JP2021185264A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. ホットスタンプ加工済コンポーネントであって、該ホットスタンプ加工済コンポーネントは、プレ被覆スチールシートをホットスタンプ加工することによって得られ、
   前記プレ被覆スチールシートの全厚は０．５ｍｍ～３．０ｍｍであり、
   前記プレ被覆スチールシートは、ベーススチールの少なくとも一つの表面にアルミニウムまたはアルミニウム合金のプレ被膜を備え、
   前記ホットスタンプ加工済コンポーネントは、前記ベーススチールの少なくとも一つの表面にアルミニウムまたはアルミニウム合金の被膜を備え、該被膜は、前記ベーススチールと前記プレ被膜との間の相互拡散によって形成され、
   前記被膜の第一の層は、前記ベーススチールに近い側、すなわち最も内側に位置し、前記第一の層は、ＦｅＡｌ層で外側が覆われた相互拡散層であり、前記相互拡散層の組成は、ＡｌおよびＳｉを含有するα－Ｆｅであり、Ｆｅ含有量は、７０重量％以上であり、
   前記プレ被膜の平均厚と前記被膜の平均厚との間の差は、５μｍ以上９μｍ未満である、ことを特徴とするホットスタンプ加工済コンポーネント。
2. 前記プレ被膜の平均厚は５μｍ～１４μｍであり、前記被膜の平均厚は１０μｍ～２１μｍであることを特徴とする請求項１に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。
3. 前記プレ被膜の平均厚と前記被膜の平均厚との間の差は、５μｍ以上７μｍ以下であることを特徴とする請求項１に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。
4. ベーススチールの少なくとも１つの表面上にアルミニウムまたはアルミニウム合金の被膜を含み、該被膜は、前記ベーススチールと、アルミニウムまたはアルミニウム合金のプレ被膜との間の相互拡散によって生成されるホットスタンプ加工済コンポーネントであって、
   前記被膜が、平均で６μｍ～２６μｍの全厚を有し、
   前記被膜は、第一の層を有し、
   該第一の層が、前記ベーススチールに近い側に位置して最内層となる相互拡散層と、該相互拡散層を覆うＦｅＡｌ層とからなり、該相互拡散層の組成がＡｌおよびＳｉを含むα－Ｆｅであって、Ｆｅ含有量が７０重量％以上であり、
   前記第一の層が、ＦｅとＡｌの金属間化合物相を２０体積％以下含有することを特徴とするホットスタンプ加工済コンポーネント。
5. ベーススチールの少なくとも１つの表面上にアルミニウムまたはアルミニウム合金の被膜を含み、該被膜は、前記ベーススチールと、アルミニウムまたはアルミニウム合金のプレ被膜との間の相互拡散によって生成されるホットスタンプ加工済コンポーネントであって、
   前記被膜が、平均で６μｍ～２６μｍの全厚を有し、
   前記被膜は、第一の層を有し、
   前記第一の層が、前記ベーススチールに近い側に位置して最内層となる相互拡散層と、該相互拡散層を覆うＦｅＡｌ層とからなり、該相互拡散層の組成がＡｌおよびＳｉを含むα－Ｆｅであって、Ｆｅ含有量が７０重量％以上であり、
   前記ＦｅＡｌ層は１μｍ～２μｍの厚さを有することを特徴とするホットスタンプ加工済コンポーネント。
6. 前記被膜は、平均で１０μｍ～２１μｍの全厚を有することを特徴とする請求項４または５に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。
7. 前記被膜は、前記第一の層の外側に位置する外層を含み、該外層はＦｅ、Ａｌ、Ｓｉの金属間化合物からなり、Ｆｅ含有量が３０重量％～６９重量％であることを特徴とする請求項１、４または５に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。
8. 前記外層は、前記第一の層の外側に位置する第二の層を含み、該第二の層は、Ｆｅ、Ａｌ、Ｓｉの金属間化合物からなり、Ｆｅ含有量は３０重量％～４７．９重量％であることを特徴とする請求項７に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。
9. 前記外層は、前記第二の層の外側に位置する第三の層を含み、該第三の層は、Ｆｅ、Ａｌ、Ｓｉの金属間化合物からなり、Ｆｅ含有量は４８重量％～６９重量％であることを特徴とする請求項８に記載のホットスタンプ加工済コンポーネント。