JP2020148700A - 距離画像センサ、および角度情報取得方法 - Google Patents

距離画像センサ、および角度情報取得方法 Download PDF

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秀樹 中條
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宏行 田中
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Tomohiro Inoue
智裕 井上
木下 政宏
Masahiro Kinoshita
政宏 木下
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Abstract

【課題】画素ごとに距離の計測方向に関する精度の良い情報を取得することが可能な距離画像センサを提供する。【解決手段】距離画像センサは、複数画素から各々の画素が受光した光に関する情報を取得するイメージャ受光素子型の距離画像センサであって、距離情報算出部32と、記憶部14と、を備える。距離情報算出部32は、撮像素子22の画素ごとに対象物までの距離を算出する。記憶部14は、各々の画素に対して取得した角度情報と、画素ごとに計測された距離を関連付けて記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、距離画像センサ、および角度情報取得方法に関する。
近年、TOF(Time Of Flight)方式で対象物までの距離を画素ごとに計測し、画像を作成する距離画像センサが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
距離画像センサでは、対象物を含む撮像範囲に向けて光を投射し、対象物での反射光をレンズで集光し、撮像素子の画素に入射させている。撮像素子の画素ごとに、入射した光と投射した光の位相差が計測され、位相差から画素ごとに対象物までの距離が検出される。
このように画素ごとに計測された対象物までの距離から3次元距離画像を生成するためには、画素ごとに計測された距離の計測方向に関する情報が必要になる。この計測方向に関する情報としては、画素ごとに設計において算出された角度の値が用いられていた。
特開2018−136123号公報
しかしながら、レンズや組み付けにおけるばらつきが起因となり、センサ間において画素ごとの角度情報が異なる場合があった。
本発明は、画素ごとに距離の計測方向に関する精度の良い角度情報を取得することが可能な距離画像センサ、および角度情報取得方法を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる距離画像センサは、複数画素から各々の画素が受光した光に関する情報を取得するイメージャ受光素子型の距離画像センサであって、距離算出部と、記憶部と、を備える。距離算出部は、受光素子の画素ごとに対象物までの距離を算出する。記憶部は、各々の画素に対して取得した角度情報と、画素ごとに計測された距離を関連付けて記憶する。
これにより、画素ごとに取得した角度情報と画素ごとに算出した距離を記憶することができるため、正確な3次元距離画像を作成することができる。
第2の発明にかかる距離画像センサは、第2の発明にかかる距離画像センサであって、画素ごとに計測された距離と画素に対して取得した角度情報を送信する送信部を更に備える。
これにより、距離画像センサに接続した外部機器において、3次元距離画像を作成することができる。
第3の発明にかかる角度情報取得方法は、受光ステップと、画像作成ステップと、取得ステップと、を備える。受光ステップは、距離画像センサに対する位置が予め定められた所定画像に距離画像センサから光を投射し、所定画像で反射した光を距離画像センサの受光素子によって受光する。画像作成ステップは、受光素子における各々の画素が受光した反射光の振幅に関する情報から、所定画像に対応する反射強度画像を作成する。取得ステップは、反射強度画像に基づいて、各々の画素が距離を計測する方向に関する角度情報を取得する。
このように、距離画像センサに対する位置が予め定められた所定画像に対応する反射強度画像を作成し、所定画像の各位置と、所定画像に対応する反射強度画像の各位置の対応関係から各画素の距離を計測する方向に関する角度情報を検出することができる。
このため、画素ごとに距離の計測方向に関する精度の良い角度情報を取得することができる。
第4の発明にかかる角度情報取得方法は、第3の発明にかかる角度情報取得方法であって、取得ステップは、所定画像のうち距離画像センサからの方向が規定されている規定位置に対応する反射強度画像の位置の画素に対して、規定位置の距離画像センサからの方向を角度情報として取得する。
このように、予め距離画像センサからの方向が規定されている規定位置を検出した画素について、その方向を、距離を計測する角度情報として取得することができる。
第5の発明にかかる角度情報取得方法は、第4の発明にかかる角度情報取得方法であって、所定画像のうち距離画像センサからの方向が規定されていない非規定位置に対応する反射強度画像の位置の画素に対する角度情報を、規定位置に対応する反射強度画像の位置の前記画素で取得された角度情報から補完することによって取得する。
このように、所定画像中の距離画像センサからの方向が規定されていない非規定位置を検出した画素については、規定位置を検出した画素の角度情報から補完計算を行うことによって、角度情報を取得することができる。
第6の発明にかかる角度情報取得方法は、第3〜5のいずれかの発明にかかる角度情報取得方法であって、角度情報は、第1角度と第2角度を含む。第1角度は、受光素子の受光面に垂直な所定の軸に対する、各々の画素の計測方向の成す角度である。第2角度は、所定軸を中心とした周方向の角度であって、基準となる位置から計測方向までの回転角度である。
これら第1角度と第2角度によって、各々の画素の計測方向を規定することができる。
第7の発明にかかる角度情報取得方法は、第6の発明にかかる角度情報取得方法であって、所定画像は、第1角度を取得する際の基準となる第1角度用画像と、第2角度を取得する際の基準となる第2角度用画像と、を有する。
このように、2つの角度用画像を含む所定画像に対応する反射強度画像を作成することによって、各々の画素について第1角度と第2角度を取得することができる。
第8の発明にかかる角度情報取得方法は、第7の発明にかかる角度情報取得方法であって、所定の軸の受光面との交点と第1角度用画像上の点を通る直線と所定の軸によって形成される角度は、予め規定された第1所定角度である。第1所定角度は、複数設けられている。取得ステップでは、複数の第1所定角度に基づいて、第1角度を取得する。
これにより、第1角度用画像を用いて、画素ごとに第1角度を取得することができる。
第9の発明にかかる角度情報取得方法は、第8の発明にかかる角度情報取得方法であって、第1角度用画像は、所定の軸上の中心点および中心点を中心とした複数の同心円を有する。
このように、複数の同心円の画像を用いることによって、画素ごとに第1角度を取得することができる。
第10の発明にかかる角度情報取得方法は、第7の発明にかかる角度情報取得方法であって、第2角度用画像は、所定の軸上の中心点から所定の軸に対して垂直に設けられた基準線から、中心点を中心に予め規定された第2所定角度分、基準線を回転させた直線を有する。第2所定角度は、複数設けられている。取得ステップでは、複数の第2所定角度に基づいて、第2角度を取得する。基準となる位置は、基準線上の位置である。
これにより、第2角度用画像を用いて、画素ごとに第2角度を取得することができる。
第11の発明にかかる角度情報取得方法は、第10の発明にかかる角度情報取得方法であって、第2角度用画像は、所定の軸上の中心点を中心に放射状に配置された複数の直線を有する。
このように、放射状に配置された複数の直線の画像を用いることによって、画素ごとに第1角度を取得することができる。
第12の発明にかかる角度情報取得方法は、第3〜11のいずれかの発明にかかる角度情報取得方法であって、所定画像は、画像形成面に形成されている。画像形成面は、距離画像センサに対向して配置されている。
所定画像が形成された画像形成面を、距離画像センサに対して位置決めした状態で、所定画像に光を投射することによって、画素ごとに角度情報を取得することができる。
第13の発明にかかる角度情報取得方法は、第3〜11のいずれかの発明にかかる角度情報取得方法であって、所定画像は、点が形成された画像形成面に対して、距離画像センサを動かすことによって形成される画像である。
点に対して距離画像センサ側を動かすことによって、仮想的に所定画像を形成することができる。そして距離画像センサ側の回転角を予め規定することによって、画素ごとに角度情報を取得することができる。
第14の発明にかかる距離画像センサは、第3〜13のいずれかの発明の角度情報取得方法によって各々の画素の角度情報を取得した距離画像センサであって、投光部と、受光部と、距離算出部と、記憶部と、を備える。投光部は、対象物に対して光を投射する。受光部は、対象物で反射した光を集光する受光レンズと、受光レンズを通過した光を受光する受光素子と、を有する。距離算出部は、受光素子の画素ごとに対象物までの距離を算出する。記憶部は、各々の画素に対して取得した角度情報と、画素ごとに算出された距離を関連付けて記憶する。
これにより、画素ごとに、角度情報と距離を記憶することができるため、正確な3次元距離画像を作成することができる。
第15の発明にかかる距離画像センサは、第14の発明にかかる距離画像センサであって、送信部を更に備える。送信部は、画素ごとに計測された距離と画素に対して取得した角度情報を送信する。
これにより、距離画像センサに接続した外部機器において、3次元距離画像を作成することができる。
本発明によれば、画素ごとに距離の計測方向に関する精度の良い角度情報を取得することが可能な角度情報取得方法、および距離画像センサを提供することができる。
本発明にかかる実施の形態のTOFセンサの構成を示すブロック図。 投光波と受光波のグラフを示す図。 (a)〜(d)3次元情報データを説明するための図。 本発明にかかる実施の形態の角度情報取得方法におけるチャートとTOFセンサの配置関係を示す図。 図1のTOFセンサにおいてチャート線上に存在する画素の角度情報取得動作を示すフロー図。 図1のTOFセンサの撮像素子によるチャートの読み取りイメージを示す図。 図1のTOFセンサの撮像素子によるチャートの読み取りイメージを示す図。 チャートの線上に存在しない画素の角度情報取得動作を示すフロー図。 チャートの線上に存在しない画素の角度情報取得動作を説明するための図。 本発明の実施の形態の変形例におけるTOFセンサの画素の角度情報読み取り動作を示す図。 チャートとレンズと撮像素子の配置を示す模式図。 (a)撮像素子に対するレンズの横ズレが発生していない状態において検査用チャートを読み取った際の撮像素子上のイメージ図、(b)撮像素子に対するレンズの横ズレが発生している状態において検査用チャートを読み取った際の撮像素子上のイメージ図。
本発明にかかる実施の形態の距離画像センサの一例であるTOFセンサおよびTOFセンサの角度情報取得方法について、図面を参照しながら以下に説明する。
(TOFセンサの構成)
本実施の形態のTOFセンサ10(距離画像センサの一例)は、イメージャ受光素子型であって、投光部11から測定対象物100に向かって照射された光の反射光を受光して、光が照射されてから受光されるまでの光の飛行時間(TOF)に応じて、測定対象物100までの距離を表示する。
TOFセンサ10は、図1に示すように、投光部11と、受光部12と、制御部13と、記憶部14と、外部IF(インターフェース)15(送信部の一例)と、を備えている。
投光部11は、LED(図示せず)を有している、測定対象物100に対して、所定の変調周波数(例えば、12MHz)で処理された所望の光を照射する。なお、投光部11には、LEDから照射された光を集光して測定対象物100の方向へ導く投光レンズ(図示せず)が設けられている。
受光部12は、投光部11から投射された光の測定対象物100における反射光を受光する。受光部12は、受光レンズ21と、撮像素子22(受光素子の一例)と、を有する。受光レンズ21は、投光部11から測定対象物100に対して照射され、測定対象物100において反射した反射光を受光して、撮像素子22へと導くために設けられている。
撮像素子22は、複数の画素を有しており、図1に示すように、受光レンズ21において受光された反射光を、複数の画素のそれぞれにおいて受光して、光電変換した電気信号を制御部13へと送信する。
制御部13は、図1に示すように、投光部11、撮像素子22、記憶部14、および外部IF15と、接続されている。そして、制御部13は、記憶部24に保存された各種プログラムを読み込んで、投光部11による光の照射を制御する。
さらに、制御部13は、撮像素子22に含まれる複数の画素において受光したタイミング等のデータを受信して、投光部11から測定対象物100に向かって光が照射されてから、撮像素子22においてその反射光を受信するまでの光の飛行時間に基づいて、測定対象物100までの距離を測定する。測定結果は、制御部13から記憶部14へ送信され記憶部14で記憶される。
制御部13は、プロセッサー等によって構成され、取得部30と、位相差情報算出部31と、距離情報算出部32(距離算出部の一例)と、反射強度情報算出部33と、反射強度画像作成部34と、角度情報取得部35と、を有する。
図2は、投光波と受光波のグラフを示す図である。
取得部30は、撮像素子22から出力されるa0、a1、a2、およびa3を撮像素子22の画素ごとに取得する。a0〜a3は、受光波を90度間隔で4回サンプリングしたポイントにおける振幅である。
位相差情報算出部31は、投光部11から照射された投光波と、撮像素子22において受光した受光波との位相差φを撮像素子22の画素ごとに算出する。位相差φは、以下の関係式で示される。
位相差Φ=atan(y/x) ・・・・・(1)
(x=a2−a0,y=a3−a1)
距離情報算出部32は、算出された位相差φに基づいて、画素ごとに、画素から測定対象物100までの距離を演算する。
位相差Φから距離Dへの変換式は、以下の関係式(2)によって示される。
D=(c/(2×fLED))×(Φ/2π)+DOFFSET ・・・・・(2)
(cは、光速(≒3×10m/s)、fLEDは、LEDの投光波の周波数、DOFFSETは、距離オフセット。)
反射強度情報算出部33は、受光波のサンプリングした4つのポイントにおける反射強度から画素ごとの反射強度値Sを算出する。具体的には、反射強度情報算出部33は、以下の関係式(3)によって、画素ごとに反射強度値Sを求める。この反射強度値Sは、対象物からの反射光(受光)の強度を示す。
Figure 2020148700
反射強度画像作成部34は、算出した反射強度値Sから反射強度画像を作成する。反射強度画像作成部34は、画素ごとの角度情報を取得する際に用いられる白色と黒色で形成された検査用チャート50(後述する)からの反射光の強度を画像化する。詳しくは後述するが、角度情報は、画素ごとの距離の計測方向に関する情報である。
角度情報取得部35は、振幅が画像化された反射強度画像に基づいて、画素ごとに角度情報を取得する。
なお、距離情報算出部32は、画素ごとに測定対象物100までの距離情報を算出すると、検出距離と、記憶部14に記憶されている角度情報を関連付けて記憶部14に記憶させる。
記憶部14は、制御部23および外部IF15と接続されており、角度情報取得部35で取得された画素ごとの角度情報と、角度情報に関連付けられた距離情報とを記憶する。また、記憶部14は、投光部11および撮像素子22を制御するための制御プログラム、撮像素子22において検出された反射光の光量、受光タイミング等のデータも保存する。また、記憶部14には、後述する検査用チャート50に関する情報も記憶されている。
外部IF15は、外部コンピュータ等に、画素ごとに計測された距離情報と、画素ごとの角度情報を互いに関連付けた状態で送信する。この画素ごとの角度情報と距離情報が、3次元情報データとなり、外部コンピュータは、3次元情報データに基づいて、3次元距離画像を作成し、表示画面に表示などを行う。
(3次元情報データの構成)
次に、3次元情報データについて説明する。図3(a)〜(d)は、3次元情報データを説明するための図である。
角度情報は、第1角度θ1(図3(a)参照)と第2角度θ2(図3(b)参照)とを含んでいる。第1角度θ1と第2角度θ2の取得方法については後段にて詳述する。
距離dは、TOFセンサ10によって計測された値とする。この3つの値から、撮像された画像の3次元上の位置を示すxyz座標の位置が求められる。
図3(a)には、撮像素子22が示されている。撮像素子22は、例えば縦120画素×横320画素の大きさである。撮像素子22の受光面22aの横方向をX軸とし、縦方向をY軸とする。また、撮像素子22の受光面22aに対して垂直な軸をZ軸とする。このときに、3次元空間上の点61の位置が、第1角度θ1と第2角度θ2と距離dを用いて示される。
点61からZ軸に垂直に向かって延ばした線62とZ軸の交わる点63を中心として、点61を通る円64が描かれる。ここで、第1角度θ1は、受光面22aとZ軸の交わる原点65と円64上を結ぶ直線66とZ軸との形成する角度である。原点65は、受光面22aの中心点としてもよい。図3(a)では、一例として第1角度θ1は40°とする。すなわち、円64上のいずれの点も第1角度θ1が40°となる。
また、第2角度θ2は、点63を通ってX軸と平行な直線67と線62との形成する角度である。図3(a)では、一例として第2角度θ2は21°とする。
図3(b)は、撮像素子22の受光面22aを示す図である。図3(b)に示すように、受光面22aに、円64に対応する円64´、点61に対する点61´および第2角度θ2が示されている。
3次元情報のうちZ値を求める際には、第2角度θ2の値は使用せずに求めることができる。図3(c)は、図3(a)の平面図である。すなわち、図3(c)に示すように、原点65から円64までの直線66の長さは、検出距離dとして得られているため、原点からの点61のZ値はdcos40°で求めることができる。
直線67の点63から円64上までの線分の長さをXAとすると、XAの長さは、XA=Z×tan40°で求めることができる。
図3(d)は、図3(a)の円64を撮像素子22と反対側から視た背面図である。図3(d)に示すように、点61のx座標のX値は、X=XA×cos21°で求めることができる。さらに、点61のy座標のY値は、Y=XA×cos(90°−21°)で求めることができる。
以上のように、第1角度θ1、第2角度θ2および計測距離dの値から3次元座標の値(X、Y、Z)を算出することができる。このため、画素ごとに取得された第1角度θ1および第2角度θ2と計測された計測距離dによって、3次元距離画像を作成することができる。
(角度情報取得方法)
次に、本実施の形態のTOFセンサ10の画素ごとの角度情報を取得する方法について説明するとともに、本発明の角度情報取得方法の一例についても同時に述べる。
(検査用チャート)
はじめに、角度情報取得方法に用いられる検査用チャート50(所定画像の一例)について説明する。図4は、検査用チャート50とTOFセンサ10を示す斜視図である。検査用チャート50とTOFセンサ10は、対向して配置されている。検査用チャート50の画像形成面が50aとして示されている。
図4に示す検査用チャート50(所定画像の一例)は、同心円チャート70(第1角度用画像の一例)と、放射状チャート80(第2角度用画像の一例)と、を有する。
同心円チャート70には、所定の中心点71を中心とした複数の同心円72、73、74、75が描かれている。円72、73、74、75の順に径が大きく形成されている。
TOFセンサ10は、その撮像素子22の受光面22aの中央から受光面22aに対して垂直な中心軸10aが中心点71を通るように、検査用チャート50に対して位置決めされている。なお、受光面22aの中心が中心点22cとして示されている。
円72、73、74、75のうちいずれかの円上の点と中心点22cを結ぶ線と中心軸10aによって形成される角度が、第1角度θ1を示している。例えば、円72では第1角度θ1は10度に設定され、円73では第1角度θ1は20度に設定され、円74では第1角度θ1は30度に設定され、円75では第1角度θ1は40度に設定されている。これら10°、20°、30°、40°が、予め規定された複数の第1所定角度の一例に対応する。また、一例として、円75の直径は0.84mであり、半径は0.42mに設定できる。また、TOFセンサ10と検査用チャート50の間の中心軸10aに添った距離は、0.5mに設定できる。
放射状チャート80には、中心点71から放射状に伸びる線81〜96が描かれている。
また、中心点71から水平方向の一方に延ばされた線を基準線81とする。中心点71を中心にして基準線81を図4における反時計周り(矢印B参照)に回転させたそれぞれの線82〜96と基準線81によって形成される角度が、第2角度θ2を示している。例えば、線81は、第2角度θ2が22.5度に設定され、基準線81から反時計周りに22.5度回転させた線を示す。線82は、第2角度θ2が45度に設定され、基準線81から反時計周りに45度回転させた線を示す。線83は、第2角度θ2が67.5度に設定され、基準線81から反時計周りに67.5度回転させた線を示す。このように、線82〜線96まで、基準線81からの回転角度が反時計周りに22.5度ずつ増加している。例えば、線96は、第2角度θ2が337.5度に設定され、基準線81から反時計周りに337.5度回転された線である。これら0°、22.5°、45°、67.5°、90、112.5°、135°、157.5°、180°、202.5°、225°、247.5°、270°、292.5°、315°、337.5°が、予め規定された複数の第2所定角度の一例に対応する。
例えば、基準線81と円75の交点97の位置は、θ1=40°、θ2=0°で示すことができる。また、線81と円75の交点98の位置は、θ1=40°、θ2=22.5°で示すことができる。
(チャートの線上に位置する画素の角度情報取得)
次に、TOFセンサ10から検査用チャート50の線上の点までの距離を検出する画素の角度情報の取得について説明する。
図5は、本実施の形態の角度情報取得方法を示すフロー図である。
はじめに、ステップS10(受光ステップの一例)において、TOFセンサ10からの位置決めが行われた検査用チャート50に対して、TOFセンサ10から光が投射され、反射強度情報算出部33は、撮像素子22の画素ごとに、図2に示すa0、1、2、3を取得する。このステップS10が、受光ステップの一例に対応する。
次に、ステップS11において、反射強度情報算出部33が、各画素の降り幅情報を計算し、反射強度画像作成部34が、反射強度画像として白黒画像を作成する。このステップS11が、画像作成ステップの一例に対応する。
図6および図7は、撮像素子22による検査用チャート50の読み取りイメージを示す図である。図6および図7では、撮像素子22の受光面22aとは反対側から受光面22aを視た場合における読み取りイメージが示されている。白黒チャート画像50´は、同心円画像70´と、放射状画像80´を含む。同心円画像70´は、同心円チャート70に対応する反射強度画像である。放射状画像80´は、放射状チャート80に対応する反射強度画像である。検査用チャート50の同心円チャート70の中心点71ならびに円72〜75および放射状チャート80の線81〜96に対応する画像を、それぞれの符号に´を付加した点画像71´ならびに円画像72´〜75´および線画像81´〜96´で示す。また撮像素子22の受光面22a上に形成された1マスが1つの画素Pを示す。なお、実際には撮像素子22は、縦120画素×横320画素を有しているが、説明のために画素Pを大きく記載している。
また、図6では、撮像素子22上において同心円画像70´は円状に形成されているが、図7では、楕円状に形成されている。図6および図7に示すような差は、TOFセンサ10ごとの撮像素子22に対する受光レンズ21の組み付けのばらつき等に起因するが、それぞれのTOFセンサ10での、画素ごとの角度情報を取得することにより、3次元情報に変換した際には双方のTOFセンサ10で同様の距離画像を取得することができる。
次に、ステップS12において、角度情報取得部35が、白黒チャート画像50´における交点(規定位置の一例)を検出する。交点は、同心円画像70´と放射状画像80´の各交点である。角度情報取得部35は、交点97´、98´を検出する。この交点97´、98´は、図4に示す検査用チャート50の交点97、98の画像に対応する。
次に、ステップS13において、角度情報取得部35は、交点に対応する画素Pに交点の角度(θ1、θ2)を割り付ける。角度情報取得部35は、記憶部14に記憶されているチャート50の情報に基づいて、作成した同心円画像70´の中心点画像71´および円画像72´〜75´のそれぞれの第1角度θ1と、作成した放射状画像80´の線画像81´〜96´のそれぞれの第2角度θ2が認識できるため、各交点における角度情報を取得することができる。
交点97´と交点98´を例に挙げて説明すると、交点97´が存在する画素P(P1と示す)の第1角度θ1には、交点97の第1角度θ1である40°が割り付けられ、第2角度θ2には、交点97の第2角度θ2である0°が割り付けられる。また、交点98´が存在する画素P(P2と示す)の第1角度θ1には、交点98の第1角度θ1である40°が割り付けられ、第2角度θ2は、交点98の第2角度θ2である22.5°が割り付けられる。これによって、同心円画像70´と放射状画像80´の全ての交点の画素Pについて角度情報が割り付けられる。
次に、ステップS14において、角度情報取得部35は、θ1を10°とする。
次に、ステップS15において、角度情報取得部35は、θ2を0°とする。
次に、ステップS16において、角度情報取得部35は、隣り合う交点であるθ2とθ2+22.5°上にある画素を、それらの間にある画素数に応じて分割して補完する。すなわち、θ1=10°の円画像72´上に沿って、θ2=0°の線画像81´と円画像72´の交点からθ2=22.5°の線画像82´と円画像72´の交点までの間の画素の角度情報が、線画像81´と円画像72´の交点の角度情報と、線画像82´と円画像72´の交点の角度情報を用いて補完される。白黒チャート画像50´における交点以外の点が、非規定位置の一例に対応する。
具体的には、θ2とθ2+22.5°の間に4画素存在する場合、補完される画素のθ2は、θ2+22.5°/5、θ2+(22.5°/5)×2、θ2+(22.5°/5)×3、θ2+(22.5°/5)×4となる。すなわち、角度情報(θ1、θ2)が(10°、0°)の交点から、角度情報(θ1、θ2)が(10°、22.5°)の交点の間の4画素の角度情報(θ1、θ2)は、それぞれ(10°、4.5°)、(10°、9°)、(10°、13.5°)、(10°、18°)となる。
次に、ステップS17において、角度情報取得部35は、隣り合う交点θ1−10°とθ1上に存在する画素をそれらの間にある画素数に応じて分割して補完する。すなわち、θ2=0の線画像81´上に沿って、θ1=0°である中心点22cから線画像81´と円画像72´の交点までの間の画素の角度情報が、中心点22cの角度情報と、線画像81´と円画像72´の交点の角度情報を用いて補完される。
具体的には、θ1とθ1−10°の間に4画素存在する場合、補完される画素のθ1は、θ1−10°+10°/5、θ1−10°+(10°/5)×2、θ1−10°+(10°/5)×3、θ1−10°+(10°/5)×4となる。すなわち、角度情報(θ1、θ2)が(0°、0°)の中心点22cから、角度情報(θ1、θ2)が(10°、0°)の交点の間の4画素の角度情報(θ1、θ2)は、それぞれ(2°、0°)、(4°、0°)、(6°、0°)、(8°、0°)となる。
次に、ステップS18において、角度情報取得部35は、θ2をθ2+22.5°とする。今回、θ2=0°のため、θ2=22.5°とする。
次に、ステップS19において、角度情報取得部35は、θ2=360°であるか否かの判定を行う。ここで、θ2=22.5°であり、未だθ2=360°ではないため、ステップS16に戻る。ステップS16において、角度情報(θ1、θ2)が(10°、22.5°)である交点と角度情報(θ1、θ2)が(10°、45°)である交点の間であってθ1=10°の円画像72´に沿って存在する画素の補完が行われる。
次に、ステップS17において、角度情報(θ1、θ2)が(0°、0°)である交点と角度情報(θ1、θ2)が(10°、22.5°)である交点の間であってθ2=22.5°の線画像82´に沿って存在する画素の補完が行われる。
このステップS16、S17が、θ2=360°になるまで行われる。これによって、円画像72´上と、中心点22cから線画像81´〜96´の円画像72´との交点までの線分上の画素の補完が行われる。
次に、ステップS20において、角度情報取得部35は、第1角度θ1が40°であるか否かの判定を行う。ここで、θ1=10°であり、未だθ1=40°でないため、ステップS21において、角度情報取得部35は、θ1をθ1+10°(20°)とする。
次に、ステップS15に戻り、角度情報取得部35は、第2角度θ2を0°とする。
次に、ステップS16において、角度情報取得部35は、角度情報が(20°、0°)の交点と、角度情報が(20°、22.5°)の交点の間に存在する画素のそれぞれの角度情報を補完して算出する。
次に、ステップS17において、角度情報取得部35は、角度情報が(10°、0°)の交点と、角度情報が(20°、0°)の交点の間に存在する画素のそれぞれの角度情報を補完して算出する。
このステップS16、S17が、ステップS19においてθ2=360°になるまで繰り返される。これによって、円画像72´上と、中心点画像71´から線画像81´〜96´の円画像72´との交点までの線分上の画素の補完が行われる。
次に、ステップS20において、θ1が未だ40°に達していないため、ステップS21においてθ1を更に10°増やしてθ1=30°でステップS15〜ステップS19が行われる。これによって、円画像73´上と、線画像81´〜96´の円画像72´との交点から円画像73´との交点までの線分上の画素の補完が行われる。
次に、ステップS20において、θ1が未だ40°に達していないため、ステップS21においてθ1を更に10°増やしてθ1=40°でステップS15〜ステップS19が行われる。これによって、円画像74´上と、線画像81´〜96´の円画像73´との交点から円画像74´との交点までの線分上の画素の補完が行われる。
そして、ステップS20において、θ1=40°であるため、チャート線上の画素の角度情報取得動作は終了する。
以上の動作によって、円画像72´〜74´および線画像81´〜96´の全ての線上に存在する画素Pの角度情報を取得することができる。なお、ステップS12〜ステップS21が、取得ステップの一例に対応する。
(チャートの線上に位置しない画素の角度情報取得)
図8は、チャートの線上に存在しない画素の角度情報取得動作を示すフロー図である。図9は、チャートの線上に存在しない画素の角度情報取得動作を説明するための図である。図9は、図6の拡大図である。
ステップS20およびステップS21は、上述したステップS10およびステップS11と同様であるため、説明を省略する。
次に、ステップS22において、角度情報取得部35は、図9に示すように、対象画素から中心点22cに向けて仮想線L1(図9参照)を引く。図9では、対象画素がP3として示されている。
ここで、上述した線上に存在する画素の角度情報を取得した後に、線上に存在しない画素の角度情報取得動作を行う場合には、対象画素としては、円画像75´の内側であって角度情報が取得されていない画素となる。また、この場合、図8のステップS10およびステップS11において、振り幅情報の画像化は済んでいるため、図9におけるステップS20およびステップS21は省略できる。
一方、上述した線上に存在する画素の角度情報を取得せずに、線上に存在しない画素の角度情報取得動作を行う場合、対象画素は、円画像75´の内側であって線上に位置していない画素となり、図9におけるステップS20およびステップS21は実行される。
次に、ステップS23において、角度情報取得部35は、対象画素P3の第1角度θ1を算出して取得する。具体的には、仮想線L1と対象画素P3に最も近い内側の円画像との交点と、仮想線L1と対象画素P3に最も近い外側の円画像との交点と対象画素P3との位置関係を比率によって求めることによって、第1角度θ1が算出される。
図9では、対象画素P3に最も近い内側の円画像74´と仮想線L1の交点101が示され、対象画素P3に最も近い外側の円画像75´と仮想線L1の交点102が示されている。そして、仮想線L1に沿った交点101から対象画素P3までの長さと、仮想線L1に沿った交点102から対象画素P3までの長さの比が、a対bになっているとすると、次の式(4)で第1角度θ1を算出することができる。
θ1=30°+(40°−30°)×a/(a+b)・・・・・(4)
次に、ステップS24において、角度情報取得部35は、対象画素P3の第2角度θ2を算出して取得する。具体的には、仮想線L1と直交する仮想線L2を引き、両側の線画像の交点と対象画素P3との位置関係を比率計算によって求めることによって、第2角度θ2が算出される。
図9では、仮想線L1と直交する仮想線L2と対象画素P3の両側の線画像81´、82´との交点103、104が示されている。そして、仮想線L2に沿った交点103から対象画素P3までの長さと、仮想線L2に沿った交点104から対象画素P3までの長さの比がc対dになっているとすると、次の式(5)で第2角度θ2を算出することができる。
θ2=0°+(22.5°−0°)×c/(c+d)・・・・・(5)
これら、ステップS22〜S24が、対象画素の全てについて行われた場合に動作が終了する。
以上の動作により、チャートの線上に位置しない画素についても角度情報(θ1、θ2)を取得することができる。
以上のように、画素ごとに角度情報(θ1、θ2)を取得し、取得した角度情報(θ1、θ2)が角度テーブルとして記憶部14に記憶される。
一方、TOFセンサ10を動作して測定対象物100までの距離を検出した場合、画素ごとの検出距離dを、その画素の角度情報(θ1、θ2)と関連付けて記憶部14に記憶される。
そして、画素ごとの検出距離dと角度情報(θ1、θ2)が、外部IF15から外部PCなどに送信される。
外部PCでは、画素ごとの検出距離dと角度情報(θ1、θ2)に基づいて、3次元距離画像を作成することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、TOFセンサ10は、外部IF15から検出距離dおよび角度情報(θ1、θ2)を出力し、外部PCにて3次元距離画像を作成しているが、TOFセンサ10内で3次元距離画像を作成し、作成した3次元距離画像を外部に出力してもよい。
(B)
上記実施の形態では、検査用チャート50が同心円チャート70と放射状チャート80を有しており、固定されたTOFセンサ10によってチャートを読み取っているが、これに限らなくても良い。例えば、図10に示すように、検査用チャート500の画像形成面500aに点200が描画されており、TOFセンサ10を回転させながら、点200を読みとってもよい。すなわち、同心円チャート70と放射状チャート80の角度(θ1、θ2)と同等にTOFセンサ10を回転させて点200が読み取られる。
なお、検査用チャート50と同等のデータを得るためには、交点の数と同じだけ読み取り回数が必要である。
また、TOFセンサ20の撮像素子22の受光面22aの中央から受光面22aに対して垂直に形成された中心軸10aが点200を通るように配置した状態で位置決めをし、その状態からTOFセンサ20の回転が行われる。
(C)
上記実施の形態では、検査用チャート50が同心円チャート70と放射状チャート80を有しているが、これに限らなくても良く、例えば、チャートに、角度(θ1、θ2)の値が規定された複数の点が描画されていてもよい。点に位置しない画素の角度情報は、点に位置する角度情報から補完計算によって算出されればよい。
(D)
また、上記実施の形態では、撮像素子22における反射強度画像では、検査用チャート50の画像の中心点71が、撮像素子22の受光面22aの中心点22cに位置していたが、レンズの横ずれによって検査用チャート50の画像の中心点71が受光面22aの中心点22cに位置していなくても、本発明を適用可能である。
図11は、検査用チャート50と受光レンズ21と撮像素子22の配置を示す模式図である。図11の矢印Cに示すように、組み付けの際に撮像素子22に対しての受光レンズ21の横ズレが発生すると、撮像素子22への結像ズレが発生する。例えば、撮像素子22を10μm/画素とすると、100μmのずれで10画素分ずれることになる。
図12(a)は受光レンズ21の横ズレが発生していない状態において検査用チャート50を読み取った際の撮像素子22上のイメージ図である。図12(b)は、受光レンズ21の横ズレが発生していない状態において検査用チャート50を読み取った際の撮像素子22上のイメージ図である。図12(b)に示すように、受光面22aの中心点22cに対して、検査用チャート50の中心点71の読み取り画像である点72´の位置のズレが発生している。
このようなずれが発生した場合には、点72´の位置の画素P4の角度情報(θ1、θ2)が(0°、0°)と取得される。このようにずれた状態も含めて各画素の角度情報が取得されるため、3次元距離画像を作成した際には、位置ずれが発生していないTOFセンサ10と同様の3次元距離画像を作成することができる。
本発明の角度情報取得方法によれば、画素ごとに距離の計測方向に関する精度の良い角度情報を取得することが可能な効果を有し、距離画像センサなどに適用可能である。
10 :TOFセンサ
22 :撮像素子
50 :検査用チャート
50´ :白黒チャート画像

Claims (15)

  1. 複数画素から各々の前記画素が受光した光に関する情報を取得するイメージャ受光素子型の距離画像センサであって、
    受光素子の画素ごとに対象物までの距離を算出する距離算出部と、
    各々の前記画素に対して取得した角度情報と、前記画素ごとに計測された前記距離を関連付けて記憶する記憶部を備えた、距離画像センサ。
  2. 前記画素ごとに計測された前記距離と前記画素に対して取得した前記角度情報を送信する送信部を更に備えた、請求項1に記載の距離画像センサ。
  3. 距離画像センサに対する位置が予め定められた所定画像に前記距離画像センサから光を投射し、前記所定画像で反射した光を前記距離画像センサの受光素子によって受光する受光ステップと、
    前記受光素子における各々の画素が受光した反射光の振幅に関する情報から、前記所定画像に対応する反射強度画像を作成する画像作成ステップと、
    前記反射強度画像に基づいて、各々の前記画素が距離を計測する方向に関する角度情報を取得する取得ステップと、を備えた、
    角度情報取得方法。
  4. 前記取得ステップは、前記所定画像のうち前記距離画像センサからの方向が規定されている規定位置に対応する前記反射強度画像の位置の前記画素に対して、前記規定位置の前記距離画像センサからの方向を前記角度情報として取得する、
    請求項3に記載の角度情報取得方法。
  5. 前記取得ステップは、前記所定画像のうち前記距離画像センサからの方向が規定されていない非規定位置に対応する前記反射強度画像の位置の前記画素に対する前記角度情報を、前記規定位置に対応する前記反射強度画像の位置の前記画素で取得される前記角度情報から補完することによって取得する、
    請求項4に記載の角度情報取得方法。
  6. 前記角度情報は、
    前記受光素子の受光面に垂直な所定の軸に対する、各々の前記画素の計測方向の成す角度である第1角度と、
    前記所定の軸を中心とした周方向の角度であって、基準となる位置から前記計測方向までの回転角度である第2角度を含む、
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の角度情報取得方法。
  7. 前記所定画像は、
    前記第1角度を取得する際の基準となる第1角度用画像と、
    前記第2角度を取得する際の基準となる第2角度用画像と、を有する、
    請求項6に記載の角度情報取得方法。
  8. 前記所定の軸の前記受光面との交点と前記第1角度用画像上の点を通る直線と前記所定の軸によって形成される角度は、予め規定された第1所定角度であり、
    前記第1所定角度は、複数設けられており、
    前記取得ステップでは、複数の前記第1所定角度に基づいて、前記第1角度を取得する、
    請求項7に記載の角度情報取得方法。
  9. 前記第1角度用画像は、前記所定の軸上の中心点および前記中心点を中心とした複数の同心円を有する、
    請求項8に記載の角度情報取得方法。
  10. 前記第2角度用画像は、前記所定の軸上の中心点から前記所定の軸に対して垂直に設けられた基準線から、前記中心点を中心に予め規定された第2所定角度分、前記基準線を回転させた直線を有し、
    前記第2所定角度は、複数設けられており、
    前記取得ステップでは、複数の前記第2所定角度に基づいて、前記第2角度を取得する、
    前記基準となる位置は、前記基準線上の位置である、
    請求項7に記載の角度情報取得方法。
  11. 前記第2角度用画像は、前記所定の軸上の中心点を中心に放射状に配置された複数の直線を有する、
    請求項10に記載の角度情報取得方法。
  12. 前記所定画像は、画像形成面に形成されており、
    前記画像形成面は、前記距離画像センサに対向して配置されている、
    請求項3〜11のいずれか1項に記載の角度情報取得方法。
  13. 前記所定画像は、点が形成された画像形成面に対して、前記距離画像センサを動かすことによって形成される画像である、
    請求項3〜11のいずれか1項に記載の角度情報取得方法。
  14. 請求項3〜13のいずれか1項に記載の角度情報取得方法によって各々の前記画素の前記角度情報を取得した距離画像センサであって、
    対象物に対して光を投射する投光部と、
    前記対象物で反射した光を集光する受光レンズと、前記受光レンズを通過した光を受光する前記受光素子と、を有する受光部と、
    前記受光素子の前記画素ごとに前記対象物までの距離を算出する距離算出部と、
    各々の前記画素に対して取得した前記角度情報と、前記画素ごとに計測された前記距離を関連付けて記憶する記憶部を備えた、
    距離画像センサ。
  15. 前記画素ごとに計測された前記距離と前記画素に対して取得した前記角度情報を送信する送信部を更に備えた、請求項14に記載の距離画像センサ。
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