JP2021166394A - 通信ネットワークを試験するための、マシン可読コードを利用する方法、モバイルデバイス及び非一時的なコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】通信ネットワークの、ケーブルエンドポイントなどのネットワーク要素の試験を実施する時に、人的エラーを起こさない方法、モバイルデバイス及び非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、第１のネットワーク要素及び第１のマシン可読コードを含む第１の画像を撮像することと、第１の画像における第１のマシン可読コードに基づいて、第１の画像における第１のネットワーク要素を識別することと、第１のネットワーク要素のための第１のネットワーク要素データを得るために、ネットワーク要素データデータベースにアクセスすることと、第２の画像における第１のネットワーク要素と視覚的に関連する第１のネットワーク要素データを含むために、第２の画像を生成することと、ディスプレイデバイス上に第２の画像を表示することと、を備える。
【選択図】図６

Description

開示された実施形態は、通信ネットワークを試験するための方法、モバイルデバイス及び非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に概ね関し、より具体的には、通信ネットワークを試験するための、マシン可読コードを使用する同方法、モバイルデバイス及び非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に関する。

国際公開番号 WO2014/020883

通信ネットワークの、ケーブルエンドポイントなどのネットワーク要素の試験は、特定のネットワーク要素のための適切な試験仕様書を選択する際の誤り、混み合ったネットワーク要素の複雑化、通信ネットワークサイトにおけるネットワーク要素の位置の特定の難しさ、及び試験中であるネットワーク要素に対する誤った識別用コードを試験デバイスに入力することによる遅延並びに人的エラーが起きやすい。
したがって、上記の課題を解決するシステム及び方法が必要とされている。

以下に記載される例示的な実施形態の目的及び利点は、以下の説明に記述され、以下の説明から明らかとなる。例示的な実施形態の更なる利点は、本明細書の記載された説明及び特許請求の範囲、並びに添付の図面に具体的に示されたデバイス、記憶媒体及び方法により実現及び達成されることとなる。

これら及び他の利点を実現するために、かつ例示的な実施形態の目的に従って、本発明の１つの態様では、第１のネットワーク要素及び第１のマシン可読コードを含む第１の画像を撮像することと、前記第１の画像における前記第１のマシン可読コードに基づいて、前記第１の画像における前記第１のネットワーク要素を識別することと、前記第１のネットワーク要素のための第１のネットワーク要素データを得るために、ネットワーク要素データデータベースにアクセスすることと、第２の画像を生成することであって、前記第２の画像における前記第１のネットワーク要素と視覚的に関連する前記第１のネットワーク要素データを含むために、第２の画像を生成することと、ディスプレイデバイス上に前記第２の画像を表示することと、を備える、方法が開示されている。

本発明の更なる態様では、モバイルデバイスが開示されている。モバイルデバイスは、試験手順を通信ネットワークのネットワーク要素に対して実行する試験部と、ネットワーク要素の第１の画像及びマシン可読コードを撮像するカメラと、モバイルデバイスのユーザに画像を表示するディスプレイデバイスと、請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されているコンピュータと、を備える。
本発明のより更なる態様では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が、コンピュータのプロセッサによって実行される時、前記プロセッサに請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムの指示を記憶する。

添付の付録及び／又は図面は、本開示による多様な非限定的な例、発明的な態様を例示している。
例示的な通信ネットワークである。 例示的なネットワークデバイス／ノードである。 本開示による、マシン可読コードが、試験中の通信ネットワークのそれぞれのネットワーク要素と関連する通信ネットワーク試験システムの概略図である。 図３に示す通信ネットワーク試験システムのモバイルデバイスの概略図である。 図３に示す通信ネットワーク試験システムの試験デバイスの概略図である。 適切な仕様書による、マシン可読コードを使用して、図４に示す試験デバイスを構成する方法を示すフローチャートである。 マシン可読コードを使用して、アレイに構成されたネットワーク要素のための適切な識別番号を選択するための、マシン可読コードを使用して、図４に示す試験デバイスを構成する方法を示すフローチャートである。 マシン可読コードを使用して、ネットワーク要素の位置を特定するための、図４に示す試験デバイスにより実行される方法を示すフローチャートである。 マシン可読コードを使用して、ネットワーク要素の位置を推測するための、図４に示す試験デバイスにより実行される方法を示すフローチャートである。 マシン可読コードを使用して、ネットワーク要素と関連するデータを有するネットワーク要素の画像を向上させるための、図４に示す試験デバイスにより実行される方法を示すフローチャートである。

次に、同様の参照符号が同様の構造的／機能的特徴を特定する添付の図面を参照して、例示的な実施形態をより詳細に説明する。例示的な実施形態は、当業者によって理解されるように、多様な形態で具現化され得る、以下に記載する例示的な実施形態は、単なる例示であるため、示される内容には一切限定されるものではない。したがって、本明細書に開示された任意の構造的及び機能的詳細は、限定的であるとして解釈されるべきではなく、特許請求の範囲の根拠として、かつ検討された実施形態を多様に用いるように当業者に教示するための表現としてのみ解釈されるべきであることが理解されるべきである。更に、本明細書に使用される用語及び語句は、限定的な意図はなく、むしろ例示的な実施形態の理解可能な説明の提供を意図している。

特に断らない限り、本明細書で使用される技術的及び科学的用語はすべて、本発明の属する分野の当業者によって共通に理解されるものと同じ意味を有するものとする。例示的な実施形態を実施又は試験する際、本明細書に記載される方法及び材料と同様又は同等の任意の方法及び材料もまた使用することができるが、例示的な方法及び材料を以下に記載する。

尚、本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される際、「ａ」、「ａｎ」、及び「ｔｈｅ」という単数形は、別途文脈で明示されない限り、複数の指示対象を含むことに留意するべきである。よって、例えば、「刺激（a stimulus）」という場合には、複数のかかる刺激（stimuli）が含まれ、「信号（the signal）」という場合には、１つ又は２つ以上の信号及び当業者に既知の信号の均等物などが含まれる。

以下で検討される例示的な実施形態は、好ましくは、コンピュータプロセッサを有するマシン上で実行可能にするための制御ロジックを有するコンピュータ使用可能媒体上に搭載される、ソフトウェアのアルゴリズム、プログラム、又はコードであることを理解されたい。マシンは、典型的には、コンピュータアルゴリズム又はプログラムの実行から出力するように構成されたメモリストレージを備える。

本明細書で使用する際、用語「ソフトウェア」は、ハードウェア、ファームウェア内で実行されるか、又はディスク、メモリストレージデバイス上で利用可能な、若しくは遠隔マシンからのダウンロード用のソフトウェアコンピュータプロダクトとして実行されるかに関わらず、ホストコンピュータのプロセッサ内に存在し得る任意のコード又はプログラムと同義であることを意味する。本明細書に記載される実施形態は、均衡、相関、及び上記のアルゴリズムを実施するためのかかるソフトウェアを備える。当業者は、上記の実施形態に基づく例示的な実施形態の更なる特徴及び利点を理解するであろう。したがって、例示的な実施形態は、添付の特許請求の範囲に示される以外は、特に図示及び記載されたものに限定されるものではない。

ここで、説明のために図面に戻るが、類似の参照符号は、複数の図を通して同様の要素を示している。図１は、以下の例示的な実施形態を実装することができる例示的な通信ネットワーク１００を示す。

通信ネットワーク１００は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、スマートフォンデバイス、タブレット、テレビ、センサ、及び自動車など他のデバイスなどのエンドノード間でデータを伝送するための通信リンク及びセグメントにより相互接続された地理的に分散したノードの集まりであると理解されたい。多くの種類のネットワークが利用可能であり、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）からワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）までの範囲に及ぶ種類がある。ＬＡＮは、典型的には、建物又はキャンパスなど同一の一般的な物理的位置に位置する専用のプライベート通信リンクにわたるノードを接続する。一方、ＷＡＮは、典型的には、共通のキャリアの電話線、光学的光パス（optical lightpath）、同期光ネットワーク（ＳＯＮＥＴ）、又は同期デジタル・ハイアラーキ（ＳＤＨ）リンクなど、長距離通信リンクにわたる地理的に分散したノードを接続する。

図１は、通信の多様な方法により相互接続された、ノード／デバイス１０１〜１０８（例えば、センサ１０２、クライアント側コンピューティングデバイス１０３、スマートフォンデバイス１０５、ウェブサーバ１０６、ルータ１０７、スイッチ１０８等）を例示的に備える例示的な通信ネットワーク１００の概略ブロック図である。例えば、リンク１０９は、有線リンクであってもよく、又は無線通信媒体を含んでもよく、特定のノードは、例えば、距離、信号強度、現在の動作状態、位置などに基づいて、他のノード等と通信状態である。更に、デバイスのそれぞれは、当業者には理解されるように、適宜、多様な有線プロトコル及び無線プロトコルなどの既定のネットワーク通信プロトコルを使用して、データパケット（又はフレーム）１４２を他のデバイスと通信することができる。この意味では、プロトコルは、ノードが互いとやりとりする方法を定義するルールのセットからなる。通信ネットワークにおいては、任意の数のノード、デバイス、リンク等を使用することができ、本明細書に示す図は、簡略化されていることを当業者は理解するだろう。また、実施形態は、一般的なネットワーククラウドを参照して本明細書に示されているが、本明細書における説明は限定的ではなく、配線で接続されているネットワークにも適用可能である。

当業者なら理解できるように、本発明の態様は、システム、方法、又はコンピュータプログラムプロダクトとして具現化可能である。したがって、本発明の態様は、完全なハードウェアの実施形態、（ファームウェア、常駐型ソフトウェア、マイクロ−コードなどを含む）完全なソフトウェアの実施形態、又は「回路」、「モジュール」若しくは「システム」として本明細書において概ね称することができるソフトウェアの態様とハードウェアの態様とを組み合わせた実施形態という形態を取ることができる。更に、本発明の態様は、１つ又は２つ以上のコードコンピュータ可読媒体上で具現化されるコンピュータ可読プログラムを有するコードコンピュータ可読媒体内で具現化されるコンピュータプログラムプロダクトの形態を取ることができる。

１つ又は２つ以上のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わが利用可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、若しくは半導体のシステム、装置、又はデバイス、又は上記の任意の好適な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の更に具体的な例（完全に網羅されていないリスト）としては、以下が挙げられるだろう。１つ若しくは２つ以上の配線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、消去可能型プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ若しくはフラッシュメモリ）、光ファイバ、携帯型コンパクトディスク読み出し専用メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、光学ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、又は上記の任意の好適な組み合わせであってもよい。本文書の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、指示実行システム、装置、若しくはデバイスによる使用のためのプログラム又はこれらに関連して使用するためのプログラムを収容又は記憶できる任意の有形的表現媒体であってもよい。

コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードが、例えば、ベースバンド内に、又は搬送波の一部として具現化される伝搬データ信号を含んでもよい。そのような伝搬信号は、電磁気的形態、光学的形態、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含む多様な形態のうち任意の形態を取ってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、指示実行システム、装置、若しくはデバイスによる使用のためのプログラム、又は指示実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して使用するためのプログラムを通信、伝搬、又は伝送でき、コンピュータ可読記憶媒体ではない、任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。

コンピュータ可読媒体上で具現化されるプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、ＲＦ等、又は上記の任意の好適な組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の好適な媒体を使用して伝送することができる。

本発明の態様のための動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Ｊａｖａ（登録商標）、Ｓｍａｌｌｔａｌｋ、Ｃ＋＋などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び「Ｃ」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語などの従来の汎用プログラミング言語などを含む１つ又は２つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてもよい。プログラムコードは、スタンドアローン型のソフトウェアパッケージとして、ユーザのコンピュータ上で完全に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、かつリモートコンピュータ上で部分的に、又はリモートコンピュータ若しくはサーバ上で完全に実行可能である。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）若しくはワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）を含む、任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されてもよく、又は（例えば、インターネットサービスプロバイダを使用するインターネットを介して）外部コンピュータに接続されてもよい。

本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置（システム）、及びコンピュータプログラムプロダクトのフローチャートの説明図及び／又はブロック図を参照して以下に説明される。フローチャートの説明図及び／又はブロック図の各ブロック、及びフローチャートの説明図及び／又はブロック図内のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムの指示により実施され得ることを理解されたい。コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行する指示がフローチャート及び／又はブロック図の１つのブロック若しくは複数のブロックに特定される機能／作用を実施するための手段を作成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに対してこれらのコンピュータプログラムの指示を提供して、マシンを生産することができる。

コンピュータ可読媒体に、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイスが特定の様式で機能するように指示できるこれらのコンピュータプログラムの指示を記憶できるので、コンピュータ可読媒体に記憶された指示により、フローチャート及び／又はブロック図の１つのブロック、若しくは複数のブロックにおいて特定された機能／作用を実施する指示を含む製造物品を生産することができる。

コンピュータプログラム指示は、また、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイスにローディングされて、コンピュータ、他のプログラマブル装置、又は他のデバイス上で一連の動作工程を実行させ、コンピュータ又は他のログラマブル装置上で実行する指示がフローチャート及び／又はブロック図の１つのブロック若しくは複数のブロックにおいて特定される機能／作用を実施するためのプロセスを提供するようにコンピュータ実施プロセスを生成することができる。

図２は、例えば、ネットワーク１００に示すノードの１つとして、本明細書に記載される１つ又は２つ以上の実施形態で使用できる例示的なネットワークコンピューティングデバイス２００（例えば、クライアント側コンピューティングデバイス１０３、サーバ１０６等）（又はそのコンポーネント）の概略ブロック図である。上で説明したように、様々な実施形態において、これらの多様なデバイスは、例えば、通信ネットワーク１００を介してなど、任意の好適な方法で、互いに通信するように構成されている。

デバイス２００は、本発明の多様な実施形態の教示を実行することができる任意のタイプのコンピュータシステムを表すことが意図されている。デバイス２００は、好適なシステムの一例にすぎず、本明細書に記載される発明の実施形態の使用又は機能性の範囲に関して、いかなる制限をも意図するものではない。にもかかわらず、コンピューティングデバイス２００は、実装されることが可能であり、かつ／又は本明細書に記載の任意の機能性を実行することができる。

コンピューティングデバイス２００は、多数の他の汎用コンピューティングシステム若しくは専用コンピューティングシステムの環境又は構成で動作可能である。コンピューティングデバイス２００での使用に好適であり得る周知のコンピューティングシステム、環境、及び／又は構成の例としては、限定されないが、パーソナルコンピュータシステム、サーバコンピュータシステム、シンクライアント、シッククライアント、ハンドヘルド型又はラップトップ型デバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサ系システム、セットトップボックス、プログラマブル家電商品、ネットワークＰＣ、ミニコンピュータシステム、上記システム又はデバイスのうち任意を含む分散型データ処理環境などが挙げられる。

コンピューティングデバイス２００は、コンピュータシステムにより実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータシステム−実行可能指示の一般的な文脈で説明され得る。一般的には、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、又は特定の抽象的なデータタイプを実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、ロジック、データ構造などを含み得る。コンピューティングデバイス２００は、分散型データ処理環境において実行されてもよく、タスクは、通信ネットワークを介してリンクされるリモート処理デバイスにより実行される。分散型データ処理環境では、プログラムモジュールは、メモリストレージデバイスを含む、ローカルコンピュータシステム記憶媒体及びリモートモートコンピュータシステム記憶媒体の両方において配置されてもよい。

デバイス２００は、汎用コンピューティングデバイスの形態で図２に示されている。デバイス２００のコンポーネントとしては、限定されないが、１つ又は２つ以上プロセッサ又は処理部２１６と、システムメモリ２２８と、システムメモリ２２８を含む多様なシステムコンポーネントをプロセッサ２１６に結合するバス２１８と、が挙げられ得る。

バス２１８は、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート、プロセッサ又はローカルバスを含む、多様なバスアーキテクチャのうち任意を使用する、複数種のバス構造のうち１つ又は２つ以上の任意のものを表す。限定するわけではないが、例として、そのようなアーキテクチャとしては、インダストリスタンダードアーキテクチャ（ＩＳＡ）バス、マイクロチャネルアーキテクチャ（ＭＣＡ）バス、エンハンストＩＳＡ（ＥＩＳＡ）バス、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション（ＶＥＳＡ）ローカルバス、及びペリフェラルコンポーネントインターコネクト（ＰＣＩ）バスが挙げられる。

コンピューティングデバイス２００は、典型的には、多様なコンピュータシステム可読媒体を備える。そのような媒体は、デバイス２００がアクセスできる任意の入手可能な媒体であってもよく、揮発性媒体及び不揮発性媒体と、リムーバブル媒体及びノンリムーバブル媒体との両方を含んでもよい。

システムメモリ２２８は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２３０及び／又はキャッシュメモリ２３２などの揮発性メモリの形態を取るコンピュータシステム可読媒体を備え得る。コンピューティングデバイス２００は、他のリムーバブル／ノンリムーバブル、揮発性／不揮発性コンピュータシステム記憶媒体を更に備えてもよい。例示だけだが、ストレージシステム２３４は、（図示されないが、典型的には、「ハードドライブ」と称される）ノンリムーバブル、不揮発性磁気媒体に対して読み出し及び書き込みをするために備えられ得る。図示しないが、リムーバブル、不揮発性磁気ディスク（例えば、「フロッピーディスク」）に対して読み出し及び書き込みをするための磁気ディスクドライブ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ又は他の光学媒体などのリムーバブル、不揮発性光学ディスクに対して読み出し及び書き込みをするための光学ディスクドライブが備えられてもよい。そのような例では、それぞれは、１つ又は２つ以上のデータメディアインターフェイスによりバス２１８に接続することがきる。以下に更に詳しく示し説明するように、メモリ２２８は、本発明の実施形態の機能を実行するように構成されているプログラムモジュールのセット（例えば、プログラムモジュールのうち少なくとも１つ）を有する少なくとも１つのプログラムプロダクトを含んでもよい。

アンダーライティングモジュールなどのプログラムモジュール２１５のセット（プログラムモジュール２１５のうち少なくとも１つ）を有するプログラム／ユーティリティ２４０は、メモリ２２８、例えば、限定されないが、並びにオペレーティングシステム、１つ又は２つ以上のアプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、及びプログラムデータに記憶されてもよい。オペレーティングシステム、１つ若しくは２つ以上のアプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、及びプログラムデータ、又は一部のこれらの組み合わせのそれぞれは、ネットワーキング環境の実装を含んでもよい。プログラムモジュール２１５は、本明細書に記載されるように本発明の実施形態の機能及び／又は方法論を概ね実行する。

デバイス２００はまた、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ２２４などの１つ若しくは２つ以上の外部デバイス２１４、ユーザがコンピューティングデバイス２００とやりとりすることを可能にする１つ若しくは２つ以上のデバイス、及び／又はコンピューティングデバイス２００が１つ若しくは２つ以上の他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にする任意のデバイス（例えば、ネットワークカード、モデム等）と通信することができる。そのような通信は、入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェイス２２２を介して生じ得る。更にまた、デバイス２００は、ネットワークアダプタ２２０を介して、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、一般的なワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）、及び／又はパブリックネットワーク（例えば、インターネット）などの１つ若しくは２つ以上のネットワークと通信できる。図示されるように、ネットワークアダプタ２２０は、バス２１８を介して、コンピューティングデバイス２００の他のコンポーネントと通信できる。図示はしないが、他のハードウェア及び／又はソフトウェアコンポーネントをデバイス２００と共に使用することができると考えられることを理解されたい。例として、限定されないが、マイクロコード、デバイスドライバ、冗長化処理部、外部ディスクドライブアレイ、ＲＡＩＤシステム、テープドライバ、及びデータアーカイバルストレージシステム等を挙げることができる。

以下の説明では、特定の実施形態は、図２のコンピューティングシステム環境２００などの１つ又は２つ以上のコンピューティングデバイスにより実行されるオペレーションの作用及び象徴的な描写を参照して、説明され得る。そのため、コンピュータにより実行されると称される場合が多いそのような作用及び動作は、構造化された形態でデータを表す電気信号のコンピュータのプロセッサによる操作を含むことを理解されたい。この操作により、データが変換され、コンピュータのメモリシステムの位置にデータが維持されるが、その結果、当業者が理解できる方法で、コンピュータの動作を再構成するか、ないしは別の方法で変更する。データが維持されるデータ構造は、データのフォーマットにより定義される特定のプロパテイを有するメモリの物理的位置である。しかしながら、実施形態は、前述の意味で説明される一方、以下で説明される作用及び動作はハードウェアでも実施可能であるため限定される意味はないことを当業者は理解されよう。

図１及び図２は、以下に説明する本発明の実施形態が実装され得る描画的及び／又は好適な例示的環境の簡易な概略的説明を提供することが意図される。図１及び図２は、好適な環境の一例であり、本発明の実施形態の構造、使用範囲、又は機能性に関して、いかなる制限も提案しないということが意図される。特定の環境は、例示的な動作環境で示されるコンポーネントのうち任意の１つ又は組み合わせに関する任意の依存性又は必要性を有するとして解釈されるべきではない。例えば、ある例では、環境の１つ又は２つ以上の要素は、必要ではなく、省略されてもよい。他の例では、１つ又は２つ以上の他の要素は必要であり、追加されてもよい。

例示的な通信ネットワーク１００（図１）及びコンピューティングデバイス２００（図２）は、上記で概ね図示及び検討されたが、本発明のある例示的な実施形態を今から説明する。次に、図３〜１０を参照して、１つ又は２つ以上の試験デバイス３０２がマシン可読コード（ＭＲＣ）を使用して、情報にアクセスするか又は情報を記憶し、他の試験デバイス３０２と情報を共有するケーブル試験システム３００が概ね図示されている。アクセス、記憶、若しくは共有される情報は、マシン可読コードに埋め込むことができるか、あるいはマシン可読コードを使用して、（例えば、データベース内に、通信ネットワークコンポーネントと関連して）情報を記憶できる。例えば、試験デバイス３０２は、データベース（ＤＢ）３１４にアクセスするクラウド方サーバ３０４と通信できる。例示的な試験デバイス３０２は、ネットワーク３０６のノード（例えば、ノード１０１〜１０５、１０７、又は１０８）として機能するコンピュータシステムを備え得る携帯型のツールであり、ネットワーク３０６は、図１に示す通信ネットワーク１００と同様である。同様に、サーバ３０４は、ネットワーク３０６のノード（例えば、ノード１０６）として機能するコンピュータシステムを備えるウェブサーバであってもよい。

マシン可読コードは、マシンが情報を読み取り、抽出できる任意のコードであってもよく、情報は、関連するネットワーク要素（ＮＥ）の固有の識別を含む。コードの例としては、限定されないが、１次元コード（例えば、バーコード）又は２次元マトリックスコード（例えば、ＱＲコード（登録商標））など無線周波数ＩＤ（ＲＦＩＤ）コード又は光学コードが挙げられる。

試験デバイス３０２は、第１の通信リンク３０７を使用して、ネットワーク３０６と通信し、サーバ３０４は、第２の通信リンク３０９を使用して、ネットワーク３０６と通信する。第１及び第２の通信リンク３０７、３０９はそれぞれ、単一若しくは複数の有線及び／又は無線リンクを含み得る。実施形態では、これらのリンクの幾つかは、無線ＩＣタグ（ＲＦＩＤ）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、赤外線通信など近距離無線通信を使用する。実施形態では、ネットワーク３０６は、インターネットを含むが、他の好適なネットワークタイプ（例えば、ＷＡＮ、ＬＡＮなど）を包含できるため、これらに限定されるわけではない。点線で示すように、試験デバイス３０２は、第１の通信リンク３０７が断続的、例えば、分断後再確立できるようにネットワーク３０６に選択的に結合できる。第２の通信リンク３０９は、試験デバイス３０２と通信している動作時間中は、安定しており、容易に利用可能である。実施形態では、試験デバイス３０２は、携帯電話、タブレット、又はラップトップコンピュータなどの（図示されない）通信デバイスを介して、クラウド型サーバ３０４と間接的に通信する。

試験デバイス３０２及びクラウド型サーバ３０４はそれぞれ、処理部２１６と、ネットワークアダプタ２２０と、Ｉ／Ｏインターフェイス２２２と、メモリ２２８と、を備えるなど図２に示すネットワークコンピューティングデバイス２００と同様に構成され得る。

ネットワーク試験システム３００は、ケーブル型試験デバイス３０２の多様な様々な種類を包含し得ることを理解されたい。例としては、以下のＦｌｕｋｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ（登録商標）のインストルメント、すなわち、ＯｐｔｉＦｉｂｅｒ（登録商標）Ｐｒｏ ＯＴＤＲ、ＣｅｒｔｉＦｉｂｅｒ（登録商標）Ｐｒｏ Ｏｐｔｉｃａｌ Ｌｏｓｓ Ｔｅｓｔ Ｓｅｔ、及びＤＳＸ−５０００ ＣａｂｌｅＡｎａｌｙｚｅｒ（商標）が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。本開示の例示的な実施形態は、診断、検証、使用許可、及び認証を含む、ネットワークケーブルのための試験を包含することを更に理解されたい。認証試験に関して、非限定的な例として、Ｆｌｕｋｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ（登録商標）製のＶｅｒｓｉｖ（商標）プロダクトを使用して、かかるケーブル認証を容易にすることができる。

動作中、試験デバイス３０２は、試験中の通信ネットワーク３０８のコンポーネントに試験を施す。試験中のネットワーク３０８のコンポーネントとしては、例えば、ケーブル、ルータ、スイッチ、エンドデバイスなどが挙げられる。試験デバイス３０２は、例えば、銅又はファイバケーブルの診断、検証、使用許可、及び認証ためのケーブル用試験を施してもよい。試験対象のケーブルは、サイト（例えば、自宅、事務所、学校等）内で試験中のネットワーク３０８の一部を形成する２つ以上のケーブルを接続する、低電圧のＣＡＴ３、ＣＡＴ５、ＣＡＴ５Ｅ、ＣＡＴ６、ＵＴＰ、ＳＴＰ、ＳＳＴＰ、及び／若しくはＦＴＰデータケーブル、標準電圧電線、並びに／又はコネクタ（例えば、接続デバイス）を含んでもよい。

例示的な試験手順では、試験デバイスのＩ／Ｏインターフェイス２２２のケーブルインターフェイスは、ケーブルのエンドポイントに結合されて、ケーブルが試験される。試験デバイス３０２は、試験信号を送信でき、試験信号に対する応答を受信できる。例示的な試験手順は、例えば、１つ又は２つ以上のネットワークコンポーネント（例えば、（ケーブルのエンドポイントを含む）ケーブル、ルータ、スイッチ、エンドデバイス等）と関連するケーブル完全性試験又はネットワーク接続試験を含んでもよい。

マシン可読コード（マシン可読コード）３１２は、それぞれのネットワーク要素３１０と関連し、ネットワーク要素３１０は、一群のコンポーネント又は単一のコンポーネントを含み得る。マシン可読コード３１２は、関連するネットワーク要素３１０を識別する固有の識別子（ＩＤ）を含む。マシン可読コード３１２は、関連するネットワーク要素３１０と関連する追加の情報及び／又はデータベース３１４などデータベースに記憶された情報に対するインデックスとしての機能を含んでもよい。

図３に示すように、データベース３１４は、クラウド型サーバ３０４によりアクセス可能である。更に、複数の試験デバイス３０２は、クラウド型サーバ３０４を介して、データベース３１４に記憶されたコンポーネント３１０と関連する情報にアクセスできるが、この場合、協働して情報を更新することを含んでもよい。

試験デバイス３０２は、マシン可読コード３１２を読み出して、マシン可読コード３１２に埋め込まれた関係情報にアクセスするか、又はＩＤをインデックスとして使用して、ローカルデータベース若しくはデータベース３１４などのデータベースに記憶された関係情報にアクセスできる。セルラフォン、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ等のマシン可読コードを読み出すことができ、関係情報にアクセスできるモバイルデバイス３１８を提供してもよい。

試験中の通信ネットワーク３０８のサイトは、部屋、廊下、配線用ボックス、又はキューブ３１６と称される小部屋などの複数の区画を含み得る。キューブ３１６、マシン可読コード３１２、及び／又はネットワーク要素３１０の相対的な位置を示す地図にアクセス可能である。試験手順中、試験デバイス３０２は、第１のキューブ３１６に位置する壁板に結合されるケーブルのエンドポイントなどの第１のネットワーク要素３１０を試験してもよい。試験デバイス３０２のオペレータは、例えば、第２のキューブ３１６に位置する配線用ボックス内のパッチパネルに結合することができるケーブルの他方のエンドポイントなどの第１のネットワーク要素３１０に関係し、又は補足的である第２のネットワーク要素３１０を探してもよい。第２のキューブ３１６は、第１のキューブ３１６から離間した位置、建物の第１のキューブ３１６と同じ階、建物の異なる階、又は異なる建物に位置付けられてもよい。

図４を参照して、例示的な試験デバイス３０２が示される。試験デバイス３０２の構成は、幾つかの追加の特徴以外は、図２のコンピューティングデバイス２００の構成に対応する。明確にするために、全てではないが、試験デバイス３０２のある特徴を図４に示す。図２に示す特徴が図４では省略されていても、その特徴が試験デバイス３０２には含まれないという意味ではない。

試験デバイス３０２は、処理部２１６に対応する処理部４０２と、メモリ２２８に対応するメモリ４０４と、マシン可読コードリーダ４０６と、ケーブルインターフェイス４０８と、カメラ４１０と、ディスプレイ２２４に対応するディスプレイ４１２と、位置検出器４１４と、試験部４１６と、を備える。

マシン可読コードリーダ４０６は、マシン可読コードを読み出すためのハードウェア及び／又はソフトウェアモジュールを備え、対応するデジタル信号を出力する。マシン可読コードリーダ４０６の例としては、バーコードリーダ、ＱＲコード（登録商標）リーダ、及びＲＦＩＤリーダが挙げられる。

ケーブルインターフェイス４０８は、ケーブルなどのネットワーク要素とインターフェイスする１つ又は２つ以上のケーブルポート（例えば、Ｅｔｈｅｒｎｅｔポート、ＲＪ４５ジャック等のデータケーブルジャック、電線クランプ、光学ポートなど）を含んでもよい。試験信号及び応答は、ケーブルインターフェイス４０８を介して、送受信されてもよい。

位置検出器４１４は、試験デバイス３０２の位置を検知するためのハードウェアモジュール及び／又はソフトウェアモジュールを含む。位置検出器４２２としては、例えば、グローバルポジショニングシステム（ＧＰＳ）センサが挙げられる。

試験部４１６は、診断、検証、使用許可、及び認証を含むネットワーク試験を実行するためのハードウェアモジュール及び／又はソフトウェアモジュールを備える。

試験デバイスの処理部４０２は、ＩＰアドレス、ＲＦＩＤ、ＷＩＦＩ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）のＭＡＣアドレスなどのネットワーク信号、及び／又は試験デバイス３０２と関連するＧＳＭ（登録商標）／ＣＤＭＡセルＩＤから、試験デバイス３０２の位置、例えば、地理的位置を推測し、試験デバイス３０２の位置を示す位置データを出力するように構成されてもよい。位置データは、フロア地図又は基準点に対するなど建物内の試験デバイス３０２の地理的位置データ及び／又は位置を含んでもよい。例えば、位置特定サービスアプリケーションを使用して、ネットワークインフラストラクチャ、例えば、ＷＩＦＩアクセスポイント又はセルタワーに基づいて、デバイスの位置を推測してもよい。

図５を参照して、モバイルデバイス３１８は、例えば、試験中の通信ネットワーク３０８のネットワーク要素の位置を特定するために、マシン可読コードを読み取り、生成し、かつ／又は更新し、マシン可読コード内の情報を使用することができることが示されている。モバイルデバイス３１８は、試験デバイスのために記載された同一の部４０２〜４１４を備えるが、ネットワーク要素３１０を試験する試験部４１６は備えない。

実施形態に従って、ネットワーク要素３１０と関連するマシン可読コード３１２は、ネットワーク要素３１０の位置を示す位置データと更に関連する。位置データは、マシン可読コード３１２に埋め込むことができ、マシン可読コード３１２により示される識別情報を使用してアクセスできる。位置データは、位置の基準点に対する位置又は緯度及び経度などの絶対的位置を定義する位置を示すことができる。

実施形態では、モバイルデバイス３１８は、試験部４０８により実行される試験以外の試験デバイス３０２において同一の動作を実行できる。試験部４０８を伴わない試験デバイス３０２により実行されるとして本開示を通して説明される動作はまた、モバイルデバイス３１８により実行されると解釈することができる。同様に、モバイルデバイス３１８により実行されるとして本開示を通して説明される動作はまた、試験デバイス３０２により実行されるとして解釈することができる。

クラウド型サーバ３０４は、プログラムモジュール（例えば、サーバ３０４のメモリ２２８により記憶されるプログラムモジュール２１５）を備えて、開示される方法を実行することができ、データベース３１４にアクセスすることができる。データベース３１４は、マシン可読コードデータベース３２２と、ネットワーク要素データベース３２４と、地図データベース３２６と、仕様書データベース３２８と、構成データベース３３０と、付番変換データベース３３２と、を格納する。マシン可読コードデータベース３２２は、マシン可読コードデータを、ネットワーク要素３１０を識別するＩＤコードに関連付ける。

ネットワーク要素データベース３２４は、位置データ、関係するコンポーネントデータ、コンポーネント種類のデータ、試験仕様書データ、近接ネットワーク要素データ、ユーザ理解可能（フレンドリー）名、前回の試験ステータス、前回の試験結果、予測試験結果、より大きい要素内の要素の位置（例えば、壁板内の各ジャックの位置）、試験日時、試験を行う技術者の名前などの情報を、ネットワーク要素ＩＤコードと関連付けて記憶する。位置データは、関連するネットワーク要素３１０の基準点に対する位置、地理的位置情報、絶対的位置情報（例えば、緯度／経度）などを含む位置を説明する。

関係するコンポーネントデータは、他のネットワーク要素３１０に対する関連するネットワーク要素３１０の関係を説明できる。例えば、位置データは、ネットワーク要素３１０が、壁板、パッチパネル、ラック、又は配線用ボックスなどの他の識別されたネットワーク要素３１０に備えられることを示すことができる。ネットワーク要素３１０が他のネットワーク要素３１０のアレイに含まれている場合、位置データは、アレイ内のネットワーク要素３１０の位置を示すことができる。ネットワーク要素３１０が他の要素を含む場合、つまり、ネットワーク要素３１０が壁板、パッチパネル、ラック、又は配線用ボックスなどの場合、位置データは、上記の各含まれるネットワーク要素３１０の相対的位置を説明することを含み得る、含まれた各ネットワーク要素３１０を識別できる。位置データは、ネットワーク要素を含む１つ又は２つ以上の地図を識別できる。

コンポーネントの種類のデータは、ネットワーク要素３１０のコンポーネントの製造者、型式及び／又はモデルなどのネットワーク要素３１０を説明するコンポーネントのタイプを示すことができる。

近接ネットワーク要素データは、ネットワーク要素３１０に近接する１つ又は２つ以上の他のネットワーク要素３１０を識別でき、ネットワーク要素３１０と１つ又は２つ以上の他のネットワーク要素３１０との間の空間関係を示すことができる。

地図データベース３２６は、複数の通信ネットワークサイトの地図を含む。通信ネットワークサイトの地図は、複数の関係地図又は単一の地図を含むので、サイトでのネットワーク要素３１０のレイアウトを説明する多様なレベルの情報を得ることができる。例えば、サイトの特定エリアを中心とした地図は、ズームインすることにより得ることができ、又はサイト若しくはサイトの全体の広域エリアの地図は、ズームアウトすることにより提供可能である。例えば、特定エリアを中心とした地図は、複数階のサイトの１階を提供することができる。他の例では、特定エリアを中心とした地図は、壁板、パッチパネル、ラック、又は配線用ボックスを提供することができる。地図は、１つ若しくは２つ以上の試験デバイス３０２により、前もって記憶されてもよく、かつ／又は作成されてもよく、かつ／又は更新されてもよい。

仕様書データベース２２８は、それぞれのコンポーネントの種類と関連する試験仕様書を示すことができる。試験仕様書は、国際仕様書又は製造者により示される仕様書を含むことができる。製造者による仕様書は、理想的な仕様書及び／又は実際の仕様書を含んでもよい。国際仕様書は、多様な国の監督機関により規定され得る。理想的な製造者の仕様書は、試験結果の理想値として、製造者により規定され得る。実際の製造者の仕様書は、実際の工場試験結果値として、製造者により規定され得る。試験手順の成功の判定は、少なくとも部分的に、実際の試験結果値に基づくことができる。例えば、理想値と実際値とが一致しない場合、実際の試験結果が特定の範囲内で実現する限り、試験手順は成功したと判定できる。

構成データベース２３０は、試験デバイス３０２が試験手順を実施するように構成するための構成仕様書を含むことができる。付番変換データベース３３２は、ケーブルインターフェイスのアレイのＩＤを連番で付番するための付番変換を特定する。試験用ツール３０２は、使用される付番変換について通知されると、付番変換を使用して、試験を行うケーブルインターフェイスの次のＩＤを自動的に選択することによって、試験中のケーブルインターフェイスのアレイのＩＤを連番で付番することができる。

ケーブル及びネットワーク要素を連番で付番する方法は、ＴＩＡ／ＥＩＡ ６０６−Ａ又は専用スキームを含み、数多く存在する。ＴＩＡ／ＥＩＡ ６０６−Ａでは、例示的なケーブルＩＤ２Ａ−Ｃ０１は、識別されたケーブルが２階の、トランジッション室Ａ、パッチパネルＣ、位置１に位置することを示すと考えられる。ケーブルＩＤは、位置、その後、パッチパネル、その後、トランジッション室、その後、フロアを連番で付番することにより、連続的に連番で付番され得る。（任意の付番方法を使用することができると考えられる）専用スキームの例では、例示的なケーブルＩＤ Ａ２＿０１＿０７＿１７は、建物Ａ、フロア２、配線用ボックス０１、パネル７、位置１７を示すと考えられる。ケーブルＩＤは、専用のケーブルＩＤフォーマットを使用して、ＴＩＡ／ＥＩＡ ６０６−Ａの例と同様の様式で連続的に連番で付番され得る。

データベース３１４は、データを記憶、管理し、データにアクセスするための少なくとも１つのストレージデバイス及びソフトウェアを含む。データベース３２２〜３３０の全体、その一部、又はそのコピーは、データベース３１４が備えられる代わりに、又はこれに加えて、試験デバイス３０２により記憶されるか、又はローカルにアクセスされ得る。

次に、図６〜１０を参照して、多様な例示的な実施形態の実施を示すフローチャートを示す。尚、図６〜１０に示される工程の順番は必須ではないので、原則的に、多様な工程が、図示する順番以外で実行可能である。また、ある工程を飛ばしてもよく、様々な工程を追加若しくは代用してもよく、又は選択された工程若しくは工程の集まりを本明細書に記載される実施形態に続く別の用途で実行してもよい。

図６は、自動的に試験デバイス３０２を構成するための試験手順の際に実行される動作を示すフローチャートである。動作６０２では、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０と関連するマシン可読コード３１２を読み取る。動作６０４では、試験デバイス３０２は、マシン可読コードデータベース３２２にアクセスして、読み取ったマシン可読コード３１２と関連するネットワーク要素３１０のＩＤコードを判定する。動作６０６では、試験デバイス３０２は、ＩＤを使用して、ネットワーク要素データベース３２４にアクセスして、試験中のネットワーク要素３１０と関連するコンポーネントの種類を判定する。

動作６０８では、試験デバイス３０２は、仕様書データベースにアクセスして、判定されたコンポーネントの種類のための仕様書を判定する。例えば、仕様書は、試験デバイス３０２が現在位置する国と関連する国際試験仕様書と、試験中のネットワーク要素３１０の製造者により提供された製造者の理想的な試験仕様書と、試験中のネットワーク要素３１０の製造者により提供される製造者の実際の試験仕様書とのうち１つを含んでもよい。動作６１０では、試験デバイス３０２は、判定された仕様書に一致するように試験手順を構成する。試験デバイス３０２による構成は、判定された仕様書に基づいて、構成ファイルのデータベースから構成ファイルを選択する工程を含んでもよい。動作６１２では、試験デバイス３０２は、試験手順を試験中のネットワーク要素３１０に対して実行し、試験手順の成功は、判定された仕様書に基づいて判断されてもよい。

図７は、適切な付番変換に従って、ネットワーク要素３１０のアレイ内の次のネットワーク要素３１０に自動的に進むように試験デバイス３０２を構成するための試験手順中に実行される動作を示すフローチャートである。動作７０２では、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０と関連するマシン可読コード３１２を読み取る。動作７０４では、試験デバイス３０２は、マシン可読コードデータベース３２２にアクセスして、読み取ったマシン可読コード３１２と関連するネットワーク要素３１０のＩＤコードを判定する。動作７０６では、試験デバイス３０２は、ＩＤを使用して、ネットワーク要素データベース３２４にアクセスし、ネットワーク要素３１０が壁板、パッチパネル、ラック、又は配線用ボックスの場合など、ネットワーク要素３１０がネットワーク要素３１０又はインターフェイスなどの要素のアレイを含むかどうかを判定する。

動作７０６の判定がＮＯの場合、方法は、動作７１２に進み、動作７０６の判定がＹＥＳの場合、方法は、動作７０８に進む。動作７０８では、試験デバイス３０２は、付番変換データベース３３２にアクセスし、どの付番変換がネットワーク要素３１０と関連しているのかを判定する。動作７１０では、試験デバイス３０２は、付番変換に従って、アレイ内の次のインターフェイスへ進むリクエストに応じて、判定された付番変換を使用して、アレイ内の要素のＩＤを選択する。動作７１２では、試験デバイス３０２は、オペレータがアレイ内の次の要素のＩＤを手動で入力するまで待機する。

図８は、試験手順中に実行される動作を示すフローチャートである。動作８０２では、試験デバイス３０２は、試験中の通信ネットワーク３０８に含まれる、識別されたネットワーク要素３１０（試験中のネットワーク要素３１０）に対して試験手順を実施する指示を受信する。動作８０４では、試験デバイス３０２を操作するユーザは、試験中の通信ネットワーク３０８のサイトに近づき、ネットワーク要素３１０（発見されたネットワーク要素３１０）と関連する第１のマシン可読コード３１２を発見し読み取る。ユーザは、試験中のネットワーク要素３１０の位置を未だ知らない場合がある。ユーザは、第１のマシン可読コード３１２を読み取ることから入手される情報を入手して、試験中のネットワーク要素３１０の位置を特定することができる。第１のマシン可読コード３１２を読み取ると、マシン可読コードリーダ４０６は、マシン可読コードデータを出力する。

動作８０６では、試験デバイス３０２は、マシン可読コードデータベース３２２にアクセスして、関連する発見されたネットワーク要素３１０のＩＤコードを判定する。動作８０８では、試験デバイス３０２は、ＩＤを使用して、ネットワーク要素データベース３２４にアクセスし、発見されたネットワーク要素３１０と関連する位置データと、試験中のネットワーク要素３１０と関連する位置データと、を判定する。

動作８１０では、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０及び発見されたネットワーク要素３１０を含む試験中の通信ネットワーク３０８の少なくとも一部の地図に任意選択的にアクセスできる。動作８１２では、試験デバイス３０２は、発見されたネットワーク要素３１０の位置に相対する試験中のネットワーク要素３１０の位置を示す。例えば、試験デバイス３０２は、発見されたネットワーク要素３１０から試験中のネットワーク要素３１０にナビゲートするための情報を提供できる。例えば、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０に対して発見されたネットワーク要素３１０の位置を視覚的に示しながら、アクセスされた地図の一部を表示できる。追加的に又は代替的に、試験デバイス３０２は、発見されたネットワーク要素３１０の位置から試験中のネットワーク要素３１０の位置へナビゲートする方法に関する指示を更に出力してもよい。

動作８１４では、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０と関連する関係するコンポーネントデータ、及び／又は地図データに更にアクセスして、試験中のネットワーク要素３１０に関係するコンポーネントの位置を識別及び判定することができる。例えば、試験中のネットワーク要素３１０は、ケーブルの第１のエンドポイントであってもよく、関係するコンポーネントは、ケーブルの第２のエンドポイントであってもよい。動作８１６では、試験デバイス３０２は、試験中のネットワーク要素３１０に対するケーブルの第２のエンドポイントの位置を示すことができるが、この場合は、地図上の相対的な位置を表示すること、及び／又は第２のエンドポイントへナビゲートする指示を提供することを含んでもよい。

図９は、試験手順中に実行される動作を示すフローチャートである。動作９０２では、試験デバイスは、試験中の通信ネットワーク３０８のネットワーク要素３１０と関連するマシン可読コード３１２を読み取る。動作９０４では、試験デバイス３０２は、ネットワーク通信インターフェイスを介して、ネットワークメッセージを受信又は送信する。動作９０６では、試験デバイス３０２は、ネットワークインフラストラクチャに基づいて、試験デバイス３０２の位置、例えば、ＷＩＦＩアクセスポイント又はセルタワーを、位置特定サービス又はそれと同等のサービスを使用して推測する。位置は、試験中の通信ネットワーク３０８のサイト内の、フロア地図に対するなど、試験デバイス３０２の地理的位置及び／又はポジションであってもよい。また、マシン可読コード３１２が屋外に位置する場合など、位置、例えば、緯度及び経度は、全地球測位衛星（ＧＰＳ）を使用して入手することができる。

動作９０８では、試験デバイス３０２は、動作９０２の実行の所定時間閾値内に獲得された位置データにより、マシン可読コード３１２と関連するネットワーク要素３１０に対する位置データを更新する。位置データを更新することは、地理的近似位置を組み込む統計に基づいて実行できる。統計は、例えば、所定時間内に試験デバイス３０２に対して判定された地理的位置の平均であってもよい。所定時間閾値は、試験デバイス３０２が、ネットワーク要素３１０の近傍にあるマシン可読コード３１２の位置に依然位置し、他の位置に移動していない間に位置データが取得された場合にだけ位置データが使用されるように選択される。

図１０は、拡張現実（augmented reality）を使用して、画像内に表示されるネットワーク要素３１０と関連する情報を表示するための試験手順の際の、実行される動作を示すフローチャートである。動作１００２では、試験デバイス３０２は、ネットワーク要素３１０と、関連するマシン可読コード３１２と、を含む、カメラ４１０を使用して、画像を撮像する。画像は、ネットワーク要素３１０及び画像内のマシン可読コード３１２に対応する画像データを含む。動作１００４では、試験デバイス３０２は、画像スクリーン上に画像を表示する。動作１００６では、試験デバイス３０２は、ネットワーク要素３１０と関連して、ネットワーク要素データベース３２４に格納されるネットワーク要素データ（例えば、位置データ、関係するコンポーネントデータ、コンポーネントの種類データ、及び試験仕様書データ）にアクセスする。動作１００８では、試験デバイス３０２は、ネットワーク要素データを画像と統合する。動作１０１０では、試験デバイス３０２は、ネットワーク要素３１０と視覚的に関連する、統合されたネットワーク要素データを有する画像を表示する。

動作１０１２では、試験デバイスは、画像を撮像する際、カメラ４１０の視野内に位置する第２のネットワーク要素３１０を判定する。この判定は、エッヂ検出及び特徴検出など当業者に既知の画像認識処理技術を使用して、関連するマシン可読コード３１２を認識するか、又はネットワーク要素３１０自体を認識することにより実行されてもよい。これは、期待される画像及びネットワークコンポーネントに関係する情報をデータベース内の画像内に配置することにより簡易化することができる。動作１０１４では、第２のネットワーク要素３１０は、画像認識処理、関連する地図、及び／又はネットワーク要素３１０と関連する近接ネットワーク要素データからの出力を使用して、識別される。関連する地図は、ネットワーク要素３１０を含み、ネットワーク要素３１０に近接する他のネットワーク要素３１０（その間の空間関係を含む）を識別する。動作１０１６では、試験デバイス３０２は、第２のネットワーク要素３１０と関連する第２のネットワーク要素データにアクセスする。動作１０１８では、試験デバイスは、第２のネットワーク要素データを表示する。

動作１０２０では、試験デバイス３０２は、第２のコンポーネントデータを画像と統合する。動作１０２２では、試験デバイスは、第２のネットワーク要素３１０と視覚的に関連する、統合された第２のネットワーク要素データを有する画像を表示する。

ネットワーク要素データ及び第２のネットワーク要素データと画像との統合は、拡張現実を使用して実行できる。アクセスされた地図、並びにネットワーク要素３１０及び第２のネットワーク要素３１０と関連する位置データは、画像に撮像された要素の位置と相関してもよい。位置データは、位置特定サービスを使用して、かつ／又はＧＰＳから判定された地理的位置データを含み得る。

実施形態では、ネットワーク要素３１０は、ケーブルインターフェイスのアレイを備える、壁板、パッチパネル、ラック、又は配線用ボックスなどのコンポーネントであってもよく、第２のネットワーク要素３１０は、アレイ内のケーブルインターフェイスのうち１つ若しくは２つ以上、及び／又はアレイ内のケーブルインターフェイスのうち１つ若しくは２つ以上に結合された（又は結合されるように設計された）ケーブルエンドポイントを含んでもよい。試験デバイス３０２は、それぞれのケーブルエンドポイント又はインターフェイスに対応する画像の画像データと関連する第２のネットワーク要素データを統合できる。試験デバイス３０２は、アレイ内のそれぞれケーブルエンドポイント及び／又はインターフェイスのそれぞれと視覚的に関連する統合された第２のコンポーネントデータを有する画像を表示できる。

実施形態では、カメラ４１０は、一連の画像を撮像できる。試験デバイス３０２は、画像内のマシン可読コードを基準点として使用して、ネットワーク要素データ及び第２のネットワーク要素データを一連の画像と統合できるが、これは拡張現実を使用して行われる。

実施形態では、試験デバイス３０２は、固有のマシン可読コード３１２を生成でき、生成されたマシン可読コード３１２を関連するマシン可読コードをまだ有していないネットワーク要素３１０と関連付け、マシン可読コード３１２をマシン可読コードデータベース３２２などのデータベースのうち少なくとも１つ、及びプリンタに対して出力できる。実施形態では、試験デバイス３０２は、プリンタ４１８を備える。プリンタ４１８は、マシン可読コード３１２が生成されると、マシン可読コード３１２を関連するネットワーク要素３１０に隣接して固定できるように、マシン可読コード３１２を印刷できる。

固有のマシン可読コードは、例えば、ネットワーク要素と関連する試験手順の履歴と、ネットワーク要素に関連して実行されたトラブルシューティングの手順の履歴と、ネットワーク要素のハードウェア、構成、又は位置に対する変更と、ネットワーク要素と関連する特定の不具合と、ネットワーク要素の近傍の他のネットワーク要素の一覧と、特定の時間（例えば、１ヶ月間で実行された活動のログ）と、ネットワーク要素（例えば、オペレータにより実行されたネットワーク要素と関連するログ活動）とやりとりした特定されたオペレータと、ネットワーク要素と関連する（例えば、ケーブル、ケーブルエンドポイント、パッチパネル、インターフェイスのアレイ、ネットワーク要素と同一のアレイに含まれる他の試験アクセスポイント）と関連する他のネットワーク要素と、の少なくとも１つと関連してもよい。

実施形態では、マシン可読コード３１２及び関連するネットワーク要素データは、マシン可読コード３１２を生成することと、マシン可読コード３１２と関連するネットワーク要素データを更新することと、ネットワーク要素データ内に含まれる位置データを更新することと、のうち少なくとも１つのために、複数の試験デバイス３０２にアクセス可能である。試験デバイス３０２は、マシン可読コード３１２を生成することと、マシン可読コード３１２と関連するネットワーク要素データを更新することと、ネットワーク要素データに含まれる位置データを更新することと、のうち少なくとも１つを、協働して実行することができる。

位置特定サービスを使用して判定された地理的位置データは、近似位置であるので、試験デバイス３０２のうち１つがネットワーク要素３１０の１つと関連するマシン可読コード３１２にアクセスする度に、試験デバイス３０２は、ネットワーク要素３１０の近似位置を生成できる。ネットワーク要素３１０に対して記憶された位置データは、近似位置の全てを平均化することによってなど新たに生成された近似位置を使用して、更新できる。位置データを更新するための他のアルゴリズムを非限定的に使用できる。したがって、位置データは、試験デバイス３０２が、近似位置情報を使用して、位置データを協働して更新できるので、より精度の高い正確さを実現できる。

実施形態では、地図は、マシン可読コード３１２と関連する位置データ（例えば、地理的位置データ）を使用して生成され、マシン可読コード３１２は、複数の試験デバイス３０２により生成又はアクセスされ得る。地図は、位置データが更新されると、更新されてもよい。

上記のある例示的な実施形態では、本明細書に記載された多様な非限定的な実施形態は、個別に、組み合わせて、又は特定の用途のために選択的に組み合わせて使用することができることを理解されたい。更に、上記の非限定的な実施形態の多様な特徴の幾つかは、他の説明した特徴の対応する使用によらず、使用することができる。したがって、上述の記載は、本発明の原理、教示、及び例示的な実施形態の単なる例として捉えるべきであり、これに限定されるものではない。

上記の構成は、例示的な実施形態の原理の応用の単なる例であることを理解されたい。多数の変形例及び代替的な構成が、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、当業者により考案されてもよく、添付の特許請求の範囲は、そのような変形例及び代替的な構成を包括することが意図されている。

Claims (10)

1. 第１のネットワーク要素及び第１のマシン可読コードを含む第１の画像を撮像することと、
   前記第１の画像における前記第１のマシン可読コードに基づいて、前記第１の画像における前記第１のネットワーク要素を識別することと、
   前記第１のネットワーク要素のための第１のネットワーク要素データを得るために、ネットワーク要素データデータベースにアクセスすることと、
   第２の画像を生成することであって、前記第２の画像における前記第１のネットワーク要素と視覚的に関連する前記第１のネットワーク要素データを含むために、第２の画像を生成することと、
   ディスプレイデバイス上に前記第２の画像を表示することと、を備える、方法。
   
2. 前記第１の画像における第２のマシン可読コードに基づいて、前記第１の画像における第２のネットワーク要素を識別することと、
   前記第２のネットワーク要素のための第２のネットワーク要素データを得るために、前記ネットワーク要素データデータベースにアクセスすることと、
   前記ディスプレイデバイス上に前記第２の画像を表示する前に、前記第２のネットワーク要素データを、前記第２の画像における前記第２のネットワーク要素と視覚的に関連する前記第２のネットワーク要素データと共に、前記第２の画像に統合することと、を更に備える、請求項１に記載の方法。
   
3. 前記第２のネットワーク要素を識別することが、前記第１のネットワーク要素の前記第１のネットワーク要素データに基づいて、前記第１のネットワーク要素と前記第２のネットワーク要素との間の空間関係を判定すること、を含む、請求項２に記載の方法。
   
4. カメラが動く際、一連の画像を撮像することと、
   画像基準点として前記第１のマシン可読コードを使用することであって、前記第１のネットワーク要素データ及び前記第２のネットワーク要素データを、拡張現実を使用して前記一連の画像と統合するために、前記第１のマシン可読コードを使用することと、を更に備える、請求項２または３に記載の方法。
   
5. 前記第１のマシン可読コードに基づいて、構成ファイルを得ることと、
   前記構成ファイルを使用して、前記第１のネットワーク要素に対して試験手順を実行するために、試験デバイスを構成することと、
   前記第１のネットワーク要素に対して前記試験手順を実行することと、を更に備える、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
   
6. 前記構成ファイルを得ることが、
   前記第１のマシン可読コードから前記第１のネットワーク要素のコンポーネントの種類を判定することと、
   前記第１のネットワーク要素の前記判定されたコンポーネントの種類に基づいて、複数の構成ファイルから前記構成ファイルを選択することと、を含む、請求項５に記載の方法。
   
7. 前記第１のネットワーク要素のための前記第１のマシン可読コードに関連するデータに基づいて、前記第１のネットワーク要素に対する第２のネットワーク要素の位置を判定することと、
   前記第２のネットワーク要素の前記位置をユーザに提供することと、を更に備える、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
   
8. 前記第１のネットワーク要素は、第１のエンドポイント及び第２のエンドポイントを有するケーブルの前記第１のエンドポイントであり、前記方法は、
   前記第１のネットワーク要素データから前記第２のエンドポイントを識別することと、
   前記第２のエンドポイントと関連する第２のネットワーク要素データを判定することと、
   前記第２のネットワーク要素データに基づいて、前記第２のエンドポイントの位置を判定することと、
   地図又は航行可能方向のうち少なくとも１つを提供することにより、位置の基準点又は前記第１のエンドポイントのうち一方の位置に対する前記第２のエンドポイントの位置を示すことと、を更に備える、請求項１に記載の方法。
   
9. 試験手順を通信ネットワークのネットワーク要素に対して実行する試験部と、
   ネットワーク要素の第１の画像及びマシン可読コードを撮像するカメラと、
   モバイルデバイスのユーザに画像を表示するディスプレイデバイスと、
   請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されているコンピュータと、を備える、モバイルデバイス。
   
10. コンピュータのプロセッサによって実行される時、前記プロセッサに請求項１から８のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムの指示を記憶する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

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