JP2020176675A - ストッパ部材 - Google Patents

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【課題】振動が入力されたときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを抑制する。【解決手段】振動発生部Mおよび振動受部Bのうちのいずれか一方に取付けられる外筒12、および他方に取付けられる内筒13、並びに、外筒の内周面と内筒の外周面とを連結した本体ゴム14を備えた防振ブッシュ11における外筒と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設され、弾性変形可能に形成されるとともに、内側に内筒が挿入される環状のストッパ部材1であって、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部18に係止される被係止部17を備え、被係止部は、本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、内筒の中心軸線O回りに間隔をあけて複数配設され、内周面が、本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の内側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、ストッパ部材に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる外筒、および他方に取付けられる内筒、並びに、外筒の内周面と内筒の外周面とを連結した本体ゴムを備えた防振ブッシュにおける外筒と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設され、弾性変形可能に形成されるとともに、内側に内筒が挿入される環状のストッパ部材が知られている。
特開2006−96093号公報
しかしながら、前記従来では、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ部材に例えば衝突する等して圧接したときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるおそれがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、振動が入力されたときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを抑制することができるストッパ部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のストッパ部材は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる外筒、および他方に取付けられる内筒、並びに、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面とを連結した本体ゴムを備えた防振ブッシュにおける前記外筒と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設され、弾性変形可能に形成されるとともに、内側に前記内筒が挿入される環状のストッパ部材であって、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部に係止される被係止部を備え、前記被係止部は、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、前記内筒の中心軸線回りに間隔をあけて複数配設され、このストッパ部材の内周面が、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の内側に位置する。
この発明によれば、ストッパ部材の内周面が、本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の内側に位置しているので、ストッパ部材の内周面と、防振ブッシュにおける内筒の外周面と、の間の距離を短く抑えることができる。これにより、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ部材に例えば衝突する等して圧接し、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向に位置ずれしようとしたときに、ストッパ部材の内周面を、防振ブッシュの内筒の外周面に当接させることにより、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを抑制することができる。
ストッパ部材が、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部に係止される被係止部を備えるので、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ部材に圧接したときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを確実に抑制することができる。
ここで、このストッパ部材の内周面は、前記内筒の外周面に当接した当接部と、前記内筒の外周面から径方向の外側に離間した非当接部と、が周方向に交互に配設されて構成されてもよい。
この場合、ストッパ部材の内周面が、内筒の外周面に当接した当接部と、内筒の外周面から径方向の外側に離間した非当接部と、が周方向に交互に配設されて構成されているので、ストッパ部材を、防振ブッシュの外筒と、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設する際に、ストッパ部材の内周面が、全周にわたって内筒の外周面に当接する場合と比べて、ストッパ部材の内周面側を、前記中心軸線に沿う軸方向に折れ曲げにくくすることが可能になり、耐久性を確保することができるとともに、防振ブッシュの内筒を、ストッパ部材の内側に抵抗少なく容易に挿入することができる。
また、補強金具が埋設され、前記係止部は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に形成された孔部とされ、前記被係止部は、前記ストッパ部材において、前記補強金具が埋設されている部分から突出し、前記係止部に嵌合されてもよい。
この場合、被係止部が、ストッパ部材において、補強金具が埋設されている部分から突出しているので、被係止部を係止部内に向けて押し込むときに、ストッパ部材が変形するのを抑制することが可能になり、被係止部を係止部内に容易に嵌合することができる。
また、前記補強金具は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されてもよい。
この場合、補強金具が、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されているので、被係止部を係止部内に嵌合すること、入力振動に対するストッパ部材の特性を高精度にチューニングすること、並びに、ストッパ部材を形成すること、を容易に行うことができる。
また、前記中心軸線に沿う軸方向のうちの前記外筒側に向けて突出するストッパ突起が配設され、前記ストッパ突起、および前記被係止部それぞれの周方向の位置が互いに異なってもよい。
この場合、ストッパ突起が配設されているので、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ突起に衝突したときに、この振動が、ストッパ突起に吸収され振動受部に伝播するのを抑えることができる。
ストッパ突起、および被係止部それぞれの周方向の位置が互いに異なっているので、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ突起に圧接したときに、ストッパ突起の変形に追従して、被係止部が変形させられるのを抑制することが可能になり、被係止部にかかる負荷を抑えることができる。
この発明によれば、振動が入力されたときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示したストッパ部材を有する防振装置の縦断面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。
以下、本発明に係る一実施形態のストッパ部材1を備えた防振装置10を、図1および図2を参照しながら説明する。
防振装置10は、ストッパ部材1、および防振ブッシュ11を備えている。
防振ブッシュ11は、振動発生部Mおよび振動受部Bのうちのいずれか一方に取付けられる外筒12、および他方に取付けられる内筒13と、外筒12の内周面と内筒13の外周面とを連結した本体ゴム14と、を備えている。
例えば、振動発生部Mとして、サスペンションメンバー等が挙げられ、振動受部Bとして、車体フレーム等が挙げられ、防振ブッシュ11として、サスペンションメンバーと車体フレームとを連結するメンバーマウント等が挙げられる。
図示の例では、振動受部Bに差込凹部B1が形成されており、この差込凹部B1に、振動発生部Mの一部が差し込まれ、かつ防振ブッシュ11が収容されている。
外筒12は、振動発生部Mのうち、差込凹部B1に差し込まれた部分に形成された装着孔に嵌合され、振動発生部Mに連結されている。内筒13は、外筒12の内側に挿入されている。
外筒12および内筒13は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う軸方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
外筒12における軸方向の一端部に、径方向の外側に向けて突出し、全周にわたって連続して延びるフランジ部12aが形成されている。
以下、軸方向の一端部側を上側といい、軸方向の他端部側を下側という。
フランジ部12aの下面は、振動発生部Mの上面における装着孔の開口周縁部に配置されている。
フランジ部12aの上面に、ストッパゴム15が配設されている。ストッパゴム15は、本体ゴム14と一体に形成されている。ストッパゴム15は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されている。なお、ストッパゴム15は、周方向に断続的に点在、若しくは延在してもよい。
内筒13は、外筒12における軸方向の両端開口から突出している。内筒13における軸方向の両端開口縁は、振動受部Bの差込凹部B1を画成する壁面のうち、上端に位置する上壁b1の下面、および下端に位置する下壁b2の上面に各別に当接している。これらの上壁b1および下壁b2に、差込凹部B1に開口する貫通孔が形成されており、これらの貫通孔、および内筒13の内側に一体に頭部付きボルト16が、上方から挿通され、このボルト16のうち、下壁b2から下方に突出した部分に、ナット19が螺着されることにより、内筒13が振動受部Bに連結されている。
上壁b1の下面に、ストッパゴム15が当接、若しくは近接している。
ストッパ部材1は、防振ブッシュ11と別体とされ、防振ブッシュ11の外筒12と振動受部Bとの間に配設され、弾性変形可能に環状に形成されるとともに、内側に内筒13が挿入されている。ストッパ部材1は、振動発生部Mの下面と、振動受部Bの下壁b2の上面と、の間に配設されている。ストッパ部材1は、振動受部Bの下壁b2の上面に配設されている。ストッパ部材1は、振動受部Bの下壁b2の上面において、振動発生部Mの下面と軸方向で対向する部分に配置されている。ストッパ部材1は、中心軸線Oと同軸に配設されている。
なお、ストッパ部材1は、振動発生部Mの上面と、振動受部Bの上壁b1の下面と、の間、振動発生部M、若しくは外筒12に配設されてもよい。
ストッパ部材1のうち、外周部1aは内周部1bより厚肉で下方に張り出している。なお、ストッパ部材1の下面を全域にわたって平坦にしてもよい。ストッパ部材1の外周部1aに、補強金具23が埋設されている。補強金具23は、ストッパ部材1の外周部1aのうち、ストッパ部材1の内周部1bより下方に位置する部分に配設されている。補強金具23は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されている。補強金具23は、軸方向に沿う縦断面視で、径方向に長い長方形状を呈する。
ストッパ部材1は、振動受部Bの下壁b2に設けられた係止部18に係止される被係止部17を備えている。
係止部18は、振動受部Bの下壁b2の上面に形成された孔部とされ、図示の例では、下壁b2を軸方向に貫通している。なお、係止部18は、振動受部Bの下壁b2の上面に形成された非貫通の窪みであってもよい。
被係止部17は、下方に向けて突出し、係止部18に嵌合されている。被係止部17は、円柱状に形成されている。被係止部17における軸方向の中間部に、抜け止め突起17aが形成されている。抜け止め突起17aは、上方を向き、振動受部Bの下壁b2の下面に当接する上端面を有している。抜け止め突起17aは、下方に向かうに従い突出量が低くなっている。
なお、被係止部17は、例えば角柱状、半円球状、若しくは筒状に形成する等、適宜変更してもよく、被係止部17に抜け止め突起17aを形成しなくてもよい。
被係止部17は、本体ゴム14における径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、周方向に間隔をあけて複数配設されている。被係止部17は、周方向に同等の間隔をあけて3つ以上配設されている。なお、被係止部17は1つ配設されてもよく、この場合、コストを抑えることができる。被係止部17、および振動発生部Mの下面それぞれの径方向の位置は互いに同等になっている。被係止部17は、ストッパ部材1において、補強金具23が埋設されている部分から下方に向けて突出している。被係止部17は、ストッパ部材1と一体に形成され、ストッパ部材1の外周部1aに配設されている。
ストッパ部材1に、上方(軸方向のうちの外筒12側)に向けて突出するストッパ突起24が配設されている。ストッパ突起24は、ストッパ部材1と一体に形成されている。ストッパ突起24は、周方向に沿って延びる湾曲した直方体状に形成されている。ストッパ突起24は、上方に向かうに従い、径方向の大きさが小さくなっている。ストッパ突起24は、軸方向に沿う縦断面視で台形状を呈する。
ストッパ突起24の軸方向に沿う縦断面視形状は、適宜変更してもよい。例えば、ストッパ突起24は、軸方向に沿う縦断面視で、下部が横長の長方形状を呈し、上部が下部より軸方向に長い四角形状を呈する構成であってもよく、下部が横長の長方形状を呈し、上部が台形状を呈する構成であってもよく、下部が横長の長方形状を呈し、上部が三角形状を呈する構成等であってもよい。
ストッパ突起24は、本体ゴム14における径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、周方向に間隔をあけて複数配設されている。ストッパ突起24は、周方向に同等の間隔をあけて3つ以上配設されている。ストッパ突起24は、ストッパ部材1において、補強金具23が埋設されている部分から上方に向けて突出している。ストッパ突起24、および振動発生部Mの下面それぞれの径方向の位置は互いに同等になっている。ストッパ突起24は、ストッパ部材1と一体に形成され、ストッパ部材1の外周部1aに配設されている。
図示の例では、ストッパ突起24の上面が、振動発生部Mの下面に当接している。これにより、振動が入力されたときに、振動発生部Mが、ストッパ部材1のストッパ突起24に衝突する。
なお、ストッパ突起24の上面を、振動発生部Mの下面から下方に離してもよく、また、ストッパ突起24の上面を、外筒12に当接させ、振動が入力されたときに、外筒12が、ストッパ突起24に衝突してもよい。
複数のストッパ突起24のうち、少なくとも1つの大きさ、および形状を他と異ならせてもよい。
ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置が互いに異なっている。ストッパ突起24、および被係止部17は、それぞれの全体が径方向で重複しないように、周方向に離れて配設されている。
なお、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置を互いに同等にしてもよいし、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの一部同士が径方向で重複した状態で、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置が互いに異なっていてもよい。
ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの径方向の位置が互いに同等になっている。なお、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの径方向の位置を互いに異ならせてもよい。
ストッパ部材1の内周面は、本体ゴム14における径方向の中央部より径方向の内側に位置している。ストッパ部材1の内周面は、内筒13の外周面に当接した当接部21と、内筒13の外周面から径方向の外側に離間した非当接部22と、が周方向に交互に配設されて構成されている。ストッパ部材1の内周面は、全域にわたって本体ゴム14における径方向の中央部より径方向の内側に位置している。
当接部21および非当接部22それぞれの周方向の大きさは、互いに同等になっている。当接部21および非当接部22はそれぞれ、3つ以上配設されている。軸方向から見て、当接部21は扇形形状を呈し、非当接部22は矩形状を呈する。なお、軸方向から見た当接部21および非当接部22の各形状は適宜変更してもよい。
以上説明したように、本実施形態によるストッパ部材1によれば、内周面が、本体ゴム14における径方向の中央部より径方向の内側に位置しているので、ストッパ部材1の内周面と、防振ブッシュ11における内筒13の外周面と、の間の距離を短く抑えることができる。これにより、振動が入力され、振動発生部Mがストッパ部材1に衝突し、ストッパ部材1が、防振ブッシュ11に対して径方向に位置ずれしようとしたときに、ストッパ部材1の内周面を、内筒13の外周面に当接させることにより、ストッパ部材1が、防振ブッシュ11に対して径方向にずれるのを抑制することができる。
ストッパ部材1が、振動受部Bに設けられた係止部18に係止される被係止部17を備えるので、振動が入力され、振動発生部Mがストッパ部材1に衝突したときに、ストッパ部材1が、防振ブッシュ11に対して径方向にずれるのを確実に抑制することができる。
ストッパ部材1の内周面が、内筒13の外周面に当接した当接部21と、内筒13の外周面から径方向の外側に離間した非当接部22と、が周方向に交互に配設されて構成されているので、ストッパ部材1を、防振ブッシュ11の外筒12と振動受部Bとの間に配設する際に、ストッパ部材1の内周面が、全周にわたって内筒13の外周面に当接する場合と比べて、ストッパ部材1の内周面側を、軸方向に折れ曲げにくくすることが可能になり、耐久性を確保することができるとともに、内筒13を、ストッパ部材1の内側に抵抗少なく容易に挿入することができる。
被係止部17が、ストッパ部材1において、補強金具23が埋設されている部分から突出しているので、被係止部17を係止部18内に向けて押し込むときに、ストッパ部材1が変形するのを抑制することが可能になり、被係止部17を係止部18内に容易に嵌合することができる。
補強金具23が、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されているので、被係止部17を係止部18内に嵌合すること、入力振動に対するストッパ部材1の特性を高精度にチューニングすること、並びに、ストッパ部材1を形成すること、を容易に行うことができる。
ストッパ突起24が配設されているので、振動が入力され、振動発生部Mがストッパ突起24に衝突したときに、この振動が、ストッパ突起24に吸収され振動受部Bに伝播するのを抑えることができる。
ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置が互いに異なっているので、振動が入力され、振動発生部Mがストッパ突起24に衝突したときに、ストッパ突起24の変形に追従して、被係止部17が変形させられるのを抑制することが可能になり、被係止部17にかかる負荷を抑えることができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、外筒12が振動発生部Mに連結され、内筒13が振動受部Bに連結された構成を示したが、外筒12を振動受部Bに連結し、内筒13を振動発生部Mに連結してもよい。
ストッパ部材1の内周面を、全周にわたって内筒13の外周面に当接させてもよい。
ストッパ部材1に補強金具23を埋設しなくてもよい。
補強金具23は、周方向に断続的に点在、若しくは延在してもよい。
係止部18を突部とし、被係止部17を係止部18が嵌合される孔部としてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ストッパ部材
11 防振ブッシュ
12 外筒
13 内筒
14 本体ゴム
17 被係止部
18 係止部
21 当接部
22 非当接部
23 補強金具
24 ストッパ突起
B 振動受部
M 振動発生部
O 中心軸線

Claims (5)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる外筒、および他方に取付けられる内筒、並びに、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面とを連結した本体ゴムを備えた防振ブッシュにおける前記外筒と、
    振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設され、弾性変形可能に形成されるとともに、内側に前記内筒が挿入される環状のストッパ部材であって、
    振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部に係止される被係止部を備え、
    前記被係止部は、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、前記内筒の中心軸線回りに間隔をあけて複数配設され、
    このストッパ部材の内周面が、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の内側に位置する、ストッパ部材。
  2. このストッパ部材の内周面は、前記内筒の外周面に当接した当接部と、前記内筒の外周面から径方向の外側に離間した非当接部と、が周方向に交互に配設されて構成されている、請求項1に記載のストッパ部材。
  3. 補強金具が埋設され、
    前記係止部は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に形成された孔部とされ、
    前記被係止部は、前記ストッパ部材において、前記補強金具が埋設されている部分から突出し、前記係止部に嵌合される、請求項1または2に記載のストッパ部材。
  4. 前記補強金具は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されている、請求項3に記載のストッパ部材。
  5. 前記中心軸線に沿う軸方向のうちの前記外筒側に向けて突出するストッパ突起が配設され、
    前記ストッパ突起、および前記被係止部それぞれの周方向の位置が互いに異なっている、請求項1から4のいずれか1項に記載のストッパ部材。
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