JP2022071341A - 部品搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に設けられた部品搭載用の貫通孔(基板孔)を明瞭かつ正確に認識して高精度で部品を搭載できる部品搭載装置を提供することを目的とする。【解決手段】一対のコンベア12aにより基板KBの幅方向の両端部を支持して搬送し、所定の作業位置に基板KBを位置決めする基板搬送部12と、基板搬送部12の下方に設置されたベーステーブル22と、基板搬送部12の下方に設置されて光を射出する光源31と、ベーステーブル22の上面に設けられ、光源31から射出された光を拡散して作業位置に位置決めされた基板KBの下面を照射する光拡散部32とを備える。光拡散部32は、光源31から射出された光を透過または反射して拡散させる拡散板41と、ベーステーブル22の上面に設けられて拡散板41を姿勢の変更が可能な状態に支持する支持部42とを備える。【選択図】図13

Description

本発明は、基板搬送部によって搬送されて作業位置に位置決めされた基板に部品を搭載する部品搭載装置に関する。
従来、基板搬送部によって搬送されて作業位置に位置決めされた基板に部品を搭載する部品搭載装置が知られている。このような部品搭載装置の中には、部品から下方に延びたリードを基板に挿入して搭載する部品挿入機や(例えば、下記の特許文献1)、搭載位置の精度が極めて厳密に管理された状態でLED部品を取り付けるLED装着装置など、基板に設けられた貫通孔(基板孔)を目標にして部品を取り付けるタイプのものが知られている。
上記のように、基板に設けられた基板孔を目標にして部品を搭載するタイプの部品搭載装置では、基板の上方を移動自在に設けられたカメラによって基板孔を視認(撮像)してその基板孔の位置を認識する。この場合、カメラはカメラに取り付けられた光源で基板の表面を照明しながら基板孔を撮像するが、基板の下面側の部材の素地の色等によっては基板孔の内側の明るさと基板の表面の明るさとの差(すなわちコントラスト)が小さくなり、基板孔の輪郭を明瞭に認識することが困難な場合がある。このような場合、基板の下方(基板搬送部の下方)に設置した光源で基板を下面側から照明し、カメラから見て基板孔の内側が基板の表面に対して明るくなるようにすることで、基板孔の輪郭を高いコントラストで認識できるようにすることが可能である。
特開2017-157689号公報
しかしながら、基板搬送路の下方に光源を設ける場合、その光源は固定されたものとなり、光源からの位置によって基板孔に到達する光の光量が異なってしまう。このため、カメラから見た基板孔の内側の明るさが基板孔の位置によって異なって均一とならず、基板孔を正確に認識することができなくなる問題点があった。
そこで本発明は、基板に設けられた部品搭載用の貫通孔(基板孔)を明瞭かつ正確に認識して高精度で部品を搭載できる部品搭載装置を提供することを目的とする。
本発明の部品搭載装置は、一対のコンベアにより基板の幅方向の両端部を支持して搬送し、所定の作業位置に前記基板を位置決めする基板搬送部と、前記基板搬送部の下方に設置されたテーブル部材と、前記基板搬送部の下方に設置されて光を射出する光源と、前記テーブル部材の上面に設けられ、前記光源から射出された光を拡散して前記作業位置に位置決めされた前記基板の下面を照射する光拡散部と、を備え、前記光拡散部は、前記光源から射出された光を透過または反射して拡散させる拡散板と、前記テーブル部材の上面に設けられて前記拡散板を姿勢の変更が可能な状態に支持する支持部と、を備えた。
本発明によれば、基板に設けられた部品搭載用の貫通孔(基板孔)を明瞭かつ正確に認識して高精度で部品を搭載できる。
本発明の一実施の形態における部品搭載装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置の一部の拡大斜視図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置が備える照明部を下受け部とともに示す斜視図 本発明の一実施の形態における照明部が備える第1光拡散部の分解斜視図 本発明の一実施の形態における第1光拡散部が備える拡散板の平面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における第1光拡散部の斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における第1光拡散部の拡散板にピン状部材が挿通される挿通孔の位置と拡散板の姿勢との関係を示す図 本発明の一実施の形態における第1拡散部の拡散板が備える長孔の長手方向の寸法と拡散板の傾き角との関係を示す拡散板の側断面図 本発明の一実施の形態における照明部が備える第2光拡散部の斜視図 本発明の一実施の形態における第2光拡散部の分解斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における第2光拡散部の斜視図 本発明の一実施の形態における第2光拡散部の変形例を示す図 本発明の一実施の形態における照明部による光の照射状況の例を示す部品搭載装置の一部の側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態1における部品搭載装置1を示している。部品搭載装置1は、基板KBに部品BHを搭載する部品搭載作業を繰り返し実行する装置であり、基台11、基板搬送部12、下受け部13、部品供給部14、ヘッド移動機構15、搭載ヘッド16、部品認識カメラ17、基板認識カメラ18および照明部19を備えている。本実施の形態では、説明の便宜上、作業者OPから見た基台11の左右方向をX方向とし、作業者OPから見た基台11の前後方向をY方向とする。また、上下方向をZ方向とする。
図1および図2において、基板搬送部12はX方向に延びた一対のコンベア12aを備えている。基板搬送部12は外部から供給された基板KBの幅方向の両端部を一対のコンベア12aによって支持して搬送し(図1中に示す矢印A)、基台11の中央部付近に定められた所定の作業位置に基板KBを位置決めする。
図1および図2において、下受け部13は、基板搬送部12の下方に設けられている。下受け部13は基板搬送部12によって作業位置に位置決めされた基板KBを下方から持ち上げて支持する機構部であり、昇降シリンダ21と、昇降シリンダ21によって昇降されるベーステーブル22と、ベーステーブル22に立設された複数の下受けピン23を備えている。
図3において、ベーステーブル22の上面には、上方に開口した多数の下受けピン挿入穴22Hがマトリクス状に配置されている。下受けピン23の底面からは挿入用突起23Tが下方に延びており、この挿入用突起23Tをベーステーブル22に設けられた下受けピン挿入穴22Hに上方から挿入させることで、下受けピン23をベーステーブル22に取り付けることができる。
図1において、部品供給部14は複数のパーツフィーダ14aを備えている。各パーツフィーダ14aは基板搬送部12側に部品供給口14Kを有しており、その部品供給口14Kに部品BHを連続的に供給する。本実施の形態において、部品供給部14が供給する部品BHは、下方に延びたリードRDを有するリード部品であり、基板KBには、部品BHのリードRDを挿入させるための複数の貫通孔(基板孔KH)が設けられている(図2)。
図1および図2において、ヘッド移動機構15は、基台11上をY方向に延びた固定ビーム15Aと、X方向に延びて一端が固定ビーム15Aに支持された移動ビーム15Bを備えている。搭載ヘッド16は移動ビーム15Bに取り付けられている。ヘッド移動機構15は、固定ビーム15Aに対して移動ビーム15BをY方向に移動させるとともに、搭載ヘッド16を移動ビーム15Bに沿って移動させることで、搭載ヘッド16を水平面内(XY面内)で移動させる。
図2において、搭載ヘッド16は下方に延びた複数のノズル16Nを備えている。搭載ヘッド16はノズル16Nを昇降および上下軸まわりに回転させることができるとともに、ノズル16Nの下端に部品供給部14が供給する部品BHを吸着させることができる。搭載ヘッド16はヘッド移動機構15の作動によって移動しつつ、ノズル16Nの昇降と回転動作、ノズル16Nによる部品BHの吸着とその解除動作を行うことで、部品供給部14が供給する部品BHをピックアップして基板KBに搭載する。
図1において、部品認識カメラ17は基台11上の基板搬送部12と部品供給部14との間の領域に設けられている。部品認識カメラ17は撮像光軸を上方に向けており、ノズル16Nの下端に部品BHを吸着させた搭載ヘッド16が上方を通過するときに、その部品BHを下方から撮像する。部品認識カメラ17の撮像によって得られた部品BHの画像は、その部品BHのリードRDの認識等に用いられる。
図1および図2において、基板認識カメラ18は搭載ヘッド16に取り付けられており、搭載ヘッド16と一体になってXY面内方向に移動する。基板認識カメラ18は撮像光軸を下方に向けており、基板搬送部12によって作業位置に位置決めされた基板KBを上方から撮像する。基板認識カメラ18の撮像によって得られた基板KBの画像は、その基板KBの認識等に用いられる。
基板認識カメラ18はまた、搭載ヘッド16による部品BHの基板KBへの搭載時にも基板KBを上方から撮像する。このとき得られる画像は、基板KBに設けられた基板孔KHの認識に用いられる。
図3において、照明部19は下受け部13のベーステーブル22に取り付けられている。照明部19は光源31と2種類の光拡散部32(第1光拡散部32Aおよび第2光拡散部32B)を備えている。光源31は光を射出し、光拡散部32は、光源31が射出する光を拡散して均一な光量の光を基板KBの下面に照射する。照明部19の構成の詳細については後述する。
部品搭載装置1は、部品搭載作業を行う場合には先ず、部品搭載装置1の上流側の装置から送られてきた基板KBを基板搬送部12によって受け取り、搬送して作業位置に位置決めする。基板KBを位置決めしたら昇降シリンダ21を作動させてベーステーブル22を上昇させ、ベーステーブル22に設けられた複数の下受けピン23によって基板KBを押し上げる。これにより基板KBはその両端部が一対のコンベア12aの上方に設置された基板押さえ部材12T(図1および図2)に下方から押し付けられてクランプされる。
このように本実施の形態において下受けピン23は、作業位置に位置決めされた基板KBの下面に上端を当接させて基板KBを下受けする機能を有するものである。また、ベーステーブル22は、このような下受けピン23を保持するテーブル部材として機能する。
基板KBが下受け部13によって押し上げられてクランプされたら、搭載ヘッド16は部品供給部14の上方に移動し、部品供給部14によって供給される部品BHをノズル16Nに吸着(ピックアップ)させる。そして、部品認識カメラ17の上方を通過する経路で基板KBの上方に移動する。搭載ヘッド16が部品認識カメラ17の上方を通過するとき、部品認識カメラ17はノズル16Nに吸着された部品BHの画像を取得する。この画像に基づいて部品BHが認識され、リードRDの位置が検出される。
搭載ヘッド16は基板KBの上方に移動したら、搭載ヘッド16は、基板認識カメラ18が搭載対象となっている部品BHの基板孔KHを撮像できる位置に移動する。ここのとき照明部19は光源31から光を射出させる。この光は光拡散部32によって拡散され、基板KBの下面は均一な光量(明るさ)で照射されるので、基板認識カメラ18は基板孔KHを明瞭かつ正確に認識することができる。
基板認識カメラ18が基板孔KHを認識したら、部品認識カメラ17による部品BHの撮像を通じて検出されたリードRDの位置と、基板認識カメラ18による基板KBの撮像によって認識された基板孔KHの位置とが合致するように搭載ヘッド16が移動する。そして、リードRDが基板孔KHに挿入されるようにノズル16Nの位置を調整し、ノズル16Nを下降させて、部品BHを基板KBに搭載する。このようにして基板KBに搭載されるべき部品BHが全て搭載されたら、基板搬送部12が作動して基板KBを搬送し、下流側の装置(例えば検査装置)に基板KBを搬出する。これにより基板KBの1枚当たりの部品搭載作業が終了する。
次に、部品搭載装置1が備える照明部19について説明する。照明部19は前述したように、下受け部13のベーステーブル22の上面に取り付けられており、光源31と2種類の光拡散部32(第1光拡散部32Aおよび第2光拡散部32B)を備えている(図3)。光源31の下面には下方に突出した図示しない挿入用突起が設けられており、その挿入用突起がベーステーブル22の下受けピン挿入穴22Hに挿入されることで、ベーステーブル22に取り付けられている。
図3において、第1光拡散部32Aと第2光拡散部32Bはそれぞれ、下受け部13のベーステーブル22の上面に着脱自在に取り付けられている。第1光拡散部32Aと第2光拡散部32Bはいずれも、光源31から射出された光を透過または反射して拡散する拡散板41と、拡散板41を姿勢の変更が可能な状態に支持する支持部42を備えている。
先ず、第1光拡散部32Aについて説明する。図4において、第1光拡散部32Aの拡散板41は長方形形状を有しており、支持部42は、ベーステーブル22に上面に着脱自在にとりつけられる一対のピン状部材50から構成されている。
図4および図5において、拡散板41は、長辺方向の両端部それぞれに、拡散板41を厚さ方向に貫通した複数の挿通孔SHが形成されている。これら複数の挿通孔SHは、拡散板41の長辺方向に延びた同一の軸線上に位置する2つの挿通孔SHが1組(一対の挿通孔SH)となっており、本実施の形態では3組の挿通孔SHが拡散板41の短辺方向に並んで形成されている。これら3組の挿通孔SHのうちの1組は、拡散板41の重心GVを通って長辺方向に延びた軸線(「基準軸J0」と称する)上に設けられている。
図4および図5において、基準軸J0上に位置しない2組の挿通孔SHのうちの1組は、基準軸J0から一定距離ΔF1だけオフセットした軸線(「第1オフセット軸線J1」と称する)上に設けられており、他の1組は第1オフセット軸線J1よりも大きい距離ΔF2だけオフセットした軸線(「第2オフセット軸線J2」と称する)上に設けられている。以下、第1光拡散部32Aの拡散板41が備える複数組の挿通孔SHのうち、拡散板41の重心GVを通る軸線である基準軸J0上に設けられた一対の挿通孔SHを「基準挿通孔SH0」と称する。また、第1光拡散部32Aの拡散板41が備える複数組の挿通孔SHのうち、基準挿通孔SH0以外の挿通孔SHを「オフセット挿通孔」と称する。そして、第1オフセット軸線J1上に位置する一対の挿通孔SHを「第1オフセット挿通孔SH1」と称し、第2オフセット軸線J2上に位置する一対の挿通孔SHを「第2オフセット挿通孔SH2」と称する。
図4において、一対のピン状部材50はそれぞれ、基部51、中間部52および挿通部53を有している。基部51の下面には下方に突出した突起54が設けられている。中間部52は基部51の上面から上方に延びている。挿通部53は中間部52の上端から上方に延びており、その外径は中間部52の外径よりも小さくなっている(このため中間部52と挿通部53の境には、図4に示す段差部55が形成されている)。ピン状部材50は、突起54をベーステーブル22に設けられた下受けピン挿入穴22Hに上方から挿入させることで、ベーステーブル22に取り付けることができる。
図5において、基準挿通孔SH0は正円形状を有している。第1オフセット挿通孔SH1と第2オフセット挿通孔SH2はそれぞれ、拡散板41の短辺に沿った方向(基準軸J0と直交する方向)に長い長孔形状を有している。第2オフセット挿通孔SH2の長孔の長手方向の寸法(拡散板41の短辺方向の長さ)は、第1オフセット挿通孔SH1の長孔の長手方向の寸法よりも大きい寸法となっている。基準挿通孔SH0、第1オフセット挿通孔SH1および第2オフセット挿通孔SH2それぞれの幅方向の寸法(拡散板41の長辺方向の寸法)は同じであり、ピン状部材50の挿通部53の外径よりも大きく、中間部52の外径よりも小さい寸法となっている。
拡散板41を一対のピン状部材50に支持させるときは、上記3組の一対の挿通孔SH(基準挿通孔SH0、第1オフセット挿通孔SH1および第2オフセット挿通孔SH2)のうちのいずれかを一対のピン状部材50の挿通部53に挿通させる(図6(a),(b))。これにより、ピン状部材50が挿通された挿通孔SHの縁部がピン状部材50の段差部55に上方から当接し、拡散板41の全体が一対のピン状部材50によって支持される。
拡散板41は、一対の基準挿通孔SH0を一対のピン状部材50に挿通させた場合には(図6(a))、拡散板41の重心GVが一対のピン状部材50の間に位置するので、拡散板41は水平姿勢となる(図7(a))。これに対し、拡散板41は、一対の第1オフセット挿通孔SH1を一対のピン状部材50に挿通させた場合(図6(b)および図7(b))や、一対の第2オフセット挿通孔SH2を一対のピン状部材50に挿通させた場合(図7(c))には、拡散板41の重心GVが一対のピン状部材50の間に位置しないので、拡散板41は重心GVの位置する側が下がる方向に水平姿勢から傾いた姿勢となる。なお、図7(a),(b),(c)において、左側の図は拡散板41の平面図(但し長辺方向の中間部は省略)であり、右側の図は左側の図の矢視V-Vから見た一部断面図(但し、図の全体を時計回りに90度回転させている)である。
第1オフセット挿通孔SH1をピン状部材50に挿入させることによって拡散板41が水平姿勢から傾斜した姿勢となる場合、図8に示すように、第1オフセット挿通孔SH1を構成する長孔の長手方向(拡散板41の短辺方向に沿った方向)の縁部E1,E2がピン状部材50の挿通部53の外周面に当接したところで、拡散板41はそれ以上傾くのが規制される。このため拡散板41の水平姿勢からの傾き角Θ(図8)は、第1オフセット挿通孔SH1の長孔の長手方向の寸法によって調整することができる。詳細には、長孔の長手方向の寸法R(図8)が小さいほど(すなわち長孔の形状が正円に近いほど)、拡散板41の水平姿勢からの傾きを小さく(傾き角Θを小さく)することができる。これは、第2オフセット挿通孔SH2をピン状部材50に挿通させた場合も同様であり、第2オフセット挿通孔SH2を構成する長孔の長手方向の寸法を調整することで、第2オフセット挿通孔SH2をピン状部材50に挿通させた場合の拡散板41の水平姿勢からの傾き角を調整することができる。
このように本実施の形態において、第1光拡散部32Aの支持部42は上方に延びた一対のピン状部材50から成り、拡散板41は、一対のピン状部材50に選択的に挿通される一対の挿通孔SHを複数組有し、一対のピン状部材50に挿通される一対の挿通孔SHを複数組(ここでは3組)の挿通孔SHの間で切り替えることにより(すなわち、複数組の挿通孔SHのうちのいずれに一対のピン状部材50を挿通させるかにより)、拡散板41の姿勢を変更することが可能になっている。そして、複数組の挿通孔SHのうちの1組は、拡散板41の重心GVを通る軸(基準軸J0)上に設けられているので、拡散板41の姿勢のひとつとして、水平姿勢をとることができるようになっている(図6(a)および図7(a))。
なお、オフセット挿通孔が一対のピン状部材50によって支持されたときに拡散板41が水平姿勢から傾くのは、その拡散板41の重心GVが一対のピン状部材50によって支持されたオフセット挿通孔同士を結ぶ軸線上にない(オフセットしている)からであり、オフセット挿通孔の形状が長孔形状を有していなくても拡散板41を水平姿勢から傾かせることができる。よって、オフセット挿通孔の形状が拡散板41の短辺に沿った方向(基準軸J0と直交する方向)に長い長孔形状を有しているという要件は必須ではない。
次に、第2光拡散部32Bについて説明する。図9および図10において、第2光拡散部32Bの拡散板41は長方形形状を有している。支持部42は、図10に示すように、一対のブラケット61、一対の回動支持壁62および連結部63を備えている。
図10において、一対のブラケット61は、拡散板41の長辺方向の両端部に、固定螺子61Sによって取り付けられている。各ブラケット61には外方に突出して延びる突出部61Tが設けられており、一対のブラケット61が拡散板41に取り付けられた状態では、一対の突出部61Tは、拡散板41の長辺方向に沿って延びた回動軸線JXに沿って外方に延びるようになっている。一対の回動支持壁62は拡散板41の長辺方向の外方に対向して位置しており、それぞれに設けられた貫通孔62Hにブラケット61の突出部61Tを貫通させることで、拡散板41を回動軸線JXまわりに回動自在に支持している。連結部63は一対の回動支持壁62を拡散板41の下方で連結している。
このように第2光拡散部32Bにおいて、支持部42は、拡散板41を所定の回動軸線JXまわりに回動自在に支持する構成となっており、このため第2光拡散部32Bでは、拡散板41を回動軸線JXまわりに回動させることで、拡散板41の姿勢を変更すること可能である。なお、上記の回動軸線JXは、拡散板41の重心GVを通って延びる軸線であることが好ましい。回動軸線JXが拡散板41の重心GVを通っていると、拡散板41の姿勢によらず、拡散板41の姿勢を保持し易くなる。
第2光拡散部32Bでは、拡散板41、一対の回動支持壁62および連結部63がひとつのユニットを構成しているので取り扱いが容易である。図9および図10に示すように、連結部63にはその下方に突出する複数の突起部64が設けられている(一対の回動支持壁62それぞれに設けられていてもよい)。これら複数の突起部64をベーステーブル22に設けられた下受けピン挿入穴22Hに挿入することで、ユニットとしての第2光拡散部32Bをベーステーブル22に着脱自在に取り付けることができる。
図9および図10に示すように、一対の回動支持壁62それぞれの貫通孔62Hを貫通した一対の突出部61Tのうちの一方には、姿勢調整部材65が取り付けられている。このため作業者OPは、姿勢調整部材65を指で摘まんでねじり操作することにより、拡散板41を回動軸線JXまわりに回動させることができ、拡散板41の姿勢を変更できる(図11(a),(b))。なお、拡散板41は直接操作することで回動軸線JXまわりに回動させることが可能である。従って姿勢調整部材65は必須の構成要素ではなく、設けられていなくてもよい。
第2光拡散部32Bは、図12に示す変形例のように、連結部63の上面に光源31を取り付けた構成とすることもできる。このような変形例に係る第2光拡散部32Bは、ベーステーブル22上の第2光拡散部32Bを設置しようとする位置に、光源31も設置したい場合等において有用である。
図13は、基板搬送部12によって位置決めされた基板KBの下方に位置する照明部19を側方から見た図であり、ベーステーブル22上に設置された複数の光源31から射出された光(図中、破線で示す)を、拡散板41の姿勢が調整された第1光拡散部32Aと第2光拡散部32Bによって拡散することによって、基板KBの下面の全体を均一な光量(明るさ)で照射している状況を示している。拡散板41は光を透過するものと反射するもののいずれであってもよく、状況によって使い分けることが好ましい。
本実施の形態では、上記のように、基板KBの下面の全体を均一な光量で照射することができるので、光源31はベーステーブル22に固定されたものでありながら、光源31からの位置によって基板孔KHに到達する光の光量(明るさ)が偏ることを防止することできる。このため、前述の部品搭載作業において、基板孔KHを基板認識カメラ18によって認識する際、その基板孔KHの認識を正確に行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態における部品搭載装置1は、基板搬送部12の下方に、光を射出する光源31と、光源31から射出された光を拡散する光拡散部32を備えている。光拡散部32は、光源31から射出された光を透過または反射して拡散させる拡散板41と、拡散板41を姿勢の変更が可能な状態に支持する支持部とを備えている。このため拡散板41の姿勢を変更することで、光源31から射出された光が基板搬送部12によって作業位置に位置決めされた基板KBの下面に均一な光量(明るさ)で照射されるようにすることが可能であり、基板KBに設けられた貫通孔(基板孔KH)を明瞭かつ正確に認識することができる。このため本実施の形態における部品搭載装置1によれば、基板孔KHの位置を目標にして部品BHを基板KBに搭載する部品搭載作業を高精度で行うことができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態では、拡散板41の姿勢を変更可能な光拡散部32として、拡散板41の長辺方向の両端部を一対のピン状部材50によって支持する構成の例(第1光拡散部32A)と、拡散板41を長辺方向に沿って延びた回動軸線JXまわりに回動自在に支持する構成の例(第2光拡散部32B)を示したが、その他の構成によって拡散板41の姿勢を変えることができるようになっていてもよい。また、上述の実施の形態では、第1光拡散部32Aを構成するピン状部材50は基板KBの下面を支持する下受けピン23とは別個の部材であったが、ピン状部材50を下受けピン23として使用(すなわち、ピン状部材50を下受けピン23として兼用)してもよく、下受けピン23をピン状部材50として使用できるのであれば、下受けピン23をピン状部材50として使用してもよい。
また、上述の実施の形態では、第1光拡散部32Aの拡散板41が備える挿通孔SHは3組であったが、これは一例であり、基準軸J0からの距離が異なる位置に少なくとも2組あればよく、そのうちの1組は前述したように、拡散板41の重心GVを通る軸(基準軸J0)上に位置していることが好ましい。また、上述の実施の形態では、光拡散部32として第1光拡散部32Aと第2光拡散部32Bの双方が用いられていたが、第1光拡散部32Aと第2光拡散部32Bの一方だけが用いられるのであってもよい。また、光源31は基板搬送部12の下方に設置されていればよく、照射した光が光拡散部32を通じて基板KBの下面に到達するのであれば、必ずしもベーステーブル22に設けられるのでなくてもよい。
また、上述の実施の形態において、第2光拡散部32Bの支持部42は、一対の回動支持壁62が連結部63によって連結されていたが、一対の回動支持壁62は連結部63によって連結されていなくてもよい。この場合、各回動支持壁62の下面に下方に突出して延びる複数の挿入用突起を形成し、これら複数の挿入用突起をベーステーブル22の下受けピン挿入穴22Hに挿入することで、各回動支持壁62をベーステーブル22に取り付けることができるようになっていることが好ましい。
基板に設けられた部品搭載用の貫通孔(基板孔)を明瞭かつ正確に認識して高精度で部品を搭載できる部品搭載装置を提供する。
1 部品搭載装置
12 基板搬送部
12a コンベア
22 ベーステーブル(テーブル部材)
31 光源
32 光拡散部
32A 第1光拡散部
32B 第2光拡散部
41 拡散板
42 支持部
50 ピン状部材
62 回動支持壁
63 連結部
J0 基準軸(軸線)
J1 第1オフセット軸線
J2 第2オフセット軸線
JX 回動軸線
SH 挿通孔
SH0 基準挿通孔
SH1 第1オフセット挿通孔
SH2 第2オフセット挿通孔
KB 基板

Claims (8)

  1. 一対のコンベアにより基板の幅方向の両端部を支持して搬送し、所定の作業位置に前記基板を位置決めする基板搬送部と、
    前記基板搬送部の下方に設置されたテーブル部材と、
    前記基板搬送部の下方に設置されて光を射出する光源と、
    前記テーブル部材の上面に設けられ、前記光源から射出された光を拡散して前記作業位置に位置決めされた前記基板の下面を照射する光拡散部と、
    を備え、
    前記光拡散部は、
    前記光源から射出された光を透過または反射して拡散させる拡散板と、
    前記テーブル部材の上面に設けられて前記拡散板を姿勢の変更が可能な状態に支持する支持部と、
    を備えた部品搭載装置。
  2. 前記支持部は前記テーブル部材の上面に取り付けられて上方に延びた一対のピン状部材から成り、前記拡散板は、前記一対のピン状部材に選択的に挿通される一対の挿通孔を複数組有し、前記一対のピン状部材に挿通される前記一対の挿通孔を前記複数組の挿通孔の間で切り替えることにより前記拡散板の姿勢を変更することができる、請求項1に記載の部品搭載装置。
  3. 前記複数組の挿通孔のうちの1組は、前記拡散板の重心を通る軸線上に設けられている、請求項2に記載の部品搭載装置。
  4. 前記複数組の挿通孔のうち、前記軸線上に設けられた前記1組の挿通孔以外のものは前記軸線と直交する方向に長い長孔形状を有している、請求項3に記載の部品搭載装置。
  5. 前記支持部は前記拡散板を所定の回動軸線まわりに回動自在に支持する一対の回動支持壁を備え、前記拡散板を前記回動軸線まわりに回動させることで前記拡散板の姿勢を変更することができる、請求項1に記載の部品搭載装置。
  6. 前記支持部は前記一対の回動支持壁を前記拡散板の下方の領域で連結する連結部を備え、前記拡散板、前記一対の回動支持壁および前記連結部がひとつのユニットを構成している、請求項5に記載の部品搭載装置。
  7. 前記連結部に前記光源が設けられた、請求項6に記載の部品搭載装置。
  8. 前記テーブル部材は、前記作業位置に位置決めされた前記基板の下面に上端を当接させて前記基板を下受けする下受けピンを保持する下受けテーブルである、請求項1~7のいずれかに記載の部品搭載装置。
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