JP2021168239A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータの熱収縮を抑制した蓄電素子を提供する。【解決手段】電極23、24とセパレータ25とが重ねられた電極体2と、前記電極体を収容するケースと、前記電極体と前記ケースとの間に配置された絶縁部材7と、を備え、前記電極体における前記電極とセパレータとの重なり方向における最も外側に、前記セパレータが位置し、前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における外側を向いた外面252は、前記絶縁部材と接し、前記最も外側に位置するセパレータの外面の摩擦係数が、前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における内側を向いた内面253の摩擦係数より大きい、ことを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、正極、負極、及び、正極と負極との間に配置されたセパレータを有する電極体を備えた蓄電素子に関する。
従来、巻回タイプの電極群を備えた二次電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。この二次電池は、電極群に加えて、電極群とともに電解液を収容するケースを備える。この電極群は、それぞれ金属箔を含む正極及び負極と、正極及び負極の間に介在して積層され絶縁性を有するセパレータと、を有する。この電極群では、セパレータが正極と負極とを絶縁している。
特開2011−54567号公報
ところで、電極群のエネルギー密度の向上を目的として、薄膜状の樹脂製のセパレータが採用されている。しかしながら、このようなセパレータを採用した場合、使用等により二次電池が高温になると、セパレータが熱収縮するおそれがある。
そこで、本実施形態は、正極と負極との間に配置されたセパレータを備え、セパレータの熱収縮を抑制した蓄電素子を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電素子は、
電極とセパレータとが重ねられた電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記電極体と前記ケースとの間に配置された絶縁部材と、を備え、
前記電極体における前記電極とセパレータとの重なり方向における最も外側に、前記セパレータが位置し、
前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における外側を向いた外面は、前記絶縁部材と接し、
前記最も外側に位置するセパレータの外面の摩擦係数が、前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における内側を向いた内面の摩擦係数より大きい。
かかる構成によれば、電極体の最も外側において、セパレータの外面と絶縁部材との摩擦抵抗により、セパレータの熱収縮を抑制できる。
前記蓄電素子では、
前記最も外側に位置するセパレータは、基材層と、該基材層に重ねられた結着剤層と、を有し、
前記結着剤層が、前記最も外側に位置するセパレータの外面を構成していてもよい。
かかる構成によれば、電極体の最も外側において、セパレータの結着剤層が絶縁部材と接するため、セパレータの基材層が絶縁部材と接する構成と比べて、絶縁部材とセパレータとの摩擦抵抗を大きくすることができる。
また、前記蓄電素子では、
前記電極は、活物質が金属箔に塗布された塗工部と、前記活物質が前記金属箔に塗布されていない未塗工部と、を含み、
前記電極体の前記重なり方向における外側に位置する端部では、
前記セパレータが複数重ねられ、複数重ねられた前記セパレータの前記重なり方向の最も内側に位置するセパレータと隣り合う電極の未塗工部が、前記最も内側に位置するセパレータの内面と接触していてもよい。
かかる構成によれば、電極体の重なり方向における端部において、重ねられたセパレータのうち最も内側に位置するセパレータの内面が、電極において滑りやすい未塗工部と接触していても、最も外側に位置するセパレータの外面と絶縁部材との摩擦抵抗が大きいため、最も外側に位置するセパレータが熱収縮しにくいことにより、電極間の接触を抑制できる。
前記蓄電素子では、
前記絶縁部材は、複数配置されていてもよい。
かかる構成によれば、絶縁部材に対して最も外側に位置するセパレータをしっかりと押し付けることができ、絶縁部材とこのセパレータの間の摩擦抵抗を十分に確保することができる。
別の実施形態の蓄電素子は、
電極とセパレータとが重ねられ、前記電極と前記セパレータとの重なり方向において前記電極よりも前記セパレータが外側に位置する電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記電極体と前記ケースとの間に配置された絶縁部材と、を備え、
前記外側に位置するセパレータは、基材層と、該基材層に重ねられた結着剤層を有し、
前記外側に位置するセパレータにおいて、前記結着剤層と前記絶縁部材とが接触している。
かかる構成によれば、外側に位置するセパレータにおいて、セパレータの結着剤層と絶縁部材とが接触していることにより、セパレータと絶縁部材との摩擦抵抗が大きくなるため、セパレータの熱収縮を抑制できる。
前記蓄電素子では、
前記電極は、活物質が金属箔に塗布された塗工部と、該塗工部と並んで配置されるとともに前記活物質が前記金属箔に塗布されていない未塗工部と、を含み、
前記外側に位置するセパレータの前記塗工部と前記未塗工部の並び方向における少なくとも端部において、前記結着剤層と前記絶縁部材とが接触していてもよい。
かかる構成によれば、セパレータの少なくとも端部において、セパレータの熱収縮を抑制できる。
本実施形態の蓄電素子によれば、正極と負極との間に配置されたセパレータを備え、セパレータの熱収縮を抑制した蓄電素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図2は、前記蓄電素子の側面図である。 図3は、前記蓄電素子の平面図である。 図4は、図3のIV−IV位置における断面図である。 図5は、前記蓄電素子の分解図である。 図6は、前記蓄電素子の電極体を説明するための斜視図である。 図7は、前記電極体の正極未塗工部周辺の拡大図である。 図8は、前記電極体の負極未塗工部周辺の拡大図である。 図9は、変形例に係る蓄電素子の電極体の正極未塗工部周辺の拡大図である。 図10は、前記電極体の負極未塗工部周辺の拡大図である。 図11は、前記蓄電素子を含む蓄電装置の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、蓄電素子の一例として、充放電可能な二次電池について説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電素子は、非水電解質二次電池である。より詳しくは、蓄電素子は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。この種の蓄電素子は、電気エネルギーを供給する。蓄電素子は、単一又は複数で使用される。具体的に、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧が小さいときには、単一で使用される。一方、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧の少なくとも一方が大きいときには、他の蓄電素子と組み合わされて蓄電装置に用いられる。前記蓄電装置では、該蓄電装置に用いられる蓄電素子が電気エネルギーを供給する。
蓄電素子は、図1〜図5に示すように、電極体2と、電極体2を収容するケース3と、ケース3の外側に配置される外部端子4であって電極体2と導通する外部端子4と、を備える。本実施形態の蓄電素子1は、電極体2、ケース3、及び外部端子4の他に、電極体2と外部端子4とを導通させる集電体5、及び、電極体2と集電体5とを通電可能に接続するクリップ部材6を備える。また、蓄電素子1は、電極体2とケース3とを絶縁する絶縁部材7(具体的には、第一絶縁部材71及び第二絶縁部材72)を備える。本実施形態の蓄電素子1には、絶縁部材7は、複数配置されている。
電極体2は、図6に示すように、電極とセパレータ25とが重ねられた構成を有する。本実施形態の電極体2では、電極とセパレータ25の重なり方向において電極よりもセパレータ25が外側に位置する。具体的に、電極体2では、電極とセパレータ25とが交互に配置され、電極体2の外面を構成する箇所にセパレータ25が位置している。即ち、電極体2では、電極体2の外面を構成するセパレータ25は、電極とセパレータ25との重なり方向においてこのセパレータ25と隣接する電極よりも、重なり方向における外側に位置している。
また、本実施形態の電極体2は、巻芯21と、正極23と負極24とが互いに絶縁された状態で積層された積層体22であって、巻芯21の周囲に巻回された積層体22と、を備える。さらに、本実施形態の電極体2の外周部では、電極の外側にセパレータ25が一周巻き付けられている。この電極体2において、リチウムイオンが正極23と負極24との間を移動することにより、蓄電素子1が充放電する。本実施形態の電極体2は、扁平な筒形状である。
巻芯21は、通常、絶縁材料によって形成される。巻芯21は、筒形状である。本実施形態の巻芯21は、偏平な筒形状である。本実施形態の巻芯21は、可撓性又は熱可塑性を有するシートを巻回することによって形成される。
積層体22は、正極23及び負極24が積層された(重ねられた)状態で巻芯21の周囲に巻回されることによって形成される。本実施形態の積層体22では、電極(例えば、正極23及び負極24)は、活物質が金属箔に塗布された塗工部と、活物質が金属箔に塗布されていない未塗工部と、を含む。
正極23は、図7に示すように、金属箔231と、金属箔231の上に形成された正極活物質層232と、を有する。金属箔231は帯状である。本実施形態の金属箔231は、例えば、アルミニウム箔である。本実施形態の正極活物質層232は、金属箔231の両面に形成されている。また、本実施形態の正極23は、正極活物質が金属箔231に塗布された正極塗工部234と、正極活物質が金属箔231に塗布されていない正極未塗工部233と、を含む(図6参照)。この正極23では、正極未塗工部233は、正極塗工部234と並んで配置されている。具体的に、正極23は、帯形状の短手方向である幅方向の一方の端縁部に、正極活物質の正極未塗工部233(正極活物質層が形成されていない部位)を有する。
前記正極活物質層232は、正極活物質と、バインダーと、を有する。
前記正極活物質は、例えば、リチウム金属酸化物である。具体的に、正極活物質は、例えば、LiMe(Meは、1又は2以上の遷移金属を表す)によって表される複合酸化物(LiCo、LiNi、LiMn、LiNiCoMn等)、LiMe(XO(Meは、1又は2以上の遷移金属を表し、Xは例えばP、Si、B、Vを表す)によって表されるポリアニオン化合物(LiFePO、LiMnPO、LiMnSiO、LiCoPOF等)である。本実施形態の正極活物質は、LiNi1/3Co1/3Mn1/3である。
前記正極活物質層232に用いられるバインダーは、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレンとビニルアルコールとの共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレンブタジエンゴム(SBR)等である。本実施形態のバインダーは、ポリフッ化ビニリデンである。
前記正極活物質層232は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の正極活物質層232は、導電助剤としてアセチレンブラックを有する。
負極24は、図8に示すように、金属箔241と、金属箔241の上に形成された負極活物質層242と、を有する。金属箔241は帯状である。本実施形態の金属箔241は、例えば、銅箔である。本実施形態の負極活物質層242は、金属箔241の両面に形成されている。また、本実施形態の負極24は、活物質が金属箔に塗布された負極塗工部244と、負極活物質が金属箔に塗布されていない負極未塗工部243と、を含む(図6参照)。この負極24では、負極未塗工部243は、負極塗工部244と並んで配置されている。具体的に、負極24は、帯形状の短手方向である幅方向の他方(正極未塗工部233と反対側)の端縁部に、負極未塗工部243を有する。負極塗工部244の幅は、正極塗工部234の幅よりも大きい。
前記負極活物質層242は、負極活物質と、バインダーと、を有する。
前記負極活物質は、例えば、グラファイト、難黒鉛化炭素、及び易黒鉛化炭素などの炭素材、チタン酸リチウム、又は、リチウムイオンと合金化反応を生じるケイ素(Si)及び錫(Sn)などの材料である。本実施形態の負極活物質は、難黒鉛化炭素である。
負極活物質層242に用いられるバインダーは、正極活物質層に用いられたバインダーと同様のものである。本実施形態のバインダーは、ポリフッ化ビニリデンである。
前記負極活物質層242は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の負極活物質層242は、導電助剤を有していない。
本実施形態の電極体2では、以上のように構成される正極23と負極24とがセパレータ25によって絶縁された状態で巻回される(図6参照)。即ち、本実施形態の電極体2では、正極23、負極24、及びセパレータ25の積層体22が巻回される。
セパレータ25は、絶縁性を有する部材である。また、セパレータ25は、正極23と負極24との間に配置される。これにより、電極体2(詳しくは、積層体22)において、正極23と負極24とが互いに絶縁される。さらに、セパレータ25は、ケース3内において、電解液を保持する。これにより、蓄電素子1の充放電時において、リチウムイオンが、セパレータ25を挟んで交互に積層される正極23と負極24との間を移動する。
本実施形態のセパレータ25は、二軸延伸フィルムを含む。セパレータ25に含まれる二軸延伸フィルムは、例えば、150℃以上まで加熱されると、熱収縮する。具体的に、セパレータ25は、150℃となったまま30分間経過すると、2%以上5%以下程度熱収縮する。本実施形態の外側に位置するセパレータ25(具体的には、最も外側に位置するセパレータ25、より具体的には、電極体2の外周面を構成するセパレータ25)は、基材層250と、該基材層250に重ねられた結着剤層251と、を有する(図7及び図8参照)。なお、本実施形態のセパレータ25の巻回方向における全域には、基材層250と、結着剤層251と、が配置されている。
セパレータ25は、帯状である(図6参照)。セパレータ25の幅(帯形状の短手方向の寸法)は、負極24の負極塗工部244の幅より僅かに大きい。セパレータ25は、塗工部234、244同士が重なるように幅方向に位置ずれした状態で重ね合わされた正極23と負極24との間に配置される。また、セパレータ25は、電極体2における電極とセパレータ25との重なり方向における最も外側に位置する。
基材層250は、二軸延伸フィルムで構成される(図7及び図8参照)。例えば、基材層250は、二軸延伸ポリオレフィン系フィルムである。二軸延伸ポリオレフィン系フィルムは、多孔質の二軸延伸フィルムである。また、このフィルムに設けられた細孔は三次元構造を有するため、基材層250に対する電解液の浸透性が向上している。基材層250を構成する二軸延伸ポリオレフィン系フィルムは、例えば、ポリプロピレンフィルムやポリエチレンフィルム等である。
結着剤層251は、最も外側に位置するセパレータ25の外面を構成している。結着剤層251は、ポリアクリロニトリルやPVDF等の結着剤を含む。例えば、結着剤層251は、結着剤に加えて、SiO粒子、Al粒子、ベーマイト(アルミナ水和物)等の無機粒子を含んでいても良い。本実施形態の結着剤層251は無機粒子を含み、基材層250の厚み方向に並ぶ一対の表面のうち片方の表面に設けられている。また、結着剤層251は、正極23或いは絶縁部材7に対向していることが好ましい。
ケース3は、電極体2に加えて、集電体5等を電解液とともに収容する(図4参照)。本実施形態のケース3は、開口を有するケース本体31と、ケース本体31の開口を塞ぐ(閉じる)蓋板32と、を有する。
また、ケース3は、電解液に耐性を有する金属によって形成される。本実施形態のケース3は、例えば、アルミニウム、又は、アルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成される。ケース3は、ステンレス鋼及びニッケル等の金属材料、又は、アルミニウムにナイロン等の樹脂を接着した複合材料等によって形成されてもよい。
前記電解液は、非水溶液系電解液である。電解液は、有機溶媒に電解質塩を溶解させることによって得られる。有機溶媒は、例えば、プロピレンカーボネート及びエチレンカーボネートなどの環状炭酸エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート類である。電解質塩は、LiClO、LiBF、及びLiPF等である。
ケース本体31は、板状の閉塞部311であってケース3の内側を向く内面とケース3の外側を向く外面とを有する閉塞部311と、閉塞部311の周縁に接続される胴部312であって、閉塞部311の内面側に延び且つ該内面を包囲する筒状の胴部312とを備える(図5参照)。
閉塞部311は、開口が上を向くようにケース本体31が配置されたときに、ケース本体31の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体31の底壁となる)部位である。閉塞部311は、該閉塞部311の法線方向視において、矩形状である。閉塞部311の四隅は円弧状である。
以下では、図1に示すように、閉塞部311の長辺方向をX軸方向とし、閉塞部311の短辺方向をY軸方向とし、閉塞部311の法線方向をZ軸方向とする。
本実施形態の胴部312は、角筒形状を有する(図5参照)。詳しくは、胴部312は、偏平な角筒形状を有する。胴部312は、閉塞部311の周縁における長辺から延びる一対の長壁部313と、閉塞部311の周縁における短辺から延びる一対の短壁部314とを有する。即ち、一対の長壁部313は、Y軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における短辺に相当する間隔)を空けて対向し、一対の短壁部314は、X軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における長辺に相当する間隔)を空けて対向する。短壁部314が一対の長壁部313の対応(詳しくは、Y軸方向に対向)する端部同士をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部312が形成される。
以上のように、ケース本体31は、開口方向(Z軸方向)における一方の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有する。
蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐ板状の部材である。具体的に、蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐようにケース本体31に当接する。また、蓋板32は、Z軸方向視において、X軸方向に長い矩形状の板材である。さらに、蓋板32の四隅は、円弧状である。
蓋板32は、ケース3内のガスを外部に排出可能なガス排出弁321を有する。ガス排出弁321は、ケース3の内部圧力が所定の圧力まで上昇したときに、該ケース3内から外部にガスを排出する。本実施形態のガス排出弁321は、X軸方向における蓋板32の中央部に設けられる。
外部端子4は、外部機器又は他の蓄電素子の外部端子等と電気的に接続される部位である。外部端子4は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、外部端子4は、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス、クロムモリブデン鋼等の鋼、その他の強度の高い導電性金属によって形成される。
集電体5は、ケース3内に配置され、電極体2と通電可能に直接又は間接に接続される。本実施形態の集電体5は、クリップ部材6を介して電極体2と通電可能に接続される。
絶縁部材7は、電極体2とケース3との間に配置されている。また、絶縁部材7は、電極体2の主面のうち巻回軸方向における少なくとも両端部(例えば、集電体5が配置される部位)を被覆している。本実施形態の絶縁部材7は、電極体2の主面の全域を被覆している。なお、電極体2の主面とは、電極体2の外表面のうち電極とセパレータ25との重なり方向に垂直に広がる面である。また、本実施形態の絶縁部材7(例えば、第一絶縁部材71又は第二絶縁部材72)の厚みは、いずれの部位においても均一である。さらに、絶縁部材7(例えば、第一絶縁部材71又は第二絶縁部材72)の表面粗さは、いずれの部位においても均一である。
第一絶縁部材71は、図4及び図5に示すように、ケース3(詳しくはケース本体31)と電極体2との間に配置される。第一絶縁部材71は、絶縁性を有する部材によって形成される。第一絶縁部材71は、シート状の部材によって構成される。本実施形態の第一絶縁部材71は、例えば、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド等の樹脂によって形成される。本実施形態の第一絶縁部材71は、所定の形状に裁断された絶縁性を有するシート状の部材を折り曲げることによって袋状に形成される。
第二絶縁部材72は、第一絶縁部材71と電極体2との間に配置される(図5参照)。第二絶縁部材72は、絶縁性を有する部材によって形成される。本実施形態の第二絶縁部材72は、例えば、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド等の樹脂によって形成される。また、この第二絶縁部材72は、第一絶縁部材71と同じ材料で形成される。本実施形態の第二絶縁部材72は、電極体2の第二絶縁部材72と対向する面を覆うような矩形のシート状に形成される。
以上の構成の蓄電素子1では、図7及び図8に示すように、電極体2の最も外側に位置するセパレータ25(図7及び図8における最も上側に位置するセパレータ25)は、絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)と対向している。また、最も外側に位置するセパレータ25は、電極とセパレータ25との重なり方向(図7及び図8における上下方向、Y軸方向)において絶縁部材7と反対側で、負極24と対向している。
また、蓄電素子1では、最も外側に位置するセパレータ25の重なり方向における外側を向いた外面252は、絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)と接触している。さらに、最も外側に位置するセパレータ25の外面252の摩擦係数が、最も外側に位置するセパレータ25の重なり方向における内側を向いた内面253の摩擦係数より大きい。なお、図7及び図8では、図面の各構成の見易さを重視して、セパレータ25と絶縁部材7とが離間した状態で示されている。
具体的に、この蓄電素子1では、電極体2の巻回軸方向における該最も外側に位置するセパレータ25と絶縁部材7との摩擦抵抗が、電極体2の巻回軸方向における該最も外側に位置するセパレータ25と電極との摩擦抵抗より大きい。より具体的に、電極体2の巻回軸方向における最も外側に位置するセパレータ25と第二絶縁部材72との摩擦抵抗が、電極体2の巻回軸方向における最も外側に位置するセパレータ25と正極23や負極24との摩擦抵抗より大きい。
さらに、外側に位置するセパレータ25(例えば、最も外側に位置するセパレータ25)において、結着剤層251と絶縁部材7とが接触している。具体的に、最も外側に位置するセパレータ25において、結着剤層251が絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)と接触している。より具体的に、最も外側に位置するセパレータ25の負極塗工部244と負極未塗工部243の並び方向(X軸方向)における少なくとも端部において、結着剤層251と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)とが接触している。なお、本実施形態では、最も外側に位置するセパレータ25のX軸方向における全域において、結着剤層251と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)とが接触している。
以上の蓄電素子1によれば、電極体2の最も外側(具体的には、電極体2の最外周)において、セパレータ25の外面252の摩擦係数が、セパレータ25の内面253の摩擦係数よりも大きいため、第二絶縁部材72が存在する側において、セパレータ25の外面252と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)との摩擦抵抗により、セパレータ25の熱収縮を抑制できる。これにより、正極23と負極24とが接触することを防ぐことができる。なお、第二絶縁部材72が存在しない側において、セパレータ25の外面252と絶縁部材7(例えば、第一絶縁部材71)との摩擦抵抗により、セパレータ25の熱収縮を抑制できる。
本実施形態の蓄電素子1によれば、電極体2の最も外側(具体的には、電極体2の最外周)において、セパレータ25の結着剤層251が絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)と接するため、セパレータ25の基材層250が絶縁部材7と接する構成と比べて、絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)とセパレータ25との摩擦抵抗を大きくすることができる。
また、本実施形態の蓄電素子1では、電極体2とケース3との間に第一絶縁部材71が配置され、さらに、第一絶縁部材71と電極体2との間に第二絶縁部材72が配置されている。そのため、第二絶縁部材72に対して最も外側に位置するセパレータ25をしっかりと押し付けることができ、第二絶縁部材72とこのセパレータ25の間の摩擦抵抗を十分に確保することができる。
本実施形態の蓄電素子1では、最も外側に位置するセパレータ25において、セパレータ25の結着剤層251と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)とが接触していることにより、セパレータ25と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)との摩擦抵抗が大きくなるため、セパレータ25の熱収縮を抑制できる。
また、本実施形態の蓄電素子1では、セパレータ25のX軸方向における少なくとも端部において、結着剤層251と絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)とが接触していることにより、セパレータ25の熱収縮を効果的に抑制できる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態では、絶縁部材7は、電極体2の主面の全域を被覆していたが、電極体2の主面の一部のみを被覆してもよい。例えば、絶縁部材7は、電極体2の主面のうち巻回軸方向における両端部(例えば、負極塗工部244と負極未塗工部243の並び方向(X軸方向)における両端部、集電体5の近傍)のみを被覆してもよいし、電極体2の主面のうち周縁領域(中央領域を除く外周領域)のみを被覆してもよい。
さらに、蓄電素子1は、絶縁部材7に加えて、電極体2とケース3との間に配置されるスペーサを備えてもよい。この場合、スペーサにより、電極体2が絶縁部材7に押し付けられるため、電極体2と絶縁部材7との摩擦抵抗(絶縁部材7に沿ってセパレータ25が相対移動する方向におけるセパレータ25と絶縁部材7との摩擦抵抗)を大きくすることができる。また、蓄電素子1は、絶縁部材7とケース3との間に配置されるスペーサを備えてもよい。この場合、スペーサにより、絶縁部材7が電極体2に押し付けられるため、電極体2と絶縁部材7との摩擦抵抗を大きくすることができる。なお、上記実施形態では、第二絶縁部材72が、絶縁部材7とスペーサとを兼ねている。
このスペーサは、絶縁部材7と一体であってもよいし、別の部材であってもよい。また、スペーサは、絶縁部材7と同じ材質で形成されてもよいし、異なる材質で形成されてもよい。スペーサは、セパレータ25の基材層250と同じ材質で形成されてもよい。
なお、スペーサの材質は、蓄電素子1が高温になったとき、スペーサにより、電極体2が絶縁部材7に強く押し付けられる、或いは、絶縁部材7が電極体2に強く押し付けられるように、熱膨張性の高い材質であることが好ましい。具体的に、スペーサの120℃〜150℃における熱膨張係数Aは、A>90×10−6/Kである。
第一絶縁部材71は、シート状の部材を単に折り曲げて袋状に形成せずに、シート状の部材を例えば融着又は溶着して袋状に形成してもよい。また、第一絶縁部材71は、初めから袋状に形成してもよい。
上記実施形態では、絶縁部材7は、袋状の第一絶縁部材71とシート状の第二絶縁部材72とを含んでいたが、例えば、複数の第二絶縁部材72を含んでもよい。この場合、第二絶縁部材72が、電極体2を該電極体2の厚み方向における両側から挟む位置に、一対配置されることが考えられる。
なお、蓄電素子1には、第一絶縁部材71と第二絶縁部材72とが配置されていた(即ち、複数の絶縁部材が設けられていた)が、一つの絶縁部材7が配置されてもよい。例えば、蓄電素子1には、第二絶縁部材72のみが配置されていてもよい。即ち、絶縁部材7が第二絶縁部材72のみで構成されてもよい。また、蓄電素子1には、三つ以上の複数の絶縁部材7が配置されてもよい。
上記実施形態では、電極体2の外周部において、電極の外側にセパレータ25が一周巻き付けられていたが、電極の外側にセパレータ25が複数周巻き付けられていてもよい。即ち、図9び図10に示すように、電極体2のY軸方向(重なり方向)における外側に位置する端部では、セパレータ25が複数重ねられてもよい。本実施形態の電極体2では、電極体2のY軸方向(重なり方向)における外側に位置する端部では、2枚のセパレータ25が重ねられている。また、複数(例えば、2枚)重ねられたセパレータ25のY軸方向の最も内側に位置するセパレータ25と隣り合う電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)が、最も内側に位置するセパレータ25の内面253と接触している(図10参照)。
また、本実施形態の蓄電素子1では、電極体2の重なり方向における端部において、重ねられたセパレータ25のうち最も内側に位置するセパレータ25の内面253が、電極において滑りやすい負極未塗工部243(未塗工部)と接触していても、絶縁部材7(例えば、第二絶縁部材72)と最も外側に位置するセパレータ25の外面252との摩擦抵抗が大きいため、この最も外側に位置するセパレータ25の熱収縮しにくいことにより、電極間の接触を抑制できる。具体的には、最も外側のセパレータ25の外面252と絶縁部材7とが十分な摩擦抵抗を有していることで、最も外側のセパレータ25の熱収縮が抑制されるため、電極体25の厚み方向において、このセパレータ25よりも内側に位置するセパレータ25に十分な緊圧がかかったままで維持される。これにより、この内側に位置するセパレータ25の熱収縮が抑制され、電極間の接触を抑制できる。
上記実施形態では、絶縁部材7(例えば、第一絶縁部材71や第二絶縁部材72)の厚みは、均一であったが、不均一であってもよい。例えば、絶縁部材7の電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)と対向する部分の厚みが、絶縁部材7の他の部分の厚みより大きいことが考えられる。このように、絶縁部材7の電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)と対向する部分について、この部分の厚みが厚いことにより、絶縁部材7や未塗工部に対してセパレータ25がしっかりと押し付けられる。このため、絶縁部材7とセパレータ25との摩擦抵抗や電極の未塗工部と電極の未塗工部と対向するセパレータ25との緊圧を高めることができるので、電極間の接触を抑制できる。
また、上記実施形態では、絶縁部材7(例えば、第一絶縁部材71や第二絶縁部材72)の表面粗さは、均一であったが、不均一であってもよい。例えば、絶縁部材7の電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)と対向する部分の表面粗さが、絶縁部材7の他の部分の表面粗さより粗いことが考えられる。このように、絶縁部材7の電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)と対向する部分について、表面粗さが粗いことにより、絶縁部材7と電極の未塗工部(例えば、負極未塗工部243)と対向しているセパレータ25との摩擦抵抗を大きくすることができる。
また、上記実施形態では、セパレータ25は、二軸延伸フィルムを含んでいたが、これを含まなくてもよい。例えば、セパレータ25は、一軸延伸フィルムを含むことが考えられる。
上記実施形態では、電極体2は、巻回タイプの電極体(正極23、負極24、及びセパレータ25の積層体22が巻回された電極体)であったが、電極とセパレータ25とが交互に重ねられた積層タイプの電極体であってもよい。具体的には、複数の正極23、複数の負極24、及び、複数のセパレータ25を備え、正極23と負極24とが交互に配置されると共に、正極23と負極24との間にセパレータ25が配置された積層タイプの電極体であってもよい。なお、積層タイプの電極体2を用いる場合、電極体2の最も外側に位置する部位は、電極体2の積層方向(重なり方向)における両端に位置する部位である。
さらに、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や形状は任意である。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
蓄電素子(例えば電池)は、図11に示すような蓄電装置(蓄電素子が電池の場合は電池モジュール)11に用いられてもよい。蓄電装置11は、少なくとも二つの蓄電素子1と、二つの(異なる)蓄電素子1同士を電気的に接続するバスバ部材12と、を有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子1に適用されていればよい。
1…蓄電素子、2…電極体、3…ケース、4…外部端子、5…集電体、6…クリップ部材、7…絶縁部材、11…蓄電装置、12…バスバ部材、21…巻芯、22…積層体、23…正極、24…負極、25…セパレータ、31…ケース本体、32…蓋板、71…第一絶縁部材、72…第二絶縁部材、231…金属箔、232…正極活物質層、233…正極未塗工部、234…正極塗工部、241…金属箔、242…負極活物質層、243…負極未塗工部、244…負極塗工部、250…基材層、251…結着剤層、252…外面、253…内面、311…閉塞部、312…胴部、313…長壁部、314…短壁部、321…ガス排出弁

Claims (6)

  1. 電極とセパレータとが重ねられた電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記電極体と前記ケースとの間に配置された絶縁部材と、を備え、
    前記電極体における前記電極とセパレータとの重なり方向における最も外側に、前記セパレータが位置し、
    前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における外側を向いた外面は、前記絶縁部材と接し、
    前記最も外側に位置するセパレータの外面の摩擦係数が、前記最も外側に位置するセパレータの前記重なり方向における内側を向いた内面の摩擦係数より大きい、
    ことを特徴とする蓄電素子。
  2. 前記最も外側に位置するセパレータは、基材層と、該基材層に重ねられた結着剤層と、を有し、
    前記結着剤層が、前記最も外側に位置するセパレータの外面を構成している、請求項1記載の蓄電素子。
  3. 前記電極は、活物質が金属箔に塗布された塗工部と、前記活物質が前記金属箔に塗布されていない未塗工部と、を含み、
    前記電極体の前記重なり方向における外側に位置する端部では、
    前記セパレータが複数重ねられ、複数重ねられた前記セパレータの前記重なり方向の最も内側に位置するセパレータと隣り合う電極の未塗工部が、前記最も内側に位置するセパレータの内面と接触している、請求項1又は請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記絶縁部材は、複数配置されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 電極とセパレータとが重ねられ、前記電極と前記セパレータとの重なり方向において前記電極よりも前記セパレータが外側に位置する電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記電極体と前記ケースとの間に配置された絶縁部材と、を備え、
    前記外側に位置するセパレータは、基材層と、該基材層に重ねられた結着剤層を有し、
    前記外側に位置するセパレータにおいて、前記結着剤層と前記絶縁部材とが接触している、
    ことを特徴とする蓄電素子。
  6. 前記電極は、活物質が金属箔に塗布された塗工部と、該塗工部と並んで配置されるとともに前記活物質が前記金属箔に塗布されていない未塗工部と、を含み、
    前記外側に位置するセパレータの前記塗工部と前記未塗工部の並び方向における少なくとも端部において、前記結着剤層と前記絶縁部材とが接触している、請求項5記載の蓄電素子。
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