JP2021115952A - 車両用リンフォースメント - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図ると共に、曲げ剛性及び曲げ強度を確保することができる車両用リンフォースメントを得る。【解決手段】ルーフリンフォースメント20は、中空梁状に形成されると共に車両幅方向の両端部が一対のルーフサイドレール14によって支持された本体部22を備えている。この本体部22は、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かうにつれて大きくされている。これにより、ルーフリンフォースメント20は、重量の増加を抑制しつつ応力の集中する中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を効率的に高めることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用リンフォースメントに関する。
特許文献1には、車体の天井部を補強するリンフォースメント(ルーフリンフォースメント)が開示されている。このリンフォースメントは、一定の板厚になるようにプレス成形された板状の金属材料によって構成されている。また、リンフォースメントは、ルーフサイドレール等の骨格部材の間に架け渡されるようにして、車両幅方向に延在している。
特開2018−043713号公報
ところで、車両用のリンフォースメントは、軽量化のために中空の柱状に形成する場合がある。その場合、リンフォースメントの車両幅方向端部に発生する曲げモーメントによって、車両幅方向中央部に応力が集中する。このため、リンフォースメントの中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を高めることが望ましい。
本発明は上記事実を考慮し、軽量化を図ると共に、曲げ剛性及び曲げ強度を確保することができる車両用リンフォースメントを得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントは、中空梁状に形成され、車両幅方向に沿って延在すると共に車両幅方向の両端部が車両の骨格部材によって支持され、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かうにつれて大きくされた本体部を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントは、中空梁状に形成された本体部を備えている。このため、板状に形成されたリンフォースメントと比較して板厚を抑制しつつ断面剛性を確保することができ、軽量化を図ることができる。ところで、車両用リンフォースメントの本体部は、車両幅方向に沿って延在し、車両幅方向の両端部が車両の骨格部材によって支持されている。すなわち、本体部は、車両の骨格部材の間を車両幅方向に架け渡されている。このため、本体部の車両幅方向の端部に曲げモーメントが発生し、中央部に応力が集中する。ここで、本体部は、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かうにつれて大きくなっている。これにより、本体部の重量増加を抑制しつつ、応力の集中する中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を効率的に高めることができる構成となっている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントにおいて、前記本体部の前記中央部には、略車両幅方向を板厚方向とし、前記本体部の内部を車両幅方向の一方側と他方側とに仕切る第1隔壁部が設けられている。
請求項2に記載の車両用リンフォースメントでは、本体部の車両幅方向の中央部に、第1隔壁部が設けられている。この第1隔壁部は、略車両幅方向を板厚方向として配置され、本体部の内部を車両幅方向の一方側と他方側とに仕切る構成とされている。これにより、本体部の中央部の曲げ剛性及び曲げ強度が第1隔壁によって高められ、応力の集中する部位を効率的に補強することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントにおいて、前記本体部の内部には、車両幅方向の一端部から他端部にかけて車両幅方向に沿って延在する少なくとも一つのリブが設けられている。
請求項3に記載の車両用リンフォースメントを構成する本体部の内部には、車両幅方向の一端部から他端部に亘って車両幅方向に沿って延在する少なくとの一つのリブが設けられている。これにより、本体部全体の曲げ剛性及び曲げ強度を高めることができる。
請求項4に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントにおいて、前記本体部の内部には、車両幅方向の一端部から他端部に亘って車両幅方向に沿って設けられ、前記本体部の内部を仕切る第2隔壁部が設けられている。
請求項4に記載の車両用リンフォースメントでは、車両幅方向の一端部から他端部に亘って車両幅方向に沿って設けられた第2隔壁部によって、本体部の内部が仕切られている。これにより、本体部全体の断面剛性を高めることができる。
請求項5に記載の車両用リンフォースメントにおいて、前記本体部は、車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさが略一定に形成されている。
請求項5に記載の車両用リンフォースメントにおいて、本体部は、車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさが略一定に形成されている。これにより、全体の形状が複雑化せず、設計が容易となる。
請求項6に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントにおいて、前記本体部は、非連続繊維を強化材として含む樹脂材により成形されている。
請求項6に記載の車両用リンフォースメントにおいて、本体部は、非連続繊維を強化材として含む樹脂材料により成形されている。このため、車両用リンフォースメントの本体部を、SMC成形によって一体に成形することが可能となる。このため、本体部の切断面の面積を車両幅方向の任意の位置に合わせて徐変させることが容易になる。これにより、本体部の中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を安定して高めることができると共に、車両用リンフォースメントを安価に生産することができる。
請求項7に記載の本発明に係る車両用リンフォースメントにおいて、前記車両の前記骨格部材は、車両前後方向に延在すると共に車両幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のルーフサイドレールとされ、前記本体部は、当該ルーフサイドレールによって車両幅方向の両端部が支持されて、車両のルーフを補強している。
請求項7に記載の車両用リンフォースメントにおいて、本体部は、一対のルーフサイドレールに車両幅方向の両端部が支持されている。これにより、車両用リンフォースメントを用いて車両のルーフを補強することができるため、ルーフの重量増加を抑制しつつ、ルーフを効率的に補強することができる。
以上説明したように、請求項1に係る車両用リンフォースメントは、軽量化を図ると共に、曲げ剛性及び曲げ強度を確保することができるという優れた効果を有する。
請求項2に係る車両用リンフォースメントは、車両幅方向の中央部を効率的に補強することができるという優れた効果を有する。
請求項3に係る車両用リンフォースメントは、全体の曲げ剛性及び曲げ強度を高めることができるという優れた効果を有する。
請求項4に係る車両用リンフォースメントは、全体の断面剛性を高めることができるという優れた効果を有する。
請求項5に係る車両用リンフォースメントは、簡単な形状にして設計を容易にすることができるという優れた効果を有する。
請求項6に係る車両用リンフォースメントは、中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を安定して高めることができることができると共に安価に生産することができるという優れた効果を有する。
請求項7に係る車両用リンフォースメントは、車両のルーフの重量増加を抑制しつつ、ルーフを効率的に補強することができる。することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用リンフォースメントが適用された車両を概略的に示す斜視図である。 図1に示される車両用リンフォースメントの車両幅方向の端部を拡大して示す部分斜視図である。 図1の3−3線に沿って切断した断面を示す車両用リンフォースメントの断面図である。 図2の4−4線に沿って切断した状態を示す車両用リンフォースメントの断面図である。 本実施形態に係る車両用リンフォースメントの製造方法を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る車両用リンフォースメントを示す図4に対応する断面図である。 第3実施形態に係る車両用リンフォースメントを示す図4に対応する断面図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図5を用いて、本実施形態に係る車両用リンフォースメントとしてのルーフリンフォースメント20について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは車両右側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の左右を示すものとする。
(全体構成)
図1に一部示されるように、ルーフリンフォースメント(以下、「ルーフR/F」と言う。)20は、車両10のルーフ12Aを補強する補強部材とされている。この車両10は、車両10の上部を構成するボデー12を有している。このボデー12の天井部を構成すするルーフ12Aには、骨格部材としての一対のルーフサイドレール14が配置されている。
一対のルーフサイドレール14は、ルーフ12Aの骨格部材の一部を構成しており、車両幅方向に所定の間隔を空けて配置されると共に車両前後方向に延在している。各ルーフサイドレール14は、鋼板製のルーフサイドアウタ14A及びルーフサイドインナ14B(図2参照)が互いに接合されて閉断面構造をなしており、全体として中空梁状に形状とされている。このルーフサイドレール14の中間部には、ボデー12の中央の骨格部材を構成するピラー16の上端部が結合されている。このピラー16は、鋼板製のピラーアウタ16A及びピラーインナ16B(図2参照)が互いに接合されて閉断面構造をなしており、略全体が車両上下方向に延在する中空柱状に形成されている。また、ピラー16の下端部は、ロッカ(符号省略)に接合されている。
(車両用リンフォースメント)
図1に示されるように、一対のルーフサイドレール14の中間部には、ルーフサイドレール14と共にルーフ12Aの骨格部材の一部を構成するルーフR/F20が接合されている。ルーフR/F20は、中空梁状に形成された本体部22を備えている。本体部22は、車両幅方向に延在し、左右一対のルーフサイドレール14に架け渡されている。これにより、本体部22の車両幅方向の両端部は、一対のルーフサイドレール14に支持されている。また、本実施形態の本体部22は、車両幅方向の中央部が車両上方側に凸をなすように緩やかに湾曲している。
図2に示されるように、本体部22の車両幅方向の端部は、鋼板製の接合部材18を介してルーフサイドレール14に接合されている。この接合部材18は、本体部22にボルト30を用いて固定されており、ルーフサイドレール14のルーフサイドインナ14Bとボルト又は溶接等によって固定されている。さらに、接合部材18には、ピラー16の上端部がボルト又は溶接等によって固定されている。これにより、接合部材18及びルーフサイドレール14を介してルーフR/F20とピラー16が結合されている。
図2及び図4に示されるように、本体部22は、車両前後方向に沿った断面が略矩形状の閉断面とされた中空梁状に形成されている。より具体的に説明すると、本体部22は、前壁部22Aと後壁部22Bと上壁部22Cと下壁部22Dと、によって構成されている。前壁部22Aは、本体部22の車両前方側の壁を構成している。後壁部22Bは、前壁部22Aと対向して配置され、本体部22車両後方側の壁を構成している。また、上壁部22Cは、本体部22の車両上方側の壁を構成しており、前壁部22Aと後壁部22Bの上端同士を車両前後方向に繋いでいる。また、下壁部22Dは、本体部22の車両下方側の壁を構成しており、前壁部22Aと後壁部22Bの下端同士を車両前後方向に繋いでいる。
図3には、本体部22を車両幅方向に沿って切断した断面が示されている。この図に示されるように、本体部22の上壁部22C及び下壁部22D板厚の板厚は、車両幅方向の端部から中央部にかけて厚くなるように徐変されている。従って、本体部22は、車両前後方向に沿った切断面の面積が、車両幅方向の端部から中央部にかけて大きくなるように設定されており、中央部の曲げ剛性及び曲げ強度が車両幅方向の端部と比較して高められている。
なお、本実施形態では、本体部22の車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさは全体として一定に形成されており、本体部22の一端部から他端部までが一定の太さになる構成とされている。
一方、本体部22の内部には、車両幅方向の中間部に第1隔壁24が設けられている。この第1隔壁24は、略車両幅方向を板厚方向として配置されており、第1隔壁24によって本体部22の内部が車両幅方向の一方側と他方側に仕切られている。この第1隔壁24により、本体部22の中央部の曲げ剛性及び曲げ強度が高められている。
上記構成のルーフR/F20は、樹脂材を用いて形成されており、上述した本体部22と第1隔壁24とが一体に成形されている。より具体的に説明すると、ルーフR/F20は、非連続繊維を強化材として含む繊維強化樹脂(FRP:Fiber Reinforced Plastics)を材料としている。本実施形態では、非連続繊維として炭素繊維やガラス繊維等を適用することができる。また、このルーフR/F20は、後述するSMC成形によって製造されている。
(車両用リンフォースメントの製造方法)
次に、図5を用いて上述したルーフR/F20をSMC(Sheet Molding Compound)成形によって製造する方法を説明する。SMC成形とは、シート状のSMC基材を成形型にチャージした後、加圧及び加熱することにより成形型の内部で流動させることにより任意の形状に成形する方法である。なお、SMC基材は、硬化剤、増粘剤、内部離型剤、充填剤等を混合したペースト状の樹脂を非連続繊維に含侵させ、所定の条件で加熱して増粘させたシート材とされている。
図5に示されるように、SMC成形に用いられる成形型100は、上下方向に重ねあわさる上型102と下型104を備えている。上型102と下型104が重ね合わされた状態では、上型102と下型104の内側に筒状の空間部が形成される。この空間部には、さらに、成形型100の両側から挿入可能な一対のマンドレル106が配置されている。各マンドレル106は略角柱状に形成されており、基端部から先端(成形型の中央側)に向かうにつれて先細りしている。
ルーフR/F20を製造する工程では、先ず、成形型100の内部にシート状のSMC基材(不図示)をチャージする。このSMC基材は、加圧及び加熱されることにより、密閉された成形型の内部で流動し、上型102及び下型104と、マンドレル106との間に充填される。この工程では、一対のマンドレル106の間に所定の間隔が設けられており、当該間隙にも流動するSMC基材の一部が充填される。その後、SMC基材の硬化が完了したら
一対のマンドレル106を成形型の内部から引き抜くと共に、上型102と下型104から成形後のSMC基材を取り出すことにより製造工程が完了する。このようにして、ルーフR/F20の本体部22は、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かって大きくなるように徐変された構成となる。また、一対のマンドレル106の間の間隙に流れ込んだSMC基材が、本体部22の内部に設けられた第1隔壁24を構成している。
(作用並びに効果)
以上説明した通り、本実施形態のルーフR/F20は、中空梁状に形成された本体部22を備えている。このため、板状に形成されたリンフォースメントと比較して板厚を抑制しつつ断面剛性を確保することができ、軽量化を図ることができる。
ところで、図1及び図2に示されるように、ルーフR/F20の本体部22は、車両幅方向に沿って延在し、車両幅方向の両端部が車両の一対のルーフサイドレール14によって支持されている。すなわち、ルーフR/F20は、一対のルーフサイドレール14の間を車両幅方向に架け渡されている。このため、本体部22の車両幅方向の端部に曲げモーメントが発生し、中央部に応力が集中する。
ここで、本体部22は、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かって大きくなっている。より具体的には、本体部22の上壁部22C及び下壁部22Dの板厚が、車両幅方向の端部から中央部に向かって大きくなるように徐変されている。これにより、本体部22の重量増加を抑制しつつ、応力の集中する中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を効率的に高めることができる。
また、本実施形態では、本体部22の内部には、車両幅方向の中央部に第1隔壁24が設けられている。この第1隔壁24は、略車両幅方向を板厚方向として配置されており、本体部を車両幅方向の一方側と他方側とに仕切る構成とされている。これにより、本体部22の中央部の曲げ剛性及び曲げ強度が第1隔壁24によって高められ、応力の集中する部位を効率的に補強することができる
また、本実施形態の本体部22では、車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさが略一定に形成されている。このため、全体の形状が複雑化せず、ルーフR/F20の設計が容易となる。
また、本実施形態のルーフR/F20は、非連続繊維を強化材として含む樹脂材料により成形されている。このため、ルーフR/F20の本体部を、SMC成形によって一体成形することが可能となる。このため、車両用リンフォースメントの切断面の面積を車両幅方向の任意の位置に合わせて徐変させることが容易になり、中央部の曲げ剛性及び曲げ強度を安定して高めると共に安価に生産することができる
また、本実施形態では、接合部材18及びルーフサイドレール14を介してルーフR/F20とピラー16が結合されている。これにより、ルーフR/F20がルーフサイドレール14とピラー16によって支持されるため、ルーフサイドレール14の支持剛性を高めることができる。
[第2実施形態]
以下、図6を用いて第2実施形態に係る車両用リンフォースメントとしてのルーフリンフォースメント40について説明する。この図に示されるように、本実施形態のルーフリンフォースメント40は、第2隔壁部42を備える点において第1実施形態に係るルーフR/F20と異なる。そのほかの構成は、第1実施形態のルーフR/F20と同一である。
第2隔壁部42は、ルーフリンフォースメント40を構成する本体部22に一体に成形されており、略車両前後方向を板厚方向として配置されている。この第2隔壁部42は、一定の板厚に形成され、本体部22の上壁部22Cと下壁部22Dとを連結している。また、第2隔壁部42は、本体部22の車両幅方向の一端部から他端部まで車両幅方向に沿って延在している。これにより、ルーフリンフォースメント40の内部は、第2隔壁部42によって車両前後に仕切られている。
(作用並びに効果)
上記構成によれば、車両幅方向の一端部から他端部に亘って車両幅方向に沿って設けられた第2隔壁部42によって、本体部22の内部が仕切られている。これにより、本体部22を車両前後方向に沿って切断した断面形状が格子形状となり、車両用リンフォースメント全体の断面剛性を高めることができる。
[第3実施形態]
以下、図7を用いて第3実施形態に係る車両用リンフォースメントとしてのルーフリンフォースメント50について説明する。この図に示されるように、本実施形態のルーフリンフォースメント50は、本体部22の内部に補強用のリブ52が設けられる点において第2実施形態に係るルーフリンフォースメント40と異なる。そのほかの構成は、第2実施形態のルーフリンフォースメント40と同一である。
リブ52は、ルーフリンフォースメント50を構成する本体部22の内部に一体に成形されている。本実施形態では、第2隔壁部42を隔てて車両前方側及び車両後方側のそれぞれにおいて、上壁部22Cと下壁部22Dに一つずつリブ52が設けられている。換言すると、第2隔壁部42を隔てて車両前方側及び車両後方側のそれぞれには、車両上下方向に対向して配置された一対のリブ52が二組設けられている。これらのリブ52は、略車両前後方向を板厚方向として配置され、車両上下方向を高さ方向として延在している。また、これらのリブ52は、本体部22の車両幅方向の一端部から他端部まで車両幅方向に沿って延在している。
(作用並びに効果)
上記構成によれば、本体部22の車両幅方向の全域の曲げ剛性及び曲げ強度を、リブ52によって高めることができる。
[補足説明]
上記各実施形態に係る構成は、適宜組み合わせることが可能である。
上記各実施形態では、ルーフリンフォースメント20、40、50の上壁部22C及び下壁部22Dの板厚を徐変させてルーフリンフォースメント20、40、50の車両前後方向に沿った切断面の面積を変化させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らない。本体部22を構成する前壁部22A、後壁部22B、上壁部22C、下壁部22Dの少なくとも1つの壁部の板厚を車両幅方向の端部から中央にかけて厚くなるように構成すればよい。
また、上記各実施形態では、ルーフサイドレール14の中間部に架け渡されたルーフリンフォースメント20、40、50について説明したが、本発明における車両用リンフォースメントは、これに限らない。例えば、ルーフサイドレール14の前端部又は後端部に架け渡されたルーフリンフォースメントとして構成してもよい。
また、上記各実施形態では、車両用リンフォースメントをルーフ12Aを補強するルーフリンフォースメント20、40、50として説明したが、本発明はこれに限らない。車両前部又は後部に配置される車両のフロントバンパ又はリアバンパを補強するバンパリンフォースメントとして車両用リンフォースメントを構成してもよい。この場合、本発明における車両の骨格部材は、車両前後方向に延在すると共に車両幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のサイドメンバとされる。そして、車両用リンフォースメントの両端部が、一対のサイドメンバの車両前後方向の端部に支持される構成となる。この場合においても、左右一対のサイドメンバ間に架け渡された車両用リンフォースメントの車両幅方向の中央部に応力が集中するため、当該中央部の板厚(断面の面積)を大きくすることにより車両用リンフォースメントを効率的に補強することができる。
また、上記各実施形態では、本体部22の車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさが略一定に形成される構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、本体部22の車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさを、車両幅方向の中央部から端部に向かうにつれて大きくなるように形成してもよい。
また、上記各実施形態では、ルーフリンフォースメント20、40、50が繊維強化樹脂材で構成されているが、本発明はこれに限らない。繊維状の強化材を含まない樹脂材で車両用リンフォースメントを形成してもよい。この場合も、金属製の車両用リンフォースメントと比較して軽量化と効率的な剛性及び強度の向上を実現することができる。
また、上記第2実施形態及び第3実施形態では、本体部22の内部に1つの第2隔壁部42が設けられているが、本発明はこれに限らない。本体部22の内部に設けられる第2隔壁部42が、2つ以上であってもよい。さらに、第2隔壁部42は、本体部22の前壁部22Aと後壁部22Bとを車両前後方向に連結する構成でもよい。
また、上記第3実施形態では、リブ52は、本体部22の上壁部22C及び下壁部22Dに一体に形成されている。しかし、本発明はこれに限らない。例えば、本体部22の前壁部22Aや後壁部22Bにリブ52が一体形成される構成でもよい。また、リブ52の数は適宜変更することができる。
10 車両
12A ルーフ
14 ルーフサイドレール(骨格部材)
20 ルーフリンフォースメント(車両用リンフォースメント)
22 本体部
24 第1隔壁部
40 ルーフリンフォースメント(車両用リンフォースメント)
42 第2隔壁部
50 ルーフリンフォースメント(車両用リンフォースメント)
52 リブ

Claims (7)

  1. 中空梁状に形成され、車両幅方向に沿って延在すると共に車両幅方向の両端部が車両の骨格部材によって支持され、車両前後方向に沿った切断面の面積が車両幅方向の端部から中央部に向かうにつれて大きくされた本体部を備える、
    車両用リンフォースメント。
  2. 前記本体部の前記中央部には、略車両幅方向を板厚方向とし、前記本体部の内部を車両幅方向の一方側と他方側とに仕切る第1隔壁部が設けられている、
    請求項1に記載の車両用リンフォースメント。
  3. 前記本体部の内部には、車両幅方向の一端部から他端部にかけて車両幅方向に沿って延在する少なくとも一つのリブが設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用リンフォースメント。
  4. 前記本体部の内部には、車両幅方向の一端部から他端部に亘って車両幅方向に沿って設けられ、前記本体部の内部を仕切る第2隔壁部が設けられている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用リンフォースメント。
  5. 前記本体部は、車両前後方向に沿った断面の外形及び大きさが略一定に形成されている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用リンフォースメント。
  6. 前記本体部は、非連続繊維を強化材として含む樹脂材により成形されている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用リンフォースメント。
  7. 前記車両の前記骨格部材は、車両前後方向に延在すると共に車両幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のルーフサイドレールとされ、
    前記本体部は、当該ルーフサイドレールによって車両幅方向の両端部が支持されて、車両のルーフを補強している、
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用リンフォースメント。
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