JP5979486B2 - 自動車用バンパービーム - Google Patents

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Description

本発明は、上下方向に重ね合わせた少なくとも二つ以上のU字状断面部を備えるFRP製の自動車用バンパービームに関する。
上下方向に所定間隔で重ね合わされた複数枚の水平板の前縁の一部および後縁の一部をそれぞれ前面板および後面板で覆うとともに、複数枚の水平板を上下方向に延びる複数枚の垂直板で格子状に接続したFRP製のバンパービームが、下記特許文献1により公知である。
特許第4850349号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、バンパービームの前面板および後面板が車幅方向にずれて配置されており、前面板の後方には後面板が設けられておらず、後面板の前方には前面板が設けられていないため、バンパービームが前方あるいは後方に開いた開断面となり、衝突荷重が入力したときにバンパービームが口開きするように変形してバンパービームエクステンションに衝突荷重を効率的に伝達できないという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、小型軽量で強度の高いFRP製のバンパービームを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、衝突荷重の入力により圧壊するFRP製の左右のバンパービームエクステンション間を接続するFRP製のバンパービームは、車幅方向に延びて衝突荷重の入力側に開口する少なくとも二つ以上のU字状断面部を上下方向に重ね合わせた少なくとも一つ以上の略W字状断面を有する本体部を備えていて、前記U字状断面部の上壁、下壁および底壁のうち、少なくとも上壁および下壁の内面を鉛直方向に延びる複数の縦リブで接続して構成され、前記バンパービームエクステンションは、上部部材及び下部部材の結合体として構成されていて、これら上部部材と下部部材との間で筒状に形成され前後方向に延びると共に車幅方向に並置された複数の閉断面部を備えており前記バンパービームエクステンションの車幅方向の幅は前後方向の幅よりも大きく、前後方向の幅は車幅方向内側から外側に向かって次第に狭くなることを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションの前後方向内端部を、フロントサイドフレームの前後方向外端部に固定されて車幅方向外側に延びる取付プレートに接続するとともに、前記取付プレートと前記フロントサイドフレームとを筋交い部材で接続したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションは前後方向に延びる補強リブを備えることを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記U字状断面部の上壁および下壁間の上下方向の間隔は、衝突荷重の入力側に向けて拡大することを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、連続繊維FRPの外層と不連続繊維FRPの内層とを積層して前記U字状断面部を構成し、前記縦リブを前記不連続繊維FRPの内層と一体に形成したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記連続繊維FRPは、相互に交差する方向に配置された第1連続繊維および第2連続繊維を含み、前記第1連続繊維を車幅方向に配置したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項6の構成に加えて、前記第2連続繊維を前後方向あるいは上下方向に配置したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記U字状断面部の上壁、下壁および底壁の内面を前記複数の縦リブで接続したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項9に記載された発明によれば、請求項1〜請求項8の何れか1項の構成に加えて、前記2個のU字状断面部を、その上部フランジおよび下部フランジを重ね合わせて接合することで前記略W字状の本体部を構成したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項10に記載された発明によれば、請求項1〜請求項9の何れか1項の構成に加えて、前記バンパービームを前記バンパービームエクステンションに締結するための締結カラーを前記U字状断面部の底壁にインサートしたことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項11に記載された発明によれば、請求項10の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションは前記バンパービームを支持する上下の前部締結フランジを備え、前記上下の前部締結フランジは前記バンパービームに向かって上下方向に拡開することを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項12に記載された発明によれば、請求項10または請求項11の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションは複数の前記閉断面部を備え、前記複数の閉断面部は車幅方向に並置されることを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項13に記載された発明によれば、請求項1〜請求項12の何れか1項の構成に加えて、前記2個のU字状断面部の開口部を塞ぐように前記本体部に結合された連結壁と、前記連結壁の衝突荷重の入力側の面に形成されて上下方向および車幅方向に延びる多数のリブとからなる初期荷重吸収部材を備えることを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
また請求項14に記載された発明によれば、請求項13の構成に加えて、前記本体部の上下縁と前記初期荷重吸収部材の上下縁とを結合したことを特徴とする自動車用バンパービームが提案される。
尚、実施の形態のフロントサイドフレーム前部14は本発明のフロントサイドフレームに対応し、実施の形態の第1閉断面部18a、第2閉断面部18bおよび第2閉断面部18cは本発明の閉断面部に対応し、実施の形態の縦リブ32bおよび横リブ32cは本発明のリブに対応し、実施の形態の第2補強リブ51i,52iは本発明の補強リブに対応する。
請求項1の構成によれば、衝突荷重の入力により圧壊する左右のバンパービームエクステンション間を接続するFRP製のバンパービームは、車幅方向に延びて衝突荷重の入力側に開口する少なくとも二つ以上のU字状断面部を上下方向に重ね合わせた少なくとも一つ以上の略W字状断面を有する本体部を備える。U字状断面部の上壁、下壁および底壁のうち、少なくとも上壁および下壁の内面を鉛直方向に延びる複数の縦リブで接続したので、衝突荷重がバンパービームの車幅方向中央部に入力したときにU字状断面部の上壁および下壁が口開きするのを縦リブで抑制することで、バンパービームは衝突荷重が作用する方向に曲げ変形して反力を発生しながら、衝突荷重をU字状断面部から左右一対のバンパービームエクステンションに効率的かつ集中的に伝達し、バンパービームエクステンションを先端側から順次圧壊してエネルギーを吸収することができる。しかも少なくとも二つ以上のU字状断面部を上下方向に重ね合わせたことで、バンパービームの衝突荷重の入力方向の寸法を最小限に抑えながらエネルギー吸収量を増加することができる。更に、バンパービームの上下方向の寸法を大きくして衝突物とのすれ違いを防止することができる。またFRP製のバンパービームエクステンションは、上部部材及び下部部材の結合体として構成されていて、これら上部部材と下部部材とで筒状に形成されて前後方向に延びると共に車幅方向に並置された複数の閉断面部を備えており前記バンパービームエクステンションの車幅方向の幅は前後方向の幅よりも大きく、前後方向の幅は車幅方向内側から外側に向かって次第に狭くなるので、バンパービームエクステンションの前後方向寸法を小型化して車体への搭載性を高めるとともに、バンパービームエクステンションの車幅方向寸法を充分に確保してナローオフセット衝突時のエネルギー吸収量を確保することができる。
また請求項2の構成によれば、バンパービームエクステンションの前後方向内端部を、フロントサイドフレームの前後方向外端部に固定されて車幅方向外側に延びる取付プレートに接続するとともに、取付プレートとフロントサイドフレームとを筋交い部材で接続したので、ナローオフセット衝突によりバンパービームエクステンションの車幅方向外端部に衝突荷重が入力した場合でも、その衝突荷重を取付プレートおよび筋交い部材を介してフロントサイドフレームに効率的に伝達することができる。
また請求項3の構成によれば、バンパービームエクステンションは前後方向に延びる補強リブを備えるので、衝突荷重に対するバンパービームエクステンションの強度を高めてエネルギー吸収量を増加させることができる。
また請求項4の構成によれば、U字状断面部の上壁および下壁間の上下方向の間隔は、衝突荷重の入力側に向けて拡大するので、略W字状の本体部の上下方向寸法を拡大して種々の大きさの衝突物や異なる高さから入力する衝突荷重を受け止めることができる。
また請求項5の構成によれば、連続繊維FRPの外層と不連続繊維FRPの内層とを積層して前記U字状断面部を構成し、縦リブを不連続繊維FRPの内層と一体に形成したので、強度の高い連続繊維FRPでU字状断面部の強度を確保するとともに、成形性の高い不連続繊維FRPで縦リブを連続繊維の配向性を乱したり連続繊維を破断したりせずに容易に成形することができる。これにより、U字状断面部の口開きを一層確実に抑制してバンパービームの曲げ強度を高めることができる。
また請求項6の構成によれば、連続繊維FRPは、相互に交差する方向に配置された第1連続繊維および第2連続繊維を含み、第1連続繊維を車幅方向に配置したので、バンパービームのU字状断面部に衝突荷重が入力したときに、U字状断面部の前後方向の曲げ変形に対する強度を第1連続繊維によって高めることができる。
また請求項7の構成によれば、第2連続繊維を前後方向あるいは上下方向に配置したので、バンパービームのU字状断面部に衝突荷重が入力したときに、U字状断面部が口開きするのを第2連続繊維によって抑制することができる。
また請求項8の構成によれば、U字状断面部の上壁、下壁および底壁の内面を複数の縦リブで接続したので、バンパービームを閉断面化したり、45°傾斜した連続繊維を追加したりする等のコストや重量の掛かる補強を施すことなく、U字状断面部の捩じれ変形に対する強度を高めることができる。
また請求項9の構成によれば、2個のU字状断面部を、その上部フランジおよび下部フランジを重ね合わせて接合することで略W字状の本体部を構成したので、その本体部を一体に成形する場合に比べて金型を小型化することができるだけでなく、U字状断面部の第1、第2連続繊維の配向方向の乱れを最小限に抑えて強度を確保することができる。
また請求項10の構成によれば、バンパービームをバンパービームエクステンションに締結するための締結カラーをU字状断面部の底壁にインサートしたので、衝突荷重をU字状断面部の中心で支持できるだけでなく、バンパービームエクステンションにバンパービームをその開口部側から容易かつ強固に固定することができる。
また請求項11の構成によれば、バンパービームエクステンションはバンパービームを支持する上下の前部締結フランジを備え、上下の前部締結フランジはバンパービームに向かって上下方向に拡開するので、バンパービームから入力する衝突荷重をバンパービームエクステンションの前後方向中心軸に効率的に伝達し、バンパービームエクステンションを確実に圧壊してエネルギー吸収効果を高めることができる。
また請求項12の構成によれば、バンパービームエクステンションは複数の閉断面部を備え、複数の閉断面部は車幅方向に並置されるので、ナローオフセット衝突時に衝突荷重を効率的に吸収可能であるだけでなく、エネルギー吸収量を確保しながらバンパービームエクステンションの前後方向寸法を小型化して車体への搭載性を高めることができる。
また請求項13の構成によれば、2個のU字状断面部の開口部を塞ぐように本体部に結合された連結壁と、連結壁の衝突荷重の入力側の面に形成されて上下方向および車幅方向に延びる多数のリブとからなる初期荷重吸収部材を設けたので、リブの圧壊により衝突初期荷重を効率的に吸収することができ、バンパーフェイスとバンパービームとの間の空間を利用して衝突初期の荷重を吸収することができる。
また請求項14の構成によれば、本体部の上下縁と初期荷重吸収部材の上下縁とを結合したので、衝突荷重で本体部のU字状断面部が口開きするのを防止してバンパービームの曲げ強度を更に高めることができる。
自動車の車体前部の斜視図。 図1の2方向矢視図。 バンパービームの斜視図。 図3の4−4線断面図。 図3の5−5線断面図。 U字状断面部の製造方法の説明図。 図2の7−7線断面図。 バンパービームエクステンションの分解斜視図。 バンパービームへの衝突荷重の入力時の作用説明図。
以下、図1〜図9に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。尚、衝突荷重の入力方向は前後方向であり、前面衝突時の衝突荷重の入力方向は前方である。
図1および図2に示すように、実施の形態のハイブリッド自動車はCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)でバスタブ状に一体成形したキャビン11を備えており、その前端から起立するダッシュパネル12の前面にアルミニウム合金でダイキャスト成形した左右一対のサスペンション支持部材13,13が固定される。サスペンション支持部材13,13は、図示せぬサスペンションダンパーの上端を支持するダンパーハウジング13a,13aと、ダンパーハウジング13a,13aの下部に接続されて前方に延びるフロントサイドフレーム後部13b,13bとを備えており、フロントサイドフレーム後部13b,13bの前端にアルミニウム押し出し材あるいは鋼板プレス材で構成された左右一対のフロントサイドフレーム前部14,14が接続される。ダッシュパネル12の左右上部から前方に延びる左右一対のCFRP製のアッパーメンバ15,15の前端に左右一対のCFRP製のサイドメンバ16,16が接続される。
フロントサイドフレーム前部14,14の前端に正面視で矩形枠状に形成された繊維強化樹脂(FRP)製のフロントバルクヘッド17が固定されており、そのフロントバルクヘッド17の左右上部にサイドメンバ16,16の前端が接続される。フロントバルクヘッド17の左右前面に左右一対の繊維強化樹脂(FRP)製のバンパービームエクステンション18,18が固定されており、そのバンパービームエクステンション18,18の前端に車幅方向に延びる繊維強化樹脂(FRP)製のバンパービーム19が固定される。バンパービーム19の前面はバンパーフェイス20で覆われる。フロントバルクヘッド17、バンパービーム19および左右一対のバンパービームエクステンション18,18に囲まれた位置に、正面視で矩形枠状に形成された繊維強化樹脂(FRP)製のシュラウド21が配置されており、シュラウド21の内部にエンジン冷却用ラジエータ22、空調用コンデンサ23およびバッテリ冷却用ラジエータ24よりなる三つの冷却系部品が前後方向に重ね合わされて支持される。
次に、図3〜図6に基づいてバンパービーム19の構造を説明する。
繊維強化樹脂製のバンパービーム19は、後側の本体部31と前側の初期荷重吸収部32…とを備える。本体部31は上壁33a、下壁33bおよび底壁33cを有して前方に向けて開放する一対のU字状断面部33,33を備えており、下側のU字状断面部33の上部フランジ33dと上側のU字状断面部33の下部フランジ33eとが前後方向に重ね合わされて一体に溶着され、略W字状断面を形成する。U字状断面部33の内部には、鉛直方向に延びて上壁33a、下壁33bおよび底壁33cを接続する複数の縦リブ33f…が、バンパービーム19の長手方向(左右方向または車幅方向)に所定距離だけ離間して形成される。上側のU字状断面部33の上部フランジ33dと、下側のU字状断面部33の下部フランジ33eとには、前方に向かって突出する複数のピン33g…が形成される。またU字状断面部33の底壁33cには、複数の締結カラー34…がインサートされる。
初期荷重吸収部32…はバンパービーム18の長手方向に3分割されており、各々が実質的に同じ構造を有している。各初期荷重吸収部32は、平坦な連結壁32aと、連結壁32aの前面に形成された複数の縦リブ32b…および複数の横リブ32c…とを備える。上下方向に延びる縦リブ32b…と左右方向に延びる横リブ32c…とは相互に格子状に交差する。連結壁32aの上縁および下縁には本体部31のピン33g…が嵌合可能なピン孔32d…が形成される。初期荷重吸収部32のピン孔32d…に本体部31のピン33g…を嵌合し、そのピン33g…を振動工具で溶融することで、本体部31に初期荷重吸収部32が結合される(図5参照)。
図6(B)に示すように、U字状断面部33は外表面の連続繊維および内表面の不連続繊維を積層して構成される。かかるU字状断面部33は、以下のようにして製造される。図6(A)に示すように、U字状断面部33をプレス成形する金型55は、U字状断面部33の外表面を成形する凹状のキャビティ56aを有する雌型56と、U字状断面部33の内表面を成形する凸状のコア57aを有する雄型57とからなり、コア57aには縦リブ33f…を成形する溝57b…が形成される。金型55を型開きした状態で、雌型56のキャビティ56aの上部に不連続繊維プリプレグ58と、連続繊維プリプレグ59とが予備加熱した状態で配置される。
プリプレグは、ガラス繊維(グラスファイバー)、カーボンファイバー、アラミドファイバー等の連続繊維や不連続繊維が使用可能であり、この連続繊維を織布やUD(連続繊維を一方向に引き揃えたシート)、あるいは不連続繊維のマットを補強材とし、それに半硬化の熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂やポリエステル樹脂等)、あるいは熱可塑性樹脂(ナイロン6やポリプロピレン等の)を含浸させたもので、金型の形状になじむ柔軟性を有している。熱硬化性樹脂の場合、複数枚のプリプレグを積層状態で金型内に挿入して圧力を加えながら例えば130°C程度に加熱すると、熱硬化性樹脂が硬化して繊維強化樹脂製品が得られる。熱可塑性樹脂の場合、予備加熱した複数枚のプリプレグを積層状態で金型内に挿入して加圧成形し、その後冷却すると繊維強化樹脂製品が得られる。
雌型56に対して雄型57を下降させると、不連続繊維プリプレグ58および連続繊維プリプレグ59が雌型56のキャビティ56aと雄型57のコア57aとによってプレスされ、U字状断面部33が成形される。このとき、不連続繊維プリプレグ58は容易に変形可能であるため、コア57aの溝57b…内に流入し、U字状断面部33の内表面の縦リブ32b…を同時に成形するとともに、U字状断面部33の内表面に沿って薄い膜状に積層される。図6(B)に示すように、金型55から取り出したU字状断面部33の外周の余剰部分を切断した後、図6(C)に示すように、下側のU字状断面部33の上部フランジ33dと上側のU字状断面部33の下部フランジ33eとを前後方向に重ね合わせて一体に溶着することで本体部31を完成する。
図3(3分割のうち左側の初期荷重吸収部材32を省略し、バンパービーム19を見せている)の円内に拡大して示すように、連続繊維プリプレグ59の連続繊維強化樹脂は、直交する二つの方向に配向した第1、第2連続繊維60…,61…を平織したもので補強される。また不連続属繊維プリプレグ58の不連続繊維強化樹脂は、不連続繊維62…がランダムに絡みあったもので補強される。
長い繊維の織布やUDを補強材として有する連続繊維強化樹脂は比較的に強度が高くなるが、織布やUDの変形量に限界があるために成形性は低くなり、細くて高いリブ等を成形するのが困難である。一方、ランダムに絡み合った短い繊維を補強材として有する不連続繊維強化樹脂は比較的に強度が低くなるが、繊維が容易に変形するために成形性は高くなり、細くて高いリブ等を成形するのが容易である。よって、連続繊維強化樹脂の内側に不連続繊維強化樹脂を積層してU字状断面部33を成形することで、U字状断面部33の強度および成形性を両立させることができる。
次に、図4、図7および図8に基づいてバンパービームエクステンション18の構造を説明する。
バンパービームエクステンション18は上部部材51および下部部材52結合体として構成されるが、上部部材51および下部部材52は略面対称な構造であるため、以下、上部部材51を代表として構造を説明する。
バンパービームエクステンション18の上部部材51は、波板状に屈曲しながら車幅方向に延びる本体部51aと、本体部51aの前縁から上方に折れ曲がる前部締結フランジ51bと、本体部51aの後縁から上方に折れ曲がる後部締結フランジ51cと、本体部51aの内面の車幅方向に離間した位置を前後方向に延びる4個の接合部51d〜51gとを備える。二つの接合部51d,51e間の内面には60°間隔で3方向に交差する第1補強リブ51h…(図8の第1補強リブ52hと同じ)が形成され、本体部51aの外表面には前後方向に延びて前部締結フランジ51bおよび後部締結フランジ51cを接続する6本の第2補強リブ51i…が形成される。
上記形状を有する上部部材51および下部部材52は、下部部材52のピン52k…を上部部材51のピン孔51m…に嵌合して接合部51d〜51g,52d〜52gどうしを相互に当接させた状態で、上部部材51側からピン52k…を振動工具で溶融することで一体に結合される(図7参照)。この状態で上部部材51および下部部材52の後部締結フランジ51c,52cは上下方向に直線状に整列するが、上部部材51および下部部材52の、前締結フランジ51b,52bは前端側が前方に倒れるように傾斜しながら拡開している(図4参照)。また前部締結フランジ51b,52bには各3個のナット63…がインサートされており、U字状断面部33,33の開口部側から締結カラー34…を貫通するボルト64…をナット63…に螺合することで、バンパービーム19がバンパービームエクステンション18に固定される。
上部部材51および下部部材52を結合したバンパービームエクステンション18は、車幅方向内側に位置して前後方向に延びる四角筒状の第1閉断面部18aと、その車幅方向外側に隣接する楕円筒状の第2閉断面部18bと、その車幅方向外側に隣接する楕円筒状の第3閉断面部18cとを備える。第2、第3閉断面部18b,18cの断面積は相互に等しく、かつ第1閉断面部18aの断面積よりも小さくなっている。またバンパービームエクステンション18の前後方向の幅は車幅方向内側から外側に向かって次第に狭くなっているため、前後方向の長さは第1閉断面部18aが最も長く、次いで第2閉断面部18bが長く、第3閉断面部18cが最も短くなっている(図2参照)。この第1閉断面部18aの後端は、左右一対のフロントサイドフレーム前部14,14の前端に接合される。
以上のように、バンパービームエクステンション18は、第1閉断面部18aの車幅方向外側に該第1閉断面部18aよりも断面積が小さい第2、第3閉断面部18b,18cを備えるので、左右一対のフロントサイドフレーム前部14,14の車幅方向外側に前方から衝突するナローオフセット前面衝突時に第2、第3閉断面部18b,18cにおいても衝撃吸収を行えるだけでなく、車幅方向に並置した第1〜第3閉断面部18a,18b,18cで衝撃吸収を行うことで、バンパービームエクステンション18の前後方向寸法を短縮しながらエネルギー吸収量を確保することができる。
また下部部材52に形成したピン52k…を上部部材51に形成したピン孔51m…嵌合した状態で、ピン52k…の先端を上部部材51側から溶融して上部部材51および下部部材52を結合するので、上部部材51および下部部材52を精度よく結合することができるだけでなく、前面衝突時に上部部材51および下部部材52が分離するのを防止してエネルギー吸収量を確保することができる。
しかもバンパービームエクステンション18の前後端に前部締結フランジ51b,52bおよび後部締結フランジ51c,52cをそれぞれ形成し、前部締結フランジ51b,52bおよび後部締結フランジ51c,52cを前後方向に延びる第2補強リブ51i…,52i…で接続したので、バンパービームエクステンション18をバンパービーム19およびフロントサイドフレーム前部14に強固に結合できるだけでなく、衝突荷重に対するバンパービームエクステンション18の強度を高めてエネルギー吸収量を増加させることができる。
またフロントサイドフレーム前部14の前端に金属板よりなる取付プレート81が溶接され、取付プレート81の車幅方向外端とフロントサイドフレーム前部14の車幅方向外面とに金属板よりなる筋交い部材82が斜めに溶接される(図2参照)。そしてバンパービームエクステンション18の後部締結フランジ51c,52c、フロントバルクヘッド17および取付プレート81を前から後に貫通する6本のボルト83…を、取付プレート81の後面に設けたウエルドナット84…に螺合することで、バンパービームエクステンション18およびフロントバルクヘッド17が取付プレート81に共締めされ、左右一対のフロントサイドフレーム前部14,14の前端に接合される(図4参照)。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
自動車が前面衝突すると、衝突荷重はバンパービーム19の長手方向中央から両端のバンパービームエクステンション18,18、フロントサイドフレーム前部14,14およびサスペンション支持部材13,13を介してキャビン11のダッシュパネル12に伝達されるが、その過程で主としてバンパービームエクステンション18,18が圧壊することで衝突エネルギーを吸収する。そのためには、バンパービーム1の本体部31は口開きしたり圧壊したりすることなく、その形状を維持したまま衝突荷重をバンパービームエクステンション18,18に伝達することが望ましい。
本実施の形態によれば、図6の金型55でU字状断面部33をプレス成形するとき、
図3に示すように、U字状断面部33の外表面は直交する二つの方向に配向した第1、第2連続繊維60…,61…で補強される。第1連続繊維60…の配向方向は車幅方向(つまりバンパービーム19の上壁33a、下壁33bおよび底壁33cの主応力方向)であり、第2連続繊維61…の配向方向は車幅方向に直交する方向(つまり底壁33cの上下方向と、上壁33aおよび下壁33bの前後方向)である。一方、U字状断面部33の内表面および縦リブ33f…は不連続繊維62…がランダムに絡みあったもので補強される。
このように単純なU字状断面を有するU字状断面部33の外表面を強度の高い平織した第1、第2連続繊維60…,61…で補強し、複雑な形状を有するために平織した連続繊維で補強することが困難な縦リブ33f…を成形の自由度が高い不連続繊維62…で補強することで、バンパービーム19の曲げ強度および連続繊維の成形性を両立させることができる。しかも不連続繊維プリプレグ58および連続繊維プリプレグ59を同一の金型55内に配置して1工程でバンパービーム19を成形するため、それらを別個に成形して接着や溶着で一体化する場合に比べて製造コストを削減することができる。
ところで、図9(A)に示すように、リブを持たない単純なコ字状断面のU字状断面部33が前面衝突して鎖線の状態に曲げ変形した場合、底壁33cに引張応力が作用し、上壁33aおよび下壁33bの前部に圧縮応力が作用する。従って、直交する第1、第2連続繊維60…,61…のうちの第1連続繊維60…を主応力方向(車幅方向)に配置することで、前面衝突時の曲げ変形に対するバンパービーム19の曲げ強度を高めることができる。
またU字状断面部33が前面衝突したときには、図9(B)に示すように、上壁33aおよび下壁33bは口開きするように変形するため、前記主応力方向に対して直交する方向にも引張応力および圧縮応力が作用するが、その方向に第2連続繊維61…を配置することで、U字状断面部33の口開きに対する強度を高めることができる。
従って、U字状断面部33が前面衝突した場合には、第1、第2連続繊維60…,61…を車幅方向およびそれに直交する方向に配置することで高い強度を得ることができる。しかしながら、図9(C)に示すように、上下方向にオフセットした衝突荷重が入力した場合にはU字状断面部33が捩じり変形し、第1、第2連続繊維60…,61…を直交する方向に配置して補強するだけでは捩じり変形に対する剛性を確保することは困難である。しかしながら本実施の形態によれば、U字状断面部33の上壁33a、下壁33bおよび底部33cを縦リブ33f…で接続することで、閉断面化したり、45°傾斜した連続繊維を追加したりする等のコスト・重量の嵩む補強を行うことなく、捩じり変形に対する剛性を充分に高めることができる。
しかも不連続繊維62…を樹脂と共に射出しようとするとノズルが目詰まりする虞があるが、不連続繊維プリプレグ58を金型55でプレス成形することで、充分な長さの不連続繊維62…を使用することを可能にしてU字状断面部33の強度を高めることができる。
また前方に向かって開放するU字状断面部33の開口部の全域を初期荷重吸収部32の連結壁32aで閉塞したので、U字状断面部33を完全に閉断面化して強度を高め、衝突荷重をバンパービームエクステンション18に効率的に伝達することができる。その際に、U字状断面部33の上壁33aおよび下壁33b間の上下方向の間隔は、前方に向けて拡大するので、U字状断面部33の上下方向寸法を拡大して大きさの異なる障害物や異なる高さから入力する衝突荷重を受け止めることができる。
また上下一対のU字状断面部33,33を、その上部フランジ33dおよび下部フランジ33eを重ね合わせて接合することでバンパービーム19の略W字状断面の本体部31を構成したので、上下一対のU字状断面部33,33を一体に成形する場合に比べて金型55を小型化することができるだけでなく、U字状断面部の第1、第2連続繊維60…,61…の配向方向の乱れを最小限に抑えて強度を確保することができる。
またバンパービーム19をバンパービームエクステンション18に締結するための締結カラー34…をU字状断面部33の底壁33cにインサートしたので、開口部側から締結することによりバンパービームエクステンション18にバンパービーム19を容易かつ強固に固定することができる。その際に、バンパービームエクステンション18はバンパービーム19を支持する前部締結フランジ51b,52bを備え、前部締結フランジ51b,52bはバンパービーム19に向かって上下方向に拡開するので(図4参照)、バンパービーム19から入力する衝突荷重をバンパービームエクステンション18の閉断面の中心軸に効率的に伝達し、バンパービームエクステンション18を確実に圧壊してエネルギー吸収効果を高めることができる。
またバンパービーム19の開口部を塞ぐ初期荷重吸収部材32は、連結壁32aと、連結壁32aの前後方向外面に形成された多数の縦リブ32b…および多数の横リブ32c…とを備えるので、縦リブ32b…および多数の横リブ32c…の圧壊により前面衝突時の衝突初期荷重を効率的に吸収することができる。
またバンパービームエクステンション18は筒状に形成されて前後方向に延びる第1〜第3閉断面部18a,18b,18cを備え、第1〜第3閉断面部18a,18b,18cは車幅方向に並置されるので、ナローオフセット衝突時に衝突荷重を効率的に吸収可能であるだけでなく、エネルギー吸収量を確保しながらバンパービームエクステンション18の前後方向寸法を小型化して車体への搭載性を高めることができる。
またフロントサイドフレーム前部14の前端に固定した取付プレート81の車幅方向外端とフロントサイドフレーム前部14の車幅方向外面とを筋交い部材82で接続し、取付プレート81にバンパービームエクステンション18の後部締結フランジ51c,52cを結合したので、ナローオフセット前面衝突によりバンパービームエクステンション18の車幅方向外端部に衝突荷重が入力した場合でも、その衝突荷重を取付プレート81および筋交い部材82を介してフロントサイドフレーム前部14に効率的に伝達することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、3個以上のU字状断面部33を上下方向に重ねて略W字状断面を有する本体部31を構成しても良く、これによりバンパービーム23の上下方向寸法を拡大して前面衝突の衝突荷重を確実に受け止めることができる。
またU字状断面部33のU字状断面とは、上壁33aおよび下壁33bと底壁33cとの交差部が角張ったコ字状断面を含むものとする。
また実施の形態では本体部31を構成する2個のU字状断面部33をそれぞれ別個に形成して一体に結合しているが、2個のU字状断面部33を一体に成形して本体部31を1工程で形成しても良い。
また実施の形態の初期荷重吸収部材32は製造を容易化するために三つの部材に分割されているが、その分割数は任意であり、一つの部材で構成することも可能である。
また実施の形態では初期荷重吸収部32が連結壁32a、縦リブ32bおよび横リブ32cを備えているが、縦リブ32bおよび横リブ32cは必ずしも必要ではない。
また実施の形態のバンパービーム19はフロントバンパービームであるが、本発明はリヤバンパービームに対しても適用することができる。その場合、衝突荷重の入力方向は後方である。
14 フロントサイドフレーム前部(フロントサイドフレーム)
18 バンパービームエクステンション
18a 第1閉断面部(閉断面部)
18b 第2閉断面部(閉断面部)
18c 第3閉断面部(閉断面部)
19 バンパービーム
31 本体部
32 初期荷重吸収部材
32a 連結壁
32b 縦リブ(リブ)
32c 横リブ(リブ)
33 U字状断面部
33a 上壁
33b 下壁
33c 底壁
33d 上部フランジ
33e 下部フランジ
33f 縦リブ
34 締結カラー
51 上部部材
52 下部部材
51b 前部締結フランジ
51i 第2補強リブ(補強リブ)
52b 前部締結フランジ
52i 第2補強リブ(補強リブ)
60 第1連続繊維
61 第2連続繊維
81 取付プレート
82 筋交い部材

Claims (14)

  1. 衝突荷重の入力により圧壊するFRP製の左右のバンパービームエクステンション(18)間を接続するFRP製のバンパービーム(19)は、車幅方向に延びて衝突荷重の入力側に開口する少なくとも二つ以上のU字状断面部(33)を上下方向に重ね合わせた少なくとも一つ以上の略W字状断面を有する本体部(31)を備えていて、前記U字状断面部(33)の上壁(33a)、下壁(33b)および底壁(33c)のうち、少なくとも上壁(33a)および下壁(33b)の内面を鉛直方向に延びる複数の縦リブ(33f)で接続して構成され、
    前記バンパービームエクステンション(18)は、上部部材(51)及び下部部材(52)の結合体として構成されていて、これら上部部材(51)と下部部材(52)とで筒状に形成されて前後方向に延びると共に車幅方向に並置された複数の閉断面部(18a,18b,18c)を備えており前記バンパービームエクステンション(18)の車幅方向の幅は前後方向の幅よりも大きく、前後方向の幅は車幅方向内側から外側に向かって次第に狭くなることを特徴とする自動車用バンパービーム。
  2. 前記バンパービームエクステンション(18)の前後方向内端部を、フロントサイドフレーム(14)の前後方向外端部に固定されて車幅方向外側に延びる取付プレート(81)に接続するとともに、前記取付プレート(81)と前記フロントサイドフレーム(14)とを筋交い部材(82)で接続したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車用バンパービーム。
  3. 前記バンパービームエクステンション(18)は前後方向に延びる補強リブ(51i,52i)を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車用バンパービーム。
  4. 前記U字状断面部(33)の上壁(33a)および下壁(33b)間の上下方向の間隔は、衝突荷重の入力側に向けて拡大することを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  5. 連続繊維FRPの外層と不連続繊維FRPの内層とを積層して前記U字状断面部(33)を構成し、前記縦リブ(33f)を前記不連続繊維FRPの内層と一体に形成したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  6. 前記連続繊維FRPは、相互に交差する方向に配置された第1連続繊維(60)および第2連続繊維(61)を含み、前記第1連続繊維(60)を車幅方向に配置したことを特徴とする、請求項5に記載の自動車用バンパービーム。
  7. 前記第2連続繊維(61)を前後方向あるいは上下方向に配置したことを特徴とする、請求項6に記載の自動車用バンパービーム。
  8. 前記U字状断面部(33)の上壁(33a)、下壁(33b)および底壁(33c)の内面を前記複数の縦リブ(33f)で接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  9. 前記2個のU字状断面部(33)を、その上部フランジ(33d)および下部フランジ(33e)を重ね合わせて接合することで前記W字状断面の本体部(31)を構成したことを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  10. 前記バンパービーム(19)を前記バンパービームエクステンション(18)に締結するための締結カラー(34)を前記U字状断面部(33)の底壁(33c)にインサートしたことを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  11. 前記バンパービームエクステンション(18)は前記バンパービーム(19)を支持する上下の前部締結フランジ(51b,52b)を備え、前記上下の前部締結フランジ(51b,52b)は前記バンパービーム(19)に向かって上下方向に拡開することを特徴とする、請求項10に記載の自動車用バンパービーム。
  12. 前記バンパービームエクステンション(18)は複数の前記閉断面部(18a,18b,18c)を備え、前記複数の閉断面部(18a,18b,18c)は車幅方向に並置されることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の自動車用バンパービーム。
  13. 前記2個のU字状断面部(33)の開口部を塞ぐように前記本体部(31)に結合された連結壁(32a)と、前記連結壁(32a)の衝突荷重の入力側の面に形成されて上下方向および車幅方向に延びる多数のリブ(32b,32c)とからなる初期荷重吸収部材(32)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項12の何れか1項に記載の自動車用バンパービーム。
  14. 前記本体部(31)の上下縁と前記初期荷重吸収部材(32)の上下縁とを結合したことを特徴とする、請求項13に記載の自動車用バンパービーム。
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