JP2022144227A - 水上移動体 - Google Patents

水上移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2022144227A
JP2022144227A JP2021045140A JP2021045140A JP2022144227A JP 2022144227 A JP2022144227 A JP 2022144227A JP 2021045140 A JP2021045140 A JP 2021045140A JP 2021045140 A JP2021045140 A JP 2021045140A JP 2022144227 A JP2022144227 A JP 2022144227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrofoil
propulsion device
propulsion
water
propulsion unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021045140A
Other languages
English (en)
Inventor
亮佑 板井
Ryosuke Itai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021045140A priority Critical patent/JP2022144227A/ja
Priority to US17/695,629 priority patent/US11878769B2/en
Publication of JP2022144227A publication Critical patent/JP2022144227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/24Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type
    • B63B1/246Arrangements of propulsion elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/24Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type
    • B63B1/248Shape, hydrodynamic features, construction of the foil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/24Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type
    • B63B1/26Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type having more than one hydrofoil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/24Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type
    • B63B1/28Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type with movable hydrofoils
    • B63B1/285Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydrofoil type with movable hydrofoils changing the angle of attack or the lift of the foil

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

Figure 2022144227000001
【課題】本体部を水面から浮上させるための揚力を効率よく発生させることが可能な水上移動体を提供する。
【解決手段】本体部を水面から浮上させた状態で移動する水上移動体は、前記水上移動体の左右方向に沿って配置され、互いに独立して仰角を変更可能に前記本体部に設けられた第1水中翼および第2水中翼と、前記第1水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第1推進ユニットと、前記第2水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第2推進ユニットと、を備え、前記第1水中翼の周りの水流と前記第1推進ユニットで生じる水流とを分離するための第1隔壁が前記第1水中翼と前記第1推進ユニットとの間に設けられており、前記第2水中翼の周りの水流と前記第2推進ユニットで生じる水流とを分離するための第2隔壁が前記第2水中翼と前記第2推進ユニットとの間に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水上移動体に関するものである。
特許文献1には、波の影響による船体の揺れが低減されるように、船体を水面から浮上させた状態で航行する船舶が開示されている。特許文献1に開示された船舶は、船体の前部および後部にそれぞれ固定された水中翼と、後部の水中翼の側部に固定されたプロペラを有し、当該プロペラの回転駆動を制御することにより船体を上下方向に昇降させることができる。また、当該船舶は、推進機の後方に舵を有し、プロペラが生み出す水流の向きを舵によって変えることで、進行方向を変えることができる。
実用新案登録第3172459号公報
船体(本体部)を水面から浮上させた状態で航行する船舶(水上移動体)では、船体を水面から浮上させるための揚力を水中翼に効率よく発生させることが望まれる。
そこで、本発明は、本体部を水面から浮上させるための揚力を効率よく発生させることが可能な水上移動体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての水上移動体は、本体部を水面から浮上させた状態で移動する水上移動体であって、前記水上移動体の左右方向に沿って配置され、互いに独立して仰角を変更可能に前記本体部に設けられた第1水中翼および第2水中翼と、前記第1水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第1推進ユニットと、前記第2水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第2推進ユニットと、を備え、前記第1水中翼の周りの水流と前記第1推進ユニットで生じる水流とを分離するための第1隔壁が前記第1水中翼と前記第1推進ユニットとの間に設けられており、前記第2水中翼の周りの水流と前記第2推進ユニットで生じる水流とを分離するための第2隔壁が前記第2水中翼と前記第2推進ユニットとの間に設けられている、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、本体部を水面から浮上させるための揚力を効率よく発生させることが可能な水上移動体を提供することができる。
水上移動体を示す模式図 第1実施形態の水上移動体を斜め前方から見た図 第1実施形態の水上移動体における第1水中翼および第2水中翼、その周囲構成を後方から見た図 水中翼の角度ωYと仰角αとの関係を説明するための図 水上移動体の制御ブロック図 船体の姿勢を制御するための各推進機の出力関係を示す図 第2実施形態の水上移動体を斜め前方から見た図 第2実施形態の水上移動体における第1水中翼および第2水中翼、その周囲構成を後方から見た図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態の水上移動体100について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の水上移動体100を示す模式図であり、水上移動体100を側方から見た図である。図2は、第1実施形態の水上移動体100を斜め前方から見た図であり、船体10の上側を省略している。また、図3は、第1実施形態第1水中翼21および第2水中翼22、その周囲構成を後方から見た図である。図中における矢印X、Y、Zはそれぞれ、水上移動体100の前後方向、左右方向(幅方向)、上下方向を示しており、+X方向が水上移動体100の進行方向(前方向)である。
本実施形態の水上移動体100は、乗員や荷物が搭載される船体10(本体部)を水面WSから浮上させた状態で移動することができる船舶である。このような構成により、波の影響などによる船体10の揺れを低減することができる。ここで、本実施形態では、水上移動体100として船舶を例示して説明するが、本実施形態の水上移動体100の構成は、1人乗り用の小型ボードやサーフボードなどにも適用することができる。例えば、水上移動体100は、その操縦者が本体部に着座可能に構成されてもよいし、操縦者が本体部に立ち乗りやうつ伏せなど他の姿勢で搭乗するように構成されてもよい。
本実施形態の水上移動体100は、第1水中翼21および第2水中翼22を備える。第1水中翼21および第2水中翼22は、船体10の下方における船体10の前部に設けられており、船体10の下部(下面)に取り付けられた第1支持部材41によって支持されている。また、第1水中翼21および第2水中翼22は、左右方向(Y方向)に沿って並ぶように配置され、互いに独立して仰角を変化可能に構成されている。本実施形態の場合、第1水中翼21は、船体10の下方における第1支持部材41の右側(-Y方向側)に配置されており、第2水中翼22は、船体10の下方における第1支持部材41の左側(+Y方向側)に配置されている。即ち、第1水中翼21および第2水中翼22は、左右方向において第1支持部材41を挟むように配置される。そして、第1水中翼21および第2水中翼22は、所定の角度範囲内において、左右方向に平行な回動軸A-Aの周りに互いに独立して回動可能に(即ち、当該軸周りの角度ωYを互いに独立して変更可能に)第1支持部材41によって支持されている。
第1水中翼21の端部には、推進力を発生する第1推進ユニット31が設けられている。本実施形態の場合、第1推進ユニット31は、左右方向における第1水中翼21と第1支持部材41との間、即ち、第1水中翼21における第2水中翼22側の端部に配置される。また、第1推進ユニット31は、上下方向において第1水中翼21より上側に配置された第1上側推進機31Uと、上下方向において第1水中翼21より下側に配置された第1下側推進機31Lとを含みうる。第1上側推進機31Uは、上下方向において第1水中翼21の回動軸A-Aより上側に配置されおり、第1下側推進機31Lは、上下方向において第1水中翼21の回動軸A-Aより下側に配置されていると理解されてもよい。第1上側推進機31Uおよび第1下側推進機31Lの各々は、例えば、モータMとその回転軸に取り付けられたプロペラPとを有する電動式の推進機であり、モータMに供給される電力に応じてプロペラPの回転速度を変化させることにより推進力を変化させることができる。
左右方向における第1水中翼21と第1推進ユニット31(第1上側推進機31U、第1下側推進機31L)との間には、第1水中翼21の周りの水流と第1推進ユニット31で生じる水流とを分離(隔離)するための第1隔壁51が設けられている。この第1隔壁51を設けることにより、第1水中翼21は、第1推進ユニット31で生じる水流の影響を受けづらくなるため、揚力を効率よく発生させることが可能となる。本実施形態の場合、第1隔壁51は、第1水中翼21に連結されており、第1水中翼21とともに回動可能に構成される。第1隔壁51は、上下方向において、第1上側推進機31Uより上側に位置する上端と、第1下側推進機31Lより下側に位置する下端とを有するように構成されうる。また、第1推進ユニット31(第1上側推進機31U、第1下側推進機31L)は第1隔壁51に連結されており、第1水中翼21は、第1水中翼の回動軸A-Aに沿って延設された第1延設部材51aを介して、第1支持部材41により回動可能に支持される。第1延設部材51aは、第1水中翼21と第1支持部材41とを連結する部材であり、上下方向において第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの間に配置されうる。本実施形態の場合、第1延設部材51aは、板形状に構成されているが、第1水中翼21が発生する水流に影響のないような形状であることが好ましく、例えば円筒形状や円柱形状などの他の形状に構成されてもよい。
上記の第1推進ユニット31を有する第1水中翼21では、第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの出力差(推進力差)に応じて、仰角(左右方向に平行な軸周りの角度ωY)が受動的に変化しうる。一例として、第1上側推進機31Uの出力(推進力)より第1下側推進機31Lの出力(推進力)を大きくすることにより、仰角αが大きくなるように第1水中翼21の角度ωYを変化させることができる。一方、第1上側推進機31Uの出力(推進力)より第1下側推進機31Lの出力(推進力)を小さくすることにより、仰角αが小さくなるように第1水中翼21の角度ωYを変化させることができる。なお、水中翼(第1水中翼21、第2水中翼22)の角度ωYと仰角αとの関係は図4に示すとおりである。
同様に、第2水中翼22の端部には、推進力を発生する第2推進ユニット32が設けられている。本実施形態の場合、第2推進ユニット32は、左右方向における第2水中翼22と第1支持部材41との間、即ち、第2水中翼22における第1水中翼21側の端部に配置される。また、第2推進ユニット32は、上下方向において第2水中翼22より上側に配置された第2上側推進機32Uと、上下方向において第2水中翼22より下側に配置された第2下側推進機32Lとを含みうる。第2上側推進機32Uは、上下方向において第2水中翼22の回動軸A-Aより上側に配置されおり、第2下側推進機32Lは、上下方向において第2水中翼22の回動軸A-Aより下側に配置されていると理解されてもよい。第2上側推進機32Uおよび第2下側推進機32Lの各々は、例えば、モータMとその回転軸に取り付けられたプロペラPとを有する電動式の推進機であり、モータMに供給される電力に応じてプロペラPの回転速度を変化させることにより推進力を変化させることができる。
左右方向における第2水中翼22と第2推進ユニット32(第2上側推進機32U、第2下側推進機32L)との間には、第2水中翼22の周りの水流と第2推進ユニット32で生じる水流とを分離(隔離)するための第2隔壁52が設けられている。この第2隔壁52を設けることにより、第2水中翼22は、第2推進ユニット32で生じる水流の影響を受けづらくなるため、揚力を効率よく発生させることが可能となる。本実施形態の場合、第2隔壁52は、第2水中翼22に連結されており、第2水中翼22とともに回動可能に構成される。第2隔壁52は、上下方向において、第2上側推進機32Uより上側に位置する上端と、第2下側推進機32Lより下側に位置する下端とを有するように構成されうる。また、第2推進ユニット32(第2上側推進機32U、第2下側推進機32L)は第2隔壁52に連結されており、第2水中翼22は、第2水中翼の回動軸A-Aに沿って延設された第2延設部材52aを介して、第1支持部材41により回動可能に支持される。第2延設部材52aは、第2水中翼22と第1支持部材41とを連結する部材であり、上下方向において第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの間に配置されうる。本実施形態の場合、第2延設部材52aは、板形状に構成されているが、第2水中翼22が発生する水流に影響のないような形状であることが好ましく、例えば円筒形状や円柱形状などの他の形状に構成されてもよい。
上記の第2推進ユニット32を有する第2水中翼22では、第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの出力差(推進力差)に応じて、仰角(左右方向に平行な軸周りの角度ωY)が受動的に変化しうる。一例として、第2上側推進機32Uの出力(推進力)より第2下側推進機32Lの出力(推進力)を大きくすることにより、仰角αが大きくなるように第2水中翼22の角度ωYを変化させることができる。一方、第2上側推進機32Uの出力(推進力)より第2下側推進機32Lの出力(推進力)を小さくすることにより、仰角αが小さくなるように第2水中翼22の角度ωYを変化させることができる。
また、本実施形態の水上移動体100は、図1~図2に示されるように、第3水中翼23を備えてもよい。第3水中翼23は、船体10の下方における船体10の後部に設けられており、船体10の下部(下面)に取り付けられた第2支持部材42によって支持されている。本実施形態の場合、第3水中翼23は、第1水中翼21および第2水中翼22より後方側(-X方向側)に配置され、第1水中翼21および第2水中翼22に比べて船体10の近くに(+Z方向側に)配置されうる。即ち、第3水中翼23は、第1水中翼21および第2水中翼22と比べて、船体10までの距離が短くなるように設けられている。また、第3水中翼23は、船体10に対する角度(例えば、左右方向に平行な軸周りの角度ωY)が固定されている。ここで、本実施形態の第3水中翼23は、図2に示されるように、船体10の後部における左右方向への変動を低減するため、後方から見てV字型に構成されている。しかしながら、それに限られず、第3水中翼23は、例えば、後方から見て直線型や曲線型に構成されていてもよい。
第1水中翼21、第2水中翼22および第3水中翼23は、下面よりも上面の方が湾曲した断面形状(翼型)を有する。この断面形状により、各水中翼の上面より下面の方が流体(水)の流速が高くなるため、上面の圧力が下面の圧力より小さくなり、船体10を水面WSから浮上させるための揚力を各水中翼に発生させることができる。また、本実施形態では、各水中翼で発生した揚力を船体10に効率よく伝えることができるように、第1水中翼21、第2水中翼22および第3水中翼23を、船体10の下方における水中に配置したが、それに限られるものではない。例えば、L字型に構成された第1支持部材41および/または第2支持部材42を用いて、第1水中翼21、第2水中翼22および第3水中翼23を、船体10の下方以外における水中に配置してもよい。さらに、本実施形態では、第1水中翼21および第2水中翼22の各々について、上側と下側とに1個ずつの推進機を設けたが、それに限られず、上側と下側とに複数個ずつの推進機を設けてもよい。
次に、本実施形態の水上移動体100(船舶)の制御例について説明する。図5は、水上移動体100の制御ブロック図である。本実施形態の水上移動体100は、図5に示すように、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32を制御することにより第1船体10の姿勢を制御する制御部50を備える。具体的には、制御部50は、第1上側推進機31U、第1下側推進機31L、第2上側推進機32Uおよび第2下側推進機32Lの出力(推進力)を個別に調整することにより、第1水中翼21および第2水中翼22の仰角を個別に調整し、船体10の姿勢を制御することができる。制御部50は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含みうる。また、水上移動体100は、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32に供給される電力を蓄電するバッテリ51を更に含む。制御部50は、バッテリ51から各推進機に供給される電力を制御することにより、各推進機の推進力を制御することができる。制御部50およびバッテリ51は、船体10に搭載されうる。
また、水上移動体100は、船体10の姿勢を検知する姿勢検知部52を更に備えうる。姿勢検知部52は、例えば、ジャイロセンサを含み、ピッチ軸、ロール軸およびヨー軸の各々について船体10の傾き(即ち、船体10のピッチング、ローリングおよびヨーイング)を検知する。この姿勢検知部52の検知結果に基づいて、制御部50は、船体10が目標姿勢(例えば水平)を保つように船体10の姿勢(ピッチング、ローリングおよびヨーイング)を制御することができる。ここで、水上移動体100は、図5に示すように、船体10の速度を検知する速度検知部53と、船体10の加速度を検知する加速度検知部54とを更に備えてもよい。これにより、制御部50は、速度検知部53および加速度検知部54での検知結果に基づいて、船体10の速度および加速度を制御することができる。各検知部52~54は、船体10に搭載されうる。
水上移動体100は、船体10に搭乗している操縦者による水上移動体100の制御指示(入力)を受け付ける受付部55を更に備えてもよい。制御指示とは、例えば、水上移動体100の右旋回、左旋回、加速、減速などを含みうる。受付部55は、操縦者による操縦桿(舵輪)の操作を制御指示として受け付けるように構成されてもよいし、船体10上での操縦者の体重移動を検知するセンサを有し、操縦者の体重移動を制御指示として受け付けるように構成されてもよい。一例として、水上移動体100を右旋回させるための制御指示を受付部55で受け付けた場合、制御部50は、第1推進ユニット31の出力(推進力)よりも第2推進ユニット32の出力(推進力)の方が制御指示(右旋回の大きさ)に応じた量だけ大きくなるように、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32を制御する。これにより、水上移動体100を右旋回させることができる。一方、水上移動体100を左旋回させるための制御指示を受付部55で受け付けた場合、制御部50は、第2推進ユニット32の出力(推進力)よりも第1推進ユニット31の出力(推進力)の方が制御指示(左旋回の大きさ)に応じた量だけ大きくなるように、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32を制御する。これにより、水上移動体100を左旋回させることができる。
次に、本実施形態の水上移動体100における船体10の姿勢制御について説明する。本実施形態の水上移動体100では、制御部50は、姿勢検知部52の検知結果に基づいて、船体10が目標姿勢(例えば水平)を保つように船体10の姿勢を自動制御する。具体的には、制御部50は、第1上側推進機31U、第1下側推進機31L、第2上側推進機32Uおよび第2下側推進機32Lの出力を個別に調整する(即ち、推進機31U、31L、32Uおよび32Lの出力バランスを調整する)ことにより、船体10が目標姿勢を保つように船体10の姿勢を自動制御することができる。
ここで、制御部50は、操縦者による制御指示に応じた水上移動体100の制御を実行する場合においても、船体10が目標姿勢を保つように船体10の姿勢を自動制御しうる。一例として、水上移動体100を旋回(右旋回または左旋回)させる制御指示を受け付けた場合、制御部50は、船体10を目標姿勢に制御しながら、水上移動体100の旋回を制御しうる。同様に、水上移動体100を加減速させて船体10を上下方向に昇降させる制御指示を受け付けた場合においても、制御部50は、船体10を目標姿勢に制御しながら、船体10の昇降を制御しうる。
図6は、船体10の姿勢を制御するための各推進機の出力関係を示している。図6において、「F1U」は第1上側推進機31Uの出力を表し、「F1L」は第1下側推進機31Lの出力を表している。また、「F2U」は第2上側推進機32Uの出力を表し、「F2L」は第2下側推進機32Lの出力を表している。なお、各推進機の出力とは、各推進機で発生した推進力のことである。
例えば、制御部50は、船体10のローリングを制御する場合、第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの出力差と、第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの出力差との差分を調整する。具体的には、制御部50は、船体10の左側を上げる場合(図6の「+(左上げ)」)、第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの出力差(F1U-F1L)が、第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの出力差(F2U-F2L)より大きくなるように、各推進機を制御する。一方、制御部50は、船体10の左側を下げる場合(図6の「-(左下げ)」)、第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの出力差(F1U-F1L)が、第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの出力差(F2U-F2L)より小さくなるように、各推進機を制御する。なお、本実施形態では、上側推進機と下側推進機との出力差を用いて船体10のローリングを制御する例を示したが、上側推進機と下側推進機との出力比を用いて船体10のローリングを制御してもよい。
制御部50は、船体10のピッチングを制御する場合、第1上側推進機31Uおよび第2上側推進機32Uの出力の合力と、第1下側推進機31Lおよび第2下側推進機32Lの出力の合力との差(出力差)を調整する。具体的には、制御部50は、船体10の前側を上げる場合(図6の「+(前上げ)」)、第1上側推進機31Uの出力F1Uと第2上側推進機32Uの出力F2Uとの合力(F1U+F2U)が、第1下側推進機31Lの出力F1Lと第2下側推進機32Lの出力F2Lとの合力(F1L+F2L)より小さくなるように、各推進機を制御する。一方、制御部50は、船体10の前側を下げる場合(図6の「-(前下げ)」)、第1上側推進機31Uの出力F1Uと第2上側推進機32Uの出力F2Uとの合力(F1U+F2U)が、第1下側推進機31Lの出力F1Lと第2下側推進機の出力F2Lとの合力(F1L+F2L)より大きくなるように、各推進機を制御する。
制御部50は、船体10のヨーイングを制御する場合、第1推進ユニット31(第1上側推進機31U、第1下側推進機31L)と第2推進ユニット32(第2上側推進機32U、第2下側推進機32L)との出力差を調整する。具体的には、制御部50は、船体を右回転させる場合(図6の「+(右回転)」)、第1上側推進機31Uの出力F1Uと第1下側推進機31Lの出力F1Lとの合力が、第2上側推進機32Uの出力F2Uと第2下側推進機32Lの出力F2Lとの合力より小さくなるように、各推進機を制御する。一方、制御部50は、船体を左回転させる場合(図6の「-(左回転)」)、第1上側推進機31Uの出力F1Uと第1下側推進機31Lの出力F1Lとの合力が、第2上側推進機32Uの出力F2Uと第2下側推進機32Lの出力F2Lとの合力より大きくなるように、各推進機を制御する。
本実施形態の水上移動体100では、船体10の前側に配置された第1水中翼21および第2水中翼22の迎角を増加させることで、第1水中翼21および第2水中翼22の揚力を増加させることができる。この場合、船体10はピッチ方向前上がりの姿勢に遷移するのに追従して、船体10の後側に配置された第3水中翼23も迎角が増加し、ピッチ方向前上がりの姿勢への遷移を打ち消すように第3水中翼23の揚力が増加する。つまり、本実施形態の水上移動体100の構成では、船体10を目標姿勢に保ちながら、船体10の上下方向の昇降を行うことができる。また、第3水中翼23は、第1水中翼21および第2水中翼22と比べて船体10までの距離が近いため、さらに船体10を浮上させようとすると、第1水中翼21および第2水中翼22より先に水面WSから出てしまう。この場合、第3水中翼23はこれ以上上昇しないため、第1水中翼21および第2水中翼22のみが上昇し、船体10が前上がりになることが想定される。しかしながら、本実施形態の水上移動体100では、制御部50が、姿勢検知部52の検知結果に基づいて、船体10が目標姿勢を保つように船体10の姿勢を制御しているため、船体10が前上がりになったときには、第1水中翼21および第2水中翼22の揚力を減らすように各推進機が制御される。したがって、水上移動体100は、各水中翼が水中に位置するように、水面WSからの船体10の浮上高さを制御することができる。このように、本実施形態の水上移動体100の構成では、船体10の浮上高さを直接検知することなく、船体10の姿勢の検知結果のみで船体10の浮上高さを制御することができる。
上述したように、本実施形態の水上移動体100は、船体10の下方において左右方向に沿って並んだ第1水中翼21および第2水中翼22を備え、第1水中翼21の端部には第1推進ユニット31(第1上側推進機31U、第1下側推進機31L)が設けられ、第2水中翼22の端部には第2推進ユニット32(第2上側推進機32U、第2下側推進機32L)が設けられている。そして、第1水中翼21および第2水中翼は、各推進機の出力に応じて仰角が変化するように構成される。この構成により、各推進機の出力を調整することで、船体10の姿勢(ローリング、ピッチング、ヨーイング)を精度よく制御することができる。また、本実施形態の水上移動体100は、第1水中翼21と第1推進ユニット31との間に第1隔壁51を備え、第2水中翼22と第2推進ユニット32との間に第2隔壁52を備える。これにより、第1推進ユニット31で生じる水流が第1水中翼21に及ぼす影響を第1隔壁51で低減することができ、同様に、第2推進ユニット32で生じる水流が第2水中翼22に及ぼす影響を第2隔壁52で低減することができる。そのため、第1水中翼21および第2水中翼22において効率よく揚力を発生させることが可能となる。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態の水上移動体100について説明する。第2実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32の構成・配置が第1実施形態と異なるが、それ以外の構成および処理は第1実施形態で説明したとおりである。そのため、以下では、第1実施形態と異なる部分である第1推進ユニット31および第2推進ユニット32の構成・配置について、図7~図8を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態の水上移動体100を斜め前方から見た図であり、船体10の上側を省略している。また、図3は、第2実施形態第1水中翼21および第2水中翼22、その周囲構成を後方から見た図である。
本実施形態の水上移動体100では、第1推進ユニット31は、左右方向における第1水中翼21の外側(-Y方向側)、即ち、左右方向で第2水中翼22とは反対側における第1水中翼21の端部に配置されている。第1水中翼21が第1推進ユニット31と第1支持部材41との間に配置されていると理解されてもよい。また、第1推進ユニット31は、上下方向において第1水中翼21より上側に配置された第1上側推進機31Uと、上下方向において第1水中翼21より下側に配置された第1下側推進機31Lとを含みうる。そして、左右方向における第1水中翼21と第1推進ユニット31(第1上側推進機31U、第1下側推進機31L)との間には、第1水中翼21の周りの水流と第1推進ユニット31で生じる水流とを分離(隔離)するための第1隔壁51が設けられている。ここで、第1上側推進機31Uで生じる水流と第1下側推進機31Lで生じる水流とを分離して、水流が影響し合うことを防止するため、第1実施形態で説明した第1延設部材51aが、第1上側推進機31Uと第1下側推進機31Lとの間に設けられてもよい。
同様に、第2推進ユニット32は、左右方向における第2水中翼22の外側(+Y方向側)、即ち、左右方向で第1水中翼21とは反対側における第2水中翼22の端部に配置されている。第2水中翼22が第2推進ユニット32と第1支持部材41との間に配置されていると理解されてもよい。また、第2推進ユニット32は、上下方向において第2水中翼22より上側に配置された第2上側推進機32Uと、上下方向において第2水中翼22より下側に配置された第2下側推進機32Lとを含みうる。そして、左右方向における第2水中翼22と第2推進ユニット32(第2上側推進機32U、第2下側推進機32L)との間には、第2水中翼22の周りの水流と第2推進ユニット32で生じる水流とを分離(隔離)するための第2隔壁52が設けられている。ここで、第2上側推進機32Uで生じる水流と第2下側推進機32Lで生じる水流とを分離して、水流が影響し合うことを防止するため、第1実施形態で説明した第2延設部材52aが、第2上側推進機32Uと第2下側推進機32Lとの間に設けられてもよい。
本実施形態の構成によっても、第1推進ユニット31で生じる水流が第1水中翼21に及ぼす影響を第1隔壁51で低減することができ、同様に、第2推進ユニット32で生じる水流が第2水中翼22に及ぼす影響を第2隔壁52で低減することができる。そのため、第1水中翼21および第2水中翼22において効率よく揚力を発生させることが可能となる。ここで、第1実施形態の構成(図2~図3)と第2実施形態の構成(図7~図8)とを比較すると、重量物である推進ユニット31,32の支持構造(支持強度)の観点では第1実施形態の構成の方が有利であり、ヨーイングなどの船体10の姿勢の制御性(操作性、応答性)の観点では第2実施形態の構成の方が有利である。なお、水上移動体100の構成は、上記の2つの実施形態に限られるものではなく、船体10の性質や推進機の性能・重量等に応じて水中翼と推進機の位置関係を適宜・適切に変更可能である。
<他の実施形態>
上記実施形態では、第1推進ユニット31および第2推進ユニット32を構成する各推進機として、モータMを有する電動式の推進機を用いたが、それに限られず、エンジン式の推進機を用いてもよい。この場合、各推進機にエンジンを個別に設けた構成であってもよいが、1つエンジンを船体10に搭載しておき、当該エンジンの駆動力を伝達機構などにより各推進機のプロペラPに伝達する構成であってもよい。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態の水上移動体は、
本体部(例えば10)を水面から浮上させた状態で移動する水上移動体(例えば100)であって、
前記水上移動体の左右方向に沿って配置され、互いに独立して仰角を変更可能に前記本体部に設けられた第1水中翼(例えば21)および第2水中翼(例えば22)と、
前記第1水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第1推進ユニット(例えば31)と、
前記第2水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第2推進ユニット(例えば32)と、
を備え、
前記第1水中翼の周りの水流と前記第1推進ユニットで生じる水流とを分離するための第1隔壁(例えば51)が前記第1水中翼と前記第1推進ユニットとの間に設けられており、
前記第2水中翼の周りの水流と前記第2推進ユニットで生じる水流とを分離するための第2隔壁(例えば52)が前記第2水中翼と前記第2推進ユニットとの間に設けられている。
この構成によれば、各推進ユニットの出力を個別に調整して、第1水中翼および第2水中翼の仰角を個別に変化させることにより、本体部の姿勢を制御することができる。また、各推進ユニットで生じる水流が各水中翼に及ぼす影響を各隔壁で低減することができるため、各水中翼において効率よく揚力を発生させることができる。
2.上記実施形態では、
前記第1推進ユニットは、前記第1隔壁に取り付けられており、
前記第2推進ユニットは、前記第2隔壁に取り付けられている。
この構成によれば、各推進ユニットで生じる水流が各水中翼に及ぼす影響を各隔壁でより効果的に低減することができる。
3.上記実施形態では、
前記第1推進ユニットは、前記第1水中翼における前記第2水中翼側の端部に設けられており、
前記第2推進ユニットは、前記第2水中翼における前記第1水中翼側の端部に設けられている。
この構成によれば、重量物である各推進ユニットの支持構造(支持強度)の観点で有利となる。
4.上記実施形態では、
前記第1推進ユニットは、前記第1水中翼における前記第2水中翼と反対側の端部に設けられており、
前記第2推進ユニットは、前記第2水中翼における前記第1水中翼と反対側の端部に設けられている。
この構成によれば、ヨーイングなどの船体10の姿勢の制御性(応答性)の観点で有利となる。
5.上記実施形態では、
前記本体部の下部に取り付けられて前記第1水中翼および前記第2水中翼をそれぞれ回動可能に支持する支持部材(例えば41)を更に備え、
前記第1水中翼および前記第2水中翼は、前記左右方向において前記支持部材を挟むように配置されている。
この構成によれば、第1水中翼および第2水中翼の支持構造(支持強度)および水の抵抗を低減する点で有利となる。
6.上記実施形態では、
前記第1推進ユニットは、前記水上移動体の上下方向において前記第1水中翼より上側に配置された第1上側推進機(例えば31U)と、前記上下方向において前記第1水中翼より下側に配置された第1下側推進機(例えば31L)とを含み、
前記第2推進ユニットは、前記上下方向において前記第2水中翼より上側に配置された第2上側推進機(例えば32U)と、前記上下方向において前記第2水中翼より下側に配置された第2下側推進機(例えば32L)とを含む。
この構成によれば、各推進機の出力を個別に調整して、第1水中翼および第2水中翼の仰角を個別に変化させることにより、本体部の姿勢(例えばローリング、ピッチング、ヨーイング)を精度よく制御することができる。その結果、本体部の姿勢の変動や揺れを低減することが可能となる。
7.上記実施形態では、
前記第1水中翼は、前記第1上側推進機と前記第1下側推進機との出力差に応じて仰角が変化するように構成され、
前記第2水中翼は、前記第2上側推進機と前記第2下側推進機との出力差に応じて仰角が変化するように構成されている。
この構成によれば、第1水上翼および第2水中翼の各々について、上部と下部とで推進機の出力(推進力)を個別に調整することにより、第1水中翼および第2水中翼の仰角を個別に変化させ、本体部の姿勢を精度よく制御することができる。
8.上記実施形態では、
前記第1上側推進機、前記第1下側推進機、前記第2上側推進機および前記第2下側推進機の出力バランスを調整することにより前記本体部の姿勢を制御する制御部(例えば50)を更に備える。
この構成によれば、各推進機の出力を個別に調整することにより、本体部の姿勢を精度よく制御することができる。
9.上記実施形態では、
前記制御部は、前記第1上側推進機と前記第1下側推進機との出力差と、前記第2上側推進機と前記第2下側推進機との出力差との差分を調整することにより、前記本体部のローリングを制御する。
この構成によれば、各推進機の出力を調整することにより、本体部の姿勢としてローリングを制御することができる。
10.上記実施形態では、
前記制御部は、前記第1上側推進機および前記第2上側推進機の出力の合力と、前記第1下側推進機および前記第2下側推進機の出力の合力との差を調整することにより、前記本体部のピッチングを制御する。
この構成によれば、各推進機の出力を調整することにより、本体部の姿勢としてピッチングを制御することができる。
11.上記実施形態では、
前記制御部は、前記第1推進ユニットと前記第2推進ユニットとの出力差を調整することにより、前記本体部のヨーイングを制御する。
この構成によれば、各推進機の出力を調整することにより、本体部の姿勢としてヨーイングを制御することができる。
12.上記実施形態では、
前記第1水中翼および前記第2水中翼より後方側において前記本体部に固定された第3水中翼(例えば23)を更に備える。
この構成によれば、水面から浮上させた本体部の姿勢をより安定させることができる。
13.上記実施形態では、
前記水上移動体は、前記本体部としての船体を水面から浮上させた状態で移動する船舶である。
この構成によれば、船体を水面から浮上させた状態で移動する船舶において、当該船体の姿勢の変動や揺れを低減することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。
10:船体(本体部)、21:第1水中翼、22:第2水中翼、23:第3水中翼、31:第1推進ユニット、31U:第1上側推進機、31L:第1下側推進機、32:第2推進ユニット、32U:第2上側推進機、32L:第2下側推進機、50:制御部、52:姿勢検知部、100:水上移動体

Claims (13)

  1. 本体部を水面から浮上させた状態で移動する水上移動体であって、
    前記水上移動体の左右方向に沿って配置され、互いに独立して仰角を変更可能に前記本体部に設けられた第1水中翼および第2水中翼と、
    前記第1水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第1推進ユニットと、
    前記第2水中翼の端部に設けられて推進力を発生する第2推進ユニットと、
    を備え、
    前記第1水中翼の周りの水流と前記第1推進ユニットで生じる水流とを分離するための第1隔壁が前記第1水中翼と前記第1推進ユニットとの間に設けられており、
    前記第2水中翼の周りの水流と前記第2推進ユニットで生じる水流とを分離するための第2隔壁が前記第2水中翼と前記第2推進ユニットとの間に設けられている、
    ことを特徴とする水上移動体。
  2. 前記第1推進ユニットは、前記第1隔壁に取り付けられており、
    前記第2推進ユニットは、前記第2隔壁に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の水上移動体。
  3. 前記第1推進ユニットは、前記第1水中翼における前記第2水中翼側の端部に設けられており、
    前記第2推進ユニットは、前記第2水中翼における前記第1水中翼側の端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水上移動体。
  4. 前記第1推進ユニットは、前記第1水中翼における前記第2水中翼と反対側の端部に設けられており、
    前記第2推進ユニットは、前記第2水中翼における前記第1水中翼と反対側の端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水上移動体。
  5. 前記本体部の下部に取り付けられて前記第1水中翼および前記第2水中翼をそれぞれ回動可能に支持する支持部材を更に備え、
    前記第1水中翼および前記第2水中翼は、前記左右方向において前記支持部材を挟むように配置されている、
    ことお特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水上移動体。
  6. 前記第1推進ユニットは、前記水上移動体の上下方向において前記第1水中翼より上側に配置された第1上側推進機と、前記上下方向において前記第1水中翼より下側に配置された第1下側推進機とを含み、
    前記第2推進ユニットは、前記上下方向において前記第2水中翼より上側に配置された第2上側推進機と、前記上下方向において前記第2水中翼より下側に配置された第2下側推進機とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水上移動体。
  7. 前記第1水中翼は、前記第1上側推進機と前記第1下側推進機との出力差に応じて仰角が変化するように構成され、
    前記第2水中翼は、前記第2上側推進機と前記第2下側推進機との出力差に応じて仰角が変化するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の水上移動体。
  8. 前記第1上側推進機、前記第1下側推進機、前記第2上側推進機および前記第2下側推進機の出力バランスを調整することにより前記本体部の姿勢を制御する制御部を更に備える、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の水上移動体。
  9. 前記制御部は、前記第1上側推進機と前記第1下側推進機との出力差と、前記第2上側推進機と前記第2下側推進機との出力差との差を調整することにより、前記本体部のローリングを制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の水上移動体。
  10. 前記制御部は、前記第1上側推進機および前記第2上側推進機の出力の合力と、前記第1下側推進機および前記第2下側推進機の出力の合力との差を調整することにより、前記本体部のピッチングを制御する、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の水上移動体。
  11. 前記制御部は、前記第1推進ユニットと前記第2推進ユニットとの出力差を調整することにより、前記本体部のヨーイングを制御する、ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の水上移動体。
  12. 前記第1水中翼および前記第2水中翼より後方側において前記本体部に固定された第3水中翼を更に備える、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の水上移動体。
  13. 前記水上移動体は、前記本体部としての船体を水面から浮上させた状態で移動する船舶である、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の水上移動体。
JP2021045140A 2021-03-18 2021-03-18 水上移動体 Pending JP2022144227A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021045140A JP2022144227A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 水上移動体
US17/695,629 US11878769B2 (en) 2021-03-18 2022-03-15 Aquatic moving body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021045140A JP2022144227A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 水上移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022144227A true JP2022144227A (ja) 2022-10-03

Family

ID=83285642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021045140A Pending JP2022144227A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 水上移動体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11878769B2 (ja)
JP (1) JP2022144227A (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2749870A (en) * 1951-10-23 1956-06-12 Hydrofoil Corp Hydrofoil attack craft
US3027862A (en) * 1959-02-25 1962-04-03 Avco Mfg Corp Multi-purpose land and water craft
US3031999A (en) * 1959-10-07 1962-05-01 Bader John Adjustable hydrofoil
US5653189A (en) * 1991-12-20 1997-08-05 Dynafoils, Inc. Hydrofoil craft
US5311832A (en) * 1991-12-20 1994-05-17 Dynafoils, Inc. Advanced marine vehicles for operation at high speeds in or above rough water
JP3172459U (ja) 2011-08-10 2011-12-22 和広 野島 水中翼船型兼モ−タ−ボ−ト型船舶
NL2017379B1 (en) * 2016-08-26 2018-03-06 Van Oossanen & Ass B V Vessel for operating on a body of water, comprising an aft foil for generating a thrust force and adjustment means for adjusting an angle of incidence of the aft foil.

Also Published As

Publication number Publication date
US11878769B2 (en) 2024-01-23
US20220297799A1 (en) 2022-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111372848B (zh) 机动水翼装置
WO2020176033A1 (en) A hydrofoil system
RU2685489C2 (ru) Плавучее средство
CN108313232B (zh) 基于二维矢量推进器和移动重物的组合式船舶减摇装置
US20230043812A1 (en) Control system for a hydrofoil watercraft with fully submerged hydrofoil
JPH0354091A (ja) 水中翼船の重心位置最適化装置
US11498650B2 (en) Automatic sail depowering and camber control
JPH05238470A (ja) 多胴船
US6880478B2 (en) Two degree of freedom rudder/stabilizer for waterborne vessels
CN211969710U (zh) 一种吊舱式可调尾翼多自由度水下拖曳体
JP2022144227A (ja) 水上移動体
JP7352522B2 (ja) 水上移動体
US5111766A (en) Sea wing
CN117270450B (zh) 一种水上飞行器的控制***
WO2022153370A1 (ja) 船舶
EP3939876A1 (en) Wind-powered watercraft
JPS6313896A (ja) 全没型水中翼船の操舵装置
JPH03281495A (ja) 流体中の航行体
KR20230113059A (ko) 선박의 데크하우스 및 이를 포함하는 선박
WO2022069851A1 (en) Load convergence system for tethered aerofoil wind propulsion
JPH06166396A (ja) 船舶の減揺制御装置
JPH02227390A (ja) 2軸船用船体動揺安定化装置
JPH0211487A (ja) 水中翼船
AU2010255535A1 (en) Watercraft
JPH0832523B2 (ja) 水中翼船の船速制御装置