JP2021123902A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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直樹 梶谷
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Abstract

【課題】電源喪失時であってもロック状態に切り替えることができる車両用ドアロック装置を提供する。【解決手段】車両用ドアロック装置20は、電動モータ22の駆動力によってアンロック対応位置とロック対応位置とに移動するアクティブレバー25と、アクティブレバー25がアンロック対応位置に位置するとアンロック位置に位置しアクティブレバー25がロック対応位置に位置するとロック位置に位置するオープンリンク27と、初期位置から操作位置に移動することによってアクティブレバー25をアンロック対応位置からロック対応位置に移動させるスライド部材51とを有し、スライド部材51は、噛合部ボディ45に対して相対的に移動可能に取り付けられており、初期位置に位置する場合には噛合部ボディ45の開口部451を塞いでいる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
特許文献1には、電気駆動源による施錠が不能になった場合に操作治具を用いて施錠できるようにする車両用ドアロック装置が開示されている。具体的には、特許文献1に開示されている車両用ドアロック装置は、解錠位置と施錠位置に移動可能な施解錠レバーを有し、ベース部材に設けられている開口部から操作治具を挿入することによって施解錠レバーを解錠位置から施錠位置に移動させることができるように構成されている。このような構成であれば、バッテリーの充電量が低いために電気駆動源による施錠ができない場合であっても、操作治具を用いた手動操作による施錠が可能である。
しかしながら、特許文献1に記載のように、ベース部材に開口部が設けられる構成では、開口部から異物(雨水、埃など)がドアロック装置の内部に侵入し、その結果、ドアロック装置のスムーズな動作が妨げられるおそれがある。
特開2009−13639号公報
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電気駆動源による施錠が不能になった場合に操作治具を用いて施錠できるようにする車両用ドアロック装置であって、操作治具を挿入するための開口部からの異物の侵入を防止または抑制できる車両用ドアロック装置を提供することである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアロック装置(20)は、
初期位置から作動位置に移動することにより、車両ドア(12)を閉止状態に保持可能なラッチ状態と前記車両ドアの閉止状態を解除可能なアンラッチ状態とに切替可能に構成されているラッチ機構(40)と、
前記車両ドア(12)に設けられているドアハンドル(インサイドドアハンドル(126)またはアウトサイドドアハンドル(127))がドア開操作されると作動位置に移動するように構成されている第一レバー部材(アウトサイドオープンレバー(31))と、
電気的駆動力源(電動モータ(22))の駆動力によってアンロック対応位置とロック対応位置とに移動するように構成されている第二レバー部材(アクティブレバー(25))と、
前記第一レバー部材(アウトサイドオープンレバー(31))が前記作動位置に移動した場合に前記ラッチ機構(40)を前記アンラッチ状態に切替可能な状態となるアンロック位置と、前記第一レバー部材(アウトサイドオープンレバー(31))が前記作動位置に移動しても前記ラッチ機構(40)を前記アンラッチ状態に切替不能なロック位置と、に移動可能であり、前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))が前記アンロック対応位置に位置すると前記アンロック位置に位置し、前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))が前記アンロック対応位置に位置すると前記ロック位置に位置するように構成されているリンク部材(オープンリンク(27))と、
初期位置と操作位置とに移動可能であり、前記初期位置から前記操作位置に移動することによって前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))を前記アンロック対応位置から前記ロック対応位置に移動させるように構成されている操作部材(スライド部材(51))と、
を有している。
そして、前記操作部材(スライド部材(51))は、前記ラッチ機構(40)が組付けられており開口部(451)を有する筐体(噛合部ボディ(45))に対して相対的に移動可能に前記筐体(噛合部ボディ(45))に取り付けられており、少なくとも一部が前記開口部(451)から外部に露出しているとともに、前記初期位置に位置する場合には前記開口部(451)を塞いでいる。
本発明がこのように構成されると、電気的駆動力源(電動モータ(22))が作動しない場合、例えば車載バッテリーの充電量が少なくなった場合であっても、操作部材(スライド部材(51))を初期位置から操作位置に移動させることによって、ドアロック装置(20)をアンロック状態(ラッチ機構(40)をアンラッチ状態に切替可能な状態)からロック状態(ラッチ機構(40)をアンラッチ状態に切替不能な状態)に切り替えることができる。そして、操作部材(スライド部材51)は、初期位置においては筐体(噛合部ボディ(45))に設けられている開口部(451)を塞いでいるから、この開口部(451)を通じて車両用ドアロック装置(20)の内部に異物(雨水、埃など)が進入することが防止される。
車両用ドアロック装置(20)は、アンロック対応位置とロック対応位置に移動可能であり、アンロック対応位置に位置すると前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))も前記アンロック対応位置に位置し、ロック対応位置に位置すると前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))も前記ロック対応位置に位置するように前記第二レバー部材(アクティブレバー(25))と連係している第三レバー部材(コントロールレバー(36))をさらに有し、
前記操作部材(スライド部材(51))は、前記初期位置から前記操作位置に移動することにより、前記第三レバー部材(コントロールレバー(36))を押して前記第三レバー部材(コントロールレバー(36))を前記アンロック対応位置から前記ロック対応位置に移動させるように構成されていてもよい。
前記第三レバー部材(コントロールレバー(36))は前後方向に振り子状に揺動可能であり、前記第三レバー部材(コントロールレバー(36))の前記ロック対応位置は前記第三部材(コントロールレバー(36))の前記アンロック対応位置よりも前側の位置であり、
前記操作部材(スライド部材(51))は、車幅方向に移動することで前記初期位置と前記操作位置とに移動可能に構成されるとともに、前記車幅方向と前後方向に傾斜する傾斜面である押圧面(53)を有しており、前記初期位置から前記操作位置に移動することにより、前記押圧面(53)が前記アンロック対応位置に位置する第三レバー部材(コントロールレバー(36))を前記ロック対応位置の側である前側に向かって押すように構成されていてもよい。
前記操作部材(スライド部材(51))には、前記筐体(噛合部ボディ(45))の外側に向かって突出する突起部(55)が設けられていてもよい。
このような構成であれば、この突起部(55)に工具など(例えば、車両用の鍵、ねじ回しなど)を引っ掛けることによって、操作部材(スライド部材(51))を初期位置から操作位置に移動させることができる。このため、操作部材(スライド部材(51))の操作が容易になる。
前記筐体は、車体(10)に設けられており前記ラッチ機構(40)が前記ラッチ状態であるときに前記ラッチ機構(40)に噛合うストライカ(101)が進入するストライカ進入溝(452)が形成された噛合部ボディ(45)であり、
前記開口部(451)は、前記ストライカ進入溝(452)の底部に形成されている、という構成であってもよい。
また、前記操作部材(スライド部材(51))を前記初期位置に向けて付勢する付勢部材を有していてもよい。
このような付勢部材を有する構成であると、操作部材(スライド部材(51))が慣性などによって初期位置からロック操作位置に移動することが防止される。
図1は、車両ドアの構成例を示す側面である。 図2は、車両ドアの構成例を示す断面図である。 図3は、ドアロック装置の構成例を示す分解斜視図である。 図4は、ドアロック装置の構成例と動作を示す図である。 図5は、ドアロック装置の構成例と動作を示す図である。 図6は、ドアロック装置の動作を示す図である。 図7は、ドアロック装置の動作を示す図である。 図8は、ロック操作機構の構成例を示す図である。 図9は、ロック操作機構の構成例と動作を示す断面図である。 図10は、ロック操作機構の構成例と動作を示す断面図である。 図11は、ロック操作機構の構成例と動作を示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置について、図面を参照して説明する。以下の説明では、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置を、「ドアロック装置」と略して記すことがある。各図においては、車両の前方を矢印Frで示し、車両の後方を矢印Rrで示し、車幅方向の車内側を矢印Inで示し、車幅方向の車外側を矢印Outで示し、上方を矢印Upで示し、下方を矢印Dwで示す。
図1および図2は、ドアロック装置20が適用された車両ドア12の構成例を示す模式図である。なお、図1は車両ドア12の側面図であり、車内側から見た図である。図2は車両ドア12の後端部近傍の断面図であり、図1のII−II線断面矢視図である。車両ドア12は、前端部が車体10に対して回転可能に支持されており、前端部を中心に略上下方向に平行な軸線を中心として回転することにより車体10に対して開閉可能である。なお、以下の説明では、ドアロック装置20の各方向は、車両ドア12が閉じられている場合を基準とする。
図1に示すように、車両ドア12は、その下半部を構成するドア本体部121と、その上半部に設けられているドアサッシュ122とを備えている。ドア本体部121は、図2に示すように、車外側面を構成するアウタパネル124と、アウタパネル124の車内側に固定されているインナパネル123と、インナパネル123の内側面に固定されておりドア本体部121の車内側面を構成する樹脂製のトリム125とを備えている。
アウタパネル124にはアウトサイドドアハンドル127が、トリム125にはインサイドドアハンドル126が、それぞれ車両ドア12に対して回転可能に取り付けられている。アウトサイドドアハンドル127とインサイドドアハンドル126は、本発明のドアハンドルの例である。アウトサイドドアハンドル127とインサイドドアハンドル126は、それぞれ初期位置と解除位置とに回転移動可能であり、それぞれバネなどの付勢手段によって初期位置に常時付勢されている。使用者等は、インサイドドアハンドル126とアウトサイドドアハンドル127を、手動操作によって初期位置から解除位置に移動させることができる。以下の説明では、アウトサイドドアハンドル127とインサイドドアハンドル126のそれぞれについて、初期位置から解除位置に移動させる操作を「ドア開操作」と記す。なお、アウトサイドドアハンドル127とインサイドドアハンドル126の構成は特に限定されるものではなく、公知の各種構成が適用できる。
本実施形態では、車両ドア12は、車内側からドアロック装置20のロック状態とアンロック状態を切り替えるためのロックノブと、車外側からドアロック装置20のロック状態とアンロック状態を切り替えるためのキーシリンダを有していない。
図2に示すように、ドアロック装置20は、車両ドア12のアウタパネル124とインナパネル123との間の内部空間に配置されており、インナパネル123(すなわち車両ドア12)に固定されている。なお、ドアロック装置20の一部は、車両ドア12の後端部において車両ドア12の外部に露出している。
ドアロック装置20は、ラッチ状態とアンラッチ状態とに切替可能なラッチ機構40を有している。ラッチ状態は車両ドア12を閉止状態に保持可能な状態をいうものとし、アンラッチ状態は車両ドア12の閉止状態を解除可能な状態をいうものとする。ラッチ機構40の具体的な構成は特に限定されるものではなく、公知の各種構成が適用できるが、例えば次のような構成が適用できる。
図8に示すように、ラッチ機構40は、金属板により形成されているベースプレート44と樹脂材料により形成される噛合部ボディ45とに組付けられている。噛合部ボディ45は、後述するアクチュエータ部ボディ21とともに、ドアロック装置20の筐体を形成する部材である。ラッチ機構40は、ラッチ41とポール42とを有している。ラッチ41は、ベースプレート44に回転可能に支持されており、アンラッチ位置とハーフラッチ位置とフルラッチ位置とに回転移動可能である。アンラッチ位置は車体10に設けられているストライカ101(図2参照)を保持しない位置(係脱自在な位置)である。ハーフラッチ位置およびフルラッチ位置は、車両ドア12が閉止状態にある場合にストライカ101を保持する位置である。そして、ラッチ41はラッチ復帰バネによってアンラッチ位置に向けて常時付勢されている。
ポール42は、ベースプレート44に回転可能に支持されており、係合位置と非係合位置とに移動可能である。係合位置は、ラッチ41に係合することによりラッチ41をハーフラッチ位置またはフルラッチ位置に保持する(アンラッチ位置への回転移動を阻止する)位置である。アンラッチ位置は、ラッチ41に係合しない位置であり、ラッチ41のアンラッチ位置への回転移動を許容する位置である。そして、ポール42はポール復帰バネによって係合位置に向けて常時付勢されている。
また、ドアロック装置20は、リフトレバー43を有している。リフトレバー43は、本発明のラッチ機構切替部材の例である。リフトレバー43は、ベースプレート44に対して回転可能に支持されており、初期位置と作動位置とに回転移動可能である。そして、リフトレバー43は、車両ドア12が閉止状態にある場合に初期位置から作動位置へ移動すると、ポール42に係合して(例えばポール42を押して)ポール42を係合位置から非係合位置へ移動させる。これによりポール42とラッチ41の係合が解除され、ラッチ41がラッチ復帰バネの付勢力によってアンラッチ位置に回転移動し、車両ドア12の閉止状態が解除可能になる。
このように、ラッチ機構40は、リフトレバー43が初期位置から作動位置に移動した場合に、リフトレバー43の動きによってラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わるように構成されていればよい。
さらに、ドアロック装置20は、ロック状態とアンロック状態の切替えができるように構成されている。ロック状態は、インサイドドアハンドル126またはアウトサイドドアハンドル127がドア開操作されてもリフトレバー43の位置が初期位置に維持されるためにラッチ機構40がアンラッチ状態に切替わらない状態(車両ドア12の閉止状態を解除可能にできない状態)である。アンロック状態は、インサイドドアハンドル126またはアウトサイドドアハンドル127がドア開操作されるとリフトレバー43が初期位置から作動位置に移動してラッチ機構40がアンラッチ状態に切替る状態である。
ドアロック装置20は、ラッチ機構40に加え、図3〜図5に示すように、アクチュエータ部ボディ21と、インサイドオープンレバー30と、インサイドレバー29と、アウトサイドオープンレバー31と、オープンリンク27と、前述のリフトレバー43と、アクティブレバー25と、リリースレバー26と、回転部材23と、電動モータ22と、コントロールレバー36とを有している。なお、図3は、ドアロック装置20の構成例を示す分解斜視図である。図4はドアロック装置20のアンロック状態を示す図であり、図5はドアロック装置20のロック状態を示す図である。このほか、ドアロック装置20は、使用者の手動操作によってドアロック装置20をアンロック状態からロック状態に切り替えるためのロック操作機構50(図8〜図11参照)を有している。
アクチュエータ部ボディ21は、噛合部ボディ45とともに、ドアロック装置20の筐体を形成する部材である。アクチュエータ部ボディ21は、第一支持部211、第二支持部212、第三支持部213、第四支持部214、第五支持部215及び第六支持部216を有している。第一支持部211は、インサイドオープンレバー30を回転可能に支持できるように構成されている。第二支持部212は、インサイドレバー29とアクティブレバー25を同軸に回転可能に支持できるように構成されている。第三支持部213は、アウトサイドオープンレバー31を回転可能に支持できるように構成されている。第四支持部214は、リリースレバー26を回転可能に支持できるように構成されている。第五支持部215は、回転部材23を回転可能に支持できるように構成されている。第六支持部216は、コントロールレバー36を回転可能に支持できるように構成されている。なお第一支持部211〜第六支持部216の構成は特に限定されるものではなく、図3に示すように、円柱状や円筒状の軸が適用できる。
インサイドオープンレバー30は、第一支持部211を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、初期位置と作動位置とに回転移動可能である。なお、図4と図5はインサイドオープンレバー30が初期位置に位置する状態を示す。また、インサイドオープンレバー30の作動位置は、図4と図5中、初期位置から時計回りの方向に回転した位置である(図6と図7参照)。
インサイドオープンレバー30は、車両ドア12に設けられているインサイドドアハンドル126と連係しており、インサイドドアハンドル126のドア開操作に連動して初期位置から作動位置へ移動するように構成されている。例えば、インサイドオープンレバー30とインサイドドアハンドル126とは、図略の操作ワイヤなどによって連結されている。また、インサイドオープンレバー30は、図略のインサイドオープンレバー復帰バネによって初期位置に向けて常時付勢されており、インサイドドアハンドル126がドア開操作されていない状態(すなわち、インサイドドアハンドル126が初期位置に位置する状態)では、インサイドオープンレバー復帰バネの付勢力によって初期位置に保持されている。
図4に示すように、インサイドオープンレバー30は、インサイドレバー29の第一係合部291と係脱自在に係合可能な係合部301を有している。そして、インサイドオープンレバー30が初期位置から作動位置に移動すると、インサイドオープンレバー30の係合部301がインサイドレバー29の第一係合部291に係合して第一係合部291を押し、インサイドレバー29を初期位置から作動位置へ移動させる。
インサイドレバー29は、第二支持部212を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、初期位置と作動位置とに回転移動可能である。図4と図5は、インサイドレバー29が初期位置に位置する状態を示す。インサイドレバー29の作動位置は、図4と図5中、初期位置から反時計回りの方向に回転移動した位置である(図6と図7参照)。インサイドレバー29は、インサイドオープンレバー30の係合部301に係脱自在に係合可能な第一係合部291と、アウトサイドオープンレバー31の係合部312に係脱自在に係合可能な第二係合部292とを有している。そして、インサイドレバー29は、インサイドオープンレバー30の回転移動に応じて初期位置から作動位置へ回転移動すると、第二係合部292がアウトサイドオープンレバー31の係合部312に係合して係合部312を押し、アウトサイドオープンレバー31を初期位置から作動位置へ回転移動させる。
アウトサイドオープンレバー31は、本発明の第一レバー部材の例である。アウトサイドオープンレバー31は、第三支持部214を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、初期位置と動作位置とに回転移動可能である。アウトサイドオープンレバー31は係合部312を有しており、この係合部312がインサイドレバー29の第二係合部292に係合して押されることで、初期位置から作動位置へ回転移動するように構成されている。図4と図5は、アウトサイドオープンレバー31が初期位置に位置する状態を示す。アウトサイドオープンレバー31の作動位置は、図4と図5中、係合部312が初期位置から上側に移動した位置である(図6と図7参照)。なお、アウトサイドオープンレバー31の回転中心線は、インサイドレバー29の回転中心線と直角であり、図4と図5中では左右方向に平行である。
アウトサイドオープンレバー31はアウトサイドドアハンドル127と連係している。例えば、アウトサイドオープンレバー31は、操作ワイヤなどによってアウトサイドドアハンドル127と連結されている。そして、アウトサイドオープンレバー31は、アウトサイドドアハンドル127がドア開操作されることによっても、初期位置から作動位置へ回転移動するように構成されている。
なお、アウトサイドオープンレバー31は、アウトサイドオープンレバー復帰バネ32によって初期位置に向けて常時付勢されており、アウトサイドドアハンドル127がドア開操作されておらず、かつ、インサイドレバー29が作動位置に位置していない場合(すなわち、インサイドドアハンドル126がドア開操作されていない場合)には、このアウトサイドオープンレバー復帰バネ32の付勢力によって初期位置に保持されている。
オープンリンク27は、本発明のリンク部材の例である。オープンリンク27は、アウトサイドオープンレバー31に対して回転可能に支持されている。例えば、オープンリンク27は開口部を有し、アウトサイドオープンレバー31はオープンリンク27の開口部に挿入されている突起状の支持部311を有している。そして、アウトサイドオープンレバー31に設けられている突起状の支持部311によって、オープンリンク27はアウトサイドオープンレバー31に対して相対的に回転可能に支持されている。このほか、オープンリンク27は、リフトレバー43の第一係合部431に係脱自在に係合可能に構成されている第一係合部271と、オープンリンク付勢部材28に係合可能に構成されている第二係合部272とを有している。
そして、オープンリンク27は、アウトサイドオープンレバー31に対して相対的に回転することにより、アンロック位置とロック位置とに移動可能である。このため、オープンリンク27は、アンロック位置に位置する状態とロック位置に位置する状態のそれぞれにおいて、アウトサイドオープンレバー31とともにアクチュエータ部ボディ21に対して初期位置と作動位置とに移動可能である。なお、図4は、オープンリンク27がアンロック位置に位置する状態を示し、図5は、オープンリンク27がロック位置に位置する状態を示す。
オープンリンク27のアンロック位置は、オープンリンク27がアウトサイドオープンレバー31とともに初期位置から作動位置へ移動した場合に、オープンリンク27の第一係合部271がリフトレバー43の第一係合部431と係合してリフトレバー43を作動位置に移動させることができる位置である。オープンリンク27がアンロック位置に位置すると、ドアロック装置20はアンロック状態となる。オープンリンク27のロック位置は、オープンリンク27が初期位置から作動位置へ移動しても、オープンリンク27の第一係合部271がリフトレバー43の第一係合部431と係合しない位置(換言すると、オープンリンク27がリフトレバー43を作動位置に移動させない位置)である。オープンリンク27がロック位置に位置すると、ドアロック装置20はロック状態となる。
オープンリンク27は、第二係合部272を介してオープンリンク付勢部材28と係合している。第二係合部272には、第一係合部271から延びた棒状の部分からオープンリンク27の回転中心線(軸)方向に突出する突起状の構成が適用できる。そして、オープンリンク27は、このオープンリンク付勢部材28を介してアクティブレバー25と連係している。
オープンリンク付勢部材28は、アクティブレバー25の位置に応じてオープンリンク27をロック位置とアンロック位置のいずれか一方に向けて付勢する機能を有する。具体的には、アクティブレバー25がアンロック対応位置に位置する場合には、オープンリンク付勢部材28はオープンリンク27をアンロック位置に向けて付勢し、アクティブレバー25がロック対応位置に位置する場合には、オープンリンク付勢部材28はオープンリンク27をロック位置に向けて付勢する。
本実施形態では、オープンリンク付勢部材28には、2本のアームを有するねじりコイルバネが適用される。これら2本のアームは、略平行で略同じ向きに向かって突出している。そして、オープンリンク付勢部材28は、2本のアームの間隔が開くように弾性変形可能に構成されている。オープンリンク付勢部材28は、アクティブレバー25に取り付けられており、アクチュエータ部ボディ21に対してアクティブレバー25と一体的に回転可能である。そして、2本のアームの間にオープンリンク27の第二係合部272が配置されている。このように、アクティブレバー25とオープンリンク27とは、アクティブレバー25に取り付けられるオープンリンク付勢部材28を介して連係している。
アクティブレバー25は、第二支持部212によりアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、ロック対応位置とアンロック対応位置に回転移動可能である。図4はアクティブレバー25がアンロック対応位置に位置する状態を示し、図5はアクティブレバー25がロック対応位置に位置する状態を示す。なお、本実施形態では、アクティブレバー25は、第二支持部212によりインサイドレバー29と同軸に回転可能に支持される。アクティブレバー25には突起状の取付部252が設けられており、オープンリンク付勢部材28はこの取付部252に取り付けられている。
アクティブレバー25は、本発明の第二レバー部材の例である。アクティブレバー25は、節度スプリング35によって、ロック対応位置とアンロック対応位置のいずれか一方に向けて弾性付勢される。具体的には、アクティブレバー25は、回転移動可能な範囲の中間の所定の位置よりもロック対応位置に近い側に位置する場合には節度スプリング35によってロック対応位置に向かって弾性付勢され、前記所定の位置よりもアンロック対応位置に近い側に位置する場合には節度スプリング35によってアンロック対応位置に向かって弾性付勢される。なお、節度スプリング35の構成は特に限定されるものではなく、従来公知の構成が適用できる。また、所定の位置も特に限定されない。
さらに、アクティブレバー25は、後述する回転部材23が所定の方向に回転することによってロック対応位置からアンロック対応位置へ移動し、前記所定の方向とは反対方向に回転することによってアンロック対応位置からロック対応位置へ回転移動するように構成されている。
コントロールレバー36は、本発明の第三レバー部材の例である。コントロールレバー36は、金属板をプレス加工することにより形成されている。コントロールレバー36は、第六支持部216を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、ロック対応位置とアンロック対応位置とに回転移動可能である。より具体的には、第六支持部216を中心として前後方向に振り子状に揺動可能である。図4は、コントロールレバー36がアンロック対応位置に位置する状態を示し、図5は、コントロールレバー36がロック対応位置に位置する状態を示す。
アクティブレバー25とコントロールレバー36とは、それぞれ係合部251,361を介して互いに係合している。そして、アクティブレバー25がアンロック対応位置に位置するとコントロールレバー36もアンロック対応位置に位置し、クティブレバー25がロック対応位置に位置するとコントロールレバー36もロック対応位置に位置する。また、コントロールレバー36がアンロック対応位置からロック対応位置に移動すると、アクティブレバー25もアンロック対応位置からロック対応位置に移動する。本実施形態では、アクティブレバー25の係合部251には、アクティブレバー25の回転中心の半径方向に延伸する溝(凹部)が適用される。一方、コントロールレバー36の係合部361には、突起が適用される。そして、コントロールレバー36の係合部361(突起)がアクティブレバー25の係合部251(溝)に入り込んでいる。このような構成の係合部351,361により、アクティブレバー25とコントロールレバー36とは連動して移動する。なお、アクティブレバー25の係合部251とコントロールレバー36の係合部361の具体的な構成は限定されない。要は、アクティブレバー25とコントロールレバー36とは、連動して移動するように係合していればよい。このコントロールレバー36は、アンロック対応位置であるときに、図示しないロック・アンロック検出スイッチのスイッチレバーを押圧し、ロック対応位置であるときに、ロック・アンロック検出スイッチのスイッチレバーを押圧しないように構成される。ロック・アンロック検出スイッチが、スイッチレバーが押圧されているときに、アクティブレバー25がアンロック対応位置にあることを検出し、スイッチレバーが押圧されていないときにアクティブレバー25がロック対応位置にあることを検出する。従って、コントロールレバー36は、アクティブレバー25がアンロック対応位置であるか(すなわちアンロック状態であるか)ロック対応位置であるか(すなわちロック状態であるか)を検出するために作動するレバーである。
さらに、コントロールレバー36は、後述するロック操作機構50のスライド部材51と係脱自在な被押圧部362を有している。コントロールレバー36の被押圧部362は、コントロールレバー36の回転中心(第六支持部216)と係合部361との間から後方に突出するアーム状の構成を有している。そして、被押圧部362の後端部は、車幅方向に平行に延伸するように曲げられている。
リリースレバー26は、第四支持部214を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、初期位置と作動位置とに回転移動可能である。図4と図5は、リリースレバー26が初期位置に位置する状態を示す。リリースレバー26の作動位置は、図4と図5中、初期位置から反時計回りの方向に回転移動した位置である。リリースレバー26は、回転部材23の第二係合部232に係脱自在に係合可能な第一係合部261と、リフトレバー43の第二係合部432に係脱自在に係合可能な第二係合部262を有している。
リリースレバー26は、回転部材23が後述する中立位置からリリース位置に回転移動することによって、初期位置から作動位置に移動するように構成される。リリースレバー26は、初期位置から作動位置に移動すると、リリースレバー26の第二係合部262がリフトレバー43の第二係合部432と係合してリフトレバー43の第二係合部432を押し、リフトレバー43を初期位置から作動位置へ移動させる。車両ドア12が閉止状態である場合にリフトレバー43が初期位置から作動位置へ移動すると、ラッチ機構40はラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わり、車両ドア12は閉止状態を解除可能な状態になる。
回転部材23は、第五支持部215を介してアクチュエータ部ボディ21に対して回転可能に支持されており、中立位置とアンロック対応位置とロック対応位置とリリース位置とに回転移動可能に構成されている。アンロック対応位置は回転部材23の回転移動可能な範囲の一方の端の位置である。リリース位置は回転部材23の回転移動可能な範囲の他方の端の位置である。中立位置とロック対応位置はそれぞれ回転部材23の回転移動可能な範囲の中間の位置である。なお、ロック対応位置は、中立位置よりもリリース位置に近い側に位置する。すなわち、回転部材23の各位置は、回転部材23の回転可能な範囲の一方の端から、アンロック対応位置、中立位置、ロック対応位置、リリース位置の順に並ぶ。図4と図5は、回転部材23が中立位置に位置する状態を示す。回転部材23のロック対応位置とリリース位置は、図4と図5中、中立位置から時計回りの方向に回転移動した位置である。なお、中立位置からリリース位置までの距離(回転角度)は、中立位置からロック対応位置までの距離よりも大きい。回転部材23のアンロック対応位置は、図4と図5中、初期位置から反時計回りの方向に回転移動した位置である。
そして、回転部材23は、電動モータ22の駆動力によって、中立位置からアンロック対応位置、ロック対応位置、リリース位置のそれぞれに移動するように構成される。例えば、回転部材23はウォームホイール(例えばヘリカルギア)を有する。そして、回転部材23のヘリカルギアは、電動モータ22の回転軸221に設けられているウォーム222と噛み合っている。
中立位置は、リリースレバー26が初期位置に位置することを許容する位置である。具体的には、中立位置は、回転部材23に設けられている第二係合部232が、初期位置に位置するリリースレバー26の第一係合部261に接触しない位置である。また、中立位置は、アンロック対応位置またはロック対応位置に位置するアクティブレバー25と接触しない位置である。回転部材23は、回転部材復帰バネ24によって中立位置に向けて常時付勢されており、電動モータ22が作動していない場合には、この回転部材復帰バネ24によって中立位置に保持される。
回転部材23は、電動モータ22の駆動力によって中立位置からアンロック対応位置へ回転移動することにより、ロック対応位置に位置するアクティブレバー25をアンロック対応位置の側に移動させるように構成される。さらに、回転部材23は、電動モータ22の駆動力によって中立位置からロック対応位置に回転移動することにより、アンロック対応位置に位置するアクティブレバー25をロック対応位置の側に移動させるように構成される。例えば、回転部材23には突起状の第一係合部231が設けられている。そして、アクティブレバー25がロック対応位置に位置する場合に回転部材23が中立位置からアンロック対応位置へ回転移動すると、この第一係合部231がアクティブレバー25に接触してアクティブレバー25を押し、これによりアクティブレバー25をロック対応位置からアンロック対応位置の側に移動させる。そして、アクティブレバー25は、ロック対応位置とアンロック対応位置との中間の所定の位置に移動すると、節度スプリング35の付勢力によってアンロック対応位置に移動する。同様に、アクティブレバー25がアンロック対応位置に位置する場合に回転部材23が中立位置からロック対応位置へ回転移動すると、この第一係合部231がアクティブレバー25に接触してアクティブレバー25を押し、これによりアクティブレバー25をアンロック対応位置からロック対応位置の側に移動させる。そして、アクティブレバー25は、アンロック対応位置とロック対応位置との中間の所定の位置に移動すると、節度スプリング35の付勢力によってロック対応位置に移動する。
さらに、回転部材23は、アクティブレバー25がロック対応位置に位置する場合に、電動モータ22の駆動力によって中立位置からリリース位置へ回転移動することにより、リリースレバー26を初期位置から作動位置へ移動させるように構成されている。例えば、回転部材23には第一係合部231とは反対側に突出する突起状の第二係合部232が設けられている。そして、アクティブレバー25がロック対応位置に位置する場合に回転部材23が中立位置からリリース位置へ回転移動すると、この第二係合部232がリリースレバー26の第一係合部261に接触してリリースレバー26の第一係合部261を押し、リリースレバー26を初期位置から作動位置に移動させる。
電動モータ22は、本発明の電気的駆動力源の例である。電動モータ22は、回転部材23を回転させる駆動力源であり、図略の車載バッテリーから供給される電力によって作動するように構成されている。なお、電動モータ22は、回転部材23を正逆両方向に回転駆動できればよく、具体的な構成は限定されない。
ここで、アウトサイドドアハンドル127とインサイドドアハンドル126がドア開操作された場合のドアロック装置20の動作について、図6と図7を参照して説明する。図6は、ドアロック装置20がアンロック状態(図4参照)である場合にインサイドドアハンドル126がドア開操作された状態を示す。図7は、ドアロック装置20がロック状態である場合(図5参照)である場合にインサイドドアハンドル126がドア開操作された状態を示す。
ドアロック装置20が図4に示すアンロック状態である場合に、インサイドドアハンドル126がドア開操作されると、インサイドドアハンドル126の動きがインサイドオープンレバー30とインサイドレバー29とを介してアウトサイドオープンレバー31に伝達され、図6に示すように、アウトサイドオープンレバー31が初期位置から作動位置へ移動する。一方、アウトサイドドアハンドル127がドア開操作されると、アウトサイドドアハンドル127の動きがアウトサイドオープンレバー31に伝達され、インサイドオープンレバー30とインサイドレバー29とは初期位置に保持されたままで、アウトサイドオープンレバー31は初期位置から作動位置へ移動する。そして、図6に示すように、オープンリンク27は、アウトサイドオープンレバー31ともに初期位置から作動位置へ移動する。
ドアロック装置20がアンロック状態である場合には、オープンリンク27は図4と図6に示すアンロック対応位置に位置している。このため、オープンリンク27がアウトサイドオープンレバー31とともに初期位置から作動位置へ移動すると、オープンリンク27の第一係合部271がリフトレバー43の第一係合部431に係合してリフトレバー43の第一係合部431を押し、リフトレバー43を初期位置から作動位置へ移動させる。そして、リフトレバー43の移動によってラッチ機構40のポール42が係合位置から非係合位置に移動し、ラッチ41はラッチ復帰バネによってアンラッチ位置に移動する。その結果、ラッチ機構40はラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わり、車両ドア12は閉止状態を解除可能な状態になる。
ドアロック装置20が図5に示すロック状態である場合に、インサイドドアハンドル126がドア開操作されると、図7に示すように、アウトサイドオープンレバー31が初期位置から作動位置へ移動する。一方、アウトサイドドアハンドル127がドア開操作されると、インサイドオープンレバー30とインサイドレバー29とは初期位置に保持されたままで、アウトサイドオープンレバー31は初期位置から作動位置へ移動する。そして、オープンリンク27は、アウトサイドオープンレバー31ともに初期位置から作動位置へ移動する。しかしながら、オープンリンク27がロック位置に位置しているため、オープンリンク27がアウトサイドオープンレバー31とともに初期位置から作動位置へ移動しても、オープンリンク27の第一係合部271はリフトレバー43の第一係合部431に係合しない。したがって、リフトレバー43は、オープンリンク27に押されることなく、初期位置に保持される。このため、ラッチ機構40はラッチ状態に保持されるため、車両ドア12は閉止状態を解除不能な状態に保持される。
このように、ドアロック装置20がアンロック状態である場合には、インサイドドアハンドル126またはアウトサイドドアハンドル127のドア開操作により、車両ドア12の閉止状態を解除できる。一方、ドアロック装置20がロック状態である場合には、インサイドドアハンドル126またはアウトサイドドアハンドル127がドア開操作されても、車両ドア12は閉止状態を保持可能な状態(閉止状態を解除不能な状態)に保持される。
そして、ドアロック装置20は、電動モータ22の駆動力によって、アンロック状態からロック状態への切り替えと、ロック状態からアンロック状態への切り替えができるように構成される。すなわち、ドアロック装置20が図5に示すロック状態である場合に、電動モータ22の駆動力によって回転部材23を中立位置からアンロック対応位置に回転移動させると、アクティブレバー25がロック対応位置からアンロック対応位置に移動し、ドアロック装置20は図4に示すアンロック状態に切り替わる。同様に、ドアロック装置20が図4に示すアンロック状態である場合に、電動モータ22の駆動力によって回転部材23を中立位置からロック対応位置に回転移動させると、アクティブレバー25がアンロック対応位置からロック対応位置に移動し、ドアロック装置20は図5に示すロック状態に切り替わる。
なお、アクティブレバー25とコントロールレバー36は連動しており、アクティブレバー25がアンロック対応位置に位置すると(すなわち、ドアロック装置20がアンロック状態であると)、コントロールレバー36はアンロック対応位置に位置し、アクティブレバー25がロック対応位置に位置すると(すなわち、ドアロック装置20がロック状態であると)、コントロールレバー36はロック対応位置に位置する。
図4と図5に示すように、コントロールレバー36のロック対応位置は、アンロック対応位置よりも、被押圧部362が前側に移動した位置である。換言すると、コントロールレバー36は、その被押圧部362が前側に移動するように回転することにより(振り子状に揺動することにより)、アンロック対応位置からロック対応位置に移動するように構成されている。
次に、使用者による手動操作によってコントロールレバー36をアンロック対応位置からロック対応位置に移動させるためのロック操作機構50について、図8〜図11を参照して説明する。図8は、ロック操作機構50の構成例を示す図であり、ドアロック装置20を後側から見た図である。図9は、図8のIX−IX線断面矢視図である。なお、図9においては、アンロック対応位置に位置するコントロールレバー36を実線で示し、ロック対応位置に位置するコントロールレバー36を二点鎖線で示す。図10は、ロック操作機構50が操作されておらず、スライド部材51が初期位置に位置する状態における図8のX−X線断面矢視図である。図11は、ロック操作機構50が操作されてスライド部材51がロック操作位置に位置する状態における図8のX−X線断面矢視図である。
これらの図に示すように、ロック操作機構50は、噛合部ボディ45に設けられている開口部451(換言すると、開口部451が設けられている噛合部ボディ45)と、噛合部ボディ45に取り付けられているスライド部材51を有する。噛合部ボディ45の開口部451は、ドアロック装置20の内部と外部を連通するように前後方向に貫通する貫通孔である。この開口部451は、車両ドア12が開位置に位置する場合にはアクセス可能であるが、車両ドア12が閉位置である場合にはアクセスできない位置に設けられている。本実施形態では、開口部451は、噛合部ボディ45に設けられているストライカ進入溝452の底部(底面)に相当する位置に設けられている。なお、ベースプレート44にもストライカ進入溝441が設けられている。ストライカ進入溝441,452は、車幅方向に長い溝であり、ストライカ101が挿抜可能に構成されている。そして、車両ドア12が閉止状態にある場合には、ストライカ101がストライカ進入溝441,452に入り込んでいる状態になる。開口部451がストライカ進入溝452の底部に設けられる構成であると、車両ドア12が閉止状態である場合には、ベースプレート44および噛合部ボディ45は車体10によって覆われるから、開口部451にアクセスできない。車両ドア12が開放状態であると、車両ドア12の後面が露出するからストライカ進入溝452の底部も露出する。このため開口部451にアクセス可能である。なお、開口部451の形状は特に限定されないが、例えば左右方向(車幅方向)に長い長孔が適用できる。
スライド部材51は、本発明の操作部材の例である。スライド部材51は、噛合部ボディ45に対してスライド式に往復移動可能に取り付けられている。例えば、スライド部材51の上面と下面には左右方向(車幅方向)に延伸する係合溝54が設けられており、この係合溝54に噛合部ボディ45の開口部451の内周縁部が入り込んでいる。このため、スライド部材51は、アクチュエータ部ボディ21に対して左右方向(ストライカ進入溝452の長尺方向)にスライド式に直線往復移動可能である。また、スライド部材51は、コントロールレバー36の被押圧部362の後ろ側に位置している。
スライド部材51は、噛合部ボディ45に対してスライド式に直線往復移動可能である。そして、スライド部材51は、噛合部ボディ45に対して相対的に移動することにより、初期位置とロック操作位置とに移動することができる。ロック操作機構50を使用しない場合には(すなわち、通常時には)、スライド部材51は初期位置に位置する状態に保持される。初期位置は、例えばスライド部材51の直線往復移動可能な範囲の一方の端の位置であり、ロック対応位置は、例えばスライド部材51の直線往復移動可能な範囲の他方の端の位置である。本実施形態では、初期位置は車内側の端の位置であり、ロック対応位置は車外側の端の位置である。ただし、初期位置とロック対応位置は、スライド式に移動可能な方向(本実施形態では左右方向)に互いに離れた位置であればよく、直線往復移動可能な範囲の端の位置に限定されない。
そして、スライド部材51は、初期位置に位置する場合には開口部451を閉塞するように構成される。例えば、「開口部451を閉塞する」とは、前面視または後面視において開口部451が見えない(開口部451が現れておらず、ドアロック装置20の内部が視認できない状態)をいうものとする。この「開口部451を閉塞する」状態には、前面視または後面視において、スライド部材51の外周面(後面視におけるスライド部材51の輪郭線)が、開口部451の内周面(後面視または前面視における開口部451の輪郭線)よりも、全周にわたって外側に位置する状態が適用できる。このような構成であれば、スライド部材51が初期位置に位置すると、開口部451を通じてドアロック装置20の外部から内部に異物(雨水、埃など)が侵入することが防止される。
なお、スライド部材51は、少なくとも一部が開口部451から噛合部ボディ45の外側に露出している。「開口部451から噛合部ボディ45の外側に露出している」とは、スライド部材51の少なくとも一部が開口部451の外側に位置している構成のほか、スライド部材51の少なくとも一部が開口部451よりも噛合部ボディ45の内部側に位置しているが開口部451を通じてアクセス可能な構成を含む。本実施形態では、スライド部材51の後面および後述する突起部55が、噛合部ボディ45の開口部451から露出している構成を示す。要は、スライド部材51は、ドアロック装置20の外部からアクセス(操作)できるように、少なくとも一部が開口部451から噛合部ボディ45の外側に露出していればよい。
スライド部材51の前側(ドアロック装置20の内部に位置する部分)には、コントロールレバー36の被押圧部362に係脱自在な押圧部52が設けられている。押圧部52は、前側に向かって突出する部分である。押圧部52の前端側には、上面視において、スライド部材51の直線往復移動可能な方向および前後方向(すなわち、コントロールレバー36が回転する場合における上面視でのコントロールレバー36の被押圧部362の移動方向)に対して傾斜し、斜め前方を向く押圧面53が設けられている。そして、この押圧部52は、スライド部材51が初期位置に位置する場合には、コントロールレバー36がアンロック対応位置に位置することを許容する位置(アンロック対応位置に位置するコントロールレバー36と干渉しない位置)に位置するように構成される。例えば、スライド部材51の押圧部52は、アンロック対応位置に位置するコントロールレバー36の係合部361に接触しない位置に位置する。
また、スライド部材51の後面(すなわち、噛合部ボディ45の外側に露出している部分)には、噛合部ボディ45の外側に向かって突出する突起部55が設けられている。なお、この突起部55の具体的な形状は特に限定されないが、自動車の鍵やねじ回しなどの工具を引っ掛けることができる構成であることが好ましい。スライド部材51にこのような突起部55が設けられると、スライド部材51の操作が容易になる。
そして、使用者の手動操作によってスライド部材51が初期位置からロック操作位置に移動すると、押圧部52の押圧面53がアンロック対応位置に位置するコントロールレバー36の被押圧部362を押す。前記のとおりで、押圧面53は斜め前方を向く面である。このため、スライド部材51が初期位置からロック操作位置に向かって移動し、押圧部52の押圧面53がスライド部材51の被押圧部362を押すと、コントロールレバー36の被押圧部362には、斜め前方に向かう力が掛かる。このため、コントロールレバー36の被押圧部362は、この力の前後方向分力によって前側に移動し、コントロールレバー36はアンロック対応位置からロック対応位置に移動する。そして、コントロールレバー36のアンロック対応位置からロック対応位置への移動に連動して、アクティブレバー25もアンロック対応位置からロック対応位置へ移動する。このため、ドアロック装置20はアンロック状態からロック状態に切り替わる。
なお、このような動作を実現するため、コントロールレバー36の被押圧部362は、コントロールレバー36がアンロック対応位置に位置する場合において、スライド部材51の押圧面53の移動軌跡の内側に位置する。さらに、コントロールレバー36の被押圧部362は、コントロールレバー36がロック対応位置に位置する場合には、スライド部材51の押圧面53の移動軌跡の外側でかつ前側に位置する。また、コントロールレバー36の被押圧部362は、スライド部材51が初期位置に位置する場合には、押圧面53よりもスライド部材51のロック操作位置の側に位置するように構成される。なお、本実施形態では、スライド部材51は、車幅方向外側から車幅方向内側に移動することによって初期位置からロック操作位置に移動するように構成されている。この場合、押圧面53は、上下方向視において車幅方向外側の端部が車幅方向内側の端部よりも前側に位置する傾斜面が適用される。
また、前記のとおり、コントロールレバー36はアクティブレバー25と連係しており、アクティブレバー25は節度スプリング35によってアンロック対応位置またはロック対応位置に向けて付勢されている。このため、スライド部材51によってコントロールレバー36をアンロック対応位置とロック対応位置の中間の所定の位置まで移動させると、その後は節度スプリング35の付勢力によってアクティブレバー25とともにロック対応位置に移動する。したがって、スライド部材51は、コントロールレバー36をロック対応位置まで移動させるように構成されていなくてもよく、アンロック対応位置とロック対応位置の中間の所定の位置(節度スプリング35の付勢力の向きがロック対応位置に向かうように変化する位置)まで移動させることができるように構成されていればよい。
また、図10と図11に示すように、コントロールレバー36の被押圧部362は後方に延出するアーム状の構成を有しており、その後端部は車幅方向に平行になるように曲げられている。このため、曲げられている部分(湾曲部363)の外周面は、所定の曲率半径を有する曲面になっている。そして、スライド部材51が初期位置からロック操作位置に移動した場合には、押圧面53がこの湾曲部363に接触するように構成されている。このため、スライド部材51が初期位置からロック操作位置に移動して被押圧部362を押す際に、スライド部材51の動きをスムーズにできる。すなわち、スライド部材51の押圧面53が被押圧部362の先端の角部に接触する構成であると、角部が押圧面53に引っかかるなどして、スライド部材51がスムーズに移動しなくなるおそれがある。これに対して、本実施形態によれば、押圧面53に湾曲部363が接触するから、押圧面53に被押圧部362が引っ掛かることが防止される。
このようなロック操作機構50によれば、電動モータ22を作動できない場合であっても、手動動作によってドアロック装置20をアンロック状態からロック状態に切り替えることができる。すなわち、車載バッテリーの充電量が減少して電動モータ22を作動させることができなくなると(すなわち、電源喪失時には)、電動モータ22の駆動力によるアンロック状態からロック状態への切り替えができなくなる。そして、車両ドア12はロックノブとキーシリンダを有していないため、これらを操作することによりドアロック装置20をアンロック状態からロック状態への切り替えることはできない。しかしながら、本実施形態では、ロック操作機構50のスライド部材51を手動操作によってスライドさせることによって、ドアロック装置20をアンロック状態からロック状態に切り替えることができる。
なお、スライド部材51は、バネなどの付勢部材によって、初期位置に向かって付勢されている構成であることが好ましい。このような構成であれば、ロック操作をした後に、スライド部材51は付勢部材の付勢力によって自動的に初期位置に戻る。また、このような構成であれば、慣性や振動などによってスライド部材51が初期位置からロック操作位置に移動することを防止できる。したがって、ロック操作しない場合には、常に開口部451が塞がれた状態に保持され、異物の侵入が防止される。なお、付勢部材の構成は特に限定されるものではない。付勢部材には、例えば、ねじりコイルばね、板バネなどの各種のバネが適用できる。
また、スライド部材51と噛合部ボディ45には、スライド部材を初期位置に位置決めするための位置決め機構を有していてもよい。例えば、スライド部材51と噛合部ボディ45の一方に突起が設けられ、他方に凹部が設けられる。そして、スライド部材51が初期位置に位置する場合には、この突起が凹部に入り込むように構成される。このような構成であれば、ロック操作をしない場合には、スライド部材51を初期位置に保持しておくことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、車載バッテリーの充電量の低下によって電動モータ22を作動させることができない場合には、スライド部材51を初期位置からロック対応位置に移動させることによって、ドアロック装置20をアンロック状態からロック状態に切り替えることができる。このため、車両ドア12がロックノブを有していなくとも、ドアロック装置20をアンロック状態からロック状態に確実に切り替えることができる。
スライド部材51はスライド式に移動可能に取り付けられている。このため、ロック解除操作をしない場合には常時開口部451を塞ぐことができ、異物の侵入を防止できる。さらに、スライド部材51は噛合部ボディ45に常時取り付けられており、操作の際に取り外す必要がないため、紛失のおそれが無い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において改変が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
20…ドアロック装置、22…電動モータ、25…アクティブレバー、26…リリースレバー、27…オープンリンク、30…インサイドオープンレバー、31…アウトサイドオープンレバー、36…コントロールレバー、40…ラッチ機構、43…リフトレバー、44…ベースプレート、50…ロック操作機構、51…スライド部材、52…押圧部、53…押圧面

Claims (6)

  1. 初期位置から作動位置に移動することにより、車両ドアを閉止状態に保持可能なラッチ状態と前記車両ドアの閉止状態を解除可能なアンラッチ状態とに切替可能に構成されているラッチ機構と、
    前記車両ドアに設けられているドアハンドルがドア開操作されると作動位置に移動するように構成されている第一レバー部材と、
    電気的駆動力源の駆動力によってアンロック対応位置とロック対応位置とに移動するように構成されている第二レバー部材と、
    前記第一レバー部材が前記作動位置に移動した場合に前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切替可能な状態となるアンロック位置と、前記第一レバー部材が前記作動位置に移動しても前記ラッチ機構を前記アンラッチ状態に切替不能なロック位置と、に移動可能であり、前記第二レバー部材が前記アンロック対応位置に位置すると前記アンロック位置に位置し、前記第二レバー部材が前記アンロック対応位置に位置すると前記ロック位置に位置するように構成されているリンク部材と、
    初期位置と操作位置とに移動可能であり、前記初期位置から前記操作位置に移動することによって前記第二レバー部材を前記アンロック対応位置から前記ロック対応位置に移動させるように構成されている操作部材と、
    を有し、
    前記操作部材は、前記ラッチ機構が組付けられており開口部を有する筐体に対して相対的に移動可能に前記筐体に取り付けられており、少なくとも一部が前記開口部から外部に露出しているとともに、前記初期位置に位置する場合には前記開口部を塞いでいる、
    車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置であって、
    アンロック対応位置とロック対応位置に移動可能であり、前記アンロック対応位置に位置すると前記第二レバー部材も前記アンロック対応位置に位置し、前記ロック対応位置に位置すると前記第二レバー部材も前記ロック対応位置に位置するように前記第二レバー部材と連係している第三レバー部材をさらに有し、
    前記操作部材は、前記初期位置から前記操作位置に移動することにより、前記第三レバー部材を押して前記第三レバー部材を前記アンロック対応位置から前記ロック対応位置に移動させるように構成されている、
    車両用ドアロック装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記第三レバー部材は前後方向に振り子状に揺動可能であり、前記第三レバー部材の前記ロック対応位置は前記第三レバー部材の前記アンロック対応位置よりも前側の位置であり、
    前記操作部材は、車幅方向に移動することにより前記初期位置と前記操作位置とに移動可能に構成されるとともに、前記車幅方向と前後方向に傾斜する傾斜面である押圧面を有しており、前記初期位置から前記操作位置に移動することにより、前記傾斜面が前記アンロック対応位置に位置する前記第三レバー部材を前記ロック対応位置の側である前側に向かって押すように構成されている、
    車両用ドアロック装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記操作部材には、前記筐体の外側に向かって突出する突起部が設けられている、
    車両用ドアロック装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記筐体は、車体に設けられており前記ラッチ機構が前記ラッチ状態であるときに前記ラッチ機構に噛み合うストライカが進入するストライカ進入溝が形成された噛合部ボディであり、
    前記開口部は、前記ストライカ進入溝の底部に形成されている、
    車両用ドアロック装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記操作部材を前記初期位置に向けて付勢する付勢部材を有している、
    車両用ドアロック装置。

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