JP2022073062A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両制御装置において、車両の加速抑制状態を解除する際に、車両が急加速するのを抑制できるだけでなく、加速度が車両ごとにばらつくのを抑制できるようにする。【解決手段】車両制御装置は、駆動力制御部へ出力するアクセル開度がアクセルペダルの踏み込み量に対応した第1アクセル開度であるとき、障害物が検出され、第1アクセル開度が第1基準開度以上で、車速が基準車速以下であれば、アクセル開度を第2アクセル開度に切り替えて加速を抑制し、加速抑制状態から通常状態への移行時に、アクセル開度を第1アクセル開度と第2アクセル開度とに所定周期で交互に切り替え、車両が急加速するのを抑制するアクセル開度設定ユニット61と、アクセル開度を交互に切り替える際の時間割合を、車両の加速度に応じて変化させる時間割合制御ユニット63と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、車両の進行方向前方に障害物が存在している状態でアクセルペダルが踏み込まれた際に、車両が加速されるのを抑制する機能を有する、車両制御装置に関する。
この種の車両制御装置には、車両の加速を抑制している状態で、アクセルペダルが所定時間以上連続して踏み込まれると、加速抑制状態を解除して、車両を加速できるように構成されたものが知られている。
また、このように加速抑制状態を解除する際には、アクセルペダルは大きく踏み込まれており、車両が急加速される可能性が高くなる。そこで、加速抑制状態を解除する際には、特許文献1に記載のように、駆動力の制御に用いられるアクセル開度を、アクセルペダルの踏み込み量に対応したアクセル開度よりも小さくなるように制御することが提案されている。
特開2020-56374号公報
ところで、特許文献1に開示された装置では、加速抑制状態を解除する際、アクセル開度を、アクセルペダルの踏み込み量に対応した第1アクセル開度と、第1アクセル開度よりも小さい第2アクセル開度とに一定の時間割合で交互に切り替える。
このため、加速抑制状態を解除する際に車両が急加速するのを抑制することはできるものの、第1アクセル開度と第2アクセル開度との時間割合が一定であるため、車両の加速度が、エンジン性能など、車両の種別によって異なる、という課題が見出された。
本開示の一局面は、車両制御装置において、車両の加速抑制状態を解除する際に、車両が急加速するのを抑制できるだけでなく、車両の加速度が車両の種別等によってばらつくのを抑制できるようにすることが望ましい。
本開示の1つの態様による車両制御装置は、出力ユニット(15,45)と、第1アクセル開度取得ユニット(15,41)と、障害物検出ユニット(55)と、車速検出ユニット(57)と、アクセル開度設定ユニット(61)と、時間割合制御ユニット(63)と、を備える。
ここで、出力ユニットは、アクセル開度に応じて車両の駆動力を制御する駆動力制御部に対し、アクセル開度を表す出力信号を出力するように構成されている。
また、第1アクセル開度取得ユニットは、アクセルペダルセンサから、アクセルペダルの踏み込み量を表す第1アクセル開度を取得するように構成されている。
また、障害物検出ユニットは、車両の進行方向に存在する障害物を検出するように構成され、車速検出ユニットは、車両の車速を検出するように構成されている。
そして、アクセル開度設定ユニットは、出力ユニットから車両の駆動力制御部に対し出力される出力信号が表すアクセル開度、を設定するよう構成されている。
すなわち、アクセル開度設定ユニットは、出力信号が表すアクセル開度が第1アクセル開度であるとき、障害物検出ユニットにて障害物が検出されており、しかも、第1アクセル開度が予め設定された第1基準開度以上で、且つ、車速検出ユニットにて検出された前記車速が予め設定された基準車速以下である、という加速抑制条件が成立すると、出力信号が表すアクセル開度を、第1アクセル開度よりも小さい第2アクセル開度に切り替える。
この結果、駆動力制御部により制御される駆動力は、アクセルペダルセンサから取得される第1アクセル開度に対応した駆動力から、第2アクセル開度に対応した駆動力へと低下し、車両は、加速抑制状態となる。
また、アクセル開度設定ユニットは、出力信号が表すアクセル開度が第2アクセル開度であるとき、つまり、車両が加速抑制状態であるときに、第1アクセル開度が、所定時間以上連続して、予め設定された第2基準開度以上になると、出力信号が表すアクセル開度を、第1アクセル開度と第2アクセル開度とに所定周期で交互に切り替える切り替え制御を実施する。
この結果、駆動力制御部により制御される駆動力は、第1アクセル開度と第2アクセル開度との間の第3アクセル開度に対応した駆動力となり、車両は、第1アクセル開度に対応した駆動力にて急加速されることなく、適度な加速度で加速される。
また、アクセル開度設定ユニットは、切り替え制御を開始してから予め設定された時間が経過すると、出力信号が表すアクセル開度を第1アクセル開度に切り替える。この結果、駆動力制御部により制御される駆動力は、第1アクセル開度に対応した駆動力となり、車両は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて加減速される、通常状態となる。
一方、時間割合制御ユニットは、アクセル開度設定ユニットが切り替え制御を実施しているときに交互に切り替えられる第1アクセル開度と第2アクセル開度との時間割合を、車両の加速度に応じて、加速度が所定加速度となるように変化させるよう構成されている。
つまり、本開示の車両制御装置では、車両を加速抑制状態から通常状態へ移行させる切り替え制御において、車両の加速度が所定加速度となるように車両の駆動力を制御することで、車両の種別によらず、ほぼ一定の加速度にて車両を加速させる。
よって、車両が加速抑制状態から通常状態へ移行する際に乗員に与える加速感を、車両の種別等によらず略一定にして、加速感が変動することにより不安感を与えるのを抑制できる。
つまり、切り替え制御において、第1アクセル開度と第2アクセル開度との時間割合を一定にしていると、例えば、小排気量車では、第2アクセル開度の時間が長くなりすぎて、加速ができない、という問題が生じる。また、例えば、大排気量車では、第2アクセル開度の時間が短くなりすぎて脈動する、という問題が生じる。
これに対し、本開示の車両制御装置では、時間割合制御ユニットによって、切り替え制御における第1アクセル開度と第2アクセル開度との時間割合が制御されることから、こうした問題が発生するのを抑制し、乗員に対し安定した加速感を与えることができる。
実施形態の車両制御装置の構成を表すブロック図である。 制御ユニットの機能構成を表すブロック図である。 アクセル開度設定処理を表すフローチャートである。 出力信号が表すアクセル開度の変化を表す説明図である。 時間割合制御処理を表すフローチャートである。 リレースイッチのオン時間更新動作を表す説明図である。
本開示の例示的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[構成]
図1に示すように、車両は、車両制御装置1と、アクセルペダルセンサ3と、前方監視センサ5と、車速センサ7と、シフトセンサ9と、駆動力制御部11と、を備える。
車両制御装置1は、第2信号生成ユニット13と、リレースイッチ15と、電源コイル17と、制御ユニット50と、を備える。
制御ユニット50は、CPU51と、例えば、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、メモリ53とする)と、を有するマイクロコンピュータを備える。制御ユニット50の各機能は、CPU51が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ53が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御ユニット50は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
制御ユニット50は、図2に示すように、障害物検出ユニット55、車速検出ユニット57、シフト検出ユニット59、アクセル開度設定ユニット61、及び、時間割合制御ユニット63、としての機能を有する。制御ユニット50に含まれる各機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
図1に示すように、リレースイッチ15は、第1接点31と、第2接点33と、出力側接点35と、可動片37と、コイル39と、を備える。第1接点31は、信号線41に接続している。信号線41は、アクセルペダルセンサ3から、第1接点31に第1信号を伝える。
第1信号は、アクセルペダルセンサ3が検出したアクセル開度(以下では第1アクセル開度とする)を表す信号である。アクセル開度の単位は%である。運転者がアクセルペダルを全く踏んでいないときのアクセル開度は0%である。運転者がアクセルペダルを上限まで踏んでいるときのアクセル開度は100%である。
第2接点33は、信号線43に接続している。信号線43は、第2信号生成ユニット13から、第2接点33に第2信号を伝える。第2信号は、第2信号生成ユニット13が生成する信号である。第2信号は、第2アクセル開度を表す信号である。第2アクセル開度は常に0%である。
出力側接点35は、信号線45に接続している。信号線45は、駆動力制御部11に接続している。信号線45は、出力側接点35から、駆動力制御部11に出力信号を伝える。出力信号は、アクセル開度を表す信号である。
可動片37の一方の端部は常に出力側接点35に接続している。可動片37の反対の端部は、第1接点31及び第2接点33のうちの一方と接続する。すなわち、可動片37は、第1接点31と出力側接点35とを接続する位置(以下では第1位置とする)に移動することもできるし、第2接点33と出力側接点35とを接続する位置(以下では第2位置とする)に移動することもできる。
コイル39は、電流が流れることにより磁力を発生させる。コイル39が発生させる磁力により、可動片37は、第1位置から第2位置へ移動する。このため、コイル39へ通電して、リレースイッチ15をオン状態にすることで、可動片37の位置を第2位置に設定することができる。また、コイル39への通電を遮断して、リレースイッチ15をオフ状態にすることで、可動片37の位置を第1位置に設定することができる。
第2信号生成ユニット13は、第2信号を生成する。第2信号は、信号線43を介して、第2接点33に至る。電源コイル17は、制御ユニット50におけるアクセル開度設定ユニット61の指示に応じて、コイル39に電流を流し、リレースイッチ15をオフ状態からオン状態に切り替える。
そして、リレースイッチ15がオン状態になると、出力信号が、アクセル開度0%を表す第2信号となり、リレースイッチ15がオフ状態であれば、出力信号が、アクセルペダルの踏み込み量に対応した第1アクセル開度を表す第1信号となる。
アクセルペダルセンサ3は、第1アクセル開度を検出する。前方監視センサ5は、車両の前方に存在する障害物を検出する。車速センサ7は車速を検出する。シフトセンサ9は、車両のシフトレバーの位置(以下、シフト位置)を検出する。
駆動力制御部11は、出力信号が表すアクセル開度に応じて車両の駆動力を制御する。駆動力制御部11は、例えば、出力信号が表すアクセル開度に応じてスロットル開度を設定する。駆動力制御部11として、例えば、パワマネコントローラ等が挙げられる。
なお、信号線41及びリレースイッチ15は、本開示の第1アクセル開度取得ユニットに相当する。また、リレースイッチ15及び信号線45は、本開示の出力ユニットに相当する。
[アクセル開度設定処理]
次に、制御ユニット50において、アクセル開度設定ユニット61としての機能を実現するために、所定時間ごとに繰り返し実行されるアクセル開度設定処理について説明する。
図3に示すように、アクセル開度設定処理においては、まずS110(Sはステップを表す)にて、現時点において車両の状態が通常状態であるか否かを判断する。通常状態とは、可動片37が第1位置にあり、第1接点31と出力側接点35とが接続している状態である。
通常状態のとき、リレースイッチ15から駆動力制御部11に出力される出力信号が表すアクセル開度は、アクセルペダルの踏み込み量に対応した第1アクセル開度である。従って、通常状態のとき、駆動力制御部11は、第1アクセル開度に応じて車両の駆動力を制御する。通常状態のとき、第1アクセル開度が大きくなれば、車両は発進し、加速することができる。
S110にて、通常状態であると判断されると、S120に移行し、通常状態ではないと判断されると、S140に移行する。
S120では、以下の第1~第3条件が成立するか否かを判断する。
第1条件:障害物検出ユニット55が、前方監視センサ50を介して、車両の進行方向に存在する障害物を検出した。
第2条件:アクセルペダルセンサ3にて検出された第1アクセル開度が、予め設定された第1基準開度(例えば55%)以上である。
第3条件:車速検出ユニット57が車速センサ7を用いて検出した車速が、予め設定された基準車速(例えば10km/h)以下である。
第1~第3条件が全て成立する場合は、運転者は急発進することを意図しないが、誤ってアクセルを急激に踏んだ場合に対応する。
このため、S120では、第1~第3条件が全て成立している場合に、加速抑制条件が成立したと判断して、S130に移行し、第1~第3条件のうち、一つでも成立しない場合は、アクセル開度設定処理を終了する。
S130では、車両の状態を、通常状態から加速抑制状態に移行させ、アクセル開度設定処理を終了する。加速抑制状態とは、可動片37が第2位置にあり、第2接点33と出力側接点35とが接続している状態である。
従って、加速抑制状態のとき、リレースイッチ15は、図4に示すようにオン状態となり、出力信号が表すアクセル開度は第2アクセル開度となる。このため、加速抑制状態のとき、駆動力制御部11は、第2アクセル開度に応じて車両の駆動力を制御する。第2アクセル開度は0%であるから、加速抑制状態であるとき、車両は加速しない。
次に、S140では、現時点において車両の状態が加速抑制状態であるか否かを判断する。S140にて、加速抑制状態であると判断されると、S150に移行し、S140にて加速抑制状態ではないと判断されると、S190に移行する。
S105では、下記の第4条件が成立するか否かを判断する。
第4条件:第1アクセル開度が、所定時間(例えば5秒間)以上連続して、予め設定された第2基準開度以上である。なお、第2基準開度は、第1基準開度よりも大きい開度、例えばアクセル開度80%、に設定されている。
第4条件が成立する場合、S150では、運転者が加速抑制状態を解除することを意図していると判断して、S160に移行し、第4条件が成立しない場合には、S170に移行する。
S160では、車両の状態を、加速抑制状態から緊急脱出状態に移行させ、アクセル開度設定処理を終了する。
このように車両の状態が緊急脱出状態に移行すると、アクセル開度設定ユニット61は、図4に示すように、可動片37の位置を第1位置又は第2位置へ交互に切り替えることで、リレースイッチ15のオン・オフ状態を周期的変化させる、切り替え制御を実施する。
このため、車両の状態が緊急脱出状態であるとき、車両は、発進し、加速することができるものの、車両の状態が通常状態であるときに比べて、車両の加速は抑制される。
また、緊急脱出状態では、制御ユニット50は、時間割合制御ユニット63としての機能を実現するため、図5に示す時間割合制御処理を所定時間ごとに実行する。
時間割合制御処理は、リレースイッチ15のオン・オフ状態を切り替える際のオン時間とオフ時間との時間割合、換言すればリレースイッチ15の駆動デューティを、車両状態に応じて設定する処理である。時間割合制御処理については、後で詳しく説明する。
次に、S170では、通常移行条件が成立するか否かを判断する。通常移行条件が成立するとは、以下の第5条件が成立し、且つ、以下の第6A~6C条件のうちの少なくとも1つが成立することである。
第5条件:第1アクセル開度が、予め設定された第3基準開度以下である。なお、第3基準開度は、第1基準開度よりも小さい開度、例えばアクセル開度10%、に設定されている。
第6A条件:障害物検出ユニット55は、車両の進行方向に障害物を検出しない。
第6B条件:車速検出ユニット57が車速センサ7を用いて検出した車速が0km/hである。
第6C条件:シフト検出ユニット59がシフトセンサ9を介して検出した現時点のシフト位置が、加速抑制状態に移行する直前に検出したシフト位置とは異なる。
S170にて、通常移行条件が成立すると判断された場合には、S180に移行し、S170にて、通常移行条件は成立していないと判断された場合には、アクセル開度設定処理を終了する。
S180では、図4に示すように、リレースイッチ15をオフ状態にして、第1アクセル開度を表す第1信号が出力信号として駆動力制御部11に出力されるようにすることで、車両の状態を通常状態に移行させ、アクセル開度設定処理を終了する。
次に、S190では、車両が緊急脱出状態となった時点から予め設定された時間が経過したか否かを判断する。この時間は、例えば、5~10秒に設定されている。このため、車両は、5~10秒の間、緊急脱出状態となって、出力信号が表すアクセル開度が第1アクセル開度と第2アクセル開度とに交互に切り替えられ、車両の加速が抑制されることになる。
S190にて、車両が緊急脱出状態となった時点から予め設定された時間が経過したと判断された場合には、S180に移行して、車両の状態を通常状態に移行させ、アクセル開度設定処理を終了する。
また、S190にて、車両が緊急脱出状態となった時点から予め設定された時間が経過していないと判断された場合には、S170に移行する。従って、車両が緊急脱出状態となってから所定時間が経過していない場合にも、S170にて、通常移行条件が成立したか否かが判断され、通常移行条件が成立している場合には、S180にて、車両の状態が通常状態に移行されることになる。
以上説明したように、車両が加速抑制状態から通常状態に移行する際には、アクセル開度設定処理によって、所定時間の間、車両が緊急脱出状態となる。そして、緊急脱出状態では、切り替え制御によって、出力信号が表すアクセル開度が、第1アクセル開度と第2アクセル開度とに交互に切り替えられる。
ところで、車両が緊急脱出状態であるとき、出力信号が表すアクセル開度を、第1アクセル開度と第2アクセル開度とに交互に切り替える際の時間割合を固定していると、車両の加速度が、車両の種別、車両状態、周囲環境、などの影響を受けて変化する。
そこで、本実施形態では、車両が緊急脱出状態であるとき、制御ユニット50が、図5に示す時間割合制御処理を実行することで、車両が所望の加速度で加速されるように、リレースイッチ15のオン・オフ状態を切り替える際の時間割合を調整する。
[時間割合制御処理]
図5に示すように、時間割合制御処理においては、まずS210にて、当該時間割合制御処理は、車両の状態が加速抑制状態から緊急脱出状態に変化してから最初に実施される処理であるか否か、換言すれば、緊急脱出初回の処理であるか否か、を判断する。
S210にて、当該時間割合制御処理は緊急脱出初回の処理であると判断されると、S220に移行し、S210にて、当該時間割合制御処理は緊急脱出初回の処理ではないと判断されると、S230に移行する。
S220では、リレースイッチ15のオン・オフ時間として、予め設定された初期値を設定し、S290に移行する。そして、S290では、リレースイッチ15のオン時間を、予め設定された上下限時間内に制限する、オン時間ガード処理を実行し、時間割合制御処理を終了する。
時間割合制御処理は、所定時間ごとに繰り返し実施され、緊急脱出状態になってから2回目以降は、S230以降の処理にて、リレースイッチ15のオン時間が更新される。このため、S290では、オン時間が更新されることにより、オン時間が、予め設定された上限時間を超えるか、或いは、予め設定された下限時間を下回ることのないよう、オン時間を上下限時間内に制限する。
そして、S220にて、オン・オフ時間が初期値に設定された場合には、オン時間が上限時間を超えたり、下限時間を下回ったりすることはないので、S290にてオン時間が制限されることはない。
この結果、図4に示す時点t1から時点t2までの、切り替え制御の初回の一周期T内では、リレースイッチ15は、初期値に対応したオフ時間だけオフ状態となり、その後、初期値に対応したオン時間だけオン状態となる。
従って、初回の切り替え制御では、リレースイッチ15が予め設定された時間割合でオン・オフされ、第1アクセル開度を表す出力信号及び第2アクセル開度を表す出力信号が順に出力されることになる。
なお、リレースイッチ15の切り替え制御の周期Tは、リレースイッチ15のオン・オフ状態を安定して切り替え可能な応答速度に応じて設定されており、例えば、数ms~数百msとなっている。
次に、S230では、車速検出ユニット57が検出した車速に基づき、車体加速度を算出し、S240に移行する。
S240では、現在、リレースイッチ15のオン時間の更新タイミングであるか否かを判断する。この更新タイミングは、切り替え制御に同期して設定され、車両が緊急脱出状態になった直後には、切り替え制御の一周期ごと、例えば、図4に示す時点t2,t3,t4,…ごと、に発生するように設定される。なお、この更新タイミングは、車両の加速状態により変更される。この点については、後述する。
そして、S240にて、現在、オン時間の更新タイミングであると判断されると、S250に移行し、S240にて、現在、オン時間の更新タイミングではないと判断されると、S290に移行する。
S250では、車体加速度は、予め設定された第1加速度X1以上であるか否かを判断する。S250にて、車体加速度は、第1加速度X1以上であると判断されると、S280に移行し、S250にて、車体加速度は、第1加速度X1未満であると判断されると、S260に移行する。
S260では、車体加速度は、予め設定された第2加速度X2以下であるか否かを判断する。第2加速度X2は、第1加速度X1よりも小さい加速度に設定されており、S260にて、車体加速度は、第2加速度X2以下であると判断されると、S270に移行し、S260にて、車体加速度は、第2加速度X2を超えていると判断されると、S290に移行する。
S270では、車体加速度が第2加速度X2以下であることから、車体加速度を上昇させるべく、リレースイッチ15の現在のオン時間Tonから、予め設定された補正時間Y1を減じることで、リレースイッチ15のオン・オフ時間の時間割合を更新する。そして、このように、S270にて、オン時間Tonが更新されると、S290に移行する。
なお、S270では、リレースイッチ15のオン時間Tonが短くなることから、リレースイッチ15から第1アクセル開度を表す出力信号が出力される時間割合が大きくなる。そして、S270の処理は、車体加速度が第2加速度X2に到達するまで繰り返し実行される。
このため、図6に例示するように、車両の状態が緊急脱出状態になってから、車体加速度が第2加速度X2に達するまでは、リレースイッチ15のオン時間Tonの比率が徐々に減少する。この結果、車両の加速が促進されて、車体加速度は、より早く第2加速度X2に到達するようになる。
また、S260にて、車体加速度は、第2加速度X2を超えていると判断された場合には、S270の処理は実行されず、リレースイッチ15のオン時間Tonは保持されるが、この状態でも、車体加速度は徐々に上昇し、第1加速度X1に到達する。
そして、車体加速度が第1加速度X1に到達すると、次のオン時間更新タイミングで、S250にて、車体加速度が第1加速度X1以上であると判断され、S280の処理が実行されるようになる。
S280では、車体加速度が第1加速度X1以上であることから、車両の加速を抑制すべく、リレースイッチ15の現在のオン時間Tonに、予め設定された補正時間Y2を加えることで、リレースイッチ15のオン・オフ時間の時間割合を更新する。
なお、補正時間Y2は、S270にて、車体加速度が第2加速度X2に達する時点t10まで使用される補正時間Y1よりも短い時間が設定されている。例えば、補正時間Y1は、16msに設定され、補正時間Y2は、32msに設定される。
これは、車体加速度が第2加速度X2に達する時点t10までの間は、車両は停止状態からの加速中であるので、車両をより早く加速させ、その後は、車体加速度が大きく変動しないようにするためである。
S280でのオン時間の更新は、車体加速度が第1加速度X1未満となるまで、繰り返し実行されることから、図6に例示するように、車体加速度が第1加速度X1に達した時点t11以降、車体加速度の上昇は抑制され、車体加速度は徐々に低下する。
そして、その後は、車体加速度が第2加速度X2以下になると、S270の処理が実施され、車体加速度が第1加速度X1以上になると、S280の処理が実施される。なお、時点t10にて、車体加速度が一旦第2加速度X2を超えてから、第2加速度X2以下になった場合、つまり、例えば、図6に例示する時点t13以降、S270では、S280と同じ補正時間Y2にてオン時間が更新される。
この結果、車両が緊急脱出状態にあるとき、車体加速度が最初に第1加速度X1に達する時点t11までと、時点t11以降とでは、補正時間が変更されて、時点t11以降は、オン時間Tonの補正時間が短くなる。従って、車体加速度は、第1加速度X1と第2加速度X2との間の目標範囲内に収束し易くなる。
また、本実施形態では、S240において判断される更新タイミングが、時点t11までと、時点t11以降とで変更され、時点t11以降は、切り替え制御の2周期に1回の割で発生するように設定される。従って、時点t11以降は、オン時間Tonの更新頻度が少なくなり、オン時間Tonの更新に伴う車体加速度の変動を抑制することができる。
[効果]
以上説明したように、本実施形態の車両制御装置においては、車両の状態が緊急脱出状態になって、アクセル開度設定ユニット61が切り替え制御を開始すると、時間割合制御処理によって、アクセル開度の切り替える時間割合が制御される。
そして、時間割合制御処理では、車体加速度が第1加速度X1と第2加速度X2との間の目標範囲内になるよう、出力ユニットとしてのリレースイッチ15のオン時間を更新する。
従って、本実施形態の車両制御装置によれば、車両の状態が緊急脱出状態にあるとき、車両の加速度が車両の種別などによって変化するのを抑制し、車両をほぼ一定の加速度で加速させることができる。よって、車両の状態が緊急脱出状態であるとき、乗員に与える加速感を、車両の種別等によらず略一定にして、加速感が変動することにより不安感を与えるのを抑制できる。
また、本実施形態では、アクセル開度を切り替える時間割合を制御するのに用いられるオン時間Tonの補正時間Y、及び、オン時間Tonの更新周期を、車両状態に応じて変更する。具体的には、車両が停止状態からの加速中か、その加速によって車体加速度が目標加速度(第1、第2加速度X1,x2)に達した後か、によって、補正時間Y及び更新周期を変更する。
このため、車両が停止状態からの加速中には、車両をより速やかに加速させ、その後は、車体加速度の変動を抑制しつつ、車体加速度をより速やかに目標範囲内に収束させることができる。
[他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、車体加速度を、車速に基づき算出するようにしたが、加速度センサを用いて検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態におけるオン時間Tonの補正時間Y1,Y2等、車両が緊急脱出状態であるときにアクセル開度を切り替える時間割合の補正量(つまり補正時間Y)は、車両の加速状態だけでなく、路面状態や周囲環境に応じて補正するようにしてもよい。
なお、路面状態としては、路面の傾斜角度や摩擦係数等、車両の加速に影響を与えるパラメータを利用すればよい。また、周囲環境としては、降雨、降雪、といった車両の加速に影響を与える気象条件を利用すればよい。
また、時間割合を補正する更新タイミング(つまり更新周期)についても、車両の加速状態だけでなく、路面状態や環境状態に応じて、設定するようにしてもよい。
また、上記補正時間や更新周期は、車両が、エンジンを動力源とするエンジン車両であるか、エンジンとモータを動力源とするハイブリッド車両であるか、等によって、適宜変更するようにしてもよい。つまり、これらのパラメータは、車両の種別に応じて適合させるようにしてもよい。
また、S220にて設定されるオン・オフ時間の初期値や、S270、S280によって更新されるオン時間の上下限値についても、車両の種別に応じて適合させるようにしてもよい。
そして、このようにすれば、車両の状態が緊急脱出状態にあるときに、車両をより適切な加速度で加速させることができるようになる。
また、上記実施形態では、駆動力制御部11への出力信号を、第1アクセル開度を表す第1信号と、第2アクセル開度を表す第2信号とに交互に切り替えるのに、リレースイッチ15を利用している。しかし、このリレースイッチ15に代えて、信号経路をより高速に切り替え可能な半導体スイッチ等のスイッチ回路を利用するようにしてもよい。このようにすれば、スイッチ回路のスイッチング動作によって、駆動力制御部11へ出力される出力信号を、第1信号と第2信号との間の第3信号にすることができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
また、上述した車両制御装置の他、当該車両制御装置を構成要素とするシステム、当該車両制御装置の制御ユニットとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、車両制御方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
15…リレースイッチ、41,45…信号線、55…障害物検出ユニット、57…車速検出ユニット、59…シフト検出ユニット、61…アクセル開度設定ユニット、63…時間割合制御ユニット。

Claims (5)

  1. 車両を制御する車両制御装置であって、
    アクセル開度に応じて前記車両の駆動力を制御する駆動力制御部に対し、アクセル開度を表す出力信号を出力するように構成された出力ユニット(15,45)と、
    アクセルペダルセンサから、アクセルペダルの踏み込み量を表す第1アクセル開度を取得するように構成された第1アクセル開度取得ユニット(15,41)と、
    前記車両の進行方向に存在する障害物を検出するように構成された障害物検出ユニット(55)と、
    前記車両の車速を検出するように構成された車速検出ユニット(57)と、
    前記出力信号が表すアクセル開度を設定するように構成されたアクセル開度設定ユニット(61)と、
    を備え、
    前記アクセル開度設定ユニットは、
    前記出力信号が表すアクセル開度が前記第1アクセル開度であるとき、前記障害物検出ユニットにて前記障害物が検出されており、しかも、前記第1アクセル開度が予め設定された第1基準開度以上で、且つ、前記車速検出ユニットにて検出された前記車速が予め設定された基準車速以下である、という加速抑制条件が成立すると、前記出力信号が表すアクセル開度を、前記第1アクセル開度よりも小さい第2アクセル開度に切り替え、
    前記出力信号が表すアクセル開度が前記第2アクセル開度であるとき、前記第1アクセル開度が、所定時間以上連続して、予め設定された第2基準開度以上になると、前記出力信号が表すアクセル開度を、前記第1アクセル開度と前記第2アクセル開度とに所定周期で交互に切り替える切り替え制御を実施し、
    前記切り替え制御を開始してから予め設定された時間が経過すると、前記出力信号が表すアクセル開度を前記第1アクセル開度に切り替える、
    ように構成されており、
    更に、前記アクセル開度設定ユニットが前記切り替え制御を実施しているときに交互に切り替えられる前記第1アクセル開度と前記第2アクセル開度との時間割合を、前記車両の加速度に応じて、該加速度が所定加速度となるように変化させるよう構成された、時間割合制御ユニット(63)、
    を備えている、車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記時間割合制御ユニットは、前記切り替え制御での前記アクセル開度の切り替え動作に同期した更新タイミングで、前記時間割合を補正するように構成されている、車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記時間割合制御ユニットは、前記更新タイミングで前記時間割合を補正する補正量を、前記車両の加速状態、路面状態、及び、周囲環境の少なくとも一つに応じて変更するよう構成されている、車両の制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両制御装置であって、
    前記時間割合制御ユニットは、前記更新タイミングを、前記車両の加速状態、路面状態、及び、周囲環境の少なくとも一つに応じて変更するよう構成されている、車両の制御装置。
  5. 請求項2~請求項4の何れか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記時間割合制御ユニットにおいて、前記更新タイミングで前記時間割合を補正する補正量には、初期値、及び、上下限値が設定されており、該初期値及び上下限値の少なくとも一方は、車両種別に応じて設定されている、車両の制御装置。
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