JP2022082864A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022082864000001
【課題】簡単な構成で転写ズレを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、中間転写ベルト54、中間転写ベルトを挟んで感光体ドラム36と対向する一次転写ローラ60、中間転写ベルトを回動させる駆動ローラ56、中間転写ベルトを挟んで駆動ローラと対向する二次転写ローラ44、最下流位置の感光体ドラムと駆動ローラとの間に設けられる補助ローラ64、および外周面が駆動ローラおよび補助ローラの外周面と当接して、駆動ローラの回転駆動力を補助ローラに伝達する連結ローラ72を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は画像形成装置に関し、特にたとえば、並設される複数の感光体ドラムから中間転写ベルトにトナー像を一次転写し、中間転写ベルトから用紙にトナー像を二次転写する、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の画像形成装置では、中間転写装置にシート状部材搬送装置が適用されており、このシート状部材搬送装置は、無端状ベルト(中間転写ベルト)を張架させた第1のローラ(駆動ローラ)と、無端状ベルトを挟んで第1のローラと圧接部を形成する第2のローラ(二次転写部材)と、無端状ベルトを回動駆動させる第1の駆動部とを備える。また、このシート状部材搬送装置は、無端状ベルトの変動情報を取得する変動情報取得手段と、その取得した変動に基づいて圧接部より上流側の無端状ベルト所定位置にシート状部材(印刷媒体)が接触した時に生じる無端状ベルトの変動を検知する変動検知手段と、その変動検知によりシート状部材の圧接部突入タイミングを予測する突入タイミング予測手段と、そのタイミングに基づき第1の駆動部に対しフィードフォワード制御を行ない、シート状部材の圧接部突入時に生じる無端状ベルトの速度変動を補正する補正制御手段とを備える。
特開2009-15287号公報
画像形成装置を用いて画像を形成する印刷媒体には、A4用紙などの普通紙だけでなく、普通紙よりも厚みが大きくコシの強い厚紙も含まれる。厚紙に画像形成する場合、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときに中間転写ベルトに衝撃が加わり、中間転写ベルトが瞬間的に増速する。この中間転写ベルトの瞬間的な増速の影響が一次転写ニップ部に伝わることで、転写ズレ(画像の乱れ)が発生してしまう場合がある。
特許文献1の技術では、中間転写ベルトの速度変動を打ち消すフィードフォワード制御を行うことによって、転写ズレを回避するようにしている。しかしながら、フィードフォワード制御を正確に行うことは難しい。また、特許文献1の技術では、中間転写ベルトの速度情報を検出するためのロータリーエンコーダ等の検出器が必要な上、制御回路も複雑化するので、製造コストが嵩んでしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、簡単な構成で転写ズレを適切に防止できる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、複数の感光体ドラムのそれぞれから中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を印刷媒体に二次転写する画像形成装置であって、複数の張架ローラによって所定の周回方向に回動可能に張架された中間転写ベルト、複数の感光体ドラムのそれぞれと中間転写ベルトを挟んで対向するように設けられた複数の一次転写部材、複数の張架ローラの1つであって、複数の感光体ドラムよりも周回方向の下流側位置に設けられ、中間転写ベルトを回動させる駆動ローラ、中間転写ベルトを挟んで駆動ローラと対向するように設けられた二次転写部材、複数の張架ローラの1つであって、周回方向における最下流位置に配置された感光体ドラムと駆動ローラとの間に設けられた補助ローラ、および外周面が駆動ローラの外周面および補助ローラの外周面のそれぞれと当接して、駆動ローラの回転駆動力を補助ローラに伝達する連結ローラを備える、画像形成装置である。
第1の発明によれば、連結ローラが補助ローラを駆動ローラと同じ周速度で回転させるので、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときの中間転写ベルトの瞬間的な増速が補助ローラによってせき止められ、一次転写ニップ部に衝撃が伝わることが防止される。したがって、フィードフォワード制御などを特に必要とすることなく、簡単な構成で転写ズレの発生を適切に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、中間転写ベルトは、補助ローラに所定の巻付き角で巻き付くように張架されている。
第2の発明によれば、中間転写ベルトが補助ローラに所定角巻き付いた状態でスリップなく回転搬送されるので、二次転写ニップに用紙が突入しても、その衝撃で補助ローラ上の中間転写ベルトがずれることはない。つまり衝撃を受けてもその衝撃は、補助ローラより上流側の感光体ドラムまで伝わらないので、一次転写ズレの発生を抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、連結ローラは、軸部と、軸部の外周面に設けられて駆動ローラおよび補助ローラに当接する当接部とを有し、当接部は、軸部の両端部のみに設けられる。
第4の発明は、第3の発明に従属し、連結ローラの軸部を回動可能に支持するアーム部材、および連結ローラを駆動ローラと補助ローラに押圧する方向にアーム部材を付勢する付勢部材を備える。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明に従属し、駆動ローラおよび補助ローラに対して連結ローラを離接させる第1離接機構を備える。
第5の発明によれば、連結ローラが駆動ローラおよび補助ローラに対して離接可能であるので、万一、駆動ローラと補助ローラとの間で中間転写ベルトに弛みが生じたとしても、その弛みを解消することができる。
第6の発明は、第5の発明に従属し、第1離接機構は、アーム部材を移動させることで連結ローラを駆動ローラの軸周りに回動可能に支持する第2のアーム部材を含む。
第7の発明は、第5または第6の発明に従属し、複数の感光体ドラムに対して複数の一次転写部材を離接させる第2離接機構を備え、第1離接機構は、第2離接機構と連結され、複数の感光体ドラムに対する複数の一次転写部材の離接と駆動ローラおよび補助ローラに対する連結ローラの離接とが連動される。
この発明によれば、連結ローラが補助ローラを駆動ローラと同じ周速度で回転させるので、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときの中間転写ベルトの瞬間的な増速が補助ローラによってせき止められ、一次転写ニップ部に衝撃が伝わることが防止される。したがって、フィードフォワード制御などを特に必要とすることなく、簡単な構成で転写ズレの発生を適切に防止することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例である画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。 図1の画像形成装置が備える二次転写ニップ部周辺の部分を示す断面図である。 図2の二次転写ニップ部周辺の部分を示す斜視図である。 この発明の第2実施例の画像形成装置が備える一次転写ローラの離接機構を示す図解図であり、一次転写ローラが当接位置にある状態の離接機構を背面側から見た様子を示す図解図である。 一次転写ローラが離間位置にある状態の離接機構を背面側から見た様子を示す図解図である。 図4の画像形成装置が備える連結ローラの離接機構を示す図解図である。 連結ローラが当接位置にある状態の離接機構を正面側から見た様子を示す図解図である。 連結ローラが離間位置にある状態の離接機構を正面側から見た様子を示す図解図である。 この発明の第3実施例の画像形成装置が備える二次転写ニップ部周辺の部分を示す斜視図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であって、電子写真方式によって印刷用紙(印刷媒体)に多色または単色の画像を形成する。詳細は後述するように、画像形成装置10は、並設される複数の感光体ドラム36から中間転写ベルト54にトナー像を一次転写し、中間転写ベルト54から印刷用紙にトナー像を二次転写する中間転写方式の画像形成装置である。
先ず、画像形成装置10の構成について概略的に説明する。なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり図示しない操作ユニットが設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
図1に示すように、画像形成装置10は、装置本体12と、その上方に配置される画像読取装置14とを含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上側には、ヒンジ等を介して原稿押さえカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押さえカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)24が設けられる。また、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷開始指示などの入力操作を受け付けるタッチパネルおよび操作ボタン等を含む操作ユニットが設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12には、CPUおよびメモリ等を含む制御部28、および画像形成部30などが内蔵される。制御部28は、タッチパネル等の操作ユニットへの入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ユニット42、二次転写ローラ44および定着ユニット46等を備え、給紙カセット48または手差し給紙トレイ50から搬送される印刷用紙上に画像を形成し、画像形成済みの印刷用紙を排紙トレイ52に排出する。印刷用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。4つの画像ステーションは、横方向に並ぶように配置される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体である。帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58、および4つの一次転写ローラ(中間転写ローラ)60などを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。
中間転写ベルト54は、複数の張架ローラによって所定の周回方向(図1では反時計回り)に周回移動(回動)可能に張架される無端帯状のベルトであって、並設される複数の感光体ドラム36に外周面(下面)が沿うように配置される。複数の張架ローラには、駆動ローラ56、従動ローラ58、バックアップローラ62および補助ローラ64等が含まれ、これら張架ローラのそれぞれは、軸部が前後方向に延びるように設けられる。画像形成時には、中間転写ベルト54の外周面が感光体ドラム36の表面に当接した状態にされる。
駆動ローラ56は、4つの一次転写ローラ60よりも中間転写ベルト54の周回方向における下流側に設けられ、中間転写ベルト54の右端部を張架する。駆動ローラ56は、図示しない駆動部によってその軸線回りに回転駆動可能に設けられる。また、駆動ローラ56の外周部分(中間転写ベルト54との当接部)は、中間転写ベルト54に対する摩擦力(グリップ力)を確保するために、ゴム等の摩擦力の大きい材質によって形成される。この駆動ローラ56の回転駆動に伴って、中間転写ベルト54が所定の周回方向に周回移動される。
従動ローラ58は、4つの一次転写ローラ60よりも中間転写ベルト54の周回方向における上流側に設けられ、中間転写ベルト54の左端部を張架する。従動ローラ58は、中間転写ベルト54の周回移動に伴って回転すると共に、中間転写ベルト54に一定の張力を与えて中間転写ベルト54の弛みを防止する。
一次転写ローラ60は、対応する感光体ドラム36に形成されたトナー像を中間転写ベルト54に転写(一次転写)させるための一次転写部材であって、中間転写ベルト54を挟んで各色の感光体ドラム36と対向する位置のそれぞれに配置される。つまり、感光体ドラム36と一次転写ローラ60との間に一次転写ニップ部が形成される。これら4つの一次転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。
また、各一次転写ローラ60は、離接機構70(図2参照)によって、対応する感光体ドラム36に対して離接する方向に変位可能とされる。すなわち、一次転写ローラ60のそれぞれは、中間転写ベルト54を内周面側から押圧して中間転写ベルト54と感光体ドラム36とを当接させる当接位置と、中間転写ベルト54に対する押圧を解除して感光体ドラム36、中間転写ベルト54および一次転写ローラ60のそれぞれが離間する離間位置とに変位可能である。また、離接機構70は、たとえば、カラー印刷時には全ての一次転写ローラ60を当接位置とし、モノクロ印刷時にはブラック用の一次転写ローラ60のみを当接位置とすることも可能である。
バックアップローラ62は、中間転写ベルト54の周回方向における最下流側に配置される一次転写ローラ60(この実施例では、ブラック用の一次転写ローラ60)と駆動ローラ56との間に設けられる。バックアップローラ62は、中間転写ベルト54の下側部分を水平に保つ、つまり中間転写ベルト54がブラック用の一次転写ローラ60を通過した後もそのまま直線状に進むようにするための張架ローラであって、中間転写ベルト54の周回移動に伴って従動回転する。また、バックアップローラ62の下方には、図示しないレジストセンサが設けられており、バックアップローラ62は、レジストセンサと中間転写ベルト54の外周面との間隔を一定に保つ機能も有する。
補助ローラ64は、ブラック用の一次転写ローラ60と駆動ローラ56との間、この第1実施例では中間転写ベルト54の周回方向におけるバックアップローラ62の下流側であって駆動ローラ56の上流側の位置に設けられる。補助ローラ64は、二次転写ニップ部を適切な長さに設定するための張架ローラである。中間転写ベルト54は、画像形成状態において、巻付き角αの角度で巻き付くように補助ローラ64に張架される(図2参照)。
また、二次転写ローラ44は、中間転写ベルト54に形成されたトナー像を印刷媒体に転写させるための二次転写部材であって、中間転写ベルト54を挟んで駆動ローラ56と対向するように設けられる。この二次転写ローラ44と中間転写ベルト54との間の二次転写ニップ部を印刷用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が印刷用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラおよび加圧ローラを備え、二次転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されている。ヒートローラと加圧ローラとの間のニップ域(定着ニップ部)を印刷用紙が通過することによって、印刷用紙に転写されたトナー像が加熱および圧接されて、印刷用紙に対してトナー像が熱定着される。
このような装置本体12内には、給紙カセット48または手差し給紙トレイ50からの印刷用紙をレジストローラ68、二次転写ローラ44(二次転写ニップ部)および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、印刷用紙に対して両面印刷を行う際に、表面側の印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の印刷用紙を、二次転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、印刷用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
レジストローラ68は、ペーパーストップローラ(PSローラ)とも呼ばれる。たとえば、レジストローラ68は、搬送ローラ66によって搬送された印刷用紙を挟持した状態で待機(一旦停止)し、中間転写ユニット42と同期させて印刷用紙の搬送を開始する。このとき、レジストローラ68は、中間転写ベルト54(つまり駆動ローラ56)の周速度より若干速い周速度で回転される。これは、レジストローラ68と二次転写ニップ部との間で印刷用紙を少し撓ませた状態で搬送することによって、この間で印刷用紙が引っ張り合いをすることに起因する転写ズレを防止するためである。
画像形成装置10において片面印刷を行う際には、印刷用紙は、給紙カセット48または手差し給紙トレイ50から1枚ずつ第1用紙搬送路L1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、印刷用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで印刷用紙が二次転写ローラ44に搬送され、印刷用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット46を通過することによって印刷用紙上の未定着トナーが熱定着されて、排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、表面側の印刷が終了して定着ユニット46を通過した印刷用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の搬送ローラ66まで到達したとき、この搬送ローラ66を逆回転させることによって、印刷用紙が逆走して第2用紙搬送路L2に導かれる。第2用紙搬送路L2に導かれた印刷用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路L2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に導かれる。この時点で印刷用紙の表裏は反転されるので、その後、レジストローラ68を経て、二次転写ローラ44および定着ユニット46を印刷用紙が通過することによって、印刷用紙の裏面側に印刷が行われる。
このような画像形成装置10に用いられる印刷用紙には、A4用紙などの普通紙だけでなく、普通紙よりも厚みが大きくコシの強い厚紙(はがき、封筒、名刺およびOHPフィルム等)も含まれる。ここで、普通紙に画像形成(印刷)する場合には、特に問題とならないが、厚紙に画像形成する場合、一次転写ニップ部において感光体ドラム36から中間転写ベルト54に転写されるトナー像に転写ズレが発生する場合がある。
その転写ズレの原因について簡単に説明する。中間転写ベルト54の下側部分、つまり中間転写ベルト54の各一次転写ニップ部を通過する部分には、若干の弛みがある。また、レジストローラ68は、中間転写ベルト54の周速度より若干速い周速度で回転される。このため、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときに中間転写ベルト54に加わる衝撃によって、中間転写ベルト54が瞬間的に増速し、中間転写ベルト54の下側部分の弛みが二次転写ニップ部側に瞬間的に繰り寄せられることになる。すなわち、厚紙による衝撃(中間転写ベルト54の増速の影響)が一次転写ニップ部まで波及し、一次転写ニップ部およびその周辺部分(画像書込み部など)の位置がずれて、転写ズレが発生してしまう。
そこで、この第1実施例では、駆動ローラ56と補助ローラ64とを連結する連結ローラ72を設け、駆動ローラ56の回転駆動力を連結ローラ72から補助ローラ64に伝達するようにした。そして、駆動ローラ56と補助ローラ64とを同じ周速度で回転させて、厚紙から中間転写ベルト54に加えられる衝撃を補助ローラ64によって堰き止めることで、転写ズレの発生を防止するようにした。以下、具体的に説明する。
図2および図3に示すように、連結ローラ72は、駆動ローラ56の回転駆動力を補助ローラ64に伝達して、補助ローラ64を駆動ローラ56の周速度と同じ周速度で回転させるための部材であって、その外周面が駆動ローラ56の外周面および補助ローラ64の外周面のそれぞれと当接するように設けられる。すなわち、連結ローラ72の摩擦力を用いて、駆動ローラ56から補助ローラ64への動力伝達が実施される。
ここで、駆動ローラ56の回転駆動力を補助ローラ64に伝達する部材として、ギア機構を用いることも考えられる。しかしながら、ギア機構を用いると、駆動ローラ56の周速度と補助ローラ64の周速度とが、微妙にずれてしまう恐れがある。これに対して、駆動ローラ56から補助ローラ64への動力伝達を連結ローラ72の摩擦力によって実施することで、駆動ローラ56と補助ローラ64とを同じ周速度で回転させることができる。
具体的には、連結ローラ72は、両端部が図示しない軸受部に回転自在に支持される軸部72aと、軸部72aの外周面に設けられる当接部72bとを有する。連結ローラ72の軸部72aは、駆動ローラ56および補助ローラ64の軸部と平行に、つまり前後方向に延びるように設けられる。
連結ローラ72の当接部72bは、駆動ローラ56および補助ローラ64と当接する部分である。この実施例では、当接部72bは、軸部72aの両端部(前端部および後端部)のみに設けられ、軸部72aの中央部分には設けられない。これによって、材料コストの低減を図ることができる。また、当接部72bの材質は、駆動ローラ56および補助ローラ64に対して適度な摩擦力を発揮できるものであれば特に限定されず、合成樹脂およびゴム等を用いて当接部72bが形成される。ただし、一次転写ローラ60への高圧が連結ローラ72を介して漏れ出すことを防止するために、電気絶縁性を有する材質で当接部72bを形成することが好ましい。なお、当接部72bは、絶縁抵抗の大きいウレタン等の多孔質弾性体であってもよい。
また、補助ローラ64の外周部分(中間転写ベルト54および連結ローラ72に対する当接部)の材質は、中間転写ベルト54に対して適度な摩擦力を発揮できるものであれば特に限定されないが、厚紙突入時における中間転写ベルト54の瞬間的な増速を適切にせき止めるためには、摩擦力の大きい材質、たとえばシリコーンゴムおよびEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)等のゴムを用いて補助ローラ64の外周部分を形成することが好ましい。
このような連結ローラ72を備える画像形成装置10において、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときには、中間転写ベルト54は瞬間的に増速する。これは、前述したように、レジストローラ68が中間転写ベルト54の周速度より若干早い周速度で回転されるため発生する。ところが、連結ローラ72によって駆動ローラ56の回転駆動力が補助ローラ64に伝達され、補助ローラ64が駆動ローラ56と同じ周速度で回転しているため、中間転写ベルト54の瞬間的な増速は、補助ローラ64によって堰き止められる。つまり、駆動ローラ56と同じ周速度で回転する補助ローラ64が瞬間的に増速する中間転写ベルト54に対するブレーキ(制動部)として作用し、中間転写ベルト54の増速分が打ち消されるので、中間転写ベルト54の増速の影響が一次転写ニップ部まで波及することが防止される。したがって、一次転写ニップ部およびその周辺部分の位置がずれることに起因する転写ズレの発生が適切に防止される。
また、中間転写ベルト54は、駆動ローラ56と同じ周速度で回転する補助ローラ64に巻付き角αで巻き付いた状態で張架されて搬送される。そのため、厚紙が2次転写部ニップ部に突入して中間転写ベルト54と衝突しても、補助ローラ64上の中間転写ベルト54は、補助ローラ64との摩擦力(巻付き角αの範囲で発生する)に打ち勝って瞬間的に移動してずれることはない。つまり、二次転写ニップ部で発生した衝撃は、補助ローラ64よりも中間転写ベルト54の周回方向における上流側に配置された感光体ドラム36まで伝わらないので、一次転写ニップ部における転写ズレの発生を安定して抑制できる。
以上のように、この第1実施例によれば、連結ローラ72が補助ローラ64を駆動ローラ56と同じ周速度で回転させるので、厚紙が二次転写ニップ部に突入するときの中間転写ベルト54の瞬間的な増速が補助ローラ64によってせき止められ、一次転写ニップ部に衝撃が伝わることが防止される。したがって、フィードフォワード制御などを特に必要とすることなく、簡単な構成で転写ズレの発生を適切に防止することができる。
[第2実施例]
次に、図4~図8を参照して、この発明の第2実施例である画像形成装置10について説明する。この第2実施例では、連結ローラ72が駆動ローラ56および補助ローラ64に対して離接可能に設けられている点が、上述の第1実施例と異なる。その他の部分の構成については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
第2実施例では、連結ローラ72には、駆動ローラ56および補助ローラ64に対して連結ローラ72を離間させる離接機構(第1離接機構)74が設けられる。また、この第2実施例では、連結ローラ72の離接機構74は、各感光体ドラム36に対して各一次転写ローラ60を離接させる離接機構(第2離接機構)70と連結され、各感光体ドラム36に対する各一次転写ローラ60の離接と、駆動ローラ56および補助ローラ64に対する連結ローラ72の離接とが連動される。
先ず、図4および図5を参照して、一次転写ローラ60の離接機構70の一例について簡単に説明する。なお、図4および図5では、説明を簡単にするため、連結ローラ72および離接機構74については省略してある。また、離接機構70としては、最下流側に配置されるブラック用の一次転写ローラ60を離接させる部分のみを示している。さらに、図4および図5は、離接機構70を背面側から見た図であるので、図7および図8などとは左右が逆になっている。
図4および図5に示すように、離接機構70は、中間転写ベルト54を挟んで感光体ドラム36と一次転写ローラ60とを離接させる機構である。上述のように、この離接機構70によって、一次転写ローラ60のそれぞれは、中間転写ベルト54を内周面側から押圧して中間転写ベルト54と感光体ドラム36とを当接させる当接位置と、中間転写ベルト54に対する押圧を解除して感光体ドラム36、中間転写ベルト54および一次転写ローラ60のそれぞれが離間する離間位置とに変位可能とされる。
離接機構70は、第1アーム部材80およびスライド部材82などを備える。第1アーム部材80は、略L字状に形成され、その一方端部に一次転写ローラ60が回転可能に支持される。また、第1アーム部材80の屈曲部は、図示しない軸受部によって回動可能に支持されており、第1アーム部材80の他端部が左右方向に移動することで、第1アーム部材80の一方端部に支持される一次転写ローラ60が上下方向に移動する。また、第1アーム部材80の他端部は、二股形状を有しており、スライド部材82を挟み込むように設けられる。
スライド部材82は、左右方向に往復移動可能に設けられる。スライド部材82の一方端部には、カム当接部材84が設けられる。このカム当接部材84には、カム部材86が嵌め合わされる。また、スライド部材82の背面側には、第1アーム部材80の他端部を押圧するための押圧部82aが形成される。さらに、図7からよく分かるように、スライド部材82の表面側の一方端部と第1アーム部材80の他端部とは、第1コイルばね88によって連結される。第1アーム部材80の他端部は、この第1コイルばね88によって駆動ローラ56から離れる方向である左方向(図4および図5では右方向)、つまり一次転写ローラ60が下方に移動する方向に付勢される。
そして、図示しないカムモータによってカム部材86が回転制御されることによって、スライド部材82が左右方向に移動され、これに伴い、一次転写ローラ60が感光体ドラム36に対して離接する方向(上下方向)に変位される。すなわち、図4に示すように、画像形成時には、カム部材86によってスライド部材82が左寄り(図4では右寄り)の位置に移動される。このとき、第1コイルばね88によって第1アーム部材80の他端部が左方向に引っ張れることで第1アーム部材80が回動し、一次転写ローラ60が下方に移動されて当接位置に配置される。一方、図5に示すように、待機時などの非画像形成時には、カム部材86によってスライド部材82が右寄り(図4では左寄り)の位置に移動される。このとき、押圧部82aによって第1アーム部材80の他端部が右方向に押されることで第1アーム部材80が回動し、一次転写ローラ60が上方に移動されて離間位置に配置される。
さらに、離接機構70は、第2アーム部材90およびリンク部材92を備えており、一次転写ローラ60の離接移動と連動させてバックアップローラ62を上下動させる機能も有する。第2アーム部材90は、その一方端部にバックアップローラ62を回転可能に支持しており、その他端部は、補助ローラ64の軸部によって回動可能に支持される。また、第2アーム部材90の他端部は、リンク部材92を介してスライド部材82の他端部に連結される。
そして、画像形成時にスライド部材82が左寄りの位置に移動されたときには、リンク部材92によって第2アーム部材90が下向きに回動されて、バックアップローラ62が下方位置(一次転写ローラ60と略水平方向に並ぶ位置)に移動される。一方、非画像形成時にスライド部材82が右寄りの位置に移動されたときには、リンク部材92によって第2アーム部材90が上向きに回動されて、バックアップローラ62が上方位置に移動される。
続いて、図6~図8を参照して、連結ローラ72の離接機構74の一例について説明する。上述のように、離接機構74は、駆動ローラ56および補助ローラ64に対して連結ローラ72を離間させる機構であり、一次転写ローラ60の離接機構70と連結されている。
図6に示すように、離接機構74は、第3アーム部材94および第2コイルばね96を備える。第3アーム部材94は、その一方端部が連結ローラ72の軸部72aを回転可能に支持しており、その他端部は、駆動ローラ56の軸部によって回動可能に支持される。つまり、連結ローラ72は、駆動ローラ56の軸部を支点として回動可能である。また、第3アーム部材94の一方端部側の端面は、円弧状に形成される。
一方、離接機構70が備える第2アーム部材90には、前後方向に延びる突出部98が形成される。この突出部98の先端部は、第3アーム部材94の先端部と第2コイルばね96によって連結される。第3アーム部材94の先端部は、この第2コイルばね96によって下方(具体的には斜め右下方向)、つまり連結ローラ72を駆動ローラ56および補助ローラ64に押し付ける方向に付勢される。また、第2アーム部材90の突出部98は、第3アーム部材94の一方端部側の端面を押圧する押圧部としても利用される。
そして、画像形成時に第2アーム部材90が下向きに回動されたときには、第3アーム部材94の一方端部が第2コイルばね96によって下方に引っ張れることで、第3アーム部材94の一方端部が下向きに回動する。これにより、連結ローラ72は、下方に移動されて、当接部72bの外周面が駆動ローラ56の外周面および補助ローラ64の外周面のそれぞれと当接する当接位置に配置される。一方、非画像形成時に第2アーム部材90が上向きに回動されたときには、突出部98が第3アーム部材94の一方端部を上方に押し上げることで、第3アーム部材94の一方端部が上向きに回動する。これにより、連結ローラ72は、上方に移動されて、当接部72bの外周面が駆動ローラ56の外周面および補助ローラ64の外周面のそれぞれから離間する離間位置に配置される。
すなわち、画像形成時において一次転写ローラ60が当接位置にあるとき(たとえば、カラー印刷時には全ての一次転写ローラ60が当接位置となり、モノクロ印刷時にはブラック用の一次転写ローラ60のみが当接位置となる)には、連結ローラ72も駆動ローラ56および補助ローラ64に当接する当接位置となる。また、非画像形成時において全ての一次転写ローラ60が離間位置にあるときには、連結ローラ72も駆動ローラ56および補助ローラ64から離間する離間位置となる。
このような離接機構74を備えることで、連結ローラ72が当接位置にあるときに、万一、駆動ローラ56と補助ローラ64との間で中間転写ベルト54に弛みが生じたとしても、連結ローラ72を離間位置に移動させて、補助ローラ64を中間転写ベルト54に対して従動回転させることで、中間転写ベルト54の弛みを容易に解消することができる。また、一次転写ローラ60の離接移動と連動させて連結ローラ72を離接移動させることで、特別な制御を必要とすることなく、連結ローラ72の離接移動(変位)を適切に実行することができる。
以上のように、この第2実施例によれば、第1実施例と同様に、連結ローラ72が補助ローラ64を駆動ローラ56と同じ周速度で回転させるので、簡単な構成で転写ズレの発生を適切に防止することができる。
また、第2実施例によれば、駆動ローラ56および補助ローラ64に対して連結ローラ72が離接可能であるので、万一、駆動ローラ56と補助ローラ64との間で中間転写ベルト54に弛みが生じたとしても、その弛みを容易に解消することができる。
ただし、上述の離接機構70,74は、単なる一例であり、離接機構70,74の具体的構成は、適宜変更可能である。
また、連結ローラ72の離接機構74は、必ずしも一次転写ローラ60の離接機構70と連結(連動)される必要はなく、連結ローラ72の離接機構74を個別に制御できるようにしてもよい。連結ローラ72の離接機構74を個別制御可能とする場合には、たとえば、厚紙に印刷するときにだけ、連結ローラ72によって駆動ローラ56と補助ローラ64とを連結することもできる。なお、用紙が普通紙または厚紙のいずれであるか(つまり用紙の種類)の判別は、たとえば、画像形成装置10に厚み検出部を設けることによって実行することもできし、画像形成装置10に設けられる操作部に用紙の種類を選択するボタンを設けておき、その選択操作に基づいて実行することもできる。
[第3実施例]
続いて、図9を参照して、この発明の第3実施例である画像形成装置10について説明する。この第3実施例では、連結ローラ72の構成が上述の第1実施例と異なる。その他の部分の構成については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。なお、図示は省略するが、第3実施例においても、第2実施例と同様の離接機構74を備えるようにしてもよい。
簡単に説明すると、この第3実施例では、連結ローラ72の当接部72bは、軸部72aの略全長に亘って設けられる。つまり、連結ローラ72の当接部72bの軸方向長さは、駆動ローラ56の当接部の軸方向長さと略同じ大きさに設定される。これにより、駆動ローラ56および補助ローラ64に対する連結ローラ72の摩擦力(グリップ力)が向上する。
この第3実施例によれば、第1実施例と同様に、連結ローラ72が補助ローラ64を駆動ローラ56と同じ周速度で回転させるので、簡単な構成で転写ズレの発生を適切に防止することができる。
なお、上述の各実施例では、画像形成装置10として、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等を組み合わせた複合機を例示したが、画像形成装置10は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよい。
また、上述の各実施例では、中間転写ベルト54の外周面に形成されたトナー像を印刷用紙に二次転写するに際して、二次転写ローラ44を用いるローラ方式を採用したが、これに限定されず、二次転写ベルトを用いるベルト方式を採用することもできる。つまり、二次転写部材は、二次転写ベルトであっても構わない。また、一次転写部材は、パッド部材であっても構わない。
さらに、補助ローラ64は、少なくとも最下流側に配置される一次転写ローラ60と駆動ローラ56との間に設けられていればよく、必ずしも二次転写ニップ部の長さを設定する機能を有する必要はない。たとえば、中間転写ベルト54を直線状に保つためのバックアップローラ62を補助ローラ64として兼用させることもできるし、中間転写ベルト54の制動用途専用の補助ローラ64を設けることもできる。
また、上で挙げた具体的な部品形状および寸法などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …画像読取装置
36 …感光体ドラム
42 …中間転写ユニット
44 …二次転写ローラ(二次転写部材)
54 …中間転写ベルト
56 …駆動ローラ
60 …一次転写ローラ(一次転写部材)
64 …補助ローラ
70 …離接機構(第2離接機構)
72 …連結ローラ
72a …軸部
72b …当接部
74 …離接機構(第1離接機構)

Claims (7)

  1. 複数の感光体ドラムのそれぞれから中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を印刷媒体に二次転写する画像形成装置であって、
    複数の張架ローラによって所定の周回方向に回動可能に張架された前記中間転写ベルト、
    前記複数の感光体ドラムのそれぞれと前記中間転写ベルトを挟んで対向するように設けられた複数の一次転写部材、
    前記複数の張架ローラの1つであって、前記複数の感光体ドラムよりも前記周回方向の下流側位置に設けられ、前記中間転写ベルトを回動させる駆動ローラ、
    前記中間転写ベルトを挟んで前記駆動ローラと対向するように設けられた二次転写部材、
    前記複数の張架ローラの1つであって、前記周回方向における最下流位置に配置された前記感光体ドラムと前記駆動ローラとの間に設けられた補助ローラ、および
    外周面が前記駆動ローラの外周面および前記補助ローラの外周面のそれぞれと当接して、前記駆動ローラの回転駆動力を前記補助ローラに伝達する連結ローラを備える、画像形成装置。
  2. 前記中間転写ベルトは、前記補助ローラに所定の巻付き角で巻き付くように張架されている、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記連結ローラは、軸部と、前記軸部の外周面に設けられて前記駆動ローラおよび前記補助ローラに当接する当接部とを有し、
    前記当接部は、前記軸部の両端部のみに設けられる、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記連結ローラの前記軸部を回動可能に支持するアーム部材、および
    前記連結ローラを前記駆動ローラと前記補助ローラに押圧する方向に前記アーム部材を付勢する付勢部材を備える、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動ローラおよび前記補助ローラに対して前記連結ローラを離接させる第1離接機構を備える、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1離接機構は、前記アーム部材を移動させることで前記連結ローラを前記駆動ローラの軸周りに回動可能に支持する第2のアーム部材を含む、請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の感光体ドラムに対して前記複数の一次転写部材を離接させる第2離接機構を備え、
    前記第1離接機構は、前記第2離接機構と連結され、前記複数の感光体ドラムに対する前記複数の一次転写部材の離接と前記駆動ローラおよび前記補助ローラに対する前記連結ローラの離接とが連動される、請求項5または6記載の画像形成装置。
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