JP2020155821A - 半導体リレー駆動制御回路 - Google Patents

半導体リレー駆動制御回路 Download PDF

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敏和 原田
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Abstract

【課題】半導体リレーの電流による過度な温度上昇を防止することができる半導体リレー駆動制御回路を提供する。【解決手段】半導体リレー駆動制御回路は、判定部と、切替制御部と、を備える。前記判定部は、直流電源の電圧と容量性負荷の電圧との関係を判定する。前記切替制御部は、前記直流電源と前記容量性負荷との間に設けられる半導体リレーが備えるトランジスタの制御端子に駆動信号を出力する駆動部を前記判定部の判定結果に基づき制御して、前記トランジスタの駆動を間欠駆動及び連続駆動のいずれかに切り替える。【選択図】図5

Description

本発明は、半導体リレーの駆動を制御する回路に関する。
リレーは、例えば蓄電装置と電力変換回路との間に設けられる。通常、電力変換回路の入力側には電力変換回路の入力電圧を平滑するためのコンデンサが設けられる。
特開2010−161009号公報
コンデンサを備える機器の起動直後では、コンデンサが未充電状態であるため、リレーに突入電流(大電流)が流れる。そこで、特許文献1では、プリチャージリレー及びプリチャージ抵抗等を設け、プリチャージリレーを閉じてプリチャージ抵抗等で電流を制限しながらコンデンサをプリチャージすることで、メインリレーであるメカニカルリレーに大電流が流れてメカニカルリレーが溶着することを防止している。
しかしながら、プリチャージリレー及びプリチャージ抵抗等を設けることは、大幅な大型化及びコストアップを招くことになるため、好ましくない。このため、プリチャージリレー及びプリチャージ抵抗等を設けることなく、有接点リレーであるメカニカルリレーの代わりに、無接点リレーである半導体リレーをメインリレーとして用いて、溶着の問題を解決することも考えられる。しかしながら、半導体リレーに突入電流(大電流)が流れて半導体リレーの温度が過度に上昇すると、溶着自体は起こらないものの、半導体リレーの劣化、破損、誤動作等が生じるおそれがある。
本発明は、上記の状況に鑑み、半導体リレーの電流による過度な温度上昇を防止することができる半導体リレー駆動制御回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている半導体リレー駆動制御回路は、直流電源の電圧と容量性負荷の電圧との関係を判定する判定部と、前記直流電源と前記容量性負荷との間に設けられる半導体リレーが備えるトランジスタの制御端子に駆動信号を出力する駆動部を前記判定部の判定結果に基づき制御して、前記トランジスタの駆動を間欠駆動及び連続駆動のいずれかに切り替える切替制御部と、を備える構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記判定部は、前記直流電源の電圧に対する前記容量性負荷の電圧の比と基準値との大小関係を判定し、前記切替制御部は、前記比が前記基準値より小さい場合に、前記トランジスタの駆動を前記間欠駆動にし、前記比が前記基準値より大きい場合に、前記トランジスタの駆動を前記連続駆動にする構成(第2の構成)であってもよい。
また、上記第1又は第2の構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記トランジスタは、第1端子及び第2端子を有し、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧が閾値電圧より大きいときにオン状態になり、前記半導体リレー駆動制御回路は、前記駆動部を制御して、前記トランジスタの駆動が前記間欠駆動である場合に、前記半導体リレーを流れる電流に基づき前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を可変する電圧調整部をさらに備える構成(第3の構成)であってもよい。
また、上記第3の構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記電圧調整部は、前記トランジスタの駆動が前記連続駆動である場合に、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定値に固定する構成(第4の構成)であってもよい。
また、上記第4の構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記一定値は、前記トランジスタの駆動が前記間欠駆動である場合での前記第1端子と前記制御端子との間の電圧の最大値よりも大きい構成(第5の構成)であってもよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記半導体リレーの温度を検出する温度検出器の検出結果に基づき、前記半導体リレーの温度が第1基準温度を超えていると判定される場合に、前記切替制御部は、前記トランジスタの駆動を停止する構成(第6の構成)であってもよい。
また、上記第6の構成の半導体リレー駆動制御回路において、前記半導体リレーの温度を検出する温度検出器の検出結果に基づき、前記半導体リレーの温度が前記第1基準温度を超えていると判定されてから前記第1基準温度より低い第2基準温度を下回っていると判定されるまでの間、前記切替制御部は、前記トランジスタの駆動を停止し続ける構成(第7の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている半導体リレー駆動回路は、上記第1〜第7いずれかの構成の半導体リレー駆動制御回路と、前記駆動部と、を備える構成(第8の構成)である。
本明細書中に開示されている半導体装置は、上記第8の構成の半導体リレー駆動回路と、前記半導体リレーと、を備える構成(第9の構成)である。
また、上記第9の構成の半導体装置において、前記半導体リレーは、前記トランジスタに対して逆接続されるダイオードをさらに備える構成(第10の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている車両は、上記第9又は第10の構成の半導体装置と、前記直流電源と、前記容量性負荷と、を備える構成(第11の構成)である。
本明細書中に開示されている半導体リレー駆動制御回路によれば、半導体リレーの電流による過度な温度上昇を防止することができる。
モータシステムの構成例を示す図 車両の外観を示す図 モータシステムの変形例を示す図 モータシステムの他の変形例を示す図 第1実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の機能ブロック図 第1実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の一構成例を示す図 第2実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の機能ブロック図 第2実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の一構成例を示す図 第3実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の機能ブロック図 第3実施系形態に係る半導体リレー駆動回路の一構成例を示す図
<1.モータシステム>
図1に示すモータシステムSYS1は、例えば図2に示す車両X1に搭載される。図2に示す車両X1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車等である。
図1に示すモータシステムSYS1は、バッテリユニットB1と、半導体リレーRY1及びRY2と、半導体リレー駆動回路DRV1及びDRV2と、電圧検出器DET1及びDET2と、電流検出器DET3と、コンデンサC1と、インバータ回路INV1と、モータM1と、を備える。
バッテリユニットB1の正極は、半導体リレーRY1の一端に接続される。半導体リレーRY1の他端は、コンデンサC1の一端及びインバータ回路INV1の高圧側入力端に接続される。コンデンサC1の他端及びインバータ回路INV1の低圧側入力端は、半導体リレーRY2の一端に接続される。半導体リレーRY2の他端は、バッテリユニットB1の負極に接続される。モータM1は、インバータ回路INV1に接続される。
バッテリユニットB1は、例えば複数のバッテリモジュールを直列接続した構成である。
半導体リレーRY1は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)101及びダイオード102を備える。ダイオード102は、IGBT101に対して逆接続される。すなわち、ダイオード102のアノードはIGBT101のエミッタに接続され、ダイオード102のカソードはIGBT101のコレクタに接続される。そして、ダイオード102のカソード及びIGBT101のコレクタは、バッテリユニットB1の正極に接続される。
半導体リレーRY2は、IGBT201及びダイオード202を備える。ダイオード202は、IGBT201に対して逆接続される。すなわち、ダイオード202のアノードはIGBT201のエミッタに接続され、ダイオード202のカソードはIGBT201のコレクタに接続される。そして、ダイオード202のカソード及びIGBT201のコレクタは、バッテリユニットB1の負極に接続される。
上記の通り半導体リレーRY1がIGBTに対して逆接続されるダイオードを備えるので、図1に示すモータシステムSYS1は、回生時にIGBT201をオンにすることによってモータM1で発生した電力をバッテリユニットB1に充電することができる。
インバータ回路INV1は、コンデンサC1の電圧Vcを3相交流電圧に変換する。3相交流モータであるモータM1は、インバータ回路INV1から出力される3相交流電圧によって回転駆動する。モータM1は、例えば図2に示す車両X1の駆動輪の駆動源として用いられる。
電圧検出器DET1は、バッテリユニットB1の電圧であるモータシステムSYS1の入力電圧Vinを検出する。電圧検出器DET2は、コンデンサC1の電圧Vcを検出する。電流検出器DET3は、半導体リレーRY1を流れる電流であるモータシステムSYS1の入力電流Iinを検出する。
半導体リレー駆動回路DRV1は、電圧検出器DET1及びDET2の検出結果並びに電流検出器DET3の検出結果に基づき、半導体リレーRY1を駆動する。半導体リレー駆動回路DRV2は、回生時であって電流を遮断する必要がない場合にIGBT201をオンにし、それ以外の場合にIGBT201をオフにするように、半導体リレーRY2を駆動する。半導体リレー駆動回路DRV1の詳細は後述する。
モータシステムは、図1に示す構成に限定されることはなく、例えば、図3に示す構成、図4に示す構成等であってもよい。
図3に示すモータシステムSYS2は、図1に示すモータシステムSYS1に還流ダイオードD1を追加した構成である。還流ダイオードD1のカソードは、コンデンサC1の一端に接続される。還流ダイオードD1のアノードは、コンデンサC1の他端に接続される。
図4に示すモータシステムSYS3は、図1に示すモータシステムSYS1において半導体リレーRY2をメカニカルリレーRY3に置換し、半導体リレー駆動回路DRV2をメカニカルリレー駆動回路DRV3に置換した構成である。メカニカルリレー駆動回路DRV3は、回生時であって電流を遮断する必要がある場合にメカニカルリレーRY3をオフにし、それ以外の場合にメカニカルリレーRY3をオンにするように、メカニカルリレーRY3を駆動する。なお、図4に示すモータシステムSYS3に対して、図3に示すモータシステムSYS2と同様の還流ダイオードを追加してもよい。
<2.半導体リレー駆動回路>
(第1実施形態)
図5は、第1実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の機能ブロック図である。第1実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1は、半導体リレー駆動制御回路10Aと、駆動部20と、を備える。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
半導体リレー駆動制御回路10Aは、判定部11と、切替制御部12と、を備える。判定部11は、電圧検出器DET1及びDET2の各検出結果を入力する。判定部11は、バッテリユニットB1の電圧VinとコンデンサC1の電圧Vcとの関係を判定する。切替制御部12は、駆動部20を判定部11の判定結果に基づき制御して、IGBT101の駆動を間欠駆動及び連続駆動のいずれかに切り替える。
IGBT101を間欠駆動する場合、IGBT101がオンである期間とIGBT101がオフである期間とが交互に繰り返される。コンデンサC1が十分に充電されていない状態でIGBT101を間欠駆動する場合、IGBT101がオンである期間ではIGBT101に大きな電流が流れてIGBT101の温度が上昇し、IGBT101がオフである期間ではIGBT101に電流が流れずIGBT101が発熱しないため放熱によりIGBT101の温度が下降する。このIGBT101の温度上昇と温度下降との繰り返しによって、半導体リレーRY1の電流による過度な温度上昇を防止しつつコンデンサC1を充電することができる。なお、半導体リレーRY1に電流が流れない期間では半導体リレーRY2にも電流が流れないので、IGBT101の間欠駆動によって半導体リレーRY2の電流による過度な温度上昇も防止することができる。
IGBT101を連続駆動する場合、IGBT101がオンである期間のみとなる。コンデンサC1が十分に充電されている状態でIGBT101を連続駆動する場合、IGBT101に大きな電流が流れないので、半導体リレーRY1の電流による過度な温度上昇は発生しない。なお、半導体リレーRY1に大きな電流が流れなければ半導体リレーRY2にも大きな電流が流れないので、コンデンサC1が十分に充電されている状態でIGBT101を連続駆動する場合、半導体リレーRY2の電流による過度な温度上昇も発生しない。
したがって、判定部11の判定結果に基づきIGBT101の駆動を間欠駆動及び連続駆動のいずれかに切り替えることで、半導体リレーRY1及びRY2の電流による過度な温度上昇を防止することができる。
図6は、第1実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の一構成例を示す図である。図6に示す構成例の半導体リレー駆動回路DRV1は、乗算器31と、コンパレータ32と、NOTゲート33と、ANDゲート34と、ORゲート35と、ANDゲート36と、ゲートドライブIC37と、ゲート抵抗38と、を備える。ゲートドライブIC37は、外部ピンP1〜P4を備える。
乗算器31及びコンパレータ32は、図5中の判定部11に相当する。
NOTゲート33、ANDゲート34、ORゲート35、及びANDゲート36は、図5中の切替制御部12に相当する。
ゲートドライブIC37及びゲート抵抗38は、図5中の駆動部20に相当する。
乗算器31は、電圧検出器DET1(図5参照)から出力される検出結果INF_Vinにゲインkを乗算し、乗算結果をコンパレータ32の非反転入力端子に供給する。電圧検出器DET2(図5参照)から出力される検出結果INF_Vcはコンパレータ32の反転入力端子に供給される。検出結果INF_Vinは、電圧Vinそのものであってもよく、電圧Vinの分圧であってもよい。同様に、検出結果INF_Vcは、電圧Vcそのものであってもよく、電圧Vcの分圧であってもよい。
電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより小さい場合、コンパレータ32はハイレベルの出力信号を出力する。一方、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより大きい場合、コンパレータ32はローレベルの出力信号を出力する。なお、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)とゲインkとが等しい場合、コンパレータ32の出力信号はハイレベルであってもよく、ローレベルであってもよい。
コンパレータ32の出力端子は、NOTゲート33の入力端子及びANDゲート34の第1入力端子に接続される。パルス信号生成器GR1から出力されるパルス信号SG1は、ANDゲート34の第2入力端子に供給される。パルス信号SG1としては、例えばオンデューティが0より大きく1より小さいPWM信号を用いることができる。
NOTゲート33の出力端子は、ORゲート35の第1入力端子に接続される。ANDゲート34の出力端子は、ORゲート35の第2入力端子に接続される。ORゲート35の出力端子は、ANDゲート36の第1入力端子に接続される。起動信号生成器GR2から出力される起動信号SG2は、ANDゲート36の第2入力端子に供給される。起動信号SG2は、起動前はローレベルとなり起動後はハイレベルとなる信号である。
ANDゲート36の出力端子は、ゲートドライブIC37の外部ピンP1に接続される。電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより小さい場合、パルス信号SG1と同じ論理の信号が外部ピンP1に供給される。一方、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより大きい場合、ハイレベルの信号が外部ピンP1に供給される。
定電圧VccがゲートドライブIC37の外部ピンP2に印加される。定電圧Vccは、IGBT101の閾値電圧よりも大きい電圧である。ゲートドライブIC37の外部ピンP3は、ゲート抵抗38を介して、IGBT101のゲートに接続される。ゲートドライブIC38の外部ピンP4は、IGBT101のエミッタに接続される。
ゲートドライブIC37は、外部ピンP1に供給される信号がハイレベルであるときに、IGBT101のゲート−エミッタ間電圧Vgeが外部ピンP2に印加されている電圧(第1実施形態では定電圧Vcc)と等しくなるように外部ピンP3及びP4の電圧レベルを調整し、外部ピンP1に供給される信号がローレベルであるときに、IGBT101のゲート−エミッタ間電圧Vgeが零になるように外部ピンP3及びP4の電圧レベルを調整する。なお、本実施形態とは異なり、負電源回路を追加して、外部ピンP1に供給される信号がローレベルであるときに、IGBT101のゲート−エミッタ間電圧Vgeが負電圧になるように外部ピンP3及びP4の電圧レベルを調整してもよい。
パルス信号SG1をPWM信号とした場合、PWM信号のPWM周波数とオンデューティすなわち2つのパラメータを用いて、IGBT101の温度上昇と温度下降との繰り返し特性に関する設計を行うことができるので、設計の自由度が高くなる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の機能ブロック図である。第2実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1は、半導体リレー駆動制御回路10Bと、駆動部20と、を備える。なお、図7において図5と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
半導体リレー駆動制御回路10Bは、判定部11と、切替制御部12と、電圧調整部13と、を備える。電圧調整部13は、駆動部20を制御して、IGBT101の駆動が間欠駆動である場合に、半導体リレーRY1を流れる電流に基づきIGBT101のゲート−エミッタ間電圧Vgeを可変する。
図8は、第2実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の一構成例を示す図である。なお、図8において図6と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図8に示す構成例の半導体リレー駆動回路DRV1は、乗算器31と、コンパレータ32と、NOTゲート33と、ANDゲート34と、ORゲート35と、ANDゲート36と、ゲートドライブIC37と、ゲート抵抗38と、を備える。
図8に示す構成例の半導体リレー駆動回路DRV1は、乗算器39と、NPNトランジスタ40と、PNPトランジスタ41と、抵抗42と、オペアンプ43と、コンデンサ44と、コンデンサ45と、抵抗46と、をさらに備える。
乗算器39、NPNトランジスタ40、PNPトランジスタ41、抵抗42、オペアンプ43、コンデンサ44、コンデンサ45、及び抵抗46は、図7中の電圧調整部13に相当する。
乗算器39は、電流出器DET3(図7参照)から出力される検出結果INF_Iinにゲインkを乗算し、乗算結果をNPNトランジスタ40のコレクタに供給する。電流検出器DET3(図5参照)から出力される検出結果INF_Iinは、入力電流Iinに比例する電圧である。乗算器39のゲインkは、乗算器31のゲインkと同一であってもよく、乗算器31のゲインkと異なっていてもよい。
NPNトランジスタ40のエミッタ及びPNPトランジスタ41のエミッタはオペアンプ43の反転入力端子に接続される。PNPトランジスタ41のコレクタはグランド電位に接続される。NPNトランジスタ40のベース及びPNPトランジスタ41のベースは、コンパレータ32の出力端子に接続される。
電流指令値情報生成器GR3(図7参照)から出力される電流指令値情報INF_Irefは抵抗42を介してオペアンプ43の非反転入力端子に供給される。第1実施形態とは異なり、オペアンプ43の出力端子がゲートドライブIC37の外部ピンP2に接続される。
コンデンサ44は、オペアンプ43の非反転入力端子と出力端子との間に設けられる。コンデンサ45及び抵抗46の直列回路もオペアンプ43の非反転入力端子と出力端子との間に設けられる。
電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより小さい場合、NPNトランジスタ40がオンになり、PNPトランジスタ41がオフになる。このとき、オペアンプ43は、電流指令値と、入力電流Iinに乗算器39のゲインkを掛けて得られる値との差に応じた電圧を出力する。オペアンプ43からゲートドライブIC37の外部ピンP2に供給される電圧は、入力電流Iinが大きいほど小さくなってIGBT101での発熱を抑えることができる。ただし、オペアンプ43が動作しているときにオペアンプ43からゲートドライブIC37の外部ピンP2に供給される電圧の最小値は、IGBT101の閾値電圧より大きい。
一方、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより大きい場合、NPNトランジスタ40がオフになり、PNPトランジスタ41がオンになる。このとき、オペアンプ43は、電流指令値と、グランド電位との差に応じた電圧を出力する。したがって、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより大きい場合にオペアンプ43からゲートドライブIC37の外部ピンP2に供給される電圧は、電圧Vinに対する電圧Vcの比(Vc/Vin)が乗算器31のゲインkより小さい場合にオペアンプ43からゲートドライブIC37の外部ピンP2に供給される電圧の最大値より大きい。これにより、IGBT101の駆動が連続駆動であるときのIGBT101のオン抵抗を小さくできるので、IGBT101の駆動が連続駆動であるときにIGBT101で発生する電力損失を小さくすることができる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の機能ブロック図である。第3実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1は、半導体リレー駆動制御回路10Cと、駆動部20と、を備える。なお、図9において図7と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
半導体リレー駆動制御回路10Cは、判定部11と、切替制御部12’と、電圧調整部13と、を備える。切替制御部12’は、温度検出部DET4の検出結果及び第1基準温度情報生成器GRから出力される第1基準温度情報を入力し半導体リレーRY1の温度に基づき駆動部20を制御する点で切替制御部12(図7参照)と異なっており、それ以外の点で切替制御部12と同一である。第1基準温度の値は、例えば半導体リレーRY1の温度許容値、半導体リレーRY1の温度許容値より低い予め設定した値等にすればよい。
温度検出部DET4は半導体リレーRY1の温度を検出する。温度検出部DET4としては、例えば、半導体リレーRY1の内部又は半導体リレーRY1の周辺に配置されるサーミスタ、半導体リレーRY1の内部又は半導体リレーRY1の周辺に配置される感温ダイオード等を用いることができる。
図10は、第3実施系形態に係る半導体リレー駆動回路DRV1の一構成例を示す図である。なお、図10において図8と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図10に示す構成例の半導体リレー駆動回路DRV1は、乗算器31と、コンパレータ32と、NOTゲート33と、ANDゲート34と、ORゲート35と、ANDゲート36と、ゲートドライブIC37と、ゲート抵抗38と、乗算器39と、NPNトランジスタ40と、PNPトランジスタ41と、抵抗42と、オペアンプ43と、コンデンサ44と、コンデンサ45と、抵抗46と、を備える。
図10に示す構成例の半導体リレー駆動回路DRV1は、コンパレータ47と、ANDゲート48と、をさらに備える。
温度検出器DET4(図9参照)から出力される検出結果INF_Tはコンパレータ47の反転入力端子に供給される。第1基準温度情報生成器GR4(図9参照)から出力される第1基準温度情報INF_Tref1はコンパレータ47の非反転入力端子に供給される。コンパレータ47の出力端子はANDゲート48の第2入力端子に接続される。
第2実施形態とは異なり、ANDゲート36の出力端子がANDゲート48の第2入力端子に接続され、ANDゲート48の出力端子がゲートドライブIC37の外部ピンP1に接続される。
コンパレータ47は、半導体リレーRY1の温度が第1基準温度を超えているかを判定する。コンパレータ47は、半導体リレーRY1の温度が第1基準温度を超えているときに出力信号をローレベルにする。コンパレータ47の出力信号がローレベルになると、外部ピンP1に供給される信号もローレベルになるので、IGBT101の駆動は停止する。すなわち、半導体リレーRY1の温度が第1基準温度を超えている期間、IGBT101の駆動は停止する。これにより、半導体リレーRY1の電流による過度な温度上昇をより確実に防止することができる。
なお、コンパレータ47をヒステリシスコンパレータとしてもよい。この場合、半導体リレーRY1の温度が第1基準温度を超えていると判定されてから第1基準温度より低い第2基準温度を下回っていると判定されるまでの間、IGBT101の駆動は停止し続ける。これにより、IGBT101の駆動とIGBT101の駆動停止とが頻繁に繰り返されることを防止することができる。
<3.その他>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
上述した実施形態では、半導体リレーが備えるトランジスタとしてIGBTを例示したが、半導体リレーが備えるトランジスタとしてIGBT以外のトランジスタ(例えばSiCトランジスタ等)を用いてもよい。
上述した実施形態では、駆動部20の一部をゲートドライブIC37として集積化しているが、ゲートドライブIC37を、ゲートドライブIC37と同等の機能を有する非集積化回路に置換してもよい。ゲートドライブIC37とゲートドライブIC37以外の他の回路とを合わせて、単一のICとしてもよい。
10A〜10C 半導体リレー駆動制御回路
11 判定部
12、12’ 切替制御部
13 電圧制御部
20 駆動部
101、102 IGBT
102、202 ダイオード
B1 バッテリユニット
C1 コンデンサ
DRV1、DRV2 半導体リレー駆動回路
RY1、RY2 半導体リレー

Claims (11)

  1. 直流電源の電圧と容量性負荷の電圧との関係を判定する判定部と、
    前記直流電源と前記容量性負荷との間に設けられる半導体リレーが備えるトランジスタの制御端子に駆動信号を出力する駆動部を前記判定部の判定結果に基づき制御して、前記トランジスタの駆動を間欠駆動及び連続駆動のいずれかに切り替える切替制御部と、
    を備える、半導体リレー駆動制御回路。
  2. 前記判定部は、
    前記直流電源の電圧に対する前記容量性負荷の電圧の比と基準値との大小関係を判定し、
    前記切替制御部は、
    前記比が前記基準値より小さい場合に、前記トランジスタの駆動を前記間欠駆動にし、
    前記比が前記基準値より大きい場合に、前記トランジスタの駆動を前記連続駆動にする、請求項1に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  3. 前記トランジスタは、第1端子及び第2端子を有し、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧が閾値電圧より大きいときにオン状態になり、
    前記半導体リレー駆動制御回路は、前記駆動部を制御して、前記トランジスタの駆動が前記間欠駆動である場合に、前記半導体リレーを流れる電流に基づき前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を可変する電圧調整部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  4. 前記電圧調整部は、前記トランジスタの駆動が前記連続駆動である場合に、前記第1端子と前記制御端子との間の電圧を一定値に固定する、請求項3に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  5. 前記一定値は、前記トランジスタの駆動が前記間欠駆動である場合での前記第1端子と前記制御端子との間の電圧の最大値よりも大きい、請求項4に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  6. 前記半導体リレーの温度を検出する温度検出器の検出結果に基づき、前記半導体リレーの温度が第1基準温度を超えていると判定される場合に、前記切替制御部は、前記トランジスタの駆動を停止する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  7. 前記半導体リレーの温度を検出する温度検出器の検出結果に基づき、前記半導体リレーの温度が前記第1基準温度を超えていると判定されてから前記第1基準温度より低い第2基準温度を下回っていると判定されるまでの間、前記切替制御部は、前記トランジスタの駆動を停止し続ける、請求項6に記載の半導体リレー駆動制御回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体リレー駆動制御回路と、
    前記駆動部と、
    を備える、半導体リレー駆動回路。
  9. 請求項8に記載の半導体リレー駆動回路と、
    前記半導体リレーと、
    を備える、半導体装置。
  10. 前記半導体リレーは、前記トランジスタに対して逆接続されるダイオードをさらに備える、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の半導体装置と、
    前記直流電源と、
    前記容量性負荷と、
    を備える、車両。
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