JP2021097011A - 車両用前照灯 - Google Patents

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忍 冨田
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Abstract

【課題】光軸調整機構を確保しつつ、リフレクタの反射面の精度を確保する。【解決手段】車両用前照灯100は、光源10と、光源10からの光を反射する反射面が設けられたリフレクタ20と、光源10及びリフレクタ20を支持する第1板状部31と、車両搭載状態における第1板状部31の後側端部が上下方向にL状に折り曲げられた第2板状部32とを有する放熱部材30と、放熱部材30の第2板状部32に設けられ、リフレクタ20によって反射される光の光軸AXの方向を調整する光軸調整機構40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
光源と、光源からの光を車両前方へ反射する反射面が設けられたリフレクタと、光源及びリフレクタを支持する放熱部材とを備える車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2012−119261号公報
特許文献1に記載の車両用前照灯では、光軸調整を行うための光軸調整機構がリフレクタに設けられる。この構成では、光軸調整機構を取り付ける脚部がリフレクタの反射面の裏側に設けられるため、リフレクタを成型する際、反射面のうち脚部に対応する部分に、いわゆるヒケと呼ばれる変形が生じ、リフレクタの反射面の精度を確保することが困難となる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光軸調整機構を確保しつつ、リフレクタの反射面の精度を確保することが可能な車両用前照灯を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用前照灯は、光源と、前記光源からの光を反射する反射面が設けられたリフレクタと、前記光源及び前記リフレクタを支持する第1板状部と、車両搭載状態における前記第1板状部の後側端部が上下方向にL状に折り曲げられた第2板状部とを有する放熱部材と、前記放熱部材の前記第2板状部に設けられ、前記リフレクタによって反射される前記光の光軸の方向を調整する光軸調整機構とを備える。
上記の車両用前照灯において、前記光軸調整機構は、前記放熱部材を球面に沿って揺動可能なピボット部と、前記放熱部材の車両搭載状態における上下方向についての移動を抑制しつつ、左右方向についての移動を許容する左右方向用ホルダと、前記放熱部材の車両搭載状態における左右方向についての移動を抑制しつつ、上下方向への移動を許容する上下方向用ホルダと、を有してもよい。
上記の車両用前照灯において、前記第2板状部は、矩形状であり、前記ピボット部は、前記第2板状部のうち前記第1板状部から離れた側の2つの角部の一方に配置され、前記左右方向用ホルダは、前記第2板状部のうち前記ピボット部が配置される前記角部に対して前記左右方向に隣り合う角部に配置され、前記上下方向用ホルダは、前記第2板状部のうち前記ピボット部が配置される前記角部に対して前記上下方向に隣り合う角部に配置されてもよい。
上記の車両用前照灯において、前記放熱部材は、前記第2板状部を貫通するスリットを有してもよい。
上記の車両用前照灯において、前記放熱部材は、前記第2板状部を補強するリブ部を有してもよい。
上記の車両用前照灯において、前記光源は、車両前方にロービームパターンを形成する第1光源と、車両前方にハイビームパターンを形成する第2光源とを有し、前記第1光源及び前記第2光源は、一部材として形成される前記放熱部材に支持されてもよい。
本発明によれば、光軸調整機構を確保しつつ、リフレクタの反射面の精度を確保することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す斜視図である。 図2は、車両用前照灯の一例を示す分解斜視図である。 図3は、車両用前照灯の一例を示す正面図である。 図4は、車両用前照灯の一例を示す側面図である。 図5は、車両用前照灯の一例を示す平面図である。
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明において、前後(前方、後方)、上下(上方、下方)、左右(左方、右方)の各方向は、車両用前照灯が車両に取り付けられた状態における方向であって、運転席に座った状態で正面を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯100の一例を示す斜視図である。図1は、車両用前照灯100を後方かつ左方から見た状態を示している。図2は、車両用前照灯100の一例を示す分解斜視図である。図2は、図1と同様の方向から見た場合の構成を示している。図3は、車両用前照灯100の一例を示す正面図である。図4は、車両用前照灯100の一例を示す側面図である。図4は、左方から見た状態を示している。図5は、車両用前照灯100の一例を示す平面図である。
図1から図5に示す車両用前照灯100は、車両のヘッドランプとして用いられる、いわゆるリフレクタ型の灯具である。車両用前照灯100は、例えば車両の左右の前部に取り付けられる。以下、車両の前部右側に搭載される車両用前照灯100を例に挙げて説明する。したがって、車両用前照灯100において、左右方向の右側が車両外側であり、左右方向の左側が車両内側である。なお、車両の前部左側に取り付けられる車両用前照灯については、車両用前照灯100に対して左右が対称の構成とすることができる。
図1から図5に示すように、車両用前照灯100は、光源10と、リフレクタ20と、放熱部材30と、光軸調整機構40とを備える。車両用前照灯100は、ヘッドランプの灯室に収容され、当該灯室の一部を構成するブラケット50(図4、図5参照)に保持される。
[光源]
光源10は、第1光源11及び第2光源12を有する。第1光源11及び第2光源12は、例えばLEDやOLED(有機EL)などの半導体型光源である。第1光源11及び第2光源12は、ランバーシアン分布を形成するように光を出射する発光面を有する。車両用前照灯100が車両に取り付けられた場合、発光面は例えば下方に向けられ、水平面に平行に配置される。
第1光源11及び第2光源12は、左右方向に間隔を空けて並んだ状態で基板13に取り付けられる。基板13は、放熱部材30に支持される。第1光源11及び第2光源12は、基板13を介して放熱部材30に支持される。基板13には、第1光源11及び第2光源12に電力及び電気信号等を供給するための配線、当該配線に接続するコネクタ等が設けられる。なお、第1光源11及び第2光源12の少なくとも一方は、放熱部材30に取り付けられてもよい。この場合、第1光源11及び第2光源12は、ワイヤーボンディング等により基板13に接続することができる。
基板13には、放熱部材30に固定する固定部材T(図2参照)を配置するための切り欠き部13aが設けられる。なお、切り欠き部13aに代えて、開口部が設けられてもよい。また、基板13には、リフレクタ20及び放熱部材30との間で位置決めするために用いられる開口部13bが設けられる。
[リフレクタ]
リフレクタ20は、光源10からの光を車両前方に向けて反射する。リフレクタ20は、光源10の下方に配置される。リフレクタ20は、例えば樹脂材料を用いて成型され、反射面を構成する部分に金属等による反射膜を形成することで製造される。リフレクタ20は、第1光源11からの光を車両前方に向けて反射する第1反射部21と、第2光源12からの光を車両前方に向けて反射する第2反射部22とを有する。第1反射部21及び第2反射部22は、それぞれ複数のセグメントに区画された反射面21a、22aを有する。
また、リフレクタ20は、ベース部23を有する。ベース部23は、例えば平板状であり、リフレクタ20の上部に配置される。ベース部23は、第1反射部21及び第2反射部22の両側に亘って設けられる。ベース部23は、ネジ等の固定部材Tにより、基板13を挟むように放熱部材30に固定される。ベース部23は、当該固定部材Tを配置するための固定部23aを有する。固定部23aは、例えば固定部材Tを締結するためのネジ山が形成される。固定部23aは、例えば左右方向について、第1光源11と第2光源12との略中間の位置に配置することができる。また、固定部23aは、例えば前後方向について、第1光源11及び第2光源12よりも前方に配置することができる。また、ベース部23には、基板13及び後述する放熱部材30の第1板状部31との間で位置決めするための突起部23bが設けられる。突起部23bは、基板13の開口部13bと、後述する放熱部材30の第1板状部31に設けられる開口部31bとを貫通するように設けられる。
ベース部23には、開口部24、25(図2参照)が設けられる。ベース部23が放熱部材30に固定された状態において、開口部24は、第1光源11を囲う位置に配置される。また、ベース部23が放熱部材30に固定された状態において、開口部25は、第2光源12を囲う位置に配置される。開口部24、25が設けられることにより、第1光源11及び第2光源12とベース部23とが干渉することなく、ベース部23を放熱部材30に固定することができる。
第1光源11及び第1反射部21により、光源ユニットU1(図3参照)が構成される。光源ユニットU1は、左右方向の一方側(例えば、車両内側:左側)に配置される。光源ユニットU1は、第1光源11から放射した光を第1反射部21の反射面21aにより車両前方に反射し、車両前方にロービームパターンを形成する。
また、第2光源12及び第2反射部22により、光源ユニットU2(図3参照)が構成される。光源ユニットU2は、左右方向の他方側(例えば、車両外側:右側)に配置される。光源ユニットU2は、第2光源12から放射した光を第2反射部22の反射面22aにより車両前方に反射し、例えば車両前方にハイビームパターンを形成する。
[放熱部材]
放熱部材30は、光源10及びリフレクタ20を支持すると共に、光源10で発生する熱を放出する。放熱部材30は、例えばアルミニウム等の非鉄金属を用いて板状に形成される。放熱部材30は、表面がメッキ等により塗装処理されている。放熱部材30は、非鉄金属の板状部材がL状(略90°)に折り曲げられた形状を有する。具体的には、放熱部材30は、第1板状部31と、第2板状部32と、屈曲部33とを有する。
第1板状部31は、車両搭載状態において上部に位置し、水平面に沿って配置される。第1板状部31は、光源10及びリフレクタ20を支持する。本実施形態において、第1板状部31は、固定部材Tにより光源10及びリフレクタ20を固定する。第1板状部31は、開口部31a及び開口部31bを有する。開口部31aは、当該固定部材Tが挿入される。開口部31bは、リフレクタ20のベース部23に設けられる突起部23bが挿入される。
第2板状部32は、車両搭載状態において後部に位置し、水平面に略垂直な状態で配置される。第2板状部32は、後方から見て矩形状であり、光源10及びリフレクタ20の後方を覆っている。第2板状部32は、スリット34と、左右方向リブ35と、上下方向リブ36と、切り欠き部37、38、39とを有する。
スリット34は、第2板状部32を前後方向に貫通し、上下方向に延びた形状を有する。スリット34は、左右方向に複数配置される。スリット34が設けられることにより、第2板状部32の表面積を確保することができる。このため、第2板状部32における放熱特性が高められる。
左右方向リブ35は、第2板状部32の下辺に沿って配置され、左右方向に延びた形状を有する。上下方向リブ36は、第2板状部32の左辺に沿って配置され、上下方向に延びた形状を有する。左右方向リブ35及び上下方向リブ36は、スリット34及び切り欠き部37、38、39が形成される第2板状部32を補強する。左右方向リブ35及び上下方向リブ36が設けられることにより、第2板状部32の剛性が高められ、外力に対する変形等が抑制される。
切り欠き部37は、第2板状部32の左辺の下部から右方向に向けて帯状に形成される。切り欠き部38は、第2板状部32の右辺の下部から左方向に向けて帯状に形成される。切り欠き部37及び切り欠き部38は、上下方向において略同一の位置に配置される。切り欠き部37と切り欠き部38とは、例えば左右方向リブ35に対して左右方向の両側に配置される。換言すると、左右方向リブ35は、左右方向について、切り欠き部37と切り欠き部38との間に配置される。
切り欠き部39は、第2板状部32の左辺の上部から右方向に向けて帯状に形成される。切り欠き部39は、左右方向の寸法が切り欠き部37と略同一となっている。切り欠き部37と切り欠き部39とは、例えば上下方向リブ36に対して上下方向の両側に配置される。換言すると、上下方向リブ36は、上下方向について、切り欠き部37と切り欠き部39との間に配置される。
[ブラケット]
ブラケット50は、第2板状部32に沿うように当該第2板状部32の後方に配置される。ブラケット50は、第1支持部51と、第2支持部52と、第3支持部53とを有する。第1支持部51は、ネジ部51aと、球状部51bと、ナット部51cとを有する。第1支持部51は、ブラケット50から第2板状部32側に突出して配置される。
ネジ部51aは、ブラケット50に挿通される。ネジ部51aは、第2板状部32側(前方)に突出する突出部分の外周面にネジ山が形成される。球状部51bは、ネジ部51aの前方端部に配置される。球状部51bは、表面が球面状に形成される。
ナット部51cは、ブラケット50と一体で設けられ、ネジ部51aの当該ネジ山との間でネジ接合される。ナット部51cは、ネジ部51aの軸回りに回転可能である。ナット部51cを回転させることにより、ナット部51c及びブラケット50に対してネジ部51aが相対的に前後方向に移動する。これにより、ネジ部51aの突出部分の長さを調整可能である。
第2支持部52は、基部52aと、先端部52bとを有する。基部52aは、ブラケット50から第2板状部32側に突出して配置される。先端部52bは、基部52aの前方の端部に配置される。先端部52bは、例えば板状であり、左右方向に延びた形状を有する。なお、先端部52bの形状は、板状に限定されず、例えば球形状等の他の形状であってもよい。
第3支持部53は、基部53aと、先端部53bとを有する。基部53aは、ブラケット50から第2板状部32側に突出して配置される。先端部53bは、基部53aの前方の端部に配置される。先端部53bは、例えば板状であり、上下方向に延びた形状を有する。なお、先端部53bの形状は、板状に限定されず、例えば球形状等の他の形状であってもよい。
[光軸調整機構]
光軸調整機構40は、リフレクタ20によって反射される光の光軸AX(図4参照)の方向を調整する。光軸調整機構40は、放熱部材30の第2板状部32に取り付けられる。つまり、光軸調整機構40は、L状に折り曲げられた放熱部材30において、光源10及びリフレクタ20が支持される第1板状部31とは異なる部分に取り付けられる。光軸調整機構40は、ピボット部41と、左右方向用ホルダ42と、上下方向用ホルダ43とを有する。
ピボット部41は、第2板状部32の切り欠き部37に取り付けられる。このため、ピボット部41は、第2板状部32のうち第1板状部31から離れた側の2つの角部の一方(左側)に配置される。ピボット部41は、放熱部材30を球面に沿って揺動可能とする。ピボット部41は、基部41aと、揺動受部41bとを有する。基部41aは、切り欠き部37に沿ってスライドすることで第2板状部32に装着可能である。基部41aは、切り欠き部37の突き当たり部分において第2板状部32に固定される。
揺動受部41bは、基部41aに保持され、ブラケット50側の第1支持部51が装着される。揺動受部41bは、球状部51bとの間で球面に沿って相対的に揺動可能である。揺動受部41bに球状部51bが装着されることにより、揺動受部41bと球状部51bとが前後方向について係止される。この状態において、揺動受部41b及び球状部51bは、球状部51bの表面に形成される球面に沿って相対的に揺動可能となる。
左右方向用ホルダ42は、第2板状部32の切り欠き部38に取り付けられる。左右方向用ホルダ42は、第2板状部32のうちピボット部41が配置される角部に対して左右方向に隣り合う角部に配置される。左右方向用ホルダ42は、放熱部材30の上下方向についての移動を抑制しつつ、左右方向についての移動を許容する(図5参照)。左右方向用ホルダ42は、基部42aと、ホルダ本体42bとを有する。基部42aは、切り欠き部38に沿ってスライドすることで第2板状部32に装着可能である。基部42aは、切り欠き部38の突き当たり部分において第2板状部32に固定される。
ホルダ本体42bは、基部42aに保持され、ブラケット50側の第2支持部52を支持する。ホルダ本体42bは、左右方向に延びており、上辺及び下辺がブラケット50側に突出した形状である。ホルダ本体42bは、当該突出部分により、第2支持部52の先端部52bの上辺及び下辺を支持する。また、ホルダ本体42bの当該突出部分には、第2支持部52の先端部52bを支持した状態で前後方向への移動を抑制する爪部が設けられる。ホルダ本体42bは、先端部52bとの間で左右方向に相対的に移動可能である。この結果、左右方向用ホルダ42は、第2支持部52により上下方向への移動が抑制され、左右方向への移動が許容される。
上下方向用ホルダ43は、第2板状部32の切り欠き部39に取り付けられる。上下方向用ホルダ43は、第2板状部32のうちピボット部41が配置される角部に対して上下方向に隣り合う角部に配置される。上下方向用ホルダ43は、放熱部材30の左右方向についての移動を抑制しつつ、放熱部材30の上下方向についての移動を許容する(図4参照)。上下方向用ホルダ43は、基部43aと、ホルダ本体43bとを有する。基部43aは、切り欠き部39に沿ってスライドすることで第2板状部32に装着可能である。基部43aは、切り欠き部39の突き当たり部分において第2板状部32に固定される。
ホルダ本体43bは、基部43aに保持され、ブラケット50側の第2支持部52を支持する。ホルダ本体43bは、上下方向に延びており、左辺及び右辺がブラケット50側に突出した形状である。ホルダ本体43bは、当該突出部分により、第3支持部53の先端部53bの左辺及び右辺を支持する。また、ホルダ本体43bの当該突出部分には、第3支持部53の先端部53bを支持した状態で前後方向への移動を抑制する爪部が設けられる。ホルダ本体43bは、先端部53bとの間で左右方向に相対的に移動可能である。この結果、上下方向用ホルダ43は、第3支持部53により左右方向への移動が抑制され、上下方向への移動が許容される。
[動作]
上記の光軸調整機構40は、ナット部51cを回転させてネジ部51aの突出部分の長さを調整し、球状部51bの前後方向の位置を調整することにより、揺動受部41bの前後方向の位置を調整することができる。揺動受部41bの前後方向の位置を調整することにより、第2板状部32における揺動受部41bの取り付け部分が前後方向に移動する。
このとき、揺動受部41bが球状部51bの球面に沿って揺動する。これにより、揺動受部41bの前後方向の位置の調整量に応じて、放熱部材30の姿勢が調整される。放熱部材30の姿勢を調整することにより、当該放熱部材30と一体で固定されるリフレクタ20の姿勢を調整することができ、リフレクタ20で反射される光の光軸の方向を調整することができる。本実施形態では、一部材として形成される放熱部材30に第1光源11及び第2光源12が支持される。このため、ナット部51cの調整により、ロービームパターン及びハイビームパターンを形成する光の光軸が同時に調整される。
以上のように、本実施形態に係る車両用前照灯100は、光源10と、光源10からの光を反射する反射面が設けられたリフレクタ20と、光源10及びリフレクタ20を支持する第1板状部31と、車両搭載状態における第1板状部31の後側端部が上下方向にL状に折り曲げられた第2板状部32とを有する放熱部材30と、放熱部材30の第2板状部32に設けられ、リフレクタ20によって反射される光の光軸AXの方向を調整する光軸調整機構40とを備える。
この構成によれば、光軸調整機構40が放熱部材30に設けられるため、光軸調整機構40を取り付ける脚部をリフレクタ20に設ける必要が無い。このため、リフレクタ20を成型する際、反射面21a、22aの精度を確保することができる。また、リフレクタ20よりも剛性の高い放熱部材30に光軸調整機構40を設けることにより、車両用前照灯100を安定して保持し、高精度に光軸を調整することができる。
上記の車両用前照灯100において、光軸調整機構40は、放熱部材30を球面に沿って揺動可能なピボット部41と、放熱部材30の車両搭載状態における上下方向についての移動を抑制しつつ、左右方向についての移動を許容する左右方向用ホルダ42と、放熱部材30の車両搭載状態における左右方向についての移動を抑制しつつ、上下方向への移動を許容する上下方向用ホルダ43と、を有する。この構成では、必要最小限の構成で確実に光軸を調整することができるため、部品点数の削減及び車両用前照灯100の小型化及び軽量化を図ることができる。
上記の車両用前照灯100において、第2板状部32は、矩形状であり、ピボット部41は、第2板状部32のうち第1板状部31から離れた側の2つの角部の一方に配置され、左右方向用ホルダ42は、第2板状部32のうちピボット部41が配置される角部に対して左右方向に隣り合う角部に配置され、上下方向用ホルダ43は、第2板状部32のうちピボット部41が配置される角部に対して上下方向に隣り合う角部に配置される。この構成では、第2板状部32の4つの角部のうち、ピボット部41が配置される角部の両側の角部に左右方向用ホルダ42及び上下方向用ホルダ43がそれぞれ設けられる。このため、放熱部材30の姿勢を高精度に調整可能となる。
上記の車両用前照灯100において、放熱部材30は、第2板状部32を貫通するスリット34を有する。この構成では、第2板状部32において空気の滞留を抑制することができるため、放熱効率を高めることができる。
上記の車両用前照灯100において、放熱部材30は、第2板状部32を補強する左右方向リブ35及び上下方向リブ36の少なくとも一方を有する。この構成では、左右方向リブ35及び上下方向リブ36により第2板状部32を補強することで、第2板状部32の剛性を高めることができる。
上記の車両用前照灯100において、光源10は、車両前方にロービームパターンを形成する第1光源11と、車両前方にハイビームパターンを形成する第2光源12とを有し、第1光源11及び第2光源12は、一部材として形成される放熱部材30に支持される。この構成では、放熱部材30の姿勢を調整することで、ロービームパターン及びハイビームパターンを形成する光の光軸AXを同時に調整することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、第1光源11及び第2光源12が一部材として形成される放熱部材30に支持された構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第1光源11及び第2光源12は、別部材として形成される放熱部材に別個に支持された構成であってもよい。この場合、リフレクタについても、第1光源11及び第2光源12のそれぞれについて別個に設けることができる。
また、上記実施形態において、車両用前照灯100がいわゆるリフレクタ型の灯具である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、光源、リフレクタ及びレンズを有する、いわゆるプロジェクタ型の車両用前照灯においても、本発明の適用が可能である。
AX…光軸、T…固定部材、U1,U2…光源ユニット、10…光源、11…第1光源、12…第2光源、13…基板、13a,37,38,39…切り欠き部、13b,24,25,31a,31b…開口部、20…リフレクタ、21…第1反射部、21a,22a…反射面、22…第2反射部、23…ベース部、23a…固定部、23b…突起部、30…放熱部材、31…第1板状部、32…第2板状部、33…屈曲部、34…スリット、35…左右方向リブ、36…上下方向リブ、40…光軸調整機構、41…ピボット部、41a,42a,43a,52a,53a…基部、41b…揺動受部、42…左右方向用ホルダ、42b,43b…ホルダ本体、43…上下方向用ホルダ、50…ブラケット、51…第1支持部、51a…ネジ部、51b…球状部、51c…ナット部、52…第2支持部、52b,53b…先端部、53…第3支持部、100…車両用前照灯

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を反射する反射面が設けられたリフレクタと、
    前記光源及び前記リフレクタを支持する第1板状部と、車両搭載状態における前記第1板状部の後側端部が上下方向にL状に折り曲げられた第2板状部とを有する放熱部材と、
    前記放熱部材の前記第2板状部に設けられ、前記リフレクタによって反射される前記光の光軸の方向を調整する光軸調整機構と
    を備える車両用前照灯。
  2. 前記光軸調整機構は、
    前記放熱部材を球面に沿って揺動可能なピボット部と、
    前記放熱部材の車両搭載状態における上下方向についての移動を抑制しつつ、左右方向についての移動を許容する左右方向用ホルダと、
    前記放熱部材の車両搭載状態における左右方向についての移動を抑制しつつ、上下方向への移動を許容する上下方向用ホルダと、を有する
    請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第2板状部は、矩形状であり、
    前記ピボット部は、前記第2板状部のうち前記第1板状部から離れた側の2つの角部の一方に配置され、
    前記左右方向用ホルダは、前記第2板状部のうち前記ピボット部が配置される前記角部に対して前記左右方向に隣り合う角部に配置され、
    前記上下方向用ホルダは、前記第2板状部のうち前記ピボット部が配置される前記角部に対して前記上下方向に隣り合う角部に配置される
    請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記放熱部材は、前記第2板状部を貫通するスリットを有する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  5. 前記放熱部材は、前記第2板状部を補強するリブ部を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  6. 前記光源は、車両前方にロービームパターンを形成する第1光源と、車両前方にハイビームパターンを形成する第2光源とを有し、
    前記第1光源及び前記第2光源は、一部材として形成される前記放熱部材に支持される
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
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JP2017059316A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 株式会社小糸製作所 車輌用灯具

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