JP2021060904A - 芳香・消臭器の利用に対する決済システム並びに決済方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カーシェアリングやタクシー、ホテル等のサービス利用者の必要に応じて利用することのできる有料サービスとして、芳香・消臭器の利用に対する決済を行うことのできるシステムを提供することを目的とする。【解決手段】閉塞空間に配置された芳香・消臭器12と、無線通信回線を介して芳香・消臭器12に対する操作信号を出力可能な携帯端末14と、携帯端末14を保有して芳香・消臭器12と、芳香・消臭器12を利用する利用者の利用者情報の管理を行うサーバ16と、を有し、携帯端末14からの前記操作信号に基づいて芳香・消臭器12が稼働した際、サーバ16は、携帯端末14を保有する利用者の前記利用者情報に関連付けた課金処理を実行すると共に、携帯端末14に対して決済情報を出力することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、芳香・消臭器の利用に関する技術であり、特に、自己管理下に無い空間における芳香・消臭器の利用時における課金、決済システム、並びに決済方法に関する。
特定空間に設置された芳香・消臭器を無線通信により遠隔操作する技術として、特許文献1に開示されているようなものが知られている。特許文献1に開示されている芳香・消臭器は、車両用のものであり、車両に予め備えられたドアロック機能や警報機能、及びエンジンスターター機能などと協働させることで、専用リモコンを介して遠隔で、車両内に配置された芳香・消臭器を稼働させるという技術である。
特許文献1に開示されている技術は、車両はもちろん、芳香・消臭器自体も自己管理下にある場合の技術である。一方で、近年では、特許文献2に開示されているような、いわゆるカーシェアリングシステムの利用者が増え、車両自体を自己保有しないケースも増えてきている。
特開2000−60949号公報 特開2013−242818号公報
しかし、こうしたカーシェアリングシステムに利用される車は、不特定多数の利用者により利用されるため、室内に自分好みの香りを満たすことができない事はもちろん、前の利用者に起因した臭いが残存している場合もあるという実情が報告されている。
こうした意見は、タクシーやホテルなど、所定時間を過ごすこととなる空間の利用者からも挙がっており、解決策が模索されている。一方で、芳香・消臭器による芳香成分や消臭成分の散布を無料サービスとして車内や室内に機器を設置した場合、不必要に散布が行われたり、タイミングによっては液切れによりサービスを受ける事ができないという場合も生じることとなると共に、当該サービスのランニングコストをカーシェアリングシステム等の根本的なサービスに盛り込むこととなるため、サービス料金の高騰を招く恐れがある。
そこで本発明では、カーシェアリングやタクシー、ホテル等のサービス利用者の必要に応じて利用することのできる有料サービスとして、芳香・消臭器の利用に対する決済を行うことのできるシステム、並びに決済方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る芳香・消臭器の利用に対する決済システムは、閉塞空間に配置された芳香・消臭器と、無線通信回線を介して前記芳香・消臭器に対する操作信号を出力可能な携帯端末と、前記携帯端末を保有して前記芳香・消臭器と、前記芳香・消臭器を利用する利用者の、利用者情報の管理を行うサーバと、を有し、前記携帯端末からの前記操作信号に基づいて前記芳香・消臭器が稼働した際、前記サーバは、前記携帯端末を保有する利用者の前記利用者情報に関連付けた課金処理を実行すると共に、前記携帯端末に対して決済情報を出力することを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済システムにおいて、前記芳香・消臭器の稼働は、前記携帯端末から出力された操作信号が前記サーバに入力された後、前記サーバから前記芳香・消臭器に出力されるようにすることができる。このような特徴を有することによれば、携帯端末とサーバとを接続した状態で操作を行うことができる。よって、確実に利用料金の課金処理が成されることとなる。
また、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済システムにおいて、前記芳香・消臭器の稼働は、前記携帯端末から前記芳香・消臭器に対して、短距離無線通信により操作信号が出力されることにより成されるようにしても良い。このような特徴を有することによれば、携帯端末とサーバとの通信状態が悪い場合であっても、芳香・消臭器の操作が可能となる。
また、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済システムにおいて前記課金処理は、前記芳香・消臭器から前記サーバに対して出力される決済信号に基づいて成されると良い。このような特徴を有する事によれば、実際に消臭成分、あるいは芳香成分の噴霧処理が成された後に課金処理が成されることとなる。
さらに、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済システムでは、前記サーバと前記芳香・消臭器との間に、通信手段を備えた車両を介在させるようにすることもできる。このような特徴を有する事によれば、芳香・消臭器に、無線通信回線を介した通信機能を持たせる事が無くなる。よって、芳香・消臭器の低価格化、及び小型化を図ることができる。
また、上記目的を達成するための本発明に係る芳香・消臭器の利用に対する決済方法は、閉塞空間に配置された芳香・消臭器と、無線通信回線を介して前記芳香・消臭器に対する操作信号を出力可能な携帯端末と、前記携帯端末を保有して前記芳香・消臭器と、前記芳香・消臭器を利用する利用者の、利用者情報の管理を行うサーバと、を用いた芳香・消臭器の利用に対する決済方法であって、前記携帯端末から前記操作信号を出力する工程と、前記操作信号に基づいて前記芳香・消臭器を稼働させる工程と、前記芳香・消臭器が稼働した後、前記サーバに対して決済信号を送信する工程と、前記決済信号を受信した前記サーバが、前記利用者情報に関連付けた課金処理を行う工程と、を有することを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済方法において前記操作信号の出力は、前記サーバに対して行い、前記サーバを介して前記芳香・消臭器に入力されるようにすることができる。このような特徴を有することによれば、確実に利用料金の課金処理が成されることとなる。
また、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済方法において前記操作信号の出力は、前記携帯端末から前記芳香・消臭器に対して直接出力され、前記操作信号と共に、前記携帯端末を特定するための特定情報が出力され、前記芳香・消臭器から前記サーバに対して、前記操作信号と共に前記特定情報を送信する工程を含み、前記サーバは、前記操作信号と前記特定情報に基づいて、前記利用者情報に関連付けた課金処理を行うようにしても良い。このような特徴を有することによれば、携帯端末とサーバとの通信状態が悪い場合であっても、芳香・消臭器の操作が可能となる。
さらに、上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済方法では、前記サーバに対する前記決済信号の送信、または前記操作信号及び前記特定情報の送信を通信手段を備えた車両を介して行うようにしても良い。このような特徴を有する事によれば、芳香・消臭器に、無線通信回線を介した通信機能を持たせる事が無くなる。よって、芳香・消臭器の低価格化、及び小型化を図ることができる。
上記のような特徴を有する芳香・消臭器の利用に対する決済システム、並びに決済方法によれば、カーシェアリングやタクシー、ホテル等のサービス利用者の必要に応じて利用することのできる有料サービスとして、芳香・消臭器の利用に対する決済を行うことが可能となる。
実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済システムの構成を示す概略図である。 実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済システムを利用する際の各種信号の流れを示すシステムフロー図である。 実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済方法を実行する際のフロー図である。 操作対象とする芳香・消臭器の選択画面の一例を示す図である。 芳香/消臭操作を実施する意思表示を行う画面の一例を示す図である。 噴霧成分の選択画面の一例を示す図である。 噴霧条件の選択画面の一例を示す図である。 購入決定画面の一例を示す図である。 決済情報表示画面の一例を示す図である。 実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済システムを利用して事後決済を行う際の各種信号の流れを示すシステムフロー図である。 実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済方法(事後決済)を実行する際のフロー図である。
以下、本発明の芳香・消臭器の利用に対する決済システム、並びに決済方法に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を実施する上での好適な形態の一部であり、同様な効果を奏する限りにおいて、構成、方法の一部を変更したとしても、本発明の一部とみなすことができる。
[第1実施形態:基本]
[システム構成]
まず、図1を参照して、実施形態に係る芳香・消臭器の利用に対する決済システム(以下、単に決済システム10と称す)の構成について説明する。本実施形態に係る決済システムは、芳香・消臭器12と、携帯端末14、およびサーバ16を基本として成立する。芳香・消臭器12は、操作信号に基づいて、芳香成分、あるいは消臭成分を放出(噴霧)する役割を担う機器である。図1に示す例では、芳香・消臭器12は、図示しない通信手段を備えた車両18に搭載される構成とし、この車両18と通信ケーブルを介して電気的に接続されており、車両18を介して操作信号の送受信が可能に構成されている。
なお、実施形態に係る芳香・消臭器12では、1つの消臭成分(消臭)の溶液と、2つの芳香成分(芳香1、芳香2)の溶液をそれぞれ備え、これらのうちの1つを選択してそれぞれの成分を噴霧するための選択機能を備えている。また、実施形態に係る芳香・消臭器12には、タイマ機能が備えられ、噴霧成分の噴霧時間の調整を可能としている。このような構成により、噴霧成分の選択と、噴霧時間の調整が可能となる。
図1に示す形態では、例えば車両18に搭載されたSIMを介して固体識別する構成としており、車両18を介して詳細を後述するサーバ16との通信を可能な構成とされている。なお、芳香・消臭器12、あるいは芳香・消臭器12を搭載している車両18には、芳香・消臭器12を特定するためのID等が、目視可能に表示されている。また、GPS発信機や、短距離無線信号の出力を可能とし、サーバ16を介して、あるいは詳細を後述する携帯端末14から直接、芳香・消臭器12の位置情報の特定を行うことが可能な構成とされている。なお、サーバ16を介した位置情報の特定は、GPS発信機からの出力信号の位置を地図上で特定するサービスとの連携を図れば良い。
携帯端末14は、インターネット等の無線通信回線に接続可能な端末であれば良く、高機能型携帯電話(スマートフォン)のように、アプリケーションソフトの導入を可能とし、GPSによる位置情報の特定が可能な端末であることが望ましい。本実施形態の場合、詳細を後述するサーバ16、あるいは委託先のアプリケーションソフト供給会社等から、芳香・消臭器12を操作するためのアプリケーションソフトをダウンロードし、これをインストールすると共に、要求される利用者情報を登録することで、芳香・消臭器12の操作が可能となるように構成されている。
実施形態に係るアプリケーションソフトは少なくとも、サーバ16を介して特定の芳香・消臭器12の操作と、当該操作に対する対価の支払い(課金処理)が成される機能を有する。ここで、芳香・消臭器12の操作とは、操作対象とする芳香・消臭器12を特定し、上述した消臭成分(消臭)と芳香成分(芳香1、芳香2)の選択と、噴霧条件の選択を行うことができれば良い。また、課金処理とは、消臭、芳香成分の噴霧条件に対応した金額の支払い行為の処理がなされる事である。よって、アプリケーションソフトにおける利用者情報の中には、キャッシュカード情報、口座情報、あるいはプリペイド情報などの支払い元の情報のうちの少なくとも1つが含まれるものとする。
サーバ16は、携帯端末14からの操作信号に基づいて芳香・消臭器12に対する操作信号を出力すると共に、芳香・消臭器12からの決済信号に基づいて、携帯端末14の利用者情報に関連付けた課金処理を行うための要素である。
このような機能を有するサーバ16は、携帯端末14に関する必要情報(利用者情報等)を記憶しており、上記処理を行うための操作信号の送受信機能、課金処理機能の他、少なくとも、必要情報が登録されている携帯端末14と、複数の芳香・消臭器12の位置情報を取得する機能等を有する。このような機能を備えたサーバ16は、携帯端末14を介してアプリケーションソフトが起動されると、携帯端末14の位置情報と芳香・消臭器12の位置情報から、アプリケーションソフトを起動した携帯端末14の近くに存在する芳香・消臭器12をピックアップし、そのID番号を携帯端末14のディスプレイ等に表示する処理を行う(例えば図4参照)。このような処理が成された後、携帯端末14上でID番号が選択されることにより、操作対象とされる芳香・消臭器12が特定される。
特定の携帯端末14により操作対象とされる芳香・消臭器12の特定が成されると、携帯端末14からサーバ16に対して、消臭成分、あるいは芳香成分の選択と、噴霧条件の選択が成された操作信号が出力される。操作信号を受信したサーバ16は、特定された芳香・消臭器12に対して、受信した操作信号を出力し、消臭成分、あるいは芳香成分の噴霧操作を促す。
本実施形態の場合、操作信号の受信は車両18を介して行われ、芳香・消臭器12に伝達される。車両18側は、芳香・消臭器12に対する操作信号の出力と共に、サーバ16に対して決済信号を出力する。サーバ16は、車両18側(芳香・消臭器12側)からの決済信号を受信した後、携帯端末14の利用者情報に関連づけた課金処理を行い、その旨を携帯端末14に出力し、ディスプレイ等に課金情報を表示させる(例えば図9参照)。
このような構成の決済システム10によれば、カーシェアリングシステムに用いられる車両18や、タクシーなどの車両18であっても、前の利用者の匂いを気にする事無く利用することが可能となる。また、芳香成分を噴霧する事により、該当する閉塞空間を利用者自身の好みの香りが漂う空間とすることができる。
また、消臭成分、芳香成分の利用に対価を定め、サーバ16を介してこれを課金する処理を施す事で、無用なサービス料金の付加を避け、必要とする利用者のみが、これを利用することができるようになり、各サービスに対する適正な料金と付加価値をそれぞれ定めることが可能となる。
[システムの利用形態:事前決済]
次に、上記のような決済システムをカーシェアリングシステムに適用し、実際に利用する場合の例について、図2と図3を参照して説明する。
利用者はまず、閉鎖空間としての車両18(シェアカー)に乗車する。この時、サーバ16と車両18との間では、車両18(芳香・消臭器12)の位置情報を特定するための信号の送受信が行われている。乗車後に、車内の匂いが気になったり、車内に香りが欲しいと感じる利用者は、携帯端末14に記録した専用のアプリケーションソフトを起動する。一方で、消臭や、香り付加の必要性を感じない利用者は、アプリケーションソフトを起動させる必要はなく、この時点で消臭・芳香についてのサービスが終了する(S10)。
アプリケーションソフトが起動されるとサーバ16は、アプリケーションソフトを起動した携帯端末14の位置情報を取得し、携帯端末14の近くに存在する芳香・消臭器12(芳香・消臭器12を搭載している車両18)を特定し、利用者の携帯端末14に対して該当する芳香・消臭器12のIDを少なくとも1つ送信する。
利用者の携帯端末14のディスプレイには、図4に示すように、近くに存在する芳香・消臭器12のIDが表示される。利用者は、ディスプレイ上に芳香・消臭器12のIDが表示され後、自身が乗車している車両18に存在する芳香・消臭器12のIDと一致するIDを選択することで、該当する芳香・消臭器12の操作が可能となる。
その後、利用者の携帯端末14には、操作のための指示が表示される。一例として、図5に示すような「消臭/芳香」ボタンが表示された場合、これを選択し、香り等の選択画像へと進むこととなる(S20)。
本実施形態では、「消臭」、「芳香1」、「芳香2」の3パターンが選択可能とされているため、表示画像としては、例えば図6に示すような選択画面が表示される。選択画面には、例えば消臭成分や芳香成分の説明と、各成分の基本料金(例えば1秒あたりの噴霧料金)等を付記しておくと良い(S30)。
図6に示すような噴霧成分の選択画面において、「消臭」、「芳香1」、「芳香2」の中からいずれかの選択肢が選ばれると、携帯端末14のディスプレイ上の表示画像は、噴霧時間を含む噴霧条件の選択画像へと移行する。噴霧条件とは、例えば図7に示すように、秒単位、での選択の他、インターバル時間や噴霧回数などを定めるものとすることができる(S40)。
利用者により、噴霧条件の選択が成されると、携帯端末14のディスプレイ上の表示画像は、選択した条件で消臭成分、あるいは芳香成分を購入するための画像(購入確定画面)に切り替わる。購入確定画面は、単に購入の意思決定をするための選択ボタンを配置する構成としても良いが、図8に一例を示すように、購入成分や噴霧条件の選択情報、並びに購入金額を表示した購入情報確認画面としても良い。当該画面において、「購入」ボタンを選択することで、消臭成分、あるいは芳香成分の購入が確定する(S50)。
消臭成分、あるいは芳香成分の購入が確定すると、携帯端末14からサーバ16へ購入情報として操作信号が送信される(S60)。携帯端末14からの操作信号を受信したサーバ16は、操作対象とされる芳香・消臭器12を搭載した車両18に対して操作信号を出力する(S70)。サーバ16からの操作信号を受けた車両18は、搭載された芳香・消臭器12に対して操作信号を伝達すると共に、サーバ16に対して決済信号を出力する(S80)。
その後、操作信号の伝達を受けた芳香・消臭器12は、操作信号に従って、消臭成分、あるいは芳香成分を定められた時間、及び回数噴霧する処理を行う(S90)。一方、車両18からの決済信号を受けたサーバ16は、携帯端末14に対して課金処理を行うと共に、携帯端末14に対して、課金情報を含む決済信号を出力する(S100)。決済信号を受けた携帯端末14のディスプレイには、消臭成分、あるいは芳香成分の購入に伴う課金情報が表示される。
課金情報としては、例えば図9に示すように、少なくとも購入した成分(消臭、芳香1、芳香2)と、購入条件(噴霧時間等)、購入日(日時)、及び購入料金が含まれるようにすれば良い(S110)。
[効果]
上記のような決済システム10の適用、並びに利用によれば、消臭成分、あるいは芳香成分を、カーシェアリングやタクシーのサービス利用者がそれぞれ、必要に応じて個別の有料サービスとして利用することができる。また、適宜、利用形態に対応して決済を済ませることができる。
[第2実施形態:事後決済]
上記実施形態では、携帯端末14によるアプリケーションソフトの起動と共に、携帯端末14とサーバ16とが通信を図ることで芳香・消臭器12の操作を可能とし、消臭成分、あるいは芳香成分の購入と共に決済が成される、いわゆる事前決済処理を行うケースについて説明した。
これに対して本実施形態では、携帯端末14とサーバ16との通信を図る事無く、携帯端末14と芳香・消臭器12とが直接通信を図る事により消臭成分、あるいは芳香成分を購入し、その後に決済処理が成される、いわゆる事後決済処理を行うケースについて図10、図11を参照して説明する。なお、このような決済処理を行う場合、芳香・消臭器12には、携帯端末14との直接通信を行うための短距離無線通信機能が備えられる。
[システムの利用形態]
利用者はまず、閉鎖空間としての車両(シェアカー)に乗車する。乗車後に、匂いが気になったり、香りが欲しいと感じる利用者は、携帯端末14に記録した専用のアプリケーションソフトを起動する(S10A)。
利用者は、アプリケーションソフトの起動後、短距離無線通信機能を介して操作対象とする芳香・消臭器12の選択、特定を行う(操作画面の例は、図4参照)。芳香・消臭器12の選択、特定が成されると、利用者の携帯端末14のディスプレイには、操作のための指示が表示される。一例として、図5に示すような「消臭/芳香」ボタンが表示された場合、これを選択し、香り等の選択画像へと進むこととなる(S20A)。
本実施形態では、「消臭」、「芳香1」、「芳香2」の3パターンが選択可能とされているため、表示画像としては、例えば図6に示すような選択画面が表示される。図6に示すような香り等の選択画面において、「消臭」、「芳香1」、「芳香2」の中からいずれかの選択肢が選ばれると、携帯端末14のディスプレイ上の表示画像は、噴霧条件の選択画像へと移行する(S30A)。噴霧条件は図7に示すように、秒単位での噴霧時間の選択の他、インターバルでの噴霧回数などを定めるものであっても良い(S40A)。
操作者により、噴霧条件の選択が成されると、携帯端末14のディスプレイ上の表示画像は、選択した条件で消臭成分、あるいは芳香成分を購入するための画像に切り替わる(図8参照)。当該画面において、「購入」ボタンを選択することで、消臭成分、あるいは芳香成分の購入が確定する(S50A)。
消臭成分、あるいは芳香成分の購入が確定すると、携帯端末14から芳香・消臭器12に対して操作信号が送信される。この時、芳香・消臭器12には、操作信号と共に、操作を行った(消臭成分、あるいは芳香成分を購入した携帯端末14を特定するための登録情報(特定情報)が送信される。ここで、特定情報とは、アプリケーションソフトへの登録情報の一部であれば良く、例えば個々に定めるユーザーIDなどの番号であれば良い(S60A)。
操作信号と特定情報を受信した芳香・消臭器12は、操作信号に従って、消臭成分、あるいは芳香成分を定められた時間噴霧する処理を行う(S70A)。消臭成分、あるいは芳香成分の噴霧処理後、芳香・消臭器12は、芳香・消臭器12を搭載している車両18に対して操作信号と特定情報を伝達する(S80A)。
操作信号と特定情報の伝達を受けた車両18は、サーバ16に対して操作信号と特定情報の送信処理を行う(S90A)。車両からの操作信号と特定情報の送信を受信したサーバ16は、該当する操作処理が既に成されたと判断し、特定情報に該当する携帯端末の利用者情報に関連付けた課金処理を行うと共に、携帯端末14に対して、課金情報を含む決済信号を出力する(S100A)。決済信号を受けた携帯端末14のディスプレイには、例えば図9に示すように、消臭成分、あるいは芳香成分の購入に伴う課金情報が表示される(S110A)。
[効果]
このような決済システム10の適用、並びに利用によっても、消臭成分、あるいは芳香成分を、カーシェアリングやタクシーのサービス利用者が、それぞれの必要に応じて個別の有料サービスとして利用することができる。また、適宜、利用形態に対応して決済を済ませることができる。
さらに、このような決済システム10によれば、アプリケーションソフト起動時に、携帯端末14とサーバ16との間での通信状態が不安定となる場合であっても、消臭成分、あるいは芳香成分の購入サービスを利用することが可能となり、利用したいタイミングを逃す事が無くなるという利点がある。
[第3実施形態:単体利用のためのシステム構成]
上記実施形態ではいずれも、芳香・消臭器12は、車両18に搭載され、搭載されている車両18を介してサーバ16との通信が成されるように説明している。しかしながら当然に、芳香・消臭器12自体にSIMや、通信手段(いずれも不図示)を搭載する構成としても良い。芳香・消臭器12自体に通信機能を持たせる構成とすることで、ホテルや時間貸しの個室などにおいても、本発明に係る決済システム10を適用することが可能となるからである。
上記実施形態では、芳香・消臭器12のマッチング(操作対象とする芳香・消臭器12の特定)は、ID番号等の特定情報の表示と選択により成される旨説明した。しかしながら、こうしたマッチング処理は、アプリケーションソフトを起動した携帯端末14を基点として、最も近い位置に存在する芳香・消臭器12を自動でマッチングする処理を行うようにしても良い。
また、各芳香・消臭器12には、ID番号の他に、直接標記される固有のキー番号などを持たせるようにしても良い。携帯端末14と芳香・消臭器12のマッチングを行う際、ID番号の選択後に、キー番号の入力を促すようにすることで、目的と異なる固体(芳香・消臭器12)が操作されてしまう事を防止することが可能となるからである。このような誤操作防止策は、ホテルの客室内に芳香・消臭器12を配置する場合など、比較的狭い範囲に複数の芳香・消臭器12が密集する場合に特に有効である。
また、上記実施形態では、一例として、芳香・消臭器12では、1つの消臭成分の溶液と、2つの芳香成分の溶液を備える旨説明した。しかしながら、これらの芳香成分や消臭成分の組み合わせは限定されるものではない。また、芳香成分や消臭成分の数も、芳香・消臭器12の形態に応じて変更することができる。
また、上記実施形態では、携帯端末14の位置情報と、芳香・消臭器12の位置情報とに基づいて、携帯端末14の近くに存在する芳香・消臭器をピックアップする旨説明した。しかしながら、アプリケーションソフトに芳香・消臭器12のID番号等を入力し、サーバ16へ送信する機能を持たせた場合には、サーバ16を介して該当する芳香・消臭器12に対して直接、操作信号等の送受信を行うことが可能となる。よって、このような機能を持たせた場合には、芳香・消臭器12の位置情報を特定する必要はなくなる。
さらに、上記実施形態中の噴霧条件の選択において、図7に示す例では、任意な数値の入力、あるいは選択を行うことが可能であるように示しているが、予め定められた数値や数の選択ボタンを表示する構成としても良い。このような構成とすることで、選択時間の低減、及び噴霧に係る制御の簡素化を図ることが可能となる。
10………決済システム、12………芳香・消臭器、14………携帯端末、16………サーバ、18………車両。

Claims (9)

  1. 閉塞空間に配置された芳香・消臭器と、
    無線通信回線を介して前記芳香・消臭器に対する操作信号を出力可能な携帯端末と、
    前記携帯端末を保有して前記芳香・消臭器と、前記芳香・消臭器を利用する利用者の、利用者情報の管理を行うサーバと、を有し、
    前記携帯端末からの前記操作信号に基づいて前記芳香・消臭器が稼働した際、前記サーバは、前記携帯端末を保有する利用者の前記利用者情報に関連付けた課金処理を実行すると共に、前記携帯端末に対して決済情報を出力することを特徴とする芳香・消臭器の利用に対する決済システム。
  2. 前記芳香・消臭器の稼働は、前記携帯端末から出力された操作信号が前記サーバに入力された後、前記サーバから前記芳香・消臭器に出力されることを特徴とする請求項1に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済システム。
  3. 前記芳香・消臭器の稼働は、前記携帯端末から前記芳香・消臭器に対して、短距離無線通信により操作信号が出力されることにより成されることを特徴とする請求項1に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済システム。
  4. 前記課金処理は、前記芳香・消臭器から前記サーバに対して出力される決済信号に基づいて成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済システム。
  5. 前記サーバと前記芳香・消臭器との間に、通信手段を備えた車両を介在させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済システム。
  6. 閉塞空間に配置された芳香・消臭器と、無線通信回線を介して前記芳香・消臭器に対する操作信号を出力可能な携帯端末と、前記携帯端末を保有して前記芳香・消臭器と、前記芳香・消臭器を利用する利用者の、利用者情報の管理を行うサーバと、を用いた芳香・消臭器の利用に対する決済方法であって、
    前記携帯端末から前記操作信号を出力する工程と、
    前記操作信号に基づいて前記芳香・消臭器を稼働させる工程と、
    前記芳香・消臭器が稼働した後、前記サーバに対して決済信号を送信する工程と、
    前記決済信号を受信した前記サーバが、前記利用者情報に関連付けた課金処理を行う工程と、を有することを特徴とする、芳香・消臭器の利用に対する決済方法。
  7. 前記操作信号の出力は、前記サーバに対して行い、
    前記サーバを介して前記芳香・消臭器に入力されることを特徴とする請求項6に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済方法。
  8. 前記操作信号の出力は、前記携帯端末から前記芳香・消臭器に対して直接出力され、
    前記操作信号と共に、前記携帯端末を特定するための特定情報が出力され、
    前記芳香・消臭器から前記サーバに対して、前記操作信号と共に前記特定情報を送信する工程を含み、
    前記サーバは、前記操作信号と前記特定情報に基づいて、前記利用者情報に関連付けた課金処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済方法。
  9. 前記サーバに対する前記決済信号の送信、または前記操作信号及び前記特定情報の送信を通信手段を備えた車両を介して行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の芳香・消臭器の利用に対する決済方法。
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