JP2022172393A - 虹彩撮像装置、虹彩撮像方法およびプログラム - Google Patents

虹彩撮像装置、虹彩撮像方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも素早く高解像度の虹彩画像を取得する技術を提供すること。【解決手段】本発明の一実施形態に係る虹彩撮像装置は、人物を撮像する撮像部と、撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部と、制御部とを備え、制御部は、第1の撮像範囲で撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で撮像部に撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、人の虹彩の画像を撮像する装置、方法およびプログラムに関する。
近年、人の虹彩を用いて個人認証を行う虹彩認証の技術が実用化されている。虹彩認証には虹彩の微細な模様が用いられるため、十分な精度を満たす虹彩認証を実現するためには、高解像度の虹彩画像が必要である。高解像度の画像は、片目の虹彩について例えば縦方向に400画素かつ横方向に400画素程度の画像である。
高解像度の虹彩画像を得る方法として、近接レンズを有するカメラを目に近付けて撮像することが考えられる。しかしながら、虹彩認証を行う度に利用者の目をカメラに近付ける、あるいはカメラを利用者の目に近付けることは不便である。
利用者の利便性を向上させるために、利用者から離れた位置で高解像度の虹彩画像を撮像することが望ましい。利用者から離れた位置で虹彩を撮像する場合には、利用者の位置が不確定であり、また利用者毎に身長等の個人差があるという難しさがある。また、カメラの高解像度化に限界があるため、利用者の虹彩が存在し得る全ての範囲を高解像度で短時間に撮像することは難しい。そのため、利用者から離れた位置で高解像度の虹彩画像を取得するための技術が求められている。
特許文献1に記載の技術は、まず広角カメラを用いて広範囲を含む複数の画像を取得した後、該複数の画像の連結画像から人の目の位置を特定する。そして該技術は、望遠カメラを該目の位置にフォーカスして撮像を行い、虹彩を含む画像を取得する。このような構成により、利用者の位置ずれや個人差があっても、高解像度の虹彩画像を取得することができる。
特許文献2に記載の技術は、まず2台の人物位置カメラを用いて人を含む画像を取得した後、該画像から虹彩の上下方向の位置を検出する。次に該技術は、虹彩カメラの光路上に設けられたミラーの上下方向の角度を虹彩の位置に調整した後、該ミラーを左右方向に回転させながら虹彩カメラを用いて複数の画像の撮像を行う。そして該技術は、該複数の画像の中から虹彩を含む画像を選択する。このような構成により、利用者の位置ずれや個人差があっても、高解像度の虹彩画像を取得することができる。
特開平10-137224号公報 特開2000-237169号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の技術はいずれも、広範囲の画像を撮像して虹彩の位置を特定する工程と、虹彩のみを撮像することによって虹彩画像を取得する工程とを含む、複数種類のカメラによって少なくとも2段階の撮像工程を行う必要がある。したがって、特許文献1および2に記載の技術は撮像および虹彩検出に大きな時間を要するため、利用者にとって不便であり、また移動している状態の利用者に対して虹彩認証を行うウォークスルー認証に適用することが難しい。
本発明は、上述の問題に鑑みて行われたものであって、従来よりも素早く高解像度の虹彩画像を取得する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、虹彩撮像装置であって、人物を撮像する撮像部と、前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部と、制御部と、を備え、前記制御部は、第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行する。
本発明の第2の態様は、虹彩撮像方法であって、人物を撮像する撮像部と、前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部とを備える装置による虹彩撮像方法であって、第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行する。
本発明の第3の態様は、プログラムであって、コンピュータに、人物を撮像する撮像部と、前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部とを備える装置により、第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行させる。
本発明によれば、可動ミラーを回転させながら、利用者の顔の異なる領域を撮像することを繰り返し、出力された一群の画像から利用者の虹彩の画像を取得する。可動ミラーはカメラよりも早く回転させることができるため、素早く虹彩画像を取得することができる。また、可動ミラーを回転させながら利用者の顔の異なる領域を撮像するため、複数種類のカメラを必要とせずに高解像度の虹彩画像を取得することができる。
第1の実施形態に係る虹彩撮像装置の模式図である。 第1の実施形態に係る虹彩撮像装置の概略構成図である。 第1の実施形態に係る虹彩撮像装置による撮像方法の模式図である。 第1の実施形態に係る虹彩撮像装置のブロック図である。 第1の実施形態に係る分割画像方式の虹彩画像取得方法の模式図である。 第1の実施形態に係る合成画像方式の虹彩画像取得方法の模式図である。 第1の実施形態に係る虹彩撮像方法のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る撮像処理のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る分割画像方式の虹彩画像取得処理のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る合成画像方式の虹彩画像取得処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態に係る虹彩撮像装置の模式図である。 第2の実施形態に係る虹彩撮像装置による撮像方法の模式図である。 第2の実施形態に係る虹彩撮像装置のブロック図である。 第2の実施形態に係る虹彩撮像方法のフローチャートを示す図である。 各実施形態に係る虹彩撮像装置の概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る虹彩撮像装置100の模式図である。虹彩撮像装置100は、利用者Aの虹彩を撮像するカメラ110、回転可能な可動ミラー120、利用者Aに向けて光を照射する光源130、および利用者Aの存在を感知する人物センサ140を備える。
カメラ110は、光源130から利用者Aに照射されて反射された反射光Bを用いて撮像を行い、撮像結果の画像をデジタルデータとして出力する撮像部である。カメラ110として、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等の任意の撮像装置を用いてよい。カメラ110は、撮像に必要な撮像素子、電気回路、レンズ等を含む。カメラ110は狭角カメラであり、可動ミラー120を介して利用者Aの顔の一部の領域を一度に撮像するように調整されている。
光源130は、本実施形態では赤外線(波長0.7μm~1.0mm)を発生させるLED(Light Emitting Diode)である。光源130は、カメラ110による撮像を行う際に、赤外線を利用者Aに照射する。光源130はカメラ110のレンズの近傍に設けられており、光源130からの光は可動ミラー120を介して利用者Aに照射される。光源130の数は任意であり、複数の光源130がカメラ110のレンズの側面を取り囲むように設けられることが望ましい。また、光源130はカメラ110の近傍に限られず、カメラ110とミラー120との間の任意の位置に設けられてよい。あるいは、光源130はミラー120と利用者Aとの間に設けられてもよい。光源130として、LEDに限らず、LD(Laser Diode)、ランプ等の任意の光源を用いてよい。光源130が利用者Aに照射する光として、赤外線に限らず、虹彩撮像を行う目的や環境に応じて任意の波長の光を用いてよい。
可動ミラー120はカメラ110に入射する光の光路上に設けられる。可動ミラー120は、光源130からの光を利用者Aに導くとともに、利用者A上で反射された反射光Bをさらに反射してカメラ110のレンズに導く鏡である。可動ミラー120として、平面鏡、曲面鏡、プリズム等、反射光Bをカメラ110のレンズに導くことが可能な任意の光学系を用いてよい。
可動ミラー120は駆動部を備え、該駆動部の駆動によって所定の軸に関して回転する。駆動部は、本実施形態ではステッピングモータである。駆動部が可動ミラー120を回転させることによって、利用者A上のカメラ110の撮像範囲が変化する。すなわち可動ミラー120が回転することによって、カメラ110は利用者Aの顔の全ての領域を走査することができる。
可動ミラー120は一軸に限らず二軸以上に関して回転されてもよい。可動ミラー120の駆動部として、可動ミラー120の反射面の角度を変更可能であれば、その他のモータ、アクチュエータ等の任意の駆動部を用いてよい。また、可動ミラー120として、永久磁石に接続されたミラーおよび該永久磁石に対向して設けられた電磁石を用い、該電磁石への電流を制御することによって該ミラーを高速に回転可能なガルバノミラーを用いてよい。
人物センサ140は、カメラ110の撮像範囲内に利用者Aが存在することを感知するセンサである。虹彩撮像装置100は、人物センサ140により利用者Aの存在が感知されたことを契機として、虹彩撮像を開始することができる。人物センサ140として、赤外線センサ、超音波センサ等、人の存在を感知可能な任意のセンサを用いてよい。
虹彩撮像装置100は、可動ミラー120を回転させながらカメラ110により利用者Aの顔を撮像することによって、後述の虹彩画像取得方法によって利用者Aの虹彩画像を取得する。
図2は、本実施形態に係る虹彩撮像装置100の概略構成図である。虹彩撮像装置100は単一の装置により構成されてよく、あるいは有線または無線で接続された2つ以上の物理的に分離された装置により構成されてよい。例えば、虹彩撮像装置100は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、組み込みシステム等である。虹彩撮像装置100の具体的なハードウェア構成は、以下の構成に限定されるものではなく、様々な種類、形態のものであってよい。
虹彩撮像装置100は、プロセッサ101と、メモリ102と、記憶装置103とを有している。また、虹彩撮像装置100は、高速インターフェースを含む高速コントローラ104、および低速インターフェースを含む低速コントローラ106を有している。高速コントローラ104には、メモリ102および高速拡張ポート105が接続されている。また、高速コントローラ104には、ディスプレイ108等の表示装置が接続されている。一方、低速コントローラ106には、低速拡張ポート107および記憶装置103が接続されている。
プロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、高速コントローラ104、低速コントローラ106、および高速拡張ポート105は、種々のバスにより相互に接続されている。また、プロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、高速コントローラ104、低速コントローラ106、および高速拡張ポート105は、共通のマザーボード上に実装することもできるし、また、他の形態で適宜実装することもできる。
プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、虹彩撮像装置100内で実行する命令を処理することができる。そのような命令には、ディスプレイ108等の表示装置上にGUI(Graphical User Interface)のグラフィック情報を表示するための、メモリ102内または記憶装置103内に格納された命令が含まれる。
また、複数のプロセッサ、複数のバス、または複数のプロセッサおよび複数のバスを、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに適宜使用することができる。また、複数の虹彩撮像装置100を、必要な処理の一部を行う各装置と接続することができる。例えば、複数の虹彩撮像装置100を、サーババンク、ブレードサーバのグループ、またはマルチプロセッサシステムとして互いに接続することができる。
メモリ102は、虹彩撮像装置100内の情報を格納する。例えば、メモリ102は、揮発性メモリユニット、不揮発性メモリユニット、またはそれらの組み合わせである。メモリ102は、他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってよく、例えば、磁気ディスク、光ディスク等であってよい。
記憶装置103は、虹彩撮像装置100用のマスストレージを構成することができる。記憶装置103は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置、テープ装置、フラッシュメモリその他のソリッドステートメモリ装置、ディスクアレイ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるか、またはそのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含む。記憶装置103は、ストレージエリアネットワーク、他の構成の装置でもよい。
高速コントローラ104は、虹彩撮像装置100に対する帯域幅を集中的に使用する処理を管理する。一方、低速コントローラ106は、帯域幅を集中的に使用する程度の低い処理を管理する。ただし、このような機能の割り振りは、例示的なものにすぎず、これに限定されるものではない。また、高速コントローラ104の一部または全部は、プロセッサ101に内蔵されていてもよい。
高速コントローラ104は、メモリ102、および種々の拡張カードを受け入れることができる高速拡張ポート105に接続されている。また、高速コントローラ104は、例えばグラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して、ディスプレイ108に接続されている。
低速コントローラ106は、記憶装置103および低速拡張ポート107に接続されている。低速拡張ポート107は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、有線または無線のイーサネット(登録商標)等の種々の規格の通信ポートを含むことができる。低速拡張ポート107には、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナ等の一または複数の入力装置が接続される。さらに、低速拡張ポート107には、上述のカメラ110、可動ミラー120、光源130および人物センサ140が接続される。また、低速拡張ポート107には、例えば、ネットワークアダプタを介して、スイッチ、ルータ等の一または複数のネットワーク機器を接続することができる。すなわち、低速拡張ポート107は、通信インターフェースとして機能する。
虹彩撮像装置100は、上述の形態に限られず、数多くの異なる形態で実施することができる。例えば、虹彩撮像装置100は、標準的なサーバ、またはそのようなサーバのグループの形態の複数台で実施することができる。また、虹彩撮像装置100は、ラックサーバシステムの一部としても実施することもできる。さらに、虹彩撮像装置100は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ等のパーソナルコンピュータの形態で実施することができる。
なお、虹彩撮像装置100のプロセッサ101に実行させるプログラムの一部または全部は、これを記録したDVD-ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、USBメモリその他のフラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体により提供することができる。
図3は、本実施形態に係る虹彩撮像装置100による撮像方法の模式図である。図3は、利用者Aの顔を正面から見た図である。図3において、重力方向をY軸とし、重力方向に垂直な方向をX軸とする。可動ミラー120はX軸に関して回転するように調整されている。カメラ110は、利用者Aの顔の一部を含む撮像領域D1を一度に撮像する。撮像領域D1の状態から可動ミラー120を所定の角度回転させると、カメラ110はY軸方向に所定の長さ移動された撮像領域D2を撮像する。カメラ110は、可動ミラー120を所定の回数回転させて所定の回数撮像することによって、利用者Aの顔の全ての領域を撮像する。その後、虹彩撮像装置100は撮像された一群の画像から利用者Aの虹彩A1を検出し、虹彩画像を取得する。
撮像領域D1、D2は、Y軸方向(顔に対して縦方向)よりもX軸方向(顔に対して横方向)に長い矩形の領域である。カメラ110および可動ミラー120は、撮像領域D1、D2の縦の長さが利用者Aの顔の縦の長さよりも小さく、撮像領域D1、D2の横の長さが利用者Aの顔の横の長さよりも大きいように配置されている。利用者Aの顔の大きさとして、予め設定された一般的な人間の顔の大きさを用いてよい。このような構成により、可動ミラー120を一軸(X軸)に関して回転させるだけで、カメラ110は様々な身長を有し得る利用者Aの顔を縦方向に走査して全ての領域を撮像することができる。また、撮像領域D1、D2の縦方向の長さを制限しているため、カメラ110の撮像素子に必要な解像度を抑えながらも、高解像度の虹彩画像を撮像することができる。
互いに隣接する撮像領域D1、D2には、縦方向に沿って所定の長さが重複している重複領域ΔDが形成される。このように重複領域ΔDを設けることによって、虹彩A1の全体像が互いに隣接する撮像領域D1、D2の少なくとも一方に含まれる確率が向上するため、虹彩A1が分断されて虹彩画像が得られない確率を低減することができる。重複領域ΔDの長さは、撮像領域D1、D2の縦方向の長さの1/2以上であることが望ましい。これによって、利用者Aの顔上の各地点が互いに隣接する撮像領域D1、D2の両方に含まれることになるため、虹彩A1が分断されることを効果的に抑制することができる。
例えば、11度の画角を有するカメラ110を用いる場合であって、カメラ110と可動ミラー120との間の距離が5cmであり、可動ミラー120と利用者Aとの間の距離が30cmである場合、撮像領域D1、D2の縦の長さは2×tan(11/2)×(30+5)=6.7cmとなる。一般的な人の顔の縦の長さは21cm~24cm程度であるため、重複領域を考慮しても6回程度の回転および撮像を行うことによって利用者Aの虹彩画像を取得することができる。撮像領域D1、D2の大きさは、虹彩撮像装置100の配置や撮像環境に応じて設定してよい。
図4は、本実施形態に係る虹彩撮像装置100のブロック図である。図4において、ブロック間の線は主なデータの流れを示しており、図4に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図4において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
虹彩撮像装置100は、人物検知部1001、ミラー制御部1002、撮像部1003、および虹彩画像取得部1004を備える。虹彩撮像装置100において、人物検知部1001、ミラー制御部1002、撮像部1003、および虹彩画像取得部1004は、それぞれプロセッサ101が実行可能なプログラムとしてメモリ102に記憶されている。すなわち、本実施形態に係る虹彩撮像方法の実行時に、プロセッサ101は人物検知部1001、ミラー制御部1002、撮像部1003、および虹彩画像取得部1004として機能する。これらの機能の少なくとも一部は、プログラムではなく電気回路として実装されてもよい。
人物検知部1001は、人物センサ140を用いて、カメラ110の撮像範囲内に利用者Aが存在するか否かを所定の時間毎(例えば0.1秒毎)に検知する。人物検知部1001は、最新の検知結果をメモリ102または記憶装置103上に保持する。ミラー制御部1002、撮像部1003、および虹彩画像取得部1004は、人物検知部1001による検知結果に基づき、利用者Aが存在する場合に虹彩撮像を開始する。
ミラー制御部1002および撮像部1003は、可動ミラー120を回転させながらカメラ110により利用者Aの顔の画像を撮像する。最初に、ミラー制御部1002は、可動ミラー120に電気信号を送信して駆動させ、可動ミラー120を所定の開始位置まで回転させる。次に、撮像部1003は、光源130から利用者Aへ光を照射させるとともに、カメラ110に利用者A上の所定の撮像範囲を撮像させる。撮像部1003による撮像が行われる度に、ミラー制御部1002は、可動ミラー120に電気信号を送信して駆動させ、可動ミラー120を所定の角度回転させる。このように、ミラー制御部1002による回転および撮像部1003による撮像を繰り返す。ミラー制御部1002による回転および撮像部1003による撮像が所定の回数繰り返された後に、撮像部1003は撮像した一群の画像をメモリ102または記憶装置103上に保持し、撮像を終了する。可動ミラー120の開始位置、可動ミラー120の回転の角度および繰り返し回数は、カメラ110および可動ミラー120の配置に応じて予め設定され、記憶装置103に記録される。一回の可動ミラー120の回転の角度は7.5度以下であることが望ましい。
さらに、可動ミラー120の回転の繰り返し回数は、利用者Aの位置に基づいて動的に決定されてもよい。この場合には、人物検知部1001は、人物センサ140を用いて利用者Aまでの距離を測定する。そして、ミラー制御部1002は、人物検知部1001により測定された距離に基づいて、可動ミラー120の回転の繰り返し回数を決定する。これは、可動ミラー120を同じ角度で回転させた場合であっても、利用者A上の撮像領域の大きさがカメラ110からの距離に依存して変化するためである。例えば、ミラー制御部1002は、利用者Aが遠くに位置する場合には可動ミラー120の回転の繰り返し回数を少なくし、利用者Aが近くに位置する場合には可動ミラー120の回転の繰り返し回数を多くする。このような構成により、利用者Aの顔の上端から下端までを含む領域を適切な回数で撮像することができる。
虹彩画像取得部1004は、撮像部1003によって取得された一群の画像から、虹彩画像を取得する。一群の画像からの虹彩画像取得は、一群の画像から虹彩が含まれている画像を選択して虹彩を抽出する分割画像方式、および一群の画像から1つの合成画像を作成して虹彩を抽出する合成画像方式のいずれかにより行われる。それぞれの方式について以下に説明する。
図5は、本実施形態に係る分割画像方式の虹彩画像取得方法の模式図である。まず、虹彩画像取得部1004は、撮像部1003により撮像された一群の分割画像Eをメモリ102または記憶装置103から取得する。分割画像Eは、それぞれ異なる利用者A上の領域を撮像したものである。次に虹彩画像取得部1004は、分割画像Eの中から、顔領域の粗探索を行うことによって顔領域が含まれているものを選択する。顔領域の粗探索は、眉毛、目、鼻、口等の顔の部品同士の相対的な位置関係に基づいて行われる。例えば、分割画像Eからテンプレートマッチングによって大まかな眉毛および口の位置を取得し、眉毛が含まれる分割画像Eから口が含まれる分割画像Eまでを選択し、虹彩の検出対象とする。顔領域の粗探索を省略し、全ての分割画像Eを虹彩の検出対象としてもよい。
次に虹彩画像取得部1004は、虹彩の検出対象である分割画像Eの各地点を中心とした所定の範囲毎に、特徴量Fを算出する。特徴量Fの算出に用いる範囲は、虹彩が含まれるのに十分な大きさである。そして虹彩画像取得部1004は、各地点の特徴量Fについて、予め記録された虹彩の特徴量との類似度を算出し、類似度が所定の閾値以上の地点を虹彩の位置として検出する。類似度が所定の閾値以上の地点が複数検出された場合には、類似度の最も高い地点を虹彩とみなしてよい。虹彩の検出は、左右の目のそれぞれについて行われる。特徴量Fは、顔の部品を識別するための既知の方法で算出されてよい。分割画像Eの特徴量Fと比較するための虹彩の特徴量は、一般的な虹彩の画像から予め算出されて記憶装置103に記録される。類似度の閾値は、予め実験やシミュレーションにより決定されて記憶装置103に記録される。
最後に、虹彩画像取得部1004は、左右の目のそれぞれについて、検出された虹彩の位置を含む所定の範囲を分割画像Eから虹彩画像Gとして切り出し、メモリ102または記憶装置103上に保持する。虹彩画像Gの範囲は、虹彩だけが含まれる大きさでよく、あるいは目全体が含まれる大きさでよい。
図6は、本実施形態に係る合成画像方式の虹彩画像取得方法の模式図である。まず、虹彩画像取得部1004は、撮像部1003により撮像された一群の分割画像Eをメモリ102または記憶装置103から取得する。分割画像Eは、それぞれ異なる利用者A上の領域を撮像したものである。次に虹彩画像取得部1004は、図3における重複領域ΔDを除外するように、分割画像Eから1つの合成画像Hを生成する。例えば合成画像Hは、各分割画像の下端(あるいは上端)から重複領域ΔDの縦方向の長さ分を削除してから、分割画像E同士を縦方向に連結することによって生成される。
そして、虹彩画像取得部1004は、合成画像Hから既知の顔認識方法を用いて目の位置を特定する。最後に、虹彩画像取得部1004は、検出された左右の目のそれぞれの位置を含む所定の範囲を合成画像Hから虹彩画像Gとして切り出し、メモリ102または記憶装置103上に保持する。虹彩画像Gの範囲は、虹彩だけが含まれる大きさでよく、あるいは目全体が含まれる大きさでよい。
分割画像方式の虹彩画像取得方法では、撮像中の顔の動き等により合成画像では利用者Aの完全な顔が生成されない場合であっても、分割画像Eのいずれかに虹彩が含まれていれば虹彩画像を取得できるという利点がある。一方、合成画像方式の虹彩画像取得方法では、顔全体の部品の配置に基づいて目の位置を検出できるため、高精度に虹彩画像を取得できるという利点がある。虹彩画像取得方法として、分割画像方式および合成画像方式のどちらかを用いてよく、あるいはそれらを組み合わせて用いてよい。虹彩画像取得方法として、これらの方式に限らず、顔の画像から虹彩の画像を取得可能な任意の方法を用いてよい。
図7は、本実施形態に係る虹彩撮像方法のフローチャートを示す図である。まず、人物検知部1001は、人物センサ140を用いて、カメラ110の撮像範囲内に利用者Aが存在するか否かを検知する(ステップS11)。ステップS11で利用者Aが検知されない場合には(ステップS12のNO)、所定の時間毎にステップS11を繰り返す。ステップS11で利用者Aが検知された場合には(ステップS12のYES)、虹彩撮像装置100は、図8を用いて後述する撮像処理によって利用者Aの顔の画像を取得する(ステップS100)。最後に、虹彩撮像装置100は、ステップS100で取得された利用者Aの顔の画像から、図9および図10を用いて後述する虹彩画像取得処理によって利用者Aの虹彩画像を取得する(ステップS200)。虹彩画像取得処理は、分割画像方式および合成画像方式の少なくとも一方で実装される。
図8は、本実施形態に係る撮像処理のフローチャートを示す図である。まず、撮像部1003は、光源130を点灯させて利用者Aへ光を照射させる(ステップS101)。光源130は、撮像処理の間は常に点灯されてよく、あるいはカメラ110による撮像を行っている最中のみ断続的に点灯されてよい。次に、ミラー制御部1002は、可動ミラー120を駆動させ、可動ミラー120を所定の開始位置まで回転させる(ステップS102)。次に、撮像部1003は、カメラ110に利用者A上の所定の撮像範囲を撮像させる(ステップS103)。撮像が所定の回数終了していない場合に(ステップS104のNO)、ミラー制御部1002は、可動ミラー120を駆動させ、可動ミラー120を所定の角度回転させる(ステップS105)。撮像が所定の回数に達するまで、ステップS103~S105を繰り返す。
撮像が所定の回数終了した場合には(ステップS104のYES)、撮像部1003はステップS103~S105で撮像した一群の画像をメモリ102または記憶装置103上に記録する(ステップS106)。そして、虹彩撮像装置100は撮像処理を終了する。
図9は、本実施形態に係る分割画像方式の虹彩画像取得処理のフローチャートを示す図である。まず、虹彩画像取得部1004は、ステップS100の撮像処理で撮像された一群の画像をメモリ102または記憶装置103から読み出し、分割画像Eとして取得する(ステップS201)。次に、虹彩画像取得部1004は、ステップS201で取得された分割画像Eに対して顔領域の粗探索を行い、その中から顔領域が含まれているものを選択する(ステップS202)。ステップS202で顔領域が検出されない場合に(ステップS203のNO)、虹彩撮像装置100は虹彩画像を取得できなかった旨を出力して虹彩画像取得処理を終了する。
ステップS202で顔領域が検出された場合に(ステップS203のYES)、虹彩画像取得部1004は、ステップS202で選択された顔領域が含まれる分割画像Eのうちの1つの中で、各地点を中心とした所定の範囲毎に特徴量を算出する(ステップS204)。そして虹彩画像取得部1004は、ステップS204で算出された各地点の特徴量について、予め記録された虹彩の特徴量との類似度を算出する(ステップS205)。ステップS205で算出された類似度が所定の閾値以上の地点が存在しない場合であって(ステップS206のNO)、ステップS202で選択された顔領域が含まれる全ての分割画像Eについて処理が終了していない場合に(ステップS208のNO)、次の1つの分割画像EについてステップS204~S206を行う。ステップS205で算出された類似度が所定の閾値以上の地点が存在しない場合であって(ステップS206のNO)、ステップS202で選択された顔領域が含まれる全ての分割画像Eについて処理が終了した場合に(ステップS208のYES)、虹彩撮像装置100は虹彩画像を取得できなかった旨を出力して虹彩画像取得処理を終了する。
ステップS205で算出された類似度が所定の閾値以上の地点が存在する場合に(ステップS206のYES)、虹彩画像取得部1004は該地点を含む所定の範囲を分割画像Eから切り出し、虹彩画像Gとしてメモリ102または記憶装置103上に記録する(ステップS207)。虹彩画像Gの取得は、左右の目のそれぞれについて行われる。そして、虹彩撮像装置100は虹彩画像取得処理を終了する。
図10は、本実施形態に係る合成画像方式の虹彩画像取得処理のフローチャートを示す図である。まず、虹彩画像取得部1004は、ステップS100の撮像処理で撮像された一群の画像をメモリ102または記憶装置103から読み出し、分割画像Eとして取得する(ステップS211)。次に、虹彩画像取得部1004は、ステップS211で取得された分割画像Eを合成し、合成画像Hを生成する(ステップS212)。虹彩画像取得部1004は、ステップS212で生成された合成画像Hから既知の顔認識方法を用いて目の位置を検出する(ステップS213)。ステップS213で目の位置が検出されない場合に(ステップS214のNO)、虹彩撮像装置100は虹彩画像を取得できなかった旨を出力して虹彩画像取得処理を終了する。
ステップS213で目の位置が検出された場合に(ステップS214のYES)、虹彩画像取得部1004は、検出された目の位置を含む所定の範囲を合成画像Hから虹彩画像Gとして切り出し、メモリ102または記憶装置103上に保持する(ステップS215)。虹彩画像Gの取得は、左右の目のそれぞれについて行われる。そして、虹彩撮像装置100は虹彩画像取得処理を終了する。
虹彩撮像装置100のプロセッサ101は、図8~10に示す処理に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、プロセッサ101は、図8~10に示す処理を実行するためのプログラムをメモリ102または記憶装置103から読み出し、該プログラムを実行して虹彩撮像装置100の各部を制御することによって図8~10に示す処理を実行する。
本実施形態に係る虹彩撮像装置100は、可動ミラー120を繰り返し回転させながら利用者Aの顔の一部を繰り返し撮像することによって、高解像度の虹彩画像を取得する。可動ミラー120は一般的にカメラ110よりも軽いため、可動ミラー120を回転させるための駆動部のトルクは小さい。そのため、虹彩撮像装置100は、カメラ110を回転させる場合よりも回転に要する時間および停止に要する時間を短縮し、虹彩撮像を高速に行うことができる。また、虹彩撮像装置100は、特許文献1および2に記載の技術のように広角カメラおよび望遠カメラという複数種類のカメラを必要とせず、一種類のカメラ110のみを用いて高解像度の虹彩画像を得ることができる。そのため、虹彩撮像装置100は、虹彩撮像を高速に行うことができるとともに、単純な装置構成により製造コストを低減するこができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、移動している状態の利用者Aに対して虹彩認証を行うウォークスルー認証を行う。図11は、本実施形態に係る虹彩撮像装置200の模式図である。虹彩撮像装置200は、カメラ210、可動ミラー220、光源230、人物センサ240およびゲート250を備える。
カメラ210、可動ミラー220、光源230および人物センサ240は、それぞれ第1の実施形態に係るカメラ110、可動ミラー120、光源130および人物センサ140と同様である。ゲート250は駆動部を備える開閉可能な門であり、該駆動部の駆動によって開状態と閉状態とを切り替えることができる。
可動ミラー220は、第1の実施形態に係る可動ミラー120と共通の構成を有するが、2つの軸に関して回転する点で異なる。可動ミラー220は駆動部の駆動によって所定の2つの軸に関して回転する。すなわち、虹彩撮像装置200は、撮像範囲を上下方向だけでなく左右方向にも変化させることができる。可動ミラー220として単一のミラーではなく、独立して回転する2つのミラーを組み合わせて用いてもよい。この場合には、可動ミラー220は、第1の軸に関して回転する第1のミラー、および第1の軸とは異なる第2の軸に関して回転する第2のミラーを含む。そして、利用者Aからの反射光Bは、第1のミラーおよび第2のミラーを介してカメラ210に入射する。
虹彩撮像装置200は、可動ミラー220を回転させることによって所定の走査領域J内を繰り返し撮像する。走査領域Jは、人物センサ240の検知範囲とゲート250との間の空間に位置する。これにより、虹彩撮像装置200は、移動している利用者Aが人物センサ240により検知された後に走査領域J内に入ったタイミングで、利用者Aの虹彩画像を取得することができる。
図12は、本実施形態に係る虹彩撮像装置200による撮像方法の模式図である。図12は、利用者Aの顔を正面から見た図である。図12において、重力方向をY軸とし、重力方向に垂直な方向をX軸とする。可動ミラー220はX軸およびY軸に関して回転するように調整されている。カメラ210は、利用者Aの顔の一部を含む撮像領域K1を一度に撮像する。撮像領域K1の状態から可動ミラー220をX軸に関して所定の角度回転させると、カメラ210はY軸方向に所定の長さ移動された撮像領域K2を撮像する。撮像領域K1の状態から可動ミラー220をY軸に関して所定の角度回転させると、カメラ210はX軸方向に所定の長さ移動された撮像領域K3を撮像する。カメラ210は、可動ミラー220をX軸またはY軸に関して所定の角度ずつ回転させながら撮像を繰り返すことによって、走査領域J内の全ての領域を撮像する。その後、虹彩撮像装置200は撮像された一群の画像から利用者Aの虹彩A1を検出し、虹彩画像を取得する。撮像領域K1~K3の大きさおよび走査領域Jの大きさは、虹彩撮像装置200の配置や撮像環境に応じて設定してよい。
縦方向に互いに隣接する撮像領域K1、K2には、縦方向に沿って所定の長さが重複している重複領域ΔKyが形成される。また、横方向に互いに隣接する撮像領域K1、K3には、横方向に沿って所定の長さが重複している重複領域ΔKxが形成される。このように重複領域ΔKx、ΔKyを設けることによって、虹彩A1の全体像が互いに隣接する撮像領域K1、K2(またはK3)の少なくとも一方に含まれる確率が向上するため、虹彩A1が分断されて虹彩画像が得られない確率を低減することができる。重複領域ΔKxの長さは、撮像領域K1、K3の横方向の長さの1/2以上であることが望ましい。重複領域ΔKyの長さは、撮像領域K1、K2の縦方向の長さの1/2以上であることが望ましい。これによって、利用者Aの顔上の各地点が互いに隣接する撮像領域K1、K2(またはK3)の両方に含まれることになるため、虹彩A1が分断されることを効果的に抑制することができる。
本実施形態に係る可動ミラー220は2つの軸に関して回転するが、第1の実施形態と同様に1つの軸に関して回転してもよい。その場合には、撮像領域K1の横方向の幅を走査領域Jの横方向の幅と等しくし、可動ミラー220を1つの軸(X軸)に関して回転させることによって、走査領域Jを全て撮像することができる。
虹彩撮像装置200の装置構成は、図2に示した虹彩撮像装置100と同様である。図13は、本実施形態に係る虹彩撮像装置200のブロック図である。図13において、ブロック間の線は主なデータの流れを示しており、図13に示したもの以外のデータの流れがあってよい。図13において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
虹彩撮像装置200は、人物検知部2001、ミラー制御部2002、撮像部2003、虹彩画像取得部2004、虹彩認証部2005およびゲート制御部2006を備える。虹彩撮像装置100において、人物検知部2001、ミラー制御部2002、撮像部2003、虹彩画像取得部2004、虹彩認証部2005およびゲート制御部2006は、それぞれプロセッサ101が実行可能なプログラムとしてメモリ102に記憶されている。すなわち、本実施形態に係る虹彩撮像方法の実行時に、プロセッサ101は人物検知部2001、ミラー制御部2002、撮像部2003、虹彩画像取得部2004、虹彩認証部2005およびゲート制御部2006として機能する。これらの機能の少なくとも一部は、プログラムではなく電気回路として実装されてもよい。
人物検知部2001は、人物センサ240を用いて、所定の検知範囲内に利用者Aが存在するか(すなわち通過したか)否かを所定の時間毎(例えば0.1秒毎)に検知する。人物センサ240の検知範囲は、ゲート250に向かう利用者Aの進路上の空間に設定される。人物検知部2001は、最新の検知結果をメモリ102または記憶装置103上に保持する。ミラー制御部2002、撮像部2003および虹彩画像取得部2004は、人物検知部2001によって利用者Aの存在が検知された後、所定の時間(例えば5秒)の間、虹彩画像の取得を繰り返す。
ミラー制御部2002および撮像部2003は、可動ミラー220を回転させながらカメラ210により、人物センサ240に検知範囲よりもゲート250に近くであって、利用者Aがゲート250に向かう進路上の空間に位置する走査領域Jを撮像する。最初に、ミラー制御部2002は、可動ミラー220に電気信号を送信して駆動させ、可動ミラー220を所定の開始位置まで回転させる。次に、撮像部2003は、光源230から走査領域Jへ光を照射させるとともに、カメラ210に走査領域J内の所定の撮像範囲を撮像させる。撮像部2003による撮像が行われる度に、ミラー制御部2002は、可動ミラー220に電気信号を送信して駆動させ、可動ミラー220を所定の方向に所定の角度回転させる。このように、ミラー制御部2002による回転および撮像部2003による撮像を繰り返す。ミラー制御部2002による回転および撮像部2003による撮像が所定の回数繰り返された後に、撮像部2003は撮像した一群の画像(すなわち、走査領域Jの全体の画像)をメモリ102または記憶装置103上に保持し、次の虹彩画像取得を行う。虹彩画像取得が成功するまで、または所定の時間が経過するまで、ミラー制御部2002は、再び可動ミラー220を駆動させて可動ミラー220を所定の開始位置に戻し、走査領域Jの画像の撮像から虹彩画像取得までを繰り返す。可動ミラー220の開始位置、可動ミラー220の回転の角度および繰り返し回数は、カメラ210および可動ミラー220の配置に応じて予め設定され、記憶装置103に記録される。
虹彩画像取得部2004は、撮像部2003によって取得された一群の画像から、虹彩画像を取得する。一群の画像からの虹彩画像取得は、上述の分割画像方式および合成画像方式のいずれかにより行われる。
虹彩認証部2005は、虹彩画像取得部2004により取得された虹彩画像に基づいて、既知の虹彩認証方法によって利用者Aがゲート250を通過してよいか否かを認証する。具体的には、虹彩認証部2005は、虹彩画像取得部2004により取得された虹彩画像から虹彩の模様を抽出し、所定の基準により該模様と類似する情報を利用者Aの情報として抽出する。そして、虹彩認証部2005は、利用者Aの情報がゲート250を通過する権限を示す場合にゲート250の通過を許可し、そうでない場合にゲート250の通過を拒否する。
ゲート制御部2006は、虹彩認証部2005による判定に基づいて、ゲート250に電気信号を送信して開放または閉鎖させる。
図14は、本実施形態に係る虹彩撮像方法のフローチャートを示す図である。まず、人物検知部2001は、人物センサ240を用いて、検知範囲内に利用者Aが存在するか否かを検知する(ステップS21)。ステップS21で利用者Aが検知されない場合には(ステップS22のNO)、所定の時間毎にステップS21を繰り返す。利用者Aが検知された場合には(ステップS22のYES)、虹彩撮像装置200は、図8に示した撮像処理によって走査領域J内において利用者Aの顔の画像を取得する(ステップS100)。次に、虹彩撮像装置200は、ステップS100で取得された利用者Aの顔の画像から、図9および図10に示した虹彩画像取得処理によって利用者Aの虹彩画像を取得する(ステップS200)。ステップS200で虹彩画像が取得されない場合には(ステップS23のNO)、走査領域J内においてステップS100の撮像処理およびステップS200の虹彩画像取得処理を繰り返す。
ステップS200で虹彩画像が取得された場合には(ステップS23のYES)、虹彩認証部2005は、虹彩画像取得部2004により取得された虹彩画像に基づいて、既知の虹彩認証方法によって利用者Aがゲート250を通過してよいか否かを認証する(ステップS24)。ステップS24で利用者Aが認証された場合には(ステップS25のYES)、ゲート制御部2006はゲート250を開放させる(ステップS26)。ステップS24で利用者Aが認証されない場合には(ステップS25のNO)、ゲート制御部2006はゲート250を閉鎖させる(ステップS27)。
本発明はミラーを回転させて利用者を撮像するため素早く高解像度の虹彩画像を取得することができる。そのため、本実施形態のように利用者の進路上の空間で虹彩画像の取得を繰り返し試みることによって、利用者が移動している場合であってもその虹彩画像を取得し、ウォークスルー認証を実現することができる。
(その他の実施形態)
図15は、上述の各実施形態に係る虹彩撮像装置100、200の概略構成図である。図15には、虹彩撮像装置100、200が利用者の虹彩の画像を取得する機能を実現するための構成例が示されている。虹彩撮像装置100、200は、回転可能な可動ミラー120、220と、可動ミラー120、220の回転を制御する制御部1002、2002と、制御部1002、2002が可動ミラー120、220を所定の角度回転させる度に、可動ミラー120、220を介して利用者の顔の異なる領域を撮像して一群の画像を出力する撮像部1003、2003と、一群の画像から利用者の虹彩の画像を取得する虹彩画像取得部1004、2004と、を備える。
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラム(より具体的には、図7~10、14に示す方法をコンピュータに実行させるプログラム)を記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。
該記録媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記録媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
回転可能な可動ミラーと、
前記可動ミラーの回転を制御する制御部と、
前記制御部が前記可動ミラーを所定の角度回転させる度に、前記可動ミラーを介して利用者の顔の異なる領域を撮像して一群の画像を出力する撮像部と、
前記一群の画像から前記利用者の虹彩の画像を取得する虹彩画像取得部と、
を備える虹彩撮像装置。
(付記2)
前記領域のうち隣接する2つの領域の一部は互いに重複している、付記1に記載の虹彩撮像装置。
(付記3)
前記虹彩画像取得部は、前記一群の画像から特徴量を算出し、前記特徴量を予め記録された虹彩の特徴量と比較することによって、前記利用者の虹彩の位置を特定する、付記1または2に記載の虹彩撮像装置。
(付記4)
前記虹彩画像取得部は、前記一群の画像を合成して合成画像を生成し、前記合成画像に含まれる目の位置を検出することによって、前記利用者の虹彩の位置を特定する、付記1または2に記載の虹彩撮像装置。
(付記5)
前記可動ミラーは第1の軸に関して回転可能であり、
前記制御部が前記第1の軸に関して前記可動ミラーを所定の回数回転させることによって、前記撮像部は前記利用者の顔の全ての領域を撮像する、付記1~4のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
(付記6)
前記可動ミラーは第1の軸および第2の軸に関して回転可能であり、
前記制御部が前記第1の軸および前記第2の軸に関して前記可動ミラーを所定の回数回転させることによって、前記撮像部は前記利用者の顔の全ての領域を撮像する、付記1~4のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
(付記7)
前記虹彩の画像に基づいて前記利用者を認証する虹彩認証部をさらに備える、付記1~6のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
(付記8)
開閉可能なゲートをさらに備え、
前記虹彩認証部は、前記虹彩の画像に基づいて前記利用者が前記ゲートを通過してよいか否かを認証する、付記7に記載の虹彩撮像装置。
(付記9)
前記撮像部は、前記利用者が前記ゲートに向かう進路上の空間を、前記虹彩画像取得部が前記虹彩の画像を取得できるまで繰り返し撮像する、付記8に記載の虹彩撮像装置。
(付記10)
前記利用者に光を照射する光源をさらに備え、
前記光源は、前記光が前記可動ミラーを介して前記領域に照射されるように配置される、付記1~9のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
(付記11)
前記可動ミラーはステッピングモータを備え、前記制御部は前記ステッピングモータを駆動させることによって前記可動ミラーを回転させる、付記1~10のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
(付記12)
回転可能な可動ミラーを所定の角度ずつ繰り返し回転させる工程と、
前記可動ミラーが前記所定の角度回転する度に、前記可動ミラーを介して利用者の顔の異なる領域を撮像して一群の画像を出力する工程と、
前記一群の画像から前記利用者の虹彩の画像を取得する工程と、
を備える虹彩撮像方法。
(付記13)
コンピュータに、
回転可能な可動ミラーを所定の角度ずつ繰り返し回転させる工程と、
前記可動ミラーが前記所定の角度回転する度に、前記可動ミラーを介して利用者の顔の異なる領域を撮像して一群の画像を出力する工程と、
前記一群の画像から前記利用者の虹彩の画像を取得する工程と、
を実行させる記録媒体。
この出願は、2016年8月24日に出願された日本出願特願2016-163434を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。

Claims (11)

  1. 人物を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、
    人物に赤外光を照射する照射部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、
    虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行する
    虹彩撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記虹彩画像から特徴量を算出し、前記特徴量を予め記録された虹彩の特徴量と比較することによって、利用者の虹彩の位置を特定する、請求項1に記載の虹彩撮像装置。
  3. 回転可能な可動ミラーを更に備え、
    前記可動ミラーは第1の軸に関して回転可能であり、
    前記制御部が前記第1の軸に関して前記可動ミラーを所定の回数回転させることによって、前記撮像部は利用者の顔の全ての領域を撮像する、
    請求項1または2に記載の虹彩撮像装置。
  4. 前記可動ミラーは第2の軸に関して回転可能であり、
    前記制御部が前記第1の軸および前記第2の軸に関して前記可動ミラーを所定の回数回転させることによって、前記撮像部は前記利用者の顔の全ての領域を撮像する、
    請求項3に記載の虹彩撮像装置。
  5. 開閉可能なゲートをさらに備え、
    前記制御部は、虹彩の画像に基づいて利用者が前記ゲートを通過してよいか否かを決定する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
  6. 前記照射部は、前記赤外光が前記可動ミラーを介して複数の部分画像に対応する複数の領域に照射されるように配置される、請求項3又は4に記載の虹彩撮像装置。
  7. 前記検知部は利用者までの距離を測定し、
    前記制御部は、前記距離に基づいて撮像範囲の変化を制御する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
  8. 前記制御部は、顔が移動している人物に対して、前記第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合は、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる前記第2の撮像範囲で前記撮像部を撮像させる、請求項1~7のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
  9. 前記制御部は、
    前記撮像部に前記第1の撮像範囲で前記人物の第1の顔画像を撮像させることと、
    前記第1の顔画像から前記人物の前記虹彩画像が取得されたか判断することと、
    前記虹彩画像が取得されなかったと判断したことに応じて、前記撮像部に前記第2の撮像範囲で前記人物の第2の顔画像を撮像させ、前記第2の顔画像から前記人物の前記虹彩画像が取得すること、
    を含む、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の虹彩撮像装置。
  10. 人物を撮像する撮像部と、前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部とを備える装置による虹彩撮像方法であって、
    第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、
    虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行することを特徴とする、
    虹彩撮像方法。
  11. コンピュータに、
    人物を撮像する撮像部と、前記撮像部の虹彩撮影可能な領域内に存在する人物を検知する検知部と、人物に赤外光を照射する照射部とを備える装置により、
    第1の撮像範囲で前記撮像部を撮像させ、虹彩認証可能な虹彩画像が撮像できていない場合には、前記第1の撮像範囲とは撮像範囲が縦方向に異なる第2の撮像範囲で前記撮像部に撮像させ、
    虹彩認証可能な虹彩画像が取得できた場合、虹彩認証を実行させることを特徴とする、
    プログラム。
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