JP2021531502A - フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法および装置 - Google Patents

フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021531502A
JP2021531502A JP2021502613A JP2021502613A JP2021531502A JP 2021531502 A JP2021531502 A JP 2021531502A JP 2021502613 A JP2021502613 A JP 2021502613A JP 2021502613 A JP2021502613 A JP 2021502613A JP 2021531502 A JP2021531502 A JP 2021531502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pixels
mask
determining
photolithography mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021502613A
Other languages
English (en)
Inventor
ヨアヒム ヴェルテ
ウリ シュテルン
クジャン ゴルハド
ウラディミル ドミトリエフ
Original Assignee
カール ツァイス エスエムエス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール ツァイス エスエムエス リミテッド filed Critical カール ツァイス エスエムエス リミテッド
Publication of JP2021531502A publication Critical patent/JP2021531502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/72Repair or correction of mask defects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/06Illumination; Optics
    • G01N2201/061Sources
    • G01N2201/06113Coherent sources; lasers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/06Illumination; Optics
    • G01N2201/062LED's
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/80Etching

Landscapes

  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

本発明は、フォトリソグラフィマスク(100、300)の基板(110、310)に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法に関し、フォトリソグラフィマスク(100、300)は1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有し、1つまたは複数のピクセルはフォトリソグラフィマスク(100、300)の1つまたは複数の誤差(190、390)を少なくとも部分的に補正するように機能し、方法は、1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有するフォトリソグラフィマスク(100、300)の基板(110、310)の複屈折の変化を決定することによって、1つまたは複数の導入されるピクセルの効果を決定するステップを含む。【選択図】図1

Description

本出願は、参照により全体が本明細書に明示的に組み込まれる、「Correction of errors of a photolithographic mask using a joint optimization process」という名称の米国特許第9658527号の利益を主張するものである。
本発明は、フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセル(pixel:画素)の効果を決定する分野に関する。詳細には、本発明は、フォトリソグラフィマスクの誤差を補正するための較正ルーチンを決定するための方法および装置に関する。
半導体産業において集積密度が絶えず向上している結果として、フォトリソグラフィマスクは、ウェーハ上の感光性層、すなわちフォトレジストに、ますます小型の構造を投影しなければならない。この需要に応えるために、フォトリソグラフィマスクの露光波長は、電磁スペクトルの近紫外線領域から中紫外線領域を経て遠紫外線領域にシフトしてきた。現在、ウェーハ上のフォトレジストの露光には、典型的には193nmの波長が使用されている。将来的には、フォトリソグラフィマスクは、電磁スペクトルの極紫外線(EUV:extreme ultraviolet)波長域の極めて短い波長(約10nm〜15nm)を使用することになる。
その結果、高まる分解能要件を満たしたフォトリソグラフィマスクの製造は、より一層複雑になっており、それに伴いより一層高価にもなっている。フォトリソグラフィマスク、フォトマスク、または簡潔にはマスクの製造プロセスの最後で、それらのマスクに欠陥があることは珍しいことではない。マスクの製造プロセスは時間がかかるため、フォトマスクの欠陥は、可能な限り修復されるべきである。
フォトリソグラフィマスクには、いくつかの種類またはタイプの誤差があり得る。フォトリソグラフィマスクの重要なタイプの欠陥は、マスク像の配置誤差またはレジストレーション(registration:記録)誤差である。このタイプの誤差または欠陥は、フォトリソグラフィマスク上に配置されたパターンの1つまたは複数のパターン要素が、マスクのレイアウトデータによって事前に決定されたそれらの位置に正確にない場合に発生する。
WO2013/123973は、光学素子に、好ましくは光学素子の光学的に関連のない部分に、1つまたは複数のピクセル配列を導入することによって、光学部品の材料の複屈折(birefringence)によって生じる光学系内の光学素子の偏光欠陥を補償するための方法を説明している。
さらなるタイプの誤差は、フォトリソグラフィマスクのエリア全体にわたる光透過率の不均一性であり、これは、マスクを用いてウェーハを照射するときに、ウェーハ上のフォトレジストに当てられる光強度線量または簡潔には線量のそれぞれの変動を招く。局所的に当てられる光強度線量または簡潔には線量の変動は、現像されたフォトレジストのパターン要素の構造寸法の増減または変動をもたらす。フォトリソグラフィマスクのエリア全体にわたるパターン要素の結像の均一性は、限界寸法均一性(CDU:critical dimension uniformity)と呼ばれる。
さらに、別の重要なタイプの欠陥は、オーバーレイ欠陥またはオンプロダクトオーバーレイ(OPO:On Product Overlay)である。この誤差タイプは、2つ以上の異なるフォトマスクを使用した2つ以上の後続する照射ステップによって結像されるウェーハ上の特徴要素の偏移に関連している。さらに、フォトマスクの基板の屈曲は、さらなるタイプの誤差である。
出願人は、フォトマスクの基板にピクセルを導入するまたは書き込むことによって、フォトリソグラフィマスクのこれらの誤差および他の誤差を補正するための方法を開示した。たとえば、これらの方法のいくつかは、出願人の米国特許第9658527号に記載されている。さらに、出願人は、フォトマスクのいくつかの誤差タイプを確実に補正するためにすでに日常的に使用されているいくつかのツール(RegC(登録商標)、ForTune(登録商標))を構築した。それでもやはり、これらの欠陥補正プロセスをさらに改善する余地がある。
したがって、本発明の目的の1つは、フォトリソグラフィマスクの欠陥を補正する上述の方法を改善するための方法および装置を提供することである。
国際公開第2013/123973号
本発明の一態様によれば、特許請求項1に記載の方法が提供される。一実施形態では、フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法であって、フォトリソグラフィマスクが1つまたは複数のパターン要素を有し、1つまたは複数のピクセルが、フォトリソグラフィマスクの1つまたは複数の誤差を少なくとも部分的に補正するように機能し、方法は、1つまたは複数のパターン要素を有するフォトリソグラフィマスクの基板の複屈折の変化を決定することによって、1つまたは複数の導入されるピクセルの効果を決定するステップを含む。
フォトリソグラフィマスクの様々なタイプの誤差または欠陥を補正するためにフォトリソグラフィマスクの基板に導入されるピクセルは、マスク基板の光透過率を局所的に変化させる可能性がある。以下に、マスクのレジストレーション誤差を補正する例に関して、本発明の方法の利点を説明する。しかし、本発明の方法は、フォトリソグラフィマスクのレジストレーション誤差の補正に限定されない。
たとえばレジストレーション誤差を補正するためにマスク基板に導入されるまたは書き込まれるピクセルは、マスク基板を透過する光放射の小さい散乱中心を生成する。たとえば、基板内にピクセルを有する修復されたマスクがフォトリソグラフィ照射システム内で動作すると、1つまたは複数のレジストレーション欠陥を補正するピクセルが、マスクの光透過率に局所的な不均一性を導入する場合がある。したがって、レジストレーション誤差を補正するピクセルを導入すると、フォトマスク全体の限界寸法(CD:critical dimension)の変動、またはフォトリソグラフィマスクの限界寸法均一性(CDU)の問題が生じる。
レジストレーション誤差を補正するときのCDUの問題を回避するために、レジストレーション誤差を補正する第1のタイプのピクセルの決定と同時に、第2タイプのピクセルの分布が同時に決定され得る。第2のタイプのピクセルは、主に、規定の方法でピクセルに影響を与える光放射を局所的に散乱させる。第2のタイプのピクセルは、本質的に基板の密度を局所的に変化させない。典型的には、第2のタイプのピクセルは、たとえばフォトリソグラフィマスクのレジストレーション誤差を補正する第1のタイプのピクセルと共にマスク基板に導入される。
典型的には、第1のタイプのピクセルと第2のタイプのピクセルはどちらも、補正されるべきフォトリソグラフィマスクの基板内に均一に分布していない。1つまたは複数のピクセルの補正効果は、ピクセル書込みプロセスの詳細に依存する。したがって、ピクセルを導入するレーザシステムのレーザビームパラメータは、正確に制御されなければならない。さらに、リソグラフィプロセスで補正されたマスクを使用してマスクのパターン要素をウェーハ上に配置されたフォトレジスト上に投影するスキャナまたはステッパによって補正され得る許容光透過率変動(allowed optical transmission variation)の最大値が存在する。その結果、ピクセル書込みプロセスは、マスクの位置で許容光透過率変動を上回らないことを保証するように較正する必要がある。
現在、化学線波長(actinic wavelength)でのフォトリソグラフィの光透過率変動は、ピクセル書込みプロセスを較正するため、また、フォトリソグラフィマスクの基板に1つまたは複数のピクセルを導入することによる誤差補正プロセスによって生じる許容光透過率変動の最大量を決定するために使用される。
この手法には2つの欠点がある。(a)1つまたは複数のピクセルの基板への導入によって生じるマスク基板の変化に関連する主要なパラメータは、光透過率ではなく、誤差補正ピクセルによって生成される応力(stress:ストレス)である。これは、現在の較正プロセスが、1つまたは複数のピクセルの効果を説明するために、また最大の許容光透過率変動を決定するために間接量を使用することを意味する。(b)さらに重要なことに、将来のEUVマスクは、反射型光学素子となる。フォトリソグラフィマスクの基板にピクセルを導入することに基づく誤差補正プロセスを較正するための透過に、もはや化学線波長を用いることができない。したがって、現在確立されている較正プロセスをEUVマスクにも使用する場合、コーティングされていないEUVマスク基板上で光透過率の較正を行われなければならないので、欠陥補正のワークフローが変更されることになる。
本発明の方法は、マスクの欠陥を補正する1つまたは複数のピクセルの書込みに起因するマスク基板の応力によって生じる複屈折の変化を考慮する。誤差補正ピクセルの主な効果、すなわち欠陥補正プロセスを較正するための応力複屈折を使用することにより、現在の較正プロセスの両方の欠点を回避することができる。
複屈折の変化を決定することは、1つまたは複数のピクセルを基板に導入する前と、1つまたは複数のピクセルを基板に導入した後に、基板の複屈折を測定することを含み得る。
典型的には、フォトマスクの基板には、たとえば、石英基板またはLTE(Low Temperature Expansion:低温膨張)材料のような光学等方性材料が使用される。これらの材料の場合、誘起される複屈折は応力光学係数K(単位:[mm2/N])に正比例する。これは、測定位置で試料を透過する、応力の主軸に平行および垂直に配向された2つの入射プレーン波間の光路長の差またはリターデーション(retardation:遅延)Δとして測定され得る。
1つまたは複数の誤差は、レジストレーション誤差、基板全体にわたる光透過率の変動、オーバーレイ欠陥、およびフォトリソグラフィマスクの基板の屈曲のうちの少なくとも1つを含み得る。
補正可能な欠陥のこの一覧は、すべてではない。たとえば、フォトリソグラフィマスクの基板にピクセルを導入することによって、フォトリソグラフィマスクの偏光欠陥も補正され得る。
本出願において、「フォトリソグラフィマスク」という用語には、ナノインプリント(nanoimprint)技術用のテンプレートも含まれる。
1つまたは複数の導入されるピクセルは、フォトリソグラフィマスクの1つまたは複数のパターン要素によって変更された光放射の偏光に影響を及ぼさない場合がある。これはEUVマスクの場合には正しい。その理由は、EUV光子は、ピクセルが配置されている層を通過しないからである。
1つまたは複数の導入されるピクセルの効果を決定するステップは、フォトリソグラフィマスクの基板に1つまたは複数のピクセルを導入するために使用されるレーザシステムの少なくとも1つのレーザビームパラメータの関数として、複屈折の変化を決定することを含み得る。
本発明の方法は、フォトリソグラフィマスクの1つまたは複数の誤差を補正するために、フォトリソグラフィマスクの基板に1つまたは複数のピクセルを書き込むときに、複屈折の決定された変化に基づいてレーザシステムの少なくとも1つのレーザビームパラメータを制御するステップをさらに含み得る。
1つまたは複数のレーザビームパラメータに応じて1つまたは複数のピクセルを基板に導入する応力によって生じる複屈折の変化または変動を決定することによって、ピクセル書込みプロセスを制御するために使用できる較正曲線の決定が可能になる。
複屈折の変動を決定することは、フォトリソグラフィマスクの化学線波長よりも大きい波長を使用した透過型光学複屈折測定システムを使用することを含み得る。さらに、複屈折の変動を決定することは、フォトリソグラフィマスクの化学線波長よりも大きい波長を使用した反射型光学複屈折測定システムを使用することを含み得る。
応力複屈折を量として使用して、誤差補正ピクセルをマスク基板に書き込むことにより誘起される応力を決定することによって、ピクセル効果の決定を化学線波長から分離することが可能になる。したがって、応力複屈折を測定するための波長は、化学線波長とは独立して選択され得る。むしろ、応力複屈折を測定するための波長を、マスク基板の光学特性に適合させることができ、それにより、応力複屈折を高精度で決定することができる。
透過型光学複屈折測定システムの波長は、可視波長域内とすることができる。
EUVマスクの基板は、EUV光子を透過しないが、典型的には可視波長域で少なくとも部分的に透過する。したがって、本発明の方法を使用して、化学線波長に関係なく従来の透過型フォトリソグラフィマスクについて、また同様に特定の化学線波長に依存せずに将来のEUVマスクについて、1つまたは複数のピクセルを書き込むことによる欠陥補正プロセスによって生じる応力複屈折を直接決定することができる。
少なくとも1つのレーザビームパラメータは、レーザビームのパワー(power:強さ)、レーザビームのパルス長、パルス密度、焦点幅、焦点深度、波長、波面、および偏光のうちの少なくとも1つを含み得る。
波面は、フォトリソグラフィマスクの基板に1つまたは複数のピクセルを生成する電磁放射の波面の形状を表す。
規定される方法は、複屈折の変化と、フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの応力モデルとを関連付けるステップをさらに含み得る。
上記で規定される方法は、基板の光透過率変動を、少なくとも1つのレーザビームパラメータの関数として決定することを含む。
このステップにより、従来の較正プロセスを、本出願で説明されている新しい較正プロセスに結び付けることが可能になる。このステップは、応力複屈折と光透過率の変動とを関連付けるためにも必要である。
レーザビームのパルス長、パルス密度、焦点幅、焦点深度、波面、および偏光は固定されてもよく、レーザビームのパワーは、パラメータとして変更されてもよい。
規定される方法は、複屈折の変化と、基板に導入される1つまたは複数のピクセルによって生じる光透過率変動とを関連付けるステップをさらに含み得、少なくとも1つのレーザビームパラメータがパラメータである。
フォトリソグラフィマスクの各タイプの基板について、応力複屈折と誘起される光透過率変動との間の関係を確立することが可能である。これは、ピクセル書込みプロセス中に基板に導入される応力の量に対して、マスク基板の光透過率変動を推定できることを意味する。
少なくとも1つのレーザビームパラメータを制御するステップは、1つまたは複数のピクセルを基板に導入することが、フォトリソグラフィマスクの基板の光透過率の変動の所定の閾値を局所的に超えないように、少なくとも1つのレーザビームパラメータの数値を制限することを含み得る。
少なくとも1つのレーザビームパラメータをパラメータとして用いた光透過率変動の関数として応力複屈折が決定される較正プロセスに基づくことで、第2の誤差補正プロセスで基板にさらなるピクセルを書き込むことによって補正できない1つまたは複数の新しい誤差を導入することなく、マスク基板にピクセルを書き込むことによる誤差補正プロセスがフォトリソグラフィマスクの欠陥を効果的に補正することが保証され得る。
規定される方法は、1つまたは複数のピクセルを基板に導入するためにレーザシステムによって使用される波長での基板の光透過率変動を決定するステップをさらに含み得る。基板は、極紫外線(EUV)波長域のフォトリソグラフィマスク用の基板を含み得る。
すでに上述したように、1つまたは複数のピクセルを基板に導入することによってマスク基板に導入される応力は、少なくとも1つのレーザビームパラメータに依存する。他の上述のレーザビームパラメータが固定される場合、少なくとも1つのレーザビームパラメータは、レーザビームのパワーとすることができる。基板、具体的にはEUVマスクの基板は、少なくとも1つのレーザビームパラメータを決定するときに、ピクセルを生成するレーザシステムが動作する波長において無視できない光吸収を有し得る。具体的には、フォトマスクの光吸収はバッチごとに異なる場合がある。この効果が考慮されない場合、少なくとも1つの実際のレーザビームパラメータは、ピクセルが生成される位置において、決定されたレーザビームパラメータから逸脱する可能性がある。したがって、誤差補正プロセスは最適ではなく、完全に失敗する可能性さえある。
基板の光透過率変動を決定するステップは、光透過率の変動を、フォトリソグラフィマスクの基板の横方向位置の関数として決定することを含み得る。
典型的には、光透過率はEUVマスク基板全体にわたって異なる場合がある。したがって、ピクセル書込みによる正確な欠陥補正のためには、ピクセル書込み波長での基板の光減衰の変動を考慮する必要がある。
マスクの横方向位置は、フォトリソグラフィマスクの平面内の位置(x方向およびy方向)である。z方向はマスク平面に対して垂直である。
規定される方法は、光透過率変動を、1つまたは複数のピクセルが基板に導入される基板の深度および横方向位置の関数として決定するステップをさらに含み得る。
フォトリソグラフィマスクの補正されるべき誤差のタイプに応じて、1つまたは複数のピクセルが、マスク基板の様々な深度に導入され得る。したがって、基板内のレーザビームの減衰は、補正されるべき誤差のタイプに依存する可能性がある。欠陥補正プロセスを最適化するために、パラメータが導入される深度を考慮することが好ましい。
基板は、基板の後面上にコーティングを有してもよく、少なくとも1つのレーザビームパラメータを決定するとき、コーティングは、導電性であり、1つまたは複数のピクセルが基板に導入される波長で少なくとも部分的に光透過性である。
EUVマスクの基板は、後面にコーティングが施されている場合がある。EUVマスクが電子チャック(electronic chuck)に固定され得るように、コーティングは典型的には導電性である。EUVマスクの欠陥を補正するために、ピクセルは、典型的にはマスク基板の後側を介して導入される。典型的には、マスク基板の前側には、EUV放射の反射要素として機能する多層構造が配置される。したがって、通常は、ピクセルをマスク基板に導入するために、EUVマスクの前側にアクセスすることはできない。したがって、導電性の後側コーティングは、ピクセルがEUVマスクの基板に導入される波長で少なくとも部分的に光学的に透明である必要がある。
コーティングは、インジウムスズ酸化物(ITO:indium tin oxide)、フッ素スズ酸化物(FTO:fluorine tin oxide)、およびアンチモンスズ酸化物(ATO:antimony tin oxide)のうちの少なくとも1つの材料を含み得る。コーティングの厚さは、1nm〜200nm、好ましくは2nm〜100nm、より好ましくは3nm〜50nm、最も好ましくは4nm〜30nmの範囲を含み得る。代替として、導電性コーティングは、2つの層を含み得る。第1の層は、厚さ2nm〜50nm、好ましくは4nm〜30nm、より好ましくは6nm〜20nm、最も好ましくは8nm〜12nmの窒化クロム(CrN:chromium nitride)を含み得る。第2の層は、厚さ50nm〜1000nm、好ましくは100nm〜800nm、好ましくは200nm〜600nmの、たとえば酸窒化タンタル層のような金属酸化物層を含み得る。
上記で規定される方法は、複数のピクセルを基板に導入するためにレーザシステムによって使用される波長での基板および/またはコーティングの光透過率変動を決定するステップをさらに含み得る。
コーティングは、多くの場合、低い電気抵抗と高い光透過率との間のトレードオフに基づく。基板の後面コーティングは、コーティングの材料組成および厚さに応じて、数パーセント〜数十パーセントの範囲の光吸収を有し得る。したがって、ピクセルの書込みに使用される少なくとも1つのレーザビームパラメータを決定するとき、コーティングの光減衰を考慮することは非常に有益である。
基板および/またはコーティングの光透過率変動を決定することは、光透過率の変動を、フォトリソグラフィマスクの基板の横方向位置の関数として決定することを含み得る。基板と同様に、コーティングの光透過率も、マスク基板全体にわたって上下する可能性がある。これは、コーティングの深度の位置の変動、および/または材料組成の局所的な変動、および/またはコーティングのドーピングの局所的な変動に起因して発生する場合がある。
基板の光透過率変動を決定することは、基板の光反射を決定すること、および基板の光透過率を決定することを含み得る。さらに、基板およびコーティングの光透過率変動を決定することは、基板およびコーティングの光反射を決定すること、ならびにコーティングおよび基板の光透過率を決定することを含み得る。反射、吸収、および透過の3つの量は、誘電体材料を実質的に特徴付ける。これらの量のうち2つを測定することによって、第3の量を推定することができる。
上で定義された方法は、基板および/またはコーティングの光透過率変動を、1つまたは複数のピクセルが基板に導入される基板の深度および横方向位置の関数として決定するステップをさらに含み得る。
ピクセル書込みプロセスを、一方ではマスク基板およびマスクコーティングの光学特性に、他方ではピクセルが導入される深度に適応させることによって、誤差補正プロセスを最適化することができる。
1つまたは複数のピクセルは、1つまたは複数の誤差を補正するための第1のタイプのピクセルを有する第1の書込みマップを含み得、第1の書込みマップは、フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの分布を記述している。
規定される方法は、決定された複屈折の変化、ならびに/または1つまたは複数のピクセルが基板に導入される波長での基板および/もしくはコーティングの決定された光透過率変動に基づいて、基板の光透過率変動を補正するための第2のタイプのピクセルを有する第2の書込みマップを決定するステップをさらに含み得る。
コンピュータプログラムは、コンピュータシステムに本発明の方法および上記の態様のいずれかのステップを実行させるための命令を含み得る。
本発明の別の態様によれば、特許請求項16に記載の装置が提供される。一実施形態では、フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための装置であって、フォトリソグラフィマスクが1つまたは複数のパターン要素を有し、1つまたは複数のピクセルが、フォトリソグラフィマスクの1つまたは複数の誤差を少なくとも部分的に補正するように機能し、装置は、1つまたは複数のパターン要素を有するフォトリソグラフィマスクの基板の複屈折の変化を決定することによって、1つまたは複数の導入されるピクセルの効果を決定するための手段を備える。
複屈折の変化を決定するための手段は、偏光計、楕円偏光計、および複屈折結像システムのうちの少なくとも1つを含み得る。
1つまたは複数の導入されるピクセルの効果を決定するための手段は、フォトリソグラフィマスクの表面上の応力分布を決定するための手段を含み得る。応力分布を決定するための手段は、表面プラズモン共鳴を決定するための装置を備え得る。内部応力に対するフォトマスクの反応を正確にモデル化する場合、マスクの両側の表面応力に関する情報を使用してピクセル効果を決定することが可能である。
マスク表面の応力分布を直接決定することは、マスク基板に書き込まれたピクセルの効果を決定することの代替案である。
本発明の装置は、基板および/または基板上に配置されたコーティングの光反射および/または光透過率を決定するように適合された光学測定システムをさらに備え得る。
装置は、1つまたは複数の誤差を補正するために使用されるピクセル書込みシステムをさらに備え得る。
複屈折の変化を測定する手段、光学測定システム、および1つまたは複数の誤差を補正するために使用されるレーザシステムは、単一の装置に組み合わされ得る。
最後に、装置は、本発明の方法のステップおよび上記の態様のいずれかのステップを実行するように適合され得る。
本発明をよりよく理解し、その実際の適用を理解するために、以下の図を提供し、以下で参照する。図は例としてのみ与えられており、本発明の範囲を決して限定するものではないことに留意されたい。
透過型フォトリソグラフィマスクの概略断面図である。 ナノインプリントリソグラフィで使用されるテンプレートの概略断面図である。 反射型極紫外線(EUV)マスクの概略断面図である。 応力複屈折を決定するために使用され得る装置のいくつかの構成要素の概略ブロック図である。 試料の光反射および光透過を測定することを可能にする光学測定システムのいくつかの構成要素を示す図である。 上方の画像は、基板全体にわたるEUVマスクのマスク基板の透過率の変動を示す図であり、下方の画像は、反射型マスクの基板の後側でのコーティングの反射の変動を示す図であり、どちらの画像も、図5の光学測定システムによって決定される。 ピクセル書込みシステムのいくつかの構成要素の概略断面図である。 図4の装置、図5の光学測定システム、および図7のピクセル書込みシステムを組み合わせた装置の概略断面図である。 フォトリソグラフィマスクの基板へのピクセルの導入によって生じる化学線波長での光透過率変動を、基板にピクセルを書き込むために使用されるレーザシステムのレーザパワーの関数として示す図である。 フォトリソグラフィマスクの基板へのピクセルの導入によって生じる化学線波長での光透過率変動および応力複屈折を、基板にピクセルを書き込むために使用されるレーザシステムのレーザパワーの関数として示す図である。 マスク基板へのピクセルの導入に使用される様々なレーザパワーについての光透過率変動(横座標(abscissa))にわたる応力複屈折(縦座標(ordinate))を表す図である。 本出願の本発明の方法の流れ図である。
以下では、本発明の例示的な実施形態が示されている添付の図を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。しかし、本発明は、異なる形態で具現化されることができ、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示を徹底的なものにして、本発明の範囲を当業者に伝えるために提供されるものである。
特に、本発明の方法、フォトリソグラフィマスクの文脈で説明されている。しかし、当業者であれば、定義された方法が、欠陥のあるフォトリソグラフィマスクを補正する用途に限定されないことを理解するであろう。本発明の方法は、ナノインプリントリソグラフィで使用されることになる欠陥のあるテンプレート200を補正するためにも使用され得る。一般に、本発明の方法は、1つまたは複数の応力を引き起こすピクセルの導入によって補正することができるすべての透過型光学素子に適用することができる。これは、光透過率の均一性が重要なパラメータではない光学素子に対して有益に使用される。
図1は、透過型フォトリソグラフィマスク100の概略断面図である。マスク100は、第1の面すなわち前面150および第2の面すなわち後面160を有する基板110を備える。基板110は、ウェーハ上のフォトレジストの照射に使用される波長に対して透明でなければならない。この波長は、化学線波長と呼ばれる。露光波長180は、電磁スペクトルの深紫外線(DUV:deep ultraviolet)スペクトル域内、具体的には、約193nmとすることができる。典型的には、基板材料は石英を含む。基板110は、典型的には、横方向の寸法が152mm×152mmであり、深度または高さが本質的に6.35mmである。フォトリソグラフィマスク100の基板110は、その前面150に、ウェーハ上に配置されたフォトレジストのレイアウトデータによって事前に決定されたパターン要素120を結像する(image)、多くの場合はクロムから製造されたパターン130のパターン要素120を有する。
図1に示す例では、マスク100は、レジストレーション誤差の形態の誤差190を有する、すなわち、2つ以上のパターン要素120の距離が、レイアウトデータによって事前に決定された位置からずれている。誤差190は、マスク基板110の平面性誤差、オーバーレイ誤差、またはマスク基板110全体にわたる光透過率の不均一性であり得る可能性もある(図1には図示せず)。
フォトリソグラフィマスク100の基板110の、パターン要素120を保持する部分は、マスク100の活性エリア170と呼ばれ、一方、パターン要素120を有さない境界部分は、非活性エリア175と呼ばれる。化学線の露光または照射の波長を有するレーザビームが、基板110の第2の面すなわち後面160を通してマスク100の基板110を照射する。
「本質的に」という用語は、本出願の文脈において、先行技術の計測ツールを使用して変量を測定するときの、許容誤差内での測定変量の指定を意味する。
図2は、ウェーハ上にパターン要素を転写するためにナノインプリントリソグラフィで使用されるテンプレート200を概略的に示す。テンプレート200は、UVおよびDUVスペクトル域で透明である材料210を含み、多くの場合、溶融シリカがテンプレート材料として使用される。図2の例示的なテンプレート200は、誤差290を有する。テンプレート前側220のパターン要素は、図1のフォトリソグラフィマスク100のパターン要素120の製造と非常に類似したプロセスで製造される。したがって、本発明の原理は、ナノインプリントリソグラフィで使用されるテンプレート200の様々な種類の誤差を補正するために適用することもできる。テンプレート200は、テンプレート後面230を介して電磁放射280によって照射される。
図3は、13.5nmの露光波長に対するフォトリソグラフィマスク300の概略断面図である。図1のフォトリソグラフィマスクとは異なり、EUVマスク300は、多層構造305に基づく反射光学要素である。多層構造305は、入射EUV光子350を選択的に反射するミラーとして機能する。EUVマスク300の多層構造305は、溶融シリカ基板などの適切な基板310の基板前面315上に堆積される。たとえば、ZERODUR(登録商標)、ULE(登録商標)またはCLEARCERAM(登録商標)のような、他の透明な誘電体、ガラス材料、または半導体材料も、フォトリソグラフィマスクの基板として適用され得る。基板310の材料は極低熱膨張(LTE)係数を有することが有利である。
多層膜または多層構造305は、モリブデン(Mo)層320とシリコン(Si)層325との20〜60対の交互層を含む。各Mo層220の厚さは4.15nmであり、Si層225の厚さは2.80nmになる。多層構造305を保護するために、深度7nmの自然酸化物を有するシリコンのキャッピング層330が、多層構造305の上部に配置される。キャッピング層330を形成するために、たとえばルテニウムのような他の材料を使用することもできる。
多層305において、Mo層320は散乱層として機能するのに対して、シリコン層325は分離層として機能する。Moの代わりに、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、レニウム(Re)、およびイリジウム(Ir)などのZ数が大きい他の元素が散乱層に利用されてもよい。
すでに述べたように、EUVマスク300の基板310上の多層構造305は、EUV電磁放射用のミラーとして機能する。EUVマスク300になるために、バッファ構造335および吸収パターン構造340が、キャッピング層330上にさらに堆積される。バッファ層335は、処理中、たとえば、吸収パターン構造340のエッチングおよび/または修復中に多層構造305を保護するために堆積され得る。可能なバッファ構造材料は、たとえば、溶融シリカ(SiO2)、酸窒化シリコン(SiON)、ルテニウム(Ru)、クロム(Cr)、および/または窒化クロム(CrN)である。吸収構造340は、EUV波長域の光子に対して高い吸収率を有する材料を含む。これらの材料の例は、クロム(Cr)、窒化チタン(TiN)、および/または窒化タンタル(TaN)である。
光子が吸収体パターン340の表面によって反射されないことを確実にするために、吸収パターン構造340上に、反射防止(AR:anti−reflective)層345がさらに配置され得る。AR層を製造するために、酸窒化タンタル(TaON)が使用されてもよい。吸収構造340に入射するすべてのEUV光子350を本質的に吸収するには、約50nmの厚さが十分である。対照的に、キャッピング層330に入射する光子350の大部分は、光子355として反射される。
図3の例では、パターン要素360は、レジストレーション誤差の形態の誤差390を有する。パターン要素360の点線395で示す部分は、吸収材料がない状態であるべきである。
透過型フォトマスク110と同様に、EUVマスク300の基板310は、通常、横方向の寸法が152mm×152mmであり、厚さまたは高さが本質的に6.35mmである。基板310の後面370、すなわち基板後面370は、薄いコーティング375を有する。EUVマスク300が静電力によって固定され得るように、すなわち、EUVマスク300がリソグラフィ照射システムの試料ステージ上に電子的にチャックされ(chucked:押さえられ)得るように、コーティング375は導電性であるべきである。さらに、コーティングは、レーザシステムが基板310にピクセルを導入するために使用する波長の周りでは、少なくとも部分的に光学的に透明でなければならない。両方の要件を満たす材料は、たとえば、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素スズ酸化物(FTO)、および/またはアンチモンスズ酸化物(ATO)である。コーティング375の厚さは、10nm〜50nmとすることができる。代替として、コーティングは、厚さ10nm〜20nmの窒化クロム(CrN)層を含み得る。さらに、代替コーティングが、CrN層および最大600nmの範囲の厚さの金属酸化物層を含むことも可能である。
さらなる代替では、コーティング375に極薄金属層が使用されてもよい。たとえば、コーティング375は、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、チタン(Ti)、ウォルフラム(W)、インジウム(In)、プラチナ(Pt)、モリブデン(Mo)、ロジウム(Rh)、および/もしくは亜鉛(Zn)、ならびに/またはこれらの金属の少なくとも2つの混合物の群のうちの少なくとも1つの金属を含み得る。金属層の厚さは、典型的には30nm未満である。
図4は、フォトリソグラフィマスク100、300の基板110、310にピクセルを導入することによって誘起される応力複屈折を決定するために使用することができる装置400の断面を示す。装置400は、レーザ光源420であり得る光源420を備える。光源は、電磁スペクトルの可視域の光を放出することができる。たとえば、図4では、光源としてHeNe(ヘリウムネオン)レーザが使用されている。光源420によって生成された光ビーム430は、光弾性変調器(PEM:photo−elastic modulator)440を通過する。PEM440は、その入口にある偏光子(図4には図示せず)と、典型的には、多くの場合は石英ガラス板である光学媒体を定期的に圧縮および拡張する、圧電変換器とを備える。通常、変調周波数は50kHzである。したがって、光弾性変調器440は、偏光子を離れる光ビームの偏光を変調する。
変調された光ビーム450は、試料410を透過する。試料410は、フォトリソグラフィマスク100、300のマスク基板110、310とすることができ、またはナノインプリントリソグラフィに適用されるテンプレート200とすることができる。図1および図3の文脈で説明したように、フォトリソグラフィマスクの基板は、典型的には光学等方性材料である。しかし、マスク製造プロセスによって、すなわち、透過型マスク100の場合はパターン130の製造によって、または反射型マスク300の場合は前側315のパターン要素360および/もしくは後面370のコーティング375の製造によって、マスク基板110、310に応力が誘起され得る。したがって、フォトリソグラフィマスク100、300が基板110、310に基づいて製造された後、欠陥のない基板110、310は、誘起応力を有し得る。結果として、フォトリソグラフィマスク100、300は、応力複屈折を示し得る。この応力複屈折の寄与を排除するために、応力複屈折の測定は差分測定であり、すなわち、ピクセルをマスク基板110、310に導入する前後に、応力複屈折が測定される。
さらに、たとえば、フォトリソグラフィマスク100、300の不適切な固定によって、そのマスク100、300に一時的に応力が印加される可能性がある。本出願では、フォトマスク100、300の不適切な取り扱いによって生じるこの一時的な応力は考慮されない。
マスク100、300の基板100、310へのピクセルの導入は、規定の方法でマスク基板100、300に局所的な永久応力を誘起する。誘起応力は、マスク基板100、300の材料に誘起された応力に線形に依存する、不透過性の変化Δβijを引き起こすかまたは誘起することが知られており、不透過性βと誘電率εは、
Figure 2021531502
によって関連付けられる。この依存性は、応力光学行列の成分、すなわち
Figure 2021531502
を用いて表すことができ、式中、qは応力光学係数行列、σは応力テンソルである。したがって、ピクセルを基板110、310に導入するまたは書き込むことによってマスク基板110、310の材料に誘起される応力は、基板110、310の材料における光ビームのリターデーションΔに直接関連付けられ、式
Figure 2021531502
によって与えられ、式中、dはマスク基板110、310の厚さであり、n0は基板110、310の等方性材料の屈折率であり、βijはフォトマスク100、300の基板材料の不透過性行列の成分である。式3は、フォトリソグラフィマスク100、300の平面での2次元変形モデルにおけるリターデーションを説明している。
マスク基板110、310へのピクセルの導入に起因する応力複屈折によって生じるリターデーションΔは、測定可能な量に単純な方法で正確に結び付けられる。材料複屈折を有するフォトリソグラフィマスク100、300のリターデーションΔは、式
Figure 2021531502
に従って、マスク100、300の基板110、310の厚さd、および基板110、310のその速軸nFと遅軸nSの屈折率によって求められ、δは複屈折と呼ばれる。リターデーションの寸法はメートルであり、典型的には、ナノメートルで示される。
マスク基板110、310の材料複屈折によって生じるリターデーションΔは、入射レーザビーム450の偏光に対する、試料410を離れるレーザビーム460の偏光の変化をもたらす。
試料410を離れる光ビーム460は、検出システム470に入る。検出システム470は、変調された光ビーム460を本質的に同じ光学強度を有する2つのビームに分離するビーム分割ミラーを含み得る。各部分ビームは、分析器とフィルタを組み合わせたものを通過し、次いで、光検出器によって検出される。検出システム470内の構成要素は、図4には図示せず。
装置400の横方向分解能は、試料410内の変調されたレーザビーム450の焦点幅によって決定される。現在、応力複屈折を決定するための横方向分解能は4μmの範囲内である。
計算ユニット(図4には図示せず)は、2つの光検出器の測定信号を、試料410の複屈折を求めることができるパラメータに変換することができる。装置400または計算ユニットは、リターデーションΔおよび速軸角度を出力信号として提供する。典型的には、装置400の分解能限界は、数ピコメートルの範囲内である。1pmまでの分解能が可能であり、典型的には、繰返し精度は約±10pmである。
装置400の光源420、PEM440、および検出システム470は、インターフェース480を有し得る。装置400は、インターフェース480を介して計算ユニットのデータを出力することができる。装置400は、インターフェース480を介して外部から制御されてもよく、その測定データをインターフェース480によって外部のコンピュータシステムに送信することも可能である。
図4の装置400は、基板110、310を通して光を透過させることによって、フォトリソグラフィマスク100、300の基板110、310にピクセルを導入することによって誘起される応力複屈折を決定する。しかし、基板110、310から反射された光のみに基づいて動作する装置(図4には図示せず)を使用することによって、応力複屈折を決定することも可能である。したがって、装置を使用してEUVマスク300の応力複屈折を分析することができる。
図5は、マスク基板100、300、具体的にはEUVマスク300の基板310の光吸収を決定するために使用できる光学測定システム500のいくつかの構成要素を概略的に示す。光学測定システム500は、レーザシステムであり得る光源520を備える。光源520の波長は、マスク基板110、310にピクセルを導入するために使用されるレーザシステムの波長に適合されてもよい。図5の例では、光源は、発光ダイオード(LED:light emitting diode)である。光源520は、ケーブル515によって、制御ユニット(図5には図示せず)に接続されている。光源520によって生成された光は、光ファイバ525を介して投影システム530に接続され、投影システム530が、光ビーム535を試料510に方向付ける。試料510は、フォトリソグラフィマスク100、300とすることができ、またはテンプレート200とすることができる。
入射光ビーム535の典型的には小さい第1の部分は、試料510の前側で反射される。たとえば、試料510の前側575は、透過型マスク100の基板110の後側160とすることができ、またはフォトリソグラフィマスク300の基板310のコーティング375の前側の面とすることができる。光ビーム535の第2の部分は、試料510の後側580から反射される。試料510の後側580は、透過型マスク100の基板110の前側190とすることができ、またはEUVマスク300の基板310の前側315とすることができる。
第1の反射部分555および第2の反射部分565は、開口550によって、たとえば、ピンホール550によって分離され得る。さらに、開口550を透過するビームは、フィルタ560によってフィルタリングされ、次いで、光検出器570によって測定される。したがって、第1の反射部分555および第2の反射部分565は、光検出器570によって順次測定され得る。また、2つの異なる光検出器570を使用して、第1の反射部分555および第2の反射部分565を同時に検出することも可能である。
第2の光検出器540は、試料510の後ろに配置され、試料510を透過し、かつ試料510の後面580で反射されない入射光535の一部分545を検出する。光検出器540、570は、フォトダイオード、たとえば、PINダイオードまたはアバランシェダイオードを含むことができる。代替として、光電子増倍管を光検出器540、570として使用することができる。
反射された放射555、565および透過された放射の検出の横方向分解能は、投影システム530ならびに光検出器540および570の開口550によって決定される、入射光ビーム535の焦点幅に依存する。光学測定システム500の横方向分解能は、100μm〜1mmの範囲内である。より小さい孔を有する開口550を使用するほど、より高い横方向分解能を得ることができるが、光検出器540、570の信号の信号対雑音比が低くなる。
光検出器540および570の測定値に基づいて、試料510に入射する光ビーム535の反射部分555、565および透過部分545が決定され得る。これらの測定値に基づいて、基板110、310の吸収または減衰が算出され得る。さらに、光検出器540、570によって測定されたデータにより、EUVマスク300のコーティング層375の吸収を決定することも可能になる。さらに、光検出器540、570は、入射光ビーム535の反射部分555、565および透過部分545を、マスク基板110、310の横方向位置の関数として測定することができる。したがって、測定システム500により、基板110、310および/もしくはコーティング375の両方の吸収または減衰を高い空間分解能で決定することが可能になる。
図6の上方の画像600は、フォトリソグラフィマスク300全体にわたる入射光ビーム535の透過部分545の変動を、横方向位置の関数として示す。光源520の波長は、532nmである。画像600から見て取れるように、フォトマスク300全体にわたる絶対透過率変動は約3%である。
図6の下方の画像650は、EUVマスク300の基板300のコーティング375全体にわたる入射光ビーム535の第1の反射部分555の変動を示し、やはりこの場合も入射光ビーム535の波長は532nmである。最大絶対変動は約0.7%になる。
当業者であれば、画像600および650が、EUVマスク330の基板310全体にわたり透過された光ビーム545および反射された光ビーム555の絶対的な数値を示していることを認識するであろう。これは、図6に示す例では、EUVマスク300の基板310およびコーティング375が入射光ビーム535の約20%を透過することを意味する。図6の例では、試料510の前側575から一次反射された光555は、約29%になる。したがって、A=1−R−Tによれば、図6の例では、入射光535の約50%が、EUVマスク300の基板310およびコーティング375に吸収される。典型的な一次反射値は、30%〜60%の範囲内である。さらに、典型的には、入射光535の15%〜25%が、EUVマスク300の基板310およびコーティング375を透過する。したがって、図6の例では、EUVマスクの基板310およびコーティング375の吸収は、15%〜55%の範囲を含む。しかし、すでに述べたように、これは一例に過ぎない。有意な吸収がないか、または図6の例に示すよりも、光透過率が高いもしくは低い可能性がある、もしくは数値反射率の値が高いもしくは低い可能性がある、他のコーティングおよび基板が存在する。
図7は、図1および図3のフォトリソグラフィマスク100、300、ならびに図2のテンプレート200の誤差を補正するために使用することができる例示的なピクセル書込み装置700の概略ブロック図を示す。ピクセル書込み装置700は、3次元で移動可能であり得るチャック(chuck)820を備える。試料710は、たとえばクランピングのように様々な技法を使用することによってチャック720に固定され得る。試料710は、試料710基板後面が対物レンズ740の方を向くように、上下反転させてチャック720に取り付けられる。試料710は、フォトリソグラフィマスク100、300とすることができ、またはテンプレート200とすることができる。
ピクセル書込み装置700は、パルスまたは光パルスのビームもしくは光ビーム735を発生させるパルスレーザ源730を含む。レーザ源730は、可変持続時間の光パルスを生成する。パルス持続時間は、最低10fs(フェムト秒)とすることができるが、最高100ps(ピコ秒)まで連続的に増加することができる。パルスレーザ源730によって生成される光パルスのパルスエネルギーは、パルス当たり0.01μJ〜パルス当たり最大10mJに達する広い範囲にわたって調整され得る。さらに、光パルスの繰返し率は、1Hz〜100MHzの範囲を含む。たとえば、光パルスは、800nmの波長で動作するTi:サファイアレーザによって生成され得る。しかし、マスク基板110、310にピクセルを導入することによる誤差補正方法は、このレーザタイプに限定されず、主に、フォトリソグラフィマスク100、300またはテンプレート200の基板110、310へのバンドギャップよりも小さい光子エネルギーを有するとともに、フェムト秒範囲の持続時間でパルスを生成することができるすべてのレーザタイプを使用することができる。したがって、たとえば、Nd−YAGレーザシステムまたは色素レーザシステムが適用されてもよい(図7には図示せず)。
ステアリングミラー790は、パルスレーザビーム735を集束対物レンズ740に方向付ける。対物レンズ740は、パルスレーザビーム735を、基板後面160、370を通して、フォトリソグラフィマスク100、300の基板110、310に集束させる。適用される対物レンズ740のNA(numerical aperture:開口数)は、焦点の所定のスポットサイズ、および基板後面160、370に対するフォトリソグラフィマスク100、300の基板110、310内の焦点の位置に依存する。対物レンズ840のNAは、最大0.9とすることができ、その結果、焦点スポットの直径は本質的に1μmになり、最大強度は本質的に1020W/cm2になる。
ピクセル書込み装置700は、試料710の平面における試料ホルダ720の2軸位置決めステージの並進(x方向およびy方向)を管理する、コントローラ780およびコンピュータシステム760も含む。コントローラ780およびコンピュータシステム760はまた、対物レンズ740が固定されているチャック720の平面に対して垂直な対物レンズ740の並進(z方向)を、1軸位置決めステージ750を介して制御する。ピクセル書込み装置700の他の実施形態では、チャック720に、試料710を目標位置に移動させるための3軸位置決めシステムを設け、かつ対物レンズ740を固定してもよく、または、チャック520を固定し、かつ対物レンズ540を3次元で移動可能としてもよい。
コンピュータシステム760は、マイクロプロセッサ、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、CPU(central processing unit:中央処理装置)などとすることができる。これは、コントローラ780内に配置され得るか、またはPC(personal computer:パーソナルコンピュータ)、ワークステーション、メインフレームなどの別個のユニットとすることができる。コンピュータシステム760は、接続755を介してコンピュータシステム760を図4の装置400に接続するインターフェースをさらに備え得る。さらに、コンピュータシステム760は、接続795によって、図5の光学測定システム500の接続515ならびに光検出器540および570を介して、レーザ源520を制御してもよい。
さらに、ピクセル書込み装置700は、チャック720に配置された照射源からダイクロイックミラー745を介して光を受け取るCCD(charge−coupled device:電荷結合素子)カメラ865を含む、ビューイングシステムを提供することもできる。ビューイングシステムは、試料710の目標位置への誘導を容易にする。さらに、ビューイングシステムを使用して、光源730のパルスレーザビーム735による、試料710の基板後面上での変更されたエリアの形成を観察することもできる。
コンピュータシステム760は、インターフェース480を介して装置400から取得された誤差データおよび測定データ、ならびにインターフェース515を用いて測定システム500から取得された誤差データおよび測定データからレーザビーム735のレーザビームパラメータを決定する処理ユニットを備え得る。装置400および測定システム500の両方の実験データを考慮することにより、誤差補正プロセスがフォトマスク100、300の新たな欠陥を引き起こすというリスクを伴わずに、フォトリソグラフィマスク100、300のより多くの誤差のうちの1つを効果的に補正することができる。ピクセル書込みプロセスのさらなる詳細は、米国特許第9658527号に記載されている。
図8は、図4の装置400と、図5の光学測定システム500と、図7のピクセル書込み装置700とを単一のデバイスに組み合わせた複合装置800の断面を概略的に示す。制御および処理ユニット850は、接続810を介して装置400を制御し、接続820によって測定システム500を制御し、接続830によってピクセル書込み装置を制御する。さらに、制御および処理ユニット850は、接続840を介して外部のインターフェース860に接続されている。
制御および処理ユニット850は、装置400による応力複屈折の測定を制御し、接続810を介して装置400から実験データを取得する。さらに、制御および処理ユニットは、基板310および/またはコーティング375の光反射および光透過の測定を制御し、測定データを受信する。たとえば、制御および処理ユニット850は、これらのデータに基づいて、マスク基板110、310のコーティング375に入射するレーザビーム735のパワーを、基板310内の深度の関数として決定することができる。ピクセルの補正効果は、ピクセルが生成される場所での局所エネルギー密度に強く依存するので、ピクセル書込み装置の誤差補正プロセスを、ピクセル書込み装置700によって正確に制御することができる。
制御および処理ユニット850は、インターフェース860および接続840を介して、欠陥計測システムからマスク100、300の誤差データを受信することができる。制御および処理ユニットは、取得された誤差データ、基板110、310の決定された応力複屈折、および基板110、310の決定された反射特性および透過特性に基づいて、ピクセル書込み装置700のレーザビームパラメータを決定することができる。制御および処理ユニット850は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、およびそれらの組合せで実装され得る。制御および処理ユニット850は、装置400および光学測定システム500から受信した測定データから、ピクセル書込み装置700のレーザシステム730のレーザビーム735のパラメータを算出するアルゴリズムを含み得る。
図9の線図900は、複数のピクセル配列が導入されたフォトリソグラフィマスク100の基板110の光透過率変動の測定値を示す。図9および次の図10において、複数のピクセル配列のそれぞれの中のピクセルは、一定の密度を有する。図9の例では、ピクセル配列の横方向の寸法は3mm×3mmであり、ピクセルのピッチは両方向に約4μmである。すべてのピクセル配列が、基板110の中心、すなわち3.175mmの深度で書き込まれている。ピクセル書込み装置700のレーザシステム730の異なるパワーレベルで、様々なピクセル配列が基板110に導入されている。ピクセル配列をマスク基板110に導入するために使用されるレーザビームパラメータを、次の表に示す。
Figure 2021531502
図9に示す測定点を取得するために、ピクセル配列を有する基板110は、DUV(深紫外線)ランプを用いてCW(Continuous Wave:連続波)モードで照射されている。DUVの放射は、狭帯域フィルタでフィルタリングされる。代替として、図9の測定データは、マスク100の化学線波長で、すなわち193nmで測定することもできる。したがって、この測定に、フォトリソグラフィ照射システムの光源を使用することができる。典型的には、フォトリソグラフィ照射システムの光源は、CWモードまたは準CWモードで基板110を放射する。
線図900から分かるように、深紫外線(DUV)波長域での光放射の減衰は、ピクセル書込みプロセスで使用されるレーザ出力の関数としてほぼ直線的に増加する。測定点920に近似する曲線910の詳細を図9に示す。曲線910に基づいて、フォトマスク100の基板110全体にわたる光透過率またはDUV減衰の変動を補償する第2のタイプのピクセルを含む第2のピクセル配列の決定に使用され得るルックアップテーブルを確立することができる。フォトリソグラフィマスク100の光透過の変動を補償するための少なくとも1つの第2のタイプのピクセルを有する第2のタイプのピクセル配列を書き込むために、ルックアップテーブルに基づいて、レーザシステム730のレーザビームパラメータを固定することができる。
図9に示す例では、マスク基板110の許容光減衰の最大値は3%である。基板110のこの量の光減衰を、スキャナまたはステッパによって補償することができ、スキャナまたはステッパは、補正されたフォトリソグラフィマスク100を使用して、マスク100のパターン130をウェーハ上に配置されたフォトレジスト上に投影する。したがって、許容光減衰の最大値は、たとえば、フォトリソグラフィマスク100の誤差190を補正するピクセル書込みプロセス中のレーザビーム735の最大パワーを固定する。一点鎖線の曲線930は、この関係を示している。
図9は、フォトリソグラフィマスク100の基板110にピクセルを導入する欠陥補正プロセスまたはRegCプロセスのための従来の較正プロセスを示す。すでに上述したように、この較正手順は、EUVマスク300には、もはや使用することができない。EUVマスク300の基板310は、化学線波長に対して透明ではない。さらに、従来の較正プロセスは、マスク基板110に導入されたピクセルの効果を、基板110の誘起された光透過率の変動から間接的に推定する。さらに、光透過率は、EUVマスク300についての関連パラメータではない。パラメータを一定のレベルに維持される必要はなく、自由に選択することができる。
図10は、マスク基板110に書き込まれるピクセル配列の光透過率または光減衰の変動を、ピクセル書込みシステム700のレーザビーム735の異なるパワーレベルでさらに示す。図10では、ピクセル配列は、裸のマスク基板110に書き込まれる。測定点1020は、回転した四角で示されている。測定点1020に関しては、縦座標を線図1000の右側に表示している。近似曲線1010は、式1050によって与えられる。
図10はまた、裸のマスク基板110における同じピクセル配列についての応力複屈折の測定値を示す。図10では、測定点1040は、四角で示されている。近似曲線1030の結果は、線図1000の1060によって与えられる。図10に示す応力複屈折の測定値は、差分測定値である。これは、ピクセル配列をマスク基板110に導入する前に、基板110の応力複屈折が測定されていることを意味する。したがって、ピクセル配列の導入前に基板110にすでに存在し得る応力複屈折の影響は、図10に示したデータから除外されている。
線図1000は、ピクセル配列が応力複屈折を誘起することを明確に示している。さらに、図10は、応力複屈折が、ピクセル配列が基板110に導入されたレーザパワーの関数として変化することも示している。さらに、測定点1120および1040、ならびに算出された曲線1010および1030は、応力複屈折の変動とDUV波長域における光放射の減衰との間に相関関係があることを示している。
図11は、基板110にピクセル配列を書き込むために使用される様々なレベルのレーザパワーについて、図10の光減衰データを横座標で表し、図10の応力複屈折データを縦座標で表した図である。曲線1110から明確に分かるように、異なるパワーレベルを有するレーザビーム835で書き込まれたピクセル配列によって生じる光減衰と応力複屈折との間には直線関係がある。
したがって、図11の線図1100は、応力複屈折の測定を、透過型フォトリソグラフィマスク100のRegCプロセスの較正に使用できることを実証している。応力複屈折の決定は、従来の較正プロセスに加えて使用することができる。しかし、応力複屈折の決定に基づくRegC較正プロセスは、基板110に書き込まれたピクセルによって生じる光減衰の測定に基づく現在の較正手法に取って代わることもできる。
さらに重要なことに、図4に示すように、装置400は、HeNeレーザ源を光源420として使用し、それにより応力複屈折が632nmの波長で測定されるようにする。したがって、応力複屈折の測定は、典型的には可視波長域で光学的に透明であるEUVマスク300の基板310に対しても実行することができる。RegC較正を化学線波長から分離することによって、本出願で説明する方法を、透過型フォトリソグラフィマスク100と反射型フォトリソグラフィマスク300の両方に使用することができる。
最後に、図12は、本発明の方法の流れ図1200を示す。方法は、1210から開始する。ステップ1220において、1つまたは複数のパターン要素120、360を有するフォトリソグラフィマスク100、300の基板110、310の複屈折の変化を決定することによって、1つまたは複数の導入されたピクセルの効果が決定される。このステップは、応力複屈折測定を実行するように設計された装置400によって実行され得る。
ステップ1230において、1つまたは複数の導入されたピクセルの決定された効果に基づいて、少なくとも1つのレーザビームパラメータが決定される。ステップ1230は、本発明の方法の任意選択のステップである。これは、流れ図1200では点線の枠で示されている。方法は、ステップ1340で終了する。

Claims (20)

  1. フォトリソグラフィマスク(100、300)の基板(110、310)に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法であって、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)が1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有し、前記1つまたは複数のピクセルが、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の1つまたは複数の誤差(190、390)を少なくとも部分的に修正するように機能し、前記方法が、
    前記1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有する前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記基板(110、310)の複屈折の変化を決定することによって、前記1つまたは複数の導入されるピクセルの前記効果を決定するステップ
    を含む、方法。
  2. 前記1つまたは複数の導入されるピクセルの前記効果を決定するステップが、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記基板(110、310)に前記1つまたは複数のピクセルを導入するために使用されるレーザシステム(730)の少なくとも1つのレーザビームパラメータの関数として前記複屈折の前記変化を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記1つまたは複数の誤差(190、390)を補正するために、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記基板(110、310)に前記1つまたは複数のピクセルを書き込むときに、前記決定された複屈折の変化に基づいて、前記レーザシステム(730)の前記少なくとも1つのレーザビームパラメータを制御するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記複屈折の変化を決定することが、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の化学線波長よりも大きい波長を使用した透過型光学複屈折測定システム(400)を使用することを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのレーザビームパラメータが、前記レーザビーム(735)のパワー、前記レーザビーム(735)のパルス長、パルス密度、焦点幅、焦点深度、波長、波面、および偏光のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記基板(110、310)の光透過率変動を、前記少なくとも1つのレーザビームパラメータの関数として決定するステップをさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記複屈折の変化と、前記基板(110、310)に導入される前記1つまたは複数のピクセルによって生じる光透過率変動とを関連付けるステップをさらに含み、前記少なくとも1つのレーザビームパラメータがパラメータである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのレーザビームパラメータを制御するステップが、前記1つまたは複数のピクセルを前記基板(110、310)に導入することが、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記基板(110、310)の前記光透過率の前記変動の所定の閾値を局所的に超えないように、前記少なくとも1つのレーザビームパラメータの数値を制限することを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数のピクセルを前記基板(110、310)に導入するために前記レーザシステム(730)によって使用される前記波長での前記基板(110、310)の前記光透過率変動を決定するステップをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記光透過率変動を、前記1つまたは複数のピクセルが前記基板(110、310)に導入される前記基板(110、310)の深度および/または横方向位置の関数として決定するステップをさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記基板(310)が、前記基板(310)の後面(370)上にコーティング(375)を有し、前記コーティング(375)が、導電性であり、前記1つまたは複数のピクセルが前記基板(310)に導入される波長で少なくとも部分的に光透過性である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記複数のピクセルを前記基板(310)に導入するために前記レーザシステム(730)によって使用される波長での前記基板(310)および/または前記コーティング(375)の前記光透過率変動を決定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記基板(310)および/または前記コーティング(375)の前記光透過率変動を決定するステップが、前記光透過率の変動を前記フォトリソグラフィマスク(300)の前記基板(310)の横方向位置の関数として決定することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記基板(310)および前記コーティング(375)の前記光透過率変動を、前記1つまたは複数のピクセルが前記基板(310)に導入される前記基板(310)の前記深度および/または前記横方向位置の関数として決定するステップをさらに含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. コンピュータシステム(760)に、請求項1〜14のいずれかに記載の前記ステップを実行させるための命令を含むコンピュータプログラム。
  16. フォトリソグラフィマスク(100、300)の基板(110、310)に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための装置(400、800)であって、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)が1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有し、前記1つまたは複数のピクセルが、前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の1つまたは複数の誤差(190、390)を少なくとも部分的に補正するように機能し、前記装置が、前記1つまたは複数のパターン要素(120、360)を有する前記フォトリソグラフィマスク(100、300)の前記基板(110、310)の複屈折の変化を決定することによって、前記1つまたは複数の導入される前記ピクセルの前記効果を決定するための手段を備える、装置。
  17. 前記複屈折の変化を決定するための前記手段が、偏光計、楕円偏光計、および複屈折結像システム(400)のうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の装置(400、800)。
  18. 前記基板(110、310)および/または前記基板(110、310)上に配置されたコーティング(375)の光反射および/または光透過率を決定するように適合された光学測定システムをさらに備える、請求項16または17に記載の装置(400、800)。
  19. 前記装置(900)が、前記1つまたは複数の誤差(190、390)を補正するために使用されるピクセル書込みシステム(700)をさらに備える、請求項16〜18に記載の装置(400、800)。
  20. 前記装置(400、800)が、請求項1〜14のいずれかに記載の前記ステップを実行するように適合される、請求項16〜19に記載の装置(400、800)。
JP2021502613A 2018-07-17 2018-07-17 フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法および装置 Pending JP2021531502A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2018/055284 WO2020016626A1 (en) 2018-07-17 2018-07-17 Method and apparatus for determining an effect of one or more pixels to be introduced into a substrate of a photolithographic mask

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021531502A true JP2021531502A (ja) 2021-11-18

Family

ID=63207804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021502613A Pending JP2021531502A (ja) 2018-07-17 2018-07-17 フォトリソグラフィマスクの基板に導入される1つまたは複数のピクセルの効果を決定するための方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11914289B2 (ja)
JP (1) JP2021531502A (ja)
KR (1) KR102598586B1 (ja)
CN (1) CN112639612A (ja)
TW (1) TWI729439B (ja)
WO (1) WO2020016626A1 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004536454A (ja) * 2001-07-18 2004-12-02 コーニング インコーポレイテッド 200ナノメートルより短波長の光に用いられる立方晶構造光リソグラフィコンポーネントに対する固有複屈折補償
US20060234139A1 (en) * 2005-04-13 2006-10-19 Kla-Tencor Technologies Corporation Systems and methods for modifying a reticle's optical properties
JP2012022323A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Carl Zeiss Sms Ltd フォトリソグラフィマスクの誤差を補正する方法及び装置
JP2012088712A (ja) * 2010-10-04 2012-05-10 Carl Zeiss Sms Ltd レーザ補正ツールパラメータを決定する方法及び装置
JP2012520993A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 複屈折を測定する測定法及び測定システム
JP2012222355A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、デバイス製造方法およびマスクを補正する方法
JP2013539543A (ja) * 2010-06-30 2013-10-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空間選択的な複屈折低減を有するフィルムを使用するマスク加工
JP2015509662A (ja) * 2012-02-21 2015-03-30 カール ツァイス エスエムエス リミテッド 光学系の少なくとも1つの欠陥を補償する方法及び装置
US20150160550A1 (en) * 2013-12-09 2015-06-11 Sang-Hyun Kim Photomask, method of correcting error thereof, integrated circuit device manufactured by using the photomask, and method of manufacturing the integrated circuit device
JP2017103309A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 旭硝子株式会社 インプリントモールド用ガラス板、およびインプリントモールド用ガラス板の製造方法
JP2018508048A (ja) * 2015-03-12 2018-03-22 レイヴ リミテッド ライアビリティ カンパニー 間接的表面清浄化装置および方法
JP2018076204A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 旭硝子株式会社 半導体用ガラス基板及び非貫通穴を有する半導体用ガラス基板の製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4192118B2 (ja) * 2004-05-31 2008-12-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査装置並びに欠陥検査システム
US7245353B2 (en) * 2004-10-12 2007-07-17 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus, device manufacturing method
JP4675697B2 (ja) * 2005-07-06 2011-04-27 株式会社東芝 マスクパターン検査方法、露光条件検証方法、および半導体装置の製造方法
WO2007069417A1 (ja) * 2005-12-12 2007-06-21 Asahi Glass Company, Limited Euvリソグラフィ用反射型マスクブランク、および該マスクブランク用の導電膜付基板
DE102006054820B4 (de) * 2006-11-21 2011-11-24 Advanced Mask Technology Center Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Korrektur von Platzierungsfehlern
US7796343B2 (en) * 2007-12-26 2010-09-14 Lasertec Corporation Photomask inspection apparatus
WO2013143594A1 (en) 2012-03-29 2013-10-03 Carl Zeiss Smt Gmbh Apparatus and method for compensating a defect of a channel of a microlithographic projection exposure system
DE102014216121A1 (de) * 2014-08-13 2016-02-18 Carl Zeiss Smt Gmbh Maske für die EUV-Lithographie, EUV-Lithographieanlage und Verfahren zum Bestimmen eines durch DUV-Strahlung hervorgerufenen Kontrastanteils
DE102016214695B3 (de) * 2016-08-08 2017-10-19 Carl Zeiss Smt Gmbh Optisches System und Verfahren zur Korrektur von Maskenfehlern mit diesem System

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004536454A (ja) * 2001-07-18 2004-12-02 コーニング インコーポレイテッド 200ナノメートルより短波長の光に用いられる立方晶構造光リソグラフィコンポーネントに対する固有複屈折補償
US20060234139A1 (en) * 2005-04-13 2006-10-19 Kla-Tencor Technologies Corporation Systems and methods for modifying a reticle's optical properties
JP2012520993A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 複屈折を測定する測定法及び測定システム
JP2013539543A (ja) * 2010-06-30 2013-10-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空間選択的な複屈折低減を有するフィルムを使用するマスク加工
JP2012022323A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Carl Zeiss Sms Ltd フォトリソグラフィマスクの誤差を補正する方法及び装置
JP2012088712A (ja) * 2010-10-04 2012-05-10 Carl Zeiss Sms Ltd レーザ補正ツールパラメータを決定する方法及び装置
JP2012222355A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、デバイス製造方法およびマスクを補正する方法
JP2015509662A (ja) * 2012-02-21 2015-03-30 カール ツァイス エスエムエス リミテッド 光学系の少なくとも1つの欠陥を補償する方法及び装置
US20150160550A1 (en) * 2013-12-09 2015-06-11 Sang-Hyun Kim Photomask, method of correcting error thereof, integrated circuit device manufactured by using the photomask, and method of manufacturing the integrated circuit device
JP2018508048A (ja) * 2015-03-12 2018-03-22 レイヴ リミテッド ライアビリティ カンパニー 間接的表面清浄化装置および方法
JP2017103309A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 旭硝子株式会社 インプリントモールド用ガラス板、およびインプリントモールド用ガラス板の製造方法
JP2018076204A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 旭硝子株式会社 半導体用ガラス基板及び非貫通穴を有する半導体用ガラス基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210030978A (ko) 2021-03-18
TWI729439B (zh) 2021-06-01
US20210124259A1 (en) 2021-04-29
US11914289B2 (en) 2024-02-27
CN112639612A (zh) 2021-04-09
KR102598586B1 (ko) 2023-11-06
WO2020016626A1 (en) 2020-01-23
TW202018410A (zh) 2020-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6452778B2 (ja) Euvマスク検査システムの光学系の波面収差計測
TWI431439B (zh) 微影裝置之位準感測器配置及器件製造方法
US20040095662A1 (en) Adjustment method and apparatus of optical system, and exposure apparatus
TW201337476A (zh) 角度分辨散射計及檢查方法
TW200841003A (en) Measurement apparatus, exposure apparatus, and semiconductor device fabrication method
JP2017500555A (ja) 反射光学素子、特にマイクロリソグラフィの光学特性を測定する測定構成体
JP2006350352A (ja) 半導体デバイスに均一なcdを提供するためのフォトマスク及びその製作方法
JP7399049B2 (ja) 基板の欠陥検査方法および欠陥検査装置
TW200912521A (en) Method of acquiring photomask information, method of displaying photomask quality, method of supporting manufacture of an electronic device, method of manufacturing an electronic device, and photomask product
US20230221659A1 (en) Assembly for collimating broadband radiation
KR20210010906A (ko) 리플렉터 및 리플렉터 제조 방법
US11914289B2 (en) Method and apparatus for determining an effect of one or more pixels to be introduced into a substrate of a photolithographic mask
KR20230110738A (ko) 고차 고조파 생성에 기반한 계측 장치 및 관련 방법
KR20240003439A (ko) 자가 교정 오버레이 계측
US20230408911A1 (en) Method and apparatus for optimizing a defect correction for an optical element used in a lithographic process
EP3792673A1 (en) Assembly for collimating broadband radiation
CN116670577A (zh) 基于高次谐波产生的量测设备及相关方法
EP3719545A1 (en) Manufacturing a reflective diffraction grating
KR20240007276A (ko) 조명 소스 및 연관된 방법, 장치
KR20220057590A (ko) 조명 소스 및 관련 계측 장치
JP2004134444A (ja) 極短紫外線光学系の光学特性測定方法及び装置、並びに極短紫外線光学系の製造方法
US20120274913A1 (en) Enhanced contrast pin mirror for lithography tools

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210305

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230615