JP2021193706A - 部品実装装置および部品反り検出方法 - Google Patents

部品実装装置および部品反り検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボール部品のボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上し、ボール部品が不良部品であるかをより正確に判定できる。【解決手段】部品実装装置は、実装ヘッドにより保持された部品の下面に備えられた複数のボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像する撮像部と、撮像部により複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、複数のボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定する欠陥ボール判定部と、欠陥ボール判定部により欠陥ボールと判定されなかったそれぞれのボールの高さを計測するボール高さ計測部と、ボール高さ計測部により計測されたそれぞれのボールの高さに基づいて、部品の反りを検出する部品反り検出部と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、部品実装装置および部品反り検出方法に関する。
特許文献1では、プリント配線板に実装される電子部品に設けられた半球状端子を複数の方向から撮像し、この撮像により得られた撮像方向の異なる複数の画像に基づいて半球状端子の高さを検出する部品認識方法が開示されている。部品認識方法は、半球状端子を斜め方向から撮像した後に電子部品を実装面とは直交する軸線回りに予め定めた角度だけ回転させた後、半球状端子を斜め方向から撮像し、回転前の画像と回転後の画像とを用いて半球状端子の高さを検出する。
特開2005−340648号公報
しかし、特許文献1は、回転前の画像と回転後の画像とを用いて電子部品に設けられた欠陥がある半球状端子を含めたすべての半球状端子の高さに基づいて、電子部品の高さを検出するため、電子部品の反りを正確に計測できない可能性があった。また、特許文献1は、半球状端子が欠けている場合には、回転前の画像と回転後の画像とに映る半球状端子の形状が異なるため正確なボール高さを計測できず、反りがない電子部品を反りがある不良品として誤検出する可能性があった。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、ボール部品のボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上し、ボール部品が不良部品であるかをより正確に判定できる部品実装装置および部品反り検出方法を提供することを目的とする。
本開示は、実装ヘッドにより保持された部品の下面に備えられた複数のボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像する撮像部と、前記撮像部により前記複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、前記複数のボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定する欠陥ボール判定部と、前記欠陥ボール判定部により前記欠陥ボールと判定されなかったそれぞれのボールの高さを計測するボール高さ計測部と、前記ボール高さ計測部により計測されたそれぞれの前記ボールの高さに基づいて、前記部品の反りを検出する部品反り検出部と、を備える、部品実装装置を提供する。
また、本開示は、実装ヘッドにより保持された部品の下面に備えられた複数のボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像し、前記複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、前記複数のボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定し、前記欠陥ボールと判定されなかったそれぞれのボールの高さを計測し、計測されたそれぞれの前記ボールの高さに基づいて、前記部品の反りを検出する、部品反り計測方法を提供する。
本開示によれば、ボール部品のボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上し、ボール部品が不良部品であるかをより正確に判定できる。
実施の形態に係る部品実装装置を上から見た図 図1に示す部品実装装置の機械的構成例を示す側面図 実装ヘッドによる部品の吸着から実装までの部品実装手順を示す斜視図 部品認識カメラの内部構造例を示す斜視図 部品認識カメラとボール部品との位置関係を説明する図 部品実装装置の制御部の機能的構成を例示するブロック図 ボール部品の下面の一例を示す図 実施の形態に係る部品実装装置における部品反り検出手順例を説明するフローチャート 実施の形態に係る部品実装装置における部品反り検出手順例を説明する図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る部品実装装置および部品反り検出方法を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
例えば、実施の形態でいう「部」または「装置」とは単にハードウェアによって機械的に実現される物理的構成に限らず、その構成が有する機能をプログラムなどのソフトウェアにより実現されるものも含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、または2つ以上の構成の機能が例えば1つの物理的構成によって実現されていてもかまわない。
図1を参照し、部品実装装置1の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る部品実装装置1を上から見た図である。また、図2は、図1に示す部品実装装置1の機械的構成例を示す側面図である。なお、図1および図2において、部品実装装置1の正面側(図1の紙面で下側、図2の紙面で左側)を前側、部品実装装置1の裏面側(図1の紙面で上側、図2の紙面で右側)を後側ともいう。
部品実装装置1は、実装基板を製造する部品実装ライン(不図示)に配置され、搬入された基板Wに1個以上の部品P(例えば、IC(Integrated Circuit)、トランジスタ、コンデンサなどの電子部品、またはBGA部品)などを実装する装置である。また、部品実装装置1は、基台12(下述参照)の内部に部品実装装置1の各部を制御する制御部40を収納して備える。
なお、本実施の形態に係る部品実装装置1は、基板Wを搬送する一対の基板搬送機構13の両側方(Y方向,−Y方向)に一対の部品供給機構15のそれぞれを備える例を示すが、片側のみに備える構成であってもよい。さらに、実施の形態に係る部品実装装置1は、1つの基板を搬送可能なシングルレーンの構成を有する例を示すが、2つの基板のそれぞれを同時に搬送可能なデュアルレーンの構成を有してもよい。
さらに、図1および図2に示す実施の形態に係る部品実装装置1は、基板Wに実装される基板実装用の部品Pを供給する方法として、部品Pが収納されたテープフィーダ18を使用する例について説明する。しかし、部品を供給する方法は、テープフィーダ18に限定されず、例えば部品が収納されたパレットを使用してもよいし、テープフィーダ18とパレットとを併用してもよい。なお、部品実装装置1は、テープフィーダ18を使用する場合には、部品供給機構15にテープフィーダを含む構成となり、パレットを使用する場合には、部品供給機構15にトレイフィーダを含む構成となる。
実装機本体11の基台12の中央部には、図1に示すX方向(基板Wの搬送方向)に沿って基板搬送機構13が配設される。基板搬送機構13は、X方向に沿って延設される一対のコンベア部14を有し、その一対のコンベア部14の上に載置される基板Wを搬送して所定の実装作業位置で位置決めして保持する。
基板搬送機構13の前後両側(図1の紙面で上下両側、図2の紙面で左右両側)には、前後一対の部品供給機構15のそれぞれが対向して配設される。この一対の部品供給機構15のそれぞれはスロット17が設けられるフィーダベース16を有しており、スロット17にはパーツフィーダとして部品Pを収納した複数のテープフィーダ18のそれぞれが並列に装着される。
また、部品実装装置1は、フィーダーカート19をさらに有する。フィーダーカート19は、その下側に複数の車輪が配設される台車部20と、台車部20の上側に配設される複数のリールストック部(不図示)と、を含んで構成される。複数のリールストック部のそれぞれには、リール21が収容される。部品Pを収納したキャリヤテープ22は、リール21のそれぞれから引き出されて部品供給機構15のテープフィーダ18に送られ、取り出し(ピックアップ)が実行される取出位置に部品Pを供給する。これにより、部品供給機構15のテープフィーダ18は、キャリヤテープ22をテープ送り方向にピッチ送りすることにより、下述する部品実装機構23の実装ヘッド26によって部品Pの取り出し(ピックアップ)が実行される部品取出位置に供給する。
部品実装機構23は、基台12の上方に配設されており、部品供給機構15が設けられた部品取出位置と基板Wが搬送された基板搬送位置とに亘って移動可能に構成される。具体的には、部品実装機構23は、基板Wの表面と略平行する平面上で互いに直交配置されるX軸テーブル機構25およびY軸テーブル機構24とによってX方向およびY方向に沿って直動移動可能である。
基台12の上面には、Y軸テーブル機構24がY方向に沿って配設される。また、前後一対のX軸テーブル機構25がX方向に沿って配設されており、Y方向に沿ってスライド移動可能にY軸テーブル機構24のそれぞれに取り付けられる。また、前後一対のX軸テーブル機構25のそれぞれの先端部には、実装ヘッド26がX方向に沿ってスライド移動可能に取り付けられる。すなわち、実施の形態では、部品実装機構23に実装ヘッド26が搭載されており、実装ヘッド26はX軸テーブル機構25およびY軸テーブル機構24によって互いに独立に移動可能に設けられる。これにより、実装ヘッド26は基板Wの表面と略平行する平面上、つまり水平面(XY平面)において任意に位置決めされる。なお、X軸テーブル機構25およびY軸テーブル機構24はいずれもリニアガイド駆動機構により構成される。
前後一対の部品供給機構15と基板搬送機構13との間には、部品認識カメラ28(撮像部の一例)が配設される。部品供給機構15から部品Pを取り出して保持した状態で実装ヘッド26に装着される部品保持ノズル27(下述参照)が部品認識カメラ28の上方を移動して通過する。このとき、部品認識カメラ28は、その通過する部品保持ノズル27に吸着保持された部品Pを所定のタイミングで撮像する。
部品認識カメラ28は、複数の異なる角度に配置されたカメラのそれぞれ(具体的に、右カメラ28A,左カメラ28B,下カメラ28Cのそれぞれ)により構成される。なお、部品認識カメラ28は、この部品Pが下面に半田ボール(ボールの一例)を備えるボール部品(例えば、BGA(Ball Grid Array)、CSP(Chip Size Package)、インターポーザなど)である場合、制御部40から入力された制御信号に基づいて、右カメラ28A,左カメラ28Bによりそれぞれ異なる角度からボール部品を撮像する。
また、前後一対の部品供給機構15と基板搬送機構13との間には、ノズルホルダ38および廃棄ボックス37がさらに配設される。ノズルホルダ38は、実装ヘッド26の部品保持ノズル27を保持対象の部品Pに対応して複数種類収納する。実装ヘッド26をノズルホルダ38にアクセスさせて所定のノズル交換動作を実行させることにより、実装ヘッド26には保持対象に適した部品保持ノズル27(下述)が装着される。廃棄ボックス37は箱状に形成されて内部空間を有し、その内部空間には、部品認識カメラ28によって撮像結果を認識した結果、不良と判定された部品Pなどが廃棄される。
次に、図3を参照しながら、実装ヘッド26の構成およびその動作について説明する。図3は、実装ヘッド26による部品Pの吸着から実装までの部品実装手順を示す斜視図である。なお、図3に示す実装ヘッド26は、説明を簡単にするために1つ部品保持ノズル27を備える例を示すが、複数の部品保持ノズルのそれぞれを装着した多連型ヘッド(不図示)であってもよい。また、実装ヘッド26には、透過照明部(不図示)から照射される照明光を反射させるための反射板(不図示)が固設される。反射板は、保持された部品Pの上方に配置される。
部品保持ノズル27は、例えば空気圧を利用して部品供給機構15の部品取出位置まで送られたテープフィーダ18から部品Pを真空吸着して保持し、昇降する。また、実装ヘッド26は、部品保持ノズル27を昇降させるZ軸昇降機構(不図示)と、部品保持ノズル27をノズル軸回に個別に回転させるθ軸回転機構(不図示)と、をさらに有する。Y軸テーブル機構24およびX軸テーブル機構25が駆動することにより、実装ヘッド26は水平面(XY平面)において任意に位置決めされる。この移動により、実装ヘッド26は、部品供給機構15のテープフィーダ18の取出位置から部品Pを部品保持ノズル27によって吸着して取り出す。
実装ヘッド26には、X軸テーブル機構25の下面側に配設され、実装ヘッド26と一体に移動する基板認識カメラ36(図1参照)が固設される。実装ヘッド26が移動することにより、基板認識カメラ36は、基板搬送機構13によって基板搬送位置に搬送され、位置決めされた基板Wの上方を通過して基板Wを撮像する。この撮像結果(撮像情報)が同様に制御部40によって認識処理されることにより、基板Wの搬送位置および姿勢が検出される。
基板Wの搬送位置および姿勢の検出結果、実装ヘッド26は、制御部40の制御指令に基づいて、部品保持ノズル27によって部品Pを、所定の部品実装位置に所定の姿勢で実装する。このようにして、部品Pは、部品取出位置から部品実装位置までの間を実装ヘッド26の部品保持ノズル27によって保持されて移動された後、基板W上に装着される。
部品実装装置1は、基板W上の複数の実装位置への部品の実装がすべて完了するまで、実装ヘッド26の部品保持ノズル27による複数の部品Pの取出、実装そして部品取出位置への戻り移動の一連の作業を繰り返し実行する。この作業の繰り返しにより、順次搬送される基板Wのそれぞれには多数の部品Pが順次実装され、部品実装装置1により実装されるべきすべての部品Pが実装された基板Wは、次の工程(下流工程)に搬送される。このように、実装機本体11と部品実装機構23とは協調して動作しており、この協調動作は制御部40の指示によって実行される。
次に、図4を参照しながら、部品認識カメラ28の構成について説明する。図4は、部品認識カメラ28の内部構造例を示す斜視図である。
図4に示すように、部品認識カメラ28は、複数の右カメラ28Aのそれぞれと、複数の左カメラ28Bのそれぞれと、下カメラ28Cと、を備える。下カメラ28Cの鏡体281Cを挟んで対向する1台の右カメラ28Aおよび1台の左カメラ28Bは、1組のステレオカメラとして機能する。なお、本実施の形態に係る部品認識カメラ28では、より広い画角を得るために2台の右カメラ28Aと2台の左カメラ28Bとを備える例を示すが、右カメラ28Aおよび左カメラ28Bの台数は、それぞれ1台ずつであっても、3台ずつ備える構成であってもよい。
右カメラ28Aのそれぞれは、鏡体283Aのそれぞれに内蔵されたレンズ281Aと、右カメラ用のイメージセンサ282Aと、を含んで構成される。
左カメラ28Bのそれぞれは、鏡体283Bのそれぞれに内蔵されたレンズ(不図示)と、左カメラ用のイメージセンサ282Bと、を含んで構成される。
下カメラ28Cは、鏡体281Cのそれぞれに内蔵されたレンズ(不図示)と、下カメラ用のイメージセンサ282C,283Cと、プリズム281Pと、を含んで構成される。
イメージセンサ282A,282B,282C,283Cは、例えばCCD(Charge Coupled Device)もしくはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などにより構成される。
右カメラ28A、左カメラ28B、および下カメラ28Cは、その光軸が垂直方向(Z方向)に沿うように配設され、部品認識カメラ28の上方を移動する部品Pを撮像することが可能である。また、右カメラ28A、左カメラ28B、および下カメラ28Cは、シャッタ機能を有しており、制御部40の撮像処理部43(下述参照)の制御指令に従って所定のタイミングで撮像可能に構成される。右カメラ28A、左カメラ28B、および下カメラ28Cは、撮像された結果(撮像画像)を制御部40に送信する。
次に、図5を参照して、部品認識カメラ28がボール部品BPを撮像する時の位置関係について説明する。図5は、部品認識カメラ28とボール部品BPとの位置関係を説明する図である。
部品認識カメラ28が備えるステレオカメラとしての右カメラ28Aおよび左カメラ28Bは、実装ヘッド26に装着された部品保持ノズル27により吸着保持された状態で、部品認識カメラ28上を搬送されるボール部品BPの下面をそれぞれ異なる角度から撮像する。2台の右カメラ28Aおよび2台の左カメラ28Bのそれぞれは、撮像した撮像画像を撮像処理部43に送信する。
撮像処理部43は、2台の右カメラ28Aおよび2台の左カメラ28Bのそれぞれから送信された複数の撮像画像に基づいて、ボール部品BPが備える半田ボールのそれぞれに欠陥がある欠陥ボールであるか否かを判定する。また、撮像処理部43は、右カメラおよび左カメラのそれぞれが備える各レンズの光軸上であって、各レンズ表面から等しい距離H1の点を通過する平面を基準面H0として設定される。ここで、基準面H0を設定するための距離H1は、例えば4mmなどの値で設定される。撮像処理部43は、2台の右カメラ28Aおよび2台の左カメラ28Bのそれぞれにより撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、ボール部品BPが備える複数の半田ボールのうち欠陥でないと判定された半田ボール(以降「正常ボール」と表記)の表面から基準面H0までの距離H2をボール高さとして計測する。
次に、図6を参照して、実施の形態に係る部品実装装置1の制御部40の機能について説明する。図6は、部品実装装置1の制御部40の機能的構成を例示するブロック図である。
部品実装装置1の制御部40は、例えばCPU(Central Processing unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、記憶部41と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、制御部40は、記憶部41に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。ここでいう各部は、例えば機構駆動部42および撮像処理部43などである。制御部40は、これら各部により、ボール部品BPが備えるそれぞれの半田ボールが欠陥ボールであるか否かを判定する機能、ボール部品BPの正常ボールのそれぞれのボール高さに基づいて、ボール部品BPの反りを検出する機能、ボール部品BPの反りに基づいて、ボール部品BPが不良部品であるか否かを判定する機能などを実行する。
制御部40は、実装ヘッド26により取り出される部品が半田ボールを備えるボール部品BPである場合には部品認識カメラ28の右カメラ28Aおよび左カメラ28Bによってボール部品BPを撮像させる。一方、制御部40は、実装ヘッド26により取り出される部品が半田ボールを備えない部品である(つまり、ボール部品BPでない)場合には、下カメラ28C、あるいは下カメラ28Cと右カメラ28Aまたは左カメラ28Bとを組み合わせて部品を撮像させる。
記憶部41は、例えば制御部40の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、制御部40の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、制御部40により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、制御部40の動作を規定するプログラムが書き込まれている。記憶部41は、実装データ41Aと、部品データ41Bと、ボール高さ情報41Cと、部品反りデータ41Dと、を記憶する。
実装データ41Aは、基板Wおよび基板Wに実装される複数の部品のそれぞれに関する情報であって、基板Wの高さ情報(つまり、厚み情報)、複数のスロット17それぞれに配設されたそれぞれのキャリヤテープ22により供給される部品の情報、部品ごとの部品実装位置の情報などを含む。
部品データ41Bは、部品に関する情報であって、例えば部品名、部品の大きさ、部品の厚さ(Z方向における高さ)、部品に設けられた電極の数および位置などの情報を含む。また、部品データ41Bは、部品がボール部品BPである場合には、部品がボール部品であることを示す情報、部品が備える半田ボールの数、各半田ボールの位置情報などを記憶する。
ボール高さ情報41Cは、ボール部品BPのそれぞれの部品データ41Bと関連付けて記憶され、ボール部品BPが備える半田ボールの高さ(Z方向における高さ)などの情報を含む。
部品反りデータ41Dは、複数の部品のそれぞれの部品データ41Bと関連付けて記憶され、部品反り検出部43Dにより検出された部品反りに基づいて、部品が不良部品であるか否かを判定するための部品反りの閾値の情報を含む。
機構駆動部42は、制御部40から出力された制御指令に基づいて、基板搬送機構13、部品実装機構23、およびテープ送り機構29のそれぞれを駆動させる。なお、ここでいうテープ送り機構29は、基板W上に実装されるそれぞれの部品を収納したキャリヤテープ22をテープ送りして、部品取出位置まで部品を供給するための機構である。
機構駆動部42は、基板搬送機構13を駆動させて基板Wを基板搬送位置まで搬送する。また、機構駆動部42は、制御部40より補正後の基板搬送位置および複数の部品Pのそれぞれの部品実装位置の情報が入力されると、テープ送り機構29を駆動させ、基板W上に実装される複数の部品のそれぞれを各部品取出位置まで送り出す。機構駆動部42は、部品実装機構23を駆動させて、各部品取出位置の部品を吸着保持して取り出し、部品認識カメラ28上を通過するように搬送する。
撮像処理部43は、部品認識カメラ28により撮像された撮像画像に画像処理を実行してボール部品BPが備えるそれぞれの半田ボールのボール高さを計測し、ボール部品BPが不良部品であるか否かを判定する。また、撮像処理部43は、基板認識カメラ36により撮像された撮像画像に基づいて、基板搬送位置まで搬送された基板Wの位置および姿勢を検出する。撮像処理部43は、カメラ制御部43Aと、欠陥ボール判定部43Bと、ボール高さ計測部43Cと、部品反り検出部43Dと、不良部品判定部43Eと、を含んで構成される。
カメラ制御部43Aは、制御部40から出力された制御指令に基づいて、部品認識カメラ28を制御する。具体的に、カメラ制御部43Aは、実装ヘッド26により吸着保持された部品がボール部品BPである場合、ボール部品BPが部品認識カメラ28の上方を通過するタイミングで複数の右カメラ28Aおよび複数の左カメラ28Bにボール部品BPを撮像させる。一方、撮像処理部43は、実装ヘッド26により吸着保持された部品がボール部品BPでない場合、部品が部品認識カメラ28の上方を通過するタイミングで下カメラ28Cに部品を撮像させる。複数の右カメラ28A、複数の左カメラ28Bまたは下カメラ28Cは、撮像した撮像画像を撮像処理部43に送信する。
欠陥ボール判定部43Bは、複数の右カメラ28Aおよび複数の左カメラ28Bにより撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、ボール部品BPが備える複数の半田ボールのそれぞれのうちいずれか1つの半田ボールの形状の真円度を判定する。欠陥ボール判定部43Bは、判定された真円度が所定値以下の半田ボール(つまり、楕円形状の半田ボール)を欠陥がある欠陥ボールであると判定し、真円度が所定値より大きい半田ボールを欠陥がない正常ボールであると判定する。
ボール高さ計測部43Cは、欠陥ボール判定部43Bにより欠陥ボールでないと判定された正常ボールのボール高さを計測する。ボール高さ計測部43Cは、この正常ボールを識別可能な情報(例えば、位置情報)と、計測されたボール高さとを対応付けて記憶するとともに、記憶部41に出力する。記憶部41は、ボール高さ計測部43Cから出力された正常ボールの情報(例えば、位置情報)と、計測されたボール高さとをボール部品BPごとにボール高さ情報41Cとして記憶する。
撮像処理部43は、欠陥ボール判定部43Bによる判定処理と、ボール高さ計測部43Cによる計測処理とをボール部品BPが備えるすべての半田ボールに繰り返し実行する。
部品反り検出部43Dは、ボール高さ計測部43Cによりボール部品BPが備えるすべての正常ボールのボール高さが計測された後、計測されたそれぞれのボール高さに基づいて、ボール部品BPの反りを計測(検出)する。部品反り検出部43Dは、計測(検出)された部品の反りを記憶するとともに、記憶部41に出力する。記憶部41は、部品反り検出部43Dから出力された部品反りに関する情報を、ボール部品BPごとに部品反りデータ41Dとして記憶する。
不良部品判定部43Eは、部品反り検出部43Dにより計測(検出)されたボール部品BPの反りに基づいて、このボール部品BPが不良部品であるか否かを判定する。不良部品判定部43Eは、ボール部品BPが不良部品であると判定した場合、ボール部品BPが不良である旨を通知する信号を生成して制御部40に出力する。制御部40は、不良部品判定部43Eから出力された信号に基づいて、機構駆動部42に部品Pを廃棄させる制御指令を生成して出力する。なお、ボール部品BPが備える複数の半田ボールのそれぞれのうち正常ボールが1個以下である場合、部品反り検出部43Dは、ボール部品BPが不良部品である旨を通知する信号を生成して、不良部品判定部43Eまたは制御部40に出力してもよい。
ここで、図7を参照して、ボール部品BP1,BP2の下面UP1,UP2について説明する。図7は、ボール部品BP1,BP2の下面UP1,UP2の一例を示す図である。なお、図7に示す部品としてのボール部品BP1,BP2のそれぞれの形状、大きさおよび半田ボールの数、配置などは一例であってこれに限定されないことは言うまでもない。
部品としてのボール部品BP1は、下面UP1に複数の半田ボールBAのそれぞれを備える。ボール部品BP1は、実装ヘッド26により基板W上の所定の位置に実装(載置)されると、半田ボールBAのそれぞれと基板Wとが接する。また、同様に矩形状に形成されたボール部品BP2は、下面UP2に複数の半田ボールBBのそれぞれを備える。ボール部品BP2は、実装ヘッド26により基板W上の所定の位置に実装(載置)されると、半田ボールBBのそれぞれと基板Wとが接する。
次に、図8および図9を参照して、部品実装装置1により実行される部品反り検出処理について説明する。図8は、実施の形態に係る部品実装装置1における部品反り検出手順例を説明するフローチャートである。図9は、実施の形態に係る部品実装装置1における部品反り検出手順例を説明する図である。なお、図8および図9では、実装ヘッド26が部品として6つの半田ボールB1,B2,B3,B4,B5,B6のそれぞれを備えるボール部品BPを吸着して基板W上に実装する例について説明する。
部品実装装置1は、部品取出位置まで搬送されたボール部品BPを実装ヘッド26に装着された部品保持ノズル27により吸着保持して(St1)、実装ヘッド26を部品認識カメラ28の上方へ移動させる(St2)。
部品実装装置1は、実装ヘッド26により吸着保持されたボール部品BPが部品認識カメラ28の上方、つまりボール部品BPの下面を撮像可能な位置に移動したタイミングで、右カメラ28Aおよび左カメラ28Bによりボール部品BPの下面(つまり、ボール部分)を撮像させる(St3)。ここで、図9に示す撮像画像F1,F2について説明する。撮像画像F1は、右カメラ28Aにより撮像されたボール部品BPの下面UPの撮像画像である。撮像画像F2は、左カメラ28Bにより撮像されたボール部品BPの下面UPの撮像画像である。複数の撮像画像F1,F2のそれぞれには、異なる角度から撮像された6つの半田ボールB1〜B6のそれぞれが映る。
部品実装装置1は、右カメラ28Aにより撮像された撮像画像F1および左カメラ28Bにより撮像された撮像画像F2に基づいて、半田ボールB1〜B6のうちいずれか1つの半田ボール(例えば、半田ボールB1)が欠陥ボールであるか否かを判定する(St4)。
具体的に、部品実装装置1は、複数の撮像画像F1,F2のそれぞれに映る6つの半田ボールB1〜B6を他の部分との輝度の違い等により検出する。部品実装装置1は、複数の撮像画像F1,F2のそれぞれに映る半田ボールのうちいずれか一方または両方の真円度が所定値以下である場合、その半田ボールを欠陥ボールと判定する。また、部品実装装置1は、複数の撮像画像F1,F2のそれぞれに映る半田ボールのうち両方の真円度が所定値より大きい場合、その半田ボールを正常ボールと判定する。例えば、図9に示すボール部品BPの部分側面図において、半田ボールB3は、欠け不良DF1と汚れ不良DF2を有する。このような不良個所を有する半田ボールは、半田ボールの真円度の判定するにあたって半田ボールの形状を検出した時に、半田ボールが例えば楕円形状、半円形状などの真円でない形状で検出される。
以上にようにして、部品実装装置1は、半田ボールが欠陥ボールであるか否かを判定する。図9に示す例において、部品実装装置1は、半田ボールB1,B3,B6を欠陥ボールと判定し、半田ボールB2,B4,B5を正常ボールと判定する。
部品実装装置1は、ステップSt4の処理により、半田ボールB1が欠陥ボールでないと判定した場合(St4,NO)、半田ボールB1のボール高さ(図5に示すボール高さH2であって、基準面H0から半田ボールまでの距離)を計測し、記憶する(St5)。
部品実装装置1は、ステップSt4の処理により、半田ボールB1が欠陥ボールであると判定した場合(St4,YES)、またはステップSt5の処理を実行した後、ボール高さが未計測である半田ボールがあるか否かを判定する(St6)。
部品実装装置1は、ステップSt6の処理によりボール高さが未計測である半田ボールがあると判定した場合(St6,YES)、ステップSt4の処理に移行する。
一方、部品実装装置1は、ステップSt4〜ステップSt6の処理を繰り返し実行した後、ステップSt6の処理によりボール高さが未計測である半田ボールがない、つまりボール部品BPが備えるすべての半田ボールに対してステップSt4〜ステップSt5の処理を実行したと判定した場合(St6,NO)、計測されたすべての正常ボールのボール高さに基づいて、ボール部品BPの部品反りを検出する(St7)。なお、図9に示す例において、部品実装装置1は、複数の半田ボールB2,B4,B5のそれぞれのボール高さに基づいて、ボール部品BPの部品反りを検出(計測)する。
部品実装装置1は、検出(計測)された部品反りに基づいて、このボール部品BPが不良部品であるか否かを判定する(St8)。例えば、部品実装装置1は、検出(計測)された部品反りの値が所定値以上であるか否かを判定する。
部品実装装置1は、ステップSt8の処理により、ボール部品BPが不良部品でないと判定した場合(St8,NO)、実装ヘッド26により吸着保持されたボール部品BPを基板W上の所定位置に実装する(St9)。
一方、部品実装装置1は、ステップSt8の処理により、ボール部品BPが不良部品であると判定した場合(St8,NO)、実装ヘッド26により吸着保持されたボール部品BPの基板W上への実装処理を省略して、例えば廃棄ボックス37にこのボール部品BPを廃棄する。
以上により、実施の形態に係る部品実装装置1は、実装ヘッド26により保持されたボール部品BPの下面UPに備えられた複数の半田ボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像する右カメラ28Aおよび左カメラ28Bと、右カメラ28Aおよび左カメラ28Bにより複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像F1,F2のそれぞれに基づいて、複数の半田ボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定する欠陥ボール判定部43Bと、欠陥ボール判定部43Bにより欠陥ボールと判定されなかったそれぞれの半田ボールの高さを計測するボール高さ計測部43Cと、ボール高さ計測部43Cにより計測されたそれぞれの半田ボールのボール高さに基づいて、ボール部品の反りを検出する部品反り検出部43Dと、を備える。
これにより、実施の形態に係る部品実装装置1は、正常ボールと判定された半田ボールに基づいて、ボール部品BPのボール高さ計測および部品反り計測を実行するため、ボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上して、ボール部品BPが不良部品であるかをより正確に判定できる。
また、実施の形態に係る部品実装装置1における欠陥ボール判定部43Bは、複数の撮像画像F1,F2のそれぞれに映る半田ボールごとの真円度を算出し、算出された真円度が所定値以下の半田ボールを欠陥ボールと判定する。これにより、実施の形態に係る部品実装装置1は、汚れが付着した半田ボール、表面に傷または欠け等の欠陥を有する半田ボールを算出された真円度により欠陥ボールとして検出できる。よって、部品実装装置1は、これらの欠陥ボールを除いた正常ボールのそれぞれのボール高さによりボール部品BPのボール高さ計測および部品反り計測を実行するため、ボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上して、ボール部品BPが不良部品であるかをより正確に判定できる。
また、実施の形態に係る部品実装装置1は、部品反り検出部43Dにより検出されたボール部品BPの反りに基づいて、ボール部品BPが不良であるか否かを判定する不良部品判定部43E、をさらに備える。これにより、実施の形態に係る部品実装装置1は、所定の部品反りを有して基板Wとの間で接触不良等の要因となり得るボール部品BPを効率的に判定できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、ボール部品のボール高さ計測および部品反り計測のロバスト性を向上し、ボール部品が不良部品であるかをより正確に判定できる部品実装装置および部品反り計測方法として有用である。
1 部品実装装置
26 実装ヘッド
28 部品認識カメラ
28A 右カメラ
28B 左カメラ
40 制御部
41 記憶部
42 機構駆動部
43 撮像処理部
43B 欠陥ボール判定部
43C ボール高さ計測部
43D 部品反り検出部
43E 不良部品判定部
BP,BP1,BP2 ボール部品
B1,B2,B3,B4,B5,B6 半田ボール
F1,F2 撮像画像
P 部品
UP,UP1,UP2 下面
W 基板

Claims (4)

  1. 実装ヘッドにより保持された部品の下面に備えられた複数のボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像する撮像部と、
    前記撮像部により前記複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、前記複数のボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定する欠陥ボール判定部と、
    前記欠陥ボール判定部により前記欠陥ボールと判定されなかったそれぞれのボールの高さを計測するボール高さ計測部と、
    前記ボール高さ計測部により計測されたそれぞれの前記ボールの高さに基づいて、前記部品の反りを検出する部品反り検出部と、を備える、
    部品実装装置。
  2. 前記欠陥ボール判定部は、前記複数の撮像画像のそれぞれに映る前記ボールごとの真円度を算出し、算出された真円度が所定値以下のボールを前記欠陥ボールと判定する、
    請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記部品反り検出部により検出された前記部品の反りに基づいて、前記部品が不良であるか否かを判定する不良部品判定部、をさらに備える、
    請求項1に記載の部品実装装置。
  4. 実装ヘッドにより保持された部品の下面に備えられた複数のボールのそれぞれを複数の異なる方向から撮像し、
    前記複数の異なる方向から撮像された複数の撮像画像のそれぞれに基づいて、前記複数のボールのそれぞれが欠陥ボールであるか否かを判定し、
    前記欠陥ボールと判定されなかったそれぞれのボールの高さを計測し、
    計測されたそれぞれの前記ボールの高さに基づいて、前記部品の反りを検出する、
    部品反り計測方法。
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