JP2021005466A - 面状発光装置 - Google Patents

面状発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021005466A
JP2021005466A JP2019117675A JP2019117675A JP2021005466A JP 2021005466 A JP2021005466 A JP 2021005466A JP 2019117675 A JP2019117675 A JP 2019117675A JP 2019117675 A JP2019117675 A JP 2019117675A JP 2021005466 A JP2021005466 A JP 2021005466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
substrate
guide plate
linear light
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019117675A
Other languages
English (en)
Inventor
卓巳 宮下
Takumi Miyashita
卓巳 宮下
田村 量
Ryo Tamura
量 田村
隆弘 清水
Takahiro Shimizu
隆弘 清水
拓磨 堀内
Takuma Horiuchi
拓磨 堀内
稜 松浦
Ryo Matsuura
稜 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2019117675A priority Critical patent/JP2021005466A/ja
Publication of JP2021005466A publication Critical patent/JP2021005466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】線状発光部に生じる反りを抑制することが可能な面状発光装置を提供する。【解決手段】面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、を備え、導光板は、基板の両端部又は中央部であって、封止材が設けられていない箇所において基板の反りを抑制する反り抑制部を、入射面が設けられた面に有する。【選択図】図2

Description

本発明は、面状発光装置に関する。
液晶ディスプレイ等の表示装置用の光源、又はシーリングライト等の照明装置用の光源として、面状に光を照射する面状発光装置が用いられる。このような面状発光装置は、収納ケース内に配置された導光板が、その側面に配置された線状発光部から出射する光の方向を変えて面状発光装置の主面から照射するいわゆるエッジライト型の面状発光装置として構成されることが一般的である。
例えば、特許文献1には、LEDが実装された光源用FPC基板と、LEDからの光を光入射端面から入射させ光入射端面と隣接する光出射面から出射する導光板を備えるエッジライト型の面状発光装置が記載されている。この面状発光装置では、光源用FPC基板とフレームとが、光を吸収する材質を含むフレーム接着シートを介して接着される。
特開2008−123931号公報
特許文献1に記載の面状発光装置では、接着シートが経年劣化して光源用FPC基板とフレームの間の接着性が低下すると、線状発光部に生じる熱等により光源用FPC基板が膨張して光源用FPC基板に反りが生じることがある。この光源用FPC基板の反りにより、LEDから導光板の入射面までの距離が一定とならず、導光板の入射面に入射して出射面から出射する照明光の明るさの均一性が低下するという課題がある。
そこで、本発明は、線状発光部に生じる反りを抑制することが可能な面状発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、を備え、導光板は、基板の両端部又は中央部であって、封止材が設けられていない箇所において基板の反りを抑制する反り抑制部を、入射面が設けられた面に有することを特徴とする。
上記の面状発光装置において、線状発光部は、発光領域が、基板の中央部において長手方向に分けられていることが好ましい。
上記の面状発光装置において、導光板の反り抑制部は、導光板の入射面から反り抑制部の先端までの長さが互いに等しいことが好ましい。
上記の面状発光装置において、ケースは、線状発光部の基板を前後から挟んで固定する固定部を、少なくとも導光板の反り抑制部が線状発光部の基板を押圧する箇所に有することが好ましい。
上記の面状発光装置において、固定部は、発光領域の上端より高い位置、又は発光領域の下端より低い位置において、線状発光部の基板を固定することが好ましい。
上記の面状発光装置において、固定部は、ケースの側面の上端又は下端に沿って設けられ、線状発光部の基板の長手方向の一方の端部から他方の端部までを固定することが好ましい。
上記の面状発光装置において、固定部は、塑性変形されることによって、線状発光部の基板をケースに固定することが好ましい。
上記の面状発光装置は、導光板の反り抑制部に対向する位置とケースの側面との間に少なくとも一つ配置されて、導光板を線状発光部の基板へ押圧する押圧部材を更に備えることが好ましい。
上記の面状発光装置において、導光板の反り抑制部は、線状発光部の基板に設けられた孔を貫通する突起部を有し、突起部が塑性変形されることによって、線状発光部の基板を導光板に固定することが好ましい。
上記の面状発光装置において、線状発光部の基板は、接着材によってケースの側面に固定されることが好ましい。
本発明の他の実施形態に係る面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、を備え、ケースは、基板の両端部又は中央部であって、封止材が設けられていない箇所において、線状発光部の基板を前後から挟んで固定する固定部を有することを特徴とする。
上記の面状発光装置において、導光板は、基板を押圧して基板の反りを抑制する反り抑制部を、入射面が設けられた面に有することが好ましい。
本発明によれば、線状発光部に生じる反りを抑制することが可能な面状発光装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る面状発光装置1を模式的に示した斜視図である。 図1に示した面状発光装置1の分解斜視図である。 線状発光部2の構成を模式的に示した平面図である。 下ケース6b内に配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した平面図である。 図1及び図4に示した面状発光装置1のA−A線に沿った断面図である。 図4に示した面状発光装置1のB−B線に沿った断面図である。 図6に示した面状発光装置1の変形例を示した断面図である。 図7に示した変形例において、下ケース6bに配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した斜視図である。 下ケース6bに線状発光部2を配置する方法を概略的に示した図である。 固定部63の変形例を示す斜視図である。 線状発光部2の基板20を導光板3に固定することが可能な他の実施形態を示した斜視図である。 他の実施形態に係る面状発光装置1bを示した断面図である。 図12に示した面状発光装置1bのB−B線及びC−C線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、各図において同一、又は相当する機能を有するものは、同一符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
図1は、本発明の一実施形態に係る面状発光装置1を模式的に示した斜視図である。面状発光装置1は、発光面10から面状に光を照射する。面状発光装置1は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置用の光源、又はシーリングライト等の照明装置用の光源として用いられる。なお、図1に示す面状発光装置1は、長手方向に伸延した扁平な直方体の形状を有しているが、面状発光装置1の形状は用途に合わせて適宜決定されてよい。また、面状発光装置1の発光面10の形状も適宜決定されてよく、発光面10は、図1に示す矩形状以外に、例えば、5角形以上の多角形又は楕円形等の形状を有してもよい。
図2は、図1に示した面状発光装置1の分解斜視図である。面状発光装置1は、線状発光部2、導光板3、反射シート4、光学シート5、及びスペーサ7等と、これらを収納する上ケース6a及び下ケース6bを備える。
線状発光部2は、基板20の所定の方向にLED(Light−Emitting Diode)等の発光素子が密集して並べた配置された発光領域21を有する。図2に示す線状発光部2は、2つの発光領域21を有しているが、線状発光部2は、ただ1つの発光領域21を有してもよいし、3以上の発光領域21を有してもよい。線状発光部2については、後で図3を参照して詳しく説明する。
導光板3は、線状発光部2の発光領域21と対向する少なくとも一つの側面である入射面31と、入射面31から入射した光が進行方向を変えて出射する一つの主面である出射面32を有する。導光板3の入射面31と出射面32は、図2に示すように、互いに直交していることが好ましいが、必ずしも直交していなくてもよい。導光板3は、出射面32を上にして下ケース6b内に配置される。
導光板3の出射面32と反対側の反射面には微細な凹凸構造が設けられている。入射面31から導光板3内へ入射した光は、この凹凸構造により進行方向を変えられて、或いは導光板3の下に配置された反射シート4により反射されて、出射面32から導光板3の上に配置された光学シート5へ出射する。導光板3の入射面31は、対向する線状発光部2の発光領域21の形状と概ね同じ形状を有する。また、導光板3の出射面32は、対向する上ケース6aの開口部61の形状と概ね同じ形状を有する。
導光板3は、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部又は中央部において、線状発光部2を下ケース6bの側面へ押圧して固定するための凸部33を、入射面31に有する。これらの凸部33は、導光板3と一体成型により形成されてもよい。また、下ケース6bの線状発光部2が配置される側とは反対側の側面と、導光板3との間には、導光板3を線状発光部2の側に押圧するゴム等の弾性体のスペーサ7が配置される。スペーサ7は、下ケース6bの側面と導光板3の間のどこに配置されてもよいが、図2に示すように、導光板3の凸部33に対向する位置に配置されることが好ましい。
反射シート4は、導光板3と下ケース6bの間に配置され、導光板3から下方に進行する光を導光板3の方へ反射する。反射シート4は、例えば、アルミニウム、銀等の光反射率の高い金属をナイロン、液晶ポリマー、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂に蒸着又は塗装して形成される。反射シート4として、光を反射しやすい白色のシート等が用いられてもよい。反射シート4には、更に増反射膜等がコーティングされてもよい。
光学シート5は、拡散シート、集光シート、偏光シート等を用いて、又はこれらのシートを組み合わせて構成され、導光板3と上ケース6aの間に配置される。例えば、拡散シートは、導光板3の出射面32から出射する光を拡散させる。拡散シートは、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート又はアクリル等の樹脂にシリカ粒子等を分散させて形成される。また、集光シートは、導光板3の出射面32から出射する光の配光分布を調整する。集光シートとしては、例えば、プリズムシートが用いられる。また、偏光シートは、導光板3の出射面32から出射する光の互いに直交する偏光成分のうちの一方を透過し、他方を吸収又は反射する。偏光シートは、例えば、樹脂等により形成される多層膜構造を有する。光学シート5は、これらのシートがどのような順に配置されてもよく、これらのシート以外のシートが更に配置されてもよい。光学シート5を通過した光は、面状発光装置1の発光面10(図1を参照)となる上ケース6aの開口部61から、面状に照射される。
上ケース6a及び下ケース6bは、導光板3、反射シート4、及び光学シート5等を収納する収納ケースを構成する。下ケース6bの底部には、反射シート4、導光板3、及び光学シート5が、輪郭を概ね一致させてこの順に配置され、下ケース6bの側面には、線状発光部2が配置される。そして、上ケース6aが下ケース6bを覆うように配置されて収納ケースが形成される。下ケース6b及び収納ケースは、ケースの一例である。
上ケース6aは、大きな開口部61を有しており、この開口部61から光学シート5が露出する。また、下ケース6bは、四隅の一つに開口部62を有しており、この開口部62から、線状発光部2のコネクタ22と接続されたケーブル23が外部に引き出される。ケーブル23の表面は、光を反射しやすい白色とされることが好ましい。ケーブル23を引き出した開口部62には、下ケース6bの外側からテープ等が貼付されてもよい。これにより、異物等が開口部62から収納ケースの内部に侵入することが防止される。
図3は、線状発光部2の構成を模式的に示した平面図である。線状発光部2は、LED等の発光素子24が所定の方向に並べて配置された基板20を有する。この基板20は、実装基板20aと、接着剤等によって実装基板20a上に貼り付けられた回路基板20bとを有する。
実装基板20a及び回路基板20bは、ともに細長い矩形の形状を有する。実装基板20a及び回路基板20bの長手方向は、線状発光部2の長手方向と一致し、実装基板20a及び回路基板20bの幅方向は、線状発光部2の幅方向と一致する。
実装基板20aは、アルミニウム若しくは銅等の金属、又はセラミックス等の熱伝導率の高い材料を用いて形成される。実装基板20aは平坦な表面を有し、回路基板20bの開口部に露出した実装基板20aの平坦な表面上に、複数の発光素子24が直接配置されて発光領域21が形成される。これにより、発光素子24に生じる熱が実装基板20aを介して効率よく逃がされるため、発光素子24の温度上昇が抑制される。
回路基板20bは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、又はポリエステル樹脂等の電気絶縁性の樹脂を用いて形成される。回路基板20bの表面には、発光領域21を挟むように、一対の配線25a、25bが配置される。一対の配線25a、25bは、回路基板20bの幅方向に間隔を開けて、回路基板20bの長手方向に伸延するように配置される。配線25a、25bの少なくとも一方の端部には、コネクタ22a、22bが配置される。コネクタ22a、22bは、不図示の外部電源からケーブル23を介して供給される正電位及び負電位を、配線25a、25bを介して発光素子24にそれぞれ供給する。配線25a、25b及びコネクタ22a、22bは、例えば、回路基板20b上に金又は銅等の金属がパターニングされて形成される。配線25a、25b及びコネクタ22a、22bは、絶縁性膜であるソルダレジスト等により覆われて保護されてもよい。
発光素子24は、例えば、LED等のダイにカソード端子及びアノード端子が電気的に接続されたLEDダイとされる。発光素子24は、実装基板20a上にダイボンド等によって接着される。なお、図3に示す複数の発光素子24は、互いに辺同士を対向させて配置されているが、複数の発光素子24は、例えば発光素子24を45度回転させて、互いに頂点同士を対向させて配置されてもよい。複数の発光素子24は、その上面が実装基板20aの表面と平行になるように配置されることが好ましい。
複数の発光素子24は、ワイヤ等により互いに電気的に接続されて一つの列を形成する。図3に示す例では、一つの列に8個の発光素子24が直列に接続されているが、一つの列に接続される発光素子24の数は、駆動回路の出力電圧等に応じて適宜決定されてよい。各列の両端に位置する発光素子24は、ワイヤを介してそれぞれ配線25a又は配線25bに電気的に接続される。なお、図3では、便宜上、封止材27により封止された発光素子24及びワイヤを、破線でなく実線で示している。発光素子24は、不図示の外部電源から、ケーブル23、コネクタ22a、22b、及び配線25a、25bを介して電圧が印加されることによって発光する。配線25aと配線25bの間には、発光素子24に過電圧が印加されることを防止するためのツェナーダイオード等が接続されてもよい。
枠体26は、ダム材等の枠体連続体が発光領域21を囲むように環状又は矩形状に配置されて形成される。枠体26の長手方向は線状発光部2の長手方向と一致し、枠体26の幅方向は線状発光部2の幅方向と一致する。枠体26は、例えば、酸化チタン等の微粒子が分散されたシリコン樹脂又はエポキシ樹脂を用いて形成される。枠体26は、発光素子24から出射する光を線状発光部2の上方へ反射するように、光を反射しやすい白色の樹脂で形成されることが好ましい。
封止材27は、枠体26によって囲まれた実装基板20a上の領域を封止して保護する。封止材27は、発光素子24が発する光に対して透光性を有するエポキシ樹脂又はシリコン樹脂等の樹脂を用いて形成される。封止材27は、発光素子24が発する光をより長波長の光に波長変換する蛍光体を含有してもよい。この蛍光体は、例えば、発光素子24が発する青色光を吸収して黄色光を発するYAG(Yttrium Aluminum Garnet)等の粒子状の蛍光体材料とすることができる。発光素子24の発する青色光と、蛍光体によって波長変換された黄色光とが混合して白色光が得られる。封止材27は、黄色光以外の例えば赤色光又は緑色光に青色光を波長変換する蛍光体を有していてもよい。或いは、封止材27は、蛍光体を有していなくてもよい。
枠体26及び封止材27は、上述のように、傷つきやすい樹脂等で形成されるため、導光板3の凸部33は、枠体26及び封止材27が設けられていない例えば図3に示す領域28のような箇所において、線状発光部2の基板20に当接することが好ましい。
図4(a)は、下ケース6b内に配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した平面図であり、図4(b)は、下ケース6bに配置された線状発光部2に反りが生じた状態を示した図である。また、図5(a)は、図1及び図4に示した面状発光装置1のA−A線に沿った断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示した要部11の拡大断面図である。線状発光部2は、その長手方向が下ケース6bの長手方向と一致するように、下ケース6bの一つの側面の内側に沿って配置される。
線状発光部2は、基板20の発光領域21と反対側の裏面において、下ケース6bの側面に、接着シート、接着テープ、又は接着剤等の接着材8によって接着される。この際、基板20の裏面に凹凸を形成しておくことで、接着材8の接着性が向上する。このような基板20の凹凸は、例えば、サンドブラスト等の機械的処理、エッチング等の化学的処理、又はプラズマ等の物理的処理によって形成することができる。接着材8は、線状発光部2に生じる熱を下ケース6bへ逃がすために、高い熱伝導性を有することが好ましい。接着材8は、必ずしも基板20と下ケース6bの間の全領域に配置されなくてもよく、接着材8が配置されない領域には熱伝導グリース等が塗布されてもよい。
しかし、前述のように、接着材8が経年劣化して線状発光部2と下ケース6bの間の接着性が低下すると、線状発光部2に生じる熱等により基板20が膨張して基板20に反りが生じることがある。この結果、線状発光部2の反りにより発光領域21から導光板3の入射面31までの距離が一定とならず、導光板3の入射面31に入射して出射面32から出射する照明光の明るさの均一性が低下する。また、線状発光部2の反りにより線状発光部2と下ケース6bの間の熱伝導性も低下する。
そこで、導光板3は、図4(b)に示すように、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部において、線状発光部2を下ケース6bの側面へ押圧して、線状発光部2に生じる反りを抑制する凸部33を入射面31に有する。また、導光板3は、更に、線状発光部2の基板20の長手方向の中央部においても、図4(b)に示すような反りが線状発光部2に生じることを抑制するために、線状発光部2を下ケース6bの側面へ押圧する凸部33を入射面31に有する。そのために、発光領域21は、線状発光部2の基板20の中央部において、枠体26によって囲まれる領域が線状発光部2の長手方向に2つに分けられている。これにより、図4(a)に示すように、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部及び中央部が、導光板3の凸部33を介してスペーサ7により押圧されるため、線状発光部2に生じる反りが抑制される。凸部33は、反り抑制部の一例であり、スペーサ7は、押圧部材の一例である。スペーサ7は、前述のとおり、導光板3の凸部33に対向する位置と下ケース6bの側面との間に載置されることが好ましい。押圧力が効率良く凸部33に伝えられるからである。ここで、基板20の長手方向の中央部とは、基板20の長手方向の概ね中央の領域であればよく、例えば、基板20の長手方向の中間位置から両端部側に、最大で基板20の長手方向の長さの数十%程度ずれた領域であってよい。導光板3は、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部及び中央部の3か所以外の箇所に、更に凸部33を有してもよい。
図6は、図4に示した面状発光装置1のB−B線に沿った断面図である。導光板3の全ての凸部33は、導光板3の入射面31から凸部33の先端までの長さが互いに等しいことが好ましい。これにより、線状発光部2の発光領域21から導光板3の入射面31までの距離が、線状発光部2の長手方向のどの位置でも一定となるように線状発光部2の基板20が押圧される。この結果、導光板3の入射面31に入射して出射面32から出射する照明光の明るさの均一性が向上する。
図7は、図6に示した面状発光装置1の変形例を示した断面図である。下ケース6bは、図7に示すように、線状発光部2の基板20を前後から挟んで下ケース6bに固定するための固定部63を有してもよい。これにより、線状発光部2に生じる反りが更に抑制される。図7では、導光板3の凸部33は、固定部63を下ケース6bの側面へ押圧して線状発光部2を更に固定する。
図8(a)は、図7に示した変形例において、下ケース6bに配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した斜視図である。また、図8(b)は、図8(a)に示した要部12の拡大図であり、図8(c)は、図8(b)に示した要部12の他の変形例である。
図8(a)に示す下ケース6bは、導光板3の凸部33が線状発光部2と当接する箇所に、固定部63を有する。この固定部63は、図8(b)に示すように、線状発光部2の発光領域21の上端よりも高い位置において、線状発光部2の基板20を固定することが好ましい。或いは、固定部63は、線状発光部2の発光領域21の下端よりも低い位置において、線状発光部2の基板20を固定してもよい。これにより、発光領域21の枠体26及び封止材27が傷つくことが防止される。
固定部63は、例えば、加圧又は加熱等により塑性変形されることによって、線状発光部2の基板20を下ケース6bに固定するように構成されてもよい。また、固定部63は、図8(b)に示すように、下ケース6bの内部に設けられる以外に、図8(c)に示すように、下ケース6bの外部に設けられてもよい。この場合、下ケース6bの外部に設けられた固定部63は、導光板3の凸部33によっては押圧されない。
図9は、下ケース6bに線状発光部2を配置する方法を概略的に示した図である。線状発光部2は、下ケース6bに配置される際に、図9に示すように、下ケース6bの側面に設けられた挿入口からから挿し込まれ、固定部63によってガイドされて、下ケース6bの側面の内側に沿ってスライドさせて組み込まれる。その後、固定部63は、例えば、加圧又は加熱等により塑性変形されることによって、線状発光部2の基板20を下ケース6bに固定する。これにより、線状発光部2を下ケース6bに配置する組み込み性が向上する。
図10は、固定部63の変形例を示す斜視図である。図10に示す固定部63は、下ケース6bの側面の上端に沿って一直線状に設けられる。これにより、固定部63は、線状発光部2の基板20の長手方向の一方の端部から他方の端部までを下ケース6bに固定することができる。なお、固定部63は、下ケース6bの側面の下端に沿って一直線状に設けられてもよい。
図11(a)は、線状発光部2の基板20を導光板3に固定することが可能な他の実施形態を示した斜視図である。また、図11(b)及び図11(c)は、図11(a)に示した要部13を方向Cから見た拡大図である。
図11(a)に示す導光板3の凸部33は、図11(b)に示すように、線状発光部2の基板20に設けられた孔を貫通する突起部35を有する。この凸部33の突起部35は、加圧又は加熱等により塑性変形されることによって、図11(c)に示すように、導光板3に線状発光部2の基板20を固定するように構成される。これにより、線状発光部2は、導光板3に固定されるだけでなく、導光板3に対して長手方向に相対的に位置決めされる。この突起部35は、例えば、導光板3が樹脂を金型に流し込んで成型される場合、樹脂を流し込む入り口となるいわゆるゲートに形成される樹脂を一部残して形成することも可能である。
なお、線状発光部2の基板20に設けられた孔の少なくとも一つは、導光板3に対して線状発光部2を位置決めするために円形状の孔であることが好ましい。他方、その他の孔は、熱等による線状発光部2の伸縮を吸収するために、線状発光部2の長手方向に沿った長方形状又は楕円形状の孔であることが好ましい。なお、図11(a)に示した実施形態において、スペーサ7は省略されてもよい。
以上のように、本実施形態に係る面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、を備え、導光板は、基板の両端部又は中央部であって、封止材が設けられていない箇所において基板の反りを抑制する反り抑制部を、入射面が設けられた面に有する。これにより、線状発光部に生じる反りを抑制することが可能な面状発光装置が提供される。
上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明は、その技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
図12は、他の実施形態に係る面状発光装置1bを示した断面図である。また、図13は、図12に示した面状発光装置1bのB−B線及びC−C線に沿った断面図である。図12及び図13に示す面状発光装置1bは、導光板3が凸部33を必ずしも有しておらず、代わりに、下ケース6bが線状発光部2の基板20を前後から挟んで固定する固定部63を有している。この固定部63は、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部又は中央部であって、封止材27が設けられていない箇所において、線状発光部2の基板20を固定する。このような面状発光装置1bの構成によっても、線状発光部2に生じる反りが抑制される。ここで、基板20の長手方向の中央部とは、基板20の長手方向の概ね中央の領域であればよく、例えば、基板20の長手方向の中間位置から両端部側に、最大で基板20の長手方向の長さの数十%程度ずれた領域であってよい。下ケース6bは、線状発光部2の基板20の長手方向の両端部及び中央部の3か所以外の箇所に、更に固定部63を有してもよい。
なお、面状発光装置1bは、下ケース6bの固定部63が線状発光部2の基板20を前後から挟んで固定するのに加え、更に、導光板3の凸部33が線状発光部2の基板20を下ケース6bの側面へ押圧して固定するように構成されてもよい。この場合、導光板3の凸部33は、線状発光部2の基板20を、封止材27が設けられていない箇所において下ケース6bの側面へ押圧する。導光板3の凸部33は、下ケース6bの固定部63とは異なる箇所において線状発光部2の基板20を固定することが好ましいが、導光板3の凸部33は、下ケース6bの固定部63に接触してもよい。
導光板3は、図4(b)に示したように線状発光部2の基板20の長手方向の少なくとも両端部に凸部33を有することが好ましく、更に、図4(a)に示したように線状発光部2の基板20の長手方向の中央部に凸部33を有することが好ましい。これにより、線状発光部2に生じる反りが更に抑制される。この凸部33は、反り抑制部の一例である。なお、図12に示す線状発光部2は、2つの発光領域21を有しているが、線状発光部2は、ただ1つの発光領域21を有してもよいし、3以上の発光領域21を有してもよい。
1、1b 面状発光装置
2 線状発光部
3 導光板
4 反射シート
5 光学シート
6a 上ケース
6b 下ケース(ケース)
7 スペーサ(押圧部材)
8 接着材
10 発光面
20 基板
20a 実装基板
20b 回路基板
21 発光領域
22、22a、22b コネクタ(電力供給部)
23 ケーブル
24 発光素子
25a、25b 配線
26 枠体
27 封止材
31 入射面
32 出射面
33 凸部(反り抑制部)
35 突起部
61 開口部
62 開口部
63 固定部

Claims (12)

  1. 所定の方向に伸延した基板と、
    前記基板上に前記所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を封止するために前記基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、
    前記線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、前記入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、
    前記線状発光部の発光領域が前記導光板の前記入射面と対向するように、前記線状発光部及び前記導光板を収納するケースと、を備え、
    前記導光板は、前記基板の両端部又は中央部であって、前記封止材が設けられていない箇所において前記基板の反りを抑制する反り抑制部を、前記入射面が設けられた面に有する、
    ことを特徴とする面状発光装置。
  2. 前記線状発光部は、前記発光領域が、前記基板の前記中央部において長手方向に分けられている、
    請求項1に記載の面状発光装置。
  3. 前記導光板の反り抑制部は、前記導光板の前記入射面から反り抑制部の先端までの長さが互いに等しい、
    請求項1又は2に記載の面状発光装置。
  4. 前記ケースは、前記線状発光部の前記基板を前後から挟んで固定する固定部を、少なくとも前記導光板の反り抑制部が前記線状発光部の前記基板を押圧する箇所に有する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  5. 前記固定部は、前記発光領域の上端より高い位置、又は前記発光領域の下端より低い位置において、前記線状発光部の前記基板を固定する、
    請求項4に記載の面状発光装置。
  6. 前記固定部は、前記ケースの側面の上端又は下端に沿って設けられ、前記線状発光部の前記基板の長手方向の一方の端部から他方の端部までを固定する、
    請求項4又は5に記載の面状発光装置。
  7. 前記固定部は、塑性変形されることによって、前記線状発光部の前記基板を前記ケースに固定する、
    請求項4〜6のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  8. 前記導光板の前記反り抑制部に対向する位置と前記ケースの側面との間に少なくとも一つ配置されて、前記導光板を前記線状発光部の前記基板へ押圧する押圧部材を更に備える、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  9. 前記導光板の反り抑制部は、前記線状発光部の前記基板に設けられた孔を貫通する突起部を有し、前記突起部が塑性変形されることによって、前記線状発光部の前記基板を前記導光板に固定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  10. 前記線状発光部の前記基板は、接着材によって前記ケースの側面に固定される、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  11. 所定の方向に伸延した基板と、
    前記基板上に前記所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を封止するために前記基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、
    前記線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、前記入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、
    前記線状発光部の発光領域が前記導光板の前記入射面と対向するように、前記線状発光部及び前記導光板を収納するケースと、を備え、
    前記ケースは、前記基板の両端部又は中央部であって、前記封止材が設けられていない箇所において、前記線状発光部の前記基板を前後から挟んで固定する固定部を有する、
    ことを特徴とする面状発光装置。
  12. 前記導光板は、前記基板を押圧して前記基板の反りを抑制する反り抑制部を、前記入射面が設けられた面に有する、
    請求項11に記載の面状発光装置。
JP2019117675A 2019-06-25 2019-06-25 面状発光装置 Pending JP2021005466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117675A JP2021005466A (ja) 2019-06-25 2019-06-25 面状発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117675A JP2021005466A (ja) 2019-06-25 2019-06-25 面状発光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021005466A true JP2021005466A (ja) 2021-01-14

Family

ID=74099358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019117675A Pending JP2021005466A (ja) 2019-06-25 2019-06-25 面状発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021005466A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7125636B2 (ja) 発光装置
EP2337072B1 (en) Light emitting device and light unit using the same
JP5718653B2 (ja) 発光素子パッケージ及びこれを備えたライトユニット
CN111668202A (zh) 光源装置
US9910203B2 (en) Light source module and backlight unit having the same
JP2003076287A (ja) バックライト装置
KR101055037B1 (ko) 라이트 유닛 및 이를 구비한 디스플레이 장치
JP4600668B2 (ja) 面状照明装置
JP2012059737A (ja) 発光装置、バックライトユニット、液晶表示装置及び照明装置
JP2008305714A (ja) 光源装置および平面照明装置
US11306884B2 (en) Planar light-emitting device
KR20130081867A (ko) 렌즈 유닛 및 발광 장치
JP2020091952A (ja) 線状発光装置及び面状発光装置
KR101251840B1 (ko) 발광 소자, 라이트 유닛 및 이를 구비한 표시 장치
KR20200019514A (ko) 발광 다이오드 패키지 및 발광 다이오드 패키지를 포함하는 디스플레이 장치
JP2021005466A (ja) 面状発光装置
JP2020091953A (ja) 面状発光装置、及び面状発光装置の製造方法
JP2021005467A (ja) 面状発光装置
WO2020203941A1 (ja) バックライト
JP7504093B2 (ja) 線状発光装置
JP2021168229A (ja) 線状発光部材及び面状発光装置
JP2021144920A (ja) バックライト
JP2022081314A (ja) バックライト
JP4413816B2 (ja) 光源装置および平面照明装置
JP2020095807A (ja) 面状発光装置