JP2022015278A - 離型フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブルプリント基板の製造を高温域で行っても金型等の汚染を引き起こすことがないようにする。【解決手段】2つの離型樹脂層12の間にクッション層13を備えた離型フィルム11において、離型樹脂層12を融点が250℃以上の熱可塑性樹脂で構成する。また、クッション層13を、架橋構造を有する硬化性樹脂で構成する。硬化性樹脂には、硬化後の貯蔵弾性率が、23℃において6MPa以下であり、300℃において0.6MPa以下のものを使用する。【選択図】図1

Description

この発明は、例えばフレキシブルプリント基板(FPC)のようなプリント基板の製造工程で使用されるような離型フィルムに関する。
一般的に使用されている離型フィルムは、カバーレイフィルムと銅張積層板(CCL)の加熱プレス時における凹凸吸収のためのクッション層を厚み方向の中間に有しており、そのクッション層は、例えば熱可塑性樹脂であるポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)等の柔軟な樹脂フィルムで構成されている(下記特許文献1参照)。当然のことながら、熱可塑性樹脂フィルムには融点があり、融点以上に加熱すると樹脂は流動性を持つようになる。
ところが、プリント基板、特にフレキシブルプリント基板に使用される材料の高性能化によって、近年,加工温度が高温化している。例えば、カバーレイフィルムとCCLの熱圧着加工において、使用される樹脂がエポキシ樹脂からなる一般用のもの(FR4)では加工温度は150℃であったが、ポリイミド樹脂を用いた耐熱性のもの(FR5)の場合には170℃であり、LCP(液晶ポリマー)を用いたもの(FR6)では250℃である。なお、前記「FR」は、プリント基板の部材である銅張り積層板の難燃性を示す指標(flame retardant grade)であり、現在、FR1~FR6まである。
また、材料がFR4やFR5の場合であっても、加工の効率化をはかり加工時間を短縮するために高温化が行われている。
今後、加工温度の更なる高温化が進むと考えられる。
しかしながら、高密度ポリエチレンの融点は、比重0.97のホモポリマーで136℃前後であるので、高密度ポリエチレンをクッション層に用いた離型フィルムは、融点以上に加熱されることになる。このため、ポリマーが溶け出して、金型や製品を汚染することがあった。
特開2007-98816号公報
これまでクッション層には樹脂フィルムを用いるのが常識であって、金型等の汚染を防止するのには限度があった。
そこで、この発明は、クッション層に硬化性粘着剤を用いることによって、高温域で使用しても金型等の汚染を引き起こすことがないようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルムであって、前記樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層であり、その融点が200℃以上であるとともに、前記クッション層が架橋構造を有する硬化性樹脂で構成され、その硬化前の貯蔵弾性率が23℃において10MPa以下である、離型フィルムである。
この構成では、樹脂層に挟まれたクッション層は、その架橋構造が硬化性樹脂の溶け出しを防止する。また貯蔵弾性率が低い硬化性樹脂はとても柔らかく、熱プレス時における離型樹脂層の凹凸追従性を確保する。樹脂層のうち少なくとも一方の離型樹脂層は、高い耐熱性を有し離型機能を発揮する。
この発明によれば、架橋構造を有する硬化性樹脂からなるクッション層によって、高温域で使用しても金型等の汚染を引き起こすことがないようにすることができる上に、良好な凹凸追従性も得られる。
離型フィルムの断面図。 離型フィルムの使用例を示す分離状態の断面図。 離型フィルムの使用例を示すプレス成形時の断面図。 他の例に係る離型フィルムの断面図。 他の例に係る離型フィルムの断面図。 他の例に係る離型フィルムの断面図。 他の例に係る離型フィルムの断面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に離型フィルム11の断面図を示す。離型フィルムは、2つの樹脂層の間にクッション層を備えた構成であって、樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層である。
図1に示した離型フィルム11は2つの離型樹脂層12の間にクッション層13を備えており、少なくとも3層を有している。この離型フィルム11は、200℃又は250℃を超える高温域でも使用できるように、高い耐熱性が備えられている。
表裏の最外層に位置する離型樹脂層12は、金型や製品に接し、離型機能を有する層であり、引張強度や伸長伸度の良好な熱可塑性樹脂で構成されている。
前述のような200℃を超える所望の高温域でも使用できるように、適宜の材料が用いられる。具体的には例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポニフェニレンスルファイドなど、少なくとも一つの材料で形成されたものを使用できる。融点は200℃ではなく、250℃以上の材料を選択してもよい。
離型樹脂層12の厚みは、材料や所望の機能に応じて適宜設定されるが、例えば4μm以上50μm以下であるとよく、凹凸追従性の観点から例えば6μm以上25μm以下に設定するとよい。
離型樹脂層12におけるクッション層13を備える面には、必要に応じて表面処理を施すとよい。例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、プライマーコーティングなどによって表面改質を行って、クッション層13との接合性を高めることができる。
離型樹脂層12におけるクッション層13を備える面とは反対側の面には、その他の適宜の層を備えてもよく、離型樹脂層12自体を複数層で構成してもよい。
クッション層13は、凹凸を吸収するための層であり、架橋構造を有する硬化性樹脂で構成されている。つまり、硬化性樹脂は硬化することにより架橋構造を備えるものであり、この発明では粘着剤が用いられ、粘弾性体、特に耐熱性を有する耐熱性粘着剤で構成されている。粘着剤は、貯蔵弾性率、つまり硬さを示す値が小さいものであり、23℃(室温)における10Hz、昇温速度5℃/分で測定した際の硬化後の貯蔵弾性率が0.1MPa以上10MPa以下のものを用いる。より好ましくは23℃(室温)における前述の上限における貯蔵が0.6MPa以上6MPa以下で、且つ300℃における貯蔵が0.012MPa以上0.6MPa以下のものを用いる。
このような粘着剤として使用される樹脂としては、硬化反応に寄与する官能基として、ヒドロキシ基、チオール基、カルボキシ基、エポキシ基、オキセタン基、アミノ基、ビニル基などを有するものがあげられる。
また、硬化方式には、イソシアネート硬化、エポキシ硬化、メラミン硬化、金属硬化、オキサゾリン硬化、熱と開始剤によるラジカル硬化、紫外線と光開始剤によるラジカル硬化又はカチオン硬化、電子線硬化などがある。
粘着剤には、不足している物性を補完する目的で、必要に応じてモノマーを添加してもよい。これによって、用途に応じたカスタマイズが可能になる。例えばクッション層13の粘着力を高めるためには、ガラス転移温度の低いモノマーを添加し、耐熱性が不足すると考えられる場合には、ガラス転移温度の高い、又は多官能のモノマーを添加するとよい。
クッション層13の厚みは、クッション性の観点から、5μm以上100μm以下であるとよく、好ましくは、25μm以上50μm以下であるとよい。
離型フィルム11全体の厚みは、所望に応じて設定でき、例えば13μmから200μm程度とすることができる。最も広く使用され得る離型フィルム11の厚みは、25μm~75μm程度である。
要求されるクッション性や最適なクッション性、離型樹脂層12の性状などによっても異なるが、離型フィルム11の全体の厚みを100とした場合、クッション層13の厚みは、例えば20~75%程度に設定される。
前述のような離型樹脂層12とクッション層13を有する離型フィルム11は、次のようにして製造される。
一方の離型樹脂層12の片面に粘着剤を塗工し、乾燥させたのち、5℃以上、200℃以下において他方の離型樹脂層12とラミネートする。
粘着剤の塗工に際して、粘着剤は反応性樹脂化合物を有機溶剤又は水系溶剤に希釈する。有機溶剤又は水系溶剤としては、水のほか、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類等のアルコール系溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類等を単独または併用して用いることができる。
塗工は、グラビアコート、ロールコート、コンマコート、エアナイフコート、キス(リップ)コート、カーテンコート、スピンコート、ワイヤーバーコートなど適宜の方法で行うとよい。
乾燥工程では、粘着剤に含まれている溶剤を飛ばす。乾燥温度は使用する溶剤種等によって異なるが、一般には23℃以上200℃以下であり、多くの場合80℃以上120℃以下でよい。
ラミネートは、乾燥させた粘着剤層の粘着力を利用して、ドライラミネートで行える。
このような塗工、溶剤乾燥、ラミネートと順次行われる工程のなかで、一方の離型樹脂層12に塗工された粘着剤の硬化を行う。
硬化の操作と時期は、硬化方式によって異なる。イソシアネート硬化の場合には、ラミネート後の養生(エージング)時に行う。養生は例えば23~60℃で加温状態下に所定時間(例えば24~168時間)置いて行う。
エポキシ硬化、メラミン硬化、金属硬化、オキサゾリン硬化、熱と開始剤によるラジカル硬化の場合には、硬化は、溶剤乾燥と同時に行われる。紫外線硬化、電子線硬化の場合には、硬化は、ラミネートの前又は後において紫外線又は電子線を照射して行う。紫外線は例えば50~2000mJ/cmで照射し、電子線は例えば10~300kGryで照射する。
以上のように構成された離型フィルム11は、次のように使用されてプリント基板が製造される。
図2はフレキシブルプリント基板を製造するときの離型フィルム11の一使用例を示しており、図2の(a)には片面銅張板(CCL)21aを、図2の(b)には両面銅張板(CCL)21bを用いたフレキシブルプリント基板を製造する場合の例を示している。図2中、22はカバーレイ(CL)である。これらの両面を、図3に示したように離型フィルム11で覆ったうえで熱板23で挟んで加熱・加圧プレス成形を行う。
このとき、離型フィルム11の両面に位置する離型樹脂層12は構成態様が同じであるので、離型フィルム11に表裏の区別はない。このため、離型フィルム11は表裏を意識することなく使用できる。
加熱・加圧は、所定の温度で所定時間、例えば150℃以上、300℃以下で15分以上、120分以下で行い、その後常温まで冷却して、フレキシブルプリント基板を製造する。
高温で加熱圧縮をしても、離型フィルム11の粘弾性体からなるクッション層13は、架橋構造を有するので、融点を有さず、溶け出しを防止できる。このため、金型や製品が溶け出した樹脂で汚染されることを回避でき、不良の発生を抑制できる。
しかも、クッション層13は、貯蔵弾性率の低い粘着剤を硬化して構成しているので、製品等の表面の凹凸に対する追従性を確保できる。特に、離型樹脂層12にポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を使用すると、融点が334℃と極めて高く、引張強度など高い機械的特性も有するので、耐熱性がより良好で高性能の離型フィルム11を得ることができる。
また、従来、熱板に接する面に紙やクッションフィルムを介在させたが、これらを省略することができる。
以下、他の例に係る離型フィルムを説明する。
図4は、他の例に係る離型フィルム11の断面図であり、クッション層13を複数重ねた例を示している。このようにクッション層13は一層に限定されるものではなく、加工の実情に合わせて複数層にすることができる。
図5は、他の例に係る離型フィルム11の断面図であり、離型樹脂層12の表面に離型コーティング層14を備えた例を示している。離型コーティング層14は、離型樹脂層12の機能を高めたり補ったりするもので、例えばシリコンやフッ素などをコーティングして形成される。
図6は、他の例に係る離型フィルム11の断面図であり、一方の離型樹脂層12とクッション層13との間に、樹脂層15を備えた例である。この樹脂層15は使用条件において離型性を有する樹脂で構成しても、離型性を有しない樹脂で構成してもよい。
このような構成の離型フィルム11は、離型樹脂層12として使用する合成樹脂が、例えばポリエーテルエーテルケトンのように高価である場合に、その使用量を低減できる点で有利である。
図7は、他の例に係る離型フィルム11の断面図であり、2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルム11において、樹脂層のうちの一方を、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層12で構成し、他方を、離型性を有しない樹脂層16で構成した例を示している。
11…離型フィルム
12…離型樹脂層
13…クッション層
14…離型コーティング層
15,16…樹脂層
そのための手段は、2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルムであって、前記樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層であり、その融点が200℃以上であるとともに、前記クッション層が架橋構造を有する粘着剤又は粘弾性体からなる硬化性樹脂で構成され、その硬化後の貯蔵弾性率が23℃、10Hzにおいて0.1MPa以上10MPa以下である、離型フィルムである。
クッション層13は、凹凸を吸収するための層であり、架橋構造を有する硬化性樹脂で構成されている。つまり、硬化性樹脂は硬化することにより架橋構造を備えるものであり、この発明では粘着剤が用いられ、粘弾性体、特に耐熱性を有する耐熱性粘着剤で構成されている。粘着剤は、貯蔵弾性率、つまり硬さを示す値が小さいものであり、23℃(室温)における10Hz、昇温速度5℃/分で測定した際の硬化後の貯蔵弾性率が0.1MPa以上10MPa以下のものを用いる。より好ましくは23℃(室温)における前述の条件における貯蔵が0.6MPa以上6MPa以下で、且つ300℃における貯蔵が0.012MPa以上0.6MPa以下のものを用いる。

Claims (5)

  1. 2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルムであって、
    前記樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層であり、その融点が200℃以上であるとともに、
    前記クッション層が架橋構造を有する硬化性樹脂で構成され、その硬化後の貯蔵弾性率が23℃において10MPa以下である
    離型フィルム。
  2. 2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルムであって、
    前記樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層であり、その融点が200℃以上であるとともに、
    前記クッション層が架橋構造を有する硬化された粘弾性体で構成された
    離型フィルム。
  3. 2つの樹脂層の間にクッション層を備えた離型フィルムであって、
    前記樹脂層のうち少なくとも一方が、熱可塑性樹脂からなる離型樹脂層であり、その融点が200℃以上であるとともに、
    前記クッション層が架橋構造を有する硬化された耐熱性粘着剤で構成された
    離型フィルム。
  4. 前記硬化性樹脂の硬化後の貯蔵弾性率が23℃において6MPa以下である
    請求項1に記載の離型フィルム。
  5. 前記硬化性樹脂の硬化後の貯蔵弾性率が300℃において0.6MPa以下である
    請求項1または請求項4に記載の離型フィルム。
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