JP2021037003A - 簡易テーブル用脚部 - Google Patents

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躍進 徐
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Masashi Endo
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Abstract

【課題】テーブル板の厚さの自由度を高め、厚みの異なる複数のテーブル板と組み合わせて簡単にテーブルを作成でき、持ち運びも容易な簡易テーブル用脚部を提供する。【解決手段】直線部分の両側を折り曲げてコ字形にした第1部材と、該第1部材のコ字形の両側から延伸した第2部材と、該第1部材と該第2部材との境界それぞれに結合し、該第1部材の該直線部分と並行な第3部材と、を備え、第1部材の直線部分と第3部材とで仕切られた第1空間は、第2部材相互で仕切られた第2空間に対して所定の角度をなすように、該第1部材が、上記境界よりも該直線部分寄りの個所それぞれで、同方向に曲げられた。【選択図】図1

Description

本発明は、テーブル板を着脱自在に支持して、野外で調理や食事を行ったり、物品を載置したりするテーブルを簡単に作成することができると共に持ち運びが容易な簡易テーブル用脚部に関するものである。
従来、アウトドア用等のテーブルとして、金属製のパイプ部材を折り曲げ成形した脚部をテーブル板の裏面側に設置したものや、その脚部を折り畳み、裏面側に収納可能にしたものが用いられているが、脚部を折り畳んだ際の掛け止め具に不具合が生じることがあり、それを改良した簡易テーブルが開示されている(特許文献1参照)。また、屋外で飲食する場合に、食材や調理具その他の物品を一時的に置く物置台や棚がないと不便であるが、物置台や棚を持ち運ぶのは、荷物が多くなり過ぎて困難である。そこで、天板の下方に折畳み式
に組入れた中間棚を水平状態に支持する機構を、脚及び中間棚の折畳み状態を固定する機構と兼用することにした簡易テーブルが開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら、これらの簡易テーブルは、テーブル板と脚部とが一体となっていたり、脚部及び中間棚が一体になっていたりするので、人手で持ち運ぶことが容易ではない。
そこで、金属パイプ又は金属棒をコ字形にし、その両側を結合して閉鎖空間を形成し、その閉鎖空間にテーブル板の両端を差し込み、テーブル板の表裏両面を斜めに挟持する簡易テーブル用脚部が、例えば、商品名「テキーラローレッグ」(ビーズ株式会社)、商品名「アイアンレッグ」(尾上製作所)などとして市販されている。
特許第3616935号公報 特許第3616935号公報
市販されている簡易テーブル用脚部は、テーブル板と分離されていて持ち運びが容易であり、テーブル板に据え付けて簡易テーブルとする際に工具を使う必要がない。また、棚板を複数設置することにより複数の載置台を設けることも出来るので、野外のみならず、屋内においても簡単に設置できるという利点がある。
しかしながら、脚部の傾斜角度を15度乃至30度に抑えた場合、テーブル板の厚みの許容範囲が小さいので、据え付け可能なテーブル板の厚さに対する制限が厳しい。
本発明は、かかる事情に鑑み、持ち運びが容易で、簡易テーブルに組み立てる際や分解する際に工具を必要としないうえ、脚部の傾斜角度を15度乃至30度に抑えたとしても、据え付け可能なテーブル板厚の許容範囲が大きい簡易テーブル用脚部を提供することを目的とする。
本発明の簡易テーブル用脚部は、金属のパイプ又は棒で形成され、直線部分の両側を折り曲げてコ字形にした第1部材と、該第1部材のコ字形の両側から延伸した第2部材と、該第1部材と該第2部材との境界それぞれに結合し、該第1部材の該直線部分と並行な第3部材と、を備え、上記第1部材の上記直線部分と上記第3部材とで仕切られた第1空間は、上記第2部材相互で仕切られた第2空間に対して所定の角度をなすように、上記第1部材が上記境界よりも該直線部分寄りの個所それぞれで、同方向に曲げられたものであり、上記第1空間に差し込まれたテーブル板の表裏両面に、上記第1部材の上記直線部分又は上記第3部材が当接するまで上記第2部を傾斜させることにより該テーブル板を着脱自在に支持することを特徴とする。
このように、金属のパイプ又は棒を、コ字形に折り曲げた第1部材と、コ字の両側を延伸した第2部材との境界それぞれを直線的に結合し、境界それぞれの近傍で第1部材を更に折り曲げることにより仕切られた第1空間と第2空間とが所定の角度をなした簡易テーブル用脚部を一対用意し、その第1空間にテーブル板を差し込み、第2部材を傾斜させて、第1空間を仕切る第1部材直線部分と第3部材とでテーブル板の表裏両面を挟持させれば、テーブル板は簡易テーブル用脚部で水平にしっかりと着脱自在に支持されるので、工具を使うことなく、簡易テーブルを簡単に作成することが出来るうえ、作成された簡易テーブルを分解することも容易にできる。その上、第1空間が第2空間に対して所定の角度をなすように第1部材を折り曲げてあるので、第1空間に差し込むことができるテーブル板の厚さの許容幅を大きくすることができる。
また、上記第2部材相互を結合して上記第2空間を分割する、上記第3部材に並行な少なくとも1つの第4部材を備えることができる。
このように第2空間を分割する第4部材を設ければ、テーブル板の下方に、棚板を載せて載置台を設けることができ、この第4部材を複数設ければ、多数の載置台を設けることもできる。
さらに、上記第2部材は、上記境界の近傍それぞれで曲げられ、先端相互を結合させたものであって、上記第1空間に差し込まれたテーブル板の隅の表裏両面に、上記第1部材の上記直線部分又は上記第3部材が当接するまで上記第2部を傾斜させて上記テーブル板を支持することもできる。
このように第2部材の先端相互を結合した簡易テーブル用脚部とすれば、それを4つ用意し、第1空間にテーブル板の四隅それぞれに据え付ければ、4本足の簡易テーブルを簡単に作成することができる。
ここで、上記所定の角度は、110度乃至140度であることが好ましく、上記第2部材の傾斜角度が、15度乃至30度であることも好ましい。
このようにすれば、限られたスペースに簡易テーブルを安定的に設置することができる。
また、上記テーブル板の厚みが、15mm乃至40mmであって、第1部材と第3部材との離間距離が120mm乃至130mmとすることも、上記テーブル板の厚みが、15mm乃至30mmであって、第1部材と第3部材との離間距離が70mm乃至80mmとすることもできる。
本発明の簡易テーブル用脚部によれば、テーブル板の厚みの許容幅が大きいので、一対の又は4つで一組の簡易テーブル用脚部を用意しておけば、異なる厚さのテーブル板も支持することができる。また、組立て、分解が工具なしにできる上、分解すれば、持ち運びも容易である。さらに、テーブル板のほかに、棚板を用意しておけば、複数の載置台を有する簡易テーブルを簡単に作成することができる。
図1は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の一例を示す立面図である。 図2は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の一例を示す平面図である。 図3は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の一例を示す側面図である。 図4−1は、一対の簡易テーブル用脚部によってテーブル板を保持した一例を示す平面図である。 図4−2は、一対の簡易テーブル用脚部によってテーブル板を保持した一例を示す正面図である。 図5−1は、従来例の簡易テーブル用脚部の概略を示す側面図である。 図5−2は、本実施形態の簡易テーブル用脚部の概略を示す側面図である。 図6は、βが126°の簡易テーブル用脚部の側面を示す図である。 図6−1は、厚さが38mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図6−2は、厚さが30mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図6−3は、厚さが15mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図6−4は、テーブル板の厚みを変えたとき、テーブル板の高さの変化を示す図である。 図7は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の他の例を示す立面図である。 図8は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の他の例を示す平面図である。 図9は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の他の例を示す側面図である。 図10−1は、一対の簡易テーブル用脚部でテーブル板を支持してテーブルを作成した他の例を示す平面図である。 図10−2は、一対の簡易テーブル用脚部でテーブル板を支持してテーブルを作成した他の例を示す正面図である。 図11は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部を示す正面図である。 図12は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部を示す平面図である。 図13は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部を示す側面図である。 図14−1は、一組の簡易テーブル用脚部でテーブル板を保持した一例を示す平面図である。 図14−2は、一組の簡易テーブル用脚部でテーブル板を保持した一例を示す正面図である。 図14−3は、一組の簡易テーブル用脚部でテーブル板を保持した一例を示す側面図である。 図15は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部の側面を示す図である。 図15−1は、厚さが38mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図15−2は、厚さが30mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図15−3は、厚さが15mmの場合の傾斜角度を示す図である。 図15−4は、テーブル板の厚みを変えたとき、テーブル板の高さの変化を示す図である。
以下に、本発明の簡易テーブル用脚部の実施形態について図に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1〜図3は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の一例を示す図であり、図1は立面図、図2は平面図、図3は側面図である。
図1及び図2に示す第1の実施形態の簡易テーブル用脚部11は、金属棒で構成されたものであり、テーブル板の両端寄りそれぞれに据え付けられる。
簡易テーブル用脚部11は、金属棒の直線部分5を折り曲げコ字形にした第1部材1と、第1部材1のコ字形の両側から金属棒が延伸した第2部材2と、第1部材1と第2部材2との境界を金属棒で結合し、第1部材の直線部分と並行な第3部材3と、第2部材2の下部側を第3部材3と並行に金属棒で結合した第4部材4とを備えている。なお、第3部材3は、第2部材2に溶接されて結合される。
従って、第1部材1の直線部分5と第3部材3とで第1空間7が仕切られ、第2部材2相互で第2空間8が仕切られ、第2空間8は、第4部材によって2分割されている。
そして、簡易テーブル用脚部11を地面等に設置したとき、着地点がすべらないように第2部材2の先端にゴム製のキャップ2aが被せてある。
ここで、「第1部材1の直線部分5と第3部材3とで仕切られた第1空間7」とは、直線部分5と第3部材3とを含む平面のうち、直線部分5と第3部材3に挟まれた領域をいい、「第2部材2相互で仕切られた第2空間8」とは、コ字形の両側から延伸した第2部材2それぞれによって挟まれた領域をいう。
図3に示すように、第1部材1は、第2部材2との境界6の近傍で両側が同じ方向に折り曲げられている。そこで、第2空間8が第2部材2で示された領域であるのに対して、第1空間7は、図の一点鎖線で示された領域となる。
従って、第1空間7が第2空間8に対してなす所定の角度βは、矢印で示した角度となる。
ここで、本実施形態の簡易テーブル用脚部11は、第3部材3並びに第4部材4の長さが281mmに、第2部材2の長さが386mmに設定され、第1空間7を形成する直線部分5と第3部材3との離間距離Lが102mm、所定の角度βは118°に設定されている。しかしながら、これらの数値は一例であって、これらの数値に限定されない。なお、金属棒としては、亜鉛メッキを施して粉体塗装した太さ9mmの鉄材を用いているが、必ずしも金属棒である必要はなく金属パイプであってもよい。
図4−1は一対の簡易テーブル用脚部によってテーブル板を保持した一例を示す平面図であり、図4−2は、その正面図である。
図4−1及び図4−2に示すように、厚さDのテーブル板20の両端寄りを、一対の簡易テーブル用脚部11それぞれの第1空間7に差し込み、テーブル板20の表面21が第1部材1に当接し、テーブル板20の裏面22が第3部材3に当接するまで第2部材2を傾斜させる。そのとき、第1部材1及び第3部材3は、テーブル板20の表面21と裏面22を挟持し、第2部材2は、傾斜角度αが限度に達した状態となる。そして、テーブル板20に物を載せて上部から重力が加わると、その傾斜角度αを大きくする方向の力が作用するが、傾斜角度αを小さくしようとする方向の力は作用しない。従って、簡易テーブル用脚部11は、テーブル板20をしっかりと支持した状態で静止する。
本実施形態の簡易テーブル用脚部11は、第1空間7にテーブル板20を差し込んでテーブルとするほか、第4部材4に棚板30を載せ、下段に載置台Tを設けることが出来る。
ここで、テーブル板20及び棚板30は、一枚板を使用してもよいし、厚さが等しく、狭幅の複数枚の板を使用してもよい。
図5−1は、比較して説明するために、従来例の簡易テーブル用脚部の概略を示す側面図であり、図5−2は、本実施形態の簡易テーブル用脚部の概略を示す側面図である。
何れにおいても、Dは、テーブル板の厚さ、Lは、第1空間7を仕切る第1部材1の直線部分5と第3部材3との離間距離を表わす。そして、αは、第2部材2の傾斜角度を表わす。
図5−1に示す従来例の簡易テーブル用脚部13は、概略、D=Lcosαという関係がある。よって、αを、15°から30°までの範囲に抑えるには、Dは、0.97Lから0.87Lの範囲に制限する必要がある。
従ってLが3cmのときは、板厚Dの許容範囲は2.9cmから2.6cm、Lが5cmのときは、板厚Dの許容範囲は4.85cmから4.35cmとなるので、許容幅は、それぞれ3mm、5mmと極めて小さいことがわかる。
すなわち、従来例においては、板厚Dの規格に対応したLを有する多種類の簡易テーブル用脚部13を用意しておく必要がある。
一方、図5−2に示す本実施形態の簡易テーブル用脚部11は、第1部材1が、第2部材2との境界6近傍で同じ方向に折り曲げられている。
従って、第1空間7は、図の一点鎖線のうち、直線部分5と第3部材3とに挟まれた領域であり、第2空間8は、図の破線で示された領域である。
また、第1空間7が第2空間8となす角度βは、矢印で示した角度である。
従って、本実施形態の簡易テーブル用脚部11は、概略、
D=Lcos(α+180°-β)という関係がある。
よって、βが120°のときは、αを、15°から30°までの範囲に抑えるには、Dは、0.26L以下に制限する必要がある。
すなわち、Lが5cmであれば板厚Dの許容範囲は1.3cm以下となり、Lが10cmであれば、板厚Dの許容範囲は2.6cm以下となって、従来例よりも許容幅が大きくなっている。
また、βが130°のときは、Dは、0.42Lから0.17Lまでに制限され、Lが5cmであれば、板厚の許容範囲は、2.1cmから0.85cmとなり、Lが10cmであれば、板厚の許容範囲は、4.2cmから1.7cmとなる。よって、従来例よりも許容幅がさらに大きくなっている。
従って、板厚の許容範囲が大きい簡易テーブル用脚部11を一対所持していれば、テーブル板20の厚さDをそれほど気にすることなく簡易テーブルを作成することができる。
ここで、αは、15°から30°の範囲に抑えているが、必ずしもこの範囲に限定する必要はなく、テーブルに載せる物品の重量や、各部材を構成する金属棒の太さ、簡易テーブルの設置スペース等を勘案して、その範囲を拡大することも可能である。
また、βを120°と130°に設定したが、βは、それらに限定する必要はない。但し、100°乃至130°に設定することが好ましい。
なお、ここで示した関係式及び数値は、概略を求めるものであり、実際の数値は、棒体の径等によってし得る。
図6は、βが126°の簡易テーブル用脚部の側面を示す図であり、図6(1)から図6(3)は、テーブル板の厚みを変えたときの第2部材の傾斜角度を示す図であり、図6−1は、厚さが38mmの場合の傾斜角度を示す図、図6−2は、厚さが30mmの場合の傾斜角度を示す図、図6−3は、厚さが15mmの場合の傾斜角度を示す図である。また、図6−4は、テーブル板の厚みを変えたとき、テーブル板の高さの変化を示す図である。
図6に示す簡易テーブル用脚部11は、径が9mmの金属棒を成形したもので、第1空間7と第2空間8とのなす角度βが126°、第1部材1の直線部分5と第3部材3との離間距離Lが128mmに設定されている。
図6−1に示すように、厚さDが38mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材のなす角度が106°であり、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは16°になっている。
また、図6−2に示すように、厚さDが30mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材のなす角度が109°であり、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは19°になっている。
さらに、図6−3に示すように、厚さDが15mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材のなす角度が116°であり、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは26°になっている。
図6−4に示すように、テーブル板20の厚さDが薄くなるに伴い、第2部材2の傾斜角αが大きくなり、テーブル板20の高さHは次第に低くなる。なお、ここで示した事例では、約40mm程度低くなっている。
図7〜図9は、第1の実施形態の簡易テーブル用脚部の他の例を示す図であり、図7は立面図、図8は平面図、図9は側面図である。
図7及び図8に示す簡易テーブル用脚部11の他の例は、金属パイプで構成されたものであり、テーブル板20の端寄りそれぞれに一対を据え付ける。
ここで示す簡易テーブル用脚部11は、図1及び図2で説明したのと同様に、金属パイプの直線部分5を折り曲げコ字形にした第1部材1と、第1部材1の両側から金属パイプを平行に延伸させた第2部材2と、第1部材1と第2部材2との境界6を金属パイプで直線的に結合した第3部材3と、第3部材3と並行に第2部材2相互を金属パイプで結合した第4部材4とを備えている。
なお、第3部材3、第4部材4は、第2部材2に溶接されて結合されている。
本例では、第4部材4を3本備えているので、第2部材2相互で仕切られた第2空間8は、4分割されている。
従って、3本の第4部材4それぞれに棚板30を載置すれば、第1空間7に差し込まれた最上段のテーブル板20のほかに、3段の棚板30を設けることができる。
なお、簡易テーブル用脚部11を地面等に設置したとき、着地点がすべらないように第2部材2の先端にゴム製のキャップ2aが被せてある。
ここで、本例の簡易テーブル用脚部11は、第3部材3及び第4部材4の長さは、390mmに、第2部材2の長さは718mmに、第1空間7を仕切る第1部材1の直線部分5と第3部材3との離間距離Lは102mmに設定されているが、これらの数値に限定する必要はない。
図9に示すように、第1部材1は、第2部材2との境界6の近傍で同じ方向に折り曲げられている。
そして、第1空間7は、第2空間8に対する角度βが118°に設定されている。
図10−1及び図10−2は、一対の簡易テーブル用脚部でテーブル板を支持してテーブルを作成した他の例を示す図であり、図10−1は、平面図、図10−2は正面図である。
図10−1及び図10−2に示すように、厚さDのテーブル板20の端寄りそれぞれを一対の簡易テーブル用脚部11それぞれの第1空間7に差し込み、テーブル板20の表面21が第1部材1の直線部分5に当接し、テーブル板20の裏面22が第3部材3に当接するまで第2部材2を傾斜させる。そのとき、直線部分5と第3部材3とでテーブル板20の表面21及び裏面22を挟持し、第2部材2の傾斜角度αは最大限度に達した状態となる。
また、本例では、第3部材3よりも下方に、第3部材3と並行な第4部材4を3本、ほぼ等間隔に設置している。そして、第1空間7に差し込んだ、テーブル板20よりも、次第に長くなっている棚板30をそれぞれの第4部材4に載置することにより、載置台を設けることができる。
この例も、テーブル板20や棚板30に物を載せると重力が加わるので、第2部材2の傾斜角度αを大きくする方向の力が作用するが、傾斜角度αを小さくする方向の力は作用しないので、簡易テーブル用脚部11は、テーブル板20をしっかりと支持した状態で静止している。
本例においても、テーブル板20、及び第4部材4に載置する棚板30は、一枚板であってもよいし、厚さDが等しい、狭幅の複数枚の板であってもよい。
ここで、本実施形態では、テーブル板20の他に、棚板30を設置するために第3部材3と並行に、第4部材4を1本乃至3本設置しているが、さらに多くの、第4部材4を設置することもできるし、全く設置しなくともよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態の簡易テーブル用脚部11は、一対で使用し、テーブル板20の両端寄りに据え付けてテーブルを作成するが、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部12は、4つを一組として使用し、テーブル板20の四隅23に据え付けてテーブルを作成する点が相違する。
図11から図13は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部を示す図であり、図11は、正面図、図12は平面図、図13は、側面図である。
図11及び図12に示す第2の実施形態の簡易テーブル用脚部12は、金属棒で構成されたものであり、テーブル板20の四隅23に据え付けるので、4つ必要である。
本実施形態の簡易テーブル用脚部12は、金属棒の直線部分5の両側をコ字形に折り曲げた第1部材1と、第1部材1のコ字の両側から金属棒を延伸させ、それぞれを内側に折り曲げて、先端相互を結合させた第2部材2と、第1部材1と第2部材2との境界6を金属棒で直線的に結合した第3部材3とを備えている。
なお、第3部材3は、第1部材1に溶接されて結合されている。
第1部材1の直線部分5と第3部材3とで第1空間7が仕切られ、第2部材2相互と第3部材3とで第2空間8が形成されている。
図13に示すように、第1部材1は、第2部材2との境界6よりも直線部分5寄りで折り曲げられており、第1空間7は、図の一点鎖線で示す領域となる。
従って、図5(2)で説明したように、第1空間7が、第2空間8に対してなす角度βは、105°になっている。
ここで、本実施形態の簡易テーブル用脚部12は、第3部材3の長さが170mmに、第2部材2の長さが374mmに設定され、第1空間7を仕切る第1部材1の直線部分5と第3部材3との離間距離は74mmに設定されているが、これらの数値に限定する必要はない。
図14−1は一組の簡易テーブル用脚部でテーブル板を保持した一例を示す平面図であり、図14−2は、その正面図、図14−3は、その側面図である。
図14−1から図14−3に示すように、厚さDのテーブル板20の四隅23、4か所を本実施形態の簡易テーブル用脚部12それぞれの第1空間7に差し込み、テーブル板20の表面21が第1部材1の直線部分5に当接し、テーブル板20の裏面22が第3部材3に当接するまで第2部材2を傾斜させる。そのとき、直線部分5及び第3部材3がテーブル板20の表面21及び裏面22を挟持するので、第2部材2の傾斜角度αは最大限度に達する。そして、テーブル板20に物を載せることによって上部から重力が加わると、その傾斜角度αを大きくする方向の力が作用するものの、傾斜角度αを小さくする方向の力は作用しない。従って、簡易テーブル用脚部12は、テーブル板20の四隅23をしっかりと支持した状態で静止している。
図15は、第2の実施形態の簡易テーブル用脚部の側面を示す図であり、図15−1から図15−3は、テーブル板の厚みを変えたときの第2部材の傾斜角度を示す図である。図15−1は、厚さが38mmの場合の傾斜角度を示す図、図15−2は、厚さが30mmの場合の傾斜角度を示す図、図15−3は、厚さが15mmの場合の傾斜角度を示す図である。
また、図15−4は、テーブル板の厚みを変えたとき、テーブル板の高さの変化を示す図である。
図15に示す簡易テーブル用脚部12は、金属棒を成形したもので、第1部材を75°折り曲げ、第1空間7と第2空間とのなす角度βが133°、第1部材1の直線部分5と第3部材3との離間距離Lが74mmに設定されている。
図15−1に示すように、厚さDが30mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材のなす角度が105°で、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは15°になっている。
また、図15−2に示すように、厚さDが20mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材2のなす角度が113°で、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは23°になっている。
さらに、図15−3に示すように、厚さDが15mmのテーブル板20を支持しているときは、テーブル板20と第2部材のなす角度が116°であり、垂直面に対する第2部材2の傾斜角αは26°になっている。
図15−4に示すように、テーブル板20の厚さDが薄くなるのに伴い、第2部材2の傾斜角αは大きくなり、テーブル板20の高さは次第に低くなる。なお、ここで示した事例では、約40mm程度低くなっている。
簡単に組み立て、分解が工具を使用せずに、簡単にでき、持ち運びも容易であり、アウトドアにおけるテーブルとして、あるいはイベント会場の展示台や家庭内の整理棚として活用することができる。
1 第1部材
2 第2部材
2a キャップ
3 第3部材
4 第4部材
5 直線部分
6 境界
7 第1空間
8 第2空間
11、12 簡易テーブル用脚部
13 従来例の簡易テーブル用脚部
20 テーブル板
21 表面
22 裏面
23 隅
30 棚板

Claims (7)

  1. 金属のパイプ又は棒で形成され、直線部分の両側を折り曲げてコ字形にした第1部材と、該第1部材のコ字形の両側から延伸した第2部材と、該第1部材と該第2部材との境界それぞれを結合し、該第1部材の該直線部分に並行な第3部材と、を備え、
    前記第1部材の前記直線部分と前記第3部材とで仕切られた第1空間は、前記第2部材相互で仕切られた第2空間に対して所定の角度をなすように、該第1部材が、前記境界よりも該直線部分寄りの個所それぞれで、同方向に曲げられたものであり、
    前記第1空間に差し込まれたテーブル板の表裏両面に、前記第1部材の前記直線部分又は前記第3部材が当接するまで前記第2部を傾斜させることにより該テーブル板を着脱自在に支持することを特徴とする簡易テーブル用脚部。
  2. 前記第2部材相互を結合して前記第2空間を分割する、前記第3部材に並行な少なくとも1つの第4部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の簡易テーブル用脚部。
  3. 前記第2部材は、前記境界の近傍それぞれで曲げられて先端相互を結合させたものであって、
    前記第1空間に差し込まれたテーブル板の隅の表裏両面に、前記第1部材の前記直線部分又は前記第3部材が当接するまで前記第2部を傾斜させることを特徴とする請求項1記載の簡易テーブル用脚部。
  4. 前記所定の角度は、110度乃至140度であることを特徴とする請求項1記載の簡易テーブル用脚部。
  5. 前記第2部材の傾斜角度が、15度乃至30度であることを特徴とする請求項1記載の簡易テーブル用脚部。
  6. 前記テーブル板の厚みが、15mm乃至40mmであって、第1部材と第3部材との離間距離が120mm乃至130mmであることを特徴とする請求項2記載の簡易テーブル用脚部。
  7. 前記テーブル板の厚みが、15mm乃至30mmであって、第1部材と第3部材との離間距離が70mm乃至80mmであることを特徴とする請求項3記載の簡易テーブル用脚部。
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