360°)に及んでいる。なお、図5(および図6)において、80はフロントカメラ34による撮像範囲、82はサイドカメラ36による撮像範囲、84はサイドカメラ38による撮像範囲、86はリヤカメラ40による撮像範囲である。
一方、サイドミラー78が開位置に位置しているときには、サイドカメラ36,38の光軸が傾斜していることで、図6に示すように、車両の鉛直方向に沿った軸周りの一部領域が、撮像部33で撮像できない撮像画像欠落領域88になる。なお、図6では車両76の左側についてのみ撮像画像欠落領域88を示しているが、実際には、撮像部33で撮像できない撮像画像欠落領域88は車両76の右側にも存在している。
第1制御部90は、車両76のイグニッションスイッチがオンされている走行中、および、車両76のイグニッションスイッチがオフされている駐車中に、撮像部33によって車両76の周囲が撮像されるように、撮像部33の作動を制御する。また第1制御部90は、車両76の駐車中に、撮像部33によって撮像された画像に基づき、車両76に接近する接近物標が撮像部33による撮像範囲内に存在しているか否かを判定する。なお、接近物標としては、接近者、衝突可能性が高い物標が挙げられる。さらに、第1撮像部33は、前記接近物標が撮像部33による撮像範囲内に存在していると判定した場合に、前記接近物標の動きの方向(ベクトル)を検出する。
また、周辺監視ECU22は、サイドミラー78を開位置または閉位置へ回動させるミラー開閉ACT(actuator)42が接続されている。第1制御部90は、ミラー開閉ECU46の後述する第2制御部92からの指示に応じて、ミラー開閉ACT42によってサイドミラー78を開位置または閉位置へ回動させる。
また、周辺監視ECU22は、クリアランスソナー44が接続されている。クリアランスソナー44は、車両76の周囲の複数箇所に各々設けられた複数の超音波センサを含んでいる。個々の超音波センサは、探査波としての超音波を発信すると共に、探査波の反射波を含む受信波を受信することで、車両76の周囲に存在する物体の位置(距離および方向)を検出する。クリアランスソナー44による検出範囲は、サイドミラー78が開位置に位置しているか閉位置に位置しているかに拘わらず、車両の鉛直方向に沿った軸周りの全周(360°)に及んでいる。クリアランスソナー44は本開示における検出部の一例である。
第1制御部90は、クリアランスソナー44によって車両76の周囲に存在する物体が検出されるように、クリアランスソナー44の作動を制御する。なお、クリアランスソナー44が作動されるタイミングとしては、車両76を駐車させる運転操作が行われる駐車操作時、および、車両76のイグニッションスイッチがオフされている駐車中などが挙げられる。駐車操作時におけるクリアランスソナー44による物体の検出結果は、必要に応じて警報を出力したり、運転者に代わって自車両を制動・減速させる介入ブレーキ制御を行うために用いられる。
また第1制御部90は、車両76の駐車中に、クリアランスソナー44による物体の検出結果に基づき、車両76に接近する接近物標がクリアランスソナー44による検出範囲内に存在しているか否かを判定する。さらに第1撮像部33は、前記接近物標がクリアランスソナー44による検出範囲内に存在していると判定した場合に、前記接近物標の動きの方向(ベクトル)を検出する。
ミラー開閉ECU46は、CPU48と、ROMやRAMなどのメモリ50と、HDDやSSDなどの不揮発性の記憶部52と、を含んでいる。CPU48、メモリ50および記憶部52は内部バス54を介して互いに通信可能に接続されている。ミラー開閉ECU46の記憶部52は、駐車中プログラム56が記憶されている。ミラー開閉ECU46は、駐車中プログラム56が記憶部52から読み出されてメモリ50に展開され、メモリ50に展開された駐車中プログラム56がCPU48によって実行されることで、図2に示す第2制御部92として機能し、後述する駐車中処理を行う。なお、第2制御部92は、第1制御部90と協働して、本開示における制御部の一例として機能する。
第2制御部92は、撮像部33による撮像結果およびクリアランスソナー44よる物体の検出結果の少なくとも一方に基づき、接近物標が撮像画像欠落領域88に進入すると判断した場合に、サイドミラー78を閉位置から開位置へ回動させる。
マルチメディアECU62は、ディスプレイ64を含んでおり、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの規格に準拠した通信を行う通信線94を介して周辺監視ECU22と接続されている。またマルチメディアECU62は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などの規格に準拠した通信を行う通信線96、98を介してデータ通信モジュール68およびデータストレージECU70と接続されている。さらにマルチメディアECU62は、通信線200を介してメータモジュール60とも接続されている。
マルチメディアECU62は、撮像部33によって撮像された画像を通信線94を介して周辺監視ECU22から取得し、取得した画像を加工してディスプレイ64やメータモジュール60に表示させる。例えば、駐車操作時には、マルチメディアECU62は、撮像部33によって撮像された画像を、車両76を上方から見下ろした視点の画像(以下、鳥瞰画像という)へ加工し、ディスプレイ64に表示させる。
データストレージECU70は、不揮発性の記憶部72を備えており、例えばLVDSなどの規格に準拠した通信を行う通信線102を介して周辺監視ECU22と接続されている。データストレージECU70は、撮像部33によって撮像された画像を通信線102を介して周辺監視ECU22から取得し、取得した画像を記憶部72に記録する。なお、データストレージECU70は本開示における記録部の一例である。
また、本実施形態において、撮像部33、クリアランスソナー44、データストレージECU70、周辺監視ECU22(第1制御部90)およびミラー開閉ECU46(第2制御部92)は、本開示に係る車載ドライブレコーダシステムの一例である。
次に本実施形態の作用を説明する。従来、撮像部33によって撮像された画像の主な用途は、鳥瞰画像へ加工してディスプレイ64に表示することで、駐車操作を支援することであった。駐車操作を支援する場合、鳥瞰画像中に映っている必要がある主な情報は、路面の白線、縁石、隣の駐車区画に駐車している車両の有無などであり、撮像対象の物体の高さは何れも低い。
このため、例として図14、15にも示すように、従来のサイドカメラ200は、光軸が鉛直方向に沿うようにサイドミラー202に搭載されている。このサイドカメラ200で撮像可能な領域を図16、17に示す。図16、17からも明らかなように、光軸が鉛直方向に沿うようにサイドカメラ200をサイドミラー202に搭載した場合、サイドミラー202の開閉に拘わらずサイドカメラ200の光軸は鉛直方向に沿っているため、車両の周辺の路面を広く映すことができる。
しかし、撮像部33によって撮像された画像を自動駐車や自動運転にも用いることを見据えると、撮像光軸が鉛直方向に沿っている従来のサイドカメラでは、撮像によって得られる周辺の高さ情報が不十分である。このため、図3、4に示したように、サイドミラー78に搭載するサイドカメラ36(およびサイドカメラ38)の光軸を鉛直方向から車両76の外向きに傾斜させることが主流になりつつある。これにより、撮像によって得られる周辺の高さ情報が従来よりも多くなり、撮像画像を周辺の認識に活用できる。
但し、サイドミラー78に搭載するサイドカメラ36、38の光軸を鉛直方向から車両76の外向きに傾斜させた場合、サイドミラー78を閉位置に回動させるとサイドカメラ36の光軸が後方を向くことになり、サイドカメラ36、38の撮像範囲が狭くなる。これにより、図8を図7と比較しても明らかなように、車両の左前側面(および右前側面)に撮像範囲の欠落が生じる。
車両の駐車中にサイドミラー78を畳む(閉位置へ回動させる)ことは一般的である。このため、車両の駐車中に撮像部33によって撮像された画像をドライブレコーダ画像として記録しようとした場合、周辺に接近物標が存在している場合には、サイドミラー78を開位置へ回動させることが考えられる。しかし、サイドミラー78を頻繁に開閉させると消費エネルギーが大きくなり、画像を記録するために使用できるエネルギーが少なくなる、という課題がある。
上記に基づき、ミラー開閉ECU46の第2制御部92は、車両76が駐車している間、図9に示す駐車中処理を行う。駐車中処理のステップ150において、第2制御部92は、周辺監視ECU22の第1制御部90を介し、ミラー開閉ACT42によってサイドミラー78を閉位置へ回動させる。
ステップ152において、第2制御部92は、データストレージECU70へ駐車中の映像記録を指示する。これにより、データストレージECU70は、撮像部33によって撮像された画像(動画像)を信号線102経由で取得し、取得した画像を、駐車中のドライブレコーダ画像として記憶部72に記録する処理を開始する。
ステップ154において、第2制御部92は、撮像部33による撮像画像に基づく接近物標の検知結果を第1制御部90から取得し、第1制御部90によって撮像部33の現在の撮像範囲内で接近物標が検知されているか否かを判定する。ステップ154の判定が否定された場合はステップ156へ移行する。
ステップ156において、第2制御部92は、クリアランスソナー44による検出結果に基づく接近物標の検知結果を第1制御部90から取得し、第1制御部90によって接近物標が検知されているか否かを判定する。ステップ156の判定が否定された場合はステップ166へ移行する。
ステップ166において、第2制御部92は、車両76のイグニッションスイッチがオンされたか否かなどに基づいて、車両76の駐車が終了したか否か判定する。ステップ166の判定が否定された場合はステップ154に戻り、ステップ154以降の処理を繰り返す。従って、ステップ154、156の判定が各々否定された場合、サイドミラー78は閉位置のまま維持される。
また、一例として図10には、接近物標110が撮像部33のうちフロントカメラ34の撮像範囲80内で検知される場合を示す。このような場合、ステップ154の判定が肯定され、ステップ160へ移行する。ステップ160において、第2制御部92は、撮像部33による撮像画像に基づく接近物標の検知結果を第1制御部90から取得し、接近物標が、サイドミラー78が閉位置に位置している状態での撮像部33の撮像範囲内から外れる動きを検知したか否か判定する。ステップ160の判定が否定された場合はステップ162へ移行する。従って、ステップ154の判定が肯定され、ステップ160の判定が各々否定された場合にも、サイドミラー78は閉位置のまま維持される。
一方、一例として図11には、フロントカメラ34の撮像範囲80内で検知された接近物標110のベクトル112が、フロントカメラ34の撮像範囲80から外れる方向に向いている場合を示す。このような場合、ステップ156の判定が肯定され、ステップ156からステップ158へ移行する。また、ステップ160の判定が肯定された場合には、ステップ160からステップ158へ移行する。ステップ158において、第2制御部92は、サイドミラー78の現在の位置を取得し、サイドミラー78が開位置に位置している場合には、周辺監視ECU22の第1制御部90を介し、ミラー開閉ACT42によってサイドミラー78を閉位置へ回動させる。これにより、撮像画像欠落領域88に進入した接近物標を、サイドカメラ36またはサイドカメラ38によって撮像できる状態になる。
また、ステップ162において、第2制御部92は、撮像部33による撮像画像に基づく接近物標の検知結果、または、クリアランスソナー44による検出結果に基づく接近物標の検知結果を第1制御部90から取得する。そして第2制御部92は、第1制御部90から取得した情報に基づいて、接近物標が車両76から撮像部33の検知距離外へ離れていったか否か判定する。なお、ステップ162の判定が肯定されるタイミングは、例えば、接近物標が車両76から一定距離以上離れたタイミングとしてもよい。また、例えば、接近物標が撮像画像欠落領域88から退去したことを撮像部33またはクリアランスソナー44で検出したタイミングとしてもよい。
ステップ162の判定が肯定された場合はステップ164へ移行する。ステップ164において、第2制御部92は、サイドミラー78の現在の位置を取得し、サイドミラー78が開位置に位置している場合には、周辺監視ECU22の第1制御部90を介し、ミラー開閉ACT42によってサイドミラー78を閉位置へ回動させる。また、ステップ162の判定が否定された場合は、サイドミラー78を回動させることなくステップ164へ移行する。
一例として図12には、撮像画像欠落領域88内に存在している接近物標110のベクトル112が、フロントカメラ34の撮像範囲80へ向かっている場合を示す。このときは、サイドミラー78が既に開位置へ回動されている状態であるが、その後、ステップ162の判定が肯定されることで、サイドミラー78は閉位置へ回動される。
また、車両76の駐車が終了した場合、ステップ166の判定が肯定されてステップ168へ移行する。ステップ168において、第2制御部92は、周辺監視ECU22の第1制御部90を介し、ミラー開閉ACT42によってサイドミラー78を開位置へ回動させる。次のステップ170において、第2制御部92は、データストレージECU70に対し駐車中の映像記録の終了を指示する。これにより、データストレージECU70は、撮像部33によって撮像された画像(動画像)を信号線102経由で取得し、取得した画像を、駐車中のドライブレコーダ画像として記憶部72に記録する処理を終了する。
続いて図13を参照し、物標の動きの具体例を挙げて、駐車中処理をさらに説明する。図13に(1)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の前方から車両76へ接近してきた後、フロントカメラ34の撮像範囲80内を車両76の前方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像に基づき接近物標として検知され、ステップ154の判定が肯定されるものの、ステップ160の判定が否定されることで、サイドミラー78は閉位置のまま維持される。この場合、サイドミラー78の開閉回数を低減できる。
また、図13に(2)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の前方から車両76へ接近してきた後、車両76の側方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像に基づき接近物標として検知され、ステップ154の判定が肯定される。さらに接近物標が撮像部33の撮像範囲内から外れる動きが検知されることで、ステップ160の判定が肯定され、サイドミラー78は開位置へ回動される。この場合、接近物標が撮像部33の撮像範囲から外れることが防止され、接近物標を引き続き被写体として撮像することができる。
また、図13に(3)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の前側方から車両76へ接近してきた後、車両76の前方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像からは接近物標として検知されず、ステップ154の判定が否定される。しかし、物標はクリアランスソナー44による検出結果から接近物標として検知され、ステップ156の判定が肯定されることで、サイドミラー78は開位置へ回動される。この場合、接近物標が撮像部33の撮像範囲から外れることが防止され、接近物標を引き続き被写体として撮像することができる。その後、接近物標が車両76から撮像部33の撮像範囲外へ離れていくと、ステップ162の判定が肯定され、サイドミラー78は閉位置へ回動される。
また、図13に(4)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の前側方から車両76へ接近してきた後、車両76の側方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像からは接近物標として検知されず、ステップ154の判定が否定される。しかし、物標はクリアランスソナー44による検出結果から接近物標として検知され、ステップ156の判定が肯定されることで、サイドミラー78は開位置へ回動される。この場合、接近物標が撮像部33の撮像範囲から外れることが防止され、接近物標を引き続き被写体として撮像することができる。
また、図13に(5)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の後方から車両76へ接近してきた後、車両76の前側方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像に基づき接近物標として検知され、ステップ154の判定が肯定される。さらに接近物標が撮像部33の撮像範囲内から外れる動きが検知され、ステップ160の判定が肯定されることで、サイドミラー78は開位置へ回動される。この場合、接近物標が撮像部33の撮像範囲から外れることが防止され、接近物標を引き続き被写体として撮像することができる。
また、図13に(6)と表記して示すように、一例として、物標が車両76の後方から車両76へ接近してきた後、車両76の後方へ車両76から離れていった場合を考える。この場合、物標は撮像部33による撮像画像に基づき接近物標として検知され、ステップ154の判定が肯定される。しかし、接近物標が撮像部33の撮像範囲内から外れる動きが検知されないことで、ステップ160の判定が否定され、サイドミラー78は閉位置のまま維持される。この場合、サイドミラー78の開閉回数を低減できる。
以上説明したように、本実施形態において、車載ドライブレコーダシステムは、撮像部33と、クリアランスソナー44と、データストレージECU70と、周辺監視ECU22の第1制御部90と、ミラー開閉ECU46の第2制御部92と、を含んでいる。撮像部33は、車両76の左右に各々設けられて開位置と閉位置との間で回動可能なサイドミラー78に搭載された左右のサイドカメラ36,38を含んでいる。サイドカメラ36,38は、サイドミラー78が開位置に位置している状態で、その光軸が鉛直方向に対して車両76の外向きに傾斜している。また撮像部33は、車両76の前方を撮像するフロントカメラ34と、車両76の後方を撮像するリヤカメラ40と、を含んでいる。クリアランスソナー44は、探査波を発信すると共に、探査波の反射波を含む受信波を受信することで、車両76の周囲に存在する物体を検出する。データストレージECU70は、撮像部33によって撮像された画像を記録する。第1制御部90および第2制御部92は、撮像部33の撮像結果およびクリアランスソナー44の検出結果の少なくとも一方に基づき、所定の条件を満たした場合に、サイドミラー78を閉位置から開位置へ回動させる。所定の条件は、車両76に接近する接近物標が、サイドミラー78が閉位置に位置している状態では撮像部33で撮像できない車両76周辺の撮像画像欠落領域88に進入すると判断した、という条件である。これにより、サイドミラー78に搭載したサイドカメラの光軸が鉛直方向から車両76の外向きに傾斜された構成において、サイドミラー78が閉位置に位置している場合にも、車両76に接近する接近物標を撮像することができる。また、サイドミラー78を回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態において、第2制御部92は、サイドミラー78が閉位置に位置している状態で、以下の場合に、撮像画像欠落領域88に接近物標が進入すると判断する。すなわち、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在しておらず、かつクリアランスソナー44による検出範囲内に接近物標が存在している場合である。これにより、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在していない場合に、撮像画像欠落領域88に接近物標が進入するかを判断することを、簡易な処理によって実現することができる。
また、本実施形態において、第2制御部92は、前記サイドミラー78が閉位置に位置している状態で、以下の場合に、撮像画像欠落領域88に接近物標が進入すると判断する。すなわち、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在しており、かつ接近物標が撮像範囲内から外れる動きを検知した場合である。これにより、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在している場合に、接近物標が撮像画像欠落領域88に進入するかを判断することを、簡易な処理によって実現することができる。
また、本実施形態において、第2制御部92は、サイドミラー78が閉位置に位置している状態で、以下の場合に、サイドミラー78を閉位置に位置している状態のまま維持させる。すなわち、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在しており、接近物標が撮像範囲内から外れる動きを検知していない場合である。これにより、サイドミラー78を回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態において、第2制御部92は、サイドミラー78が閉位置に位置している状態で、以下の場合に、サイドミラー78を閉位置に位置している状態のまま維持させる。すなわち、撮像部33による撮像範囲内に接近物標が存在しておらず、かつクリアランスソナー44による検出範囲内に接近物標が存在していない場合である。これにより、サイドミラー78を回動させる回数を減少させることができ、消費エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態において、第2制御部92は、サイドミラー78を閉位置から開位置へ回動させた後、接近物標が車両76から離間して撮像部33による撮像範囲外へ退出したことを検知した場合に、サイドミラー78を開位置から閉位置へ回動させる。これにより、接近物標が撮像部33による撮像範囲外へ退出した場合に、サイドミラー78を閉位置に復帰させることができる。
また、本実施形態において、クリアランスソナー44は、撮像画像欠落領域88を含む範囲を検出範囲としている。これにより、接近物標が撮像画像欠落領域88の方向から車両76に接近した場合にも、クリアランスソナー44によって接近物標を検知することができる。
なお、本実施形態では図9に示す駐車中処理を説明したが、本開示は、図9に示した処理に限定されるものではない。例えば、接近物標がフロントカメラ34による撮像範囲80内に位置している状態で、撮像範囲80と、サイドカメラ36による撮像範囲82またはサイドカメラ38による撮像範囲84と、の重複領域に接近物標が進入したか否かを監視する。そして、前記重複領域に接近物標が進入した場合には、サイドミラー78を開位置へ回動させる準備を開始する。これにより、接近物標が撮像範囲80から退出して撮像範囲82または撮像範囲84に進入した場合に、サイドミラー78を直ちに開位置へ回動させ、サイドカメラ36またはサイドカメラ38により接近物標を直ちに撮像することができる。
また、図9に示す駐車中処理のステップ158において、サイドミラー78を単に開位置まで回動させることに代えて、サイドミラー78の開方向への回動角度を、周囲に存在する物体との距離情報に基づいて制御するようにしてもよい。例えば、周囲に存在する物体との距離が小さい場合には、物体と接触しない範囲でサイドミラー78を最大限開くようにしてもよい。
また、上記では、本開示における検出部の一例としてクリアランスソナー44を適用した態様を説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、検出部として、例えばミリ波レーダなどを適用してもよい。
さらに、上記では、左右のサイドミラー78を同じように回動させることを前提として説明したが、これに限定されるものではなく、左右のサイドミラー78を独立して回動させるようにしてもよい。
また、上記では、第1制御部90と第2制御部92が協働して本開示における制御部として機能する態様を説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、単一のECUによって実現される単一の制御部を、本開示における制御部として機能させてもよい。
また、上記では周辺監視ECU22を第1制御部90として機能させる制御プログラム32が記憶部28に予め記憶され、周辺監視ECU22を第2制御部92として機能させる駐車中プログラム56が記憶部52に予め記憶されている態様を説明した。しかし、これらのプログラムは、HDD、SSD、DVD等の非一時的記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
10 車載システム
22 周辺監視ECU
33 撮像部
34 フロントカメラ
36,38 サイドカメラ
40 リヤカメラ
42 ミラー開閉ACT
44 クリアランスソナー(検出部)
46 ミラー開閉ECU
70 データストレージECU(記録部)
76 車両
78 サイドミラー
88 撮像画像欠落領域
90 第1制御部(制御部)
92 第2制御部(制御部)
110 接近物標
112 ベクトル

Claims (7)

  1. 車両の左右に各々設けられて開位置と閉位置との間で回動可能なサイドミラーに搭載され、前記サイドミラーが開位置に位置している状態で、その光軸が鉛直方向に対して前記車両の外向きに傾斜している左右のサイドカメラと、前記車両の前方を撮像するフロントカメラと、前記車両の後方を撮像するリヤカメラと、を含む撮像部と、
    探査波を発信すると共に、前記探査波の反射波を含む受信波を受信することで、前記車両の周囲に存在する物体を検出する検出部と、
    前記撮像部によって撮像された画像を記録する記録部と、
    前記撮像部の撮像結果および前記検出部の検出結果の少なくとも一方に基づき、前記車両に接近する接近物標が、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態では前記撮像部で撮像できない前記車両の周辺の撮像画像欠落領域に進入すると判断した場合に、前記サイドミラーを前記閉位置から前記開位置へ回動させる制御部と、
    を含む車載ドライブレコーダシステム。
  2. 前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しておらず、かつ前記検出部による検出範囲内に前記接近物標が存在している場合に、前記撮像画像欠落領域に前記接近物標が進入すると判断する請求項1記載の車載ドライブレコーダシステム。
  3. 前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しており、かつ前記接近物標が前記撮像範囲内から外れる動きを検知した場合に、前記撮像画像欠落領域に前記接近物標が進入すると判断する請求項1または請求項2記載の車載ドライブレコーダシステム。
  4. 前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しており、前記接近物標が前記撮像範囲内から外れる動きを検知していない場合に、前記サイドミラーを前記閉位置に位置している状態のまま維持させる請求項3記載の車載ドライブレコーダシステム。
  5. 前記制御部は、前記サイドミラーが前記閉位置に位置している状態で、前記撮像部による撮像範囲内に前記接近物標が存在しておらず、かつ前記検出部による検出範囲内に前記接近物標が存在していない場合に、前記サイドミラーを前記閉位置に位置している状態のまま維持させる請求項1~請求項4の何れか1項記載の車載ドライブレコーダシステム。
  6. 前記制御部は、前記サイドミラーを前記閉位置から前記開位置へ回動させた後、前記接近物標が前記車両から離間して前記撮像部による撮像範囲外へ退出したことを検知した場合に、前記サイドミラーを前記開位置から前記閉位置へ回動させる請求項1~請求項5の何れか1項記載の車載ドライブレコーダシステム。
  7. 前記検出部は、前記撮像画像欠落領域を含む範囲を検出範囲としている請求項1~請求項6の何れか1項記載の車載ドライブレコーダシステム。
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