JP2020176675A - ストッパ部材 - Google Patents
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Abstract
Description
ストッパ部材が、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部に係止される被係止部を備えるので、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ部材に圧接したときに、ストッパ部材が、防振ブッシュに対して径方向にずれるのを確実に抑制することができる。
ストッパ突起、および被係止部それぞれの周方向の位置が互いに異なっているので、振動が入力され、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方、若しくは防振ブッシュの外筒が、ストッパ突起に圧接したときに、ストッパ突起の変形に追従して、被係止部が変形させられるのを抑制することが可能になり、被係止部にかかる負荷を抑えることができる。
防振装置10は、ストッパ部材1、および防振ブッシュ11を備えている。
例えば、振動発生部Mとして、サスペンションメンバー等が挙げられ、振動受部Bとして、車体フレーム等が挙げられ、防振ブッシュ11として、サスペンションメンバーと車体フレームとを連結するメンバーマウント等が挙げられる。
外筒12は、振動発生部Mのうち、差込凹部B1に差し込まれた部分に形成された装着孔に嵌合され、振動発生部Mに連結されている。内筒13は、外筒12の内側に挿入されている。
外筒12における軸方向の一端部に、径方向の外側に向けて突出し、全周にわたって連続して延びるフランジ部12aが形成されている。
以下、軸方向の一端部側を上側といい、軸方向の他端部側を下側という。
フランジ部12aの上面に、ストッパゴム15が配設されている。ストッパゴム15は、本体ゴム14と一体に形成されている。ストッパゴム15は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されている。なお、ストッパゴム15は、周方向に断続的に点在、若しくは延在してもよい。
上壁b1の下面に、ストッパゴム15が当接、若しくは近接している。
なお、ストッパ部材1は、振動発生部Mの上面と、振動受部Bの上壁b1の下面と、の間、振動発生部M、若しくは外筒12に配設されてもよい。
係止部18は、振動受部Bの下壁b2の上面に形成された孔部とされ、図示の例では、下壁b2を軸方向に貫通している。なお、係止部18は、振動受部Bの下壁b2の上面に形成された非貫通の窪みであってもよい。
なお、被係止部17は、例えば角柱状、半円球状、若しくは筒状に形成する等、適宜変更してもよく、被係止部17に抜け止め突起17aを形成しなくてもよい。
ストッパ突起24の軸方向に沿う縦断面視形状は、適宜変更してもよい。例えば、ストッパ突起24は、軸方向に沿う縦断面視で、下部が横長の長方形状を呈し、上部が下部より軸方向に長い四角形状を呈する構成であってもよく、下部が横長の長方形状を呈し、上部が台形状を呈する構成であってもよく、下部が横長の長方形状を呈し、上部が三角形状を呈する構成等であってもよい。
なお、ストッパ突起24の上面を、振動発生部Mの下面から下方に離してもよく、また、ストッパ突起24の上面を、外筒12に当接させ、振動が入力されたときに、外筒12が、ストッパ突起24に衝突してもよい。
複数のストッパ突起24のうち、少なくとも1つの大きさ、および形状を他と異ならせてもよい。
なお、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置を互いに同等にしてもよいし、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの一部同士が径方向で重複した状態で、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置が互いに異なっていてもよい。
ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの径方向の位置が互いに同等になっている。なお、ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの径方向の位置を互いに異ならせてもよい。
ストッパ突起24、および被係止部17それぞれの周方向の位置が互いに異なっているので、振動が入力され、振動発生部Mがストッパ突起24に衝突したときに、ストッパ突起24の変形に追従して、被係止部17が変形させられるのを抑制することが可能になり、被係止部17にかかる負荷を抑えることができる。
ストッパ部材1の内周面を、全周にわたって内筒13の外周面に当接させてもよい。
ストッパ部材1に補強金具23を埋設しなくてもよい。
補強金具23は、周方向に断続的に点在、若しくは延在してもよい。
係止部18を突部とし、被係止部17を係止部18が嵌合される孔部としてもよい。
11 防振ブッシュ
12 外筒
13 内筒
14 本体ゴム
17 被係止部
18 係止部
21 当接部
22 非当接部
23 補強金具
24 ストッパ突起
B 振動受部
M 振動発生部
O 中心軸線
Claims (5)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる外筒、および他方に取付けられる内筒、並びに、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面とを連結した本体ゴムを備えた防振ブッシュにおける前記外筒と、
振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方と、の間に配設され、弾性変形可能に形成されるとともに、内側に前記内筒が挿入される環状のストッパ部材であって、
振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に設けられた係止部に係止される被係止部を備え、
前記被係止部は、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の外側に配設されるとともに、前記内筒の中心軸線回りに間隔をあけて複数配設され、
このストッパ部材の内周面が、前記本体ゴムにおける径方向の中央部より径方向の内側に位置する、ストッパ部材。 - このストッパ部材の内周面は、前記内筒の外周面に当接した当接部と、前記内筒の外周面から径方向の外側に離間した非当接部と、が周方向に交互に配設されて構成されている、請求項1に記載のストッパ部材。
- 補強金具が埋設され、
前記係止部は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか他方に形成された孔部とされ、
前記被係止部は、前記ストッパ部材において、前記補強金具が埋設されている部分から突出し、前記係止部に嵌合される、請求項1または2に記載のストッパ部材。 - 前記補強金具は、周方向の全域にわたって連続して延びる環状に形成されている、請求項3に記載のストッパ部材。
- 前記中心軸線に沿う軸方向のうちの前記外筒側に向けて突出するストッパ突起が配設され、
前記ストッパ突起、および前記被係止部それぞれの周方向の位置が互いに異なっている、請求項1から4のいずれか1項に記載のストッパ部材。
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPH11351298A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-24 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置用ストッパ |
JP2005121150A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振マウントのゴムストッパの組付構造及び組付方法 |
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2019
- 2019-04-17 JP JP2019078615A patent/JP7264708B2/ja active Active
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