JP2009253429A - アクセスポイント及び当該アクセスポイントを備える無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題と、アクセスポイントの設置位置に関する問題と、を解消することができるとともに、端末のユーザが確実に所望のスポットサービスを利用することができるアクセスポイント及び当該アクセスポイントを備える無線通信システムを提供する。
【解決手段】所定のエリア内にある端末3と接続して無線通信を行うアクセスポイント1に、端末3と接続して無線LAN通信を行う無線LAN通信部13を備えるアクセスポイント本体部11と、アクセスポイント本体部11とケーブル10で接続され、端末3と接続して近距離無線通信を行う近距離無線通信部15と、を備え、そして、アクセスポイント1を、端末3との相互認証、端末3に対する端末用接続情報の送信及び端末3からのアクセスポイント用接続情報の取得を、近距離無線通信部15を用いて行うよう構成した。
【選択図】図1
【解決手段】所定のエリア内にある端末3と接続して無線通信を行うアクセスポイント1に、端末3と接続して無線LAN通信を行う無線LAN通信部13を備えるアクセスポイント本体部11と、アクセスポイント本体部11とケーブル10で接続され、端末3と接続して近距離無線通信を行う近距離無線通信部15と、を備え、そして、アクセスポイント1を、端末3との相互認証、端末3に対する端末用接続情報の送信及び端末3からのアクセスポイント用接続情報の取得を、近距離無線通信部15を用いて行うよう構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、アクセスポイント及び当該アクセスポイントを備える無線通信システムに関する。
従来、駅や空港、ホテル、飲食店などの人が多く集まる場所に、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)などのアクセスポイントを設置して、無線通信サービスを提供するスポットサービスが知られている。
スポットサービスを利用する場合、利用者は端末に、アクセスポイントと接続するための接続情報を設定する必要がある。利用者は、例えば、端末を操作して接続情報を入力することによって(例えば、特許文献1参照)、或いは、アクセスポイントに設けられたボタン(例えば、AOSS(AirStation One-Touch Secure System)ボタン等)を押下することによって、端末に接続情報を設定するようになっている。
したがって、スポットサービスの利用に際して、手間がかかるという問題がある。
したがって、スポットサービスの利用に際して、手間がかかるという問題がある。
さらに、接続情報の設定に際して、アクセスポイントに設けられたボタンを押下する必要がある場合、アクセスポイントを利用者の手の届きやすい位置に設置すると、アクセスポイントから送信される無線通信信号が伝播しにくいという通信上の問題が発生する。その一方で、アクセスポイントを利用者の手の届きにくい位置に設置すると、ボタンを押下しにくいという操作上の問題や、不特定の者がアクセスポイントに触れることができてしまうという管理上の問題などが発生する。
すなわち、接続情報の設定に際して、アクセスポイントに設けられたボタンを押下する必要がある場合、アクセスポイントの設置位置に関する問題がある。
すなわち、接続情報の設定に際して、アクセスポイントに設けられたボタンを押下する必要がある場合、アクセスポイントの設置位置に関する問題がある。
そこで、例えば、既に接続情報を保有している他の通信装置から、近距離無線通信によって、当該接続情報を取得することができる端末(通信装置)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、例えば、決済のために近距離無線通信を行う際、当該近距離無線通信を行うための認証を、公衆ネットワーク網を経由する通信で行うことができる端末(情報通信端末)や、決済のために近距離無線通信を行う際、当該近距離無線通信を行うための認証に必要な情報の一部を端末が所定の領域内に入った時点で取得することができるアクセスポイントなどが提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。
また、例えば、予めセキュリティの確保された通信回線を経由してサーバにアクセスできる携帯電話機を介してサーバから接続情報を取得したり、当該携帯電話機を用いて決済したりできる端末(情報処理装置)などが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開2006−005824号公報
特開2007−150984号公報
特開2007−116456号公報
特開2006−050466号公報
特開2006−050257号公報
また、例えば、決済のために近距離無線通信を行う際、当該近距離無線通信を行うための認証を、公衆ネットワーク網を経由する通信で行うことができる端末(情報通信端末)や、決済のために近距離無線通信を行う際、当該近距離無線通信を行うための認証に必要な情報の一部を端末が所定の領域内に入った時点で取得することができるアクセスポイントなどが提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。
また、例えば、予めセキュリティの確保された通信回線を経由してサーバにアクセスできる携帯電話機を介してサーバから接続情報を取得したり、当該携帯電話機を用いて決済したりできる端末(情報処理装置)などが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、特許文献2記載の発明は、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題やアクセスポイントの設置位置に関する問題は解消できるものの、接続の際に行う端末とアクセスポイントとの間の相互認証は無線で行うので、相互認証できない場合があり、また、取得した接続情報が、所望のアクセスポイントに接続するための接続情報でない場合もあるため、所望のスポットサービスを利用できない場合があるという問題が生じる。
また、特許文献3,4記載の発明は、決済のための近距離無線通信を行うための発明であり、スポットサービスを利用するための発明ではないため、アクセスポイントの設置位置に関する問題も、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題も、解消できない。
また、特許文献5記載の発明は、予めセキュリティの確保された通信回線を経由してサーバにアクセスできる携帯電話機が必要であるという問題がある。
また、特許文献3,4記載の発明は、決済のための近距離無線通信を行うための発明であり、スポットサービスを利用するための発明ではないため、アクセスポイントの設置位置に関する問題も、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題も、解消できない。
また、特許文献5記載の発明は、予めセキュリティの確保された通信回線を経由してサーバにアクセスできる携帯電話機が必要であるという問題がある。
本発明の課題は、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題と、アクセスポイントの設置位置に関する問題と、を解消することができるとともに、端末のユーザが確実に所望のスポットサービスを利用することができるアクセスポイント及び当該アクセスポイントを備える無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
所定のエリア内にある端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントにおいて、
前記端末と接続して前記無線通信を行う第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行う第2通信部と、
前記第2通信部を用いて、前記端末と相互の正当性を認証する相互認証手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、当該端末が前記第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末から、前記第1通信部が当該端末と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する設定手段と、
前記第1通信部を用いて、前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報と、前記設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、前記端末と接続して前記無線通信を行う通信制御手段と、を備えることを特徴とする。
所定のエリア内にある端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントにおいて、
前記端末と接続して前記無線通信を行う第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行う第2通信部と、
前記第2通信部を用いて、前記端末と相互の正当性を認証する相互認証手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、当該端末が前記第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末から、前記第1通信部が当該端末と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する設定手段と、
前記第1通信部を用いて、前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報と、前記設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、前記端末と接続して前記無線通信を行う通信制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のアクセスポイントにおいて、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載のアクセスポイントにおいて、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
所定のエリア内にある端末と、当該端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントと、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記端末と接続して前記無線通信を行うアクセスポイント側第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行うアクセスポイント側第2通信部と、を備え、
前記端末は、
前記アクセスポイント側第1通信部と接続して前記無線通信を行う端末側第1通信部と、
前記アクセスポイント側第2通信部と接続して前記近距離無線通信を行う端末側第2通信部と、を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第2通信部及び前記端末側第2通信部を用いて、相互の正当性を認証する相互認証手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する第1表示制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末から、前記アクセスポイント側第1通信部が前記端末側第1通信部と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定するアクセスポイント側設定手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記端末側第1通信部が前記アクセスポイント側第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報を設定する端末側設定手段を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第1通信部及び前記端末側第1通信部を用いて、前記端末側設定手段により設定された端末用接続情報と、前記アクセスポイント側設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、相互に接続して前記無線通信を行う通信制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示する第2表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
所定のエリア内にある端末と、当該端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントと、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記端末と接続して前記無線通信を行うアクセスポイント側第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行うアクセスポイント側第2通信部と、を備え、
前記端末は、
前記アクセスポイント側第1通信部と接続して前記無線通信を行う端末側第1通信部と、
前記アクセスポイント側第2通信部と接続して前記近距離無線通信を行う端末側第2通信部と、を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第2通信部及び前記端末側第2通信部を用いて、相互の正当性を認証する相互認証手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する第1表示制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末から、前記アクセスポイント側第1通信部が前記端末側第1通信部と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定するアクセスポイント側設定手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記端末側第1通信部が前記アクセスポイント側第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報を設定する端末側設定手段を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第1通信部及び前記端末側第1通信部を用いて、前記端末側設定手段により設定された端末用接続情報と、前記アクセスポイント側設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、相互に接続して前記無線通信を行う通信制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示する第2表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定のエリア内にある端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントは、端末と接続して無線通信を行う第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、端末と接続して第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行う第2通信部と、第2通信部を用いて、端末と相互の正当性を認証する相互認証手段と、相互認証された場合に、第2通信部を用いて、端末に対して、当該端末が第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、相互認証された場合に、第2通信部を用いて、端末から、第1通信部が当該端末と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する設定手段と、第1通信部を用いて、送信された端末用接続情報と、設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、端末と接続して無線通信を行う通信制御手段と、を備えている。
すなわち、第2通信部が端末と近距離無線通信を行って、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(相互認証及び接続情報の受渡)を行うことができるため、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題を解消することができる。
また、第2通信部と、無線通信を行う第1通信部を備えたアクセスポイント本体部と、が別体であり、第2通信部を、利用者の手が届きやすい位置に設置することができるとともに、アクセスポイント本体部を、不特定の者の手が届きにくく、アクセスポイント本体部(第1通信部)から送信される無線通信信号が伝播しやすい位置に設置することができるため、アクセスポイントの設置位置に関する問題を解消することができる。
また、端末を、所望のアクセスポイントの第2通信部にかざせば、当該端末は、当該所望のアクセスポイントのみと無線通信できるため、端末のユーザは、確実に所望のスポットサービスを利用することができる。
また、第2通信部と、無線通信を行う第1通信部を備えたアクセスポイント本体部と、が別体であり、第2通信部を、利用者の手が届きやすい位置に設置することができるとともに、アクセスポイント本体部を、不特定の者の手が届きにくく、アクセスポイント本体部(第1通信部)から送信される無線通信信号が伝播しやすい位置に設置することができるため、アクセスポイントの設置位置に関する問題を解消することができる。
また、端末を、所望のアクセスポイントの第2通信部にかざせば、当該端末は、当該所望のアクセスポイントのみと無線通信できるため、端末のユーザは、確実に所望のスポットサービスを利用することができる。
以下、図を参照して、本発明にかかるアクセスポイント1及びアクセスポイント1を備える無線通信システム1000の最良の形態を詳細に説明する。
<無線通信システム>
無線通信システム1000は、例えば、図1に示すように、アクセスポイント1と、アクセスポイント1を介してネットワークNと接続する端末3と、などを備えて構成される。
アクセスポイント1は、例えば、スポットサービス(すなわち、例えば、無線LAN(Local Area Network)を利用したネットワークNへの接続サービス)のアクセスポイントである。
端末3は、例えば、スポットサービスを利用できるエリア(例えば、駅や空港、ホテル、飲食店などの人が多く集まるエリア)内に入り、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(例えば、相互認証や、無線LAN通信の利用料金の決済、接続情報の受渡など)を行った後に、アクセスポイント1を介してネットワークNと接続できるようになっている。
無線通信システム1000は、例えば、図1に示すように、アクセスポイント1と、アクセスポイント1を介してネットワークNと接続する端末3と、などを備えて構成される。
アクセスポイント1は、例えば、スポットサービス(すなわち、例えば、無線LAN(Local Area Network)を利用したネットワークNへの接続サービス)のアクセスポイントである。
端末3は、例えば、スポットサービスを利用できるエリア(例えば、駅や空港、ホテル、飲食店などの人が多く集まるエリア)内に入り、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(例えば、相互認証や、無線LAN通信の利用料金の決済、接続情報の受渡など)を行った後に、アクセスポイント1を介してネットワークNと接続できるようになっている。
ここで、無線通信システム1000においては、例えば、図1に示すように、ネットワークNに、電子マネーサービスを提供する会社等のサーバである課金サーバMが接続されており、無線LAN通信の利用料金の決済を、プリペイド型の電子マネーを用いた決済で行えるようになっている。
<アクセスポイント>
アクセスポイント1は、例えば、無線LANのアクセスポイントであり、スポットサービスを利用できるエリア内に設置されている。
アクセスポイント1は、例えば、アクセスポイント本体部11と、アクセスポイント本体部11とケーブル10で接続された近距離無線通信部15と、などを備えて構成される。
アクセスポイント本体部11は、例えば、不特定の者の手が届きにくく、無線LAN通信部13(後述)から送信される信号(無線通信信号)が伝播しやすい位置に設置されており、近距離無線通信部15は、例えば、スポットサービスを利用する利用者(端末3のユーザ)の手が届きやすい位置に設置されている。
アクセスポイント1は、例えば、無線LANのアクセスポイントであり、スポットサービスを利用できるエリア内に設置されている。
アクセスポイント1は、例えば、アクセスポイント本体部11と、アクセスポイント本体部11とケーブル10で接続された近距離無線通信部15と、などを備えて構成される。
アクセスポイント本体部11は、例えば、不特定の者の手が届きにくく、無線LAN通信部13(後述)から送信される信号(無線通信信号)が伝播しやすい位置に設置されており、近距離無線通信部15は、例えば、スポットサービスを利用する利用者(端末3のユーザ)の手が届きやすい位置に設置されている。
アクセスポイント1は、例えば、ネットワークNに接続しており、所定のエリア内(スポットサービスを利用できるエリア内)にある端末3と接続してWiFi(Wireless Fidelity)技術を用いた無線LAN通信を行うために、NFC(Near Field Communication)技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、端末3との間で、相互認証したり、無線LAN通信の利用料金を決済したり、接続情報を受渡したりするようになっている。
アクセスポイント11は、例えば、図2に示すように、ネットワーク接続部12と、無線LAN通信部13と、近距離無線通信部15を接続するI/F部14と、制御部16と、などを備えて構成される。
ネットワーク接続部12は、例えば、LANやインターネットなどのネットワークNと接続して、ネットワークNに接続する他の装置(所定のサーバや他のアクセスポイントなど)との間で各種データの送受信を行う。
無線LAN通信部13は、例えば、無線LAN通信用のアンテナ13aを有しており、例えば、第1通信部(アクセスポイント側第1通信部)として、所定のエリア内にある端末3の無線LAN通信部31(後述)と接続して、WiFi技術を用いた無線LAN通信を行って、端末3との間で各種データの送受信を行う。
I/F部14は、例えば、近距離無線通信部15との間で各種データを入出力するためのインターフェースである。
近距離無線通信部15は、無線LAN通信部13よりも通信可能距離が短い通信部である。
近距離無線通信部15は、例えば、近距離無線通信用のアンテナ15aを有しており、例えば、第2通信部(アクセスポイント側第2通信部)として、所定の範囲内にある端末3の近距離無線通信部32(後述)と接続して、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、端末3との間で各種データの送受信を行う。
近距離無線通信部15は、例えば、近距離無線通信用のアンテナ15aを有しており、例えば、第2通信部(アクセスポイント側第2通信部)として、所定の範囲内にある端末3の近距離無線通信部32(後述)と接続して、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、端末3との間で各種データの送受信を行う。
制御部16は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)161と、RAM(Random Access Memory)162と、計時部163と、記憶部164と、などを備えて構成される。
CPU161は、例えば、記憶部164に記憶されたアクセスポイント1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM162は、例えば、CPU161によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
計時部163は、例えば、CPU161から入力される制御信号に従って、所与の計時処理を行う。
記憶部164は、例えば、アクセスポイント1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU161によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部164に記憶されている。
具体的には、記憶部164は、例えば、図2に示すように、接続情報データファイル164a1と、認証プログラム164b1と、決済プログラム164b2と、取得プログラム164b3と、設定プログラム164b4と、無線LAN通信制御プログラム164b5と、算出プログラム164b6と、送信制御プログラム164b7と、などを記憶している。
接続情報データファイル164a1は、例えば、アクセスポイント用接続情報や端末用接続情報などを記憶している。
アクセスポイント用接続情報は、例えば、アクセスポイント1が端末3と接続して無線LAN通信を行うために必要な情報であり、具体的には、例えば、端末3のIDなどである。
端末用接続情報は、例えば、端末3がアクセスポイント1と接続して無線LAN通信を行うために必要な情報であり、具体的には、例えば、アクセスポイント1と接続するためのパスワードや、アクセスポイントとの無線LAN通信で使用する暗号、アクセスポイント1のIDなどである。
ここで、接続情報データファイル164a1において、アクセスポイント用接続情報は、例えば、予め記憶されており、端末用接続情報は、例えば、設定プログラム164b4を実行したCPU161により設定されることによって記憶されるようになっている。
アクセスポイント用接続情報は、例えば、アクセスポイント1が端末3と接続して無線LAN通信を行うために必要な情報であり、具体的には、例えば、端末3のIDなどである。
端末用接続情報は、例えば、端末3がアクセスポイント1と接続して無線LAN通信を行うために必要な情報であり、具体的には、例えば、アクセスポイント1と接続するためのパスワードや、アクセスポイントとの無線LAN通信で使用する暗号、アクセスポイント1のIDなどである。
ここで、接続情報データファイル164a1において、アクセスポイント用接続情報は、例えば、予め記憶されており、端末用接続情報は、例えば、設定プログラム164b4を実行したCPU161により設定されることによって記憶されるようになっている。
認証プログラム164b1は、例えば、近距離無線通信部15に端末3がかざされた場合(端末3が所定の範囲内に入った場合)に、近距離無線通信部15を用いて、端末3と相互の正当性を認証する機能を、CPU161に実現させる。
すなわち、CPU161が、例えば、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証するとともに、端末3が、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証することによって、相互認証する。
すなわち、CPU161が、例えば、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証するとともに、端末3が、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証することによって、相互認証する。
具体的には、CPU161は、例えば、端末3をチェックして、アクセスポイント1を介してネットワークNに接続する端末として正当であると判断し、かつ、端末3が課金することができる端末(電子マネー決済ができる端末)であると判断した場合に、端末3を認証する。
一方、端末3は、例えば、アクセスポイント1をチェックして、アクセスポイントとして正当であると判断した場合に、アクセスポイント1を認証する。
一方、端末3は、例えば、アクセスポイント1をチェックして、アクセスポイントとして正当であると判断した場合に、アクセスポイント1を認証する。
より具体的には、例えば、まず、アクセスポイント1は、乱数を発生して端末3に送信する。端末3は、乱数を発生してアクセスポイント1に送信する。
次いで、アクセスポイント1は、端末3から送信された乱数を相互認証用の暗号キーを用いて暗号化し、その暗号化された乱数(暗号化乱数)を端末3に送信する。端末3は、アクセスポイント1から送信された乱数を相互認証用の暗号キーを用いて暗号化し、その暗号化された乱数(暗号化乱数)をアクセスポイント1に送信する。
次いで、アクセスポイント1は、端末3から送信された暗号化乱数が正しい暗号キーで暗号化されているか否かを確認して、確認できれば端末3の正当性を認証する。端末3は、アクセスポイント1から送信された暗号化乱数が正しい暗号キーで暗号化されているか否かを確認して、確認できればアクセスポイント1の正当性を認証する。
CPU161は、かかる認証プログラム164b1を実行することによって、相互認証手段として機能する。
次いで、アクセスポイント1は、端末3から送信された乱数を相互認証用の暗号キーを用いて暗号化し、その暗号化された乱数(暗号化乱数)を端末3に送信する。端末3は、アクセスポイント1から送信された乱数を相互認証用の暗号キーを用いて暗号化し、その暗号化された乱数(暗号化乱数)をアクセスポイント1に送信する。
次いで、アクセスポイント1は、端末3から送信された暗号化乱数が正しい暗号キーで暗号化されているか否かを確認して、確認できれば端末3の正当性を認証する。端末3は、アクセスポイント1から送信された暗号化乱数が正しい暗号キーで暗号化されているか否かを確認して、確認できればアクセスポイント1の正当性を認証する。
CPU161は、かかる認証プログラム164b1を実行することによって、相互認証手段として機能する。
決済プログラム164b2は、例えば、相互認証された場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、無線LAN通信の利用料金を課金して決済(電子マネー決済)する機能を、CPU161に実現させる。
具体的には、CPU161は、例えば、端末3が備える電子マネーメモリ部33から使用可能な電子マネーの額に関する金額データなどを読み取り、当該読み取った金額データに基づく金額から無線LAN通信の利用料金を減額した金額を算出し、無線LAN通信の利用料金や当該算出した金額に関する金額データなどに基づいて、電子マネーメモリ部33に記憶されたデータを更新する。
また、CPU161は、例えば、ネットワークNに接続する課金サーバMに対して、端末3を識別する識別情報(ID等)や算出した金額に関する金額データなどを送信することによって、決済処理を行った旨を報告する。
CPU161は、かかる決済プログラム164b2を実行することによって、決済手段として機能する。
また、CPU161は、例えば、ネットワークNに接続する課金サーバMに対して、端末3を識別する識別情報(ID等)や算出した金額に関する金額データなどを送信することによって、決済処理を行った旨を報告する。
CPU161は、かかる決済プログラム164b2を実行することによって、決済手段として機能する。
取得プログラム164b3は、例えば、相互認証された場合に(無線LAN通信の利用料金が決済された場合に)、近距離無線通信部15を用いて、端末3から、アクセスポイント用接続情報を取得する機能を、CPU161に実現させる。
具体的には、CPU161は、例えば、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、アクセスポイント用接続情報を送信するよう要求する。当該要求に従って、端末3は、例えば、端末3が有する接続情報データファイル363a1からアクセスポイント用接続情報を取得し、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1に対して、当該取得したアクセスポイント用接続情報を送信する。これにより、CPU161は、端末3から、アクセスポイント用接続情報を取得することができる。
CPU161は、かかる取得プログラム164b3を実行することによって、取得手段として機能する。
CPU161は、かかる取得プログラム164b3を実行することによって、取得手段として機能する。
設定プログラム164b4は、例えば、相互認証された場合に(無線LAN通信の利用料金が決済された場合に)、取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する機能を、CPU161に実現させる。
具体的には、CPU161は、例えば、取得されたアクセスポイント用接続情報を、接続情報データファイル164a1に記憶させることによって設定する。
CPU161は、かかる設定プログラム164b4を実行することによって、設定手段(アクセスポイント側設定手段)として機能する。
CPU161は、かかる設定プログラム164b4を実行することによって、設定手段(アクセスポイント側設定手段)として機能する。
無線LAN通信制御プログラム164b5は、例えば、無線LAN通信部13を用いて、端末3に設定された端末用接続情報と、アクセスポイント1に設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、端末3(無線LAN通信部31)と接続して無線LAN通信を行う機能を、CPU161に実現させる。
CPU161は、かかる無線LAN通信制御プログラム164b5を実行することによって、通信制御手段として機能する。
CPU161は、かかる無線LAN通信制御プログラム164b5を実行することによって、通信制御手段として機能する。
算出プログラム164b5は、例えば、無線LAN通信の利用についての利用制限時間と、端末3が無線LAN通信を利用した利用時間と、に基づいて、無線LAN通信の利用残余時間を算出する機能を、CPU161に実現させる。
具体的には、CPU161は、例えば、決済された無線LAN通信の利用料金に応じて設定される利用制限時間から、計時部163により計時された利用時間を引くことによって、利用残余時間を算出する。
CPU161は、かかる算出プログラム164b6を実行することによって、算出手段として機能する。
CPU161は、かかる算出プログラム164b6を実行することによって、算出手段として機能する。
送信制御プログラム164b7は、例えば、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、所定のデータを送信する機能を、CPU161に実現させる。
具体的には、CPU161は、例えば、無線LAN通信の利用料金が決済された場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、当該決済に関する決済データを送信する。
ここで、決済データとは、例えば、端末3が備える電子マネーメモリ部33から読み取った金額データに基づく金額や、無線LAN通信の利用料金、読み取った金額データに基づく金額から無線LAN通信の利用料金を減額した金額などに関する情報である。
ここで、決済データとは、例えば、端末3が備える電子マネーメモリ部33から読み取った金額データに基づく金額や、無線LAN通信の利用料金、読み取った金額データに基づく金額から無線LAN通信の利用料金を減額した金額などに関する情報である。
また、CPU161は、例えば、相互認証された場合に(無線LAN通信の利用料金が決済された場合に)、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、接続情報データファイル164a1に記憶された端末用接続情報を送信する。
また、CPU161は、例えば、アクセスポイント1と端末3とが無線LAN通信を行っている間、近距離無線通信部15に端末3がかざされた場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、算出された利用残余時間に関する時間データを送信する。
ここで、時間データは、時間データに基づく時間情報によって利用残余時間が分かるデータであれば任意である。
CPU161は、かかる送信制御プログラム164b7を実行することによって、決済データ送信制御手段、接続情報送信制御手段及び時間データ送信制御手段として機能する。
ここで、時間データは、時間データに基づく時間情報によって利用残余時間が分かるデータであれば任意である。
CPU161は、かかる送信制御プログラム164b7を実行することによって、決済データ送信制御手段、接続情報送信制御手段及び時間データ送信制御手段として機能する。
<端末>
端末3は、例えば、WiFi技術を用いた無線LAN通信が可能であるとともに、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信が可能な携帯電話機である。
端末3は、例えば、アクセスポイント1と接続してWiFi技術を用いた無線LAN通信を行うために、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、アクセスポイント1との間で、相互認証したり、無線LAN通信の利用料金を決済したり、接続情報を受渡したりするようになっている。
端末3は、例えば、WiFi技術を用いた無線LAN通信が可能であるとともに、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信が可能な携帯電話機である。
端末3は、例えば、アクセスポイント1と接続してWiFi技術を用いた無線LAN通信を行うために、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、アクセスポイント1との間で、相互認証したり、無線LAN通信の利用料金を決済したり、接続情報を受渡したりするようになっている。
端末3は、例えば、図3に示すように、無線LAN通信部31と、近距離無線通信部32と、電子マネーメモリ部33と、操作部34と、表示部35と、制御部36と、などを備えて構成される。
無線LAN通信部31は、例えば、無線LAN通信用のアンテナ31aを有しており、例えば、端末側第1通信部として、所定のエリア内にあるアクセスポイント1(アクセスポイント本体部11の無線LAN通信部13)と接続して、WiFi技術を用いた無線LAN通信を行って、アクセスポイント1との間で各種データの送受信を行う。
近距離無線通信部32は、無線LAN通信部31よりも通信可能距離が短い通信部である。
近距離無線通信部32は、例えば、近距離無線通信用のアンテナ32aを有しており、例えば、端末側第2通信部として、所定の範囲内にあるアクセスポイント1(近距離無線通信部15)と接続して、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、アクセスポイント1との間で各種データの送受信を行う。
近距離無線通信部32は、例えば、近距離無線通信用のアンテナ32aを有しており、例えば、端末側第2通信部として、所定の範囲内にあるアクセスポイント1(近距離無線通信部15)と接続して、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信を行って、アクセスポイント1との間で各種データの送受信を行う。
電子マネーメモリ部33は、例えば、課金サーバMが発行した電子マネーに関するデータを記憶している。
具体的には、電子マネーメモリ部33は、例えば、電子マネーサービスを提供する会社等を識別する識別情報(ID等)や、使用可能な電子マネーの額に関する金額データ、電子マネーの使用・チャージ履歴などを記憶している。
具体的には、電子マネーメモリ部33は、例えば、電子マネーサービスを提供する会社等を識別する識別情報(ID等)や、使用可能な電子マネーの額に関する金額データ、電子マネーの使用・チャージ履歴などを記憶している。
操作部34は、例えば、操作ボタンなどから構成され、例えば、ユーザにより操作されると、当該操作信号を制御部36に出力する。
表示部35は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)パネルなどから構成され、制御部36から入力される表示信号に従って所与の表示処理を行う。
制御部36は、例えば、図3に示すように、CPU361と、RAM362と、記憶部363と、などを備えている。
CPU361は、例えば、記憶部363に記憶された端末3用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM362は、例えば、CPU361によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部363は、例えば、端末3で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU361によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部363に記憶されている。
具体的には、記憶部361は、例えば、図3に示すように、接続情報データファイル363a1と、認証プログラム363b1と、設定プログラム363b2と、無線LAN通信制御プログラム363b3と、表示制御プログラム363b4と、などを記憶している。
接続情報データファイル363a1は、例えば、端末用接続情報やアクセスポイント用接続情報などを記憶している。
ここで、接続情報データファイル363a1において、端末用接続情報は、例えば、予め記憶されており、アクセスポイント用接続情報は、例えば、設定プログラム363b2を実行したCPU361により設定されることによって記憶されるようになっている。
ここで、接続情報データファイル363a1において、端末用接続情報は、例えば、予め記憶されており、アクセスポイント用接続情報は、例えば、設定プログラム363b2を実行したCPU361により設定されることによって記憶されるようになっている。
認証プログラム363b1は、例えば、端末3が近距離無線通信部15にかざされた場合(近距離無線通信部15が所定の範囲内に入った場合)に、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1と相互の正当性を認証する機能を、CPU361に実現させる。
すなわち、CPU361が、例えば、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証するとともに、アクセスポイント1が、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証することによって、相互認証する。
CPU361は、かかる認証プログラム363b1を実行することによって、相互認証手段として機能する。
すなわち、CPU361が、例えば、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証するとともに、アクセスポイント1が、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証することによって、相互認証する。
CPU361は、かかる認証プログラム363b1を実行することによって、相互認証手段として機能する。
設定プログラム363b2は、例えば、アクセスポイント1の近距離無線通信部15から送信された端末用接続情報を設定する機能を、CPU361に実現させる。
具体的には、CPU361は、例えば、送信された端末用接続情報を、接続情報データファイル363a1に記憶させることによって設定する。
CPU361は、かかる設定プログラム363b2を実行することによって、端末側設定手段として機能する。
CPU361は、かかる設定プログラム363b2を実行することによって、端末側設定手段として機能する。
無線LAN通信制御プログラム363b3は、例えば、無線LAN通信部31を用いて、端末3に設定された端末用接続情報と、アクセスポイント1に設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、アクセスポイント1(アクセスポイント本体部11の無線LAN通信部13)と接続して無線LAN通信を行う機能を、CPU361に実現させる。
CPU361は、かかる無線LAN通信制御プログラム363b3を実行することによって、通信制御手段として機能する。
CPU361は、かかる無線LAN通信制御プログラム363b3を実行することによって、通信制御手段として機能する。
表示制御プログラム363b4は、例えば、アクセスポイント1の近距離無線通信部15から送信された決済データに基づく決済情報を表示部35に表示するとともに、アクセスポイント1の近距離無線通信部15から送信された時間データに基づく時間情報を表示部35に表示する機能を、CPU361に実現させる。
CPU361は、かかる表示制御プログラム363b4を実行することによって、表示制御手段(第1表示制御手段及び第2表示制御手段)として機能する。
CPU361は、かかる表示制御プログラム363b4を実行することによって、表示制御手段(第1表示制御手段及び第2表示制御手段)として機能する。
<接続処理>
無線通信システム1000における、アクセスポイント1と端末3との接続に関する処理について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
無線通信システム1000における、アクセスポイント1と端末3との接続に関する処理について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、アクセスポイント1のCPU161は、近距離無線通信部15に端末3がかざされたか否かを判断する(ステップS11)。すなわち、例えば、近距離無線通信部15からはポーリング信号が送信されており、CPU161は、このポーリング信号に応じて端末3から送信されたレスポンス信号を近距離無線通信部15が受信したか否かを判断する。
ステップS11で、近距離無線通信部15に端末3がかざされていないと判断すると(ステップS11;No)、CPU161は、ステップS11の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS11で、近距離無線通信部15に端末3がかざされたと判断すると(ステップS11;Yes)、すなわち、端末3から送信されたレスポンス信号を近距離無線通信部15が受信したと判断すると、CPU161は、近距離無線通信部15を用いて、端末3と相互の正当性を認証する相互認証処理を行う(ステップS12及びステップS13)。
具体的には、CPU161が、認証プログラム164b1を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証するとともに、端末3のCPU361が、認証プログラム363b1を実行して、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証することによって、相互認証を行い、接続設定のための認証と決済のための認証を一度に行う。
具体的には、CPU161が、認証プログラム164b1を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3の正当性を認証するとともに、端末3のCPU361が、認証プログラム363b1を実行して、近距離無線通信部32を用いて、アクセスポイント1の正当性を認証することによって、相互認証を行い、接続設定のための認証と決済のための認証を一度に行う。
次いで、CPU161は、ステップS12及びステップS13での相互認証処理の結果に基づいて、相互認証がOKであるか否かを判断する(ステップS14)。すなわち、CPU161は、端末3が認証されるとともに、アクセスポイント1が認証されたか否かを判断する。
ステップS14で、相互認証がOKでないと判断すると(ステップS14;No)、CPU161は、ステップS11以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS14で、相互認証がOKであると判断すると(ステップS14;Yes)、すなわち、端末3が認証されるとともに、アクセスポイント1が認証されたと判断すると、CPU161は、決済プログラム164b2を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、無線LAN通信の利用料金を決済する決済処理を行う(ステップS15)。
次いで、CPU161は、ステップS15での決済処理の結果に基づいて、決済がOKであるか否かを判断する(ステップS16)。すなわち、CPU161は、ステップS15で、無線LAN通信の利用料金を決済できたか否かを判断する。
ステップS16で、決済がOKでないと判断すると(ステップS16;No)、CPU161は、ステップS11以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS16で、決済がOKであると判断すると(ステップS16;Yes)、すなわち、無線LAN通信の利用料金を決済できたと判断すると、CPU161は、送信制御プログラム164b7を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、当該決済に関する決済データを送信する(ステップS17)。
ステップS17で送信された決済データが近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該決済データに基づく決済情報を表示部35に表示する(ステップS18)。
ステップS17で送信された決済データが近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該決済データに基づく決済情報を表示部35に表示する(ステップS18)。
次いで、CPU161は、送信制御プログラム164b7を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、接続情報データファイル164a1に記憶された端末用接続情報を送信する(ステップS19)。
ステップS19で送信された端末用接続情報が近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、設定プログラム363b2を実行して、当該端末用接続情報を設定する(ステップS20)。
ステップS19で送信された端末用接続情報が近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、設定プログラム363b2を実行して、当該端末用接続情報を設定する(ステップS20)。
次いで、CPU161は、取得プログラム164b3を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3から、アクセスポイント用接続情報を取得し(ステップS21)、設定プログラム164b4を実行して、ステップS15で取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する(ステップS22)。
次いで、CPU161は、計時部163に制御信号を入力して、端末3が無線LAN通信を利用した利用時間の計時を開始させ(ステップS23)、無線LAN通信部13を用いて、ステップS21で端末2に設定された端末用接続情報と、ステップS22でアクセスポイント1に設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、端末3と接続して無線LAN通信を開始する(ステップS24及びステップS25)。すなわち、CPU161は、無線LAN通信制御プログラム164b5を実行して、無線LAN通信部13を用いて、端末3との無線LAN通信を開始するとともに、端末3のCPU361は、無線LAN通信制御プログラム363b3を実行して、無線LAN通信部31を用いて、アクセスポイント1との無線LAN通信を開始する。
次いで、CPU161は、近距離無線通信部15に端末3がかざされたか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26で、近距離無線通信部15に端末3がかざされたと判断すると(ステップS26;Yes)、CPU161は、算出プログラム164b6を実行して、無線LAN通信の利用についての利用制限時間と、端末3が無線LAN通信を利用した利用時間と、に基づいて、無線LAN通信の利用残余時間を算出し(ステップS27)、送信制御プログラム164b7を実行して、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、当該算出された利用残余時間に関する時間データを送信する(ステップS28)。
ステップS28で送信された時間データが近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該時間データに基づく時間情報を表示部35に表示する(ステップS29)。
ステップS28で送信された時間データが近距離無線通信部32により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該時間データに基づく時間情報を表示部35に表示する(ステップS29)。
一方、ステップS26で、近距離無線通信部15に端末3がかざされていないと判断すると(ステップS26;No)、CPU161は、端末3(無線LAN通信部31)から送信された時間データ要求信号を、無線LAN通信部13が受信したか否かを判断する(ステップS30)。
ステップS30で、端末3から送信された時間データ要求信号を、無線LAN通信部13が受信していないと判断すると(ステップS30;No)、CPU161は、ステップS34の処理に移行する。
一方、ステップS30で、端末3から送信された時間データ要求信号を、無線LAN通信部13が受信したと判断すると(ステップS30;Yes)、CPU161は、算出プログラム164b6を実行して、無線LAN通信の利用残余時間を算出し(ステップS31)、無線LAN通信部13を用いて、端末3に対して、当該算出された利用残余時間に関する時間データを送信する(ステップS32)。
ステップS32で送信された時間データが無線LAN通信部31により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該時間データに基づく時間情報を表示部35に表示する(ステップS33)。
ステップS32で送信された時間データが無線LAN通信部31により受信されると、端末3のCPU361は、表示制御プログラム363b4を実行して、当該時間データに基づく時間情報を表示部35に表示する(ステップS33)。
次いで、CPU161は、算出プログラム164b6を実行して、無線LAN通信の利用残余時間を算出し(ステップS34)、利用残余時間が「0」になったか否かを判断する(ステップS35)。すなわち、CPU161は、利用時間が利用制限時間に達したか否かを判断する。
ステップS35で、利用残余時間が「0」になっていないと判断すると(ステップS35;No)、CPU161は、ステップS26以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS35で、利用残余時間が「0」になったと判断すると(ステップS35;Yes)、すなわち、利用時間が利用制限時間に達したと判断すると、CPU161は、計時部163に制御信号を入力して、ステップS23で開始した利用時間の計時を終了させ(ステップS36)、端末3との接続を停止して無線LAN通信を終了して(ステップS37及びステップS38)、本処理を終了する。すなわち、CPU161は、端末3との無線LAN通信を終了して、本処理を終了するとともに、端末3のCPU361は、アクセスポイント1との無線LAN通信を終了して、本処理を終了する。
以上説明した本発明のアクセスポイント1及びアクセスポイント1を備える無線通信システム1000によれば、所定のエリア内にある端末3と接続して無線LAN通信を行うアクセスポイント1は、端末3と接続して無線LAN通信を行う無線LAN通信部13を備えるアクセスポイント本体部11と、アクセスポイント本体部11とケーブル10で接続され、端末3と接続して無線LAN通信部13よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行う近距離無線通信部15と、を備え、近距離無線通信部15を用いて、端末3と相互の正当性を認証し、相互認証された場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、端末3(無線LAN通信部31)がアクセスポイント1(無線LAN通信部13)と接続するための端末用接続情報を送信し、相互認証された場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3から、アクセスポイント1(無線LAN通信部13)が端末3(無線LAN通信部31)と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得し、取得されたアクセスポイント用接続情報を設定し、無線LAN通信部13を用いて、端末3に対して送信された端末用接続情報と、アクセスポイント1に設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、端末3と接続して無線LAN通信を行うようになっている。
すなわち、近距離無線通信部15が端末3と近距離無線通信を行って、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(相互認証及び接続情報の受渡)を行うことができるため、スポットサービスの利用に際して手間がかかるという問題を解消することができる。
また、近距離無線通信部15と、無線LAN通信を行う無線LAN通信部13が一体化されたアクセスポイント本体部11と、が別体であり、近距離無線通信部15を、利用者の手が届きやすい位置に設置することができるとともに、アクセスポイント本体部11を、不特定の者の手が届きにくく、アクセスポイント本体部11(無線LAN通信部13)から送信される無線通信信号が伝播しやすい位置に設置することができるため、アクセスポイントの設置位置に関する問題を解消することができる。
また、近距離無線通信部15に端末3がかざされた場合に、スポットサービスの利用に際して必要な手続きを行うため、例えば、所望のスポットサービスを利用できるエリアと、他のスポットサービスを利用できるエリアと、が重なっていて、端末3が複数のアクセスポイント1,1,…と無線LAN通信できる場合であっても、端末3を所望のアクセスポイント1の近距離無線通信部15にかざせば、端末3は、当該所望のアクセスポイント1のみと無線LAN通信できるため、確実に所望のアクセスポイントと接続することができることとなって、端末3のユーザは、確実に所望のスポットサービスを利用することができる。
また、近距離無線通信部15と、無線LAN通信を行う無線LAN通信部13が一体化されたアクセスポイント本体部11と、が別体であり、近距離無線通信部15を、利用者の手が届きやすい位置に設置することができるとともに、アクセスポイント本体部11を、不特定の者の手が届きにくく、アクセスポイント本体部11(無線LAN通信部13)から送信される無線通信信号が伝播しやすい位置に設置することができるため、アクセスポイントの設置位置に関する問題を解消することができる。
また、近距離無線通信部15に端末3がかざされた場合に、スポットサービスの利用に際して必要な手続きを行うため、例えば、所望のスポットサービスを利用できるエリアと、他のスポットサービスを利用できるエリアと、が重なっていて、端末3が複数のアクセスポイント1,1,…と無線LAN通信できる場合であっても、端末3を所望のアクセスポイント1の近距離無線通信部15にかざせば、端末3は、当該所望のアクセスポイント1のみと無線LAN通信できるため、確実に所望のアクセスポイントと接続することができることとなって、端末3のユーザは、確実に所望のスポットサービスを利用することができる。
また、以上説明した本発明のアクセスポイント1及びアクセスポイント1を備える無線通信システム1000によれば、アクセスポイント1は、相互認証された場合に、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、無線LAN通信の利用料金を決済するようになっている。
したがって、スポットサービスの利用に際して、利用料金の支払いが必要な場合であっても、近距離無線通信部15が端末3と近距離無線通信して、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(相互認証、無線LAN通信の利用料金の決済及び接続情報の受渡)を行うことができる。
すなわち、一度の動作で(近距離無線通信部15に端末3をかざすだけで)、接続情報の設定のための認証と、決済(課金)のための認証と、を一度に行うことができるため、手間をかけずに安全に接続情報の授受と決済を行うことができる。
したがって、スポットサービスの利用に際して、利用料金の支払いが必要な場合であっても、近距離無線通信部15が端末3と近距離無線通信して、スポットサービスの利用に際して必要な手続き(相互認証、無線LAN通信の利用料金の決済及び接続情報の受渡)を行うことができる。
すなわち、一度の動作で(近距離無線通信部15に端末3をかざすだけで)、接続情報の設定のための認証と、決済(課金)のための認証と、を一度に行うことができるため、手間をかけずに安全に接続情報の授受と決済を行うことができる。
また、以上説明した本発明のアクセスポイント1及びアクセスポイント1を備える無線通信システム1000によれば、アクセスポイント1は、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、無線LAN通信の利用料金の決済に関する決済データを送信し、端末3は、当該送信された決済データに基づく決済情報を表示部35に表示するようになっている。
すなわち、端末3のユーザに、無線LAN通信の利用料金についての情報を知らせることができるため、好適である。
すなわち、端末3のユーザに、無線LAN通信の利用料金についての情報を知らせることができるため、好適である。
また、以上説明した本発明のアクセスポイント1及びアクセスポイント1を備える無線通信システム1000によれば、アクセスポイント1は、決済された無線LAN通信の利用料金に応じて設定される無線LAN通信の利用についての利用制限時間と、端末3が無線LAN通信を利用した利用時間と、に基づいて、無線LAN通信の利用残余時間を算出し、近距離無線通信部15を用いて、端末3に対して、当該算出された利用残余時間に関する時間データを送信し、端末3は、当該送信された時間データに基づく時間情報を表示部35に表示させるようになっている。
すなわち、端末3のユーザに、無線LAN通信の利用残余時間についての情報を知らせることができるため、好適である。
すなわち、端末3のユーザに、無線LAN通信の利用残余時間についての情報を知らせることができるため、好適である。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
アクセスポイント本体部11は、複数の近距離無線通信部15,15,…を接続していても良い。
端末3は、携帯電話機に限ることは無く、WiFi技術を用いた無線LAN通信が可能であるとともに、NFC技術等を用いた非接触式の近距離無線通信が可能な端末であれば任意である。
また、端末3においても、無線LAN通信部31が端末本体部に備えられ、近距離無線通信部32が端末本体部とケーブルで接続された構成であっても良い。
また、端末3においても、無線LAN通信部31が端末本体部に備えられ、近距離無線通信部32が端末本体部とケーブルで接続された構成であっても良い。
アクセスポイント本体部11と端末3との間での無線通信は、アクセスポイント1が、スポットサービスを利用できるエリア内に設置されたアクセスポイントとして端末3と無線通信できるのであれば任意であり、具体的には、例えば、Bluetooth技術を利用した無線通信であっても良いし、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術を利用した無線通信であっても良い。
また、近距離無線通信部15と端末3との間での近距離無線通信は、アクセスポイント本体部11と端末3との間の無線通信よりも通信可能距離が短い無線通信、すなわち、近距離無線通信部15に端末3をかざすことにより行われる非接触式の無線通信や、近距離無線通信部15に端末3を接触させることにより行われる接触式の無線通信などであれば任意である。
また、近距離無線通信部15と端末3との間での近距離無線通信は、アクセスポイント本体部11と端末3との間の無線通信よりも通信可能距離が短い無線通信、すなわち、近距離無線通信部15に端末3をかざすことにより行われる非接触式の無線通信や、近距離無線通信部15に端末3を接触させることにより行われる接触式の無線通信などであれば任意である。
アクセスポイント1は、端末3毎に同一の端末用接続情報(接続情報データファイル164a1に記憶された端末用接続情報)を送信するのではなく、端末3毎に異なる端末用接続情報を生成して送信するようにしても良い。この場合、例えば、接続情報データファイル164a1には、生成した端末用接続情報とともに、当該端末用接続情報を送信した端末3を識別する識別情報(ID等)を記憶されるようになっている。
アクセスポイント本体部11に、相互認証手段、決済手段、取得手段、設定手段(アクセスポイント側設定手段)、通信制御手段、算出手段、接続情報送信制御手段、決済データ送信制御手段、時間データ送信制御手段を備えるようにしたが、近距離無線通信部15が、これらの手段のうちの一部を備えていても良い。
無線通信システム1000におけるスポットサービスの利用に関する処理(図4及び図5)において、例えば、端末用接続情報の送信(ステップS20)は、アクセスポイント用接続情報の取得(ステップS21)の後や、アクセスポイント用接続情報の設定(ステップS22)の後に行っても良い。
電子マネー決済の方法は、実施の形態の限りではなく、任意である。
また、無線LAN通信の利用料金の決済は、プリペイド型の電子マネーを用いた決済以外の方法で行っても良く、例えば、ポストペイ型の電子マネーを用いた決済やクレジット決済などで行っても良い。この場合、例えば、クレジットカード会社等のサーバが課金サーバMとなる。また、この場合、例えば、端末3の表示部35に表示された決済情報において、端末3の操作部34を操作して、無線LAN通信の利用料金の支払いを延期したり、支払い方式(例えば、一括払いや分割払いなど)を選択したりできるよう構成しても良い。また、クレジット決済は、端末3を使ったクレジット決済(端末3を近距離無線通信部15にかざして行うクレジット決済)であっても良いし、非接触カードを使ったクレジット決済(クレジット決済用のカードを近距離無線通信部15にかざして行うクレジット決済)であっても良い。
また、無線LAN通信の利用料金の決済は、プリペイド型の電子マネーを用いた決済以外の方法で行っても良く、例えば、ポストペイ型の電子マネーを用いた決済やクレジット決済などで行っても良い。この場合、例えば、クレジットカード会社等のサーバが課金サーバMとなる。また、この場合、例えば、端末3の表示部35に表示された決済情報において、端末3の操作部34を操作して、無線LAN通信の利用料金の支払いを延期したり、支払い方式(例えば、一括払いや分割払いなど)を選択したりできるよう構成しても良い。また、クレジット決済は、端末3を使ったクレジット決済(端末3を近距離無線通信部15にかざして行うクレジット決済)であっても良いし、非接触カードを使ったクレジット決済(クレジット決済用のカードを近距離無線通信部15にかざして行うクレジット決済)であっても良い。
スポットサービスを利用できるエリアは、例えば、所定のアトラクション等が楽しめるエリア(例えば、遊園地やゲームセンターなど)であっても良い。この場合、例えば、無線LAN通信の利用料金として入場料等を課金して決済したり、遊具等を操作するためのリモコンとして端末3を使用したりできるよう構成しても良い。
1 アクセスポイント
3 端末
10 ケーブル
11 アクセスポイント本体部
13 無線LAN通信部(第1通信部(アクセスポイント側第1通信部))
15 近距離無線通信部(第2通信部(アクセスポイント側第2通信部))
31 無線LAN通信部(端末側第1通信部)
32 近距離無線通信部(端末側第2通信部)
35 表示部
161 CPU(相互認証手段、決済手段、取得手段、設定手段(アクセスポイント側設定手段)、通信制御手段、算出手段、接続情報送信制御手段、決済データ送信制御手段、時間データ送信制御手段)
164b1 認証プログラム(相互認証手段)
164b2 決済プログラム(決済手段)
164b3 取得プログラム(取得手段)
164b4 設定プログラム(設定手段(アクセスポイント側設定手段))
164b5 無線LAN通信制御プログラム(通信制御手段)
164b6 算出プログラム(算出手段)
164b7 送信制御プログラム(接続情報送信制御手段、決済データ送信制御手段、時間データ送信制御手段)
361 CPU(相互認証手段、端末側設定手段、通信制御手段、表示制御手段(第1表示制御手段、第2表示制御手段))
363b1 認証プログラム(相互認証手段)
363b2 設定プログラム(端末側設定手段)
363b3 無線LAN通信制御プログラム(通信制御手段)
363b4 表示制御プログラム(表示制御手段(第1表示制御手段、第2表示制御手段))
1000 無線通信ステム
3 端末
10 ケーブル
11 アクセスポイント本体部
13 無線LAN通信部(第1通信部(アクセスポイント側第1通信部))
15 近距離無線通信部(第2通信部(アクセスポイント側第2通信部))
31 無線LAN通信部(端末側第1通信部)
32 近距離無線通信部(端末側第2通信部)
35 表示部
161 CPU(相互認証手段、決済手段、取得手段、設定手段(アクセスポイント側設定手段)、通信制御手段、算出手段、接続情報送信制御手段、決済データ送信制御手段、時間データ送信制御手段)
164b1 認証プログラム(相互認証手段)
164b2 決済プログラム(決済手段)
164b3 取得プログラム(取得手段)
164b4 設定プログラム(設定手段(アクセスポイント側設定手段))
164b5 無線LAN通信制御プログラム(通信制御手段)
164b6 算出プログラム(算出手段)
164b7 送信制御プログラム(接続情報送信制御手段、決済データ送信制御手段、時間データ送信制御手段)
361 CPU(相互認証手段、端末側設定手段、通信制御手段、表示制御手段(第1表示制御手段、第2表示制御手段))
363b1 認証プログラム(相互認証手段)
363b2 設定プログラム(端末側設定手段)
363b3 無線LAN通信制御プログラム(通信制御手段)
363b4 表示制御プログラム(表示制御手段(第1表示制御手段、第2表示制御手段))
1000 無線通信ステム
Claims (5)
- 所定のエリア内にある端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントにおいて、
前記端末と接続して前記無線通信を行う第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行う第2通信部と、
前記第2通信部を用いて、前記端末と相互の正当性を認証する相互認証手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、当該端末が前記第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末から、前記第1通信部が当該端末と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定する設定手段と、
前記第1通信部を用いて、前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報と、前記設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、前記端末と接続して前記無線通信を行う通信制御手段と、を備えることを特徴とするアクセスポイント。 - 請求項1に記載のアクセスポイントにおいて、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段を備えることを特徴とするアクセスポイント。 - 請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項2に記載のアクセスポイントと、前記端末と、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 所定のエリア内にある端末と、当該端末と接続して無線通信を行うアクセスポイントと、を備える無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記端末と接続して前記無線通信を行うアクセスポイント側第1通信部を備えるアクセスポイント本体部と、
前記アクセスポイント本体部とケーブルで接続され、前記端末と接続して前記第1通信部よりも通信可能距離が短い近距離無線通信を行うアクセスポイント側第2通信部と、を備え、
前記端末は、
前記アクセスポイント側第1通信部と接続して前記無線通信を行う端末側第1通信部と、
前記アクセスポイント側第2通信部と接続して前記近距離無線通信を行う端末側第2通信部と、を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第2通信部及び前記端末側第2通信部を用いて、相互の正当性を認証する相互認証手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末に対して、前記無線通信の利用料金を決済する決済手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記決済手段による決済に関する決済データを送信する決済データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記決済データ送信制御手段により送信された決済データに基づく決済情報を表示部に表示する第1表示制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記相互認証手段により認証された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末から、前記アクセスポイント側第1通信部が前記端末側第1通信部と接続するためのアクセスポイント用接続情報を取得する取得手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記取得手段により取得されたアクセスポイント用接続情報を設定するアクセスポイント側設定手段と、
前記決済手段により決済された場合に、前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記端末側第1通信部が前記アクセスポイント側第1通信部と接続するための端末用接続情報を送信する接続情報送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記接続情報送信制御手段により送信された端末用接続情報を設定する端末側設定手段を備え、
前記アクセスポイント及び前記端末は、
それぞれ前記アクセスポイント側第1通信部及び前記端末側第1通信部を用いて、前記端末側設定手段により設定された端末用接続情報と、前記アクセスポイント側設定手段により設定されたアクセスポイント用接続情報と、に基づいて、相互に接続して前記無線通信を行う通信制御手段を備え、
前記アクセスポイントは、
前記決済手段により決済された利用料金に応じて設定される前記無線通信の利用についての利用制限時間と、前記端末が当該無線通信を利用した利用時間と、に基づいて、当該無線通信の利用残余時間を算出する算出手段と、
前記アクセスポイント側第2通信部を用いて、前記端末側第2通信部に対して、前記算出手段により算出された利用残余時間に関する時間データを送信する時間データ送信制御手段と、を備え、
前記端末は、
前記時間データ送信制御手段により送信された時間データに基づく時間情報を表示部に表示する第2表示制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信システム。
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JP2008096073A JP2009253429A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | アクセスポイント及び当該アクセスポイントを備える無線通信システム |
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---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-04-02 JP JP2008096073A patent/JP2009253429A/ja active Pending
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