JP2022048808A - 膜厚測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被膜の厚みを測定するための技術を提供する。【解決手段】膜厚測定方法は、被膜の断面の画像データを処理して画素毎の輝度値を記述する二次元マップを作成する工程と、二次元マップに記述された画素毎の輝度値を被膜に平行な方向に沿って所定の幅毎に平均化する工程と、平均化された輝度値を被膜に垂直な方向に沿って記述する輝度値プロファイルを作成する工程と、輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行する工程と、ノイズ除去後の修正プロファイルから被膜の下端の位置に対応する第1の特徴点と被膜の上端の位置に対応する第2の特徴点とを特定する工程と、第1及び第2の特徴点に基づいて、被膜の厚みを算出する工程とを備える。第1の特徴点は、修正プロファイルの二次導関数を用いて特定される。第2の特徴点は、修正プロファイルの全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点である。【選択図】図7
Description
本明細書が開示する技術は、被膜の厚みを測定する膜厚測定方法に関する。
特許文献1には、多層膜の各層の膜厚を測定する方法が開示されている。この方法では、多層膜の断面画像の濃淡値を積算して求められた濃度プロファイルと、それを微分処理した一次微分濃度プロファイルとを用いて、多層膜の各境界及びエッジ部を検出している。
上記した方法では、濃度プロファイルと一次微分濃度プロファイルとの両者を処理し、各プロファイルのピーク前後における二つの近似直線を求めるとともに、それら二つの近似直線の交点を特定することによって、多層膜の各境界及びエッジ部を検出している。そのため、膜厚の測定に係る演算処理が複雑であって、測定に要する時間が長くなり得るという問題がある。
上記を鑑み、本明細書は、被膜の厚みを測定するための新規で有用な技術を提供する。
本明細書は、被膜の厚みを測定する膜厚測定方法を開示する。この方法は、被膜を有する対象物の断面の画像データを取得する工程と、画像データを処理して、画素毎の輝度値を記述する二次元マップを作成する工程と、二次元マップに記述された画素毎の輝度値を、被膜に平行な方向に沿って所定の幅毎に平均化する工程と、所定の幅毎に平均化された輝度値を、被膜に垂直な方向に沿って記述する輝度値プロファイルを作成する工程と、輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行する工程と、ノイズ除去後の修正プロファイルから、被膜の下端の位置に対応する第1の特徴点と、被膜の上端の位置に対応する第2の特徴点と、を特定する工程と、第1の特徴点と第2の特徴点とに基づいて、被膜の厚みを算出する工程とを備える。第1の特徴点は、修正プロファイルにおける勾配変化点であって、修正プロファイルの二次導関数を用いて特定される。第2の特徴点は、修正プロファイルにおける全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点である。
上記した方法では、先ず、被膜の断面の画像データを処理して、画素毎の輝度値を記述する二次元マップを作成する。この二次元マップには、通常、多くのノイズが包含されている。従って、この方法ではさらに、二次元マップに記述された画素毎の輝度値を、被膜に平行な方向に沿って所定の幅毎に平均化した上で、被膜に垂直な方向における輝度値プロファイルを作成する。さらに、その輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行することにより、修正プロファイルを作成する。これにより、輝度値プロファイルに含まれる必要な情報(例えば、急峻な局所的変動)を維持しつつ、不要なノイズが精度よく除去された修正プロファイルを作成することができる。
次いで、ノイズ除去後の修正プロファイルから、被膜の下端の位置に対応する第1の特徴点と、被膜の上端の位置に対応する第2の特徴点とを特定する。第1の特徴点は、修正プロファイルにおける勾配変化点である。勾配変化点を特定する具体的な手順は特に限定されないが、修正プロファイルの二次導関数を用いることによって、正確に特定することができる。特に、修正プロファイルにおいてノイズが既に除去されているので、その二次導関数においてノイズが顕在化することを避けることができる。従って、第1の特徴点を比較的に容易かつ正確に特定することができる。一方、第2の特徴点については、修正プロファイルにおける全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点であり、例えば修正プロファイルから直接的に特定することができる。
前述したように、第1の特徴点は、修正プロファイルにおいて被膜の下端の位置に対応する点であり、第2の特徴点は、修正プロファイルにおいて被膜の上端の位置に対応する点である。従って、第1の特徴点と第2の特徴点とが特定されれば、それらの特徴点に基づいて被膜の厚みを算出することができる。
図面を参照して、一実施例の膜厚測定方法について説明する。本実施例の膜厚測定方法は、図1に示す膜厚測定システム10を利用する。膜厚測定システム10は、試料Sの基材4上に設けられた被膜2の厚みTを測定する。試料Sは、例えば、燃料電池セルのケースにおけるシール部である。本実施例の膜厚測定方法は、このシール部におけるレーザ洗浄面の管理のために利用することができる。基材4は、例えば金属で構成されている。被膜2は、例えば金属酸化物で構成されている。一例ではあるが、被膜2は、基材4の表面上をレーザ処理することによって形成されている。被膜2は、例えばナノスケールのポーラス状組織で構成されている。試料Sは、被膜2の断面画像が撮影可能に用意され、例えば樹脂5中に埋め込まれている。一例ではあるが、図1に示すように、膜厚測定システム10は、走査型電子顕微鏡(SEM)6と、SEM6の撮影画像を読み込み可能なコンピュータ装置8とを備える。ここで、用意した試料Sは、本技術における「被膜を有する対象物」の一例である。
コンピュータ装置8は、プロセッサ及びメモリを備えており、メモリに予め記憶されたプログラムを、プロセッサによって実行することにより、取得したSEMの画像データDから、試料Sの被膜2の厚みを測定する膜厚測定を行うことができる。
図2-図8を参照して、コンピュータ装置8において実施される膜厚測定方法の一例を説明する。コンピュータ装置8は、図2のフローチャートに従って、本技術に係る膜厚測定方法を自動的に実施するようにプログラムされている。但し、本技術に係る膜厚測定方法は、コンピュータ装置8による自動操作のみに限定されず、その少なくとも一部が、作業者の手動操作によって適宜実施されてもよい。なお、図面中のi方向は、被膜2に垂直な方向、即ち、被膜2の厚み方向であり、図面中のj方向は、被膜2に平行な方向、即ち、被膜2が基材4の表面に沿って延びる方向である。
ステップS2では、図3に示すように、コンピュータ装置8が、SEM6によって撮像された試料Sの断面の画像データDを、例えばSEM6から取得する。なお、画像データDは、必ずしもSEM6から取得する必要はなく、SEMによって事前に撮像された画像データDを、任意のデータストレージからネットワークを介して取得してもよい。次いで、図4に示すように、コンピュータ装置8は、取得した画像データDを処理することにより、画素毎の輝度値を記述する二次元の輝度値マップを作成する。具体的には、画像データDに対して、グレースケール化と倍精度数値化の各処理が実行される。ここで、被膜2はポーラス状の組織を有しており、その断面の画像データDにおける輝度値は、ポーラス状の程度(例えば空孔率)によく対応する。その後、二次元の輝度値マップ(即ち、グレースケール画像)において、解析領域Rが設定される。
ステップS4では、図5に示すように、コンピュータ装置8が、二次元の輝度値マップに記述された画素毎の輝度値を、j方向に沿って所定の幅dj毎に平均化する。例えば、j方向に沿って所定の幅djで区分された1列目から10列目までのセル(画素群)毎に、輝度値の平均値が算出される。j方向に沿って輝度値を平均化することで、即ち、被膜2に平行な方向に沿って輝度値を平均化することで、膜厚の測定に必要とされる情報(特に、被膜2に垂直な方向における情報)を保持しつつ、不要なノイズを効果的に除去又は低減することができる。
ステップS6では、図6に示すように、コンピュータ装置8が、所定の幅djのセル毎に平均化された輝度値を、i方向に沿って記述する輝度値プロファイルを作成する。本実施例では、1列目から10列目までの10個のセル列が存在するので、セル列毎に合計で10個の輝度値プロファイルを作成することができる。但し、輝度値プロファイルを作成する数については特に限定されず、少なくとも一つの輝度値プロファイルが作成されればよい。
ステップS8では、図7に示すように、コンピュータ装置8が、作成された輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行する。これにより、輝度値プロファイルからノイズがさらに除去された修正輝度値プロファイルPが作成される。ウェーブレット変換のマザー関数としては、特に限定されないが、例えばシムレットを利用することできる。図7では、修正輝度値プロファイルP、即ち、ノイズが除去されたプロファイルを曲線Aで示し、輝度値プロファイル、即ち、ノイズが除去されていないプロファイルを曲線Bで示している。
ステップS10では、図8に示すように、ノイズ除去後の修正輝度値プロファイルPから、第1の特徴点P1を特定する。第1の特徴点P1は、被膜2の下端の位置に対応する点である。修正輝度値プロファイルPから、第1の特徴点P1を特定することによって、画像データDにおける被膜2の下端の位置を特定することができる。
ここで、図8を参照して、第1の特徴点P1の特定方法について説明する。図8(a)-図8(c)は、それぞれ順に、修正輝度値プロファイルP、修正輝度値プロファイルPの導関数P’、修正輝度値プロファイルPの二次導関数P’’を示す。また、図8(a)-図8(c)では、修正輝度値プロファイルP、即ちノイズ除去したプロファイルを曲線Aで示し、輝度値プロファイル、即ちノイズ除去していないプロファイルを曲線Bで示している。
修正輝度値プロファイルPの最大値Pmaxから、輝度値が減少する方向に向かって、修正輝度値プロファイルPの一番目に位置する勾配変化点P3を検出する。勾配変化点は、輝度値の勾配が大きく変化する点である。ここでは、一番目の勾配変化点P3が、図2の断面の画像データDにおける基材4上における被膜2の近傍の位置に対応する。一番目の勾配変化点P3は、修正輝度値プロファイルPの二次導関数P’’を用いることで、より正確に特定することができる。この場合、一番目の勾配変化点P3は、例えば、ゼロ交差法によって算出されてもよい。
次いで、修正輝度値プロファイルPの最大値Pmaxから、輝度値が減少する方向に向かって、修正輝度値プロファイルPの二番目に位置する勾配変化点P1を検出する。この勾配変化点P1は、前述の第1の特徴点P1であり、被膜2の下端の位置に対応する。以降、二番目の勾配変化点P1は、第1の特徴点P1と記す。第1の特徴点P1は、修正輝度値プロファイルPの二次導関数P’’を用いることで、より正確に特定することができる。この場合、第1の特徴点P1は、例えば、二次導関数P’’=0の式から算出することができる。なお、残存するノイズを考慮して、第1の特徴点P1は、二次導関数P’’=0±0.05の式から、算出されてもよい。
ステップS12において、ノイズ除去後の修正輝度値プロファイルPから、第2の特徴点P2を特定する。第2の特徴点P2は、被膜2の上端の位置に対応する。第2の特徴点P2は、修正輝度値プロファイルPにおける全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点である。第2の特徴点P2は、実験値や経験値に基づいて、10-30%の間から設定することができる。
ステップS14において、特定した第1の特徴点P1と第2の特徴点P2とに基づいて、被膜2の厚みTを算出する。具体的には、被膜2の厚みTは、(第1の特徴点P1におけるi方向の位置)-(第2の特徴点P2におけるi方向の位置)で算出することができる。
また、図8(a)-図8(c)において、曲線(A)は、ノイズ除去した関数を示し、曲線(B)は、ノイズ除去していない関数を示す。仮に、輝度値プロファイルのノイズ除去を実行しなかった場合、図8(b)及び図8(c)からわかるように、輝度値プロファイルを微分する過程でノイズの存在は無視できない程度まで極大化する。そのため、精度よく第1の特徴点P1を算出することが難しくなる。
本実施例における膜厚測定方法では、先ず、被膜2の断面の画像データDを処理して、画素毎の輝度値を記述する二次元の輝度値マップを作成する。この二次元の輝度値マップには、通常、多くのノイズが包含されている。従って、この方法ではさらに、二次元マップに記述された画素毎の輝度値を、j方向に沿って所定の幅毎に平均化した上で、i方向における輝度値プロファイルを作成する。さらに、その輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行することにより、修正輝度値プロファイルPを作成する。これにより、i方向の輝度値プロファイルに含まれる必要な情報(例えば、急峻な局所的変動)を維持しつつ、不要なノイズが精度よく除去された修正輝度値プロファイルPを作成することができる。特に、本実施例における被膜2は、ポーラス状組織がj方向に一様に形成されている。そのため、被膜2の断面の画像データDにおける輝度値プロファイルは、準一次元情報として捉えることができ、j方向における輝度値の変動は基本的にノイズに起因するものと解釈することができる。
次いで、ノイズ除去後の修正輝度値プロファイルPから、被膜2の下端の位置に対応する第1の特徴点P1と、被膜2の上端の位置に対応する第2の特徴点P2とを特定する。第1の特徴点P1は、修正輝度値プロファイルPにおける勾配変化点である。勾配変化点を特定する具体的な手順は特に限定されないが、修正輝度値プロファイルPの二次導関数P’’を用いることによって、正確に特定することができる。特に、修正輝度値プロファイルPにおいてノイズが既に除去されているので、その二次導関数P’’においてノイズが顕在化することを避けることができる。従って、第1の特徴点P1を比較的に容易かつ正確に特定することができる。一方、第2の特徴点P2については、修正輝度値プロファイルPにおける全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点であり、例えば修正輝度値プロファイルPから直接的に特定することができる。
なお、被膜2の厚みTを測定する膜厚測定方法は、前述した方法に限定されない。膜厚測定方法の一変形例について、図9-図11を参照して説明する。本変形例では、実施例の前述した方法における図2のステップS4をスキップして実施している。図9、図10には、図6のj方向に沿って所定の幅djで画定された1列目から10列目までの画素列の、各々の列毎における修正輝度値プロファイルPを図示している。各々の修正輝度値プロファイルPは、i方向に沿って所定の幅djの列毎に平均化し記述した輝度値プロファイルを、ウェーブレット変換を用いてノイズ除去を実行することによって作成している。作成した各々の修正輝度値プロファイルPにおいて、第1の特徴点P1と第2の特徴点P2とを特定する。これにより、図10に示すように、所定の幅dj毎の被膜2の厚み(即ち、平均膜厚)をそれぞれ算出することもできる。また、これらの平均膜厚を平均化することによって、実施例で算出した被膜2の厚みTを算出できる。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、試料Sは、燃料電池ケースのシール部に限定されず、他の電池ケースのシール部であってもよい。あるいは、試料Sは、レーザ処理によって形成された被膜を有しているとよく、例えば電子基板部品であってもよい。あるいは、試料Sは、摺動機構部等における耐腐食性及び耐摩耗性のために、レーザ処理又は陽極酸化処理等を実施した部品であってもよい。
SEM6の画像データDは、反射電子と二次電子を複合化して検出し、被膜2とその外部(即ち、試料Sを埋設する樹脂等)との間のコントラストが明確になるようにするとよい。その場合、例えば、被膜2の表面上にオスミウムコーティング等を実施するとよい。これにより、被膜2と外部との間のコントラストが明確になり、被膜2の上端の位置(即ち、第2の特徴点P2)を特定しやすくすることができる。
本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:被膜
4:基材
6:SEM
8:コンピュータ装置
10:膜厚測定システム
D:画像データ
P:修正輝度値プロファイル
P’:修正輝度値プロファイルPの導関数
P’’:修正輝度値プロファイルPの二次導関数
P1:第1の特徴点
P2:第2の特徴点
ΔP:修正輝度値プロファイルの全体変化量
S:試料
T:被膜2の厚み
4:基材
6:SEM
8:コンピュータ装置
10:膜厚測定システム
D:画像データ
P:修正輝度値プロファイル
P’:修正輝度値プロファイルPの導関数
P’’:修正輝度値プロファイルPの二次導関数
P1:第1の特徴点
P2:第2の特徴点
ΔP:修正輝度値プロファイルの全体変化量
S:試料
T:被膜2の厚み
Claims (1)
- 被膜の厚みを測定する膜厚測定方法であって、
前記被膜を有する対象物の断面の画像データを取得する工程と、
前記画像データを処理して、画素毎の輝度値を記述する二次元マップを作成する工程と、
前記二次元マップに記述された前記画素毎の輝度値を、前記被膜に平行な方向に沿って所定の幅毎に平均化する工程と、
前記所定の幅毎に平均化された前記輝度値を、前記被膜に垂直な方向に沿って記述する輝度値プロファイルを作成する工程と、
前記輝度値プロファイルに対して、ウェーブレット変換を用いたノイズ除去を実行する工程と、
前記ノイズ除去後の修正プロファイルから、前記被膜の下端の位置に対応する第1の特徴点と、前記被膜の上端の位置に対応する第2の特徴点とを特定する工程と、
前記第1の特徴点と前記第2の特徴点とに基づいて、前記被膜の厚みを算出する工程と、を備え、
前記第1の特徴点は、前記修正プロファイルにおける勾配変化点であって、前記修正プロファイルの二次導関数を用いて特定され、
前記第2の特徴点は、前記修正プロファイルにおける全体変化量の10-30%の範囲内の輝度値を有する点である、
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020154838A JP2022048808A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 膜厚測定方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020154838A JP2022048808A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 膜厚測定方法 |
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JP (1) | JP2022048808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116045791A (zh) * | 2023-04-03 | 2023-05-02 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种金属漆涂层厚度评估方法 |
CN117760347A (zh) * | 2024-02-22 | 2024-03-26 | 中国航发北京航空材料研究院 | 一种高温合金热障涂层厚度的检测方法、装置以及一种存储介质、一种电子设备 |
-
2020
- 2020-09-15 JP JP2020154838A patent/JP2022048808A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116045791A (zh) * | 2023-04-03 | 2023-05-02 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种金属漆涂层厚度评估方法 |
CN117760347A (zh) * | 2024-02-22 | 2024-03-26 | 中国航发北京航空材料研究院 | 一种高温合金热障涂层厚度的检测方法、装置以及一种存储介质、一种电子设备 |
CN117760347B (zh) * | 2024-02-22 | 2024-05-17 | 中国航发北京航空材料研究院 | 一种高温合金热障涂层厚度的检测方法、装置以及一种存储介质、一种电子设备 |
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