JP2021054298A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な視認性を維持しつつ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減し得る標章が設けられたタイヤを提供する。【解決手段】 タイヤサイド部8に標章9が設けられたタイヤ1である。標章9は、タイヤ半径方向の外側に位置する第1標章9Aと、第1標章9Aよりもタイヤ半径方向の内側に位置する第2標章9Bとを含んでいる。第1標章9A及び第2標章9Bは、それぞれ、タイヤサイド部8のサイドプロファイル面8aから凹む凹部11を含んでいる。第1標章9Aの凹部11のサイドプロファイル面8aからの深さt1は、第2標章9Bの凹部11のサイドプロファイル面8aからの深さt2よりも小さい。【選択図】 図1

Description

本発明は、タイヤサイド部に標章が設けられたタイヤに関する。
従来、タイヤのタイヤサイド部には、タイヤサイズや製造年週等の情報を含む標章が設けられている。例えば、下記特許文献1では、***したマーキング(標章)を含むセクタと、***したマーキングを含まないセクタとを含むことで、回転時の空力性能を改善したタイヤを提案している。
特表2016−501149号公報
しかしながら、特許文献1のタイヤは、標章の***に伴う空気抵抗が大きく、空気抵抗を小さくするために***の大きさを小さくすると視認性が悪化するという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、良好な視認性を維持しつつ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減し得る標章が設けられたタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、タイヤサイド部に標章が設けられたタイヤであって、前記標章は、タイヤ半径方向の外側に位置する第1標章と、前記第1標章よりもタイヤ半径方向の内側に位置する第2標章とを含み、前記第1標章及び前記第2標章は、それぞれ、前記タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含み、前記第1標章の前記凹部の前記サイドプロファイル面からの深さは、前記第2標章の前記凹部の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さいことを特徴とする。
本発明のタイヤにおいて、前記標章は、複数の文字を並べた文字列を含み、前記文字は、前記凹部で形成され、前記文字列は、前記第1標章に設けられた第1文字列と、前記第2標章に設けられた第2文字列とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1文字列のタイヤ半径方向の長さは、前記第2文字列のタイヤ半径方向の長さよりも大きいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1文字列のタイヤ周方向の角度は、前記第2文字列のタイヤ周方向の角度よりも大きいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1文字列のタイヤ周方向における中心は、前記第2文字列のタイヤ周方向における中心に対して、タイヤ周方向で異なる位置に設けられるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1標章が位置する第1領域には、セレーションが設けられ、前記第2標章が位置する第2領域には、平滑面が設けられるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1標章は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向の外側に位置し、前記第2標章は、前記タイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向の内側に位置するのが望ましい。
本発明は、タイヤサイド部に標章が設けられたタイヤであって、前記標章は、前記タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含み、前記凹部は、タイヤ半径方向の外側の前記サイドプロファイル面からの深さが、タイヤ半径方向の内側の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さいことを特徴とする。
本発明のタイヤにおいて、標章は、タイヤ半径方向の外側に位置する第1標章と、前記第1標章よりもタイヤ半径方向の内側に位置する第2標章とを含み、前記第1標章及び前記第2標章は、それぞれ、タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含んでいる。このような標章は、サイドプロファイル面から突出するものがなく、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
本発明のタイヤにおいて、第1標章の凹部のサイドプロファイル面からの深さは、第2標章の前記凹部の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さい。このような深さの小さい第1標章は、相対的に空気の流速が大きいタイヤ半径方向の外側の位置において適度な乱流を発生させて境界層の剥離を抑制することができ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。また、深さの大きい第2標章は、標章の大きさが小さいものであっても視認性が良好である。このため、本発明のタイヤは、標章の良好な視認性を維持しつつ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
本発明のタイヤにおいて、標章は、タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含んでいる。このような標章は、サイドプロファイル面から突出するものがなく、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
本発明のタイヤにおいて、凹部は、タイヤ半径方向の外側のサイドプロファイル面からの深さが、タイヤ半径方向の内側の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さい。このような凹部は、相対的に空気の流速が大きいタイヤ半径方向の外側において適度な乱流を発生させて境界層の剥離を抑制することができ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。また、この凹部は、タイヤ半径方向においてコントラストに差をもたらすことができ、標章の視認性を向上させることができる。このため、本発明のタイヤは、標章の良好な視認性を維持しつつ、回転時の空気抵抗を低減することができる。
本発明のタイヤの一実施形態を示す断面図である。 図1のタイヤの側面図である。 走行時におけるタイヤ周りの空気の流れの模式図である。 図3のA−A線の断面図である。 他の実施形態のタイヤの側面図である。 図5のB−B線の断面図である。 凹部の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1には、本実施形態のタイヤ1の正規状態における回転軸を含むタイヤ子午線断面図が示されている。本実施形態のタイヤ1は、乗用車等に装着されるゴム製の空気入りタイヤとして好適に用いられる。なお、タイヤ1は、乗用車用のゴム製空気入りタイヤに特定されるものではなく、例えば、重荷重用の空気入りタイヤや樹脂製の空気入りタイヤ、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤ等の様々なタイヤに応用され得る。
ここで、「正規状態」とは、タイヤ1がゴム製空気入りタイヤの場合、タイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るトロイド状のカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向の外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7とを有している。ここで、タイヤ半径方向は、タイヤ回転軸に垂直な方向である。また、タイヤ軸方向は、タイヤ回転軸に平行な方向である。さらに、タイヤ周方向は、タイヤ回転軸を中心とした円周方向であり、タイヤ半径方向及びタイヤ軸方向に垂直な方向である。
カーカス6は、少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aを含んでいる。カーカスプライ6Aは、例えば、タイヤ周方向に対して75〜90°の角度で配されたカーカスコード(図示省略)を含んでいる。カーカスコードとしては、例えば、芳香族ポリアミド、レーヨン等の有機繊維コードが好適に採用され得る。このようなカーカス6は、タイヤ1の形状を維持することに役立つ。
ベルト層7は、少なくとも1枚、本実施形態では2枚のベルトプライ7A、7Bを含んでいる。ベルトプライ7A、7Bは、例えば、タイヤ周方向に対して15〜45゜の角度で傾斜して配列されたベルトコード(図示省略)を含んでいる。ベルトコードとしては、例えば、スチール、アラミド、レーヨン等が好適に採用され得る。このようなベルト層7は、トレッド部2の剛性を高め、タイヤ1の耐久性能を向上させることに役立つ。
図2は、タイヤ1の側面図である。図1及び図2に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、タイヤサイド部8に標章9が設けられている。本実施形態のタイヤサイド部8は、サイドウォール部3を含んでいる。タイヤサイド部8は、例えば、ビード部4やバットレス部10を含んでいてもよい。ここで、標章9は、文字、記号、図形、模様等を含むものであり、タイヤ1のメーカ名、ブランド名、タイヤサイズ、製造年週等の情報を表示するために好適に用いられる。
本実施形態の標章9は、タイヤ半径方向の外側に位置する第1標章9Aと、第1標章9Aよりもタイヤ半径方向の内側に位置する第2標章9Bとを含んでいる。本実施形態では、標章9として、第1標章9Aと第2標章9Bとを含む態様が例示されているが、標章9はこのような態様に限定されるものではなく、さらに複数の標章9を含んでいてもよい。
図1に示されるように、本実施形態の第1標章9A及び第2標章9Bは、それぞれ、タイヤサイド部8のサイドプロファイル面8aから凹む凹部11を含んでいる。このような標章9は、サイドプロファイル面8aから突出するものがなく、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
本実施形態の第1標章9Aの凹部11のサイドプロファイル面8aからの深さt1は、第2標章9Bの凹部11のサイドプロファイル面8aからの深さt2よりも小さい。このような深さt1の小さい第1標章9Aは、相対的に空気の流速が大きいタイヤ半径方向の外側の位置において適度な乱流を発生させて境界層の剥離を抑制することができ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
また、深さt2の大きい第2標章9Bは、視認性が良好である。さらに、第2標章9Bは、視認性が良好であることから、標章9の大きさを小さくできるので、空気抵抗を低減することにも役立つ。このため、本実施形態のタイヤ1は、標章9の良好な視認性を維持しつつ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
図3は、走行時におけるタイヤ1周りの空気の流れの模式図であり、図4は、図3のA−A線の断面図である。図3及び図4に示されるように、タイヤ1のトレッド部2のトレッド面2aには、走行時に進行方向Fの前方側から空気が当たる。この空気は、タイヤ軸方向の両側に分岐し、タイヤサイド部8のサイドプロファイル面8aに沿って、後方側に流れる気流aを形成する。
本実施形態のタイヤサイド部8には、凹部11(図1に示す)が形成されているので、気流aが凹部11に巻き込まれて乱流を発生させることで、境界層の剥離を抑制することができる。このため、本実施形態では、サイドプロファイル面8aに沿って流れる気流aがトレッド面2a側に回り込み、タイヤ背面部bの圧力を高めて、圧力抵抗を減じることができ、走行時のタイヤ1の空気抵抗を低減することに役立つ。
ここで、タイヤサイド部8は、タイヤ半径方向の外側の相対速度が大きいので、境界層が剥離し易い傾向がある。本実施形態のタイヤサイド部8は、タイヤ半径方向において凹部11の深さを変えることでタイヤ半径方向の外側の境界層の剥離を抑制しているので、気流aの剥離位置を走行時の進行方向Fの後方側に移動させることができる。このため、本実施形態のタイヤ1は、気流aをトレッド面2a側に回り込ませる効果が大きく、タイヤ背面部bの圧力を高めて、走行時のタイヤ1の空気抵抗をより低減することができる。
図1に示されるように、第1標章9Aの深さt1は、好ましくは、第2標章9Bの深さt2の58%〜98%である。第1標章9Aの深さt1が第2標章9Bの深さt2の58%よりも小さいと、境界層の剥離の抑制効果が限定的となるおそれがある。第1標章9Aの深さt1が第2標章9Bの深さt2の98%よりも大きいと、第1標章9Aの凹部11内に入り込む空気が多くなり、空気抵抗が増加するおそれがある。
図1及び図2に示されるように、第1標章9Aは、タイヤ最大幅位置12よりもタイヤ半径方向の外側の第1領域8Aに位置するのが望ましい。ここで、タイヤ最大幅位置12とは、タイヤ軸方向の幅Wが最も大きい部分である。このような第1標章9Aは、空気の流速が大きい第1領域8Aに適度な乱流を発生させ、境界層の剥離を抑制することができる。
第1標章9Aが位置する第1領域8Aには、セレーション13が設けられるのが望ましい。セレーション13の溝深さは、第1標章9Aの深さt1よりも小さいのが望ましい。このようなセレーション13は、空気の流速が大きい第1領域8Aに適度な乱流を発生させ、境界層の剥離を抑制することに役立つ。
本実施形態のセレーション13は、タイヤ半径方向に直線状に延びている。セレーション13は、例えば、タイヤ半径方向に対して傾斜して延びていてもよく、曲線状に延びていてもよい。さらに、セレーション13は、タイヤ周方向に円弧上に延びていてもよい。このようなセレーション13は、境界層の剥離を抑制するとともに、外観性を向上させることにも役立つ。
第2標章9Bは、タイヤ最大幅位置12よりもタイヤ半径方向の内側の第2領域8Bに位置するのが望ましい。このような第2標章9Bは、深さt2の大きいので、第2領域8Bの表面積が相対的に小さいことに伴い、標章9の大きさを小さくしても視認性が良好である。
第2標章9Bが位置する第2領域8Bには、平滑面が設けられるのが望ましい。このような平滑面は、第2標章9Bの視認性を向上させることに役立つ。なお、第2領域8Bには、例えば、第1領域8Aのセレーション13よりも溝深さが小さいセレーションが設けられていてもよい。
本実施形態の標章9は、複数の文字14aを並べた文字列14を含んでいる。文字14aは、それぞれ、凹部11で形成されるのが望ましい。このような文字列14は、サイドプロファイル面8aに対するコントラストが明確であり、視認性が良好である。
図2に示されるように、本実施形態の文字列14は、第1標章9Aに設けられた第1文字列14Aと、第2標章9Bに設けられた第2文字列14Bとを含んでいる。第1文字列14Aのタイヤ半径方向の長さL1は、第2文字列14Bのタイヤ半径方向の長さL2よりも大きいのが望ましい。このような第1文字列14Aは、乱流を効果的に発生させ、境界層の剥離を抑制することができる。また、第2文字列14Bは、視認性が良好であるため、タイヤ半径方向の長さL2を小さくして空気抵抗を低減することができる。
第1文字列14Aの長さL1は、好ましくは、第2文字列14Bの長さL2の101%〜1000%である。第1文字列14Aの長さL1が第2文字列14Bの長さL2の101%よりも小さいと、第1文字列14Aの境界層の剥離の抑制効果が限定的となるおそれがある。第1文字列14Aの長さL1が第2文字列14Bの長さL2の1000%よりも大きいと、第2文字列14Bの視認性の向上効果が低下するおそれがある。
第1文字列14Aのタイヤ周方向の角度θ1は、第2文字列14Bのタイヤ周方向の角度θ2よりも大きいのが望ましい。このような第1文字列14Aは、乱流を効果的に発生させ、境界層の剥離を抑制することができる。
第1文字列14Aの角度θ1は、好ましくは、第2文字列14Bの角度θ2の101%〜500%である。第1文字列14Aの角度θ1が第2文字列14Bの角度θ2の101%よりも小さいと、第1文字列14Aの境界層の剥離の抑制効果が限定的となるおそれがある。第1文字列14Aの角度θ1が第2文字列14Bの角度θ2の500%よりも大きいと、第2文字列14Bの視認性の向上効果が低下するおそれがある。
第1文字列14Aのタイヤ周方向における中心c1は、第2文字列14Bのタイヤ周方向における中心c2に対して、タイヤ周方向で異なる位置に設けられるのが望ましい。このような文字列14を含む標章9は、乱流の発生位置が分散され、空気抵抗を効率よく抑制することができる。
図5は、他の実施形態のタイヤ21の側面図である。上述の実施形態と同一の構成は、同一の符号が付され、その説明が省略される。図5に示されるように、この実施形態のタイヤ21は、上述のタイヤ1と同様に、タイヤサイド部8に標章22が設けられている。
図6は、図5のB−B線の断面図である。図5及び図6に示されるように、この実施形態の標章22は、上述の標章9と同様に、タイヤサイド部8のサイドプロファイル面8aから凹む凹部23を含んでいる。このような標章9は、サイドプロファイル面8aから突出するものがなく、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
この実施形態の凹部23は、タイヤ半径方向の外側の第1端23aにおけるサイドプロファイル面8aからの深さt3が、タイヤ半径方向の内側の第2端23bにおけるサイドプロファイル面8aからの深さt4よりも小さい。凹部23は、例えば、第1端23aから第2端23bにかけて、その深さが漸増している。
このような凹部23は、相対的に空気の流速が大きいタイヤ半径方向の外側において適度な乱流を発生させて境界層の剥離を抑制することができ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。また、この凹部23は、タイヤ半径方向においてコントラストに差をもたらすことができ、標章22の視認性を向上させることができる。このため、この実施形態のタイヤ21は、標章22の良好な視認性を維持しつつ、回転時の空気抵抗を低減することができる。
図7は、凹部23の変形例を示す断面図である。図7に示されるように、凹部23は、例えば、第1端23aから第2端23bにかけて、その深さがステップ状に変化していてもよい。この実施形態の凹部23は、第1端23a側の深さt3と第2端23bの深さt4とを含む断面が例示されているが、さらに細かく分割されていてもよい。
このような凹部23であっても、相対的に空気の流速が大きいタイヤ半径方向の外側において適度な乱流を発生させて境界層の剥離を抑制することができ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。また、この凹部23であっても、タイヤ半径方向においてコントラストに差をもたらすことができ、標章22の視認性を向上させることができる。
図5ないし図7の標章22の凹部23の態様は、図1及び図2に示されるタイヤ1の標章9に対しても、適用することもできる。この場合、タイヤ1の第1標章9Aの平均深さが、第2標章9Bの平均深さよりも小さいのが望ましい。このようなタイヤ1は、上述の相乗効果により、標章9の良好な視認性を維持しつつ、タイヤ回転時の空気抵抗を低減することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
1 タイヤ
8 タイヤサイド部
8a サイドプロファイル面
9 標章
9A 第1標章
9B 第2標章
11 凹部

Claims (8)

  1. タイヤサイド部に標章が設けられたタイヤであって、
    前記標章は、タイヤ半径方向の外側に位置する第1標章と、前記第1標章よりもタイヤ半径方向の内側に位置する第2標章とを含み、
    前記第1標章及び前記第2標章は、それぞれ、前記タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含み、
    前記第1標章の前記凹部の前記サイドプロファイル面からの深さは、前記第2標章の前記凹部の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さい、
    タイヤ。
  2. 前記標章は、複数の文字を並べた文字列を含み、
    前記文字は、前記凹部で形成され、
    前記文字列は、前記第1標章に設けられた第1文字列と、前記第2標章に設けられた第2文字列とを含む、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第1文字列のタイヤ半径方向の長さは、前記第2文字列のタイヤ半径方向の長さよりも大きい、請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記第1文字列のタイヤ周方向の角度は、前記第2文字列のタイヤ周方向の角度よりも大きい、請求項2又は3に記載のタイヤ。
  5. 前記第1文字列のタイヤ周方向における中心は、前記第2文字列のタイヤ周方向における中心に対して、タイヤ周方向で異なる位置に設けられる、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記第1標章が位置する第1領域には、セレーションが設けられ、
    前記第2標章が位置する第2領域には、平滑面が設けられる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記第1標章は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向の外側に位置し、
    前記第2標章は、前記タイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向の内側に位置する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. タイヤサイド部に標章が設けられたタイヤであって、
    前記標章は、前記タイヤサイド部のサイドプロファイル面から凹む凹部を含み、
    前記凹部は、タイヤ半径方向の外側の前記サイドプロファイル面からの深さが、タイヤ半径方向の内側の前記サイドプロファイル面からの深さよりも小さい、
    タイヤ。
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