JP2022061875A - 画像読取装置、画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及び画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】両面同時読取用のスキュー検知機構の構成を簡略化して、本発明を適用する機器の構成の簡略化を図る。【解決手段】原稿の一方の面部の画像の読み取りを行う第1の読み取り部と、原稿の他方の面部の画像の読み取りを行う第2の読み取り部とを有する。スキュー角度検知部は、読み取られた原稿の一方の面部の画像に生じているスキュー角度を検知する。スキュー補正部は、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度に基づいて、一方の面部の画像にスキュー補正を施し、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度を表裏反転したかたちの、他方の面部の画像用のスキュー角度を形成し、形成した他方の面部の画像用のスキュー角度に基づいて、他方の面部の画像にスキュー補正を施す。出力部は、スキュー補正された画像を出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
従来、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)の読取画像から検知したスキュー角度やレジスト位置に基づいて、ADF読取時の原稿スキューおよび主副レジストずれを画像処理にて補正するエレキスキュー補正技術が知られている(例えば、特許文献1)。
しかし、ADF(Auto Document Feeder)で自動搬送された用紙の両面同時読取りを行う機種は、両面読取り時に表面及び裏面を別々にスキュー検知している。このため、表面用及び裏面用の二面分のスキュー検知機構が必要となり、画像読取装置の構成が複雑となる問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、両面同時読取用のスキュー検知機構の構成を簡略化して、本発明を適用する機器の構成の簡略化を図った画像読取装置、画像形成装置及び画像形成プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿の一方の面部の画像の読み取りを行う第1の読み取り部と、原稿の他方の面部の画像の読み取りを行う第2の読み取り部と、読み取られた原稿の一方の面部の画像に生じているスキュー角度を検知するスキュー角度検知部と、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度に基づいて、一方の面部の画像にスキュー補正を施し、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度を表裏反転したかたちの、他方の面部の画像用のスキュー角度を形成し、形成した他方の面部の画像用のスキュー角度に基づいて、他方の面部の画像にスキュー補正を施すスキュー補正部と、スキュー補正された画像を出力する出力部と、を有する。
本発明によれば、両面同時読取用のスキュー検知機構の構成を簡略化して、本発明を適用する機器の構成の簡略化を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態の複合機の要部の断面図である。 図2は、実施の形態の複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態の複合機の機能ブロック図である。 図4は、読み取り画像のスキュー検知動作を説明するための図である。 図5は、実施の形態の複合機における両面読み取り動作の流れを示すフローチャートである。 図6は、実施の形態の複合機における表面読み取り動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、実施の形態の複合機における裏面読み取り動作の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施の形態の複合機における、補正できない程のスキューが検知された場合の動作の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施の形態の複合機における、スキュー検知強制終了動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施の形態の複合機において、スキュー検知動作が強制的に終了される例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施の形態となる複合機の説明をする。複合機は、例えばコピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する。なお、コピー機、スキャナ装置又はファクシミリ装置等の画像読み取り機能を有する画像形成機器であれば、いずれにも適用可能である。
(要部構成)
実施の形態の複合機は、画像読み取り部としてのCIS(Contact Image Sensor)読み取りユニット(密着型カラー読取ユニット。以下、「CIS」という。)を備えている、このCISは、原稿の両面を同時に読み取り可能な構造となっている。
図1は、本実施の形態の複合機の断面図である。この図1において、複合機は、読取原稿束をセットする原稿セット部A、セットされた原稿束から一枚毎原稿を分離して給送する分離給送部Bを備える。また、複合機は、給送された原稿を一次突当整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きのレジスト部C、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読み取り側(下方)に向けて搬送するターン部Dを備える。
また、複合機は、原稿の表面画像を、コンタクトガラスの下方より読取を行わせる第一読取搬送部E、読取後の原稿の裏面画像を読み取る第二読取搬送部F、表裏の読取が完了した原稿を機外に排出する排紙部G、読取完了後の原稿を積載保持するスタック部Hを備える。
読取を行う原稿束1をセットするのは、可動原稿テーブル3を含む原稿テーブル2上で、原稿面を上向きの状態でセットする。更に原稿束1の巾方向を図示しないサイドガイドによって搬送方向と直行する方向の位置決めを行う。セットフィラー4及びセットセンサ5は、原稿のセットを検知して本体制御部に通知する。
更に原稿テーブル面に設けられた原稿長さ検知センサ30又は31(反射型センサ又は、原稿1枚にても検知可能なアクチェーター・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される。
可動原稿テーブル3は底板上昇モータにより図に示すa,b方向に上下動可能な構成になっている。原稿がセットされたことを、セットフィラー4、セットセンサ5が検知すると、底板上昇モータが正転駆動され、原稿束1の最上面がピックアップローラ7と接触するように可動原稿テーブル3が上昇制御される。
ピックアップローラ7は、ピックアップモータで動作するカム機構により、図1に示すc-d方向に動作する。これにより、可動テーブル3が上昇し、可動テーブル3上の原稿上面により押されてピックアップローラ7がc方向に上がり、テーブル給紙適正位置センサ8により上限を検知するようになっている。
ユーザにより本体操作部が操作されることでコピー又はスキャンが指示下されると、本体制御部からADF制御部に原稿給紙信号が送信される。ピックアップローラ7は、給紙モータの正転によりコロが回転駆動し、原稿テーブル2上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。
給紙ベルト9は、給紙モータの正転により給紙方向に駆動され、リバースローラ10は給紙モータの正転により給紙と逆方向に回転駆動される。これにより、最上位の原稿とその下の原稿が分離され、最上位の原稿のみを給紙可能となっている。
さらに詳しく説明すると、リバースローラ10は、給紙ベルト9と所定圧で接し、給紙ベルト9との直接接している時、又は、原稿1枚を介して接している状態では、給紙ベルト9の回転につられて反時計方向に回転する。2枚以上の原稿が給紙ベルト9とリバースローラ10との間に侵入した時には、リバースローラ10が回転する力が、トルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されている。これにより、リバースローラ10は、本来の駆動方向である時計方向に回転して余分な原稿を押し戻す。これにより、用紙の重送が防止される。
給紙ベルト9とリバースローラ10との作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト9によって更に送られ、突き当てセンサ11によって先端が検知され更に進んで停止しているプルアウトローラ12に突き当たる、その後、原稿は、前出の突き当てセンサ11の検知から所定量定められた距離を搬送され、結果的には、プルアウトローラ12に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータを停止させることにより、給紙ベルト9の駆動が停止する。
この時、ピックアップモータを回転させることでピックアップローラを原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルトの搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラ12の上下ローラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラ12は、スキュー補正機能を有すると共に、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラ14まで搬送するためのローラで、給紙モータの逆転により駆動される。
またこの時(給紙モータの逆転時)、プルアウトローラ12と中間ローラ14は駆動されるが、ピックアップローラ7と給紙ベルト9は駆動されていない。原稿幅センサ13は奥行き方向に複数個並べられ、プルアウトローラ12により搬送された原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知する。
また、原稿の搬送方向の長さは原稿の先端後端を突き当てセンサ11で読取ることによりモータパルスから原稿の長さを検知する。プルアウトローラ12及び中間ローラ14の駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿が搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定して原稿を読取部へ送り込む処理時間の短縮化が図られている。
原稿先端が読取入口センサ15により検出されると、読取入口ローラ16の上下ローラ対のニップに原稿先端が進入前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にする為に減速を開始すると同時に、読取モータを正転駆動して読取入口ローラ16、読取出口ローラ23、CIS出口ローラ27を駆動する。原稿の先端をレジストセンサ17にて検知すると、所定の搬送距離をかけて減速し、表面用CIS読取ユニット107(第1の読み取り部の一例)の手前で一時停止すると共に、本体制御部にレジスト停止信号を送信する。
続いて、本体制御部から読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿は、読取位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に立ち上がるように増速されて搬送される。読取モータのパルスカウントにより検出された原稿先端が表面用CIS読取ユニット107に到達するタイミングで、本体制御部に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が、表面用CIS読取ユニット107を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面原稿読取の場合には、第1読取ローラ19(基準白部材)を介して読取搬送部Eを通過した原稿は裏面用CIS読取ユニット108(第2の読み取り部の一例)を介して排紙部Gへ搬送される。この際、排紙センサ24により原稿の先端を検知すると、排紙モータを正転駆動して排紙ローラ28を反時計方向に回転させる。また、排紙センサ24による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ28の上下ローラ対のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ29上に排出される原稿が飛び出さない様に制御される。
両面原稿読取の場合には、排紙センサ24にて原稿先端を検知してから読取モータのパルスカウントにより裏面用CIS読取ユニット108に原稿先端が到達するタイミングで、裏面用CIS読取ユニット108に対してDF制御部から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が供給される。このゲート信号の供給は、原稿後端が読取搬送部Fを抜けるまでの間、裏面用CIS読取ユニット108に対して供給される。読取搬送部Fを通過した原稿は、第2読取ローラ26(基準白部材)及び裏面用CIS読取ユニット108を経て排紙部Gへ搬送される。
(ハードウェア構成)
図2は、実施の形態の複合機の要部のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示すように複合機は、表面用CIS読取ユニット107、裏面用CIS読取ユニット108、ローカルメモリ203及びコントローラ206を備えている。また、複合機は、画像処理ASIC205、記憶部208及び通知部209を備えている。
なお、図示はしないが、複合機には操作表示部が設けられており、この操作表示部を介して、例えば出力画像の変倍指定、両面コピー又は片面コピー渡欧の出力条件の指定をユーザから受け付けるようになっている。
各CIS読取ユニット107、108で読み取られた原稿の画像データは、ローカルメモリ203に一時的に保存される。ローカルメモリ203から読み出された画像データは、画像処理ASIC205を介して、コントローラ206内のメモリ204に記憶される。
コントローラ206内に設けられた記憶制御部207は、各CIS読取ユニット107,108で読み取った画像データをローカルメモリ203に書き込み制御する。また、記憶制御部207は、ローカルメモリ203に書き込まれた画像データを読み出し制御する。また、記憶制御部207は、各種データのメモリ204に対する書き込み制御及び読み出し制御も行う。
また、複合機は、読み込みモードとして、シリアルモード又はパラレルモードの二つのモード設定が可能となっている。シリアルモードは、前の原稿の画像データのローカルメモリ203からの読み出しが完了した後、次の原稿の画像データのローカルメモリ203の書き込みを行うモードである。パラレルモードは、前の原稿の画像データのローカルメモリ203からの読み出しと、次の原稿の画像データのローカルメモリ203の書き込みを並行して行うモードである。設定された読み取りモードを示す情報は、メモリ204に保存される。ユーザによる読み取りモードの設定は、操作表示部から行われる。
記憶制御部207は、設定された読み取りモードに従って、ローカルメモリ203へ読み取った画像データの書き込み制御を行い、また、ローカルメモリ203に記憶された画像データの読み出し制御を行う。
すなわち、シリアルモードが設定されている場合において、出力画像の変倍の指定があり、その指定された変倍が所定の変倍以上の場合は、記憶制御部207は、ローカルメモリ203に対する次の原稿の画像データの書き込みを、ローカルメモリ203から前の原稿の画像データの読み出しが完了した後に行う。
より具体的には、原稿の片面読み取りを行う際に指定された出力画像の変倍が、所定の変倍以上の場合、記憶制御部207は、ローカルメモリ203に対する次の原稿の表面の画像データの書き込みを、前の原稿の表面の画像データのローカルメモリ203からの読み出しが完了した後に行う。
また、原稿の両面同時読み取りを行う際に指定された出力画像の変倍が、所定の変倍以上の場合は、記憶制御部207は、次の原稿の表面(第1面)の画像データのローカルメモリ203の書き込みを、前の原稿の裏面(第2面)の画像データのローカルメモリ203からの読み出しが完了した後に行う。
なお、出力画像の変倍が指定されていない場合は、前の原稿の画像データの読み出しと、次の原稿の画像データの書き込みが正常に行われる。
記憶部208には、スキュー補正プログラム(画像形成プログラムの一例)が記憶されている。コントローラ206は、このスキュー補正プログラムに基づいて、読み取り画像のスキュー補正制御を行う。そして、読み取り画像のスキュー補正が困難な場合、コントローラ206は、通知部209を介してエラー通知を行う。詳しくは、後述する。
(機能構成)
次に、図3は、コントローラ206がスキュー補正プログラムに基づいて動作することで実現される各機能の機能ブロック図である。この図3に示すように、コントローラ206は、スキュー補正プログラムに基づいて動作することで、原稿エッジ検出部302、スキュー角度決定部303、原稿原点座標決定部304及びスキュー補正部305として機能する。また、コントローラ206は、スキュー補正プログラムに基づいて動作することで、位置補正部306、画像データ出力部307(出力部の一例)、スキュー補正判断部308、読み取り制御部309、エラー通知部310及び原稿長検出部311として機能する。原稿エッジ検出部302及びスキュー角度決定部303は、スキュー角度検知部の一例である。
実施の形態の複合機の場合、表面用CIS読取ユニット107(第1の読み取り部の一例)及び裏面用CIS読取ユニット108(第2の読み取り部の一例)の計2つの読取ユニットのスキュー補正処理を、一系統分のスキュー補正機能(原稿エッジ検出部302~原稿長検出部311)で補うようになっている。
原稿エッジ検出部302は、各CIS読取ユニット107、108から得られた画像情報に基づいて、原稿領域のエッジを検出する。スキュー角度決定部303は、原稿エッジ検出部302で検出した読取画像の原稿領域のエッジの検出情報を用いて原稿領域のスキュー角度を決定する。
スキュー補正部305は、決定されたスキュー角度に基づいて、表面画像のスキュー補正を行う。また、スキュー補正部305は、表面画像に対してスキュー補正を行った際に用いたスキュー角度を、表裏反転させたかたちの裏面画像用のスキュー角度を生成する。そして、スキュー補正部305は、生成した裏面画像用のスキュー角度を用いて、裏面画像のスキュー補正を行う。これにより、一系統分のスキュー補正機能(表面画像用のスキュー補正機能)で、表面及び裏面の両方の画像のスキュー補正を行うことが可能となっている。
位置補正部306は、原稿原点座標決定部304で決定された原稿領域の原点位置の座標情報とスキュー補正の情報とを用いて平行移動による位置補正を行う。画像データ出力部307は、位置補正の情報に基づいて後段処理用に画像データを出力する。
スキュー補正判断部308は、画像情報に生じているスキューが、所定の閾値以上の補正しきれない程のスキューが生じているか否かを判断する。読取制御部309は、各CIS読取ユニット107、108の読み取り制御を行う。エラー通知部310は、スキュー補正判断部308で、補正しきれない程のスキューが生じている場合に、通知部209を介してエラー通知を行い、画像出力の継続、又は、原稿の読み直しをユーザの選択に委ねる。
原稿長検出部311は、原稿の長さ(副走査長)が既定値以下か否かを判別する。原稿の長さ(副走査長)が既定値以下である場合、スキュー補正を行うことが困難なため、スキュー検知が強制的に終了される。
なお、図3に示した原稿エッジ検出部302~原稿長検出部311は、それぞれスキュー補正プログラムにより、ソフトウェアで実現することとした。しかし、これらのうち全部又は一部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、スキュー補正プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイル情報でCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、スキュー補正プログラムは、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、スキュー補正プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、スキュー補正プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(画像読取動作)
次に、画像読取動作を説明する。各CIS読取ユニット107、108は、原稿の表面及び裏面をスキャンすることで得られる原稿の濃淡情報から三つの原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を示すRGB各8ビットのデジタル画像データを生成出力する。
原稿エッジ検出部302は、各CIS読取ユニット107、108から入力される、例えば図4(a)に示すデジタル画像データに対し、原稿部と背景部とを含んだ全面画像(読取画像の情報)に対して原稿領域のエッジを検出する。このため、原稿エッジ検出部302は,読取画像の情報を第1の判定閾値で2値化する。これにより、読取画像における原稿部の輪郭端部近傍に生じる影領域と背景部との境界を検出できる。また、原稿エッジ検出部302は、影領域の幅を検出する。更に、原稿エッジ検出部302は、影領域と背景部との境界に対し、影領域の幅を組み合わせて加算する。これにより、図4(b)に示すように、読取画像における原稿部のエッジを検出する。
スキュー角度決定部303は、原稿エッジ検出部302で検出した読取画像の原稿領域のエッジの検出情報を用いて原稿領域のスキュー角度を決定する。スキュー角度の決定は、原稿エッジ検出部302で検出した読取画像での原稿領域のエッジの検出情報を直線に近似した角度を求める手法を採用することができる。なお、この他の手法を用いてもよい。具体的には、スキュー角度決定部303は、例えば原稿主走査方向が1024画素に対する副走査方向の傾き量(gap)としたスキュー角度情報を出力する。傾き量(gap)は、傾き方向が右肩上がりの時はプラス値となり、右肩下がりの時マイナス値となる。
原稿原点座標決定部304は、原稿エッジ検出部302で検出した読取画像での原稿領域のエッジの検出情報を用いて、図4(c)に示すように原稿の原点位置を決定する。原点位置の決定は、原稿エッジ検出部302で検出した読取画像での原稿領域のエッジの検出情報を直線に近似した直線と縦辺検出した交点とを使って求める手法を採用しても良く、その手法は問わないものとする。具体的には、原稿原点座標決定部304は、上辺エッジ及び左辺エッジの交点を算出して原稿原点座標する。そして、原稿原点座標決定部304は、主走査方向の「xp」の値、及び、副走査方向の「yp」の値を、原稿原点座標として出力する。
スキュー補正部305は、スキュー角度決定部303で決定されたスキュー角度の情報を用いて読取画像に対して回転処理によるスキュー補正を行う。位置補正部306は、原稿原点座標決定部304で決定された原稿領域の原点位置の座標情報とスキュー補正の情報とを用いて平行移動による位置補正を行う。画像データ出力部307は、位置補正の情報に基づいて後段処理用に画像データを出力する。
(画像読取動作の詳細)
ここで、実施の形態の複合機の場合、図3に示すスキュー補正判断部309は、スキュー角度決定部303で決定された原稿のスキュー角度が、スキュー補正可能なスキュー角度であるか否かを判断する。エラー通知部310は、スキュー補正困難なスキュー角度であると判別された際に、図2に示す通知部209を介して、ユーザにエラー通知を行う。このエラー通知がされると、ユーザは、そのままスキュー補正を行わない状態の原稿を出力するか、または、再度、原稿の読み直しを行うかを選択する。これにより、無駄なプリントアウトを軽減している。
図5~図7は、このような実施の形態の複合機における画像読取動作の詳細な流れを示すフローチャートである。このうち、図5は、実施の形態の複合機における両面読み取り動作の流れを示すフローチャートである。また、図6は、実施の形態の複合機における表面読み取り動作の流れを示すフローチャートである。また、図7は、実施の形態の複合機における裏読み取り動作の流れを示すフローチャートである。
(両面読み取り動作)
まず、図5のフローチャートを用いて、実施の形態の複合機における原稿の両面読み取り動作を説明する。ユーザにより、原稿の両面読み取りが指定されると、図3に示す読取制御部309が認識し(ステップS1:Yes)、まず、原稿の表面のスキャンを行うように、表面用CIS読取ユニット107を読取制御する(ステップS2)。
ステップS3では、スキュー補正部305が、ユーザによりスキュー補正を行う設定とされているか否か(スキュー補正ON?)を判別する。ユーザによりスキュー補正がOFF設定とされている場合(ステップS3:No)、画像データ出力部307は、スキュー補正を施すことなく、ステップS2で読み取った表面画像を出力する(ステップS11)。
また、表面画像を出力すると、読取制御部309は、原稿の裏面のスキャンを行うように、裏面用CIS読取ユニット108を読取制御する(ステップS12)。画像データ出力部307は、スキュー補正を施すことなく、このステップS12で読み取った裏面画像を出力して(ステップS13)、この図5のフローチャートの処理を終了する。
これに対して、ユーザによりスキュー補正がON設定とされている場合(ステップS3:Yes)、原稿エッジ検出部302、スキュー角度決定部303及びスキュー補正部305は、図4を用いて説明したように、原稿のスキューを検知して(ステップS4)、ステップS5に処理を進める。
ステップS5の処理は、図8のフローチャート又は図9のフローチャートを用いて後述するサブルーチンの処理となっている。図8のフローチャート又は図9のフローチャートを用いて後述するように、図3に示すエラー通知部310は、ステップS4で検知されたスキューが、補正困難なほど大きなスキューである場合、図2に示す通知部209を介して、ユーザに対してエラー通知を行う。このエラー通知がされたユーザは、スキュー補正を継続するか否かを判断して、スキュー補正の継続又はスキュー補正の中止を指定する。
ステップS5では、スキュー補正部305が、ユーザからスキュー補正の継続が指定されたか否かを判別している。補正困難なスキューが発生しているにもかかわらず、ユーザからスキュー補正の継続が指定された場合(ステップS5:Yes)、スキュー補正部305は、ステップS2で読み取った原稿の表面画像に対してスキュー補正処理を施す(ステップS6)。そして、画像データ出力部307は、このスキュー補正処理された表面画像を出力処理する(ステップS7)。
この場合、表面画像には、補正困難なスキューが生じているため、ステップS6でスキュー補正を行ったとしても、多少、スキューが生じている状態の表面画像が出力される。しかし、このようなスキューが生じている状態の画像であっても、例えばすぐに画像を必要とする場合、又は、内容だけ確認できればよい場合等は有用である。
これに対して、補正困難なスキューが発生していることで、ユーザからスキュー補正の中止が指定された場合(ステップS5:No)、スキュー補正判断部308(制御部の一例)は、画像出力を中止するように画像データ出力部307を制御する。これにより、無駄な画像の出力を防止できる。この場合、ユーザは、再度、原稿の読み直し操作を行うこととなる。
このように表面画像が出力されると、読み取り制御部309は、原稿の裏面のスキャンを行うように裏面用CIS読取ユニット108を読取制御する(ステップS8)。この実施の形態の複合機の場合、原稿の表面画像に基づいて検出したスキュー角度に基づいて、原稿の裏面画像のスキュー補正を行うようになっている。
このため、ステップS5でユーザからスキュー補正の継続が指定されていると判別された場合、ステップS9において、スキュー補正部305は、原稿の表面画像に基づいて検出したスキュー角度に基づいて、原稿の裏面画像のスキュー補正を行う。すなわち、スキュー補正部305は、表面画像のスキュー角度から、原稿を表裏反転させた状態のスキュー角度を生成する。例えば、表面画像のスキュー角度かプラス方向のスキュー角度である場合、裏面画像用のスキュー角度は、マイナス方向のスキュー角度となる。スキュー補正部305は、このような裏面画像用のスキュー角度を生成して、裏面画像のスキュー補正を行う。画像データ出力部307は、スキュー補正された裏面画像を出力制御する(ステップS10)。
このように、一方の面のスキャン画像からスキュー角度を検出して、一方の面のスキュー補正を行い、一方の面のスキャン画像から他方の面のスキュー角度を生成して、他方の面のスキュー補正を行う。これにより、一方の面用のスキュー補正系統、及び、他方の面のスキュー補正系統の両方を設ける必要がなく、一方の面用のスキュー補正系統だけで、一方及び他方の両面のスキュー補正を可能とすることができる。このため、実施の形態の複合機の構成の簡略化及び製造コストの低減を図ることができる。
(表面読取動作)
次に、ユーザにより原稿の表面の読み取りが指定されると、図3に示す読取制御部309が、図5のフローチャートのステップS1を介して認識する(図3:ステップS1:No→図6:ステップS21:Yes)。この場合、原稿の表面のスキャンを行うように、表面用CIS読取ユニット107を読取制御する(ステップS22)。
ステップS23では、スキュー補正部305が、ユーザによりスキュー補正を行う設定とされているか否か(スキュー補正ON?)を判別する。ユーザによりスキュー補正がOFF設定とされている場合(ステップS23:No)、画像データ出力部307は、スキュー補正を施すことなく、ステップS22で読み取った表面画像を出力し(ステップS28)、この図6のフローチャートの処理を終了する。
これに対して、ユーザによりスキュー補正がON設定とされている場合(ステップS23:Yes)、原稿エッジ検出部302、スキュー角度決定部303及びスキュー補正部305は、図4を用いて説明したように、原稿の表面のスキューを検知して(ステップS24)、ステップS25に処理を進める。
ステップS25の処理は、図8のフローチャート又は図9のフローチャートを用いて後述するように、図3に示すエラー通知部310が、ステップS24で検知されたスキューが、補正困難なほど大きなスキューである場合、図2に示す通知部209を介して、ユーザに対してエラー通知を行う。このエラー通知がされたユーザは、スキュー補正を継続するか否かを判断して、スキュー補正の継続又はスキュー補正の中止を指定する。
ステップS25では、スキュー補正部305が、ユーザからスキュー補正の継続が指定されたか否かを判別している。補正困難なスキューが発生しているにもかかわらず、ユーザからスキュー補正の継続が指定された場合(ステップS25:Yes)、スキュー補正部305は、ステップS22で読み取った原稿の表面画像に対してスキュー補正処理を施す(ステップS26)。そして、画像データ出力部307は、このスキュー補正処理された表面画像を出力処理する(ステップS27)。
この場合、表面画像には、補正困難なスキューが生じているため、ステップS6でスキュー補正を行ったとしても、多少、スキューが生じている状態の表面画像が出力される。しかし、このようなスキューが生じている状態の画像であっても、例えばすぐに画像を必要とする場合、又は、内容だけ確認できればよい場合等は有用である。
これに対して、補正困難なスキューが発生していることで、ユーザからスキュー補正の中止が指定された場合(ステップS25:No)、スキュー補正判断部308は、画像出力を中止するように画像データ出力部307を制御する。これにより、無駄な画像の出力を防止できる。この場合、ユーザは、再度、原稿の読み直し操作を行うこととなる。
(裏面読取動作)
次に、ユーザにより原稿の裏面の読み取りが指定されると、図3に示す読取制御部309が、図5のフローチャートのステップS1、図6のフローチャートのステップS21を介して認識する(図3:ステップS1:No→図6:ステップS21:No)。この場合、まず、スキュー補正部305が、ユーザによりスキュー補正を行う設定とされているか否か(スキュー補正ON?)を判別する(ステップS31)。
ユーザによりスキュー補正がOFF設定とされている場合(ステップS31:No)、読み取り制御部309は、原稿の裏面の読み取りを行うように、裏面用CIS読取ユニット108を制御する(ステップS38)。そして、画像データ出力部307は、スキュー補正を施すことなく、ステップS38で読み取った裏面画像を出力し(ステップS39)、この図7のフローチャートの処理を終了する。
これに対して、ユーザによりスキュー補正がON設定とされている場合(ステップS31:Yes)、読取制御部309が、原稿の表面画像を読み取るように、表面用CISユニット107を制御する(ステップS32)。すなわち、上述のように実施の形態の複合機では、原稿の表面画像から検出したスキュー角度に基づいて、裏面画像のスキュー補正を行う。このため、裏面画像の読み取りが指定された場合でも、まず、表面画像の読み取りを行う。
そして、原稿エッジ検出部302、スキュー角度決定部303及びスキュー補正部305が、図4を用いて説明したように、原稿の表面のスキューを検知して(ステップS33)、ステップS34処理を進める。
ステップS34では、読取制御部309が、原稿の裏面画像を読み取るように、裏面用CISユニット108を制御する。
次に、ステップS35において、図8のフローチャート又は図9のフローチャートを用いて後述するように、図3に示すエラー通知部310が、ステップS33で検知されたスキューが、補正困難なほど大きなスキューである場合、図2に示す通知部209を介して、ユーザに対してエラー通知を行う。このエラー通知がされたユーザは、スキュー補正を継続するか否かを判断して、スキュー補正の継続又はスキュー補正の中止を指定する。
ステップS35では、スキュー補正部305が、ユーザからスキュー補正の継続が指定されたか否かを判別している。補正困難なスキューが発生しているにもかかわらず、ユーザからスキュー補正の継続が指定された場合(ステップS35:Yes)、スキュー補正部305は、ステップS32で読み取った表面画像から検出したスキュー角度を用いて、ステップS34で読み取った原稿の裏面画像に対してスキュー補正処理を施す(ステップS36)。そして、画像データ出力部307は、このスキュー補正処理された裏面画像を出力処理する(ステップS37)。
この場合、表面画像には、補正困難なスキューが生じているため、ステップS36で裏面画像に対してスキュー補正を行ったとしても、多少、スキューが生じている状態の裏面画像が出力される。しかし、このようなスキューが生じている状態の画像であっても、例えばすぐに画像を必要とする場合、又は、内容だけ確認できればよい場合等は有用である。
これに対して、補正困難なスキューが発生していることで、ユーザからスキュー補正の中止が指定された場合(ステップS35:No)、スキュー補正判断部308は、画像出力を中止するように画像データ出力部307を制御する。これにより、無駄な画像の出力を防止できる。この場合、ユーザは、再度、原稿の読み直し操作を行うこととなる。
(補正困難なスキューによるエラー通知動作)
次に、図5のステップS5、図6のステップS25及び図7のステップS35における補正困難なスキューによるエラー通知動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。図5のステップS4、図6のステップS24及び図7のステップS33で、表面画像に発生しているスキューが検知されると、この図8のフローチャートのステップS41に処理が進む。
ステップS41では、図3に示すスキュー補正判断部308が、図5のステップS4、図6のステップS24及び図7のステップS33で検出されたスキュー角度が、例えば15度又は20度等の閾値を超える場合、スキャンした表面画像に補正が困難なスキューが発生していると判別する(ステップS41:Yes)。
このような補正が困難なスキューの発生が検出されると、エラー通知部310は、補正が困難なスキューが発生している旨の通知(エラー通知)、図2の通知部209を介して行う(ステップS42)。通知部209としては、表示部又はスピーカ部等を用いることができる。また、通知形態としては、表示部に所定のエラーメッセージ等を表示してもよいし、スピーカ部を介してエラーの発生を示す音声メッセージ又は電子音等を出力してもよい。
次に、このようなエラー通知がされたユーザは、スキュー補正を継続するか否かを判断して、スキュー補正の継続又はスキュー補正の中止を指定する。
ステップS43では、スキュー補正部305が、ユーザからスキュー補正の継続が指定されたか否かを判別している。補正困難なスキューが発生しているにもかかわらず、ユーザからスキュー補正の継続が指定された場合(ステップS43:Yes)、上述のように、スキュー補正部305により、スキャンした原稿の表面画像に対してスキュー補正処理が施され、このスキュー補正処理された表面画像が、画像データ出力部307により出力処理される。
この場合、表面画像には、補正困難なスキューが生じているため、ステップS6でスキュー補正を行ったとしても、多少、スキューが生じている状態の表面画像が出力される。しかし、このようなスキューが生じている状態の画像であっても、例えばすぐに画像を必要とする場合、又は、内容だけ確認できればよい場合等は有用である。
これに対して、補正困難なスキューが発生していることで、ユーザからスキュー補正の中止が指定された場合(ステップS43:No)、スキュー補正判断部308は、ステップS22で読み取った原稿の表面画像の出力を停止するように、画像データ出力部307を制御する。これにより、無駄な画像の出力を防止できる。この場合、ユーザは、再度、原稿の読み直し操作を行うこととなる。
(変型例:スキュー検知強制終了動作)
次に、図9のフローチャートを用いて、スキュー検知の強制終了動作を説明する。スキューを検知するためには、図10の点線で囲んだ領域のように、原稿がある程度の長さを有していることが必要となる。換言すると、スキューを検知するためには、図10の点線で囲んだ領域に相当する画像データが必要となり、スキャンにより得られる画像データが、この点線で囲んだ領域に相当する画像データのデータ量に満たない場合、スキュー検知が困難となる。
このため、図5のステップS4、図6のステップS24及び図7のステップS33から図9のステップS51に処理が進むと、原稿の後端が読取ラインを通過した時点で、原稿の長さ(副走査長)が既定値以下か否かを、図3に示す原稿長検出部311が判別する。原稿の長さ(副走査長)が既定値以下である場合(ステップS51:Yes)、スキュー補正を行うことが困難なため、スキュー補正判断部308は、スキュー検知を強制終了するように、原稿エッジ検出部302、スキュー角度決定部303及びスキュー補正部305を制御する(ステップS52)。この場合、画像データ出力部307は、スキュー補正を施していない画像の出力を行う。
これに対して、原稿の長さ(副走査長)が既定値よりも長い場合(ステップS51:No)、スキュー補正を行うことが可能となる。この場合、スキュー補正部305は、検知されたスキュー角度に基づいてスキュー補正を行ってもよい。または、上述のように、検知したスキューの程度に応じて、エラー通知を行い、スキュー補正の継続の有無の判断をユーザに委ねてもよい(ステップS41~ステップS43)。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の複合機は、一方の面のスキャン画像からスキュー角度を検出して、一方の面のスキュー補正を行う。また、一方の面のスキュー補正に用いられたスキュー角度を表裏反転したかたちの、他方の面のスキュー補正用のスキュー角度を生成する。そして、生成した他方の面用のスキュー角度を用いて、他方の面のスキャン画像のスキュー補正を行う。
これにより、一方の面用のスキュー補正系統、及び、他方の面のスキュー補正系統の両方を設ける必要がなく、一方の面用のスキュー補正系統だけで、一方及び他方の両面のスキュー補正を可能とすることができる。このため、一方の面用のスキュー補正系統だけ設ければ良い分、実施の形態の複合機の構成の簡略化及び製造コストの低減を図ることができる。
また、実施の形態の複合機は、スキュー補正困難なほどのスキューが原稿に発生している場合、エラー通知を行う。そして、ユーザにより、スキュー補正の継続が選択された場合、できる限りのスキュー補正を施した画像出力を行う。また、ユーザにより、スキュー補正の中止が選択された場合、読み取られた画像の出力を停止する。この場合、ユーザは、再度、原稿の読み直しを行うことで、スキューが生じていない画像を得ることができる。
また、実施の形態の複合機は、副捜査方向の原稿の長さが、スキュー補正可能な長さ以下の場合、スキュー検知を強制終了し、スキュー補正を行うことなく、画像の出力を行う。これにより、スキュー検知時間を省略して、原稿の出力に要する時間を短縮化できる。
最後に、上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、省略、置き換えを行うことも可能である。また、各実施の形態及び各実施の形態の変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
107 表面用CIS読取ユニット
108 裏面用CIS読取ユニット
209 通知部
302 原稿エッジ検出部
303 スキュー角度決定部
304 原稿原点座標決定部
305 スキュー補正部
306 位置補正部
307 画像データ出力部
308 スキュー補正判断部
309 読み取り制御部
310 エラー通知部
311 原稿長検出部
特開2015-082716号公報

Claims (5)

  1. 原稿の一方の面部の画像の読み取りを行う第1の読み取り部と、
    前記原稿の他方の面部の画像の読み取りを行う第2の読み取り部と、
    読み取られた前記原稿の一方の面部の画像に生じているスキュー角度を検知するスキュー角度検知部と、
    検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度に基づいて、一方の面部の画像にスキュー補正を施し、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度を表裏反転したかたちの、他方の面部の画像用のスキュー角度を形成し、形成した他方の面部の画像用のスキュー角度に基づいて、他方の面部の画像にスキュー補正を施すスキュー補正部と、
    スキュー補正された画像を出力する出力部と、
    を有する画像読取装置。
  2. 前記スキュー角度検知部で検知されたスキュー角度が、閾値以上のスキュー角度である場合、通知部を介してエラー通知を行うエラー通知部と、
    エラー通知に基づいて、スキュー補正の継続が指定された場合、前記第1の読み取り部又は前記第2の読み取り部で読み取られた画像にスキュー補正を施すように前記スキュー補正部を制御し、エラー通知に基づいて、スキュー補正の中止が指定された場合、前記第1の読み取り部又は前記第2の読み取り部で読み取られた画像の出力を中止するように前記出力部を制御する制御部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿の長さが、スキュー検知可能な長さを有しているか否かを検出する原稿長検出部を、さらに備え、
    前記制御部は、原稿長検出部により、前記原稿の長さがスキュー検知可能な長さを有していないことが検出された場合、スキュー検知を停止するように、前記スキュー角度検知部及びスキュー補正部を制御すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
  5. コンピュータを、
    原稿の一方の面部の画像の読み取りを行うように第1の読み取り部を読み取り制御する第1の読み取り制御部と、
    前記原稿の他方の面部の画像の読み取りを行うように第2の読み取り部を読み取り制御する第2の読み取り制御部と、
    読み取られた前記原稿の一方の面部の画像に生じているスキュー角度を検知するスキュー角度検知部と、
    検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度に基づいて、一方の面部の画像にスキュー補正を施し、検知された一方の面部の画像に生じているスキュー角度を表裏反転したかたちの、他方の面部の画像用のスキュー角度を形成し、形成した他方の面部の画像用のスキュー角度に基づいて、他方の面部の画像にスキュー補正を施すスキュー補正部として機能させること
    を特徴とする画像形成プログラム。
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