JP2021034791A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音やノイズの影響を低減しつつ撮影者の声を集音しやすくする。
【解決手段】マイクロフォン1106は、排気口1402が配置される面、レンズマウント部1201が配置される面、およびアクセサリ取付部2203が配置される面のうち、いずれの面とも異なる右側面に配置される。また、マイクロフォン1106は、撮像装置本体1001の底面よりも撮像装置本体1001の天面(上面)に近い位置に配置される。
【選択図】図11

Description

本発明は、撮像装置に関する。
映像制作用の業務用デジタルビデオカメラでは、映像と同時に被写体の声や環境音などをより良い音質で録音するために外部マイクロフォンを使用することが多い。このような外部マイクロフォンとは別に、主として撮影したデータを確認及び編集する際のメモ用に撮影者の声を集音するために内蔵のマイクロフォンを搭載したものがある。
近年の高解像度化や高フレームレート化に伴い、消費電力が増加してきている。そのため、ファンを用いて外気により熱源を冷却する強制空冷機構を搭載したものが主流になっている。このような強制空冷機構のファンが発生する振動、騒音や電気的なノイズが、内蔵マイクロフォンによる録音に影響を与えるおそれがある。
そこで、撮像装置の前面にレンズマウントとともに内蔵マイクロフォンを配置し、後ろ寄りにファンを配置することで、内蔵マイクロフォンをノイズ元であるファンから離して配置する構成が知られている(特許文献1)。
特開2019−95564号公報
しかしながら、以下のような問題がある。
まず、レンズマウントに取り付けられた交換レンズ(撮影レンズ)は、オートフォーカス時の駆動音などが騒音元となり得る。特許文献1の構成では、内蔵マイクロフォンがレンズマウントのある第一の側に配置されているため、交換レンズによる騒音の影響を受ける可能性がある。さらに、撮影者はレンズマウントがある前面側に立って撮影することはほとんどない。そのため、撮影者のメモ用に内蔵マイクロフォンを使用する映像制作用途向けなどの業務用デジタルビデオカメラにおいては、特許文献1のように内蔵マイクロフォンをレンズマウントのある第一の側に配置した場合、撮影者の声を集音しにくくなるおそれがある。
本発明は、騒音やノイズの影響を低減しつつ撮影者の声を集音しやすくすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、強制空冷機能を有すると共に、アクセサリを装着可能な撮像装置であって、撮像素子を有する撮像装置本体と、前記撮像装置本体に設けられ、撮影レンズを着脱可能なレンズマウント部と、前記撮像装置本体に設けられ、前記アクセサリを着脱可能な取付部と、前記撮像装置本体における、強制空冷を行う空気が排出される排気口が配置される面、前記レンズマウント部が配置される面、および前記取付部が配置される面のうち、いずれの面とも異なる面の側に配置された内蔵マイクロフォンと、を有し、前記内蔵マイクロフォンは、前記撮像装置本体の底面よりも天面に近い位置に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、騒音やノイズの影響を低減しつつ撮影者の声を集音しやすくすることができる。
撮像装置システムの外観斜視図である。 撮像装置本体から各装着部品を取り外した状態を示す斜視図である。 撮像装置システムのブロック図である。 グリップユニットとレンズ鏡筒が装着された撮像装置本体の前方斜視図である。 グリップユニットとレンズ鏡筒が装着された撮像装置本体の後方斜視図である。 撮像装置本体の後方斜視図である。 無線ユニットを装着した撮像装置本体の左側面図である。 撮像装置本体内部の冷却に関わる部材の斜視図、分解斜視図である。 図7のGB−GB線に沿う断面図である。 マイクロフォンおよびその周辺の分解斜視図である。 撮像装置本体の右側面図である。 グリップユニットの後方斜視図である。 撮像装置本体のスピーカ穴周辺の分解斜視図である。 グリップユニットが取り付いた状態の撮像装置本体の左側面図である。 撮像装置本体に対してグリップユニットが正位置にある状態の正面図である。 無線ユニットの斜視図、分解斜視図である。 図7のGA−GA線に沿う断面図である。 本体側締結部を撮像装置本体の外側、内側から見た斜視図である。 無線ユニットが取り付いた撮像装置本体の部分斜視図である。 アクセサリ取付部およびその周辺の斜視図である。 本体側締結部および本体側接続端子の斜視図である。 撮像装置本体における本体側接続端子の周辺の拡大図である。 本体側接続端子の周辺の上面図、図23(a)のK−K線に沿う断面図である。 回転防止部材の斜視図、分解斜視図、手締めねじおよびその周辺の模式的断面図である。 手締めねじおよびその周辺の模式的断面図、+Y側から見た回転防止部材の図である。 回転防止部材及び無線ユニットが撮像装置本体に装着される工程を示す遷移図である。 撮像装置本体の分解斜視図である。 撮像装置本体の分解斜視図である。 リアカバーユニットの正面図である。 メインユニットおよびリアカバーユニットの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置を含む撮像装置システムの外観斜視図である。この撮像装置システム1000は、撮像装置本体1001に、複数の装着部品が装着されて成る。複数の装着部品は、グリップユニット1002、レンズ鏡筒1003、無線ユニット1004、ビューファインダユニット1005、ハンドル1006、パネルユニット1007およびバッテリ1008を含む。図2は、撮像装置本体1001から各装着部品を取り外した状態を示す斜視図である。
撮像装置本体1001は、例えば、動画撮影が可能なデジタルビデオカメラとして構成される。グリップユニット1002、レンズ鏡筒1003、無線ユニット1004、ビューファインダユニット1005およびパネルユニット1007は、それぞれが有する接続部によって撮像装置本体1001に対して電気的に接続される。
なお、撮像装置本体1001を本発明の撮像装置と呼称してもよい。あるいは、撮像装置システム1000を本発明の撮像装置と呼称してもよい。また、複数の装着部品として例示するものの少なくとも1つが撮像装置本体1001に予め取り付いたものを本発明の撮像装置と呼称してもよい。例えば、撮像装置本体1001とレンズ鏡筒1003等の撮影レンズとが一体になったレンズ一体型の装置が撮像装置であってもよい。以降、撮像装置本体1001を「装置本体1001」と略記することもある。
撮像装置システム1000の各部の方向を、図1等に示したX、Y、Z座標軸を基準として呼称する。ここでは便宜上、装着されたレンズ鏡筒1003の撮像光軸方向において、被写体側(正面)を前方と称し、撮影者側を後方と称する。従って、例えば、図1、図2において、+Y方向が上方、+Z方向が前方である。+X方向は、被写体側から見て右方である。Z方向は光軸方向と平行である。
図3は、撮像装置システム1000の概略構成を示すブロック図である。図3を用いて、撮像装置システム1000の機能構成を説明する。
装置本体1001は撮像素子1101を備えており、撮像素子1101はCCD又はCMOS素子およびA/D変換機を有している。レンズ鏡筒1003を介してCCD又はCMOS素子に光学像が結像する。CCD又はCMOS素子は光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力し、A/D変換機は当該アナログ信号をデジタル信号に変換して画像データとして出力する。
装置本体1001は、CPU1102、ROM1103、RAM1104を備えており、これらは後述するメイン処理基板1105(図8(b))に実装されている。ROM1103は、電気的に消去・記録可能なメモリであって、例えばEEPROMなどで構成される。ROM1103には、CPU1102の動作用の定数およびプログラムなどが記憶される。CPU1102は、装置本体1001全体の制御を司る。CPU1102は、ROM1103に記録されたプログラムを実行することによって各処理を実行する。RAM1104はシステムメモリ、ワークメモリ、画像メモリ、および音声メモリとして用いられる。このRAM1104には、CPU1102の動作用の定数、変数、および、ROM1103から読み出したプログラムなどが展開される。
撮像素子1101から変換された映像データ、および、内蔵のマイクロフォン1106から入力された音声信号を所定レベルにゲインコントロールしてデジタル化した音声データは、RAM1104に一旦記録される。CPU1102はRAM1104に記録された映像データおよび音声データを記録部1107に送る。装置本体1001の記録部1107には、記録メディア1108が挿抜可能である。挿入された記録メディア1108には映像データおよび音声データが記録される。記録メディア1108は、例えば、SDカード等の脱着式のフラッシュメモリである。
メイン処理基板1105においては、CPU1102、ROM1103、RAM1104等が各種の処理を行うに伴い発熱する。そこで、メイン処理基板1105には、サーミスタ等の温度検知部1109が実装されている。装置本体1001には空冷用のファン1110が備えられている。温度検知部1109が取得した温度に基づき、CPU1102によりファン1110の回転状態が制御される。
本体操作部1111はユーザによって操作され、各種指示をCPU1102に与える。本体操作部1111は、本体RECボタン1112、電源スイッチ1113、本体操作ボタン群1114を含む(図4)。本体操作部1111を操作する際の操作音や映像の記録開始・記録停止時のビープ音が、CPU1102の制御によりスピーカ1115から出力される。電源制御部1116は、バッテリ検出回路、DC−DCコンバータ、および通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量を検出する。電池であるバッテリ1008はリチウムイオン電池等であり、装置本体1001に電力を供給する。
装置本体1001のグリップ用通信接点部1117とグリップユニット1002のグリップ電気通信接点部1118とが接触して導通することによって、CPU1102はグリップユニット1002の装着を検知できる。グリップユニット1002のグリップ操作部1119の操作入力により、各種指示が装置本体1001のCPU1102に与えられる。装置本体1001のレンズ用通信接点部1120とレンズ鏡筒1003のレンズ電気通信接点部1121とが接触して導通することによって、CPU1102はレンズ鏡筒1003の装着を検知できる。CPU1102はレンズ鏡筒1003が装着されたことを検知すると、レンズメモリ1122からレンズ情報を読み出し、RAM1104に格納する。
無線ユニット1004は、外部機器との無線接続を可能とするアクセサリの一例である。装置本体1001の本体側接続端子1123と無線ユニット1004のアクセサリ側接続端子1124とが接触して導通することによって、CPU1102は無線ユニット1004の装着を検知できる。CPU1102は無線ユニット1004が装着されたことを検知すると、RAM1104に記録されている映像データおよび音声データを無線ユニット1004に送信する。装置本体1001は、無線ユニット1004の通信部1125から映像データおよび音声データを外部機器に送信することができる。
装置本体1001のファインダ用通信接点部1126とビューファインダユニット1005のファインダユニット通信接点部1127とが接触して導通することによって、CPU1102はビューファインダユニット1005の装着を検知できる。CPU1102は、ビューファインダユニット1005が装着されたことを検知すると、RAM1104に記録されている映像データおよび音声データをビューファインダユニット1005に送信する。ビューファインダユニット1005内のファインダ表示部1128は、必要に応じて装置本体1001の動作状況をオンスクリーン・ディスプレイ情報として表示する。
装置本体1001のパネル用通信接点部1129とパネルユニット1007のパネルユニット通信接点部1130とが接触して導通することによって、CPU1102は、パネルユニット1007の装着を検知できる。CPU1102は、パネルユニット1007が装着されたことを検知すると、RAM1104に記録されている映像データおよび音声データをパネルユニット1007に送信する。パネルユニット1007内のパネル表示部1131は、必要に応じて装置本体1001の動作状況をオンスクリーン・ディスプレイ情報として表示する。パネル表示部1131とファインダ表示部1128に表示される情報は、同一であることもあれば、ユーザの操作によって互いに異なる情報になることもある。
本実施の形態の撮像装置システム1000において、例えば、撮像素子1101が受信した光は、少なくとも約23フレーム/秒(fps)のデジタル画像データに変換され、記録部1107により記録メディア1108に記録される。フレームレートは、約1fps〜約250fps以上の範囲で設定することができる。例えば、撮像装置システム1000は、設定される解像度に応じてフレームレートを変更してもよい。すなわち、「5k」の解像度モードでは約1fps〜約100fps、「4k」の解像度モードでは約1〜約125fps、クアッドHDモードでは約1〜約125fpsのフレームレートが設定される。「3k」の解像度モードでは約1〜約160fps、「2k」の解像度モードでは約1〜約250fpsのフレームレートが設定される。例えば、フレームレートとして、20、23.976、24、30、60、および120フレーム/秒、またはこれらのフレームレートの間の他のフレームレート、またはそれ以上のフレームレートでもよい。
撮像装置システム1000は、「2k」(例えば、16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、「3k」(例えば、16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、「4k」(例えば、4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048画素)など)、「4.5k」水平解像度、クアッドHD(例えば、3840×2160画素)、「5k」(例えば、5120×2700)水平解像度、「6k」(例えば、6144×3160)、「8k」(例えば、7680×4320)、またはそれ以上の解像度で画像データを出力することができる。撮像装置システム1000は、少なくとも上記に列挙した解像度のいずれかの間の水平解像度を有する画像データを記録または出力するように構成することができる。
更に、解像度は、上述した値のうち少なくとも1つの間(もしくは上述の値の間の何らかの値)であり、約6.5k、7k、8k、9k、または10k、またはそれらの間の何らかの値を取り得る。本実施形態では、xkの形式(上述した2kおよび4kなど)で表される用語では、「x」の数は近似的な水平解像度を指す。そのため、「4k」の解像度は、約4000以上の水平画素に対応し、「2k」は約2000以上の水平画素に対応する。
撮像素子1101は、約0.5インチ(8mm)から、2/3インチ、映画用のS35、35mmフルフレームスチル、および645に及ぶ範囲であることができ、少なくとも約1.0インチ、6cm×17cm以上であることができる。また、少なくとも約10.1×5.35mm、24.4×13.7mm、30×15mm、36×24mm、56×42mm、および186×56mmのサイズを有することもできる。それに加えて、撮像素子1101は、画素領域の所定部分のみを選択的に出力することによって、可変の解像度を提供するように構成することができる。撮像素子1101は、例えば、ベイヤー配列のカラーフィルタを含むことができる。そのため、撮像素子1101の個々の光電変換素子によって検出された赤色光、緑色光、または青色光の量を表すデータを出力する。
図4、図5はそれぞれ、グリップユニット1002とレンズ鏡筒1003が装着された装置本体1001の前方斜視図、後方斜視図である。図6は、装置本体1001の後方斜視図である。図7は、無線ユニット1004を装着した装置本体1001の左側面図である。
図4に示すように、装置本体1001の前方には、レンズマウント部1201、レンズ用通信接点部1120(図3参照;図4には図示せず)、レンズ取り外しボタン1202が配置される。レンズマウント部1201にはレンズ鏡筒1003が着脱可能に支持される。レンズ取り外しボタン1202はレンズ鏡筒1003を取り外す際にユーザ(撮影者)によって操作される。
また、図示されていないが、レンズマウント部1201の後方において、装置本体1001の内部には、被写体の映像を受光する撮像素子1101と、撮像素子1101で得られた映像信号を所定の信号に変換するセンサ基板とが配置される。装置本体1001の前方から見て右側面には、本体操作部1111である本体RECボタン1112、電源スイッチ1113および本体操作ボタン群1114が配置される。本体操作部1111への撮影者の操作に応じて、装置本体1001が動作を実行する。さらに、装置本体1001は、記録メディア1108(図3)を収納する収納蓋1203、マイクロフォン1106(図3)への集音用の穴であるマイク穴1204を右側面に有する。
図5に示すように、装置本体1001の後部には、バッテリ1008を収納するバッテリ収納部1301が配置されると共に、外部接続端子や電源端子などの入出力端子群1302が配置される。さらに装置本体1001の後面(背面)は、ビューファインダユニット1005を固定するための固定部1303やファインダ用通信接点部1126が設けられる。また、本体操作部1111の一部である本体背面操作部1304が、装置本体1001の後面に設けられている。
図6に示すように、装置本体1001の左側面には取付機構1405が設けられる。取付機構1405は、グリップユニット1002を取り付け可能な本体側取付部材1701を有する。本体側取付部材1701は、ビス1706により装置本体1001に固定されている。本体側取付部材1701は略円盤状の形状であり、中心に、本体側ねじ1703を備える。本体側ねじ1703には、後述するグリップユニット1002のグリップ側ねじ1702(図12)が螺合される。また、取付機構1405は、グリップユニット1002のグリップ側係合部1704(図12)と係合する本体側係合部1705を有する。本体側係合部1705は、中心から放射状に形成された凸形状と凹形状とを有する。凸形状と凹形状とは、周方向に所定の間隔で交互に形成されている。本体側係合部1705は、本体側係合部1705に対応する凹形状と凸形状を有するグリップ側係合部1704(図12)と係合する。これにより、グリップユニット1002と装置本体1001とが強固に固定される。
また、装置本体1001の左側面には、スピーカ1115(図3)から音を出すためのスピーカ穴1404のほか、無線ユニット1004を取り付けるためのアクセサリ取付部2203が設けられる。アクセサリ取付部2203は、本体側接続端子1123を有する。
図8(a)、(b)はそれぞれ、装置本体1001内部の冷却に関わる部材の斜視図、分解斜視図である。図9は、図7のGB−GB線に沿う断面図であり、装置本体1001内部のダクト構造を示す。図8、図9を用いて、撮像装置システム1000の強制空冷機能を実現する構造を説明する。
装置本体1001は、強制空冷を行う空気が通過する流路を形成するダクト部としてのメインダクト1403を有する。装置本体1001の左側面には、吸気口1401と排気口1402とが設けられている(図5、図7、図9)。吸気口1401、排気口1402はそれぞれ、強制空冷を行う空気を吸入する開口、排出する開口である。
図9に示すように、吸気口1401から矢印U71で示す経路で取り込まれた空気は、メインダクト1403を通過する。その際に、メイン処理基板1105等からの熱が空気に伝えられる。温められた空気は、その後、矢印U72、U73で示すようにファン1110を通過し、矢印U74で示すように排気口1402から排気される。
本実施の形態の撮像装置システム1000においては、撮影する際、撮影者が装置本体1001を自身の右肩に乗せることが想定される。そのため撮影者の頭部は装置本体1001の正面から見て右側面に隣接することになる。しかし、装置本体1001の排気口1402が装置本体1001の左側面にあるので、排気風が撮影者の頭部に当たらず、不快感を与えないで済む。
図10は、マイクロフォン1106およびその周辺の分解斜視図である。図11は、装置本体1001の右側面図である。上述したように、装置本体1001の右側面には、本体操作部1111、収納蓋1203、マイク穴1204が配置される。マイクロフォン1106は右側面外装カバー1501とマイク抑え部材1502との間に不図示のビスなどによって固定される。マイク穴1204は、右側面外装カバー1501上のマイクロフォン1106の+X方向投影上に、マイクロフォン1106に近接して配置される。
撮影者は、通常、電源のオン/オフ、各種設定操作、録画、および記録メディア1108の挿抜など、装置本体1001の基本操作をする際に、装置本体1001の右側面側に立つ。また、撮影者が装置本体1001を右肩に乗せて撮影する際には、撮影者の右側頭部が装置本体1001の右側面側に近接する。
映像制作用途向けなどの業務用デジタルビデオカメラでは特に、被写体の声をより良い音質で録音するために外部マイクロフォンを使用することが多い。この場合、撮像機器の内蔵マイクロフォンは通常、撮影したデータを確認及び編集する際のメモ用に使用されるため、撮影者の声を集音することが主用途となる。本実施の形態では、内蔵のマイクロフォン1106は、装置本体1001における、本体操作部1111が配置される面や記録メディア1108が挿抜される面(右側面)と同じ側に位置するため、装置本体1001の操作時や撮影時に撮影者の声を集音しやすくなる。
撮影者は、撮像装置システム1000を手持ちで撮影する際、グリップ部であるグリップユニット1002を右手で把持し、左手で底面及び本体RECボタン1112周辺(右側面下部)を支える状態となる。また撮影者は、本体操作ボタン群1114の操作や、記録メディア1108の挿抜を、装置本体1001の電源投入後、頻繁に行うことが想定される。ここで、Y方向に関し、マイクロフォン1106は、装置本体1001の底面よりも装置本体1001の天面(上面)に近い位置に配置されている。そのため、撮影者が装置本体1001の手持ち時、本体操作ボタン群1114の操作時、あるいは記録メディア1108の挿抜時において、マイク穴1204を不用意に手で塞いでしまうことが少ない。
図11に示すように、メジャーピン1601が、装置本体1001の、光軸方向における撮像素子1101と同一面上の位置に配置されている。メジャーピン1601は、撮影者が撮像素子1101から被写体までの距離をメジャーで測定する際に使用される。マイクロフォン1106は、光軸方向に関し、撮像素子1101より後方でレンズマウント部1201から遠い位置に位置する。つまり、光軸方向において、マイクロフォン1106は、撮像素子1101を挟んでレンズマウント部1201と反対側に位置する。レンズマウント部1201には様々な種類のレンズ鏡筒1003が取り付く。マイクロフォン1106が撮像素子1101より後方にあることで、レンズ鏡筒1003のオートフォーカス時の駆動音や、電気的なノイズの影響をマイクロフォン1106が受けにくくなっている。
マイクロフォン1106は、撮影者の声をクリアに集音するために、騒音元や電気的ノイズ元から離れた位置に配置されることが望ましい。本実施の形態においては、レンズ鏡筒1003のオートフォーカス駆動音や強制空冷構造の排気音が主な騒音元となる。また、回転式のグリップユニット1002も回転操作時には騒音元となる。無線ユニット1004、ビューファインダユニット1005(いずれも図1参照)も騒音元となる可能性がある。入出力端子群1302(図5)と接続される機器は、マイクロフォン1106にとって電気的ノイズになる可能性がある。
そこで、マイクロフォン1106(およびマイク穴1204)は、これら、装置本体1001における、騒音元や電気的ノイズの元となる機器が配置または装着されるいずれの面とも異なる面(右側面)に配置されている。まず、レンズマウント部1201(図4)は正面に配置され、排気口1402(図5)、本体側取付部材1701(図6)、アクセサリ取付部2203(および本体側接続端子1123)(図6)は左側面に配置される。ファインダ用通信接点部1126(図5)は後面に配置され、入出力端子群1302(図5)は左後面に配置される。マイクロフォン1106は、これら正面、左側面、後面、左後面のいずれとも異なる右側面の側に配置されている。これにより、マイクロフォン1106は騒音や電気的ノイズを拾いにくくなる。特に、マイクロフォン1106は、撮像装置本体における、アクセサリ取付部2203(図6)が配置される面とは反対側に配置されるので、無線ユニット1004からの騒音を拾いにくい。
図12は、グリップユニット1002の後方斜視図である。グリップユニット1002は、ユーザが装置本体1001を把持するのを容易にするためのアクセサリの一例である。把持部1801は、ユーザが手を差し込んで把持する部分であり、人の手指に沿う形状に形成されている。グリップベルト1802は、締め付けることでユーザの手が把持部1801から離れるのを防ぐ部材である。グリップRECボタン1803、十字キー1804および操作ダイヤル1805は操作部材であり、不図示の電気配線により後述する装置本体1001と接続されている。
グリップ側取付部材1806はグリップユニット1002を装置本体1001に装着する際に本体側取付部材1701(図6)に取り付く部材であり、本体側取付部材1701と略同一の大きさである。グリップ側取付部材1806の中心には、本体側ねじ1703と螺合するグリップ側ねじ1702が設けられる。グリップ側ねじ1702の外側には、本体側係合部1705と係合するグリップ側係合部1704が設けられる。グリップ側係合部1704は、本体側係合部1705と同様に中心から放射状に形成された凹形状と凸形状とを備え、本体側係合部1705に係合されることで、グリップユニット1002が装置本体1001に強固に固定される。グリップ側取付部材1806は、ビス1807によりグリップユニット1002に固定されている。グリップ側ねじ1702は、締付けつまみ1808と機械的に接続されている。ユーザが、グリップユニット1002を装置本体1001に装着する際に、外部に露出している締付けつまみ1808を回すことでグリップ側ねじ1702を回すことができる。
図13は、装置本体1001のスピーカ穴1404周辺の分解斜視図である。スピーカ1115は、ビス1901によってスピーカ押え板金1902と外装カバー1903との間に固定される。スピーカ穴1404は取付機構1405の近傍に配置されると共に、スピーカ1115と近接対向している。
図14(a)〜(c)は、グリップユニット1002が取り付いた状態の装置本体1001の左側面図である。ユーザは、取付機構1405(図6)とグリップ側係合部1704(図12)との係合位置を適宜選択することで、回転中心Oを中心に、装置本体1001に対してグリップユニット1002の回転位相を所望に設定可能である。図14(a)は、装置本体1001に対してグリップユニット1002が正位置で取り付いた状態を示す。図14(b)は、装置本体1001に対してグリップユニット1002が、正位置から回転中心Oに対して左から見て反時計回りに30°回転して取り付いた状態を示す。図14(c)は、装置本体1001に対してグリップユニット1002が、正位置から回転中心Oに対して左から見て時計回りに30°回転して取り付いた状態を示す。
装置本体1001の左側から見て、スピーカ穴1404は、図14(a)、(b)の状態ではグリップユニット1002に隠れ、図14(c)の状態ではグリップユニット1002に隠れない。このように、グリップユニット1002の配置面の側から見て、スピーカ穴1404がグリップユニット1002に隠れることが多い。すなわち、グリップユニット1002の回動可能な角度範囲のうち、スピーカ穴1404がグリップユニット1002に隠れる角度範囲の方が、スピーカ穴1404がグリップユニット1002に隠れない角度範囲よりも広い。従って、撮影者がグリップユニット1002を把持した際に、撮影者の手首等でスピーカ穴1404を覆ってしまうことが少なくなる。
図15は、装置本体1001に対してグリップユニット1002が正位置にある状態(図14(a))の正面図である。図15に示すように、X方向において、スピーカ穴1404とグリップユニット1002とのクリアランスL1が確保されている。また、グリップユニット1002は装置本体1001に対してどの位置に回転させたとしても隙間が詰まることはなく、グリップユニット1002の回動可能な全範囲において少なくともクリアランスL1が確保される。そのため、スピーカ穴1404から出力される音がグリップユニット1002で遮蔽されることはなく、ユーザが装置本体1001を把持する際にスピーカ穴1404を塞ぐことなく把持することができる。また、マイクロフォン1106とスピーカ1115とは、装置本体1001の筐体内においてX方向において互いに離れて配置されている。特に、マイクロフォン1106は、スピーカ1115(およびマイク穴1204)が配置される面とは反対側の面に配置される。これにより、スピーカ1115から放出された音をマイクロフォン1106が拾うことによるハウリング症状を抑制することができる。
前述のように、装置本体1001に無線ユニット1004を装着することで、撮像装置システム1000に所定の機能を追加することができる。図5に示すように、装置本体1001の左側面には、アクセサリ取付部2203が配置されている。アクセサリ取付部2203は、本体側接続端子1123を備えると共に本体側締結部2001(図8(a)、(b)、図17、図20(c))を備える。本体側接続端子1123は、アクセサリ側接続端子1124(図16(b)、図17)を通じて無線ユニット1004に対して電力供給や通信を行う。本体側締結部2001は、後述するアクセサリ側締結部2002(図16(a)、(b))と螺合により締結される。
図16(a)、(b)はそれぞれ、無線ユニット1004の斜視図、分解斜視図である。装置本体1001に無線ユニット1004を装着した場合、例えば以下の機能を動作させることができる。まず、撮像装置システム1000に記録された映像データや音声データを外部機器へ送信することができる。また、撮像装置システム1000が現在撮像、集音している映像データや音声データを外部機器へ送信することができる。また、撮像装置システム1000の撮影機能等を外部機器から操作することができる。また、撮像装置システム1000の撮影機能等の設定を外部機器から変更することができる。
無線ユニット1004は、アクセサリ外装2201、アクセサリ側基板2101、アンテナ部2102、アクセサリ側装着部2103、回転止め突起2801(突起部)を有する。アンテナ部2102は、無線電波を送受信する部品であり、アクセサリ側基板2101と電気的に接続されている。アンテナ部2102は、長さ方向(Y方向)において、アクセサリ側装着部2103と反対側(+Y側)に接続されている。アクセサリ側装着部2103は、無線ユニット1004を装置本体1001に装着する部分であり、アクセサリ側接続端子1124を備えると共にアクセサリ側締結部2002を備える。
なお、アクセサリ取付部2203(図5)に装着可能なアクセサリは、無線ユニット1004に限られない。例えば、記録装置、表示装置、把持部材、GPS(全地球測位システム)信号受信装置、他の装置との通信を中継するインタフェース等が装着可能であってもよい。
図17は、図7のGA−GA線に沿う断面図であり、主に無線ユニット1004及び装置本体1001内部のメインダクト1403の構造を示す。アクセサリ側基板2101は、無線ユニット1004を動作させるための回路部品が実装された基板であり、例えばアンテナ部2102が送受信する無線電波を変調または復調する。アクセサリ側基板2101は、無線ユニット1004が動作するのに伴い(無線通信を行うのに伴い)発熱する。
アクセサリ側接続端子1124は、端子保持部材2104(図17)によって装置本体1001に保持されている。また、アクセサリ側接続端子1124は、本体側接続端子1123(図5)を通じて、装置本体1001から電力供給を受けたり、装置本体1001と通信したりすることができる。アクセサリ側締結部2002は、略環状の部材であり、X軸周りに回転できると共に、X軸方向に所定の範囲で移動できる。アクセサリ側締結部2002の外周にはおねじが切られており、当該おねじが本体側締結部2001(図5、図17)に螺合される。
無線ユニット1004は無線通信モジュールであるので、装置本体1001と無線ユニット1004との位置関係によって、無線電波の通信特性が変化する。無線電波の良好な通信特性を得るには、アンテナ部2102の近くに無線電波を多く吸収する遮蔽物が存在しないのがよく、従って、無線ユニット1004を装置本体1001に対してなるべく離れた場所に配置することが好ましい。そこで、図17を用いて、良好な通信特性を得るための装置本体1001と無線ユニット1004との位置関係を説明する。なお、無線ユニット1004の装置本体1001への装着方法については後述する。
アクセサリ取付部2203は、装置本体1001の天面に近い位置(+Y方向における外装端に近い位置)に配置されている。アクセサリ側装着部2103は、無線ユニット1004における底面に近い位置(−Y方向におけるアクセサリ外装2201の下端に近い位置)に配置される。そのため、無線ユニット1004を装置本体1001に装着した状態では、アクセサリ側装着部2103を挟んで装置本体1001と無線ユニット1004との上端とが互いに離れた位置に位置する。また、無線ユニット1004内部のアンテナ部2102(図16(b))は、装置本体1001の天面(+Y方向における外装端)よりさらに+Y側に突出するように設けられる。従って、アンテナ部2102は、装置本体1001の左側面および天面よりも突出し、すなわち外観面から突出する。これにより、アンテナ部2102から見て矢印U61、矢印U62、矢印U63の方向だけでなく、矢印U64の方向に関しても、無線電波を多く吸収する遮蔽物が存在しない。そのため、無線ユニット1004が無線通信を行う際、良好な通信特性を得ることができる。
また、アクセサリ取付部2203が、装置本体1001の天面に近い位置に配置されたことで、吸気口1401とアクセサリ取付部2203とをY方向において並べて配置しても、吸気口1401の開口面積を広くとることができる。これにより、放熱性能を落とさずに装置本体1001を光軸方向(Z方向)において小型化することが可能である。
ここで、アクセサリ取付部2203と吸気口1401とは、略同一面に配置されている。また、無線ユニット1004が装置本体1001に装着された状態では、無線ユニット1004の長手方向(Y方向)と吸気口1401の長手方向とは互いに略平行であり、且つ光軸方向に対して略直交する。また、無線ユニット1004およびグリップユニット1002が装置本体1001に装着された状態では、無線ユニット1004とグリップユニット1002との間に所定の間隔が形成される。
前述のように、無線ユニット1004は動作に伴い発熱するため、冷却することが好ましい。そこで、無線ユニット1004を効果的に冷却するための構造を説明する。
本実施の形態における冷却構造の主な特徴は2つある。第1の特徴は、無線ユニット1004のアクセサリ側装着部2103から装置本体1001のアクセサリ取付部2203へ伝熱すると共に、本体側締結部2001を通じてメインダクト1403へ伝熱することである。第2の特徴は、吸気口1401がアクセサリ外装2201の周囲の空気を吸気することにより放熱することである。
まず、冷却構造の第1の特徴について説明する。図17に示すように、アクセサリ側基板2101は、アクセサリ外装2201に対してアクセサリ側伝熱部材2202を介して接続されている。アクセサリ側伝熱部材2202は、例えば熱伝導性の高いゴム等の材質である。また、アクセサリ外装2201は、アクセサリ側接続端子1124を包囲する端子保持部材2104と接続されている。さらに、端子保持部材2104は、アクセサリ側締結部2002と接続されている。
これらの接続構造により、無線ユニット1004の熱は、アクセサリ側基板2101からアクセサリ側伝熱部材2202、アクセサリ外装2201、端子保持部材2104、アクセサリ側締結部2002へと順に伝達される。さらに、前述のように、アクセサリ側締結部2002と本体側締結部2001とが螺合されていることで、アクセサリ側締結部2002から本体側締結部2001への熱伝達を行うことができる。従って、無線ユニット1004から装置本体1001へ熱が伝達される。
図18(a)、(b)はそれぞれ、本体側締結部2001を装置本体1001の外側、内側から見た斜視図である。本体側締結部2001は、熱伝導率の高い金属材料(例えばアルミニウムやマグネシウム)で形成されている。本体側接続端子1123(図5)は、接続端子挿通穴2301に挿入されることで本体側締結部2001に保持される。
接続端子挿通穴2301の外側に締結部材めねじ部2302が設けられている。無線ユニット1004が装置本体1001に装着される際には、締結部材めねじ部2302に、アクセサリ側締結部2002(図16)の外周側に形成されたおねじ部が螺合される。締結部材めねじ部2302が接続端子挿通穴2301の外周に配置されることで、締結部材めねじ部2302とアクセサリ側締結部2002との接触面積を広くとることができる。これにより、締結部材めねじ部2302からアクセサリ側締結部2002へ効果的に熱を伝達することができる。
(T188)本体側締結部2001は平面部2303を有する。平面部2303が締結部材ビス穴2304を通じてメインダクト1403(図17)にビスで締結されることで、本体側締結部2001がメインダクト1403に固定されている。平面部2303は、メインダクト1403(図17)に接触して本体側締結部2001の熱を伝達する部分である。平面同士の接触により、曲面同士の接触等と比べて安定した2面の接触を容易に実現できる。すなわち、平面部2303をメインダクト1403に締結することで、平面部2303は、メインダクト1403に対して面当接する。これにより、本体側締結部2001からメインダクト1403へ効果的に熱を伝達することができる。
さらに、図8、図17に示すように、本体側締結部2001は、メインダクト1403の吸気口1401近傍に接続されている。つまり、本体側締結部2001は、排気口1402よりも吸気口1401に近い位置でメインダクト1403に接続されている。メインダクト1403を通過する空気は、吸気口1401に近い部分においては冷えているが、メインダクト1403を通過するにつれて温まる。そのため、メインダクト1403の吸気口1401の近傍に本体側締結部2001を接続することで、より高い放熱効果を得ることができる。
図8に示すように、装置本体1001内部において、本体側締結部2001がビスによりメインダクト1403に固定された状態では、本体側締結部2001からメインダクト1403に熱が伝達される。メインダクト1403に伝達された熱は、前述のように、メインダクト1403内を通過する空気に伝熱され、温まった空気がファン1110を通過して排気口1402から排出されることで放熱される。
このように、無線ユニット1004と接続される本体側締結部2001が、装置本体1001内のメインダクト1403に接続されていることで、無線ユニット1004を効果的に冷却することができる。なお、無線ユニット1004のアクセサリ側基板2101から装置本体1001のメインダクト1403までを接続する部品間の距離は短い方が好ましい。この距離が短ければ、無線ユニット1004からメインダクト1403への熱伝達の経路が短くなり、効果的に熱を伝えることができる。
次に、冷却構造の第2の特徴について説明する。まず、無線ユニット1004においてアクセサリ側基板2101の熱はアクセサリ外装2201に伝わる。アクセサリ外装2201に伝わった熱は、周囲の空気に対して伝達される。図17に示すように、無線ユニット1004が装着された状態では、装置本体1001の吸気口1401に対して、アクセサリ外装2201が−X側に隣接する。そのため、図17の矢印U65に示すように、吸気口1401にはアクセサリ外装2201の周囲の空気が吸気され、アクセサリ外装2201の周囲には吸気口1401へと向かう空気の流れが常に発生する。また、無線ユニット1004の装着方向及び吸気口1401に吸入される空気が主に流れる方向は、共に+X方向であって、互いに略平行である。これにより、アクセサリ外装2201の周囲の空気は常に冷たい空気に交換されるため、無線ユニット1004を効果的に冷却することができる。
なお、図7に示すように、無線ユニット1004と排気口1402との距離よりも、無線ユニット1004と吸気口1401との距離が近くなるようにアクセサリ取付部2203が配置されている。つまり、無線ユニット1004が装着された状態では、無線ユニット1004は、排気口1402よりも吸気口1401に近い。これにより、アクセサリ外装2201の周囲を取り巻く冷風を吸気口1401に効果的に取り込む一方で、排気口1402から排出される温風がアクセサリ外装2201にかかるのを防ぐことができる。従って、冷却効果を高めることができる。
また、無線ユニット1004を装着した撮像装置システム1000を壁際や天井際で使用する場合を考える。つまり、撮像装置システム1000の−X側の外装面近傍に壁が存在する場合や、+Y側の外装面近傍に天井が存在する場合を考える。このとき、図7、図17に示すように、無線ユニット1004は装置本体1001の外装面よりもさらに外側に配置されているため、装置本体1001の左側面(−X側外装面)と壁との間、天面(+Y側外装面)と天井との間に、それぞれ必ず隙間ができる。これにより、吸気口1401や排気口1402が壁や天井によって塞がれることがない。また、装置本体1001の天面の上方の空間から空気が吸気口1401へと滞りなく向かう流路が形成される。従って、装置本体1001の吸排気が妨げられない。これにより、無線ユニット1004を装置本体1001に装着して撮像装置システム1000全体として発熱量が増える場合であっても、無線ユニット1004や装置本体1001を効果的に冷却することができる。
このように、本体側締結部2001がメインダクト1403に接続され、且つ、吸気口1401がアクセサリ外装2201周囲の空気を吸気するように配置されている。これにより、無線ユニット1004の熱をメインダクト1403に効率的に伝え、放熱することができる。このような冷却構造は、無線ユニット1004のように小型で発熱量の多いアクセサリの冷却に関し特に好適である。なお、本体側締結部2001は、無線ユニット1004が未装着の状態においては外観に露出する。従って、簡単な装着操作によって、無線ユニット1004を容易にダクトに接続することができる。その一方、無線ユニット1004が装着状態となると、本体側締結部2001は外観に現れないので、外観品位を損ねることがない。
ところで、撮像装置システム1000は、ファン1110の音が記録されるのを防ぐため、記録時以外でファン1110を回転させ、記録時にファン1110を停止させる制御モードを有している。ファン1110が停止しているときは、メイン処理基板1105や無線ユニット1004で発生する熱はメインダクト1403の熱容量により受容される。しかし、メイン処理基板1105に比べて無線ユニット1004の発熱量は少ない。そのため、無線ユニット1004がメインダクト1403に近過ぎると、メイン処理基板1105の熱が、メインダクト1403を通じて無線ユニット1004に伝わり、無線ユニット1004を温めてしまう。
つまり、ファン1110が回転していれば、無線ユニット1004からメインダクト1403に伝熱されるのだが、ファン1110が停止していると熱が逆流することになる。これを防ぐため、図17に示すように、無線ユニット1004をメインダクト1403から少し離して配置する。すなわち、メイン処理基板1105とメインダクト1403との間の距離(図9)よりも、無線ユニット1004とメインダクト1403との間の距離(図17)を長くとることで、無線ユニット1004への熱の伝わりやすさを少し低下させる。これにより、ファン停止時に熱の逆流を抑えることができる。
これを言い換えると次のような配置関係となっている。まず、主な熱源として、装置本体1001の内部にはメイン処理基板1105(第1の熱源)があり、無線ユニット1004の内部にはアクセサリ側基板2101(第2の熱源)がある。そして、無線ユニット1004が装置本体1001に装着された状態では、メインダクト1403に対してメイン処理基板1105よりもアクセサリ側基板2101の方が離れている。
ところで、メインダクト1403は、装置本体1001における最も体積が大きい導電部材であり、撮像装置システム1000における基準電位(いわゆるグランド電位)の部材としても機能する。本体側締結部2001がメインダクト1403に接続されていることで、本体側締結部2001及び無線ユニット1004の基準電位を安定させることができる。これにより、無線ユニット1004が受ける無線電波などの外来ノイズをメインダクト1403に逃がすことが可能となり、無線ユニット1004を安定して動作させることができる。
また、メイン処理基板1105はメインダクト1403に接しているため、メイン処理基板1105と本体側締結部2001とは近接して配置されている。これにより、メイン処理基板1105と本体側接続端子1123との間の配線長を短くすることができ、電気通信において、無線電波などの外来ノイズの影響を配線が受けにくくすることができる。
次に、図19、図20を用いて、本体側接続端子1123の破損防止の構造に関して説明する。図19は、無線ユニット1004が取り付いた装置本体1001の部分斜視図である。図20(a)〜(c)は、アクセサリ取付部2203およびその周辺の斜視図である。
図20(a)に示すように、アクセサリ取付部2203には、蓋部材である保護蓋2401が開閉及び着脱可能に設けられる。図20(a)は保護蓋2401の開き状態、図20(b)は保護蓋2401の閉じ状態、図21(c)は保護蓋2401の取り外し状態を示している。
装置本体1001に取り付く無線ユニット1004は、アンテナとしての特性が良好であることが求められる。図19に示すように、装置本体1001に無線ユニット1004を取り付けた状態では、装置本体1001の天面よりも無線ユニット1004は突出する。無線ユニット1004が突出しているので、無線ユニット1004の周辺には遮蔽物が少ない。そのため、無線ユニット1004はアンテナとしての特性が良好な状態を保つことができる。
ところが一方で、無線ユニット1004の突出した先端に対して、図19に示すJ方向(またはJ方向と逆方向)に回転するような力が加わると、無線ユニット1004の根元付近に位置する本体側接続端子1123(図20(c))に大きな回転力が加わる。加わる力が過大だと、本体側接続端子1123が損傷する恐れがある。そこで、無線ユニット1004の先端の回転変位を防止するために、回転防止部材2402(図19、図24(a))が装置本体1001に取り付けられる。
図20(a)に示すように、無線ユニット1004を取付けるためのアクセサリ取付部2203は、装置本体1001の左側面上部に配置されている。また、回転防止部材2402が取り付く回転防止部材取付部2403が、アクセサリ取付部2203に隣接して配置される。回転防止部材取付部2403は、アクセサリ取付部2203の左側面に対して略垂直を成すように配置される。
回転防止部材取付部2403には、回転防止部材2402を固定する際に装置本体1001に対する回転防止部材2402の位置が決まるように、円形の非貫通穴である位置決め穴2601が形成されている。また、回転防止部材取付部2403には、回転防止部材2402が固定される固定部として、回転防止部材締結穴2404が形成されている。回転防止部材締結穴2404の内側には、めねじ部2405が形成されており、回転防止部材2402を回転防止部材取付部2403に対し、ねじ止めにより強固に固定することができる。
図20(a)に示す、アクセサリ取付部2203に配置される本体側接続端子1123は、無線ユニット1004を電気的に接続する電気接続部である。また、アクセサリ取付部2203には、保護蓋2401が取り付くための保護蓋挿通穴2406が設けられる。無線ユニット1004が取り付けられていない状態では、アクセサリ取付部2203を覆うように保護蓋2401を閉じることができ、本体側接続端子1123を保護することができる(図20(b))。
保護蓋2401を開いた状態では、保護蓋ヒンジ部2407によって、保護蓋挿通穴2406を介して装置本体1001と保護蓋2401とは繋がる。保護蓋挿通穴2406は、保護蓋2401が接続される接続部である。保護蓋2401及び保護蓋ヒンジ部2407は、弾性を有した部材により一体に形成されている。そのため、図20(a)に示すように、保護蓋ヒンジ部2407は自在に折り曲げることが可能である。保護蓋2401及び保護蓋ヒンジ部2407は、例えば、エラストマで成形されている。
保護蓋2401が閉じた状態から、アクセサリ取付部2203と垂直方向(−X方向)に保護蓋2401に力を加えると、保護蓋ヒンジ部2407を保護蓋挿通穴2406から取り外すことができる(図20(c))。図20(c)に示すように、保護蓋ヒンジ部2407の先端には保護蓋ヒンジ係合部2408が設けられている。保護蓋ヒンジ部2407の断面形状は略円形であるが、その略円形形状から突出するように保護蓋ヒンジ係合部2408が形成されている。そのため、図20(a)に示す状態では保護蓋挿通穴2406に保護蓋ヒンジ係合部2408が係合されており、保護蓋ヒンジ部2407が保護蓋挿通穴2406から外れない。しかし、保護蓋ヒンジ係合部2408も弾性を有するため、所定以上の力を加えることで保護蓋ヒンジ係合部2408が変形し、保護蓋挿通穴2406から保護蓋2401を取り外すことができる。また、図20(c)に示す状態から、ユーザが、保護蓋ヒンジ係合部2408を保護蓋挿通穴2406へ向けて力を掛けて押し込むと、保護蓋ヒンジ係合部2408が変形し、保護蓋挿通穴2406に入れることができる。これにより、図20(a)に示す状態に戻る。このように、回転防止部材2402や保護蓋2401を取り付けることで、本体側接続端子1123の破損を防止することができる。
装置本体1001は小型であることが求められる。そのためには、アクセサリ取付部2203の投影面積も小さいことが望ましい。次に、アクセサリ取付部2203の小型化に関して説明する。
図21(a)〜(c)は、本体側締結部2001および本体側接続端子1123の斜視図である。特に、図21(a)、(b)、(c)はそれぞれ、左前方、右前方、右後方から、本体側締結部2001および本体側接続端子1123を見ている。図22は、装置本体1001における本体側接続端子1123の周辺の拡大図である。図23(a)は、本体側接続端子1123の周辺の上面図である。図23(b)は、図23(a)のK−K線に沿う断面図である。
まず、本体側接続端子1123の構成を説明する。図21(b)に示すように、本体側接続端子1123は本体側接続端子基板2501に実装されている。本体側接続端子基板2501は本体側接続端子ワイヤ2502によりメイン処理基板1105(図9)と接続されている。本体側接続端子ワイヤ2502により接続されることにより、メイン処理基板1105からの電気信号を本体側接続端子1123まで送ることができる。本体側接続端子1123が実装された本体側接続端子基板2501は、本体側締結部2001にねじ止めされて固定されている。アクセサリ側締結部2002(図16(a))が締結部材めねじ部2302(図21(a))に螺合されることで、装置本体1001と無線ユニット1004とが強固に固定される。
次に、本体側接続端子1123と位置決め穴2601(図23(b)、図20(a))と回転防止部材締結穴2404(図23(a)、図20(a))との位置関係について説明する。まず、本体側接続端子1123は、装置本体1001における−X側の面である左側面(第1面)に設けられる(図22)。一方、装置本体1001における左側面と隣接して略直角を成す+Y側の面である天面(第2面)に、位置決め穴2601が配置される(図23(a))。図23(b)に示すように、位置決め穴2601は+Y側から見て、電気接続部である本体側接続端子1123と投影上重なる位置に形成されている。位置決め穴2601は、回転防止部材取付部2403に対して回転防止部材2402(図24(a))を位置決めするための位置決め部である。従って、位置決め穴2601の穴の軸方向の長さは短くてもよい。そのため、本体側接続端子1123の上側の投影上重なる位置に位置決め穴2601を配置しても、アクセサリ取付部2203の投影面積が過大になることはない。
一方、回転防止部材締結穴2404は、回転防止部材2402をねじ止めにより強固に取り付ける部分である。すなわち、回転防止部材2402は、無線ユニット1004を保持して無線ユニット1004の先端の回転変位を防止するためのサポートであり、回転防止部材締結穴2404はこのサポートが固定される固定部である。従って、ねじ止め固定する際に、回転防止部材締結穴2404のめねじ部2405が締結力に耐える必要がある。そのためには、めねじ部2405を軸方向に長くし、ねじの掛かり量を多くする必要がある。そのスペースを確保するために、図23(b)に示すように、本体側接続端子1123の上側の投影上で重ならない位置に、回転防止部材締結穴2404およびめねじ部2405が配置されている。つまり、回転防止部材締結穴2404は、+Y側から見て、電気接続部である本体側接続端子1123と投影上重ならない位置に形成されている。
図22、図23(a)、(b)に示すように、本体側接続端子1123に対して回転防止部材締結穴2404の反対側には、保護蓋挿通穴2406が位置する。すなわち、保護蓋挿通穴2406は、電気接続部である本体側接続端子1123を挟んで、固定部である回転防止部材締結穴2404とは反対側に設けられる。特に、本体側締結部2001には円形の締結部材めねじ部2302が形成されているので、保護蓋挿通穴2406は、本体側接続端子1123に対して斜め上側(+Z且側つ+Y側)に配置されている。この配置により、アクセサリ取付部2203の投影面積を小さくできている。
保護蓋ヒンジ部2407はエラストマ等の部材により形成されているため、保護蓋ヒンジ部2407が曲がった状態で保護蓋挿通穴2406に挿通される可能性がある。曲がった状態で挿通されても、内部構造と干渉しないようにするために、図23(b)に示すように、保護蓋挿通穴2406の内部には空間を設ける必要がある。そのために、本体側接続端子1123に対して回転防止部材締結穴2404と反対側に保護蓋挿通穴2406が配置されている。これにより、内部構造と保護蓋ヒンジ部2407との干渉を、余裕を持って回避できる。
このように、装置本体1001においてアクセサリ取付部2203の投影面積を小さくすることが可能である。アクセサリ取付部2203の投影面積を小さくすることにより、吸気口1401を大きく確保でき、冷却性の向上にも寄与する。
図24(a)、(b)はそれぞれ、回転防止部材2402の斜視図、分解斜視図である。図24(c)、(d)は、手締めねじ2702およびその周辺の模式的断面図である。
回転防止部材2402は、突起保持部材2701、手締めねじ2702および抜け止め部材2703により構成される。突起保持部材2701は、位置決めピン2704、突起保持穴2705、回転止め穴2706(挿通穴)を有する。特に、位置決めピン2704、回転止め穴2706は、突起保持部材2701の基部(XZ方向に平行な板状部)に設けられている。回転止め穴2706は、例えば略長円形状の穴であり、当該略長円形状の長手方向は、回転止め穴2706の中心と位置決めピン2704の中心とを結ぶ線分に略平行である。
回転止め穴2706は、手締めねじ2702の後述する大径部2707が嵌まる部分である。位置決めピン2704は、突起保持部材2701の基部から−Y方向に突出した円柱状の凸部である。位置決めピン2704の直径は、装置本体1001の位置決め穴2601の直径よりわずかに小さく、位置決め穴2601(図23(a))にガタつくことなく嵌め込まれることが可能である。
手締めねじ2702は、先端側から順に、先端おねじ部2708、細径部2709、テーパ部2710、大径部2707を有する(図24(c))。テーパ部2710より先端側の軸部のうち、細径部2709は、大径部2707より小径の細軸部である。先端おねじ部2708は、回転防止部材締結穴2404のめねじ部2405(図23(a))に螺合される。先端おねじ部2708、細径部2709およびテーパ部2710の各直径は、突起保持部材2701の直径および回転止め穴2706の直径(長穴の幅)より小さい。また、大径部2707の直径は、突起保持部材2701の直径および回転止め穴2706の直径(長穴の幅)と同じか、またはこれよりわずかに大きく、回転止め穴2706にガタつくことなく嵌め込まれることができる。なお、細径部2709と大径部2707とはテーパ部2710により滑らかに繋がっている。つまり、細径部2709と大径部2707とは、軸径が滑らかに変化するテーパ部2710によって接続されている。抜け止め部材2703は、例えばEリングであり、手締めねじ2702の細径部2709に嵌め込まれることができる。
回転防止部材2402を組み立てるには、図24(b)に示すように、作業者が、手締めねじ2702を矢印U91の方向に挿入した後、抜け止め部材2703を矢印U92の方向に移動させて細径部2709に嵌合することで組立状態となる。抜け止め部材2703が装着されていることで、手締めねじ2702が突起保持部材2701から抜け落ちるのを防ぐことができる。
手締めねじ2702の先端おねじ部2708が回転止め穴2706を介して装置本体1001に螺合されると共に、大径部2707が回転止め穴2706に嵌合されることで、突起保持部材2701が装置本体1001に対して締結される。すなわち、手締めねじ2702は、突起保持部材2701を装置本体1001に対して締結する締結部材である。また、突起保持部材2701は、突起保持穴2705にて、無線ユニット1004の回転止め突起2801を保持する。これにより、簡単な操作にて、ガタツキが少なく且つ意図しない回転をしないように無線ユニット1004を固定することができる。
ところで、回転防止部材2402を装置本体1001に装着した際に、回転防止部材2402がガタつくことがないように、手締めねじ2702の軸部が回転止めとして機能するようになっている。図25を用いて、回転防止部材2402を装置本体1001に装着する際にガタつきが防止される構造を説明する。
図25(a)、(b)は、手締めねじ2702およびその周辺の模式的断面図である。図25(c)、(d)は、+Y側から見た回転防止部材2402の図である。なお、図25(a)、(b)は、それぞれ図25(c)のGC−GC線、図25(d)のGD−GD線に沿う断面図でもある。特に、図25(a)、(c)は、手締めねじ2702の中心と突起保持部材2701の回転止め穴2706の中心とがずれた状態を示している。また、図25(b)、(d)は、手締めねじ2702の中心と回転止め穴2706の中心とが揃った状態を示している。
図25(a)、(c)の状態では、突起保持部材2701は、手締めねじ2702に対して相対的に、位置決めピン2704を中心として矢印U112の方向に回転変位していて、回転止め穴2706と手締めねじ2702とが芯ずれしている。また、抜け止め部材2703も回転止め穴2706に対して芯ずれした状態である。この状態から手締めねじ2702が締め込まれると、手締めねじ2702は−Y方向へ移動し、やがてテーパ部2710が回転止め穴2706に当接する。さらに手締めねじ2702が締め込まれると、テーパ部2710と回転止め穴2706との係合によって回転止め穴2706が案内される。その結果、突起保持部材2701は、手締めねじ2702に対して相対的に、位置決めピン2704を中心として矢印U113の方向に回転変位する(図25(d))。このとき、回転止め穴2706はテーパ部2710を滑るようにして位置を移動させる。従って、先端おねじ部2708がめねじ部2405に螺合されていくにつれて、やがて、回転止め穴2706と手締めねじ2702との中心が揃う。従って、手締めねじ2702の中心が回転止め穴2706の中心に合致した状態で大径部2707が回転止め穴2706に嵌合される。
ここで、回転止め穴2706が長円形状で、かつ長円の幅が大径部2707の直径と同じか、またはこれよりわずかに小さいので、突起保持部材2701は位置決めピン2704を軸とした突起保持部材2701の回転止めとして機能できる。これにより、突起保持部材2701と手締めねじ2702とはガタつくことなく嵌め合わされることができる。その後、手締めねじ2702が更に締め込まれると、手締めねじ2702の先端おねじ部2708が装置本体1001のめねじ部2405にしっかりと螺合され、突起保持部材2701が固定される。
このように、テーパ部2710の作用により、回転止め穴2706と手締めねじ2702の中心がずれたまま手締めねじ2702が締め込まれることを回避できる。従って、例えば、抜け止め部材2703の上に突起保持部材2701が乗り上げた状態で締め込まれることがない。
また、手締めねじ2702の大径部2707が突起保持部材2701の回転止め穴2706にガタつくことなく嵌まることで、回転防止部材2402を装置本体1001に対してガタつくことなく装着することができる。これにより、手締めねじ2702を、突起保持部材2701のXZ平面における回転止めとしても機能させることができる。従って、XZ平面において、回転止めピンを別途設けなくても、突起保持部材2701がガタつくことがないため、部品点数やコストを削減することができる。
ところで、図24(c)に示すように、突起保持穴2705には、回転止め穴2706の周囲であって装置本体1001に対向する側に、凹部2711が形成されている。手締めねじ2702の先端おねじ部2708が装置本体1001のめねじ部2405に螺合される際に、抜け止め部材2703が凹部2711に収容される。これにより、Z方向にコンパクトになる。
前述のように、意図せずにアクセサリ側接続端子1124(図16)に回転力が加わった場合に、アクセサリ側接続端子1124や本体側接続端子1123の破損を避ける必要がある。これは、ユーザが無線ユニット1004を装置本体1001に装着する際において特に重要である。そのため、ユーザが無線ユニット1004を装置本体1001に装着する際、装置本体1001に回転防止部材2402が予め装着された状態で、無線ユニット1004を装着することが望ましい。そこで、図26を用いて、回転防止部材2402および無線ユニット1004を装置本体1001に正しい手順で装着させる工夫について説明する。
図26(a)〜(c)は、回転防止部材2402及び無線ユニット1004が装置本体1001に装着される工程を示す遷移図である。
正しい手順で装着作業をする場合、ユーザは、まず、回転防止部材2402を装置本体1001に装着する。具体的には、ユーザは、図26(a)の矢印U101の方向へ(+Y側から)、突起保持部材2701の位置決めピン2704(図24(a))を装置本体1001の位置決め穴2601に嵌め込む。その後、ユーザは、手締めねじ2702を回して先端おねじ部2708を装置本体1001の回転防止部材締結穴2404に螺合する(図24(d))。これにより、図26(b)に示すように、回転防止部材2402が装置本体1001に装着され、且つ、無線ユニット1004が未装着の状態となる。
次に、ユーザは、無線ユニット1004を装置本体1001に装着する。具体的には、ユーザは、図26(b)の矢印U102の方向へ(−X側から)、無線ユニット1004をアクセサリ取付部2203に突き当て、アクセサリ側締結部2002(図16(a))をJ方向(図19)に回転させる。すると、アクセサリ側締結部2002が本体側締結部2001の締結部材めねじ部2302(図21(a)))に螺合される。これと並行して、無線ユニット1004の回転止め突起2801(図16(a))が回転防止部材2402の突起保持穴2705(図24(a))に嵌まることで、回転止め突起2801のZ方向への移動が規制される。これにより、図26(c)に示すように、回転防止部材2402および無線ユニット1004が装置本体1001に適切に装着された状態となる。
一方、誤った手順で装着されると、次のようになる。まず、ユーザが、回転防止部材2402を装着することなく、無線ユニット1004を図26(a)の矢印U101aの方向へ移動させ、装置本体1001に先に装着したとする。突起保持部材2701の突起保持穴2705は閉じた穴形状である。そのため、先に無線ユニット1004が装置本体1001に装着されると、その後に回転防止部材2402を装着しようとしても、突起保持部材2701が回転止め突起2801に干渉する。従って、回転防止部材2402を装置本体1001に装着することができない。つまり、無線ユニット1004が装置本体1001に先に装着された状態では、回転防止部材2402は、回転止め突起2801に干渉して装置本体1001に対して締結できない。
仮に、回転防止部材2402が未装着の状態で無線ユニット1004を装置本体1001に装着した場合、その後、ユーザは、回転防止部材2402を装置本体1001に装着できないことに気付くことができる。これにより、無線ユニット1004を装置本体1001に装着する際は、予め回転防止部材2402を装置本体1001に装着しておくようにユーザに促す効果がある。
このように、回転防止部材2402が無線ユニット1004の上部を保持するので、アクセサリ外装2201に回転力が加わったときに、無線ユニット1004が回転してアクセサリ側接続端子1124が破損するのを防ぐことができる。例えば、アクセサリ外装2201に指や他の物体が触れたり、装置本体1001に無線ユニット1004を装着するためにアクセサリ側締結部2002を回転させたりする際に、意図せず無線ユニット1004を回転させることを防ぐことができる。
次に、装置本体1001で発生する振動や磁気のノイズを伝搬しにくくするための、角速度センサ、加速度センサや地磁気センサの配置について説明する。振動や磁気ノイズ源を明らかにするために、各カバーユニットの構成について、再度説明する。
図27、図28は、装置本体1001の分解斜視図である。装置本体1001の中央部にメインユニット2902が配置される。メインユニット2902には、前述したCPU1102、ROM1103、RAM1104が実装されたメイン処理基板1105が配置される。また、メインユニット2902には、前述した電源制御部1116を持つ電源基板2916と、音声処理を行うオーディオ基板2901とが配置される。メイン処理基板1105および電源基板2916は、ファン1110で生じた風が流れるメインダクト1403に締結されることにより空冷される。
メインユニット2902の+Z側には、フロントユニット2904が配置される。フロントユニット2904には、レンズマウント部1201、撮像素子1101のほか、撮影画の明るさを調整することができるNDユニット2903等が配置される。メインユニット2902の+X側には、本体操作ボタン群1114、収納蓋1203等を有するRカバーユニット2905が配置される。メインユニット2902の−X側には、スピーカ1115等を有するLカバーユニット2906が配置される。メインユニット2902の+Y側には、トップカバーユニット2907が配置され、−Y側にはボトムカバーユニット2908が配置される。メインユニット2902の−Z側には、前述したバッテリ収納部1301や前述した入出力端子群1302等を有するリアカバーユニット2909が配置される。
リアカバーユニット2909の板金2911には、検出基板2917がビスで締結されている。検出基板2917には、手振れ補正や自己位置推定の用途で使用されるセンサ2910が実装されている。この検出基板2917は光軸2912よりも+X側に配置されている。また、検出基板2917は、撮像素子1101およびメイン処理基板1105と略平行に配置されている。センサ2910は、角速度センサ、加速度センサまたは地磁気センサのうちいずれかの検出素子である。
図29は、リアカバーユニット2909の正面図である。検出基板2917は、リアカバーユニット2909の板金2911にビス2915a、ビス2915b、ビス2915cによって3箇所で締結されている。なお、検出基板2917の締結箇所は3以上であってもよい。
図30は、メインユニット2902およびリアカバーユニット2909の斜視図である。図30で、検出基板2917とメイン処理基板1105の電気的接続を説明する。検出基板2917は、ワイヤ2913によりオーディオ基板2901に接続される。オーディオ基板2901は、フレキシブル基板2914によりメイン処理基板1105に接続される。なお、図示しないが、検出基板2917はワイヤ2913により直接、メイン処理基板1105に接続されてもよい。
検出基板2917は、ファン1110を挟んで撮像素子1101と反対側に位置する外装ユニットであるリアカバーユニット2909に固定される。検出基板2917がリアカバーユニット2909に配置されることにより、メインユニット2902にあるファン1110の駆動振動が検出基板2917に伝わりににくくなる。また、フロントユニット2904にあるレンズマウント部1201からのレンズ振動やNDユニット2903からの振動が検出基板2917に伝わりにくくなる。また、Rカバーユニット2905にある本体操作ボタン群1114の操作振動や収納蓋1203の開閉振動が検出基板2917に伝わりにくくなる。また、Lカバーユニット2906にある不図示の外部ケーブルであって、入出力端子群1302に接続された外部ケーブルを介した振動が、検出基板2917に伝わりにくくなる。
また、検出基板2917がビスにより3箇所以上でリアカバーユニット2909に締結されていることにより、1箇所または2箇所で締結された場合に比べて、装置本体1001内で発生した振動が検出基板2917に伝わりにくくなる。また、検出基板2917からの信号がワイヤ2913で他の基板に接続されることにより、質量が軽く弾性が弱いフレキシブル基板に接続されることに比べて、装置本体1001内で発生した振動が検出基板2917に伝わりにくくなる。
上記の理由により、センサ2910がジャイロセンサ等の角速度センサであった場合、装置本体1001で発生する各種振動が角速度センサに伝わりにくくなるので、高精度にぶれを検出することが可能となる。また、検出基板2917に実装されたセンサ2910が、装置本体1001の自己位置を推定するための加速度センサであった場合、同様の理由で、装置本体1001で発生する各種振動が加速度センサに伝わりにくくなる。そのため、自己位置を高精度に推定することが可能となる。
また、検出基板2917が前述した位置に配置されることにより、リアカバーユニット2909にある検出基板2917に、メインユニット2902にあるファン1110が駆動することによる磁気ノイズが伝わりにくくなる。また、メインユニット2902にあるメイン処理基板1105や電源制御部1116のインダクタやDCDCコンバータ等からの磁気ノイズが検出基板2917に伝わりにくくなる。また、Lカバーユニット2906にあるスピーカ1115からの磁気ノイズが検出基板2917に伝わりにくくなる。
上記の理由により、検出基板2917に実装されたセンサ2910が、自己姿勢を検出するための地磁気センサであった場合、装置本体1001で発生する磁気ノイズが地磁気センサに伝わりにくくなる、そのため、自己姿勢を高精度に推定することが可能となる。
本実施の形態によれば、マイクロフォン1106は、排気口1402が配置される面、レンズマウント部1201が配置される面、およびアクセサリ取付部2203が配置される面のうち、いずれの面とも異なる右側面に配置された(図11)。また、マイクロフォン1106は、装置本体1001の底面よりも装置本体1001の天面(上面)に近い位置に配置された(図11)。これにより、騒音やノイズの影響を低減しつつ撮影者の声を集音しやすくすることができる。
また、手締めねじ2702の先端おねじ部2708が回転止め穴2706を介して回転防止部材締結穴2404に螺合されると共に、大径部2707が回転止め穴2706に嵌合される。これによって、突起保持部材2701が装置本体1001に対して締結される(図24(d))。また、突起保持部材2701は、突起保持穴2705にて、無線ユニット1004の回転止め突起2801を保持する。これらにより、簡単な操作にて、ガタツキが少なく且つ意図しない回転をしないように無線ユニット1004を固定することができる。
また、装置本体1001の上面において、位置決め穴2601は+Y側から見て、電気接続部である本体側接続端子1123と投影上重なる位置に形成されている(図23(b))。また、回転防止部材締結穴2404は、+Y側から見て、本体側接続端子1123と投影上重ならない位置に形成されている(図23(b))。また、本体側接続端子1123を挟んで回転防止部材締結穴2404の反対側に保護蓋挿通穴2406が配置されている(図22、図23(a)、(b))。これらにより、無線ユニット1004が取り付く部分の小型化を確保しつつ、意図しない無線ユニット1004の回転を防ぐことができる。
また、X方向において、スピーカ穴1404とグリップユニット1002とのクリアランスL1が確保されている(図15)。これにより、装置本体1001を把持してもスピーカ穴1404からの放音を確保することができる。
また、センサ2910(検出素子)が実装された検出基板2917が、ファン1110を挟んで撮像素子1101と反対側のリアカバーユニット2909に固定された(図28、図29)。これにより、センサ2910へのファン1110の振動の影響を抑制して検出精度を高めることができる。
また、無線ユニット1004が締結されるための本体側締結部2001は、伝熱性を有し、吸気口1401に隣接して配置されると共に、メインダクト1403に接続されている(図17)。特に、平面部2303がメインダクト1403固定されている。これにより、無線ユニット1004を効果的に冷却することができる。
なお、本実施の形態において、「略」を付したものは「完全」を除外する趣旨ではない。例えば、「略平行」、「略垂直」、「略直交」、「略同一」、「略長円形状」は、それぞれ完全な平行、垂直、直交、同一、長円形状を含む趣旨である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
1001 撮像装置本体
1004 無線ユニット
1101 撮像素子
1106 マイクロフォン
1201 レンズマウント部
1402 排気口
2203 アクセサリ取付部

Claims (36)

  1. 強制空冷機能を有すると共に、アクセサリを装着可能な撮像装置であって、
    撮像素子を有する撮像装置本体と、
    前記撮像装置本体に設けられ、撮影レンズを着脱可能なレンズマウント部と、
    前記撮像装置本体に設けられ、前記アクセサリを着脱可能な取付部と、
    前記撮像装置本体における、強制空冷を行う空気が排出される排気口が配置される面、前記レンズマウント部が配置される面、および前記取付部が配置される面のうち、いずれの面とも異なる面の側に配置された内蔵マイクロフォンと、を有し、
    前記内蔵マイクロフォンは、前記撮像装置本体の底面よりも天面に近い位置に配置されたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記アクセサリは、外部機器との無線接続を可能とする無線ユニットを含み、
    前記内蔵マイクロフォンは、前記撮像装置本体における、前記取付部が配置される面とは反対側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記内蔵マイクロフォンは、前記撮影レンズの光軸方向に関し、前記撮像素子を挟んで前記レンズマウント部と反対側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記内蔵マイクロフォンは、前記撮像装置本体における、記録メディアが挿抜される面と同じ側に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記内蔵マイクロフォンは、前記撮像装置本体における、操作部材が配置された面と同じ側に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 凸部および挿通穴を有すると共に、前記アクセサリに設けられた突起部を保持する保持部材と、
    軸部およびねじ部を有し、前記ねじ部が前記挿通穴を介して前記撮像装置本体に螺合されると共に、前記軸部が前記挿通穴に嵌合されることで、前記保持部材を前記撮像装置本体に対して締結する締結部材と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記挿通穴は略長円形状に形成され、前記略長円形状の長手方向は、前記略長円形状の中心と前記凸部の中心とを結ぶ線分と略平行であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記締結部材は、前記ねじ部と前記軸部との間に、前記軸部および前記ねじ部のいずれよりも小径の細軸部を有し、
    前記ねじ部が前記挿通穴に挿通された状態で、前記細軸部に抜け止め部材が嵌合されることによって、前記締結部材が前記挿通穴から抜け落ちないことを特徴とする請求項6または7に記載の撮像装置。
  9. 前記締結部材において、前記軸部と前記細軸部とは、軸径が滑らかに変化するテーパ部によって接続されており、
    前記ねじ部が前記撮像装置本体に螺合されていくにつれて、前記テーパ部と前記挿通穴との係合によって前記挿通穴が案内され、前記締結部材の中心が前記挿通穴の中心に合致した状態で前記軸部が前記挿通穴に嵌合されることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記保持部材には、前記挿通穴の周囲であって前記撮像装置本体に対向する側に、凹部が形成され、前記ねじ部が前記撮像装置本体に螺合される際に前記抜け止め部材が前記凹部に収容されることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記アクセサリが前記撮像装置本体に先に装着された状態では、前記保持部材は、前記アクセサリに設けられた前記突起部に干渉して前記撮像装置本体に対して締結できないことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 凸部を有すると共に、前記アクセサリに設けられた突起部を保持する保持穴を有する保持部材と、
    ねじ部を有し、前記ねじ部が前記撮像装置本体に螺合されることで、前記保持部材を前記撮像装置本体に対して締結する締結部材と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像装置本体の第1面に設けられ、前記アクセサリを電気的に接続する電気接続部と、
    前記撮像装置本体の前記第1面と隣接して略直交する第2面における、前記電気接続部と投影上重なる位置に設けられた位置決め部と、
    前記第2面における、前記電気接続部と投影上重ならない位置に設けられ、前記撮像装置本体に装着された前記アクセサリを保持するサポートが固定される固定部と、
    前記電気接続部を挟んで前記固定部とは反対側に設けられ、前記電気接続部を覆うための蓋部材が接続される接続部と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記アクセサリは、外部機器との無線接続を可能とする無線ユニットであることを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  15. 前記撮像装置本体には、グリップ部を回動可能に装着可能であるか、または、前記グリップ部が回動可能に取り付けられ、
    前記撮像装置本体における前記グリップ部と対向する側の外装カバーにスピーカ穴が形成され、
    前記グリップ部と前記スピーカ穴との間にクリアランスが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記クリアランスは、前記グリップ部の回動可能な全範囲において確保されることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記撮像装置本体の、前記グリップ部の配置面の側から見て、前記グリップ部の回動可能な角度範囲のうち、前記スピーカ穴が前記グリップに隠れる角度範囲の方が、前記スピーカ穴が前記グリップに隠れない角度範囲よりも広いことを特徴とする請求項15または16に記載の撮像装置。
  18. 前記スピーカ穴は、前記撮像装置本体に設けられたマイクロフォンの集音用の穴が配置された面とは反対側の面に設けられたことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の撮像装置。
  19. 空冷用のファンと、
    検出素子が実装された基板と、をさらに有し、
    前記基板は、前記ファンを挟んで前記撮像素子と反対側の外装ユニットに固定されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  20. 前記検出素子は、角速度センサ、加速度センサまたは地磁気センサのいずれかであることを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  21. 前記基板と、CPUが実装されたメイン処理基板とは、ワイヤによって接続されていることを特徴とする請求項19または20に記載の撮像装置。
  22. 前記アクセサリが締結されるための締結部を有し、前記アクセサリを着脱可能な取付部と、
    強制空冷を行う空気が通過する流路を形成するダクト部と、をさらに有し、
    前記締結部は伝熱性を有し、前記ダクト部による強制空冷を行う空気を吸入する吸気口に隣接して配置されると共に、前記ダクト部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  23. 前記締結部は、前記ダクト部による強制空冷を行う空気を排出する排気口よりも前記吸気口に近い位置で前記ダクト部に接続されていることを特徴とする請求項22に記載の撮像装置。
  24. 前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、前記アクセサリは前記排気口より前記吸気口に近いことを特徴とする請求項23に記載の撮像装置。
  25. 前記締結部は平面部を有し、
    前記平面部が前記ダクト部に対して接触していることを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の撮像装置。
  26. 前記締結部は挿通穴を有すると共に、前記挿通穴の外側にねじ部を有し、
    前記ねじ部と前記アクセサリに設けられたねじ部とが螺合されることによって、前記アクセサリが前記取付部に装着されることを特徴とする請求項22乃至25のいずれか1項に記載の撮像装置。
  27. 前記締結部は、金属材料で形成されていることを特徴とする請求項22乃至26のいずれか1項に記載の撮像装置。
  28. 前記ダクト部は導電部材で形成されていることを特徴とする請求項22乃至27のいずれか1項に記載の撮像装置。
  29. 前記取付部と前記吸気口とは、略同一面に配置されていることを特徴とする請求項22乃至28のいずれか1項に記載の撮像装置。
  30. 前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、前記アクセサリの長手方向と前記吸気口の長手方向とは略平行であることを特徴とする請求項22乃至29のいずれか1項に記載の撮像装置。
  31. 前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、前記アクセサリの長手方向と前記吸気口の長手方向とはいずれも、撮像光軸方向に対して略直交することを特徴とする請求項22乃至30のいずれか1項に記載の撮像装置。
  32. 前記取付部に対する前記アクセサリの装着方向と、前記吸気口に吸入される空気が主に流れる方向とは略平行であることを特徴とする請求項22乃至31のいずれか1項に記載の撮像装置。
  33. 撮像装置本体の内部には熱を発する第1の熱源があり、
    前記アクセサリの内部には熱を発する第2の熱源があり、
    前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、前記ダクト部に対して、前記第1の熱源よりも前記第2の熱源の方が離れていることを特徴とする請求項22乃至32のいずれか1項に記載の撮像装置。
  34. 前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、撮像装置本体を把持するためのグリップ部と前記アクセサリとの間に所定の間隔が形成されることを特徴とする請求項22乃至33のいずれか1項に記載の撮像装置。
  35. 前記アクセサリは、外部機器との無線接続を可能とする無線ユニットを含み、
    前記無線ユニットは、無線電波を送受信するアンテナ部を有し、
    前記取付部に前記無線ユニットを装着した状態では、前記アンテナ部が撮像装置本体の外観面から突出することを特徴とする請求項22乃至34のいずれか1項に記載の撮像装置。
  36. 前記アクセサリが前記取付部に装着された状態では、撮像装置本体の側面および上面から前記アクセサリが突出することを特徴とする請求項22乃至34のいずれか1項に記載の撮像装置。
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