JP2021016138A - クロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法 - Google Patents

クロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できるクロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法を提供する。【解決手段】DUT100から送信されたCP−OFDM信号をRSシンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するブロック分割部24と、各ブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号と理想RSシンボルのサブキャリア信号との位相傾きを用いて、各ブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する参照信号シンボルタイミング補正部27と、前記位相傾きを初期値として用いて各ブロックに含まれるデータシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するデータシンボルタイミング補正部28とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、クロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法に関し、特に、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正するクロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法に関する。
近年、従来のWLANやLTEよりも高速で大容量の通信を実現するV5G/5GNRに対応した無線通信機器の開発が進められている。無線通信機器の出力信号品質の評価に当たっては、変調精度(Error Vector Magnitude:EVM)などの各種の評価項目を評価する測定装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。EVMは、被試験対象(Device Under Test:DUT)としての無線通信機器から送信された信号の変調シンボルがIQ平面上の理想位置からどの程度ずれているかを示す指標である。特許文献1に開示された測定装置は、DUTのIQ間誤差の周波数特性を測定し、IQ間誤差を含まない理想信号と、測定したDUTのIQ間誤差を含む予測信号とのコンスタレーションの誤差に基づいてEVMを算出するものである。
WLAN/LTE/V5G/5GNRなどに対応したDUTのEVMを測定するとき、DUTのサンプリングクロックエラーが大きいとEVMの結果が本来の結果よりも悪化してしまう。特に、DUTと測定装置にクロック同期のための同期信号が有線で供給されず、かつ、DUTのサンプリングレートが高いときには、サンプリングクロックエラーが大きくなりEVMの測定結果が悪化する。したがって、EVM測定を行う前に、サンプリングクロックエラーの補正が必要である。
特開2013−187817号公報
ミリ波帯を含む広帯域をサポートするV5G/5GNRに対応したDUTについては、DUTと測定装置とを同軸ケーブルで接続する構成では、DUTからの信号が同軸ケーブルで伝送される際の損失が大きいため、通常はOTA(Over The Air)で測定が行われる。また、V5G/5GNRは、広帯域であるために、要求されるサンプリングレートも従来のLTEよりも格段に高くなっている。
しかしながら、特許文献1に開示されたような従来の測定装置は、V5G/5GNRに対応したDUTをOTAで測定する場合には、DUTと測定装置にクロック同期のための同期信号が有線で供給されず、かつ、DUTのサンプリングレートが高いため、前述のようにサンプリングクロックエラーが大きくなってしまうという問題があった。
そこで、非整数遅延フィルタ(Fractional Delay Filter)を用いて、DUTからの信号のタイミングを時間領域で1サンプルずつ調整してサンプリングクロックエラーに起因するタイミングずれを補正する方法を利用することが考えられる。しかしながら、この方法は、V5G/5GNRのようにサンプリングレートが高い場合又はサンプル数が多い場合には処理時間が非常に長くなるため、実用的ではないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できるクロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るクロックエラー補正装置は、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正するクロックエラー補正装置であって、前記被試験対象から送信された前記被測定信号としてのCP−OFDM信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出するフレーム同期部と、前記フレーム同期部により検出された先頭位置に基づいて、前記被試験対象から送信されたCP−OFDM信号を、それぞれが参照信号シンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するブロック分割部と、前記ブロック分割部により分割された各前記ブロックに対してFFT処理を行うことにより、各前記ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出するFFT処理部と、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想参照信号シンボルのサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する参照信号シンボル位相傾き推定部と、前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する参照信号シンボルタイミング補正部と、前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するデータシンボルタイミング補正部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係るクロックエラー補正装置は、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できる。
また、本発明に係るクロックエラー補正装置においては、前記データシンボルタイミング補正部は、あらかじめ設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する第1タイミング補正部と、前記第1タイミング補正部で用いられる前記位相傾きを設定する第1位相傾き設定部と、前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号に、サブキャリア復調及びサブキャリア変調を行って、タイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成する理想サブキャリア信号生成部と、前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号と、前記理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する残留位相傾き推定部と、前記残留位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正する第2タイミング補正部と、前記残留位相傾き推定部により推定された位相傾きと、前記第1タイミング補正部で用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出する位相傾き更新部と、前記第1タイミング補正部で補正されるOFDMシンボルを、前記参照信号シンボルから離れる方向に1つずつシフトするシンボルシフト部と、を含み、前記第1位相傾き設定部は、前記参照信号シンボルから1つ離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きを設定し、前記参照信号シンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボルからn離れたOFDMシンボルについて前記位相傾き更新部で算出された位相傾きを設定する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るクロックエラー補正装置は、OFDMシンボルごとにタイミング補正用の位相傾きを更新するため、復調エラーを抑制しながらタイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成して、OFDMシンボルのタイミング補正を精度良く行うことができる。
また、本発明に係るクロックエラー補正装置においては、前記シンボルシフト部は、前記ブロック内の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから第1の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトするとともに、前記ブロック内の反対側の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから前記第1の方向と逆の第2の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトする構成であってもよい。
また、本発明に係る測定装置は、上記のいずれかのクロックエラー補正装置と、前記参照信号シンボルタイミング補正部及び前記データシンボルタイミング補正部により補正された各前記ブロックに含まれる各前記OFDMシンボルのサブキャリア信号にサブキャリア復調を行ってビットデータを生成する復調部と、前記復調部により復調されたビットデータを測定する測定部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る測定装置は、クロックエラー補正装置を備えることにより、被試験対象のEVMなどの測定を被試験対象のサンプリングクロックエラーの影響を排除して精度良く行うことができる。
また、本発明に係るクロックエラー補正方法は、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正するクロックエラー補正方法であって、前記被試験対象から送信された前記被測定信号としてのCP−OFDM信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出するフレーム同期ステップと、前記フレーム同期ステップにより検出された先頭位置に基づいて、前記被試験対象から送信されたCP−OFDM信号を、それぞれが参照信号シンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するブロック分割ステップと、前記ブロック分割ステップにより分割された各前記ブロックに対してFFT処理を行うことにより、各前記ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出するFFT処理ステップと、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想参照信号シンボルのサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する参照信号シンボル位相傾き推定ステップと、前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する参照信号シンボルタイミング補正ステップと、前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するデータシンボルタイミング補正ステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係るクロックエラー補正方法は、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できる。
また、本発明に係るクロックエラー補正方法においては、前記データシンボルタイミング補正ステップは、あらかじめ設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する第1タイミング補正ステップと、前記第1タイミング補正ステップで用いられる前記位相傾きを設定する第1位相傾き設定ステップと、前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号に、サブキャリア復調及びサブキャリア変調を行って、タイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成する理想サブキャリア信号生成ステップと、前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号と、前記理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する残留位相傾き推定ステップと、前記残留位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正する第2タイミング補正ステップと、前記残留位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きと、前記第1タイミング補正ステップで用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出する位相傾き更新ステップと、前記第1タイミング補正ステップで補正されるOFDMシンボルを、前記参照信号シンボルから離れる方向に1つずつシフトするシンボルシフトステップと、を含み、前記第1位相傾き設定ステップは、前記参照信号シンボルから1つ離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きを設定し、前記参照信号シンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボルからn離れたOFDMシンボルについて前記位相傾き更新ステップで算出された位相傾きを設定する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るクロックエラー補正方法は、OFDMシンボルごとにタイミング補正用の位相傾きを更新するため、復調エラーを抑制しながらタイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成して、OFDMシンボルのタイミング補正を精度良く行うことができる。
また、本発明に係るクロックエラー補正方法においては、前記シンボルシフトステップは、前記ブロック内の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから第1の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトするとともに、前記ブロック内の反対側の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから前記第1の方向と逆の第2の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトする構成であってもよい。
また、本発明に係る測定方法は、上記のいずれかのクロックエラー補正方法と、前記参照信号シンボルタイミング補正ステップ及び前記データシンボルタイミング補正ステップにより補正された各前記ブロックに含まれる各前記OFDMシンボルのサブキャリア信号にサブキャリア復調を行ってビットデータを生成する復調ステップと、前記復調ステップにより復調されたビットデータを測定する測定ステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係る測定方法は、クロックエラー補正方法を含むことにより、被試験対象のEVMなどの測定を被試験対象のサンプリングクロックエラーの影響を排除して精度良く行うことができる。
本発明は、被試験対象のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できるクロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法を提供するものである。
CPが付加されたOFDMシンボルを示す図である。 本発明の実施形態に係る測定装置及びクロックエラー補正装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る測定装置におけるブロック分割部によるブロック分割処理を説明するための図である。 DUTのサンプリングクロックエラーによるOFDMシンボルのタイミングずれを説明するための図である。 本発明の実施形態に係るクロックエラー補正装置によるタイミング補正前及びタイミング補正後のOFDMシンボルの位相特性と、タイミング補正用の位相特性の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るクロックエラー補正装置におけるデータシンボルタイミング補正部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る測定装置を用いる測定方法、及び、本発明の実施形態に係るクロックエラー補正装置を用いるクロックエラー補正方法の処理を示すフローチャートである。 図7のフローチャートにおけるデータシンボルタイミング補正処理を説明するためのフローチャートである。 図8のフローチャートにおける処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係るクロックエラー補正装置、それを備えた測定装置、クロックエラー補正方法、及び測定方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態の測定装置により測定される被測定信号は、例えば、複数のサブキャリアに既知の参照信号(Reference Signal:RS)を含むCP−OFDM(Cyclic Prefix-based OFDM)信号である。なお、本実施形態においてRSとは、例えばDMRS(DeModulation Reference Signal)を指す。
CP−OFDM信号のフレームは、そのフレーム長が10msであり、1msのサブフレーム10個で構成される。1サブフレームは更に複数のスロットで構成される。各スロットはCP(Cyclic Prefix)が付加された例えば14個のOFDMシンボルで構成される。図1に示すように、CPは、OFDMシンボルの後半部分のコピーであり、OFDMシンボルの先頭に付加される。なお、以降では、RSを含むOFDMシンボルを「参照信号シンボル」又は「RSシンボル」とも称し、RSを含まないOFDMシンボルを「データシンボル」とも称する。なお、RSシンボルは1スロットの中に1〜4個含まれる。
図2に示すように、本実施形態に係る測定装置10は、アンテナ11と、復調部12と、測定部13と、表示部14と、制御部15と、クロックエラー補正装置20と、を備える。クロックエラー補正装置20は、被測定信号としてのCP−OFDM信号を送受信するDUT100のサンプリングクロックエラーに起因する、CP−OFDM信号のタイミングずれを補正するものである。
アンテナ11は、DUT100のアンテナ110との間でCP−OFDM信号の電磁波を送受信するようになっている。
DUT100は、WLAN(IEEE802.11)、LTE、V5G、5GNRなど、CP−OFDM(Cyclic Prefix-based OFDM)信号を使用する通信規格に基づいた通信を行うものであり、例えば無線通信用のアンテナ110とRF回路を有する無線通信機器である。アンテナ110は、例えばMassive−MIMOアンテナなどのアレーアンテナである。なお以降では、DUT100が5GNR用の無線通信機器である場合を例に挙げて説明する。
クロックエラー補正装置20は、RF受信部21と、記憶部22と、フレーム同期部23と、ブロック分割部24と、FFT処理部25と、参照信号シンボル位相傾き推定部26と、参照信号シンボルタイミング補正部27と、データシンボルタイミング補正部28と、を備える。
RF受信部21は、アンテナ11で受信されたDUT100からのCP−OFDM信号をアナログのベースバンド信号にダウンコンバートした後に直交検波し、直交検波したアナログのベースバンド信号をアナログディジタル(A/D)変換によってディジタルの複素ベースバンド信号に変換する受信処理を行うようになっている。
記憶部22は、RF受信部21により受信処理された複素ベースバンド信号を順次記憶するようになっている。
フレーム同期部23は、RF受信部21により得られた複素ベースバンド信号を記憶部22から読み出し、読み出した複素ベースバンド信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出するようになっている。
ブロック分割部24は、フレーム同期部23により検出された先頭位置に基づいて、RF受信部21により得られた複素ベースバンド信号を、それぞれがRSシンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するようになっている。例えば、図3に示すように、1スロットにRSシンボルが3個含まれる場合、1スロットは3つのブロックに分割される。
FFT処理部25は、ブロック分割部24により分割された各ブロックに対してFFT処理を行うことにより、各ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出するようになっている。
CP−OFDMの性質により、アンテナ11により受信されたOFDMシンボルと、サンプリングクロックエラーがない場合の理想的なタイミングのOFDMシンボル(以下、「理想OFDMシンボル」とも称する)にずれがあるとき、周波数領域の位相特性が傾く。
そこで、参照信号シンボル位相傾き推定部26は、各ブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想的なタイミングのRSシンボル(以下、「理想RSシンボル(理想参照信号シンボル)」とも称する)のサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定するようになっている。
参照信号シンボルタイミング補正部27は、参照信号シンボル位相傾き推定部26により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各ブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するようになっている。
データシンボルタイミング補正部28は、参照信号シンボル位相傾き推定部26により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、各ブロックに含まれるRSシンボル以外のOFDMシンボル(すなわち、データシンボル)に対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するようになっている。
以下、参照信号シンボル位相傾き推定部26と、後述する残留位相傾き推定部36で行われる位相傾きの推定処理の詳細について説明する。
DUT100にサンプリングクロックエラーがあるとき、フレーム同期部23によるフレームの先頭位置の検出後に、OFDMシンボルのタイミングが徐々にずれる。例えば図4に示すように、サンプリングクロックエラーがない理想OFDMシンボルのタイミングと比較して、サンプリングクロックエラーの影響により、例えばΔdサンプル分のタイミングずれが発生する。
図4に示すように、サンプリングクロックエラーがあるときのOFDMシンボルと理想OFDMシンボルとにΔdサンプル分のずれがある場合、サンプリングクロックエラーがあるときのOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号X'(k)は、周波数領域で理想OFDMシンボルのサブキャリア信号X(k)から下記の式(1)のように変化する。ここで、ΔdはCPのサンプル数以下の値であるとする。また、kはサブキャリアを区別するためのインデックスであり、サブキャリア信号の周波数に対応している。
Figure 2021016138
式(1)の両辺の位相は下記の式(2)のように表される。
Figure 2021016138
式(2)より、タイミングずれのないサブキャリア信号の位相は下記の式(3)で与えられる。
Figure 2021016138
式(3)から、タイミングずれがあるサブキャリア信号の周波数に対する位相傾きを(2π/FFT_Len)×Δd分補正すれば、周波数領域でタイミングずれを補正できることが分かる。
位相傾きSLは、下記の式(4)のような最小二乗法などによる線形回帰分析により、タイミングずれがあるサブキャリア信号と理想OFDMシンボルのサブキャリア信号との位相差から推定できる。
Figure 2021016138
すなわち、参照信号シンボル位相傾き推定部26と、残留位相傾き推定部36は、式(4)に従って、位相傾きSLを推定する。
以下、参照信号シンボルタイミング補正部27と、後述する第1タイミング補正部32と、後述する第2タイミング補正部38とで行われるタイミングの補正処理の詳細について説明する。
参照信号シンボル位相傾き推定部26又は残留位相傾き推定部36で式(4)より推定された位相傾きSLから、下記の式(5)のようなタイミング補正用特性Hが得られる。
Figure 2021016138
タイミングが補正された後のサブキャリア信号Y(k)は、式(5)のタイミング補正用特性Hを用いて下記の式(6)から得られる。
Figure 2021016138
図5は、横軸をk、縦軸を位相として、タイミング補正前及びタイミング補正後のOFDMシンボルの位相特性と、タイミング補正用の位相特性の一例を示すグラフである。図5に示されているように、タイミング補正用特性Hを用いた式(6)の処理により、理想OFDMシンボルのサブキャリア信号X(k)(k=1,2,…,N)の位相特性とほぼ等しい位相特性を得ることができる。
すなわち、参照信号シンボルタイミング補正部27、第1タイミング補正部32、及び第2タイミング補正部38は、式(6)に従った補正を実行することにより、サンプリングクロックエラーによるOFDMシンボルのタイミングずれを周波数領域で補正することができる。
以下、データシンボルタイミング補正部28の構成について説明する。RSシンボルに関しては、理想OFDMシンボルのサブキャリア信号X(k)を一定の数式で直接生成することができる。一方、データシンボルに関しては、一旦データシンボルのサブキャリア信号に復調及び変調を行って理想OFDMシンボルのサブキャリア信号X(k)を推定する必要がある。
図6に示すように、データシンボルタイミング補正部28は、シンボルシフト部31と、第1タイミング補正部32と、第1位相傾き設定部33と、サブキャリア復調部34と、サブキャリア変調部35と、残留位相傾き推定部36と、第2位相傾き設定部37と、第2タイミング補正部38と、位相傾き更新部39と、を含む。サブキャリア復調部34及びサブキャリア変調部35は、理想サブキャリア信号生成部を構成する。
シンボルシフト部31は、第1タイミング補正部32で補正されるOFDMシンボルを、RSシンボルから離れる方向に1つずつシフトするようになっている。例えば、シンボルシフト部31は、ブロック内の端のOFDMシンボルに到達するまで、RSシンボルから第1の方向に1つずつ補正対象のOFDMシンボルをシフトする。さらに、シンボルシフト部31は、ブロック内の反対側の端のOFDMシンボルに到達するまで、RSシンボルから第1の方向と逆の第2の方向に1つずつ補正対象のOFDMシンボルをシフトする。図3に示すように、例えば、第1の方向は、時間的に前進する方向であり、第2の方向は時間的に後進する方向である。
第1タイミング補正部32は、第1位相傾き設定部33によりあらかじめ設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きSLとして用いて、各ブロックに含まれるRSシンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するようになっている。
第1位相傾き設定部33は、第1タイミング補正部32で用いられる位相傾きを設定するようになっている。第1位相傾き設定部33は、各ブロックにおいて、RSシンボルから1つ離れたOFDMシンボル(すなわち、RSシンボルに隣接するデータシンボル)に対しては、参照信号シンボル位相傾き推定部26により推定された位相傾きを設定する。また、第1位相傾き設定部33は、RSシンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたデータシンボルに対しては、RSシンボルからn離れたデータシンボルについて位相傾き更新部39で算出される位相傾きを設定する。
なお、ブロック分割部24によるスロット内のブロックの分割処理においては、各ブロックの端以外にRSシンボルが配置されるようにブロックが分割されることが望ましい。これにより、参照信号シンボル位相傾き推定部26により推定されたRSシンボルの位相傾きを、そのRSシンボルの両隣りの2つのデータシンボルに適用することができるため、精度良く効率的なOFDMシンボルのタイミング補正が可能になる。
サブキャリア復調部34は、第1タイミング補正部32により補正されたサブキャリア信号に、QPSK復調やQAM復調などのサブキャリア復調を行って、理想OFDMシンボルのビットデータを生成するようになっている。このサブキャリア復調では、IQ平面上の理想位置に変調シンボルを配置するように適宜エラー訂正が行われる。
サブキャリア変調部35は、サブキャリア復調部34により生成されたビットデータに、QPSK変調やQAM変調などのサブキャリア変調を行って、第1タイミング補正部32により補正されたサブキャリア信号に対するタイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成するようになっている。
残留位相傾き推定部36は、第1タイミング補正部32により補正されたサブキャリア信号と、サブキャリア復調部34及びサブキャリア変調部35により生成された理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定するようになっている。
第2位相傾き設定部37は、残留位相傾き推定部36により推定された位相傾きを第2タイミング補正部38に設定するようになっている。
第2タイミング補正部38は、第2位相傾き設定部37により設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きSLとして用いて、第1タイミング補正部32により補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正するようになっている。
位相傾き更新部39は、残留位相傾き推定部36により推定された位相傾きと、第1タイミング補正部32で用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出するようになっている。これにより、RSシンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたOFDMシンボルに対しては、位相傾き更新部39で新たに算出された位相傾きが設定されることになる。
RSシンボルから離れたデータシンボルほど、そのサブキャリア信号の位相傾きが大きくなるため、このようなRSシンボルから離れたデータシンボルのサブキャリア信号をそのまま復調すると復調エラーが発生する可能性が高まる。このため、データシンボルタイミング補正部28は、1つ前に処理されたOFDMシンボルに関する位相傾きを用いて、第1タイミング補正部32にてデータシンボルのサブキャリア信号に対して一段階目のタイミング補正を行い、サブキャリア復調部34において復調エラーを発生させにくくしている。
図2に示す復調部12は、参照信号シンボルタイミング補正部27及びデータシンボルタイミング補正部28により補正された各ブロックに含まれる各OFDMシンボルのサブキャリア信号に、QPSK復調やQAM復調などのサブキャリア復調を行って、OFDMシンボルのビットデータを生成するようになっている。
測定部13は、復調部12により復調されたビットデータを測定するようになっている。例えば、測定部13は、DUT100に対する送信特性の測定において、例えば、EVM、送信パワー、コンスタレーション、スペクトラムなどを測定可能である。また、測定部13は、DUT100に対する受信特性の測定において、例えば、受信感度、ビット誤り率、パケット誤り率などを測定可能である。
表示部14は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、制御部15からの制御信号に応じて各種表示内容を表示するようになっている。この表示内容には、測定部13によるDUT100の送受信特性の測定結果などが含まれる。さらに、表示部14は、測定条件などを設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
制御部15は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、測定装置10を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部15は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、クロックエラー補正装置20、復調部12、及び測定部13の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、クロックエラー補正装置20、復調部12、及び測定部13の少なくとも一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、クロックエラー補正装置20、復調部12、及び測定部13の少なくとも一部は、ディジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
以下、本実施形態の測定装置10を用いる測定方法、及び、本実施形態のクロックエラー補正装置20を用いるクロックエラー補正方法について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、DUT100は、アンテナ110からCP−OFDM信号を送信する(ステップS1)。
次に、RF受信部21は、ステップS1で受信されたCP−OFDM信号をアナログのベースバンド信号にダウンコンバートした後に直交検波し、直交検波したアナログのベースバンド信号をA/D変換によってディジタルの複素ベースバンド信号に変換する(ステップS2)。
次に、記憶部22は、ステップS2により受信処理された複素ベースバンド信号を順次記憶する(ステップS3)。
次に、フレーム同期部23は、ステップS2により得られた複素ベースバンド信号を記憶部22から読み出し、読み出した複素ベースバンド信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出する(フレーム同期ステップS4)。
次に、ブロック分割部24は、ステップS4により検出された先頭位置に基づいて、ステップS2により得られた複素ベースバンド信号を、それぞれがRSシンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割する(ブロック分割ステップS5)。
次に、制御部15は、ステップS5により分割されたブロックの中から1番目のブロック(例えば、時間的に最も古いブロック)を選択する(ステップS6)。
次に、FFT処理部25は、ステップS6又は後述するステップS12により選択されたブロックに対してFFT処理を行うことにより、当該ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出する(FFT処理ステップS7)。
次に、参照信号シンボル位相傾き推定部26は、ステップS6又は後述するステップS12により選択されたブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想RSシンボルのサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する(参照信号シンボル位相傾き推定ステップS8)。
次に、参照信号シンボルタイミング補正部27は、ステップS8により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、ステップS6又は後述するステップS12により選択されたブロックのRSシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する(参照信号シンボルタイミング補正ステップS9)。
次に、データシンボルタイミング補正部28は、ステップS8により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、ステップS6又は後述するステップS12により選択されたブロックに含まれるデータシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する(データシンボルタイミング補正ステップS10)。
次に、制御部15は、ステップS5により分割された全てのブロックについて、ステップS9及びS10のタイミング補正処理が完了したか否かを判断する(ステップS11)。制御部15は、否定判断の場合にはステップS12に進み、肯定判断の場合にはステップS13に進む。
ステップS12において制御部15は、ステップS5により分割されたブロックの中から、ステップS9及びS10のタイミング補正処理が完了していないブロック(例えば、既にタイミング補正処理が完了したブロックの隣のブロック)を選択し(ステップS12)、ステップS7の処理に戻る。
ステップS13において復調部12は、ステップS9及びS10により補正されたブロックに含まれる各OFDMシンボルのサブキャリア信号にサブキャリア復調を行って、OFDMシンボルのビットデータを生成する(復調ステップS13)。
次に、測定部13は、ステップS13により復調されたビットデータを測定することにより、DUT100の送受信特性の測定を行う(測定ステップS14)。
次に、表示部14は、ステップS14によるDUT100の送受信特性の測定結果を表示する(ステップS15)。
以下、図8のフローチャートを参照しながら、図7のデータシンボルタイミング補正ステップS10の処理の一例を説明する。
まず、データシンボルタイミング補正部28は、ステップS6又はS12により選択されたブロックにおいて、RSシンボルから時間的に前進する方向にデータシンボルのタイミング補正処理を行う(ステップS21)。
次に、データシンボルタイミング補正部28は、ステップS6又はS12により選択されたブロックにおいて、RSシンボルから時間的に後進する方向にデータシンボルのタイミング補正処理を行う(ステップS22)。
以下、図9のフローチャートを参照しながら、図8のステップS21及びS22の処理の一例を説明する。なお、以下では、RSシンボルから時間的に前進する方向に補正対象のデータシンボルをシフトするステップS21の処理を例に挙げて説明する。RSシンボルから時間的に後進する方向に補正対象のデータシンボルをシフトするステップS22の処理については、以下のステップS31〜S42の処理の説明における「前進方向」との文言を「後進方向」と読み替えればよい。
まず、シンボルシフト部31は、ステップS6又はS12により選択されたブロックにおいて、RSシンボルから前進方向に1つ離れたデータシンボルを選択する(シンボルシフトステップS31)。
次に、第1位相傾き設定部33は、ステップS31により選択されたデータシンボルに関して、ステップS8により推定された位相傾きを第1タイミング補正部32に設定する(第1位相傾き設定ステップS32)。
次に、第1タイミング補正部32は、ステップS32又は後述するステップS41により設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きSLとして用いて、現在選択されているデータシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する(第1タイミング補正ステップS33)。
次に、サブキャリア復調部34は、ステップS33により補正されたサブキャリア信号に、QPSK復調やQAM復調などのサブキャリア復調を行って、理想OFDMシンボルのビットデータを生成する(理想サブキャリア信号生成ステップS34)。
次に、サブキャリア変調部35は、ステップS34により生成されたビットデータにQPSK変調やQAM変調などのサブキャリア変調を行って、ステップS33により補正されたサブキャリア信号に対するタイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成する(理想サブキャリア信号生成ステップS35)。
次に、残留位相傾き推定部36は、ステップS33により補正されたサブキャリア信号と、ステップS34及びステップS35により生成された理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する(残留位相傾き推定ステップS36)。
次に、第2位相傾き設定部37は、ステップS36により推定された位相傾きを第2タイミング補正部38に設定する(ステップS37)。
次に、第2タイミング補正部38は、ステップS37により設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きSLとして用いて、ステップS33により補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正する(第2タイミング補正ステップS38)。
次に、制御部15は、現在選択されているデータシンボルが、ブロック内の前進方向の端のデータシンボルであるか否かを判断する(ステップS39)。制御部15は、否定判断の場合にはステップS40に進み、肯定判断の場合には処理を終了する。
ステップS40において位相傾き更新部39は、ステップS36により推定された位相傾きと、ステップS33で用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出する(位相傾き更新ステップS40)。
次に、第1位相傾き設定部33は、後述するステップS42により選択されるデータシンボルに関して、ステップS40により算出された位相傾きを第1タイミング補正部32に設定する(第1位相傾き設定ステップS41)。
次に、シンボルシフト部31は、現在選択されているデータシンボルから前進方向に1つ離れたデータシンボルを選択する(シンボルシフトステップS42)。そして、制御部15は、ステップS33の処理に戻る。
以上説明したように、本実施形態に係るクロックエラー補正装置20は、サンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを時間領域で1サンプルずつ調整して補正する従来の方法と異なり、1OFDMシンボルに含まれる全てのサンプルのタイミングを周波数領域で一括して補正できる。このため、本実施形態に係るクロックエラー補正装置20は、DUT100のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正する際の処理時間を大幅に短縮できる。
また、本実施形態に係るクロックエラー補正装置20は、OFDMシンボルごとにタイミング補正用の位相傾きを更新するため、復調エラーを抑制しながらタイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成して、OFDMシンボルのタイミング補正を精度良く行うことができる。
また、本実施形態に係る測定装置10は、クロックエラー補正装置20を備えることにより、DUT100のEVMなどの測定をDUT100のサンプリングクロックエラーの影響を排除して精度良く行うことができる。
10 測定装置
11 アンテナ
12 復調部
13 測定部
14 表示部
15 制御部
20 クロックエラー補正装置
21 RF受信部
22 記憶部
23 フレーム同期部
24 ブロック分割部
25 FFT処理部
26 参照信号シンボル位相傾き推定部
27 参照信号シンボルタイミング補正部
28 データシンボルタイミング補正部
31 シンボルシフト部
32 第1タイミング補正部
33 第1位相傾き設定部
34 サブキャリア復調部
35 サブキャリア変調部
36 残留位相傾き推定部
37 第2位相傾き設定部
38 第2タイミング補正部
39 位相傾き更新部
100 DUT
110 アンテナ

Claims (8)

  1. 被試験対象(100)のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正するクロックエラー補正装置(20)であって、
    前記被試験対象から送信された前記被測定信号としてのCP−OFDM信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出するフレーム同期部(23)と、
    前記フレーム同期部により検出された先頭位置に基づいて、前記被試験対象から送信されたCP−OFDM信号を、それぞれが参照信号シンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するブロック分割部(24)と、
    前記ブロック分割部により分割された各前記ブロックに対してFFT処理を行うことにより、各前記ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出するFFT処理部(25)と、
    各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想参照信号シンボルのサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する参照信号シンボル位相傾き推定部(26)と、
    前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する参照信号シンボルタイミング補正部(27)と、
    前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するデータシンボルタイミング補正部(28)と、を備えることを特徴とするクロックエラー補正装置。
  2. 前記データシンボルタイミング補正部は、
    あらかじめ設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する第1タイミング補正部(32)と、
    前記第1タイミング補正部で用いられる前記位相傾きを設定する第1位相傾き設定部(33)と、
    前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号に、サブキャリア復調及びサブキャリア変調を行って、タイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成する理想サブキャリア信号生成部(34,35)と、
    前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号と、前記理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する残留位相傾き推定部(36)と、
    前記残留位相傾き推定部により推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、前記第1タイミング補正部により補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正する第2タイミング補正部(38)と、
    前記残留位相傾き推定部により推定された位相傾きと、前記第1タイミング補正部で用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出する位相傾き更新部(39)と、
    前記第1タイミング補正部で補正されるOFDMシンボルを、前記参照信号シンボルから離れる方向に1つずつシフトするシンボルシフト部(31)と、を含み、
    前記第1位相傾き設定部は、
    前記参照信号シンボルから1つ離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボル位相傾き推定部により推定された位相傾きを設定し、
    前記参照信号シンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボルからn離れたOFDMシンボルについて前記位相傾き更新部で算出された位相傾きを設定することを特徴とする請求項1に記載のクロックエラー補正装置。
  3. 前記シンボルシフト部は、前記ブロック内の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから第1の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトするとともに、前記ブロック内の反対側の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから前記第1の方向と逆の第2の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトすることを特徴とする請求項2に記載のクロックエラー補正装置。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれかに記載のクロックエラー補正装置と、
    前記参照信号シンボルタイミング補正部及び前記データシンボルタイミング補正部により補正された各前記ブロックに含まれる各前記OFDMシンボルのサブキャリア信号にサブキャリア復調を行ってビットデータを生成する復調部(12)と、
    前記復調部により復調されたビットデータを測定する測定部(13)と、を備えることを特徴とする測定装置。
  5. 被試験対象(100)のサンプリングクロックエラーに起因する被測定信号のタイミングずれを補正するクロックエラー補正方法であって、
    前記被試験対象から送信された前記被測定信号としてのCP−OFDM信号に含まれる各フレームの先頭位置を検出するフレーム同期ステップ(S4)と、
    前記フレーム同期ステップにより検出された先頭位置に基づいて、前記被試験対象から送信されたCP−OFDM信号を、それぞれが参照信号シンボルを1つ含む複数のOFDMシンボルのブロックに分割するブロック分割ステップ(S5)と、
    前記ブロック分割ステップにより分割された各前記ブロックに対してFFT処理を行うことにより、各前記ブロックに含まれるOFDMシンボルごとに複数のサブキャリア信号を抽出するFFT処理ステップ(S7)と、
    各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号と、タイミングの基準となる理想参照信号シンボルのサブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する参照信号シンボル位相傾き推定ステップ(S8)と、
    前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックの前記参照信号シンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する参照信号シンボルタイミング補正ステップ(S9)と、
    前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きの初期値として用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正するデータシンボルタイミング補正ステップ(S10)と、を含むことを特徴とするクロックエラー補正方法。
  6. 前記データシンボルタイミング補正ステップは、
    あらかじめ設定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、各前記ブロックに含まれる前記参照信号シンボル以外のOFDMシンボルに対応するサブキャリア信号のタイミングを周波数領域で補正する第1タイミング補正ステップ(S33)と、
    前記第1タイミング補正ステップで用いられる前記位相傾きを設定する第1位相傾き設定ステップ(S32)と、
    前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号に、サブキャリア復調及びサブキャリア変調を行って、タイミングの基準となる理想サブキャリア信号を生成する理想サブキャリア信号生成ステップ(S34,S35)と、
    前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号と、前記理想サブキャリア信号との位相差の、周波数に対する位相傾きを周波数領域で推定する残留位相傾き推定ステップ(S36)と、
    前記残留位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きをタイミング補正用の位相傾きとして用いて、前記第1タイミング補正ステップにより補正されたサブキャリア信号のタイミングを補正する第2タイミング補正ステップ(S38)と、
    前記残留位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きと、前記第1タイミング補正ステップで用いられた位相傾きとを加算した値を新たな位相傾きとして算出する位相傾き更新ステップ(S40)と、
    前記第1タイミング補正ステップで補正されるOFDMシンボルを、前記参照信号シンボルから離れる方向に1つずつシフトするシンボルシフトステップ(S31,S42)と、を含み、
    前記第1位相傾き設定ステップは、
    前記参照信号シンボルから1つ離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボル位相傾き推定ステップにより推定された位相傾きを設定し、
    前記参照信号シンボルからn+1以上(nは1以上の整数)離れたOFDMシンボルに対しては、前記参照信号シンボルからn離れたOFDMシンボルについて前記位相傾き更新ステップで算出された位相傾きを設定することを特徴とする請求項5に記載のクロックエラー補正方法。
  7. 前記シンボルシフトステップは、前記ブロック内の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから第1の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトするとともに、前記ブロック内の反対側の端のOFDMシンボルに到達するまで前記参照信号シンボルから前記第1の方向と逆の第2の方向に1つずつOFDMシンボルをシフトすることを特徴とする請求項6に記載のクロックエラー補正方法。
  8. 前記請求項5から請求項7のいずれかに記載のクロックエラー補正方法と、
    前記参照信号シンボルタイミング補正ステップ及び前記データシンボルタイミング補正ステップにより補正された各前記ブロックに含まれる各前記OFDMシンボルのサブキャリア信号にサブキャリア復調を行ってビットデータを生成する復調ステップ(S13)と、
    前記復調ステップにより復調されたビットデータを測定する測定ステップ(S14)と、を含むことを特徴とする測定方法。
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