JP2021047454A - ガス系消火設備用表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、消火剤を放出した防護区画内への立入禁止を促すため、「二酸化炭素充満危険・立入禁止」の文字を赤色で点灯又は点滅表示する放出表示灯を主に防護区画の出入口の外側上部に設置するようにしている。
そして、この放出表示灯101は、照光銘板102の背面側の放出表示灯101の内部に設けられた光源103が点灯・点滅すると、照光銘板102の単一メッセージの文字部分を光が通過することで、放出表示灯101の文字を人が認識することができる。
ここで、照光銘板102の裏側の文字部分以外の部分は、光源103の光が通過しないような措置が施されており、かつ、光源103が点灯・点滅しない場合に照光銘板102の文字部分が見えないように、文字部分は照光銘板の地色と同じ色にされている(図7(c)参照。)。
(1)放出表示灯と同様に、火災時等の対策として建造物に設置されて避難路等を表示する誘導灯は、常時点灯表示されているため、一般にも認知され、用途も自明であるが、放出表示灯の照光銘板は白色等で、常時は点滅せず何も表示されない表示灯であるため、防護区画の出入口の外側上部に設置すると、厚みを薄くできないことから、例えば、美術館や博物館等では意匠性を損なう等の理由で、常時は目立たず、火災時には目立つようにする要請があり、このため、壁面に埋設することを求められる等、設置状態を工夫する必要があった。
(2)照光銘板の文字部分のみを赤色で点滅等させる手段により表示を人に知覚させることから、放出表示灯単体で知覚性を向上させることは困難であった。
さらに、色覚異常の人にとっては、危険性を示す赤色は茶色や焦げ茶色に見えるため、照光銘板の地色や周囲の壁面が暗色系であると知覚性が低くなることから、知覚性の向上が課題とされていた。
(3)放出表示灯の表示を確認し、危険な状況にある防護区画への立ち入りはしないが、さらなる安全性確保のための避難方向の指示表示がないため、通路誘導灯が直近にない場合は、即座に判断できず適切な方向への避難開始までに時間を要する問題があった。
動方式がある。
ここで、ガス系消火設備のシステムの起動前にさらなる安全のために、注意警報の段階で防護区画内への人の立入禁止を促す措置として、放出表示灯を兼用とし、表示内容を変化させて表示できれば良いが、従来技術を用いた照光銘板の構造上、表示することができる内容は単一であるため、異なる表示内容の照光銘板を設けた別の表示灯を設置する必要がある等の課題があった。同様の課題として、システムを手動起動設定に切り替えて防護区画内に入室する際に「入室中」を表示するもの、システムの自動・手動起動の設定状態の「自動中」・「手動中」を表示するもの、消火配管上に設置されるもので、点検中の誤操作による防護区画への消火剤の放出等を防止するためのバルブが閉鎖された際に「バルブ閉鎖」を表示するもの、あるいは、消火剤の放出回路に遮断スイッチを設け、該スイッチが遮断側に設定された際に「CO2遮断中」を表示するものがある。
また、放出表示灯の表示内容は日本語であるが、外資系企業等の外国語を母国語とする社員がいる場合等、日本語と外国語を併記表示する放出表示灯が求められることがある。これに対しては、文字サイズを小さくして日本語と外国語を併記するか、照光銘板を大きくする必要があった。文字サイズを小さくした場合は視認性が悪くなるため安全性を損なうことになり、照光銘板を大きくする場合は放出表示灯が大きくなることから設置スペースの確保や意匠性を損なう等の課題があった。
このガス系消火設備用表示装置1は、光源としてLED3を実装した電気基板4と、レーザー加工した表示内容を、LED3の光を側面から入射させることによって可視化するようにした導光板からなる照光銘板2とを備え、照光銘板2の周縁が、電気基板4が取り付けられ、フレーム5で覆うようにした照光銘板2の一側縁を除いて照光銘板2が露出するフレームレス構造とし、照光銘板2に消火剤充満表示等の表示を行うようにしたものである。
料を適用することができる。
具体的には、導光板にレーザー加工された文字等の表示内容は、導光板の側面からLEDの光が入射すると、レーザー加工された溝で光が反射し、導光板を正面視したときに、文字等の表示内容が光って見える。
一方、透明な導光板にレーザー加工された文字等の表示内容は、導光板の側面からLEDの光が入射しないときは、光っては見えないが、LED以外の自然光や室内灯の光が反射して容易に認識することができるようにしたり、レーザー加工される溝の度合いを調整することによって、導光板の文字等の表示内容が認識できない程度にすることができる。
これにより、LED以外の自然光や室内灯の光が反射しても文字等の表示内容が認識できない程度に見えにくくした透明な導光板を使用し、例えば、文字等が異なる導光板を複数枚重ね、各々の導光板専用のLEDの光を順次切り替えて点灯させると、導光板の正面から見た場合、透明な導光板のため、単一の導光板に表示される文字等があたかも変化するように見せることができる。
これにより、正面から見ると照光銘板2が透明に見えたり、不透明層の地色、例えば、白色に見えるようにすることができ、ガス系消火設備用表示装置1の存在感をなくして意匠性を妨げないようにすることができる。
ここで、複数枚の透過型の導光板21、22、23のうち、最も背面側の導光板23の背面に不透明層を形成することができる。
これにより、表示内容を切り替えできる多様性を備えることで知覚性を向上させた多重メッセージ対応型のガス系消火設備用表示装置とすることができる。
ことができるものとなる。
DANGER! KEEP OUT」の表示内容がレーザー加工された導光板を、放出表示灯(ガス系消火設備用表示装置1)に用いて兼用とすることで、放出表示灯としての日本語の表示内容がレーザー加工された導光板と切り替えて表示させることで、放出表示灯1台で多言語の表示を行い、安全性の向上と省スペース化を併せて実施できるものとなる。
体的には、LED3を実装した電気基板4の端子台41や配線取付部を位置させ、外部と配線42を介して電気接続できるようにしたり、ガス系消火設備用表示装置1をボルトを用いて壁面に固定することができるようにしている。
これにより、ガス系消火設備用表示装置1の小型化(コンパクト化)、省スペース化を図る、特に、フレーム5の高さ方向の寸法H(後述の図6に示す第3実施例においては、フレーム5の横方向の寸法W)を小さくすることができるようにしている。
ここで、フレーム5は、前カバー51と後カバー52を嵌め合わせるように構成し、ビス53で固定、一体化するようにする。
また、フレーム5は、後カバー52に形成したボルト穴54を用いて、壁面等に固定するようにしたり、天井から吊り下げたブラケットに固定することができる。
また、フレーム5の後カバー52には、電気接続のための配線42を通す配線口55を形成するようにする。
また、照光銘板2とフレーム5とは、ピンスタッド6を貫通させることにより一体化するようにする。
また、電気基板4は、ボルト等に適宜の固着手段7を介して、照光銘板2やフレーム5に取り付けるようにしている。
また、照光銘板2を複数枚の透過型の導光板21、22、23で構成する場合には、導光板21、22、23の間に光り漏れ防止機能を兼ねたスペーサ8を配設するようにしている。
なお、第3実施例のガス系消火設備用表示装置1のその他の構成及び作用は、上記第1及び第2実施例と同様である。
2 照光銘板
3 LED
4 電気基板
5 フレーム
50 空間部
Claims (1)
- 光源としてLEDを実装した電気基板と、レーザー加工した表示内容を、LEDの光を側面から入射させることによって可視化するようにした導光板からなる照光銘板とを備えたガス系消火設備用表示装置であって、前記照光銘板の周縁が、前記電気基板が取り付けられ、フレームで覆うようにした照光銘板の一側縁を除いて照光銘板が露出するフレームレス構造とし、前記表示内容が、少なくとも、消火剤充満表示からなることを特徴とするガス系消火設備用表示装置。
Priority Applications (1)
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JP2020205810A JP7095199B2 (ja) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | ガス系消火設備用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020205810A JP7095199B2 (ja) | 2020-12-11 | 2020-12-11 | ガス系消火設備用表示装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2016249295A Division JP6845398B2 (ja) | 2016-12-22 | 2016-12-22 | ガス系消火設備用表示装置 |
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Family Applications (1)
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JPH0485588A (ja) * | 1990-07-30 | 1992-03-18 | Yamato Protec Co | 表示器 |
US6294983B1 (en) * | 2000-06-29 | 2001-09-25 | Chi-Hwong Lee | Emergency exit light |
JP3101018U (ja) * | 2003-10-15 | 2004-06-03 | 双見通信工業株式会社 | 誘導灯 |
-
2020
- 2020-12-11 JP JP2020205810A patent/JP7095199B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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