JP2022057146A - 駆動装置 - Google Patents

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Shinichiro Haneishi
一成 小久保
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Abstract

【課題】スイッチング素子の端子電位の振動が生じた場合でもスイッチング素子を安定的に動作させ得る駆動装置を提供する。【解決手段】駆動装置20は、駆動回路20Aと電源路20Bとを備える。電源路20Bは、スイッチング素子10のソース電位を基準としソース電位よりも高い電位である電源電位を生じさせるブートストラップ回路を備える。駆動回路20Aは、第1指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子10のゲートソース間の電位差が閾値未満となるように第1電圧信号をゲートに出力する。駆動回路20Aは、第2指示信号が与えられた場合に上記電位差が閾値以上となるように第2電圧信号をゲートに出力する。第1電圧信号は、基準となるソース電位に基づいて定まる電圧の信号であり、第2電圧信号は、基準となるソース電位および上記電源電位に基づいて定まる電圧の信号である。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置に関する。
特許文献1には、負荷駆動装置の一例が開示されている。特許文献1に開示される負荷駆動装置は、MOSFET、電流検出部、コンパレータ、制御回路、閾値設定部などを備え、MOSFETの下流側に設けられた負荷を駆動する。特許文献1の技術では、MOSFFETが配置される配線のインダクタンスを考慮して、バッテリ電圧の変動を想定している。
特開2017-152923号公報
ところで、導電路に設けられたスイッチング素子を駆動する駆動装置では、導電路での電圧の変動に起因するスイッチング素子の端子電圧の振動により、スイッチング素子が誤動作する懸念がある。
例えば、図7に開示される負荷駆動装置101は、電源120からの電力が供給される電力路にMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)106が設けられたものである。図7の負荷駆動装置101は、駆動回路102によってMOSFET106にPWM信号を与え、MOSFET106をオンオフさせるように動作する。また、図7の負荷駆動装置101では、MOSFET106が設けられた導電路にコンデンサ104(例えばスナバ回路の要素として機能するコンデンサ)が設けられている。抵抗110は、例えばシャント抵抗として機能する抵抗である。この回路では、部品間の配線や部品のリード端子に基づく寄生インダクタンスが存在し、この寄生インダクタンスとコンデンサとによって共振電流が発生する。なお、図7では、寄生インダクタンスが符号108によって概念的に示される。このような共振電流が発生すると、MOSFET106の一端の電位(図7であればMOSFET106のソース電位)が振動し、MOSFET106の誤点弧等の不具合が生じる懸念がある。
なお、図7で開示される回路はあくまで想定の一例であり、その他の回路でも、スイッチング素子の端子において電圧信号が生じる場合があり、そのようなものでは、図7の場合と同様の問題が想定される。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、スイッチング素子の端子電位の振動が生じた場合でもスイッチング素子を安定的に動作させ得る駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一つである駆動装置は、
第1端子と第2端子と第3端子とを備え、前記第2端子と前記第3端子の電位差が閾値以上である場合に前記第1端子と前記第2端子との間が導通状態となり、前記電位差が前記閾値未満である場合に前記第1端子と前記第2端子との間が遮断状態となる、スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
前記第2端子の電位を基準とし前記第2端子よりも高い電位である電源電位を生じさせるブートストラップ回路を備える電源路と、
自身の外部から第1指示信号が与えられた場合に、前記電位差が前記閾値未満となるように第1電圧信号を前記第3端子に出力し、自身の外部から前記第1指示信号とは異なる第2指示信号が与えられた場合に、前記電位差が前記閾値以上となるように第2電圧信号を前記第3端子に出力する駆動回路と、
を有し、
前記第1電圧信号は、基準となる前記第2端子の電位に基づいて定まる電圧の信号であり、
前記第2電圧信号は、基準となる前記第2端子の電位および前記電源電位に基づいて定まる電圧の信号である。
上記の駆動装置は、駆動回路に第1指示信号が与えられた場合、駆動回路は、第1電圧信号を第3端子に出力する。第1電圧信号は、電圧(第2端子を基準とする電圧)が閾値未満の電圧信号であるため、スイッチング素子を遮断状態にすることができる。しかも、第1電圧信号は、第2端子の電位に基づいて定まる電圧信号であるため、第2端子の電位が振動しても、この振動に追従して第1電圧信号の電圧(第2端子を基準とする電圧)が閾値未満で維持されやすい。よって、上記の駆動装置は、第1指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子を安定的に遮断状態にすることができる。更に、上記の駆動装置は、駆動回路に第2指示信号が与えられた場合、駆動回路は、第2電圧信号を第3端子に出力する。第2電圧信号は、電圧(第2端子を基準とする電圧)が閾値以上の電圧信号であるため、スイッチング素子を導通状態にすることができる。しかも、第2電圧信号は、第2端子の電位および電源電位に基づいて定まる電圧信号であり、電源電位は、ブートストラップ回路によって第2端子の電位を基準として設定される電位であるため、第2端子の電位が振動しても、この振動に追従して第2電圧信号の電圧(第2端子を基準とする電圧)が閾値以上で維持されやすい。よって、上記の駆動装置は、第2指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子を安定的に導通状態にすることができる。
上記の駆動装置において、上記駆動回路は、上記第1指示信号及び上記第2指示信号が入力される入力回路と、上記入力回路から信号を受けて動作し、上記第1電圧信号及び上記第2電圧信号を出力する出力回路と、を備えていてもよい。そして、上記入力回路は、上記電源路に電気的に接続される第1抵抗と、第1制御端子を有するとともに上記電源路とグラウンドとの間において上記第1抵抗と直列に接続される第1トランジスタと、を具備していてもよい。そして、上記第1指示信号及び上記第2指示信号は、上記グラウンドを基準とする電圧の信号であってもよい。そして、上記入力回路に上記第1指示信号が入力されることに応じて上記第1制御端子と上記グラウンドとの間に上記第1指示信号に基づく電圧が印加され、上記入力回路に上記第2指示信号が入力されることに応じて上記第1制御端子と上記グラウンドとの間に上記第2指示信号に基づく電圧が印加される構成であってもよい。更に、上記第1トランジスタは、上記第1指示信号に応じて上記第1制御端子と上記グラウンドとの間に印加される電圧が所定電圧よりも低い場合にオフ状態となり、上記第2指示信号に応じて上記第1制御端子と上記グラウンドとの間に印加される電圧が上記所定電圧以上の場合にオン状態となる構成であってもよい。そして、上記入力回路は、上記第1トランジスタがオフ状態である場合には上記電源電位に基づく第3電圧信号を出力し、上記第1トランジスタがオン状態である場合には上記グラウンドの電位に基づく第4電圧信号を出力する構成であってもよい。そして、上記出力回路は、上記入力回路から上記第3電圧信号が出力される場合に上記第1電圧信号を出力し、上記入力回路から上記第4電圧信号が出力される場合に上記第2電圧信号を出力する構成であってもよい。
上記の駆動装置では、グラウンドの電位を基準として入力回路を動作させることができる。具体的には、入力回路は、グラウンドを基準とする電圧の信号によって第1トランジスタをオンオフすることができ、第1指示信号及び第2指示信号がグラウンド基準の信号である場合に、第1指示信号に応じた第3電圧信号及び第2指示信号に応じた第4電圧信号をより正確に出力することができる。
上記の駆動装置において、上記出力回路は、反転回路と、プッシュプル回路と、を具備していてもよい。そして、上記反転回路は、上記第3電圧信号及び上記第4電圧信号に応じた信号が入力される第2制御端子を有するとともに上記電源路に電気的に接続される第2トランジスタと、上記第2トランジスタと上記第2端子との間において上記第2トランジスタと直列に接続される第2抵抗と、を含んでいてもよい。更に、上記第2トランジスタは、上記第3電圧信号に応じた信号が上記第2制御端子に入力されることに応じてオフ状態となり、上記第4電圧信号に応じた信号が上記第2制御端子に入力されることに応じてオン状態となる構成であってもよい。そして、上記反転回路は、上記第2トランジスタがオフ状態である場合には上記第2端子の電位に基づく第5電圧信号を出力し、上記第2トランジスタがオン状態である場合には上記電源電位に基づく第6電圧信号を出力する構成であってもよい。そして、上記プッシュプル回路は、上記電源路と上記第2端子との間に接続され、上記反転回路が上記第5電圧信号を出力する場合に上記第1電圧信号を出力し、上記反転回路が上記第6電圧信号を出力する場合に上記第2電圧信号を出力する構成であってもよい。
上記の駆動装置では、反転回路は、グラウンド基準として動作する入力回路の信号を反転させるように動作することができる。そして、反転した信号は、第2端子の電位に基づくローレベル信号(第5電圧信号)又は電源電位に基づくハイレベル信号(第6電圧信号)となる。そして、このようなローレベル信号(第5電圧信号)とハイレベル信号(第6電圧信号)とによって、電源路と第2端子との間に接続されたプッシュプル回路を正確に動作させることができる。この構成によれば、電源路や第2端子において電位が振動しても、プッシュプル回路は、第2端子の電位に基づくローレベル信号(第1電圧信号)及び電源電位に基づくハイレベル信号(第2電圧信号)をより正確に出力することができる。
本発明によれば、スイッチング素子の端子電位の振動が生じた場合でもスイッチング素子を安定的に動作させ得る駆動装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る駆動装置が適用される負荷駆動装置を例示する回路図である。 図2は、第1実施形態に係る駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションにおける、入力信号の電圧、第1トランジスタのベースエミッタ間電圧、コレクタエミッタ間電圧の変化を示すグラフである。 図3は、第1実施形態に係る駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションにおける、ソース電位の変化を示すグラフである。 図4は、第1実施形態に係る駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションにおける、電源電位の変化を示すグラフである。 図5は、第1実施形態に係る駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションにおける、ソース電位及び出力信号の電圧の変化を示すグラフである。 図6は、第1実施形態に係る駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションにおける、入力信号及び出力信号の1つのパルスに着目したグラフである。 図7は、比較例の負荷駆動装置を例示する回路図である。
<第1実施形態>
1.負荷駆動装置
図1に示される負荷駆動装置1は、負荷を駆動する装置である。負荷駆動装置1は、主に、電源部4、ドライバ回路6、トランス8、スイッチング素子10、コンデンサ12、駆動装置20などを備える。駆動対象の負荷の種類は特に限定されない。以下で説明される代表例では、導電路14に、トランス8の一次側のコイルが電気的に接続され、トランス8の二次側のコイルに、図示されていない負荷が電気的に接続される。負荷は、例えばプラズマ発生装置である。この例では、負荷駆動装置1は、プラズマ発生装置を駆動する駆動装置として機能する。
電源部4は、公知の電池によって構成されていてもよく、その他の直流電源によって構成されていてもよい。電源部4は、自身の高電位側の端子に電気的に接続された導電路とグラウンドとの電位差が所定値となるように直流電圧を出力する。なお、以下の説明では、「電圧」とは、特に限定がない限り、グラウンドを基準とする電圧を意味し、グラウンドとの電位差を意味する。
ドライバ回路6は、コンデンサ12及びトランス8と電源部4との間を導通状態と非導通状態とに切り替え得る駆動回路である。例えば、ドライバ回路6が導通動作を行っているときには、電源部4からの電力に基づいてコンデンサ12及びトランス8に対して電流が流れ得る。
コンデンサ12は、スナバコンデンサとして機能し、トランス8に対して並列に接続される。トランス8は、例えば、第1コイルと第2コイルとが磁気結合した公知のトランスであり、コンデンサ12に対して第1コイルが並列に接続されている。
図1のように、導電路14は、コンデンサ12とグラウンドとの間の導電路である。導電路14のうち、コンデンサ12とスイッチング素子10との間に接続される導電路が導電路14Aである。導電路14のうち、スイッチング素子10とグラウンドとの間に接続される導電路が導電路14Bである。なお、導電路14Bにおいてスイッチング素子10とグラウンドとの間には、抵抗2が介在する。抵抗2は、例えば、電流をモニタするためのシャント抵抗として機能する。
図1のように、スイッチング素子10は、導電路14に介在し、導電路14の通電を許容する許容状態(通電状態)と導電路14の通電を遮断する遮断状態とに切り替わる素子である。スイッチング素子10がオン状態のときには、導電路14及びスイッチング素子10を介してグラウンド側へ電流が流れることが許容される。スイッチング素子10がオフ状態のときには、導電路14及びスイッチング素子10を介してグラウンド側へ電流が流れることが遮断される。スイッチング素子10は、駆動装置20からオン信号が与えられているときにオン状態になる。スイッチング素子10は、駆動装置20からオフ信号が与えられているときにオフ状態になる。
図1の例では、スイッチング素子10は、Nチャネル型のMOSFETによって構成されている。スイッチング素子10のドレインは第1端子の一例に相当する。スイッチング素子10のソースは第2端子の一例に相当する。スイッチング素子10のゲートは第3端子の一例に相当する。スイッチング素子10は、ゲートとソースの電位差が閾値以上である場合にドレインとソースの間が導通状態となり、ドレイン側からソース側に電流が流れる。スイッチング素子10は、ゲートとソースの電位差が閾値未満である場合にドレインとソースの間が遮断状態となり、ドレイン側からソース側に電流が流れない。
2.駆動装置の構成
次の説明は、駆動装置20の構成に関する。
駆動装置20は、信号線18を介して外部からハイレベル電圧の信号及びローレベル電圧の信号が入力される。以下で説明される代表例の負荷駆動装置1では、図示されていない信号出力回路が設けられ、この信号出力回路から信号線18を介してPWM信号が入力される構成をなす。信号線18を介して伝送されるPWM信号のうちのローレベル電圧の信号が第1指示信号の一例に相当し、ハイレベル電圧の信号が第2指示信号の一例に相当する。第1指示信号のローレベル電圧は、後述される第1トランジスタ32をオフ状態にする電圧である。第2指示信号のハイレベル電圧は、第1トランジスタ32をオン状態にする電圧である。
駆動装置20は、自身の外部から信号線18を介して上記第1指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子10のゲートソース間の電位差を閾値未満とするローレベル電圧の第1電圧信号をスイッチング素子10のゲートに出力する。駆動装置20は、自身の外部から信号線18を介して上記第2指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子10のゲートソース間の電位差を上記閾値以上とするハイレベル電圧の第2電圧信号をスイッチング素子10のゲートに出力する。このように、信号線18を介して伝送される上記第1指示信号は、スイッチング素子10のオフを指示する信号である。信号線18を介して伝送される上記第2指示信号は、スイッチング素子10のオンを指示する信号である。なお、上記閾値は、スイッチング素子10のゲートソース間の電位差が、当該閾値未満の場合にスイッチング素子10がオフ状態となり、当該閾値以上の場合にスイッチング素子10がオン状態となる値である。
駆動装置20は、主に、駆動回路20Aと電源路20Bとを備える。駆動回路20Aは、入力回路30及び出力回路40を備える。
電源路20Bは、電源線76に電源電圧を生じさせる回路である。電源路20Bは、主に、ダイオード72とコンデンサ74とを有する。ダイオード72は、ブートストラップダイオードであり、ブートストラップ回路の要素をなす。ダイオード72は、アノードが電源線16に電気的に接続され、カソードが電源線76に電気的に接続される。電源線16には、駆動装置20の外部に設けられた外部電源より直流の電源電圧Vddが印加される。コンデンサ74は、ブートストラップコンデンサであり、電源路20Bにおいてブートストラップ回路の要素をなす。このブートストラップ回路は、スイッチング素子10のソース電位(第2端子の電位)を基準とし、ソースよりも高い電位である電源電位を電源線76に生じさせる回路である。コンデンサ74は、一方の電極が電源線76に電気的に接続され、他方の電極がスイッチング素子10のソースに電気的に接続される。電源路20Bでは、電源線76の電位がスイッチング素子10のソース電位に対してコンデンサ74の両端電圧の分だけ上昇する。
駆動回路20Aのうちの入力回路30は、上述の第1指示信号及び上述の第2指示信号が入力される回路である。入力回路30は、抵抗31、34、38、トランジスタ32、コンデンサ36を備える。
抵抗31は、第1抵抗の一例に相当する。抵抗31は、一端が電源路20Bのうちの電源線76に電気的に接続されて電源線76と同電位とされる。抵抗31の他端は、トランジスタ32のコレクタに電気的に接続されて当該コレクタと同電位とされる。
トランジスタ32は、第1トランジスタの一例に相当する。トランジスタ32は、NPN型のバイポーラトランジスタとして構成される。トランジスタ32のベースは、第1制御端子の一例に相当する。トランジスタ32のエミッタは、グラウンドに電気的に接続されてグラウンドと同電位とされる。抵抗38の一端はトランジスタ32のベースに電気的に接続されて当該ベースと同電位とされる。抵抗38の他端はグラウンドに電気的に接続されてグラウンドと同電位とされる。トランジスタ32は、エミッタ接地回路を構成する。トランジスタ32は、電源線76とグラウンドとの間において抵抗31と直列に接続される。抵抗34及びコンデンサ36は、信号線18とトランジスタ32のベースとの間に並列に接続される。
入力回路30において、抵抗31の他端とトランジスタ32のコレクタとの間には、信号線22が電気的に接続される。信号線22は、抵抗31の他端及びトランジスタ32のコレクタと同電位とされる導電路である。
出力回路40は、入力回路30から信号を受けて動作し、上述の第1電圧信号及び第2電圧信号を出力する回路である。出力回路40は、入力回路30から信号線22を介して上記第3電圧信号が出力される場合に上記第1電圧信号を出力し、上記入力回路30から信号線22を介して上記第4電圧信号が出力される場合に上記第2電圧信号を出力する。出力回路40は、反転回路41とプッシュプル回路60とを具備する。
反転回路41は、トランジスタ42、抵抗44,48、コンデンサ46を備える。トランジスタ42は、第2トランジスタの一例に相当する。トランジスタ42は、PNP型のバイポーラトランジスタとして構成される。トランジスタ42のベースは、第2制御端子の一例に相当する。トランジスタ42のベースは、上述の第3電圧信号及び第4電圧信号に応じた信号が入力される端子である。トランジスタ42のエミッタは、電源線76に電気的に接続されて電源線76と同電位とされる。トランジスタ42のコレクタは、抵抗48の一端に電気的に接続されて、抵抗48の一端と同電位とされる。抵抗48は、第2抵抗の一例に相当する。抵抗48の他端はスイッチング素子10のソースに電気的に接続され、スイッチング素子10のソースと同電位とされる。抵抗48は、トランジスタ42のコレクタとスイッチング素子10のソースとの間においてトランジスタ42と直列に接続される。抵抗44及びコンデンサ46は、信号線22とトランジスタ42のベースとの間に並列に接続される。
プッシュプル回路60は、電源路20Bにおける電源線76とスイッチング素子10のソースとの間に接続される。プッシュプル回路60は、トランジスタ62,64、抵抗54、コンデンサ56、ダイオード82,84、抵抗86,88を備える。トランジスタ62は、NPN型のバイポーラトランジスタである。トランジスタ62のコレクタは電源線76に電気的に接続され、電源線76と同電位とされる。トランジスタ64は、PNP型のバイポーラトランジスタである。トランジスタ64のコレクタはスイッチング素子10のソースに電気的に接続され、このソースと同電位とされる。トランジスタ62,64のそれぞれのエミッタは、信号線26に電気的に接続され、信号線26と同電位とされる。抵抗54及びコンデンサ56は、信号線24とトランジスタ62,64のそれぞれのベースとの間に並列に接続される。
ダイオード82は、アノードが信号線26に電気的に接続されて信号線26と同電位とされ、カソードが電源線76に電気的に接続されて電源線76と同電位とされる。ダイオード84は、アノードがスイッチング素子10のソースに電気的に接続されてこのソースと同電位とされ、カソードが信号線26に電気的に接続されてこの信号線26と同電位とされる。抵抗88の一端は、信号線26に電気的に接続されてこの信号線26と同電位とされ、抵抗88の他端は、スイッチング素子10のソースに電気的に接続されてこのソースと同電位とされる。抵抗86の一端は、信号線26に電気的に接続されてこの信号線26と同電位とされ、抵抗86の他端は、スイッチング素子10のゲートに電気的に接続されてこのゲートと同電位とされる。
3.駆動装置の動作
次の説明は、駆動装置20の動作に関する。
駆動装置20において、信号線18を介して与えられる第1指示信号及び第2指示信号は、グラウンドを基準とする電圧の信号である。第1指示信号は、第1トランジスタ32をオフ状態にする電圧の信号であり、当該第1指示信号が信号線18に与えられた場合に、トランジスタ32のベースとグラウンドとの電位差を「トランジスタ32をオフ状態に維持する電位差」とする信号である。以下の代表例では、第1指示信号は、グラウンドを基準とする電圧が第2指示信号よりも低い値(例えば0V)のグラウンド電圧(ローレベル電圧)の信号である。第2指示信号は、第1トランジスタ32をオン状態にする電圧の信号であり、当該第2指示信号が信号線18に与えられた場合に、トランジスタ32のベースとグラウンドとの電位差を「トランジスタ32をオン状態に維持する電位差」とする信号である。以下の代表例では、第2指示信号は、グラウンドを基準とする電圧が第1指示信号よりも高い値(例えば5V)のハイレベル電圧の信号である。
駆動装置20では、入力回路30に対して信号線18を介して第1指示信号が入力されることに応じてトランジスタ32のベースとグラウンドとの間に第1指示信号に基づく電圧が印加される。駆動装置20では、入力回路30に対して第2指示信号が入力されることに応じてトランジスタ32のベースとグラウンドとの間に第2指示信号に基づく電圧が印加される。トランジスタ32は、信号線18に第1指示信号が与えられた場合にオフ状態となり、信号線18に第2指示信号が与えられた場合にオン状態となる。
入力回路30は、トランジスタ32がオフ状態である場合には、信号線22の電位を電源電位(電源線76の電位)と同程度のハイレベル電位とし、信号線22を介して上記電源電位に基づく第3電圧信号を出力する。つまり、入力回路30は、信号線18を介して第1指示信号が入力された場合に信号線22に対し第3電圧信号を出力する。第3電圧信号は、電源線76の電位と同等の電位のハイレベル信号である。
入力回路30は、トランジスタ32がオン状態である場合には、信号線22の電位をグラウンド電位と同程度のローレベル電位とし、信号線22を介してグラウンド電位に基づく上記第4電圧信号を出力する。つまり、入力回路30は、信号線18を介して第2指示信号が入力された場合に信号線22に対し第4電圧信号を出力する。第4電圧信号は、グラウンド電位に近い電位(実質的に同等の電位)のローレベル信号である。
信号線22を介して第3電圧信号が出力される場合、第3電圧信号に応じた信号がトランジスタ42のベースに入力され、トランジスタ42はオフ状態となる。「第3電圧信号に応じた信号」は、電源線76の電位を基準とする電圧の信号であり、第3電圧信号が出力される場合にトランジスタ42のベースに入力される信号であり、トランジスタ42をオフ状態にする信号である。信号線22を介して第4電圧信号が出力される場合、第4電圧信号に応じた信号がトランジスタ42のベースに入力され、トランジスタ42はオン状態となる。「第4電圧信号に応じた信号」は、グラウンド電位を基準とする電圧の信号であり、第4電圧信号が出力される場合にトランジスタ42のベースに入力される信号であり、トランジスタ42をオン状態にする信号である。
反転回路41は、入力回路30から信号線22を介して第3電圧信号が出力された場合にトランジスタ42がオフ状態となり、信号線24に対し第5電圧信号を出力する。反転回路41は、入力回路30から信号線22を介して第4電圧信号が出力された場合にトランジスタ42がオン状態となり、信号線24に対し第6電圧信号を出力する。第5電圧信号は、スイッチング素子10のソース電位と同等のローレベル信号である。第6電圧信号は、電源線76の電位に近い電位(実質的に同等の電位)のハイレベル信号である。
反転回路41から信号線24に対して第5電圧信号(ローレベル信号)が出力された場合、トランジスタ62がオフ状態となり、トランジスタ64がオン状態となる。従って、信号線26の電位は、スイッチング素子10のソース電位と同程度のローレベル電位となり、スイッチング素子10のゲート電位もソース電位と同程度のローレベル電位となる。反転回路41から信号線24に対して第6電圧信号(ハイレベル信号)が出力された場合、トランジスタ62がオン状態となり、トランジスタ64がオフ状態となる。従って、信号線26の電位は、電源線76の電位(電源電位)と同程度のハイレベル電位となり、スイッチング素子10のゲート電位も電源線76の電位と同程度のローレベル電位となる。
プッシュプル回路60は、反転回路41が第5電圧信号(ローレベル信号)を出力する場合に第1電圧信号(ローレベル電圧の信号)をスイッチング素子10のゲートに出力する。第1電圧信号は、スイッチング素子10のソース電位を基準として定まる電圧の信号であり、スイッチング素子10のソース電位に近い電位(実質的に同等の電位)のローレベル信号である。従って、第1電圧信号の出力中(即ち、第1指示信号の入力中)にスイッチング素子10のソース電位が振動しても、スイッチング素子10はオフ状態で安定的に維持される。
プッシュプル回路60は、反転回路41が第6電圧信号(ハイレベル信号)を出力する場合に第2電圧信号(ハイレベル電圧の信号)をスイッチング素子10のゲートに出力する。第2電圧信号は、スイッチング素子10のソース電位を基準として定まる電圧の信号であって電源電位(電源線76の電位)に基づいて定まる電圧の信号であり、電源線76の電位に近い電位(実質的に同等の電位)のハイレベル信号である。この構成では、第2電圧信号の出力中(即ち、第2指示信号の入力中)にスイッチング素子10のソース電位が振動しても、電源線76の電位はソース電位よりも一定程度高いレベルで維持されるようにソース電位の振動に対応して振動する。よって、スイッチング素子10はオン状態で安定的に維持される。
4.効果の例
駆動装置20は、駆動回路20Aに第1指示信号が与えられた場合、第1電圧信号をスイッチング素子10のゲートに出力するように動作する。この第1電圧信号は、スイッチング素子10のソースを基準とする電圧が閾値(スイッチング素子10がオン状態に切り替わる閾値)未満となる電圧信号であるため、スイッチング素子10を確実に遮断することができる。しかも、第1電圧信号は、スイッチング素子10のソース電位に基づいて定まる電圧信号であり、ソース電位が振動しても、この振動に追従して第1電圧信号の電圧(ソースを基準とする電圧)が上記閾値未満で維持されやすい。よって、駆動装置20は、第1指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子10を安定的に遮断状態にすることができる。更に、駆動装置20は、駆動回路20Aに第2指示信号が与えられた場合、第2電圧信号を上記ゲートに出力するように動作する。第2電圧信号は、スイッチング素子10のソース電位を基準として定まる電圧の信号であり、具体的にはスイッチング素子10のソースを基準とする電圧が上記閾値以上の電圧信号であるため、スイッチング素子10を確実に導通状態にすることができる。しかも、第2電圧信号は、電源電位(電源線76の電位)に基づいて定まる電圧信号であり、電源電位は、ブートストラップ回路によってスイッチング素子10のソース電位を基準として設定される電位となっている。従って、スイッチング素子10のソース電位が振動しても、この振動に追従して第2電圧信号の電圧(上記ソースを基準とする電圧)が上記閾値以上で維持されやすい。よって、駆動装置20は、第2指示信号が与えられた場合に、スイッチング素子10を安定的に導通状態にすることができる。
駆動装置20では、グラウンドの電位を基準として入力回路30を動作させることができる。具体的には、入力回路30は、グラウンドを基準とする電圧の信号によってトランジスタ32をオンオフすることができ、第1指示信号及び第2指示信号がグラウンド基準の信号である場合に、第1指示信号に応じた第3電圧信号及び第2指示信号に応じた第4電圧信号をより正確に出力することができる。
更に、駆動装置20は、グラウンド基準として動作する入力回路30の信号を反転させるように反転回路41を動作させることができる。具体的には、反転回路41は、第3電圧信号(ハイレベル信号)を反転した信号として、スイッチング素子10のソース電位に基づくローレベル信号(第5電圧信号)を生成することができる。また、反転回路41は、第4電圧信号(ローレベル信号)を反転した信号として、電源電位に基づくハイレベル信号(第6電圧信号)を生成することができる。そして、このようなローレベル信号(第5電圧信号)及びハイレベル信号(第6電圧信号)によって、電源路20Bとスイッチング素子10のソースとの間に接続されたプッシュプル回路60を正確に動作させることができる。この構成によれば、電源路20Bやスイッチング素子10のソースにおいて電位が振動しても、プッシュプル回路60は、ソース電位に基づくローレベル信号(第1電圧信号)及び上記電源電位(電源線76の電位)に基づくハイレベル信号(第2電圧信号)をより正確に出力することができる。
次の説明は、図1の負荷駆動装置1におけるシミュレーションの結果に関する。以下で説明されるシミュレーションは、図1に開示される駆動装置20に対し、信号線18を介してPWM信号が入力される場合のシミュレーションであり、PWM信号の入力中にスイッチング素子10のソース電位が振動する場合のシミュレーションである。
図2は、このシミュレーションにおける、入力信号の電圧(PWM信号の電圧)、トランジスタ32のベースエミッタ間電圧Vbe、トランジスタ32のコレクタエミッタ間電圧Vceのそれぞれについての時間経過に伴う変化を示すグラフである。図2において、左の縦軸は、信号線18に入力される入力信号の電圧(PWM信号の電圧)及びトランジスタ32のベースエミッタ間電圧Vbeを示す。図2において、右の縦軸は、トランジスタ32のコレクタエミッタ間電圧Vceを示す。図3は、このシミュレーションにおけるスイッチング素子10のソース電位の時間経過に伴う変化を示すグラフである。図4は、このシミュレーションにおける電源線76の電位(電源電位)の時間経過に伴う変化を示すグラフである。図5は、このシミュレーションにおける、ソース電位及び出力信号の電圧の時間経過に伴う変化を示すグラフである。図5において、左の縦軸は、ソース電位を示す。図5において、右の縦軸は、出力信号の電圧の目盛を示す。図6は、このシミュレーションにおける、入力信号(PWM信号)のオンパルスと出力信号のオンパルスのタイミングを示すグラフである。なお、上記の出力信号の電圧は、スイッチング素子10のソースを基準とする信号線26の電圧である。
図2~図6で示されるシミュレーションでは、図3、図5のように、時間t1、t2、t3、t4においてスイッチング素子10のソース電位が大きく振動している。しかし、図4に示されるように、電源路20Bに設けられたブートストラップ回路の存在により、電源線76では時間t1、t2、t3、t4付近において電源電位の低下は生じておらず、ソース電位の上昇時にはソース電位に対応して電源電位(電源線76の電位)も上昇している。このような変化が生じるため、図2のように、入力信号(PWM信号)のローレベルの期間(第1指示信号の期間)には、トランジスタ32のコレクタエミッタ間電圧Vceが確実にハイレベルで維持され、PWM信号のハイレベルの期間(第2指示信号の期間)には、トランジスタ32のコレクタエミッタ間電圧Vceが確実にローレベルで維持される。従って、出力回路40もPWM信号に対応して確実に動作することになり、図5に示されるように、ソース電位が大きく振動する時間t1、t2、t3、t4付近でも、出力信号の電圧がオン状態に切り替わるような誤作動は生じず、入力信号(PWM信号)に対応した出力信号が安定的に出力される。
また、このシミュレーションでは、図6に示されるように、出力信号は、入力信号(PWM信号)に正確に対応した信号となっており、PWM信号の立ち上がり時間taから出力信号の立ち上がりまでの遅延は非常に短くなっている。同様に、PWM信号の立ち上がり時間tbから出力信号の立ち下がりまでの遅延も非常に短くなっており、出力信号の遅延が抑制されている。例えば、図1のような駆動装置20は、入力信号(PWM信号)の周波数がより大きい場合(即ち、ソース電位の振動がより生じやすい場合)に効果的なものであるが、入力信号の周波数が大きい場合、出力信号が遅延することによる影響が大きくなる。しかし、図6のように遅延が抑えられたものであれば、周波数が大きい場合にも適用しやすく、より有効である。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上記の実施形態では、スイッチング素子10がMOSFETによって構成されていたが、スイッチング素子10は、MOSFET以外であってもよい。例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などであってもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 :スイッチング素子
20 :駆動装置
20A :駆動回路
20B :電源路(ブートストラップ回路)
30 :入力回路
31 :抵抗(第1抵抗)
32 :トランジスタ(第1トランジスタ)
40 :出力回路
41 :反転回路
42 :トランジスタ(第2トランジスタ)
48 :抵抗(第2抵抗)
60 :プッシュプル回路

Claims (3)

  1. 第1端子と第2端子と第3端子とを備え、前記第2端子と前記第3端子の電位差が閾値以上である場合に前記第1端子と前記第2端子との間が導通状態となり、前記電位差が前記閾値未満である場合に前記第1端子と前記第2端子との間が遮断状態となる、スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
    前記第2端子の電位を基準とし前記第2端子よりも高い電位である電源電位を生じさせるブートストラップ回路を備える電源路と、
    自身の外部から第1指示信号が与えられた場合に、前記電位差が前記閾値未満となるように第1電圧信号を前記第3端子に出力し、自身の外部から前記第1指示信号とは異なる第2指示信号が与えられた場合に、前記電位差が前記閾値以上となるように第2電圧信号を前記第3端子に出力する駆動回路と、
    を有し、
    前記第1電圧信号は、基準となる前記第2端子の電位に基づいて定まる電圧の信号であり、
    前記第2電圧信号は、基準となる前記第2端子の電位および前記電源電位に基づいて定まる電圧の信号である
    駆動装置。
  2. 前記駆動回路は、前記第1指示信号及び前記第2指示信号が入力される入力回路と、前記入力回路から信号を受けて動作し、前記第1電圧信号及び前記第2電圧信号を出力する出力回路と、を備え、
    前記入力回路は、前記電源路に電気的に接続される第1抵抗と、第1制御端子を有するとともに前記電源路とグラウンドとの間において前記第1抵抗と直列に接続される第1トランジスタと、を具備し、
    前記第1指示信号及び前記第2指示信号は、前記グラウンドを基準とする電圧の信号であり、
    前記入力回路に前記第1指示信号が入力されることに応じて前記第1制御端子と前記グラウンドとの間に前記第1指示信号に基づく電圧が印加され、前記入力回路に前記第2指示信号が入力されることに応じて前記第1制御端子と前記グラウンドとの間に前記第2指示信号に基づく電圧が印加され、
    前記第1トランジスタは、前記第1指示信号に応じて前記第1制御端子と前記グラウンドとの間に印加される電圧が所定電圧よりも低い場合にオフ状態となり、前記第2指示信号に応じて前記第1制御端子と前記グラウンドとの間に印加される電圧が前記所定電圧以上の場合にオン状態となり、
    前記入力回路は、前記第1トランジスタがオフ状態である場合には前記電源電位に基づく第3電圧信号を出力し、前記第1トランジスタがオン状態である場合には前記グラウンドの電位に基づく第4電圧信号を出力し、
    前記出力回路は、前記入力回路から前記第3電圧信号が出力される場合に前記第1電圧信号を出力し、前記入力回路から前記第4電圧信号が出力される場合に前記第2電圧信号を出力する
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記出力回路は、反転回路と、プッシュプル回路と、を具備し、
    前記反転回路は、前記第3電圧信号及び前記第4電圧信号に応じた信号が入力される第2制御端子を有するとともに前記電源路に電気的に接続される第2トランジスタと、前記第2トランジスタと前記第2端子との間において前記第2トランジスタと直列に接続される第2抵抗と、を含み、
    前記第2トランジスタは、前記第3電圧信号に応じた信号が前記第2制御端子に入力されることに応じてオフ状態となり、前記第4電圧信号に応じた信号が前記第2制御端子に入力されることに応じてオン状態となり、
    前記反転回路は、前記第2トランジスタがオフ状態である場合には前記第2端子の電位に基づく第5電圧信号を出力し、前記第2トランジスタがオン状態である場合には前記電源電位に基づく第6電圧信号を出力し、
    前記プッシュプル回路は、前記電源路と前記第2端子との間に接続され、前記反転回路が前記第5電圧信号を出力する場合に前記第1電圧信号を出力し、前記反転回路が前記第6電圧信号を出力する場合に前記第2電圧信号を出力する
    請求項2に記載の駆動装置。
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