JP2021519839A - 洗浄及びストリッピングのための組成物及び方法 - Google Patents

洗浄及びストリッピングのための組成物及び方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、基材から物質を洗浄又はストリッピングするための組成物を提供する。組成物は、主溶媒及び共溶媒を含む。共溶媒は、1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その開示内容全体が参照により本明細書に援用される、COMPOSITIONS AND METHODS FOR CLEANING AND STRIPPINGと題する2018年3月30日出願の米国特許仮出願第62/650,363号の利益を主張するものである。
本開示は、基材から物質を洗浄するための組成物及び方法に関する。詳細には、本開示は、基材から塗料、インク、及び樹脂を洗浄又はストリッピングするための組成物及び方法に関する。
洗浄組成物は、様々な基材から塗料、インク、及びポリマー樹脂を除去するために広く用いられている。例えば、洗浄組成物は、基材から硬化された塗料をストリッピングするために、湿潤又は部分硬化された塗料を塗装装置から洗浄するために、平版印刷においてローラーからインクを洗浄するために、及びポリマー樹脂加工装置からポリマー樹脂を洗浄するために用いられる。
いくつかの場合では、1又は複数の溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)を含む。NMPは、最も溶解が困難な物質の多くに対する非常に優れた溶媒である。しかし、NMPは、生殖毒素であることが見出された。人に対する潜在リスクのEPAアセスメントによると、NMPを1日あたり4時間未満使用する人において識別された急性及び慢性のリスクは、適切な耐化学薬品性手袋を用いることによって低減することが可能である。しかし、手袋及びマスクは、1日に又は連続する日数にわたって繰り返して、NMPを1日あたり4時間を超えて使用する人に対するリスクを充分に低減するものではない。塗料、インク、及び樹脂を溶解し、生殖毒素でも又は発癌性物質若しくは突然変異原であることが疑われるものでもない溶媒が必要とされている。
本開示は、基材から物質を洗浄又はストリッピングするための組成物を提供する。組成物は、主溶媒及び共溶媒を含む。共溶媒は、以下の一般式に従う1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含み:
Figure 2021519839
式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である。
本開示は、その1つの形態において、主溶媒及び共溶媒を含む組成物を提供する。共溶媒は、1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含む。カプロラクタム誘導溶媒は、以下の一般式に従い:
Figure 2021519839
式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である。
組成物中の共溶媒の濃度は、組成物の5重量%〜49重量%であってよい。組成物中の1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒は:N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも1つを含んでよい。組成物中の1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒は、2つのカプロラクタム誘導溶媒を含んでよい。組成物中の2つのカプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の5重量%〜95重量%であってよい。組成物中の2つのカプロラクタム誘導溶媒は、N−メチルカプロラクタム及びN−エチルカプロラクタムであってよい。別の選択肢として、組成物中の2つのカプロラクタム誘導溶媒は、N−メチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムであってもよい。別の選択肢として、組成物中の2つのカプロラクタム誘導溶媒は、N−エチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムであってもよい。
組成物中のカプロラクタム誘導溶媒は、第三のカプロラクタム誘導溶媒をさらに含んでもよい。組成物中の3つのカプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の5重量%〜90重量%であってよい。組成物中の3つのカプロラクタム誘導溶媒は、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムであってよい。組成物は、界面活性剤をさらに含んでよい。組成物は、増粘剤をさらに含んでよい。
本開示は、その別の形態において、基材から物質を洗浄するための方法を提供する。この方法は、基材上の物質に対して、その物質の少なくとも一部を溶解するために、組成物をある時間にわたって適用すること、及び続いて、溶解した物質を含む組成物を基材から除去すること、を含み、組成物は、主溶媒及び共溶媒を含む。共溶媒は、以下の一般式に従う1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含み:
Figure 2021519839
式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である。
方法の1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒は:N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも1つを含んでよい。方法の1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒は:N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも2つを含んでよい。方法の組成物は、界面活性剤及び増粘剤のうちの少なくとも1つをさらに含んでよい。方法の物質としては、塗料、インク、及び/又はポリマー樹脂が挙げられ得る。
以下の記述を参照することによって、本発明の上記で述べた特徴及び他の特徴、並びにそれらを達成するための方法は、より明らかとなり、本発明自体もより良く理解されることになる。
本開示は、基材から物質を洗浄又はストリッピングするための組成物を提供し、組成物中のNMPがカプロラクタム誘導溶媒で置き換えられている。カプロラクタム誘導溶媒の元であるカプロラクタムは、生殖毒素又は発癌性物質のいずれかであると見出されたことはなく、そのように考えられてもいない。特に、N−メチルカプロラクタムは、生殖毒素又は発癌性物質のいずれであるとも見なされていない。したがって、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムなどのカプロラクタム誘導溶媒は、NMPよりも著しく安全な溶媒である。カプロラクタム誘導溶媒は、驚くべきことに、多くの物質の溶解においてNMPと同様に有効であることが見出された。
本開示は、主溶媒及び共溶媒を含む組成物を提供する。共溶媒は、1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含んでよい。カプロラクタム誘導溶媒は、以下の一般式に従ってよく:
Figure 2021519839
式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である。例えば、Rがメチル基(−CH)である場合、カプロラクタム誘導溶媒は、式IIに従うN−メチルカプロラクタムである。
Figure 2021519839
Rがエチル基(−CHCH)である場合、カプロラクタム誘導溶媒は、式IIIに従うN−エチルカプロラクタムである。
Figure 2021519839
Rがブチル基(−CHCHCHCH)である場合、カプロラクタム誘導溶媒は、式IVに従うN−ブチルカプロラクタムである。
Figure 2021519839
共溶媒は、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及び/又はN−ブチルカプロラクタムを含んでよい。共溶媒は、上記で述べたカプロラクタム誘導溶媒のうちのいずれか1つから成っていてもよい。
共溶媒は、カプロラクタム誘導溶媒のうちの2つを含んでいてもよい。例えば、共溶媒は、N−メチルカプロラクタム及びN−エチルカプロラクタムを含んでよい。別の選択肢として、共溶媒は、N−メチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムを含んでよい。別の選択肢として、共溶媒は、N−エチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムを含んでよい。共溶媒は、上記で述べたカプロラクタム誘導溶媒のうちの2つから成っていてもよい。
共溶媒がカプロラクタム誘導溶媒のうちの2つを含む組成物では、カプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の総重量の、少なくは5重量パーセント(重量%)、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%、又は多くは51重量%、55重量%、60重量%、65重量%、67重量%、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%、90重量%、92重量%、94重量%、若しくは95重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜95重量%、6重量%〜94重量%、8重量%〜92重量%、10重量%〜90重量%、15重量%〜85重量%、20重量%〜80重量%、25重量%〜75重量%、30重量%〜70重量%、33重量%〜67重量%、35重量%〜65重量%、40重量%〜60、45重量%〜55重量%、重量%、若しくは49重量%〜51重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
共溶媒がN−メチルカプロラクタム及びN−エチルカプロラクタムを含む組成物では、カプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の総重量の、少なくは5重量パーセント(重量%)、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%、又は多くは51重量%、55重量%、60重量%、65重量%、67重量%、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%、90重量%、92重量%、94重量%、若しくは95重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜95重量%、6重量%〜94重量%、8重量%〜92重量%、10重量%〜90重量%、15重量%〜85重量%、20重量%〜80重量%、25重量%〜75重量%、30重量%〜70重量%、33重量%〜67重量%、35重量%〜65重量%、40重量%〜60、45重量%〜55重量%、重量%、若しくは49重量%〜51重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
共溶媒がN−メチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムを含む組成物では、カプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の総重量の、少なくは5重量パーセント(重量%)、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%、又は多くは51重量%、55重量%、60重量%、65重量%、67重量%、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%、90重量%、92重量%、94重量%、若しくは95重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜95重量%、6重量%〜94重量%、8重量%〜92重量%、10重量%〜90重量%、15重量%〜85重量%、20重量%〜80重量%、25重量%〜75重量%、30重量%〜70重量%、33重量%〜67重量%、35重量%〜65重量%、40重量%〜60、45重量%〜55重量%、重量%、若しくは49重量%〜51重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
共溶媒がN−エチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムを含む組成物では、カプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の総重量の、少なくは5重量パーセント(重量%)、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%、又は多くは51重量%、55重量%、60重量%、65重量%、67重量%、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%、90重量%、92重量%、94重量%、若しくは95重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜95重量%、6重量%〜94重量%、8重量%〜92重量%、10重量%〜90重量%、15重量%〜85重量%、20重量%〜80重量%、25重量%〜75重量%、30重量%〜70重量%、33重量%〜67重量%、35重量%〜65重量%、40重量%〜60、45重量%〜55重量%、重量%、若しくは49重量%〜51重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
共溶媒は、カプロラクタム誘導溶媒のうちの3つを含んでいてもよい。共溶媒がカプロラクタム誘導溶媒のうちの3つを含む組成物では、共溶媒は、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムを含んでいてよい。共溶媒は、上記で述べたカプロラクタム誘導溶媒のうちの3つから成っていてもよい。
共溶媒がカプロラクタム誘導溶媒のうちの3つを含む組成物では、カプロラクタム誘導溶媒の各々は、共溶媒の総重量の、少なくは5重量%、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%、又は多くは50重量%、55重量%、60重量%、65重量%、67重量%、70重量%、75重量%、80重量%、84重量%、88重量%、若しくは90重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜90重量%、t重量%〜88重量%、8重量%〜84重量%、10重量%〜80重量%、15重量%〜70重量%、20重量%〜60重量%、若しくは25重量%〜50重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
主溶媒は、芳香族炭化水素溶媒、脂肪族炭化水素溶媒、水、又はこれらのいずれかの組み合わせを含んでよい。そのような溶媒は、カプロラクタム誘導溶媒よりも安価であり得、したがって、組成物の全体としてのコストを低下し得る。主溶媒としては、アルキルラクテート、ブチルプロピオネートなどのエステル、γ−ブチロラクトンなどのラクトン、ジオキソラン、グリコール、グリコールエーテル、グリコールエーテルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネートなどのエーテルエステル、ジアルキルカーボネート、アルキレンカーボネート、アルコキシアルコール、並びにアジピン酸、グルタル酸、及びコハク酸のジメチルエステルなどの二塩基酸エステル、シクロヘキサノンなどのケトン、水、又はこれらのいずれかの組み合わせが挙げられ得る。
組成物中の共溶媒の濃度は、組成物の総重量の、小さくは5重量%、6重量%、8重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、又は大きくは30重量%、33重量%、35重量%、40重量%、45重量%、若しくは49重量%であってよく、又は、例えば5重量%〜49重量%、6重量%〜45重量%、8重量%〜40重量%、10重量%〜35重量%、20重量%〜30重量%、若しくは25重量%〜33重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
基材からの物質の洗浄は、基材上の物質を、ある時間にわたって上記で述べた組成物のいずれかと接触させること、及び続いて溶解した物質の少なくとも一部を含む組成物を基材から除去すること、を含んでよい。組成物によって溶解されない物質の一部も除去することができ、なぜなら、組成物は、未溶解の物質を基材に結合している物質の一部分を溶解するからである。
組成物は、界面活性剤をさらに含んでよい。界面活性剤は、組成物によって溶解されるべき物質の湿潤を向上させることができる。界面活性剤としては、エトキシル化グリセリル脂肪酸エステルなどのエトキシル化グリセリン/脂肪酸エステル(例:PEG20グリセリルラウレート、PEG20グリセリルオレエート、PEG20グリセリルオレオリシノールエート、及びPEG20グリセリルステアレート)、ソルビタンエステル及びエトキシル化ソルビタンエステル(例:ソルビタンモノラウレート及びソルビタントリオレエート)、グリセロールモノオレエート、グリセロールジオレエート、PEGアルコキシル化ブロックポリマー、アルコキシル化アルコール、アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化アミン、アルコキシル化アミド、アルコキシル化脂肪エステル、アルコキシル化油、脂肪エステル、アルコキシル化脂肪酸、ソルビタン誘導体、アルキルアリールスルホネート、アルキルアリールスルホン酸、カルボキシル化アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、カルボン酸、ジフェニルスルホネート誘導体、オレフィンスルホネート、ホスフェートエステル、リン有機誘導体、アニオン性界面活性剤(例:ラウリル硫酸ナトリウム)、並びに四級界面活性剤、又はこれらのいずれかの組み合わせが挙げられ得る。
界面活性剤は、組成物の総重量の、少なくは0.1重量%、0.2重量%、0.4重量%、0.6重量%、0.8重量%、若しくは1.0重量%、又は多くは1.2重量%、1.4重量%、1.6重量%、1.8重量%、若しくは2.0重量%であってよく、又は、例えば0.1重量%〜2.0重量%、0.2重量%〜1.8重量%、0.4重量%〜1.6重量%、0.6重量%〜1.4重量%、若しくは0.8重量%〜1.2重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
組成物は、増粘剤をさらに含んでよい。増粘剤は、水平ではない基材に対して粘着可能となるのに充分な粘度を組成物に与えることができる。これによって、例えば垂直である塗装された基材に対して、組成物が塗料の少なくとも一部を分解し、溶解するのに充分な時間にわたって組成物を接触させた状態で維持することができ、下地基材から塗料を除去可能とすることができる。増粘剤としては、有機クレイ、脂肪酸塩、ヒュームドシリカ、パラフィン系ワックス、並びに、エチルセルロース、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びメチルセルロースなどのアルキル化、エステル化、及びオキシアルキル化セルロース誘導体、又はこれらの組み合わせが挙げられ得る。
増粘剤は、組成物の総重量の、少なくは0.1重量%、0.2重量%、0.4重量%、0.6重量%、0.8重量%、若しくは1.0重量%、又は多くは1.2重量%、1.4重量%、1.6重量%、1.8重量%、若しくは2.0重量%であってよく、又は、例えば0.1重量%〜2.0重量%、0.2重量%〜1.8重量%、0.4重量%〜1.6重量%、0.6重量%〜1.4重量%、若しくは0.8重量%〜1.2重量%などの上記の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内であってよい。
組成物は、活性化剤、及び腐食防止剤又は中和剤などの添加剤をさらに含んでいてもよい。活性化剤は、物質中の有機物を化学的に攻撃し、組成物の性能を高めることができる。中和剤は、一部の活性化剤又は界面活性剤の腐食性に起因する基材の腐食を防止することができる。
上記で述べた組成物のいずれも、基材に適用して、基材から物質を洗浄又はストリッピングすることができる。基材から洗浄又はストリッピングされるべき物質としては、限定されないが、塗料(硬化後、部分硬化後、又は硬化前)、フレキソ印刷インク及びグラビア印刷インクなどのインク、アクリルコーティング及びアルキッドコーティングなどのコーティング、並びにポリエステル樹脂などのポリマー樹脂が挙げられ得る。組成物の基材への適用は、例えば、噴霧すること、ブラシで塗ること、又は注ぐことによって行うことができる。基材は、金属、木材、又はポリマーから形成されていてよい。
本明細書で用いられる場合、「前述の値のいずれか2つの間で定められるいずれかの範囲内」の句は、文字通り、いずれの範囲もそのような句の前に列挙された値のいずれか2つから選択されてよいことを意味し、その値が、リストの低い方の部分にあるか、又はリストの高い方の部分にあるかに関わらない。例えば、一対の値は、2つの低い方の値から、2つの高い方の値から、又は1つの低い方の値及び1つの高い方の値から選択されてよい。
本発明を、例示的な設計に関するものとして記載してきたが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲の中でさらに改変され得る。さらに、本出願は、本発明が属する技術分野における公知の又は慣習的な実践の範囲内に含まれるような本開示からの逸脱も包含することを意図している。
実施例
以下の例は、本開示に従う、1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含む共溶媒を含む組成物、及びそのような溶媒を用いて基材から物質を洗浄又はストリッピングするための方法の効果を実証するものである。組成物を、市販の洗浄又はストリッピング製品に対して、さらには1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒の代わりにN−メチルピロリドンを共溶媒として用いた組成物に対して評価する。
コーティング基材の調製
様々な組成物、及び洗浄、ストリッピング、又は製品(まとめて「塗料ストリッピング剤」)を、木材基材上、金属基材上、又は両方の上の5種類までのコーティングに対して試験した。木材基材は、240グリットによるサンディングで調製したマツ板であった。金属基材は、リン酸亜鉛で前処理した冷間圧延鋼板であった。基材を洗浄して、デブリ、汚れ、ホコリ、又はグリースを除去した。
5種類のコーティングは、溶剤系アルキッド塗料(SBアルキッド)、溶剤系2Kエポキシ(SB 2Kエポキシ)、水性2Kエポキシ(WB 2Kエポキシ)、水性アクリル建築用塗料(WBアクリル)、及び水性ポリウレタン分散工業用コーティング(WB PUD)であった。
基材へのコーティングの適用は、ASTM D6189に従い、高容量低圧(HVLP)スプレーガンを用いて行った。コーティングは、各基材に対して三層で適用し、第二の層を、第一及び第三の層と異なる色とすることで、異なる層のコーティングでの塗料ストリッピング剤の効果を特定できるようにした。各層は、約2〜2.5ミルの乾燥膜厚で、総コーティング厚さを約6〜7.5ミルの乾燥膜厚として適用した。
塗料ストリッピング製剤
カプロラクタム誘導共溶媒、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムを、様々な塗料ストリッピング剤製剤中に組み込んだ。N−メチルピロリドンも、様々な塗料ストリッピング剤製剤中に組み込んだ。製剤は、ブチルプロピオネート及びエチル−3−エトキシプロピオネート溶媒(製剤1)、又はアセトン、1,3−ジオキサン、及びプロピレンカーボネート溶媒(製剤2)をベースとした。各製剤を、大型のガラス容器中の共溶媒にベース溶媒を添加し、15重量%のパラフィン系ワックス溶液、セルロースエーテル増粘剤、ラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤、及びエタノールアミン中和剤を混合することによって調製した。15重量%のパラフィン系ワックス溶液は、Sasol(登録商標)Performance Chemicals,Hamburg,GermanyからのSasol Wax(Spray 30−G)をVM&Pナフサに添加し、1000RPMで30〜45分間、ワックスが完全に溶解するまで撹拌することによって調製した。セルロースエーテルは、ChemPoint,Bellevue,WAからのMethocel(商標)311であった。この混合物を、すべての成分が混合物中に組み込まれるまでメカニカルスターラーで撹拌し、次に125ミクロンの塗料フィルターでろ過して、未溶解粒子を除去した。N−ブチルカプロラクタムの場合、15重量%のパラフィン系ワックス溶液及びセルロースエーテル増粘剤を添加した後、しかし残りの成分を添加する前に、製剤を65℃に10分間加熱し、次に室温まで冷却して、必要な粘度プロファイルを構築した。
例1−塗料ストリッピング剤の効果−室温での15分間の保持時間
5つの塗料ストリッピング剤製剤を、上記で述べたように調製した。3つは、製剤1をベースとし、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含み、各成分の重量パーセントを表1に示す。2つは、製剤2をベースとし、N−メチルカプロラクタム又はN−エチルカプロラクタムを共溶媒として含み、表2に示す重量パーセントの各成分を有していた。5つの塗料ストリッピング剤製剤を、木材又は金属の基材に、耐溶剤性ブラシを用いて上から下への一方向のストロークで適用した。比較のために、Rust−Oleum(登録商標)Automotive Stripper及びBlue Bear(登録商標)Paint & Urethane Stripperも、同様にして木材又は金属の基材に適用した。Rust−Oleum(登録商標)Automotive Stripperは、効果の高いジクロロメタンベースのストリッピング剤である。Blue Bear(登録商標)Paint & Urethane Stripperは、41%のN−メチルピロリドンを含有している。
Figure 2021519839
Figure 2021519839
室温で基材上での15分間の塗料ストリッピング剤保持時間の後、基材をプラスチック製の塗料用スクレーパーでこすり、7つの塗料ストリッピング剤の各々によるコーティング除去の度合いを、ASTM D6189に従って表3に示すように評価した。
Figure 2021519839
結果を表4に示す。
Figure 2021519839
表4に示すように、ジクロロメタンベースの市販のストリッピング剤だけが、アルキッド及び水性エポキシコーティングに対して有効であった。それはまた、すべてのコーティングに対して最も有効でもあった。しかし、ジクロロメタンベースのストリッピング剤の使用は、ジクロロメタンの強い毒性の懸念で一般的には制限される。製剤1をベースとする製剤は、N−メチルピロリドンベースの市販のストリッピング剤と同等に有効であった。製剤2をベースとする製剤は、製剤1をベースとする製剤ほど有効ではなかった。したがって、N−メチルカプロラクタム又はN−エチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤は、コーティング除去用途において、N−メチルピロリドンを共溶媒として含む製剤と同等に有効である。
例2−塗料ストリッピング剤の効果−高温での1時間の保持時間
3つの塗料ストリッピング剤製剤を、表5に示す各成分の重量パーセントで、上記で述べたように調製した。3つの製剤は、上記で述べた製剤1をベースとし、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含んでいた。3つの塗料ストリッピング剤製剤を、SBアルキッド又はWB 2Kエポキシコーティングを有する金属基材に上記で述べたように適用した。これらは、例1において、室温での15分後では、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含有する製剤によってまったく除去されなかった2種類のコーティングである。
Figure 2021519839
約120°Fの高温で基材上での15分間の塗料ストリッピング剤保持時間の後、基材をプラスチック製の塗料用スクレーパーでこすり、3つの塗料ストリッピング剤の各々によるコーティング除去の度合いを、表2に示した基準を用いて評価した。15分後にコーティングが残っていた場合、コーティングされている基材を、約120°Fの高温にさらに15分間曝し、再度プラスチック製の塗料用スクレーパーでこすり、塗料ストリッピング剤の各々によるコーティング除去の度合いを、表3に示した基準を用いて評価した。このプロセスを、コーティングが基材から除去されるまで、又は合計で60分間の保持時間が経過するまで繰り返した。結果を表6に示す。
Figure 2021519839
表6に示すように、より長い時間及びより高い温度において、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含む製剤は、SBアルキッドコーティングの除去に非常に有効である。N−メチルピロリジンを共溶媒として含む製剤は、SBアルキッドコーティングのすべてを15分で除去し、N−メチルカプロラクタム又はN−エチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤は、SBアルキッドコーティングのすべてを30分で除去した。コーティングのシワの観察に基づくと、N−メチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤が、N−エチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤よりも有効であることが明らかであった。3つの製剤のいずれも、高温で合計1時間の保持時間の場合であっても、WB 2Kエポキシコーティングの除去には明らかに有効ではなかった。
したがって、N−メチルカプロラクタム又はN−エチルカプロラクタムを含む製剤は、少し長い保持時間及び加熱が必要となるだけで、いくつかの種類のコーティングに対してジクロロメタンの代わりとなる可能性を有することが示される。
例3−塗料ストリッピング剤の効果−室温での15分間の保持時間−N−ブチルカプロラクタム
製剤1をベースとし、N−ブチルカプロラクタムを共溶媒として含む塗料ストリッピング剤製剤を、表7に示す各成分の重量パーセントで、上記で述べたように調製した。塗料ストリッピング剤製剤を、SB 2Kエポキシ又はWBアクリルコーティングを有する金属基材に、及びWBアクリル又はWB PUDコーティングを有する木材基材に、上記で述べたようにして適用した。これらは、例1において、室温での15分後で、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含有する製剤によって少なくとも部分的に除去された3種類のコーティングである。
Figure 2021519839
室温で基材上での15分間の塗料ストリッピング剤保持時間の後、基材をプラスチック製の塗料用スクレーパーでこすり、コーティング除去の度合いを、ASTM D6189に従って表2に示すように評価した。結果を表8に示す。
Figure 2021519839
表8及び表4に示すように、N−ブチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤は、WBアクリル及びWB PUDコーティングの除去において、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含む製剤とほとんど同等に有効であった。N−ブチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤は、SB 2Kエポキシコーティングの除去において、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−メチルピロリジンを共溶媒として含む製剤よりも、僅かに効果は低かった。したがって、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、又はN−ブチルカプロラクタムを共溶媒として含む製剤は、N−メチルピロリドンと同様の塗料ストリッピング特性を付与する。

Claims (20)

  1. 主溶媒、及び
    1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含む共溶媒、
    を含み、前記カプロラクタム誘導溶媒は、以下の一般式に従い、
    Figure 2021519839
    式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である、
    組成物。
  2. 前記共溶媒の濃度が、前記組成物の5重量%〜49重量%である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒が、2つのカプロラクタム誘導溶媒を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記2つのカプロラクタム誘導溶媒の各々が、前記共溶媒の5重量%〜95重量%である、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記2つのカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム及びN−エチルカプロラクタムである、請求項4に記載の組成物。
  7. 前記2つのカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムである、請求項4に記載の組成物。
  8. 前記2つのカプロラクタム誘導溶媒が、N−エチルカプロラクタム及びN−ブチルカプロラクタムである、請求項4に記載の組成物。
  9. 前記カプロラクタム誘導溶媒が、第三のカプロラクタム誘導溶媒をさらに含む、請求項4に記載の組成物。
  10. 前記3つのカプロラクタム誘導溶媒の各々が、前記共溶媒の5重量%〜90重量%である、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記3つのカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムである、請求項9又は10のいずれかに記載の組成物。
  12. 界面活性剤をさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 増粘剤をさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 基材から物質を洗浄する方法であって、
    前記物質の少なくとも一部を溶解するために、主溶媒及び共溶媒を含む組成物を、ある時間にわたって前記基材上の前記物質に対して適用すること、及び
    前記溶解した物質を含む前記組成物を前記基材から除去すること、
    を含み、
    前記共溶媒が、以下の一般式に従う1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒を含み、
    Figure 2021519839
    式中、Rは、1、2、又は4個の無置換炭素の直鎖状アルキル基である、
    方法。
  15. 前記1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1又は複数のカプロラクタム誘導溶媒が、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、及びN−ブチルカプロラクタムのうちの少なくとも2つを含む、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記組成物が、界面活性剤及び増粘剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記物質が、塗料を含む、請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記物質が、インクを含む、請求項14〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記物質が、ポリマー樹脂を含む、請求項14〜19のいずれか一項に記載の方法。
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