JP2020149448A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかご内に取り付けられているカメラの取り付け位置または角度のずれを検出することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供する。【解決手段】エレベータシステムに備えられる乗りかごに設置されているかごドア近辺の状況を検知するために当該乗りかご内に取り付けられた撮像手段と接続される画像処理装置20は、画像取得部22と、抽出部23と、位置ずれ検出部25とを具備する。画像取得部22は、人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングで撮像手段によって撮像された第1画像を取得する。抽出部23は、取得された第1画像からエレベータシステム特有の構造物を抽出する。位置ずれ検出部25は、抽出された構造物の第1画像中の位置に基づいて撮像手段の取り付け位置または角度のずれを検出する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
一般的に、エレベータシステムにおいて利用者が乗車する乗りかごには、ドア(以下、かごドアと表記)が設置されている。
このようなエレベータシステムにおいては、利用者によって登録された乗場に乗りかごが到着(着床)した際にかごドアを開状態とすることによって、利用者は乗りかごに乗車するまたは乗りかごから降車することができる。
一方、乗りかごが昇降動作(上昇または下降)する場合には、かごドアを閉状態とし、利用者の安全を確保する。
ところで、上記したかごドアはモーターを用いて開閉されるため、例えば乗りかごへの乗車または乗りかごからの降車の際に利用者がかごドアに挟まれる可能性がある。
このため、例えば乗りかご内に取り付けられたカメラ(によって撮像される画像)を用いてかごドア近辺の状況(例えば、乗りかごへ乗車しようとする利用者等)を検知することによって、当該利用者がかごドアに挟まれるといった事故を防止することが考えられている。
しかしながら、カメラの取り付け位置または角度がずれている場合、かごドア近辺の状況を検知する際の精度が低下する可能性がある。
特開2017−126186号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、乗りかご内に取り付けられているカメラの取り付け位置または角度のずれを検出することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
実施形態によれば、エレベータシステムに備えられる乗りかごに設置されているかごドア近辺の状況を検知するために当該乗りかご内に取り付けられた撮像手段と接続される画像処理装置が提供される。前記画像処理装置は、取得手段と、抽出手段と、検出手段とを具備する。前記取得手段は、人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングで前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する。前記抽出手段は、前記取得された第1画像から前記エレベータシステム特有の構造物を抽出する。前記検出手段は、前記抽出された構造物の前記取得された第1画像中の位置に基づいて前記撮像手段の取り付け位置または角度のずれを検出する。
実施形態に係る画像処理装置を含むエレベータシステムの構成の一例を示す図。 カメラの取り付け位置及び角度について具体的に説明するための図。 カメラによって撮像される画像の一例を示す図。 利用者検知エリアについて具体的に説明するための図。 利用者検知エリアについて具体的に説明するための図。 画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 カメラの位置ずれを検出する際の画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置を含むエレベータシステムの構成の一例を示す。図1に示すように、エレベータシステムは、乗りかご10、画像処理装置20及びエレベータ制御装置30等を備える。
エレベータシステムにおいて、乗りかご10は、昇降路内に設けられており、図示しないカウンタウエイト(釣り合い錘)とメインロープを介して接続されている。乗りかご10とカウンタウエイトとは、それぞれガイドレール(図示せず)に昇降動作可能に支持されている。また、昇降路の上部には、メインロープが巻き架けられた巻上げ機(図示せず)が設けられている。エレベータシステムにおいては、このような巻上げ機が駆動されることにより、乗りかご10(及びカウンタウエイト)を昇降動作させることができる。
乗りかご10の正面の乗降口には、開閉可能なかごドア11が設置されている。かごドア11の開閉動作は、例えば乗りかご10の上部に設置されているエレベータ制御装置(かご制御装置)30によって制御される。
このようなエレベータシステムによれば、利用者によって登録された乗場50に乗りかご10が到着(着床)した際にかごドア11を開状態とすることによって、利用者を乗りかご10に乗車させるまたは利用者を乗りかご10から降車させることができる。また、乗りかご10の昇降動作中はかごドア11を閉状態とすることによって、当該乗りかご10に乗車している利用者の安全を確保することができる。
なお、乗りかご10に乗車するために乗場50で待機する利用者が昇降路に転落すること等を防止するために、当該乗場50には乗場ドア51が設置されている。この乗場ドア51は、上記したかごドア11の開閉に伴って開閉する。具体的には、かごドア11は動力源(ドアモータ)によって開閉するが、乗場ドア51は当該かごドア11の開閉に追従して開閉する。すなわち、かごドア11が開状態にある場合には乗場ドア51も開状態にあり、かごドア11が閉状態にある場合には乗場ドア51も閉状態にある。
本実施形態において、乗りかご10内には、当該乗りかご10の中の一部と乗場50の一部とを含む所定の範囲(撮像範囲)を撮像するカメラ(撮像装置)12が取り付けられている。具体的には、カメラ12は、乗りかご10の乗降口の上方に設けられている幕板部13の中央付近に、レンズ部分を乗場50側に向けて取り付けられている。
これにより、カメラ12は、乗りかご10に設置されているかごドア11及び乗場50に設けられている乗場ドア51が開状態にある場合における乗りかご10と乗場50との境界部分(すなわち、乗場50側の領域及び乗りかご10側の領域)を含む画像を撮像する。
なお、カメラ12は、広角レンズを有し、1秒間に数コマ(例えば、30コマ/秒)の画像を連続的に撮像することが可能な例えば車載カメラ等の小型の監視用カメラを含む。
また、カメラ12は、例えばエレベータシステムが稼働している間に継続して画像を撮像するように構成されていてもよいし、所定の期間中にのみ画像を撮像するように構成されていてもよい。所定の期間中にのみ画像を撮像する場合には、例えば乗りかご10の移動速度が所定値未満のときにカメラ12の電源がオンされ、乗りかご10の移動速度が所定値以上のときにカメラ12の電源がオフされてもよい。これによれば、カメラ12は、乗りかご10が所定階に停止している期間(つまり、利用者が乗りかご10に対して乗車または降車する期間)を含む所定の期間中の画像のみを撮像することができる。
なお、図1においてはエレベータシステムが1台の乗りかご10を備える構成を示しているが、当該エレベータシステムは、複数台の乗りかご10を備える構成であっても構わない。
ここで、図2を参照して、カメラ12の取り付け位置及び角度について具体的に説明する。本実施形態において、カメラ12は、乗りかご10の床面から高さh(例えば、2100mm程度)の位置に取り付けられており、L1+L2の範囲を撮像する。L1は、乗場50側の撮像範囲であり、かごドア11(または乗場ドア51)から例えば2000〜3000mm程度の範囲であるものとする。L2は、乗りかご10側の撮像範囲であり、かごドア11からかご背面に向けて例えば350〜500mm程度の範囲であるものとする。なお、L1及びL2は奥行き方向の範囲であり、幅方向(奥行き方向と直交する方向)の範囲については、少なくとも乗りかご10の横幅より大きいものとする。
カメラ12においては、上記した撮像範囲を撮像することが可能なように画角(α)が予め設定されているものとする。
図3は、本実施形態においてカメラ12によって撮像される画像の一例を示す。図2において説明したカメラ12の取り付け位置及び角度によれば、かごドア11(及び乗場ドア51)が開状態にある場合には、カメラ12は図3に示す画像100を撮像することができる。画像100には、乗場50側の領域101及び乗りかご10側の領域102が含まれる。
また、上記したようにカメラ12は乗りかご10内(幕板部13)に取り付けられているため、画像100には、例えばエレベータシステム特有の構造物が含まれる。なお、画像100に含まれる(つまり、カメラ12によって撮像される)エレベータシステム特有の構造物には、例えばかごドア11の開閉をガイドするためのシル(敷居)111及び乗場ドア51の開閉をガイドするためのシル(敷居)112や三方枠(乗降口の枠)113等が含まれる。
更に、乗りかご10に乗車しようとする利用者が例えば乗場50に存在する場合には、画像100中の乗場50側の領域101内には、利用者200が含まれる。
再び図1に戻ると、画像処理装置20は、カメラ12と通信可能に接続されており、当該カメラ12によって撮像された画像(映像)を取得(受信)することができる。
画像処理装置20は、カメラ12から取得された画像に対する画像処理(解析処理)をリアルタイムで実行することによって、かごドア11近辺の状況を検知する機能を有する。具体的には、画像処理装置20は、かごドア11近辺の状況として、画像の輝度値の変化に基づいてかごドア11に最も近い利用者(の動き)を検知する。
例えば乗場50側にいる利用者が検知された(つまり、乗場50側の領域101において利用者が検知された)場合、画像処理装置20は、当該利用者が乗りかご10に乗車する意思があるか否かを判定する処理を実行する。また、例えば乗りかご10側にいる利用者が検知された(つまり、乗りかご10側の領域102において利用者が検知された)場合、画像処理装置20は、当該利用者の手や腕が戸袋に引き込まれそうな状況にあるか否かを判定する処理を実行する。
上記した画像処理装置20による処理結果は、必要に応じて、エレベータ制御装置30による制御処理(主に、かごドア11の開閉動作に関する制御)に反映される。
エレベータ制御装置30は、乗りかご10が乗場50に到着したときのかごドア11の開閉動作を制御する。具体的には、エレベータ制御装置30は、乗りかご10が乗場50に到着したときにかごドア11を開状態とし、所定時間経過後に閉状態とする。なお、このかごドア11の開閉動作に関する制御は、上記したかごドア11を駆動する動力源に対して制御信号を送信することによって実現される。
ここで、上記した画像処理装置20によって例えば利用者が乗りかご10に乗車する意思があると判定された場合には、エレベータ制御装置30は、当該利用者の乗りかご10への乗車が完了するまでかごドア11の開状態を維持する(つまり、戸開時間を延長する)ような制御を実行する。
また、画像処理装置20によって例えば利用者の手や腕が戸袋に引き込まれそうな状況にあると判定された場合には、エレベータ制御装置30は、閉状態にあるかごドア11を開状態にする動作(以下、戸開動作と表記)を中断するような制御を実行する。この場合には、戸開動作の速度(戸開速度)を遅くする制御が実行されてもよいし、かごドア11から離れるよう促すメッセージを出力する(例えば、乗りかご10内の表示装置に表示するまたは音声メッセージを出力する)制御が実行されてもよい。
なお、図1に示す例では、画像処理装置20が乗りかご10の外部に設けられているが、当該画像処理装置20は、幕板部13の中にカメラ12とともに収納されていてもよい。また、画像処理装置20は、カメラ12と別個の装置として示されているが、当該カメラ12と一体として構成されていてもよい。一方、画像処理装置20は、エレベータ制御装置30に組み込まれていてもよい。
次に、図4及び図5を参照して、画像処理装置20が画像から利用者を検知するために当該画像上に設定されるエリア(以下、利用者検知エリアと表記)について説明する。
まず、図4は、かごドア11が全開状態のとき、または開状態にあるかごドア11を閉状態にする動作(以下、戸閉動作と表記)中の利用者検知エリアの一例を示す。
かごドア11が全開状態の場合、または戸閉動作中の場合、利用者検知エリアは、例えば乗場50側に設定される。具体的には、図4に示すように、位置推定エリアE1、乗車意思推定エリアE2及び近接検知エリアE3が、利用者検知エリアとして設定される。
位置推定エリアE1は、利用者の身体の一部、具体的には、足元位置を推定(検知)するために設定されるエリア(足元位置推定エリア)である。
位置推定エリアE1は、かごドア11の中心から乗場50の方向に向かってL3(≦乗場50側の撮像範囲L1)の距離を有するように設定されている。位置推定エリアE1の横幅W1は、かごドア11の横幅W0以上に設定されている。
なお、位置推定エリアE1において利用者が検知されたとしても、当該検知結果は、かごドア11の開閉動作(に関する制御)には反映されない。すなわち、位置推定エリアE1は、上記した利用者の足元位置を推定するために利用され、かごドア11の開閉動作には影響を与えないエリアである。
乗車意思推定エリアE2は、利用者の乗車意思の有無を推定するために設定されるエリアである。なお、利用者の乗車意思の有無は、例えば利用者の足元位置が乗場50からかごドア11に近づいてきているか否かに基づいて推定される。
乗車意思推定エリアE2は、かごドア11の中心から乗場50の方向に向かってL4(≦L3)の距離を有するように設定されている。乗車意思推定エリアE2の横幅W2は、かごドア11の横幅W0と略同一に設定されている。
乗車意思推定エリアE2においては、利用者が検知され、かつ、当該利用者に乗車意思があると推定された場合に、当該検知結果がかごドア11の開閉動作に反映される。すなわち、乗車意思推定エリアE2は、乗車意思のある利用者が検知された場合にかごドア11の開閉動作に影響を与えるエリアである。
近接検知エリアE3は、乗車意思があるとみなす利用者の足元位置を推定(検知)するために設定されるエリアである。近接検知エリアE3は、かごドア11の中心から乗場50の方向に向かってL5(≦L4)の距離を有するように設定されている。近接検知エリアE3の横幅は、例えば乗車意思推定エリアE2の横幅W2と同様に設定されている。
なお、近接検知エリアE3において利用者が検知された場合、当該利用者の乗車意思の有無等を推定することなく、当該検知結果は、かごドア11の開閉動作に反映される。すなわち、近接検知エリアE3は、単に利用者が検知されたことによってかごドア11の開閉動作に影響を与えるエリアである。
次に、図5は、かごドア11が全閉状態のとき、または戸開動作中の利用者検知エリアの一例を示す。
かごドア11が全閉状態の場合、または戸開動作中の場合、利用者検知エリアは、例えば乗りかご10側に設定される。具体的には、図5に示すように、引き込まれ検知エリアE4が利用者検知エリアとして設定される。
引き込まれ検知エリアE4は、利用者の足元位置を推定(検知)するために設定されるエリアである。引き込まれ検知エリアE4は、かごドア11の中心から乗りかご10の内部方向に向かってL6(≦乗りかご10側の撮像範囲L2)の距離を有するように設定されている。引き込まれ検知エリアE4の横幅は、かごドア11の横幅W0と略同一に設定されている。
なお、引き込まれ検知エリアE4において利用者が検知された場合、当該検知結果は、かごドア11の開閉動作に反映される。すなわち、引き込まれ検知エリアE4は、単に利用者が検知されたことによってかごドア11の開閉動作に影響与えるエリアである。
上記したように本実施形態におけるエレベータシステムにおいては、カメラ12によって撮像された画像を用いることによって、かごドア11近辺の状況(例えば、利用者の有無等)を検知し、当該検知結果に基づいてかごドア11の開閉動作等を制御することができる。
ここで、カメラ12は、作業員の手作業によって乗りかご10内(幕板部13)に取り付けられるため、誤った位置または角度で取り付けられる可能性がある。また、カメラ12が正しく取り付けられていたとしても、例えば外部からカメラ12に衝撃が与えられることによって、当該取り付け位置または角度がずれてしまう可能性もある。
画像処理装置20が利用者の有無等を検知可能な範囲はカメラ12によって撮像される画像上に設定された利用者検知エリアであるところ、当該カメラ12の取り付け位置または角度がずれている場合には、当該画像が撮像される範囲(撮像範囲)と利用者検知エリアとの対応関係が変わり、当該利用者の有無を検知する際の精度の低下の要因となる。結果として、かごドア11の開閉動作に対して適切な制御を実行することができなくなる可能性がある。
そこで、本実施形態に係る画像処理装置20は、カメラ12の取り付け位置または角度のずれ(以下、単にカメラ12の位置ずれと表記)を検出する機能を有する。
図6は、本実施形態に係る画像処理装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、画像処理装置20は、格納部21、画像取得部22、抽出部23、差分算出部24、位置ずれ検出部25及び利用者検知部26を含む。
なお、本実施形態において、格納部21は、画像処理装置20に備えられる例えば不揮発性メモリ等の記憶装置(図示せず)によって実現される。
また、画像取得部22、抽出部23、差分算出部24、位置ずれ検出部25及び利用者検知部26は、画像処理装置20に備えられるCPU等のプロセッサ(図示せず)が所定のプログラムを実行すること、すなわち、ソフトウェアによって実現される。なお、これらの各部22〜26は、例えばIC(Integrated Circuit)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
格納部21には、カメラ12の位置ずれを検出するために用いられる情報が予め格納されている。カメラ12の位置ずれを検出するために用いられる情報には、例えば正しい位置及び角度で取り付けられたカメラ12によって画像が撮像された場合における当該画像中のエレベータシステム特有の構造物(以下、エレベータ構造物と表記)の位置を示す位置情報(座標値)等が含まれる。なお、格納部21には、例えば画像処理装置20によって実行される画像処理に関する設定値等が更に格納されていてもよい。
画像取得部22は、カメラ12の位置ずれを検出するための特定のタイミングでカメラ12によって撮像された画像を取得する。
抽出部23は、画像取得部22によって取得された画像に含まれるエレベータ構造物を抽出する。画像から抽出されるエレベータ構造物は、カメラ12の位置ずれを検出するための基準として用いられるものであり、例えば上記したかごドア11の開閉をガイドするためのシル(以下、かご側シルと表記)及び乗場ドア51の開閉をガイドするためのシル(以下、乗場側シルと表記)等を含む。
差分算出部24は、格納部21に格納されている位置情報によって示される位置と抽出部23によって抽出されたエレベータ構造物の位置(画像取得部22によって取得された画像中の位置)との差分を算出する。差分算出部24によって算出される差分は、例えば座標値等で表される。
位置ずれ検出部25は、差分算出部24によって算出された差分に基づいて、カメラ12の位置ずれを検出する。
なお、利用者検知部26は、上記した利用者の有無(かごドア11近辺の状況)を検知する処理を実行する機能部である。利用者検知部26によって実行される処理は、上記した通りであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
以下、図7のフローチャートを参照して、カメラ12の位置ずれを検出する際の画像処理装置20の処理手順の一例について説明する。
ここで、本実施形態においては、上記したようにカメラ12によって撮像された画像に基づいて当該カメラ12の位置ずれを検出するが、当該画像が撮像されるタイミングによってはカメラ12の位置ずれの検出精度が低い場合がある。
具体的には、カメラ12によって撮像された画像は人の動き等の外乱の影響を受けやすく、このような外乱の影響によって、当該カメラ12の位置ずれを誤検出する可能性がある。
そこで、本実施形態においては、カメラ12の位置ずれを誤検出する可能性が低い適切なタイミングを判別して、カメラ12の位置ずれを検出する処理を実行するものとする。
まず、画像取得部22は、カメラ12の位置ずれを検出する特定のタイミングであるか否かを判定する(ステップS1)。なお、特定のタイミングとは、例えばかごドア11近辺に人がおらず、人物が含まれていない画像(つまり、外乱の影響が少ない画像)をカメラ12が撮像することができるタイミングをいう。以下、特定のタイミングであるか否かを判定する処理について具体的に説明する。
本実施形態において、画像処理装置20はエレベータ制御装置30と通信可能に接続されているが、当該エレベータ制御装置30は、上記したようにかごドア11の開閉動作を制御するとともに、乗りかご10の昇降動作を制御する。
なお、利用者が乗りかご10に乗車する各階の乗場50には、乗場呼び登録装置が設置されている。この乗場呼び登録装置には乗場呼びボタンが設けられており、利用者は、当該乗場呼びボタンを押下することによって、当該利用者が乗りかご10に乗車する乗場50(登録階)を登録することができる。このように利用者によって登録された乗場50(登録階)の情報(以下、乗場呼びと表記)は、乗場呼び登録装置からエレベータ制御装置30に出力される。
この場合、エレベータ制御装置30は、乗場呼び登録装置から出力された乗場呼びに基づいて乗りかご10の昇降動作を制御する。具体的には、エレベータ制御装置30は、乗場呼びによって示される登録階(乗場50)に乗りかご10を移動させる制御を実行する。乗場呼びに基づいて移動された乗りかご10が登録階に到着(着床)した場合、利用者は、当該乗りかご10に乗車することができる。
また、乗りかご10内には行先階登録装置(操作盤)が設置されている。この行先階制御装置にはかご呼びボタンが設けられており、利用者は、当該かご呼びボタンを押下することによって、当該利用者が乗りかご10から降車する乗場50(行先階)を登録することができる。このように利用者によって登録された乗場50(行先階)を示す情報(以下、かご呼びと表記)は、行先階登録装置からエレベータ制御装置30に対して出力される。
この場合、エレベータ制御装置30は、行先階登録装置から出力されたかご呼びに基づいて乗りかご10の昇降動作を制御する。具体的には、エレベータ制御装置30は、かご呼びよって示される行先階(乗場50)に乗りかご10を移動させる制御を実行する。かご呼びに基づいて移動された乗りかご10が行先階に到着(着床)した場合、利用者は、当該乗りかご10から降車することができる。
このようにエレベータ制御装置30は、乗場呼び及びかご呼びに基づいて乗りかご10の昇降動作を制御する。
なお、乗場呼び及びかご呼びの発生の有無やかごドア11の開閉状態等に関する情報(ステータスデータ)は、エレベータ制御装置30内で管理(保持)されているものとする。
ここで、本実施形態においては、上記したように人物が含まれていない画像をカメラ12が撮像することができるタイミングを判別する必要があるところ、上記した乗りかご10の昇降動作を制御するための乗場呼び及びかご呼びが発生していない(つまり、乗場呼び登録装置からエレベータ制御装置30に乗場呼びが出力されておらず、かつ、行先階登録装置からエレベータ制御装置30にかご呼びが出力されていない)場合には、乗りかご10内及び当該乗りかご10が停止している乗場50に人がいない(つまり、エレベータシステムを利用している利用者がいない)と推測することができる。
このため、本実施形態においては、乗場呼び及びかご呼びが発生していない場合に人物が含まれていない画像をカメラ12が撮像することができるタイミング(つまり、特定のタイミング)であると判定するものとする。具体的には、上記したステップS1において、画像取得部22は、エレベータ制御装置30に対して乗場呼び及びかご呼びの有無の問い合わせを送信する。この問い合わせに対する応答としてエレベータ制御装置30から乗場呼び及びかご呼びが発生していない旨が通知された場合、画像取得部22は、特定のタイミングであると判定することができる。
なお、乗場呼び及びかご呼びが発生している旨が通知された場合、画像取得部22は特定のタイミングでないと判定する。このように特定のタイミングでないと判定された場合(ステップS1のNO)、ステップS1の処理が繰り返される。
一方、特定のタイミングであると判定された場合(ステップS1のYES)、画像取得部22は、当該タイミングでカメラ12によって撮像された画像(以下、撮像画像と表記)を取得する(ステップS2)。
次に、抽出部23は、ステップS1において取得された撮像画像中のエレベータ構造物を、当該撮像画像から抽出する(ステップS3)。この場合、抽出部23は、エレベータ構造物として例えばかご側シル及び乗場側シルを抽出する。これにより、抽出部23は、かご側シル及び乗場側シルの撮像画像中の位置(以下、対象位置と表記)を取得する。
なお、かご側シル及び乗場側シルは、撮像画像を構成する各画素の輝度値の変化等に基づいて抽出可能である。具体的には、例えば撮像画像において乗りかご10の床面とかご側シルの端部との境界を検出することによってかご側シルを抽出することができる。同様に、例えば乗場50の床面と乗場側シルの端部との境界を抽出することによって乗場側シルを抽出することができる。更に、撮像画像中の三方枠の位置等を考慮して、かご側シル及び乗場側シルを抽出してもよい。
ここでは、エレベータ構造物としてかご側シル及び乗場側シルが抽出されるものとして説明したが、当該かご側シル及び乗場側シルの一方のみが抽出されてもよいし、かご側シル及び乗場側シル以外のエレベータ構造物(例えば、三方枠等)が抽出されてもよい。
ここで、ステップS3においてかご側シル及び乗場側シルが抽出される場合、格納部21には、正しい位置及び角度で取り付けられたカメラ12によって画像が撮像された場合における当該画像中のかご側シル及び乗場側シルの位置(以下、基準位置と表記)を示す位置情報が予め格納されている。
この場合、差分算出部24は、抽出部23によって取得された対象位置と格納部21に格納されている位置情報によって示される基準位置とを比較することによって、当該対象位置と基準位置との差分を算出する(ステップS4)。
位置ずれ検出部25は、ステップS4において算出された差分に基づいてカメラ12の位置ずれを検出する(ステップS5)。
なお、ステップS5においては、対象位置と基準位置とが一致していない(つまり、対象位置と基準位置とに差分がある)場合に、カメラ12の位置ずれが検知される。一方、対象位置と基準位置とが一致している(つまり、対象位置と基準位置とに差分がない)場合、カメラ12の位置ずれは検知されない。この場合、対象位置と基準位置との差分が閾値以上である場合にカメラ12の位置ずれが検知されるようにしてもよい。
ここで、上記した図7に示す処理が実行されることによってカメラ12の位置ずれが検知された場合には、例えばステップS4において算出された差分(基準位置に対する対象位置の相対位置)に基づいて、正しい取り付け位置及び角度に対するカメラ12の上下方向のずれ量及び正しい取り付け位置及び角度に対するカメラ12の回転角等(以下、カメラ12の位置ずれの量と表記)を算出(計測)することができる。
この場合、画像処理装置20においては、算出されたカメラ12の位置ずれの量に基づいて例えば上記した利用者検知エリアの位置または形状等を補正することができる。
なお、上記したようにカメラ12の位置ずれが検知された場合には、当該位置ずれが検知された旨を例えばエレベータシステムの管理者等に報知するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングでカメラ12によって撮像された画像(第1画像)を取得し、当該取得された画像からエレベータ構造物(エレベータシステム特有の構造物)を抽出し、当該抽出されたエレベータ構造物の画像中の位置に基づいてカメラ12の位置ずれ(カメラ12の取り付け位置または角度のずれ)を検出する。
ここで、本実施形態においてはエレベータ構造物として例えばシル(かご側シル及び乗場側シル)を撮像画像から抽出するが、当該シル(の境界値)は輝度で判別するため、画像中に人物(利用者)が含まれている場合には外乱として影響し、カメラ12の位置ずれの検出精度が低下する場合がある。
これに対して、本実施形態においては、上記した構成により、かごドア11近辺に人がいない(つまり、カメラ12の画角に人物が含まれない)タイミングでカメラ12の位置ずれを検出するため、例えばシルの境界を他の輝度変化と誤ることなく抽出し、当該位置ずれの誤検出を抑制することができる。
なお、本実施形態において、人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングは、乗場50に設置されている乗場呼び登録装置から出力される乗場呼び及び乗りかご内に設置されている行先階登録装置から出力されるかご呼びに基づいて判別される。具体的には、乗場呼び登録装置から乗場呼びが出力されておらず、かつ、行先階登録装置からかご呼びが出力されていない(つまり、乗場呼び及びかご呼びが発生していない)場合に、人物が含まれてない画像を撮像可能なタイミングであると判別し、カメラ12によって撮像された画像を取得するものとする。
このような構成によれば、乗場呼び及びかご呼びの発生の有無に基づいてエレベータシステムを利用している利用者がいないと推測されるタイミングで、カメラ12の位置ずれを検出することができる。
なお、本実施形態においては、乗場呼び及びかご呼びが発生していないことがエレベータ制御装置30から通知され、当該通知のタイミングでカメラ12の位置ずれを検出するものとして説明したが、カメラ12の位置ずれは、乗場呼び及びかご呼びが発生していないことがエレベータ制御装置30から通知された後に検出されてもよい。すなわち、乗場呼び及びかご呼びが発生していないことがエレベータ制御装置30から通知された直後にカメラ12の位置ずれを検出するようにしてもよいし、乗場呼び及びかご呼びが発生していないことがエレベータ制御装置30から通知されてから新たに乗場呼び及びかご呼びが発生するまでの期間中にカメラ12の位置ずれを検出するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、乗場呼び及びかご呼びが発生していないタイミングでカメラ12の位置ずれを検出するものとして説明したが、当該カメラ12の位置ずれを検出するタイミングは、かごドア11(及び乗場ドア51)の開閉状態をも考慮して判別(決定)されてもよい。なお、かごドア11の開閉状態は、画像処理装置20がエレベータ制御装置30に問い合わせを送信することによって、当該エレベータ制御装置30から画像処理装置20に通知されればよい。
この場合、上記したように乗場呼び及びかご呼びが発生しておらず、かつ、かごドア11が閉状態にあることがエレベータ制御装置30から通知された場合に(つまり、かご呼び及び乗場呼びが両方なく、かごドア11が閉じて待機している無方向待機時に)撮像画像を取得し、カメラ12の位置ずれを検出することができる。例えばかごドア11(及び乗場ドア51)が開状態にある場合には乗場50側から照射される外光の影響によってカメラ12の位置ずれの検出精度が低下する場合があるが、上記したようにかごドア11が閉状態にある場合にカメラ12の位置ずれを検出する構成によれば、外光の影響を受けることがないため、当該検出精度の低下を抑制することができる。なお、かごドア11が閉状態にあるタイミングでカメラ12の位置ずれを検出する場合には、撮像画像には乗場側シルは含まれないため、エレベータ構造物としてはかご側シルのみが抽出される。
一方、乗場呼び及びかご呼びが発生しておらず、かつ、かごドア11が開状態にあることがエレベータ制御装置30から通知された場合に撮像画像を取得し、カメラ12の位置ずれを検出する構成としてもよい。このような構成によれば、上記した外光の影響を受ける可能性はあるものの、かごドア11が閉状態である場合に比べて、撮像画像から乗場側シル及びかご側シルの両方を抽出することができるため、カメラ12の位置ずれの検出精度を向上させることができる。
なお、本実施形態において「かごドア11が開状態にある」とは、戸閉動作の開始直後の状態等であってもよい。
上記したようにかごドア11が閉状態にある場合にカメラ12の位置ずれを検出する構成、及びかごドア11が開状態にある場合にカメラ12の位置ずれを検出する構成の双方に利点がある。このため、かごドア11が閉状態にある場合にカメラ12の位置ずれを検出するか、かごドア11が開状態にある場合にカメラ12の位置ずれを検出するかは、例えばエレベータシステム(乗りかご10)の設置環境等に応じて設定されてもよい。具体的には、エレベータシステムが外光の影響を受けやすい環境に設置されている場合にはかごドア11が閉状態にあるタイミングでカメラ12の位置ずれを検出するように設定し、エレベータシステムが外光の影響を受けにくい環境に設置されている場合にはかごドア11が開状態にあるタイミングでカメラ12の位置ずれを検出するように設定することができる。
また、例えば乗場50に照度センサを設置し、当該照度センサからの出力によって外光の影響を受けやすい環境にあるか否かを判定し、当該判定結果に基づいてカメラ12の位置ずれを検出するタイミングを自動的に変更(設定)するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、エレベータ制御装置30からの通知のタイミングでカメラ12の位置ずれを検出するものとして主に説明したが、例えば画像処理装置20がエレベータ制御装置30にアクセスすることによって当該エレベータ制御装置30(内の特定の記憶領域)に保持されている乗場呼び及びかご呼びの発生の有無またはかごドア11の開閉状態に関する情報(ステータスデータ)を取得し、これらの情報に基づいてカメラ12の位置ずれを検出するタイミングを判別する構成としてもよい。
すなわち、本実施形態においては、乗場呼び及びかご呼びが発生していない状態またはかごドア11の開閉状態に応じてカメラ12の位置ずれを検出するタイミングを判別する構成であればよい。
更に、本実施形態においては、かごドア11近辺に人がいないタイミングでカメラ12の位置ずれを検出する構成であるところ、画像処理装置20(利用者検知部26)は上記したようにカメラ12によって撮像された画像(第2画像)に基づいて利用者の有無を検知することができる。このため、利用者検知部26によって利用者が検知されない場合にカメラ12によって撮像された画像(第1画像)を取得し、カメラ12の位置ずれを検出する構成としてもよい。
また、エレベータシステムに対して遠隔からの点検(遠隔点検)を実施することができる場合があるが、カメラ12の位置ずれの検出は、当該遠隔点検が実施されるタイミングで実行されてもよい。更に、カメラ12の位置ずれの検出は、エレベータシステムを利用する利用者がいないと推測される予め定められた時間帯(例えば、夜間等)に実行されてもよい。
なお、本実施形態においては、上記した乗場呼び及びかご呼びの発生の有無、かごドア11の開閉状態、利用者検知部26による利用者の検知結果、遠隔点検の実施及び時間帯等のうちのいくつかを組み合わせてカメラ12の位置ずれを検出するタイミングを判別してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…乗りかご、11…かごドア、12…カメラ(撮像手段)、13…幕板部、20…画像処理装置、21…格納部、22…画像取得部、23…抽出部、24…差分算出部、25…位置ずれ検出部、26…利用者検知部、30…エレベータ制御装置、50…乗場、51…乗場ドア。
実施形態によれば、エレベータシステムに備えられる乗りかごに設置されているかごドア近辺の状況を検知するために当該乗りかご内に取り付けられた撮像手段と接続される画像処理装置が提供される。前記画像処理装置は、取得手段と、抽出手段と、検出手段と、検知手段とを具備する。前記取得手段は、人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングで前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する。前記抽出手段は、前記取得された第1画像から前記エレベータシステム特有の構造物を抽出する。前記検出手段は、前記抽出された構造物の前記取得された第1画像中の位置に基づいて前記撮像手段の取り付け位置または角度のずれを検出する。前記検知手段は、前記撮像手段によって撮像された第2画像に基づいて前記第2画像中の利用者を検知する。前記第2画像から利用者を検知するために当該第2画像上に設定される乗場側の利用者検知エリアの位置または形状は、前記検出された前記撮像手段の取り付け位置または角度のずれに基づいて補正される。

Claims (8)

  1. エレベータシステムに備えられる乗りかごに設置されているかごドア近辺の状況を検知するために当該乗りかご内に取り付けられる撮像手段と接続される画像処理装置において、
    人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングで前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する取得手段と、
    前記取得された第1画像から前記エレベータシステム特有の構造物を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された構造物の前記取得された第1画像中の位置に基づいて前記撮像手段の取り付け位置または角度のずれを検出する検出手段と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記エレベータシステムを利用する利用者が乗りかごに乗車する乗場に設置されている乗場呼び登録装置から出力される乗場呼び及び前記乗りかご内に設置されている行先階登録装置から出力されるかご呼びに基づいて前記乗りかごの昇降動作を制御するエレベータ制御装置と更に接続され、
    前記取得手段は、前記乗場呼び登録装置から前記乗場呼びが出力されておらず、かつ、前記行先階登録装置から前記かご呼びが出力されていない場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記エレベータ制御装置は、前記乗りかごに設置されているかごドアの開閉動作を制御し、
    前記取得手段は、前記エレベータ制御装置の制御により前記かごドアが閉状態にある場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する
    請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記エレベータ制御装置は、前記乗りかごに設置されているかごドアの開閉動作を制御し、
    前記取得手段は、前記エレベータ制御装置の制御により前記かごドアが開状態にある場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する
    請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記撮像手段によって撮像された第2画像に基づいて前記第2画像中の利用者を検知する検知手段を更に具備し、
    前記取得手段は、前記利用者が検知されない場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する
    請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記取得手段は、前記乗りかごに対する遠隔点検が実施される場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記取得手段は、予め定められた時間帯に該当する場合に前記撮像手段によって撮像された第1画像を取得する請求項1記載の画像処理装置。
  8. エレベータシステムに備えられる乗りかごに設置されているかごドア近辺の状況を検知するために当該乗りかご内に取り付けられた撮像手段と接続される画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    人物が含まれていない画像を撮像可能なタイミングで前記撮像手段によって撮像された画像を取得するステップと、
    前記取得された画像から前記エレベータシステム特有の構造物を抽出するステップと、
    前記抽出された構造物の前記取得された画像中の位置に基づいて前記撮像手段の取り付け位置または角度のずれを検出するステップと
    を具備する画像処理方法。
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