JP2020153678A - 報知制御装置、および、報知制御方法 - Google Patents

報知制御装置、および、報知制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の操作に関する情報をユーザに報知する場合に、報知の内容や報知状態をユーザに合わせて調整する。【解決手段】移動体の操作に関する案内情報を報知する報知部と、移動体の搭乗者の音声を検知して、搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、報知部によって案内情報を報知させる報知制御部と、を備え、報知制御部は、音声認識部が認識した発話内容が、報知部によって報知された案内情報に関する発話を含む場合に、案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行う報知制御装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、報知制御装置、および、報知制御方法に関する。
従来、自動車などの移動体を操作するユーザに、経路案内等に関する情報を提供する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、車両に搭載されるナビゲーション装置により、自車両が走行する経路を表示し、交差点を右折又は左折する場合に音声によって報知を行う例が開示されている。
特開2003−344082号公報
ナビゲーション装置の音声を聞き逃してしまった場合、ユーザが、ナビゲーション装置を操作して再度の報知をさせることがあるが、操作の手間がかかるという課題がある。そこで、ユーザの聞き逃しに対応できるように、ナビゲーション装置が、報知を何度も繰り返して行うことが考えられる。道順に不案内なユーザが車両を運転する場合、ナビゲーション装置による報知はユーザの手助けとなるため、報知を繰り返すことによってユーザの満足度が高まる。しかしながら、道順に詳しいユーザには報知の繰り返しが煩雑に感じられるため、報知を繰り返すことによってユーザの満足度が低下するおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、移動体の操作に関する情報をユーザに報知する場合に、報知の内容や報知状態をユーザに合わせて調整し、ユーザの満足度の向上を図ることを目的とする。
本発明の一の態様は、移動体の操作に関する案内情報を報知する報知部と、前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、前記報知部によって前記案内情報を報知させる報知制御部と、を備え、前記報知制御部は、前記音声認識部が認識した発話内容が、前記報知部によって報知された前記案内情報に関する発話を含む場合に、前記案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行うことを特徴とする報知制御装置である。
本発明の他の態様によると、前記報知制御部により前記報知調整処理において変更される前記報知状態は、前記報知部により前記案内情報を報知する回数、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングのうち少なくともいずれかを含む。
本発明の他の態様によると、前記報知制御部は、前記音声認識部が認識した発話内容に基づいて前記案内情報の内容を変更する処理を含む前記報知調整処理を実行する。
本発明の他の態様によると、前記報知制御部は、前記報知部により前記案内情報が報知された後に、前記音声認識部によって前記案内情報の報知に対する否定的な発話を認識した場合、前記報知部により前記案内情報を報知する回数を減少させる処理、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む前記報知調整処理を実行する。
本発明の他の態様によると、前記報知制御部は、前記報知部により前記案内情報が報知された後に、前記音声認識部によって、報知された前記案内情報の再報知、前記案内情報に含まれる情報の提供、前記案内情報に関連する情報の提供のいずれかを要求する発話を認識した場合、前記報知部により前記案内情報を報知する回数を増加させる処理、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む前記報知調整処理を実行する。
本発明の他の態様によると、前記案内情報は、前記報知部により報知される情報と、前記報知部により報知を行うタイミングを規定する情報とを含む案内シナリオで構成され、前記音声認識部により音声が検知された前記搭乗者、および、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて、前記案内シナリオを生成する案内情報生成部を備える。
本発明の他の態様によると、前記案内情報は、前記移動体の経路上において設定された報知位置と、前記報知位置における前記移動体の進路を示す情報とを含む経路案内用の情報であり、前記報知制御部は、前記案内情報に含まれる報知位置と、前記移動体の位置とに基づき、前記報知部により報知を実行させるタイミングを決定する。
本発明の他の態様によると、前記音声認識部により音声が検知された前記搭乗者を特定する搭乗者特定部と、前記音声認識部により認識された発話内容のうち前記報知制御部が実行した前記報知調整処理に関連する発話内容と、前記報知調整処理の対象となった前記案内情報とを、前記搭乗者特定部により特定された前記搭乗者に対応づけて記憶する履歴記憶部と、を備える。
本発明の他の態様は、移動体の操作に関する案内情報を報知部によって報知する報知制御方法であって、前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識ステップと、前記音声認識ステップで認識された発話内容が、前記報知部によって報知された前記案内情報に関する発話を含む場合に、前記案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行う報知制御ステップと、を含むことを特徴とする報知制御方法である。
本発明によれば、案内情報をユーザに報知する場合に、報知の内容や報知状態をユーザに合わせて調整することにより、ユーザの満足度の向上を図ることができる。
第1実施形態に係るナビゲーションシステムの設置例を示す図。 ナビゲーション装置のブロック図。 ユーザモデルと報知内容との設定例を示す図。 案内シナリオの例を示す図。 ユーザモデルデータの例を示す図。 ユーザモデルデータの適用例を示す説明図。 ナビゲーション装置の動作を示すフローチャート。 ナビゲーション装置の動作を示すフローチャート。 ナビゲーション装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態のナビゲーションシステムの構成を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.ナビゲーションシステムの構成]
図1は、本発明を適用した第1実施形態として、移動体に搭載されるナビゲーションシステム100の構成例を示す図である。
図1には、移動体としての車両1の車室10を平面視で示す。車両1は移動体の一例であり、四輪の乗用自動車を示す。本発明を適用する移動体は、乗用自動車に限定されず、列車、貨物自動車、自動二輪車、耕運機や建設機械などの作業用車両等であってもよく、その他、人間の操作により移動するものであればよい。
図1には、車両1が走行する場合の進行方向を符号DRで示し、以下の説明では進行方向DRを車両1の前方とする。
車室10にはシート21、23、および後部シート25が設置されている。車両1の乗員を以下では搭乗者と呼ぶ。搭乗者のうち、シート21に着座して車両1の運転操作を行う搭乗者を、以下の説明ではユーザUとする。ユーザUはいわゆる運転者である。
車室10には、前部パネル12が配置される。前部パネル12は、車両1に固定される車室10の内装部材であり、例えば、ダッシュボード、インストゥルメントパネル、センターコンソール、およびこれらを支持する不図示のフレーム等を含む。
ナビゲーションシステム100は、前部パネル12に設置されるナビゲーション装置120を含んで構成される。
ナビゲーション装置120は、ディスプレイ101を備える。ディスプレイ101は、液晶表示パネル等の表示パネルで構成され、ナビゲーション装置120が内蔵する処理部130の制御に従って、各種の画像や文字を表示する。
ナビゲーションシステム100は、音声を入出力するマイク113およびスピーカ115を備える。マイク113は、前部パネル12など、車室10の音声を集音可能な位置に配置される。スピーカ115は、例えば、図1に示すように、車両1のドアトリム等に設置される。
マイク113およびスピーカ115の位置や数は、図1の例に限定されない。マイク113およびスピーカ115は、スピーカーケーブルによりナビゲーション装置120に接続されてもよいし、無線通信によりナビゲーション装置120に接続されてもよい。例えば、車両1に固定的に設置されるマイク113およびスピーカ115に代えて、ユーザUの身体に装着されるヘッドセットを利用する構成であってもよい。また、マイク113およびスピーカ115は、ナビゲーション装置120に一体に設けられてもよい。
ナビゲーションシステム100は、ナビゲーション装置120の制御により、車両1の経路を案内するナビゲーションを実行する。ナビゲーションとは、指定された目的地まで車両1が到達するための経路を決定し、決定した経路の通りにユーザUが車両1を走行させるために情報を提供する動作であり、経路案内とも呼ばれる。
ナビゲーション装置120は、車両1の現在位置を含む範囲の地図を含むナビゲーション画面を、ディスプレイ101に表示させる。ナビゲーション画面は、車両1の現在位置を示すアイコン等のシンボル、および、車両1が進行する経路を地図に重畳した画像を含む。また、ナビゲーション画面には、車両1の現在位置、目的地、経由地等の位置を示す位置情報、目的地への到着予想時刻、渋滞の発生状況や交通規制等の交通情報等を、地図とともに含んでもよい。
また、ナビゲーション装置120は、車両1の走行に関してユーザUが行う操作を案内する情報を、スピーカ115から音声または音として出力させる。例えば、ナビゲーション装置120は、車両1の右折、左折、直進等の走行方向を示す情報を、自然言語で読み上げる音声により、或いは、上記情報を示す音を出力する。ユーザUは、スピーカ115から発される音または音声の通りに車両1を操作することで、車両1の経路に沿って、目的地まで車両1を走行させることができる。
ナビゲーション動作においてディスプレイ101およびスピーカ115から出力される情報は、本発明の案内情報の一例であり、案内情報を出力する動作は、本発明の報知に相当する。ディスプレイ101による案内情報の表示は、視覚的な報知ということができ、スピーカ115による案内情報の音声出力は、聴覚的な報知ということができる。
ナビゲーション装置120は、本発明の報知制御装置として機能し、案内情報の報知を制御する。
ナビゲーション装置120は、ディスプレイ101へのタッチ操作を検出するタッチセンサ103を備えている。ユーザUは、ディスプレイ101にタッチすることでナビゲーション装置120を操作できる。
また、ナビゲーション装置120は、マイク113が集音した音声に基づき音声コマンドを検知し、音声コマンドに従って動作する。ユーザUは、音声によってナビゲーション装置120を操作できる。
[1−2.ナビゲーションシステムの制御系]
図2は、ナビゲーションシステム100の制御系の構成を示すブロック図である。
ナビゲーション装置120には、マイク113、スピーカ115、車速センサ117、およびGPS119が接続される。車両1にCAN(Controller Area Network)等の通信ネットワークが敷設されている場合、この通信ネットワークによって複数の装置を接続することにより、ナビゲーションシステム100が構成されてもよい。また、車両1が搭載する不図示のECU(Electronic Control Unit)等の他の装置と、ナビゲーション装置120とが、通信ネットワークにより接続された構成であってもよい。
車速センサ117は、車両1の車速パルス信号に基づいて、車両1の車速を示すデータを生成し、ナビゲーション装置120に出力する。
GPS(Global Positioning System)119は、不図示のアンテナによりGPS信号を受信して、受信したGPS信号に基づき車両1の位置を算出する。GPS119は、車両1の現在位置を示す位置データを生成し、ナビゲーション装置120に出力する。
ナビゲーション装置120は、ディスプレイ101、タッチセンサ103、処理部130、記憶部140、および音声処理回路151を備える。
タッチセンサ103は、例えば静電容量式や感圧式のセンサであり、接触操作や押圧操作を検出する。タッチセンサ103は、ディスプレイ101に重畳して配置され、ディスプレイ101に対する接触操作や押圧操作を検出し、操作を検出した位置を示す信号を処理部130に出力する。
音声処理回路151は、マイク113およびスピーカ115に接続される。マイク113は、音声処理回路151に音声信号を出力し、音声処理回路151は、マイク113から入力される信号をデジタルデータに変換して、処理部130に出力する。
音声処理回路151は、処理部130が出力するデジタル音声データに基づきスピーカ115に音声信号を出力し、スピーカ115から音を出力させる。
また、ナビゲーション装置120は、通信部153を備えてもよい。通信部153は、例えば、携帯電話回線網、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した無線通信を実行する通信モジュールである。通信部153は、処理部130の制御に従って、車室10に設置された装置または車両1の外の装置との間で、各種データを送受信する。
処理部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理部130には、記憶部140が接続される。記憶部140は、処理部130が実行するコンピュータプログラムである制御プログラム、および、処理部130によって処理される各種データを、処理部130によって読み取り可能に記憶する。
処理部130および記憶部140を構成するハードウェアは特定の態様に限定されない。例えば、処理部130は、単一のプロセッサで構成されてもよい。また、処理部130は、プロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を統合したデバイスであってもよい。記憶部140は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶装置で構成されてもよく、具体的には、ハードディスク等の磁気的記憶装置や、フラッシュROM等の半導体記憶デバイスを備えてもよい。また、記憶部140は、処理部130が実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶装置を備えてもよい。また、処理部130と記憶部140とは統合された1つのデバイスであってもよい。
処理部130は、記憶部140が記憶するプログラムを実行することにより、記憶部140が記憶するデータに基づいて、ナビゲーション装置120の各部を制御する。
処理部130は、機能要素又は機能ユニットとして、操作受付部131、音声認識部132、表示制御部133、ユーザ特定部134、案内情報生成部135、報知部136、報知制御部137、および、ユーザモデル生成部138を備える。処理部130が備えるこれらの機能要素は、コンピュータである処理部130が、記憶部140に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、処理部130が実行する制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理部130が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
記憶部140は、記憶部140の記憶領域を利用するデータベースとして、地図DB(データベース)141、経路DB142、音声認識DB143、ユーザモデルデータ記憶部144、および、履歴記憶部145を格納する。
地図DB141および経路DB142は、ナビゲーション用のデータを格納したデータベースである。地図DB141は地図データを格納する。経路DB142は、車両1を含む自動車が走行可能な道路を示す情報、渋滞発生確率や渋滞発生状況を示す情報、交通規制に関する情報など、車両1の経路を決定する場合に使用されるデータを格納する。
また、地図DB141は、車両1が走行可能な道路に関するPOI(Point Of Interest)に関する情報を含む。具体的には、POIは、地理的ランドマーク、商業施設、公共施設、飲食店、その他の設置物等である。地図DB141は、POIの位置情報とPOIの種類や名称とを対応づけて格納する。
音声認識DB143は、音声処理回路151が出力する音声データを音声コマンドとして認識するためのデータを格納する。音声認識DB143は、例えば、ナビゲーション装置120で使用可能な音声コマンドと、ナビゲーション装置120が音声コマンドとして認識する音声を特定するデータとを含む。音声を特定するデータは、例えば、音声データの周波数成分、音量レベルの変化等を抽出した音声特徴量を用いることができるが、その他のデータであってもよい。また、音声認識DB143は、音声データをテキスト認識するための辞書データと、音声コマンドのテキストデータとを含んでいてもよい。この場合、音声認識DB143は、マイク113が集音した音声をテキストに変換し、テキストデータに基づき音声コマンドとして認識するためのデータとして利用できる。
ユーザモデルデータ記憶部144は、後述するユーザモデル設定データ161、案内シナリオ、および、ユーザモデルデータ167を記憶する。
履歴記憶部145は、後述する履歴情報を記憶する。
操作受付部131は、タッチセンサ103に対するユーザUの接触操作を検出し、操作位置を特定することにより、ユーザUの操作内容を取得する。
音声認識部132は、マイク113が出力する音声信号に基づいて音声処理回路151が出力するデジタル音声データを解析し、マイク113が集音した音声から、人間が発話した内容を認識する。音声認識部132は、例えば、音声処理回路151が出力する音声データの周波数解析を行い、音声特徴量を算出し、算出した音声特徴量に基づき音声認識DB143を参照して、集音した音声に該当する音声コマンドの有無を判定し、音声コマンドを特定する。音声認識部132は、例えば、ユーザUが、ナビゲーション装置120に対する指示を発話した場合に、この発話の内容を認識する。
表示制御部133は、ディスプレイ101に表示信号を出力して、画像や文字を含む各種画面を表示させる。
ユーザ特定部134は、ナビゲーション装置120を操作するユーザUを特定する機能を有する。ユーザ特定部134は、本発明の搭乗者特定部の一例に対応する。
案内情報生成部135は、車両1のナビゲーション動作を実行する際に、車両1が進行する経路を決定する。例えば、案内情報生成部135は、ユーザUの操作によって指定される目的地、経由地、出発地等の位置を特定する。案内情報生成部135は、地図DB141および経路DB142のデータを参照し、車両1が出発地または現在位置から目的地に到達するための経路を決定する。
また、案内情報生成部135は、決定した車両1の経路の通りに車両1を走行させるための案内情報を生成する。案内情報生成部135は、視覚的に提供される案内情報として、ディスプレイ101に表示されるナビゲーション画面を表示するための表示データを生成する。
案内情報生成部135は、スピーカ115により聴覚的に報知される案内情報として、自然言語により車両1の操作を案内するメッセージを生成する。案内情報生成部135は、メッセージを出力する回数、およびタイミングを決定する。
案内情報生成部135が生成するメッセージは、車両1の経路上の地点に対応する。例えば、案内情報生成部135は、車両1の直進、右折、左折などの操作を指示するメッセージを生成するが、これらの操作は、車両1の経路における特定の地点で実行される操作である。案内情報の対象となっている地点を、以下の説明では案内地点という。案内地点は、本発明の報知位置の一例に対応する。例えば、交差点において車両1を右折させる指示を含む案内情報を報知する場合、この交差点が案内地点に相当する。
ナビゲーション装置120は、案内情報を、案内地点に対応して報知する。すなわち、ナビゲーション装置120は、車両1が経路上で案内地点より前に位置しており、案内地点に接近する間に、案内情報を報知する。
ナビゲーション装置120は、1つの案内地点について、1または複数回の報知を行う。例えば、ナビゲーション装置120は、交差点における右折を指示する案内情報を、車両1が交差点の1000m前に到達したとき、600m前に到達したとき、300m前に到達したとき、および、100m前に到達したときに報知する。
案内情報生成部135は、案内情報を生成する際に、報知を行うタイミングを指定する。報知を行うタイミングは、例えば、車両1と案内地点との間の距離により規定される。
1つの案内地点について報知を行う回数は、ユーザUの習熟度によって調整することが望ましい。例えば、報知の回数が多いと、報知の音声を聞き逃しても支障がないため、道順に不案内なユーザUにとっては満足度が高い。これに対し、ユーザUが道順を熟知している場合、報知の回数が多いとユーザUが報知を煩雑に感じ、ナビゲーションに対する満足度が低下することが懸念される。
報知を行うタイミング、および、報知の際に提供される情報量についても同様のことがいえる。
ナビゲーション装置120は、ユーザUに適した頻度で報知を行えるように、ユーザモデルを利用する。ユーザモデルは、車両1を操作するユーザUが、ナビゲーション装置120のナビゲーションを必要とする度合いを反映する仮想のモデルである。例えば、道順に不案内なユーザUには、ナビゲーションを必要とする度合いが高いユーザモデルを設定し、道順を熟知しているユーザUにはナビゲーションを必要とする度合いが低いユーザモデルを設定する。ナビゲーション装置120は、ユーザUに報知する報知状態や案内情報の内容を、ユーザモデルに対応して設定すれば、ユーザUの習熟度に適した報知を行うことができ、ユーザUの高い満足度を得ることができる。
本実施形態で、ナビゲーション装置120は、ユーザモデルに対応して、スピーカ115から音声により報知する案内情報を対象として、案内情報の内容および報知状態を変更する報知調整処理を実行する。案内情報の内容は、具体的には、報知する情報の種類および情報量である。情報量の多寡は、情報の詳しさと言い換えることができる。また、報知状態は、具体的には、報知のタイミングおよび回数である。
図3は、ユーザモデルと報知内容との設定例を示す図であり、ユーザモデルごとの報知内容を規定するユーザモデル設定データ161の構成例を示す。図3の例では、報知を行うタイミングが、案内地点と車両1との間の距離により規定されている。また、ユーザモデルがナビゲーションを必要とする度合いを、ナビゲーション利用度と表現している。
図3のユーザモデル設定データ161を用いると、3種類のユーザモデルA、B、Cが設定可能である。ユーザモデルAは、道順に不案内であるユーザUなど、ナビゲーション利用度が高いユーザUを想定したモデルである。報知を行うタイミングは、案内地点の1000m前、600m前、300m前、100m前、0mを合わせた5回に決められている。ここで、0mとは案内地点に車両1が到達するタイミングを表す。
ユーザモデルCは、道順に習熟しているユーザUなど、ナビゲーション利用度が低いユーザUを想定したモデルであり、ユーザモデルAよりも報知を行うタイミングが少ない。ユーザモデルBは、ナビゲーション利用度が標準的なユーザUを想定したモデルである。ユーザモデルBは、例えば、デフォルトのユーザモデルとして使用される。
図3に示す報知タイミングは、報知のタイミングと報知の回数の両方を定める情報である。
ユーザモデル設定データ161は、ユーザモデルに対応づけて案内情報の内容を規定する。例えば、ユーザモデルAに対しては案内情報の情報量を多くすること、ユーザモデルCに対して情報量を少なくすること、ユーザモデルBに対しては情報量標準的な内容にすることが指定される。
このように、ナビゲーション装置120では、ナビゲーション利用度が異なる複数のユーザモデルが設定され、各ユーザモデルに対応づけて、報知回数、報知タイミングおよび案内情報の内容が設定される。ユーザモデル設定データ161は、例えば、ユーザモデルデータ記憶部144に記憶される。
図3は一つの設定例に過ぎず、ユーザモデル設定データ161の内容は適宜に変更可能である。例えば、ユーザモデル設定データ161は、ユーザモデルごとに報知回数のみを設定する情報であってもよい。この場合、設定された報知回数に従って報知タイミングが自動的に決定される構成とすればよい。また、ユーザモデル設定データ161とは別の設定データにより、報知回数に対応づけて報知タイミングが予め設定されていてもよい。
また、ユーザモデル設定データ161は、報知タイミングおよび報知回数を含まず、案内情報の内容をユーザモデルごとに設定するデータであってもよい。この場合、報知回数および報知のタイミングは、例えば、全てのユーザモデルに共通する1つのパターンが適用される。
図4は、ユーザモデルに基づき生成される案内情報の例を示している。
ナビゲーション装置120は、報知のタイミング指定する情報と案内情報の内容とが対応づけられたシナリオ形式の案内情報を生成する。この案内情報を、以下では案内シナリオと呼ぶ。本実施形態では、音声により報知される案内情報に関する案内シナリオが生成される。
図4には、ユーザモデルAに対応して案内情報生成部135が生成する案内シナリオ163を符号Aで示す。また、ユーザモデルCに対応して案内情報生成部135が生成する案内シナリオ165を符号Bで示す。
案内シナリオ163、165は、報知タイミングと案内情報の内容とを含み、さらに、案内地点の位置情報を含む。
案内シナリオ163は、報知回数が多く、案内情報の情報量が多い。図4の例では、案内情報はPart.A、B、Cの3つの情報で構成され、Part.Aは車両1の現在位置と案内地点との間の距離を示す情報であり、Part.Cは車両1の操作を指示する情報である。Part.Bは案内地点の目安となるランドマークを知らせる情報である。Part.A、Cは必須の情報といえる。これに対し、Part.Bは補助的な情報である。案内シナリオ163は、Part.A、B、Cの全ての情報を含むので、案内地点に関して予備知識や経験の少ないユーザUに適している。
案内シナリオ165は、報知回数が少なく、案内情報に含まれる情報量が少ない。案内シナリオ165は、案内地点に関して詳細な案内を必要としない、ナビゲーション利用度の低いユーザUに適している。
ナビゲーション装置120は、ユーザ特定部134によりユーザUを特定する。ユーザ特定部134は、車両1を操作するユーザUの個人識別を行う。本実施形態では、各々のユーザUに対し、個人を特定可能な識別情報としてユーザIDが付与される。ユーザ特定部134は、ユーザUがナビゲーション装置120を操作する際に、ユーザUを識別してユーザIDを特定する。ユーザUの識別情報は、ユーザIDに限らず、ユーザUの氏名、ニックネーム、或いはその他の情報を用いてもよい。
ナビゲーション装置120では、1人のユーザUに対応づけて1つのユーザモデルが設定されてもよい。例えば、1つのユーザIDに1つのユーザモデルが対応づけて設定されてもよい。また、1人のユーザUに対応づけて複数のユーザモデルが設定されてもよい。例えば、ユーザUが詳しい知識を持っている地域や道路を車両1が走行する場合と、ユーザUが不案内な地域を車両1が走行する場合とで、異なるユーザモデルを適用することが考えられる。
図5は、ユーザモデルデータ167の例を示す図である。ユーザモデルデータ167は、ユーザIDごとにユーザモデルを設定するデータであり、ユーザモデルデータ記憶部144に記憶される。ユーザモデルデータ167は、1つのユーザIDに1つのユーザモデルを対応づけてもよい。また、図5に示すように、1つのユーザIDに複数のユーザモデルを対応づけてもよい。
図5の例では、1つのユーザIDに対して、場所ごとに、ユーザモデルが設定されている。例えば、ユーザID「0001」に対しては、4つの地域のそれぞれに対応するユーザモデルが設定されている。
一般に、自動車の運転者は、走行機会の多い地域では道順に詳しく、走行機会の少ない地域では、道順に不案内である傾向がある。走行機会の多い地域は、例えば、居住地、勤務先、通勤経路等を含む地域である。このため、地域ごとにユーザモデルを設定することで、ユーザUが不案内な地域と、ユーザUが詳しく知っている地域とのそれぞれで、ユーザUに適した報知を行うことができる。図5のユーザモデルデータ167では、ユーザID「0001」に対し、居住地を含む「地域1」および勤務先を含む「地域2」では、ナビゲーション利用度の低いユーザモデルCが対応づけられる。
図6は、ユーザモデルデータ167の適用例を示す説明図である。図6には、地図上に、ユーザUの居住地である地点H1、ユーザUの勤務先である地点H2を示す。図において、経路PはユーザUの通勤経路を示す。地域C1、C2、C3は行政区分を示しており、市、町、村、郡、県等に相当する。
ユーザモデルデータ167においてユーザモデルに対応づけられる地域は、地域C1、C2、C3を単位としてもよい。また、地点H1、H2、経路P1を含む特定地域A1、A2、A3に、ユーザモデルを対応づけることもできる。特定地域A1、A2は、それぞれ地点H1、H2を中心とする半径1km以内の範囲である。特定地域A3は、経路Pから200m以内の範囲である。これらの距離は勿論一例に過ぎない。
特定地域A1、A2、A3は、ユーザUが道順等を詳しく知っている可能性の高い地域であるから、ユーザUが道順に詳しいと想定される。これに対し、地点H1、H2および経路Pから離れた地域C3は、ユーザUが不案内な地域と考えられる。このような地域ごとの差に対応して、ユーザモデルデータ167にユーザモデルを対応づけることで、ユーザUの習熟度や適性に合ったナビゲーションを行える。
ユーザモデルデータ167は、ナビゲーション装置120とは異なる装置により生成されて、ユーザモデルデータ記憶部144に記憶されてもよいが、ナビゲーション装置120が生成してもよい。この場合、ナビゲーション装置120は、ユーザUの操作によって自宅位置や勤務先位置として登録された位置情報に基づき、地点H1、H2の位置情報を取得できる。ナビゲーション装置120は、車両1が走行する頻度が高い経路を検索する処理や、車両1の移動の履歴を記録する処理により、経路Pの情報を取得できる。また、ユーザUがナビゲーション装置120を操作して登録した経路を、経路Pとしてもよい。また、地域C1、C2、C3の範囲および境界位置は、地図DB141に記憶されたデータから特定可能である。従って、地域C1、C2は、地点H1、H2の位置情報と地図DB141のデータに基づき、ナビゲーション装置120が判定できる。
ナビゲーション装置120は、ユーザIDごと、および、地域ごとに設定されたユーザモデルに基づき案内シナリオを生成する。ここで、ユーザモデルデータ167は、ユーザIDごと、および、時間帯ごとにユーザモデルを設定してもよい。具体的には、昼間と夜間のそれぞれにユーザモデルを設定してもよく、通勤・通学時間帯と、それ以外の時間帯とに分けてユーザモデルを設定してもよい。また、ユーザモデルデータ167は、天候や、積雪などの道路状況の分類ごとにユーザモデルを設定してもよい。
案内情報生成部135は、車両1の経路、ユーザモデル設定データ161、および、ユーザモデルデータ167に基づき、案内シナリオを生成する。
報知部136は、ディスプレイ101およびスピーカ115による報知を実行する。報知部136は、案内情報をディスプレイ101に出力する場合、案内情報生成部135が生成する表示データに基づいて、表示制御部133に制御を実行させ、ディスプレイ101にナビゲーション画面を表示させる。
また、報知部136は、案内シナリオに従って、音声による案内情報の報知を行う。報知部136は、案内シナリオの音声を発音するための音声データを生成し、音声処理回路151に出力する。これにより、案内シナリオの通りに、スピーカ115から音声が出力される。
報知制御部137は、報知部136が音声データを音声処理回路151に出力するタイミングを、案内シナリオに従って制御する。詳細には、報知制御部137は、車両1の現在位置の位置情報と、案内シナリオに設定された案内地点の位置情報と、案内シナリオに設定された報知タイミングとをもとに、音声データを出力するタイミングを決定する。報知制御部137は、決定したタイミングで報知部136を動作させる。
また、報知制御部137は、報知部136が報知を行った後、ユーザUが、報知された案内情報に対して要求や指示を行った場合に、案内シナリオを変更する。
ユーザモデル生成部138は、ユーザモデルデータ167を生成する。また、ユーザモデル生成部138は、報知制御部137が報知調整処理を実行した場合に、ユーザモデルデータ167を変更する。
[1−3.ナビゲーション装置の動作]
図7、図8および図9は、ナビゲーション装置120の動作を示すフローチャートであり、図9は図8のステップS133の処理を詳細に示す。
図7、図8および図9の動作はナビゲーション装置120の処理部130により実行され、詳細には、ステップS101の処理はユーザ特定部134が実行し、S105、S106、S107、S130の処理は報知制御部137が実行する。ステップS102−S104、S121−S127、S131の処理は、案内情報生成部135が実行する。ステップS128の処理は、報知部136および報知制御部137が実行し、ステップS108、S129、S132の処理は、音声認識部132および報知制御部137が実行する。ステップS134の処理は、処理部130が実行する。
また、ステップS151−S155、S157−S159、S161の処理は、報知部136および報知制御部137が実行し、ステップS156、S160の処理は、案内情報生成部135が実行する。ステップS162、S163の処理は、報知制御部137が実行し、ステップS164の処理はユーザモデル生成部138が実行する。
処理部130は、ナビゲーション装置120を使用するユーザUを特定する(S101)。ステップS101で、処理部130は、例えば、ユーザUに対してタッチセンサ103または音声によるユーザ名やユーザIDの入力を求め、ユーザUを特定する。ステップS101では、ユーザ名やユーザIDとともに、パスワード等の認証用の情報の入力を求め、認証を行ってもよい。
続いて、処理部130は、ナビゲーションの条件の入力を受け付ける(S102)。ナビゲーションの条件とは、車両1の経路を決定するための条件であり、少なくとも目的地の位置情報を含み、そのほかに、経由地、出発地等の位置情報、有料道路を使用するか否か、狭隘路を回避するか否か等を含んでもよい。
処理部130は、ステップS102で入力された条件に基づき、車両1の経路探索を実行し(S103)、車両1の経路を決定する(S104)。
処理部130は、ユーザモデルデータ記憶部144に記憶されたユーザモデルデータ167を参照し、ステップS101で特定したユーザUに対応するユーザモデルデータ167があるか否かを判定する(S105)。該当するユーザモデルデータ167がある場合(S105;YES)、処理部130は、ユーザモデルデータ167を選択する(S106)。また、該当するユーザモデルデータ167がないか、ユーザモデルが設定されていない場合(S105;NO)、処理部130は、デフォルトのユーザモデルを利用する設定を行う(S107)。ステップS101でユーザIDを特定できなかった場合も、ステップS107の処理を実行する。
ステップS106またはステップS107の設定後、処理部130は、音声認識部132によって音声の検知および音声認識を開始する(S108)。これにより、ナビゲーション装置120は、ユーザUが声で指示を発話した場合に、この発話による指示を検知できる状態となる。
処理部130は、ステップS104で決定した経路に従って、車両1のナビゲーションを開始する(S121)。処理部130は、GPS119を利用して車両1の現在位置を特定して位置情報を取得する(S122)。
処理部130は、案内シナリオの作成に使用するユーザモデルを選択する(S123)。ステップS123では、ステップS106で選択されたユーザモデルデータ167に設定されたユーザモデルのうち、ステップS122で特定した位置に対応するユーザモデルが選択される。また、ステップS108でデフォルトのユーザモデルが設定された場合には、ステップS123においてデフォルトのユーザモデルが採用される。
処理部130は、ステップS104で決定した経路における案内地点を探索し(S124)、車両1の現在位置に近い案内地点の有無を判定する(S125)。詳細には、ステップS125では、車両1の進行方向において、車両1の現在位置から所定範囲内に、ステップS127の処理対象となっていない案内地点があるか否かが判定される。
該当する案内地点がないと判定した場合(S125;NO)、処理部130はステップS122に戻る。該当する案内地点があると判定した場合(S125;YES)、処理部130は、ステップS123で選択したユーザモデルに対応する報知回数、報知タイミング、および案内情報の内容を決定する(S126)。ステップS126で、処理部130は、例えば、ユーザモデル設定データ161を参照する。処理部130は、ステップS126で決定した内容に従って、案内シナリオを生成する(S127)。
処理部130は、ステップS127で生成した案内シナリオに従って、報知を実行する(S128)。ステップS128では、案内シナリオで指定された報知タイミングのうち1回の報知を実行する。ステップS128で、処理部130は、車両1の位置が報知タイミングに該当する位置になるまで待機する。
報知を実行した後、処理部130は、ユーザUの発話を認識したか否かを判定する(S129)。ステップS129では、スピーカ115から案内情報の音声を出力した後に、マイク113により集音された音声から、ナビゲーション装置120に対する音声指示を認識したか否かを判定する。なお、案内情報を出力している間にマイク113により集音された音声を対象としてもよい。
指示の音声を認識していないと判定した場合(S129;NO)、処理部130は、ステップS127で生成した案内シナリオの報知が完了したか否かを判定する(S130)。例えば、案内シナリオで複数回の報知タイミングが指定されている場合であって、報知が実行されていない報知タイミングがある場合には、処理部130は、報知を完了していないと判定する。報知を完了していない場合(S130;NO)、処理部130はステップS128に戻る。
報知が完了したと判定した場合(S130;YES)、処理部130は、ナビゲーションを終了するか否かを判定する(S131)。処理部130は、ユーザUの操作によりナビゲーションの終了が指示された場合、車両1が目的地に到着した場合、ナビゲーション装置120の電源がシャットダウンされる場合等に、ナビゲーションを終了する(S131;YES)。ナビゲーションを終了しない場合(S131;NO)、処理部130はステップS122に戻る。
また、ユーザUの発話を認識した場合(S129;YES)、処理部130は、認識した発話が、報知調整処理の対象となる発話か否かを判定する(S132)。報知調整処理の対称となる発話は、報知回数、タイミング、案内情報の内容、またはその他の報知に関する指示である。
ユーザUの発話が、報知調整処理の対象となる発話でないと判定した場合(S132;NO)、処理部130は、発話された指示に対応する処理を実行し(S134)、ステップS130に移行する。ステップS134で、例えば、処理部130は、スピーカ115の出力音量の調整等を行う。
ユーザUの発話が、報知調整処理の対象となる発話であると判定した場合(S132;YES)、処理部130は、報知調整処理を実行し(S133)、実行後にステップS130に移行する。
図9は、報知調整処理を詳細に示すフローチャートである。
処理部130は、ユーザUの発話が、報知に対し否定的な内容の発話であるか否かを判定する(S151)。報知に対し否定的な内容の発話とは、例えば、「もういいよ」、「案内やめて」等、報知の拒否または報知が不要であることを示す発話が挙げられる。また、発話が認識されたタイミングが案内情報の音声と重なる場合に、報知に対し否定的な内容の発話として判定してもよい。報知に対し否定的な内容の発話であると判定した場合(S151;YES)、処理部130は、ステップS127で生成された案内シナリオを変更する(S152)。ステップS152で、処理部130は、報知回数および/または報知タイミングが減少するように案内シナリオを変更する。ステップS152の後、処理部130は後述するステップS162に移行する。
報知に対し否定的な内容の発話でないと判定した場合(S151;NO)、処理部130は、案内情報の再度の報知を求める発話であるか否かを判定する(S153)。案内情報の再度の報知を求める発話であると判定した場合(S153;YES)、処理部130は、案内シナリオを参照し、ステップS128で報知した案内情報を再び報知し(S154)、ステップS162に移行する。
案内情報の再度の報知を求める発話でないと判定した場合(S153;NO)、処理部130は、ステップS127で報知した案内情報の内容に関する発話であるか否かを判定する(S155)。具体的には、ステップS127で、交差点で車両1を右折させる内容の音声を出力した場合に、ユーザUが「交差点のランドマークを教えて」と発話する例が挙げられる。案内情報の内容に関する発話であると判定した場合(S155;YES)、処理部130は、ステップS127で生成された案内シナリオを変更する(S156)。ステップS156で、処理部130は、案内情報の内容を増加させるように案内シナリオを変更する。処理部130は、変更した案内シナリオに従って報知を実行し(S157)、ステップS162に移行する。
案内情報の内容に関する発話でないと判定した場合(S155;NO)、処理部130は、ステップS127で報知した案内情報に関連する情報を要求する発話であるか否かを判定する(S158)。具体的には、ステップS127で、高速道路のインターチェンジを案内する音声を出力した場合に、ユーザUが、インターチェンジの前にガソリンスタンドがあるかどうか質問する例が挙げられる。案内情報に関連する情報の要求であると判定した場合(S158;YES)、処理部130は、地図DB141および経路DB142において、要求された情報を探索する(S159)。処理部130は、ステップS127で生成された案内シナリオに、ステップS159で探索した情報を含めるように、案内シナリオを変更する(S160)。処理部130は、変更した案内シナリオに従って報知を実行し(S161)、ステップS162に移行する。
また、案内情報に関連する情報を要求する発話でないと判定した場合(S158;NO)、処理部130は、図9の動作を終了して、ステップS130に移行する。
ステップS162で、処理部130は、履歴情報を生成する(S162)。履歴情報は、図9の報知調整処理を実行した履歴に関する情報であり、少なくとも、報知調整処理の開始の要因となった発話、すなわちステップS128の報知の後に認識された発話の内容に関する情報を含む。例えば、認識された発話が、報知に対し否定的な内容の発話か、案内情報の再度の報知を求める発話か、案内情報の内容に関する発話か、案内情報に関連する情報を要求する発話かを示す情報を含む。履歴情報は、ステップS127で生成した案内シナリオ、または変更した案内シナリオの一部または全部を含んでもよい。例えば、案内地点の位置情報を含んでもよい。
処理部130は、ステップS162で生成した履歴情報を、ユーザUに対応づけて履歴記憶部145に記憶させる(S163)。さらに、処理部130は、履歴記憶部145に記憶された履歴情報に基づいて、ユーザモデルデータ167を生成または更新し(S164)、ステップS130に移行する。
ステップS164では、処理部130は、ユーザモデルデータ167に設定されるユーザモデルを、ユーザUの発話内容に対応して変更する。例えば、ユーザUが、報知に対して否定的な内容の発話をした場合、報知回数や案内情報の内容を少なくするため、ナビゲーション利用度が低いユーザモデルに変更する。また、例えば、ユーザUが、案内情報の再度の報知を求める発話、案内情報の内容に関する発話、案内情報に関連する情報を要求する発話等をした場合、ナビゲーション利用度が高いユーザモデルに変更する。
[2.第2実施形態]
図10は、本発明を適用した第2実施形態のデータ管理システム200の構成を示す概略平面図である。
データ管理システム200は、ナビゲーションシステム100と、サーバー装置201とを通信可能に接続して構成される。
データ管理システム200は、ユーザモデルデータ記憶部144に相当するユーザモデルデータ記憶部211、および、履歴記憶部145に相当する履歴記憶部212を、サーバー装置201が備えている。ユーザモデルデータ記憶部211は、ナビゲーション装置120が生成または更新するユーザモデルデータ167を、ユーザモデルデータ記憶部211に記憶する。また、履歴記憶部212は、ナビゲーション装置120が生成する履歴情報を記憶する。
ナビゲーション装置120は、ステップS164でユーザモデルデータ167を生成または更新した場合に、ユーザモデルデータ167をサーバー装置201に送信する。また、ナビゲーション装置120は、ステップS162で履歴情報を生成した場合に、通信部153によって履歴情報をサーバー装置201に送信する。
データ管理システム200では、ナビゲーション装置120により生成または更新されたユーザモデルデータ167をサーバー装置201が記憶する。このため、ユーザIDに対応するユーザモデルデータ167を、複数のナビゲーション装置120において共通して利用できる。
例えば、ナビゲーション装置120が、図7および図8に示す動作を実行する際に、ステップS105で、データ管理システム200から、ユーザIDに対応するユーザモデルデータ167をダウンロードする構成が考えられる。この構成では、複数のナビゲーションシステム100で、最新のユーザモデルデータ167を共通して利用できる。
このため、ユーザUが車両1を含む各種の移動体を操作する際に、この移動体に設置されるナビゲーション装置120が、サーバー装置201が記憶する最新のユーザモデルデータ167に従って、ナビゲーション動作を実行できる。従って、ユーザUがどの移動体を操作するときも、ユーザUに適した報知を行うことができ、ユーザUの満足度をより一層高めることができる。
サーバー装置201は、履歴記憶部212に記憶される履歴情報に基づいて、ユーザモデルデータ167を更新する機能を備えてもよい。すなわち、図9のステップS164の処理を、サーバー装置201が実行してもよい。
また、サーバー装置201が、様々な移動体を操作する多数のユーザUに対応する履歴情報を収集できる場合、複数のユーザUに共通する傾向を分析できる。例えば、履歴情報に含まれる案内地点の情報に基づき、案内地点毎に、複数のユーザUに共通する発話の傾向を分析できる。これにより、案内地点に関する複数のユーザUの傾向に対応して、ユーザモデルデータ167を更新することで、この案内地点を通行したことのないユーザUに対し、適切な報知を行うことができる。
[3.他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記各実施形態では、音声による報知を対象として報知調整処理を実行する例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、案内情報をディスプレイ101に表示する場合の報知回数、報知タイミング、および案内情報の内容を対象として、報知調整処理を実行してもよい。
また、ナビゲーション装置120は、ディスプレイ101に代えて、或いはディスプレイ101に加えて、HUD(Head Up Display)による表示を行う構成としてもよい。この場合、ナビゲーション装置120は、案内情報の内容に対応する文字や画像をHUDに表示し、報知を行ってもよい。
また、ユーザ特定部134は、ユーザIDの入力を操作受付部131によって受け付けることにより、ユーザUを特定する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マイク113により集音したユーザUの音声のデータを対象として、声紋分析や、音声特徴量の解析を行うことにより、ユーザUの声をもとにユーザUを特定してもよい。
また、上記各実施形態で説明した案内シナリオには、より多くの情報を含ませることが可能である。例えば、案内情報の内容として、Part.A、B、C以外に、車両1の操作に特に注意を要する場所であることを示す情報などを付加してもよい。また、人間の声を模した音声によって報知を行う場合に、報知音声の声調、音量、情報を読み上げる速さ等の情報を案内シナリオに含めてもよく、これらの情報がユーザモデルに合わせて設定されてもよい。
また、上記各実施形態で示したユーザUの発話の例は、あくまで一例である。報知に対し否定的な内容の発話、案内情報の再度の報知を求める発話、案内情報の内容に関する発話、案内情報に関連する情報を要求する発話の各分類に該当する具体的な発話内容は、任意に設定可能である。また、ユーザUの発話を、上述した分類以外の発話であると判定して、ユーザモデルデータ167を更新してもよい。
さらに、上記各実施形態において、車両1の位置の軌跡をもとにユーザモデルデータ167を更新する構成としてもよい。例えば、処理部130は、車両1が経路から逸脱したことを検知した場合に、逸脱が発生した案内地点を特定し、特定した案内地点におけるユーザモデルを、よりナビゲーション利用度が高いユーザモデルに変更してもよい。
本発明の適用対象は、車両1に固定的に設置されるナビゲーション装置120に限定されない。例えば、ナビゲーション装置120は、車両1から取り外して持ち運ぶことが可能な、いわゆるポータブルナビゲーション装置であってもよい。また、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータを、前部パネル12に設置して、ナビゲーション装置120として機能させてもよい。
また、上記各実施形態では、ナビゲーション装置120を搭載する移動体の具体的な態様は任意である。少なくとも1人のユーザUが搭乗し、移動体の操縦に関与する移動体であれば、本発明を適用可能である。
[4.まとめ]
以上説明したように、実施形態のナビゲーション装置120は、車両1の操作に関する案内情報を報知する報知部136と、ユーザUの発話内容を認識する音声認識部132と、報知部136によって案内情報を報知させる報知制御部137と、を備える。報知制御部137は、音声認識部132が認識した発話内容が、報知部136によって報知された案内情報に関する発話を含む場合に、案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行う。
また、ナビゲーション装置120は、車両1の操作に関する案内情報を報知部136によって報知する報知制御方法を実行する。この報知制御方法は、ユーザUの音声を検知して、ユーザUの発話内容を認識する音声認識ステップを含む。また、音声認識ステップで認識された発話内容が、報知部136によって報知された案内情報に関する発話を含む場合に、案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行う報知制御ステップを含む。音声認識部132の動作は音声認識ステップの一例に対応し、報知制御部137の動作は報知制御ステップの一例に対応する。
ナビゲーション装置120、および、ナビゲーション装置120が実行する報知制御方法によれば、案内情報をユーザUに報知する場合に、ユーザUの発話に対応して、例えば案内シナリオにおける報知回数、報知タイミング、案内情報等を変更できる。このため、報知の内容や報知状態をユーザUに合わせて適切に調整することができ、ユーザUの満足度の向上を図ることができる。また、ユーザUの発話に対応して報知に関する変更を行うので、ユーザUの承認欲求を満たし、ユーザUの満足度を向上させることができる。
報知制御部137により報知調整処理において変更される報知状態は、報知部136による報知回数、および、報知タイミングのうち少なくともいずれかを含む。
これにより、ユーザUに報知する回数や報知タイミングを、ユーザUの経験、知識、習熟度、スキル等に合わせて、或いはユーザUが期待する報知回数やタイミングに合わせて、適切に調整できる。
報知制御部137は、音声認識部132が認識した発話内容に基づいて案内情報の内容を変更する処理を含む報知調整処理を実行する。例えば、図9に示した報知調整処理で、報知制御部137は、案内シナリオを変更し、報知回数、報知タイミング、案内情報の内容等を変更する。
このため、ユーザUに報知する情報の内容を、ユーザUの経験、知識、習熟度、スキル等に合わせて適切に調整できる。
報知制御部137は、報知部136により案内情報が報知された後に、音声認識部132によって案内情報の報知に対する否定的な発話を認識した場合、報知部136により案内情報を報知する回数を減少させる処理、および、報知部136によって案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む報知調整処理を実行する。
これにより、ユーザUが期待する回数を超える高頻度の報知や、ユーザUが望まない詳細な情報提供等を抑制し、ユーザUによる車両1の操作を妨げないように、報知を行うことができる。従って、ユーザUに十分な情報を提供することによる満足度の向上、および、ユーザUの承認欲求を満たし、快適性の向上を図ることができる。
報知制御部137は、報知部136により案内情報が報知された後に、音声認識部132によって、報知された案内情報の再報知、案内情報に含まれる情報の提供、案内情報に関連する情報の提供のいずれかを要求する発話を認識した場合、報知調整処理を実行する。報知調整処理は、報知部136により案内情報を報知する回数を増加させる処理、および、報知部136によって案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む。
これにより、例えば車両1の操作や、車両1の経路に関して不案内なユーザUに、必要な回数やタイミングで報知を行ったり、ユーザUが必要とする詳細な情報を提供したりすることができる。このため、ユーザUに十分な情報を提供することによる満足度の向上を図ることができる。
案内情報は、例えば、報知部136により報知される案内情報の内容と、報知部136により報知を行うタイミングを規定する情報とを含む案内シナリオで構成される。ナビゲーション装置120は、音声認識部132により音声が検知されたユーザUを特定するユーザID、および、音声認識部132により認識された発話内容に基づいて、案内シナリオを生成する案内情報生成部135を備える。
これにより、ユーザUに適合する報知を行うための情報をシナリオ形式にして、ユーザIDに基づいて生成する。このため、ユーザUに適合する報知を容易に、効率よく行うことができる。
案内情報は、例えば、車両1の経路上において設定された報知位置としての案内地点の位置情報と、案内地点における車両1の進路を示す情報とを含むナビゲーション用の情報、すなわち経路案内用の情報である。報知制御部137は、案内情報に含まれる案内地点の位置と、車両1の位置とに基づき、報知部136により報知を実行させるタイミングを決定する。
これにより、ユーザUが操作する車両1の進行状態に合わせて、適切に報知を行うことができる。
ナビゲーション装置120は、音声認識部132により音声が検知されたユーザUを特定するユーザ特定部134を備える。ナビゲーション装置120は、音声認識部132により認識された発話内容のうち報知制御部137が実行した報知調整処理に関連する発話内容と、報知調整処理の対象となった案内情報とを、搭乗者特定部により特定されたユーザUに対応づけて記憶する履歴記憶部145を備える。
これにより、ユーザUが、報知に関して発話した内容の履歴が、ユーザUに対応づけて履歴記憶部145に記憶される。従って、ユーザUごとに、報知に対応して過去に行った発話を反映して、案内シナリオを生成し、報知を行うことができる。
履歴記憶部145は、報知調整処理に関連する発話内容と、報知調整処理の対象となった案内情報と、車両1の位置とを対応づけて記憶する。
これにより、ユーザUが報知に関して過去に発話した内容の履歴を、車両1の位置を含む詳細な情報とともに利用することができる。このため、ユーザUの経験、知識、習熟度、スキル等をより高精度で反映した案内シナリオを生成し、適切に報知を行うことができる。
1…車両(移動体)、100…ナビゲーションシステム、101…ディスプレイ、103…タッチセンサ、113…マイク、115…スピーカ、117…車速センサ、119…GPS、120…ナビゲーション装置(報知制御装置)、130…処理部、131…操作受付部、132…音声認識部、134…ユーザ特定部(搭乗者特定部)、135…案内情報生成部、136…報知部、137…報知制御部、138…ユーザモデル生成部、140…記憶部、141…地図DB、142…経路DB、143…音声認識DB、144…ユーザモデルデータ記憶部、145…履歴記憶部、151…音声処理回路、153…通信部、161…ユーザモデル設定データ、163…案内シナリオ、165…案内シナリオ、167…ユーザモデルデータ、200…データ管理システム、201…サーバー装置、211…ユーザモデルデータ記憶部、212…履歴記憶部。

Claims (9)

  1. 移動体の操作に関する案内情報を報知する報知部と、
    前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識部と、
    前記報知部によって前記案内情報を報知させる報知制御部と、を備え、
    前記報知制御部は、前記音声認識部が認識した発話内容が、前記報知部によって報知された前記案内情報に関する発話を含む場合に、前記案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行うこと、
    を特徴とする報知制御装置。
  2. 前記報知制御部により前記報知調整処理において変更される前記報知状態は、前記報知部により前記案内情報を報知する回数、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングのうち少なくともいずれかを含むこと、
    を特徴とする請求項1記載の報知制御装置。
  3. 前記報知制御部は、前記音声認識部が認識した発話内容に基づいて前記案内情報の内容を変更する処理を含む前記報知調整処理を実行すること、
    を特徴とする請求項2記載の報知制御装置。
  4. 前記報知制御部は、前記報知部により前記案内情報が報知された後に、前記音声認識部によって前記案内情報の報知に対する否定的な発話を認識した場合、前記報知部により前記案内情報を報知する回数を減少させる処理、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む前記報知調整処理を実行すること、
    を特徴とする請求項2または3記載の報知制御装置。
  5. 前記報知制御部は、前記報知部により前記案内情報が報知された後に、前記音声認識部によって、報知された前記案内情報の再報知、前記案内情報に含まれる情報の提供、前記案内情報に関連する情報の提供のいずれかを要求する発話を認識した場合、前記報知部により前記案内情報を報知する回数を増加させる処理、および、前記報知部によって前記案内情報を報知するタイミングを変更する処理の少なくともいずれかを含む前記報知調整処理を実行すること、
    を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  6. 前記案内情報は、前記報知部により報知される情報と、前記報知部により報知を行うタイミングを規定する情報とを含む案内シナリオで構成され、
    前記音声認識部により音声が検知された前記搭乗者、および、前記音声認識部により認識された発話内容に基づいて、前記案内シナリオを生成する案内情報生成部を備えること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  7. 前記案内情報は、前記移動体の経路上において設定された報知位置と、前記報知位置における前記移動体の進路を示す情報とを含む経路案内用の情報であり、
    前記報知制御部は、前記案内情報に含まれる報知位置と、前記移動体の位置とに基づき、前記報知部により報知を実行させるタイミングを決定すること、
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  8. 前記音声認識部により音声が検知された前記搭乗者を特定する搭乗者特定部と、
    前記音声認識部により認識された発話内容のうち前記報知制御部が実行した前記報知調整処理に関連する発話内容と、前記報知調整処理の対象となった前記案内情報とを、前記搭乗者特定部により特定された前記搭乗者に対応づけて記憶する履歴記憶部と、を備えること、
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の報知制御装置。
  9. 移動体の操作に関する案内情報を報知部によって報知する報知制御方法であって、
    前記移動体の搭乗者の音声を検知して、前記搭乗者の発話内容を認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップで認識された発話内容が、前記報知部によって報知された前記案内情報に関する発話を含む場合に、前記案内情報の内容または報知状態を変更する報知調整処理を行う報知制御ステップと、
    を含むことを特徴とする報知制御方法。
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