JP2021173240A - 消音器 - Google Patents

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孝志 江崎
Takashi Ezaki
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Abstract

【課題】放射音の発生を抑制できる消音器を提案する。【解決手段】外殻2を有し、該外殻2における消音器1が延在する軸方向と直交する断面形状は、対向する位置に設けた一対の第1湾曲部15,15と、対向する位置に設けた一対の第2湾曲部16,16で構成され、前記第1湾曲部15と第2湾曲部16は、その相互の接点17において滑らかに連続し、前記第2湾曲部16の曲率半径を、前記第1湾曲部15の曲率半径より大きくし、前記第2湾曲部16における前記接点から1/3の位置において、前記外殻2の剛性を高める剛性強化手段を設けた。【選択図】 図3

Description

本発明は、消音器に関する。
従来、自動車の内燃機関から排出された排気ガスが流通する排気管には、消音器が設けられている。この消音器を自動車に搭載できるスペースは限られており、消音容量を大きくするために、消音器の外殻の縦断面形状は扁平な擬似楕円形状に形成されることがある。
消音器の外殻の縦断面形状を、扁平な擬似楕円形状に形成した場合、その長軸方向の曲率半径が小さい部分の剛性は高いが、短軸方向の曲率半径が大きな部分は剛性が低くなるため、排気ガスの脈動により曲率半径が大きな部分が振動し、放射音が発生する虞がある。
そこで、曲率半径が大きな部分に、その中点からずらした位置にロックシーム部を設けて剛性を高めることで、放射音の発生を抑制した消音器が提案されている(特許文献1参照)。
また、曲率半径が大きな部分と離間した部位における内周面に消音部材を設けて剛性を高めることで、放射音の発生を抑制した消音器が提案されている(特許文献2参照)。
特許第4037572号公報 特開2019−127932号公報
しかし、上記特許文献1、2に記載の消音器は、外殻の剛性を高めることで、振動のピークとなる共振点が変化し、異なる周波数帯で放射音が発生する虞がある。
そこで、本発明は、上記従来技術より放射音の発生を抑制できる消音器を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、本発明は、外殻を有し、該外殻における消音器が延在する軸方向と直交する断面形状は、対向する位置に設けた一対の第1湾曲部と、対向する位置に設けた一対の第2湾曲部で構成され、前記第1湾曲部と前記第2湾曲部は、その相互の接点において滑らかに連続し、
前記第2湾曲部の曲率半径を、前記第1湾曲部の曲率半径より大きくし、
前記第2湾曲部における前記接点から1/3の位置において、前記外殻の剛性を高める剛性強化手段を設けたことを特徴とするものである。
前記剛性強化手段は、前記外殻を、前記消音器を構成する前記外殻以外の構成部材に対して、固定手段により固定してもよい。
前記外殻を、排気管を支持する支持部材に対して、前記固定手段により固定してもよい。
前記外殻を、該外殻に排気管を挿通する挿通部を補強する補強部材に対して、前記固定手段により固定してもよい。
前記剛性強化手段は、前記外殻を、前記外殻内を仕切り消音室を構成する仕切板に対して、リブで固定してもよい。
本発明によれば、外殻が最も振動しやすい第2湾曲部における接点から1/3の位置において、外殻の剛性を高める剛性強化手段を設けたことにより、外殻の剛性を高め、放射音の発生を抑制できる。
本発明の実施例1に係る消音器の斜視図。 図1の横断面図。 図2のA−A線断面図。 (2×曲率半径/最大外径)と変位量の関係を示すグラフで、(a)は扁平率1.5、(b)は扁平率1.88、(c)は扁平率2.0、(d)は扁平率2.5のグラフである。 扁平率と(2×曲率半径/最大外径)の関係を示すグラフ。 外殻の静解析結果で、(a)は第2湾曲部の曲率半径が280の場合、(b)は第2湾曲部の曲率半径が240の場合、(c)は第2湾曲部の曲率半径が200の場合におけるものである。 本発明の実施例1の他例を示す消音器における外殻と仕切板の関係を示す図で、それ以外の部材は省略してある。 本発明の実施例2に係る消音器の縦断面図。 本発明の実施例3に用いる外殻の一例の縦断面図。
本発明の実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は、本発明における実施例1の消音器1の斜視図を示す。
消音器1は、図1に示すように、消音器1が延在する軸方向(X−X方向)の両端が開口する筒状の外殻2を有し、外殻2の両端部にアウタプレート3,4を接合して、ハウジング5が形成されている。
ハウジング5内には、図2に示すように、3枚の仕切板6,6,6により区画された4つの消音室7,8,9,10が区画形成されている。アウタプレート3と仕切板6,6には、内燃機関から排出された排気ガスが導入される排気管であるインレットパイプ11が貫通して挿通され、アウタプレート4と仕切板6,6には、排気管であるアウトレットパイプ12が貫通して挿通されている。仕切板6には、図3に示すように連通孔6aが形成され、隣接する消音室相互は連通している。
図3に示すように、外殻2における消音器1が延在する軸方向(X−X方向)と直交する断面形状は、対向する位置に設けた一対の第1湾曲部15,15と、対向する位置に設けた一対の第2湾曲部16,16で構成され、第1湾曲部15と第2湾曲部16が交互に配設され、計4個の湾曲部で構成されている。
一方の第1湾曲部15と他方の第1湾曲部15は、同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。一方の第2湾曲部16と他方の第2湾曲部16は、同じ曲率半径を有する円弧状に形成され、第2湾曲部16の曲率半径は第1湾曲部15の曲率半径より大きく形成されている。また、第1湾曲部15と第2湾曲部16は接点17において滑らかに連続し、外殻2は、擬似楕円形状で形成されている。
外殻2は、一枚の板材を湾曲し、接点17以外の部分において、端部同士を溶接により接合して形成されている。なお、外殻2を複数の板材で構成するようにしてもよい。第2湾曲部16の曲率半径は、図4〜図6に示すように、第1湾曲部15の曲率半径より大きければ、任意の曲率半径で形成することができる。
外殻2の最大外径、本実施例においては、第1湾曲部15,15の各中点15a,15a間の距離をL1とし、外殻2の最小外径、本実施例においては、第2湾曲部16,16の各中点16a,16a間の距離をL2とし、第2湾曲部16の曲率半径をRとした場合に、図4(a)〜(d)に示すグラフのように、最大外径L1/最小外径L2を扁平率とし、この異なる扁平率において、2×曲率半径R/最大外径L1を横軸とし、変位量を縦軸とすると、擬似楕円形状である外殻2を、2組の湾曲部15,16により形成可能である、2×曲率半径R/最大外径L1の最小値から、2R/L1が大きくなるほど変位量は小さくなった後に、大きくなっていくことが分かる。
この図4(a)〜(d)のグラフより、上記2×曲率半径R/最大外径L1の最小値における変位量以下となる2×曲率半径R/最大外径L1となるように外殻2を形成することで、外殻2の変位量を抑制することができることが分かる。
また、図4(a)〜(d)のグラフを基にして、図5に示すグラフのように、扁平率を横軸、2×曲率半径R/最大外径L1を縦軸とするグラフを作成すると、上記2×曲率半径R/最大外径L1の最小値における変位量以下となる2×曲率半径R/最大外径L1と、扁平率の関係は、斜線に示す部分となる。
この図5のグラフの斜線の部分は、扁平率が1より大きく、かつ、Y=0.0703X+0.0857X+0.7968と、Y=0.231X−0.551X+2.06で囲まれた範囲である。この範囲に含まれる第2湾曲部16の曲率半径R、最大外径L1、最小外径L2となる外殻2を形成することで、外殻2の変位量を抑制することができることが、出願人の研究結果より分かった。この図5のグラフの斜線の部分に含まれるように外殻2を構成することが好ましい。
次に、外殻2の変形が生じる場所を特定するために、外殻2の内部から外側に向けて均等に圧力を付与する静解析を、図6(a)〜(c)に示すように、扁平率を一定とし、第2湾曲部16の曲率半径を変更して行った。
第2湾曲部16の曲率半径が変化した場合においても、図6(a)〜(c)から明らかなように、第2湾曲部16において、接点17から、第2湾曲部16の全長の1/3の位置までの範囲が変形していることが分かる。これは、第1湾曲部15が、第2湾曲部16より曲率半径が小さく剛性が高いため、接点17付近で、かつ、剛性の低い第2湾曲部16側部分が変形していると考えられる。
そのため、第2湾曲部16において、接点17から、第2湾曲部16の全長の1/3の位置までの範囲において、外殻2と、剛性の高い仕切板6相互を図示しないスポット溶接からなる固定手段で固定することにより、変形を抑制し放射音の発生を低減することができる。
固定手段は、スポット溶接以外にも任意の固定方法を用いることができ、例えば、図7に示すように、リブ21で外殻2と仕切板6を相互に固定するようにしてもよい。固定手段により外殻2と仕切板6を相互に固定することにより、外殻2の剛性を高める剛性強化手段を構成する。
[実施例2]
上記実施例1においては、剛性強化手段として、第2湾曲部16において、その接点17から第2湾曲部16の全長の1/3の位置までの範囲において、外殻2と仕切板6相互を、固定手段により固定することにより構成したが、外殻2と相互に固定する部材は、消音器を構成する外殻2以外の部材であれば任意の部材とすることができる。
例えば、図8に示すように、消音器20を構成する外殻2の内周面に、排気管31を支持する支持部材32を設け、第2湾曲部16において、接点17から、第2湾曲部16の全長の1/3の位置までの範囲において、外殻2を、支持部材32に対して、スポット溶接等の固定手段33により固定して、剛性強化手段を構成するようにしてもよい。
また、図8に示すように、外殻2の外周面に、排気管31が挿通される挿通部41を補強する補強部材42を設け、第2湾曲部16において、接点17から、第2湾曲部16の全長の1/3の位置までの範囲において、外殻2を、補強部材42に対して、スポット溶接等の固定手段44により固定して、剛性強化手段を構成するようにしてもよい。
それ以外の構造は、前記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例2においても前記実施例1と同様の効果を奏する。
[実施例3]
上記実施例1、2においては、外殻2において、一方の第1湾曲部15と他方の第1湾曲部15は、同じ曲率半径を有する円弧状に形成し、一方の第2湾曲部16と他方の第2湾曲部16は、同じ曲率半径を有する円弧状に形成して、2種類の曲率半径で構成したが、第2湾曲部16の曲率半径が、第1湾曲部15の曲率半径より大きければ、一方の第1湾曲部15と他方の第1湾曲部15を、異なる曲率半径で構成し、又は/及び、一方の第2湾曲部16と他方の第2湾曲部16は、異なる曲率半径で構成してよい。
例えば、図9に示すように、一方の第1湾曲部45aと他方の第1湾曲部45bを、異なる曲率半径で構成するとともに、一方の第2湾曲部16と他方の第2湾曲部16を、同じ曲率半径で構成し、外殻52を卵状に形成してもよい。
それ以外の構造は、前記実施例1,2と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例3においても前記実施例1,2と同様の効果を奏する。
1,20 消音器
2,52 外殻
15,45a,45b 第1湾曲部
16 第2湾曲部
21 リブ
31 排気管
32 支持部材
33,44 固定手段
42 補強部材

Claims (5)

  1. 外殻を有し、該外殻における消音器が延在する軸方向と直交する断面形状は、対向する位置に設けた一対の第1湾曲部と、対向する位置に設けた一対の第2湾曲部で構成され、前記第1湾曲部と前記第2湾曲部は、その相互の接点において滑らかに連続し、
    前記第2湾曲部の曲率半径を、前記第1湾曲部の曲率半径より大きくし、
    前記第2湾曲部における前記接点から1/3の位置において、前記外殻の剛性を高める剛性強化手段を設けたことを特徴とする消音器。
  2. 前記剛性強化手段は、前記外殻を、前記消音器を構成する前記外殻以外の構成部材に対して、固定手段により固定したものであることを特徴とする請求項1記載の消音器。
  3. 前記外殻を、排気管を支持する支持部材に対して、前記固定手段により固定したものであることを特徴とする請求項2記載の消音器。
  4. 前記外殻を、該外殻に排気管を挿通する挿通部を補強する補強部材に対して、前記固定手段により固定したものであることを特徴とする請求項2記載の消音器。
  5. 前記剛性強化手段は、前記外殻を、前記外殻内を仕切り消音室を構成する仕切板に対して、リブで固定したものであることを特徴とする請求項2記載の消音器。
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