JP2021178390A - 搬送装置、制御方法、プログラム及び記録装置 - Google Patents

搬送装置、制御方法、プログラム及び記録装置 Download PDF

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Waichiro Saeki
智洋 鈴木
Tomohiro Suzuki
直樹 若山
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龍太朗 高橋
Ryutaro Takahashi
匡和 長島
Masakazu Nagashima
秀幸 野澤
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Abstract

【課題】斜行の影響を低減してシートを切断する技術を提供する。【解決手段】搬送装置は、シートSを搬送方向D1に搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送されたシートSの斜行を検知する斜行検知手段と、搬送方向D1と交差するシートの幅方向D2に移動してシートSを切断するカッタ25と、搬送手段によりシートSを搬送しながらカッタ25によってシートSを切断する場合に、斜行検知手段の検知結果に基づいて搬送手段を制御する制御手段と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明はシートの搬送及び切断の技術に関する。
記録装置等において、ロールシートから引き出されたシートを搬送し、切断する技術が提案されている。特許文献1には、カッタによりロール紙を切断する際に、記録動作を停止させないようにするため、ロール紙を切断する前にロール紙の弛み(ループ)を形成する装置が開示されている。ロール紙を切断する際には、弛みの下流側の搬送動作は停止する一方、弛みの上流側の搬送動作は継続する。これにより、カッタによる切断箇所ではロール紙の搬送を停止しつつ、記録動作を継続することができる。
特開2009−220498号公報
シートを搬送する装置ではシートの斜行が発生し得る。シートに斜行が生じている状態でシートを切断すると、シートが台形になる等、形状が歪になる場合がある。
本発明は、斜行の影響を低減してシートを切断する技術を提供するものである。
本発明によれば、
シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送されたシートの斜行を検知する斜行検知手段と、
前記搬送方向と交差するシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする搬送装置が提供される。
本発明によれば、斜行の影響を低減してシートを切断する技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る記録装置の概外観斜視図。 記録ヘッドの概略構成を示す斜視図。 図1の記録装置の内部構造を模式的に示す側断面図。 図1に示した記録装置の制御部の構成を示すブロック図。 斜行検知ユニット及びカッタの構成例を示す模式図。 (A)〜(C)は斜行量の演算方法の例の説明図。 (A)〜(C)は斜行時のシートの切断方法の例の説明図。 (A)〜(C)は斜行時のシートの切断方法の例の説明図。 弛み制御の処理例を示すフローチャート。 斜行量を特定する処理例を示すフローチャート。 シートの後端を切断する切断制御の処理例を示すフローチャート。 (A)及び(B)は斜行時のシートの切断方法の例の説明図。 (A)〜(C)は斜行検知ユニットの別の例を示す説明図。 斜行検知ユニットの別の配置例を示す説明図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
<記録装置の概要>
図1は本発明の一実施形態における記録装置1の外観斜視図である。本実施形態では、フルライン型のインクジェット記録装置に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は他の形式の記録装置にも適用可能である。
なお、「記録」には、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も含まれ、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。また、本実施形態では記録対象である「記録媒体」としてシート状の紙を想定するが、シート状の布、プラスチック・フィルム等であってもよい。
記録装置1は、記録に関する各種設定を行ったり、装置の状態を表示するための操作パネル100を備えている。また、記録装置1はスタンド101により支えられ、その記録部は通常、開閉可能なカバー16によりカバーされている。さらに、記録装置1はインクタンクを交換する際に操作するインクタンクカバー2を有する。記録装置1には後述するようにシートの幅方向に相当する記録幅をもち、その記録媒体にインク液滴を吐出して画像を記録するフルライン記録ヘッド(以下、記録ヘッド)が備えられている。
その記録ヘッドは、同じ構成をもつ、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の4色の記録ヘッドで構成されている。このため、インクタンクカバー2の下部には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロのインクをそれぞれ収容した4つのインクタンクが収容される。これらのインクタンクは互いに独立に交換可能である。
記録装置1には記録ヘッドの記録幅に対応して、例えば、10インチ〜40インチの幅をもつロールシートRを装填し、そのシートを記録ヘッドによる記録領域に搬送して記録を行うことができる。すなわち、記録装置1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置として、ロールシートRからシートを送り出して搬送する装置を含んでいる。シートは連続した一枚のシートであり、ロールシートRは、筒状の芯材にシートがロール状に巻かれたものである。ロールシートRは、シートのうち、特にロール状の部分を指す。なお、以下の説明において、上流側、下流側とは、特にことわらない限り、シートの順方向の搬送方向を基準として搬送元の側が上流側、搬送先の側が下流側を意味する。
図1に示すように、記録装置1は、上段の取付部4a、下段の取付部4bとにそれぞれロールシートRを装着可能であり、装着されたいずれのロールシートに対しても記録が可能である。なお、図1には下段の取付部4bにロールシートRが取り付けられている様子 <記録ヘッドの構成>
図2は、記録装置1に備えられた記録ヘッド3の概略構成を示す斜視図である。記録ヘッド3はC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な素子基板10が直線上に15個配列(インラインに配置)されたライン型の記録ヘッドである。なお、このような構成の他に、1つの記録ヘッド3が1色のインクを吐出する構成のものを4つ、記録媒体の搬送方向に配置してC/M/Y/Kの4色のインクを吐出するように構成してもよい。
記録ヘッド3は、フレキシブル配線基板40および電気配線基板90を介して各素子基板10と電気的に接続された信号入力端子91と、電力供給端子92とを備える。信号入力端子91及び電力供給端子92は記録装置1の制御部と電気的に接続され、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号出力端子91及び電力供給端子92の数を素子基板10の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1に対して記録ヘッド3を装着する時又は記録ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部数が少なくて済む。
素子基板10上には各々の吐出口に対応して不図示の電気熱変換素子(ヒータ)が形成されており、電気熱変換素子は通電加熱してインクを発泡させ、その発泡エネルギーでインクを吐出口から吐出させる。
<記録装置の内部構造>
図3は記録装置1の内部構造を模式的に示す側断面図である。図3には、取付部4aにはロールシートR1が、取付部4bにはロールシートR2が装填されている様子が示されている。図4において、ユーザが取付部4aにおいて、破線の部分にロールシートR1を装填すると、網掛された部分にロールシートR1が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。同様に、ユーザが取付部4bにおいて、破線の部分にロールシートR2を装填すると、網掛された部分にロールシートR2が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。
例えば、ロールシートR1に画像を記録する場合には、取付部4aの回転軸を回転するモータ(不図示)が駆動され、ロールシートR1からシートが送り出される。シートの先端が給紙センサ21により検知されると、給送ローラ対23によりニップされる。そして、給送ローラ対23の回転によりシートがさらに搬送され、カッタ25によりシートの先端部がカットされ、その形状がトリミングされる。
同様に、ロールシートR2に画像を記録する場合には、取付部4bの回転軸を回転するモータ(不図示)が駆動され、ロールシートR2からシートが送り出される。シートの先端が給紙センサ22により検知されると、給送ローラ対24によりニップされる。そして、給送ローラ対24の回転によりシートがさらに搬送され、カッタ26によりシートの先端部がカットされ、その形状がトリミングされる。
ロールシートR1又はR2から送り出されたシートは、順方向の搬送として、給送ローラ対23又は24によってさらに矢印の方向に搬送される。シートの先端が、固定ガイド30に支持された先端検知センサ27により検知されると、搬送ローラ対28が駆動されて回転を始める。そして、搬送ローラ28によりニップされたシートはさらに搬送されて、搬送ローラ対28よりも下流側の搬送ローラ29に達する。シートは搬送ローラ29と搬送ベルト41とにニップされる。シートの搬送は搬送ローラ29と搬送ローラ28とにより行われ、搬送ベルト41の上をロールシートは搬送される。搬送ベルト41は無端ベルトであり、循環的に走行する。
搬送ローラ29によるシートの搬送速度(V0)と搬送ローラ対28によるシートの搬送速度(V)とを異ならせ、V0<Vの関係となるように制御すると、搬送ローラ対28と搬送ローラ29との間に図4に破線で示すように弛み(ループ)31が形成される。なお、シートの搬送速度は搬送ローラ28、29の回転速度に依存する。搬送ローラ28、29が同径の場合、V0よりVがわずかに大きくなるように制御するとは、搬送ローラ29よりも搬送ローラ28の回転速度方がわずかに速くなるように制御することと同じ意味である。
搬送ローラ対28と搬送ローラ29との間にはフラッパ32が設けられている。フラッパ32は下流側の一端を回動中心として、実線で示す位置と破線で示す位置との間で回動自在に設けられている。フラッパ32はループ31の形成に伴って破線で示す位置に回動し、ループ31の形成の妨げにならないように構成されている。
搬送ローラ対28と搬送ローラ29との間には、ループセンサ33が設けられている。ループセンサ33はループ31の発生を検知する。ループセンサ33は例えば反射式の光学センサであり、シートにループ32が形成された場合と形成されていない場合とで、シート又はフラッパ32からの反射光の受光量に差が生じることを利用してループ31の発生を検知する。
搬送ローラ29と搬送ベルト41とによってシートはさらに搬送され、記録ヘッド3とプラテン40との間の記録位置に達する。プラテン40は、上側を走行する搬送ベルト41の下方に設けられおり、ダクト42を介して吸引ファン43に接続されている。プラテン40の表面には複数の孔が形成されている。吸引ファン43を動作させてダクト42の内部の空気を吸引して負圧を発生させることでプラテン41に設けられた孔を通してシートを搬送ベルト41に密着させることができる。これにより、シートが搬送中に浮き上がることを防止している。
記録ヘッド3と搬送ローラ29との間には、斜行検知ユニット34が設けられている。斜行検知ユニット34は、記録ヘッド3と搬送ローラ29との間の検知位置において、シートの斜行を検知する。
記録ヘッド3はシート上にインクを吐出する。これによりシート上に画像が記録される。画像の記録の際、斜行検知ユニット34の検知結果に基づき、シート上の画像がシートの斜行に対応して記録されるように記録ヘッド3のインクの吐出を制御してもよい。
記録ヘッド3の上流側には回復ユニット51が、その下流側にはキャップ52と乾燥ユニット53とが設けられている。回復ユニット51は、図3において矢印で示すように、シートの搬送方向に移動可能である。キャップ52は、図3において矢印で示すように、回転軸52aの周りに回転可能な構成となっている。記録ヘッド3は、記録中は不動であるが、記録動作以外の場合は図3に矢印で示すように上下方向に移動可能な構成となっている。
このような構成により、例えば、記録ヘッド3の吐出状態を回復させる場合、記録ヘッド3は上方に移動し、これにより作られた空間に回復ユニット51を移動させる。その後、回復ユニット51は記録ヘッド3のインク吐出面をワイピングしたり、その吐出口を吸引したり、記録ヘッド3を予備吐出させるなどして回復動作を実行する。また、記録動作も回復動作も行わない場合、記録ヘッド3のインク吐出面の乾燥防止のため、記録ヘッド3は上方に移動させ、これにより作られた空間にキャップ52を回動して配置する。その後、記録ヘッド3を下方に移動させキャップ52により記録ヘッド3をキャップする。
記録ヘッド3よりも下流側には乾燥ユニット53が設けられている。乾燥ユニット53は、シートの表面を加熱して、記録ヘッド3によるインクの吐出により記録が終了したシートを乾燥させる。また、記録ヘッド3の上方には、ファン54とダクト55とが設けられている。ファン54を動作させることで外部の空気をダクト55を介して矢印の方向に吹き出し、その空気により記録後のシートの乾燥を促進させる。
カッタ25又は26の位置を基準として、予め設定された記録長(L)に相当する長さのシートが搬送されると、シートの後端がカッタ25又は26で切断される。この切断後のシートをカットシートと呼ぶ場合がある。記録済みのカットシートは背面バスケット60又は前面スタッカ61に排出される。排出場所の選択はユーザが設定可能である。
背面バスケット60にカットシートが排出される場合、フラッパ62が実線の位置に回動し、背面バスケット60の方向に搬送路を形成する。これにより、カットシートは図4の破線が示すように背面バスケット60へと落下する。なお、シート検知センサ63の検知結果により、カットシートの先端検知、通過検知、及び、後端検知が行われる。
前面スタッカ61にカット紙が排紙される場合、フラッパ62が破線の位置に回動し、前面スタッカ61の方向に搬送路を形成する。これにより、カットシートは排出ローラ対64及び65に搬送され、最終的には前面スタッカ61に排出される。なお、前面スタッカ61までの搬送路には、シート検知センサ66、67、排出検知センサ68が設けられ、カットシートの各位置が検知される。排出ローラ対65と排出センサ68との間には、後端押えレバー69が設けられ、カットシートの後端が跳ねることを防止する。
スキャナユニット70は、ユーザが画像原稿を実線の矢印方向に挿入することその画像を搬送して読取る。
<制御部の説明>
図4は記録装置1の制御部(制御回路)の構成を示すブロック図である。記録装置1は、主に記録部を統括するプリントエンジンユニット417と、スキャナユニット70を統括するスキャナエンジンユニット411と、記録装置1の全体を統括するコントローラユニット410によって構成されている。MPUや不揮発性メモリ(EEPROMなど)を内蔵したプリントコントローラ419は、コントローラユニット410のメインコントローラ401の指示に従ってプリントエンジンユニット417の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット411の各種機構は、コントローラユニット410のメインコントローラ401によって制御される。
コントローラユニット410において、CPUにより構成されるメインコントローラ401は、ROM407に格納されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM406を作業領域としながら記録装置1の全体を制御する。例えば、ホストI/F402またはワイヤレスI/F403を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ401の指示に従って、画像処理部408は受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ401はプリントエンジンI/F405を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット417へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得してもよいし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得してもよい。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えば、ホスト装置400から読取命令が入力されると、メインコントローラ401は、スキャナエンジンI/F409を介してこの命令をスキャナエンジンユニット411に送信する。
操作パネル404は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うためのユニットであり、図1においては操作パネル100として示されている。ユーザは、操作パネル404を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、記録モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット417では、CPUにより構成されるプリントコントローラ419がROM420に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM421を作業領域として、プリントエンジンユニット417の各種機構を制御する。
コントローラI/F418を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ419は、これを一旦RAM421に保存する。記録ヘッド3が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ419は画像処理コントローラ422に、保存した画像データは記録データへ変換される。記録データが生成されると、プリントコントローラ419は、ヘッドI/F427を介して記録ヘッド3に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ419は、搬送制御部426を介して搬送ローラ29を駆動して、シートを搬送する。プリントコントローラ419の指示に従って、シートの搬送動作に連動して記録ヘッド3による記録動作が実行され、記録処理が行われる。
ヘッドキャリッジ制御部425は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド3の位置を変更する。インク供給制御部424は、記録ヘッド3へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、液体供給ユニット220を制御する。メンテナンス制御部423は、記録ヘッド3に対するメンテナンス動作を行う際に、回復ユニット51やキャップ52の動作を制御する。
スキャナエンジンユニット411においては、メインコントローラ401が、ROM407に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM406を作業領域としながら、スキャナコントローラ415のハードウェア資源を制御する。これにより、スキャナユニット70が制御される。例えば、コントローラI/F414を介してメインコントローラ401がスキャナコントローラ415内のハードウェア資源を制御して、ユーザによってスキャナユニット70に挿入された原稿を搬送制御部413を介して搬送し、センサ416によって読取る。そして、スキャナコントローラ415は読取った画像データをRAM412に保存する。
なお、プリントコントローラ419は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、スキャナユニット70で読取った画像データに基づく記録動作を記録ヘッド3に実行させることが可能である。
<斜行に対応した切断動作>
シートに斜行が生じている状態でシートの搬送を停止して切断すると、シートが台形になる等、形状が歪になる場合がある。また、斜行の影響を考慮してシートに画像を記録した場合、切断線と画像とに方向のずれが生じて、記録物の品質が低下する場合がある。そこで、本実施形態では、斜行の影響を低減してシートを切断する。
図5は斜行検知ユニット34及びカッタ25の構成例を示す模式図である。以下の説明はカッタ25を対象とするが、カッタ26やその切断制御動作についても同様である。図中、矢印D1はロールシートR1(及びR2)から送り出されたシートSの搬送方向を示し、矢印D2はシートSの搬送方向と交差するシートSの幅方向を示す。本実施形態の場合、搬送方向D1と幅方向D2とは直交する。搬送方向D1に関し、順方向とは通常、シートSを搬送する方向を示し、逆方向とは順方向とは逆の方向をしめす。本実施形態では後述するシートSの切断においてシートSを逆方向に搬送する場合がある。
カッタ25は、幅方向D2に延設されたガイド軸25a上を幅方向D2に往復移動可能に設けられている。カッタ25は、シートSに対して幅方向D2で外側の位置となる位置P1と、位置P2との間を移動する。カッタ25はシートSを切断する不図示の刃を有しており、刃をシートSにあてがいつつ、幅方向D2に移動することでシートSを切断する。カッタ25はモータ25cを駆動源とした駆動機構25bにより移動する。駆動機構25bは本実施形態ではベルト伝動機構であり、カッタ25はベルトに取り付けられて移動する。駆動機構25bはベルト伝動機構に限られず、ラック−ピニオン機構等、他の種類の駆動機構であってもよい。
斜行検知ユニット34は、本実施形態の場合、幅方向D2に離間した複数のセンサ34a、34bを備える。センサ34a、34bは、いずれもシートSの下方に配置され、センサ34a、34bの検知位置においてシートSの有無を検知するセンサである。センサ34a、34bは例えば反射式の光学センサである。センサ34aの検知位置は、幅方向D2でシートSの一方の縁の内側に設定され、センサ34bの検知位置は、幅方向D2でシートSの他方の縁の内側に設定される。シートSが斜行無く搬送された場合、シートSは、センサ34a及び34bの各検知位置上を通過する。
図6(A)〜図6(C)は斜行検知ユニット34の検知結果に基づくシートSの斜行量の演算方法の例の説明図である。センサ34a及び34bの各検知位置は距離L0だけ離間している。図6(A)はセンサ34a及び34bの手前までシートSが斜行しつつ順方向に搬送されてきた段階を示している。図6(B)はセンサ34aによりシートSが検知された段階を示している。センサ34bはシートSを検知していない。図6(C)はセンサ34bによりシートSが検知された段階を示している。
シートSの斜行量θは、tanθ=L1/L0で表すことができる。シートSの搬送速度をV、センサ34a及び34bの一方でシートSを検知してから他方でシートSを検知するまでの時間をtとすると、L1=V×tで表すことができる。斜行量θは、図6(C)に示すように、斜行の向きによって正の値と負の値とし、図示の例では順方向に対して右向き(時計回りの傾き)である場合を正の値とし、左向き(反時計回りの傾き)である場合を負の値としている。
なお、本実施形態では斜行量を、搬送方向D1に対するシートSの傾き(角度)で表したが、距離L1のようにセンサ34a及び34bのシートSの検知タイミングのずれ量であってもよい。
次に、斜行したシートSの後端(上流端)を、斜行量θを打ち消すように切断する方法について図7(A)〜図7(C)を参照して説明する。シートSの搬送速度をVr、カッタ25の移動速度をVcとすると、Vcが定速の場合、tanθ=Vr/Vcの関係を満たすように搬送速度Vr(=Vc×tanθ)を設定することで、シートSの長手方向に直交する切断線でシートSを切断することができる。
図7(A)はシートSが斜行しつつ順方向に搬送されてきた段階を示している。シートSの搬送速度を通常の搬送速度VからVr(=Vc×tanθ)に変更する。カッタ25を位置P1から位置P2に向けて移動する。図7(B)はカッタ25の移動途中の段階を示している。シートSは切断線CLにより切断される。シートSが搬送速度Vrで順方向に搬送されているため、見かけ上、幅方向D2に対して切断線CLが傾斜して見える。図7(C)はカッタ25によるシートSの切断が略完了した段階を示している。見かけ上、幅方向D2に対して切断線CLが傾斜して見えるが、シートSの左右の縁に対して切断線CLが直交している。切断が完了すると、シートSの搬送速度を通常の搬送速度Vに戻す。斜行検知ユニット34の検知結果に基づいてシートSの搬送を制御することで、このように斜行量θを打ち消すようにシートSを切断することができる。
図8(A)〜図8(C)は、シートSの向きが図7(A)〜図7(C)と異なる向きである場合を例示している。この場合、シートSを逆方向に搬送しつつカッタ25を移動することで、斜行量θを打ち消すようにシートSを切断することができる。
図8(A)はシートSが斜行しつつ順方向に搬送されてきた段階を示している。シートSの搬送速度を通常の搬送速度Vから−Vrに変更する。カッタ25を位置P1から位置P2に向けて移動する。図8(B)はカッタ25の移動途中の段階を示している。シートSは逆方向に搬送されつつ、切断線CLにより切断される。図7(B)の例と比較すると図8(B)の例では、見かけ上の切断線CLの傾きが図7(B)の例と逆向きになっている。図8(C)はカッタ25によるシートSの切断が略完了した段階を示している。見かけ上、幅方向D2に対して切断線CLが傾斜して見えるが、シートSの左右の縁に対して切断線CLが直交している。切断が完了すると、シートSの搬送方向を順方向に戻し、また、搬送速度も通常の搬送速度Vに戻す。斜行検知ユニット34の検知結果に基づいてシートSの搬送を制御することで、このように斜行量θを打ち消すようにシートSを切断することができる。
<制御例>
シートSの斜行を考慮したシートSの切断に関わる制御例について説明する。カッタ25及び26、搬送ローラ対28、搬送ローラ29、並びに、給送ローラ対23及び24の駆動制御は本実施形態の場合、搬送制御部426が実行する。以下、搬送制御部426の制御例について説明する。
まず、シートSの弛み制御について説明する。図7(A)〜図8(C)に例示した切断方法においては、シートSの搬送速度をVrに変更したり、シートSの搬送方向を逆方向に変更する場合がある。図3に示したループ31が形成されていれば、ループ31がバッファとなって、その下流側においては記録ヘッド3に対するシートSの搬送を継続しつつ、上流側においてはシートSの搬送速度や搬送方向を変更することができる。
図9は搬送ローラ対28と搬送ローラ29との間に図3に例示したシートSのループ31を形成する制御例を示している。シートSの先端が搬送ローラ29に到達したことを契機に実行される。なお、給送ローラ対23及び24は搬送ローラ対28の搬送に対応した搬送に制御される。
S1ではシートSの上流側の搬送速度を増速する。換言すると、搬送ローラ29の搬送速度<搬送ローラ対28の搬送速度、の関係になるように搬送ローラ対28の回転速度を上げる。S2では搬送ローラ対28と搬送ローラ29との間の弛み量が所定量を超えたか否かを判定する。弛み量は、搬送ローラ対28によるシートSの搬送量と、搬送ローラ29によるシートSの搬送量の差である。S2での判定は各搬送量を演算してその差と所定量とを比較して行ってもよい。また、弛み量はS1の制御を開始してからの経過時間に比例して大きくなるから、当該経過時間を基準としてS2の判定を行ってもよい。
S2の所定量の大きさの例について説明する。図7(A)〜図7(C)に例示した切断を記録ヘッド3へのシートSの搬送に影響を与えない点で、カッタ25によるシートSの切断動作中に記録ヘッド3に搬送されるシートSの搬送量よりも大きい長さの弛みに相当する量を設定することができる。例えば、図7(A)〜図7(C)に例示したカッタ25の切断に要する時間をTcとする。時間Tcの間に、記録ヘッド3に搬送されるシートSの搬送量をXとする。すると、所定量は少なくともXよりも大きな値とする。
また、図8(A)〜図8(C)に例示した切断を記録ヘッド3へのシートSの搬送に影響を与えない点で、カッタ25によるシートSの切断動作中にシートSの逆方向の搬送量よりも大きい長さの弛みに相当する量を設定することができる。例えば、図8(A)〜図8(C)に例示したカッタ25の切断に要する時間をTcとする。時間Tcの間にシートSの逆方向の搬送量はTc×Vrである。すると、所定量は、X+Tc×Vrよりも大きな値とする。弛みの形成を、斜行量θの演算後に実行する形態の場合、S2の所定量は、演算した斜行量θに応じてその都度設定することもできるが、逆方向の搬送量(Tc×Vr)は設計上予め想定される最大量(固定値)であってもよい。
S2で弛み量が所定量を超えたと判定した場合はS3へ進む。S3ではループセンサ33の検知結果を取得して、弛みが実際に形成されているかを確認する。弛みが検知された場合はS4へ進み、検知されなかった場合はS5へ進む。
S4では、S1で増速したシートSの上流側の搬送速度を元に戻す。換言すると搬送ローラ対28の回転速度を元に戻す。S5では、シートSの搬送に障害が発生しているとみなし、エラー処理を行う。ここでは、例えば、シートSの搬送を中止し、ユーザに点検を促す処理を行う。
図10はシートSの斜行検知と斜行量の演算に関する処理例を示している。S11ではセンサ34a及び34bの各検知結果を取得する。S11では例えば図6(A)〜図6(C)に例示した処理を行う。すなわち、センサ34a及び34bの一方のセンサによりシートSが検知されると計時を開始し、他方のセンサによりシートSが検知されると計時を終了してS12へ進む。
S12ではS11の検知結果に基づいて斜行量を演算する。斜行量は例えば図6(A)〜図6(C)で例示した方法で演算する。S13ではS12で演算した斜行量が閾値1を超えるか否かを判定する。斜行量が大きい場合、そのまま記録動作を行っても意図する記録物を得ることができない。したがって、斜行量が閾値1を超える場合はS15へ進みエラー処理を行う。エラー処理では、例えば、搬送ローラ対28、搬送ローラ29、給送ローラ対23又は24によるシートSの搬送やカッタ25又は26によるシートSの切断を中止し、ユーザに点検を促す。
S13で斜行量が閾値1以下であると判定した場合はS14へ進み、S12で演算した斜行量をメモリ等に保存する。
図11はシートSの後端(上流端)をカッタ25(又は26)で切断する制御例を示している。図11の処理は、図9の処理によるシートSの弛みの形成後に実行される処理であって、シートSがカッタ25又は26の位置を基準として予め設定された記録長(L)だけ搬送された段階で実行される。S21ではS14で保存した斜行量を取得する。S22では、S21で取得した斜行量が閾値2(<閾値1)未満か否かを判定する。シートSの斜行量が小さい場合、シートSの搬送を停止してシートSの切断を行ってもシートSの形状は左程歪にならない。本実施形態では斜行の程度により、切断処理を区別して行う。斜行量が閾値2未満の場合はS23へ進み、斜行量が閾値2以上の場合はS26へ進む。
S23ではシートSの上流側の搬送を停止する。具体的には、搬送ローラ対28の回転を停止する。搬送ローラ29の回転は継続する。搬送ローラ対28の回転を停止し、搬送ローラ29の回転を継続しても、ループ31が小さくなるだけであり、記録ヘッド3へのシートSの搬送は継続され、記録動作は継続される。S24ではカッタ25(又は26)を移動してシートSを切断する。
S26〜S27では図7(A)〜図8(C)に例示した切断に関する処理を行う。まず、S26ではS21で取得した斜行量に基づいてシートSの上流側の搬送方向と搬送速度を設定する。シートSの搬送方向は図7(A)〜図8(C)に例示したように、シートSの斜行の向きに応じて順方向か逆方向のいずれかが選択される。搬送速度は上記のVrの演算式に従って設定することができる。S27ではS26の設定にしたがって搬送ローラ対28の駆動を制御し、カッタ25(又は26)を移動してシートSを切断する。この場合も搬送ローラ29の回転は継続する。搬送ローラ対28によるシートSの搬送方向や搬送速度を変更しても、ループ31の大きさが変化するだけであり、記録ヘッド3へのシートSの搬送は継続され、記録動作は継続される。
S25では、シートSの上流側の搬送状態を元の状態に復帰する。具体的にはS23又はS27で変更した搬送ローラ対28の制御内容を変更前の内容に戻す。以上により処理が終了する。
<第二実施形態>
第一実施形態では、位置P1を待機位置として、カッタ25が位置P1から位置P2へ移動する際にシートSが切断される例を説明した。カッタ25、26が往復移動方向の双方向においてシートSの切断を実行可能な構成の場合、待機位置として、位置P1と位置P2との双方を利用可能である。斜行量を打ち消すようにシートSを切断する場合、カッタ25、26の現在の待機位置及びシートSの斜行の向きに応じて、シートSを順方向に搬送するか、逆方向に搬送するかを設定することができる。この設定は図11の処理例の場合、S26で行う。
図12(A)及び図12(B)はカッタ25が位置P2に待機している状態からシートSを切断する例を示している。図12(A)はシートSの斜行量θが正の場合を例示している。図7(A)〜図7(C)の例とは異なり、シートSを逆方向に搬送しつつ、カッタ25を移動してシートSを切断する。図12(B)はシートSの斜行量θが負の場合を例示している。図8(A)〜図8(C)の例とは異なり、シートSを順向に搬送しつつ、カッタ25を移動してシートSを切断する。
本実施形態の場合、カッタ25、26の待機位置として位置P1と位置P2の二つの位置を利用できるので、カッタ25、26を位置P1から移動した後、位置P1へ単に戻す動作が不要となる。
<第三実施形態>
第一実施形態では、斜行検知ユニット34を複数の反射式光学センサ34a、34bで構成したが、他のセンサも利用可能である。図13(A)はその一例を示す。同図の例では、斜行検知ユニット34がシートSの表面を撮像する撮像素子34cで構成されている。撮像素子34cは例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサである。撮像素子34cはシートSの表面の一定の面積の画像を撮像する。
図13(B)及び図13(C)は、撮像素子34cの撮像結果であるシートSの表面の画像から、その斜行量を演算する方法の例を示している。図13(B)において、画像中の特徴点T1、T2が特定される。特徴点T1、T2はシートSの表面に存在する凹凸等、部位を特定できればなんでもよい。図13(C)は図13(B)の状態から微小時間が経過した後(微小時間だけシートSが順方向に定速搬送された後)の画像を示している。特徴点T1、T2の相対的な位置が角度Δθだけ変化している。撮像素子34cにより微小時間ごとにシートSの画像を撮像し、その結果から斜行量θを、θ=ΣΔθで演算することができる。本実施形態の場合、シートSの先端以外の部位でシートSの斜行量を演算することができる。
<第四実施形態>
第一実施形態では、記録ヘッド3と搬送ローラ29との間で、シートSの斜行を検知するように斜行検知ユニット34を配置したが、斜行検知ユニット34の配置場所はこれに限られない。例えば、図14に示すように搬送ローラ対28とカッタ25、26との間で、シートSの斜行を検知するように斜行検知ユニット34を配置してもよい。第一実施形態のように記録ヘッド3に近い位置に斜行検知ユニット34を配置した場合、記録画像に対してシートSの後端の切断線CLを合わせやすくなる。本実施形態のように、カッタ25、26に近い位置に斜行検知ユニット34を配置した場合、シートSの先端辺に対してシートSの後端の切断線CLを合わせやすくなる。
<第五実施形態>
第一実施形態では、斜行量θを打ち消すように切断するために、カッタ25の移動速度Vcを定速とし、シートSの搬送速度Vr=Vc×tanθに設定する例を説明した。しかし、tanθ=Vr/Vcの関係を満たすように、搬送速度Vrを定速とし、カッタ25の移動速度Vcを変更してもよい。或いは、tanθ=Vr/Vcの関係を満たすように搬送速度Vrと移動速度Vcの双方を変更してもよい。
<第六実施形態>
第一実施形態では、シートSがループ31を形成している状態でシートSの後端を切断する例を示したが、ループ31を形成しない場合にも図7(A)〜図8(C)に例示した方法でシートSの後端を切断することも可能である。この場合、装置の構成から搬送ローラ対28を省略し、搬送ローラ29の駆動制御によって図7(A)〜図8(C)に例示した切断処理を行うことができる。この形態では記録ヘッド3によるシートSへの記録に影響が出る場合があるが、記録が終わっている段階にシートSを切断するか、記録を一時中断してシートSの切断を行えばよい。
<第7実施形態>
上記各実施形態では、記録装置に対する適用例を例示したが、シートを搬送する各種の搬送装置に本発明のシートの切断技術は適用可能である。
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1 記録装置、28 搬送ローラ対、34 斜行検知ユニット、426 搬送制御部

Claims (19)

  1. シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記搬送方向と交差するシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
    前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記制御手段は、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行量に基づいて、シートの搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記制御手段は、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行の向きに基づいて、シートの搬送方向を制御する、
    ことを特徴とする搬送装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記カッタは、
    前記幅方向で、シートの一方の側の第一の位置に待機した状態から、シートの他方の側の第二の位置へ移動してシートを切断する動作と、
    前記第二の位置に待機した状態から前記第一の位置へ移動してシートを切断する動作と、のいずれも実行可能であり、
    前記制御手段は、前記カッタが待機している位置と、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行の向きとに基づいて、シートの搬送方向を制御する、
    ことを特徴とする搬送装置。
  5. シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記搬送方向と億さするシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
    前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記カッタの移動速度を制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする搬送装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の搬送装置であって、
    前記制御手段は、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて複数の制御の中から一の制御を選択して実行し、
    前記複数の制御は、少なくとも、
    前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する制御、及び、
    前記搬送手段によるシートの搬送を停止して前記カッタによってシートを切断する制御、を含む、
    ことを特徴とする搬送装置。
  7. 請求項6に記載の搬送装置であって、
    前記複数の制御は、少なくとも、
    前記搬送手段によるシートの搬送及び前記カッタによるシートの切断を中止する制御、を含む、
    ことを特徴とする搬送装置。
  8. シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記搬送方向と交差するシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
    を備えた搬送装置の制御方法であって、
    前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記搬送手段を制御する制御工程を備える、
    ことを特徴とする制御方法。
  9. シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記搬送方向と交差するシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
    を備えた搬送装置の制御方法であって、
    前記搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記カッタの移動速度を制御する制御工程を備える、
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. ロールシートから送り出されたシートを搬送する第一の搬送手段と、
    前記第一の搬送手段よりもシートの搬送方向で下流側に配置され、シートを搬送する第二の搬送手段と、
    前記搬送方向で前記第二の搬送手段よりも下流側に配置され、シートに記録を行う記録手段と、
    シートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記搬送方向で前記第一の搬送手段よりも上流側に配置され、前記搬送方向と交差するシートの幅方向に移動してシートを切断するカッタと、
    前記第一の搬送手段と前記第二の搬送手段とを制御して、前記第一の搬送手段と前記第二の搬送手段との間に、シートの弛みを形成する弛み制御手段と、
    シートの弛みの形成後、前記第一の搬送手段によりシートを搬送しながら前記カッタによってシートを切断する場合に、前記斜行検知手段の検知結果に基づいて前記第一の搬送手段を制御する切断制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置であって、
    前記切断制御手段は、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行量に基づいて、シートの搬送速度を制御する、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の記録装置であって、
    前記切断制御手段は、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行の向きに基づいて、シートの搬送方向を制御する、
    ことを特徴とする記録装置。
  14. 請求項11又は請求項12に記載の記録装置であって、
    前記カッタは、
    前記幅方向で、シートの一方の側の第一の位置に待機した状態から、シートの他方の側の第二の位置へ移動してシートを切断する動作と、
    前記第二の位置に待機した状態から前記第一の位置へ移動してシートを切断する動作と、のいずれも実行可能であり、
    前記切断制御手段は、前記カッタが待機している位置と、前記斜行検知手段が検知したシートの斜行の向きとに基づいて、シートの搬送方向を制御する、
    ことを特徴とする記録装置。
  15. 請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記斜行検知手段は、前記記録手段と前記第二の搬送手段との間の位置においてシートの斜行を検知する、
    ことを特徴とする記録装置。
  16. 請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記斜行検知手段は、前記第一の搬送手段と前記カッタとの間の位置においてシートの斜行を検知する、
    ことを特徴とする記録装置。
  17. 請求項11乃至請求項16のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記斜行検知手段は、前記幅方向に離間して配置され、シートの有無を検知する複数のセンサを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  18. 請求項11乃至請求項16のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記斜行検知手段は、シートを撮像する撮像素子を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  19. 請求項11乃至請求項18のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記弛み制御手段は、前記カッタによるシートの切断動作中に前記記録手段に搬送されるシートの搬送量よりも大きい長さの弛みを形成する、
    ことを特徴とする記録装置。
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