JP2022061781A - 債務管理支援方法および債務管理支援装置 - Google Patents

債務管理支援方法および債務管理支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022061781A
JP2022061781A JP2020169927A JP2020169927A JP2022061781A JP 2022061781 A JP2022061781 A JP 2022061781A JP 2020169927 A JP2020169927 A JP 2020169927A JP 2020169927 A JP2020169927 A JP 2020169927A JP 2022061781 A JP2022061781 A JP 2022061781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
debt
foreign customer
management support
foreign
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020169927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7365990B2 (ja
Inventor
サンウク 林
Sangwook Lin
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2020169927A priority Critical patent/JP7365990B2/ja
Publication of JP2022061781A publication Critical patent/JP2022061781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7365990B2 publication Critical patent/JP7365990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能とする。【解決手段】債務管理支援装置100において、複数のサービス事業者それぞれのシステムから、当該事業者における外国人顧客それぞれの情報を保持する記憶装置101と、前記取得した情報の間で所定の名寄せ処理を行うことで、外国人顧客それぞれの情報を特定する処理と、前記特定した情報のうち債権および債務に対応する情報を抽出し、外国人顧客それぞれに関して集計する処理と、前記集計の結果が示す債権によって当該外国人顧客の債務を精算する処理と、前記精算により特定される残債または余剰金の情報を出力する処理を実行する演算装置104を含む構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、債務管理支援方法および債務管理支援装置に関するものであり、具体的には、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能とする技術に関する。
経済のグローバル化や政府の施策導入に伴い、来日して就学、就労する外国人の数は年々増加傾向にある。そうした外国人らは、たとえ一定期間ではあっても日本に居住し、日常生活を営む。そのため、一般的な日本人と同様、賃金受領のため、電気やガス、携帯電話など各種料金支払のため、就学先の学費支払いのため、家族からの送金を受け取るため、など様々な金融取引のニーズが存在する。
こうした外国人向けの金融サービスに関する技術として、例えば、給与などの支払金額を指定口座に振込む処理と共に、当該支払金額の一部を自動的に海外送金できるスキームを実現するための銀行システム(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、顧客側が指定した支払先の口座への振込及び海外送金処理を実行するコンピュータシステムから構成される銀行システムにおいて、顧客側からの振込依頼及び海外送金依頼に関するデータを入力する手段と、前記入力手段により入力されたデータに基づいて、前記支払先への支払金額の中で海外送金として指定された金額を除く振込金額を指定された口座に振込む振込処理手段と、前記入力手段により入力されたデータに基づいて、海外送金として指定された金額に対応する外貨金額を、受取人を指定して指定の海外銀行に海外送金するための海外送金処理手段とを備えるものとなっている。
特開2003-6444号公報
ところが、来日した外国人が履行すべき債務(例:クレジットカード代金、サービス利用料金など)を残したまま、海外へ出国するケースがある。或いは、出国時期と債権/債務の処理時期との間でタイムラグがある場合、当該債務の履行や当該債権の回収(例:退職金の受領)が不本意ながら出国に間に合わず、苦慮しているケースもある。
こうした外国人の多くは、日本に保証人(家族など)が存在せず、上記のケースに際し、国境を跨いだ債権回収を行うといった対応は現実的ではない。このことは、そうした外国人を顧客とする事業者にとって、対外国人顧客の債権回収率が低下する事態につながる。すると、当該事業者におけるキャシュフローは悪化し、ビジネスモデル自体の変革を迫られる恐れもある。
上述の事業者からしてみれば、債権回収に不安が残る外国人に関しては、契約忌避という方針が生まれうる。この契約忌避の影響は、誠実な生活を送る善意の外国人にまで及ぶ可能性もある。
そこで本発明の目的は、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の債務管理支援方法は、情報処理装置が、複数のサービス事業者それぞれのシステムから、当該事業者における外国人顧客それぞれの情報を取得して記憶装置で保持し、前記取得した情報の間で所定の名寄せ処理を行うことで、外国人顧客それぞれの情報を特定する処理と、前記特定した情報のうち債権および債務に対応する情報を抽出し、外国人顧客それぞれに関して集計する処理と、前記集計の結果が示す債権によって当該外国人顧客の債務を精算する処理と、前記精算により特定される残債または余剰金の情報を出力する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の債務管理支援装置は、複数のサービス事業者それぞれのシステムから、当該事業者における外国人顧客それぞれの情報を保持する記憶装置と、前記取得した情報の間で所定の名寄せ処理を行うことで、外国人顧客それぞれの情報を特定する処理と、前記特定した情報のうち債権および債務に対応する情報を抽出し、外国人顧客それぞれに関して集計する処理と、前記集計の結果が示す債権によって当該外国人顧客の債務を精算する処理と、前記精算により特定される残債または余剰金の情報を出力する処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
本実施形態の債務管理支援装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態の債務管理支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の管理データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における債務管理支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における債務管理支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の債務管理支援装置100を含むネットワーク構成図である。図1に示す債務管理支援装置100は、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能とするコンピュータ装置である。
この債務管理支援装置100は、一例として、国内の金融機関のいずれか又はそうした金融機関から委託を受けた事業者等が運用するサーバ装置を想定できる。そのため、債務管理支援装置100は、複数の金融機関それぞれにおける勘定系20から、少なくとも外国人の顧客に関する口座情報を取得可能であるとする。この口座情報は、外国人の顧客の口座残高、取引履歴といった情報になり、管理データベース125に格納される。
また、債務管理支援装置100は、インターネットなどの適宜なネットワーク10を介して、顧客端末200および各サービス事業者のシステム300と通信可能に接続されている。勿論、こうしたネットワーク環境に関して債務管理支援装置100が求める適宜に
セキュアなものであれば、特にネットワークの種類を限定しない。
このうち顧客端末200は、上述の金融機関の顧客または顧客候補の外国人が保有する端末となる。より具体的には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、など情報処理端末を想定する。外国人は、この顧客端末200を介し、債務管理支援装置100と情報の授受を行う。
また、各サービス事業者のシステム300(以後、事業者システム)は、外国人にサービスを提供する事業者のシステムである。これら事業者としては、電気、ガス、水道といった主に生活に不可欠なインフラサービスの事業者、商品、サービスの購入に際して必要となる決済手段を提供するカード会社、電話やインターネット回線などを提供するネット事業者、などを一例として想定する。
こうした事業者システム300は、債務管理支援装置100に対し、顧客の債務やサービス利用状況の各情報を提供する。これら情報は、管理データベース125の格納情報となる。また、事業者システム300は、債務管理支援装置100による、外国人の債務精算処理に伴い、債務清算用の金員ないしその情報を受領しうることとなる。
<ハードウェア構成>
また、債務管理支援装置100のハードウェア構成は、図2に示すものとなる。すなわち、債務管理支援装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105を備えている。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
なお、本実施形態におけるプログラム102は、名寄せエンジン1021が含まれる。名寄せエンジン1021は、少なくとも一般的な名寄せ機能を備えたものであり、上述の事業者システム300のそれぞれから得られる外国人の情報を対象とし、それらの間で同一人物に関するものを特定し集約するものとなる。
一般的な名寄せ機能とは、複数の情報ソースから得られる、氏名、住所、電話番号、パスポート番号、在留カード番号、などの種々の情報を手がかりにして、同一人物、同一IDに関する情報を取り纏める機能である。そのため、名寄せエンジン1021は、特に図示等しないが、表記のブレを吸収するための類似語辞書、各国の人名、地名など固有名詞における表記ゆれを吸収する固有名詞用の類似語辞書、などを当然に備えている。
また、入力装置105は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける、キーボードやマウス、マイクなどの適宜な装置である。
また、出力装置106は、演算装置104での処理データの表示を行うディスプレイ、スピーカー等の適宜な装置である。
また、通信装置105は、ネットワーク1と接続して他装置との通信処理を担うネット
ワークインターフェイスカードである。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の債務管理支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、管理データベース125が少なくとも記憶されている。この管理データベース125の詳細については後述する。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の債務管理支援装置100が用いるデータ類について説明する。図3に、本実施形態における管理データベース125の一例を示す。管理データベース125は、債務管理支援装置100が、金融機関の勘定系20や、各サービス事業者の事業者システム300、或いは顧客端末200から取得した、外国人に関する情報を蓄積したテーブルである。ただし、債務管理支援装置100における名寄せエンジン1021により、外国人ごとに集約された形となっている。
そのデータ構造は、外国人を一意に特定する顧客IDをキーとして、当該外国人の国籍、氏名(ローマ字、カタカナ、漢字)、住所、在留資格、在留資格番号、在留期限、在籍先、保有する銀行口座、電気事業者との間の電気契約、ガス事業者との間のガス契約、通信回線事業者との間のネット契約、保有するクレジットカード、海外口座、債権合計、債務合計、残り債務、および送金予定額、といったデータから成るレコードの集合体である。
このうち、債権合計、債務合計、残り債務、および送金予定額、の各値は、債務管理支援装置100が算定した値である。債権合計は、例えば、当該外国人が保有する銀行口座の残高を集計することで算定できる。債務合計は、例えば、電気契約、ガス契約、ネット契約、およびクレジットカードにおける、未払い金額や残債額を集計することで算定できる。残り債務は、上述の債務合計から債権合計を差し引きして算定できる。また、送金予定額は、上述の債権合計から債務合計を差し引きして算定できる。
<フロー例:メインフロー>
以下、本実施形態における債務管理支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する債務管理支援方法に対応する各種動作は、債務管理支援装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は、本実施形態における債務管理支援方法のフロー例を示す図である。ここでは、ある外国人が顧客端末200を操作して債務管理支援装置100にアクセスし、債務管理支援方法に対応するサービスの登録要求を行ってきた状況を想定する。この外国人は、ある金融機関の顧客であり、また種々のサービス事業者によるサービスの契約者でもあるとする。
この場合、債務管理支援装置100は、上述の外国人の顧客端末200からエスクローサービス登録要求を受け付ける(s10)。エスクローサービスとは、上述のとおり債務管理支援方法に対応したサービスとなる。
続いて、債務管理支援装置100は、上述の外国人の顧客(以下、外国人顧客)に関して個別IDを生成し、これを例えばメモリ103に保持する(s11)。この個別IDは、管理データベース125における顧客IDであってもよいが、前提としては、当該外国人顧客に関して、金融機関や各種サービス事業者らが管理するIDを跨がった上位のID、である。
次に、債務管理支援装置100は、各サービス事業者の事業者システム300との間で、上述の外国人顧客の登録、利用情報の連携設定を実行する(s12)。この連携設定は、例えば、当該外国人顧客の氏名やIDを顧客端末200から得て、これを連携用のキーとして事業者システム300に通知し、当該キーに紐付く情報の定期的ないし随時の配信設定を要求するものとなる。
事業者システム300では、この要求を受けて、自身の顧客データベース等で管理している外国人顧客の情報に関してフラグを設定するなどし、一定期間経過ごとに、当該フラグの設定があるレコードの情報を顧客データベース等から抽出し、これを債務管理支援装置100に配信する。
また、債務管理支援装置100は、上述の連携設定に伴い、それぞれの事業者システム300から当該外国人顧客の情報を収集し、それらリソースの異なる情報の間で名寄せエンジン1021による名寄せ処理を実行し、この名寄せ処理を経て外国人顧客ごとに集約した情報を管理データベース125に格納する(s13)。
続いて、債務管理支援装置100は、s13で生成ないし更新された管理データベース125の格納情報に基づき、上述の外国人顧客に関して債権および債務の集計を行う(s14)。ここで集計した債権額および債務額は、管理データベース125における、「債権合計」、「債務合計」の各値となる。
また、債務管理支援装置100は、債務精算と余剰金算定を実行する(s15)。債務精算は、上述の債権合計で債務合計を消し込んで、管理データベース125における「残り債務」を算定する処理となる。また、余剰金算定は、債権合計から債務合計を差し引きし、管理データベース125における「送金予定額」を算定する処理となる。
上述の算定の結果、余剰金が発生する場合(s16:Y)、債務管理支援装置100は、さらにこの外国人顧客が(母国に)帰国済か判定する(s17)。帰国済か否か判定する具体的な手法としては、図5に基づき後述する。
この判定の結果、当該外国人顧客が未帰国であった場合(s17:N)、債務管理支援装置100は、処理をs14に戻す。
一方、上述の判定の結果、当該外国人顧客が帰国済であった場合(s17:Y)、債務管理支援装置100は、s15で算定している余剰金の送金処理を実行し(s18)、処理を終了する。この時、債務管理支援装置100は、当該外国人顧客に関して得た、債権合計、債務合計、過剰債務(残り債務)、および送金予定額といった値を示す情報(図6の画面1000)を、例えば、当該外国人顧客の顧客端末200に対して送信すると好適である。
なお、上述の余剰金の送金処理は、当該外国人顧客に関して予め得ている海外口座の情報に基づき、当該海外口座宛に実行される。
他方、上述のs16での判定の結果、余剰金が発生しない場合(s16:N)、債務管理支援装置100は、当該外国人顧客に残債、すなわち管理データベース125における「残り債務」があるか判定する(s19)。
この判定の結果、残債が存在しない場合(s19:N)、債務管理支援装置100は処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、残債が存在する場合(s19:Y)、債務管理支援装置100は、当該外国人顧客に関して帰国時アラートを設定し(s20)、処理を終了する。この帰国時アラートの設定は、例えば、管理データベース125において、当該外国人顧客のレコードに、予め定めたフラグを設定するといった処理で対応する。
また、上述の帰国時アラートは、当該外国人顧客に関して算定した残債の情報であって、当該外国人顧客に関する(負の)信用情報として、当該外国人顧客と契約を結んでいるサービス事業者それぞれの事業者システム300に通知(図7の画面1010)される。
<フロー例:帰国予兆検知>
ここで、外国人顧客の帰国に関して検知する処理について説明する。図5は、本実施形態の債務管理支援方法のフロー例を示す図である。このフローは、上述のフロー例におけるs17の判定に伴い実行されるものとする。
この場合、債務管理支援装置100は、管理データベース125から、当該外国人顧客における各サービスの利用状況の情報を取得する(s20)。この利用状況の情報とは、例えば、電気契約、ガス契約、ネット契約、クレジットカード、といったサービスやその契約に関する情報が示す、直近の所定期間における電気やガス、ネットの使用量、クレジットカードの使用頻度、といった情報が該当する。
続いて、債務管理支援装置100は、s20で得た情報に基づき、当該情報が当該外国人顧客による当該サービスの利用頻度ないし利用レベルを分析する(s21)。この分析は、例えば、電気やガス等の使用量が、直近1ヶ月の期間中、或る日を境に急減し、そのまま回復していない、といった状況を、当該使用量の時系列情報に基づき分析するものとなる。当然ながら、債務管理支援装置100は、こうした分析のためのエンジンを予め保持し利用可能であるものとする。
上述の分析の結果、サービスの利用頻度ないし利用レベルが所定の低下傾向を示す場合、当該外国人顧客の帰国予兆として検知する(s22)。
上述の検知の結果、帰国予兆ありとなった場合(s22:Y)、債務管理支援装置100は、上述のフローのs18に遷移し、本フローを終了する。
一方、上述の検知の結果、帰国予兆なしとなった場合(s22:N)、債務管理支援装置100は、上述の外国人顧客の顧客端末2000に対して、債務精算の指示通知(図8の画面1020参照)を行う(s24)。
また、債務管理支援装置100は、サービス事業者の事業者システム300に対し、当該外国人顧客の帰国予兆について通知(図9の画面1030参照)し(s25)、処理を終了する。
なお、債務管理支援装置100は、上述のように帰国予兆ありとなった場合に、当該外国人顧客に関して債権を持つ(言い換えると、外国人顧客が債務を抱えている)、サービス事業者の事業者システム300に対し、当該外国人顧客に関して債務の精算開始通知(図10の画面1040)を送信するとしてもよい。
このように、サービス事業者個別に、その顧客である外国人顧客の抱える債務の情報は、対応する事業者システム300から取得し、管理データベース125で格納されているものとする。
こうした運用を行うとすれば、サービス事業者としては、外国人顧客に対して持っているが従来なら負債化してしまう運命であった債権を、適宜に行使し自身のキャッシュフローに組み入れることが可能となる。
なお、残債を抱えたまま母国に帰国してしまった外国人顧客については、既に述べたように帰国時アラートが設定される。そのため、当該外国人顧客が再入国し、管理データベース125で情報を管理しているサービスの利用を再開した場合、債務管理支援装置100の管理データベース125には、新たな情報が事業者システム300から配信され格納されることになる。
よって、債務管理支援装置100は、こうした新たな情報の格納再開を管理データベース125に関して検知することで、当該外国人顧客が再入国したことを検知可能である。
その場合、債務管理支援装置100は、当該外国人顧客が再入国した旨について、サービス事業者の事業者システム300に通知(図11の画面1050参照)することになる。また、債務管理支援装置100は、当該外国人顧客の顧客端末200に対しては、当該外国人顧客の債務が或るサービス事業者に関して残ったままであり、その精算が必要である旨を通知(図12の画面1060参照)するとしても更に好適である。
この通知を受けた外国人顧客は、それと気付かずに債務を残して帰国してしまったことを明確に認識し、以後の精算を含め誠実な行動に拍車がかかる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。またこのことは、事業者における、外国人向け事業の意欲や事業性を高める効果も期待される。また、善良な外国人にとって、帰国に伴う(意図しない)債務放置を的確に回避し、適宜な精算も可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の債務管理支援方法において、前記情報処理装置が、前記特定した余剰金を、当該外国人顧客に関して予め情報を保持する海外口座に宛てて送金する処理をさらに実行する、としてもよい。
これによれば、外国人らは、本来なら受け取れるはずだが、従来技術では受け取りが難しかった金員を効率良くかつ的確に受領することができる。ひいては、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
また、本実施形態の債務管理支援方法において、前記情報処理装置が、前記余剰金の送金を、当該外国人顧客の帰国事実を検知ないし推定した以降に実行する、としてもよい。
これによれば、外国人顧客が、自らの帰国前に余剰金を受領する動作を行う可能性を踏まえ、こうした事態を回避して余剰金の支払いを確実なものとできる。ひいては、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
また、本実施形態の債務管理支援方法において、前記情報処理装置が、前記残債の情報を、当該外国人顧客に関する信用情報として、前記サービス事業者それぞれのシステムに通知する処理をさらに実行する、としてもよい。
これによれば、外国人顧客における残債の状況を、各サービス事業者らに周知させられる。ひいては、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
また、本実施形態の債務管理支援方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置で保持する、外国人顧客それぞれの情報のうち、前記サービス事業者におけるサービス利用状況に関する情報を抽出し、前記抽出した情報が当該外国人顧客による当該サービスの利用頻度ないし利用レベルの低下傾向を示す場合、当該外国人顧客の帰国予兆として検知する処理と、前記検知の結果に基づき、当該外国人顧客の端末に対して債務精算の指示通知を行う処理と、をさらに実行するとしてもよい。
これによれば、帰国検知を効率的に行うことを可能とする。ひいては、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
また、本実施形態の債務管理支援方法において、前記情報処理装置が、前記検知の結果に基づき、前記サービス事業者のシステムに対し、前記外国人顧客の帰国予兆について通知する処理、をさらに実行するとしてもよい。
これによれば、サービス事業者から見て信頼性低めの外国人顧客について、その帰国前に未払い金などの精算を図ることを可能にした。ひいては、外国人に関する債権回収リスクを効果的に低減可能となる。
10 ネットワーク
20 勘定系
100 債務管理支援装置
101 記憶装置
102 プログラム
1021 名寄せエンジン
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 管理データベース
200 顧客端末
300 事業者システム

Claims (7)

  1. 情報処理装置が、
    複数のサービス事業者それぞれのシステムから、当該事業者における外国人顧客それぞれの情報を取得して記憶装置で保持し、
    前記取得した情報の間で所定の名寄せ処理を行うことで、外国人顧客それぞれの情報を特定する処理と、
    前記特定した情報のうち債権および債務に対応する情報を抽出し、外国人顧客それぞれに関して集計する処理と、
    前記集計の結果が示す債権によって当該外国人顧客の債務を精算する処理と、
    前記精算により特定される残債または余剰金の情報を出力する処理と、
    を実行する債務管理支援方法。
  2. 前記情報処理装置が、
    前記特定した余剰金を、当該外国人顧客に関して予め情報を保持する海外口座に宛てて送金する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の債務管理支援方法。
  3. 前記情報処理装置が、
    前記余剰金の送金を、当該外国人顧客の帰国事実を検知ないし推定した以降に実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の債務管理支援方法。
  4. 前記情報処理装置が、
    前記残債の情報を、当該外国人顧客に関する信用情報として、前記サービス事業者それぞれのシステムに通知する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の債務管理支援方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置で保持する、外国人顧客それぞれの情報のうち、前記サービス事業者におけるサービス利用状況に関する情報を抽出し、前記抽出した情報が当該外国人顧客による当該サービスの利用頻度ないし利用レベルの低下傾向を示す場合、当該外国人顧客の帰国予兆として検知する処理と、
    前記検知の結果に基づき、当該外国人顧客の端末に対して債務精算の指示通知を行う処理と、
    をさらに実行する請求項1に記載の債務管理支援方法。
  6. 前記情報処理装置が、
    前記検知の結果に基づき、前記サービス事業者のシステムに対し、前記外国人顧客の帰国予兆について通知する処理、
    をさらに実行する請求項5に記載の債務管理支援方法。
  7. 複数のサービス事業者それぞれのシステムから、当該事業者における外国人顧客それぞれの情報を取得して保持する記憶装置と、
    前記取得した情報の間で所定の名寄せ処理を行うことで、外国人顧客それぞれの情報を特定する処理と、前記特定した情報のうち債権および債務に対応する情報を抽出し、外国人顧客それぞれに関して集計する処理と、前記集計の結果が示す債権によって当該外国人顧客の債務を精算する処理と、前記精算により特定される残債または余剰金の情報を出力する処理を実行する演算装置と、
    を備える債務管理支援装置。
JP2020169927A 2020-10-07 2020-10-07 債務管理支援方法および債務管理支援装置 Active JP7365990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020169927A JP7365990B2 (ja) 2020-10-07 2020-10-07 債務管理支援方法および債務管理支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020169927A JP7365990B2 (ja) 2020-10-07 2020-10-07 債務管理支援方法および債務管理支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022061781A true JP2022061781A (ja) 2022-04-19
JP7365990B2 JP7365990B2 (ja) 2023-10-20

Family

ID=81210530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020169927A Active JP7365990B2 (ja) 2020-10-07 2020-10-07 債務管理支援方法および債務管理支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7365990B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085269A (ja) 2004-09-14 2006-03-30 Hitachi Information Systems Ltd 外国人統合管理システム及び外国人統合管理方法
JP2006235795A (ja) 2005-02-23 2006-09-07 Nec Corp 債権入金照合システムおよび方法ならびに管理サーバおよびそのプログラム
KR100778944B1 (ko) 2007-04-25 2007-11-22 이은복 금융거래방법과 금융거래시스템
KR20090002101A (ko) 2007-06-05 2009-01-09 주식회사 신한은행 지급보증을 통한 매출채권 처리 방법 및 시스템과 이를위한 프로그램 기록매체
JP6722345B2 (ja) 2017-03-07 2020-07-15 株式会社日立製作所 予兆検知装置及び予兆検知方法
WO2019026667A1 (ja) 2017-07-31 2019-02-07 日本電気株式会社 信用情報提供サーバ装置、信用情報提供システム、信用情報提供方法及び記録媒体
JP6720261B2 (ja) 2018-09-20 2020-07-08 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 チャージ管理システムおよびキャッシュレスチャージ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7365990B2 (ja) 2023-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8725637B2 (en) Methods and systems for generating invoices
US20170364890A1 (en) System and method of payment of merchants on behalf of payment card system transaction acquirers
US20100250415A1 (en) Systems, methods and machine-readable mediums for managing commitments and account receivables
US20130073462A1 (en) Processing a Payment Transaction From a Mobile Device
US9652753B2 (en) Automated detection and migration of automated transactions
KR20130005940A (ko) 경비처리절차 관리/감사 시스템
US20120173330A1 (en) Personalized Financial Planning Based on Transactional History
US20180204288A1 (en) Cash Flow Management System
US20150348081A1 (en) System and method for managing deposit account rewards based on customizable payment card transaction details
KR101500832B1 (ko) 원천징수 대행 방법 및 이를 실행하는 시스템
JP7365990B2 (ja) 債務管理支援方法および債務管理支援装置
JP2023033054A (ja) プログラム、システムおよび方法
KR20090063805A (ko) 불법 금융 거래 정보를 관리하고 혐의 거래의 확인과보고서 작성 및 등록을 통합적으로 수행하는 방법 및시스템
CN113034258A (zh) 一种税务数据处理方法、装置、电子设备及存储介质
KR20220119919A (ko) 간편 세금 납부 서비스를 제공하는 서버, 시스템, 및 컴퓨터 프로그램
US10346587B2 (en) Patient/member reconciled billing and explanation of benefit statements with provider prompt pay
JP4969035B2 (ja) 保険事業運営システム
CN112163846A (zh) 基于区块链的支付方案确定方法及装置、***
CN111429251A (zh) 多模式下数据处理的方法和装置
CN206039619U (zh) 一种支付开放***
KR102465890B1 (ko) 결제 내역을 관리하기 위한 장치, 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP6878510B2 (ja) 決済システムおよび決済方法
KR102140590B1 (ko) 인터넷 클라우드 보증 중개 시스템
US20130173328A1 (en) Computerized system and method for managing injection of resources into a flow of multiple resource utilization events
CN116797184A (zh) 一种财务业务一体化资金管理***

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7365990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150