JP2021079015A - 開具及び逆開スライドファスナー - Google Patents

開具及び逆開スライドファスナー Download PDF

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    • A44B19/38Means at the end of stringer by which the slider can be freed from one stringer, e.g. stringers can be completely separated from each other
    • A44B19/382"Two-way" or "double-acting" separable slide fasteners

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Abstract

【課題】 使用者が蝶棒を容易且つ迅速的確にスライダーに挿入することが可能な開具及び逆開スライドファスナーを提供する。【解決手段】スライドファスナーチェーン2と、箱棒20及び蝶棒30を有する開具10と、エレメント5L,5Rに沿って摺動し、左右のエレメント5L,5Rを噛合及び分離させる第1スライダー7及び第2スライダー8と、を備える逆開スライドファスナー1において、蝶棒30は、第1スライダー7の第1上翼板71と第1下翼板72の間及び第2スライダー8の第2上翼板81と第2下翼板82の間へ、第1左フランジ74及び第2左フランジ84若しくは第1右フランジ75及び第2右フランジ85を横切って挿入可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、一対のファスナーストリンガーのうち、一方に設けられる蝶棒と、蝶棒が抜き差し可能な他方に設けられる箱棒と、を備える開具及び逆開スライドファスナーに関する。
従来、機能性を重視して衣類等の一対のファスナーストリンガーを2つのスライダーで上下両端から分離することができる逆開スライドファスナーが開示されている(特許文献1)。
国際公開2011/030448号
しかしながら、特許文献1に記載された逆開スライドファスナーに用いられる開具は、蝶棒をスライダーに挿入する際に、前後に並んだスライダー2個分の長さ挿入する必要がある。そのため、蝶棒を挿入するための距離が長く、2個のスライダーの位置がずれている場合、挿入が困難であった。
本発明は、蝶棒を容易且つ迅速的確にスライダーに挿入することが可能な開具及び逆開スライドファスナーを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーは、
複数の第1エレメントが第1ファスナーテープの第1縁部に固定された第1ファスナーストリンガー並びに複数の第2エレメントが第2ファスナーテープの第2縁部に固定された第2ファスナーストリンガーを有するスライドファスナーチェーンと、
前記第1ファスナーテープの後方の端部に設置される箱棒及び前記第2ファスナーテープの後方の端部に設置される蝶棒を有する開具と、
前記エレメントに沿って摺動し、左右のエレメントを噛合及び分離させる第1スライダー及び第2スライダーと、
を備える逆開スライドファスナーにおいて、
前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープのテープ長手方向を前後方向、前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープの幅方向で、かつ前後方向に垂直な方向を左右方向、前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープのテープ面に垂直の方向を上下方向とし、
前記第1スライダーは、第1上翼板と、第1下翼板と、前記第1上翼板の前方側の下面と前記第1下翼板の前方側の上面を連結する第1案内柱と、少なくとも前記第1上翼板又は前記第1下翼板の左方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジと、少なくとも前記第1上翼板又は前記第1下翼板の右方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジと、を有し、
前記第2スライダーは、第2上翼板と、第2下翼板と、前記第2上翼板の後方側の下面と前記第2下翼板の後方側の上面を連結する第2案内柱と、少なくとも前記第2上翼板又は前記第2下翼板の左方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジと、少なくとも前記第2上翼板又は前記第2下翼板の右方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジと、を有し、
前記蝶棒は、前記第1上翼板と前記第1下翼板の間及び前記第2上翼板と前記第2下翼板の間へ、前記第1左フランジ及び前記第2左フランジ若しくは前記第1右フランジ及び前記第2右フランジを横切って挿入可能である。
本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記蝶棒は、前記第1上翼板と前記第1下翼板の間及び前記第2上翼板と前記第2下翼板の間から、前記第1左フランジ及び前記第2左フランジ若しくは前記第1右フランジ及び前記第2右フランジを横切って離間かのうである。
本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記蝶棒は、前記第1上翼板と前記第1下翼板の間に挿入開始された後、前記第2上翼板と前記第2下翼板の間から挿入可能である。
本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記蝶棒は、
前記第2エレメントの後方に設置される第2基部と、
前方の端部且つ左方の端部に形成される第1挿入部と、
前記第2基部と前記第1挿入部の間の左方端部に形成され、左方に向かって上下方向の長さが短くなる第2挿入部と、
前記第2挿入部の右方に形成され、前記第2挿入部より上下方向の長さが長い第3挿入部と、
前記第3挿入部の右方に沿って延び、前記第3挿入部より上下方向の長さが短い薄肉部と、
前記第1挿入部と前記第3挿入部の間に形成され、前記薄肉部と上下方向の長さが同じ又は前記薄肉部より上下方向の長さが短い通路部と、
を有し、
前記蝶棒は、前記第1上翼板と前記第1下翼板の間へ前記通路部が挿入された後、前記第2上翼板と前記第2下翼板の間へ、前記第1左フランジ及び前記第2左フランジ若しくは前記第1右フランジ及び前記第2右フランジを横切って挿入される。
本発明の一実施形態にかかる開具は、
複数の第1エレメントが第1ファスナーテープの第1縁部に固定された第1ファスナーストリンガー並びに複数の第2エレメントが第2ファスナーテープの第2縁部に固定された第2ファスナーストリンガーを有するスライドファスナーチェーンに用いられる開具において、
前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープのテープ長手方向を前後方向、前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープの幅方向で、かつ前後方向に垂直な方向を左右方向、前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープのテープ面に垂直の方向を上下方向とし、
前記開具は、
前記第1ファスナーテープの後方の端部に設置される箱棒と、
前記第2ファスナーテープの後方の端部に設置される蝶棒と、
を備え、
前記箱棒は、前記第1エレメントの後方に並んで設置される第1基部を有し、
前記蝶棒は、
前記第2エレメントの後方に設置される第2基部と、
前方の端部且つ左方の端部に形成される第1挿入部と、
前記第2基部と前記第1挿入部の間の左方端部に形成される第2挿入部と、
前記第2挿入部の右方に形成され、前記第2挿入部より上下方向の長さが長い第3挿入部と、
前記第3挿入部の右方に沿って延び、前記第3挿入部より上下方向の長さが短い薄肉部と、
前記第1挿入部と前記第3挿入部の間に形成され、前記薄肉部と上下方向の長さが同じ又は前記薄肉部より上下方向の長さが短い通路部と、
を有する。
また、本発明の一実施形態にかかる開具では、
前記箱棒は、前記前記第1基部の後方側から左方に突出し、前記第1基部と間隔をあけて前方に延びる第1案内片を有し、
前記蝶棒は、前記第2基部の右方側の端部に沿って前方に延びる第2案内片を有する。
また、本発明の一実施形態にかかる開具は、
前記第1基部の前方且つ右方の端部には凸部が形成され、
前記第1挿入部の左方の端部には、凹部が形成され、
前記凸部と前記凹部が噛み合う。
また、本発明の一実施形態にかかる開具では、
前記第1挿入部の前方側は、前記エレメントの前方側と同じ形状である。
また、本発明の一実施形態にかかる開具では、
前記第2挿入部は、左方に向かって上下方向の長さが短くなる。
また、本発明の一実施形態にかかる開具では、
前記通路部は構成の異なる通路指示部を有する。
さらに、本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーは、
複数の第1エレメントが第1ファスナーテープの第1縁部に固定された第1ファスナーストリンガー並びに複数の第2エレメントが第2ファスナーテープの第2縁部に固定された第2ファスナーストリンガーを有するスライドファスナーチェーンと、
前記開具と、
前記エレメントに沿って摺動し、左右のエレメントを噛合及び分離させる第1スライダー及び第2スライダーを備える。
また、本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記第1スライダーは、第1上翼板と、第1下翼板と、前記第1上翼板の前方側の下面と前記第1下翼板の前方側の上面を連結する第1案内柱と、少なくとも前記第1上翼板又は前記第1下翼板の左方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジと、少なくとも前記第1上翼板又は前記第1下翼板の右方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジと、を有し、
前記第2スライダーは、第2上翼板と、第2下翼板と、前記第2上翼板の後方側の下面と前記第2下翼板の後方側の上面を連結する第2案内柱と、少なくとも前記第2上翼板又は前記第2下翼板の左方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジと、少なくとも前記第2上翼板又は前記第2下翼板の右方端で上下方向の間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジと、を有し、
前記第1左フランジ、前記第1右フランジ、前記第2左フランジ及び前記第2右フランジのそれぞれの上下方向の間の長さは、前記第1基部と前記第1案内片の上下方向の長さより短く、前記薄肉部及び前記通路部の上下方向の長さより長い。
また、本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記第2上翼板又は前記第2下翼板の少なくとも1つは、可撓性を有し、
前記第3挿入部の上下方向の長さは、前記第2スライダーの前記第2右フランジの上下間隔以上である。
また、本発明の一実施形態にかかる逆開スライドファスナーでは、
前記第1基部の右方側には、凹状の第1収納部が形成され、
前記第2基部の後方且つ左方側には、凹状の第2収納部が形成され、
前記第2案内柱は、前記第1収納部及び前記第2収納部に収納される。
本発明の一実施形態にかかる開具及び逆開スライドファスナーによれば、蝶棒を容易且つ迅速的確にスライダーに挿入することが可能となる。
本実施形態の開具を用いたファスナーチェーンを示す。 本実施形態のスライドファスナーを示す。 図2のIII−III断面を示す。 図3のIV−IV断面を示す。 本実施形態のスライダーが箱棒に挿入された状態を示す。 図5の状態を図4に対応する断面で示した図である。 本実施形態の蝶棒をスライダーに挿入した直後の状態を示す。 図7のVIII−VIII断面を示す。 本実施形態の蝶棒をスライダーに挿入中の状態を示す。 図9のX−X断面を示す。 他の実施形態の蝶棒をスライダーに挿入中の状態を示す。
以下、図面に基づき本発明にかかる一実施形態の開具10及びスライドファスナー1を具体的に説明する。
図1は、本実施形態の開具10を用いたファスナーチェーン2を示す。なお、以下の実施形態では、図1に示すように、矢印Fは前方、矢印Bは後方、矢印Lは左方、矢印Rは右方を表す。そして、図示しない紙面に垂直な方向を上下方向U−Dとし、紙面手前を上方U、紙面奥を下方Dとする。
本実施形態にて説明するスライドファスナーチェーン2は、第1ファスナーストリンガー3Lと第2ファスナーストリンガー3Rを有する。第1ファスナーストリンガー3Lは、所定のピッチ毎に第1ファスナーテープ4Lの第1縁部6Lに固定された複数の第1エレメント5Lを有する。第2ファスナーストリンガー3Rは、所定のピッチ毎に第2ファスナーテープ4Rの第2縁部6Rに固定された複数の第2エレメント5Rを有する。
箱棒20は、第1エレメント5Lの後方Bに続き第1ファスナーテープ4Lの後方Bの端部に設置される。蝶棒30は、第2エレメント5Rの後方Bに続き第2ファスナーテープ4Rの後方Bの端部に設置される。箱棒20と蝶棒30は、開具10を構成する。
本実施形態の開具10は、箱棒20及び蝶棒30を有する。開具10は、ファスナーテープ4L,4Rの後方Bの端部に設置される。第1ファスナーテープ4Lの後方Bの端部には、第1補強部4L1が第1ファスナーテープ4Lに重なるように設置され、第2ファスナーテープ4Rの後方Bの端部には、第2補強部4R1が第2ファスナーテープ4Rに重なるように設置される。なお、本実施形態の第1補強部4L1及び第2補強部4R1は、薄いシートであって、設置しなくてもよい。
箱棒20は、第1ファスナーテープ4Lを挟むように上面側と下面側に設置される。箱棒20の上面側と下面側は、第1縁部6L側と後方Bの端部側の一部が第1ファスナーテープ4Lから突出して上下方向U−Dに連結される。また、箱棒20は、第1ファスナーテープ4Lを含む面に対して上下方向U−Dで対称に形成される。
蝶棒30は、第2ファスナーテープ4Rを挟むように上面側と下面側に設置される。蝶棒30の上面側と下面側は、第2縁部6R側と後方Bの端部側の一部が第2ファスナーテープ4Rから突出して上下方向U−Dに連結される。また、蝶棒30は、第2ファスナーテープ4Rを含む面に対して上下方向U−Dで対称に形成される。
理解を容易にするために、本明細書では、第1ファスナーテープ4Lの上方(U)の面において箱棒20を説明し、第2ファスナーテープ4Rの上方(U)の面において蝶棒30を説明する。下方(D)の面における箱棒20及び蝶棒30は、上方(U)の面における箱棒20及び蝶棒30を、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rを含む面に対して面対称となるように形成される。
箱棒20は、第1基部21及び第1案内片22を有する。第1基部21は、第1エレメント5Lに並んで後方Bの端部に位置する。第1基部21の右方R側には、凹状の第1収納部21aが形成される。第1案内片22は、第1基部21の後方B側から左方Lに突出し、第1基部21と間隔をあけて前方Fに延びる。第1基部21と第1案内片22の間は、第1補強部4L1が露出している。
蝶棒30は、第2基部31、第2案内片32、薄肉部33、第1挿入部34、第2挿入部35、第3挿入部36及び通路部37を有する。第2基部31は、第2エレメント5Rの後方Bに位置する。第2基部31の後方B且つ左方L側には、凹状の第2収納部31aが形成される。第2案内片32は、第2基部31の右方R側の端部に沿って前方Fに延びる。薄肉部33は、第2基部31及び第2案内片32より上下方向U−Dの長さが短い。薄肉部33は、第2案内片32の左方(L)に沿って延びるように形成される。
蝶棒30の薄肉部33の前方Fの端部且つ左方Lの端部には、第1挿入部34が形成される。第1挿入部34は、第2エレメント5Rに並んで設置される。第1挿入部34は、薄肉部33より上下方向U−Dの長さは長く形成される。第1挿入部34の上下方向U−Dの長さは、第2エレメント5Rと同一でよい。第1挿入部34の前方F側は、第2エレメント5Rの前方F側と同一形状に形成される。したがって、第1挿入部34の前方F側は、第1エレメント5Lと的確に噛み合うことができる。
箱棒20の第1基部21の前方F且つ右方Rの端部には、凸部21bが形成される。凸部21bは、第1基部21より上下方向U−Dの長さが短く形成される。蝶棒30の第1挿入部34の左方Lの端部には、凹部34aが形成される。凹部34aは、第1挿入部34の上下方向U−Dの中央を含むとよい。蝶棒30の凹部34aは、箱棒20の凸部21bと噛み合い、的確に位置決めされる。
蝶棒30の第2基部31と第1挿入部34の間の左方Lの端部には、第2基部31より上下方向U−Dの長さが短い第2挿入部35が形成される。第2挿入部35は、左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなる。第3挿入部36は、薄肉部33と第2挿入部35の間に形成され、薄肉部33及び第2挿入部35より上下方向U−Dの長さが長い。
第1挿入部34と第3挿入部36の間には、薄肉部33と上下方向U−Dの長さが同じ又は薄肉部33より上下方向U−Dの長さが短い通路部37が形成される。通路部37の左方Lの端部は、左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなると好ましい。通路部37は、位置を明確にするために、他の部分と厚み、色等を変えた異なる構成の通路指示部37aを有する。本実施形態の通路部37は、角が丸められた略三角形状の孔で形成された通路指示部37aを有する。
図2は、本実施形態のスライドファスナー1を示す。図3は、図2のIII-III断面を示す。図4は、図3のIV-IV断面を示す。なお、図3及び図4は、理解を容易にするために、一対のファスナーテープ4L,4R、補強部4L1,4R1、複数のエレメント5L,5R及び縁部6L,6Rは省略する。
本実施形態のスライドファスナー1は、図1に示したスライドファスナーチェーン2と、左右のエレメント5L,5Rに沿って摺動し、左右のエレメント5L,5Rを噛合及び分離させる第1スライダー7及び第2スライダー8を有する。
第1スライダー7は、第1上翼板71と、第1下翼板72と、第1上翼板71の前方F側の下面と第1下翼板72の前方F側の上面を連結する第1案内柱73と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジ74と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジ75と、図示しない引手を取付けるため第1上翼板71から上方に突出した第1引手支持部76と、を有する。第1引手支持部76は、中心より左方Lに設置される。
第1上翼板71又は第1下翼板72の少なくとも一つは、可撓性を有する。そのため、第1左フランジ74の間の長さ及び第1右フランジ75の間の長さは、負荷を加えることによって変更することができる。
第1上翼板71には、第1案内柱73の右方Rに、角が切り欠かれた凹状の第1切欠部71aが形成される。第1切欠部71aを上方Uから見ると、第1下翼板72が見える。第1上翼板71の上面であって、第1切欠部71aの後方Bで第1右フランジ75の前方Fには、角が丸められた略三角形状で凸状の第1指示部71bが形成される。第1指示部71bの右方R側の端部は、第1右フランジ75の前方Fの端部に対応している。
第1上翼板71と第1下翼板72の間で、第1案内柱73の左方L及び右方Rには、第1肩口77が形成される。第1上翼板71と第1下翼板72の間で、後方Bの端部には、第1開口78が形成される。第1肩口77から第1開口78には、エレメント5を案内する第1ガイド溝79が形成される。
第1引手支持部76は、第1上翼板71の前方F及び後方Bの2箇所から上方Uに突出し、突出した部分が接続され、図示しない引手の軸部を支持する。使用者は、引手を摘んで軸部を中心に回転させて引っ張ることで第1スライダー7を移動させる。
第2スライダー8は、第2上翼板81と、第2下翼板82と、第2上翼板81の後方B側の下面と第2下翼板82の後方B側の上面を連結する第2案内柱83と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジ84と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジ85と、図示しない引手を取付けるため第2上翼板81から上方に突出した第2引手支持部86と、を有する。第2引手支持部86は、中心より左方Lに設置される。
第2上翼板81又は第2下翼板82の少なくとも一つは、可撓性を有する。そのため、第2左フランジ84の間の長さ及び第2右フランジ85の間の長さは、負荷を加えることによって変更することができる。
第2上翼板81には、第2案内柱83の右方Rに、角が切り欠かれた凹状の第2切欠部81aが形成される。第2切欠部81aを上方Uから見ると、第2下翼板82が見える。第2上翼板81の上面であって、第2切欠部81aの前方Fで第2右フランジ85の後方Bには、角が丸められた略三角形状で凸状の第2指示部81bが形成される。第2指示部81bの右方R側の端部は、第2右フランジ85の後方Bの端部に対応している。
第2上翼板81と第2下翼板82の間で、第2案内柱83の左方L及び右方Rには、第2肩口87が形成される。第1上翼板71と第1下翼板72の間で、前方Fの端部には、第2開口88が形成される。第2肩口87から第2開口88には、エレメント5を案内する第2ガイド溝89が形成される。
第2引手支持部86は、第2上翼板81の前方F及び後方Bの2箇所から上方Uに突出し、突出した部分が接続され、図示しない引手の軸部を支持する。使用者は、引手を摘んで軸部を中心に回転させて引っ張ることで第2スライダー8を移動させる。
図2に示したスライドファスナー1において、使用者が第1スライダー7を前方Fに移動することで、左右のスライドファスナーチェーン2のエレメント5L,5Rが噛合し、使用者が第1スライダー7を後方Bに移動することで、エレメント5L,5Rの噛合が解除される。また、使用者が第2スライダー8を後方Bに移動することで、左右のファスナーチェーン2のエレメント5L,5Rが噛合し、使用者が第2スライダー8を前方Fに移動することで、エレメント5L,5Rの噛合が解除される。
なお、開具10を移動する第2スライダー8の第2左フランジ84及び第2右フランジ85は、箱棒20の第1基部21と第1案内片22の間及び蝶棒30の薄肉部33に沿って案内される。したがって、第2スライダー8は、容易に移動することができる。
ここで、この前後方向F−Bは、第1スライダー7及び第2スライダー8の移動方向であり、ファスナーテープ4L,4Rのテープ長手方向でもある。矢印L、Rの左右方向L−Rは、ファスナーテープ4L,4Rの幅方向で、かつ前後方向に垂直な方向である。また、左右方向L−Rは、第1スライダー7及び第2スライダー8の図示しない引手の回転軸方向でもある。そして、図示しない紙面に垂直な上下方向U−Dは、ファスナーテープ4L,4Rのテープ面に垂直の方向である。
次に、本実施形態の開具10の閉鎖方法を説明する。
図5は、本実施形態の箱棒20に第1スライダー7及び第2スライダー8を挿入した状態を示す。図6は、図5の状態を図4に対応する断面で示した図である。なお、図5及び図6は、理解を容易にするために、一対のファスナーテープ4L,4R、補強部4L1,4R1、複数のエレメント5L,5R及び縁部6L,6Rは省略する。
まず、使用者は、箱棒20に第1スライダー7及び第2スライダー8を挿入させる。使用者が第2スライダー8を後方Bに移動させると、第2左フランジ84が箱棒20の第1基部21と第1案内片22の間に挿入される。言い換えれば、箱棒20の第1基部21は、第2スライダー8の左方Lの第2肩口87から第2ガイド溝89に挿入され、第2開口88から突出する。
図6に示すように、第2左フランジ84の形状と、箱棒20の第1基部21と第1案内片22の間の形状は、どちらも後方Bに向けて左方Lに湾曲して、対応している。したがって、第2スライダー8は、箱棒20に対して円滑に挿入される。
また、第2左フランジ84の後方Bは第1基部21と接触し、第2案内柱83の左方L側が第1収納部23に収納される。したがって、第2スライダー8は、箱棒20に対して安定して保持される。
続いて、使用者が第1スライダー7を後方Bに移動させると、第1左フランジ74が箱棒20の第1基部21と第1案内片22の間に挿入される。言い換えれば、箱棒20の第1基部21は、第1スライダー7の第1開口78から挿入される。
第1左フランジ74の後方Bの一部は、第1基部21と接触する。したがって、第1スライダー7は、箱棒20に対して安定して保持される。
図7は、本実施形態の蝶棒30を第1スライダー7及び第2スライダー8に挿入した直後の状態を示す。図8は、図7のVIII−VIII断面を示す。なお、図7及び図8は、理解を容易にするために、一対のファスナーテープ4L,4R、補強部4L1,4R1、複数のエレメント5L,5R及び縁部6L,6Rは省略する。
蝶棒30を設置する際には、まず、使用者は、第1スライダー7の第1指示部71bと対向する位置に、蝶棒30の通路部37に形成された通路指示部37aを配置する。本実施形態では、使用者は、第1指示部71bの角を丸めた三角形の頂点のうち最も右方Rの頂点に相当する部分と、通路部37に形成された通路指示部37aの角を丸めた三角形の頂点のうち最も左方Lの頂点に相当する部分を対向させる。したがって、使用者が第1スライダー7に蝶棒30を挿入する際、通路部指示部37aを第1スライダー7の第1指示部71bに容易に位置合わせすることができる。
通路部37の上下方向U−Dの長さは、薄肉部33の上下方向U−Dの長さとほぼ同じである。通路指示部37aの上下方向U−Dの長さは、実質的に第2ファスナーテープ4Rの上下方向U−Dの長さと同じである。通路部37と通路指示部37aの上下方向U−Dの長さは、第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dとの上下方向U−Dの間の長さより短い。したがって、使用者は、蝶棒30の通路部37と通路指示部37aを第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間に、容易に挿入することができる。
この時、使用者は、蝶棒30の第1挿入部34を第1スライダー7の第1切欠部71a付近に位置させ、第1下翼板72に押し付ける。すると、使用者は、第1挿入部34を第1上翼板71と第1下翼板72の間に容易に挿入させることができる。
図9は、本実施形態の蝶棒30をスライダー7,8に挿入中の状態を示す。図10は、図9のX−X断面を示す。
続いて、使用者は、第1挿入部34を第1ガイド溝79に挿入させた後、後方Bに進める。通路部37が第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間を案内されるように、蝶棒30は、後方Bへ向かって進む。すると、第1挿入部34の凹部34aが箱棒20の第1基部21の凸部21bに噛み合う。この時、通路部37は、第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの後方Bの端部付近に位置する。
次に、図2及び図3に示すように、使用者は、第2挿入部35を第2スライダー8の第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間に挿入させる。第2挿入部35の上下方向U−Dの最大の長さは、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dとの間の長さより長い。しかしながら、第2挿入部35は左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短いので、使用者は、第2挿入部35を横方向の右方Rから左方Lへ移動させるだけで、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間に蝶棒30を容易に挿入させることができる。
その後、続けて使用者が第2挿入部35を押し込むと、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの少なくとも一つが撓む。さらに使用者が第2挿入部35を押し込むと、第2挿入部35は、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える。そして、使用者は、第2挿入部35を第2スライダー8に挿入させることができる。第2挿入部35が第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える際には、使用者は、カチッとしたクリック感を得られ、的確に蝶棒30が第2スライダー8に挿入されたことを確認することができる。
また、第2スライダー8は、蝶棒30の第2基部31と第2スライダー8の第2切欠部81aとで位置決めされる。さらに、第2スライダー8は、薄肉部33及び第2案内片32と第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dとで位置決めされる。そして、第2案内柱83の右方R側が第2収納部31aに収納される。したがって、第2スライダー8は、箱棒20及び蝶棒30に対して安定して保持される。
その後、使用者が第1スライダー7を前方Fに引くことで、離間したエレメント5を噛み合わせ、スライドファスナー1を閉鎖させることができる。また、使用者が第2スライダー8を前方Fに引くことで、噛み合わさったエレメント5を離間させ、スライドファスナー1を開放させることができる。
次に、本実施形態の開具10の離間方法を説明する。
開具10を開放するには、使用者は、最初に蝶棒30を横方向の左方Lから右方Rへ引っ張る。すると、図9に示したように、薄肉部33及び第2挿入部35が、第2スライダー8の第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間から右方Rへ飛び出す。第2挿入部35が第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える際には、使用者は、カチッとしたクリック感を得られ、的確に蝶棒30が第2スライダー8から離間されたことを確認することができる。
次に、使用者が蝶棒30を前方Fに引っ張ると、図7に示すように、第1スライダー7の第1右フランジ75の前方Fの端部から通路部37が抜ける。その後、第1切欠部71aが形成された第1肩口77から第1挿入部34が抜ける。したがって、使用者は、第1スライダー7から蝶棒30を抜き取る際、第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間から通路部37を容易に離間させることができる。このように、使用者は、容易に第1ファスナーストリンガー3Lと第2ファスナーストリンガー3Rを離間させることができる。
図11は、他の実施形態の蝶棒30をスライダー7,8に挿入中の状態を示す。
図11に示す実施形態のスライダー7,8は、第1引手支持部76及び第2引手支持部86が中央に形成され、第1切欠部71a及び第1指示部71b並びに第2切欠部81a及び第2指示部81bが形成されていない通常のタイプである。なお、図1に示したタイプのスライダーでもよい。
図11に示す実施形態の蝶棒30は、以下の点で図1に示した実施形態と異なり、その他の点は図1に示した実施形態と同様である。
蝶棒30は、通路部37が形成されていない。また、第1挿入部34の上下方向U−Dの最大の長さは、第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間の長さ並びに第2スライダー8の第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間の長さより短い。しかしながら、第1挿入部34は、左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなる。第2基部31の上下方向U−Dの長さは、第2スライダー8の第2上翼板81と第2下翼板82の間の長さより短い。第2挿入部35、第3挿入部36及び薄肉部33は、前後方向F−Bにおいて第2スライダー8の後端に対応する位置まで延び、第2基部31へつながる。したがって、第2基部31と第2挿入部35及び第3挿入部36の境界は、段差が形成される。
使用者は、第1右フランジ75及び第2右フランジ85を横切るように右方Rから左方Lへ蝶棒30を押し込む。使用者は、第1挿入部34及び第2挿入部35を、第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間並びに第2スライダー8の第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間に挿入する。したがって、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間及び第2上翼板81と第2下翼板82の間へ、第1右フランジ75及び第2右フランジ85を左右方向L−Rに横切って挿入される。
この時、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間に挿入開始された後、第2上翼板81と第2下翼板82の間から挿入されると好ましい。先に第1スライダー7に蝶棒30を挿入開始させた方が、使用者は、蝶棒30を安定してスライダー7,8に挿入することができる。
第1挿入部34及び第2挿入部35の上下方向U−Dの最大の長さは、第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dとの間の長さ並びに第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dとの間の長さより短い。しかしながら、第1挿入部34及び第2挿入部35は左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなる。したがって、使用者は、第1挿入部34及び第2挿入部35を横方向の右方Rから左方Lへ移動させるだけで、蝶棒30を第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間並びに第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間に容易に挿入することができる。
その後、続けて使用者が第1挿入部34及び第2挿入部35を押し込むと、第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの少なくとも一つ、及び、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの少なくとも一つが撓む。さらに使用者が第1挿入部34及び第2挿入部35を押し込むと、第1挿入部34及び第2挿入部35は、第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間、及び、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える。
そして、使用者は、第1挿入部34及び第2挿入部35を第1スライダー7及び第2スライダー8に挿入することができる。第1挿入部34及び第2挿入部35が、第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間、及び、第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える際には、使用者は、カチッとしたクリック感を得られ、的確に蝶棒30がスライダー7,8へ挿入されたことを確認することができる。
第1スライダー7は、薄肉部33及び第2案内片32と第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dとで位置決めされる。また、第2スライダー8は、蝶棒30の第2基部31と第2スライダー8の後方B端とで位置決めされる。さらに、第2スライダー8は、薄肉部33及び第2案内片32と第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dとで位置決めされる。そして、第2案内柱83の右方R側が第2収納部31aに収納される。したがって、第2スライダー8は、箱棒20及び蝶棒30に対して安定して保持される。
その後、使用者が第1スライダー7を前方Fに引くことで、離間したエレメント5を噛み合わせ、スライドファスナー1を閉鎖することができる。また、使用者が第2スライダー8を前方Fに引くことで、噛み合わさったエレメント5を離間させ、スライドファスナー1を開放することができる。
次に、本実施形態の開具10の離間方法を説明する。
開具10を開放するには、使用者は、第1右フランジ75及び第2右フランジ85を横切るように左方Lから右方Rへ蝶棒30を引っ張る。したがって、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間及び第2上翼板81と第2下翼板82の間から、第1右フランジ75及び第2右フランジ85を左右方向L−Rに横切って離間される。
すると、薄肉部33、第1挿入部34及び第2挿入部35が、第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75D及び第2スライダー8の第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間から右方Rへ飛び出す。第1挿入部34及び第2挿入部35が第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75D及び第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える際には、使用者は、カチッとしたクリック感を得られ、的確に蝶棒30がスライダー7,8から離間されたことを確認することができる。
以上、本実施形態の逆開スライドファスナー1は、複数の第1エレメント5Lが第1ファスナーテープ4Lの第1縁部6Lに固定された第1ファスナーストリンガー3L並びに複数の第2エレメント5Rが第2ファスナーテープ4Rの第2縁部6Rに固定された第2ファスナーストリンガー3Rを有するスライドファスナーチェーン2と、第1ファスナーテープ4Lの後方Bの端部に設置される箱棒20及び第2ファスナーテープ4Rの後方Bの端部に設置される蝶棒30を有する開具10と、エレメント5L,5Rに沿って摺動し、左右のエレメント5L,5Rを噛合及び分離させる第1スライダー7及び第2スライダー8と、を備える逆開スライドファスナー1において、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rのテープ長手方向を前後方向F−B、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rの幅方向で、かつ前後方向F−Bに垂直な方向を左右方向L−R、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rのテープ面に垂直の方向を上下方向U−Dとし、第1スライダー7は、第1上翼板71と、第1下翼板72と、第1上翼板71の前方F側の下面と第1下翼板72の前方F側の上面を連結する第1案内柱73と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジ74と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジ75と、を有し、第2スライダー8は、第2上翼板81と、第2下翼板82と、第2上翼板81の後方B側の下面と第2下翼板82の後方B側の上面を連結する第2案内柱83と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジ84と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジ85と、を有し、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間及び第2上翼板81と第2下翼板82の間へ、第1左フランジ74及び第2左フランジ84若しくは第1右フランジ75及び第2右フランジ85を左右方向L−Rに横切って挿入可能である。したがって、使用者は、蝶棒30を容易且つ迅速的確にスライダー7,8に挿入することが可能となる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1では、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間及び第2上翼板81と第2下翼板82の間から、第1左フランジ74及び第2左フランジ84若しくは第1右フランジ75及び第2右フランジ85を左右方向L−Rに横切って離間可能である。したがって、使用者は、蝶棒30を容易且つ迅速的確にスライダー7,8から離間することが可能となる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1では、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間に挿入開始された後、第2上翼板81と第2下翼板82の間から挿入可能である。したがって、使用者は、蝶棒30を安定してスライダー7,8に挿入することが可能となる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1の蝶棒の挿入離間方法では、蝶棒30は、第2エレメント5Rの後方Bに設置される第2基部31と、前方Fの端部且つ左方Lの端部に形成される第1挿入部34と、第2基部31と第1挿入部34の間の左方L端部に形成され、左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなる第2挿入部35と、第2挿入部35の右方Rに形成され、第2挿入部35より上下方向U−Dの長さが長い第3挿入部36と、第3挿入部36の右方Rに沿って延び、第3挿入部36より上下方向U−Dの長さが短い薄肉部33と、第1挿入部34と第3挿入部36の間に形成され、薄肉部33と上下方向U−Dの長さが同じ又は薄肉部33より上下方向U−Dの長さが短い通路部37と、を有し、蝶棒30は、第1上翼板71と第1下翼板72の間へ通路部37が挿入された後、第2上翼板81と第2下翼板82の間へ、第1左フランジ74及び第2左フランジ84若しくは第1右フランジ75及び第2右フランジ85を左右方向L−Rに横切って挿入される。したがって、使用者は、蝶棒30をさらに容易且つ迅速的確にスライダー7,8に挿入することが可能となる。
また、本実施形態の開具10は、複数の第1エレメント5Lが第1ファスナーテープ4Lの第1縁部6Lに固定された第1ファスナーストリンガー3L並びに複数の第2エレメント5Rが第2ファスナーテープ4Rの第2縁部6Rに固定された第2ファスナーストリンガー3Rを有するスライドファスナーチェーン2に用いられる開具10において、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rのテープ長手方向を前後方向F−B、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rの幅方向で、かつ前後方向F−Bに垂直な方向を左右方向L−R、第1ファスナーテープ4L及び第2ファスナーテープ4Rのテープ面に垂直の方向を上下方向U−Dとし、開具10は、第1ファスナーテープ4Lの後方Bの端部に設置される箱棒20と、第2ファスナーテープ4Rの後方Bの端部に設置される蝶棒30と、を備え、箱棒20は、第1エレメント5Lの後方Bに並んで設置される第1基部21を有し、蝶棒30は、第2エレメント5Rの後方Bに設置される第2基部31と、前方Fの端部且つ左方Lの端部に形成される第1挿入部34と、第2基部31と第1挿入部34の間の左方L端部に形成される第2挿入部35と、第2挿入部35の右方Rに形成され、第2挿入部35より上下方向U−Dの長さが長い第3挿入部36と、第3挿入部36の右方Rに沿って延び、第3挿入部36より上下方向U−Dの長さが短い薄肉部33と、第1挿入部34と第3挿入部36の間に形成され、薄肉部33と上下方向U−Dの長さが同じ又は薄肉部33より上下方向U−Dの長さが短い通路部37と、を有する。したがって、使用者は、蝶棒30を容易且つ迅速的確にスライダー7,8に挿入することが可能となる。
また、本実施形態の開具10は、箱棒20は、第1基部21の後方B側から左方Lに突出し、第1基部21と間隔をあけて前方Fに延びる第1案内片22を有し、蝶棒30は、第2基部31の右方R側の端部に沿って前方Fに延びる第2案内片32を有する。したがって、使用者は、開具10に対して第1スライダー7及び第2スライダー8を安定して保持させることが可能となる。
また、本実施形態の開具10は、第1基部21の前方F且つ右方Rの端部には凸部21bが形成され、第1挿入部34の左方Lの端部には、凹部34aが形成され、凸部21bと凹部34aが噛み合う。したがって、蝶棒30の凹部34aは、箱棒20の凸部21bと噛み合い、的確に位置決めされる。
また、本実施形態の開具10では、第1挿入部34の前方F側は、エレメントの前方F側と同じ形状である。したがって、第1挿入部34は、第1エレメント5Lと的確に噛み合うことができる。
また、本実施形態の開具10では、第2挿入部35は、左方Lに向かって上下方向U−Dの長さが短くなる。したがって、使用者は、第2挿入部35を、横方向の右方Rから第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間に容易に挿入することができる。
また、本実施形態の開具10では、通路部37は、構成の異なる通路指示部37aを有する。したがって、使用者は、第1スライダー7に蝶棒30を挿入する際、通路部37を第1スライダー7の第1右上フランジ75Uと第1右下フランジ75Dの間に、容易に挿入することができる。
さらに、本実施形態の逆開スライドファスナー1は、複数の第1エレメント5Lが第1ファスナーテープ4Lの第1縁部6Lに固定された第1ファスナーストリンガー3L並びに複数の第2エレメント5Rが第2ファスナーテープ4Rの第2縁部6Rに固定された第2ファスナーストリンガー3Rを有するスライドファスナーチェーン2と、前記開具10と、エレメント5L,5Rに沿って摺動し、左右のエレメント5L,5Rを噛合及び分離させる第1スライダー7及び第2スライダー8を備える。したがって、使用者は、蝶棒30を容易且つ迅速的確にスライダー7,8に挿入することが可能となる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1では、第1スライダー7は、第1上翼板71と、第1下翼板72と、第1上翼板71の前方F側の下面と第1下翼板72の前方F側の上面を連結する第1案内柱73と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジ74と、少なくとも第1上翼板71又は第1下翼板72の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジ75と、を有し、第2スライダー8は、第2上翼板81と、第2下翼板82と、第2上翼板81の後方B側の下面と第2下翼板82の後方B側の上面を連結する第2案内柱83と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の左方L端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジ84と、少なくとも第2上翼板81又は第2下翼板82の右方R端で上下方向U−Dの間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジ85と、を有し、第1左フランジ74、第1右フランジ75、第2左フランジ84及び第2右フランジ85のそれぞれの上下方向U−Dの間の長さは、第1基部21と第1案内片22の上下方向U−Dの長さより短く、薄肉部33及び通路部37の上下方向U−Dの長さより長い。したがって、使用者は、第1スライダー7及び第2スライダー8を的確に位置決めすることができる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1では、第2上翼板81又は第2下翼板82の少なくとも1つは、可撓性を有し、第3挿入部36の上下方向U−Dの長さは、第2右フランジ85の上下間隔以上である。したがって、第2挿入部35が第2右上フランジ85Uと第2右下フランジ85Dの間を乗り越える際に、使用者は、カチッとしたクリック感を得られ、的確に挿入されたことを確認することができる。
また、本実施形態の逆開スライドファスナー1では、第1基部21の右方R側には、凹状の第1収納部21aが形成され、第2基部31の後方B且つ左方L側には、凹状の第2収納部31aが形成され、第2案内柱83は、第1収納部21a及び第2収納部31aに収納される。したがって、第2スライダー8は、箱棒20及び蝶棒30に対して安定して保持される。
なお、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…スライドファスナー
2…ファスナーチェーン
3(3L,3R)…ファスナーストリンガー
4(4L,4R)…ファスナーテープ
5(5L,5R)…エレメント
6(6L,6R)…縁部
7…第1スライダー
71…第1上翼板
72…第1下翼板
73…第1案内柱
74…第1左フランジ
75…第1右フランジ
8…第2スライダー
81…第2上翼板
82…第2下翼板
83…第2案内柱
84…第2左フランジ
85…第2右フランジ
10…開具
20…箱棒
21…第1基部
21a…第1収納部
21b…凸部
22…第1案内片
30…蝶棒
31…第2基部
31a…第2収納部
32…第2案内片
33…薄肉部
34…第1挿入部
34a…凹部
35…第2挿入部
36…第3挿入部
37…通路部
37a…通路指示部

Claims (14)

  1. 複数の第1エレメント(5L)が第1ファスナーテープ(4L)の第1縁部(6L)に固定された第1ファスナーストリンガー(3L)並びに複数の第2エレメント(5R)が第2ファスナーテープ(4R)の第2縁部(6R)に固定された第2ファスナーストリンガー(3R)を有するスライドファスナーチェーン(2)と、
    前記第1ファスナーテープ(4L)の後方(B)の端部に設置される箱棒(20)及び前記第2ファスナーテープ(4R)の後方(B)の端部に設置される蝶棒(30)を有する開具(10)と、
    前記エレメント(5L,5R)に沿って摺動し、左右のエレメント(5L,5R)を噛合及び分離させる第1スライダー(7)及び第2スライダー(8)と、
    を備える逆開スライドファスナー(1)において、
    前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)のテープ長手方向を前後方向(F−B)、前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)の幅方向で、かつ前後方向(F−B)に垂直な方向を左右方向(L−R)、前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)のテープ面に垂直の方向を上下方向(U−D)とし、
    前記第1スライダー(7)は、第1上翼板(71)と、第1下翼板(72)と、前記第1上翼板(71)の前方(F)側の下面と前記第1下翼板(72)の前方(F)側の上面を連結する第1案内柱(73)と、少なくとも前記第1上翼板(71)又は前記第1下翼板(72)の左方(L)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジ(74)と、少なくとも前記第1上翼板(71)又は前記第1下翼板(72)の右方(R)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジ(75)と、を有し、
    前記第2スライダー(8)は、第2上翼板(81)と、第2下翼板(82)と、前記第2上翼板(81)の後方(B)側の下面と前記第2下翼板(82)の後方(B)側の上面を連結する第2案内柱(83)と、少なくとも前記第2上翼板(81)又は前記第2下翼板(82)の左方(L)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジ(84)と、少なくとも前記第2上翼板(81)又は前記第2下翼板(82)の右方(R)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジ(85)と、を有し、
    前記蝶棒(30)は、前記第1上翼板(71)と前記第1下翼板(72)の間及び前記第2上翼板(81)と前記第2下翼板(82)の間へ、前記第1左フランジ(74)及び前記第2左フランジ(84)若しくは前記第1右フランジ(75)及び前記第2右フランジ(85)を横切って挿入可能な
    逆開スライドファスナー(1)。
  2. 前記蝶棒(30)は、前記第1上翼板(71)と前記第1下翼板(72)の間及び前記第2上翼板(81)と前記第2下翼板(82)の間から、前記第1左フランジ(74)及び前記第2左フランジ(84)若しくは前記第1右フランジ(75)及び前記第2右フランジ(85)を横切って離間可能な
    請求項1に記載の逆開スライドファスナー(1)。
  3. 前記蝶棒(30)は、前記第1上翼板(71)と前記第1下翼板(72)の間に挿入開始された後、前記第2上翼板(81)と前記第2下翼板(82)の間から挿入可能な
    請求項1又は2に記載の逆開スライドファスナー(1)。
  4. 前記蝶棒(30)は、
    前記第2エレメント(5R)の後方(B)に設置される第2基部(31)と、
    前方(F)の端部且つ左方(L)の端部に形成される第1挿入部(34)と、
    前記第2基部(31)と前記第1挿入部(34)の間の左方(L)端部に形成され、左方(L)に向かって上下方向(U−D)の長さが短くなる第2挿入部(35)と、
    前記第2挿入部(35)の右方(R)に形成され、前記第2挿入部(35)より上下方向(U−D)の長さが長い第3挿入部(36)と、
    前記第3挿入部(36)の右方(R)に沿って延び、前記第3挿入部(36)より上下方向(U−D)の長さが短い薄肉部(33)と、
    前記第1挿入部(34)と前記第3挿入部(36)の間に形成され、前記薄肉部(33)と上下方向(U−D)の長さが同じ又は前記薄肉部(33)より上下方向(U−D)の長さが短い通路部(37)と、
    を有し、
    前記蝶棒(30)は、前記第1上翼板(71)と前記第1下翼板(72)の間へ前記通路部(37)が挿入された後、前記第2上翼板(81)と前記第2下翼板(82)の間へ、前記第1左フランジ(74)及び前記第2左フランジ(84)若しくは前記第1右フランジ(75)及び前記第2右フランジ(85)を横切って挿入可能な
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載の逆開スライドファスナー(1)。
  5. 複数の第1エレメント(5L)が第1ファスナーテープ(4L)の第1縁部(6L)に固定された第1ファスナーストリンガー(3L)並びに複数の第2エレメント(5R)が第2ファスナーテープ(4R)の第2縁部(6R)に固定された第2ファスナーストリンガー(3R)を有するスライドファスナーチェーン(2)に用いられる開具(10)において、
    前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)のテープ長手方向を前後方向(F−B)、前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)の幅方向で、かつ前後方向(F−B)に垂直な方向を左右方向(L−R)、前記第1ファスナーテープ(4L)及び前記第2ファスナーテープ(4R)のテープ面に垂直の方向を上下方向(U−D)とし、
    前記開具(10)は、
    前記第1ファスナーテープ(4L)の後方(B)の端部に設置される箱棒(20)と、
    前記第2ファスナーテープ(4R)の後方(B)の端部に設置される蝶棒(30)と、
    を備え、
    前記箱棒(20)は、前記第1エレメント(5L)の後方(B)に並んで設置される第1基部(21)を有し、
    前記蝶棒(30)は、
    前記第2エレメント(5R)の後方(B)に設置される第2基部(31)と、
    前方(F)の端部且つ左方(L)の端部に形成される第1挿入部(34)と、
    前記第2基部(31)と前記第1挿入部(34)の間の左方(L)端部に形成される第2挿入部(35)と、
    前記第2挿入部(35)の右方(R)に形成され、前記第2挿入部(35)より上下方向(U−D)の長さが長い第3挿入部(36)と、
    前記第3挿入部(36)の右方(R)に沿って延び、前記第3挿入部(36)より上下方向(U−D)の長さが短い薄肉部(33)と、
    前記第1挿入部(34)と前記第3挿入部(36)の間に形成され、前記薄肉部(33)と上下方向(U−D)の長さが同じ又は前記薄肉部(33)より上下方向(U−D)の長さが短い通路部(37)と、
    を有する
    開具(10)。
  6. 前記箱棒(20)は、前記前記第1基部(21)の後方(B)側から左方(L)に突出し、前記第1基部(21)と間隔をあけて前方(F)に延びる第1案内片(22)を有し、
    前記蝶棒(30)は、前記第2基部(31)の右方(R)側の端部に沿って前方(F)に延びる第2案内片(32)を有する
    請求項5に記載の開具(10)。
  7. 前記第1基部(21)の前方(F)且つ右方(R)の端部には凸部(21b)が形成され、
    前記第1挿入部(34)の左方(L)の端部には、凹部(34a)が形成され、
    前記凸部(21b)と前記凹部(34a)が噛み合う
    請求項5又は6に記載の開具(10)。
  8. 前記第1挿入部(34)の前方(F)側は、前記エレメント(5)の前方(F)側と同じ形状である
    請求項5乃至7のいずれか1つに記載の開具(10)。
  9. 前記第2挿入部(35)は、左方(L)に向かって上下方向(U−D)の長さが短くなる
    請求項5乃至8のいずれか1つに記載の開具(10)。
  10. 前記通路部(37)は、構成の異なる通路指示部(37a)を有する
    請求項5乃至9のいずれか1つに記載の開具(10)。
  11. 複数の第1エレメント(5L)が第1ファスナーテープ(4L)の第1縁部(6L)に固定された第1ファスナーストリンガー(3L)並びに複数の第2エレメント(5R)が第2ファスナーテープ(4R)の第2縁部(6R)に固定された第2ファスナーストリンガー(3R)を有するスライドファスナーチェーン(2)と、
    請求項5乃至10のいずれか1つに記載の開具(10)と、
    前記エレメント(5L,5R)に沿って摺動し、左右のエレメント(5L,5R)を噛合及び分離させる第1スライダー(7)及び第2スライダー(8)と、
    を備える
    逆開スライドファスナー(1)。
  12. 前記第1スライダー(7)は、第1上翼板(71)と、第1下翼板(72)と、前記第1上翼板(71)の前方(F)側の下面と前記第1下翼板(72)の前方(F)側の上面を連結する第1案内柱(73)と、少なくとも前記第1上翼板(71)又は前記第1下翼板(72)の左方(L)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第1左フランジ(74)と、少なくとも前記第1上翼板(71)又は前記第1下翼板(72)の右方(R)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第1右フランジ(75)と、を有し、
    前記第2スライダー(8)は、第2上翼板(81)と、第2下翼板(82)と、前記第2上翼板(81)の後方(B)側の下面と前記第2下翼板(82)の後方(B)側の上面を連結する第2案内柱(83)と、少なくとも前記第2上翼板(81)又は前記第2下翼板(82)の左方(L)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第2左フランジ(84)と、少なくとも前記第2上翼板(81)又は前記第2下翼板(82)の右方(R)端で上下方向(U−D)の間の長さを短くする方向に突出する第2右フランジ(85)と、を有し、
    前記第1左フランジ(74)、前記第1右フランジ(75)、前記第2左フランジ(84)及び前記第2右フランジ(85)のそれぞれの上下方向(U−D)の間の長さは、前記第1基部(21)と前記第1案内片(22)の上下方向(U−D)の長さより短く、前記薄肉部(33)及び前記通路部(37)の上下方向(U−D)の長さより長い
    請求項11に記載の逆開スライドファスナー(1)。
  13. 前記第2上翼板(81)又は前記第2下翼板(82)の少なくとも1つは、可撓性を有し、
    前記第3挿入部(36)の上下方向(U−D)の長さは、前記第2右フランジ(85)の上下間隔以上である
    請求項12に記載の逆開スライドファスナー(1)。
  14. 前記第1基部(21)の右方(R)側には、凹状の第1収納部(21a)が形成され、
    前記第2基部(31)の後方(B)且つ左方(L)側には、凹状の第2収納部(31a)が形成され、
    前記第2案内柱(83)は、前記第1収納部(21a)及び前記第2収納部(31a)に収納される
    請求項13に記載の逆開スライドファスナー(1)。
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