JP2021022325A - 運転支援制御装置、運転支援システム、運転支援制御方法及びプログラム - Google Patents

運転支援制御装置、運転支援システム、運転支援制御方法及びプログラム Download PDF

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彬光 落合
Akimitsu OCHIAI
彬光 落合
栗原 誠
Makoto Kurihara
誠 栗原
宗一 山口
Soichi Yamaguchi
宗一 山口
野田 隆
Takashi Noda
隆 野田
修司 岡松
Shuji Okamatsu
修司 岡松
勉 関根
Tsutomu Sekine
勉 関根
謙一 浦山
Kenichi Urayama
謙一 浦山
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Abstract

【課題】すれ違う双方の車両の運転者による適切な判断を支援する。【解決手段】車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得部としての周辺状況認識部53と、周辺状況認識部53が取得した他車両情報に基づいて、他車両が車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定部54と、すれ違い判定部54がすれ違う可能性があると判定した場合、車両と、車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報として俯瞰映像を生成する情報生成部としての俯瞰映像生成部57と、俯瞰映像生成部57が生成した俯瞰映像を他車両へ送信する送信制御部58とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援制御装置、運転支援システム、運転支援制御方法及びプログラムに関する。
例えば、狭い路地などで車両同士がすれ違いをする場合、地図情報などに基づいて、すれ違いができる場所を表示したりする技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平10−086761号公報 特開2006−106945号公報 特開2018−151177号公報
双方の車両の運転者が、すれ違いに適した場所であるすれ違いポイントを適切に判断できない場合、すれ違いが難しくなるおそれがある。すれ違いを適切に行うためには、すれ違う双方の車両の運転者が周辺の状況を確認して、すれ違いポイントを適切に判断することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、すれ違う双方の車両の運転者による適切な判断を支援することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運転支援制御装置は、車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得部と、前記他車両情報取得部が取得した前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定部と、前記すれ違い判定部がすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成部と、前記情報生成部が生成した前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御部とを備える。
本発明に係る運転支援システムは、上記の運転支援制御装置と、前記車両の周辺を撮影する撮影部、前記情報生成部が生成した前記すれ違い情報を表示させる表示部の少なくともいずれかとを備える。
本発明に係る運転支援制御方法は、車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得ステップと、前記他車両情報取得ステップによって取得された前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定ステップと、前記すれ違い判定ステップによってすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成ステップと、前記情報生成ステップによって生成された前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得ステップと、前記他車両情報取得ステップによって取得された前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定ステップと、前記すれ違い判定ステップによってすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成ステップと、前記情報生成ステップによって生成された前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御ステップとを運転支援制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、すれ違う双方の車両の運転者による適切な判断を支援することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る運転支援システムの概略を説明する概略図である。 図2は、第一実施形態に係る運転支援システムの第一装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、第一実施形態に係る運転支援システムの第二装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第一実施形態に係る第一装置が生成した俯瞰映像の一例を示す図である。 図5は、第一実施形態に係る第一装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態に係る運転支援システムの第一装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、第三実施形態に係る運転支援システムの第一装置の構成例を示すブロック図である。 図8は、第三実施形態に係る第一装置が生成した俯瞰映像の一例を示す図である。 図9は、第三実施形態に係る第一装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第四実施形態に係る運転支援システムの第一装置の構成例を示すブロック図である。 図11は、第四実施形態に係る運転支援システムの第二装置の構成例を示すブロック図である。 図12は、第四実施形態に係る第一装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る運転支援制御装置としての制御部50、運転支援システム1、運転支援制御方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
<運転支援システム1>
図1は、第一実施形態に係る運転支援システム1の概略を説明する概略図である。図2は、第一実施形態に係る運転支援システム1の第一装置10の構成例を示すブロック図である。図3は、第一実施形態に係る運転支援システム1の第二装置80の構成例を示すブロック図である。運転支援システム1は、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vの周辺の情報をすれ違い情報として他車両V1に送信する。本実施形態では、運転支援システム1は、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vの周辺の俯瞰映像100(図4参照)を他車両V1に送信する。運転支援システム1は、車両Vに搭載された運転支援装置としての第一装置10と、他車両V1に搭載された外部装置としての第二装置80とを含む。
本実施形態では、車両Vが走行している走行道路Rに接続された接続道路R1から、他車両V1が走行道路Rへ進入しようとしているものとして説明する。走行道路Rの道幅は、乗用車2台分の車幅よりわずかに広いものとする。走行道路Rには、接続道路R1を映すコーナーミラーCが配置されている。走行道路Rの両側には、塀F1、塀F2が設置されている。
<第一装置>
第一装置10は、車両Vに載置されているものに加えて、可搬型で車両Vにおいて利用可能な装置であってもよい。第一装置10は、前俯瞰映像用カメラ(撮影部)11と、後俯瞰映像用カメラ(撮影部)12と、左俯瞰映像用カメラ(撮影部)13と、右俯瞰映像用カメラ(撮影部)14と、インターフェース部21と、認識辞書記憶部31と、表示部41と、制御部(運転支援制御装置)50とを有する。
前俯瞰映像用カメラ11は、俯瞰映像用カメラである。前俯瞰映像用カメラ11は、車両Vの前方に配置され、車両Vの前方を中心とした周辺を撮影する。前俯瞰映像用カメラ11は、例えば、180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像100の表示範囲より車両Vの前方に広い範囲を含む。前俯瞰映像用カメラ11は、撮影した周辺映像データを制御部50の映像データ取得部51へ出力する。
後俯瞰映像用カメラ12は、俯瞰映像用カメラである。後俯瞰映像用カメラ12は、車両Vの後方に配置され、車両Vの後方を中心とした周辺を撮影する。後俯瞰映像用カメラ12は、例えば、180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像100の表示範囲より車両Vの後方に広い範囲を含む。後俯瞰映像用カメラ12は、撮影した周辺映像データを制御部50の映像データ取得部51へ出力する。
左俯瞰映像用カメラ13は、俯瞰映像用カメラである。左俯瞰映像用カメラ13は、車両Vの左側方に配置され、車両Vの左側方を中心とした周辺を撮影する。左俯瞰映像用カメラ13は、例えば、180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像100の表示範囲より車両Vの左側方に広い範囲を含む。左俯瞰映像用カメラ13は、撮影した周辺映像データを制御部50の映像データ取得部51へ出力する。
右俯瞰映像用カメラ14は、俯瞰映像用カメラである。右俯瞰映像用カメラ14は、車両Vの右側方に配置され、車両Vの右側方を中心とした周辺を撮影する。右俯瞰映像用カメラ14は、例えば、180°程度の撮影範囲を撮影する。撮影範囲は、俯瞰映像100の表示範囲より車両Vの右側方に広い範囲を含む。右俯瞰映像用カメラ14は、撮影した周辺映像データを制御部50の映像データ取得部51へ出力する。
前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とで、車両Vの全方位を撮影する。前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とに限らず、車両Vの周辺を撮影する全天周カメラであってもよい。
インターフェース部21は、他車両V1に搭載された第二装置80との間で、情報を送受信するためのインターフェースである。インターフェース部21は、例えば、Wi−Fi(登録商標)または電話等の通信回線などに接続し、他車両V1に搭載された第二装置80へ、生成した俯瞰映像100を送信する。
認識辞書記憶部31は、例えば、車両Vの各方向視の形状、大きさ、色などのパターンを照合可能な認識辞書を記憶している。認識辞書記憶部31は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク、ネットワークを介した外部記憶装置などの記憶装置である。
表示部41は、一例としてはナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部41は、必要なタイミングで、車両Vの周辺を確認するためのモニタである。表示部41は、車両Vの周辺を確認することができれば、様々な形態をとりうることがでる。表示パネルの一例としては、電子ルームミラーを用いたり、インストルメントパネルの機能とすることも可能である。表示部41は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部41は、運転者から視認容易な位置に配置されている。本実施形態では、表示部41は、車両Vの運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部41は、制御部50の表示制御部59から出力された映像信号に基づき、車両Vの俯瞰映像100を表示する。
制御部50は、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vの周辺を確認するための俯瞰映像100を生成して、他車両V1の第二装置80へ提供する。制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)または映像処理用プロセッサなどで構成された演算処理装置(制御部)である。制御部50は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御部50は、映像データ取得部51と、車両情報取得部52と、周辺状況認識部(他車両情報取得部)53と、すれ違い判定部54と、俯瞰映像生成部(情報生成部)57と、送信制御部58と、表示制御部59と、内部メモリである記憶部とが含まれる。制御部50は、一または複数の装置で構成されていてもよい。
映像データ取得部51は、車両Vの周辺を撮影した周辺映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部51は、前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とが出力した周辺映像データを取得する。映像データ取得部51は、取得した周辺映像データを俯瞰映像生成部57に出力する。
車両情報取得部52は、車両Vの車速情報を含む車両情報を、CAN(Controller Area Network)または車両Vの状態をセンシングする各種センサなどから取得する。車両情報取得部52は、車両情報として、CANまたは各種センサなどから取得した車両Vの進行方向の情報を取得する。車両情報取得部52は、取得した車両情報をすれ違い判定部54に出力する。
周辺状況認識部53は、車両Vの周辺の他車両V1の他車両情報を取得する他車両情報取得部として機能する。本実施形態では、周辺状況認識部53は、車両Vの周辺の状況を認識する。周辺状況認識部53は、映像データ取得部51が取得した周辺映像データに対して、認識辞書記憶部31が記憶している認識辞書を用いたパターンマッチングを行い、他車両V1を認識する。周辺状況認識部53は、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1を認識する。より詳しくは、周辺状況認識部53は、車両Vの走行道路Rにおいて、車両Vの前方に位置する対向車両を他車両V1として認識する。周辺状況認識部53は、車両Vの前方において、例えば、車両Vの走行道路Rと交差または接続する道路、走行道路Rに面した駐車場などから走行道路Rへ進入しようとしている他車両V1を認識する。周辺状況認識部53は、他車両V1の方向指示器を認識して、車両Vとすれ違いをする方向に進入する他車両V1を認識してもよい。周辺状況認識部53は、認識結果を他車両情報としてすれ違い判定部54に出力する。
周辺状況認識部53は、認識した他車両V1のナンバープレートの文字、数字、及び記号を読み取って、他車両V1を識別する他車両識別情報を認識する。
周辺状況認識部53は、映像データ取得部51が取得した周辺映像データから、他車両V1が映されたコーナーミラーCを認識して、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1を認識してもよい。
周辺状況認識部53は、映像データ取得部51が取得した周辺映像データに画像処理を行って、車両Vが走行している走行道路Rの道幅を取得する。
すれ違い判定部54は、他車両V1を示す他車両情報に基づいて、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があるか否かを判定する。本実施形態では、すれ違い判定部54は、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があるか否かを判定する。より詳しくは、すれ違い判定部54は、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であり、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が認識された場合、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があると判定する。道幅の閾値は、乗用車2台分の車幅よりわずかに広い、例えば、3.8m程度とする。
俯瞰映像生成部57は、車両Vと走行道路Rとの相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成部としての機能を有する。本実施形態では、俯瞰映像生成部57は、すれ違い判定部54が車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があると判定した場合、映像データ取得部51で取得した周辺映像データに視点変換処理及び合成処理を行い、車両Vから所定の表示範囲を表示する俯瞰映像100を、すれ違い情報として生成する。俯瞰映像生成部57は、生成した俯瞰映像100を送信制御部58及び表示制御部59に出力する。俯瞰映像生成部57は、視点変換処理部571と、切出処理部572と、合成処理部573とを有する。
すれ違い情報は、車両Vの車幅と、走行道路Rの道幅とを示す情報を含む。すれ違い情報は、車両Vの走行道路Rに設置された電柱、標識及び側溝などの障害物を示す情報を含んでもよい。
視点変換処理部571は、映像データ取得部51で取得した周辺映像データに対して、車両Vの上方から見下ろすように視点変換処理を行う。より詳しくは、視点変換処理部571は、前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とで撮影した周辺映像データに基づいて、視点変換処理を行った映像を生成する。視点変換処理の方法は、公知のいずれの方法でもよく、限定されない。視点変換処理部571は、視点変換処理を行った周辺映像データを切出処理部572に出力する。
切出処理部572は、視点変換処理を行った周辺映像データから所定の範囲の映像を切出す切出処理を行う。どの範囲を切出範囲とするかは、あらかじめ登録され記憶されている。本実施形態では、切出範囲は、車両Vが3.8m程度の道路を走行しているときに、道幅を確認可能な範囲である。切出範囲は、例えば、車両Vから2m程度の範囲を含む。切出処理部572は、切出処理を行った映像の映像データを合成処理部573に出力する。
合成処理部573は、切出処理を行った映像データを合成する合成処理を行う。合成処理部573は、合成した映像に車両アイコン110を表示した俯瞰映像100を生成する。
図4を用いて、俯瞰映像100について説明する。図4は、第一実施形態に係る第一装置10で生成した俯瞰映像100の一例を示す図である。俯瞰映像100は、車両Vから2m程度の範囲を表示する。これにより、俯瞰映像100には、車両Vが道幅3.8m以下の狭い路地を走行している場合、走行道路Rの境界に設置された、塀F1、塀F2または側溝などが表示される。俯瞰映像100は、中央部に位置する車両アイコン110を含む。車両アイコン110は、車両Vの車幅と走行道路Rの道幅との相対的な関係と、車両Vの位置と向きとを示す。車両アイコン110は、前後方向を俯瞰映像100の前後方向と平行にして、中央部に配置されている。
送信制御部58は、すれ違いの相手車両に、すれ違いの判断を支援する情報であるすれ違い情報を送信する。本実施形態では。送信制御部58は、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、俯瞰映像生成部57が生成した俯瞰映像100を、認識した他車両識別に対応する他車両V1に搭載された第二装置80へ送信する。
表示制御部59は、すれ違い情報を表示部41に表示させる。本実施形態では、表示制御部59は、俯瞰映像生成部57が生成した俯瞰映像100を表示部41に表示させる。表示制御部59によって、俯瞰映像生成部57が生成した俯瞰映像100が表示される際に、図示しないスピーカなどを介して、すれ違いの可能性があることと、俯瞰映像100を表示していることを音声によって報知することが好ましい。
<第二装置>
第二装置80は、他車両V1に載置されているものに加えて、可搬型で他車両V1において利用可能な装置であってもよい。第二装置80は、インターフェース部81と、表示部82と、制御部90とを有する。
インターフェース部81は、第一装置10との間で、情報を送受信するためのインターフェースである。インターフェース部81は、例えば、Wi−Fiまたは電話等の通信回線などに接続し、第一装置10から生成した俯瞰映像100を受信する。
表示部82は、一例としてはナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部82は、制御部90の表示制御部92から出力された映像信号に基づき、第一装置10から受信した車両Vの俯瞰映像100を表示する。
制御部90は、例えば、CPUまたは映像処理用プロセッサなどで構成された演算処理装置(制御部)である。制御部90は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御部90は、すれ違い情報取得部91と、表示制御部92と、内部メモリである図示しない記憶部とが含まれる。制御部90は、一または複数の装置で構成されていてもよい。
すれ違い情報取得部91は、すれ違いの相手車両から、すれ違い情報を取得する。本実施形態では、すれ違い情報取得部91は、第一装置10から、すれ違い情報として俯瞰映像100を取得する。すれ違い情報取得部91は、取得した俯瞰映像100を表示制御部92に出力する。
表示制御部92は、取得したすれ違い情報を表示部82に表示させる。本実施形態では、表示制御部92は、取得した俯瞰映像100を表示部82に表示させる。表示制御部92によって、第一装置10から取得した俯瞰映像100が表示される際に、図示しないスピーカなどを介して、すれ違いの可能性があることと、第一装置10から取得した俯瞰映像100を表示していることを音声によって報知することが好ましい。
<第一装置における情報処理>
次に、図5を用いて、第一装置10の制御部50における処理の流れについて説明する。図5は、第一実施形態に係る第一装置10における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
運転支援システム1が起動されると、第一装置10の前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とが車両Vの周辺を撮影する。第一装置10の制御部50は、映像データ取得部51によって周辺映像データを取得して、周辺状況認識部53によって車両Vの周辺の状況を認識する。制御部50は、車両情報取得部52によって車両情報を取得する。
制御部50は、すれ違い判定部54によって、車両Vの走行道路Rの道幅が狭いか否かを判定する(ステップS101)。より詳しくは、すれ違い判定部54によって、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であるか否かを判定する。すれ違い判定部54によって、車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であると判定する場合(ステップS101でYes)、ステップS102へ進む。すれ違い判定部54によって、車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であると判定しない場合(ステップS101でNo)、ステップS101の処理を再度実行する。
車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であると判定する場合(ステップS101でYes)、制御部50は、すれ違い判定部54によって、すれ違いの可能性がある他車両V1の有無を判定する(ステップS102)。より詳しくは、すれ違い判定部54によって、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が認識された場合(ステップS102でYes)、ステップS103へ進む。すれ違い判定部54によって、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が認識されない場合(ステップS102でNo)、ステップS101の処理を再度実行する。
車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が認識された場合(ステップS102でYes)、制御部50は、俯瞰映像生成部57によって、車両Vの俯瞰映像100を生成する(ステップS103)。制御部50は、ステップS104へ進む。
制御部50は、送信制御部58によって、俯瞰映像100を第二装置80へ送信する(ステップS104)。制御部50は、ステップS105へ進む。
制御部50は、表示制御部59によって、俯瞰映像100を表示部41に表示させる(ステップS105)。制御部50は、スピーカを介して、すれ違いの可能性があることと、俯瞰映像100を表示していることを音声によって報知する。車両Vの運転者は、表示部41に表示された俯瞰映像100を確認する。そして、車両Vの運転者は、他車両V1とすれ違いを行う場合、俯瞰映像100から車両Vの周辺の道幅及び障害物などを確認して、すれ違いポイントを判断する。制御部50は、ステップS106へ進む。
制御部50は、俯瞰映像表示を終了するか否かを判定する(ステップS106)。より詳しくは、制御部50は、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、他車両V1が認識されなくなった場合、俯瞰映像表示を終了すると判定して(ステップS106でYes)、処理を終了する。例えば、車両Vが他車両V1を通り過ぎた場合、または、他車両V1の運転者が第二装置80に表示された俯瞰映像100を確認して、すれ違いを断念して迂回した場合などには、他車両V1が認識されなくなる。制御部50は、周辺状況認識部53の認識結果に基づいて、他車両V1が認識されている場合、俯瞰映像表示を終了しないと判定して(ステップS106でNo)、ステップS103の処理を再度実行する。
他車両V1では、第二装置80のすれ違い情報取得部91によって、第一装置10から、車両Vの俯瞰映像100を取得する。そして、第二装置80の表示制御部92によって、取得した車両Vの俯瞰映像100が、表示部82に表示される。他車両V1の運転者は、第二装置80の表示部82に表示された、車両Vの俯瞰映像100を確認する。そして、他車両V1の運転者は、俯瞰映像100から車両Vの周辺の道幅及び障害物などを確認して、他車両V1の車幅及び自身の運転技術の習熟度などを考慮して、車両Vとすれ違いをするか、車両Vの通過を待つか、または、迂回するかを判断する。他車両V1の運転者は、車両Vとすれ違いを行う場合、俯瞰映像100から車両Vの周辺の道幅及び障害物などを確認して、すれ違いポイントを判断する。
このように、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vに搭載された第一装置10は、車両Vの周辺の情報として、生成した俯瞰映像100を、他車両V1に搭載された第二装置80へ送信する。
<効果>
上述したように、本実施形態によれば、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vに搭載された第一装置10は、車両Vの周辺の情報として、生成した俯瞰映像100を、他車両V1に搭載された第二装置80へ送信することができる。車両Vの運転者は、俯瞰映像100を確認して、すれ違いポイントを判断することができる。他車両V1の運転者は、取得した俯瞰映像100を確認して、すれ違いをするか否かを判断したり、すれ違いをする場合、すれ違いポイントを判断したりすることができる。他車両V1の運転者は、他車両V1から視認しにくい車両Vの周辺の状況を、俯瞰映像100によって適切に確認することができる。このようにして、本実施形態によれば、車両Vと他車両V1とがすれ違う可能性がある場合、双方の運転者の判断を支援して、運転を支援することができる。本実施形態によれば、スムースな交通を支援することができる。
[第二実施形態]
図6を参照しながら、本実施形態に係る運転支援システム1について説明する。図6は、第二実施形態に係る運転支援システム1の第一装置10Aの構成例を示すブロック図である。運転支援システム1は、基本的な構成は第一実施形態の運転支援システム1と同様である。第一装置10Aは、周辺状況認識部53に代わって、周辺状況情報取得部(他車両情報取得部)53Aを有する点と、インターフェース部21Aとすれ違い判定部54Aとが第一実施形態と異なる。
インターフェース部21Aは、周辺状況情報取得部53Aが、車両Vの周辺に存在する他車両V1の情報を含む周辺状況情報を取得するための情報源に接続するインターフェースである。インターフェース部21Aは、他車両V1に設置された第二装置80との車車間通信、または、路上に設置された図示しない路上装置との路車間通信を行うインターフェースである。本実施形態では、インターフェース部21Aは、他車両V1に搭載された第二装置80から、車両Vの周辺に存在する他車両V1の情報を含む周辺状況情報を取得する。
周辺状況情報取得部53Aは、車両Vの周辺の他車両V1の他車両情報を取得する他車両情報取得部として機能する。周辺状況情報取得部53Aは、車両Vの周辺に存在する他車両V1の情報を含む周辺状況情報を取得する。周辺状況情報取得部53Aが取得する他車両V1の情報は、他車両V1の現在位置情報、他車両V1の形状及び大きさを示す情報を含む。本実施形態では、周辺状況情報取得部53Aは、他車両V1に設置された第二装置80との車車間通信、または、路上装置との路車間通信によって、周辺状況情報を取得する。
すれ違い判定部54Aは、周辺状況情報取得部53Aが取得した周辺状況情報に基づいて、車両Vの走行道路Rの道幅が閾値以下であり、車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が存在することを示す場合、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があると判定する。
<効果>
上述したように、本実施形態によれば、第二装置80との車車間通信、または、路上装置との路車間通信によって取得した周辺状況情報に基づいて、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性があるか否かを判定することができる。本実施形態によれば、例えば、見通しが悪く、車両Vから他車両V1が見通すことができない場合でも、適切に他車両V1の他車両情報を取得することができる。
[第三実施形態]
図7ないし図9を参照しながら、本実施形態に係る運転支援システム1について説明する。図7は、第三実施形態に係る運転支援システム1の第一装置10Bの構成例を示すブロック図である。図8は、第三実施形態に係る第一装置10Bが生成した俯瞰映像100の一例を示す図である。図9は、第三実施形態に係る第一装置10Bにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第一装置10Bは、さらにすれ違いポイント判定部55Bを有する点と、周辺状況認識部53Bと俯瞰映像生成部57Bの合成処理部573Bとが第一実施形態と異なる。
周辺状況認識部53Bは、周辺映像データに画像認識を行って、車両Vの走行道路Rの形状、車両Vの走行道路Rの道幅、車両Vの走行道路Rに設置された電柱、標識及び側溝などの障害物を認識する。周辺状況認識部53Bは、認識した他車両V1の最低地上高、車幅のような他車両V1の形状及び大きさを認識してもよい。周辺状況認識部53Bは、認識した他車両V1の車種を認識する。
すれ違いポイント判定部55Bは、すれ違い判定部54が車両Vと他車両V1とがすれ違う可能性があると判定した場合、すれ違い情報に基づいて、車両Vと他車両V1とがすれ違うのに適したポイントを判定する。本実施形態では、すれ違いポイント判定部55Bは、周辺状況認識部53Bの認識結果に基づいて、車両Vと他車両V1とがすれ違うのに適したポイントを判定する。例えば、すれ違いポイント判定部55Bは、走行道路Rの道幅が、車両Vの車幅と他車両V1の車幅との合計より広い場所をすれ違いポイントと判定する。例えば、すれ違いポイント判定部55Bは、走行道路Rの道幅が、他より広い場所をすれ違いポイントと判定する。例えば、すれ違いポイント判定部55Bは、走行道路Rが段差D(図8参照)を有する場合、車両Vの最低地上高または他車両V1の最低地上高で、段差Dに乗り上げ可能であれば、段差Dを含む場所をすれ違いポイントと判定する。例えば、すれ違いポイント判定部55Bは、図示しない車両情報記憶部から、他車両V1の車種に対応する車幅、最低地上高を取得して、すれ違いポイントを判定する。例えば、すれ違いポイント判定部55Bは、走行道路Rに障害物が存在しない場所をすれ違いポイントと判定する。すれ違いポイント判定部55Bは、判定したすれ違いポイントが複数ある場合、走行道路Rの道幅と、車両Vの車幅と他車両V1の車幅の合計との差に応じて、すれ違いの難易度の優先順位を付ける。そして、すれ違いポイント判定部55Bは、優先順位が高いすれ違いポイントを優先して、すれ違いポイントを判定する。さらに、すれ違いポイント判定部55Bは、すれ違いポイントにおける、車両Vと他車両V1との停車ポイントを判定してもよい。
すれ違いポイント判定部55Bは、例えば、車両Vの運転者と、他車両V1の運転者の運転技術の習熟度を記憶した、図示しない運転履歴情報記憶部から取得して、運転習熟度が低い運転者が運転する車両が停止して、運転習熟度が高い運転者が運転する車両がすれ違うように、すれ違いポイントを判定してもよい。すれ違いポイント判定部55Bは、例えば、車両Vの運転者と、他車両V1の運転者の事故履歴情報を記憶した、図示しない事故履歴情報記憶部から取得して、事故履歴がある運転者が運転する車両が停止して、事故履歴がない運転者が運転する車両がすれ違うように、すれ違いポイントを判定してもよい。
図8に示すように、俯瞰映像生成部57Bの合成処理部573Bは、すれ違いポイント判定部55Bが判定した、すれ違いポイントを俯瞰映像100に合成する。合成処理部573Bは、すれ違いポイントに色を付けた俯瞰映像100を合成する。図8では、すれ違いポイントは、幅の広い斜線を引いた範囲で示している。すれ違いポイントには、走行道路Rの段差Dの手前までの範囲が含まれている。他車両V1の最低地上高が段差Dの高さより低い場合、段差Dがすれ違いポイントから外れる。
合成処理部573Bは、すれ違いポイント判定部55Bが判定した、すれ違いポイントにおける、車両Vと他車両V1との停車ポイントを俯瞰映像100に合成してもよい。
合成処理部573Bは、すれ違いポイント判定部55Bが判定した、すれ違いの難易度に応じて、すれ違いポイントに色を付けた俯瞰映像100を合成してもよい。
次に、図9を用いて、運転支援システム1の制御部50Bにおける処理の流れについて説明する。ステップS111、ステップ112、ステップS115ないしステップS117の処理は、図5に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS104ないしステップS106と同様の処理を行う。
車両Vの走行道路Rに進入するおそれがある他車両V1が認識された場合(ステップS112でYes)、制御部50Bは、すれ違いポイント判定部55Bによって、周辺状況認識部53Bの認識結果に基づいて、車両Vと他車両V1とがすれ違うのに適したポイントを判定する(ステップS113)。制御部50Bは、ステップS114へ進む。
制御部50Bは、俯瞰映像生成部57Bによって、すれ違いポイントを合成した俯瞰映像100を生成する(ステップS114)。制御部50Bは、ステップS115へ進む。
車両Vの運転者は、表示部41に表示された俯瞰映像100に示されたすれ違いポイントを確認して、実際にすれ違いを行う場所を判断する。
他車両V1の運転者は、第二装置80の表示部82に表示された、車両Vの俯瞰映像100に示されたすれ違いポイントを確認する。そして、他車両V1の運転者は、車両Vとすれ違いをするか、車両Vの通過を待つか、または、迂回するかを判断する。他車両V1の運転者は、車両Vとすれ違いを行う場合、俯瞰映像100に示されたすれ違いポイントを確認して、実際にすれ違いを行う場所を判断する。
<効果>
上述したように、本実施形態は、車両V及び他車両V1の車両情報に基づいて、すれ違いに適したすれ違いポイントを判定することができる。本実施形態は、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vに搭載された第一装置10Bは、すれ違いポイントを示す俯瞰映像100を、他車両V1に搭載された第二装置80へ送信することができる。このようにして、本実施形態は、車両Vと他車両V1とがすれ違う可能性がある場合、俯瞰映像100にすれ違いポイントを示すことによって、双方の運転者の判断を支援して、運転を支援することができる。
[第四実施形態]
図10ないし図12を参照しながら、本実施形態に係る運転支援システム1について説明する。図10は、第四実施形態に係る運転支援システム1の第一装置10Cの構成例を示すブロック図である。図11は、第四実施形態に係る運転支援システム1の第二装置80Cの構成例を示すブロック図である。図12は、第四実施形態に係る第一装置10Cにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。運転支援システム1は、第一装置10Cと第二装置80Cとが、第三実施形態と異なる。
第一装置10Cの制御部50Cは、さらに通知取得部56Cを有する。通知取得部56Cは、第二装置80Cから、すれ違いを行うことを示す情報であるすれ違い通知を取得する。
すれ違いポイント判定部55Cは、第三実施形態と同様に、車両Vと他車両V1とがすれ違うのに適したポイントを判定する。
俯瞰映像生成部57Cの合成処理部573Cは、第三実施形態と同様に、すれ違いポイント判定部55Cが判定した、すれ違いポイントを俯瞰映像100に合成する。さらに、俯瞰映像生成部57Cの合成処理部573Cは、通知取得部56Cによって第二装置80Cからすれ違いポイントの情報を含むすれ違い通知を取得した場合、通知されたすれ違いポイントを俯瞰映像100に合成する。
第二装置80Cのインターフェース部81Cは、第一装置10Cへ、すれ違い通知を送信する。
操作部83Cは、すれ違いを行うことを第一装置10Cへ通知する通知操作を受付可能である。より詳しくは、例えば、他車両V1の運転者は、表示部82に表示された、車両Vの俯瞰映像100を確認して、すれ違いを行うと判断した場合、操作部83Cを介して、通知操作を行う。操作部83Cは、受け付けた通知操作を示す操作情報を制御部90Cの操作受付部93Cへ出力する。さらに、操作部83Cは、すれ違いを行う際に、他車両V1を停車させるポイントまたはすれ違いを行いたいポイントを、他車両V1の運転者が選択する選択操作を受付可能である。例えば、他車両V1の運転者は、俯瞰映像100に表示されたすれ違いポイントを確認して、同じ場所をすれ違いポイントとして選択してもよいし、よりすれ違いが容易なすれ違いポイントを選択してもよい。操作部83Cは、受け付けた通知操作などの操作を示す操作情報を制御部90Cの操作受付部93Cへ出力する。
制御部90Cの操作受付部93Cは、操作部83Cが受け付けた通知操作などの操作の操作情報を取得する。例えば、操作受付部93Cは、通知操作及び選択操作を示す操作情報を取得して制御信号を出力する。
送信制御部94Cは、操作受付部93Cが取得した操作情報を、第一装置10Cへ送信する。本実施形態では、送信制御部94Cは、すれ違いを行うことを示す情報であるすれ違い通知を、第一装置10Cへ送信する。すれ違い通知には、運転者によって選択された、他車両V1を停車させるポイントまたはすれ違いを行いたいポイントを示す情報を含んでもよい。
次に、図12を用いて、運転支援システム1の制御部50Cにおける処理の流れについて説明する。ステップS121ないしステップS126、ステップS130ないしステップ132の処理は、図9に示すフローチャートのステップS111ないしステップS116、ステップS115ないしステップS117と同様の処理を行う。
制御部50Cは、第二装置80Cからすれ違い通知があったか否かを判定する(ステップS127)。通知取得部56Cによって、すれ違い通知を示す情報を取得した場合(ステップS127でYes)、ステップS128へ進む。通知取得部56Cによって、すれ違い通知を示す情報を取得していない場合(ステップS127でNo)、ステップS132へ進む。
制御部50Cは、第二装置80Cからすれ違いポイントの通知があったか否かを判定する(ステップS128)。通知取得部56Cによって、すれ違いポイントの通知を示す情報を取得した場合(ステップS128でYes)、ステップS129へ進む。通知取得部56Cによって、すれ違いポイントの通知を示す情報を取得していない場合(ステップS128でNo)、ステップS132へ進む。
制御部50Cは、俯瞰映像生成部57Cによって、通知されたすれ違いポイントを合成した俯瞰映像100を生成する(ステップS129)。制御部50Cは、ステップS130へ進む。
本実施形態では、車両Vのすれ違いポイント判定部55Cによって判定された、すれ違いポイントと、他車両V1の運転者によって選択された、他車両V1を停車させるポイントまたはすれ違いを行いたいポイントとが異なる場合、第二装置80Cから取得したすれ違いポイントを優先する。
<効果>
上述したように、本実施形態によれば、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、他車両V1の運転者は、取得したすれ違いポイントが合成された俯瞰映像100を確認して、すれ違いをすることを判断した場合、すれ違いを行うことを、車両Vに搭載された第一装置10Cへ通知することができる。また、本実施形態では、他車両V1の運転者が判断した、他車両V1を停車させるポイントまたはすれ違いを行いたいポイントを、第一装置10Cへ通知することができる。これにより、双方の運転者が、すれ違いを行うポイントについて、共通認識を有することができる。このようにして、本実施形態によれば、車両Vと他車両V1とがすれ違う可能性がある場合、双方の運転者の判断を支援して、運転を支援することができる。
図示した運転支援システム1の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担または使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
運転支援システム1の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
<変形例>
上記では、情報生成部の一例として俯瞰映像生成部57について説明したが、これに限定されない。情報生成部は、すれ違い情報として俯瞰映像100に代わって、走行道路Rの道幅、走行道路Rにおける車両Vの位置を図で示す画像を生成して、第二装置80へ送信してもよい。または、情報生成部は、すれ違い情報として俯瞰映像100または画像に代わって、走行道路Rの道幅、走行道路Rにおける車両Vの位置を示す情報を生成して、第二装置80へ送信してもよい。第二装置80では、取得したすれ違い情報に基づいて、相対的な位置関係を示す画像を生成して表示してもよい。これらにより、第一装置10と第二装置80とが送受信するデータ量を低減することができる。
上記では、車両Vの第一装置10から他車両V1の第二装置80に、車両Vの俯瞰映像100を送信するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、車両Vと他車両V1とのうち、優先道路を走行している車両に搭載された装置から、俯瞰映像を送信するようにしてもよい。
上記では、車両Vが他車両V1とすれ違う可能性がある場合、車両Vの第一装置10から他車両V1の第二装置80に、車両Vの俯瞰映像100を送信するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、車両Vの後続車両の車載装置及び他車両V1の後続車両の車載装置にも、車両Vの俯瞰映像100を送信してもよい。これにより、車両Vと他車両V1とがすれ違う可能性がある場合、双方の後続車両の運転者の判断を支援して、運転を支援することができる。本実施形態によれば、よりスムースな交通を支援することができる。
また、他車両V1の第二装置80と、俯瞰映像100を取得した車両Vの後続車両の車載装置及び他車両V1の後続車両の車載装置とにおいては、車両Vの俯瞰映像100と、自車両で生成した俯瞰映像とを合成してもよい。この場合、2つの俯瞰映像に共通して映されている車両Vの車体、道路などの撮影物を基準に合成すればよい。または、走行道路Rの道幅を認識可能な程度に詳細な航空写真、または、詳細な地図情報に、2つの俯瞰映像を重ね合わせ合成してもよい。
上記では、第一装置10が、撮影部として、前俯瞰映像用カメラ11と後俯瞰映像用カメラ12と左俯瞰映像用カメラ13と右俯瞰映像用カメラ14とを備えるものとして説明したが、例えば、ナビゲーションシステムを含む他のシステムの既設のカメラを共用し、第一装置10には撮影部を備えていなくてもよい。また、第一装置10が表示部41を備えるものとして説明したが、例えば、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと既設の表示部を共用し、第一装置10に表示部を備えていなくてもよい。
1 運転支援システム
10 第一装置(運転支援装置)
11 前俯瞰映像用カメラ(撮影部)
12 後俯瞰映像用カメラ(撮影部)
13 左俯瞰映像用カメラ(撮影部)
14 右俯瞰映像用カメラ(撮影部)
21 インターフェース部
31 認識辞書記憶部
41 表示部
50 制御部(運転支援制御装置)
51 映像データ取得部
52 車両情報取得部
53 周辺状況認識部(他車両情報取得部)
54 すれ違い判定部
57 俯瞰映像生成部(情報生成部)
58 送信制御部
59 表示制御部
80 第二装置(外部装置)
90 制御部
91 すれ違い情報取得部
92 表示制御部
100 俯瞰映像
V 車両
V1 他車両

Claims (8)

  1. 車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得部と、
    前記他車両情報取得部が取得した前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定部と、
    前記すれ違い判定部がすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部が生成した前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御部と、
    を備える運転支援制御装置。
  2. 前記情報生成部は、前記すれ違い情報として、前記車両の周辺を撮影する複数の撮影部が撮影した周辺映像データに視点変換処理及び合成処理を行い、前記車両から所定の表示範囲を表示する俯瞰映像を生成する、
    請求項1に記載の運転支援制御装置。
  3. 前記すれ違い判定部がすれ違う可能性があると判定した場合、前記すれ違い情報に基づいて、前記車両と前記他車両とのすれ違いに適したポイントを判定するすれ違いポイント判定部、
    を備え、
    前記情報生成部は、前記すれ違いポイント判定部が判定した、すれ違いに適したポイントをすれ違い情報に含んで生成する、
    請求項1または2に記載の運転支援制御装置。
  4. 前記他車両情報取得部は、前記車両の周辺を撮影した周辺映像データから前記他車両を認識して、前記他車両情報を取得する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の運転支援制御装置。
  5. 前記他車両情報取得部は、前記他車両に設置された外部装置、または、路上に設置された路上装置から取得した情報に基づいて、前記他車両情報を取得する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の運転支援制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の運転支援制御装置と、
    前記車両の周辺を撮影する撮影部、前記情報生成部が生成した前記すれ違い情報を表示させる表示部の少なくともいずれかと、
    を備えることを特徴とする運転支援システム。
  7. 車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得ステップと、
    前記他車両情報取得ステップによって取得された前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定ステップと、
    前記すれ違い判定ステップによってすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成ステップと、
    前記情報生成ステップによって生成された前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御ステップと、
    を含む運転支援制御方法。
  8. 車両の周辺に位置する他車両の他車両情報を取得する他車両情報取得ステップと、
    前記他車両情報取得ステップによって取得された前記他車両情報に基づいて、前記他車両が前記車両とすれ違う可能性の有無を判定するすれ違い判定ステップと、
    前記すれ違い判定ステップによってすれ違う可能性があると判定した場合、前記車両と、前記車両が走行している走行道路との相対的な位置関係を示す情報を含む、すれ違い情報を生成する情報生成ステップと、
    前記情報生成ステップによって生成された前記すれ違い情報を前記他車両へ送信する送信制御ステップと、
    を、運転支援制御装置として動作するコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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