JP2021152619A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像のフリッカ感を抑制しつつ、視野角特性を改善可能な液晶表示装置を提供する。【解決手段】液晶表示装置は、液晶の光透過率を制御可能な複数の画素が行列状に設けられた液晶パネルと、前記複数の画素の少なくとも一つを含むように前記液晶パネルを区分した複数の表示エリアに向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロックを有するバックライトと、前記複数の表示エリアの何れかに含まれる任意の前記画素である対象画素を、前記光透過率の相対的に高い明画素と前記光透過率の相対的に低い暗画素とに交互に切り替える表示制御部と、前記対象画素が前記明画素と前記暗画素とに交互に切り替えられるのに合わせて、前記複数の発光ブロックのうちで前記対象画素に光を照射する対象ブロックの輝度を、第一輝度と前記第一輝度以上の第二輝度とに交互に切り替える発光制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、液晶表示装置に関する。
例えば特許文献1に開示の液晶表示装置は、複数の単位画素の各々が複数の副画素を有する階調表示可能な液晶表示パネルを有する。この液晶表示装置では、RGBの各色に対応する単位画素毎に、二つの副画素が設けられる。各副画素は印加電圧によって、相対的に高い光透過率である明画素と、相対的に低い光透過率である暗画素とに制御可能である。制御手段は、各単位画素が有する二つの副画素が明画素と暗画素との組み合わせになるように、且つ各副画素が明画素と暗画素とに交互に切り替わるように、各副画素への印加電圧を1フレーム毎に変化させる。
特開2006−189684号公報
特許文献1に開示の装置によれば、液晶表示パネルにおいて各副画素が繰り返し明画素と暗画素とに切り替わるため、ユーザが画像のちらつき(所謂、フリッカ感)を知覚する可能性がある。本開示の一態様は、画像のフリッカ感を抑制しつつ、視野角特性を改善可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様の液晶表示装置は、液晶の光透過率を制御可能な複数の画素が行列状に設けられた液晶パネルと、前記複数の画素の少なくとも一つを含むように前記液晶パネルを区分した複数の表示エリアに向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロックを有するバックライトと、前記複数の表示エリアの何れかに含まれる任意の前記画素である対象画素を、前記光透過率の相対的に高い明画素と前記光透過率の相対的に低い暗画素とに交互に切り替える表示制御部と、前記対象画素が前記明画素と前記暗画素とに交互に切り替えられるのに合わせて、前記複数の発光ブロックのうちで前記対象画素に光を照射する対象ブロックの輝度を、第一輝度と前記第一輝度以上の第二輝度とに交互に切り替える発光制御部と、を備える。
液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 第一実施形態に係るパネル本体の構成を模式的に示す正面図である。 表示エリアの構成を模式的に示す正面図である。 明暗分離テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 明暗分離テーブルが定めるエリア輝度とBL電流との関係を示すグラフである。 画像データの一例を示す図である。 画面エリアの表示制御を説明するための図である。 画面エリアの表示制御を説明するための図である。 第一実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第一実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 各フレームの入力時におけるパネル本体の表示態様を示す図である。 明暗分離テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 明暗分離テーブルが定めるエリア輝度とBL電流との関係を示すグラフである。 第二実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第二実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第三実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第三実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第四実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第四実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体の駆動態様を示す図である。 第一変形例におけるパネル本体の駆動態様を示す図である。 第二変形例におけるパネル本体の駆動態様を示す図である。 第三変形例におけるパネル本体の駆動態様を示す図である。 第四変形例におけるパネル本体の駆動態様を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第一実施形態)
図1〜図3を参照し、第一実施形態に係る液晶表示装置1の構成を説明する。図1は、液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。図2は、第一実施形態に係るパネル本体110の構成を模式的に示す正面図である。図3は、表示エリア131の構成を模式的に示す正面図である。
図1に示すように、液晶表示装置1は制御部100及びパネル本体110を備える。制御部100は、例えば液晶表示装置1の制御基板に設けられ、パネル本体110の画像表示に関する制御等を司る。パネル本体110は、バックライト120及び液晶パネル130を有する。液晶パネル130は、液晶の光透過率を制御可能な複数の画素140(図3参照)が、正面視で行列状(2次元状)に設けられる。本実施形態の液晶パネル130では、一つの画素140が赤サブ画素R、緑サブ画素G、及び青サブ画素Bから構成される。複数の画素140の各々は、所定階調(例えば、256階調)のカラー表示が可能である。
バックライト120は、液晶パネル130の裏側に配置され、液晶パネル130に向けて光を照射する。図2に示すように、本実施形態のバックライト120は、複数のLED(図中の丸印を参照)を2次元状に並べた面光源である。バックライト120は、複数の画素140の少なくとも一つを含むように液晶パネル130を区分した複数の表示エリア131に向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロック121を有する。複数の発光ブロック121は、正面視で行列状に並び、且つ互いに同一のサイズ且つ形状(本例では四角形状)である。各発光ブロック121は、互いに同数且つ複数のLEDを含み、互いに異なる表示エリア131に向けて光を照射可能である。
複数の発光ブロック121は、複数の表示エリア131と一対一で対応する。図2の例では、計24個の発光ブロック121が、行方向に6つ、列方向に4つで並ぶように配置される。これに対応して、計24個の表示エリア131が、行方向に6つ、列方向に4つで並ぶように配置される。互いに対応する一つの発光ブロック121と一つの表示エリア131とは、一つの画面エリア111(図9参照)を構成する。従ってパネル本体110は、行方向に6つ、列方向に4つで並ぶ計24個の画面エリア111を含む。バックライト120は、複数の表示エリア131のうち、任意の発光ブロック121に対応する表示エリア131に向けて選択的に光を照射できる。
制御部100は、ローカルディミング制御部101、発光制御部102、表示制御部103等を含む。ローカルディミング制御部101は、ローカルディミング制御を実行するためのディジタル回路である。ローカルディミング制御部101は、入力された画像データに基づいて、各発光ブロック121の輝度を制御するための電流値を示すBL制御データを算出し、発光制御部102に出力する。なお、本明細書において、BLはバックライトの略称である。
また、ローカルディミング制御部101は、入力された画像データと各発光ブロック121の目標輝度とに基づいて、表示エリア131に含まれる各画素140の階調データを算出し、表示制御部103に出力する。例えばローカルディミング制御部101は、入力された画像データである映像データに基づいて、フレーム単位の映像をパネル本体110に表示するためのBL制御データ及び階調データを出力する。
発光制御部102は、入力されたBL制御データに基づいて、各発光ブロック121の発光制御を行うためのディジタル回路である。表示制御部103は、入力された階調データに基づいて、各表示エリア131(即ち複数の画素140)の液晶駆動制御を行うためのディジタル回路である。発光制御部102による発光制御と、表示制御部103による液晶駆動制御とは、制御部100の同期回路によって、フレーム毎に同期が取られて実行される。このようなローカルディミングでは、各表示エリア131に対応する発光ブロック121の明るさが局所的に制御されることで、高コントラストの映像をパネル本体110に表示可能である。
本実施形態では、表示制御部103は、複数の表示エリア131の何れかに含まれる任意の画素140である対象画素を、光透過率の相対的に高い明画素と光透過率の相対的に低い暗画素とに交互に切り替える。発光制御部102は、対象画素が明画素と暗画素とに交互に切り替えられるのに合わせて、複数の発光ブロック121のうちで対象画素に光を照射する対象ブロックの輝度を、第一輝度と第一輝度以上の第二輝度とに交互に切り替える。これらの制御の詳細は、後述する。
なお、ローカルディミング制御部101、発光制御部102、表示制御部103等は、アナログ回路で実装されてもよいし、単一のビデオプロセッサに組み込まれて構成されてもよい。制御部100は、CPU、ROM、RAM等を備えたコントローラであってもよい。この場合、CPUがROMのプログラムをRAMに展開して実行することで、ローカルディミング制御部101、発光制御部102、表示制御部103等の機能ブロックが実現されてもよい。
図4及び図5を参照し、明暗分離テーブル400の詳細を説明する。図4は、明暗分離テーブル400のデータ構成の一例を示す図である。図5は、明暗分離テーブル400が定めるエリア輝度とBL電流との関係を示すグラフである。明暗分離テーブル400は、例えば制御部100のメモリに予め記憶されている。
図4に示すように、明暗分離テーブル400は、エリア輝度(%)に対応付けて、明エリアBL電流(mA)と暗エリアBL電流(mA)とが定められている。BL電流は、発光ブロック121を発光させるために入力する電流であり、その電流値が大きいほど、発光ブロック121の輝度が高くなる。エリア輝度は、表示制御の対象となる画面エリア111(即ち対象エリア)の輝度である。エリア輝度の算出例は後述する。
明エリアBL電流は、対象エリアで各画素140が暗画素に制御される場合に、その対象エリアに光を照射する発光ブロック121に入力する電流値である。暗エリアBL電流は、対象エリアで各画素140が明画素に制御される場合に、その対象エリアに光を照射する発光ブロック121に入力する電流値である。従来のローカルディミングにおいて、発光制御の対象となる発光ブロック121に入力される電流を、基準BL電流とする。明エリアBL電流の電流値は、基準BL電流の電流値以上に設定されている。暗エリアBL電流の電流値は、基準BL電流の電流値以下に設定されている。
図4及び図5を参照して、明暗分離テーブル400が定める明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を、より具体的に説明する。二つの異なる任意のエリア輝度について、大きいほうのエリア輝度に対応する明エリアBL電流の電流値は、小さいほうのエリア輝度に対応する明エリアBL電流の電流値以上である。同様に、二つの異なる任意のエリア輝度について、大きいほうのエリア輝度に対応する暗エリアBL電流の電流値は、小さいほうのエリア輝度に対応する暗エリアBL電流の電流値以上である。ただし、エリア輝度が同一である条件下において、明エリアBL電流の電流値は、暗エリアBL電流の電流値以上である。
表示制御部103が対象エリアを最も暗くなるように表示制御した場合、対象エリアのエリア輝度は「0%」となる。このエリア輝度に対応する明エリアBL電流及び暗エリアBL電流は、何れも最も小さい電流値(例えば100mA)となる。この電流値は、エリア輝度が「0%」であるときの基準BL電流と等しい。逆に、表示制御部103は対象エリアを最も明るくなるように表示制御した場合、対象エリアのエリア輝度は「100%」となる。このエリア輝度に対応する明エリアBL電流及び暗エリアBL電流は、何れも最も大きい電流値(例えば200mA)となる。この電流値は、エリア輝度が「100%」であるときの基準BL電流と等しい。
対象エリアに含まれる各画素140の階調値が上がるほど、対象エリアのエリア輝度が上がる。例えば、対象エリアに含まれる各画素140の階調値が、低階調から中間階調に上がるに連れて、対象エリアのエリア輝度も低輝度(例えば0%)から中輝度(例えば60%)に上がる。本例の明暗分離テーブル400では、低輝度から中輝度に上昇するエリア輝度に対応して、明エリアBL電流が直線状に100mAから200mAまで増加する一方、暗エリアBL電流は一定(100mA)である。従って、エリア輝度が低輝度から中輝度に上昇するに連れて、BL明暗電流差が大きくなる。BL明暗電流差は、同一のエリア輝度に対応する明エリアBL電流の電流値と暗エリアBL電流の電流値との差分である。
対象エリアに含まれる各画素140の階調値が、中間階調から高階調に上がるに連れて、対象エリアのエリア輝度も中輝度(例えば60%)から高輝度(例えば100%)に上がる。本例の明暗分離テーブル400では、中輝度から高輝度に上昇するエリア輝度に対応して、暗エリアBL電流が直線状に100mAから200mAまで増加する一方、明エリアBL電流は一定(200mA)である。従って、エリア輝度が中輝度から高輝度に上昇するに連れて、BL明暗電流差が小さくなる。
エリア輝度が0%超且つ100%未満の範囲では、明エリアBL電流が基準BL電流よりも大きくなる一方、暗エリアBL電流は基準BL電流よりも小さくなる。図5に示すように、BL明暗電流差は、対象エリアが中間階調(換言すると中輝度)であるときに最大となる(電流差D1を参照)。対象エリアが低階調(換言すると低輝度)であるときの電流差D2、及び対象エリアが高階調(換言すると高輝度)であるときの電流差D3は、何れも電流差D1よりも小さい。
なお、図4に例示する明暗分離テーブル400では、10%単位のエリア輝度に対応する明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を定めている。明暗分離テーブル400は、10%単位よりも小さい単位(例えば1%単位)のエリア輝度に対応する明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を定めてもよい。
図6〜図9を参照し、液晶表示装置1の表示制御を説明する。図6は、画像データ600の一例を示す図である。図7Aは、画面エリア111Aの表示制御を説明するための図である。図7Bは、画面エリア111Bの表示制御を説明するための図である。図8Aは、第一実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。図8Bは、第一実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。図9は、各フレームの入力時におけるパネル本体110の表示態様を示す図である。
ローカルディミング制御部101は、入力された画像データに基づいて、各画面エリア111のエリア輝度を算出する。ローカルディミング制御部101は、明暗分離テーブル400を参照して、算出したエリア輝度に対応する明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を特定する。なお、算出したエリア輝度が明暗分離テーブル400にない場合、明暗分離テーブル400にある複数のエリア輝度のうち、算出したエリア輝度に近似する二点のエリア輝度の明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を補間することで、算出したエリア輝度に対応する明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を特定すればよい。ローカルディミング制御部101は、特定した明エリアBL電流又は暗エリアBL電流の電流値を示すBL制御データを、発光制御部102に出力する。
一例として、図6に示す1フレーム分の画像データ600に基づいて、各画面エリア111のエリア輝度の算出例を説明する。ローカルディミング制御部101は、入力された画像データ600から、複数の画面エリア111に夫々表示される複数の画像エリア601を特定する。ローカルディミング制御部101は、例えば画像エリア601Aが表示される画面エリア111A(図9参照)のエリア輝度を、以下のように算出する。
画像エリア601Aでは、その半分が「白」で表され、残り半分が「黄」で表される。画像データ600を液晶表示装置1で表示した場合、画像エリア601Aは画面エリア111Aに表示される。このとき、図3に示すように、画面エリア111Aを構成する表示エリア131Aでは、40個の画素140のうち、20個の画素140が「白」を表示し、20個の画素140が「黄」を表示する。「白」の画素140では、全てのサブ画素R、G、Bが駆動されて、70%輝度で「白」を表示する。「黄」の画素140では、B以外のサブ画素R、Gが駆動され、50%輝度で「黄」を表示する。
この場合、画面エリア111Aには、70%輝度の赤サブ画素Rの数量は20個であり、50%輝度の赤サブ画素Rの数量が20個である。画面エリア111AのR成分の輝度は、以下のように算出される。
(0.7×20)+(0.5×20)=24
画面エリア111Aには、70%輝度の緑サブ画素Gの数量は20個であり、50%輝度の緑サブ画素Gの数量が20個である。画面エリア111AのG成分の輝度は、以下のように算出される。
(0.7×20)+(0.5×20)=24
画面エリア111Aには、70%輝度の青サブ画素Bの数量は20個である。画面エリア111AのB成分の輝度は、以下のように算出される。
(0.7×20)=14
画面エリア111AのRGB成分の各輝度を視感度関数に適用することで、画面エリア111AのRGB成分の輝度が、以下のように算出される。
R(24×1)+G(24×4.591)+B(14×0.060)=135.024
画面エリア111AのMAX輝度は、以下のように算出される。
R(40×1)+G(40×4.591)+B(40×0.060)=226.04
画面エリア111AのRGB成分の輝度を、以下のようにMAX輝度で規格化することで、画面エリア111Aのエリア輝度として「60%」が得られる。
135.024/226.04=0.594(≒60%)
ローカルディミング制御部101は、明暗分離テーブル400を参照して、エリア輝度「60%」に対応する明エリアBL電流「200mA」又は暗エリアBL電流「100mA」を特定する。ローカルディミング制御部101は、特定した明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を示すBL制御データを、発光制御部102に出力する。発光制御部102は、BL制御データに基づいて、明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を発光ブロック121A(図2参照)に入力する。
本実施形態では、フレーム単位の画像データが液晶表示装置1に入力される毎に、各画面エリア111のエリア輝度に応じた明エリアBL電流及び暗エリアBL電流が、各発光ブロック121に交互に入力される。詳細には、(n)フレーム目の画像データが入力された場合、複数の発光ブロック121の半数である第一ブロック群に明エリアBL電流が入力され、複数の発光ブロック121の残り半数である第二ブロック群に暗エリアBL電流が入力される。(n+1)フレーム目の画像データが入力された場合、第一ブロック群に暗エリアBL電流が入力され、第二ブロック群に明エリアBL電流が入力される。
本例では、発光ブロック121Aは第一ブロック群に含まれる。従って、図7Aに示すように、(n)フレーム目の画像データが入力されると、明エリアBL電流が発光ブロック121Aに入力される。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力されると、暗エリアBL電流が発光ブロック121Aに入力される。
また、ローカルディミング制御部101は、例えば画像エリア601Aに隣り合う画像エリア601B(図6参照)に基づいて、画面エリア111B(図9参照)のエリア輝度を上記と同様に算出する。ローカルディミング制御部101は、明暗分離テーブル400を参照して、画面エリア111Bのエリア輝度に対応する明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を示すBL制御データを、発光制御部102に出力する。発光制御部102は、BL制御データに基づいて、明エリアBL電流又は暗エリアBL電流を発光ブロック121B(図2参照)に入力する。
本例では、発光ブロック121Bは第二ブロック群に含まれる。従って、図7Bに示すように、(n)フレーム目の画像データが入力されると、暗エリアBL電流が発光ブロック121Bに入力される。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力されると、明エリアBL電流が発光ブロック121Bに入力される。
本実施形態では、第一ブロック群を構成する発光ブロック121と、第二ブロック群を構成する発光ブロック121とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並ぶ。従って、(n)フレーム目の画像データが液晶表示装置1に入力されると、図8Aに示すように、明エリアBL電流で発光駆動する発光ブロック121と、暗エリアBL電流で発光駆動する発光ブロック121とが行列方向に並ぶ。(n+1)フレーム目の画像データが液晶表示装置1に入力されると、図8Bに示すように、各発光ブロック121に入力される暗エリアBL電流及び明エリアBL電流が切り替えられる。以降は、(n)フレーム目の発光制御と(n+1)フレーム目の発光制御とが、交互に繰り返される。
明エリアBL電流が入力された発光ブロック121の輝度である第一輝度は、暗エリアBL電流が入力された発光ブロック121の輝度である第二輝度以上である。本例では、暗エリアBL電流と明エリアBL電流との平均値は、先述の基準BL電流に等しい。そのため、第一輝度と第二輝度との平均値は、基準BL電流に基づくバックライト120の目標輝度と等しい。
一方、先述したようにローカルディミング制御部101は、複数の表示エリア131に含まれる各画素140の階調データを算出し、表示制御部103に出力する。例えば、画像データ600に含まれる画像エリア601A(図6参照)は、発光ブロック121Aが光を照射する表示エリア131A(図2参照)に表示される。そこで、ローカルディミング制御部101は、表示エリア131Aを構成する各画素140の目標階調を、公知のローカルディミングと同様に、画像エリア601Aと発光ブロック121Aの目標輝度とに基づいて算出する。
次いでローカルディミング制御部101は、算出した目標階調に基づいて、各画素140の階調データを表示制御部103に出力する。各画素140の階調データは、目標階調よりも低い暗画素の階調値、又は目標階調よりも高い明画素の階調値を示す。本例では、暗画素と明画素との平均階調は、目標階調と等しい。表示制御部103は、各画素140の階調データに基づいて、表示エリア131Aを構成する全ての画素140を暗画素又は明画素として駆動する。以下では、1つの表示エリア131を構成する複数の画素140を暗画素に制御するための複数の階調データを、暗フレームという。1つの表示エリア131を構成する複数の画素140を明画素に制御するための複数の階調データを、明フレームという。
本実施形態では、フレーム単位の画像データが液晶表示装置1に入力される毎に、各表示エリア131を構成する全ての画素140が、暗画素及び明画素に交互に制御される。詳細には、複数の表示エリア131のうち、第一ブロック群の各発光ブロック121によって光が照射される半数の表示エリア131が、第一エリア群を構成する。複数の表示エリア131のうち、第二ブロック群の各発光ブロック121によって光が照射される残り半数の表示エリア131が、第二エリア群を構成する。
(n)フレーム目の画像データが入力された場合、第一エリア群の各画素140が暗フレームに基づいて暗画素に制御され、第二エリア群の各画素140が明フレームに基づいて明画素に制御される。(n+1)フレーム目の画像データが入力された場合、第一エリア群の各画素140が明フレームに基づいて明画素に制御され、第二エリア群の各画素140が暗フレームに基づいて暗画素に制御される。
本例では、表示エリア131Aは第一エリア群に含まれる。従って、図7Aに示すように、(n)フレーム目の画像データが入力されると、暗フレームが表示エリア131Aに入力されて、表示エリア131Aを構成する全ての画素140が暗画素に制御される。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力されると、明フレームが表示エリア131Aに入力されて、表示エリア131Aを構成する全ての画素140が明画素に制御される。
また、画像データ600に含まれる画像エリア601B(図6参照)は、発光ブロック121Bが光を照射する表示エリア131B(図2参照)に表示される。そこで、ローカルディミング制御部101は、表示エリア131Bを構成する各画素140の目標階調を算出し、表示エリア131Bに含まれる各画素140の階調データを表示制御部103に出力する。表示制御部103は、表示エリア131Bを構成する全ての画素140を暗画素又は明画素として駆動する。
本例では、表示エリア131Bは第二エリア群に含まれる。従って、図7Bに示すように、(n)フレーム目の画像データが入力されると、明フレームが表示エリア131Bに入力されて、表示エリア131Bを構成する全ての画素140は明画素に制御される。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力されると、暗フレームが表示エリア131Bに入力されて、表示エリア131Bを構成する全ての画素140は暗画素に制御される。
本実施形態では、第一エリア群を構成する表示エリア131と、第二エリア群を構成する表示エリア131とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並んで配置される。従って、(n)フレーム目の画像データが液晶表示装置1に入力されると、図8Aに示すように、各画素140が暗画素に制御される表示エリア131と、各画素140が明画素に制御される表示エリア131とが行列方向に並ぶ。(n+1)フレーム目の画像データが液晶表示装置1に入力されると、図8Bに示すように、各画素140が暗画素と明画素との間で切り替えられる。以降は、(n)フレーム目の液晶駆動と(n+1)フレーム目の液晶駆動とが、交互に繰り返される。
以上の制御により、図8A及び図8Bに示すように、暗フレームが入力された各表示エリア131(即ち、暗画素に制御された各画素140)は、明エリアBL電流が入力された各発光ブロック121によって光が照射される。これにより、光透過率が相対的に低い暗画素の画面エリア111では、相対的に輝度が高い発光ブロック121によって、各画素140の目標階調と同じ明るさで画像エリア601が表示される。
一方、明フレームが入力された各表示エリア131(即ち、明画素に制御された各画素140)は、暗エリアBL電流が入力された各発光ブロック121によって光が照射される。これにより、光透過率が相対的に高い明画素の画面エリア111では、相対的に輝度が低い発光ブロック121によって、各画素140の目標階調と同じ明るさで画像エリア601が表示される。その結果、図9に示すように、複数の画面エリア111で構成されるパネル本体110において、画像データ600が各画素140の目標階調と同じ明るさで表示される。
以上説明した第一実施形態では、発光制御部102は、対象画素が明画素に切り替えられるのに合わせて、対象ブロックを第一輝度で発光させ、且つ、対象画素が暗画素に切り替えられるのに合わせて、前記対象ブロックを前記第二輝度で発光させる。発光制御部102は、複数の表示エリア131のうちで対象画素を含む対象エリアの輝度に応じて、対象ブロックの発光時に供給する電流値を制御することで、第一輝度と第二輝度との輝度差を変更する。表示制御部103は、明画素及び暗画素の何れかに切り替えられる対象画素が目標階調となるように、対象画素の光透過率を調整する。
これにより、各画素140を明画素及び暗画素に交互に制御することで、各画素140が中間階調で表示されることが抑制されるため、パネル本体110の斜め方向からの視野角特性が改善される。また、上記のローカルディミング制御によって、パネル本体110に高コントラストの画像を表示できる。更に、画面エリア111が暗画素及び明画素の何れに制御されていても、画面エリア111に表示される画像の明るさは各画素140の目標階調と同じである。従って、パネル本体110に表示される画像に、明画素と暗画素との切り替わりに起因するフリッカ感が発生することを抑制できる。
上記実施形態では、暗エリアBL電流及び明エリアBL電流が、明暗分離テーブル400を用いて決定される場合を例示したが、他の手法で決定されてもよい。図10及び図11を参照し、明暗分離テーブル1000を用いて暗エリアBL電流及び明エリアBL電流を決定する例を説明する。図10は、明暗分離テーブル1000のデータ構成の一例を示す図である。図11は、明暗分離テーブル1000が定めるエリア輝度とBL電流との関係を示すグラフである。明暗分離テーブル1000は、例えば制御部100のメモリに予め記憶されている。
図10に示すように、明暗分離テーブル1000は、画面エリア111のエリア輝度(%)に対応付けて、BL明暗電流差(mA)が定められている。図10に例示する明暗分離テーブル1000では、20%単位のエリア輝度に対応するBL明暗電流差を定めているが、20%単位よりも小さい単位(例えば10%単位、1%単位等)のエリア輝度に対応するBL明暗電流差を定めてもよい。
明暗分離テーブル1000では、対象エリアのエリア輝度が最低値(0%)又は最高値(100%)である場合、BL明暗電流差は最小値(0mA)となる。対象エリアのエリア輝度が中輝度(60%)である場合、BL明暗電流差は最大値(200mA)となる。低輝度から中輝度に上昇するエリア輝度に対応して、BL明暗電流差が0mAから200mAまで増加する一方、中輝度から高輝度に上昇するエリア輝度に対応して、BL明暗電流差が200mAから0mAまで減少する。
図11に示すように、明暗分離テーブル1000が定めるBL明暗電流差は、明暗分離テーブル400と同様に、対象エリアが中間階調(換言すると中輝度)であるときに最大となる(電流差D1を参照)。対象エリアが低階調(換言すると、低輝度)であるときの電流差D2、及び対象エリアが高階調(換言すると高輝度)であるときの電流差D3は、何れも電流差D1よりも小さい。
ローカルディミング制御部101は、明暗分離テーブル1000を参照して、対象エリアのエリア輝度に対応するBL明暗電流差を特定する。なお、対象エリアのエリア輝度が明暗分離テーブル1000にない場合、上述した補間処理によってBL明暗電流差を算出すればよい。ローカルディミング制御部101は、従来のローカルディミングと同様に基準BL電流を算出する。ローカルディミング制御部101は、基準BL電流にBL明暗電流差の1/2を加算して明エリアBL電流を特定でき、又は基準BL電流からBL明暗電流差の1/2を減算して暗エリアBL電流を特定できる。その他の処理は、上記実施形態と同様である。
上記実施形態では、発光制御部102は、BL電流によってバックライト120の輝度を制御する場合を例示したが、他の手法によってバックライト120の輝度を制御してもよい。発光制御部102は、例えばパルス幅変調(PWM)によって、バックライト120の輝度を制御してもよい。この場合、公知のローカルディミングにおいて、発光ブロック121を目標輝度で発光させるためのデューティ比を、基準デューティ比とする。明暗分離テーブル400には、基準デューティ比に基づいて、明エリアBLデューティ比及び暗エリアBLデューティ比が予め記憶されればよい。明エリアBLデューティ比は、暗画素の画面エリア111に光を照射する発光ブロック121を発光制御するためのデューティ比であり、基準デューティ比よりも高い。暗エリアBLデューティ比は、明画素の画面エリア111に光を照射する発光ブロック121を発光制御するためのデューティ比であり、基準デューティ比よりも低い。これに代えて、明暗分離テーブル1000に、明エリアBLデューティ比と暗エリアBLデューティ比との差が、予め記憶されてもよい。これにより、上記実施形態と同様に、発光制御部102は、暗画素又は明画素に応じたデューティ比によって、発光ブロック121の輝度を制御できる。
(第二実施形態)
本開示の第二実施形態を説明する。図12Aは、第二実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。図12Bは、第二実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。
図12A及び図12Bに示すように、第二実施形態の液晶表示装置1では、液晶パネル130の全体が、一つの表示エリア131である。バックライト120の全面が、表示エリア131に光を照射する一つの発光ブロック121である。従ってパネル本体110は、一つの画面エリア111のみを含む。制御部100は、フレーム単位の画像データが液晶表示装置1に入力される毎に、図7Aと同様の表示制御を行う。
これにより、(n)フレーム目の画像データが入力された場合、発光ブロック121(バックライト120の全面)に明エリアBL電流が入力され、且つ表示エリア131(液晶パネル130の全体)に暗フレームが入力される。図12Aに示すように、バックライト120の全面が第二輝度で一様に発光し、且つ液晶パネル130に含まれる全ての画素140が暗画素に制御される。
次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力された場合、発光ブロック121(バックライト120の全面)に暗エリアBL電流が入力され、且つ表示エリア131(液晶パネル130の全体)に明フレームが入力される。図12Bに示すように、バックライト120の全面が第一輝度で一様に発光し、且つ液晶パネル130に含まれる全ての画素140が明画素に制御される。以降は、(n)フレーム目の表示制御と(n+1)フレーム目の表示制御とが、交互に繰り返される。
以上説明した第二実施形態では、表示制御部103は、複数の画素140の全てを明画素と暗画素とに交互に切り替える。発光制御部102は、複数の画素140の全てが明画素に切り替えられるのに合わせて、複数の発光ブロック121の全てを第一輝度で発光させ、且つ、複数の画素140の全てが暗画素に切り替えられるのに合わせて、複数の発光ブロック121の全てを第二輝度で発光させる。
これによれば、第一実施形態と同様に、何れのフレームの画像データが入力された場合でも、各画素140の目標階調と同じ明るさで、画像データがパネル本体110に表示される。従って、より簡易な表示制御で、第一実施形態と同様にフリッカ感の抑制等を実現できる。更に、1フレーム分の画像データが、暗画素及び明画素の組合せではなく、暗画素のみ又は明画素のみで表示されるため、パネル本体110に表示される画像の解像感の悪化を抑制できる。
(第三実施形態)
本開示の第三実施形態を説明する。図13Aは、第三実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。図13Bは、第三実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。
図13A及び図13Bに示すように、第三実施形態の液晶表示装置1では、液晶パネル130に含まれる複数の画素140の各々が、一つの表示エリア131である。本実施形態のバックライト120は、例えばミニLEDバックライト、デュアルセルなどの技術を適用して、画素単位で発光制御が可能である。バックライト120は、複数の画素140(即ち、複数の表示エリア131)に向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロック121を有する。従ってパネル本体110は、複数の画素140と同数の画面エリア111を含む。
制御部100は、第一実施形態と同様に、フレーム単位の画像データが液晶表示装置1に入力される毎に、第一ブロック群の各発光ブロック121及び第一エリア群の各表示エリア131について、図7Aと同様の表示制御を行う。同時に、制御部100は、第二ブロック群の各発光ブロック121及び第二エリア群の各表示エリア131について、図7Bと同様の表示制御を行う。なお、暗フレームが入力された画素140では、複数のサブ画素(本例では、赤サブ画素R、緑サブ画素G、青サブ画素B)が全て暗画素に制御される。明フレームが入力された画素140では、複数のサブ画素が全て明画素に制御される。
本実施形態では、第一エリア群に含まれる複数の画素140と、第二エリア群に含まれる複数の画素140とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並ぶ。従って、(n)フレーム目の画像データが入力された場合、図13Aに示すように、複数の明画素と複数の暗画素とが行列方向に交互に並び、且つ第一輝度の発光ブロック121と第二輝度の発光ブロック121とが行列方向に交互に並ぶ。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力された場合、図13Bに示すように、各画素140が暗画素と明画素との間で切り替えられ、且つ各発光ブロック121が第一輝度と第二輝度との間で切り替えられる。以降は、(n)フレーム目の表示制御と(n+1)フレーム目の表示制御とが、交互に繰り返される。
以上説明した第三実施形態では、複数の表示エリア131は、複数の画素140の何れか一つを夫々含む。表示制御部103は、複数の画素140の半数である複数の第一画素を、暗画素から前記明画素に切り替えると共に、複数の画素140の残りである複数の第二画素を、明画素から前記暗画素に切り替える。発光制御部102は、複数の第一画素が明画素に切り替えられるのに合わせて、複数の第一画素に光を照射する複数の発光ブロック121の半数を第一輝度で発光させ、且つ、複数の第二画素が暗画素に切り替えられるのに合わせて、複数の第二画素に光を照射する複数の発光ブロック121の残りを第二輝度で発光させる。
これによれば、第一実施形態と同様に、何れのフレームの画像データが入力された場合でも、各画素140の目標階調と同じ明るさで、画像データがパネル本体110に表示される。従って、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。更に、上記の表示制御を小さな表示単位である画素単位で行うことで、視野角補正、高コントラスト化、フリッカ感の抑制等をより高精度に実現できる。
(第四実施形態)
本開示の第四実施形態を説明する。図14Aは、第四実施形態における、(n)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。図14Bは、第四実施形態における、(n+1)フレームに基づくパネル本体110の駆動態様を示す図である。
図14A及び図14Bに示すように、第四実施形態の液晶表示装置1では、各画素140を構成する複数のサブ画素141(本例では、赤サブ画素R、緑サブ画素G、青サブ画素B)の各々が、一つの表示エリア131である。本実施形態のバックライト120は、例えばミニLEDバックライト、デュアルセルなどの技術を適用して、サブ画素単位で発光制御が可能である。バックライト120は、各画素140を構成する複数のサブ画素141(即ち、複数の表示エリア131)に向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロック121を有する。従ってパネル本体110は、複数の画素140に含まれるサブ画素141の総数と同じ画面エリア111を含む。
制御部100は、第三実施形態と同様の表示制御を行う。なお、暗フレームが入力されたサブ画素141は、単独で暗画素に制御される。明フレームが入力されたサブ画素141は、単独で明画素に制御される。本実施形態では、第一エリア群に含まれる複数のサブ画素141と、第二エリア群に含まれる複数のサブ画素141とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並ぶ。更に、複数の画素140が列方向に並ぶ画素列では、同一の色成分に対応する複数のサブ画素141が連続して並ぶ。
従って、(n)フレーム目の画像データが入力された場合、図14Aに示すように、複数の明画素と複数の暗画素とが行列方向に交互に並び、且つ第一輝度の発光ブロック121と第二輝度の発光ブロック121とが行列方向に交互に並ぶ。次いで、(n+1)フレーム目の画像データが入力された場合、図14Bに示すように、各サブ画素141が暗画素と明画素との間で切り替えられ、且つ各発光ブロック121が第一輝度と第二輝度との間で切り替えられる。以降は、(n)フレーム目の表示制御と(n+1)フレーム目の表示制御とが、交互に繰り返される。
第四実施形態によれば、第三実施形態と同様に、何れのフレームの画像データが入力された場合でも、各画素140の目標階調と同じ明るさで、画像データがパネル本体110に表示される。従って、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。更に、上記の表示制御を小さな表示単位であるサブ画素単位で行うことで、視野角補正、高コントラスト化、フリッカ感の抑制等をより高精度に実現できる。
(備考)
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
図15〜図18に例示するように、第一ブロック群及び第二ブロック群、及びこれらに対応する第一エリア群及び第二エリア群の配置パターンは、上記実施形態に限定されない。図15は、第一変形例におけるパネル本体110の駆動態様を示す図である。図16は、第二変形例におけるパネル本体110の駆動態様を示す図である。図17は、第三変形例におけるパネル本体110の駆動態様を示す図である。図18は、第四変形例におけるパネル本体110の駆動態様を示す図である。
図15を参照して、第一変形例の液晶表示装置1を説明する。第一実施形態では、隣り合う二つの発光ブロック121が第一輝度と第二輝度の組合せで発光制御されるように、第一ブロック群及び第二ブロック群が構成される場合を例示した。これに代えて、図15に例示するように、隣り合う複数の発光ブロック121が、一つの発光群122を構成してもよい。この場合、隣り合う二つの発光群122が第一輝度と第二輝度の組合せで発光制御されるように、第一ブロック群及び第二ブロック群が構成されることが好適である。
図15に示すように、第一変形例のバックライト120では、行列方向に2つずつ並ぶ計4つの発光ブロック121が、一つの発光群122を構成する。複数の発光群122は、バックライト120で行列方向に並んで配置される。各発光群122では、4つの発光ブロック121に明エリアBL電流が同時に入力され、又は4つの発光ブロック121に暗エリアBL電流が同時に入力される。
本例では、第一ブロック群に含まれる発光群122と、第二ブロック群に含まれる発光群122とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並ぶ。行方向又は列方向に隣り合う2つの発光群122は、一つの発光ユニット123を構成する。各発光ユニット123では、各フレームの表示制御において、明エリアBL電流が入力される発光ブロック121の数量と、暗エリアBL電流が入力される発光ブロック121の数量とが同じである。
第一変形例の液晶パネル130では、行列方向に2つずつ並ぶ計4つの表示エリア131が、一つの表示群132を構成する。複数の表示群132は、複数の発光群122と一対一に対応して、液晶パネル130で行列方向に並んで配置される。各表示群132では、4つの表示エリア131に暗フレームが同時に入力され、又は4つの表示エリア131に明フレームが同時に入力される。
本例では、第一エリア群に含まれる表示群132と、第二エリア群に含まれる表示群132とは、互いに同数であり、且つ行列方向に交互に並ぶ。行方向又は列方向に隣り合う2つの表示群132は、一つの表示ユニット133を構成する。各表示ユニット133では、各フレームの表示制御において、暗フレームが入力される表示エリア131の数量(即ち暗画素の数量)と、明フレームが入力される表示エリア131の数量(即ち明画素の数量)とが同じである。従って、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。
図16〜図18を参照して、第二〜第四変形例の液晶表示装置1を説明する。第三実施形態では、隣り合う二つの画素140が、暗画素と明画素の組合せで発光制御される場合を例示した。第四実施形態では、隣り合う二つのサブ画素141が、暗画素と明画素の組合せで発光制御される場合を例示した。これに代えて、図16〜図18に例示するように、隣り合う複数の画素140(又はサブ画素141)が、複数の暗画素、又は複数の明画素に制御されてもよい。なお、第二〜第四変形例では、液晶表示装置1がサブ画素単位で表示制御する場合を例示するが、画素単位で表示制御する場合も同様である。
図16に示す第二変形例では、列方向に並ぶ複数の発光ブロック121が、一つの発光列を構成する。バックライト120では、複数の発光列が行方向に並んで配置される。本例では、第一ブロック群に含まれる発光列と、第二ブロック群に含まれる発光列とが、行方向に沿って交互に一列ずつ並ぶ。これに対応して、第一エリア群のサブ画素141と、第二エリア群のサブ画素141とが、行方向に沿って交互に一列ずつ並ぶ。各フレームの表示制御において、液晶パネル130で行方向に並ぶ複数のサブ画素141は、暗画素と明画素とが1つずつ交互に並ぶように制御される。
行方向に隣り合う二つの画素140は、一つの表示ユニット133を構成する。各表示ユニット133では、各フレームの表示制御において、明画素に制御されるサブ画素141の数量と、暗画素に制御されるサブ画素141の数量とが同じである。図16の例では、各表示ユニット133(二つの画素140)が含む六つのサブ画素141のうち、3つが明画素に制御され、3つが暗画素に制御される。このように第二変形例では、列方向に並ぶ複数のサブ画素141が同時に明画素(又は暗画素)に制御される一方、各表示ユニット133の明画素及び暗画素が同数である。そのため、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。
図17に示す第三変形例では、行列方向に2つずつ並ぶ計4つの発光ブロック121が、一つの発光群を構成する。バックライト120では、第一ブロック群に含まれる発光群と、第二ブロック群に含まれる発光群とが、行列方向に交互に並んで配置される。これに対応して、行列方向に2つずつ並ぶ計4つのサブ画素141が、一つの表示群を構成する。液晶パネル130では、第一エリア群に含まれる表示群と、第二エリア群に含まれる表示群とが、行列方向に交互に並んで配置される。各フレームの表示制御において、液晶パネル130で行方向に並ぶ複数のサブ画素141は、2つ暗画素と2つの明画素とが交互に並ぶように制御される。
行方向に隣り合う四つの画素140は、一つの表示ユニット133を構成する。各表示ユニット133では、各フレームの表示制御において、明画素に制御されるサブ画素141の数量と、暗画素に制御されるサブ画素141の数量とが同じである。図17の例では、各表示ユニット133(四つの画素140)が含む12個のサブ画素141のうち、6つが明画素に制御され、6つが暗画素に制御される。このように第三変形例では、行列方向に並ぶ複数のサブ画素141が同時に明画素(又は暗画素)に制御される一方、各表示ユニット133の明画素及び暗画素が同数である。そのため、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。
図18に示す第四変形例では、行方向に並ぶ複数の発光ブロック121が、一つの発光行を構成する。バックライト120では、複数の発光行が列方向に並んで配置される。本例では、第一ブロック群に含まれる発光行と、第二ブロック群に含まれる発光行とが、列方向に沿って交互に一列ずつ並ぶ。これに対応して、第一エリア群のサブ画素141と、第二エリア群のサブ画素141とが、列方向に沿って交互に一列ずつ並ぶ。各フレームの表示制御において、液晶パネル130で列方向に並ぶ複数のサブ画素141は、暗画素と明画素とが1つずつ交互に並ぶように制御される。
列方向に隣り合う二つの画素140は、一つの表示ユニット133を構成する。各表示ユニット133では、各フレームの表示制御において、明画素に制御されるサブ画素141の数量と、暗画素に制御されるサブ画素141の数量とが同じである。図18の例では、各表示ユニット133(二つの画素140)が含む六つのサブ画素141のうち、3つが明画素に制御され、3つが暗画素に制御される。このように第四変形例では、行方向に並ぶ複数のサブ画素141が同時に明画素(又は暗画素)に制御される一方、各表示ユニット133の明画素及び暗画素が同数である。そのため、第一実施形態と同様に、フリッカ感の抑制等を実現できる。
なお、上記実施形態及び変形例では、1フレーム分の画像データが入力される毎に、第一ブロック群と第二ブロック群との発光制御を切替え、且つ第一エリア群と第二エリア群との液晶駆動を切替える場合を説明した。これに代えて、複数フレーム分の画像データが入力される毎に、各ブロック群の発光制御及び各エリア群の液晶駆動を切替えてもよい。例えば、これらの表示制御を2フレーム分の画像データが入力される毎に切替える場合、以下のような制御を行えばよい。
まず、(n)、(n+1)フレーム目の画像データが順次入力される場合、第一ブロック群に明エリアBL電流が入力され、第二ブロック群に暗エリアBL電流が入力され、第一エリア群に暗フレームが入力され、第二エリア群に明フレームが入力される。次いで、(n+2)、(n+3)フレーム目の画像データが順次入力される場合、第一ブロック群に暗エリアBL電流が入力され、第二ブロック群に明エリアBL電流が入力され、第一エリア群に明フレームが入力され、第二エリア群に暗フレームが入力される。これにより、上記の切替制御の実行頻度を抑制しつつ、フリッカ感の抑制等を実現できる。
また、明暗分離テーブル400、1000が定めるエリア輝度、明エリアBL電流、暗エリアBL電流、BL明暗電流差等は、設計者等が任意の値を設定すればよい。ローカルディミング制御部101は、明暗分離テーブル400、1000を参照せずに、明エリアBL電流及び暗エリアBL電流を決定してもよい。例えば、ローカルディミング制御部101は、エリア輝度に関係なく、基準BL電流に所定の数式(例えば、規定値の加算、減算等)を適用することで、明エリアBL電流及び暗エリアBL電流の夫々を算出してもよい。暗エリアBL電流と明エリアBL電流との平均値は、基準BL電流と同じでなくてもよい。
なお、第一ブロック群を構成する発光ブロック121の数量は、第二ブロック群を構成する発光ブロック121の数量と異なっていてもよい。同様に、第一エリア群を構成する表示エリア131の数量は、第二エリア群を構成する表示エリア131の数量と異なっていてもよい。
1 液晶表示装置、102 発光制御部、103、表示制御部、120 バックライト、130 液晶パネル

Claims (6)

  1. 液晶の光透過率を制御可能な複数の画素が行列状に設けられた液晶パネルと、
    前記複数の画素の少なくとも一つを含むように前記液晶パネルを区分した複数の表示エリアに向けて、光を夫々照射する複数の発光ブロックを有するバックライトと、
    前記複数の表示エリアの何れかに含まれる任意の前記画素である対象画素を、前記光透過率の相対的に高い明画素と前記光透過率の相対的に低い暗画素とに交互に切り替える表示制御部と、
    前記対象画素が前記明画素と前記暗画素とに交互に切り替えられるのに合わせて、前記複数の発光ブロックのうちで前記対象画素に光を照射する対象ブロックの輝度を、第一輝度と前記第一輝度以上の第二輝度とに交互に切り替える発光制御部と、
    を備えた液晶表示装置。
  2. 前記発光制御部は、前記対象画素が前記明画素に切り替えられるのに合わせて、前記対象ブロックを前記第一輝度で発光させ、且つ、前記対象画素が前記暗画素に切り替えられるのに合わせて、前記対象ブロックを前記第二輝度で発光させる、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記発光制御部は、前記複数の表示エリアのうちで前記対象画素を含む対象エリアの輝度に応じて、前記対象ブロックの発光時に供給する電流値を制御することで、前記第一輝度と前記第二輝度との輝度差を変更する、
    請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記明画素及び前記暗画素の何れかに切り替えられる前記対象画素が目標階調となるように、前記対象画素の前記光透過率を調整する、
    請求項1から3の何れか一つに記載の液晶表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記複数の画素の全てを前記明画素と前記暗画素とに交互に切り替え、
    前記発光制御部は、前記複数の画素の全てが前記明画素に切り替えられるのに合わせて、前記複数の発光ブロックの全てを前記第一輝度で発光させ、且つ、前記複数の画素の全てが前記暗画素に切り替えられるのに合わせて、前記複数の発光ブロックの全てを前記第二輝度で発光させる、
    請求項1から4の何れか一つに記載の液晶表示装置。
  6. 前記複数の表示エリアは、前記複数の画素の何れか一つを夫々含み、
    前記表示制御部は、前記複数の画素の半数である複数の第一画素を、前記暗画素から前記明画素に切り替えると共に、前記複数の画素の残りである複数の第二画素を、前記明画素から前記暗画素に切り替え、
    前記発光制御部は、前記複数の第一画素が前記明画素に切り替えられるのに合わせて、前記複数の第一画素に光を照射する前記複数の発光ブロックの半数を前記第一輝度で発光させ、且つ、前記複数の第二画素が前記暗画素に切り替えられるのに合わせて、前記複数の第二画素に光を照射する前記複数の発光ブロックの残りを前記第二輝度で発光させる、
    請求項1から5の何れか一つに記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12046209B2 (en) 2021-02-26 2024-07-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device and light source device thereof

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