JP2022063068A - ドライブレコーダ装置 - Google Patents

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【課題】自車両が走行中の車線上を走行している別の車両があおり運転をしているか否かを精度よく判定し、あおり運転をしていない車両の画像データを記録部に記録することを抑制するドライブレコーダ装置を提供する。【解決手段】ドライブレコーダ装置10は、後方車両54と自車両12との車間距離である後方車間距離又は前方車両52と自車両との車間距離である前方車間距離が第1閾値以下の場合に、第1条件が成立したと判定する第1条件判定部及び自車両の車速が第2閾値以上であり、且つ、後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値以上である場合に、第2条件が成立したと判定する第2条件判定部を有する条件判定部26と、第1条件及び第2条件が成立したときに、後方撮像装置38によって撮像された後方車両の画像データ又は前方撮像装置32によって撮像された前方車両の画像データを記録部34、40に記録させる制御部26と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブレコーダ装置に関する。
下記特許文献1には、自車両が走行中の車線上を走行する後方車両と自車両との車間距離が所定距離以下であり、且つ、自車両の速度が所定の基準値以上の場合に、後方車両があおり運転をしていると判定する発明が開示されている。さらに、この発明では、車両に設けられたカメラが、あおり運転をしていると判定された後方車両を撮像し、撮像された画像データが車両の記録部に記録される。
特開2019-205078号公報
下記特許文献1では、後方車両と自車両との車間距離及び自車両の速度に基づいて、後方車両があおり運転をしているか否かを判定する。しかしながら、この判定方法には改善の余地がある。即ち、自車両との車間距離が短い後方車両があおり運転をしていない場合もあり得るが、この判定方法では、このような後方車両があおり運転をしていると判定されるおそれがある。この場合は、あおり運転をしていない後方車両の画像データが記録部に記録されてしまう。
本発明は上記事実を考慮し、自車両が走行中の車線上を走行している自車両とは別の車両があおり運転をしているか否かを精度よく判定でき、あおり運転をしていない車両の画像データが記録部に記録されることを抑制できるドライブレコーダ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載のドライブレコーダ装置は、自車両が走行中の車線上を走行し且つ前記自車両より後方側に位置する後方車両を撮像可能な後方撮像装置と、前記車線上を走行し且つ前記自車両より前方側に位置する前方車両を撮像可能な前方撮像装置と、前記後方車両と前記自車両との車間距離である後方車間距離又は前記前方車両と前記自車両との車間距離である前方車間距離が所定の第1閾値以下の場合に、第1条件が成立したと判定する第1条件判定部と、前記自車両の車速が所定の第2閾値以上であり、且つ、前記後方車間距離と前記前方車間距離との差の絶対値が所定の第3閾値以上の場合に、第2条件が成立したと判定する第2条件判定部と、前記第1条件が成立したと前記第1条件判定部が判定し且つ前記第2条件が成立したと前記第2条件判定部が判定したときに、前記後方撮像装置によって撮像された前記後方車間距離が前記第1閾値以下の前記後方車両の画像データである後方画像データ又は前記前方撮像装置によって撮像された前記前方車間距離が前記第1閾値以下の前記前方車両の画像データである前方画像データを、記録部に記録させる制御部と、を備える。
請求項1に記載のドライブレコーダ装置の第1条件判定部は、後方車両と自車両との車間距離である後方車間距離又は前方車両と自車両との車間距離である前方車間距離が第1閾値以下の場合に、第1条件が成立したと判定する。
さらに請求項1に記載のドライブレコーダ装置の第2条件判定部は、自車両の車速が所定の第2閾値以上か否かを判定する。自車両の車速が所定の第2閾値以上であり、且つ、後方車両又は前方車両と自車両との車間距離が短い場合は、自車両との車間距離が短くなっている車両があおり運転をしている可能性が考えられる。
しかし、これらの条件が満たされた場合であっても、自車両が走行している区間で渋滞が発生しているときは、自車両との車間距離が短くなっている車両があおり運転をしていない可能性がある。
そのため請求項1の第2条件判定部は、後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が所定の第3閾値以上か否かを判定する。
通常、自車両が渋滞区間を走行している場合は、後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が小さい値になる。そのため、後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値以上の場合は、自車両が渋滞区間を走行していない可能性が高いと考えられる。一方、後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値未満の場合は、自車両が渋滞区間を走行している可能性が高いと考えられる。
従って、第1条件判定部が第1条件が成立したと判定し且つ第2条件判定部が第2条件が成立したと判定したときは、後方車両又は前方車両が自車両に対してあおり運転をしている可能性が高いと言える。そのため、請求項1に記載のドライブレコーダ装置は、自車両が走行中の車線上を走行している車両があおり運転をしているか否かを精度よく判定できる。
さらに、請求項1に記載のドライブレコーダ装置の制御部は、第1条件及び第2条件が成立したと判定されたときに、後方撮像装置によって撮像された後方車間距離が第1閾値以下の後方車両の画像データである後方画像データ又は前方撮像装置によって撮像された前方車間距離が第1閾値以下の前方車両の画像データである前方画像データを記録部に記録させる。従って、あおり運転をしていない車両の画像データが記録部に記録されることを抑制できる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るドライブレコーダ装置は、自車両が走行中の車線上を走行している自車両とは別の車両があおり運転をしているか否かを精度よく判定でき、あおり運転をしていない車両の画像データが記録部に記録されることを抑制できる、という優れた効果を有する。
実施形態に係るドライブレコーダ装置を備える車両、前方車両、後方車両及びこれら各車両が走行する道路(車線)を示す模式的な平面図である。 図1に示される車両のECUの概略ブロック図である。 図2に示されるECUの機能ブロック図である。 図1に示される車両の第1ドライブレコーダのECUの概略ブロック図である。 図1に示される第2ドライブレコーダのECUの概略ブロック図である。 図1に示される車両の前方カメラが撮像した前方車両の後部の画像である。 図1に示される車両の後方カメラが撮像した後方車両の前部の画像である。 図1に示される車両のECUが行う処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るドライブレコーダ装置10の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図に記載された矢印UPは車両上下方向の上方側を示し、矢印FRは車両前後方向の前方側を示し、矢印LHは車両左右方向(車両幅方向)の左側を示す。以下の説明中の上下方向、前後方向、左右方向は、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向をそれぞれ意味する。
図1は、本実施形態のドライブレコーダ装置10を備える車両12(以下、自車両12)を示している。自車両12の車体14には、共に透光性材料によって成形されたフロントウィンドシールド16及びリアウィンドシールド18が設けられている。自車両12は、2つの前輪20及び2つの後輪22を有する。さらに自車両12には、各前輪20及び各後輪22の車輪速をそれぞれ検出する4つの車輪速センサ24が設けられている。
車体14にはECU(エレクトリックコントロールユニット)26が設けられている。図2に示されるように、ECU26は、CPU(Central Processing Unit)26Aと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ26Bと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記録部26Cと、通信制御部26Dと、を含んでいる。CPU26A、メモリ26B、記録部26C及び通信制御部26Dは内部バス26Eを介して互いに通信可能に接続されている。記録部26Cには制御プログラムが記録されている。ECU26は、制御プログラムが記録部26Cから読み出されてメモリ26Bに展開され、メモリ26Bに展開された制御プログラムがCPU26Aによって実行されることで、図3に示されるように、第1条件判定部27、第2条件判定部28及び制御部29として機能し、後述する様々な処理を実行する。
各車輪速センサ24はECU26に電気的に接続されている。各車輪速センサ24は、所定時間が経過する毎に、対応する前輪20及び後輪22の回転速度(車輪速度)に応じた信号を出力する。ECU26は所定時間が経過する毎に、各車輪速センサ24から受信した信号に基づいて、前輪20及び後輪22の回転速度の平均値である自車両12の車速Vselfを演算する。
図1に示されるように、ドライブレコーダ装置10は、ECU26、第1ドライブレコーダ30及び第2ドライブレコーダ36を有する。
第1ドライブレコーダ30は、自車両12の車室14Aの前部に設けられている。第1ドライブレコーダ30は、前方カメラ32及びECU34を有する。図4に示されるように、ECU34は、CPU34Aと、ROMやRAMなどのメモリ34Bと、HDDやSSDなどの記録部34Cと、通信制御部34Dと、内部バス34Eと、を含んでいる。ECU34が、記録部34Cに記録された制御プログラムを利用して様々な処理を実行する点は、ECU26と同様である。前方カメラ32は単眼カメラである。前方カメラ32はECU34に電気的に接続されている。ECU34の制御プログラムを利用して制御される前方カメラ32は、前方カメラ32より車両前後方向の前方側の被写体を撮像可能である。即ち、前方カメラ32は、自車両12より前方側に位置する被写体によって反射され且つフロントウィンドシールド16を透過した被写体像を撮像可能である。
ところで、図1に示されるように、自車両12は1つの車線のみを有する道路50上を矢印A方向に走行している。なお、以下の説明では道路50を車線50と呼ぶ場合がある。車線50上を前方車両52及び後方車両54が矢印A方向に走行している。前方車両52は自車両12の前方側に位置し、後方車両54は自車両12の後方側に位置する。前方車両52の後端部にはナンバープレート53が固定されている。後方車両54の前端部にはナンバープレート55が固定されている。ナンバープレート53及びナンバープレート55は、日本の道路を走行する車両に装着される所定形状のナンバープレート(以下、規定ナンバープレートと称する)である。
図6は、前方カメラ32によって撮像された撮像データである前方画像データImlである。図6に示された前方画像データImlには、前方車両52の後部及びナンバープレート53が含まれている。前方カメラ32から前方画像データImlを受信したECU34は、パターンマッチング法を用いて、前方車両52が車両であり且つナンバープレート53が規定ナンバープレートであることを認識(検出)する。
第2ドライブレコーダ36は、自車両12の車室14Aの後部に設けられている。第2ドライブレコーダ36は、後方カメラ38及びECU40を有する。図5に示されるように、ECU40は、CPU40Aと、ROMやRAMなどのメモリ40Bと、HDDやSSDなどの記録部40Cと、通信制御部40Dと、内部バス40Eと、を含んでいる。ECU40が、記録部40Cに記録された制御プログラムを利用して様々な処理を実行する点は、ECU26と同様である。後方カメラ38は単眼カメラである。後方カメラ38はECU40に電気的に接続されている。ECU40の制御プログラムを利用して制御される後方カメラ38は、後方カメラ38より車両前後方向の後方側の被写体を撮像可能である。即ち、後方カメラ38は、自車両12より後方側に位置する被写体によって反射され且つリアウィンドシールド18を透過した被写体像を撮像可能である。
図7は、後方カメラ38によって撮像された撮像データである後方画像データImfである。図7に示された後方画像データImfには、後方車両54の前部及びナンバープレート55が含まれている。後方カメラ38から後方画像データImfを受信したECU40は、パターンマッチング法を用いて、後方車両54が車両であり且つナンバープレート55が規定ナンバープレートであることを認識(検出)する。
ECU26、ECU34及びECU40は、通信センサ系CAN(controller Area Network)(図示省略)を介して、互いにデータ交換可能(通信可能)に接続されている。
続いて、本実施形態のドライブレコーダ装置10のECU26が行う処理の流れについて、図8のフローチャートを用いて説明する。ECU26は所定時間が経過する毎に、図8のフローチャートの処理を繰り返し実行する。なお、本実施形態のECU26のメモリ26Bには、第1閾値、第2閾値Vth、第3閾値、ナンバープレート横幅閾値Wth及び前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_thが記録されている。
ナンバープレート横幅閾値Wthは、自車両12と自車両12の前方側に位置する別車両との車間距離が、所定の基準距離である第1閾値のときの、この別車両の後端部に設けられた規定ナンバープレートの前方画像データImlにおける車両幅方向(左右方向)の寸法である。また、ナンバープレート横幅閾値Wthは、車両12と自車両12の後方側に位置する別車両との車間距離が上記第1閾値のときの、この別車両の前端部に設けられた規定ナンバープレートの後方画像データImfにおける車両幅方向(左右方向)の寸法である。
まずステップS10においてECU26は、前方カメラ32及び後方カメラ38からそれぞれ送信された前方画像データIml及び後方画像データImfの中に、ナンバープレート53とナンバープレート55の少なくとも一方が含まれているか否かを判定する。
ステップS10においてYesと判定したとき、ECU26はステップS11へ進む。一方、ステップS10においてNoと判定したとき、ECU26はステップS10の処理を再度行う。
ステップS11へ進んだECU26は、「前方画像データImlから検出(演算)された前方車両52のナンバープレート53の横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wth以上又は後方画像データImfから検出された後方車両54のナンバープレート55の横幅寸法Wn_fがナンバープレート横幅閾値Wth以上」という第1条件が成立するか否かを判定する。
なお、自車両12の前方側に前方車両52が存在しない場合は、前方画像データImlの中にナンバープレート53は含まれない。この場合、横幅寸法Wn_lの大きさは「0(ゼロ)」になる(以下のステップS12でも同じ)。同様に、自車両12の後方側に後方車両54が存在しない場合は、後方画像データImfの中にナンバープレート55は含まれない。この場合は、横幅寸法Wn_fの大きさは「0(ゼロ)」になる(以下のステップS12でも同じ)。
ところで、上述のように、ナンバープレート横幅閾値Wthは、自車両12と別車両との車間距離が第1閾値のときの、この別車両の規定ナンバープレートの画像データ(前方画像データIml、後方画像データImf)における車両幅方向(左右方向)の寸法である。従って、横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wthと等しいとき、自車両12と前方車両52との車間距離である前方車間距離は第1閾値となる。そして、横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wthより大きいとき、前方車間距離は第1閾値より短くなる。即ち、横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wth以上のとき、前方車間距離は第1閾値以下となる。同様に、横幅寸法Wn_fがナンバープレート横幅閾値Wth以上のとき、自車両12と後方車両54との車間距離である後方車間距離は第1閾値以下となる。そのため、第1条件は「後方車間距離又は前方車間距離が第1閾値以下」の場合に成立するとも言える。従って、前方車両52又は後方車両54が自車両12に対して、第1閾値以下の距離まで接近した状態にあるときに、ECU26がステップS11においてYesと判定する。
ステップS11においてYesと判定したとき、ECU26はステップS12へ進む。一方、ステップS11においてNoと判定したとき、ECU26はステップS10の処理を再度行う。
ステップS12へ進んだECU26は、「自車両12の車速Vselfが第2閾値Vth以上であり、且つ、|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上」という第2条件が成立するか否かを判定する。
上述のように、横幅寸法Wn_lは前方車間距離と相関関係を有し、且つ、横幅寸法Wn_fは後方車間距離と相関関係を有する。そのため、|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|は、「後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値」と相関関係を有する。即ち、|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が大きい値の場合は、前方車間距離と後方車間距離との差の絶対値が大きい。一方、|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が小さい値の場合は、前方車間距離と後方車間距離との差の絶対値が小さい。また、前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_thは、前方車間距離と後方車間距離との差の絶対値が所定の第3閾値と等しいときの|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|である。そのため、「|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上」という条件は、「後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値以上」という条件と同じであると言える。
ステップS12においてYesと判定したとき、ECU26はステップS13へ進む。一方、ステップS12においてNoと判定したとき、ECU26はステップS10の処理を再度行う。
ステップS13へ進んだECU26(制御部29)は、画像データ中のナンバープレートの横幅寸法がナンバープレート横幅閾値Wth以上である車両(前方車両52又は後方車両54)の画像データをメモリ34B、40Bに記録する。より詳細には、ステップS11において「横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wth以上」と判定された場合は、前方車両52のナンバープレート53の画像が含まれた前方画像データImlが、第1ドライブレコーダ30のECU34のメモリ34Bに記録される。一方、ステップS11において「横幅寸法Wn_fがナンバープレート横幅閾値Wth以上」と判定された場合は、後方車両54のナンバープレート55の画像が含まれた後方画像データImfが、第2ドライブレコーダ36のECU40のメモリ40Bに記録される。なお、メモリ34Bに前方画像データImlを記録するときに、この前方画像データImlに、撮像された日時及び自車両12に搭載されたナビゲーションシステムから取得した自車両12(前方車両52)の位置情報を紐づけてもよい。同様に、メモリ40Bに後方画像データImfを記録するときに、この後方画像データImfに、撮像された日時及びナビゲーションシステムから取得した自車両12(後方車両54)の位置情報を紐づけてもよい。
ステップS13の処理を終えたECU26は、フローチャートの処理を一旦終了する。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
ドライブレコーダ装置10のECU26(第1条件判定部27)は、後方車両54と自車両12との車間距離である後方車間距離又は前方車両52と自車両12との車間距離である前方車間距離が第1閾値以下の場合に、第1条件が成立したと判定する。
第1条件が成立し、且つ、自車両12の車速Vselfが所定の速度である第2閾値Vth以上の場合は、自車両12との車間距離が短くなっている前方車両52又は後方車両54があおり運転をしている可能性が考えられる。
しかし、これらの条件が満たされた場合であっても、自車両12が走行している区間で渋滞が発生しているときは、自車両12との車間距離が短くなっている前方車両52又は後方車両54があおり運転をしていない可能性がある。そのためECU26は、ステップS12において、「|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上」か否かを判定する。
通常、自車両12が渋滞区間を走行していない場合は、前方車間距離と後方車間距離との差が大きくなり易い。その一方で、自車両12が渋滞区間を走行している場合は、前方車間距離と後方車間距離との差が小さくなり易い。そのため、「|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上」という条件が成立した場合は、自車両12が渋滞区間を走行していない可能性が高い。
従って、ECU26(第1条件判定部27)が第1条件が成立したと判定し且つECU26(第2条件判定部28)が第2条件が成立したと判定したときは、後方車両54又は前方車両52が走行中の自車両12に対してあおり運転をしている可能性が高いと言える。即ち、前方車両52が急ブレーキを掛けることにより自車両12に対してあおり運転を実行している可能性又は後方車両54が加速することにより自車両12に対してあおり運転を実行している可能性が高いと推定できる。このように、ドライブレコーダ装置10は、車線50上を走行している後方車両54又は前方車両52があおり運転をしているか否かを精度よく判定できる。
さらにドライブレコーダ装置10のECU26(制御部29)は、第1条件及び第2条件が成立したと判定されたときに、あおり運転をしている前方車両52(ナンバープレート53)が含まれた前方画像データIml又はあおり運転をしている後方車両54(ナンバープレート55)が含まれた後方画像データImfをECU34、40のメモリ34B、40B(記録部)に記録させる。従って、あおり運転をしていない車両の画像データがECU34、40のメモリ34B、40Bに記録されることを抑制できる。
さらに本実施形態のドライブレコーダ装置10は、規定ナンバープレートの寸法(横幅寸法)が共通であることを利用して、前方車両52又は後方車両54が自車両12に接近した状態にあるか否かを判定する。即ち、ドライブレコーダ装置10は、前方画像データIml及び後方画像データImf中のナンバープレート53、55の横幅寸法と、ナンバープレート横幅閾値Wthとに基づいて、前方車両52又は後方車両54が自車両12に接近した状態にあるか否かを判定する。従って、ドライブレコーダ装置10は、前方車両52及び後方車両54の色及び大きさに拘わらず、前方車両52又は後方車両54が自車両12に接近した状態にあるか否かを判定可能である。
さらにドライブレコーダ装置10は、ミリ波を発信可能なレーダセンサを用いることなく、単眼カメラである前方カメラ32及び後方カメラ38を用いて、前方車両52又は後方車両54が自車両12に接近した状態にあるか否かを判定する。そのため、ドライブレコーダ装置10の構成は、レーダセンサを具備する場合と比べてシンプルである。
以上、本実施形態に係るドライブレコーダ装置10について説明したが、ドライブレコーダ装置10は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
ECU34及び/又はECU40が、第1条件判定部、第2条件判定部及び制御部として機能するようにしてもよい。
前方カメラ32及び後方カメラ38は、単眼カメラでなくてもよい。
ドライブレコーダに設けられた1つの360度全天球カメラによって、前方車両52(ナンバープレート53)及び後方車両54(ナンバープレート55)を撮像してもよい。この場合は、車両12にドライブレコーダを1つのみ設ければよい。さらに、この場合は、このドライブレコーダに内蔵されたECUが、第1条件判定部、第2条件判定部及び制御部として機能するようにしてもよい。
ECUが、前方画像データIml中のナンバープレート53の上下寸法及び後方画像データImf中のナンバープレート55の上下寸法を、規定ナンバープレートの上下寸法に関するデータであり且つECUのメモリに記録された所定のナンバープレート上下幅閾値と比較することにより、前方車両52又は後方車両54が自車両12に接近した状態にあるか否かを判定してもよい。なお、このナンバープレート上下幅閾値は、自車両12と別車両との車間距離が第1閾値のときの、この別車両の規定ナンバープレートの画像データ(前方画像データIml、後方画像データImf)における上下方向の寸法である。
自車両12にレーダセンサを設けてもよい。この場合は、レーダセンサが自車両12の前方側及び後方側にレーダ(例えば、ミリ波レーダ又はレーザレーダ)を送信し、前方車両52及び後方車両54によって反射された反射波をレーダセンサが受信する。これによりレーダセンサと電気的に接続された演算装置(例えば、ECU26)が、前方車間距離及び後方車間距離を演算する。この場合は、ECUがステップS11において、「横幅寸法Wn_lがナンバープレート横幅閾値Wth以上又は横幅寸法Wn_fがナンバープレート横幅閾値Wth以上」か否かの判定を行う代わりに、「後方車間距離又は前方車間距離が第1閾値以下であるか否かを判定してもよい。また、ECUがステップS12において、「|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上」か否かの判定を行う代わりに、「後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値以上」か否かの判定を行ってもよい。
さらに「車速Vselfが第2閾値Vth以上」及び「|横幅寸法Wn_l-横幅寸法Wn_f|が前後ナンバープレート横幅差分閾値Wdiff_th以上(後方車間距離と前方車間距離との差の絶対値が第3閾値以上)」という条件に加えて、「ナビゲーションシステムから得られた渋滞情報が、自車両12が渋滞区間を走行していないことを示すとき」という条件が満たされたときに、ドライブレコーダ装置10のECUが、第2条件が成立したと判定してもよい。
10 ドライブレコーダ装置
12 車両(自車両)
27 第1条件判定部
28 第2条件判定部
29 制御部
32 前方カメラ(前方撮像装置)
34B メモリ(記録部)
38 後方カメラ(後方撮像装置)
40B メモリ(記録部)
50 道路(車線)
52 前方車両
54 後方車両
Iml 前方画像データ
Imf 後方画像データ
th 第2閾値
self 車速

Claims (1)

  1. 自車両が走行中の車線上を走行し且つ前記自車両より後方側に位置する後方車両を撮像可能な後方撮像装置と、
    前記車線上を走行し且つ前記自車両より前方側に位置する前方車両を撮像可能な前方撮像装置と、
    前記後方車両と前記自車両との車間距離である後方車間距離又は前記前方車両と前記自車両との車間距離である前方車間距離が所定の第1閾値以下の場合に、第1条件が成立したと判定する第1条件判定部と、
    前記自車両の車速が所定の第2閾値以上であり、且つ、前記後方車間距離と前記前方車間距離との差の絶対値が所定の第3閾値以上の場合に、第2条件が成立したと判定する第2条件判定部と、
    前記第1条件が成立したと前記第1条件判定部が判定し且つ前記第2条件が成立したと前記第2条件判定部が判定したときに、前記後方撮像装置によって撮像された前記後方車間距離が前記第1閾値以下の前記後方車両の画像データである後方画像データ又は前記前方撮像装置によって撮像された前記前方車間距離が前記第1閾値以下の前記前方車両の画像データである前方画像データを、記録部に記録させる制御部と、
    を備えるドライブレコーダ装置。
JP2020171400A 2020-10-09 2020-10-09 ドライブレコーダ装置 Pending JP2022063068A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220262131A1 (en) * 2021-02-12 2022-08-18 Honda Motor Co., Ltd. Information recording device, information recording method, and storage medium

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US20220262131A1 (en) * 2021-02-12 2022-08-18 Honda Motor Co., Ltd. Information recording device, information recording method, and storage medium

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