JP2020503176A5

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Publication number: JP2020503176A5
Application number: JP2019534156A
Authority: JP
Filing date: 2017-12-22
Publication date: 2021-02-04
Anticipated expiration: 2037-12-22

Claims

− ベンジルエーテル型フェノール樹脂および溶媒を含有する、ポリオール成分、
− １分子あたり少なくとも２個のイソシアネート基を有する１種または複数のイソシアネート化合物からなる、イソシアネート成分、
を少なくとも有する成形材料混合物を硬化させるための成分系であって、前記ポリオール成分と前記イソシアネート成分とは互いに空間的に離れており、
前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂が、モノマー成分として少なくとも１種のフェノールを有し、前記フェノールは、脂肪族炭化水素基で置換されており、炭化水素原子数１１〜２６で０〜４個の二重結合を有する前記脂肪族炭化水素基で芳香環が置換されており、該フェノール樹脂中の該炭化水素基で置換された前記フェノールの部分が、０．５〜２０重量％であり、
前記ポリオール成分が、少なくとも９５重量％の非極性溶媒を含む溶媒を含有し、非極性溶媒が、炭化水素、アルキル／アルコキシシラン、アルキル／アルコキシシロキサン、およびこれらの混合物から選択され、
前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂が、前記溶媒に溶解する、成分系。
前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂の−ＣＨ_２−ＯＨ基の最大で２５モル％が、Ｃ_１〜Ｃ_１２炭化水素基、特にＣ_１〜Ｃ_４炭化水素基でエステル化されている、請求項１に記載の成分系。
前記溶媒が、前記ポリオール成分に対して、１０〜７０重量％、特に好ましくは２６〜５５重量％、とりわけ好ましくは４１〜５０重量％の量で使用される、請求項１または２に記載の成分系。
該フェノール樹脂が、２．５重量％未満、好ましくは２重量％未満の遊離フェノールを含有する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の成分系。
前記ポリオール成分が、遊離サリゲニンも含有し、遊離フェノールと前記遊離サリゲニンの重量比が、１：１超である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の成分系。
前記非極性溶媒が、アルキルベンゼン、好ましくは、炭素原子数７〜１３のアルキルベンゼン、特にトリメチルベンゼンおよびプロピルベンゼンである、請求項１〜５のいずれか一項に記載の成分系。
前記非極性溶媒が、Ｃ_６〜Ｃ_２２アルカンである、請求項１〜６のいずれか一項に記載の成分系。
前記アルキル／アルコキシシランが、オルトケイ酸テトラエチルまたはオルトケイ酸テトラプロピル、これらのオリゴマー、およびこれらの混合物である、請求項１〜７のいずれか一項に記載の成分系。
前記非極性溶媒が、３５未満のＥ_Ｔ（３０）値を有する、請求項１〜８のいずれか一項に記載の成分系。
前記溶媒が、共溶媒として、ジカルボン酸のジエステル、好ましくは、分枝ジカルボン酸のジエステルを含有する、請求項１〜９のいずれか一項に記載の成分系。
前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂が、モノマー成分として、フェノールおよびクレゾールを含有し、該フェノール樹脂に組み込まれた前記クレゾールのモル占有率が、該フェノール樹脂に組み込まれた前記フェノールのモル占有率以下である、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の成分系。
前記ポリオール成分が、
ａ）１．５重量％未満、特に好ましくは１．０重量％未満、とりわけ好ましくは０．８重量％未満の水を含有する、
請求項１〜１１のいずれか一項に記載の成分系。
前記ポリオール成分が、
ａ）２重量％未満、特に好ましくは１．５重量％未満、とりわけ好ましくは１．０重量％未満の脂肪族アルコールを含有するか、あるいは
ｂ）アルキル／アルコキシシラン、アルキル／アルコキシシロキサン、またはこれらの混合物が使用される場合、１．５重量％未満、好ましくは１．０重量％未満、とりわけ好ましくは０．８重量％未満の脂肪族アルコールを含有する、
請求項１〜１２のいずれか一項に記載の成分系。
該フェノール樹脂が、ＤＩＮ５５６７−１に従って測定して、６００〜１２００ｇ／モル、特に６００〜１，０００ｇ／モルの平均分子量（Ｍｗ）を有する請求項１〜１３のいずれか一項に記載の成分系。
空間的に離れた別の成分として、耐熱性の成形ベース材料をさらに含有する、請求項１〜１４のいずれか一項に記載の成分系。
前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、モノマー成分として、
ａ）前記脂肪族炭化水素基が、０〜３個の二重結合を有すること、
ｂ）前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、モノマーとして、前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂中に、０．５〜１５重量％、好ましくは２〜１２重量％、組み込まれていること、
ｃ）前記脂肪族炭化水素基が、前記フェノールのモノマー成分の、メタ位またはパラ位で、好ましくはメタ位で結合していること、
ｄ）前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、カルドールおよび／またはカルダノールであること
のうちの１つまたは複数の特徴によってさらに特徴付けられる、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の成分系。
請求項１〜１６のいずれか一項に記載のポリオール成分およびイソシアネート成分、ならびに耐熱性の成形ベース材料を組み合わせることによって製造される、成形材料混合物。
請求項１〜１６のいずれか一項に記載のポリオール成分およびイソシアネート成分、ならびに耐熱性の成形ベース材料を組み合わせること、ならびにＰＵ非焼成法およびＰＵコールドボックス法に従って硬化させることによる、型、中子またはライザーを製造するための方法。
イソシアネートバインダーの要素としてのポリオール成分の使用であって、前記ポリオール成分が、ベンジルエーテル型フェノール樹脂および溶媒を含有し、
− イソシアネート成分が、１分子あたり少なくとも２個のイソシアネート基を有する１種または複数のイソシアネート化合物からなり、
該フェノール樹脂が、モノマー成分として少なくとも１種の炭化水素置換フェノールを有し、該フェノールは、炭化水素原子数１１〜２６で０〜４個の二重結合を有する脂肪族炭化水素基で芳香環が置換されており、前記フェノール樹脂中の該炭化水素基で置換された前記フェノールの部分が、０．５〜２０重量％であり、
前記ポリオール成分が、少なくとも９５重量％の非極性溶媒を含む溶媒を含有し、前記非極性溶媒が、炭化水素、アルキル／アルコキシシラン、アルキル／アルコキシシロキサン、およびこれらの混合物から選択され、
前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂が、前記溶媒に溶解する、使用。
前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、モノマー成分として、
ａ）前記脂肪族炭化水素基が、０〜３個の二重結合を有すること、
ｂ）前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、モノマーとして、前記ベンジルエーテル型フェノール樹脂中に、０．５〜１５重量％、好ましくは２〜１２重量％まで、組み込まれていること、
ｃ）前記脂肪族炭化水素基が、前記フェノールのモノマー成分の、メタ位またはパラ位で、好ましくはメタ位で結合していること、
ｄ）前記脂肪族炭化水素基で置換された前記フェノールが、カルドールおよび／またはカルダノールであること、
のうちの１つまたは複数の特徴によってさらに特徴付けられる、請求項１９に記載の使用。