JP2021053703A - 局所はんだ付けノズル及び局所はんだ付け装置 - Google Patents

局所はんだ付けノズル及び局所はんだ付け装置 Download PDF

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賢典 岩木
Masanori Iwaki
賢典 岩木
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Abstract

【課題】はんだ槽内に溜めた溶融はんだをノズルを用いて上方へ噴流し、プリント基板に設けられたスルーホールにはんだ付けを行う局所はんだ付け装置において、簡易な構成で板厚が厚いプリント基板に対しても良好にはんだ付けを行うことが可能な局所はんだ付けノズル及びこれを用いた局所はんだ付け装置を得ること。【解決手段】局所はんだ付けノズルは、管状のノズル部と、突出部とを備える。ノズル部は、一端に形成された流入口から溶融はんだが流入し、他端に形成された噴流口から溶融はんだが噴流する。突出部は、ノズル部の他端に設けられ、噴流口の半径方向に向けてノズル部から突出する端面部を有する。【選択図】 図1

Description

本開示は、局所的に溶融はんだを噴流させてはんだ付けを行う局所はんだ付けノズル及びこれを用いた局所はんだ付け装置に関するものである。
従来、はんだ槽内に溜めた溶融はんだをノズルを用いて上方へ噴流し、プリント基板に設けられたスルーホールにはんだ付けを行う局所はんだ付け装置において、板厚が厚いプリント基板に対しても、良好にはんだ付けを行うものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のはんだ付けノズルは、スルーホール間に充填させる溶融はんだの量を増加させるために、溶融したはんだを噴流するはんだ付けノズルの内部に、はんだ付けノズルの開口径よりも小さい開口径で溶融はんだを噴流するはんだ流路を備えるものである。このようなはんだ付けノズルを用いることにより、溶融はんだのフローアップ性を促進させることができ、溶融はんだの噴流の高さを確保することができ、プリント基板の板厚が厚くなった場合においても良好にはんだ付けを行うものである。
特開2016―201469号公報
しかしながら、特許文献1に記載の局所はんだ付けノズルは、はんだ付けノズルの流路内にさらに異なるはんだ流路を形成するように構成する必要があり、はんだ付けノズルの構成が複雑であるという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成で所望の高さの溶融はんだの噴流を得ることが容易な局所はんだ付けノズル及びこれを用いた局所はんだ付け装置を得ることを目的とする。
本開示に係る局所はんだ付けノズルは、一端に形成された流入口から溶融はんだが流入し、他端に形成された噴流口から溶融はんだが噴流する管状のノズル部と、他端に設けられ、噴流口の半径方向に向けてノズル部から突出する端面部を有する突出部とを備える。
本開示に係る局所はんだ付け装置は、一端に形成された流入口から溶融はんだが流入し、他端に形成された噴流口から溶融はんだが噴流する管状のノズル部と、他端に設けられ、噴流口の半径方向に向けてノズル部から突出する端面部を有する突出部とを備えた局所はんだ付けノズルと、溶融はんだが貯蔵されたはんだ槽と、はんだ槽から局所はんだ付けノズルへ溶融したはんだを流入させる圧送部とを備える。
本開示によれば、簡易な構成で所望の高さの溶融はんだの噴流を得ることが容易な局所はんだ付けノズル及びこれを用いた局所はんだ付け装置を得ることができる。
実施の形態1に係る局所はんだ付け装置の全体構成図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付け装置にて局所はんだ付けを行う際のプリント基板の断面図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の形状を示す図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の他の形状を示す図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の溶融はんだの噴流状態を表す断面図である。 比較例の局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の溶融はんだの噴流状態を表す断面図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの先端面の半径方向の厚さと噴流の高さとの関係を示すグラフである。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の他の形状を示す図である。 実施の形態1に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の他の形状を示す図である。 実施の形態2に係る局所はんだ付けノズルの溶融はんだが噴流する側の端部の形状を示す図である。 局所はんだ付けノズルの先端面の半径方向の厚さと噴流高さとの関係を示す表である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係る局所はんだ付けノズル及びこれを用いた局所はんだ付け装置について、図1から図10を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。
図1は、局所はんだ付けノズル1を用いた局所はんだ付け装置100の全体構成図である。局所はんだ付け装置100は、局所はんだ付けノズル1、はんだ槽2及び圧送部3を備える。
局所はんだ付けノズル1は、内部に溶融はんだを通過させることが可能な管状の部材であり、はんだ槽2から上方に向けて垂直に設置される。はんだ槽2は、加熱されて溶融した溶融はんだ4を貯蔵するものである。圧送部3は、はんだ槽2に貯蔵されている溶融はんだ4を加圧し局所はんだ付けノズル1の内部へ流入させるものである。局所はんだ付け装置100は、はんだ槽2の内部に貯蔵された溶融はんだ4が局所はんだ付けノズル1の下方から流入し、局所はんだ付けノズル1の上方から噴流する。
図2は、局所はんだ付け装置100にて局所はんだ付けを行う際の被はんだ付け体であるプリント基板5の断面図である。斜線部が溶融はんだ4である。ここでは、局所はんだ付けノズル1から噴流した溶融はんだ4を被はんだ付け体であるプリント基板5に設けられたスルーホールに付着させる場合を例として示す。プリント基板5のスルーホールに基板搭載部品6の電極部分が挿入される。電極部分は、予めフラックスが塗布されている。図2に示すように、はんだ槽2の内部に貯蔵された溶融はんだ4が局所はんだ付けノズル1の下方から流入し、局所はんだ付けノズル1の上方から噴流する。局所はんだ付けノズル1は、局所はんだ付けノズル1の上方から噴流した溶融はんだ4を、プリント基板4の下面からはんだ付けする基板搭載部品6の電極部分へ接触させて供給する。溶融はんだ4が供給されたプリント基板4は、フラックスが活性化し電極表面の酸化膜を還元することで、清浄化された電極表面にはんだがぬれ上がる。溶融はんだ4は、スルーホール内に十分な量が供給されることでプリント基板4のスルーホールの上部までぬれ上がることができる。局所はんだ付けノズル1の上方から噴流した溶融はんだ4の内、プリント基板5に供給されなかったものは、再びはんだ槽2へ貯蔵される。
図3は、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の端部の形状を示す図である。局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が流入する側の端部は省略している。(A)は局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。(B)は断面の斜視図である。局所はんだ付けノズル1は、ノズル部7と突出部8とを備える。
ノズル部7は、内部に溶融はんだ4を通過させることが可能な管状の部材であり、一端に形成された流入口から溶融はんだ4が流入し、他端に形成された噴流口から溶融はんだ4が噴流する。突出部8は、ノズル部7の他端に設けられる。詳しくは、突出部8は、ノズル部7の内側に嵌め込まれて設けられる。突出部8は、ノズル部7の内周面に接続される。突出部8は、噴流口の半径方向に向けてノズル部7から突出する円環状の端面部9を有する。端面部9は、図に示すようにノズル部7の他端の先端面10と連続した面であり、ここでは同一平面上である。また、端面部9と先端面10とは、ノズル部7の延在方向に垂直な面である。端面部9の形状は、噴出口を塞がないような形状であり、ここでは、ノズル部7の半径方向の面が円環状であるが、他の形状としてもよい。以上の構成により、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴出する側の端部の先端面は、ノズル部7の他端における先端面10と突出部8の端面部9とから構成される。
図4は、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の端部の他の形状を示す図である。(A)は局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。(B)は断面の斜視図である。図3の局所はんだ付けノズル1の突出部8の形状が異なるものであり、その他の部分は同様の構成である。突出部8の形状は図4に示すように、突出部8においてノズル部7の内周面と接続される面と反対側の面が、端面部9に対して鋭角の角度を有する形状である。つまり、突出部8は、ノズル部7の半径方向の面が円環状である。また、突出部8は、ノズル部7の噴流口の半径方向における厚さが端面部9と反対側の面から端面部9に向かって厚くなる形状である。この形状により、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴出する側の端部は、溶融はんだ4の噴出口に行くに従って内径が小さくなる構成とすることができる。このように、突出部8の形状は噴流口の半径方向に向けてノズル部7から突出する端面部9を有していれば、適宜変更してもよい。
局所はんだ付けノズル1は、削り加工によって製作することが好ましい。この場合、1つの部材から局所はんだ付けノズル1を削り出すため、ノズル部7と突出部8とは一体の部材から形成されることになる。なお、製作の工数が増えることになるが、局所はんだ付けノズル1は、ノズル部7と突出部8とをそれぞれ別の部材から削り出し、それらを接続して製作してもよい。この場合、既存のノズルをノズル部7として使用することが可能である。
上記の構成により、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の先端面は、ノズル部7の他端における先端面10と突出部8の端面部9とから構成される。これにより、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の先端面の面積は、ノズル部7の先端面10の面積よりも大きくなる。
図5は、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の端部の溶融はんだ4の噴流状態を表すものであり、局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。斜線部が溶融はんだ4である。矢印の範囲が、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の先端面からの噴流の高さCである。溶融はんだ4は、局所はんだ付けノズル1のノズル部7の他端から上方に向けて噴流する。噴出した溶融はんだ4のうち一部は、横方向へ広がり局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の先端面の上に覆いかぶさる。そして、その覆いかぶさった溶融はんだ4の上方に、噴出した溶融はんだ4のうち一部がさらに覆いかぶさる。これにより、溶融はんだ4の一部を局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴流する側の先端面において、より高い位置に維持することができる。
図6は、比較例の局所はんだ付けノズル1cの溶融はんだ4が噴流する側の端部の溶融はんだ4の噴流状態を表すものであり、局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。斜線部が溶融はんだ4である。矢印の範囲が、比較例の局所はんだ付けノズル1cの溶融はんだ4が噴流する側の先端面からの噴流の高さCである。比較例の局所はんだ付けノズル1cは、突出部8を備えない構成である。つまり、比較例の局所はんだ付けノズル1cの溶融はんだ4が噴流する側の先端面は、ノズル部7の先端面10のみから構成され、端面部9を備えない。比較例の局所はんだ付けノズル1cの他端から上方に向けて噴流された溶融はんだ4は、局所はんだ付けノズル1において端面部9の上に維持されていた部分を有さない。よって、比較例の局所はんだ付けノズル1cから噴流される溶融はんだ4の噴流の高さは、局所はんだ付けノズル1から噴流される溶融はんだ4の噴流の高さよりも低くなる。例えば、溶融はんだ4としてスズ鉛共晶はんだ(Sn―37Pb)を使用し、ノズル部7において半径方向の外径が8mmであり、先端面10の半径方向の厚さが4mmのノズル部7と、端面部9においてノズル部7の半径方向(突出部8の半径方向)の厚さが2mmの突出部8とを有する局所はんだ付けノズル1を用いる場合、比較例の局所はんだ付けノズル1cを用いる場合と比べると溶融はんだ4の噴流の高さCは、1.4倍となる。
図7は、局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDと噴流の高さCとの関係を示すグラフである。なお、局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDは、ノズル部7の先端面10の半径方向の厚さと端面部9の半径方向の厚さとを足したものである。(A)に、溶融はんだ4としてスズ鉛共晶はんだ(Sn―37Pb)を用いた場合の局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDと噴流の高さCとの関係を示す。(B)に、溶融はんだ4としてSAC305(Sn―3Ag0.5Cu)を用いた場合の局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDと噴流の高さCとの関係を示す。横軸が、局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDである。横軸は、左から右に向かって数値が大きくなる。縦軸が、局所はんだ付けノズル1の先端面から噴流する溶融はんだ4の噴流の高さCである。縦軸は、下から上に向かって数値が大きくなる。また、(A)と(B)とのスケールは同じである。(C)に示すように、局所はんだ付けノズル1の外径Aと、局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDと局所はんだ付けノズル1の先端面の内径Bとの関係は、外径A=2×厚さD+内径Bである。(A)と(B)では、外径Aを8mmに固定し、厚さDと内径Bとを変化させた場合である。
このグラフによると、噴流の高さCは厚さDと内径Bとに応じて変動することがわかる。詳しくは、決められた大きさの外径Aを有する局所はんだ付け用ノズル1において、先端面の半径方向の厚さDを大きくし内径Bを小さくしていくと、噴流の高さCが大きくなることがわかる。また、厚さDが所定の大きさを超えた場合、噴流の高さCが小さくなることがわかる。例えば、内径Bと厚さDは、内径B>厚さDの関係である場合が好ましい。また、(A)と(B)を比較すると、噴流の高さCは、噴流させる溶融はんだ4のはんだ組成(比重の違い)によっても差があることがわかる。例えば、SAC305(Sn―3Ag0.5Cu)ではスズ鉛共晶はんだ(Sn―37Pb)と比較するとSAC305(Sn―3Ag0.5Cu)の方が噴流の高さCが高いことがわかる。
上記について、詳しく説明する。図11は、局所はんだ付けノズルの先端面の半径方向の厚さと噴流高さとの関係を示す表である。実験からノズル外形を大きくした場合であっても、厚さDを厚くする方が、噴流高さが高くなる結果を得た。図11の(A)は、溶融はんだがスズ鉛共晶はんだ(Sn―37Pb)の場合の表である。溶融はんだがスズ鉛共晶はんだ(Sn―37Pb)の場合、外径Aが8mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さD(ノズル部7の先端面10の半径方向の厚さと端面部9の半径方向の厚さとの合計)は、2mmが好適であった。しかし、外径Aが10mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さDは2.2mmが好適であり、外径Aが15mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さDは2.5mmが好適であった。
図11の(B)は、溶融はんだがSAC305(Sn―3Ag0.5Cu)の場合の表である。溶融はんだがSAC305(Sn―3Ag0.5Cu)の場合、外径Aが8mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さDは、2.1mmが好適であった。しかし、外径Aが10mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さDは2.2mmが好適であり、外径Aが15mmの局所はんだ付けノズル1の場合は、局所はんだ付けノズル1の先端面の厚さDは2.6mmが好適であった。つまり、局所はんだ付け用ノズル1の噴流の高さCは、ノズル外形を大きくした場合であっても、局所はんだ付け用ノズル1の半径方向の厚さDと内径B及び使用する溶融はんだ4の組成に応じて変動することがわかる。
以上の構成により、本実施の形態の局所はんだ付けノズル1および局所はんだ付けノズル1を用いた局所はんだ付け装置100は、突出部8を備えることで、局所はんだ付けノズル1の先端面を、ノズル部7の先端面10と突出部8の端面部9とから構成することができる。これにより、局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDを適切な大きさにすることが可能である。よって、簡易な構成で所望の高さの溶融はんだの噴流を得ることができる。特に、プリント基板の高周波回路化や高集積回路化に伴い、プリント基板の層数が多くなることにより板厚が厚くなったプリント基板におけるスルーホールのはんだ充填に好適である。
図8は、実施の形態1に係る局所はんだ付けノズル1の他の構成である局所はんだ付けノズル1aの構成である。(A)は、局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。(B)は断面の斜視図である。局所はんだ付けノズル1aは、局所はんだ付けノズル1の突出部8の構成が異なるものある。その他の構成は、実質的に同様である。以下、上記で説明した構成と同一又は対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明を繰り返し行わない。
局所はんだ付けノズル1では、突出部8は、ノズル部7の内側に嵌め込まれて設けられていたが、局所はんだ付けノズル1aでは、突出部8aの内側にノズル部7が嵌め込まれて設けられる。つまり、突出部8aは、ノズル部7の外周面に接続される。突出部8aは、突出部8と同様に噴流口の半径方向に向けてノズル部7から突出する円環状の端面部9aを有する。端面部9aは、図に示すようにノズル部7の他端の先端面10と連続した面であり、ここでは同一平面上である。また、端面部9aと先端面10とは、ノズル部7の延在方向に垂直な面である。端面部9aの形状は、ノズル部7の外周面の形状に沿った形状とするためここでは円環状であるが、他の形状としてもよい。以上の構成により、局所はんだ付けノズル1の溶融はんだ4が噴出する側の端部の先端面は、ノズル部7の先端面10と突出部8aの端面部9aとから構成される。
局所はんだ付けノズル1aは、ノズル部7と突出部8aとがそれぞれ別々に形成された部材である。突出部8aは、ノズル部7に被せて固定するキャップ式である。ノズル部7と突出部8aの固定は、タップによりノズル部7と突出部8aとにネジやまを用意するネジ込み式による方法と、単に圧力をかけて押し被せる方法とがある。押し被せる方法の方が低コストで実現することができる。なお、局所はんだ付けノズル1と同様に、1つの部材から削り加工によって製作してもよい。この場合、1つの部材から局所はんだ付けノズル1aを削り出すため、ノズル部7と突出部8aとは一体の部材から形成されることになる。
また、突出部8aをキャップ式とする場合、突出部8aは、図9に示すように固定部11を有する構成としてもよい。固定部11は、突出部8aと一体に形成された円環状の部材である。固定部11は、ノズル部7の先端面10と突出部8aの端面部9aとに接続される。固定部11の形状は、噴出口を塞がないような形状でありここでは円環状であるが、他の形状としてもよい。このような構成とすることで、ノズル部7と突出部8aとを接続する際に、固定部11をノズル部7の先端面10に当てることで容易に位置決めすることが可能である。固定部11は、噴流口の半径方向において噴流口側に突出し、噴流口の一部を塞ぐように設けてもよい。この場合、固定部11によって局所はんだ付けノズル1の先端面の半径方向の厚さDと局所はんだ付けノズル1の先端面の内径Bとを容易に調整することが可能である。
局所はんだ付けノズル1aおよび局所はんだ付けノズル1aを用いた局所はんだ付け装置100においても、突出部8aを備えることで、局所はんだ付けノズル1の先端面を、ノズル部7の先端面10と突出部8aの端面部9aとから構成することができる。これにより、局所はんだ付けノズル1aの先端面の半径方向の厚さDを適切な大きさにすることが可能である。よって、簡易な構成で所望の高さの溶融はんだの噴流を得られる。特に、プリント基板の高周波回路化や高集積回路化に伴い、プリント基板の層数が多くなることにより板厚が厚くなったプリント基板におけるスルーホールのはんだ充填に好適である。
また、突出部8aがキャップ式であるため、比較例の局所はんだ付けノズル1cをノズル部7として使用し、比較例の局所はんだ付けノズル1cに突出部8aを嵌め込むだけで局所はんだ付けノズル1aを形成することが可能である。削り加工でノズル部7と突出部8aとを製作するより、安価に製作することができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る局所はんだ付けノズル1bの溶融はんだ4が噴流する側の端部の形状を示す図である。(A)は、局所はんだ付けノズル1の延在方向の断面図である。(B)は断面の斜視図である。実施の形態2に係る局所はんだ付け装置200は、局所はんだ付けノズル1b、はんだ槽2及び圧送部3を備える。局所はんだ付けノズル1bは、局所はんだ付けノズル1とは突出部8の構成が異なるものある。その他の構成は、実施の形態1と実質的に同様である。以下、上述の実施の形態で説明した構成と同一又は対応する構成については同一符号を付し、それらの構成の説明を繰り返し行わない。
局所はんだ付けノズル1では、突出部8は、ノズル部7の他端側の内周面の一部に設けられていたが、局所はんだ付けノズル1bでは突出部8bは、内部に溶融はんだ4を通過させることが可能な管状の部材であり、ノズル部7の内周面の全面を覆うように設けられる。突出部8bは、ノズル部7の内側に嵌め込まれて設けられる。突出部8bにおいても、突出部8と同様に噴流口の半径方向に向けてノズル部7から突出する円環状の端面部9bを有する。端面部9bは、図10に示すようにノズル部7の他端の先端面10と連続した面であり、ここでは同一平面上である。また、端面部9bと先端面10とは、ノズル部7の延在方向に垂直な面である。端面部9bの形状は、噴出口を塞がないような形状でありここでは円環状であるが、他の形状としてもよい。以上の構成により局所はんだ付けノズル1bの溶融はんだ4が噴出する側の端部の先端面は、ノズル部7の先端面10と突出部8bの端面部9bとから構成される。ここでは、突出部8bはノズル部7の内周面を覆って設けられる構成を示したが、突出部8bはノズル部7の外周面を覆って設けられる構成としてもよい。
局所はんだ付けノズル1bおよび局所はんだ付けノズル1bを用いた局所はんだ付け装置200においても、突出部8bを備えることで、局所はんだ付けノズル1bの先端面を、ノズル部7の先端面10と突出部8bの端面部9bとから構成することができる。これにより、局所はんだ付けノズル1bの先端面の半径方向の厚さDを適切な大きさとすることが可能である。よって、簡易な構成で所望の高さの溶融はんだの噴流を得られる。特に、プリント基板の高周波回路化や高集積回路化に伴い、プリント基板の層数が多くなることにより板厚が厚くなったプリント基板におけるスルーホールのはんだ充填に好適である。
また、ノズル部7の内周面または外周面の全面を覆うように突出部8bが設けられる構成となるため、局所はんだ付けノズル1bの形状がより簡易となり、ノズル部7と突出部8bとを削り加工により一体に形成する場合により容易に製作することができる。
1、1a、1b 局所はんだ付けノズル、1c 比較例の局所はんだ付けノズル、2 はんだ槽、3 圧送部、 4 溶融はんだ、5 プリント基板、6 基板搭載部品、7 ノズル部、8、8a、8b 突出部、9、9a、9b 端面部、10 先端面、11 固定部、100、200 局所はんだ付け装置。

Claims (7)

  1. 一端に形成された流入口から溶融はんだが流入し、他端に形成された噴流口から前記溶融はんだが噴流する管状のノズル部と、前記他端に設けられ、前記噴流口の半径方向に向けて前記ノズル部から突出する端面部を有する突出部と、を備えた局所はんだ付けノズル。
  2. 前記溶融はんだが噴出する側の端部の先端面が、前記ノズル部の前記他端における先端面と前記端面部とから構成される請求項1に記載の局所はんだ付けノズル。
  3. 前記ノズル部の前記他端における先端面と前記端面部とは、同一平面上であり、前記ノズル部の延在方向に垂直な面である請求項1または請求項2に記載の局所はんだ付けノズル。
  4. 前記突出部は、前記ノズル部の内周面に接続された請求項1から請求項3の何れか1項に記載の局所はんだ付けノズル。
  5. 前記突出部は、前記ノズル部の外周面に接続された請求項1から請求項3の何れか1項に記載の局所はんだ付けノズル。
  6. 前記突出部は、前記噴流口の半径方向における厚さが前記端面部と反対側の面から前記端面部に向かって厚くなる請求項4に記載の局所はんだ付けノズル。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の局所はんだ付けノズルと、溶融はんだが貯蔵されたはんだ槽と、前記はんだ槽から前記局所はんだ付けノズルへ前記溶融はんだを流入させる圧送部とを備えた局所はんだ付け装置。
JP2020161156A 2019-09-30 2020-09-25 局所はんだ付けノズル及び局所はんだ付け装置 Pending JP2021053703A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022150899A (ja) * 2021-03-26 2022-10-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 連続焼成システム

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