JP2021168229A - 線状発光部材及び面状発光装置 - Google Patents

線状発光部材及び面状発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光効率を向上可能な線状発光部材及び面状発光装置を提供する。【解決手段】線状光源部材2は、複数の発光素子27と、所定の方向に伸延すると共に、所定の方向に沿って複数の発光素子27が実装された実装基板20と、複数の発光素子27に接続された一対の配線パターンが形成され、実装基板20に配置された回路基板21と、複数の発光素子27を封止する封止材29と、を有する。回路基板21の高さは、複数の少なくとも一つの発光素子27の高さよりも低い。【選択図】図6

Description

本発明は、線状発光部材及び面状発光装置に関する。
薄板状の導光板の側面に配置され、導光板に光を出射する線状光源をバックライト用光源等に使用する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載される線状光源は、封止材により封止される線状のLEDモジュールの側面に複数の反射シートを配置することで、発光効率を向上させている。
また、金属基板上に配置された絶縁層に形成された開口部を介して発光素子を金属基板に実装すると共に、絶縁層上に形成された配線パターンと発光素子とを金属細線により接続した発光装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2に記載される発光装置は、金属基板の表面に反射率が高い酸化膜を形成することで、発光素子から出射された光を酸化膜で反射させて、発光効率を向上させている。
特開2007−059168号公報 特開2009−081194号公報
しかしながら、特許文献2に記載される発光装置では、反射率が比較的低い絶縁層が発光素子の側面に対向して配置されるので、発光素子の側面から出射された光が絶縁層に吸収されて発光効率を低下させるおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、発光効率を向上可能な線状発光部材及び面状発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る線状発光部材は、複数の発光素子と、所定の方向に伸延すると共に、所定の方向に沿って複数の発光素子が実装された実装基板と、複数の発光素子に接続された一対の配線パターンが形成され、実装基板に配置された回路基板と、複数の発光素子を封止する封止材と、を有し、回路基板の高さは、複数の少なくとも一つの発光素子の高さよりも低い。
さらに、本発明に係る面状発光装置は、複数の発光素子の周囲を囲むように回路基板上に配置された枠体を更に有し、複数の発光素子は、枠体によって囲まれた領域に配置されることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、複数の発光素子は、回路基板を介して実装基板に実装されることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、回路基板は、所定の方向に伸延する基材と、一対の配線パターンに対応する導電層と、導電層を覆うように基材の表面に配置される絶縁層と、を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、絶縁層は、絶縁耐電圧が基材の絶縁耐電圧以下であることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、基材は、複数の発光素子から出射される光を透過する光透過材であることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、基板の所定の方向の長さは、実装基板の所定の方向の長さよりも長く、回路基板は、所定の方向の一端が実装基板から離隔するように配置されることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、回路基板は、可とう性材料により形成されることが好ましい。
さらに、本発明に係る面状発光装置では、回路基板から離隔した回路基板の端部の近傍に配置され、一対の配線パターンに接続された一対の電極を更に有することが好ましい。
また、本発明に係る面状発光装置は、線状発光部材と、線状発光部材からの光が入射される入射面、及び、入射面と直交し且つ入射面から入射された光が出射される出射面を有する導光板と、線状発光部材及び導光板を収容するケースと、を有する面状発光装置であって、線状発光部材は、複数の発光素子と、所定の方向に伸延すると共に、所定の方向に沿って複数の発光素子が実装された実装基板と、複数の発光素子に接続された一対の配線パターンが形成され、実装基板に配置された回路基板と、複数の発光素子を封止する封止材と、を有し回路基板の高さは、複数の少なくとも一つの発光素子の高さよりも低い。
上述した本発明に係る線状光源及び面状発光装置は、発光効率を向上させることができる。
第1実施形態に係る面状発光装置の斜視図である。 図1に示す面状発光装置の分解斜視図である。 図1に示す面状発光装置の透視平面図である。 図2に示す線状光源の拡大平面図である。 (a)は図1に示すA−A’線に沿う断面図であり、(b)は(a)において破線11で示される部分の部分拡大図である。 (a)は比較例に係る線状光源の断面図であり、(b)は図2に示す線状光源の断面図である。 (a)は第2実施形態に係る面状発光装置が有する線状光源の拡大平面図であり、(b)は(a)に示すB−B線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る面状発光装置の分解斜視図である。 図8に示す線状光源の拡大平面図である。 第4実施形態に係る面状発光装置が有する線状光源の拡大平面図である。
以下、本発明に係る線状発光部材及び面状発光装置の好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本開示では、液晶パネル等の透過型の表示パネルを背面から照らす光源として使用されるバックライトを例にして以下に説明を行うが、実施形態に係る線状発光部材及び面状発光装置の用途はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態に係る線状発光部材及び面状発光装置は、照明装置及び情報表示装置の光源としても使用されてもよい。
また、本開示では、数字とアルファベットを組み合わせた符号の総称としてアルファベットを除いた数字のみを総称として使用することがある。例えば、電極24は、アノード電極24a及びカソード電極24bの総称である。
図1は第1実施形態に係るバックライトの斜視図であり、図2は図1に示すバックライトの分解斜視図である。図3は図1に示すバックライトの透視平面図であり、図4は図2に示す線状光源の拡大平面図である。図5(a)は図1に示すA−A’線に沿う断面図であり、図5(b)は図5(a)において破線11で示される部分の部分拡大図である。図5において、破線矢印は、線状光源から出射された光の光路の一例を示す。
実施形態に係るバックライト1は、線状光源2と、導光板3と、反射シート4と、光学シート5と、ケース6と、スペーサ7とを有する。バックライト1は、所定の方向に伸延した扁平な直方体の形状を有し、輝度が均一な光を発光面10から出射する。
線状光源2は、バックライト1の所定の方向である長手方向に伸延した細長い矩形の形状を有し、バックライト1の長手方向に沿った線状の光を出射する線状発光部材である。線状光源2は、実装基板20と、基材22、配線パターン23、ケーブル25に接続された電極24及び絶縁層26を有する回路基板21と、複数の発光素子27と、枠体28と、封止材29とを有する。線状光源2の長手方向において、電極24、複数の発光素子27、封止材29及び枠体28とが順番に配置される。
線状光源2は、長手方向を、バックケース6bの長手方向と一致させて、接着材によってバックケース6bの長手方向の側部に固定される。線状光源2を接着する接着材は、高い熱伝導性を有することが好ましく、例えば線状光源2の中央部のみに配置されるなど線状光源2の長手方向の全体に亘って配置されていなくてもよい。
実装基板20は、所定の方向に伸延する細長い矩形の形状を有する。実装基板20の長手方向は、線状光源2の長手方向と一致し、実装基板20の幅方向は、線状光源2の幅方向と一致する。実装基板20は、例えば、アルミニウム等の金属、又はセラミックス等の熱伝導性が高い材料を用いて形成される。実装基板20は、平坦な表面を有し、この平坦な表面上に、複数の発光素子27が配置される。
回路基板21は、実装基板20上に配置されるフレキシブルプリント回路基板(Flexible printed circuits、FPC)である。回路基板21の長手方向は、線状光源2の長手方向と一致し、回路基板21の幅方向は、線状光源2の幅方向と一致する。回路基板21は、中央部に細長い一対の開口部が形成され、回路基板21の一対の開口部に対応する領域は、実装基板20の長手方向に伸延し、発光素子27が実装される第1実装領域201及び第2実装領域202である。回路基板21は、接着シート等の接着材によって実装基板20上に接着されることによって実装基板20に配置される。
回路基板21の高さは、発光素子27の高さよりも低い。例えば、回路基板の高さは85μm程度であり、発光素子27の高さは150〜250μm程度であり、回路基板21の高さは、発光素子27の高さの1/3〜1/2程度である。なお、回路基板21の高さは、複数の少なくとも一つの発光素子27の高さよりも低ければよい。
基材22は、例えばポリイミド等の発光素子27から出射される光を透過する光透過材である合成樹脂で形成され、線状光源2の長手方向に延伸すると共に、長手方向に沿って複数の発光素子27が実装される。基材22は、第1実装領域201及び第2実装領域202に対応する領域に一対の開口部が形成される。基材22は、無色の光透過材であってもよい。黄色や褐色に比べて青色光の波長440〜495nmを透過しやすいので、実装基板20の表面の高反射層による光の反射の効果が得られ、線状光源2を明るくできる。基材22の厚みは、例えば5μm、7μm、12.5μm、25μm、50μm及び75μmであってもよく、75μm以上であってもよい。基材22の厚みが25μm以上になると絶縁耐圧が10kVを超えるので、実装基板20と配線23との短絡を防止できる。なお、薄い基材22を複数枚使用してもよい。例えば、12.5μmを2枚使用して25μmとすると25μmの基材22とほぼ同様の効果が得られる。基材22にFR−4を使用するとき、基材22の厚みは、40μm、50μm、60μm、100μm及び200μmであってもよく、200μm以上であってもよい。剛性が高いと製造工程でのハンドリング性が向上するので、100μm以上が多く使用されている。また、基材22が厚くなると材料費が高くなるので、200μm以下が好ましい。
基材22の表面には、第1実装領域201の長手方向に沿って外側に、銅箔等の導体で形成されるアノード配線23a及びカソード配線23bを含む導電層である配線パターン23が配置される。アノード配線23a及びカソード配線23bは、基材22の長手方向に伸延するように、基材22の幅方向に間隔を開けて配置される。アノード配線23a及びカソード配線23bは、例えば、金、銀又は銅等の導電体を基材22上にパターニングすることで形成される。銀は金や銅に比べて青色光の波長440〜495nmを反射しやすいので、線状光源2を明るくできる。
アノード配線23a及びカソード配線23bは、アノード電極24a及びカソード電極24bを含む電極24に回路基板21の端部において電気的に接続される。アノード配線23aはアノード電極24aに電気的に接続され、カソード配線23bはカソード電極24bに電気的に接続される。アノード電極24a及びカソード電極24bは、不図示の外部電源から電力が供給されるケーブル25にハンダ等の導電性の接合部材を介して接続され、アノード配線23a及びカソード配線23bに電力を供給する。ケーブル25は、例えばCVケーブル等の電力供給が可能な電線である。アノード配線23a及びカソード配線23bは、複数の発光素子27に対して過電圧が印加されることを防止する不図示のツェナーダイオードを介して電気的に接続される。
絶縁層26は、絶縁耐電圧が前記基材の絶縁耐電圧以下の合成樹脂であり、例えばポリイミド樹脂等のフィルムカバーレイ、及びエポキシやシリコン樹脂等のソルダレジスト等の絶縁耐電圧が基材22の絶縁耐電圧以下の合成樹脂である。絶縁層26は、基材22の表面に基材22並びにアノード配線23a及びカソード配線23bを覆うように配置される。なお、絶縁層26は、単数又は複数の開口部が形成されてもよい。絶縁層26に単数又は複数の開口部を形成することで、アノード配線23a及びカソード配線23bの一部を露出させ、製造工程内での電気的な検査の測定ポイントとして使用できる。
発光素子27は、例えば青色系のLED(Light Emitting Diode)ダイである。発光素子27として、例えば発光波長域が440〜455nmのInGaN系化合物半導体等を用いることができる。発光素子27は、上面が実装基板20の表面と平行に配置されることが好ましい。発光素子27は、例えば実装基板20上にダイボンドにより接着される。矩形の発光素子27は、辺同士を互いに対向させて実装基板20上に配置されているが、発光素子27を45度回転させて、互いの頂点同士を対向させるように、発光素子27を実装基板20上に配置してもよい。また、発光素子27は、複数列に配置してもよい。
発光素子27が、熱伝導率が高い実装基板20上に直接配置されることにより、発光する発光素子27が生じる熱を実装基板20に効率よく伝達できるので、発光素子27の温度上昇が抑制される。このように線状光源2が発光素子27の高い放熱性を有することは、発光素子27を高い密度で、実装基板20上に配置する観点からも好ましい。
発光素子27のそれぞれは、カソード及びアノードを有し、ワイヤ30を介して8個の発光素子27がアノード配線23aとカソード配線23bとの間に直列接続されて、複数の発光素子列が形成される。発光素子27は、第1実装領域201において実装基板20の長手方向に沿って均一の配置間隔で1列で配列される。一例では、線状光源2は、26個の発光素子列が形成され、合計で208個の発光素子が実装基板20に実装される。なお、発光素子列に含まれる発光素子27の数は、駆動回路の出力電圧に応じて適宜決定され、線状光源2に配置される列の数は、バックライト1が出射する光の輝度に応じて適宜決定される。
発光素子27は、外部電源からケーブル25及びアノード電極24a及びカソード電極24bを介して、アノード配線23a及びカソード配線23bに直流電圧が印加されることによって、一斉に発光する。
枠体28は、発光素子27が実装される第1実装領域201を囲むように配置される。枠体28の長手方向は、線状光源2の長手方向と一致する。枠体28の幅方向は、線状光源2の幅方向と一致する。枠体28は、線状光源2の長手方向に伸延した環状の形状を有する。
枠体28は、長尺状のほぼ同じ幅の枠体が、環状に配置されて形成される。枠体は、白色の樹脂で形成されることが好ましい。例えば、枠体は、酸化チタン等の微粒子が分散されたシリコン樹脂又はエポキシ樹脂を用いて形成される。発光素子27から枠体28に向けて出射された光は、枠体28の内側、即ち発光素子27側の表面で反射されて線状光源2の上方に出射される。
封止材29は、枠体28により囲われた第1実装領域201に充填されて、第1実装領域201に実装された発光素子27及び発光素子27の間を電気的に接続するワイヤ30を封止する。封止材29は、複数の発光素子27に基づいて生成される光に対して透光性を有する樹脂に蛍光体が含有された部材である。複数の発光素子27に基づいて生成される光は、発光素子27が出射する光と、蛍光体により波長変換された光を含む。蛍光体は、発光素子27が出射した青色光を吸収して黄色光に波長変換する、例えばYAG(Yttrium Aluminum Garnet)等の粒子状の蛍光体材料である。青色光と蛍光体により波長変換された黄色光とが混合されることにより白色光が得られる。封止材29は、例えば、エポキシ樹脂又はシリコン樹脂等の樹脂に蛍光体が含有されて形成されてもよい。封止材29は、青色光を吸収して他の色の光(赤色、緑色等)に波長変換する蛍光体を有していてもよい。また、封止材29は、蛍光体が含有されていなくてもよい。
第2実装領域202に対応して配置される複数の発光素子27、枠体28及び封止材29は、第1実装領域201に対応して配置されるそれぞれと同様の構成及び機能を有するので、ここでは詳細な説明は省略する。
導光板3は、線状光源2が出射する光を入射する入射面31と、入射面31から入射した光を出射する出射面32と、突起部33を有し、バックライト1の長手方向に伸延した、扁平な直方体の形状を有する。導光板3は、入射面31から入射した光を導光しながら進行方向を変化させて、入射面31と直交する向きを有する出射面32から出射する。
導光板3は、線状光源2が発光する光を伝搬する材料を用いて形成される。導光板3は、例えば、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂等の樹脂を用いて形成される。また、導光板3は線状光源2から高輝度の光を入射されるので、耐光性の高い材料を用いて形成してもよい。耐光性の高い材料として、例えば、ガラスを用いることができる。導光板3は、入射面31の光軸が、線状光源2に実装される発光素子27の光軸と一致するように、バックケース6bに収納される。
また、導光板3の出射面32に対向し且つ反射シート4に接する面は、微細な凹凸構造が形成され、出射面32に対向する面に入射した光を、凹凸構造により出射面32の方向に反射して出射面32から出射する。
突起部33は、入射面31の長手方向の両側及び中央部に配置され、線状光源2が発光の発熱等により湾曲したときに線状光源2の表面に接触して、線状光源2がバックケース6bの長手方向の側面から離隔することを防止する。
なお、導光板3の形状は、長手方向に伸延した矩形に限定されるものではない。導光板3の形状は、バックライト1が組み込まれる装置が出射する光の面形状に対応させて適宜決定されてもよい。例えば、導光板3の形状は、正方形、4角形以外の多角形、楕円形であってもよい。また、例えば、バックライト1が、照明装置の光源として用いられる場合には、導光板3の形状は、円形、楕円形、多角形の形状であってもよい。
反射シート4は、導光板3の出射面32に対向する面から出射した光を、導光板3に反射する。反射シート4は、例えば、光反射機能を有する金属板、フィルム、箔、銀蒸着膜が形成されたフィルム、アルミニウム蒸着膜が形成されたフィルム、又は白色シート等を用いることができる。
光学シート5は、例えば拡散シート、集光シート及び反射型偏光板を含む。拡散シートは、例えばポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂等の樹脂にシリカ粒子等を分散して形成され、導光板3の出射面32から出射した光が拡散しながら透過する。集光シートは、例えばプリズムシート等の微小な集光群が反射型偏光板に対向する面に形成されたシート材であり、拡散シートから入射した光の配光分布を調整して、反射型偏光板に向かって出射する。反射型偏光板は、例えば樹脂により形成される多層膜構造を有し、集光シートから入射した光のS成分及びP成分の中の何れか一方の成分を透過し、他方の成分を反射する。集光シートによって反射された成分の光は、反射シート側に向かって進行した後、反射型偏光板に再度入射するまでの間に反射型偏光板を透過する成分の光に変換される。
なお、導光板3上に配置される光学シート5に含まれるシート材は、上述した例に限定されるものではない。例えば、バックライト1が一般の照明装置の光源として使用される場合、導光板3上に、第1の拡散シートと、第2の拡散シートとを順番に配置してもよい。また、バックライト1が大型のディスプレイ装置の光源として使用される場合、導光板3上に、第1の拡散シートと、第2の拡散シートと、集光シートとを順番に配置してもよい。また、バックライト1が大型、中型又は小型のディスプレイ装置の光源として使用される場合、導光板3上に、拡散シートと、集光シートとを順番に配置してもよい。また、バックライト1が小型のディスプレイ装置の光源として使用される場合、導光板3上に、拡散シートと、第1の集光シートと、第2の集光シートを順番に配置してもよい。
ケース6は、フロントケース6aと、バックケース6bとを有する。フロントケース6aは枠状部材であり、バックケース6bはケーブル25が貫通可能な開口部6cが底面に形成された箱状部材である。フロントケース6a及びバックケース6bは矩形の平面形状を有し、線状光源2、導光板3、反射シート4及び光学シート5を収納する。フロントケース6aは、開口部6dから光学シート5が露出し、線状光源2から出射した光は、開口部6dに対応する発光面10からバックライト1の外部へ面状に均一に出射される。
次に、上述した本実施形態のバックライト1の動作について、以下に説明する。
図5(a)に示すように、外部電力がケーブル25に供給されることに応じて、線状光源2の発光素子27は発光する。線状光源2から出射された線状の光は、導光板3の入射面31へ入射する。
線状光源2から出射した光の多くは、導光板3の入射面31に入射し、線状光源2から出射した光の一部は、枠体28で反射して、導光板3の入射面31に入射する。封止材29の表面の位置と、枠体28の高さとの関係は、線状光源2の寸法又は線状光源2と導光板3との位置関係に基づいて適宜設計可能である。また、バックライト1の設計の許す範囲で枠体28の高さをより高くして、枠体28と導光板3の入射面31との距離を近接させることにより、線状光源2から出射した光は、効率よく導光板3の入射面31に入射される。導光板3の入射面31に入射した光は、反射シート4等により反射されて出射面32から光学シートに出射される。導光板3の出射面32から面状に出射した光は、光学シート5を透過して、バックライト1の外部へ出射される。
バックライト1は、複数の発光素子を高密度で実装された線状光源を有するので、高い輝度の面状の光を出射可能である。
また、バックライト1では、回路基板21は、ガラス繊維及びエポキシ樹脂を含有するFR−4等で形成されるリジッド回路基板ではなく、フレキシブルプリント回路基板であるので、回路基板21の高さを発光素子27の高さよりも低くできる。
図6(a)は比較例に係る線状光源の断面図であり、図6(b)は線状光源2の断面図である。
線状光源90は、回路基板91及び配線パターン92を回路基板21の代わりに有することが線状光源2と相違する。回路基板91は、リジッド回路基板であり、回路基板91の高さは、発光素子27の高さと略同一である。
線状光源90では、発光素子27の側面から出射された光は、回路基板91に吸収されて外部に放射され難くなるので、線状光源90の発光効率が低下する。一方、線状光源2では、発光素子27の側面から出射された光は、枠体28に反射して外部に放射されるので、線状光源90の発光効率の低下が抑制される。さらに、線状光源2では、封止材29の容量が線状光源90よりも少なくなり、製造コストが安価になる。また、発光素子27から出射された光が外部に放出されるまでの経路が短くなるから、封止材29の内部での拡散の繰り返しにより減衰する光が減るので、線状光源2の発光効率は向上する。
回路基板21では、発光素子27の近傍のみに開口部が形成されてもよい。発光素子27の近傍のみに開口部を形成することで、配線パターン23が発光素子27の近傍に配置可能になり、発光素子27と配線パターン23をつなぐ、金線などの導電性材料の長さを短くできるので、金線などの導電性材料が断線するリスクを低減できる。また、発光素子27の近くに配線パターン23が配置されるので、発光素子27が青色光を出すとき、配線パターン23は銀などの青色光を反射しやすい材料を用いるとよい。線状光源2の発光効率を下げないからである。
図7(a)は第2実施形態に係るバックライトが有する線状光源の拡大平面図であり、図7(b)は図7(a)に示すB−B線に沿う断面図である。
第2実施形態に係るバックライトは、線状光源40を線状光源2の代わりに有することが第1実施形態に係るバックライト1と相違する。線状光源40以外の第2実施形態に係るバックライトの構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたバックライト1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
線状光源40は、回路基板41を回路基板21の代わりに有することが線状光源2と相違する。回路基板41は、基材42を基材22の代わりに有することが回路基板21と相違する。基材22以外の線状光源40の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された線状光源2の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
基材42は、第1実装領域201及び第2実装領域202に対応する領域に一対の開口部が形成されないことが基材22と相違する。基材42の第1実装領域201及び第2実装領域202に対応する領域に一対の開口部が形成されないので、複数の発光素子27は、実装基板20に直接実装されず、回路基板41を介して実装基板20に実装される。
線状光源40では、発光素子27が回路基板41を介して実装基板20に実装されるので、発光素子27が実装基板20に直接実装される線状光源2よりも、絶縁耐電圧を向上させることができる。例えば、FPCの耐電圧は10kV程度であり、FR−4の耐電圧は1.32kVであり、線状光源40の耐電圧は、リジッド回路基板の耐電圧の約10倍にすることができる。
また、線状光源40では、発光素子27が回路基板41を介して実装基板20に実装されるので、発光素子27の側面が全面に亘って枠体28に対向するので、線状光源40よりも発光効率を向上させることができる。線状光源40は、配線パターン23の少なくとも一部、もしくは、ほぼ全てが枠体28で囲まれた位置にあってもよい。
図8は第3実施形態に係るバックライトの分解斜視図であり、図9は図8に示す線状光源の拡大平面図である。
バックライト101は、線状光源50を線状光源2の代わりに有することが第1実施形態に係るバックライト1と相違する。線状光源50以外のバックライト101の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたバックライト1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
線状光源50は、回路基板51を回路基板21の代わりに有することが線状光源2と相違する。回路基板51は、長手方向の長さが実装基板20の長手方向の長さよりも長いことが、回路基板21と相違する。長手方向の長さ以外の回路基板51の構成要素の構成及び機能は、回路基板21の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板51は、アノード電極24a及びカソード電極24bが配置される長手方向の少なくとも一端が実装基板20から離隔するように配置される。アノード電極24a及びカソード電極24bが配置される回路基板51の一端は、バックケース6bの底面に形成された開口部6cを介してバックライト101の外部に導出され、アノード電極24a及びカソード電極24bは、外部電源に接続される。回路基板51に絶縁層を配置するとき、絶縁層の外形は、回路基板51と同一であってもよく、異なっていてもよいが、アノード電極24a及びカソード電極24bの位置より短いと、絶縁層の厚みがないのでコネクタに挿入しやすい。
バックライト101では、アノード電極24a及びカソード電極24bを外部電源に接続できるので、半田実装等の金属接続で実装基板に接続されるリード線及びコネクタ等の電子部品を使用しないので、バックライト1よりも製造コストを低減できる。
図10は、第4実施形態に係るバックライトが有する線状光源の拡大平面図である。
第4実施形態に係るバックライトは、線状光源60を線状光源2の代わりに有することが第1実施形態に係るバックライト1と相違する。線状光源60以外の第4実施形態に係るバックライトの構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたバックライト1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
線状光源60は、回路基板61を回路基板51の代わりに有することが線状光源50と相違する。回路基板51以外の線状光源60の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された線状光源50の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板61は、アノード電極24a及びカソード電極24bが実装基板20の上に配置されると共に、アノード電極24a及びカソード電極24bが配置される長手方向の少なくとも一端が実装基板20から離隔するように配置される。
線状光源60では、回路基板61の長手方向の一端が実装基板20から離隔するように配置されるので、線状光源60をバックライトに組み込むときにオペレータによる線状光源60のハンドリングが容易になる。
第4実施形態に係るバックライトは、線状光源60の実装基板20から離隔する回路基板61の長手方向の少なくとも一端を遮光部材に使用することで、出射する光の均一性を向上させることができる。
説明された線状光源では、フレキシブルプリント回路基板が回路基板として使用されるが、実施形態に係る線状光源では、発光素子27よりも高さが低く且つ可とう性を有さない回路基板が回路基板として使用されてもよい。
また、説明された線状光源では、発光素子27は、2つの実装領域に実装されるが、実施形態に係る線状光源では、発光素子27は、1つ又は3つ以上の実装領域に実装されてもよい。
また、説明された線状光源では、回路基板は、発光素子27から出射される光を透過する光透過材であるが、実施形態に係る線状光源では、回路基板は、発光素子27から出射される光を反射する白色の反射性基板であってもよい。反射性基板を回路基板として使用する場合、実装基板は省略されてもよい。
また、線状光源2、50及び60では、第1実装領域201及び第2実装領域202に対応する領域に一対の開口部が形成されるが、実施形態に係る線状光源では、発光素子27のそれぞれに対応するように個別に開口部が形成されてもよい。
1 バックライト(面状発光装置)
2、40、50、60 線状光源(線状発光部材)
3 導光板
20 実装基板
21 回路基板
22 基材
23 配線パターン(導電層)
24 電極
25 ケーブル
26 絶縁層
27 発光素子
28 枠体
29 封止材

Claims (10)

  1. 複数の発光素子と、
    所定の方向に伸延すると共に、前記所定の方向に沿って前記複数の発光素子が実装された実装基板と、
    前記複数の発光素子に接続された一対の配線パターンが形成され、前記実装基板に配置された回路基板と、
    前記複数の発光素子を封止する封止材と、を有し、
    前記回路基板の高さは、前記複数の少なくとも一つの発光素子の高さよりも低い、ことを特徴とする線状発光部材。
  2. 前記複数の発光素子の周囲を囲むように前記回路基板上に配置された枠体を更に有し、前記複数の発光素子は、前記枠体によって囲まれた領域に配置される、請求項1に記載の線状発光部材。
  3. 前記複数の発光素子は、前記回路基板を介して前記実装基板に実装される、請求項1又は2に記載の線状発光部材。
  4. 前記回路基板は、
    前記所定の方向に伸延する基材と、
    前記一対の配線パターンに対応する導電層と、
    前記導電層を覆うように前記基材の表面に配置される絶縁層と、
    を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の線状発光部材。
  5. 前記絶縁層は、絶縁耐電圧が前記基材の絶縁耐電圧以下である、請求項4に記載の線状発光部材。
  6. 前記基材は、前記複数の発光素子から出射される光を透過する光透過材である、請求項4〜5の何れか一項に記載の線状発光部材。
  7. 回路基板の前記所定の方向の長さは、前記実装基板の前記所定の方向の長さよりも長く、
    前記回路基板は、前記所定の方向の一端が前記実装基板から離隔するように配置される、請求項1〜6の何れか一項に記載の線状発光部材。
  8. 前記回路基板は、可とう性材料により形成される、請求項7に記載の線状発光部材。
  9. 前記回路基板から離隔した前記回路基板の端部の近傍に配置され、前記一対の配線パターンに接続された一対の電極を更に有する、請求項8に記載の線状発光部材。
  10. 線状発光部材と、
    前記線状発光部材からの光が入射される入射面、及び、前記入射面と直交し且つ前記入射面から入射された光が出射される出射面を有する導光板と、
    前記線状発光部材及び前記導光板を収容するケースと、を有する面状発光装置であって、
    前記線状発光部材は、
    複数の発光素子と、
    所定の方向に伸延すると共に、前記所定の方向に沿って前記複数の発光素子が実装された実装基板と、
    前記複数の発光素子に接続された一対の配線パターンが形成され、前記実装基板に配置された回路基板と、
    前記複数の発光素子を封止する封止材と、を有し、
    前記回路基板の高さは、前記複数の発光素子の少なくとも一つの高さよりも低い、ことを特徴とする面状発光装置。
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