JP2020508302A - Nlrp3修飾因子としての置換されたイミダゾキノリン類 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2017年2月17日に提出した米国仮出願番号第62/460,677号および2017年4月27日に提出した米国仮出願番号第62/490,881号の利益を求めるもので、この各出願は出典明示により本明細書に組み込まれる。
本願は、例えば、NLRP3活性の低下(例えば、抑圧性または障害性NLRP3シグナル伝達を増加する症状、疾患または障害)が、対象(例えば、ヒト)における、症状、疾患または障害(例えば、少ないT細胞浸潤を示す癌)の病変および/または症候および/または進行および/または治療難治性症状に関与している症状、疾患または障害(ここで、NLRP3シグナル伝達経路活性の増加が自然免疫活性における欠損を修正し得る)を治療するために有用な、NLRP3を調節する(例えば、アゴナイズまたは部分的にアゴナイズする)化学物質群[前記化合物の医薬的に許容される塩および/または水和物および/または共結晶物および/または薬剤の組み合わせ]を特徴とする。本願は、組成物ならびに組成物を使用および製造するその他の方法も特徴とする。
本願は、例えば、NLRP3活性の低下(例えば、抑圧性または障害性STINGシグナル伝達を増加する症状、疾患または障害)が、対象(例えば、ヒト)における、症状、疾患または障害(例えば、低いT細胞浸潤を示す癌)の病変および/または症候および/または進行および/または治療難治性症状に関与している症状、疾患または障害(ここで、NLRP3シグナル伝達経路活性の増加が、自然免疫活性における欠損を修正し得る)を治療するために有用な、NLRP3を調節する(例えば、アゴナイズまたは部分的にアゴナイズする)化学物質群[化合物、前記化合物の医薬的に許容される塩および/または水和物および/または共結晶物および/または化合物の組み合わせ剤]を特徴とする。本願は、組成物ならびに組成物を使用および製造するその他の方法も特徴とする。
受容体に影響を与える特定の化合物は、RaとRiの比率(Ra/Ri)を変えることができる。例えば、完全アゴニストは、Ra/Riの比を増加させて、「最大」の飽和効果をもたらし得る。部分アゴニストは、その受容体に部分アゴニストが結合した場合に、完全アゴニスト(例えば、内因性アゴニスト)により誘起された応答よりも低い応答を提供する。従って、この部分アゴニストに対するRa/Riは、完全アゴニストの比率よりも低い。しかし、部分アゴニストの効力は、完全アゴニストの効力よりも高くても、または低くてもよい。
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、本明細書のいずれかに定義された通りである]を特徴とする。
本明細書における開示内容の理解を促進するために、更なる用語の定義を下記に規定する。一般的には、本明細書における術語体系および有機化学、医化学および薬学における研究方法は、当分野において周知であり、かつ一般的に用いられている。別段の記載が無ければ、本明細書において使用される全ての技術および学術用語は、一般的には、本開示内容に属する当業者により通常理解されるものと同じ意味を有している。
本願は、NLRP3シグナル伝達の増加が、自然免疫活性の欠陥(例えば、対象(例えば、ヒトなど)における癌などの症状、疾患または障害の病変および/または症候および/または進行に関与している不十分な免疫応答と関連のある症状、疾患または障害)を修正し得る症状、疾患または障害を治療するために有用であるNLRP3を調節する(例えば、アゴナイズまたは部分的にアゴナイズする)化学物質群[例えば、化合物、あるいは前記化合物の医薬的に許容される塩および/または水和物および/または共結晶物および/または前記化合物の組み合わせ]を特徴とする。本願は、組成物ならびに組成物を使用および製造するその他の方法も特徴とする。
一局面において、式I:
[式中、
R1およびR2は、以下の(1)または(2)に従って規定される:
(1):
R1は、独立して、後記からなる群から選択され:H、非置換C1−6アルキル、CHO、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdおよび−C(=O)NRcRdであり;
R2は、独立して、Hおよび非置換C1−6アルキルからなる群から選択される;
または
(2):
R1およびR2は、各々結合した窒素原子と一緒になって、3〜10個の環原子を包含する飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これら各々は、N、N(Re)、OおよびSからなる群から独立して選択される;
但し、3〜10個の環原子の少なくとも1つが−C(O)−である;
R3は:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'である;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、ここで該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
R4およびR5は、各々独立して、下記からなる群から選択される:
(i)水素;
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(iv)−C(=O)OH;
(iv)−C(=O)ORa;
(v)−C(=O)NRcRd;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N(Re)、OおよびSからなる群から各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(x)−Y−C6−C10アリール(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)、ここでYは、O、N(Re)またはSであり;
(xi)−Y−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよく、該YはO、N(Re)またはSであり;
(xii)−NRc'Rd';
(xiii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(xiv)C1−4ハロアルキル;
(xv)C1−6アルコキシ;
(xvi)C1−4ハロアルコキシ;
(xvii)−S(O)1−2(Rb);
(xviii)−S(O)1−2NRcRd;
(xviv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロシクロアルケニル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、
R6およびR7は、各々に結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成している;
但し、R1およびR2が、(1)に従って規定される場合、R6およびR7の各々はHであり;
但し、R1およびR2が、(2)に従って規定される場合、R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、R6およびR7が、各々に結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成している;
Raは下記のものであり:
(i)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iii)−(C1−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)1〜5個の独立して選択されるRgで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−フェニル;または
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
Rbは:
C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)であり、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
各RcおよびRdは、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択されるか;または、RcおよびRdは、各々が結合している窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を包含する環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および、(b)0〜3個の環ヘテロ原子(RcおよびRdと結合した窒素原子に加えて)、これらは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Rc'およびRd'は、独立して、H、Ra、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRdからなる群から選択されるか;または、Rc'およびRd'は、各々結合した窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を包含する環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および(b)0〜3個の環ヘテロ原子(Rc'およびRd'に結合した窒素原子に加えて)、これらは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Reは、独立して、H、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、−C(=O)(C1−4アルキル)、−C(=O)O(C1−4アルキル)および−S(O)1−2(C1−4アルキル) からなる群から選択され;ここで各C1−4アルキルは、所望により1〜2個の独立して選択されるRhで置換されていてもよく;各C3−6シクロアルキルは、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および各フェニルは、所望により1〜2個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
各Rfは、独立して、後記からなる群から選択される:1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;C1−4ハロアルキル;−OH;オキソ;−F;−Cl;−N(R')(R'');−N(R')(C(=O)C1−4アルキル);C1−4アルコキシ;C1−4ハロアルコキシ;−C(=O)(C1−4アルキル);−C(=O)O(C1−4アルキル);−C(=O)OH;−C(=O)N(R')(R'');−S(O)1−2(C1−4アルキル);シアノ;ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;ならびに、1〜4個のRgで所望により置換されていてもよいフェニル;ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;
各Rgは、独立して、下記からなる群から選択される:
(i)ハロ;
(ii)シアノ;
(iii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(iv)C2−6アルケニル;
(v)C2−6アルキニル;
(vi)C1−4ハロアルキル;
(vii)C1−4アルコキシ;
(viii)C1−4ハロアルコキシ;
(ix)1〜4個の独立して選択されるC1−4アルキルで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−C3−6シクロアルキル;
(x)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるC1−4アルキルで置換されていてもよい;
(xi)−S(O)1−2(C1−6アルキル);
(xii)−NO2;
(xiii)−OH;
(xiv)−N(R')(R'');
(xv)−N(R')(C(=O)C1−3アルキル);
(xvi)−C(=O)(C1−4アルキル);
(xvii)−C(=O)O(C1−4アルキル);
(xviii)−C(=O)OH;および
(xix)−C(=O)N(R')(R'');
ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;および
各Rhは、独立して、−OH、−OBn、−F、−N(R')(R'')、−N(R')(C(=O)C1−4アルキル)、−N(R')(C(=O)OC1−4アルキル)、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、−C(=O)O(C1−4アルキル)、−C(=O)OH、−C(=O)N(R')(R'')、−S(O)1−2(C1−4アルキル)およびシアノからなる群から選択され;
ここで、各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩を特徴とする。
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−S(O)1−2(Rb)ではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)を形成する場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルの環原子はどれもSではない;
但し、R8が、NRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリルを形成する場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルは、5個の環原子を包含しない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1およびR2は、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
を形成しない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−C(=O)NRcRdではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1は−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つがHである場合;RcおよびRdのもう一方は、HまたはC1−4アルキルから選択されない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1が−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つがHである場合;RcおよびRdのもう一方は、H、MeまたはEtから選択されない;
但し、式Iの化合物は、
[式中、
R1およびR2は、以下の(1)または(2)に従って規定される:
(1):
R1は、独立して、後記からなる群から選択され:H、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdおよび−C(=O)NRcRd;
R2は、独立して、Hおよび非置換C1−6アルキルからなる群から選択される;
または
(2):
R1およびR2は、各々結合した窒素原子と一緒になって、3〜10個の環原子を含む飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これら各々は、N、N(Re)、OおよびSからなる群から独立して選択される;
但し、3〜10個の環原子の少なくとも1つが−C(O)−である;
R3は:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'である;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、ここで該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
R4およびR5は、各々独立して、下記からなる群から選択される:
(i)水素;
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(iv)−C(=O)OH;
(iv)−C(=O)ORa;
(v)−C(=O)NRcRd;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(x)−Y−C6−C10アリール(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)、ここでYが、O、N(Re)またはSであり;
(xi)−Y−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい(ここで、Yは、O、N(Re)またはSである);
(xii)−NRc'Rd';
(xiii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(xiv)C1−4ハロアルキル;
(xv)C1−6アルコキシ;
(xvi)C1−4ハロアルコキシ;
(xvii)−S(O)1−2(Rb);
(xviii)−S(O)1−2NRcRd;
(xviv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロシクロアルケニル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、R6およびR7は、各々結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成しており;
但し、R1およびR2が(1)に従って規定される場合、R6およびR7の各々はHであり;
但し、R1およびR2が(2)に従って規定される場合、R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、R6およびR7は、各々に結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成している;
Raは下記のものであり:
(i)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iii)−(C1−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)1〜5個の独立して選択されるRgで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−フェニル;または
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
Rbは、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含しており)であり、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよく;
各RcおよびRdは、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択されるか;または、RcおよびRdは、各々が結合している窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を含む環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および(b)0〜3個の環ヘテロ原子(RcおよびRdに結合された窒素原子に加えて)、これは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Rc'およびRd'は、独立して、H、Ra、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRdからなる群から選択されるか;または、Rc'およびRd'は、各々に結合している窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を含む環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および(b)0〜3個の環ヘテロ原子(Rc'およびRd'に結合した窒素原子に加えて)、これらは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Reは、独立して、H、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、−C(=O)(C1−4アルキル)、−C(=O)O(C1−4アルキル)および−S(O)1−2(C1−4アルキル)からなる群から選択され;ここで各C1−4アルキルは、所望により、1〜2個の独立して選択されるRhで置換されていてもよく;各C3−6シクロアルキルは、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および、各フェニルは、所望により、1〜2個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
各Rfは、独立して、後記からなる群から選択される:1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;C1−4ハロアルキル;−OH;オキソ;−F;−Cl;−N(R')(R'');−N(R')(C(=O)C1−4アルキル);C1−4アルコキシ;C1−4ハロアルコキシ;−C(=O)(C1−4アルキル);−C(=O)O(C1−4アルキル);−C(=O)OH;−C(=O)N(R')(R'');−S(O)1−2(C1−4アルキル);シアノ;ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;ならびに1〜4個のRgで所望により置換されていてもよいフェニル;ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;
各Rgは、独立して、下記からなる群から選択される:
(i)ハロ;
(ii)シアノ;
(iii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(iv)C2−6アルケニル;
(v)C2−6アルキニル;
(vi)C1−4ハロアルキル;
(vii)C1−4アルコキシ;
(viii)C1−4ハロアルコキシ;
(ix)1〜4個の独立して選択されるC1−4アルキルで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−C3−6シクロアルキル;
(x)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるC1−4アルキルで置換されていてもよい;
(xi)−S(O)1−2(C1−6アルキル);
(xii)−NO2;
(xiii)−OH;
(xiv)−N(R')(R'');
(xv)−N(R')(C(=O)C1−3アルキル);
(xvi)−C(=O)(C1−4アルキル);
(xvii)−C(=O)O(C1−4アルキル);
(xviii)−C(=O)OH;および
(xix)−C(=O)N(R')(R'');
ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;および
各Rhは、独立して、−OH、−F、−N(R')(R'')、−N(R')(C(=O)C1−4アルキル)、−N(R')(C(=O)OC1−4アルキル)、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、−C(=O)O(C1−4アルキル)、−C(=O)OH、−C(=O)N(R')(R'')、−S(O)1−2(C1−4アルキル)およびシアノからなる群から選択され;ここで、各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される]
の化合物またはその医薬的に許容される塩を特徴とする。
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−S(O)1−2(Rb)ではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)を形成している場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルの環原子のどれもSではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリルを形成している場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルは、5個の環原子を包含していない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1およびR2は、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、
を形成しない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−C(=O)NRcRdではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1が−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つがHである場合、RcおよびRdのもう一方は、HまたはC1−4アルキルから選択されない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1が−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つがHである場合、RcおよびRdのもう一方は、H、MeまたはEtから選択されない;
但し、式Iの化合物は、
幾つかの実施態様において、R3は、非置換C1−2アルキル(例えば、CH3)である。
幾つかの実施態様において、R4およびR5の一つは、水素以外である。
幾つかの実施態様において、R1およびR2は、(1)に従って規定される。
幾つかの実施態様において、R1およびR2は、(2)に従って規定される。
幾つかの実施態様において、R1、R2、R6およびR7は、以下の(1)に従って規定される:
(1):
R1は、独立して、H、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdおよび−C(=O)NRcRdからなる群から選択され;
R2は、独立して、Hおよび非置換C1−6アルキルからなる群から選択される。
幾つかの実施態様において、R1は、独立して、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRdからなる群から選択される。
幾つかの実施態様において、R2は、非置換C1−6アルキルである。例えば、R2は、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキル(例えば、R2は、CH3またはCH2CH3であり得る)からなる群から選択される。
幾つかの実施態様において、R1は、独立して、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRd(本明細書のいずれかに規定された通り)からなる群から選択される;およびR2は、非置換C1−6アルキル(本明細書のいずれかに規定された通り)である。
(2):
R1およびR2は、各々に結合している窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和(例えば、1つの二重結合または2つの二重結合)の環(3〜10個の環原子を包含する)を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これら各々は、独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
但し、3〜10個の環原子の少なくとも1つが−C(O)−である。
R1およびR2は、各々が結合している窒素原子と一緒になって、3〜10個の環原子を包含する飽和環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、この各々は、独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
但し、3〜10個の環原子の少なくとも1つは−C(O)−である。
R1およびR2は、各々に結合している窒素原子と一緒になって、4〜7個(例えば、5〜6個)の環原子を包含する飽和または不飽和(例えば、飽和)の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜6個(例えば、1〜5個)の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜2個の環ヘテロ原子、これら各々は、N、N(Re)、OおよびSからなる群から独立して選択される;
但し、1つの環原子は−C(O)−である。
を有する。
A1は、結合、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であり;
A2は、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であり;
A3は、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2;OまたはN(Re)であり;
A4は、CH2、CHRfまたはC(Rf)2;OまたはN(Re)である;
但し、A3およびA3の両方が、両方N(Re)、Oまたはその組み合わせであることはない。
A1は、結合、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であり;
A2は、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であり;
A3は、C(O)、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であるか;またはN(Re)であり;
A4は、CH2、CHRfまたはC(Rf)2であるか;またはN(Re)である;
但し、A3およびA3の両方が、両方N(Re)であることはない。
幾つかの実施態様において、R3はHである。
幾つかの実施態様において、R3は、非置換C1−2アルキル(例えば、CH3)である。
幾つかの実施態様において、R3は、X−R8であり、ここでXは非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'である。特定の実施態様において、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRdおよびシアノである。
幾つかの実施態様において、R4およびR5の各々は、水素である。
ある実施態様において、R4およびR5の1つは、水素(例えば、R4)であり、もう一方は、水素(例えば、R5)以外の置換基である。
(i)水素;
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−C6−10アリール(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい);
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;および
(xiv)C1−4ハロアルキル。
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−C6−10アリール(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい);
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;および
(xiv)C1−4ハロアルキル;
であり、もう一方(例えば、R4)は、Hである。
[1] 幾つかの実施態様において:
R1は、独立して、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRdからなる群から選択され;
R2は、H、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキルからなる群から選択され;
R3は:
(i)H;または
(ii)非置換C1−2アルキル、
であり;および
R4およびR5のうちの1つ(例えば、R5)は:
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−フェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい);
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;および
(xiv)C1−4ハロアルキル、
であり;もう一方は(例えば、R4)、Hである。
R1は、独立して、H、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキルからなる群から選択され;
R2は、H、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキルからなる群から選択され;
R3は、
(i)H;または
(ii)非置換C1−2アルキル、
であり;
R4およびR5のうちの1つ(例えば、R4)は、
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−フェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい);
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;および
(xiv)C1−4ハロアルキル、
であり;もう一方(例えば、R4)はHである。
R1およびR2は、各々に結合した窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の環(3〜10個の環原子を包含する)を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これら各々は、独立して、N、N(Re)、O、およびSからなる群から選択されている;
但し、1つの環原子は−C(O)−である;
R3は、
(i)H;または
(ii)非置換C1−2アルキル、
であり;および
R4およびR5のうちの1つ(例えば、R5)は、
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−フェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい);
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;および
(xiv)C1−4ハロアルキル、
であり;もう一方(例えば、R4)は、Hである。
R1が、独立して、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRd(本明細書のいずれかに規定された通り)からなる群から選択され;および、R2がHであるか;または
R1が、非置換C1−6アルキル(本明細書のいずれかに規定された通り)であり;およびR2が、非置換C1−6アルキル(本明細書のいずれかに規定された通り;例えば、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキル;例えば、CH3、CH2CH3)であるか;または
R1が、非置換C1−6アルキル(明細書のいずれかに規定された通り;例えば、CH3、CH2CH3および非置換の非分枝C3−6アルキル;例えば、CH3、CH2CH3)であり;および、R2がHであるか;または
R1が、Hであり;および、R2がHである。
[式中、
R1は、独立して、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdまたは−C(=O)NRcRdであり;
R2は、独立して、Hまたは非置換C1−6アルキルであり;
R3は、
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは非分枝C1−6アルキレンであり、R8は−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Raまたは−CONRcRdであり;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいか;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されていてもよい;
R4およびR5は、下記から各々独立して選択される:
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立してN(Re)、OおよびSから選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(vi)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NHOおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
(vii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(viii)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、該シクロアルケニルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい;
Raは:
(i)1〜2個のRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい;
(iii)−(C1−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−フェニル(1〜4個の独立して選択されるRgで所望により置換されていてもよい);または
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個の独立して選択されるRgで置換されていてもよく;
RbはC1−6アルキルであり;
各RcおよびRdは、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Reは、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Rfは、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)であり;
各Rgは、独立して、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシまたはC1−4ハロアルコキシであり;および
各Rhは、独立して、−OH、F、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシまたはシアノである]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは非分枝C2−6アルキレンであり、R8はCO2Raまたは−CONRcRdであり;
R4が、独立して、Hまたはハロであり;
R5が、独立して、
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立してN(Re)、OおよびSから選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NH、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(vi)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(vii)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、該シクロアルケニルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい、
から選択される、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、独立して、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(Rb)または−C(=O)NRcRdであり;
R2が、独立して、Hまたは非置換C1−3アルキルであり;
R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは、非分枝C2−4アルキレンであり、R8は、CO2Raまたは−CONRcRdであり;
R5が、独立して、
(i) 所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよいC3−6シクロアルキル;
(ii)所望により1〜3つのRgで置換されていてもよいフェニル;
(iii)5〜6個の環原子を包含するヘテロアリール、ここで1〜3個の環原子は、各々N、NH、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
(iv)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(v)1〜2つのRfで所望により置換されていてもよいC5−6シクロアルケニル、
から選択され;
Raが、H、OHで所望により置換されていてもよいC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)であり、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され;および
Rbが、C1−4アルキルである、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、独立して、C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(CH3)または−C(=O)N(CH3)2であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、H、CH3または−(CH2)3C(=O)OCH3であり;
R5が、独立して、CH3、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、H、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3、シクロプロピルまたはチアゾリルである、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、独立して、C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(CH3)または−C(=O)N(CH3)2であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、HまたはCH3であり;
R5が、独立して、CH3、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはシクロプロピルである、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、独立して、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはC(=O)Raであり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、Hであり;
R5が、独立して、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはシクロプロピルである、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、独立して、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2またはC(CH3)3であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R4が、Hであり;および
R5が、独立して、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イルまたはピラゾール−5−イルである、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1が、C(=O)Raであり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、独立して、H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、シクロペンチル、シクロペンテニル、チエニル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−5−イルまたは(0〜1つのC1−4アルキルで置換されたフェニル)であり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3、−(CH)2CH(CH3)2、シクロプロピル、1−メチル−1H−ピロール−2−イルまたは(C1−4アルコキシまたはClで置換されたフェニル)である、
式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩である。
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩である。
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩である。
の化合物またはその医薬的に許容される塩である。
R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、5〜6個の環原子を包含する飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これは独立してN、N(Re)、OおよびSから選択される;
但し、5〜6個の環原子のうちの1つは−C(O)−である;
R3が、下記のものであり:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'である;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、該アリールは、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で所望により置換されていてもよい;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で所望により置換されていてもよい;
R4およびR5が、下記から各々独立して選択され:
(i)H;
(ii)ハロ;
(iv)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(vi)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NH、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
(viii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(ix)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、ここで該シクロアルケニルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい;
R6およびR7の各々が、独立して、Hまたは非置換C1−2アルキルであり;
Raが、下記のものであり:
(i)1〜2個のRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキルであるか;または
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキルであり、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい;
Rbが、C1−6アルキルであり;
各RcおよびRdが、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Reが、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Rfが、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)であり;
各Rgが、独立して、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシまたはC1−4ハロアルコキシであり;および
各Rhが、独立して、−OH、F、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシまたはシアノである、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1およびR2が、各々に結合している窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の環(5〜6個の環原子を包含する)を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これは、独立してN、N(Re)、OおよびSから選択される;
但し、環原子のうちの1つは−C(O)−である;
R3が、H、非置換C1−2アルキル、X−R8であり、ここで、Xは非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、CO2Raまたは−CONRcRdであり;
R4が、独立して、Hまたはハロであり;
R5が、独立して、以下から選択される:
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)1〜2個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−8シクロアルキル;
(iv)所望により1〜3個のRgで置換されていてもよいフェニル;および
(v)ヘテロアリール(5〜9個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(vi)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(vii)1〜2つのRfで所望により置換されていてもよいC5−6シクロアルケニル、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1およびR2が、各々に結合している窒素原子と一緒になって、5〜6個の環原子を包含する飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これはN、N(Re)およびOから独立して選択される;
但し、環原子のうちの1つは−C(O)−である;
R3が、H、C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは、非分枝C2−6アルキレンであり、R8はCO2(C1−4アルキル)である;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、下記から選択される:
(i)ハロ;
(ii)1〜2個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−7シクロアルキル;
(iii)所望により1〜3つのRgで置換されていてもよいフェニル;
(iv)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N、NH、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
各Rfが、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニルである、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
を形成しており;
R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは、非分枝C2−4アルキレンであり、R8は、CO2(C1−4アルキル)である;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、Br、C6−7シクロアルキル、(ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよびCNから選択される1〜2つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(ピラゾリル、チエニルおよびピリジルから選択されたヘテロアリール、ここで該ヘテロアリールの各々は、所望により、ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよびCNから選択される1〜2つの置換基で置換されていてもよい)であり;
R6が、Hまたは非置換C1−2アルキルであり;および
R7が、Hである、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
R3が、Hであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、Br、シクロヘキシル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、チエン−2−イル、チエン−3−イル、(F、Cl、CH3、OCH3およびCNから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(FおよびClから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいピリダ−3−イル)であり;
R6が、HまたはCH3であり;および
R7が、Hである、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
R3が、独立して、H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、シクロヘキシル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、チエン−2−イル、チエン−3−イル、(F、Cl、CH3、OCH3およびCNから選択された1つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(FおよびClから選択された1つの置換基で所望により置換されていてもよいピリダ−3−イル)であり;
R6が、Hであり;および
R7が、Hである、
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩を提供する。
から選択される化合物またはその医薬的に許容される塩である。
の化合物またはその医薬的に許容される塩である。
概要
いくつかの実施態様において、化学物質群[例えば、NLRP3を調節する(例えば、アゴナイズまたは部分的にアゴナイズする)化合物またはその医薬的に許容される塩および/または水和物および/または共結晶および/または薬剤組み合わせ]は、本明細書に記述したように、前記化学物質群および1以上の医薬的に許容され得る賦形剤および所望により1以上の追加の治療剤を包含する医薬組成物として投与される。
いくつかの実施態様において、本明細書に記載した化学物質群またはその医薬組成物は、許容されるあらゆる投与経路により、その必要のある対象に投与され得る。許容され得る投与経路は、舌下、皮膚、頚管内、鼻腔内、気管内、腸内、硬膜外、間質内、腹腔内、動脈内、気管支内、滑液包内(intrabursal)、脳内、嚢内、冠動脈内、皮内、管内、十二指腸内、硬膜内、表皮内、食道内、胃内、歯肉内、回腸内、リンパ管内、髄内、髄膜間内、筋肉内、卵巣内、腹腔内、前立腺内、肺内、髄腔内(intrasinal)、髄腔内、滑液嚢内、精巣内、くも膜下内、脈管内膜、腫瘍内、子宮内、動脈内、静脈内、経鼻、経鼻胃、経口、非経口、経皮、硬膜外、直腸、呼吸器(吸入)、皮下、舌下、粘膜下、局所、経皮、経粘膜、経気管、尿管、尿道および膣を包含するが、これらに限定するものではない。特定の実施態様において、好ましい投与経路は全身投与である。
投薬量は、患者の要件、治療される症状の重症度、および用いられる特定の化合物に拠って変更されてもよい。特定の状況に対する適切な投薬量の決定は、医薬分野における当業者により決定され得る。一日の総投薬量は、一日全体で、分割されてもよく、また一日をとおして少量ずつ投与されても、または連続送達を提供する手段により投与されてもよい。
前記投薬量を、一日あたりの基準量に拠るか(例えば、単回用量として、または2以上の分割用量として)、または一日あたりではない基準量(例えば、一日毎、2日毎、一週間または二週間に一回、二週間毎に1回、月に1回)にて投与され得る。
いくつかの実施態様において、NLRP3シグナル伝達の増加が、症状、疾患または障害(例えば、癌など)の病変および/または症状および/または進行に関与している自然免疫活性における欠損を正し得る(例えば、低下、例えば抑制または障害されたNLRP3シグナル伝達)症状、疾患または障害を治療するための方法が提供される。
本明細書に記述したいずれかの方法において、対象は癌を有する可能性がある。本明細書に記述したいずれかの方法の内のいくつかの例では、哺乳類は、癌に罹患していると同定されているか、または癌に罹患していると診断されている。
本開示内容は、単剤療法ならびに併用療法の双方を意図している。
いくつかの実施態様において、本明細書に記載した方法は、1以上の別の治療剤(例えば、1以上の追加の治療剤および/または1以上の療法)を、本明細書に記載の化合物の投与と組み合わせて投与することを更に包含する。
いくつかの実施態様において、本明細書に記載した方法は、前記治療が必要な対象(例えば、患者)を同定する工程(例えば、生検、内視鏡または当業者には既知の他の従来法により)をさらに包含する。ある実施態様において、NLRP3タンパク質は、特定の癌種のためのバイオマーカーとして機能し得る。
当業者には理解されるように、本明細書の式の化合物を合成する方法は、当業者には理解されよう。例えば、本明細書に記載の化合物は、例えば、1以上の本明細書に記載した方法を用いて、および/または例えば、US2015/0056224に記述された方法を用いて合成され得る。本明細書に記載の化合物を合成する際に有用な合成化学的変換方法および保護方法(保護および脱保護)は、当分野では既知であり、それらは、例えば、R. Larock, Comprehensive Organic Transforms, VCH Publishers(1989);T. W. Greene and RGM. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 2d. Ed., John Wiley and Sons(1991);L. Fieser and M. Fieser, Fieser and Fieser's Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1994);および L. Paquette, ed., Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1995)ならびにその改訂版に記述されたものを包含する。本願化合物を製造する際に使用される出発物質は、十分知られており、既知の方法により製造されるか、または市販購入し得る。当業者は、本明細書に記載した条件および試薬もまた認識しており、当分野において認識される代替物に変更することもできる。例えば、多くの反応において、トリエチルアミンは、他の塩基、例えば、非求核塩基(例えば、ジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロウンデカ-7-エン、2,6-ジ-tert−ブチルピリジンまたはテトラブチルホスファゼン)と交換可能である。
本発明の化合物を、有機合成分野における当業者には既知の多くの方法にて製造され得る。本発明の化合物を、有機合成化学分野において既知の合成方法または当業者に認識される通りの変法と共に下記の方法を用いて合成できる。好ましい方法は、以下に記載したものを包含するが、これに限定するものではない。
工程7:スキーム1の第七工程は、化合物(vii)を、溶媒中、例えばジクロロメタンにおいて、適切なオキシダント(例えば、m−CPBA)で処理することにより達成され、化合物(viii)を得ることができる。
スキーム2
工程1.7−ブロモ−3−ニトロキノリン−4−オールの製造
7−ブロモキノリン−4−オール(4.5g,20.0mol)を、プロピオン酸(34mL)に溶解した。混合物を、130℃に加熱して、硝酸(1.7mL,70%)を加えた。この反応を、130℃(浴温度)で4時間加熱して、この時点でそれを室温に冷却して、濾過した。得られる固体を、水(3x20mL)、2−プロパノール(20mL)およびヘキサン(20mL)で洗った。次いで、生成物を、高真空下で乾燥させて、7−ブロモ−3−ニトロキノリン−4−オール[3.8g(70.6%)]を褐色粉末として得て、これを更なる精製をせずに次工程に使用した。(ES,m/z):[M+H]+=269.2/271.3.
7−ブロモ−4−クロロ−3−ニトロキノリン(1.9g,6.62mmol)を、CH2Cl2(20mL)に溶解した。4−メトキシベンジルアミン(0.85mL,6.7mmol)、次いでNEt3(0.95mL,6.7mmol)を加えた。混合物を、室温で4時間攪拌して、この時点でそれをCH2Cl2(30mL)で希釈して、水で洗い、ブラインで洗い、Na2SO4上で乾燥させて、濾過した。得られる溶液を、蒸発乾固させて、(7−ブロモ−3−ニトロ−キノリン−4−イル)−(4−メトキシ−ベンジル)−アミンを、黄色泡状物として得た(2.5g,6.44mmol,97%)。この物質を、更なる精製をせずに次工程で使用した。(ES,m/z):[M+H]+=388.3/390.1.
(7−ブロモ−3−ニトロ−キノリン−4−イル)−(4−メトキシ−ベンジル)−アミン(2.5g,6.44mmol)を、室温でエタノール(60mL)に溶解した。塩化スズ(II)水和物(4.8g,21.2mmol)を、少量ずつ加えた。混合物を、65℃で3時間攪拌して、この時点で水(50mL)を加えて、次いでpH〜9まで飽和NAHCO3水溶液を加えた。混合物を、EtOAc(3x60mL)で抽出して、有機層を合わせて、Na2SO4上で乾燥させて、濾過して、濃縮して、7−ブロモ−N4−(4−メトキシ−ベンジル)−キノリン−3,4−ジアミン(1.5g,4.2mmol,65%)を得た。この物質を、更なる精製をせずに次工程で使用した。(ES,m/z):[M+H]+=357.9/360.1.
工程1.tert−ブチル((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)(エチル)カルバメートの製造
tert−ブチル((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)(エチル)カルバメート(0.972g,1.85mmol)/ジオキサン(10mL)の溶液に、HCl(10mL,ジオキサン中で4N)を加えた。混合物を、室温で4時間攪拌して、この時点でそれを濃縮して、全ての揮発物質を除去して、次いでCH2Cl2(20mL)中に移した。この混合物を、氷水浴中で5分間、次いでNEt3(0.4mL,2.88mmol)およびAc2O(0.25mL,2.64mmol)を順に加えた。混合物を、室温で30分間更に攪拌して、次いで水(20mL)で希釈した。層を分離して、有機層を水(20mL)で洗い、ブライン、Na2SO4上で乾燥させて、濾過して、濃縮した。粗製N−((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミド(0.800g,1.71mmol,92%収率)を、更なる精製をせずに次工程で使用した(ES,m/z):[M+H]+=467.2/469.4.
N−((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミド(0.800g,1.71mmol)/CH2Cl2(20mL)の溶液に、H2O2(10mL)およびm−クロロ過安息香酸(70%グレード,0.500g,0.2mmol)を加えた。混合物を、室温で15時間攪拌して、この時点でそれを飽和NaHCO3水溶液で希釈して、CH2Cl2(3x20mL)で抽出した。有機層を合わせて、ブラインで洗い、Na2SO4上で乾燥させて、濾過して、濃縮して、粗製7−ブロモ−2−((N−エチルアセトアミド)メチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン5−オキシド(0.800g,1.65mmol,96%収率)を茶色がかった泡状物として得た。(ES,m/z):[M+H]+=483.2/485.5.
氷水浴中で冷却した7−ブロモ−2−((N−エチルアセトアミド)メチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン5−オキシド(0.800g,1.65mmol)およびNH4OH(10mL)/ジクロロメタン(20mL)の溶液に、p−塩化パラトルエンスルホニル(0.439g,2.3mmol)/CH2Cl2(10mL)を滴加した。得られる溶液を、更に30分間攪拌して、添加を完了させた。水(20mL)を加えて、層を分離した。水層を、CH2Cl2(30mL)で抽出した。有機層を合わせて、Na2SO4パッドを通して濾過して、濾液を真空で濃縮した。残留物を、EtOAc/ヘキサン(1/3)でトリチュレートして、高真空下で乾燥させて、N−((4−アミノ−7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミド(677mg,1.4mmol,85%収率)を黄色固体として得た。(ES,m/z):[M+H]+=482.3/484.2.
5a.N−((4−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミドの製造(N−ヘテロサイクルのウルマンカップリングのための一般方法)
N−((4−アミノ−7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミド(25mg,52μmol)/乾燥DMSO(2mL)の溶液に、N−ヘテロサイクル(2等量;上記実施例中のピラゾール)、次いでCuI(25mg,2等量)およびNa2CO3(30mg,4等量)を加えた。混合物を脱気して、N,N'ジメチルエチレンジアミン(20mg,3等量)を加えて、混合物を、120℃で2時間攪拌した。冷却した混合物を、EtOAcで希釈して、濾過して、溶媒を蒸発させた。得られる粗製N−((4−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミドを、更なる精製をせずに脱保護工程に使用した。
または
5b.N−ヘテロサイクルの代わりにアリール基を導入するための別の製造方法:アリールボロン酸およびエステルの鈴木カップリングのための一般方法
先の工程からの粗生成物を、TFA(2mL)に溶解して、反応の進行をLC/MSによりモニタリングしながら70℃で1時間攪拌した。LC/MSにより示されるようにPMB保護基が完全に開裂してから、溶媒をエバポレートして、残留物をHPLCにより精製して、N−((4−アミノ−7−アリール(ヘテロアリール)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)−N−エチルアセトアミドをトリフルオロ酢酸塩として得た。
以下の合成スキームを使用して、化合物101および関連アナログ、化合物463、465および468を製造した。これら化合物の追加のアナログを、例えば、化合物101の第二級アミノ基の水素を別の置換基で置換することにより、例えば実施例4に記述したような当業者には既知の変換手法を使用するアシル化およびスルホニル化により製造され得る。この方法で製造された別のアナログは、例えば、化合物105、109、110、112(実施例4aに記述される)、114、118、121、123、124、125、126、133、379、383、395、406、410および411を包含する。
窒素によりパージされ、不活性窒素雰囲気で維持された10L 3首丸底フラスコ内に、7−ブロモキノリン−3,4−ジアミン(375g,1.58mol,1.00等量;Bioorg. Med. Chem. Lett, 2012, 22, 285)/酢酸エチル(6L)の溶液を入れた。この溶液に、ピリジン(623g,7.88mol,5.00等量)、2−[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ酢酸(480g,2.36mol,1.50等量)およびT3P(2004g,3.15mol,2等量)を加えた。得られる溶液を、室温で16時間攪拌した。得られる混合物を、水酸化ナトリウム水溶液(3x10L)およびブライン(2x10L)で洗った。得られる混合物を、真空下において濃縮した。これにより、tert−ブチル N−[[(4−アミノ−7−ブロモキノリン−3−イル)カルバモイル]メチル]−N−エチルカルバメート[592g(89%)]を黄色固体として得た。
10L 丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−[[(4−アミノ−7−ブロモキノリン−3−イル)カルバモイル]メチル]−N−エチルカルバメート(592g,1.40mol,1.00等量)/エタノール(6L)の溶液を入れた。この溶液に、水酸化ナトリウム(558g,13.95mol,10.00等量)を加えた。得られる溶液を、油浴中において80℃で1時間攪拌した。得られる混合物を、真空下において濃縮して、DCM(5L)で希釈した。得られる混合物を、ブライン(5x10L)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、真空濃縮した。これにより、tert−ブチル N−([7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート[400g(71%)]を黄色固体として得た。
窒素でパージして、窒素不活性雰囲気下で維持された10L 3首丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−([7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(400g,986.95mmol,1.00等量)/ジクロロメタン(6L)の溶液を入れた。この溶液に、mCPBA(342g,1.98mol,2.00等量)を加えた。得られる溶液を、室温で16時間攪拌した。得られる混合物を、炭酸ナトリウム水溶液(3x10L)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチル(5L)で洗った。固体を濾取した。これにより、7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート[218.6g(純粋)および341g(粗製)]を淡黄色固体として得た。
5L 3首丸底フラスコ内に、ジクロロメタン(3L)およびNH3−H2O(1L)中の7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート(214g,518.31mmol,1.00等量)の溶液を入れた。次いで、この溶液に、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(194g,1.037mol,2.00等量)を加えた。得られる溶液を、室温で6時間攪拌した。固体を濾取して、DCM(3x2L)で洗い、乾燥させた。これにより、tert−ブチル N−([4−アミノ−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート[188g(86%)]を淡黄色固体として得た。
窒素でパージして、窒素不活性雰囲気で維持された5L 丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−([4−アミノ−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(156g,371.16mmol,1.00等量)/1,4−ジオキサン/H2O(3/0.3L)の溶液を入れた。溶液に、Cs2CO3(363g,1.11mol,3.00等量)、3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(144g,742.12mmol,2.00等量)およびPd(dppf)Cl2ジクロロメタン錯体(30g,36.72mmol,0.10等量)を加えた。得られる溶液を、油浴中において100℃で24時間攪拌した。得られる溶液を、室温に冷却して、3LのH2Oで希釈した。固体を濾取して、ジクロロメタン/メタノール(20/1)を用いるシリカゲルカラム上に付した。これにより、tert−ブチル N−[[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル]−N−エチルカルバメート[76.3g(50%)]を黄色固体として得た。
500mL 丸底フラスコ内に、7−ブロモ−4−クロロ−3−ニトロキノリン(20g,62.61mmol,1等量,90%)/ジクロロメタン(300mL)溶液を入れた。次いで、エタンアミン(4.23g,93.91mmol,1.5等量)およびトリエチルアミン(19.01g,187.83mmol,3等量)を加えた。得られる溶液を、室温で1時間攪拌した。次いで、この反応溶液に、水を加えてクエンチした。得られる溶液を、ジクロロメタン(3x100ml)で抽出して、有機層を合わせた。溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。これにより、7−ブロモ−N−エチル−3−ニトロキノリン−4−アミン(20g)を黄色粗製固体として得た。
1000mL 丸底フラスコ内に、ジクロロメタン(500mL)中の7−ブロモ−N4−エチルキノリン−3,4−ジアミン(10g,35.70mmol,1等量,95%)および2−[[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]酢酸(10.88g,53.54mmol,1.5等量)の溶液を入れた。これに、HATU(16.29g,42.83mmol,1.2等量)およびDIEA(15.34g,107.09mmol,3等量)を添加した。得られる溶液を、室温で3時間攪拌した。次いで、この反応溶液を、水の添加によりクエンチした。得られる溶液を、ジクロロメタン(3x100ml)で抽出して、有機層を合わせた。溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて濃縮した。これにより、tert−ブチル N−([[7−ブロモ−4−(エチルアミノ)キノリン−3−イル]カルバモイル]メチル)−N−エチルカルバメート[40g(粗製)]を黄色油状物を得た。
1000mL 丸底フラスコ内に、エタノール(500mL)および水(20mL)中のtert−ブチル N−[[(3−アミノ−7−ブロモキノリン−4−イル)(エチル)カルバモイル]メチル]−N−エチルカルバメート(40g,88.62mmol,1等量)の溶液を入れた。得られる溶液に、水酸化ナトリウム(35.45g,886.20mmol,10等量)を加えた。得られる溶液を、100℃で2時間攪拌した。得られる混合物を濃縮した。残留物を、水で希釈した。得られる溶液を、次いで酢酸エチルで抽出して、有機層を合わせた。溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。これにより、tert−ブチル N−([7−ブロモ−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート[34.8g(粗製)]を黄色油状物として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=433.3
1000mL 丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−([7−ブロモ−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(6g,13.85mmol,1等量)/ジクロロメタン(300mL)を入れた。これに、m−CPBA(3.58g,20.77mmol,1.5等量)を少量ずつ添加した。得られる溶液を、室温で2時間攪拌した。次いでこの反応を、H2O(150ml)を添加してクエンチした。得られる溶液を、DCMで抽出して、有機層を合わせた。溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。これにより、7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート(7.5g)を黄色の粗製固体として得た。
500mL 丸底フラスコ内に、ジクロロメタン(250mL)およびNH3H2O(5mL,20mmol)中の7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート(6g,13.35mmol,1等量,粗製)を入れた。これに、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(5.09g,26.71mmol,2等量)/ジクロロメタン(10mL)を攪拌しながら滴加した。得られる溶液を、室温で2時間攪拌した。反応混合物を、次いで、水を添加してクエンチした。得られる溶液を、ジクロロメタンで抽出して、有機層を合わせた。この溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。これにより、tert−ブチル N−([4−アミノ−7−ブロモ−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(2g)を白色固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=448.1.1H-NMR:(400 MHz, CD3OD)δ 8.04-8.02 (m, 1H), 7.85-7.84 (m, 1H), 7.47-7.45 (m, 1H), 4.84-4.82 (m, 2H), 4.67 (s, 2H), 3.35 (m, 2H), 1.5-1.29 (m, 12H), 1.09-0.89 (m, 3H).
250mL 丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−[[4−アミノ−1−エチル−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル]−N−エチルカルバメート(100mg,0.23mmol,1等量)/ジクロロメタン(20mL)を入れた。これに、HCl/ジオキサン(1.5mL)を攪拌しながら滴加した。得られる溶液を、室温で1時間攪拌した。得られる混合物を濃縮した。該粗生成物を、以下の条件を用いるPrep−HPLCにより精製した。カラム:SunFire C18 OBD Prep Column,100Å,5μm,19mmx250mm;移動相A:水(0.05%TFA)、移動相B:ACN;流速:25mL/min;グラジエント:8分以内で5%B〜30%B;254/210nm;Rt:7.03分。これにより、1−エチル−2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン;ビス(トリフルオロ酢酸)[18mg(13.77%)]を白色固体として得た。LC方法:カラム:Express C18 2.1mmx50mm,2.7μm粒子;移動相A:水(0.05%TFAを含む);移動相B:アセトニトリル(0.05%TFAを含む);温度:40℃;グラジエント:2分かけて5%B〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:0.8mL/min.LC保持時間:0.81分。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=336.3.1H-NMR:(300 MHz, CD3OD, ppm)δ 8.38-8.35 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.22 (m, 1H), 8.12-8.09 (m, 1H), 7.80-7.79 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.89-6.86 (m, 1H), 4.76-4.69 (m, 4H), 3.45-3.38 (m, 2H), 1.63 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
工程1.1−エチル−2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンの合成
窒素によりパージして、窒素不活性雰囲気を維持した50mL 丸底フラスコ内に、DMF(5mL)中でtert−ブチル N−([4−アミノ−7−ブロモ−1−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(150mg,0.33mmol,1等量)、1H−ピラゾール(45.6mg,0.67mmol,2等量)およびK3PO4(213.0mg,1.00mmol,3等量)を入れた。次いで、(1S,2S)−シクロヘキサン−1,2−ジアミン(15.3mg,0.13mmol,0.4等量)およびCuI(25.5mg,0.13mmol,0.4等量)を加えた。得られる溶液を、N2雰囲気下にて100℃で24時間攪拌した。反応溶液を、次いで水で希釈した。得られる溶液を、酢酸エチル(3x50ml)で抽出して、有機層を合わせた。溶液を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。残留物を、ジクロロメタン/メタノール(10:1)を用いてシリカゲルカラムに重層した。これにより、1−エチル−2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン[100mg(80.20%)]を白色固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=436.2.
50mL 丸底フラスコ内に、tert−ブチル N−[[4−アミノ−1−エチル−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル]−N−エチルカルバメート(100mg,0.23mmol,1等量)/DCM(10mL)の溶液を入れた。これに、攪拌しながらHCl/ジオキサン(1.5mL)を滴加した。得られる溶液を、室温で1時間攪拌した。得られる混合物を濃縮した。該粗生成物を、以下の条件を用いるPrep−HPLCにより精製した。カラム:SunFire C18 OBD Prep Column,100Å,5μm,19mmx250mm;移動相A:水(0.05%TFA),移動相B:ACN;流速:25mL/min;グラジエント:10分間で5%B〜30%B;254/210nm;Rt:9.20分。これにより、1−エチル−2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン[33.5mg(25.64%)]を白色固体として得た。LC−MS条件:カラム:Kinetex EVO, 3.0mmx50mm, 2.6μm粒子;移動相A:水(5mM 炭酸水素アンモニウムを含む);移動相B:アセトニトリル;温度:40℃;グラジエント:2分かけて10%B〜95%B、次いで0.79分間95%Bで保持;流量:1mL/min.LC保持時間:1.01分.LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=336.3; 1H-NMR:1H NMR (300 MHz, CD3OD)δ 8.46-8.40 (m, 2H), 8.25-8.24 (m, 1H), 8.10-8.06 (m, 1H), 7.84-7.83 (m, 1H), 6.64-6.63 (m, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.70-4.63 (m, 2H), 3.54-3.08 (m, 2H), 1.62 (t, J = 6.0 Hz, 3H), 1.48 (t, J = 9.0 Hz, 3H).
DCM(400mL)中の7−ブロモ−4−クロロ−3−ニトロキノリン(20g,69.57mmol,1等量)および2−(ベンジルオキシ)エタン−1−アミン(12.0g,79.30mmol,1.14等量)の攪拌混合物に、室温で、窒素雰囲気下において、TEA(10.6g,104.35mmol,1.50等量)を加えた。得られる混合物を、窒素雰囲気下において、室温で16時間攪拌した。得られる混合物を、真空濃縮した。これにより、N−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−3−ニトロキノリン−4−アミン(30g)を黄色の粗製固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=402.2/404.2.
N−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−3−ニトロキノリン−4−アミン(30g,74.58mmol,1等量)/CH3CN(400mL)の溶液に、1000mL 丸底フラスコ内で、窒素雰囲気下においてPt/C(2.9g,14.87mmol,0.20等量)を加えた。混合物を、水素バルーンを用いる水素雰囲気下において、室温で16時間水素化して、Celiteパッドを通して濾過して、減圧濃縮した。残留物を、CH2Cl2/MeOH(20:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、N4−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモキノリン−3,4−ジアミン(23.4g,84.28%)を黄色固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=372.3/374.2.
N4−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモキノリン−3,4−ジアミン(14.9g,40.03mmol,1等量)および2−[[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]酢酸(8.9g,44.03mmol,1.1等量)/DCM(500mL)の攪拌した混合溶液に、HATU(18.3g,48.03mmol,1.2等量)およびDIEA(10.3g,79.69mmol,1.99等量)を、室温で加えた。得られる混合物を、窒素雰囲気下において、室温で16時間攪拌した。得られる混合物を、真空濃縮した。これにより、tert−ブチル N−[[(4−[[2−(ベンジルオキシ)エチル]アミノ]−7−ブロモキノリン−3−イル)カルバモイル]メチル]−N−エチルカルバメート(24g,107.56%)を、粗製赤色油状物として得た。粗生成物を、更なる精製をせずに次工程に直接使用した。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=557.2/559.2
MeOH(250mL)中のtert−ブチル N−[[(4−[[2−(ベンジルオキシ)エチル]アミノ]−7−ブロモキノリン−3−イル)カルバモイル]メチル]−N−エチルカルバメート(23g,41.26mmol,1等量)およびNaOH(3.3g,82.51mmol,2等量)の混合物を、16時間65℃で攪拌した。得られる混合物を、真空下において濃縮した。残留物を、PE/EtOAc(1.5:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル N−([1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(17.4g、78.18%)を淡黄色固体として得た。LC−MS−:(ES,m/z):[M+H]+=539.2/541.2.H−NMR:1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.23 (s, 1H), 8.42-8.31 (m, 2H), 7.75 (dd, J = 8.9, 2.2 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 5.0, 2.0 Hz, 3H), 7.00 (dd, J = 6.7, 2.9 Hz, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.83 (s, 2H), 4.39 (s, 2H), 3.86 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.51 (p, J = 1.8 Hz, 2H), 1.38 (d, J = 42.6 Hz, 9H), 0.99 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
DCM(35mL)中の1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート(2.1g,3.78mmol,1等量)およびmCPBA(1.0g,5.67mol,1.5等量)の混合溶液を、窒素雰囲気下において室温で4時攪拌した。得られる混合物を、真空下において濃縮した。残留物を、CH2Cl2/MeOH(20:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル N−([1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(1.15g,56.39%)をオフホワイトの固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=555.2/557.2.
DCM(20mL)中の1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−2−([[(tert−ブトキシ)カルボニル](エチル)アミノ]メチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5−イウム−5−オレート(1.15g,2.07mmol,1等量)およびNH4OH(5mL)の攪拌混合物に、室温でTsCl(0.8g,4.20mol,2.03等量)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌した。得られる混合物を、真空下において濃縮した。残留物を、CH2Cl2/MeOH(30:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル N−([4−アミノ−1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(775mg,67.51%)をオフホワイトの固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=554.2/556.2.
ジオキサン(8mL)およびH2O(0.8mL)中のtert−ブチル N−([4−アミノ−1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(350mg,0.63mmol,1等量)および5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(245.0mg,1.26mmol,2.00等量)の溶液に、K2CO3(261.7mg,1.89mmol,3等量)およびPd(dppf)Cl2CH2Cl2(103.1mg,0.13mmol,0.2等量)を、窒素雰囲気下において加えた。90℃で20時間、窒素雰囲気下において攪拌した後に、得られる混合物を、減圧濃縮した。残留物を、CH2Cl2/MeOH(20:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル N−([4−アミノ−1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(250mg,73.12%)を褐色固体として得た。LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=542.2.
HCl/ジオキサン(10mL,4mol/L)中のtert−ブチル N−([4−アミノ−1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル)−N−エチルカルバメート(210mg,390mmol,1等量)の混合物を、24時間60℃で攪拌した。得られる混合物を、真空下において濃縮した。粗生成物を、以下の条件[カラム:XBridge Prep C18 OBD Column, 5um,19×150mm;移動相A:水(10M MOL/L NH4HCO3)、移動相B:ACN;流速:25mL/min;グラジエント:10分間で12%B〜26%B;254/210nm;Rt:8.63分]を用いて、Prep−HPLCにより精製して、2−[4−アミノ−2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタン−1−オール(8.1mg,5.95%)を白色固体として得た。LC方法:カラム:Shim−pack XR−ODS 3.0mmx50mm,2.2μm粒子;移動相A:水(0.05%TFAを含む);移動相B:アセトニトリル(0.05%TFAを含む);温度:40℃;グラジエント:2分かけて0%B〜95%B、次いで0.7分間95%Bで保持;流量:1.5mL/min。LC保持時間:0.76分.LC−MS:(ES,m/z):[M+H]+=352.3 H−NMR:1H NMR(300MHz,DMSO−d6) δ 13.15 (m, 1H), 8.16-7.95 (m, 2H), 7.89-7.48 (m, 2H), 6.80 (s, 1H), 6.54 (s, 2H), 5.57 (s, 1H), 4.75 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 4.05 (s, 2H), 3.91 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 2.61 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.04 (t, J = 7.0 Hz, 3H).
表3.
LC方法:A:カラム:Kinetex EVO,3.0mm x 50mm,2.6μm粒子;移動相A:水(5mM 炭酸水素アンモニウムを含む);移動相B:アセトニトリル;温度:40℃;グラジエント:2分かけて10%B〜95%B、次いで0.79分間、95%Bで保持;流量:1mL/min。B:カラム:Kinetex EVO,3.0mmx50mm,2.6μm粒子;移動相A:水(0.03%NH3H2Oを含む);移動相B:アセトニトリル;温度:40℃;グラジエント:2分かけて10%B〜95%B、次いで0.60分間95%Bで保持;流量:1.2mL/min。
N−[[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル]−N−エチルアセトアミド(化合物112)の製造:
5L 丸底フラスコ内に、2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(75.7g,245.97mmol,1.00等量,実施例3a)/ジクロロメタン(2L)の溶液を入れた。この溶液に、TEA(124g,1.23mol,5.00等量)および無水酢酸(50g,490.20mmol,2.00等量)を加えた。得られる溶液を、室温で6時間攪拌した。次いで、得られる混合物を、真空下において濃縮した。残留物を、MeOH(3L)に溶解させて、温度を油浴中で80℃に維持して、更に16時間攪拌しながら反応させた。反応混合物を、室温に冷却して、エバポレートして、粗生成物を得た。粗製物質を、DCM(2L)で攪拌して、固体を濾取した。この方法を、3回繰り返した。得られる固体を、3Lの水と共に攪拌して、pHを、NH3水溶液を添加して10に調整した。沈殿した固体を、濾過により回収した。母液をエバポレートして、得られる沈殿物を濾取した(3X)。固体を合わせて、メタノールに溶解して、4〜6時間、還流下で〜10%Si−チオールと共に攪拌して、濾過した。濾液を、エバポレートして、粗生成物を得た。この方法を、得られる生成物のPd量が<50ppmとなるまで繰り返した。粗生成物を、水(3x250mL)で洗い、濾取して、乾燥させた。これにより、化合物112[20.28g(24%)]を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD, ppm)δ:8.15-8.07 (m, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.80-7.67 (m, 2H), 6.80-6.70 (m, 1H), 4.88-4.85 (m, 2H), 3.60-3.48 (m, 2H), 2.30-2.20 (m, 3H), 1.23 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.11 (t, J = 7.2 Hz, 1H);LC/MS [M++H] 350.1.LC/MS方法の条件:カラム:Shim-pack XR-ODS 3.0 x 50mm, 2.2μm粒子;移動相A:水(0.05%TFAを含む);移動相B:アセトニトリル(0.05%TFAを含む);温度:40℃;グラジエント:3.8分かけて5〜100%B;流量:1.2mL/min;5分間の実施時間.LC RT 1.349分.
2−[(エチルアミノ)メチル]−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン塩酸塩(107g,311mmol)およびCH2Cl2(1.6L)を室温で攪拌した。Et3N(130mL,3等量)を、温度を15〜25℃に維持して15〜30分かけて加えた。無水酢酸(41mL,1.4等量)を、15〜30分かけて加えて、反応混合物を90分間攪拌した。CH3OH(54mL)を加えて、反応溶液を、20分間攪拌して、その後減圧下で濃縮した。粗製物質を、MeOH(2.2L)で処理して、60〜70℃で2時間攪拌した。室温まで冷却した後に、粗生成物を濾過により回収して、CH3OH(220mL)で洗った。得られる固体を、真空下で乾燥させて、次いでn−ブタノール(5.4L)およびH2O(1.3L)中で攪拌した。混合物を60℃に加熱して、20%Na2CO3水溶液(〜60mL)を用いてpHを8に調整した。有機層を分離して、水層を、60℃でn−ブタノール(540mL)の更なる部分で抽出した。有機層を合わせて、50℃で15分間(2X)、ブライン(540mL)で洗い、減圧下において濃縮した。粗生成物を、CH3OH(7.6L)およびH2O(540mL)で処理して、70℃に加熱した。SiliaMetS−チオール(22g)を加えて、混合物を2時間攪拌して、次いで60℃で濾過した。フィルターケーキを、CH3OH(220mL)で洗った。濾液を、約800mLまで減圧下にて濃縮して、室温で2時間攪拌した。沈殿物を濾過して、MeOH(220mL)およびH2O(2x220mL)で洗った。得られる固体を、真空かつN2下で乾燥させて、次いで100℃の真空オーブンに移して、乾燥工程を完了した。これにより、化合物112[83.5g(77%)]を得た。
3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸(10.31mg,0.087mmol)および2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン,HCl(20mg,0.058mmol)/DMF(582μl)の懸濁液に、ヒューニッヒ塩基(25.4μl,0.145mmol)および2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(DMF中で50%)(37.2μl,0.064mmol)を加えた。この反応溶液を、室温で終夜攪拌して、次いでMeOHを用いて希釈して、以下の条件を用いて分取HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18,200mmx19mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);グラジエント:0分間13%Bで保持、25分かけて13〜38%B、次いで2分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、N−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−N−エチル−3−ヒドロキシ−3−メチルブタンアミドをビストリフルオロ酢酸塩(8.4mg,22%)として得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.78 (br d, J=14.6 Hz, 1H), 8.38-8.12 (m, 2H), 8.00 (br s, 1H), 7.81 (s, 1H), 6.82 (br s, 1H), 5.03-4.73 (m, 2H), 3.65-3.41 (m, 2H), 2.64-2.54 (m, 2H), 1.31-0.84 (m, 9H).LC/MS条件:カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18, 2.1x50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1.0mL/min.LC RT:0.933分.M/Z=408.3.
2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(15mg,0.049mmol)を、室温でCH2Cl2(488μl)中に懸濁した。ピリジン(15.79μl,0.195mmol)を加えて、次いでエチルクロロホルメート(9.37μl,0.098mmol)を加えた。2日後に、この反応溶液を濃縮して、MeOH中に再度溶解した。TEA(13.60μl,0.098mmol)を加えて、反応を、室温で終夜攪拌した。この反応を、MeOHで希釈して、以下の条件を用いて分取LC/MSにより精製した:カラム:XBridge C18, 200mm x 19mm, 5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);グラジエント:4%Bで0分間保持、20分かけて4〜44%B、次いで4分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、エチル N−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−N−エチルカルバメート(7.4mg,39%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.12 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.70 (br d, J=8.5 Hz, 2H), 6.77 (s, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.11 (br s, 2H), 3.52-3.32 (m, 2H), 1.29-1.11 (m, 3H), 1.08 (br t, J=6.9 Hz, 3H).LC/MS条件:カラム:Waters XBridge C18, 2.1mm x 50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0%B〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1mL/min.LC RT:1.29分.M/Z=390.0.
プロパン−2−スルホニルクロリド(10.37mg,0.073mmol)/DMF(582μl)の溶液に、2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン,HCl(20mg,0.058mmol)およびヒューニッヒ塩基(25.4μl,0.145mmol)を加えた。反応混合物を、室温で終夜攪拌して、次いでDMFで希釈して、以下の条件を用いて分取LC/MSにより精製した;カラム:XBridge C18, 200mmx19mm, 5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);グラジエント:3%Bで0分間保持、30分かけて3〜43%B、次いで4分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、N−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−N−エチルプロパン−2−スルホンアミド(1.4mg,4.6%)を得る。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.28 (br s, 1H), 8.20 (br s, 1H), 8.02-7.95 (m, 1H), 7.89-7.82 (m, 1H), 6.83 (br s, 1H), 4.73 (br s, 2H), 3.53-3.40 (m, 2H), 3.31 (br s, 1H), 1.24 (br d, J=6.4 Hz, 6H), 1.13 (br t, J=6.9 Hz, 3H). LC/MS条件:カラム:Waters XBridge C18, 2.1mmx50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0%B〜100%B,次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1mL/min.LC RT:1.24分.M/Z=413.9.
N−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−N−エチルモルホリン−4−カルボキサミド(化合物455)の製造
DMF(582μl)中の2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン・HCl(20mg,0.058mmol)の懸濁液に、ヒューニッヒ塩基(25.4μl,0.145mmol)およびモルホリン−4−カルボニルクロリド(10.18μl,0.087mmol)を加えた。約1.5時間後に、反応を、MeOHでクエンチして、シリンジフィルターにより濾過して、以下の条件を用いて分取HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18, 200mmx19mm, 5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);グラジエント:0分間0%Bで保持、20分間かけて0〜40%B、次いで4分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、N−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−N−エチルモルホリン−4−カルボキサミド(14.9mg,60%)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.09 (br d, J=7.9 Hz, 1H), 8.01-7.90 (m, 1H), 7.74-7.63 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 4.59 (s, 2H), 3.60 (br s, 2H), 3.27-3.18 (m, 4H), 1.90 (s, 4H), 1.10 (br t, J=6.7 Hz, 3H).LC/MS条件:カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18, 2.1x50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0〜100%B、次いで100%Bで0.75分間保持;流量:1.0mL/min.LC RT:0.914分,M/Z=421.4.
1−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−1,3−ジエチル尿素(化合物457)の製造
2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン・HCl(20mg,0.058mmol)/DMF(582μl)の懸濁液に、ヒューニッヒ塩基(25.4μl,0.145mmol)およびイソシアナトエタン(5.76μl,0.073mmol)を加えた。1.5時間後、反応混合物を、MeOHでクエンチして、シリンジフィルターにより濾過して、以下の条件を用いて分取HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18, 200mm x 19mm, 5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);グラジエント:0分間0%Bで保持、20分間かけて0〜40%B、次いで4分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、1−{[4−アミノ−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル]メチル}−1,3−ジエチル尿素(4.8mg,21%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.13 (br d, J=8.2 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.73-7.63 (m, 2H), 6.81-6.73 (m, 1H), 6.58 (br s, 1H), 4.68 (s, 2H), 3.36-3.26 (m, 2H), 3.17-3.07 (m, 2H), 1.09-0.96 (m, 6H). LC/MS条件:カラム:Waters XBridge C18,2.1mm x 50mm,1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0%B〜100%B,次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1mL/min.LC RT:0.82分.M/Z=379.3.
2−{[(ジメチルスルファモイル)(エチル)アミノ]メチル}−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(化合物458)の製造
2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン,HCl(20mg,0.058mmol)/DMF(582μl)の懸濁液に、ヒューニッヒ塩基(25.4μl,0.145mmol)およびジメチルスルファモイルクロリド(10.44mg,0.073mmol)を加えた。反応を、室温で終夜攪拌して、次いでMeOHでクエンチして、シリンジフィルターにより濾過し、以下の条件を用いて分取LC/MSにより精製した:カラム:XBridge C18, 200mmx19mm, 5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む);グラジエント:16%Bで0分間保持、25分かけて16〜40%B、次いで2分間100%Bで保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−{[(ジメチルスルファモイル)(エチル)アミノ]メチル}−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを、ビス−トリフルオロ酢酸塩(13.5mg,35%)として得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.32 (br d, J=8.3 Hz, 1H), 8.22 (br s, 1H), 8.00 (br d, J=7.8 Hz, 1H), 7.82 (br s, 1H), 6.82 (d, J=1.9 Hz, 1H), 4.68 (s, 2H), 3.43 (q, J=7.0 Hz, 2H), 2.75 (s, 6H), 1.17 (t, J=7.1 Hz, 3H). LC/MS条件:カラム:Waters XBridge C18, 2.1mm x 50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0%B〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1mL/min.LC RT:1.17分.M/Z=415.04.
イソブチルアルデヒド(20.97mg,0.291mmol)および2−((エチルアミノ)メチル)−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン,HCl(20mg,0.058mmol)/MeOH(582μl)の懸濁液に、三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(37.0mg,0.175mmol)を加えた。4.5時間後に、イソブチルアルデヒド(20.97mg,0.291mmol)および三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(37.0mg,0.175mmol)を加えた。2.75時間後に、反応を部分的に濃縮して、水で希釈して、3回EtOACで抽出した。有機層を濃縮した。残留物を、DMFに溶解して、シリンジフィルターにより濾過して、以下の条件を用いて分取HPLCにより精製した:カラム:XBridge C18,200mmx19mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);グラジエント:20%Bで0分間保持、25分かけて20〜44%B、次いで100%Bで2分間保持;流量:20mL/min;カラム温度:25℃。目的の生成物を含有する画分を合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、2−{[エチル(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−7−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.1mg,5.2%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6) δ 8.15 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.72-7.64 (m, 2H), 6.73 (d, J=1.9 Hz, 1H), 3.86 (s, 2H), 2.61 (q, J=7.0 Hz, 2H), 2.27 (d, J=7.1 Hz, 2H), 1.78-1.69 (m, 1H), 1.06 (t, J=7.0 Hz, 3H), 0.86 (d, J=6.6 Hz, 6H).
LC/MS条件:カラム:Waters XBridge C18, 2.1mmx50mm, 1.7μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含む);温度:50℃;グラジエント:3分かけて0%B〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:1mL/min;LC RT:1.36分;M/Z=364.1.
表4.
表5.
スキーム8
工程1.1−((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オンの製造
7−ブロモ−N4−(4−メトキシベンジル)−キノリン−3,4−ジアミン(1g,2.8mmol)および(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−酢酸(0.450g,3.15mmol))/DMF(10mL)の溶液に、HATU(1.4g,3.68mmol)およびNEt3(0.78mL,5.6mmol)を加えた。混合物を、室温で2時間攪拌して、次いで60℃の油浴中で24時間攪拌した。冷却した反応混合物を、濃縮して、揮発物質を全て除去した。水(30mL)を加えて、沈殿物を濾過して、乾燥させて、粗製1−((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オンを得て、これを更なる精製をせずに次工程に使用した(1.4g,>100%収率)。(ES,m/z):[M+H]+=465.2/467.1
1−((7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オン(370mg,1.01mmol)/CHCl3(10mL)の溶液に、m−クロロ過安息香酸(70%grade,263mg,1.5mmol)を加えた。混合物を、60℃で3時間攪拌して、その時点で冷却した混合物を、飽和NaHCO3水溶液で希釈して、CH2Cl2(2x20mL)で抽出した。有機層を合わせて、ブラインで洗い、Na2SO4上で乾燥させて、濾過して、濃縮して、粗製N−オキシド(400mg,1.05mmol,99%)を茶色かかった泡状物として得た(ES,m/z):[M+H]+=481.2/483.1
氷水浴中で冷却されたジクロロメタン(20mL)中の7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−2−((2−オキソピロリジン−1−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン5−オキシド(400mg,1.05mmol)およびNH4OH(10mL)の溶液に、p−塩化パラトルエンスルホニル(300mg,1.57mmol)/CH2Cl2(10mL)を滴加した。得られる溶液を、添加が完了した後に更に30分間攪拌した。水(20mL)を加えて、層を分離した。水層を、CH2Cl2(30mL)で1回以上抽出した。溶液を、Na2SO4パッドを通して濾過して、濾液を真空で濃縮した。残留物を、EtOAc/ヘキサン(1/3)でトリチュレートして、高真空下で乾燥させて、1−((4−アミノ−7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オン(317mg,0.66mmol,66%)を黄色固体として得た。(ES,m/z):[M+H]+=480.3/482.2
1−((4−アミノ−7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オン(400mg,833μmol)のジオキサン溶液に、アリール(ヘテロアリール)ボロン酸(またはアリールボロネートエステル)(1.5等量)、Pd(dppf)Cl2、CH2Cl2(50mg)およびK2CO3水溶液(10mL,2M)を順に加えた。混合物を、ビオタージ・イニシエーター・マイクロウェーブ反応器内において120℃で10分間照射した。有機層を、EtOAcで希釈して、分離して、水層をEtOAcで洗った。有機層を合わせて、濾過して、エバポレートして、クロロホルム/メタノールで溶出するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーに付して、純粋な1−((4−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−7−アリール(ヘテロアリール)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−2−イル)メチル)ピロリジン−2−オンを得た。
表6.
表7.
LC方法:A:カラム:Kinetex EVO, 3.0mmx50mm, 2.6μm粒子;移動相A:水(5mM 炭酸水素アンモニウムを含む);移動相B:アセトニトリル;温度:40℃;グラジエント:2分かけて10%B〜95%B、次いで0.79分間95%Bで保持;流量:1mL/min;B:カラム:Kinetex EVO, 3.0mmx50mm, 2.6μm粒子;移動相A:水(0.03%NH3H2Oを含む);移動相B:アセトニトリル;温度:40℃;グラジエント:2分かけて10%B〜95%B、次いで0.60分間95%Bで保持;流量:1.2mL/min;C:カラム:Express C18 2.1mmx50mm,2.7μm粒子;移動相A:水(0.05%TFAを含む);移動相B:アセトニトリル(0.05%TFAを含む);温度:40℃;グラジエント:2分かけて5%B〜100%B、次いで0.75分間100%Bで保持;流量:0.8mL/min.
PMA分化THP−1細胞中でのIL−1β産生の測定
THP−1細胞を、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(the American Type Culture Collection)から購入して、供給者からの指示書に従って継代培養した。実験前に、細胞を、RPMI 1640[10%熱不活性化FBS、ペニシリン(100units/ml)およびストレプトマイシン(100μg/ml)を含有]中で培養して、実験開始前にlog期内で維持した。実験の前に、THP−1を、PMA(ホルボール12−ミリステート13−アセテート)(10μg/ml)で24時間処理した。実験の日に、培地を除いて、結合している細胞を、2分間トリプシン処理して、次いで細胞を回収して、PBS(リン酸緩衝液生理食塩水)で洗い、沈殿させて、1x106細胞/mlの濃度にて2%熱不活性化FBS(RPMIを含む)に再懸濁させて、100μlを、96ウェルプレートに播種した。化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して、培養培地に加えて、目的の濃度を達成した(例えば、100、30、10、3、1、0.3または0.1μM)。細胞を、化合物と共に4時間インキュベートした。細胞不含の上清を回収して、IL−1βの産生をELISAにより評価した。ビヒクルのみのコントロールを、各実験と共に同時に行った。最終DMSO濃度は1%であった。化合物は、PMA分化THP−1細胞中でのIL−1β産生の用量依存的増加を示す。
THP−1細胞を、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションから購入して、供給者からの指示書に従って継代培養した。実験前に、細胞を、RPMI 1640[10%熱不活性化FBS、ペニシリン(100units/ml)、ストレプトマイシン(100μg/ml)、HEPES(10mM)およびピルビン酸ナトリウム(1mM)を含有]中で培養して、実験開始前にlog期内で維持した。実験の前に、THP−1細胞を、PMA(ホルボール12−ミリステート13−アセテート)(20μg/ml)で終夜処理した。実験の日に、培地を除いて、結合した細胞を、2分間トリプシンで処理して、次いで細胞を収集して、PBS(リン酸緩衝液生理食塩水)で洗い、遠心分離によりペレット化して、384ウェルプレート中で50,000細胞/ウェルの濃度にて、RPMIと共に2%熱不活性化FBS中に懸濁した。細胞不含の上清を集めて、IL−1βの産生をELISAにより評価した。化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して、培養培地に加えて、目的の濃度とした(例えば、100、30、10、3、1、0.3または0.1μM)。細胞を、化合物と共に2時間インキュベートした。ビヒクルのみのコントロールを、各実験と同時に行った。最終DMSO濃度が1%であった。化合物は、PMA分化したTHP−1細胞中のIL−1β産生の用量依存的増加を示す。
DMSO中の化合物の連続希釈物を、ECHO550アコースティック分注器(Labcyte)を用いて、低用量の384ウェルプレートに100nl/ウェルにて加えて、アッセイにおいて10μMの最終の開始濃度とした。
化合物/DMSOの連続希釈物を、ECHO550アコースティック分注器(Labcyte)を用いて、100nl/ウェルにて低用量384ウェルプレートに加えて、アッセイにおいて最終開始濃度を10uMとした。
C57BL/6マウスから得た不死化マウスのマクロファージを、ボン大学(University of Bonn)/マサチューセッツ大学(University of Massachusetts Worchestel, MA)のEricke Latz氏より得た。細胞を、0.05%トリプシンを用いて収集して、PBSで洗った。細胞を、25ul/DMEM(Gibco, 11965)(2%FBSを含有する)にて30,000細胞/ウェルにて播種して、37℃で10分間、5%CO2でインキュベートした。LPS−EB(Invivogen,tlr-eblps)を、5ul/ウェルで200ng/mlの終濃度に加えて、細胞を、37℃で5%CO2にて2時間インキュベートした。
対数増殖期のヒトHEK−Blue細胞共発現TLR7またはTLR8遺伝子およびNF−kB/AP1−誘導性SEAP(分泌型胚性アルカリフォスファタ-ゼ;Invivogen, San Diego, CA)レポーター遺伝子を、384ウェルプレート(15,000細胞/20 μL/ウェル)の各ウェルに加えて、37℃、5%CO2で24時間維持した。試験化合物またはDMSOを、アコースティック液体分注器(100nL/ウェル)を用いて、次の日に各ウェルに分配して、次いで細胞を、37℃で5%CO2、18時間インキュベートした。細胞のSEAP産生を、新たに調整したQuanti−Blue試薬(製品指示書に従って製造した;Invivogen, San Diego, CA)を、HEK−Blue TLR Nf−kB−SEAP細胞反応物に加えた後に、Envisionプレート・リーダー機器を用いて30分間測定した。全てのEC50値(最大有効濃度の半分)を、占有データ分析ソフトウェアを用いて決定した。正規化されたEC50価=絶対値を、50μMの参照標準で処理した細胞由来の参照標準のRLU(相対発光量)を用いて100%Y最大を設定することにより決定した。
化合物を、前臨床同系腫瘍モデル、例えば各々MC38、CT26および4T1におけるインビボ効果を評価した。腫瘍系統を、同系の免疫応答性マウスに皮下移植した。化合物の腫瘍内(IT)投与経路について、アブスコパル腫瘍モデルを用いた。アブスコパルモデルにおいては、マウスを、右側および左側各々に0.1mL細胞(1x107細胞/ml)を、25gニードルを付けた1mLのツベルクリンシリンジを用いて皮下注射した。片側にある腫瘍がおおよそ100mm3である場合に、腫瘍形成した動物を分けて、無作為化した。化合物を、適切な用量または投薬回数で、単独で、またはチェックポイント阻害剤、例えば抗PD−1および/または抗CTLA4と組み合わせて、右側にIT注射にて投与した。この組合せ試験のためには、チェックポイント阻害剤は、適切な用量または投薬回数で腹腔内(IP)投与された。効果は、注射された腫瘍およびアブスコパル腫瘍の各々の体積をモニターすることにより決定された。
Claims (34)
- 式(I):
[式中、
R1およびR2は、以下の(1)または(2)に従って規定される:
(1):
R1は、独立して、後記からなる群から選択され:H、非置換C1−6アルキル、CHO、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdおよび−C(=O)NRcRd;
R2は、独立して、Hおよび非置換C1−6アルキルからなる群から選択される;
または
(2):
R1およびR2は、各々結合した窒素原子と一緒になって、3〜10個の環原子を含む飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)1〜9個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および
(b)0〜3個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これら各々は、N、N(Re)、OおよびSからなる群から独立して選択される;
但し、3〜10個の環原子の少なくとも1つが−C(O)−である;
R3は:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'である;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、ここで該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
R4およびR5は、各々独立して、下記からなる群から選択される:
(i)水素;
(ii)ハロ;
(iii)シアノ;
(iv)−C(=O)OH;
(iv)−C(=O)ORa;
(v)−C(=O)NRcRd;
(vi)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(viii)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4つのRgで所望により置換されていてもよい;
(ix)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(x)−Y−C6−C10アリール(1〜4つのRgで所望により置換されていてもよい)、ここでYは、O、N(Re)またはSであり;
(xi)−Y−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよく、該YはO、N(Re)またはSであり;
(xii)−NRc'Rd';
(xiii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(xiv)C1−4ハロアルキル;
(xv)C1−6アルコキシ;
(xvi)C1−4ハロアルコキシ;
(xvii)−S(O)1−2(Rb);
(xviii)−S(O)1−2NRcRd;
(xviv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロシクロアルケニル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、R6およびR7は、各々に結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成しており;
但し、R1およびR2が、(1)に従って規定される場合、R6およびR7の各々はHである;
但し、R1およびR2が、(2)に従って規定される場合、R6およびR7の各々は、独立して、Hおよび非置換C1−2アルキルからなる群から選択されるか;または、R6およびR7が、各々に結合している炭素原子と一緒になって、1〜4個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−C5シクロアルキルを形成している;
Raは下記のものであり:
(i)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iii)−(C1−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)1〜5個の独立して選択されるRgで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−フェニル;または
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
Rbは、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)であり、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
各RcおよびRdは、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択されるか;または、RcおよびRdは、各々が結合した窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を包含する環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、この各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および(b)0〜3個の環ヘテロ原子(RcおよびRdに結合した窒素原子に加えて)、これは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Rc'およびRd'は、独立して、H、Ra、−C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)および−C(=O)NRcRdからなる群から選択されるか;または、Rc'およびRd'は、各々に結合した窒素原子と一緒になって、3〜8個の環原子を包含する環を形成しており、該環は後記を包含する:(a)1〜7個の環炭素原子、この各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および(b)0〜3個の環ヘテロ原子(Rc'およびRd'に結合した窒素原子に加えて)、これらは各々独立して、N(Re)、OおよびSからなる群から選択される;
各Reは、独立して、H、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、−C(=O)(C1−4アルキル)、−C(=O)O(C1−4アルキル)および−S(O)1−2(C1−4アルキル)からなる群から選択され;ここで各C1−4アルキルは、所望により1〜2個の独立して選択されるRhで置換されていてもよく;各C3−6シクロアルキルは、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および、各フェニルは、所望により、1〜2個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
各Rfは、独立して、後記からなる群から選択される:1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;C1−4ハロアルキル;−OH;オキソ;−F;−Cl;−N(R')(R'');−N(R')(C(=O)C1−4アルキル);C1−4アルコキシ;C1−4ハロアルコキシ;−C(=O)(C1−4アルキル);−C(=O)O(C1−4アルキル);−C(=O)OH、−C(=O)N(R')(R'')、−S(O)1−2(C1−4アルキル);シアノ;ヘテロアリール(5〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、各々独立して、N、N(Re)、OおよびSからなる群から選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;ならびに1〜4つのRgで所望により置換されていてもよいフェニル;ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;
各Rgは、独立して、下記からなる群から選択される:
(i)ハロ;
(ii)シアノ;
(iii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
(iv)C2−6アルケニル;
(v)C2−6アルキニル;
(vi)C1−4ハロアルキル;
(vii)C1−4アルコキシ;
(viii)C1−4ハロアルコキシ;
(ix) 1〜4個の独立して選択されていてもよいC1−4アルキルで所望により置換されていてもよい−(C0−3アルキレン)−C3−6シクロアルキル;
(x)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立して、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるC1−4アルキルで置換されていてもよい;
(xi)−S(O)1−2(C1−6アルキル);
(xii)−NO2;
(xiii)−OH;
(xiv)−N(R')(R'')、
(xv)−N(R')(C(=O)C1−3アルキル);
(xvi)−C(=O)(C1−4アルキル);
(xvii)−C(=O)O(C1−4アルキル);
(xviii)−C(=O)OH、および
(xix)−C(=O)N(R')(R'');
ここで各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;
各Rhは、独立して、−OH、−OBn、−F、−N(R')(R'')、−N(R')(C(=O)C1−4アルキル)、−N(R')(C(=O)OC1−4アルキル)、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、−C(=O)O(C1−4アルキル)、−C(=O)OH、−C(=O)N(R')(R'')、−S(O)1−2(C1−4アルキル)およびシアノからなる群から選択され;ここで、各R'およびR''は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群から選択される;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−S(O)1−2(Rb)ではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)を形成する場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルの環原子のどれもSではない;
但し、R8が、NRc'Rd'であり、かつR1およびR2が、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、ヘテロサイクリルを形成する場合、R1およびR2から形成したヘテロサイクリルは、5個の環原子を包含していない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1およびR2は、これら各々に結合した窒素原子と一緒になって、
を形成しない;
但し、R8がNRc'Rd'である場合、R1は−C(=O)NRcRdではない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1が−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つはHである場合、RcおよびRdのもう一方は、HまたはC1−4アルキルから選択されない;
但し、R8がNRc'Rd'であり、R1が−C(=O)NRcRdであり、RcおよびRdの1つがHである場合、RcおよびRdのもう一方は、H、MeまたはEtから選択されない;
但し、式Iの化合物は、
の化合物またはその医薬的に許容される塩。 - 式(II):
[式中、
R1は、独立して、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)1−2(Rb)、−S(O)1−2NRcRdまたは−C(=O)NRcRdであり;
R2は、独立して、Hまたは非置換C1−6アルキルであり;
R3は:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は、−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Raまたは−CONRcRdであり;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されていてもよいか;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい;
R4およびR5は、下記から各々独立して選択される:
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、該シクロアルキルは、所望により、1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、各々独立してN(Re)、OおよびSから選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により、1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(vi)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NHOおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(vii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(viii)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、ここで該シクロアルケニルは、所望により1〜2個のRfで置換されていてもよい;
Raは:
(i)1〜2個のRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;または
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜2個のRfで置換されていてもよい;
(iii)−(C1−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子は、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−フェニル(1〜4個の独立して選択されるRgで所望により置換されていてもよい);または
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3個の独立して選択されるRgで置換されていてもよい;
Rbは、C1−6アルキルであり;
各RcおよびRdは、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Reは、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Rfは、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)であり;
各Rgは、独立して、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシまたはC1−4ハロアルコキシであり;および
各Rhは、独立して、−OH、F、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシまたはシアノである]
の化合物である、請求項1記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。 - R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは非分枝C2−6アルキレンであり、R8はCO2Raまたは−CONRcRdであり;
R4が、独立して、Hまたはハロであり;
R5が、独立して、
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキルであり、該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(iv)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を含む)、ここで1〜3個の環原子が、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4つのRgで所望により置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NH、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(vi)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;
および
(vii)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、ここで該シクロアルケニルは、所望により1〜2つのRfで置換されていてもよい、
から独立して選択される、請求項2記載の化合物。 - R1が、独立して、非置換C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(Rb)または−C(=O)NRcRdであり;
R2が、独立して、Hまたは非置換C1−3アルキルであり;
R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは非分枝C2−4アルキレンであり、かつR8はCO2Raまたは−CONRcRdであり;
R5が、独立して、
(i)1〜2個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−6シクロアルキル;
(ii)1〜3つのRgで所望により置換されていてもよいフェニル;
(iii)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N、NH、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、1〜3個のRgで所望により置換されていてもよく;
(iv)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(v)1〜2つのRfで所望により置換されていてもよいC5−6シクロアルケニル;
から選択され;
Raが、H、OHで所望により置換されていてもよいC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)であり、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから独立して選択される;および
Rbが、C1−4アルキルである、
請求項2〜3のいずれか一項記載の化合物。 - R1が、独立して、C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(CH3)または−C(=O)N(CH3)2であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、H、CH3または−(CH2)3C(=O)OCH3であり;
R5が、独立して、CH3、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、H、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3、シクロプロピルまたはチアゾリルである、
請求項2〜4のいずれか一項記載の化合物。 - R1が、独立して、C1−6アルキル、C(=O)Ra、−C(=O)ORa、−S(O)2(CH3)または−C(=O)N(CH3)2であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、HまたはCH3であり;
R5が、独立して、CH3、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはシクロプロピルである、
請求項2〜5のいずれか一項記載の化合物。 - R1が、独立して、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはC(=O)Raであり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、Hであり;
R5が、独立して、シクロペンチル、シクロペンテニル、フェニル、ピラゾール−1−イルまたはピラゾール−3−イルであり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3またはシクロプロピルである、
請求項2〜6のいずれか一項記載の化合物。 - R1が、C(=O)Raであり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、独立して、H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、シクロペンチル、シクロペンテニル、チエニル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−5−イルまたは(0〜1個のC1−4アルキルで置換されたフェニル)であり;および
Raが、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2、C(CH3)3、−(CH)2CH(CH3)2、シクロプロピル、1−メチル−1H−ピロール−2−イルまたは(C1−4アルコキシまたはClで置換されたフェニル)である、
請求項2記載の化合物。 - R1が、独立して、CH3、CH2CH3、CH(CH3)2またはC(CH3)3であり;
R2が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R3が、独立して、H、CH3またはCH2CH3であり;
R4が、Hであり;および
R5が、独立して、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イルまたはピラゾール−5−イルである、
請求項2記載の化合物。 - 下記:
から選択される、請求項2記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の環(5〜6個の環原子を包含する)を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、この各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これは独立してN、N(Re)、OおよびSから選択される;
但し、5〜6個の環原子の1つは−C(O)−である;
R3が:
(i)H;
(ii)非置換C1−2アルキル;
(iii)X−R8、ここでXは、非分枝C1−6アルキレンであり、R8は−OH、C1−4アルコキシ、−C1−4ハロアルコキシ、CO2Ra、−CONRcRd、シアノまたは−NRc'Rd'であり;
(iv)(C1−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、該アリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されていてもよい;または
(v)(C1−3アルキレン)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜4個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されていてもよく;
R4およびR5が、下記:
(i)H;
(ii)ハロ;
(iv)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜4個の独立して選択されるRfで置換されていてもよい;
(v)−(C0−3アルキレン)−ヘテロサイクリル(3〜10個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N(Re)、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロサイクリルは、所望により1〜4個のRfで置換されていてもよい;
(vi)−(C0−3アルキレン)−(C6−C10アリール)、これは1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい;
(vii)−(C0−3アルキレン)−ヘテロアリール(5〜10個の環原子を含む)、ここで1〜4個の環原子は、N、NH、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
(viii)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(ix)−(C0−3アルキレン)−C4−10シクロアルケニル、ここで該シクロアルケニルは、所望により1〜2個のRfで置換されていてもよい、
から各々独立して選択され;
R6およびR7の各々が、独立して、Hまたは非置換C1−2アルキルであり;
Raが、
(i)1〜2個のRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;または
(ii)−(C0−3アルキレン)−C3−10シクロアルキル、ここで該シクロアルキルは、所望により1〜2個のRfで置換されていてもよい、
であり;
Rbが、C1−6アルキルであり;
各RcおよびRdが、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Reが、独立して、HまたはC1−4アルキルであり;
各Rfが、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニル(1〜4個のRgで所望により置換されていてもよい)であり;
各Rgが、独立して、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシまたはC1−4ハロアルコキシであり;および
各Rhが、独立して、−OH、F、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシまたはシアノである、
請求項1記載の化合物。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、5〜6個の環原子を包含する飽和または不飽和の環を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、これら各々は、所望により、1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これは独立してN、N(Re)、OおよびSから選択される;
但し、環原子の1つは−C(O)−である;
R3が、H、非置換C1−2アルキル、X−R8であり、ここでXは非分枝C1−6アルキレンであり、R8はCO2Raまたは−CONRcRdである;
R4が、独立して、Hまたはハロであり;
R5が、
(i)H;
(ii)ハロ;
(iii)1〜2個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−8シクロアルキル;
(iv)所望により1〜3個のRgで置換されていてもよいフェニル;および
(v)ヘテロアリール(5〜9個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N、N(Re)、OおよびSから独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により、1〜3個のRgで置換されていてもよい;
(vi)1〜2個の独立して選択されるRhで所望により置換されていてもよいC1−6アルキル;および
(vii)1〜2つのRfで所望により置換されていてもよいC5−6シクロアルケニル、から独立して選択される、
請求項11記載の化合物。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の環(5〜6個の環原子を包含する)を形成しており、
該環は下記を包含する:
(a)3〜5個の環炭素原子、これら各々は、所望により1〜2個の独立して選択されるRfで置換されていてもよく;および
(b)0〜1個の環ヘテロ原子(R1およびR2に結合した窒素原子に加えて)、これはN、N(Re)およびOから独立して選択される;
但し、環原子の1つは、−C(O)−である;
R3が、H、C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは、非分枝C2−6アルキレンであり、R8はCO2(C1−4アルキル)であり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、下記から選択される:
(i)ハロ;
(ii)1〜2個の独立して選択されるRfで所望により置換されていてもよいC3−7シクロアルキル;
(iii)所望により1〜3つのRgで置換されていてもよいフェニル;
(iv)ヘテロアリール(5〜6個の環原子を包含する)、ここで1〜3個の環原子は、N、NH、OおよびSから各々独立して選択され、該ヘテロアリールは、所望により1〜3つのRgで置換されていてもよい;
各Rfは、独立して、C1−6アルキル、C1−4ハロアルキル、−OH、F、Cl、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノまたはフェニルである、
請求項11または請求項12記載の化合物。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
R3が、H、非置換C1−2アルキルまたはX−R8であり、ここでXは、非分枝C2−4アルキレンであり、R8はCO2(C1−4アルキル)である;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、Br、C6−7シクロアルキル、(ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよびCNから選択される1〜2つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(ピラゾリル、チエニルおよびピリジルから選択されるヘテロアリールであり、ここで前記ヘテロアリールの各々は、所望により、ハロ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシおよびCNから選択される1〜2つの置換基で置換されていてもよい)であり;
R6が、Hまたは非置換C1−2アルキルであり;および
R7が、Hである、
請求項1、11〜13のいずれか一項記載の化合物。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
R3が、Hであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、Br、シクロヘキシル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、チエン−2−イル、チエン−3−イル、(F、Cl、CH3、OCH3およびCNから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(FおよびClから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいピリダ−3−イル)であり;
R6が、HまたはCH3であり;および
R7が、Hである、
請求項1、11〜14のいずれか一項記載の化合物。 - R1およびR2が、各々に結合した窒素原子と一緒になって、
を形成しており;
R3が、独立して、H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHであり;
R4が、Hであり;
R5が、独立して、シクロヘキシル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、チエン−2−イル、チエン−3−イル、(F、Cl、CH3、OCH3およびCNから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいフェニル)または(FおよびClから選択される1つの置換基で所望により置換されていてもよいピリダ−3−イル)であり;
R6が、Hであり;および
R7が、Hである、
請求項11記載の化合物。 - 下記:
- 請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物またはその医薬的に許容される塩、ならびに1以上の医薬的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
- 医薬として使用するための、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物またはその医薬的に許容される塩、あるいは請求項18記載の医薬組成物。
- NLRP3活性を調節するための医薬製造における、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物の使用。
- 該調節が、NLRP3をアゴナイズすることを含む、請求項20記載の使用。
- 対象における癌を治療するための医薬の製造における、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物またはその医薬的に許容される塩、または請求項18記載の医薬組成物の使用。
- 癌が、急性骨髄性白血病、副腎皮質癌、カポジ肉腫、リンパ腫、肛門癌、虫垂癌、奇形/ラブドイド腫瘍、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、骨癌、脳腫瘍、乳癌、気管支腫瘍、カルチノイド腫瘍、心臓腫瘍、子宮頸癌、脊索腫、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄増殖性腫瘍、大腸癌、結腸直腸癌、頭蓋咽頭癌、胆管癌、子宮内膜癌、上衣腫、食道癌、鼻腔神経芽細胞腫、ユーイング肉腫、眼癌、卵管癌、胆嚢癌、胃腸カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、胚細胞腫瘍、有毛細胞白血病、頭頸部癌、心臓癌、肝癌、下咽頭癌、膵臓癌、腎臓癌、喉頭癌、慢性骨髄性白血病、唇および口腔癌、肺癌、黒色腫、メルケル細胞癌、中皮腫、口腔癌、***癌、骨肉腫、卵巣癌、陰茎癌、咽頭癌、前立腺癌、直腸癌、唾液腺癌、皮膚癌、小腸癌、軟部組織肉腫、精巣癌、咽喉癌、甲状腺癌、尿道癌、子宮癌、膣癌および外陰癌から選択される、請求項22記載の使用。
- 癌が難治性癌である、請求項22または請求項23記載の使用。
- 癌が、乳癌、大腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、膵臓癌および前立腺癌から選択される、請求項22記載の使用。
- 癌が、ホルモン受容体陽性乳癌、マクロサテライト安定性大腸または直腸癌、膵臓癌および前立腺癌から選択される、請求項22記載の使用。
- 化合物が、1以上の別の癌療法と組合せて投与される、請求項22〜26のいずれか一項記載の使用。
- 1以上の別の癌治療が、手術、放射線療法、化学療法、毒素治療、免疫治療、凍結療法または遺伝子治療、あるいはその組み合わせを含む、請求項27記載の使用。
- 別の癌治療が、ニボルマブ(nivolumab)、ペムブロリズマブ(pembrolizumab)、PDR001、MEDI−0680、セミプリマブ(cemiplimab)、JS001、BGB−A317、INCSHR1210、TSR−042、GLS−010、AM−0001、STI−1110、AGEN2034、MGD013、IBI308、BMS−936559、アテゾリズマブ(atezolizumab)、デュルバルマブ(durvalumab)、アベルマブ(avelumab)、STI−1014、CX−072、LY3300054、CK−301、ウレルマブ(urelumab)、PF05082566、MEDI6469、TRX518、バルリルマブ(varlilumab)、CP−870893、BMS−986016、MGA271、リリルマブ(lirilumab)、IPH2201、エマクツズマブ(emactuzumab)、INCB024360、ガルニセルチブ(galunisertib)、ウロクプルマブ(ulocuplumab)、BKT140、バビツキシマブ(Bavituximab)、CC90002、ベバシズマブ、MNRP1685A、イピリムマブ(ipilimumab)、MK−1308、AGEN−1884およびトレメリムマブ(tremelimumab)から選択される1以上の薬剤を含む、請求項27記載の使用。
- 別の癌治療が、ニボルマブ、イピリムマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブおよびアベルマブから選択される1以上の薬剤を含む、請求項27記載の使用。
- 化合物が、腫瘍内投与される、請求項22〜30のいずれか一項記載の使用。
- 化合物が、全身投与される、請求項22〜30のいずれか一項記載の使用。
- 方法が、対象を同定することをさらに含む、請求項22〜32のいずれか一項記載の使用。
- 対象がヒトである、請求項22〜33のいずれか一項記載の使用。
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