JP2022135637A5 - 縦型充填包装機および充填包装体の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、長尺の積層プラスチックフィルムを製袋し、液状や粘稠状、粉・粒状物等の被包装物を充填包装して包装体を製造する縦型充填包装機および充填包装体の製造方法に関し、とくに固形物入りのレトルト食品を充填包装した小型レトルトパウチを製造するのに好適に用いられる縦型充填包装機および充填包装体の製造方法に関する。
そこで、本発明では、被包装物に固形物が含まれる場合であっても、高速かつ低コストで充填包装することができ、とくにレトルトパウチのようなアルミ箔等が積層されている場合、あるいは高温でのヒートシールが必要な積層プラスチックフィルムを製袋するような場合であっても、破袋強度(シール強度)に優れた包装体を高速で製造することのできる縦型充填包装機および充填包装体の製造方法を提供することを目的とする。
また本発明の縦型充填包装機においては、
(1)前記プレヒーターは、一対のシールロールまたは一対の短冊状のヒートプレートによって構成されていること、
(2)前記プレヒーターの上流位置には、前記積層プラスチックフィルムを挟持して長手方向に連続的に送り出す一対のインフィードロールが配設されていること、
(3)前記プレヒーターは、前記縦シールロールによるシール幅以上の範囲を前記シーラント層の融点未満の温度に加熱するものであること、
(4)前記積層プラスチックフィルムは、さらにアルミ箔、アルミ合金箔、アルミニウム蒸着箔および/または紙を積層してなるものであること、
(5)前記横シールロールは、前記筒状体に向かって近接したり離間する開閉動作に合わせ、積層プラスチックフィルムの繰り出し方向に一定の周期で上下動する昇降動作とを組み合わせたボックスモーションの動作を行うものであること、
(6)前記横シールロールは、固形物を含む被包装物の充填に際し、前記筒状体への近接位置において、一対の前記横シールロールどうしによってヒートシール位置に残留する被包装物を排除すると同時に、該被包装物中に含まれる固形物を粉砕すると共に、粉砕されたそれら固形物どうしの隙間および当該固形物に発生する割れ目内に、軟化-溶融した前記積層プラスチックフィルムのシーラント層樹脂を含浸させていく粉砕含浸処理を行うものであること、
が好ましい。
また本発明は、少なくともベース層とシーラント層を有する積層プラスチックフィルムからなる包装袋内に被包装物を充填してなる充填包装体を連続して製造する方法であって、前記シーラント層どうしが対面するようにして連続的に繰り出される前記積層プラスチックフィルムを、一対の縦シールロールによって長手方向に連続的に繰り出しながら順次に縦シールすることにより、筒状体を形成する筒状体形成工程と、前記筒状体に対し、一対の横シールロールによって被包装物を充填しながら長手方向に所定の間隔をおいて横シールを施すことにより連続的に製袋して包装体を形成していく製袋工程とを有し、前記筒状体形成工程に先立ち、前記縦シールロールの上流位置に配設されたプレヒーターによって、前記積層プラスチックフィルムの少なくとも縦シール予定位置を加熱し、前記縦シールロールと横シールロールとの間の位置において、前記筒状体の少なくとも縦シール位置を、前記縦シールロールの下流位置に配設した一以上のアウトフィードロール対によって挟持し、該アウトフィードロール対の回転によって該筒状体を長手方向に連続的に引き出すことを特徴とする充填包装体の製造方法である。
なお、本発明の充填包装体の製造方法においては、
(1)前記プレヒーターは、一対のシールロールまたは一対の短冊状のヒートプレートによって構成されていること、
(2)前記プレヒーターの上流位置には、前記積層プラスチックフィルムを挟持して長手方向に連続的に送り出す一対のインフィードロールを配設すること、
(3)前記プレヒーターによる加熱は、前記縦シールロールによるシール幅以上の範囲を、前記シーラント層の融点未満の温度までとすること、
(4)前記横シールロールは、前記筒状体に向かって近接したり、離間する開閉動作に合わせ、前記積層プラスチックフィルムの繰り出し方向に一定の間隔で上下動する昇降動作とを組み合わせたボックスモーションの動作を行うこと、
(5)前記横シールロールは、固形物を含む被包装物の充填に際し、前記筒状体への近接位置において、一対の前記横シールロールどうしによって該ヒートシール位置に残留する被包装物を排除すると同時に、該被包装物中に含まれる固形物を粉砕すると共に、粉砕されたそれら固形物どうしの隙間および当該固形物に発生する割れ目内に、軟化-溶融した前記積層プラスチックフィルムのシーラント層樹脂を含浸させていく粉砕含浸処理を行うこと、
が好ましい。
本発明に係る縦型充填包装機および充填包装体の製造方法によれば、一対の縦シールロールの上流位置に一対の加熱ロールやヒートプレート等からなるプレヒーターを設けることで、縦シールロールによる昇温の負担が小さく(ヒートシール時間が短く)なり、縦シールを高速で行うことができる。そのため、レトルトパウチ用の積層プラスチックフィルムのようにアルミ箔等が積層されているような場合であっても、プレヒーターおよび縦シールロールによって短時間で十分な熱量を供給することができるようになり、シール不良を発生させることなく、高速かつ連続して包装体を製造することができ、小容量の小袋のレトルトパウチであっても低コストで提供することができる。
以上、この発明に係る縦型充填包装機および充填包装体の製造方法について、包装体Wを一列で連続して製造する場合を一例として説明したが、本発明の縦型充填包装機および充填包装体の製造方法は、上記したように幅方向に折り返してなる一枚の広幅の積層プラスチックフィルムF、または二枚重ねにした広幅の積層プラスチックフィルムFに対し、縦シールロール2を幅方向に並列して複数設けて、包装体Wを多列で同時に連続して製造する場合にも好適に利用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
本発明の縦型充填包装機および充填包装体の製造方法は、飲食物や調味液、医薬品、化学品等の液状物、粘稠物もしくは粉・粒状物からなる被包装物を充填包装してなる包装体を一列または多列で同時に製造する際に好適に利用することができ、とくにアルミ箔や紙等を積層してなる積層プラスチックフィルムからなり、固形物入りのレトルト食品を充填包装した各種(小型~大型)のレトルトパウチの製造においての利用が期待できる。

Claims (13)

  1. 少なくともベース層とシーラント層を有する積層プラスチックフィルムからなる包装袋内に被包装物を充填してなる充填包装体を連続して製造する縦型充填包装機において、
    前記シーラント層どうしが対面するようにして連続的に繰り出される前記積層プラスチックフィルムの長手方向に沿って連続的に縦シールすることにより筒状体とする1対の縦シールロールと、
    前記筒状体内に、被包装物を充填しながら長手方向に所定の間隔をおいて横シールを施すことにより包装体を連続的に製袋する1対の横シールロールとを備えるものであって、
    前記縦シールロールの上流位置には、前記積層プラスチックフィルムの少なくとも縦シール予定位置を加熱するプレヒーターが配設され、
    前記縦シールロールと横シールロールとの間の位置には、前記筒状体の少なくとも一側端部にある縦シール位置において前記筒状体を長手方向に連続的に引き出す一以上のアウトフィードロール対が配設されていることを特徴とする縦型充填包装機。
  2. 前記プレヒーターは、一対のシールロールまたは一対の短冊状のヒートプレートによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型充填包装機。
  3. 前記プレヒーターの上流位置には、前記積層プラスチックフィルムを挟持して長手方向に連続的に送り出す一対のインフィードロールが配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の縦型充填包装機。
  4. 前記プレヒーターは、前記縦シールロールによるシール幅以上の範囲を前記シーラント層の融点未満の温度に加熱するものであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
  5. 前記積層プラスチックフィルムは、さらにアルミ箔、アルミ合金箔、アルミニウム蒸着箔および/または紙を積層してなるものであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
  6. 前記横シールロールは、前記筒状体に向かって近接したり離間する開閉動作に合わせ、積層プラスチックフィルムの繰り出し方向に一定の周期で上下動する昇降動作とを組み合わせたボックスモーションの動作を行うものであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
  7. 前記横シールロールは、固形物を含む被包装物の充填に際し、前記筒状体への近接位置において、一対の前記横シールロールどうしによってヒートシール位置に残留する被包装物を排除すると同時に、該被包装物中に含まれる固形物を粉砕すると共に、粉砕されたそれら固形物どうしの隙間および当該固形物に発生する割れ目内に、軟化-溶融した前記積層プラスチックフィルムのシーラント層樹脂を含浸させていく粉砕含浸処理を行うものであることを特徴とする請求項6に記載の縦型充填包装機。
  8. 少なくともベース層とシーラント層を有する積層プラスチックフィルムからなる包装袋内に被包装物を充填してなる充填包装体を連続して製造する方法であって、
    前記シーラント層どうしが対面するようにして連続的に繰り出される前記積層プラスチックフィルムを、一対の縦シールロールによって長手方向に連続的に繰り出しながら順次に縦シールすることにより、筒状体を形成する筒状体形成工程と、
    前記筒状体に対し、一対の横シールロールによって被包装物を充填しながら長手方向に所定の間隔をおいて横シールを施すことにより連続的に製袋して包装体を形成していく製袋工程とを有し、
    前記筒状体形成工程に先立ち、前記縦シールロールの上流位置に配設されたプレヒーターによって、前記積層プラスチックフィルムの少なくとも縦シール予定位置を加熱し、
    前記縦シールロールと横シールロールとの間の位置において、前記筒状体の少なくとも縦シール位置を、前記縦シールロールの下流位置に配設した一以上のアウトフィードロール対によって挟持し、該アウトフィードロール対の回転によって該筒状体を長手方向に連続的に引き出すことを特徴とする充填包装体の製造方法。
  9. 前記プレヒーターは、一対のシールロールまたは一対の短冊状のヒートプレートによって構成されていることを特徴とする請求項8に記載の充填包装体の製造方法。
  10. 前記プレヒーターの上流位置には、前記積層プラスチックフィルムを挟持して長手方向に連続的に送り出す一対のインフィードロールを配設することを特徴とする請求項8または9に記載の充填包装体の製造方法。
  11. 前記プレヒーターによる加熱は、前記縦シールロールによるシール幅以上の範囲を、前記シーラント層の融点未満の温度までとすることを特徴とする請求項8~10のいずれか1項に記載の充填包装体の製造方法。
  12. 前記横シールロールは、前記筒状体に向かって近接したり、離間する開閉動作に合わせ、前記積層プラスチックフィルムの繰り出し方向に一定の間隔で上下動する昇降動作とを組み合わせたボックスモーションの動作を行うことを特徴とする請求項8~11のいずれか1項に記載の充填包装体の製造方法。
  13. 前記横シールロールは、固形物を含む被包装物の充填に際し、前記筒状体への近接位置において、一対の前記横シールロールどうしによって該ヒートシール位置に残留する被包装物を排除すると同時に、該被包装物中に含まれる固形物を粉砕すると共に、粉砕されたそれら固形物どうしの隙間および当該固形物に発生する割れ目内に、軟化-溶融した前記積層プラスチックフィルムのシーラント層樹脂を含浸させていく粉砕含浸処理を行うことを特徴とする請求項8~12のいずれか1項に記載の充填包装体の製造方法。
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