JP2020147638A - 光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 - Google Patents
光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020147638A JP2020147638A JP2019044221A JP2019044221A JP2020147638A JP 2020147638 A JP2020147638 A JP 2020147638A JP 2019044221 A JP2019044221 A JP 2019044221A JP 2019044221 A JP2019044221 A JP 2019044221A JP 2020147638 A JP2020147638 A JP 2020147638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer
- mass
- aromatic vinyl
- aromatic
- olefin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
Description
好ましくは、前記組成物(I)が、クロス共重合体(A)50〜85質量%と、ポリオレフィン系樹脂(B)15〜50質量%を含む、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記ポリオレフィン系樹脂(B)がポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂の少なくとも一方を含む、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記組成物(I)のゲル分が1質量%以上、50質量%以下である、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記組成物(I)が、クロス共重合体(A)以外のスチレン系熱可塑性エラストマー(C)を1〜20質量%含有する、前記記載の透過性シートである。
好ましくは、前記組成物(I)100質量部に対して、可塑剤(D)を1〜50質量部含有する、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記クロス共重合体(A)が、オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体鎖と芳香族ビニル化合物重合体鎖が芳香族ポリエン単量体単位を介して結合する構造を有しており、さらに以下の(1)〜(3)の条件を一種以上満足する共重合体である、前記記載の光透過性シートである。(1)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の芳香族ビニル化合物単量体単位の含量が10〜30モル%、芳香族ポリエン単量体単位の含量が0.01モル%以上0.5モル%以下、残部がオレフィン単量体単位の含量であるである。(2)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の重量平均分子量が5万以上30万以下、分子量分布(Mw/Mn)が1.8以上6以下であるである。(3)クロス共重合体中に含まれるオレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の含量が60〜95質量%の範囲にあるである。
好ましくは、前記クロス共重合体(A)のオレフィンは、エチレンである、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記クロス共重合体(A)が、芳香族ビニル単量体単位の含量が10〜30モル%であるオレフィン−芳香族ビニル−芳香族ポリエン共重合体70〜95質量%と、芳香族ビニル単量体単位からなる芳香族ビニル重合体を5〜30質量%とを含み、前記オレフィン−芳香族ビニル−芳香族ポリエン共重合体と前記芳香族ビニル重合体とが実質的に溶媒分別で分離できない、前記記載の光透過性シートである。
好ましくは、前記記載のシートを含む多層シートである。
好ましくは、前記記載のシートの下に発光部材を備える照明装置である。
好ましくは、前記記載のシート又は前記記載の照明装置を使用した自動車内装部材である。
本発明の光透過性シートは、クロス共重合体(A)を含有する熱可塑性エラストマー組成物(I)に、着色剤を配合して光学濃度(OD値)を0.5以上、3.0以下としたものである。
着色剤としては、光透過性シートを着色可能な任意の顔料や染料を用いることができる。本発明は、光透過性シートの光学濃度(OD値)が0.5以上3.0以下となるように着色剤を配合することを特徴としている。OD値が0.5以上であればシート裏側の発光部材非点灯時でも、裏地が透けず一般的な表皮に見えるため、外観に優れる。OD値が3.0以下であればシート裏側の発光部材点灯時に遮光層による意匠の浮かびあがりが明確となり、外観に優れる。従って、光透過性シートのOD値を0.5以上3.0以下にすることによって、点灯時意匠呈示機能を実現することが可能になる。OD値は、好ましくは1.0〜2.5であり、さらに好ましくは、1.1〜2.0である。この場合に、外観がさらに良好になるからである。
組成物(I)は、クロス共重合体(A)を含有する。クロス共重合体(A)は、耐傷付性、耐熱性、及び耐油性等が優れているので、クロス共重合体(A)を含有する組成物(I)を用いて光透過性シートを構成することによって、点灯時意匠呈示機能を長期に渡って維持することが可能になる。
クロス共重合体(A)としては、ポリマー主鎖と他のポリマー鎖がクロス結合したものであれば任意に使用できる。好ましい実施形態においては、クロス共重合体(A)が、オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体鎖と芳香族ビニル化合物重合体鎖とが結合した構造を有してよい。さらに好ましい実施形態においては、クロス共重合体(A)が、オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体鎖と芳香族ビニル化合物重合体鎖とが、芳香族ポリエン単量体単位を介して結合した構造を有してよい。
(1)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の芳香族ビニル化合物単量体単位の含量が10〜30モル%、より好ましくは12〜28モル%、さらに好ましくは15〜25モル%、芳香族ポリエン単量体単位の含量が0.01モル%以上0.5モル%以下、より好ましくは0.01モル%以上0.4モル%以下、さらに好ましくは0.02モル%以上0.1モル%以下、残部がオレフィン単量体単位の含量である。
(2)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の重量平均分子量が5万以上30万以下、分子量分布(Mw/Mn)が1.8以上6以下、より好ましくは1.8以上5以下、さらに好ましくは1.8以上4以下である。
(3)クロス共重合体中に含まれるオレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の含量が60〜95質量%、より好ましくは65〜90質量%、さらに好ましくは70〜95質量%の範囲にある。
組成物(I)は、好ましくは、ポリオレフィン系樹脂(B)を含有する。これによって、組成物の耐熱性、及び耐油性が向上する。好ましくは、クロス共重合体(A)50〜85質量%と、ポリオレフィン系樹脂(B)15〜50質量%を含む。クロス共重合体(A)が50質量%未満では、得られる組成物の軟質性が不足する場合があり、85質量%より多い場合は、耐熱性や耐油性が不足する場合がある。
組成物(I)は、好ましくは、クロス共重合体(A)以外のスチレン系熱可塑性エラストマー(C)を1〜20質量%含有する。これによって、光透過性シートの軟質性を向上させることができる。エラストマー(C)としては例えば、スチレン部分を含んだ熱可塑性エラストマーを使用できる。一例として、クラレ社から販売されている「セプトン」シリーズ(SEP、SEPS、SEEPS、SEBS、SEEPS−OH)などを使用可能である。
組成物(I)は、好ましくは、組成物(I)100質量部に対して、可塑剤(D)を1〜50質量部含有する。これによって、光透過性シートの軟質性を向上させることができる。また、エラストマー(C)と可塑剤(D)を併用することによって、ブリードアウトを防ぎながら軟質性を向上させることができる。
組成物(I)は、組成物(I)を構成する成分を配合して公知の方法で混練して製造することができる。この際に、架橋剤や架橋助剤を使用し、動的架橋(動的加硫)を行っても良いし、これらを用いずに単に混練して組成物を製造しても良い。
組成物(I)を用いた光透過性シートは、単層シートであっても良く、あるいは多層シートであっても良い。多層シートの場合は、他の樹脂成分からなる層をさらに有する多層であってもよいし、あるいは組成物(I)からなる層のみからなる多層であってもよい。
表1〜2の原料を、表3〜表4に示す配合でヘンシェルミキサーにて1分間混合した。得られた混合物を、二軸押出機(東芝機械社製TEM35B)を用いて、樹脂温度220℃、スクリュー回転数170rpm、滞留時間120秒で混練し、ダイよりストランド状に押し出し、カッティングすることによって、着色剤が配合された熱可塑性エラストマー組成物(I)を得た。
表1に記載のクロス共重合体は、国際公開第2000/37517号、国際公開第2007/139116号、特開2009−120792号公報に記載の実施例あるいは比較例の製造方法で製造したもので、下記組成は、同様にこれら公報記載の方法で求めた。つまり、クロス共重合体やエチレン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体中の組成、すなわちエチレン、芳香族ビニル化合物の含量や芳香族ビニル化合物重合体の含量は、1H−NMR(プロトンNMR)により求めた。また、エチレン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体中の芳香族ポリエンの含量は、重合時に仕込んだ芳香族ポリエン量と、配位重合終了後にサンプリングした重合液のガスクロマトグラフ分析から求めた未反応芳香族ポリエン量の差から重合に使用された芳香族ポリエン量を求め、重合により得られた共重合体の量と比較することで算出した。重合液中の分子量はGPC測定により求めた。ポリスチレン鎖の重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)は、溶媒分別により分離された、芳香族ビニル化合物重合体のGPC測定により求めた。
<GPC測定条件>
装置名:HLC−8220(東ソー社製)
カラム:Shodex GPC KF−404HQを4本直列
温度:40℃
検出:示差屈折率
溶媒:テトラヒドロフラン
検量線:標準ポリスチレン(PS)を用いて作製した。
その他の原料は表2に示したとおりである。
表3〜表4に示す組成の組成物(I)を用いて、以下で説明する物性評価用試料を用いて、光透過性シートとしての各種評価を行った。その結果を表3〜表4に示す。
物性評価用の試料としては、鏡面金型(STAVAX製)を用いて、加熱プレス法(200℃、時間5分、圧力50kg/cm2)により、実施例・比較例の組成物を成形した厚さ0.3mm、0.6mm、1mmの正方形鏡面プレスシートを用いた。また、片面シボ付き鏡面プレスシートとしては、シボ金型を用い、シート片面に同様の加熱プレス法によりシボ模様を付与した、厚さ0.6mmの片面シボ付き鏡面プレスシートを用いた。
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの正方形鏡面プレスシートを、JIS K7136に準拠し、ヘーズメーター(日本電色工業社製NDH−1001DP型)を用いて全光線透過率(T)を測定した。この全光線透過率(T)を用いて、式(1)にてOD値を算出した。
厚さ0.3mm又は0.6mmの片面シボ付き鏡面プレスシートを、幅1mm長さ3mmに裁断し、0.2g分を140℃のキシレン中8時間浸漬し、不溶分を200メッシュ金属網フィルターで濾別し、その乾燥重量から、キシレン不溶ゲル分を質量%として算出した。
JIS K6253−3:2012に準拠して、タイプAのデュロメータ硬度を用いて瞬間値の硬度を求めた。試験片として1mm厚正方形鏡面プレスシートを6枚重ねて使用した。値が小さいほど、軟質性が良好であることを意味する。
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺20mmの片面シボ付き鏡面プレスシートを、流動パラフィン(カネダ社製ハイコールK−350)が4g入った60mLプラスチック瓶にシボ面を上にして浸漬させ、23℃で7日間放置した。試験後のプレスシートを取り出して流動パラフィンを拭き取り目視確認を行い、外観変化を以下の評価基準で分類した。
3級:まったく認められない
2級:わずかに認められるが、ほとんど目立たない
1級:明らかに認められる
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの片面シボ付き鏡面プレスシートを、110℃で120時間放置後、プレスシートシボ面の60°光沢値を測定し、試験前光沢値と比較してプレスシートシボ面の光沢変化値を算出した。値が小さいほど、耐熱性が良好であることを意味する。
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの片面シボ付き鏡面プレスシートの鏡面側に、直径1.0mmボールチップ(超硬性)を有するエリクセン社製引掻き式硬度計「318S」型を使用し、荷重3Nにて3cm以上の傷を引いた。傷の中央部分(プレスシートの中央線と交わる部分)の溝の深さを、表面粗さ測定器(小阪研究所社製サーフコーダET4000AK)を用いて測定した。値が小さいほど、耐傷付性が良好であることを意味する。
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの正方形鏡面プレスシートを、一辺50mmの白色コピー用紙の上に置き、コピー用紙に印刷されたArialフォントのアルファベット文字(A〜Z)が透過して見えるかを目視確認し、以下の評価基準で分類した。
3級:まったく見えない
2級:うっすらと見えるが、アルファベット文字が識別できない
1級:明確に見え、アルファベット文字が識別できる
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの正方形鏡面プレスシートを、デジタル指示調節計(YOKOGAWA社製UT321)の表示盤の上に置き、赤色LEDにより表示された数字(0〜9)が透過して見えるかを目視確認し、以下の評価基準で分類した。
3級:明確に見え、数字が識別できる
2級:うっすらと見え、数字が識別できる
1級:まったく見えない、もしくは見えても数字が識別できない
厚さ0.3mm又は0.6mm、一辺50mmの片面シボ付き鏡面プレスシートについて、耐傷付性試験、耐熱性試験、耐油性試験をすべて実施した。試験後のプレスシートを用いて、上記の透過性試験を行い、同様の基準で評価した。
実施例13で得られた熱可塑性エラストマー組成物を、ダイス温度200℃に設定したTダイ付き押出シート成形機で押出し、実施例20に係るシートを得た。このシートの厚みは0.6mmであった。得られたシートを、ポリカーボネート系樹脂を材料とするインパネ型を用いて、シート表面の温度が110℃の条件で真空成形を行い、インパネ型の一箇所の裏側に遮光層と発光部材を設置して、自動車内装部材を得た。その評価基準、結果を表5に示す。
自動車内装部材の外観と、発光部材と遮光層による意匠の浮かびあがりを目視によって評価したところ、どちらも良好であった。
インパネ型の自動車内装部材について、80℃4時間〜−30℃2時間を1サイクルとして、10サイクルのヒートサイクル試験を実施した。試験後、インパネ型の自動車内装部材を常温で1時間以上放置した後に、無作為に5箇所指定した部分について、測色色差計(日本電色工業社製ZE−2000)を使用してL*、a*、b*を測定して平均値を基準値とした。試験前L*、a*、b*の平均値と比較して色差ΔEを算出した。なお、色差ΔE2.0以下を合格レベルとした。
インパネ型の自動車内装部材の表面に、ガラスクリーナー(HONDA社製純正品番08CBC−B010L1)を約0.4g/100cm2の塗布量となるように塗り伸ばした。80℃で48時間放置後、インパネ型の自動車内装部材の外観を目視確認し、変形、クラック、剥がれのないことを確認した。
インパネ型の自動車内装部材から直径約120mmの試験片を切り出し、その中央部に直径約6mmの穴を開け、テーバー式スクラッチテスター(テスター産業社製HA−201)を使用して、タングステンカーバイド製のカッターを取り付けて、回転数0.5rpm、荷重3Nの条件で3cm以上の傷を引いた。試験後の試験片について目視確認を行い、外観変化を以下の評価基準で分類した。なお、4級以上を合格とした。
5級:まったく認められない
4級:わずかに認められるがほとんど目立たない
3級:わずかではあるが明らかに認められる
2級:やや著しい
1級:かなり著しい
インパネ型の自動車内装部材について、JIS B7754に準拠して、キセノン耐候性試験機(東洋精機製作所社製アトラスCi4000)を使用して、ブラックパネル温度89℃、湿度50%RH、放射照度100W/m2、放射露光量75MJ/m2の条件で耐光試験を行った。試験後、インパネ型の自動車内装部材を常温で1時間以上放置した後に、無作為に5箇所指定した部分について、測色色差計(日本電色工業社製ZE−2000)を使用してL*、a*、b*を測定して平均値を基準値とした。試験前L*、a*、b*の平均値と比較して色差ΔEを算出した。なお、色差ΔE2.0以下を合格レベルとした。
Claims (12)
- クロス共重合体(A)を含有する熱可塑性エラストマー組成物(I)に、着色剤を配合して光学濃度(OD値)を0.5以上、3.0以下とした光透過性シート。
- 前記組成物(I)が、クロス共重合体(A)50〜85質量%と、ポリオレフィン系樹脂(B)15〜50質量%を含む、請求項1に記載の光透過性シート。
- 前記ポリオレフィン系樹脂(B)がポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂の少なくとも一方を含む、請求項2に記載の光透過性シート。
- 前記組成物(I)のゲル分が1質量%以上、50質量%以下である、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の光透過性シート。
- 前記組成物(I)が、クロス共重合体(A)以外のスチレン系熱可塑性エラストマー(C)を1〜20質量%含有する、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の透過性シート。
- 前記組成物(I)100質量部に対して、可塑剤(D)を1〜50質量部含有する、請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の光透過性シート。
- 前記クロス共重合体(A)が、オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体鎖と芳香族ビニル化合物重合体鎖が芳香族ポリエン単量体単位を介して結合する構造を有しており、さらに以下の(1)〜(3)の条件を一種以上満足する共重合体である、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の光透過性シート。
(1)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の芳香族ビニル化合物単量体単位の含量が10〜30モル%、芳香族ポリエン単量体単位の含量が0.01モル%以上0.5モル%以下、残部がオレフィン単量体単位の含量である。
(2)オレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の重量平均分子量が5万以上30万以下、分子量分布(Mw/Mn)が1.8以上6以下である。
(3)クロス共重合体中に含まれるオレフィン−芳香族ビニル化合物−芳香族ポリエン共重合体の含量が60〜95質量%の範囲にある。 - 前記クロス共重合体(A)のオレフィンは、エチレンである、請求項7に記載の光透過性シート。
- 前記クロス共重合体(A)が、芳香族ビニル単量体単位の含量が10〜30モル%であるオレフィン−芳香族ビニル−芳香族ポリエン共重合体70〜95質量%と、芳香族ビニル単量体単位からなる芳香族ビニル重合体を5〜30質量%とを含み、前記オレフィン−芳香族ビニル−芳香族ポリエン共重合体と前記芳香族ビニル重合体とが実質的に溶媒分別で分離できない、請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の光透過性シート。
- 請求項1〜請求項9の何れか1つに記載のシートを含む多層シート。
- 請求項1〜請求項10の何れか1つに記載のシートの下に発光部材を備える照明装置。
- 請求項1〜請求項10の何れか1つに記載のシート又は請求項11に記載の照明装置を使用した自動車内装部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044221A JP7165078B2 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | 光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044221A JP7165078B2 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | 光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020147638A true JP2020147638A (ja) | 2020-09-17 |
JP7165078B2 JP7165078B2 (ja) | 2022-11-02 |
Family
ID=72431708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019044221A Active JP7165078B2 (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | 光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7165078B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002029016A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Toyobo Co Ltd | 白色積層ポリエステル系フィルム |
JP2002265641A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 熱収縮性フィルム |
JP2007030358A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 自動車内装材用ポリエステルフィルム |
WO2007139116A1 (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | クロス共重合体の製造方法、得られるクロス共重合体、及びその用途 |
JP2009155427A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 光ダクト用白色フィルム |
JP2010505983A (ja) * | 2006-10-03 | 2010-02-25 | アグファ−ゲバルト | 非透明微小空洞含有自己支持性フィルムの製造方法 |
JP2012084842A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-04-26 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 封止材一体型裏面保護シート |
JP2016081817A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 株式会社クラレ | 光透過性皮革調シート、皮革調発光シート、及び皮革調発光ベルト |
WO2016136534A1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | デンカ株式会社 | ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いた成形体 |
-
2019
- 2019-03-11 JP JP2019044221A patent/JP7165078B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002029016A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Toyobo Co Ltd | 白色積層ポリエステル系フィルム |
JP2002265641A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 熱収縮性フィルム |
JP2007030358A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 自動車内装材用ポリエステルフィルム |
WO2007139116A1 (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | クロス共重合体の製造方法、得られるクロス共重合体、及びその用途 |
JP2010505983A (ja) * | 2006-10-03 | 2010-02-25 | アグファ−ゲバルト | 非透明微小空洞含有自己支持性フィルムの製造方法 |
JP2009155427A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 光ダクト用白色フィルム |
JP2012084842A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-04-26 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 封止材一体型裏面保護シート |
JP2016081817A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 株式会社クラレ | 光透過性皮革調シート、皮革調発光シート、及び皮革調発光ベルト |
WO2016136534A1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | デンカ株式会社 | ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いた成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7165078B2 (ja) | 2022-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102427913B1 (ko) | 수지 조성물 및 그 제조 방법, 성형체, 필름 그리고 물품 | |
AU739649B2 (en) | Soft elastomeric thermoplastic polyolefin compositions | |
KR101097071B1 (ko) | 블록 공중합체 수소첨가물, 또는 그 시트, 필름 | |
TW201529683A (zh) | 丙烯酸樹脂薄膜 | |
EP1920001A1 (en) | Molding-compositions composed of filler-reinforced thermoplastic material with very good scratch resistance and soft-touch feel | |
KR20130020898A (ko) | 열가소성 엘라스토머 조성물 및 그 성형품 | |
JP5736529B2 (ja) | 熱可塑性重合体組成物、シートまたはフィルム、および複層フィルム | |
KR20000029586A (ko) | 폴리프로필렌수지조성물및자동차내부트림부품 | |
JPWO2016136534A1 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いた成形体 | |
JP7282903B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2020147638A (ja) | 光透過性シート、多層シート、照明装置、自動車内装部材 | |
JP2009132765A (ja) | シームレスインストルメントパネル用樹脂組成物およびその用途 | |
JP2007039662A (ja) | ブロック共重合体水添物組成物、そのシート・フィルム及び熱収縮性フィルム | |
WO2020045082A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物およびその製造方法 | |
JP7166433B2 (ja) | 水添ブロック共重合体 | |
US20020119268A1 (en) | Air bag housing cover | |
JP2005146013A (ja) | 自動車外装用樹脂組成物およびその用途 | |
JP2006137888A (ja) | 光輝材含有樹脂組成物 | |
JPWO2021024369A1 (ja) | 射出成形品および靴 | |
JP2007008984A (ja) | ブロック共重合体水添物、ブロック共重合体水添物組成物及びそれらの熱収縮性フィルム | |
JP2006307025A (ja) | 合成紙 | |
JP2016085403A (ja) | 透光性光拡散シート | |
JP2023124817A (ja) | ポリスチレン系樹脂シート及び包装体 | |
JP2006307024A (ja) | ひねり包装用フィルム | |
JP6485063B2 (ja) | 積層体、成形体及び日用品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7165078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |