JP2020190389A - 給湯装置 - Google Patents

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伸広 合田
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善彦 前川
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英嗣 岡田
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Yasuhiro Maeda
恭大 前田
佑樹 中島
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Abstract

【課題】外部通信網を介してダウンロードされた音響データをリモートコントローラで再生出力する場合に、無駄な再生出力を防ぐことが可能な給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置10は、浴室リモコン12と、台所リモコン13と、外部通信網30に接続するための無線通信部138とを備える。台所リモコン13は、無線通信部138を介して音響データを取得するデータ取得部133aを備え、取得した音響データに基づくラジオ音声信号(音響情報)を浴室リモコン12に送信する。浴室リモコン12は、受信したラジオ音声信号を再生出力するための回路部とスピーカ125を備える。浴室リモコン12は、ラジオ音声信号の再生出力を停止させる停止条件の充足の有無を判定する判定部123aと、停止条件が充足された場合に浴室リモコン12におけるラジオ音声信号の再生出力を停止させる再生停止部123bと、備える。【選択図】図3

Description

本発明は、給湯装置に関し、特に、当該給湯装置に係る操作が台所、浴室等に配置されたリモートコントローラにより行われる給湯装置に用いて好適である。
給湯装置では、浴室やリビングに設置されたリモートコントローラを介して、各種入力が行われる。この場合、これらのリモートコントローラを介して、さらに、ラジオやテレビ等の視聴が行えると便利である。
以下の特許文献1には、台所と浴室にそれぞれ設置されたリモートコントローラ間のインターフォン機能を利用して、各リモートコントローラにおいて、音響データに基づく音声を出力可能な給湯装置が記載されている。この給湯装置では、外部通信網を介して、音響データが台所のリモートコントローラにダウンロードされる。台所のリモートコントローラは、ダウンロードされた音響データをアナログの音声信号に再生し、再生後の音声信号を、インターフォン機能を用いて、浴室のリモートコントローラに送信する。これにより、浴室のリモートコントローラにおいて、音響データに基づく音声が出力される。
特開2018−19205号公報
上記構成の給湯装置では、入浴後に、使用者が、音声出力の停止操作を行うことなく、そのまま浴室を退出することが起こり得る。このような場合、無人の浴室において音声出力が継続されることになり、無駄な電力が消費されてしまう。
かかる課題に鑑み、本発明は、外部通信網を介してダウンロードされた音響データをリモートコントローラで再生出力する場合に、無駄な再生出力を防ぐことが可能な給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る給湯装置は、給湯器を操作するための第1のリモートコントローラと、前記給湯器を操作するための第2のリモートコントローラと、前記給湯器、前記第1のリモートコントローラおよび前記第2のリモートコントローラを互いに通信可能に接続する通信線と、外部通信網に接続するための通信部と、を備える。ここで、前記第1のリモートコントローラは、前記通信部を介して音響データを取得するデータ取得部を備え、前記データ取得部により取得した前記音響データに基づく音響情報を前記第2のリモートコントローラに送信する。また、前記第2のリモートコントローラは、受信した前記音響情報を再生出力するための回路部およびスピーカを備える。給湯装置は、前記音響情報の再生出力を停止させる停止条件の充足の有無を判定する判定部と、前記停止条件が充足された場合に前記第2のリモートコントローラにおける前記音響情報の再生出力を停止させる再生停止部と、をさらに備える。
本態様に係る給湯装置によれば、停止条件が充足された場合に、第2のリモートコントローラおける音響情報の再生出力が停止される。よって、第2のリモートコントローラにおける無駄な音響情報の再生出力を防ぐことができる。
なお、「音響情報」とは、外部通信網を介して受信した音響データを復調して得られるアナログの音声信号の他、圧縮された音響データの圧縮を解除した後の音響データや、圧縮された音響データそのもの等、音響データに基づく音声を再生出力可能な情報を広く含むものである。
本態様に係る給湯装置において、前記判定部は、前記給湯器の運転状態が停止状態になったか否かをさらに判定し、前記停止条件は、前記給湯器の運転状態が停止状態になったことを含み得る。
この構成によれば、給湯器の運転状態が停止状態となった場合、すなわち、浴室等における音響情報の視聴が想定されにくい状況となった場合に、第2のリモートコントローラにおける音響情報の再生出力が停止される。よって、第2のリモートコントローラにおける無駄な音響情報の再生出力を防ぐことができる。
本態様に係る給湯装置において、前記判定部は、前記給湯器が故障状態になったか否かをさらに判定し、前記停止条件は、前記給湯器が故障状態になったことを含み得る。
この構成によれば、給湯器が故障状態になった場合、すなわち、給湯器の使用ができないため、浴室等における音響情報の視聴が想定されにくい状況となった場合に、第2のリモートコントローラにおける音響情報の再生出力が停止される。よって、第2のリモートコントローラにおける無駄な音響情報の再生出力を防ぐことができる。
本態様に係る給湯装置において、前記第2のリモートコントローラは、前記音響情報とは異なる他の音響情報を前記第1のリモートコントローラから受信して再生出力可能に構成され、前記停止条件は、前記第2のリモートコントローラが前記他の音響情報を再生出力する状態となったことを含むよう構成され得る。
この構成によれば、第2のリモートコントローラにおいて、ガイダンス音声等の他の音響情報が再生出力される状況となった場合、すなわち、他の音声出力が優先される状況となった場合に、外部通信網から取得した音響データに基づく音声の再生出力が停止され、他の音響情報が再生出力される。よって、第2のリモートコントローラにおいて、音響情報の再生出力を適切に停止でき、ガイダンス音声等の他の音響情報に基づく音声を優先的に再生出力させることができる。
本態様に係る給湯装置において、前記第2のリモートコントローラは、浴室に設置され、前記浴室に人が居るか否かを検出するための人感センサを備え、前記停止条件は、前記人感センサにより人が検出されなくなったことを含むよう構成され得る。
この構成によれば、浴室に人が居なくなった場合に、浴室に設置された第2のリモートコントローラにおける音響情報の再生出力が停止される。よって、第2のリモートコントローラにおける無駄な音響情報の再生出力を防ぐことができる。
本態様に係る給湯装置において、前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記スピーカからの前記音響情報に基づく音声の出力を停止させるよう構成され得る。
この構成によれば、第2のリモートコントローラにおける無駄な電力消費を抑制できる。
あるいは、本態様に係る給湯装置において、前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記第2のリモートコントローラに対する前記音響情報の送信を停止させるよう構成され得る。
この構成によれば、第1のリモートコントローラにおける無駄な電力消費を抑制できる。
あるいは、本態様に係る給湯装置において、前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記データ取得部による前記音響データの取得を停止させるよう構成され得る。
この構成によれば、第1のリモートコントローラにおける無駄な電力消費を抑制できる。また、音響データの取得が終了されるため、外部通信網に対する無駄な通信費の消費を抑制できる。
本態様に係る給湯装置において、前記停止条件は、前記音響情報の再生出力を終了させる第1停止条件と、前記音響情報の再生出力を一時停止させる第2停止条件とを含み、前記再生停止部は、前記判定部により前記第1停止条件が充足されたと判定された場合は、前記音響情報の再生出力を終了させ、前記判定部により前記第2停止条件が充足されたと判定された場合は、前記音響情報の再生出力を一時停止させ、前記判定部により前記第2停止条件が充足されないことが判定されたことに基づいて、前記音響情報の再生出力を復帰させるよう構成され得る。
この構成によれば、給湯器の運転停止や故障等、音響情報の再生出力が不要と想定される場合(第1停止条件が充足される場合)は、音響情報の再生出力を終了させる処理が行われ、ガイダンス音声の出力時等、音響情報の再生出力を一時的に中断させる必要性が生じた場合(第2停止条件が充足される場合)は、音響情報の再生出力が一時的に停止され、この条件が解消したことに応じて、音響情報の再生出力が再開される。これにより、音響情報の再生出力を適切に終了および一時停止させることができ、給湯装置の利便性を高めることができる。
なお、上記構成において、「第1停止条件」は、たとえば、給湯器の運転状態が停止状態になったこと、給湯器が故障状態になったこと、第2のリモートコントローラが設置された浴室内に人が居ないこと、あるいは、外部オーディオ機器からの音響情報が再生される状態になったこと等を含み得る。また。「第2停止状態」は、たとえば、ガイダンス音声が出力される状態になったこと、あるいは、インターフォン機能による通話が行われる状態になったこと等を含み得る。
本態様に係る給湯装置において、前記判定部は、前記第2のリモートコントローラに設けられ得る。また、前記再生停止部は、前記第2のリモートコントローラに設けられ得る。
この構成によれば、実際に音響情報の再生出力を行う第2のリモートコントローラにおいて、再生出力の可否の判定処理および再生出力の停止処理が行われる。よって、これらの処理を簡易かつ円滑に行うことができる。
本態様に係る給湯装置において、前記通信部は、前記第1のリモートコントローラに設けられ得る。
この構成によれば、台所やリビングルーム等、浴室以外の居住空間に設置される第1のリモートコントローラに通信部が配置されるため、宅内に配置されたルータと通信部との接続が安定化する。よって、外部通信網から音響データを安定的に取得して第2のリモートコントローラに送信することができる。
本態様に係る給湯装置において、前記第1のリモートコントローラは、前記通信線を介して、前記音響情報を前記第1のリモートコントローラに送信するよう構成され得る。
この構成によれば、給湯器、第1のリモートコントローラおよび第2のリモートコントローラの間で給湯動作のための情報を授受するための通信線を介して、第1のリモートコントローラから第2のリモートコントローラに音響情報が送信される。このため、別途、第1のリモートコントローラと第2のリモートコントローラとの間に、音響情報を送受信するための通信系を設ける必要がない。よって、簡素な構成により音響情報の送受信を行うことができる。
以上のとおり、本発明によれば、外部通信網を介してダウンロードされた音響データをリモートコントローラで再生出力する場合に、無駄な再生出力を防ぐことが可能な給湯装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る、給湯装置の構成を示す図である。 図2(a)および(b)は、実施形態に係る、2つのリモートコントローラの操作部に設けられた操作ボタンについて説明するための図である。 図3は、実施形態に係る、給湯器、浴室リモコンおよび台所リモコンの回路ブロックを示す図である。 図4は、実施形態に係る、ガイダンス機能実行時の音声信号の流れを示す図である。 図5は、実施形態に係る、通話機能実行時の音声信号の流れを示す図である。 図6は、実施形態に係る、外部オーディオ機能実行時の音声信号の流れを示す図である。 図7は、実施形態に係る、ラジオ機能実行時の音声信号の流れを示す図である。 図8は、実施形態に係る、ラジオ機能の停止処理を示すフローチャートである。 図3は、変更例に係る、給湯器、浴室リモコンおよび台所リモコンの回路ブロックを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、給湯装置10の構成を示す図である。図2(a)、(b)は、リモートコントローラ12、13の操作部122、132に設けられた操作ボタンについて説明するための図である。
給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13とを備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯が供給される。
給湯装置10は、カラン等に湯を供給する給湯機能、浴槽にお湯を張る湯張り機能の他、浴槽内に湯が張られた後にその湯を保温する保温機能と、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き機能と、浴槽内にお湯を足す足し湯機能とを備える。湯張り機能とそれに続く保温機能とによりふろ自動機能が構成される。ふろ自動機能が、湯張り機能のみにより構成される場合もある。保温機能および追い焚き機能では、浴槽と給湯器11との間でお湯が循環し循環中のお湯が加熱されることによってお湯が熱くなる。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12、13は、それぞれ、表示部121、131と、操作部122、132とを備える。操作者は、表示部121、131に表示された画面に従って操作部122、132を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。
図2(a)、(b)に示すように、操作部122、132には、運転ボタン122a、132a、ふろ自動ボタン122b、132b、追い焚きボタン122c、132c、足し湯ボタン122d、132d、ラジオボタン122e、132eを含む各種の操作ボタンが設けられる。
リモートコントローラ12、13が運転オフモード(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したとしても給湯器11が給湯運転を行わない状態)にあるとき、表示部121、131は消灯状態にあり、運転ボタン122a、132a以外の操作ボタンの操作は受け付けられない。運転ボタン122a、132aが操作され、運転オンモード(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したときに給湯器11が給湯運転を行える状態)になると、表示部121、131が点灯して設定内容が表示されるとともに運転ボタン122a、132a以外の操作ボタンの操作が受け付け可能となる。
ふろ自動ボタン122b、132bは、ふろ自動機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。追い焚きボタン122c、132cは、追い焚き機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。足し湯ボタン122d、132dは、足し湯機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。ラジオボタン122e、132eは、ラジオを聴く場合に操作される操作ボタンである。ラジオボタン122e、132eが操作されてラジオ機能が動作した後、再度、ラジオボタン122e、132eが操作されると、ラジオ機能が終了する。
リモートコントローラ12、13には、音声を入出力するための音声入出力口12a、13aが設けられている。音声入出力口12a、13aは、湯張りの完了等、給湯装置10に関する所定の動作を通知するためのガイダンス音声の出力や、インターフォン機能を用いた通話時の音声の入出力等のために用いられる。通話時には、音声入出力口12a、13aの一方から入力された音声に基づく音声信号が、2芯通信線L10を介して送信され、音声入出力口12a、13aの他方から出力される。これにより、リモートコントローラ12側の使用者と、リモートコントローラ13側の使用者との間で会話ができる。
リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
図1に示すように、台所リモコン13は、無線通信により、宅内H10に設置されたルータ20と接続可能である。本実施形態では、所定放送局のラジオの音響データが、外部通信網30(たとえば、インターネット回線等の公衆通信網)およびルータ20を介して、ラジオサーバ40から台所リモコン13に送信される。ここでは、所定時間分(たとえば、5秒)の音響データが所定の圧縮方式(たとえば、AACやMP3)で圧縮されて、ラジオサーバ40から台所リモコン13に順次配信される。
配信された音響データに基づく音声が台所リモコン13において出力される場合、音響データが順次、台所リモコン13でデコードおよび再生される。これにより、当該ラジオの音声が、台所リモコン13の音声入出力口13aから出力される。
また、配信された音響データに基づく音声が浴室リモコン12において出力される場合、配信された音響データが台所リモコン13においてデコードされて、アナログの音声信号が取得される。取得された音声信号は、順次、2芯通信線L10を介して浴室リモコン12に送信される。送信された音声信号は、浴室リモコン12において再生出力される。これにより、当該ラジオの音声が、浴室リモコン12の音声入出力口12aから出力される。こうして、使用者は、キッチンや浴室内でラジオを楽しむことができる。
また、台所リモコン13には、外部オーディオ機器から出力される音声信号を入力するための入力端子13bが設けられている。外部オーディオ機器の外部出力端子に通信コードの一方のコネクタが接続され、この通信コードの他方のコネクタが入力端子13bに接続される。この状態で、外部オーディオ機器において所定の音源が再生されると、当該音源に基づくアナログの音声信号が、通信コードおよび入力端子13bを介して台所リモコン13に入力される。入力された音声信号は、台所リモコン13に対する設定操作に応じて、浴室リモコン12および台所リモコン13の一方または両方において再生出力される。当該音声は、音声入出力口12a、13aから出力される。
ここで、外部オーディオ機器から入力された音声信号が浴室リモコン12側で出力される場合、当該音声信号が、上述のインターフォン機能を用いて、台所リモコン13から浴室リモコン12に送信される。これにより、外部オーディオ機器から入力された音声信号に基づく音声が、浴室リモコン12側の音声入出力口12aから出力される。
このように、本実施形態では、通話に用いるインターフォン機能を利用して、ラジオサーバ40から取得した音響データに基づく音声と、外部オーディオ機器から取得した音声信号に基づく音声を、浴室リモコン12の音声入出力口12aから出力させることができる。
図3は、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、センサ部112と、駆動部113とを備える。
制御部111は、マイクロコンピュータを備え、内蔵メモリに記憶された制御プログラムに従って、給湯器11内の各部を制御する。また、制御部111は、2芯通信線L10によって、浴室リモコン12の制御部123および台所リモコン13の制御部133と接続されている。制御部111は、2芯通信線L10を介して、浴室リモコン12の制御部123および台所リモコン13の制御部133と通信を行う。
センサ部112は、給湯動作に必要な各種センサを備える。たとえば、センサ部112は、給湯口11aに繋がる配管を流れる湯の温度を検出する温度センサや、配管を流れる湯の流量を検出する流量センサ、給湯装置10が接続された浴槽の水位を検出する水位センサ等を備える。この他、センサ部112は、燃焼機に供給される燃料ガスのガス圧を検出するセンサや、CO濃度を検出するセンサ等を含む。
駆動部113は、給湯動作に必要な各種駆動機構を備える。たとえば、駆動部113は、燃焼器に空気を供給するファンや、元ガス電磁弁、流調弁等を備える。制御部111は、センサ部112からの検出信号に基づいて、駆動部113を駆動し、湯の供給や湯温の調節等の制御を行う。また、制御部111は、センサ部112からの検出信号に基づいて、給湯器11の故障を検出する。たとえば、制御部111は、CO濃度の検出結果から不完全燃焼に基づく故障を検出し、あるいは、湯温の検出結果から出湯温度異常に基づく故障を検出する。
浴室リモコン12は、上述の表示部121および操作部122の他、制御部123と、音声切替部124と、スピーカ125と、インターフォン通信部126と、マイク127と、人感センサ128とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。操作部122は、上述のように、運転オン/オフや、湯張り、追い焚き等のための各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。
制御部123は、マイクロコンピュータを備え、内蔵メモリに記憶された制御プログラムに従って各部を制御する。制御プログラムによる機能として、判定部123aと、再生停止部123bとが、制御部123に設定される。ここで、判定部123aは、ラジオ音声の再生出力を停止させる停止条件が充足されたか否かを判定する機能である。停止条件は、ラジオ機能が使用されない状況となった事象に基づいて規定される。また、再生停止部123bは、停止条件が充足された場合にラジオ音声の再生出力を停止させる機能である。
また、制御部123の内蔵メモリには、ガイダンス音声を出力するための音源情報が記憶されている。ガイダンス音声とは、給湯動作に関する通知を行うための音声のことである。たとえば、浴室リモコン12または台所リモコン13に対する操作により給湯器11の運転が開始されたことを通知する音声や、湯張りが完了したことを通知する音声等が、ガイダンス音声に含まれる。
音声切替部124は、制御部123からの制御に従って、スピーカ125に供給する音声信号を切り替える。スピーカ125は、音声切替部124から入力される音声信号を出力する。スピーカ125は、図1および図2(a)に示した音声入出力口12aを介して音声を出力する。
インターフォン通信部126は、制御部123からの制御に従って、台所リモコン13のインターフォン通信部136と、音声信号の送受信を行う。インターフォン通信部126、136は、2芯通信線L10に接続されている。インターフォン通信部126、136は、2芯通信線L10を介して、音声信号の送受信を行う。
なお、2芯通信線L10は、給湯器11から浴室リモコン12および台所リモコン13に対する電力の供給にも用いられる。この電力電圧に送信信号が重畳されて、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13の各制御部111、123、133の間で通信が行われる。たとえば、操作部122、132を介して入力された設定情報や、現時点の設定状態を示す状態情報が、2芯通信線L10上の電力電圧に重畳されて、各制御部111、123、133の間で送受信され、共有される。さらに、上述の音声信号が、2芯通信線L10上の電力電圧に重畳されて、インターフォン通信部126、136間で送受信される。状態情報を送受信するための周波数帯は、音声信号を送受信するための周波数帯に比べて高く設定されている。
マイク127は、浴室リモコン12側の使用者が発した音声を集音し、当該音声に基づく音声信号を、インターフォン通信部126に出力する。当該音声信号は、インターフォン通信部126から2芯通信線L10を介して、台所リモコン13側のインターフォン通信部136に送信され、台所リモコン13側のスピーカ135から再生出力される。マイク127は、図1および図2(a)に示した音声入出力口12aを介して音声を集音する。
人感センサ128は、浴室内に人が居ることを検出し、検出結果を制御部123に送信する。人感センサ128は、たとえば、赤外線焦電センサである。人感センサ128が、赤外線焦電センサ以外の種類の人感センサであってもよい。
台所リモコン13は、上述の表示部131および操作部132の他、制御部133と、音声切替部134と、スピーカ135と、インターフォン通信部136と、マイク137と、無線通信部138とを備える。表示部131は、たとえば、液晶パネルにより構成される。操作部132は、上述の通り、運転オン/オフや、湯張り、追い焚き等のための各種操作ボタンを備える。表示部131が、タッチパネルであってもよい。
制御部133は、マイクロコンピュータを備え、内蔵メモリに記憶された制御プログラムに従って各部を制御する。制御プログラムによる機能として、データ取得部133aと、再生部133bとが、制御部123に設定される。
データ取得部133aは、ラジオ機能の実行時に、無線通信部138を介してラジオサーバ40に接続し、ラジオサーバ40から音響データを取得する機能である。上記のように、データ取得部133aは、所定の圧縮方式で圧縮された所定時間分(たとえば、5秒)の音響データを、順次、ラジオサーバ40から取得する。
再生部133bは、取得した音響データの圧縮を解除し、さらに、圧縮解除の音響データをアナログの音声信号(ラジオ音声信号)に再生する機能である。再生部133bにより再生されたラジオ音声信号は、随時、音声切替部134に出力される。
また、制御部123の内蔵メモリには、浴室リモコン12の制御部133と同様、ガイダンス音声を出力するための音源情報が記憶されている。
音声切替部134は、制御部133からの制御に従って、スピーカ135に供給する音声信号を切り替える。また、音声切替部134は、制御部133からの制御に従って、インターフォン通信部136に供給する音声信号、すなわち、2芯通信線L10を介して浴室リモコン12に送信する音声信号を切り替える。
スピーカ135は、音声切替部134から入力される音声信号を出力する。スピーカ135は、図1および図2(b)に示した音声入出力口13aを介して音声を出力する。
インターフォン通信部136は、制御部133からの制御に従って、台所リモコン13のインターフォン通信部136と、音声信号の送受信を行う。
マイク137は、台所リモコン13側の使用者が発した音声を集音し、当該音声に基づく音声信号を、インターフォン通信部136に出力する。当該音声信号は、インターフォン通信部136から2芯通信線L10を介して、浴室リモコン12側のインターフォン通信部126に送信され、浴室リモコン12側のスピーカ125から再生出力される。マイク137は、図1および図2(b)に示した音声入出力口13aを介して音声を集音する。
無線通信部138は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部138は、ルータ20を介して外部通信網30に接続される。制御部133は、データ取得部133aの機能により、無線通信部138を介して、ラジオサーバ40からラジオの音響データを取得する。この動作は、図2(a)、(b)のラジオボタン122e、132eが操作されることにより行われる。使用者は、操作部122、132に配置された所定のボタンを操作することにより、ラジオの選局が可能である。ラジオ音声の再生には、ストリーミング方式が用いられる。
本実施形態では、浴室リモコン12および台所リモコン13に、それぞれ、ガイダンス音声を出力する機能(ガイダンス機能)、通話を行う機能(通話機能)、外部オーディオ機器50からの音声信号を再生出力する機能(外部オーディオ機能)、および、ラジオ音声の再生機能(ラジオ機能)が設けられている。以下、これらの機能について説明する。
<ガイダンス機能>
図4は、ガイダンス機能実行時の音声信号の流れを示す図である。図4において、破線の矢印は、浴室リモコン12側で生成された音声信号の流れを示し、実線の矢印は、台所リモコン13側で生成された音声信号の流れを示している。
ガイダンス機能は、給湯装置10においてガイダンス音声を出力する事象(運転開始、湯張り完了、等)が生じた場合に実行される。制御部123、133の内蔵メモリには、これら事象と、ガイダンス音声の音源情報とが互いに対応付けて記憶されている。
制御部123、133は、これらの事象が生じた場合に、当該事象に対応付けられた音源情報を再生し、再生したアナログの音声信号(ガイダンス音声信号)を、音声切替部134に出力する。音声切替部134は、制御部123、133からの制御に従って、これらガイダンス音声信号を、それぞれ、スピーカ125、135に出力する。これにより、スピーカ125、135からガイダンス音声が出力される。
<通話機能>
図5は、通話機能実行時の音声信号の流れを示す図である。図5において、破線の矢印は、浴室リモコン12側で生成された音声信号の流れを示し、実線の矢印は、台所リモコン13側で生成された音声信号の流れを示している。
通話機能は、図2(a)、(b)の操作部122、132に対して、通話機能を開始させる操作が行われた場合に実行される。
マイク127、137は、使用者からの音声を集音してアナログの音声信号(通話音声信号)を生成し、生成した通話音声信号を、それぞれ、インターフォン通信部126、136に出力する。浴室側のインターフォン通信部126は、制御部123からの制御に従って、マイク127から入力された通話音声信号を、2芯通信線L10を介して、台所側のインターフォン通信部136に送信する。同様に、台所側のインターフォン通信部136は、制御部133からの制御に従って、マイク137から入力された通話音声信号を、2芯通信線L10を介して、浴室側のインターフォン通信部126に送信する。
インターフォン通信部126、136は、受信した通話音声信号を、それぞれ、音声切替部124、134に出力する。音声切替部124、134は、入力された通話音声信号を、それぞれ、スピーカ125、135に出力する。これにより、スピーカ125、135から通話音声が出力される。
<外部オーディオ機能>
図6は、外部オーディオ機能実行時の音声信号の流れを示す図である。図6において、破線の矢印は、外部オーディオ機器50からの音声信号を浴室リモコン12側で再生出力する場合の音声信号の流れを示し、細い実線の矢印は、外部オーディオ機器50からの音声信号を台所リモコン13側で再生出力する場合の音声信号の流れを示している。太い実線の矢印は、外部オーディオ機器50から出力される音声信号である。
外部オーディオ機能は、入力端子13bにコネクタが接続されたことが検出されたことに応じて開始される。その後、使用者は、図2(b)の操作部132に対して、浴室リモコン12と台所リモコン13の両方または一方に外部オーディオ機器50からの音声信号を再生出力させる操作を行う。さらに、使用者は、外部オーディオ機器50に対し、所望の音源の音声信号を出力させる操作を行う。これにより、入力端子13bを介して外部オーディオ機器50から、アナログの音声信号(外部オーディオ音声信号)が音声切替部134に入力される。
外部オーディオ音声信号を台所リモコン13で再生出力する設定がなされた場合、音声切替部134は、入力された外部オーディオ音声信号を、スピーカ135に出力する。これにより、スピーカ135から、外部オーディオ音声信号に基づく音声が出力される。
外部オーディオ音声信号を浴室リモコン12で再生出力する設定がなされた場合、音声切替部134は、入力された外部オーディオ音声信号を、インターフォン通信部136に出力する。インターフォン通信部136は、入力された外部オーディオ音声信号を、2芯通信線L10を介して、浴室リモコン12側のインターフォン通信部126に送信する。
インターフォン通信部126は、受信した外部オーディオ音声信号を音声切替部124に出力する。音声切替部124は、入力された外部オーディオ音声信号をスピーカ125に出力する。これにより、スピーカ125から外部オーディオ音声信号に基づく音声が出力される。
<ラジオ機能>
図7は、ラジオ機能実行時の音声信号の流れを示す図である。図7において、破線の矢印は、ラジオ音声信号を浴室リモコン12側で再生出力する場合の音声信号の流れを示し、点線の矢印は、ラジオ音声信号を台所リモコン13側で再生出力する場合の音声信号の流れを示している。太い実線の矢印は、ラジオサーバ40から配信されるラジオの音響データである。細い実線の矢印は、音響データを再生して取得されるアナログのラジオ音声信号である。
ラジオ機能は、図2(a)、(b)のラジオボタン122e、132eが操作されることにより実行される。使用者は、操作部122、132に対して、浴室リモコン12と台所リモコン13の両方または一方にラジオ機能を設定する操作を行う。これにより、制御部133が、データ取得部133aの機能により、無線通信部138を介して、ラジオサーバ40に接続する。その後、ラジオサーバ40から制御部133に、ラジオの音響データが送信される。
制御部133は、受信した音響データを、再生部133bの機能により再生してアナログのラジオ音声信号を生成する。制御部133は、生成したラジオ音声信号を、連続的に、音声切替部134に出力する。
ラジオ音声信号を台所リモコン13で再生出力する設定がなされた場合、音声切替部134は、入力されたラジオ音声信号を、スピーカ135に出力する。これにより、スピーカ135から、ラジオ音声信号に基づく音声が出力される。
ラジオ音声信号を浴室リモコン12で再生出力する設定がなされた場合、音声切替部134は、入力されたらラジオ音声信号を、インターフォン通信部136に出力する。インターフォン通信部136は、入力されたラジオ音声信号を、2芯通信線L10を介して、浴室リモコン12側のインターフォン通信部126に送信する。
インターフォン通信部126は、受信したラジオ音声信号を音声切替部124に出力する。音声切替部124は、入力されたラジオ音声信号をスピーカ125に出力する。これにより、スピーカ125からラジオ音声信号に基づく音声が出力される。
<機能の競合>
本実施形態では、浴室リモコン12および台所リモコン13にスピーカ125、135が1つずつしか配置されていない。このため、上記の機能が競合した場合、何れの機能に基づく音声信号を再生出力するかを予め決めておく必要がある。
本実施形態では、給湯動作に関する通知を確実に行うとの観点から、ガイダンス機能の優先順位が最高位に設定される。また、浴室リモコン12と台所リモコン13との間の通話には緊急性が想定されるため、通話機能の優先順位が2番目に設定される。残る外部オーディオ機能とラジオ機能とでは、外部オーディオ機能の方が設置の煩雑さの観点から、使用者の使用意思が高いと想定される。このため、外部オーディオ機能の優先順位がラジオ機能の優先順位よりも高く設定される。よって、優先順の順に各機能を並べると、ガイダンス機能、通話機能、外部オーディオ機能、ラジオ機能の順になる。
このような優先順位に基づいて、他の機能が動作している状態では、ラジオ機能の開始操作が受け付けられない。また、ラジオ機能が動作している状態で、他の機能が競合すると、ラジオ機能に基づく音声の出力が停止され、他の機能に基づく音声の出力に切り替えられる。同様に、外部オーディオ機能が動作している状態でガイダンス機能または通話機能が競合すると、外部オーディオ機能に基づく音声の出力が停止され、ガイダンス機能または通話機能に基づく音声の出力に切り替えられる。通話機能が動作している状態でガイダンス機能が競合すると、通話機能に基づく音声の出力が停止され、ガイダンス機能に基づく音声の出力に切り替えられる。以上の制御が、制御部123、133において行われる。
<ラジオ機能の停止処理>
ところで、上記の構成では、入浴後に、使用者が、ラジオ機能の停止操作を行うことなく、そのまま浴室を退出することが起こり得る。このような場合、無人の浴室において音声出力が継続されることになり、無駄な電力が消費されてしまう。また、運転ボタン122aが操作されて風呂が使用されなくなった場合や、給湯器11が故障して風呂を使用できなくなった場合も、浴室でラジオが視聴される状況が想定されにくい。したがって、このような場合に、ラジオ機能が継続されると、無駄な電力が消費されることになる。
そこで、本実施形態では、ラジオの再生出力を停止させる停止条件が予め設定され、この停止条件が充足された場合に、ラジオの再生出力を停止させる処理が行われる。ここで、停止条件の充足の有無は、浴室リモコン12の制御部123が、判定部123aの機能により判定し、ラジオの再生出力を停止させる処理は、浴室リモコン12の制御部123が、再生停止部123bの機能により実行する。
図8は、ラジオ機能の停止処理を示すフローチャートである。この処理は、ラジオ機能の開始に応じて開始される。
制御部123は、判定部123aの機能により、第1停止条件または第2停止条件が充足されたか否かを判定する(S11、S12)。ここで、第1停止条件は、ラジオ音声信号の再生出力を終了させる条件、すなわち、ラジオ機能を終了させる条件である。また、第2停止条件は、ラジオ音声信号の再生出力を一時停止させる条件、すなわち、ラジオ機能を継続させたまま、ラジオ音声の出力を停止させる条件である。第1停止条件および第2停止条件は、たとえば、以下のように設定される。
・第1停止条件
(a)給湯器11の運転が停止されたこと。
(b)給湯器11に給湯動作を行い得ない故障が発生したこと。
(c)浴室内に人が居ないことが検出されたこと。
(d)外部オーディオ機器50が台所リモコン13に接続されたこと。
・第2停止条件
(e)ガイダンス機能が実行されていること。
(f)通話機能が実行されていること。
上記のうち、条件(a)は、図2(a)、(b)の運転ボタン122a、132aがオフ状態に切り替えられた場合に充足される。台所リモコン13側の運転ボタン132aがオフ状態に切り替えられた場合は、そのことを示す状態情報が、2芯通信線L10を介して浴室リモコン12に送信される。これにより、制御部123は、判定部123aの機能により、条件(a)が充足されたことを識別する。
条件(b)は、給湯器11の制御部111から故障に関する情報が送信された場合に充足される。給湯器11に給湯動作を行い得ない故障が発生した場合、そのエラーコードが、2芯通信線L10を介して、給湯器11の制御部111から浴室リモコン12の制御部123と台所リモコン13の制御部133に送信される。これにより、制御部123は、判定部123aの機能により、条件(b)が充足されたことを識別する。
条件(c)は、人感センサ128が人を検出しない場合に充足される。人感センサ128の検出結果が、随時、制御部123に入力される。制御部123は、入力される検出結果に基づいて、判定部123aの機能により、条件(c)が充足されたことを識別する。
条件(d)は、台所リモコン13に外部オーディオ機器50が接続された場合に充足される。台所リモコン13に外部オーディオ機器50が接続された場合、そのことを示す状態情報が、2芯通信線L10を介して、台所リモコン13の制御部133から給湯器11の制御部111と浴室リモコン12の制御部123に送信される。これにより、制御部123は、判定部123aの機能により、条件(d)が充足されたことを識別する。
条件(e)は、ガイダンス音声を出力する事象が生じた場合に充足される。この事象の発生は、2芯通信線L10を介した状態情報の授受により、制御部123自身で判定される。制御部123は、この事象が生じた場合に、判定部123aの機能により、条件(e)が充足されたことを識別する。
条件(f)は、図2(a)、(b)の操作部122、132に対し通話機能の設定操作がなされた場合に充足される。台所リモコン13側の操作部132に対し通話機能の設定操作が行われた場合は、そのことを示す状態情報が、2芯通信線L10を介して浴室リモコン12に送信される。これにより、制御部123は、判定部123aの機能により、条件(f)が充足されたことを識別する。
上記条件(a)〜(d)の少なくとも1つが充足されると、制御部123は、ステップS11の判定をYESとする。また、上記条件(e)、(f)の少なくとも1つが充足されると、制御部123は、ステップS12の判定をYESとする。
ステップS11の判定がYESの場合、制御部123は、再生停止部123bの機能により、ラジオ機能の終了処理を実行する(S13)。ステップS13において、制御部123は、まず、ラジオ機能の終了指示を台所リモコン13に送信する。これにより、台所リモコン13側において、ラジオ機能を終了させる処理が行われる。すなわち、台所リモコン13の制御部133は、無線通信部138を制御してラジオサーバ40に対する接続を解除し、さらに、データ取得部133aおよび再生部133bの機能を停止させる。
さらに、制御部123は、ステップS13において、浴室リモコン12に設定されているラジオ機能を終了させる。すなわち、制御部123は、判定部123aおよび再生停止部123bの機能を停止させる。これにより、制御部123は、図8の処理を終了する。
なお、充足された第1停止条件が上記条件(a)、(b)、(c)の何れかである場合、制御部123、133は、ラジオ機能の終了に伴い、音声切替部124、134、インターフォン通信部126、136およびスピーカ125、135の動作を停止させる。これに対し、充足された第1停止条件が上記条件(d)の場合、制御部123、133は、ラジオ機能の終了後も、音声切替部124、134、インターフォン通信部126、136およびスピーカ125、135の動作を継続させる。この場合、制御部133は、外部オーディオ機器50から入力される音声信号をインターフォン通信部136およびスピーカ135に出力するよう、音声切替部134を制御する。これにより、ラジオ機能の終了に伴い、外部オーディオ機器50からの音声信号に基づく音声が、スピーカ125、135から出力される。
ステップS12の判定がYESの場合、制御部123は、再生停止部123bの機能により、出力対象の音声を切り替える処理を実行する(S14)。ステップS14において、制御部123は、まず、出力対象の音声をガイダンス音声または通話音声に切り替える指示を台所リモコン13に送信する。これにより、台所リモコン13側において、出力対象の音声を切り替える処理が行われる。
すなわち、充足された第2停止条件が上記条件(e)である場合、台所リモコン13の制御部133は、ラジオ音声信号に代えてガイダンス音声信号を音声切替部134に出力し、さらに、ガイダンス音声信号がスピーカ135に出力されるよう、音声切替部134を制御する。これにより、ガイダンス音声がスピーカ135から出力される。
また、充足された第2停止条件が上記条件(f)である場合、台所リモコン13の制御部133は、音声切替部134に対するラジオ音声信号の出力を中止し、さらに、通話機能が実行されるよう、音声切替部134とインターフォン通信部136を制御する。これにより、マイク137から出力される通話音声信号が2芯通信線L10を介して送信される。送信された通話音声信号は、浴室リモコン12のスピーカ125から再生出力される。
さらに、制御部123は、ステップS14において、浴室リモコン12において実行される機能を、ラジオ機能からガイダンス機能または通話機能の何れかに切り替える。
すなわち、充足された第2停止条件が上記条件(e)である場合、浴室リモコン12の制御部123は、ガイダンス音声信号を音声切替部124に出力し、さらに、ガイダンス音声信号がスピーカ125に出力されるよう、音声切替部124を制御する。これにより、ガイダンス音声がスピーカ125から出力される。
また、充足された第2停止条件が上記条件(f)である場合、台所リモコン13の制御部133は、マイク127から出力される通話音声信号が2芯通信線L10を介して送信されるよう、インターフォン通信部126を制御する。これにより、通話音声が台所リモコン13のスピーカ135から出力される。
なお、台所リモコン13の制御部133は、ステップS14の切替処理が行われた後も、データ取得部133aの機能と再生部133bの機能を継続させる。したがって、切替処理後も、ラジオサーバ40から制御部133に音響データが配信され、配信された音響データがラジオ音声信号に再生される。
その後、制御部123は、判定部123aの機能により、第2停止条件が充足されなくなったか否かを判定する(S15)。上記条件(e)の場合、ガイダンス音声の出力期間は、数秒程度である。また、上記条件(f)の場合、1回の通話機能の実行期間が、予め、30秒程度に制限されている。したがって、これらの期間が経過すると、各機能が終了し、第2停止条件が解除される。
第2停止条件が解除されたと判定すると(S15:YES)、制御部123は、再生停止部123bの機能により、ラジオ機能を復帰させる処理を行う(S16)。
すなわち、制御部123は、台所リモコン13に対して、ラジオ機能を復帰させる指示を送信する。これにより、台所リモコン13の制御部133は、台所リモコン13の状態を、ステップS14による切替が行われる前の状態に復帰させる。なお、台所リモコン13の制御部133は、第2停止条件が解除されたことを自身で判断して、台所リモコン13の状態を、ステップS14による切替が行われる前の状態に復帰させてもよい。
また、制御部123は、ステップS16において、浴室リモコン12の状態を、ステップS14による切替が行われる前の状態に復帰させる。こうして、浴室リモコン12の機能と台所リモコン13の機能がラジオ機能に復帰すると、浴室リモコン12と台所リモコン13において、ラジオ音声の出力が再開される。このとき、上記のように、ステップS14の切替後も、台所リモコン13の制御部133において、データ取得部133aおよび再生部133bの機能が継続されているため、ラジオ機能の復帰に応じて速やかに、ラジオ音声の出力が再開される。
その後、制御部123は、処理をステップS11に戻して、再び、判定部123aの機能により、第1停止条件および第2停止条件の充足の有無を監視する。制御部123は、ラジオボタン122e、132eの操作によりラジオ機能が終了するか、ステップS13によりラジオ機能が終了するまで、上記と同様の処理を実行する。
なお、図8のフローチャートでは、第1停止条件に基づく処理と、第2停止条件に基づく処理が、1つの流れに集約されたが、第1停止条件に基づく処理と、第2停止条件に基づく処理が、個別に行われてもよい。この場合、第1停止条件に基づく処理は、ステップS11とS13を含み、ステップS11の判定がNOの場合、ステップS11に戻る。第2停止条件に基づく処理は、ステップS12、S14〜S16を含み、ステップS12の判定がNOの場合、ステップS12に戻る。これら2つの処理フローが、ラジオ機能の開始後、並行して行われる。
<実施形態の効果>
以上、本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
ラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を停止させる停止条件(第1停止条件、第2停止条件)が充足された場合に、浴室リモコン12(第2のリモートコントローラ)におけるラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が停止される(ステップS13、S14)。よって、浴室リモコン12における無駄なラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を防ぐことができる。
給湯器11の運転状態が停止状態になった場合、すなわち、上記条件(a)が充足されて、図8のステップS11がYESとなった場合に、浴室リモコン12におけるラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が停止される(ステップS13)。このように、給湯器11の運転が停止されて、浴室でのラジオの視聴が想定されにくい状況となった場合に、ラジオ音声信号の再生出力を停止させることにより、浴室リモコン12における無駄なラジオ音声信号の再生出力を防ぐことができる。
給湯器11の故障状態になった場合、すなわち、上記条件(b)が充足されて、図8のステップS11がYESとなった場合に、浴室リモコン12におけるラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が停止される(ステップS13)。このように、給湯器11に故障が生じて、浴室でのラジオの視聴が想定されにくい状況となった場合に、ラジオ音声信号の再生出力を停止させることにより、浴室リモコン12における無駄なラジオ音声信号の再生出力を防ぐことができる。
浴室リモコン12において、優先順位が高いガイダンス音声信号、通話音声信号または外部オーディオ音声信号(他の音響情報)の再生出力が行われる状態となった場合、すなわち、上記条件(d)が充足されて、図8のステップS11がYESとなった場合、あるいは、上記条件(e)、(f)が充足されて、図8のステップS12がYESとなった場合に、浴室リモコン12におけるラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が停止される(ステップS13、S14)。これにより、浴室リモコン12において、ラジオ音声信号の再生出力を適切に停止でき、ガイダンス音声等の他の音声を優先的に再生出力させることができる。
浴室に人が居なくなった場合、すなわち、上記条件(c)が充足されて、図8のステップS11がYESとなった場合に、浴室リモコン12におけるラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が停止される(S13)。これにより、浴室リモコン12における無駄なラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を防ぐことができる。
図8のフローチャートにおいて、第2停止条件が充足された場合(S12:YES)、浴室リモコン12におけるラジオ音声信号の再生出力が一時停止される。これにより、浴室リモコン12における無駄な電力消費を抑制できる。
図8のフローチャートにおいて、第1停止条件が充足された場合(S11:YES)、ステップS13において、台所リモコン13(第1のリモートコントローラ)における音響データの取得および再生が停止され、さらに、音響データに基づくラジオ音声信号の送信が停止される。これにより、台所リモコン13における無駄な電力消費を抑制できる。また、音響データの取得が終了されることにより、外部通信網30に対する無駄な通信費の消費を抑制できる。
図8のフローチャートにおいて、第1停止条件が充足された場合(S11:YES)、ラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を終了させる処理が行われる(S13)。また、第2停止条件が充足された場合(S12:YES)は、ラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が一時的に停止され(S14、S15)、この条件が解消したことに応じて(S15:YES)、ラジオ音声信号(音響情報)の再生出力が再開される(S16)。これら2系統の処理により、ラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を適切に終了および一時停止させることができ、給湯装置10の利便性を高めることができる。
図3に示したように、判定部123aおよび再生停止部123bは、浴室リモコン12に設けられている。これにより、実際にラジオ音声信号(音響情報)の再生出力を行う浴室リモコン12において、再生出力の可否の判定処理および再生出力の停止処理が行われるため、これらの処理を簡易かつ円滑に行うことができる。
図3に示したように、外部通信網30に接続するための無線通信部138(通信部)が、台所リモコン13に配置されている。このように、台所やリビングルーム等、浴室以外の居住空間に設置される台所リモコン13に無線通信部138(通信部)を配置することにより、宅内に配置されたルータ20と無線通信部138(通信部)との接続を安定化できる。よって、外部通信網30から音響データを安定的に取得して浴室リモコン12に送信することができる。また、制御部133と、当該制御部133により制御される無線通信部138との間の通信により、音響データの送受信が行われる。このため、音響データを円滑かつ確実に送受信できる。
台所リモコン13は、2芯通信線L10を介して、ラジオ音声信号を浴室リモコン12に送信する。このように、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13の間で給湯動作のための情報を授受するための通信線を介して、第2のリモートコントローラから第1のリモートコントローラに音響情報が送信される。このため、別途、台所リモコン13と浴室リモコン12との間に、ラジオ音声信号(音響情報)を送受信するための通信系を設ける必要がない。よって、簡素な構成によりラジオ音声信号(音響情報)の送受信を行うことができる。
<変更例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施形態では、判定部123aと再生停止部123bが、浴室リモコン12側に設けられたが、これらの機能が、台所リモコン13側に設けられてもよい。この場合、たとえば、判定部123aと再生停止部123bの機能が台所リモコン13側の制御部133に付与され、図8の処理は、台所リモコン13側の制御部133において行われる。
具体的には、ステップS13において、制御部133は、台所リモコン13で実行されているラジオ機能を終了させるとともに、ラジオ機能を終了させる指示を浴室リモコン12側の制御部123に送信して、浴室リモコン12側で実行されているラジオ機能を終了させる。また、ステップS14において、制御部133は、台所リモコン13で実行されているラジオ機能をガイダンス機能または通話機能に切り替えるとともに、機能を切り替える指示を浴室リモコン12側の制御部123に送信して、浴室リモコン12側で実行されているラジオ機能をガイダンス機能または通話機能に切り替えさせる。これにより、上記実施形態1と同様の動作が実現される。
あるいは、判定部123aのみが浴室リモコン12側に設けられ、再生停止部123bは、台所リモコン13側に設けられてもよい。また、上記条件(a)〜(f)のうち、所定の条件の判定が浴室リモコン12側で行われ、その他の条件の判定が台所リモコン13側で行われてもよい。たとえば、条件(c)すなわち、浴室内に人が居ないことが検出されたことの充足の有無のみが浴室リモコン12側で判定され、その他の条件は台所リモコン13側で行われてもよい。この場合、浴室リモコン12側で行われた判定結果と台所リモコン13側で行われた判定結果が、随時、再生停止部123bに送信されればよい。
この他、判定部123aおよび再生停止部123bの全てあるいは一部の機能が、給湯器11に設けられてもよく、あるいは、浴室リモコン12および台所リモコン13以外の制御ユニットに設けられてもよい。この場合も、それぞれの判定結果が、随時、再生停止部123bに送信されればよい。また、浴室リモコン12と台所リモコン13の両方に、判定部123aの機能と再生停止部123bの機能が付与されてもよい。
また、上記実施形態では、データ取得部133aおよび再生部133bが、台所リモコン13に設けられたが、これらが、浴室リモコン12または給湯器11に設けられてもよく、あるいは、他の制御ユニットに設けられてもよい。
また、再生部133bの機能が無線通信部138に設けられてもよく、さらに、データ取得部133aの機能が無線通信部138に設けられてもよい。この場合、無線通信部138は、再生したラジオ音声信号を音声切替部134に出力するよう構成される。
また、上記実施形態では、音響データを再生して得られたラジオ音声信号が、台所リモコン13から浴室リモコン12に送信されたが、音響データの圧縮を解除した状態の音響データ(以下、「PCMラジオデータ」という)が台所リモコン13から浴室リモコン12に送信されてもよく、あるいは、圧縮を解除する前の音響データがそのまま台所リモコン13から浴室リモコン12に送信されてもよい。
図9は、この場合の給湯装置10の回路ブロックを示す図である。
この変更例では、台所リモコン13側の制御部133に、PCMラジオデータまたは音響データを送信するための送信部133cの機能が追加される。送信部133cは、内蔵メモリに所定パケット数のPCMラジオデータまたは音響データをバッファリングし、バッファリングしたPCMラジオデータまたは音響データを、所定の周期で、1パケットずつ、インターフォン通信部136を介して浴室リモコン12に送信する。音響データの送信タイミングと状態情報の送信タイミングとが競合した場合、何れか一方の情報の送信が保留され、当該情報が次の送信周期で送信さればよい。
また、浴室リモコン12側の制御部123には、再生部123cの機能が追加される。再生部123cは、台所リモコン13側から受信したPCMラジオデータまたは音響データを再生(復調およびA/D変換)してアナログのラジオ音声信号を生成し、生成したラジオ音声信号を音声切替部124に出力する。音声切替部124は、入力されたラジオ音声信号をスピーカ125に出力する。これにより、スピーカ125からラジオ音声が出力される。
この場合、図8のステップS13では、台所リモコン13側において、データ取得部133aおよび再生部133bの他、送信部133cの機能も停止される。また、ステップS13では、浴室リモコン12側において、判定部123aおよび再生停止部123bの他、再生部123cの機能も停止される。
また、図8のステップS14では、台所リモコン13側において、データ取得部133aおよび再生部133bの機能は継続されるが、送信部133cの機能は停止される。また、ステップS14では、浴室リモコン12側において、再生部123cの機能が停止される。
なお、上記条件(e)が充足されたことによりステップS14の判定がYESとなった場合は、送信部133cの機能が継続されて、インターフォン通信部136を介したPCMラジオデータまたは音響データの送信が継続されてもよい。この場合、再生部123cの機能も継続される。これにより、ガイダンス音声の再生終了に伴い図8のステップS16においてラジオ機能が復帰した際に、ラジオ音声の出力を迅速に行うことができる。
また、上記実施形態では、停止条件が、第1停止条件と第2停止条件に分けられたが、条件(a)〜(f)が停止条件に統合されて、これらの条件の少なくとも一つが充足された場合に、ラジオ機能が終了されてもよい。また、停止条件は、必ずしも、上記に例示されたものに限られるものではなく、上記条件の何れかが除外され、あるいは、他の条件が追加されてもよい。また、上記条件(f)すなわち通話機能が実行されていることが第1停止条件に移動されてもよい。
また、上記実施形態では、外部オーディオ機能が実行された場合にラジオ機能が終了されたが、外部オーディオ機能が台所リモコン13でのみ実行される場合は、浴室リモコン12においてラジオ機能を継続させてもよい。この場合、台所リモコン13の音声切替部134は、制御部133から供給されるラジオ音声信号をインターフォン通信部136に出力する経路と、入力端子13bから供給される外部オーディオ音声信号をスピーカ135に出力する経路とを同時に有効化できる構成であればよい。
また、上記実施形態では、無線通信部138が台所リモコン13に設けられたが、無線通信部138が他の機器に設けられてもよい。たとえば、無線通信部138が浴室リモコン12または給湯器11に設けられてもよく、あるいは、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13以外の制御ユニットに無線通信部138が設けられてもよい。
また、給湯装置10は、必ずしも、無線通信により外部通信網30に接続されなくてもよく、有線通信により外部通信網30に接続されてもよい。また、ラジオの音響データに基づく音響情報の受け渡しは、必ずしも、2芯通信線L10により行われなくてもよい。たとえば、浴室リモコン12と台所リモコン13との間に2芯通信線L10以外の通信経路を設け、この通信経路により音響情報を、台所リモコン13から浴室リモコン12に送信してもよい。この通信経路は、無線でも、有線でもよい。特に、図9の構成では、高速かつ円滑にデータを送信するために、他の通信経路により音響データまたはPCM音声データを送信してもよい。
また、上記実施形態では、浴室リモコン12(第2のリモートコントローラ)のみならず、台所リモコン13(第1のリモートコントローラ)においても、ラジオ音声が再生できたが、浴室リモコン12においてのみラジオ音声が再生でき、台所リモコン13においては、ラジオ音声が再生できない構成であってもよい。
さらに、上記実施形態では、浴室リモコン12および台所リモコン13において再生されるコンテンツデータが、ラジオサーバ40から配信されるラジオの音響データであった。しかしながら、浴室リモコン12および台所リモコン13において再生されるコンテンツデータは、必ずしもラジオの音響データに限られるものではなくてもよく、たとえば、音楽配信サーバから配信される楽曲の音響データであってもよい。音響データに限らず、画像や動画のコンテンツデータが再生可能であってもよい。
また、判定部123a、再生停止部123bおよび再生部123cの機能は、必ずしも、同一のマイクロコンピュータによって実行されなくてもよく、複数のマイクロコンピュータまたは演算処理回路にこれらの機能が分けられてもよい。同様に、データ取得部133a、再生部133bおよび送信部133cの機能は、必ずしも、同一のマイクロコンピュータによって実行されなくてもよく、複数のマイクロコンピュータまたは演算処理回路にこれらの機能が分けられてもよい。
さらに、リモートコントローラの数は2つに限られるものではなく、3つ以上であってもよい。この場合、少なくとも一対のリモートコントローラの組み合わせにおいて、上記実施形態の構成が適用されればよい。また、上記実施形態の構成が適用されないリモートコントローラが存在してもよい。たとえば、所定のリモートコントローラには、ラジオ機能や外部オーディオ機能が適用されておらず、運転のオン/オフや、給湯機能の設定操作に関する機能のみが設けられていてもよい。
また、運転のオン/オフは、図2(a)、(b)に示した運転ボタン122a、132aに対する操作以外の操作によって行われてもよい。たとえば、浴室リモコン12と台所リモコン13以外にリモートコントローラが存在する場合は、このリモートコントローラに対する操作によって、運転のオン/オフが行われてもよい。また、給湯装置10が携帯電話機等の携帯端末装置によって遠隔操作可能である場合、当該携帯端末装置によって運転のオン/オフが行われてもよい。
なお、上記実施形態では、図8の処理により、ラジオ機能が終了または一時停止されたが、さらに、同様の処理により、外部オーディオ機能が終了または一時停止されてもよい。この場合、ステップS11に対応する処理ステップにおいて、第1停止条件から条件(d)すなわち外部オーディオ機器50が接続されたことが除かれ、ステップS13に対応する処理ステップは、外部オーディオ機能の終了処理に変更される。また、ステップS16に対応する処理ステップでは、外部オーディオ機能へ復帰させる処理が行われる。
この他、ガイダンス機能、通話機能、外部オーディオ機能およびラジオ機能の優先順位は、上記実施形態に示した優先順位に限られるものではない。たとえば、ラジオ機能の優先順位が外部オーディオ機能より上位であってもよい。この場合、条件(d)は省略される。また、給湯装置10に外部オーディオ機能が無くてもよく、あるいは、他の音声出力のための機能が追加されてもよい。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
10 給湯装置
30 外部通信網
12 浴室リモコン(第2のリモートコントローラ)
13 台所リモコン(第1のリモートコントローラ)
123a 判定部
123b 再生停止部
128 人感センサ
133a データ取得部
138 無線通信部(通信部)
L10 2芯通信線(通信線)

Claims (13)

  1. 給湯器を操作するための第1のリモートコントローラと、
    前記給湯器を操作するための第2のリモートコントローラと、
    前記給湯器、前記第1のリモートコントローラおよび前記第2のリモートコントローラを互いに通信可能に接続する通信線と、
    外部通信網に接続するための通信部と、を備え、
    前記第1のリモートコントローラは、前記通信部を介して音響データを取得するデータ取得部を備え、前記データ取得部により取得した前記音響データに基づく音響情報を前記第2のリモートコントローラに送信し、
    前記第2のリモートコントローラは、受信した前記音響情報を再生出力するための回路部およびスピーカを備え、
    前記音響情報の再生出力を停止させる停止条件の充足の有無を判定する判定部と、
    前記停止条件が充足された場合に前記第2のリモートコントローラにおける前記音響情報の再生出力を停止させる再生停止部と、をさらに備える、
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1に記載の給湯装置において、
    前記判定部は、前記給湯器の運転状態が停止状態になったか否かをさらに判定し、
    前記停止条件は、前記給湯器の運転状態が停止状態になったことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1または2に記載の給湯装置において、
    前記判定部は、前記給湯器が故障状態になったか否かをさらに判定し、
    前記停止条件は、前記給湯器が故障状態になったことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記第2のリモートコントローラは、前記音響情報とは異なる他の音響情報を前記第1のリモートコントローラから受信して再生出力可能に構成され、
    前記停止条件は、前記第2のリモートコントローラが前記他の音響情報を再生出力する状態となったことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記第2のリモートコントローラは、浴室に設置され、前記浴室に人が居るか否かを検出するための人感センサを備え、
    前記停止条件は、前記人感センサにより人が検出されなくなったことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記スピーカからの前記音響情報に基づく音声の出力を停止させる、
    ことを特徴とする給湯装置。
  7. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記第2のリモートコントローラに対する前記音響情報の送信を停止させる、
    ことを特徴とする給湯装置。
  8. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記再生停止部は、前記判定部により前記停止条件が充足されたと判定されたことに基づいて、前記データ取得部による前記音響データの取得を停止させる、
    ことを特徴とする給湯装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記停止条件は、前記音響情報の再生出力を終了させる第1停止条件と、前記音響情報の再生出力を一時停止させる第2停止条件とを含み、
    前記再生停止部は、
    前記判定部により前記第1停止条件が充足されたと判定された場合は、前記音響情報の再生出力を終了させ、
    前記判定部により前記第2停止条件が充足されたと判定された場合は、前記音響情報の再生出力を一時停止させ、前記判定部により前記第2停止条件が充足されないことが判定されたことに基づいて、前記音響情報の再生出力を復帰させる、
    ことを特徴とする給湯装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記判定部は、前記第2のリモートコントローラに設けられている、
    ことを特徴とする給湯装置。
  11. 請求項1ないし10の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記再生停止部は、前記第2のリモートコントローラに設けられている、
    ことを特徴とする給湯装置。
  12. 請求項1ないし11の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記通信部は、前記第1のリモートコントローラに設けられている、
    ことを特徴とする給湯装置。
  13. 請求項1ないし12の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記第1のリモートコントローラは、前記通信線を介して、前記音響情報を前記第2のリモートコントローラに送信する、
    ことを特徴とする給湯装置。
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